JP5028501B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置に関する。
近年、表示装置として、CRT(Cathode Ray Tube)に代わって、発光型のプラズマディスプレイパネルや非発光型の液晶表示装置の使用が多くなっている。
このうち、液晶表示装置は、透過型の光変調素子として液晶パネルを用い、その背面に照明装置(バックライトとも呼ぶ)を備えて光を液晶パネルに照射する。そして、液晶パネルはバックライトから照射された光の透過率を制御することにより画像を形成する。
液晶表示装置はCRTに比べ、薄く構成できることが特徴の1つとなっているが、近年はさらに薄い液晶表示装置が望まれている。そこで、例えば特許文献1には、バックライト光源としてLED(Light Emitting Diode)を使用し、さらにバックライト光源を液晶パネル背面に位置するのではなく、サイドに配置して導光板を使用して液晶パネルの背面から光を照射する構成のサイドバックライトの技術が開示されている。特許文献2には対角寸法14インチ以上で偏肉のバックライト用導光板に関する技術が開示されている。
特開2006−156324号公報 特開2005−238456号公報
サイドバックライトは導光板を用いるため、バックライトを薄くできるという利点がある。その一方で、導光板は、光源を液晶パネル背面に配置する直下型バックライトには存在しないので、サイドバックライトは導光板の分だけ重くなる。
導光板の軽量化の方法としては、光を入射する導光板の側面は光源と同程度以上の厚さとし、光源から遠ざかるにつれ導光板を薄くするという構成が考えられる。
しかしながら、軽量化を達成するために導光板を薄くすると、導光板の強度が弱くなる。具体的には、概ね対角寸法26インチ以上、とりわけ32インチ以上の液晶TV用途の液晶表示装置に徐々に板厚を薄くする導光板を使用する場合において、軽量化を達成するため、例えば最厚部/最薄部=2〜8程度まで導光板を薄くすると、導光板の強度が問題となる。
また、光源から遠ざかるにつれて薄くした導光板において、例えば、表示領域の外側においてリブを設けるようにしても、導光板の強度の向上が不十分である場合もある。
本発明は、上記課題に鑑みて、強度と軽量化を両立した導光板を有する液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る液晶表示装置は、上記目的に鑑みて、画像を表示する表示領域を有する液晶パネルと、前記表示領域に向けて光を出射する出射面及び当該出射面に連なる複数の側面を有する導光板と、前記複数の側面のうちの少なくとも1つの側面から、前記導光板に光を入射させる複数の光源と、を有する液晶表示装置であって、前記導光板は、前記1つの側面から当該1つの側面に対向する側面に至る、複数の部分に区画されるとともに、前記複数の部分は、少なくとも1つの第1部分と、少なくとも1つの第2部分とを含み、前記第1部分と前記第2部分は、互いに隣接し、延伸する方向の断面形状が異なるとともに、それぞれが前記表示領域に平面的に重複し、少なくとも前記第2部分は、前記導光板に入射する光を案内して前記出射面から出射させる形状を有し、前記第1部分は、前記断面形状の断面積が、前記第2部分よりも大きい、ことを特徴とする。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記第1部分は、前記表示領域と重複する部分における前記方向の断面積が、前記第2部分の当該断面積よりも大きい、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記第2部分は、前記第2部分において最も薄く形成される最薄部分を含み、前記最薄部分は、前記1つの側面を基準として所定距離を離れて位置し、前記第1部分は、前記1つの側面から前記所定距離を離れた位置に、前記最薄部分と隣接する隣接部分を有し、前記隣接部分は、前記最薄部分よりも厚く形成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記第1部分は、前記1つの側面を基準として、前記所定距離の半分を離れた位置から前記隣接部分までの範囲において、前記第2部分よりも厚く形成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記最薄部分は、前記第2部分における前記1つの側面が有する厚みの3/4以下となる、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記最薄部分は、前記第2部分の前記1つの側面における厚みよりも薄く形成され、前記第2部分は、前記1つの側面と前記最薄部分との間で厚みが変化するように形成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記複数の光源は、前記1つの側面、もしくは、前記1つの側面及び前記対向する側面の2つの側面に配置されて、前記導光板に光を入射させ、前記第2部分では、前記1つの側面、もしくは、前記1つの側面及び前記対向する側面に、前記複数の光源の一部が配置されて光が供給され、前記第1部分では、前記1つの側面及び前記対向する側面のうちの少なくとも一方に、前記複数の光源の別の一部が配置されて光が供給される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記1つの側面は、前記導光板の上側及び下側の一方の側面であって、当該導光板の横方向に向けて延伸する側面であり、前記第1部分は、前記導光板の左側及び右側の一方の側面を含み、前記第1部分が有する前記横方向の長さは、前記1つの側面が有する前記横方向の長さの2.5%以上となる、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記複数の部分は、少なくとも2つの前記第2部分を含み、前記複数の部分に含まれる前記第1部分の1つは、2つの前記第2部分の間に配置される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記複数の光源は、前記1つの側面と前記対向する側面との2つの側面に配置されて、前記導光板に光を入射させ、前記第2部分では、前記1つの側面及び前記対向する側面に、前記複数の光源の一部が配置されて光が供給され、前記第2部分は、前記1つの側面および前記対向する側面から離れた位置に、前記第2部分において最も薄く形成される最薄部分を有し、前記1つの側面と前記最薄部分との間、及び、前記対向する側面と前記最薄部分との間において、厚みが変化するように形成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記複数の部分が延伸する方向に対して垂直となる方向を、前記複数の部分の幅方向とし、前記第1部分において、前記複数の光源の別の一部から前記幅方向の単位長さあたりに供給される光量は、前記第2部分において、前記複数の光源の一部から前記幅方向の単位長さあたりに供給される光量よりも少ない、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記第1部分及び前記第2部分は、前記出射面に対向する背面に、前記出射面から出射させるように光を反射する散乱ドットを有し、前記第1部分における前記散乱ドットと、前記第2部分における前記散乱ドットは、互いに異なる形状又は互いに異なる密度分布で配置される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記第1部分は、前記出射面に対向する背面に、前記出射面から出射させるように光を反射する複数の第1光取出し部を有し、前記第2部分は、前記背面に、前記出射面から出射させるように光を反射する複数の第2光取出し部を有し、前記第1光取出し部と前記第2光取出し部は、射出成型によって前記背面に形成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記第1部分は、前記複数の第1光取出し部とともに複数の第1背面形状部を有し、前記複数の第1光取出し部と前記複数の第1背面形状部は、前記背面において、交互に配置され、前記第2部分は、前記複数の第1光取出し部とともに複数の第2背面形状部を有し、前記複数の第1光取出し部と前記複数の第2背面形状部は、前記背面において、交互に配置され、前記複数の第1背面形状部および前記第2背面形状部は、前記出射面に対して平行状となる平坦面を含む、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記第1部分は、前記複数の第1光取出し部とともに複数の第1背面形状部を有し、前記複数の第1光取出し部と前記複数の第1背面形状部は、前記背面において、交互に配置され、前記第2部分は、前記複数の第2光取出し部とともに複数の第2背面形状部を有し、前記複数の第2光取出し部と前記複数の第2背面形状部は、前記背面において、交互に配置され、前記第2部分は、前記第2部分において最も薄く形成される最薄部分を有して、前記1つの側面と前記最薄部分との間で厚みが変化するように形成され、前記1つの側面と前記最薄部分との間における前記第2光取出し部は、前記1つの側面の側で隣接する前記第2背面形状部と、前記最薄部分の側で隣接する前記第2背面形状部との間に段差を生じさせ、前記第2部分は、前記1つの側面と前記最薄部分との間において、前記背面が階段状に形成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記第1部分は、前記複数の第1光取出し部とともに複数の第1背面形状部を有し、前記複数の第1光取出し部と前記複数の第1背面形状部は、前記背面において、交互に配置され、前記第2部分は、前記複数の第1光取出し部とともに複数の第2背面形状部を有し、前記複数の第1光取出し部と前記複数の第2背面形状部は、前記背面において、交互に配置され、前記複数の第1光取出し部と前記複数の第2光取出し部は、隣接する2つの前記背面形状部に対して窪んで溝状に形成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記第1光取出し部の制御面数と、前記第2光取出し部の制御面数は、互いに等しい制御面数である、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記第1部分は、厚みが一定となる部分を有する、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記導光板は、一体成型品である、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記導光板を収納するための筐体をさらに有し、前記第1部分には、前記筐体に前記導光板を固定するための固定形状が付与される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記複数の光源の一部は、前記第2部分における前記1つの側面に配置され、前記第2部分は、前記1つの側面に前記光源からの光を入射する入射部を有し、前記複数の光源の一部は、前記入射部に対向して配置される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示装置の一態様では、前記第2光取出し部と前記第1光取出し部とは、異なる形状である、ことを特徴としてもよい。
