JP2007193230A - 光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】SC光パルス列の繰り返し周波数を可変にできる光源装置を提供する。
【解決手段】光源装置1aは、パルス幅が数フェムト秒といった超短パルス光である光パルス列P1を出射するパルス光源2と、パルス光源2に光結合され、光パルス列P1を受けてSC光パルス列P2を出射する光ファイバ11と、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を可変にするための時分割多重処理部3とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スーパーコンティニューム光(SC光)を出力するための光源装置に関するものである。
広帯域光源のひとつであるSC光源は、その高出力性、広帯域性、スペクトル平坦性などから、様々な応用分野への重要光源として期待されている。このようなSC光源装置として様々な構成のものが提案されているが、光ファイバ内で生成させる構成は、簡便であり、相互作用長を容易に長くでき、且つスペクトル制御も容易であることから、一般的に広く用いられている。
なお、このようなSC光源装置としては、例えば特許文献1に記載されたコヒーレント広帯域光源や、非特許文献1に記載された広帯域近赤外パルスレーザ光源がある。
特開平11−160744号公報 奥野他5名、「光ファイバーの非線形性を応用した広帯域近赤外パルスレーザ光源」、第21回近赤外フォーラム講演要旨集、近赤外研究会、2005年11月、p.173
一般的に、光ファイバを用いたSC光の生成は、光ファイバに強いパルス光(種パルス光)を入射することにより実現される。そして、光ファイバから出射されるSC光もパルス状となり、その繰り返し周波数は、種パルス光の繰り返し周波数と一致する。このような周期的なパルス状のSC光は、例えば被測定対象物の蛍光寿命の波長依存性を調べる際などに用いられる。特に、繰り返し周波数が100MHz以下であれば種パルス光の一パルスあたりのエネルギーを容易に大きくできるので、例えば帯域幅500nmといった極めて広帯域なSC光が容易に得られ、蛍光寿命の波長依存性を調べる際に好適である。しかし、このような場合、パルスの繰り返し周波数が固定されていると、様々な被測定対象物の蛍光寿命の長さに応じた周期でSC光を照射することができないため、測定精度や測定効率が低く抑えられることとなる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、SC光パルス列の繰り返し周波数を可変にできる光源装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の光源装置は、光パルス列を出射する種光源と、種光源に光結合され、光パルス列を受けてスーパーコンティニューム光(SC光)を含むSC光パルス列を出射する光ファイバと、SC光パルス列の繰り返し周波数を可変にするための周波数可変手段とを備えることを特徴とする。
上記した第1の光源装置によれば、周波数可変手段によって、SC光パルス列の繰り返し周波数を可変にできる。これにより、例えば被測定対象物の蛍光寿命の波長依存性を調べる際に、様々な被測定対象物の蛍光寿命の長さに応じた周期でSC光を照射できるので、測定精度や測定効率を向上できる。その他、四光波混合現象を利用した光サンプリング波形モニタにおいて、被測定波形に対し最適なタイミングでのサンプリングが可能となり、モニタ精度を向上できるといった利点や、或いは、光周波数コムにおいて、コムの間隔(すなわち光の波長間隔)を調節できるといった利点がある。
また、第1の光源装置は、周波数可変手段が、種光源が光パルス列を出射する際の繰り返し周波数を可変とすることを特徴としてもよい。このように、周波数可変手段が種光源を直接に制御して光パルス列の繰り返し周波数を可変とすることにより、簡易な構成によってSC光パルス列の繰り返し周波数を可変にできる。
また、第1の光源装置は、周波数可変手段が、種光源と光ファイバとの間に光結合されており、光パルス列を複数の光導波路へ分波する分波部と、複数の光導波路のうち一部の光導波路に設けられ、光パルス列を時間的に遅延させる遅延部と、複数の光導波路からの光パルス列を合波する合波部とを有することを特徴としてもよい。このように、分波した光パルス列の一部を遅延させて他の光パルス列と合波する構成を周波数可変手段が有することにより、SC光パルス列の繰り返し周波数を好適に可変にできる。
また、第1の光源装置は、周波数可変手段が、種光源と光ファイバとの間に光結合されており、光パルス列から周期的にパルスを取り出すことによって該光パルス列の繰り返し周波数を変化させることを特徴としてもよい。これにより、周波数可変手段がSC光パルス列の繰り返し周波数を好適に可変にできる。また、この場合、第1の光源装置は、周波数可変手段と光ファイバとの間に光結合された光増幅器を更に備えることが好ましい。このように、周波数可変手段によって取り出された後のパルスを増幅することにより、高パワーの光パルス列を効率的に生成できるので、SC光パルス列のスペクトルの広帯域化を効率良く行うことができる。
また、第1の光源装置は、周波数可変手段が、光ファイバの出射端に光結合されており、SC光パルス列から周期的にパルスを取り出すことによって該SC光パルス列の繰り返し周波数を変化させることを特徴としてもよい。これにより、周波数可変手段がSC光パルス列の繰り返し周波数を好適に可変にできるとともに、SC光パルス列の平均パワーを低下方向に容易に調整できる。
また、第1の光源装置は、周波数可変手段においてパルスを取り出す周期が可変であることを特徴としてもよい。これにより、SC光パルス列の繰り返し周波数を変化させる自由度が増す。
また、第1の光源装置は、SC光パルス列のスペクトル幅が、光ファイバが受ける光パルス列のスペクトル幅の10倍以上であることを特徴としてもよい。SC光パルス列のスペクトル幅が光パルス列のスペクトル幅の10倍以上になると、光パルス列や光ファイバ特性の揺らぎに起因するSC光パルス列のスペクトル形状の変形が顕著となる。従って、このような場合、周波数可変手段によってSC光パルス列の繰り返し周波数を制御することが望ましい。また、SC光パルス列の繰り返し周波数を可変とすることにより、SC光パルス列のスペクトル制御の自由度も高まる。
また、第1の光源装置は、種光源と光ファイバとの間に光結合され、光パルス列に含まれる各パルスの最大パワーを変化させる強度可変手段を更に備えることを特徴としてもよい。これにより、SC光パルス列のスペクトル形状をほぼ一定に維持しつつ、SC光パルス列に含まれる各パルスの最大パワーやスペクトル強度を好適に制御できる。このような強度可変手段は、増幅率可変の光増幅器や減衰率可変の光減衰器によって好適に実現される。また、このような強度可変手段は、種光源と光ファイバとの間の光軸のずれを利用して種光源と光ファイバとの光結合効率を変化させ、光パルス列に含まれる各パルスの最大パワーを変化させることによっても実現される。
