JP2012141381A - 光源装置 - Google Patents

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Mitsuharu Hirano
充遥 平野
Haruo Nakaji
晴雄 中路
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Abstract

【課題】所望の帯域幅および強度を有するSC光を発生させることができる光源装置を提供する。
【解決手段】光源装置1は、ファイバレーザ光源10、シングルモード光ファイバ20およびマルチモード光ファイバ30を備える。シングルモード光ファイバ20は、ファイバレーザ光源10の種光出力端11から出力された種光を第1端21に入力して導光し、その種光の導光の際に発現する非線形光学現象により帯域を拡大されたSC光を第2端22から出力する。マルチモード光ファイバ30は、シングルモード光ファイバ20の第2端22から出力されたSC光を入力端31に入力して導光し、その導光したSC光を出力端32から出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、SC光を発生させる光源装置に関するものである。
単色のパルス光を種光として非線形光学媒体に伝搬させる際に発現する非線形光学現象により広帯域のSC(Supercontinuum)光を発生させる光源装置が知られている。非特許文献1に記載された光源装置は、種光を発生させる種光源としてNd:YAGレーザ光源を用いるとともに、非線形光学媒体として光ファイバを用いて、Nd:YAGレーザ光源から出力された種光を光ファイバに伝搬させ、その種光の伝搬の際に発現する非線形光学現象により帯域を拡大されたSC光を発生させる。
非線形光学媒体として光ファイバを用いる場合、その光ファイバの数μm程度の径の狭い領域に種光のエネルギーが閉じ込められるので、強い非線形光学現象を容易に発現させることができ、SC光を効率よく発生させることができる。非線形光学現象を発現させるための光ファイバは、非線形性が大きく損失が小さいことが望ましい。特殊な構造の光ファイバ(たとえばフォトニック結晶光ファイバ)は、非線形性が大きいものの、損失も大きい。このような特殊な構造の光ファイバより非線形性が小さくても損失が小さいシングルモード光ファイバの方が好ましい。また、シングルモード光ファイバは、他の光ファイバと接続したときの接続損失が小さいという点でも好ましい。
Y. Fujii, B. S. Kawasaki, K. 0.Hill, and D. C. Johnson, "Sum-frequency light generation in optical fibers,"OPTICS LETTERS, Vol.5, No.2. pp.48-50 (1980).
シングルモード光ファイバにおいてSC光を発生させる光源装置は、そのシングルモード光ファイバが長すぎると、SC光の帯域が拡がりすぎて、単位帯域幅当りの強度が低下する。従来の光源装置では、シングルモード光ファイバがSC光発生の為の非線形光学媒体としてだけでなくSC光伝搬の為の媒体としても用いられるので、その伝搬の際にも発現する非線形光学現象によりSC光は更に帯域が拡大されるとともに単位帯域幅当りの強度が低下する。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、所望の帯域幅および強度を有するSC光を発生させることができる光源装置を提供することを目的とする。
本発明の光源装置は、(1) パルスレーザ光を種光として種光出力端から出力するファイバレーザ光源と、(2) ファイバレーザ光源の種光出力端と直接に又は光ファイバ光学系により第1端が接続され、ファイバレーザ光源の種光出力端から出力された種光を第1端に入力して導光し、その種光の導光の際に発現する非線形光学現象により帯域を拡大されたSC光を第2端から出力するシングルモード光ファイバと、(3) シングルモード光ファイバの第2端と入力端が融着接続され、シングルモード光ファイバの第2端から出力されたSC光を入力端に入力して導光し、その導光したSC光を出力端から出力するマルチモード光ファイバと、を備えることを特徴とする。