本発明によれば、強度と軽量化を両立した導光板を有した液晶表示装置を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる液晶表示装置の構成斜視図である。 図1におけるA−A断面図である。 図1におけるB−B断面図である。 図1におけるC−C断面図である。 第1の実施形態における液晶パネルの配線と駆動回路の配置を示す図である。 第1の実施形態におけるTFTと画素電極の配置を示す図である。 第1の実施形態における光取り出し手段が散乱ドットである場合の第1帯状部分の光線追跡例を示す図である。 第1帯状部分の背面に散乱ドットが付与される場合に、散乱ドットが配置される様子を背面側からみた模式図である。 第1の実施形態における光取り出し手段が散乱ドットである場合の第2帯状部分の光線追跡例を示す図である。 第2帯状部分の背面に散乱ドットが付与される場合に、散乱ドットが配置される様子を背面側からみた模式図である。 第1の実施形態の第1変形例を示す図である。 第1の実施形態の第2変形例を示す図である。 第1の実施形態の第3変形例を示す図である。 出射角度分布の説明のための角度を定義する図である。 第1帯状部分の所定の出射距離の位置における出射角度分布の概略図である。 第2帯状部分の所定の出射距離の位置における出射角度分布の概略図である。 第2の実施形態にかかる液晶表示装置のB−B断面図である。 第2の実施形態にかかる液晶表示装置のC−C断面図である。 第2の実施形態における第2帯状部分の背面の、光線(図7A参照)が反射する部位付近での拡大図である。 第2の実施形態における第1帯状部分の背面の、光線(図7B参照)が反射する部位付近での拡大図である。 第2の実施形態の第1変形例における第2帯状部分の背面の、光線(図7A参照)が反射する部位付近での拡大図である。 第2の実施形態の第2変形例における第2帯状部分の背面の、光線(図7A参照)が反射する部位付近での拡大図である。 第2の実施形態の第2変形例における第1帯状部分の背面の、光線(図7B参照)が反射する部位付近での拡大図である。 第2の実施形態の第3変形例における第2帯状部分の背面の、光線(図7A参照)が反射する部位付近での拡大図である。 第2の実施形態の第3変形例における第1帯状部分の背面の、光線(図7B参照)が反射する部位付近での拡大図である。 第3の実施形態にかかる液晶表示装置の、上下方向の中心である中心CLを含む左右方向の断面図である。 第3の実施形態にかかる液晶表示装置の、第2帯状部分の上下方向の断面図である。 第3の実施形態にかかる液晶表示装置の、第1帯状部分の上下方向の断面図である。 第4の実施形態における導光板の平面図を示す図である。 第4の実施形態の第1変形例における導光板の平面図を示す図である。 第4の実施形態の第2変形例における導光板の平面図を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、適宜図を用いて詳細に説明する。本発明は、下記で説明する各実施形態における技術的思想を逸脱しない範囲内において、適宜変更が可能であることはいうまでもない。
[第一の実施形態]
図1は本実施形態にかかる液晶表示装置の構成斜視図、図2A〜Cは、図1におけるA−A,B−B,C−C断面図、図3Aは、液晶パネルの配線と駆動回路の配置を示す図、図3Bは、TFT(Thin Film Transistor)と画素電極の配置を示す図である。本実施形態では、図1に示すように、液晶パネル120の表示画面を基準として上下左右および前面と背面とを定義した。左右方向が液晶パネル120の長軸方向と平行な方向であり、上下方向が液晶パネル120の短軸方向と平行な方向である。なお、実際の使用環境において、前面側がTV(本液晶表示装置)の視聴者がいる側とし、上方向を上としてTV(本液晶表示装置)を配置する方向として、以下の説明をする。
図1〜3は概略図であるので、必要に応じて、その都度、詳細構成に関して説明する。
図1に示すように、本実施形態にかかる液晶表示装置1は、液晶パネル120とバックライト101から構成され、液晶パネル120は上フレーム137によって、バックライトに固定される。バックライト101は、背面側から液晶パネル120に光を照射する。液晶パネル120はバックライト101から照射された光の透過率を制御することにより、所望の画像を液晶パネル120の前面に表示する。液晶パネル120の前面において、透過率を制御して画像を表示する領域を表示領域DAとする。
バックライト101は、導光板102、光源としての発光ダイオード、LED(Light Emitting Diode)を1個または複数個実装したLEDパッケージLEDPKGを有し、LEDパッケージLEDPKGは、放熱部材であるヒートスプレッダ103を介して導光板102等を収納する筐体をなす下フレーム104に固定される。導光板102はアクリルなどの透明な樹脂からなり、出射面102Dに連なる複数の側面を有しており、LED(点光源)から出射した光線を面光源に変換する機能を有する。
図3を用いて液晶パネルに関して説明する。液晶パネル120は2枚のガラス基板間に液晶を挟持した構成を有し、液晶を構成する液晶分子の配向状態が制御されることにより導光板102から出射した光の透過/遮断を制御する光シャッタとしての機能を有する。
図3Aに示すように、液晶パネル120は、信号配線120cと走査配線120dとが格子状に配線され、信号配線120cを駆動するための信号配線駆動回路120aと走査配線120dを駆動するための走査配線駆動回路120bとが備わる。
また、図3Bに示すように、信号配線120cと走査配線120dとの格子点に液晶120fを駆動するTFT120eが接続される。TFT120eは、走査配線120dに正の電圧が印加されると、信号配線120cと画素電極120gの間を導通させる。このとき、信号配線120cから画像データに応じた電圧が画素電極120gに印加され、該画素電極120gと対向電極120hの間の電圧に応じて、液晶120fのシャッタが開閉する。液晶120fのシャッタが開くと、図1に示す導光板102の出射面102Dから出射された光を透過して明るい画素となる。液晶120fのシャッタが開いてない場合には暗い画素となる。
液晶120fのシャッタの開閉と液晶に印加される電圧(≒画素電極120gと対向電極120hの間の電圧)の関係は、所謂、液晶120fの表示モードに依存する。一般的なテレビ受像機向け液晶パネル120(図1参照)の表示モードの一例としては、液晶120fに印加される電圧の絶対値が大きいとき(5V程度)は明るい画素となり、小さいとき(0V程度)は暗い画素となる。この際、0Vと5Vの間の電圧では、非線形的ではあるが電圧の絶対値が大きくなるほど明るくなる。そして、0Vと5Vの間を適当に区切ることで階調表示を行なうことができる。言うまでもないが、本発明はこれら表示モードを限定しない。
また、TFT120eに接続されている走査配線120dに負の電圧が印加されている場合は、信号配線120cと画素電極120gの間は高抵抗の状態となり、液晶120fに印加されている電圧は保持される。
このように、走査配線120dと信号配線120cへの電圧によって、液晶120fが制御される構成である。
走査配線駆動回路120bは、一定の周期で、例えば順次上から下に向かって、走査配線120dの1つに所定の電圧を印加するように走査する機能を有する。また、信号配線駆動回路120aは、走査配線駆動回路120bが所定の電圧を印加している走査配線120dに接続される各画素に対応する電圧を、各信号配線120cに印加する。
このような構成とすれば、電圧が印加されている走査配線120dで、明るい画素と暗い画素とが設定できる。そして、走査配線駆動回路120bの走査に伴って、信号配線駆動回路120aが各信号配線120cに印加する電圧を制御することで、全ての走査配線120dに明るい画素と暗い画素を設定することができ、液晶パネル120に映像を構成することができる。
なお、信号配線駆動回路120aと走査配線駆動回路120bは、例えば、不図示の制御装置が制御する構成とすればよい。
さらに、図示はしないが、液晶表示装置1には、液晶表示装置1を制御する制御装置や、バックライト101に電源電圧を供給するDC/DC電源等を備える駆動部が備わる。制御装置は、液晶パネル120やバックライト101などを制御したり、液晶表示装置1に表示される画像を画像処理したりする装置であって、例えば図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを備えるコンピュータおよびプログラム、周辺回路などを含んで構成され、ROMに記憶されるプログラムによって駆動される。
例えば、制御装置は、液晶パネル120に表示する画像信号を、液晶120f(図3B参照)ごとの明暗の情報として管理する機能を有する。そして、走査配線駆動回路120bを制御して順次上から下に向かって、走査配線120dの1つに所定の電圧を印加するように走査するとともに、所定の電圧を印加している走査配線120d上の信号配線120cの明暗の情報に対応して、各信号配線120cに所定の電圧が印加されるように信号配線駆動回路120aを制御する構成とすればよい。