また、第1の光源装置は、種光源と光ファイバとの間に光結合され、光ファイバに入射する光パルス列の偏波方向を変化させる偏波可変手段を更に備えることを特徴としてもよい。偏波依存性が大きい光ファイバを用いる場合、このような偏波可変手段を種光源と光ファイバとの間に備えることによって、SC光パルス列のスペクトル形状をほぼ一定に維持しつつ、SC光パルス列に含まれる各パルスの最大パワーやスペクトル強度を好適に制御できる。
また、本発明による第2の光源装置は、連続光を出射する種光源と、種光源に光結合され、連続光を受けてスーパーコンティニューム光(SC光)を含むSC光パルス列を出射する光ファイバと、SC光パルス列の繰り返し周波数を可変にするための周波数可変手段とを備えることを特徴とする。
光ファイバへ入射される光が連続光であっても、該連続光が比較的高いパワーを有していれば光ファイバ内でSC光が生成され得る。そして、上記した第2の光源装置によれば、周波数可変手段によって、SC光パルス列の繰り返し周波数を可変にできる。従って、上記第1の光源装置と同様に、蛍光寿命の波長依存性の測定における測定精度及び測定効率の向上、光サンプリング波形モニタにおけるモニタ精度の向上、或いは光周波数コムにおけるコム間隔の調節などを好適に実現できる。
また、第2の光源装置は、周波数可変手段が、連続光のパワーを変化させることによりSC光パルス列の繰り返し周波数を変化させることを特徴としてもよい。光ファイバへ入射させる連続光のパワーを変化させると、該光ファイバ内において生成されるパルスの条件が変化するため、該パルスの繰り返し周波数も変化することとなる。従って、この装置によれば、SC光パルス列の繰り返し周波数を好適に変化させることができる。
また、第2の光源装置は、光ファイバが受ける連続光のパワーが500mW以上であることを特徴としてもよい。これにより、光ファイバ内における上記パルス条件を好適に変化させ得るので、SC光パルス列の繰り返し周波数を好適に変化させることができる。
また、第1または第2の光源装置は、光ファイバの出射端と光結合されSC光パルス列の繰り返し周波数を検出する検出手段を更に備えることを特徴としてもよい。この検出手段によってSC光パルス列の繰り返し周波数を検出することにより、繰り返し周波数を周波数可変手段へフィードバックすることが可能となり、繰り返し周波数の制御を高精度且つ安定して行うことができる。
また、第1または第2の光源装置は、光ファイバの温度を制御するための温度制御手段を更に備えることを特徴としてもよい。これにより、光ファイバの分散特性を好適に変化させ得るので、SC光パルス列のスペクトル形状をほぼ一定に維持しつつ、SC光パルス列に含まれる各パルスの最大パワーやスペクトル強度を好適に制御できる。
また、第1または第2の光源装置は、SC光パルス列を装置外部へ出射するための光導波路が曲部を有し、該曲部の曲率が可変であることを特徴としてもよい。SC光パルス列の光導波路がこのような曲部を有することによって、SC光パルス列に任意の曲げ損失を与え、スペクトル形状を好適に変化させ得る。
また、第1または第2の光源装置は、SC光パルス列の繰り返し周波数が1kHz以上1GHz以下であり、周波数可変手段による可変範囲の幅が、該可変範囲における中心周波数値の20%以上であることを特徴としてもよい。これにより、例えば蛍光寿命の波長依存性の測定における測定周期、光サンプリング波形モニタにおけるサンプリング周期、光周波数コムにおけるコム間隔などの微調整を好適に行うことができる。
また、第1または第2の光源装置は、SC光パルス列の繰り返し周波数が10MHz以上100MHz以下であり、周波数可変手段による可変範囲の幅が10MHz以上であることを特徴としてもよい。これにより、例えば蛍光寿命の波長依存性の測定において多くの物質の応答特性を好適に測定できる。また、例えば光サンプリング波形モニタにおいてサンプリング周期の充分な可変範囲が得られる。
本発明の光源装置によれば、SC光パルス列の繰り返し周波数を可変にできる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る光源装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1(a)及び(b)は、本発明の実施形態に係る光源装置1a及び1bの構成をそれぞれ示す図である。図1(a)を参照すると、光源装置1aは、パルス光源2と、時分割多重処理部3と、光ファイバ11とを備える。パルス光源2は、本実施形態における種光源であり、図示しない電源装置から電源供給を受けて光パルス列P1を出射する。
また、光ファイバ11は、時分割多重処理部3を介してパルス光源2と光結合されており、光パルス列P1を受けて、スーパーコンティニューム(SC:Supercontinuum)光を含むSC光パルス列P2を出射する。具体的には、光ファイバ11は、光パルス列P1が有するスペクトル幅を例えば2倍以上に拡大することにより、広帯域にわたってなだらかなスペクトル形状を有するSC光パルス列P2を生成する。なお、光パルス列P1の中心波長は、1550nm付近にあることが好ましい。これにより、光ファイバ11の低損失な領域で効率良くSC光の生成が可能となる。
時分割多重処理部3は、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を可変にするための周波数可変手段である。時分割多重処理部3は、パルス光源2と光ファイバ11との間に光結合されており、分波器31と、複数の光導波路32及び33と、遅延器34と、合波器35とを有する。分波器31は、パルス光源2からの光パルス列P1を光導波路32及び33へ分波するための分波部である。また、遅延器34は、光パルス列P1を時間的に遅延させるための遅延部である。遅延器34は、光導波路32及び33のうち一方(本実施形態では光導波路32)に設けられる。また、合波器35は、光導波路32及び33からの光パルス列P1を合波するための合波部である。なお、分波器31には、光パルス列P1を光導波路32及び33へ分波するか、或いは、遅延器34が設けられていない光導波路(光導波路33)のみに光パルス列P1を導くかを選択するための光スイッチが設けられている。
図1(b)を参照すると、光源装置1bは、パルス光源2と、時分割多重処理部4と、光ファイバ11とを備える。このうち、パルス光源2及び光ファイバ11の構成及び機能は、上記光源装置1aと同様である。
時分割多重処理部4は、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を可変にするための周波数可変手段である。時分割多重処理部4は、パルス光源2と光ファイバ11との間に光結合されており、分波器41と、複数の光導波路42〜44と、合波器45とを有する。分波器41は、パルス光源2からの光パルス列P1を光導波路42〜44へ分波するための分波部である。また、合波器45は、光導波路42〜44からの光パルス列P1を合波するための合波部である。
