JP5029180B2 - Sc光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、SC光源装置に関するものである。
近年、工業,薬品および食品等における異物検査や医療における診断が、近赤外領域の光の照射により為される事例が増加してきている。前者の異物検査では、可視領域では難しかった素材の識別が近赤外光により容易となり、また、後者の診断では、近赤外光が血液を透過することから生体内(in vivo)での診断が可能となる等、近赤外光の使用には優れた点がある。
このように近赤外光を用いて検査や診断を高精度で行うには、近赤外領域の光をハイパワーで出力する光源装置が必要である。また、様々な検査・診断を行うには、多波長を有する或いは波長が分布している広帯域の白色光を出力することができる白色光源装置が望まれる。
このような近赤外領域の白色光をハイパワーで出力することができる白色光源装置として、スーパーコンティニウム(supercontinuum,SC)光を出力するSC光源装置が注目されている(特許文献1参照)。SCは、短パルス光が非線形光学媒体を伝搬する際に生じる非線形光学現象により、該パルス光に対して帯域幅が十倍〜数百倍にまで広がった光(SC光)が発生する現象である。
特に、光通信で用いられる波長域(具体的には、1.3μm帯、1.55μm帯)でフェムト秒またはピコ秒のパルス幅を持つパルス光を発生させるパルス光源と、このパルス光が入力されてSC光を発生する高非線形性光ファイバと、を備えるSC光源装置が知られている。このように構成されるSC光源装置は、比較的安価な材料で1000nmから2000nm以上に及ぶ超広帯域のSC光を発生させることが可能である。
なお、同じく広帯域光を出力することができる光源装置としてハロゲンランプが知られている。しかし、ハロゲンランプと比較して、SC光源装置は、高いスペクトル密度を有するので、測定対象成分の微小な差異を判別するのに有用である。
特開平10−90737号公報
フェムト秒またはピコ秒のパルス幅を持つパルス光を発生させるパルス光源として、Qスイッチやモード同期を用いたものが知られている。しかし、このようなパルス光源は、利得と吸収とのバランスで成り立っているので、温度等の外部環境が揺らいでいる場合に発振波長や強度が不安定になりやすい。また、このようなパルス光源は、外部環境に変動がない場合であっても、例えば駆動開始の当初には、励起光源等の電流消費により内部温度が徐々に上昇するので、出力パワーが一定レベルに収束するのに一定時間を要することがある。
一方、パルス光が入力された高非線形性光ファイバで発生するSC光はスペクトルが広がった広帯域のものであるが、その広がり方は一様ではなく、SC光の各波長成分には強度差が存在する。強度差の指標として、利用帯域における全体的な強度差としての非平坦度(図8(a))と、局所的な強度差としてのリプル(図8(b))とがある。前者が大きいと計測におけるダイナミックレンジを狭めることになり、後者が大きいと強度揺らぎを増大させる要因となる。
それ故、SC光源装置を実用化するためには、パルス光源から出力されるパルス光の波長や強度の揺らぎの影響を抑えつつ平坦なスペクトルを有する光を出力させるための機構が必要となる。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、外部環境による影響を抑制して良質なスペクトルを有するSC光を出力することができるSC光源装置を提供することを目的とする。
本発明に係るSC光源装置は、(1) パルス光を周期的に出力するパルス光源と、(2) パルス光源から出力されるパルス光が入力されてSC光を出力する非線形光学媒体と、(3)パルス光源から出力されて非線形光学媒体へ入力されるパルス光の強度を調整する入力光強度調整手段と、(4) 非線形光学媒体へ入力されるパルス光の強度を測定する入力光強度測定手段と、(5)非線形光学媒体から出力されるSC光の特定波長帯域における強度平坦度を測定する出力光強度平坦度測定手段と、(6) 入力光強度測定手段により測定されたパルス光強度および出力光強度平坦度測定手段により測定された出力光強度平坦度に基づいて、入力光強度調整手段によるパルス光の強度調整を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るSC光源装置では、パルス光源から周期的に出力されるパルス光は、入力光強度調整手段により強度が調整された後に、非線形光学媒体に入力される。