JP4816063B2 - 広帯域光源 - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバにおける非線形光学現象を利用して広帯域光を発生し出力する広帯域光源に関するものである。
広帯域光源の一例であるスーパーコンティニューム(SC)光源は、出力光が高パワーで広帯域であってスペクトルが平坦であるという諸特性を有していることから、様々な分野において応用することができる重要光源として期待されてきている。このSC光源として様々な構成方法が提案されている。中でも、種光を光ファイバに入力して該光ファイバにおいてSC光を生成させる広帯域光源は、構成が簡便で、容易に相互作用長を長くすることができ、一般的に広く用いられている。
SC光を得るための種となる光を出力する光源としては、主に、ピコ秒やフェムト秒の狭いパルス幅を有する短パルス光を出力する光源、ナノ秒程度の比較的広いパルス幅を有するパルス光を出力する光源、連続光を出力する光源(CW光源)、等がある。特に、短パルス光源としては、代表例として、一般的に広く用いられているチタンサファイアレーザなどがある。また、特に光通信において重要な波長帯である1550nm付近で発振する光源として、エルビウム添加光ファイバを基にしたファイバレーザ(EDFL)があり、こちらも短パルスを生成する光源として活発に開発が進められてきている。
SC光生成については数多くの報告がなされてきており、最近では、チタンサファイアレーザの発振波長付近に零分散波長を有するフォトニッククリスタルファイバなどのホーリーファイバを用いた検討が活発である。また、波長1550nm帯においても、短パルス光源からのパルス光や高出力の連続光を、非線形性を通常よりも高めた高非線形光ファイバに種光として入力して、より効率よく広帯域なSC光を得た例も報告されている。
特開平11−160744号公報 奥野、他、「光ファイバーの非線形性を応用した広帯域近赤外パルスレーザー光源」、第21回近赤外フォーラム講演要旨集、P−33,2005年11月
しかし、これらの報告では、種光として入力されるパルス光は、固定波長であるか、波長可変であったとしても狭い波長範囲(例えば1550nmパルス光源では高々30nm)に限定されるため、SC光のスペクトルはある程度決められた波長帯域に限定される。したがって、任意の波長帯域で任意の帯域幅でSC光の発生を実現することは困難であった。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、所望の波長帯域および波長幅で広帯域光を生成することが可能な広帯域光源を提供することを目的とする。
本発明に係る広帯域光源は、(1) パルス光を出力するパルス光源と、(2) パルス光源から出力されるパルス光を入射端に入力して導波し、この入力したパルス光(入力パルス光という。)の中心波長と異なる中心波長を有するパルス光(発生パルス光)を発生して、入力パルス光のうちの残留したパルス光(残留パルス光)および発生パルス光を出射端から出力する第1光ファイバと、(3) 第1光ファイバの出射端から出力されるパルス光のうち少なくとも発生パルス光を入射端に入力して導波し、この入力したパルス光に基づいて広帯域光を発生して、この広帯域光を出射端から出力する第2光ファイバと、を備えることを特徴とする。また、入力パルス光の波長が1550nm近傍にあり、発生パルス光の中心波長が入力パルス光の中心波長から10nm以上長波長側もしくは短波長側にあり、広帯域光のスペクトル帯域幅が入力パルス光のスペクトル帯域幅の2倍以上であることを特徴とする。また、発生パルス光の中心波長が入力パルス光の中心波長から10nm以上長波長側にあるのが好適である。
本発明に係る広帯域光源では、パルス光源から出力されたパルス光は、第1光ファイバの入射端に入力される。この入射端に入力されたパルス光(入力パルス光)が第1光ファイバにより導波される間に、この入力パルス光の中心波長と異なる中心波長を有するパルス光(発生パルス光)が第1光ファイバにおいて発生する。入力パルス光のうちの残留したパルス光(残留パルス光)および発生パルス光は、第1光ファイバの出射端から出力される。この発生パルス光の中心波長は、入力パルス光の中心波長から10nm以上長波長側にある。
更に、光ファイバ及び入力パルス光の条件によって、発生パルス光と同時に、入力パルス光の中心波長よりも短い波長のパルス光(第2の発生パルス光)も生成される場合がある。この第2の発生パルス光の中心波長は、入力パルス光の中心波長から10nm以上短波長側にある。第2の発生パルス光は、発生パルス光とほぼ鏡像関係にあり、例えば発生パルス光がより長波長側にシフトする場合には、第2の発生パルス光はより短波長側にシフトする挙動を示す。以下では、発生パルス光に対して詳細を記述するが、この鏡像の関係であることを考慮しておけば、全ての議論を第2の発生パルス光に対しても適用することが可能である。