光導波路42〜44のうち一部の光導波路42及び43は、それぞれ遅延路42a及び43aを有する。遅延路42a及び43aは、光導波路42及び43を通る光パルス列P1を時間的に遅延させるための部分であり、時分割多重処理部4における遅延部を構成している。なお、遅延路42aは遅延路43aよりも更に長くなっており、光パルス列P1の遅延時間は、光導波路42、43、及び44の順に長い。なお、分波器41には、光パルス列P1を光導波路42〜44へ分波するか、或いは、遅延路が設けられていない光導波路(光導波路44)のみに光パルス列P1を導くかを選択するための光スイッチが設けられている。
図2は、パルス光源2の一例として、パルス光源2aの構成を示す図である。パルス光源2aは、いわゆるアクティブ(能動)モード同期型の超短パルス光発生源であり、リング型共振器によって構成されている。すなわち、パルス光源2aは、半導体レーザ素子21と、LN変調器22aと、LN変調器22aを駆動する信号発生器22bと、リング状のキャビティ(光導波路)23とを有する。半導体レーザ素子21は、カプラ23aを介してキャビティ23のリング状部分と光結合されている。また、キャビティ23のリング状部分は、カプラ23cを介して出力用光導波路23dと光結合されている。キャビティ23のリング状部分には、エルビウム添加光ファイバ(EDF)23b、及びLN変調器22aが直列に光結合されている。
或る周波数の電気的パルス信号を信号発生器22bがLN変調器22aに送ると、LN変調器22aにおける光損失が該周波数に応じた周期で減少する。キャビティ23のリング状部分へは半導体レーザ素子21から励起光が入射される。そして、この励起光によって励起された光に含まれる各モードの位相が同期したときに発振が生じるようにLN変調器22aを制御すれば、パルス幅が数フェムト秒程度の超短パルスレーザ光が生じて出力用光導波路23dから外部へ周期的に出射される。図1(a),(b)に示した光源装置1a,1bにおいては、この周期的な超短パルス光を、光パルス列P1として利用する。このとき、光パルス列P1の繰り返し周波数は、信号発生器22bからLN変調器22aへ送られる電気的パルス信号の周波数と一致する。
また、図3は、パルス光源2の他の一例として、パルス光源2bの構成を示す図である。パルス光源2bは、いわゆるパッシブ(受動)モード同期型の超短パルス光発生源であり、リング型共振器によって構成されている。すなわち、パルス光源2bは、半導体レーザ素子21と、リング状のキャビティ(光導波路)23と、反射ミラー24aと、反射ミラー24aに取り付けられたピエゾモータ24bと、ピエゾモータ24bを駆動する信号発生器24cとを有する。なお、半導体レーザ素子21がキャビティ23と光結合されている点、キャビティ23が出力用光導波路23dを有する点、及び、キャビティ23のリング状部分にEDF23bが光結合されている点は、上記パルス光源2a(図2)と同様である。
パルス光源2bにおいては、上記パルス光源2aのLN変調器22aに代えて反射ミラー24aが設けられている。反射ミラー24aは、キャビティ23のリング状部分の一部を構成しており、反射ミラー24aの位置が振動することによってキャビティ23のリング状部分の長さが周期的に変化する。反射ミラー24aの振動は、ピエゾモータ24bによって与えられる。また、その振動周波数は、ピエゾモータ24bを駆動する信号発生器24cによって制御される。
或る周波数の電気的パルス信号を信号発生器24cがピエゾモータ24bに送ると、キャビティ23の長さが該周波数に応じた周期で変動する。キャビティ23のリング状部分へは半導体レーザ素子21から励起光が入射される。そして、キャビティ23の長さがソリトン条件を満たす瞬間に、パルス幅が数フェムト秒程度の超短パルスレーザ光が発生する。この超短パルス光は、光パルス列P1として出力用光導波路23dから外部へ周期的に出射される。このとき、光パルス列P1の繰り返し周波数は、信号発生器24cからピエゾモータ24bへ送られる電気的パルス信号の周波数と一致する。なお、パルス光源2bにおいては、反射ミラー24aを機械的に駆動することによって周期的な超短パルス光を発生させているため、LN変調器22aを電気的に駆動する構成のパルス光源2aと比較して、光パルス列P1の繰り返し周波数が小さくなる傾向がある。
また、図4は、パルス光源2の他の一例として、パルス光源2cの構成を示す図である。パルス光源2cは、いわゆるパッシブ(受動)モード同期型の超短パルス光発生源であり、Er:Yb共添加ガラスによる固体レーザによって構成されている。すなわち、パルス光源2cは、半導体レーザ素子21と、可飽和吸収体及び反射鏡が一体に構成された可飽和吸収ミラー25と、コリメータレンズ26aと、プリズム26b及び26cと、出力用カプラ26dと、ミラー27a〜27cと、Er:Yb共添加ガラス板28と、透明媒質29とを有する。このうち、半導体レーザ素子21及びコリメータレンズ26a以外の構成要素は、レーザ発振のためのキャビティCAを構成している。また、透明媒質29は必要に応じて設けられる。
半導体レーザ素子21から出射された励起光は、コリメータレンズ26a及びミラー27aを介してEr:Yb共添加ガラス板28に達し、Er:Yb共添加ガラス板28を励起する。Er:Yb共添加ガラス板28は、可飽和吸収ミラー25、プリズム26b及び26c、出力用カプラ26d、並びにミラー27a〜27cからなるキャビティCA上に配置されている。キャビティCAを進む光は、Er:Yb共添加ガラス板28によって増幅されつつ、可飽和吸収ミラー25と出力用カプラ26dとの間で往復する。
可飽和吸収ミラー25は、弱い光を吸収し、強い光を反射する性質を有する。可飽和吸収ミラー25に到達した光に含まれる各モードの位相が同期したときに光の強度が極大となるので、この瞬間にのみ可飽和吸収ミラー25は反射ミラーとして機能し、レーザ発振が生じる。従って、このレーザ光はパルス幅が数フェムト秒程度の超短パルス光となり、光パルス列P1として出力用カプラ26dから外部へ出射される。このとき、光パルス列P1の繰り返し周波数は、キャビティCAの長さに応じた値となる。
以上の構成を有する光源装置1a及び1bのうち、光源装置1aの動作について説明する。なお、光源装置1bの動作は光源装置1aの動作とほぼ同様である。
図2〜4に示されたパルス光源2a〜2cのうち何れかの構成を有するパルス光源2は、光パルス列P1を時分割多重処理部3へ出射する。光パルス列P1は、パルス幅が数フェムト秒程度の超短パルス光が周期的(周期T)に並んで構成される。このとき、時分割多重処理部3において、光パルス列P1が光導波路32及び33へ分波されるように分波器31が設定されている場合には、光パルス列P1が光導波路32及び33へ分波される。そして、一方の光導波路32へ進んだ光パルス列P1には、遅延器34によって例えば(T/2)秒だけ遅延が生じる。その後、光導波路32及び33のそれぞれに進んだ光パルス列P1は合波器35において再び合波される。また、時分割多重処理部3において、光パルス列P1が光導波路32及び33へ分波されないように分波器31が設定されている場合には、光パルス列P1は光導波路33を進む。