この非線形光学媒体において、パルス光が伝搬する際に生じる非線形光学現象により、該パルス光に対して帯域幅が拡大されたSC光が発生する。非線形光学媒体へ入力されるパルス光の強度が、入力光強度測定手段により入力される。また、非線形光学媒体から出力されるSC光の特定波長帯域における強度平坦度が、出力光強度平坦度測定手段により測定される。そして、制御部により、入力光強度測定手段により測定されたパルス光強度および出力光強度平坦度測定手段により測定された出力光強度平坦度に基づいて、入力光強度調整手段によるパルス光の強度調整が制御される。
本発明に係るSC光源装置では、入力光強度調整手段は、パルス光源と非線形光学媒体との間の光路上に設けられた可変光減衰器を含むのが好ましい。非線形光学媒体または非線形光学媒体を収納する筐体を加熱または冷却する温度調整器を温度調整手段としてさらに備え、制御部は、出力光強度平坦度測定手段により測定された出力光強度平坦度に基づいて、温度調整手段による非線形光学媒体の温度調整を制御するのが好ましい。また、出力光強度平坦度測定手段は、非線形光学媒体から出力されるSC光の一部を分岐する光分岐部と、光分岐部により分岐された光のうち1波長または複数波長の光の強度を検出する光検出器とを含み、光検出器による検出結果に基づいて特定波長帯域における強度平坦度を解析するのが好ましい。
本発明に係るSC光源装置は、非線形光学媒体から出力されるSC光が入力され、そのSC光の強度を調整して出力する出力光強度調整手段を更に備えるのが好ましい。この場合、非線形光学媒体から出力されるSC光は、出力光強度調整手段により強度が調整された後に、SC光源装置の出力光となる。
本発明に係るSC光源装置は、パルス光源から出力されるパルス光を導いて非線形光学媒体へ入力させる偏波保持型の光導波路を更に備えるのが好ましい。この場合、パルス光源から出力されるパルス光は、偏波保持型の光導波路を経て、偏波状態が保持されたまま非線形光学媒体に入力される。
本発明に係るSC光源装置は、パルス光源と非線形光学媒体との間の光路上に設けられ、非線形光学媒体に入力されるパルス光の偏波状態を調整する偏波調整手段と、非線形光学媒体に入力されるパルス光または非線形光学媒体から出力されるSC光の偏波状態を測定する偏波測定手段と、を更に備えるのが好ましい。この場合、パルス光源から出力されるパルス光は、偏波調整手段により偏波状態が調整された後に、非線形光学媒体に入力される。また、非線形光学媒体に入力されるパルス光または非線形光学媒体から出力されるSC光の偏波状態は偏波測定手段により測定される。
本発明に係るSC光源装置は、外部環境による影響を抑制して、良質なスペクトルを有するSC光を出力することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
先ず、本発明に係るSC光源装置の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係るSC光源装置1の構成図である。この図に示されるSC光源装置1は、パルス光源10、入力光強度調整手段としての可変光減衰器20、入力光強度測定手段30、非線形光学媒体としての高非線形性光ファイバ40、温度調整手段50、出力光強度調整手段としての可変光減衰器60、出力光強度平坦度測定手段70、および、制御部80を備える。
パルス光源10は、フェムト秒またはピコ秒のパルス幅を持つパルス光を周期的に出力する。可変光減衰器20は、パルス光源10から出力されて高非線形性光ファイバ40へ入力されるパルス光の強度を調整するものであり、光減衰量が可変である。
入力光強度測定手段30は、高非線形性光ファイバ40へ入力されるパルス光の強度を測定するものであり、光カプラ31および光検出器32を含む。光カプラ31は、可変光減衰器20から出力されて到達したパルス光の一部を分岐して光検出器32へ出力し、残部を高非線形性光ファイバ40へ出力する。光検出器32は、光カプラ31により分岐されて到達したパルス光を受光し、その受光強度に応じた値の電気信号を制御部80へ出力する。