さらに、第1光ファイバの出射端から出力されるパルス光のうち少なくとも発生パルス光は、第2光ファイバの入射端に入力される。この入射端に入力されたパルス光が第2光ファイバにより導波される間に、この入力したパルス光に基づいて広帯域光が第2光ファイバにおいて発生して、この広帯域光が第2光ファイバの出射端から出力される。この広帯域光のスペクトル帯域幅は、入力パルス光のスペクトル帯域幅の2倍以上である。
このように、第1光ファイバにおいて入力パルス光の中心波長より10nm以上シフトした中心波長を有する発生パルス光が生成され、この第1光ファイバの後段に設けられた第2光ファイバにおいて発生パルス光に基づいて広帯域光が生成される。したがって、所望の波長帯域および波長幅で広帯域光が生成され得る。
入力パルス光の中心波長において第1光ファイバの波長分散値が正の値であるのが好適である。この場合には、第1光ファイバにおいてソリトン周波数シフトを効率よく発生させることができる。
入力パルス光の中心波長において第1光ファイバの波長分散値が2ps/nm/km以上であるのが好適である。この場合には、第1光ファイバにおけるパルス光間の相互作用による過剰な波長成分の生成を抑圧することができ、入力パルス光のエネルギを効率よく発生パルス光に移すことができる。これにより、第2光ファイバから出力される広帯域光のパワーを改善することができ、エネルギ変換効率を高めるとともに、不要な波長帯域での雑音成分を抑圧することができる。
第2光ファイバの非線形係数が10 [1/W/km] 以上であるのが好適である。この場合には、第2光ファイバにおいて広帯域光を効率よく発生させることができる。
発生パルス光のパルス幅が入力パルス光のパルス幅よりも狭くなっているのが好適である。この場合には、発生パルス光は、入力パルス光に対して、波長がシフトされるだけでなく、パルス圧縮も同時に施される。したがって、広帯域光のピークパワーが実効的に高められ、第2ファイバにおいて更に高効率に広帯域光を生成することができる。
第1光ファイバの出射端から出力される発生パルス光および残留パルス光のうち発生パルス光を選択的に第2光ファイバの入射端に入力させる光フィルタを更に備えるのが好適である。この場合には、第1光ファイバの出射端から出力される発生パルス光および残留パルス光のうち、残留パルス光は光フィルタにより遮断される一方、発生パルス光は光フィルタにより選択されて第2光ファイバの入射端に入力される。したがって、周波数シフトされた発生パルス光のみに因る純粋な広帯域光の生成が可能となる。
第1光ファイバの出射端から出力される発生パルス光および残留パルス光の双方が第2光ファイバの入射端に入力されるのが好適である。この場合には、第2光ファイバにおいて、発生パルス光だけでなく残留パルス光も効率的に利用され、2波長励起に因る更なる広帯域光の生成が可能となる。
入力パルス光の波長が1550nm近傍(例えば1020nm〜1580nm)にあるのが好適である。この場合には、パルス光を出力するパルス光源として、Er元素が添加された光ファイバやガラスなどを光増幅媒体として含む安価で製造容易な装置を利用することができる。また、高信頼性を有する石英系の高非線形光ファイバの分散値は、この波長付近で容易に小さくすることができる。したがって、低コストで簡単な構成で安定な広帯域光源を実現することができる。
第1光ファイバが偏波保持光ファイバであるのが好適である。この場合には、第1光ファイバを偏波保持とすることにより、第1光ファイバから出力されるパルスの中心波長の時間的な変動を抑圧することができ、第2光ファイバの偏波依存性に因る広帯域光のスペクトル形状の変化を低減することができる。
第1光ファイバと第2光ファイバとが一連長の光ファイバであるのが好適である。この場合には、第1光ファイバと第2光ファイバとを接続したときの接続損失を回避することができるので、より高パワーの広帯域光が得られる。また、接続箇所が存在しないので、コイルに巻いたりモジュール化したりする場合に小型化することができる。
第1光ファイバの出射端から出力されるパルス光を光増幅して第2光ファイバの入射端に入力させる光増幅器を更に備えるのが好適である。この場合には、第1光ファイバの出射端から出力されるパルス光は、光増幅器により光増幅された後に、第2光ファイバの入射端に入力される。第2光ファイバの入射端に入力される発生パルス光のピークパワーが増大するので、第2光ファイバから出力される広帯域光のパワーの増加や発生効率の向上が可能となる。