本実施形態では、前記ヒートスプレッダ103は下フレームの凹部104Aに収まる(図2BおよびCの断面図参照)。ヒートスプレッダ103の材質はアルミなど熱伝導率の高いものであり、LEDパッケージLEDPKGで発熱する熱を下フレーム104のできるだけ広い領域に伝える役割を担う。図2BおよびCの断面図に示されるとおり、ヒートスプレッダ103の断面はL字になっており、上下方向に伸びている辺の前面側の面は、前面及び背面方向において下フレーム平面部104Bと同程度の位置にある。前記上下方向に伸びている辺の前面側の面と下フレーム平面部104Bは、液晶パネル120に概ね平行な一つの平面を形成している。この一つの平面に、光を反射する反射シート105を置き、その上に導光板102を置くことで、導光板の前面側の面である出射面102Dが液晶パネル120と平行になるようにしている。なお、図2BおよびCでは、LEDパッケージLEDPKGをLEDパッケージ実装基板106(図1では図示なし)に実装し、LEDパッケージ実装基板106上で複数のLEDパッケージLEDPKG間を配線している。LED駆動回路(図示なし)はLEDパッケージLEDPKGを一括もしくはグループ毎に制御する。本実施形態ではアルミのLEDパッケージ実装基板106を用いているが、FPC(Flexible Printed Circuit)基板やヒートスプレッダ103への直接実装なども考えられ、本発明において、LEDパッケージ実装基板106は、特に限定されるものではない。
さらに、光学シート134は、導光板102から出射した光の角度分布等を制御する光学部材である。中間フレーム138は、光学シート134と導光板102を下フレーム104に固定し、液晶パネル120を上フレーム137とで挟む構造部材である。
図1に、導光板102の出射面102Dに表示領域DAの大まかな位置を点線で記してある。本実施形態では、表示領域DAは液晶パネル120において駆動される画素がある範囲で規定される。この駆動される画素がある範囲は、中間フレーム138で囲まれる開口部において、中間フレーム138の端からの内側に(液晶パネル120の中心方向に)数mm入った位置から始まる。前記液晶パネル120は、前記液晶パネルの表示面内で、上下左右、それぞれの方向に数mm程度動くように構造設計される(ガタを持たせている。)。そのため表示領域DAの位置も数mm程度動く。但し、表示領域DAが上フレーム137に、前面側から見て隠れることは無い。したがって、液晶パネル120の上フレーム137で囲まれる領域を表示領域DAとしてもよい。また、前記画素がある範囲の上下方向の長さをWpyとし、左右方向の長さをWpxとした場合に、前記バックライト101の中心(バックライト101の発光面の中心位置)から上方向にWpy/2の位置を表示領域DAの上端、下方向にWpy/2の位置を表示領域DAの下端、右方向にWpx/2の位置を表示領域DAの右端、左方向にWpx/2の位置を表示領域DAの左端としてもよい。
本実施形態では、導光板102の上側及び下側の2つの側面に、複数のLEDパッケージLEDPKGが配置され、導光板102の上側と下側の2つの側面が入射面102Cとなっている。LEDパッケージLEDPKGから出射した光は、入射面102Cから導光板102に入射し、導光する光は導光板102から光を取り出す手段である光取出し手段(図示なし。詳細は後述する。)によって反射され、出射面102Dから出射する。入射面102Cは、LEDパッケージLEDPKGからの光を入射する入射部の一形態であり、例えば、側面の一部分が入射部となるように、入射部が形成されても良い。以下、光取出し手段に起因して、導光板102内を導光していた光が出射面102Dから出射することを、光取出しと呼ぶことがある。
そして、前記導光板102は、前記液晶パネル120の長軸方向となる左右方向(横方向)において複数の部分に区画される。複数の部分は、導光板102のLEDパッケージLEDPKGが配置された1つの側面(下側の側面)から対向する側面(上側の側面)まで、光が入射する方向に沿って延伸しており、それぞれが導光板102の一部分をなしている。各部分は、導光板102の上側又は下側の側面に対して垂直となる方向に延伸しており、入射面102Cからの光は当該垂直となる方向に入射している(より厳密には、入射する光線のポインティングベクトルは、当該垂直となる方向の成分を有するということである。)。また、本実施形態における導光板102は、2つの第1部分102Aと1つの第2部分102Bに分けられ(詳細は図2A、左右方向と平行なA−A断面図参照)、前記第2部分102Bは、前記液晶パネルの法線方向(前面方向)における厚さt(以後、単に厚さtや板厚tと呼ぶ)が、上下方向の位置に依存して変化している(詳細は図2B、上下方向と平行なB−B断面図参照)。
本実施形態では、第1部分102Aと第2部分102Bの上下方向の断面形状が、互いに異なっており、前記第1部分102Aは、厚さが位置に依存せずおおよそ一定である。また、導光板102において最も厚い部位は前記第1部分102Aである。また、入射面102Cは左右方向で厚さが一定であり、前記第1部分102Aと厚さが同じとなっている。入射面102Cが最も厚いのは、LEDパッケージLEDPKGから出射した光が効率よく導光板102に入射するようにするためである。
また、前記2つの第1部分102Aの左右方向の長さは、合計で、前記導光板102の左右方向の長さの5〜50%が好ましい(図1では、前記第1部分102Aが左右端部に2箇所あるので、前記第1部分102Aの1箇所あたりの左右方向の長さは、前記導光板102の左右方向の長さの2.5〜25%が好ましい)。例えば、前記第1部分102Aの左右方向の長さが、合計で前記導光板102の左右方向の長さの20%のときに、30%の軽量化が可能である。軽量化と構造強化の兼ね合いからは、前記2つの第1部分102Aの左右方向の長さは、合計で、前記導光板102の左右方向の長さの10〜20%が、より望ましい。
図2Bを用いて、前記第2部分102Bの断面形状に関して説明する。図2Bでは、入射面102Cでの導光板の板厚tは、LEDパッケージLEDPKGから出射した光が、導光板102に効率良く入射するように、LEDの幅WLEDよりも厚くしてある。入射面102Cの厚さtがLEDの幅WLEDよりも薄いと、LEDパッケージから出射した光の一部は、導光板102に入射しない。導光板に入射しない一部の光は、迷光になって損失したり、液晶パネル120の上下端部に輝線を発生させたりする。
ここで、第2部分102Bは、第2部分102Bにおいて最も薄く形成される最薄部分を有する。最薄部分は、複数の光源が配置されて光を入射する1つの側面(本実施形態では、下側の側面を当該1つの側面として以下において説明する)よりも薄く形成される。本実施形態では、最薄部分は、導光板102の中心Cであり、下側の側面から中心Cにかけて厚みが変化するように形成される。具体的には、第2部分102Bに形成された入射面102Cから離れるにつれ厚みが薄くなるように形成される。図2Bで示すように、本実施形態では、導光板の板厚tは、上下方向の導光板の中心Cに向けて小さくなっている。これは、板厚tを薄くすることによって導光板を軽量化するためである。
次に、図2Cを用いて、前記第1部分102Aの断面形状に関して説明する。図2Bおよび図2Cで示すように、第1部分102Aおよび第2部分102Bが延伸する方向である上下方向の断面形状は、第1部分102Aと、前記第2部分102Bとで異なる。そして、これらの図で示すように、第1部分102Aの断面積は、第2部分102Bの断面積よりも大きくなる。また、図2B及び図2Cで示されるように、第1部分102Aと第2部分102Bとの表示領域DAと平面的に重複する部分を比較しても、上下方向の断面積は、第1部分102Aのほうが大きくなる。そして、最薄部分を有して軽量化された第2部分102Bが、隣接する第1部分102Aによって補強されることとなる。本実施形態では、第1部分102Aの板厚tLAは、位置に依存せず一定であり、第1部分102Aの表示領域DA内の上下方向全域において板厚tLAを一定にしている。前記第1部分102Aの板厚tLAを一定にしている理由は、導光板102の強度をより向上させるためである。
例えば、従来のように、上下方向の導光板の断面形状が、導光板の上下方向の中心付近が薄くなっている断面形状であって、その断面形状が左右方向の位置に依存せず同じものである場合(図1で例示すると、前記第2部分102Bのみで、前記第1部分102Aが無い構成の導光板の場合)、最も薄くなっている部分(図2Bで例示すると、上下方向の導光板の中心C)の強度が弱くなる。概ね26インチ以上、とりわけ32インチ以上の大型液晶表示装置の場合には、反りや割れが問題となりやすく、大きくなればなるほど、前面背面方向への反りは大きくなる。そして特に、導光板102の上下方向の断面形状が図2Bのように中心Cが最も薄くなっている等の場合に、最薄部分(中心C)よりも上方向の導光板の自重が、最薄部分(中心C)にかかるために割れやすくなる。液晶表示装置を生産工場から車や船などで輸送する場合、振動により割れやひびが発生することが考えられる。割れやひびを抑制するために、厳重な梱包をすると、梱包資材が多くなり、環境負荷を増大させてしまう。
しかしながら、第1部分102Aが左右方向に所定の幅を有して、最薄部分と隣接する部分(隣接部分)が、最薄部分よりも厚く形成されると、最薄部分による導光板102の強度低下を抑制できる。具体的には、隣接部分が有する厚みは、第2部分102Bにおける平均の厚さよりも大きくなるようにすればよい。ここで、第1部分102Aが第2部分102Bよりも厚く形成される範囲が、最薄部分と1つの側面の中間となる位置(1つの側面と最薄部分との間の距離を所定距離とする場合に、1つの側面から所定距離の半分を離れた位置)から最薄部分を含むような範囲とすることで、より、強度の低下を抑制できる。第1部分102Aは、本実施形態のように、前記隣接部分を含む所定の範囲にわたって、第1部分102Aが上下方向に厚さが一定となって第2部分102Bよりも厚く形成されるのが望ましい。