高非線形性光ファイバ40は、パルス光源10から出力されて可変光減衰器20および光カプラ31を経たパルス光が入力される。高非線形性光ファイバ40は、そのパルス光が伝搬する際に生じる非線形光学現象により、該パルス光に対して帯域幅が十倍〜数百倍にまで広がったSC光を発生させて、そのSC光を出力する。例えば、パルス光源10から出力されて高非線形性光ファイバ40に入力されるパルス光の波長は1.3μm帯または1.55μm帯であり、高非線形性光ファイバ40から出力されるSC光のスペクトルは900〜2500nmの帯域内にあるのが好ましい。
温度調整手段50は、高非線形性光ファイバ40の温度を調整する。温度調整手段50は、高非線形性光ファイバ40または高非線形性光ファイバ40を収納する筐体を加熱または冷却する温度調整器を含むのが好ましい。また、この温度調整器はヒータやペルチエ素子を含むのが好ましい。
可変光減衰器60は、高非線形性光ファイバ40から出力されるSC光が入力され、そのSC光の強度を調整して出力するものであり、光減衰量が可変である。高非線形性光ファイバ40の出力SC光のスペクトルの最大強度に対して−10dB以内である波長帯域の幅が、可変光減衰器60への入力時と比較して可変光減衰器60からの出力時に拡大するよう、可変光減衰器60の減衰率が設定されているのが好ましい。
出力光強度平坦度測定手段70は、高非線形性光ファイバ40から出力されて可変光減衰器60を経たSC光の特定波長帯域における強度平坦度を測定するものであり、光カプラ71,光検出器72および光フィルタ73を含む。光カプラ71は、可変光減衰器60から出力されて到達したSC光の一部を分岐して光フィルタ73へ出力し、残部をSC光源装置1の出力光として外部へ出力する。光フィルタ73は、光カプラ71により分岐されて到達したSC光を入力し、そのSC光の特定波長域の成分を選択的に透過させる。光検出器72は、光フィルタ73により透過されて出力された光を受光し、その受光強度に応じた値の電気信号を制御部80へ出力する。
制御部80は、光検出器32から出力される電気信号を入力して、この電気信号の値に基づいて、高非線形性光ファイバ40に入力されるパルス光の強度を検知する。また、制御部80は、光検出器72から出力される電気信号を入力して、この電気信号の値に基づいて、高非線形性光ファイバ40から出力されるSC光の特定波長帯域における強度平坦度を解析する。そして、制御部80は、これら入力光強度または出力光強度平坦度に基づいて、可変光減衰器20によるパルス光の強度調整を制御し、温度調整手段50による高非線形性光ファイバ40の温度調整を制御し、また、可変光減衰器60によるSC光の強度調整を制御する。
次に、本実施形態に係るSC光源装置1の動作について説明する。パルス光源10から出力されたパルス光は、可変光減衰器20により強度が調整された後、光カプラ31を経て高非線形性光ファイバ40の入射端に入力される。パルス光が入力された高非線形性光ファイバ40では、そのパルス光が伝搬する際に生じる非線形光学現象により、該パルス光に対して帯域幅が十倍〜数百倍にまで広がったSC光が発生し、そのSC光が出射端から出力される。高非線形性光ファイバ40の出射端から出力されたSC光は、可変光減衰器60により強度が調整された後、光カプラ71を経て、SC光源装置1の出力光とされる。
パルス光源10から出力されて可変光減衰器20により強度調整されたパルス光の一部は、光カプラ31により分岐されて、光検出器32により受光される。その受光強度に応じた値の電気信号が、光検出器32から出力されて制御部80に入力される。この光検出器32から出力される電気信号は、高非線形性光ファイバ40の入射端に入力されるパルス光の強度を表すものである。
高非線形性光ファイバ40の出射端から出力されて可変光減衰器60により強度調整されたSC光の一部は、光カプラ71により分岐され、そのうちの特定波長域の成分が選択的に光フィルタ73を透過して光検出器72により受光される。その受光強度に応じた値の電気信号が、光検出器72から出力されて制御部80に入力される。この光検出器72から出力される電気信号は、高非線形性光ファイバ40から出力されて可変光減衰器60を経たSC光の特定波長帯域における強度平坦度を表すものである。
光検出器32および光検出器72それぞれから出力される電気信号は、制御部80に入力される。この制御部80により、光検出器32から出力された電気信号の値に基づいて、高非線形性光ファイバ40に入力されるパルス光の強度が検知され、また、光検出器72から出力された電気信号の値に基づいて、高非線形性光ファイバ40から出力されるSC光の特定波長帯域における強度平坦度が解析される。そして、制御部80により、これら入力光強度または出力光強度平坦度に基づいて、可変光減衰器20によるパルス光の強度調整が制御され、温度調整手段50による高非線形性光ファイバ40の温度調整が制御され、また、可変光減衰器60によるSC光の強度調整が制御される。