第1光ファイバにおいて入力パルス光をラマン増幅するための励起光を第1光ファイバに供給する励起光供給部を更に備えるのが好適である。この場合には、第1光ファイバにおいて入力パルス光をラマン増幅することにより、入力パルス光に対する発生パルス光の波長シフト量を促進・調整することができる。
第1光ファイバにおいて発生する発生パルス光の中心波長が可変であるのが好適である。この場合には、第2光ファイバから出力される広帯域光の波長帯を可変にすることができる。これにより、測定対象の波長特性に応じて広帯域光のスペクトルを調整することができ、高感度な計測を実現することができる。
第1光ファイバの入射端に入力される入力パルス光のパワーを制御する制御手段を更に備え、この入力パルス光のパワーを制御することで発生パルス光の中心波長を制御するのが好適である。この場合には、第1光ファイバの入射端に入力される入力パルス光のパワーを制御することにより、入力パルス光に対する発生パルス光の波長シフト量を可変とすることができる。具体的には、パルス光源と第1光ファイバとの間の光路上に可変光減衰器などを設けることにより、低コストで高信頼性の広帯域光源を実現することができる。
第2光ファイバの零分散波長が1550nmより長波長側にあるのが好適である。この場合には、一般的に光通信等の分野で利用される波長1550nm付近のパルス光を発生するパルス光源を用いた場合、第2光ファイバで発生する発生パルス光の波長は1560nm以上となる。このとき、この発生パルス光の波長と第2光ファイバの零分散波長とを互いに近くに配置することにより、効率よく広帯域光を生成することができる。逆に、第2光ファイバの零分散波長が1550nmより10nm以上短波長側にあってもよい。この場合には、第2の発生パルス光により広帯域光を生成させることができる。
発生パルス光の中心波長において第2光ファイバの波長分散値が負の値であるのが好適である。この場合には、発生パルス光の中心波長において波長分散値が負の値である第2光ファイバでは、低雑音の広帯域光の生成が可能となる。
入力パルス光の中心波長において第1光ファイバの分散スロープの絶対値が0.03ps/nm/km以下であるのが好適である。この場合には、第1光ファイバにおける入力パルス光から発生パルス光への波長シフトを、パルス波形を大きく歪ませること無く、より長波長側まで実現させることができる。
発生パルス光の中心波長において第2光ファイバの分散スロープの絶対値が0.03ps/nm/km以下であるのが好適である。この場合には、第2光ファイバにおいて広帯域光をより効率よく広帯域に生成することができる。
発生パルス光の中心波長が入力パルス光の中心波長から100nm以上長波長側にあるのが好適である。一般に、波長1550nm帯の短パルス光源は、波長可変範囲が高々30nm程度に限定される。これに対し、発生パルス光の中心波長が入力パルス光の中心波長から100nm以上長波長側にあると、一般に波長変換技術などを駆使して複雑な構成で生成させていた波長域における短パルス光源を簡易に実現することが可能となる。
広帯域光のスペクトル帯域幅が入力パルス光のスペクトル帯域幅の5倍以上であるのが好適である。この場合には、波長1.6μm付近のメタンの吸収や、波長2μm付近のCOの吸収などの特性を、そのスペクトル広がりも含めて高精度に測定することが可能となる。
広帯域光のスペクトル帯域幅が入力パルス光のスペクトル帯域幅の10倍以上であるのが好適である。この場合には、この条件はサブピコ秒のパルス光のスペクトルが200nm近く広がることに相当し、複数の物質の吸収特性を吸収幅も含めて同時に観測できるほか、水の吸収のような大きな吸収特性の近傍での他の物質の特性観測なども可能となる。
第2光ファイバの出射端から出力される広帯域光のスペクトル強度が−20dBm/nm以上であるのが好適である。この場合には、スペクトル強度を当該範囲に設定することにより、検出器の感度が低い波長帯でも、十分に物質の吸収・反射・散乱強度の測定が可能である。
第2光ファイバの分散特性または偏波特性が可変であるのが好適である。この場合には、第2光ファイバから出力される広帯域光のスペクトル形状は、第2光ファイバの分散値を制御することにより可変となる。これにより、測定系の感度を向上させるために光源スペクトル形状を最適化することが可能となる。また、偏波依存性の強い光ファイバでは、偏波特性を変えることでも同様の効果が期待される。これらの特性を変えるには、例えば、コイル状にした第2光ファイバを加熱・冷却したり、外圧をかけたり、延伸・圧縮したり、などの方法がある。