また、最薄部分における厚みは、導光板102の軽量化と強度の両立のために、第2部分102Bの下側の側面における厚みの3/4以下1/8以上となるようにするのが望ましい。
本実施形態では、前記第1部分102Aを表示領域DAと平面的に重複させ、第1部分102Aの横方向の長さを長くする(具体的には、導光板102の横方向(長軸方向)の長さの2.5%以上にする)ことで、強度を確保することを可能としている。例えば、導光板102の左右方向の長さを長くすることで、表示領域DA全域を前記第2部分102Bに含ませつつ第1部分102Aを広く確保することも可能であるが、その場合、液晶表示装置が搭載されるTVの左右方向の額縁が大きくなってしまうという問題があるため、本実施形態のように前記第1部分102Aと表示領域DAとを重複させる構成が良い。本実施形態では、表示領域DAと重複する導光板102の一部を面光源として利用すると同時に、強度部材としても利用する構成としている。
また、前記第1部分102Aと表示領域DAは重複しているので、出射面102Dから光を出射しなければならない。そのため、光取出し手段が前記第1部分102Aにも付与されており、第1部分102A及び第2部分102Bは、導光板102に入射した光を案内し、かつ、出射面102Dから光を出射させる形状を有している。本実施形態では、前記第1部分102Aの光取出し手段は表示領域DAに対応して付与されている。前記光取出し手段は表示領域DAを囲む外側数mmの位置から内側の領域に付与されている。本実施形態の構成では、第1部分102Aと第2部分102Bの何れにも、光取出し手段が付与されている。
本実施形態では、第1部分102Aにおいても光を導光させるので、光が導光可能なように、第2部分102Bだけでなく、第1部分102Aも導光可能な程度に透明でなくてはならない。また、本実施形態では第1部分102Aの出射面102Dからも光を出射させるので、光源であるLEDは、第1部分102Aの入射面102Cと対向する位置にも配置されている。また、第1部分102Aの方が上下方向全般にわたって厚く、第2部分102Bよりも導光しやすいため、第1部分102Aの上側及び下側の側面から供給する光量を、左右方向の中心部を含む第2部分102Bに比較して少なくしてもよい場合ある。また、表示領域DAの中心部と比べて、表示領域DAの左右端部にバックライトとしての輝度が要求されないような場合には、第1部分102Aを左右端部に配置すると、第1部分102Aから出射される光の量が少なくてよい。したがって、例えば前記第1部分102Aに対応するLEDパッケージLEDPKGの左右方向の単位長さあたりの密度は、前記第2部分102Bに対応するLEDパッケージLEDPKGの左右方向の単位長さあたりの密度よりも低くしてもよい。具体的には、複数の部分が延伸する方向に対して垂直となる方向を幅方向とする場合に、第1部分102Aの2つの側面に配置された光源から、当該第1部分102Aの前記幅方向の単位長さあたりに供給される光量は、第2部分102Bの2つの側面に配置された光源から、当該第2部分102Bの2つの側面に配置された光源から供給される光量よりも少なくしてよい。
また、第1部分102Aにおいても光を導光させるので、第1部分102Aの入射面102Cも、第2部分102Bの入射面102Cと同様に、鏡面処理されている。入射面102Cが鏡面処理されていない場合、入射した光が導光せず、すぐに導光板102から出射してしまう。
また、本実施形態の導光板102は射出成型による接合部の無い一体成型品であることが望ましい。これは第1部分102Aと第2部分102B間で光は行き来するが、その際に、第1部分102Aと第2部分102Bの境界に大きな屈折率差のある接着剤などの物質が存在すると、前記境界で光が散乱され導光板102から出射してしまい、境界に対応した輝線が液晶パネル上に発生してしまうという問題があるためである。また、接着材で接合する場合、剥れたりする可能性があり、一体成型が望ましい。
図2Bでは、前記第2部分102Bの背面102Fにおける断面形状は、二等辺三角形であるが、特にこれに限定されない。第2部分102Bは曲面形状で厚みが薄くなるように形成されても良いし、階段状の形状で厚みが薄くなるように形成されても良い。また、導光板の軽量化が成される形状であれば良い。また、必ずしも板厚tは単調減少する形状でなくても良い。光学設計を考慮し、種々の形状が考慮される。
前記第2部分102Bの板厚tは、反射シート105と前記第1部分102Aの背面102Eを平行に配置し、出射面102Dと液晶パネル120を略平行にするために、前記第1部分102Aの板厚tLAと同程度以下が望ましい。つまり、導光板内に設けた平面(前記第1部分102Aの背面102E)と反射シート105の平面を利用して、簡略的に出射面102Dと液晶パネル120の平行を出すとともに、入射面102CとLEDパッケージLEDPKGの発光面が略平行になるようにしている。LEDパッケージLEDPKGと入射面102Cの位置関係がずれると、LEDパッケージLEDPKGから導光板102に入射する光量が減り、入射効率が低下する。したがって、導光板内に設けた平面(前記第1部分102Aの背面102E)と反射シート105の平面を利用して、LEDパッケージLEDPKGと入射面102Cの位置関係を固定することは、前記入射効率低下を抑制するという効果も奏する。
さらに、前記第1部分102Aは、導光板102の位置を固定するための固定形状102Gを有する。本実施形態では左右端部に付与された切り欠きである(図1参照)。導光板102を、筐体をなす下フレーム104に配置すると、切り欠きに固定ブロック107が嵌り、導光板102は筐体に固定される。固定ブロック107は、下フレーム104に固定ネジ108でネジ止めされている。固定形状102Gは、力が加わるので割れやすい中心C(最薄部分)を避けて配置するのがさらに望ましい。前記第1部分102Aを設けることで左右端部の上下方向の所定の場所に固定形状102Gを設けることが可能となった。本実施形態では、固定形状102Gを切り欠きとしたが、これに限定されず、下フレーム104と導光板102の位置関係を固定する部材なら良い。例えば、導光板102に丸い穴を設け、その穴に下フレーム104に結合したピンを通すことでも固定可能である。固定形状も大型液晶表示装置で必要になってくる部位である。なぜならば、導光板102が熱膨張して伸びる量が、大型になればなるほど大きくなるためである。
上述したように、光学的に透明で、光を導光させることが可能な前記第1部分102Aを設けることで、第1部分102Aを表示領域DAと重複させることにより額縁を大きくするのを抑制しつつ、第2部分102Bによる軽量化のための板厚低減により、導光板の強度が低下することを低減するという効果が得られる。
また、前記第1部分102Aは、導光板102の位置を固定するという役割を担い、左右端部の上下方向の所定の場所に固定形状102Gを設けることを可能にするという効果を奏する。
次に、第1部分102Aと第2部分102B、それぞれにおける光取出し手段に関して説明する。図4AおよびCに、光取出し手段が散乱ドット1021である場合の第1部分102Aと第2部分102Bの光線追跡例を示してある。各断面内を伝播している光線Ray1,Ray2を描いている。また、以後の説明を簡略化するために、図4AおよびCにおいて、光線Ray1が入射した入射面102Cと、出射面102D上の出射位置との距離を出射距離Dx1と呼ぶことにする。言うまでもなく、前記出射距離Dx1は、前記入射面102Cと点である前記出射位置の最短距離を指している。光線Ray2に対しても同様に、出射距離Dx2を定義する(図示なし)。
図4BおよびDに、前記第1部分102Aの背面102Eと前記第2部分102Bの背面102Fに付与された散乱ドット1021を背面側から見たときの模式図を示す。
前記第1部分102Aに入射した光は、主に、散乱ドット1021で散乱されて導光板102の外に出射するか、入射した面と対向する入射面において、フレネル透過・反射率にしたがって導光板102の外に出射するかの何れかでの経路で導光板102の外側に出射する。一般的には、散乱ドット1021の密度を調整することで、入射光が入射した面と対向する入射面に到達するまでに、散乱ドット1021で散乱して出射面102Dから出射するように設計する。
図4A中記載の光線Ray1は、光線Ray1の入射面と対向する入射面(上側の入射面102C)に到達する前に散乱ドット1021で散乱されて出射面102Dから出射し、光学シート134で光線の伝播方向が変換され、液晶パネル120に向けて出射していく模式的な例である。光学シート134として、導光板側から拡散シート(光を拡散するとともに集光するシート)、プリズムシート(前面側に微細な三角プリズムを設けたシート)、偏光反射シート(特定の偏光光の透過率が高いシート)の組み合わせなどが考えられるが、本発明は、特に、これらの組み合わせを限定するものではない。図4A中記載の光線Ray2は、光線Ray2の入射面と対向する入射面(上側の入射面102C)で、フレネル透過・反射率にしたがって反射され、戻ってくる途中で散乱ドット1021に散乱されて出射面102Dから出射する例である。入射した面と対向する入射面(上側の入射面102C)に到達した導光光の一部は、光線Ray2のようにフレネル透過・反射率にしたがって、反射して導光板102を再度導光し、残りの光は透過して導光板102から出射する。対向する入射面102Cから出射した光は、LEDパッケージLEDPKGやLEDPKG実装基板106などで、反射・損失する。前記反射光の一部は再度導光板102に入射し、液晶パネル120の光照射に寄与する有効な光となるが、それ以外の光はバックライト光学系の損失となる。したがって、入射した入射面と対向する入射面に光が到達するまでに散乱ドット1021にて出射面102Dから光を出射することで、前記バックライト光学系の損失を抑制することが可能となる。
図4Bには、前記第1部分102Aの背面102Eに付与された散乱ドット1021の例が示される。散乱ドット1021は、白色の印刷物で、本実施形態では円形である。入射面102Cから中心Cに向かうにしたがって、散乱ドット1021の密度は大きくしてある。中心C付近では、中心C付近に到達するまでに導光光の多くが、入射面102C付近から中心C付近までに配置されている散乱ドット1021に散乱され、導光光が中心C付近の散乱ドットに当たる確率が小さくなるので、バックライト101からの出射光量を面内で均一にするために、入射面102C付近に対して中心C付近の散乱ドット1021の密度を大きくしてある。
