JP5028333B2 - 袋容器 - Google Patents

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本発明は、底部と注出口形成部を備える胴部を有する合成樹脂製の容器本体を金型により成形して形成される袋容器に関するものである。
従来、ブロー成形等の金型による成形によって形成され、底部と注出口形成部を備える胴部とからなり、底部を載置面として被載置面に載置することが可能な袋容器が知られている。これらの袋容器では、封入された内容物を、注出口形成部をカットすることにより注出口を形成して注出する。
この場合、注出口形成部をカットする作業をナイフやハサミ等を用いて行うのは面倒であり、慣れない使用者にとっては手間のかかる作業になる。このようなことから、注出口形成部に薄肉の切り口部や細溝状凹部による環状の易破断部を設け、易破断部を引きちぎったり引き裂く操作により破断させて、注出口を開口形成する作業を容易に行えるようにした容器が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1記載の袋容器は、注出口形成部の易破断部より先端域の切除予定部を切り離すことによって注出口を形成させ得るものであるが、注出口を形成するための破断を容易なものとするたために、切除予定部に、陥没部又は隆起部を注出口形成部の周方向に不連続に形成してある。
特開2007−091259号公報
しかしながら、特許文献1記載の袋容器においては、陥没部や隆起部の形成により切除予定部の内部が複雑な形状になり、切除予定部に液溜まりが生じ易くなる。その液溜まりは、流通上の振動が原因となる内容液のハネ、飛び散りによるものである。切除予定部の内部に液溜まりが生じると、易破断部を破断して注出口を開口させた際に、切除予定部内部の液が周囲に飛散する場合がある。
本発明は、開口部を形成するために注出口形成部の易破断部をひきちぎる又は引裂く等により破断する際に、切除予定部等の延伸が防止されて、開口部を形成するための破断を容易に行うことができると共に、切除予定部の内部に液等の内容物が滞留しにくく、金型による成形性が良好な、袋容器を提供することを目的とする。
本発明は、底部と注出口形成部を備える胴部を有する合成樹脂製の容器本体を金型により成形してなり、前記注出口形成部の易破断部の破断によって切除予定部が除かれて注出口を形成する袋容器であって、前記切除予定部には、内部が空洞の扁平形状のドーム部が形成されており、開封つまみ部が、前記注出口形成部の中心軸に対して、前記胴部の側面方向、片側に突出し且つ該ドーム部の天面部に連設して設けられており、前記開封つまみ部における、前記ドーム部の天面部に連設している部分が、空洞部を有する連設基部となっている袋容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の袋容器は、開口部を形成するために注出口形成部の易破断部をひきちぎる又は引裂く等により破断する際に、切除予定部等の延伸が防止されて、開口部を形成するための破断を容易に行うことができると共に、切除予定部の内部に液等の内容物が滞留しにくい。
また本発明の袋容器は、成形サイクルを比較的短くできる等、金型による成形性が良好である。
図1(a),(b)に示す本発明の好ましい一実施形態に係る袋容器10は、金型による成形として、例えばダイレクトブロー成形やインジェクションブロー成形等のブロー成形によって形成されたものである。また、本実施形態の袋容器10は、内容物として例えば液剤、特に毛髪洗浄剤や全身洗浄剤、液体洗剤や洗浄剤等を封入した状態で収容し、使用時には開封して他の容器に内容物を詰替えるための、詰替え用の袋容器として用いられる。さらに、本実施形態の袋容器10は、容器本体11の胴部12から突出して設けられた注出口形成部13の一部を切断して注出口を開口形成する操作を、容易且つスムーズに行える。