本発明によれば、所望の波長帯域および波長幅で広帯域光を生成することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
先ず、本発明に係る広帯域光源の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る広帯域光源1の構成図である。この広帯域光源1は、パルス光源10、入射光学系20、第1光ファイバ30および第2光ファイバ40を備える。
パルス光源10は、パルス光を出力するものである。入射光学系20は、コリメータレンズ21および集光レンズ22を含み、パルス光源10から出力されたパルス光を第1光ファイバ30の入射端31へ入力させる。
第1光ファイバ30は、パルス光源10から出力されて入射光学系20を経たパルス光を入射端31に入力して導波する。第1光ファイバ30は、この入力したパルス光(入力パルス光)の中心波長より長い中心波長を有するパルス光(発生パルス光)を発生する。そして、第1光ファイバ30は、入力パルス光のうちの残留したパルス光(残留パルス光)および発生パルス光を出射端32から出力する。発生パルス光の中心波長は、入力パルス光の中心波長から10nm以上長波長側にある。
第2光ファイバ40は、第1光ファイバ30の出射端32から出力されるパルス光のうち少なくとも発生パルス光を入射端41に入力して導波する。第1光ファイバ30の出射端32と第2光ファイバ40の入射端41とは、融着等により接続されている。第2光ファイバ40は、この入力したパルス光に基づいて広帯域光を発生して、この広帯域光を出射端42から出力する。広帯域光のスペクトル帯域幅は、入力パルス光のスペクトル帯域幅の2倍以上である。
パルス光源10から出力されるパルス光は、例えば、中心波長が1550nmであり、パルス繰り返し周波数が50MHzであり、出力パワーが70〜80mWであり、パルス幅が略300fsである。このようなパルス光を入力する第1光ファイバ30は、例えば、波長1.55μmにおいて、ファイバ損失が0.5dB/kmであり、分散スロープが0.020ps/nm/kmであり、実効コア断面積が16μmであり、モードフィールド径が4.6μmであり、カットオフ波長が1400nmであり、偏波モード分散が0.03ps/km1/2であり、ファイバ長が50mである。また、このような第1光ファイバ30で発生した発生パルス光を入力する第2光ファイバ40は、例えば、波長1.70μmにおいて、ファイバ損失が0.8dB/kmであり、分散スロープが−0.008ps/nm/kmであり、実効コア断面積が14μmであり、モードフィールド径が4.3μmであり、カットオフ波長が1200nmであり、偏波モード分散が0.04ps/km1/2であり、ファイバ長が50mである。
この広帯域光源1では、パルス光源10から出力されたパルス光は、入射光学系20を経て、第1光ファイバ30の入射端31に入力される。この入射端31に入力されたパルス光(入力パルス光)が第1光ファイバ30により導波される間に、入力パルス光がソリトン自己周波数シフトを受け、この入力パルス光の中心波長より長い中心波長を有するパルス光(発生パルス光)が第1光ファイバ30において発生する。入力パルス光のうちの残留したパルス光(残留パルス光)および発生パルス光は、第1光ファイバ30の出射端32から出力される。この発生パルス光の中心波長は、入力パルス光の中心波長から10nm以上長波長側にある。
さらに、第1光ファイバ30の出射端31から出力されるパルス光のうち少なくとも発生パルス光は、第2光ファイバ40の入射端41に入力される。この入射端41に入力されたパルス光が第2光ファイバ40により導波される間に、この入力したパルス光に基づいて広帯域光(SC光)が第2光ファイバ40において発生して、この広帯域光が第2光ファイバ40の出射端42から出力される。この広帯域光のスペクトル帯域幅は、入力パルス光のスペクトル帯域幅の2倍以上である。
このように、第1光ファイバ30において入力パルス光の中心波長より10nm以上シフトした中心波長を有する発生パルス光が生成され、この第1光ファイバ30の後段に設けられた第2光ファイバ40において発生パルス光に基づいて広帯域光が生成される。したがって、第1光ファイバ30における波長シフト条件や第2光ファイバ40におけるSC条件を適当に設計・制御することにより、所望の波長帯域および波長幅を有する広帯域光が、エネルギの無駄を最小限に抑えつつ生成され得る。