次に、図4Cを用いて、前記第2部分102Bの光線追跡例を説明する。光学シート134等、前記第1部分102Aと説明が重複する箇所については説明を省略する。前記第2部分102Bの背面102Fの断面形状は、傾きαで傾斜しているものとする。
光線Ray1は散乱ドット1021で散乱され、出射面102Dから光出射する場合の例である。光線Ray2は、前記第2部分102Bの背面102Fで反射するたびに、光線Ray2と出射面102Dの法線との間の角度θが臨界角θ(=sin−1(nair/n), nairは空気の屈折率(または出射面が接している物質の屈折率)、 nは導光板102の屈折率)より小さくなり、フレネルの透過・反射率にしたがって出射面102Dから出射する光線追跡例を示している。前記第1部分102Aの光出射機構と異なる点は、斜面を有するが故に散乱ドットに光線が当たらなくても、前記第2部分102Bの背面102Fとの反射を繰り返すことで出射面102Dから光が出射するということである(以後、簡略に説明するために、前述したように傾斜(曲線も含む)があるがゆえに全反射条件が崩れて出射する光取出し機構を、傾斜光取出し機構と呼ぶことにする。前記傾斜光取出し機構は、光取出し手段の一つと考えることができる。したがって、前記傾斜光取出し機構による光取出しを傾斜光取出し手段と呼ぶこともある。)。角度αが大きければ大きいほど、少ない反射回数で角度θは臨界角θよりも小さくなり、入射面102Cから遠くない位置で出射面102Dから出射する。また、図4Cに示す断面形状の場合、最も板厚tが小さくなる中心Cで、前記傾斜光取出し機構による出射光量は最大となる。したがって、第1部分102Aと第2部分102Bの出射光量分布を等しくし、液晶パネル表示面全域でムラの無い液晶表示装置を作成するためには、第2部分102Bの散乱ドット1021の位置分布を設定するに当たって、前記光取出し機構による出射光量も鑑みて設定する必要がある。
したがって、第1部分102Aと第2部分102Bの散乱ドットの位置分布(密度分布)を異なる構成とし、ムラを抑制する構成としている。
第1部分102Aの散乱ドットは入射面102Cから離れるにつれて密度を大きくしているが(図4B参照)、第2部分102Bの散乱ドットは前記第2部分102Bの背面102Fの傾斜を考慮した分布としてあり、入射面102Cから離れるにつれて密度が大きくなる分布でない。背面102Fの傾斜にもよるが、入射面102Cと、最薄部分となる中心C間の距離をLとした場合、入射面102Cから中心Cに向かって、距離1/2L〜3/4Lの位置に密度が極大となる位置が存在する。
ここで、散乱ドットの密度はドットの大きさを一定とした場合の数密度として言及しているが、これに限らない。より厳密には単位面積当たりの散乱ドットの材料である白色インクの印刷面積と考えられる。例えば、散乱ドットの円形の半径の大きさを制御することで、単位面積当たりの前記印刷面積を制御し、密度を制御しても良い。また、白色インクの濃度を制御することで、擬似的に散乱ドットの密度を制御しても良い。白色インクの濃度が高い場合は密度が大きい場合に相当し、白色インクの濃度が小さい場合は密度が小さい場合に相当する。
また、第1部分102Aと第2部分102Bの散乱ドットの密度分布を異なるものとするだけでなく、形状を異ならせても良い。例えば、第1部分102Aの散乱ドットの形状を円とし、第2部分102Bの形状を楕円としても良い。散乱ドットの大きさを位置的に制御することは、形状の制御と言っても良いし、密度の制御とも言える。
散乱ドットの形状や密度を第1部分102Aと第2部分102B、それぞれで制御することで、液晶パネル表示面全域でムラの無い液晶表示装置を構成することが可能となる。
本実施形態では、前記第2部分102Bの背面102Fの断面形状を、図4Cに示すような直線としたが、これに限定されず、曲線や折れ線、階段状の断面形状でも良い。
[変形例]
次に、第1の実施形態の各変形例について図5を用いて説明する。図5Aは第1の実施形態の第1変形例を示す図であり、第1部分102Aにのみ散乱ドットを付与し、第2部分102Bは適当な曲線形状とし、第2部分102Bの光取出しは散乱ドットではなく、前記曲線形状を利用した前記傾斜光取出し機構によって行う例である。第1部分102Aの概略図は図4Aに示されるものと同様なので、図5Aで示される変形例については、第2部分102Bにおける上下方向の断面のみ図示してある。
図5Aの第1変形例は、第1部分102Aの散乱ドット位置分布(密度と形状分布)制御と第2部分102Bの曲線形状を制御することにより液晶パネル表示面全域でムラの無い液晶表示装置を構成する例である。また、前記第2部分102Bの背面102Fの断面形状は曲線に限定されるものではなく、図4Cに示される直線、折れ線、階段状の断面形状でも良い。本変形例は、第1部分102Aと第2部分102Bで光取出し手段が異なる例である。
図5Bは、第1の実施形態の第2変形例を示す図であり、第1部分102Aが第2部分102Bに比べて十分に小さく、第2部分102Bの光取出し手段で第1部分102Aからも光が出射するため、第1部分102Aに光取出し手段を設けない場合の変形例を示す図である。したがって、この場合には、第1部分102Aは、導光板102に入射する光を案内するものの、出射面102Dから光を出射させる形状を有していない。図5Bは、液晶表示装置1の左右方向の断面図である(図1A−A参照)。この場合、光源は第2部分102Bに対応して配置する。光線Rayは、第2部分102Bから出射し、第1部分102Aに対応する表示領域DAから液晶パネルに向けて出射する様子を示したものである。図5Bの第2変形例では、光取出し手段として、散乱ドット1201を用いているが、これに限らず、微細形状(詳細は後述)や、前記傾斜光取出し機構などを用いても良い。
図5Cは、第2部分102Bの液晶パネルに面する側が凹んでいる構成を有する第3変形例であって、液晶表示装置1の上下方向の断面図(図1B−B参照)である(図5Aにおいて導光板が前背面で反転した構成)。光線Rayの追跡例も示してある。図5Cで示される第3変形例については、第1部分102Aの概略図は図4Aに示されるものと同様なので、第2部分102Bにおける上下方向の断面のみ図示してある。このようにすることによって、導光板102の背面(導光板102の背面は、第1部分102Aの背面102Eと第2部分102Bの背面102Fから構成される。) が反射シート105に全面で平行に配置されるので固定が簡易になるという効果を奏する。また、平面を利用して、LEDパッケージLEDPKGと入射面102Cの位置関係も固定できるので、前記入射効率低下を抑制するという効果も奏する。
なお、第1の実施形態では、導光板102の出射面102Dもしくは背面102Fの一方が平面状に形成されて(図2B、図5C等参照)、他方の面において、第1部分102Aに対して第2部分102Bの少なくとも一部が陥没するように形成される。
なお、第1の実施形態では、導光板102の上側及び下側の2つの側面に光源が配置されているが、左側および右側の2つの側面に光源が配置されて、横方向に延伸する複数の部分を導光板102が有していてもよい。このような場合においても、導光板102の強度と軽量化を両立できる。
なお、第1の実施形態では、導光板102の中心Cが最薄となって、第2部分102Bは、中心Cと上側の側面の間、及び、中心Cと下側の側面の間の2箇所において、厚みが変化するように形成される。第1の実施形態では、最薄部分が導光板102の中心Cに位置するが、中心C以外の位置に最薄部分が存在してもよい。また、たとえば、第2部分102Bは、最薄部分が上側の側面の位置に存在して、下側の側面から上側の側面にまでわたって厚みが変化するように形成されて、楔型状になっても良い。また、この第2部分102Bが楔形状に形成される場合は、上側から下側の側面に向かって厚みが薄くなるように楔型状に形成されてもよい。また例えば、第2部分102Bが横方向に延伸し、左側の側面から右側の側面にむかって、厚みが薄くなるように楔型状に形成されても良い。第2部分102Bが楔形状となるような場合には、2つの側面のうち、厚みが大きい側面の側にのみ光源が配置されてよい。
また、第1部分102Aには、第2部分102Bの断面形状に関わらず、下側の側面に光源が配置されても良いし、上側の側面に光源が配置されてもよいし、両方の側面に光源が配置されても良い。また、図5Bの第2変形例のように、第1部分102Aが第2部分102Bに比べて十分に小さいような場合には、第1部分102Aの2つの側面には光源が配置されなくても良い。
なお、本実施形態では、第1部分102Aの上下方向の断面形状が矩形であって、厚さが一定となって直方体状に形成されるが、第1部分102Aは、少なくとも第2部分102Bよりも断面積が大きくなるように形成されて、第2部分102Bが補強されればよい。また、本実施形態では、第1部分102Aの全体が一定の厚みで形成されているが、第1部分102Aは、その一部に、厚さが一定となる部分を有して形成されるのであってもよい。
[第二の実施形態]
本実施形態は、第1部分102Aと第2部分102Bにおける出射面102Dから出射する光線の異なる出射角度分布を概ね同じ出射角度分布にすることを目的として、前記光取出し手段として微細形状を用いた場合の例である。本実施形態では、第1部分102Aには第1光取出し部が、第2部分102Bには第2光取出し部が配置され、これらは射出成型時に導光板102の背面102E,102Fに形成される。この第1光取出し部及び第2光取出し部については、詳しくは後述する。
前記出射角度分布に関して説明する上で、便宜上、図6Aを用いて角度を定義する。図6Aには、所定の方向を示すベクトルVecAと座標系が示されている。ベクトルVecAは極角θ、方位角φの方向を向いている。極角は液晶パネル法線方向からの角度である。方位角は液晶パネル面内において、上方向に平行な軸からの角度である。本角度定義によれば、液晶パネル法線方向は極角の0度方向である。上方向は方位角0度、左方向は方位角90度、下方向は方位角180度、右方向を方位角270度となる。