ここで、図5(a)及び(b)は、分波器31において光パルス列P1が分波されない場合及び分波される場合のそれぞれにおける、時分割多重処理部3からの出力波形P及びPを示すグラフである。分波器31において光パルス列P1が分波されない場合には、図5(a)に示す出力波形Pのように、光パルス列P1がそのまま時分割多重処理部3からの出力波形となり、周期Tで光パルスが並んだ波形となる。他方、分波器31において光パルス列P1が分波された場合には、図5(b)に示す出力波形Pのように、光パルス列P1の周期Tの半分の周期T(=T/2)で光パルスが並んだ波形となる。また、この場合、分波器31において分波されるため、出力波形Pにおける各光パルスの最大パワーPWは、出力波形Pにおける各光パルスの最大パワーPWの約半分となる。
なお、出力波形Pの各光パルスの最大パワーPWは例えば80kWといった値であり、出力波形Pの各光パルスの最大パワーPWは例えば40kWといった値である。また、出力波形Pの繰り返し周波数(すなわち光パルス列P1の周期Tの逆数)は例えば25MHzといった値であり、出力波形Pの繰り返し周波数は例えば50MHzといった値である。また、出力波形P及びPにおけるパルス幅は、例えば200フェムト秒といった値である。また、出力波形P及びPの時間平均パワーは、例えば40mWといった値である。
時分割多重処理部3からのこのような出力波形は、光ファイバ11へ入射される。そして、光ファイバ11における非線形光学効果(断熱的ソリトン圧縮効果)によって各光パルスのスペクトル帯域幅が2倍以上に拡張され、広帯域にわたってなだらかなスペクトル形状を有するSC光パルス列P2が生成される。SC光パルス列P2は、光源装置1aの光出射端から外部へ出射される。なお、光ファイバ11の非線形部分の長さ(相互作用長)は、例えば2mとするとよい。
ここで、図6は、光ファイバ11において生成されたSC光パルス列P2のスペクトル形状の一例を示すグラフである。図6において、グラフSP1は図5(a)に示した出力波形Pに対応するSC光パルス列P2のスペクトル形状であり、グラフSP2は図5(b)に示した出力波形Pに対応するSC光パルス列P2のスペクトル形状である。また、図6において、縦軸のスペクトル強度の値は規格化されている。
図6のグラフSP1及びSP2に示されるように、SC光パルス列P2は、広帯域にわたってなだらかなスペクトル形状を有する。そして、グラフSP1とグラフSP2とを比較すると、光ファイバ11へ入射する光パルスの最大パワーに応じてスペクトル強度が変化しているものの、全体的なスペクトル形状は広帯域にわたっており、SC光として概ね好適であることがわかる。光源装置1aからは、このようなスペクトル形状を有するSC光パルス列P2が、繰り返し周波数(1/T)または(1/T)でもって繰り返し出射される。
このように、本実施形態の光源装置1a(または1b)によれば、時分割多重処理部3によって、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を可変にできる。これにより、例えば被測定対象物の蛍光寿命の波長依存性を調べる際に、様々な被測定対象物の蛍光寿命の長さに応じた周期でSC光を照射できるので、測定精度及び測定効率を向上できる。或いは、四光波混合現象を利用した光サンプリング波形モニタにおいて、被測定波形に対し最適なタイミングでのサンプリングが可能となり、モニタ精度を向上できる。或いは、光周波数コムにおいて、コムの間隔(すなわち光の波長間隔)を調節できる。
ここで、図7は、蛍光寿命の波長依存性の測定について説明するための図である。まず、光源装置1a(1b)から出射されたSC光パルス列P2を被測定対象101に照射する。そして、被測定対象物101に含まれる測定対象物質が発した蛍光を、波長可変フィルタ102を介して検出器103において検出する。このとき、波長によって蛍光寿命が異なるので、各波長における蛍光寿命を順次測定することにより、当該測定対象物質における蛍光寿命の波長依存性がわかる。このような測定方法は、例えば、或る酸素飽和条件下におけるヘモグロビンの蛍光寿命の波長依存性を調べる際に用いられる。
蛍光寿命の波長依存性の測定においては、例えば図7に示すように、蛍光強度の時間遷移を示すグラフGが得られる。このグラフGは、SC光パルス列P2の繰り返し周波数に応じた周期で得られる。従って、測定対象物質の蛍光寿命に対してSC光パルス列P2の繰り返し周波数が大きい(すなわち、パルス間隔が短い)場合、隣り合うグラフGが互いに重なってしまい、正確な蛍光寿命の測定が難しくなる。このような場合、本実施形態の光源装置1a(または1b)によれば、時分割多重処理部3によってSC光パルス列P2の繰り返し周波数を可変にできるので、被測定対象物の蛍光寿命の長さに応じた周期でSC光パルス列P2を照射できる。
また、図8(a)〜(e)は、四光波混合現象を利用した光サンプリング波形モニタについて説明するための図である。この測定系においては、図8(a)に示すように、光源装置1a(1b)から出射されたSC光パルス列P2(図8(b)参照。周期Tとする)が、波長可変フィルタ105を介して光ファイバ104aへ提供される。また、測定対象である被測定光パルス列P3(図8(c)参照)が、光ファイバ104bへ入射される。なお、波長可変フィルタ105は、SC光パルス列P2が有する広帯域な波長成分のうち、被測定光パルス列P3のサンプリングに適した波長成分のみ透過するように設定される。波長可変フィルタ105を透過した光及び被測定光パルス列P3は合波され(図8(d)参照)、高非線形光ファイバ105へ送られる。そして、この高非線形光ファイバ105における四光波混合現象により、被測定光パルス列P3の波形に応じた最大パワーを有する周期Tの変換光パルス列P4(図8(e)参照)が生成される。従って、この変換光パルス列P4の包絡線Aが、被測定光パルス列P3の拡大波形として認識される。
四光波混合現象を利用した光サンプリング波形モニタにおいては、被測定光パルス列P3の波形に対するSC光パルス列P2の畳重タイミングが重要になる。すなわち、図8(d)に示したように、被測定光パルス列P3の波形に対してSC光パルス列P2の各パルスが少しずつずれて畳重(サンプリング)することにより、図8(e)に示すような包絡線Aを精度良く得られる。しかし、図8(c)に示した波形は被測定光パルス列P3の一例であって、被測定光パルス列P3の波形や周波数は様々である。本実施形態の光源装置1a(1b)によれば、被測定光パルス列P3の波形や周波数に応じてSC光パルス列P2の繰り返し周波数を変化させることにより、被測定光パルス列P3がどのような波形、周波数であっても最適なタイミングでのサンプリングが可能となるので、モニタ精度を向上できる。