なお、図2に示されるように、更に、第1光ファイバ30及び入力パルス光の条件によって、発生パルス光と同時に、入力パルス光の中心波長よりも短い波長のパルス光(第2の発生パルス光)も生成される場合がある。この第2の発生パルス光の中心波長は、入力パルス光の中心波長から10nm以上短波長側にある。第2の発生パルス光は、発生パルス光とほぼ鏡像関係にあり、例えば発生パルス光がより長波長側にシフトする場合には、第2の発生パルス光はより短波長側にシフトする挙動を示す。この第2発生パルス光を第2光ファイバ40に入射させることで、この第2発生パルス光の中心波長を含む広帯域の光を発生させることもできる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る広帯域光源の第2実施形態について説明する。図3は、第2実施形態に係る広帯域光源2の構成図である。この広帯域光源2は、パルス光源10、第1光ファイバ30、第2光ファイバ40および光フィルタ50を備える。
この第2実施形態では、パルス光源10がピグテイル光ファイバを有していて、そのピグテイル光ファイバが第1光ファイバ30に直接に融着等により接続されている。また、この第2実施形態では、第1光ファイバ30と第2光ファイバ40との間に光フィルタ50が挿入されている。
光フィルタ50は、第1光ファイバ30の出射端32から出力される発生パルス光および残留パルス光のうち、残留パルス光を遮断し、発生パルス光を選択的に透過させて第2光ファイバ40の入射端41に入力させる。したがって、周波数シフトされた発生パルス光のみに因る純粋な広帯域光の生成が可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る広帯域光源の第3実施形態について説明する。図4は、第3実施形態に係る広帯域光源3の構成図である。この広帯域光源3は、パルス光源10、第1光ファイバ30、第2光ファイバ40および光増幅器60を備える。この第3実施形態では、第1光ファイバ30と第2光ファイバ40との間に光増幅器60が挿入されている。
光増幅器60は、第1光ファイバ30の出射端32から出力されるパルス光を光増幅して、その光増幅したパルス光を第2光ファイバ40の入射端41に入力させる。この光増幅器60は、例えば、Er元素やTm元素などの希土類元素が添加された光ファイバやガラスなどを光増幅媒体として含むものであるのが好適であり、また、ラマン増幅器であってもよい。第2光ファイバ40の入射端41に入力される発生パルス光のピークパワーが増大するので、第2光ファイバ40から出力される広帯域光のパワーの増加や発生効率の向上が可能となる。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る広帯域光源の第4実施形態について説明する。図5は、第4実施形態に係る広帯域光源4の構成図である。この広帯域光源4は、パルス光源10、第1光ファイバ30、第2光ファイバ40および励起光供給部70を備える。この第4実施形態では、第1光ファイバ30と第2光ファイバ40との間に励起光供給部70が挿入されている。
励起光供給部70は、第1光ファイバ30において入力パルス光をラマン増幅するための励起光を出力する励起光源71と、この励起光源71から出力された励起光を第1光ファイバ30に供給する光カプラ72とを含む。また、光カプラ72は、第1光ファイバ30の出射端32から出力されたパルス光を入力し、そのパルス光を第2光ファイバ40の入射端41へ出力する。第1光ファイバ30において入力パルス光をラマン増幅することにより、入力パルス光に対する発生パルス光の波長シフト量を促進・調整することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明に係る広帯域光源の第5実施形態について説明する。図6は、第5実施形態に係る広帯域光源5の構成図である。この広帯域光源5は、パルス光源10、第1光ファイバ30、第2光ファイバ40および可変光減衰器80を備える。この第5実施形態では、パルス光源10と第1光ファイバ30との間に可変光減衰器80が挿入されている。
可変光減衰器80は、第1光ファイバ30の入射端に入力される入力パルス光のパワーを制御する制御手段として作用し、この入力パルス光のパワーを制御することで発生パルス光の中心波長を制御する。第2の発生パルス光が同時に生成されている場合には、この中心波長も同時に制御することが可能である。このように第1光ファイバ30の入射端に入力される入力パルス光のパワーを制御することにより、入力パルス光に対する発生パルス光の波長シフト量を可変とすることができ、低コストで高信頼性の広帯域光源を実現することができる。