本発明の光源装置は、ファイバレーザ光源の種光出力端から出力される種光のパルス幅が0.1ns〜10nsであるのが好適である。シングルモード光ファイバがITU-TG.652準拠の光ファイバであるのが好適である。シングルモード光ファイバの長さが10m以下であり、マルチモード光ファイバの出力端から光強度−5dB/nm以上のSC光を出力するのが好適である。また、シングルモード光ファイバの第2端とマルチモード光ファイバの入力端とが軸ズレ融着接続されているのが好適である。
本発明によれば、所望の帯域幅および強度を有するSC光を発生させることができる。
本実施形態の光源装置1の構成図である。 本実施形態の光源装置1のシングルモード光ファイバ20から出力されるSC光のスペクトルを示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態の光源装置1の構成図である。光源装置1は、ファイバレーザ光源10、シングルモード光ファイバ20およびマルチモード光ファイバ30を備える。
ファイバレーザ光源10は、Er元素やYb元素などの希土類元素がコアに添加された増幅用光ファイバと、この増幅用光ファイバのコアに添加された希土類元素を励起する為の励起光を出力する励起光源と、この励起光源から出力される励起光を増幅用光ファイバに供給する手段と、を含む。ファイバレーザ光源10は、励起光源から出力された励起光を増幅用光ファイバに供給して、この増幅用光ファイバにおいてパルスレーザ光を発生させ、このパルスレーザ光を種光として種光出力端11から出力する。
シングルモード光ファイバ20は第1端21および第2端22を有する。シングルモード光ファイバ20の第1端21は、ファイバレーザ光源10の種光出力端11と直接に又は光ファイバ光学系により接続されている。シングルモード光ファイバ20は、ファイバレーザ光源10の種光出力端11から出力された種光を第1端21に入力して導光し、その種光の導光の際に発現する非線形光学現象により帯域を拡大されたSC光を第2端22から出力する。
マルチモード光ファイバ30は入力端31および出力端22を有する。マルチモード光ファイバ30の入力端31は、シングルモード光ファイバ20の第2端22と融着接続されている。マルチモード光ファイバ30は、シングルモード光ファイバ20の第2端22から出力されたSC光を入力端31に入力して導光し、その導光したSC光を出力端32から出力する。
この光源装置1では、ファイバレーザ光源10の種光出力端11から出力された種光(パルスレーザ光)は、シングルモード光ファイバ20の第1端21に入力されて第2端22まで導光される。このシングルモード光ファイバ20において、種光の導光の際に非線形光学現象が発現して、帯域を拡大されたSC光が発生する。このSC光は、広帯域にわたってなだらかなスペクトル形状を有する。シングルモード光ファイバ20において発生したSC光は、シングルモード光ファイバ20の第2端22から出力されてマルチモード光ファイバ30の入力端31に入力され、マルチモード光ファイバ30により導光された後にマルチモード光ファイバ30の出力端32から外部へ出力される。
シングルモード光ファイバ20の長さは、所望の帯域幅および強度を有するSC光を発生させることができるように設定される。マルチモード光ファイバ30は、コア径が大きく光エネルギー密度が小さいので、非線形性が小さい。したがって、シングルモード光ファイバ20で発生したSC光は、マルチモード光ファイバ30により導光される際の帯域拡大が抑制され、出力したい地点まで導光されて出力される。
図2は、本実施形態の光源装置1のシングルモード光ファイバ20から出力されるSC光のスペクトルを示す図である。ここでは、ファイバレーザ光源10から出力されるパルスレーザ光の強度を一定とし、シングルモード光ファイバ20の長さを180cm,200cm,230cmおよび630cmの4とおりとした。シングルモード光ファイバ20から出力されたSC光を、減衰率10dBの光減衰器により減衰させた後に、スペクトルアナライザにより測定した。同図は、光減衰器による減衰分の補正を行った後のスペクトルを示す。
この図から判るように、シングルモード光ファイバ20の長さを変えることによって、SC光の強度及び波長帯域を調節することができる。例えば、狭帯域で高強度のSC光を得たい場合にはシングルモード光ファイバ20を短くすればよい。また、広帯域のSC光を得たい場合にはシングルモード光ファイバ20を長くすればよい。