なお、光源装置1a(1b)においては、SC光パルス列P2のスペクトル幅は、光ファイバ11が受ける光パルス列P1のスペクトル幅の10倍以上であってもよい。SC光パルス列P2のスペクトル幅が光パルス列P1のスペクトル幅の10倍以上になると、光パルス列P1や光ファイバ11の特性(非線形性)の揺らぎに起因するSC光パルス列P2のスペクトル形状の変形が顕著となる。従って、このような場合、周波数可変手段(本実施形態では、時分割多重処理部3,4)によってSC光パルス列P2の繰り返し周波数を制御することが望ましい。また、このような場合、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を可変とすることにより、SC光パルス列P2のスペクトル制御の自由度を高めることもできる。
また、光源装置1a(1b)においては、SC光パルス列P2の繰り返し周波数が1kHz以上1GHz以下であり、周波数可変手段(時分割多重処理部3,4)による可変範囲の幅が、該可変範囲における中心周波数値の20%以上であることが好ましい。これにより、例えば蛍光寿命の波長依存性の測定における測定周期、光サンプリング波形モニタにおけるサンプリング周期、光周波数コムにおけるコム間隔などの微調整を好適に行うことができる。
或いは、光源装置1a(1b)において、SC光パルス列P2の繰り返し周波数が1MHz以上100MHz以下であり、周波数可変手段(時分割多重処理部3,4)による可変範囲の幅が、該可変範囲における中心周波数値の20%以上であることが好ましい。特に、100MHzまでの周波数領域で繰り返し周波数が20%以上可変であることにより、SC光パルス列P2のスペクトル形状を可変制御しつつ、光源装置1a(1b)の外部に設置される光検出器と同期を取ることによる安定な低雑音検知が可能となる。
或いは、光源装置1a(1b)において、SC光パルス列P2の繰り返し周波数が10MHz以上100MHz以下であり、周波数可変手段(時分割多重処理部3,4)による可変範囲の幅が10MHz以上であることが好ましい。これにより、例えば蛍光寿命の波長依存性の測定において多くの物質の応答特性を好適に測定できる。また、例えば光サンプリング波形モニタにおいて、サンプリング周期の充分な可変範囲が得られる。
(第1の変形例)
図9(a)は、上記実施形態の第1変形例に係る光源装置1cの構成を示す図である。図9(a)を参照すると、本変形例の光源装置1cは、パルス光源2と、パルス取出部5と、光ファイバ11と、光増幅器18とを備える。このうち、パルス光源2及び光ファイバ11の構成については、上記実施形態と同様なので詳細な説明を省略する。
パルス取出部5は、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を可変にするための周波数可変手段である。パルス取出部5は、パルス光源2と光ファイバ11との間に光結合されており、光スイッチ51と、信号発生器52とを有する。光スイッチ51は、パルス光源2から出射された光パルス列P1から周期的に光パルスを取り出すための構成要素である。また、信号発生器52は、光スイッチ51を駆動するための構成要素である。
信号発生器52は、光パルス列P1の繰り返し周期の整数倍の周期の電気的パルス信号を、光スイッチ51に送る。すると、光パルス列P1に含まれる光パルスのうち、電気的パルス信号のタイミングと一致した光パルスが、パルス取出部5から出射される。このように、パルス取出部5は、パルス光源2から出射された光パルス列P1から周期的に光パルスを取り出すことにより、光ファイバ11へ入射する光パルス列P1の繰り返し周波数を変化させることができる。そして、光ファイバ11から出射されるSC光パルス列P2の繰り返し周波数は、光ファイバ11へ入射する光パルス列P1の繰り返し周波数と一致する。従って、この光源装置1cによれば、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を好適に可変にできる。なお、信号発生器52は、光源装置1cの外部に設けられていてもよい。
また、パルス取出部5におけるパルス取り出し周期は、可変であることが好ましい。これにより、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を変化させる自由度が増す。従って、光源装置1cの外部に設置される光検出器の周波数特性に応じた同期の調整の自由度の向上、または光源装置1cの外部に設置される画像処理装置の走査速度に応じた同期の調整の自由度の向上が期待できる。
また、光増幅器18は、パルス取出部5と光ファイバ11との間に光結合されている。光増幅器18は、パルス取出部5によって取り出された後の光パルス列P1を増幅する。光源装置1cは、このような光増幅器18を備えることが好ましく、これによって、高パワーの光パルス列P1を効率的に生成できるので、SC光パルス列P2のスペクトルの広帯域化を効率良く行うことができる。
(第2の変形例)
図9(b)は、上記実施形態の第2変形例に係る光源装置1dの構成を示す図である。図9(b)を参照すると、本変形例の光源装置1dは、パルス光源2と、信号発生器6と、光ファイバ11と、光増幅器12とを備える。このうち、パルス光源2及び光ファイバ11の構成については、上記実施形態と同様である。
信号発生器6は、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を可変にするための周波数可変手段である。信号発生器6は、パルス光源2が光パルス列P1を出射する際の繰り返し周波数を可変とする。例えば、パルス光源2が図2に示すパルス光源2aである場合、信号発生器6は、信号発生器22bに相当する。また、パルス光源2が図3に示すパルス光源2bである場合、信号発生器6は、信号発生器24cに相当する。このように、信号発生器6がパルス光源2を直接に制御して光パルス列P1の繰り返し周波数を可変とすることにより、簡易な構成によってSC光パルス列P2の繰り返し周波数を可変にできる。
光増幅器12は、光パルス列P1に含まれる各パルスの最大パワーを変化させるための強度可変手段である。光増幅器12は、パルス光源2と光ファイバ11との間に光結合されている。光増幅器12は、パルス光源2から出射された光パルス列P1を増幅するための構成要素であり、例えばエルビウム添加光ファイバ(EDF)によって構成される。この光増幅器12は、光ファイバ11へ入射する光パルス列P1の時間平均パワーを一定に制御したり、或いは、SC光パルス列P2のスペクトル形状をほぼ一定に維持しつつ、SC光パルス列P2に含まれる各パルスの最大パワーやスペクトル強度を制御するために用いられる。光源装置1dに限らず、本発明に係る光源装置は、このような光増幅器12を備えることが好ましい。なお、本発明に係る光源装置は、このような光増幅器12に代えて光減衰器を備えても良く、或いは、パルス光源2と光ファイバ11との間の光軸のずれを利用してパルス光源2と光ファイバ11との光結合効率を変化させる構成を備えても良い。