図7は、第5実施形態に係る広帯域光源5における動作を説明するための図である。ここでは、第1光ファイバ30の入射端に入力される入力パルス光の中心波長が1550nmであって、入力パルス光のパワーがP1である場合(同図(a))、および、入力パルス光のパワーがP2である場合(同図(b))、の2つのケースについて考える。ただし、「P1<P2」である。第1光ファイバ30の波長分散特性は、波長1550nmおよび長波長側で正の分散値であるとする(同図(c))。このような第1光ファイバ30にパワーP1の入力パルス光が入力されると、第1光ファイバ30において中心波長1700nmの発生パルス光が生成される(同図(d))。一方、第1光ファイバ30にパワーP2の入力パルス光が入力されると、第1光ファイバ30において中心波長2000nmの発生パルス光が生成される(同図(e))。
第2光ファイバ40の波長分散特性は、波長1900nmにおいて分散値0であって、分散スロープが正であるとする(同図(f))。このような第2光ファイバ40に中心波長1700nmの発生パルス光が入力されると、第2光ファイバ40において中心波長1700nmであって帯域幅200nmの広帯域光が生成される(同図(g))。一方、第2光ファイバ40に中心波長2000nmの発生パルス光が入力されると、第2光ファイバ40において中心波長2000nmであって帯域幅500nmの広帯域光が生成される(同図(g))。
このように、第1光ファイバ30の入射端に入力される入力パルス光のパワーを制御することにより、入力パルス光に対する発生パルス光の波長シフト量を可変とすることができる。
(第6実施形態)
次に、本発明に係る広帯域光源の第6実施形態について説明する。図8は、第6実施形態に係る広帯域光源6の構成図である。この広帯域光源6は、パルス光源10、入射光学系20、第1光ファイバ30および第2光ファイバ40を備える。
この第6実施形態では、第1光ファイバ30の出射端から出力される発生パルス光および残留パルス光の双方が、第2光ファイバ40の入射端に入力される。この場合には、第2光ファイバ40において、発生パルス光だけでなく残留パルス光も効率的に利用され、2波長励起に因る更なる広帯域光の生成が可能となる。
なお、第1光ファイバ30と第2光ファイバ40との間に分散補償器または遅延時間補償器を配置して、第2光ファイバ40において効率よく広帯域光が生成するように、発生パルス光および残留パルス光それぞれのタイミングを調整することもできる。このとき、これらの補償器は可変型であるとより望ましい
(他の実施形態)
次に、本発明に係る広帯域光源の他の実施形態について説明する。
図9は、中心波長1650nmの発生パルス光を第2光ファイバ40に入力させたときに第2光ファイバ40において生成される広帯域光のスペクトルを示す図である。ここでは、第2光ファイバ40の波長分散値Dを、正値(+0.1ps/nm/km)および負値(−0.1ps/nm/km)それぞれとする。また、第2光ファイバ40の他の特性については、波長1650nmにおいて、ファイバ損失が0.6dB/kmであり、分散スロープが0.020ps/nm/kmであり、実効コア断面積が12μmであり、モードフィールド径が3.9μmであり、カットオフ波長が1400nmであり、偏波モード分散が0.03ps/km1/2であり、ファイバ長が50mである。
この図に示されるように、第2光ファイバ40の波長分散値Dが負値(−0.1ps/nm/km)である場合には、第2光ファイバ40において生成される広帯域光の帯域幅は100nm程度である。これに対して、第2光ファイバ40の波長分散値Dが正値(+0.1ps/nm/km)である場合には、第2光ファイバ40において生成される広帯域光の帯域幅は300nm程度である。
図10は、中心波長1800nmの発生パルス光を正分散の第2光ファイバ40に入力させたときに第2光ファイバ40において生成される広帯域光のスペクトルを示す図である。中心波長1800nmの発生パルス光を正分散の第2光ファイバ40に入力させると、中心波長1800nmで帯域幅600nmの広帯域光が得られる。このような広帯域光源は、例えば、メタンおよび二酸化炭素を同時に測定する計測装置の光源として適用することが可能である。