本実施形態の光源装置1では、シングルモード光ファイバ20の第1端21は、ファイバレーザ光源10の種光出力端11と直接に又は光ファイバ光学系により接続されている。これにより、ファイバレーザ光源10から出力される種光は効率よくシングルモード光ファイバ20に入力され得る。また、マルチモード光ファイバ30の入力端31は、シングルモード光ファイバ20の第2端22と融着接続されている。これにより、シングルモード光ファイバ20から出力されるSC光は効率よくマルチモード光ファイバ40に入力され得る。
本実施形態の光源装置1では、ファイバレーザ光源10の種光出力端11から出力される種光のパルス幅が0.1ns〜10nsであるのが好適である。種光の各パルスのエネルギーが同じであるとすると、パルス幅が狭いほど、ピークパワーが大きくなるので、シングルモード光ファイバ20における非線形効果が大きくなるので好都合であるが、その一方で、分散が大きいシングルモード光ファイバ20により導光される際にパルス形状が崩れ易くなる。したがって、ピークパワーが大きく且つパルス形状が崩れにくいパルス幅0.1ns〜10nsとするのが好ましい。
また、本実施形態の光源装置1では、シングルモード光ファイバ20がITU-TG.652準拠の光ファイバであるのが好適である。シングルモード光ファイバ20として規格品を用いることで、シングルモード光ファイバ20を装置に組み込む際に取り扱いが容易で挿入損失が小さく抑えられる。
また、本実施形態の光源装置1では、シングルモード光ファイバ20の長さが10m以下であり、マルチモード光ファイバ30の出力端32から光強度−5dB/nm以上のSC光を出力するのが好適である。シングルモード光ファイバ20が長いほど、SC光は広帯域化するものの、単位帯域幅当りの光強度が落ちるので、光強度−5dB/nm以上のSC光を得るには、シングルモード光ファイバ20を短くする必要がある。シングルモード光ファイバ20を短くするのに応じて、マルチモード光ファイバ30を長くすれば、全体の伝送距離は同じになる。
また、本実施形態の光源装置1では、シングルモード光ファイバ20の第2端22とマルチモード光ファイバ30の入力端31とが軸ズレ融着接続されているのが好適である。両光ファイバが意図的に軸ズレ融着接続されていれば、シングルモード光ファイバ20からマルチモード光ファイバ30へSC光を導入する際に、マルチモード光ファイバ30において多くのモードにSC光のパワーを分散させることができるので、マルチモード光ファイバ30における非線形光学現象の発現を抑制することができる。
1…光源装置、10…ファイバレーザ光源、20…シングルモード光ファイバ、30…マルチモード光ファイバ。

Claims (5)

  1. パルスレーザ光を種光として種光出力端から出力するファイバレーザ光源と、
    前記ファイバレーザ光源の前記種光出力端と直接に又は光ファイバ光学系により第1端が接続され、前記ファイバレーザ光源の前記種光出力端から出力された種光を前記第1端に入力して導光し、その種光の導光の際に発現する非線形光学現象により帯域を拡大されたSC光を第2端から出力するシングルモード光ファイバと、
    前記シングルモード光ファイバの前記第2端と入力端が融着接続され、前記シングルモード光ファイバの前記第2端から出力されたSC光を前記入力端に入力して導光し、その導光したSC光を出力端から出力するマルチモード光ファイバと、
    を備えることを特徴とする光源装置。
  2. 前記ファイバレーザ光源の前記種光出力端から出力される種光のパルス幅が0.1ns〜10nsであることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記シングルモード光ファイバがITU-TG.652準拠の光ファイバであることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  4. 前記シングルモード光ファイバの長さが10m以下であり、前記マルチモード光ファイバの前記出力端から光強度−5dB/nm以上のSC光を出力する、ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  5. 前記シングルモード光ファイバの前記第2端と前記マルチモード光ファイバの前記入力端とが軸ズレ融着接続されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
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