次に、可変光減衰器20によるパルス光の強度調整に対する制御部80による制御について更に詳細に説明する。制御部80により、光検出器32から出力された電気信号に基づいて得られる入力パルス光強度が一定になるように、可変光減衰器20の減衰度が調整される。これにより、パルス光源10から出力されるパルス光の時間的な強度変動が可変光減衰器20の減衰により補償されて、高非線形性光ファイバ40に入力されるパルス光の強度が一定に維持される。
また、高非線形性光ファイバ40に入力されるパルス光の強度変動により、高非線形性光ファイバ40から出力されるSC光のスペクトル形状が変動する。そこで、制御部80により、光検出器72から出力された電気信号に基づいて得られる出力SC光の強度平坦度が良好な状態になるように、可変光減衰器20の減衰度が調整される。
さらに、高非線形性光ファイバ40に入力されるパルス光の強度変動により、高非線形性光ファイバ40から出力されるSC光のスペクトル形状だけでなく帯域も変動する。そこで、制御部80により、光検出器72から出力された電気信号に基づいて得られる出力SC光の帯域が所望のものとなるようにし、また、信号雑音比が改善するように、可変光減衰器20の減衰度が調整される。
次に、温度調整手段50による高非線形性光ファイバ40の温度調整に対する制御部80による制御について更に詳細に説明する。高非線形性光ファイバ40に入力されるパルス光の波長変動により、高非線形性光ファイバ40から出力されるSC光のスペクトル形状が変動する。そこで、制御部80により、光検出器72から出力された電気信号に基づいて得られる出力SC光の強度平坦度が良好な一定状態になるように、温度調整手段50による高非線形性光ファイバ40の温度調整が制御されることが好ましい。この温度調整により、高非線形性光ファイバ40のゼロ分散波長が調整されて、入力パルス光の波長変動が出力SC光のスペクトル形状に与える影響が低減される。
また、高非線形性光ファイバ40のゼロ分散波長の変動は、出力SC光のリプルの形状にも変化を与える。そこで、制御部80により、光検出器72から出力された電気信号に基づいて得られる出力SC光のリプルが小さくなるように、温度調整手段50による高非線形性光ファイバ40の温度調整が制御されることも好ましい。
さらに、温度調整手段50は、高非線形性光ファイバ40または高非線形性光ファイバ40を収納する筐体を加熱または冷却する複数の温度調整器を含むのが好ましい。この場合、複数の温度調整器により高非線形性光ファイバ40の長手方向に沿った温度分布が調整されることにより、出力SC光のスペクトル形状の最適化が可能となる。
次に、可変光減衰器60によるSC光の強度調整に対する制御部80による制御について更に詳細に説明する。制御部80により可変光減衰器60の減衰量が調整されて、出力SC光の帯域全体の強度が一様に減衰することで、帯域が一定のまま、用途に適した強度のSC光が得られる。可変光減衰器60の減衰特性は、出力SC光の帯域の全体で減衰量が一様であることが好ましく、例えば、−30dBm/nm以上の連続的な領域を基準にして減衰量の偏差が3dB以下であることが好ましい。このような減衰特性を有する可変光減衰器60はMEMSデバイスにより実現され得る。
ただし、一方で、SC光のスペクトルがフラットネスの点で良好でない場合は、フラットネスを向上させるため、可変光減衰器60の減衰特性は、SC光のスペクトル形状の反対の波長特性を有しているのが望ましい。このような可変光減衰器60は、例えば、微量の粒子がドープされた素材が用いられたものであって、SC光で強度が高くなる波長領域において光を吸収するような特性を有するものが挙げられる。
次に、第1実施形態に係るSC光源装置1に含まれる出力光強度平坦度測定手段70の変形例である出力光強度平坦度測定手段70A〜70Cについて説明する。これら出力光強度平坦度測定手段70A〜70Cは、図1中の出力光強度平坦度測定手段70に替えて用いられ得るものである。