再度、図4に示される光学系を例にとって、図6BおよびCを用いて散乱ドットを用いた場合の出射角度分布に関して説明する。本実施形態においても図4に示される構成は、第一の実施形態で説明したものと変わらないものとして説明する。図6Bは、第1部分102Aのある出射距離Dx1(第一の実施形態で定義した量)の位置における出射角度分布の概略図を示している。図6Cは、第2部分102Bの前記出射距離Dx1の位置における出射角度分布の概略図を示している。図6B、Cの出射角度分布は、前記出射距離Dx1を、入射面102Cと中心C間(図4参照)の距離をLとした場合に、約1/2Lとした場合の分布である。図6BおよびCの縦軸は約60度の輝度で規格化した規格化輝度である。横軸は極角θで、方位角0度方向の分布図である。図6Bと図6Cで大きく異なる点は、約60度以上の角度分布である。図6Cは、60度よりも大きな極角において輝度ピーク150を持つ分布となっている点である。前記輝度ピークがあるがゆえに、同じ出射距離Dx1においても、前記第1部分102Aと第2部分102Bの出射角度分布が異なってしまう。前記出射角度分布の違いを抑制しないと、位置によって出射角度分布が異なるがゆえにムラとなって認識されてしまう。この出射角度分布の違いによるムラは、一つの導光板において、厚さが変わらない前記第1部分102Aと厚さが位置的に変化する前記第2部分102Bが存在するために発生する。前記出射角度分布の違いによるムラは複数枚の光学シート134を用いることでも解決可能ではあるが、光学シート134の枚数を抑えて産業廃棄物を減らすことが望ましい。
本実施形態では、出射面102Dから出射した時点で、第1部分102Aと第2部分102Bの出射角度分布の違いを軽減する構成を説明する。
前記輝度ピーク150の原因について説明する。前記第1部分102Aの光取出し手段は散乱ドット1021のみであるが、前記第2部分102Bの光取出し手段は散乱ドット1021だけでなく、前記傾斜光取出し機構による光取出しもあるために、第2部分102Bの出射角度分布には前記輝度ピーク150が存在する。
前記傾斜光取出し機構による大きな極角における輝度の鋭いピークは、実施形態1で述べたように、前記傾斜光取出し機構は、出射面102Dと第2部分102Bの背面102F間で、複数回反射するうちに、前記背面102Fが傾斜(曲線も含む)であるがゆえに全反射条件が崩れて出射するので、全反射条件が崩れた直後に出射する光線が多く、出射面102Dにおける導光板側の光線と液晶パネル法線とがなす角度は前記臨界角に近い角度になることに起因している。
次に、図7を用いて第二の実施形態の構成について説明する。図7は本実施形態にかかる液晶表示装置に搭載されている導光板102に関する図である。本実施形態おける導光板102は、第一の実施形態と同様に、前記液晶パネル120の長軸方向において複数の部分に区画されて、第1部分102Aと第2部分102Bを含んでおり、前記第2部分102Bは、前記液晶パネルの法線方向(前面方向)における厚さtが、上下方向の位置に依存して変化している。前記第1部分102Aは、厚さが位置に依存せず、おおよそ一定である。本実施形態の導光板102において最も厚い部位は前記第1部分102Aである。
第一の実施形態と説明が重複する箇所に関しては説明を省略する。図中の符号は第一の実施形態と一致する。図7Aは、図1におけるB−B断面図である。図7Bは、図1におけるC−C断面図である。
本実施形態の第2部分102Bにおける光取出し手段は、微細形状によるものであり、射出成型によって形成される。図7Cは第2部分102Bの背面102Fの光線Ray1(図7A参照)が反射する部位付近での拡大図、図7Dは第1部分102Aの背面102Eの光線Ray1(図7B参照)が反射する部位付近での拡大図である。前記第2部分102Bの下側の側面と最薄部分との間における背面102Fは、光取出しを担う複数の第2光取出し部1022Fと複数の第2背面形状部1023Fが交互に配置される。また、一定の厚みを有して直方体状に形成される第1部分102Aの背面102Eも、光取出しを担う複数の第1光取出し部1022Eと複数の第1背面形状部1023Eが交互に配置される。そして、第2背面形状部1023F及び第1背面形状部1023Eは、出射面102Dに対して平行状な平面である平坦部を含んで構成される。第2背面形状部1023F及び第1背面形状部1023Eの双方に、このような平坦部が含まれることで、出射角度分布の違いが軽減される。
また、第2光取出し部1022F及び第1光取出し部1022Eは、本明細書における光取出し手段の一態様であり、第1光取出し部1022E及び第2光取出し部1022Fは、光を、出射面102Dから出射させるように反射する。本構成の特徴の1つは、第1部分102Aの光取出し手段を微細形状とした場合には、第2部分102Bの光取出し手段も微細形状とし、光取出し手段を第1部分102Aと第2部分102Bで同じ手段としている点である。
また、第1部分102Aの第1光取出し部1022Eは、導光板102の背面を出射面方向に凹ましている溝型の形状としており、V字状の溝としている。断面で見ると溝は三角形の形をしており、2つの斜面の一方で光を反射して導光板102の出射面102Dからの光取出しを行う。第2部分102Bでも、第2光取出し部1022Fの斜面で光を反射して出射面102Dからの光取出しを行う。ここで、第2部分102Bは、導光板102の厚さを中心Cに向けて薄くするので、第2光取出し部1022Fの斜面と、第2背面形状部1023Fとの繰り返しによって、徐々に導光板102の厚さを薄くしている。第2部分102Bの背面102Fを滑らかな曲線や直線とせずに、第2光取出し部1022Fの斜面と第2背面形状部1023Fの繰り返しとしている理由は、第2光取出し部1022Fが、隣接する2つの第2背面形状部1023Fの間に段差を形成して、背面102Fを階段状にすることにより、第2背面形状部1023Fの傾斜を緩やかにでき、60度よりも大きな極角における輝度ピークを抑制でき、出射角度分布の違いによるムラを抑えやすくできることにある。そしてさらに、第2背面形状部1023Fが平坦部を含んでいる場合には、平坦部は正反射するのみであることから(光取出しには寄与しない)、さらに輝度のピークが抑制されて、出射角度分布の違いによるムラを抑えやすくできる。つまり、光取出しを第2光取出し部1022Fで主に制御することによって、前記第2部分102Bの背面102Fが直線状の傾斜である場合と比べて、第2背面形状部1023Fの傾斜が当該直線状の傾斜よりも緩やかになり、第2背面形状部1023Fにおける反射では、全反射条件が崩れにくくなる。そして、前記輝度ピーク150(図6C参照)が抑制され、前記出射角度分布の違いによるムラが低減される。
第2部分102Bの第2光取出し部1022Fは、導光板102の厚みを変化させるのと光を取り出すという役割をになっている。本実施形態では、第2部分102Bの第2光取出し部1022Fは、前記厚さを変更させるため、第1部分102Aの第1光取出し部1022Eとは異なる形状である。また、第1部分102Aと第2部分102Bでは、出射光量を調節するために第2光取出し部1022F及び第1光取出し部1022Eの密度の位置分布も異なる。また、第2部分102Bの最薄部分付近(図7Aでは中心C付近)では、第2部分102Bの背面102Fで反射した後に、再度背面102Fに到達するまでの光路長が、最薄部分に隣接する第1部分102Aの隣接部分付近の光路長よりも短くなる。したがって、同じ前記出射距離での第1部分102Aの第1光取出し部1022Eが配置される密度よりも、前記第2部分102Bの第2光取出し部1022Fが配置される密度は少なくなる。
本実施形態では、第1部分102Aと第2部分102Bの第1背面形状部1023Eと第2背面形状部1023Fを、例えば、平坦部を含むような、共通する構造(図7C、D)とする。2つの第2光取出し部1022F、または2つの第1光取出し部1022Eの間を同じ構造とすることで、出射角度分布の違いによるムラを低減できる。図7CとDに示すように、光線Ray1はいずれの図でも同様の反射過程で、第2光取出し部1022F及び第1光取出し部1022Eから出射していくのが分かる。
また、図7CとDに開示される第2光取出し部1022F及び第1光取出し部1022Eは、簡単な微細形状の例であって、前述した様々な効果を得られる例であり、設計期間が短縮できるという効果を奏する。
また、軽量化することは導光板の材料を減らすことでもあり、産業廃棄物の低減という効果も奏する。
[変形例]
次に、第2の実施形態の幾つかの変形例について説明する。図8Aは、図7Cと同様に、図7Aに示される第2部分102Bの背面102Fにおいて、光線Ray1(参照)が反射する部位付近での拡大図であり、第2の実施形態の第1変形例を示す図である。上側から下方向に向けて進行している光線Ray2も図示してある。このときの第1部分102Aは図7B、Dに示されるものと同一のものとする。図8Aと図7Cの違いは、図8Aの第2光取出し部1022Fは下側に面する第1傾斜面10221Fだけでなく上側に面する第2傾斜面10222Fも有する点にある(本明細書では、これらの傾斜面のことを反射面ともいうものとする。)。本変形例では、第2光取出し部1022Fは、第1傾斜面10221F及び第2傾斜面10222Fにより、隣接する2つの第2背面形状部1023Fに対して窪んで、断面が三角形状の溝状に形成される。また、第1傾斜面10221F及び第2傾斜面10222Fは、曲面状に形成されてもよい。前記入射面から入射した光の大部分は、入射面102Cから前記中心Cまでに、第2光取出し部1022Fによって、導光板102から出射するが、一部の光は、前記中心Cを越えて前記入射面と対向する入射面に向かって進行する。前記図8Aの上側を向いて傾斜する第2傾斜面10222Fは、前記中心Cを越えて進行してくる光線(図8Aでは光線Ray2)を反射して出射させるための反射面である。前記図8Aの上側に対する第2傾斜面10222Fが無い場合には、前記中心Cを越えて進行してくる一部の光線は、前記光線が入射した入射面102Cと対向する入射面に到達し、前記対向する入射面から出射して損失となってしまう。この損失の抑制に、前記図8Aの上側を向いて傾斜する第2傾斜面10222Fは有効である。また、第1部分102Aの第1光取出し部1022E(図7D参照)も、上および下側を向いて傾斜する第1傾斜面及び第2傾斜面を有しているので、出射角度分布を第1部分102Aと合わせるという点でも有効である。