また、本発明に係る光源装置は、光増幅器12に代えて、光ファイバ11に入射する光パルス列P1の偏波方向を変化させる偏波可変手段を備えてもよい。光ファイバ11の偏波依存性が比較的大きい場合、このような偏波可変手段をパルス光源2と光ファイバ11との間に備えることによって、SC光パルス列P2のスペクトル形状をほぼ一定に維持しつつ、SC光パルス列P2に含まれる各パルスの最大パワーやスペクトル強度を好適に制御できる。
(第3の変形例)
図10(a)は、上記実施形態の第3変形例に係る光源装置1eの構成を示すブロック図である。図10(a)を参照すると、本変形例の光源装置1eは、パルス光源2と、制御部7と、光ファイバ11とを備える。このうち、パルス光源2及び光ファイバ11の構成については、上記実施形態と同様である。
制御部7は、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を可変にするための周波数可変手段である。制御部7は、パルス光源2のキャビティ長を変化させるための制御信号Sをパルス光源2へ送ることにより、パルス光源2から出射される光パルス列P1の繰り返し周波数を変化させ、それによってSC光パルス列P2の繰り返し周波数を変化させる。制御信号Sは、例えば図4に示したパルス光源2cの可飽和吸収ミラー25やミラー27cの位置を制御するための信号発生器(不図示)などへ送られる。そして、可飽和吸収ミラー25及びミラー27cが制御信号Sに応じて位置を変えることにより、キャビティCAの長さを変化させることができる。これにより、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を好適に可変にできる。
また、本変形例の制御部7は、光ファイバ11の温度を制御するための温度制御手段でもある。すなわち、制御部7は、光ファイバ11の温度制御を行うための制御信号Sを、光ファイバ11に設けられたペルチェ素子などの温度制御素子(不図示)へ送る。これにより、光ファイバ11の分散特性を好適に変化させ得るので、SC光パルス列P2のスペクトル形状をほぼ一定に維持しつつ、SC光パルス列P2に含まれる各パルスの最大パワーやスペクトル強度を好適に制御できる。本変形例の光源装置1eに限らず、本発明に係る光源装置は、このような温度制御手段を備えることが好ましい。
(第4の変形例)
図10(b)は、上記実施形態の第4変形例に係る光源装置1fの構成を示すブロック図である。図10(b)を参照すると、本変形例の光源装置1fは、パルス光源2と、制御部8と、光ファイバ11と、光増幅器13と、周波数制御部14とを備える。このうち、パルス光源2及び光ファイバ11の構成については、上記実施形態と同様である。
光増幅器13は、光パルス列P1に含まれる各パルスの最大パワーを変化させるための強度可変手段であり、上記第2変形例の光増幅器12と同様の構成を有する。但し、本変形例の光増幅器13は増幅率が可変となっており、その増幅率を制御するための制御信号Sを制御部8から受け、該制御信号Sに応じた増幅率でもってパルス光源2からの光パルス列P1を増幅する。なお、上記第2変形例と同様に、光源装置1fは、このような光増幅器13に代えて減衰率可変の光減衰器を備えても良く、或いは、パルス光源2と光ファイバ11との間の光軸のずれを利用してパルス光源2と光ファイバ11との光結合効率を変化させる構成を備えても良い。
周波数制御部14は、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を可変にするための周波数可変手段である。周波数制御部14は、例えば図1(a),(b)に示した上記実施形態の時分割多重処理部3,4、或いは図9(a)に示した第1変形例のパルス取出部5と同様の内部構成を有する。すなわち、周波数制御部14は、SC光パルス列P2に含まれる光パルスを増加または減少させることにより、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を変化させる。周波数制御部14は、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を制御するための制御信号Sを制御部8から受け、該制御信号Sに応じた繰り返し周波数となるようにSC光パルス列P2の光パルスを増加または減少させる。これにより、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を好適に可変にできる。また、周波数制御部14がパルス取出部5(図9(a))と同様の内部構成を有する場合には、SC光パルス列P2の平均パワーを低下方向に容易に調整できる。
制御部8は、上述した制御信号S及びSのほか、第3変形例の制御部7と同様に、パルス光源2のキャビティ長を変化させるための制御信号Sをパルス光源2へ送る。また、制御部8は、光ファイバ11の温度制御を行うための制御信号Sを、光ファイバ11に設けられたペルチェ素子などの温度制御素子(不図示)へ送る。
(第5の変形例)
図11は、上記実施形態の第5変形例に係る光源装置1gの構成を示すブロック図である。図11を参照すると、本変形例の光源装置1gは、パルス光源2と、制御部9と、光ファイバ11と、周波数制御部15と、検出器16と、分波器17とを備える。このうち、パルス光源2及び光ファイバ11の構成については、上記実施形態と同様である。
周波数制御部15は、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を可変にするための周波数可変手段である。周波数制御部15は、例えば図1(a),(b)に示した上記実施形態の時分割多重処理部3,4、或いは図9(a)に示した第1変形例のパルス取出部5と同様の内部構成を有する。すなわち、周波数制御部15は、光パルス列P1に含まれる光パルスを増加または減少させることにより、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を変化させる。周波数制御部15は、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を制御するための制御信号Sを制御部9から受け、該制御信号Sに応じた繰り返し周波数となるように光パルス列P1の光パルスを増加または減少させる。
検出器16は、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を検出するための検出手段である。検出器16は、光ファイバ11の出射端と分波器17を介して光結合されており、SC光パルス列P2の一部を取り込む。検出器16は、波長可変フィルタ16aと、光検出素子16bと、PLL回路16cとを有する。検出器16に取り込まれた一部のSC光パルス列P2は、波長可変フィルタ16aを通過した後、光検出素子16bにおいて光電変換され、周期的な電気信号となる。そして、この電気信号に基づいて、PLL回路16cにおいて繰り返し周波数が検出される。検出された繰り返し周波数の値は、制御部9へ送られる。