図2は、出力光強度平坦度測定手段70Aの構成図である。この図に示される出力光強度平坦度測定手段70Aは、光カプラ71,光検出器72〜72,光フィルタ73〜73および光カプラ74を含む。光カプラ71は、可変光減衰器60から出力されて到達したSC光の一部を分岐して光カプラ74へ出力し、残部をSC光源装置1の出力光として外部へ出力する。光カプラ74は、光カプラ71により分岐されて到達したSC光を入力し、そのSC光をN分岐して光フィルタ73〜73へ出力する。光フィルタ73〜73それぞれは、SC光の帯域に含まれ互いに異なる波長の光を選択的に透過させる。光検出器72は、光フィルタ73により透過されて出力された波長λの光を受光し、その受光強度に応じた値の電気信号を制御部80へ出力する。ここで、Nは2以上の整数であり、nは1以上N以下の各整数である。
図3は、出力光強度平坦度測定手段70Bの構成図である。この図に示される出力光強度平坦度測定手段70Bは、光カプラ71,光検出器72〜72および光分波器75を含む。光カプラ71は、可変光減衰器60から出力されて到達したSC光の一部を分岐して光分波器75へ出力し、残部をSC光源装置1の出力光として外部へ出力する。光分波器75は、光カプラ71により分岐されて到達したSC光を入力し、そのSC光を互いに異なる波長λ〜λに分波して、波長λの光を光検出器72へ出力する。光分波器75はAWG(Arrayed Waveguide Grating)であるのが好ましい。光検出器72は、光分波器75から出力された波長λの光を受光し、その受光強度に応じた値の電気信号を制御部80へ出力する。ここで、Nは2以上の整数であり、nは1以上N以下の各整数である。
図2,図3に示された出力光強度平坦度測定手段70A,70Bの何れにおいても、光検出器72から出力される電気信号は、高非線形性光ファイバ40から出力されて可変光減衰器60を経たSC光のうち波長λの光の強度を表すものである。したがって、制御部80においては、光検出器72〜72それぞれから出力された電気信号が入力されて、これらに基づいて、高非線形性光ファイバ40から出力されて可変光減衰器60を経たSC光のうち波長λ〜λそれぞれの光の強度が得られ、これらからSC光のスペクトルにおける非平坦度やリプルが測定され得る。
図4は、出力光強度平坦度測定手段70Cの構成図である。この図に示される出力光強度平坦度測定手段70Cは、光カプラ71,光検出器72,可変光フィルタ76および電気フィルタ77を含む。光カプラ71は、可変光減衰器60から出力されて到達したSC光の一部を分岐して可変光フィルタ76へ出力し、残部をSC光源装置1の出力光として外部へ出力する。可変光フィルタ76は、光カプラ71により分岐されて到達したSC光を入力し、そのSC光のうち特定波長成分を選択的に透過させて出力するものであって、その透過波長が可変である。可変光フィルタ76は、例えばファブリーペロー(Fabry-Perot)フィルタである。光検出器72は、可変光フィルタ76により透過されて出力された光を受光し、その受光強度に応じた値の電気信号を制御部80へ出力する。また、光検出器72と制御部80との間に設けられた電気フィルタ77は、光検出器72から出力される電気信号のうち特定周波数成分を選択的に透過させて制御部80へ出力する。
この出力光強度平坦度測定手段70Cでは、図5に示されるように、可変光フィルタ76の透過波長が繰り返し変調されることにより、光検出器72により受光される光の波長が変調される。光検出器72から出力される電気信号の値は、SC光のリプルやフラットネスに応じて変化する。したがって、制御部80においては、この電気信号の値の変化から、SC光のリプルやフラットネスが測定され得る。また、リプルは狭帯域での強度揺らぎであり、フラットネスは広帯域における強度揺らぎであることから、可変光フィルタ76の透過波長の変調振幅を変えることで、SC光スペクトル全体のフラットネスと局所的なリプルとを切り分けて把握することもできる。
さらに、上記のように可変光フィルタ76の透過波長を変調させた場合、SC光スペクトル全体のフラットネスと局所的なリプルとは揺らぎの周期が互いに異なることから、可変光フィルタ76の透過波長の変調振幅を変えることなく、光検出器72から出力される電気信号のうち低周波成分と高周波成分とを電気フィルタ77により抽出することで同様の切り分けが行える。上記の可変光減衰器20および温度調整手段50に、この出力光強度平坦度測定手段70Cを組み合わせることにより、比較的簡易な構成により安定度の高いSC光源装置を構築することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係るSC光源装置の第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態に係るSC光源装置2の構成図である。図1に示された第1実施形態に係るSC光源装置1の構成と比較すると、この図に示される第2実施形態に係るSC光源装置2は、入力光強度測定手段30に替えて入力光強度測定手段30Aを備える点で相違する。