前記損失の抑制と前記出射角度分布の違いによるムラを抑制するために、第1光取出し部1022E及び第2光取出し部1022Fは、2つの側面の側をそれぞれを向いて傾斜する2つの反射面を持つことが好ましい。
また、図8Aの第1変形例の特徴の1つとして、第1部分102Aの第1光取出し部1022Eと、第2部分102Bの第2光取出し部1022Fの形状は異なるが、反射面の数は等しい構成ということである。第1光取出し部1022E及び第2光取出し部1022Fの制御面数が等しいことにより、導光板102の設計をしやすくなる。また、例えば、第1背面形状部1023E、及び第2背面形状部1023Fのそれぞれを平坦部のみで形成するとともに、第1光取出し部102A及び第2光取出し部102Bの制御面数を等しくすることにより、導光板102の設計がさらにしやすくなる。
図8Bは、図7Cと同様に、図7Aに示される第2部分102Bの背面102Fにおいて、光線Ray1(参照)が反射する部位付近での拡大図であり、第2の実施形態の第2変形例を示す図である。図8Bの第2変形例では、前記第2光取出し部1022Fで反射した光を、より液晶パネル法線方向に近い方向に出射するために、第2光取出し部1022Fが、複数の反射面(10221F、10222F、10223F、10224F)を有する場合である。図8Bで示すように、第2光取出し部1022Fは、第1傾斜面10221F、第2傾斜面10222Fを含んでいる。また、本変形例では、2つの第2光取出し部1022Fの間は、平坦部となる第2背面形状部1023Fが配置される。図8Bに示す第2変形例における第1部分102Aの第1光取出し部1022Eを図8Cに示す。第1部分102Aの第1光取出し部1022Eも、前記第1光取出し部1022Eでの反射光をより液晶パネル法線方向に近い方向に出射するために、複数の反射面(10221E、10222E、10223E、10224E)を有する構成となっている。図8Cで示すように、第1光取出し部1022Eは、第1傾斜面10221Eおよび第2傾斜面10222Eを含んでいる。本変形例は、出射角度分布を合わせるために、第2部分102Bの第2光取出し部1022Fが、特定の方向に多くの光を出射させるために、複数の反射面(10221F、10222F、10223F、10224F)で構成される場合には、第1部分102Aも同様に複数の反射面(10221E、10222E、10223E、10224E)を有する。また、2つの第1光取出し部1022E及び2つの第2光取出し部1022Fの間には、出射面102Dに平行状に形成される平坦部を含む第1背面形状部1023E、第2背面形状部1023Fが形成される。そして、第1光取出し部1022Eは、隣接する2つの第1背面形状部1023Fに対して窪んで溝状に形成される。第2光取出し部1022Fも同様に、隣接する2つの第2背面形状部1023Fに対して窪んで溝状に形成され、さらに、当該2つの背面形状部1023Fの間で段差を生じさせている。
図8Dは、第2の実施形態の第3変形例を示す図であり、図7Cと同様に、図7Aに示される第2部分102Bの背面102Fにおいて、光線Ray1(参照)が反射する部位付近での拡大図である。本変形例は第2光取出し部1022Fが曲面で構成されている例である。また図8Eは、第3変形例における第1部分102Aの第1光取出し部1022Eを示す図であり、第2光取出し部1022Fと形状は異なるものの曲面で構成されている。また、2つの第1光取出し部1022E、及び、2つの第2光取出し部1022Fの間には、出射面に平行状に形成される平坦部を含む背面形状部1023E、1023Fが形成される。
なお、本実施形態において、第1背面形状部1023E及び第2背面形状部1023Fは、平坦部で構成されて、出射面102Dと平行であるとしたが、必ずしも厳密に平行でなくても良い。第1光取出し部1022Eや第2光取出し部1023Fとの組合せで、出射角度分布が第1部分102Aと第2部分102Bで等しくなるように構成することが目的であり、背面形状部1023E、1023Fには、緩やかな傾斜面が含まれても良い。ここでいう緩やかな傾斜面は、傾斜角度が、例えば、1つの側面から最薄部分に直線状に傾斜する場合の傾斜角度よりも緩やかになるようにする。また、背面形状部1023E、1023Fは、第2部分102Bの背面102Fのうちの階段状に形成される部分が有する傾向(階段状に薄くなる部分が開始する点と終了する点とを結んだ直線の、出射面に対する傾斜角度)よりも緩やかになるようにすればよい。
また、本実施形態で説明した構成に、第一の実施形態で説明したさまざまな特徴を組み入れることで、第一の実施形態で説明した様々な効果を得ることができることは言うまでも無い。
[第三の実施形態]
図9Aは、本発明に係る第3の実施形態の液晶表示装置の上下方向の中心Cの左右方向に沿った断面を示す図であり、LEDパッケージLEDPKGが導光板102の下側の1側面にのみ配置される。図面内の符号は、特に言及しない限り、第一の実施形態で説明したものと同じものを意味する。図9Bは、第2部分102Bの上下方向に沿った断面図である。図9Cは、第1部分102Aの上下方向に沿った断面図である。本実施形態では、第2部分102Bの背面102Fは、入射面102Cよりも前記入射面102Cに対向する側面の厚さが薄くなっており、入射面102Cから所定の位置Pまで傾斜し、前記位置Pからは平らな平面になっている。すなわち本実施形態では、位置Pからの平らな平面の部分が最薄部分になっている。前記位置Pと入射面102C間の距離で、おおよその傾斜の傾きθLGPが決まる。通常、傾きθLGPが大きいほうが前記出射角度分布の違いによるムラを抑制することが難しくなる。したがって、軽量化との兼ね合いもあるが、前記位置Pは中心Cよりは上側にあったほうが良い。また、前記位置Pは、前記入射面102Cに対向する側面と一致させ、傾斜している部分のみで第2部分102Bの背面102Fを構成しても良い(所謂、楔形の導光板である。)。第1部分102Aと第2部分102Bの光取出し手段は、第一の実施形態および第二の実施形態で説明したさまざまな方法を用いればよい。本実施形態では、前記位置Pよりも上側では、第2部分102Bの背面102Fも平坦であるため、第1部分102Aと光取出し手段の形状が一致することもある。
本構成は、厚さが一定である第1部分102Aがあるがゆえに、下フレーム平面部104Bに、上下方向全体に渡って、第1部分102Aの背面102Eが平行に配置されるたれるために、導光板102をぐらつきなど無く安定に配置できるという効果を有する構成である。
もしも、第1部分102Aが無く第2部分102Bのみで構成される導光板の場合、第2部分102Bの背面102Fと下フレーム平面部104Bとの間に隙間があるため、導光板102が前面と背面方向にぐらつく。ぐらつきを抑制するために支持ピンなどで、ぐらつかないように第2部分102Bの背面102Fを支えると、液晶表示装置の輸送時の振動により支持ピンが前記第2部分102Bの背面102Fを傷つける。
したがって、本構成のように第1部分102Aを有することでぐらつきを抑制する方法は、簡易でありながら効果的な方法である。また、ぐらつきを抑制することにより、LEDパッケージLEDPKGと入射面102Cの位置関係も固定される。これにより、前記入射効率低下を抑制するという効果も奏する。
また、本実施形態で説明した構成に、第一の実施形態および第二の実施形態で説明したさまざまな特徴を組み入れることで、第一の実施形態および第二の実施形態で説明した様々な効果を得ることができることは言うまでも無い。
[第四の実施形態]
第一から第三の実施形態では、前記第1部分102Aを前記左右両端部に配置したが、これに限らず、例えば、前記第1部分102Aを前記左右方向の中心に配置してもよい。図10Aは、第4の実施形態における導光板102の平面図を示す図である。本実施形態では、第1部分102Aを、2つの第2部分102Bの間に介在させて、前記中心に配置することで、導光板102の構造強化を図る。図10Bは、第4の実施形態における第1変形例を示す図であり、第1部分102Aを左右両端と中心に配置する例である。また、図10Cは、第4の実施形態における第2変形例を示す図であり、複数の第1部分102Aと複数の第2部分102Bを交互に配置した例である。図10AからCは、前面側から導光板102を見た平面図である。いずれの例も第1部分102Aに固定形状102Gを入れている。固定形状102Gは最も厚さを有し強度の大きい部位に入れるのが望ましい。なお、図面内の符号は、特に言及しない限り、第一の実施形態で説明したものと同じものを意味する。
図10Aから図10Cのいずれの場合も、第一の実施形態から第三の実施形態で説明したさまざまな特徴を組み入れることで、第一の実施形態から第三の実施形態で説明した様々な効果を得ることができることは言うまでも無い。
なお、上記の各実施形態では、導光板102は、1又は複数の第1部分102Aと1又は複数の第2部分102Bを有しているが、少なくとも1つの第1部分102Aと、少なくとも1つの第2部分102Bを有していればよい。
1 液晶表示装置、120 液晶パネル、134 光学シート、137 上フレーム、138 中間フレーム、150 輝度ピーク、DA 表示領域、LEDPKG LEDパッケージ、101 バックライト、102 導光板、102A 第1部分、102B 第2部分、102C 入射面、102D 出射面、102E 第1部分の背面、102F 第2部分の背面、102G 固定形状、103 ヒートスプレッダ、104 下フレーム、104A 下フレーム凹部、104B 下フレーム平面部、105 反射シート、106 LEDパッケージ実装基板、107 固定ブロック、108 固定ネジ、1021 散乱ドット、1022E 第1光取出し部、1023E 第1背面形状部、1022F 第2光取出し部、1023F 第2背面形状部。

Claims (19)

  1. 画像を表示する表示領域を有する液晶パネルと、