制御部9は、検出器16によって検出されたSC光パルス列P2の繰り返し周波数に基づいて、パルス光源2のキャビティ長を変化させるための制御信号S、光ファイバ11の温度制御を行うための制御信号S、及び周波数制御部15を制御するための制御信号Sを生成し、それぞれパルス光源2、光ファイバ11の温度制御素子、及び周波数制御部15へ送る。
本発明に係る光源装置は、本変形例のように、光ファイバ11の出射端と光結合されSC光パルス列P2の繰り返し周波数を検出する検出器16を備えることが好ましい。この検出器16によってSC光パルス列P2の繰り返し周波数を検出することにより、繰り返し周波数を周波数制御部15といった周波数可変手段へフィードバックすることが可能となり、繰り返し周波数の制御を高精度且つ安定して行うことができる。
(第6の変形例)
図12は、上記実施形態の第6変形例に係る光源装置1hの構成を示すブロック図である。図12を参照すると、本変形例の光源装置1hは、連続光源20と、光増幅器60と、光ファイバ11とを備える。このうち、光ファイバ11の構成については、上記実施形態と同様である。
本変形例の連続光源20は、連続光P6を出射する種光源である。連続光源20は、光増幅器60を介して光ファイバ11へ連続光P6を提供する。なお、光ファイバ11へ入射される光が連続光であっても、該連続光が比較的高いパワーを有していれば光ファイバ11内でSC光パルス列P2が生成され得る。
また、光増幅器60は、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を可変にするための周波数可変手段である。具体的には、光増幅器60は、連続光P6のパワーを変化させることにより、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を変化させる。すなわち、光ファイバ11へ入射される連続光P6のパワーを変化させると、光ファイバ11内において生成されるパルス(SC光パルス列P2)の条件が変化するため、SC光パルス列P2の繰り返し周波数も変化することとなる。本質的に、連続光による広帯域光の生成は、入力強度の揺らぎに起因したソリトンパルスの生成とその周波数シフト及び分裂により実現されるため、生成パルスの時間間隔はランダムである。しかし、入力パワーの増減や偏波の変化により生成条件が変わるため、マクロに見た場合、繰り返し周波数の増減を観察することが可能と考える。この変形例により、時間分解計測の測定時間の短縮や光SNの向上が図れる。
なお、本変形例においては、光ファイバ11が受ける連続光P6のパワーは500mW以上であることが好ましい。これにより、光ファイバ11内における上記パルス条件を好適に変化させ得るので、SC光パルス列P2の繰り返し周波数を好適に変化させることができる。
以上に説明した本発明に係る光源装置は、上記実施形態及び各変形例に限らず、様々な変形や構成要素の付加が可能である。例えば、本発明に係る光源装置は、SC光パルス列を装置外部へ出射するための光導波路が曲部を有し、該曲部の曲率が可変であってもよい。SC光パルス列の光導波路がこのような曲部を有することによって、SC光パルス列に任意の曲げ損失を与え、スペクトル形状を変化させることが可能となる。
また、上記各変形例では、光パルス列P1に含まれる各パルスの最大パワーを増減するために、光増幅器や光減衰器を用いている。これ以外にも、例えば種光源(パルス光源2a〜2cなど)における励起用の半導体レーザ素子(半導体レーザ素子21)の出力パワーを増減することにより、光パルス列P1に含まれる各パルスの最大パワーを増減してもよい。半導体レーザ素子の出力パワーは、駆動電流量を増減することにより容易に制御できるので、この構成によれば、SC光パルス列のスペクトル形状を、一つのパラメータで容易に制御できる。
また、光源装置が光増幅器を備える場合、光増幅器から出力される光のスペクトル形状が、光増幅器や光減衰器へ入力される光のスペクトル形状と異なっていても良い。このような場合には、光増幅器におけるスペクトル形状の変化を考慮することにより、光ファイバから出力されるSC光パルス列P2のスペクトル形状を維持しつつ、各光パルスの最大パワーあるいはスペクトル強度をより自由に制御できる。また、この特性を実現させるために、あらかじめ光増幅器中のスペクトル形状の変化を最適設計しておくことも好適である。
また、本発明に係る光源装置においては、光ファイバに入力される光パルス列P1の各パルスの時間波形を可変としてもよい。光パルス列P1の平均パワーの変化に伴って各パルスの時間波形を変えることにより、SC光パルス列P2のスペクトル形状をほぼ一定に維持しつつ、SC光パルス列P2に含まれる各パルスの最大パワーやスペクトル強度のみを制御することが可能となる。
また、本発明に係る光源装置においては、光ファイバに入力される光パルス列P1の中心波長を可変としてもよい。光ファイバの分散特性に応じて、光パルス列P1の平均パワーや各パルスの時間波形と共に中心波長を変えることにより、SC光パルス列P2のスペクトル形状をほぼ一定に維持しつつ、SC光パルス列P2に含まれる各パルスの最大パワーやスペクトル強度のみを制御することが可能となる。
また、本発明に係る光源装置においては、光ファイバに入力される光パルス列P1のスペクトル形状を可変としてもよい。光パルス列P1の平均パワー、各パルスの時間波形、及び中心波長などと共にスペクトル形状を変えることにより、SC光パルス列P2のスペクトル形状をほぼ一定に維持しつつ、SC光パルス列P2に含まれる各パルスの最大パワーやスペクトル強度のみを制御することが可能となる。
また、本発明に係る光源装置は、SC光パルス列P2のスペクトル形状を維持したまま、各光パルスの最大パワーまたはスペクトル強度を変化させる減衰率可変の光減衰器を、光ファイバの出力端側に備えても良い。これにより、SC光パルス列P2のスペクトル形状をほぼ一定に維持しつつ、SC光パルス列P2に含まれる各パルスの最大パワーやスペクトル強度のみを制御することが可能となる。なお、このような光減衰器は、SC光パルス列P2のスペクトル帯域幅内において、光透過特性の波長依存性が無視できる程度に小さいことが好ましい。また、このような光減衰器は、可変減衰量が10dBの間における、所望の波長での光透過特性の波長依存性が無視できる程度に小さいことが好ましい。これにより、SC光パルス列P2のスペクトル形状のうち所望の波長帯域内の部分を取り出しつつ、その形状を維持し、且つSC光パルス列P2に含まれる各パルスの最大パワーやスペクトル強度のみを制御することが可能となる。