本実施形態の袋容器10は、底部14と、注出口形成部13を備える胴部12を有する合成樹脂製の容器本体11を金型により成形してなり、注出口形成部13の易破断部15の破断によって、易破断部15よりも先端域の切除予定部16を取り除くことにより注出口を形成する袋容器である。注出口形成部13は、底部14による載置面P1に対して垂直又は略垂直な上方向(例えば底部14を下にして水平面に載置したとき、鉛直上方向となる方向)に向かって胴部12から突出して設けられている。また、易破断部15は、図2にも示すように、載置面P1と略平行な面P2に沿って形成されている。切除予定部16には、易破断部15に隣接して内部が空洞の扁平形状のドーム部17が形成されている。
また、切除予定部16には、開封つまみ部として、つまみ片18が、注出口形成部13の片側(本実施形態では図2の注出口形成部13の中心軸Xに対して、前記胴部12の側面方向、右側)に突出し且つドーム部17の天面部17a及び外周部17bに連設した状態に設けられている。つまみ片18は、ドーム部17の天面部17a及び外周部17bに一体に設けられている。また、つまみ片18の一部(下部)は、易破断部15を跨って注出口形成部13の基部20に向かって延びて設けられているが、切除予定部16のみに連続している。
つまみ片18は、袋容器10の成形時にドーム部17や切除予定部16と一体成形されている。また、本実施形態のつまみ片18は、載置面P1と平行な面P2に対して概ね直交した面を備えた平板状に形成され、また、成形用金型によるパーティングライン21に沿った面に設けられている。ここで、パーティングライン21に沿った面とはパーティングライン21を含んだ仮想面のことである。
本実施形態では、合成樹脂製の容器本体11は、好ましくはブロー成形によって底部14と注出口形成部13を備える胴部12を有する形状に形成される。ブロー成形としては、ダイレクトブロー成形やインジェクションブロー成形等の公知の各種の成形方法を採用することができる。
また、容器本体11を形成するための合成樹脂材料としては、LDPE(低密度ポリエチレン)、L−LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)、OPP(延伸ポリプロピレン)等のポリオレフィン系樹脂等の軟質の合成樹脂材料、又はPET(ポリエチレンテレフタレート)等のポリエステル系樹脂等を単層として採用することができる。これらの合成樹脂と他の合成樹脂との積層樹脂を採用することもできる。例えば、LDPE又はL−LDPEを内側層とし、外側層をHDPE(高密度ポリエチレン)とする積層樹脂を採用することができる。また、EVOH樹脂(エチレンビニルアルコール共重合樹脂)、EVA樹脂(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)、ナイロン樹脂等を積層した樹脂や、EVA、EVOH、ナイロン等の樹脂をPE(ポリエチレン)等の樹脂とブレンドした樹脂を採用することもできる。
そして、本実施形態では、上述の合成樹脂材料を用いたブロー成形によって、容器本体11の胴部12は、当該胴部12を載置面P1と平行に横断する断面において、金型のパーティングライン21を介して正面部12Aの側縁と背面部12Bの側縁とが連続することにより、楕円又は角にアールをとった長方形の中空断面形状を備えると共に、正面視及び背面視が広幅で側面視が狭幅の扁平形状に形成されている。また容器本体11は、胴部12の下端縁が底部14と前記ブロー成形によって一体成形されると共に、胴部12の上部が肩部19として徐々に縮径し、肩部19の中央部分から注出口形成部13を口首部として上方に突出させた形状に形成されている。
ここで、合成樹脂製の容器本体11の胴部12及び底部14は、安定した自立性を確保できるように、100μm以上の厚さで成形されることが好ましい。また、適度な可撓性を備えると共に、潰したり折ったり曲げたりすることが可能で、概ね平坦にすることが可能なように、例えば700μm以下の厚さ、さらに好ましくは500μm以下の厚さの薄肉に成形されることが好ましい。
本実施形態では、胴部12の肩部19の中央部分から上方に突出する注出口形成部13は、基部20と、基部20の上端部に易破断部15を介して連設されて基部20の上端開口(注出口)を閉塞する切除予定部16を有する。基部20は、先端に向かって徐々に先細りとなった中空の略切頭円錐形状を備えおり、その中心軸Xを載置面P1に対して垂直な方向に向けて、胴部12の肩部19から上方に突出して設けられている。