    前記表示領域に向けて光を出射する出射面及び当該出射面に連なる複数の側面を有する導光板と、
    前記複数の側面のうちの少なくとも1つの側面から、前記導光板に光を入射させる複数の光源と、を有する液晶表示装置であって、
    前記導光板は、前記1つの側面から当該1つの側面に対向する側面に延伸する、複数の部分に区画されるとともに、前記複数の部分は、前記1つの側面から前記対向する側面に延伸する少なくとも1つの第1部分と、前記1つの側面から前記対向する側面に延伸する少なくとも1つの第2部分とを含み、
    前記第1部分と前記第2部分は、互いに隣接し、延伸する方向の断面形状が異なるとともに、それぞれが前記表示領域に平面的に重複し、
    少なくとも前記第2部分は、前記導光板に入射する光を案内して前記出射面から出射させる形状を有し、
    前記第1部分は、前記断面形状の断面積が、前記第2部分よりも大きく、
    前記第1部分は、前記表示領域と重複する部分における前記方向の断面積が、前記第2部分の当該断面積よりも大きく、
    前記第2部分は、前記第2部分において最も薄く形成される最薄部分を含み、
    前記最薄部分は、前記1つの側面を基準として所定距離を離れて位置し、
    前記第1部分は、前記1つの側面から前記所定距離を離れた位置に、前記最薄部分と隣接する隣接部分を有し、
    前記隣接部分は、前記最薄部分よりも厚く形成され、
    前記第1部分は、前記1つの側面を基準として、前記所定距離の半分を離れた位置から前記隣接部分までの範囲において、前記第2部分よりも厚く形成され、
    前記第2部分では、前記1つの側面に、前記複数の光源の一部が配置されて光が供給され、
    前記第2部分の前記1つの側面における厚みは、前記最薄部分よりも厚く形成される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1に記載された液晶表示装置であって、
    前記最薄部分は、前記第2部分における前記1つの側面が有する厚みの3/4以下となる、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 請求項1に記載された液晶表示装置であって
    記第2部分は、前記1つの側面と前記最薄部分との間で厚みが変化するように形成される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    前記複数の光源は、前記1つの側面、もしくは、前記1つの側面及び前記対向する側面の2つの側面に配置されて、前記導光板に光を入射させ
    記第1部分では、前記1つの側面及び前記対向する側面のうちの少なくとも一方に、前記複数の光源の別の一部が配置されて光が供給される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    前記1つの側面は、前記導光板の上側及び下側の一方の側面であって、当該導光板の横方向に向けて延伸する側面であり、
    前記第1部分は、前記導光板の左側及び右側の一方の側面を含み、
    前記第1部分が有する前記横方向の長さは、前記1つの側面が有する前記横方向の長さの2.5%以上となる、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  6. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    前記複数の部分は、少なくとも2つの前記第2部分を含み、
    前記複数の部分に含まれる前記第1部分の1つは、2つの前記第2部分の間に配置される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  7. 請求項に記載された液晶表示装置であって、
    前記複数の光源は、前記1つの側面と前記対向する側面との2つの側面に配置されて、前記導光板に光を入射させ、
    前記第2部分では、前記1つの側面及び前記対向する側面に、前記複数の光源のさらに別の一部が配置されて光が供給され、
    前記第2部分は、
    前記1つの側面および前記対向する側面から離れた位置に、前記第2部分において最も薄く形成される最薄部分を有し、
    前記1つの側面と前記最薄部分との間、及び、前記対向する側面と前記最薄部分との間において、厚みが変化するように形成される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 請求項に記載された液晶表示装置において、
    前記複数の部分が延伸する方向に対して垂直となる方向を、前記複数の部分の幅方向とし、
    前記第1部分において、前記複数の光源の別の一部から前記幅方向の単位長さあたりに供給される光量は、前記第2部分において、前記複数の光源の一部から前記幅方向の単位長さあたりに供給される光量よりも少ない、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  9. 請求項1に記載された液晶表示装置であって、
    前記第1部分及び前記第2部分は、前記出射面に対向する背面に、前記出射面から出射させるように光を反射する散乱ドットを有し、
    前記第1部分における前記散乱ドットと、前記第2部分における前記散乱ドットは、互いに異なる形状又は互いに異なる密度分布で配置される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  10. 請求項1に記載された液晶表示装置であって、
    前記第1部分は、前記出射面に対向する背面に、前記出射面から出射させるように光を反射する複数の第1光取出し部を有し、
    前記第2部分は、前記背面に、前記出射面から出射させるように光を反射する複数の第2光取出し部を有し、
    前記第1光取出し部と前記第2光取出し部は、射出成型によって前記背面に形成される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  11. 請求項10に記載された液晶表示装置であって、
    前記第1部分は、前記複数の第1光取出し部とともに複数の第1背面形状部を有し、前記複数の第1光取出し部と前記複数の第1背面形状部は、前記背面において、交互に配置され、
    前記第2部分は、前記複数の第1光取出し部とともに複数の第2背面形状部を有し、前記複数の第1光取出し部と前記複数の第2背面形状部は、前記背面において、交互に配置され、
    前記複数の第1背面形状部および前記第2背面形状部は、前記出射面に対して平行状となる平坦面を含む、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  12. 請求項10に記載された液晶表示装置であって、
    前記第1部分は、前記複数の第1光取出し部とともに複数の第1背面形状部を有し、前記複数の第1光取出し部と前記複数の第1背面形状部は、前記背面において、交互に配置され、
    前記第2部分は、前記複数の第2光取出し部とともに複数の第2背面形状部を有し、前記複数の第2光取出し部と前記複数の第2背面形状部は、前記背面において、交互に配置され、
    前記第2部分は、前記1つの側面と前記最薄部分との間で厚みが変化するように形成され、
    前記1つの側面と前記最薄部分との間における前記第2光取出し部は、前記1つの側面の側で隣接する前記第2背面形状部と、前記最薄部分の側で隣接する前記第2背面形状部との間に段差を生じさせ、
    前記第2部分は、前記1つの側面と前記最薄部分との間において、前記背面が階段状に形成される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  13. 請求項10に記載された液晶表示装置であって、
    前記第1部分は、前記複数の第1光取出し部とともに複数の第1背面形状部を有し、前記複数の第1光取出し部と前記複数の第1背面形状部は、前記背面において、交互に配置され、
    前記第2部分は、前記複数の第1光取出し部とともに複数の第2背面形状部を有し、前記複数の第1光取出し部と前記複数の第2背面形状部は、前記背面において、交互に配置され、
    前記複数の第1光取出し部と前記複数の第2光取出し部は、隣接する2つの前記背面形状部に対して窪んで溝状に形成される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  14. 請求項10に記載された液晶表示装置であって、
    前記第1光取出し部の制御面数と、前記第2光取出し部の制御面数は、互いに等しい制御面数である、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  15. 請求項1に記載された液晶表示装置であって、
    前記第1部分は、厚みが一定となる部分を有する、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  16. 請求項1に記載された液晶表示装置であって、
    前記導光板は、一体成型品である、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  17. 請求項1に記載された液晶表示装置は、
    前記導光板を収納するための筐体をさらに有し、
    前記第1部分には、前記筐体に前記導光板を固定するための固定形状が付与される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  18. 請求項1に記載された液晶表示装置であって
    記第2部分は、前記1つの側面に前記光源からの光を入射する入射部を有し、
    前記複数の光源の一部は、前記入射部に対向して配置される、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  19. 請求項10に記載された液晶表示装置であって、
    前記第2光取出し部と前記第1光取出し部とは、異なる形状である、
    ことを特徴とする液晶表示装置。
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