図11は、中心波長1800nmの発生パルス光を負分散の第2光ファイバ40に入力させたときに第2光ファイバ40において生成される広帯域光のスペクトルを示す図である。中心波長1800nmの発生パルス光を負正散の第2光ファイバ40に入力させると、中心波長1800nmで帯域幅200nmの広帯域光が得られる。パルス光源10から出力される波長1550nmのパルス光を直接に第2光ファイバ40に入力させる場合(図12中のスペクトルB)と比較すると、パルス光源10から出力される波長1550nmのパルス光に基づいて第1光ファイバ30で発生した発生パルス光を第2光ファイバ40に入力させる場合(図11中のスペクトルまたは図12中のスペクトルA)の方が、スペクトル強度で約5倍の改善を図ることができる。この領域での水の吸収の窓に相当する波長ゆえ、生体観察に適当な光源である。
第1実施形態に係る広帯域光源1の構成図である。 第1実施形態に係る広帯域光源1の構成図である。 第2実施形態に係る広帯域光源2の構成図である。 第3実施形態に係る広帯域光源3の構成図である。 第4実施形態に係る広帯域光源4の構成図である。 第5実施形態に係る広帯域光源5の構成図である。 第5実施形態に係る広帯域光源5における動作を説明するための図である。 第6実施形態に係る広帯域光源6の構成図である。 中心波長1650nmの発生パルス光を第2光ファイバ40に入力させたときに第2光ファイバ40において生成される広帯域光のスペクトルを示す図である。 中心波長1800nmの発生パルス光を正分散の第2光ファイバ40に入力させたときに第2光ファイバ40において生成される広帯域光のスペクトルを示す図である。 中心波長1800nmの発生パルス光を負分散の第2光ファイバ40に入力させたときに第2光ファイバ40において生成される広帯域光のスペクトルを示す図である。 パルス光源10から出力される波長1550nmのパルス光を直接に第2光ファイバ40に入力させる場合に生成される広帯域光のスペクトルを示す図である。
符号の説明
1〜6…広帯域光源、10…パルス光源、20…入射光学系、21…コリメータレンズ、22…集光レンズ、30…第1光ファイバ、31…入射端、32…出射端、40…第2光ファイバ、41…入射端、42…出射端、50…光フィルタ、60…光増幅器、70…励起光供給部、80…可変光減衰器。

Claims (18)

  1. パルス光を出力するパルス光源と、
    前記パルス光源から出力されるパルス光を入射端に入力して導波し、この入力したパルス光(以下「入力パルス光」という。)の中心波長と異なる中心波長を有するパルス光(以下「発生パルス光」という。)を発生して、前記入力パルス光のうちの残留したパルス光(以下「残留パルス光」という。)および前記発生パルス光を出射端から出力する第1光ファイバと、
    前記第1光ファイバの出射端から出力されるパルス光のうち少なくとも前記発生パルス光を入射端に入力して導波し、この入力したパルス光に基づいて広帯域光を発生して、この広帯域光を出射端から出力する第2光ファイバと、
    を備え、
    前記入力パルス光の波長が1550nm近傍にあり、
    前記発生パルス光の中心波長が前記入力パルス光の中心波長から10nm以上長波長側もしくは短波長側にあり、
    前記広帯域光のスペクトル帯域幅が前記入力パルス光のスペクトル帯域幅の2倍以上である、
    ことを特徴とする広帯域光源。
  2. パルス光を出力するパルス光源と、
    前記パルス光源から出力されるパルス光を入射端に入力して導波し、この入力したパルス光(以下「入力パルス光」という。)の中心波長と異なる中心波長を有するパルス光(以下「発生パルス光」という。)を発生して、前記入力パルス光のうちの残留したパルス光(以下「残留パルス光」という。)および前記発生パルス光を出射端から出力する第1光ファイバと、
    前記第1光ファイバの出射端から出力されるパルス光のうち少なくとも前記発生パルス光を入射端に入力して導波し、この入力したパルス光に基づいて広帯域光を発生して、この広帯域光を出射端から出力する第2光ファイバと、
    を備え、
    前記入力パルス光の波長が1550nm近傍にあり、
    前記発生パルス光の中心波長が前記入力パルス光の中心波長から10nm以上長波長側にあり、
    前記広帯域光のスペクトル帯域幅が前記入力パルス光のスペクトル帯域幅の2倍以上である、
    ことを特徴とする広帯域光源。
  3. パルス光を出力するパルス光源と、
    前記パルス光源から出力されるパルス光を入射端に入力して導波し、この入力したパルス光(以下「入力パルス光」という。)の中心波長より長い中心波長を有するパルス光(以下「発生パルス光」という。)と、更に中心波長より短い中心波長を有するパルス光(以下「第2の発生パルス光」という。)を発生して、前記入力パルス光のうちの残留したパルス光(以下「残留パルス光」という。)および前記発生パルス光、前記第2の発生パルス光を出射端から出力する第1光ファイバと、