第2実施形態における入力光強度測定手段30Aは、光カプラ31,光検出器32および光フィルタ33を含む。光カプラ31は、可変光減衰器20から出力されて到達したパルス光の一部を分岐して光フィルタ33へ出力し、残部を高非線形性光ファイバ40へ出力する。光フィルタ33は、光カプラ31により分岐されて到達したパルス光のうち特定波長成分を透過させて出力する。光検出器32は、光フィルタ33により透過されて出力された光を受光し、その受光強度に応じた値の電気信号を制御部80へ出力する。
特に、光フィルタ33は、パルス光源10から出力されるパルス光の波長を含む所定の波長域において波長に依存した透過率を有しており、例えば狭帯域の透過特性を有する。光フィルタ33から出力されて光検出器32により受光される光の強度は、パルス光源10から出力されるパルス光の波長に依存する。したがって、制御部80により、光検出器32から出力される電気信号の値から、パルス光源10から出力されるパルス光の波長が測定され得る。
(第3実施形態)
次に、本発明に係るSC光源装置の第3実施形態について説明する。図7は、第3実施形態に係るSC光源装置3の構成図である。図1に示された第1実施形態に係るSC光源装置1の構成と比較すると、この図に示される第3実施形態に係るSC光源装置3は、偏波調整手段90を更に備える点で相違し、入力光強度測定手段30に替えて入力光強度測定手段30Dを備える点で相違し、また、出力光強度平坦度測定手段70に替えて出力光強度平坦度測定手段70Dを備える点で相違する。
偏波調整手段90は、可変光減衰器20と入力光強度測定手段30Dとの間の光路上に設けられ、非線形光学媒体40に入力されるパルス光の偏波状態を調整する。
第3実施形態における入力光強度測定手段30Dは、光カプラ31,光検出器32および偏光子38を含む。光カプラ31は、偏波調整手段90から出力されて到達したパルス光の一部を分岐して偏光子38へ出力し、残部を高非線形性光ファイバ40へ出力する。偏光子38は、光カプラ31により分岐されて到達したパルス光のうち特定偏光成分を透過させて出力する。光検出器32は、偏光子38により透過されて出力された特定偏光成分の光を受光し、その受光強度に応じた値の電気信号を制御部80へ出力する。
第3実施形態における出力光強度平坦度測定手段70Dは、光カプラ71,光検出器72,光フィルタ73および偏光子78を含む。光カプラ71は、可変光減衰器60から出力されて到達したSC光の一部を分岐して光フィルタ73へ出力し、残部をSC光源装置1の出力光として外部へ出力する。光フィルタ73は、光カプラ71により分岐されて到達したSC光を入力し、そのSC光の特定波長域の成分を選択的に透過させる。偏光子78は、光フィルタ73により透過されて出力された光のうち特定偏光成分を透過させて出力する。光検出器72は、偏光子38により透過されて出力された特定偏光成分の光を受光し、その受光強度に応じた値の電気信号を制御部80へ出力する。
制御部80は、光検出器32および光検出器72それぞれから出力される電気信号の値に基づいて、偏波調整手段90におけるパルス光の偏波状態調整を制御する。このように、可変光減衰器20と入力光強度測定手段30Dとの間の光路上に偏波調整手段90が設けられ、入力光強度測定手段30Dにおいて光検出器32の前段に偏光子38が設けられ、また、出力光強度平坦度測定手段70Dにおいて光検出器72の前段に偏光子78が設けられる。このようして、光検出器32および光検出器72それぞれから出力される電気信号の値が一定になるように、偏波調整手段90におけるパルス光の偏波状態調整が制御されることにより、パルス光の偏波状態変動に因る出力SC光のスペクトルの変動が抑制され得る。
(その他の実施形態)
パルス光源10は、出力光のスペクトル形状を改善させる目的で、励起エネルギ(駆動電流量または励起光強度)を調整できるのが望ましい。また、パルス光源10は、外気の温度ゆらぎの影響を受けにくくするため、全体的に温度調整されるのが望ましい。