また、本発明に係る光源装置は、SC光パルス列P2のスペクトル形状を維持したまま、各光パルスの最大パワーまたはスペクトル強度を変化させる増幅率可変の光増幅器を、光ファイバの出力端側に備えても良い。これにより、SC光パルス列P2のスペクトル形状をほぼ一定に維持しつつ、SC光パルス列P2に含まれる各パルスの最大パワーやスペクトル強度のみを制御することが可能となる。
図1(a)及び(b)は、本発明の実施形態に係る光源装置の構成をそれぞれ示す図である。 図2は、パルス光源の一例の構成を示す図である。 図3は、パルス光源の他の一例の構成を示す図である。 図4は、パルス光源の他の一例の構成を示す図である。 図5(a)及び(b)は、分波器において光パルス列が分波されない場合及び分波される場合のそれぞれにおける、時分割多重処理部からの出力波形を示すグラフである。 図6は、光ファイバにおいて生成されたSC光パルス列のスペクトル形状を示すグラフである。 図7は、蛍光寿命の波長依存性の測定について説明するための図である。 図8(a)〜(e)は、四光波混合現象を利用した光サンプリング波形モニタについて説明するための図である。 図9(a)は、上記実施形態の第1変形例に係る光源装置の構成を示す図である。図9(b)は、上記実施形態の第2変形例に係る光源装置の構成を示す図である。 図10(a)は、上記実施形態の第3変形例に係る光源装置の構成を示すブロック図である。図10(b)は、上記実施形態の第4変形例に係る光源装置の構成を示すブロック図である。 図11は、上記実施形態の第5変形例に係る光源装置の構成を示すブロック図である。 図12は、上記実施形態の第6変形例に係る光源装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1a〜1h…光源装置、2,2a〜2c…パルス光源、3,4…時分割多重処理部、5…パルス取出部、6…信号発生器、7〜9…制御部、11…光ファイバ、12,13,18…光増幅器、14,15…周波数制御部、16…検出器、16a…波長可変フィルタ、16b…光検出素子、16c…PLL回路、17…分波器、20…連続光源、21…半導体レーザ素子、22a…LN変調器、22b,24c,52…信号発生器、23…キャビティ、24a…反射ミラー、24b…ピエゾモータ、25…可飽和吸収ミラー、28…Er:Yb共添加ガラス板、31,41…分波器、32,33,42〜44…光導波路、34…遅延器、35,45…合波器、42a,43a…遅延路、51…光スイッチ、60…光増幅器、P1…光パルス列、P2…SC光パルス列。

Claims (16)

  1. 光パルス列を出射する種光源と、
    前記種光源に光結合され、前記光パルス列を受けてスーパーコンティニューム光(SC光)を含むSC光パルス列を出射する光ファイバと、
    前記SC光パルス列の繰り返し周波数を可変にするための周波数可変手段と
    を備えることを特徴とする、光源装置。
  2. 前記周波数可変手段は、前記種光源が前記光パルス列を出射する際の繰り返し周波数を可変とすることを特徴とする、請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記周波数可変手段が、前記種光源と前記光ファイバとの間に光結合されており、
    前記光パルス列を複数の光導波路へ分波する分波部と、
    前記複数の光導波路のうち一部の前記光導波路に設けられ、前記光パルス列を時間的に遅延させる遅延部と、
    前記複数の光導波路からの前記光パルス列を合波する合波部と
    を有することを特徴とする、請求項1に記載の光源装置。
  4. 前記周波数可変手段が、前記種光源と前記光ファイバとの間に光結合されており、前記光パルス列から周期的にパルスを取り出すことによって該光パルス列の繰り返し周波数を変化させることを特徴とする、請求項1に記載の光源装置。
  5. 前記周波数可変手段と前記光ファイバとの間に光結合された光増幅器を更に備えることを特徴とする、請求項4に記載の光源装置。
  6. 前記周波数可変手段が、前記光ファイバの出射端に光結合されており、前記SC光パルス列から周期的にパルスを取り出すことによって該SC光パルス列の繰り返し周波数を変化させることを特徴とする、請求項1に記載の光源装置。
  7. 前記種光源と前記光ファイバとの間に光結合され、前記光パルス列に含まれる各パルスの最大パワーを変化させる強度可変手段を更に備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の光源装置。
  8. 前記種光源と前記光ファイバとの間に光結合され、前記光ファイバに入射する前記光パルス列の偏波方向を変化させる偏波可変手段を更に備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の光源装置。
  9. 連続光を出射する種光源と、
    前記種光源に光結合され、前記連続光を受けてスーパーコンティニューム光(SC光)を含むSC光パルス列を出射する光ファイバと、
    前記SC光パルス列の繰り返し周波数を可変にするための周波数可変手段と
    を備えることを特徴とする、光源装置。
  10. 前記周波数可変手段が、前記連続光のパワーを変化させることにより前記SC光パルス列の繰り返し周波数を変化させることを特徴とする、請求項9に記載の光源装置。
  11. 前記光ファイバが受ける前記連続光のパワーが500mW以上であることを特徴とする、請求項9または10に記載の光源装置。
  12. 前記光ファイバの出射端と光結合され前記SC光パルス列の繰り返し周波数を検出する検出手段を更に備えることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の光源装置。
  13. 前記光ファイバの温度を制御するための温度制御手段を更に備えることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の光源装置。
  14. 前記SC光パルス列を装置外部へ出射するための光導波路が曲部を有し、該曲部の曲率が可変であることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の光源装置。
  15. 前記SC光パルス列の繰り返し周波数が1kHz以上1GHz以下であり、前記周波数可変手段による可変範囲の幅が、該可変範囲における中心周波数値の20%以上であることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の光源装置。
  16. 前記SC光パルス列の繰り返し周波数が10MHz以上100MHz以下であり、前記周波数可変手段による可変範囲の幅が10MHz以上であることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の光源装置。
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