    前記第1光ファイバの出射端から出力されるパルス光のうち少なくとも前記第2の発生パルス光を入射端に入力して導波し、この入力したパルス光に基づいて広帯域光を発生して、この広帯域光を出射端から出力する第2光ファイバと、
    を備え、
    前記入力パルス光の波長が1550nm近傍にあり、
    前記発生パルス光の中心波長が前記入力パルス光の中心波長から10nm以上長波長側にあり、
    前記第2の発生パルス光の中心波長が前記入力パルス光の中心波長から10nm以上短波長側にあり、
    前記発生パルス光の中心波長と前記第2の発生パルス光の中心波長とが前記入力パルス光の中心波長に対しほぼ鏡像関係にあり、
    前記広帯域光のスペクトル帯域幅が前記入力パルス光のスペクトル帯域幅の2倍以上である、
    ことを特徴とする広帯域光源。
  4. 前記入力パルス光の中心波長において前記第1光ファイバの波長分散値が正の値であることを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域光源。
  5. 前記入力パルス光の中心波長において前記第1光ファイバの波長分散値が2ps/nm/km以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域光源。
  6. 前記第2光ファイバの非線形係数が10 [1/W/km] 以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域光源。
  7. 前記第1光ファイバの出射端から出力される前記発生パルス光および前記残留パルス光のうち前記発生パルス光を選択的に前記第2光ファイバの入射端に入力させる光フィルタを更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域光源。
  8. 前記第1光ファイバが偏波保持光ファイバであることを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域光源。
  9. 前記第1光ファイバの出射端から出力されるパルス光を光増幅して前記第2光ファイバの入射端に入力させる光増幅器を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域光源。
  10. 前記第1光ファイバにおいて入力パルス光をラマン増幅するための励起光を前記第1光ファイバに供給する励起光供給部を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域光源。
  11. 前記第1光ファイバにおいて発生する発生パルス光の中心波長が可変であることを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域光源。
  12. 前記第1光ファイバの入射端に入力される入力パルス光のパワーを制御する制御手段を更に備え、この入力パルス光のパワーを制御することで前記発生パルス光の中心波長を制御することを特徴とする請求項11記載の広帯域光源。
  13. 前記第2光ファイバの零分散波長が1550nmより長波長側にあることを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域光源。
  14. 前記発生パルス光の中心波長において前記第2光ファイバの波長分散値が負の値であることを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域光源。
  15. 前記入力パルス光の中心波長において前記第1光ファイバの分散スロープの絶対値が0.03ps/nm/km以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域光源。
  16. 前記発生パルス光の中心波長において前記第2光ファイバの分散スロープの絶対値が0.03ps/nm/km以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域光源。
  17. 前記第2光ファイバの出射端から出力される前記広帯域光のスペクトル強度が−20dBm/nm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域光源。
  18. 前記第2光ファイバの分散特性または偏波特性が可変であることを特徴とする請求項1または2に記載の広帯域光源。
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