パルス光源10から高非線形性光ファイバ40に至るまでのパルス光伝搬部分は、温度ゆらぎの影響が緩和されるように、断熱性の高い素材(例えば熱伝導率が0.5W/m/Kより低い物質)で包まれるのが望ましい。
SC光の発生には、高非線形性光ファイバ40に入力されるパルス光の偏波状態も影響する。そこで、パルス光源10から高非線形性光ファイバ40に至るまでの伝送路部分および光非線形性光ファイバ40は、偏波保持型であることが望ましい。
第1実施形態に係るSC光源装置1の構成図である。 出力光強度平坦度測定手段70Aの構成図である。 出力光強度平坦度測定手段70Bの構成図である。 出力光強度平坦度測定手段70Cの構成図である。 出力光強度平坦度測定手段70Cの動作を説明する図である。 第2実施形態に係るSC光源装置2の構成図である。 第3実施形態に係るSC光源装置3の構成図である。 SC光のスペクトルにおける非平坦度およびリプルを説明する図である。
符号の説明
1〜3…SC光源装置、10…パルス光源、20…入力光強度調整手段(可変光減衰器)、30…入力光強度測定手段、31…光カプラ、32…光検出器、38…偏光子、40…非線形光学媒体(高非線形性光ファイバ)、50…温度調整手段、60…出力光強度調整手段(可変光減衰器)、70…出力光強度平坦度測定手段、71…光カプラ、72…光検出器、73…光フィルタ、74…光カプラ、75…光分波器、76…可変光フィルタ、77…電気フィルタ、78…偏光子、80…制御部、90…偏波調整手段。

Claims (7)

  1. パルス光を周期的に出力するパルス光源と、
    前記パルス光源から出力されるパルス光が入力されてSC光を出力する非線形光学媒体と、
    前記パルス光源から出力されて前記非線形光学媒体へ入力されるパルス光の強度を調整する入力光強度調整手段と、
    前記非線形光学媒体へ入力されるパルス光の強度を測定する入力光強度測定手段と、
    前記非線形光学媒体から出力されるSC光の特定波長帯域における強度平坦度を測定する出力光強度平坦度測定手段と、
    前記入力光強度測定手段により測定されたパルス光強度および前記出力光強度平坦度測定手段により測定された出力光強度平坦度に基づいて、前記入力光強度調整手段によるパルス光の強度調整を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするSC光源装置。
  2. 前記入力光強度調整手段が、前記パルス光源と前記非線形光学媒体との間の光路上に設けられた可変光減衰器を含む、ことを特徴とする請求項1記載のSC光源装置。
  3. 前記非線形光学媒体または前記非線形光学媒体を収納する筐体を加熱または冷却する温度調整器を温度調整手段としてさらに備え、
    前記制御部は、前記出力光強度平坦度測定手段により測定された出力光強度平坦度に基づいて、前記温度調整手段による前記非線形光学媒体の温度調整を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載のSC光源装置。
  4. 前記出力光強度平坦度測定手段が、
    前記非線形光学媒体から出力されるSC光の一部を分岐する光分岐部と、
    前記光分岐部により分岐された光のうち1波長または複数波長の光の強度を検出する光検出器と、
    を含み、
    前記光検出器による検出結果に基づいて前記特定波長帯域における強度平坦度を解析することを特徴とする請求項1記載のSC光源装置。
  5. 前記非線形光学媒体から出力されるSC光が入力され、そのSC光の強度を調整して出力する出力光強度調整手段を更に備える、ことを特徴とする請求項1記載のSC光源装置。
  6. 前記パルス光源から出力されるパルス光を導いて前記非線形光学媒体へ入力させる偏波保持型の光導波路を更に備える、ことを特徴とする請求項1記載のSC光源装置。
  7. 前記パルス光源と前記非線形光学媒体との間の光路上に設けられ、前記非線形光学媒体に入力されるパルス光の偏波状態を調整する偏波調整手段と、
    前記非線形光学媒体に入力されるパルス光または前記非線形光学媒体から出力されるSC光の偏波状態を測定する偏波測定手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載のSC光源装置。
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