また、本実施形態では、注出口形成部13は、これの外周面に沿って環状にとりまくように形成された細溝状凹部を有する易破断部15によって、これより下方の基部20と、これより上方の切除予定部16とに区画される。易破断部15よりも先端域の切除予定部16を基部20から切離して注出口を形成することにより、袋容器10が封止状態から開放される。
ここで、易破断部15を構成する細溝状凹部は、例えば略V字状の断面形状を備える細溝によって、好ましくは底部14による載置面P1と平行な面に沿って形成されている。また細溝状凹部の最深部又は溝状をなす二つの面が交わる部分は、破断が容易なように薄肉となっていることが好ましい。
ドーム部17は、切除予定部16の一部を形成しており、易破断部15を介して基部20の上方に連設されている。ドーム部17は、図3に示すように、注出口形成部13の突出方向の高さTが、該突出方向に直交する方向の幅W1,W2〔図4(a)参照〕より小さく、扁平な形状に形成されている。
ドーム部17の天面部17aは、略平坦状に形成されている。詳細には、中央部が僅かに上方に盛り上がった湾曲面状に形成されている。
また、天面部17aの上面には、つまみ片18が、成形用金型によるパーティングライン21に沿った方向(正面部12A又は背面部12Bの側縁方向)に延びて一体に設けられている。
本実施形態におけるドーム部17は、図4(a)に示すように、平面視形状が略円形状であるが、つまみ片18が延びる方向の幅W2が、それに直交する方向の幅W1よりも若干大きくなっている。
ドーム部17は、注出口形成部13の突出方向の高さTが、該突出方向に直交する方向の最小幅(本実施形態では前記幅W1)の20〜80%、特に25〜50%であることが好ましい。
突出方向に直交する方向の最小幅は、つまみ片18が延びる方向の幅W2とそれに直交する方向の幅W1のうちの小さい方の幅である。また、ドーム部17は、つまみ片18が延びる方向の幅W2が、それに直交する方向の幅W1の100〜150%、特に110〜130%であることが好ましい。
図4(b)に示すように、ドーム部17は、注出口形成部13の中心軸Xに直交する平面による断面、あるいはドーム部17の高さ方向に直交する平面による断面において、ドーム部17の内外面がともに略円形状であり、内面と外面とは相似形である。ドーム部17の内部には、ドーム部17の外形と略同様の形状を有する扁平な空洞が形成されている。ドーム部17の空洞は、易破断部15に囲まれた小径部を介して、注出口形成部13の基部内部の空洞と連通している。
ドーム部17を有する切除予定部16は、基部20の上端開口(注出口)を覆うように配置されており、注出口を閉塞する。ドーム部17を有する切除予定部16、基部20及び易破断部15は、一体成形されている。
つまみ片18は、易破断部15を破断して開封する際の開封つまみ部として機能する部分である。本実施形態では、つまみ片18は、ドーム部17との連接部を形成する接合基端部22と、接合基端部22から注出口形成部13の片側に張り出すようにして設けられた張出し係止部23を有する平板形状を有している。張出し係止部23は、注出口形成部13と重なる部分を切り欠いた略長円形状をなしている。すなわち前述のように、つまみ片18の一部(下部)は、易破断部15を跨って注出口形成部13の基部20に向かって延びて設けられているが、つまみ片18は、切除予定部16のみに連続している。
接合基端部22は、ドーム部17の外面に沿って連設される部分であり、ドーム部17の天面部17aの上面に連なっている部分は、空洞部22bを有する連設基部22aとなっている。連設基部とは接合基端部22と前記天面部17aの上面に連なっている付け根部分をいい、図3に示すように断面視(注出口形成部の中心軸Xを含む面で、前記の幅W1の方向に切断した時の断面を見た状態)した場合に、その外周部分の幅B1は、つまみ片18の幅B2より広くなっている。前記つまみ片18の幅B2と連設基部22aの外周部分の幅B1との差は適宜決定することができるが、本実施形態ではB1−B2が1〜2mmに設定されている。また、本実施形態ではB1が2〜3mmに設定されている。
接合基端部22のドーム部17の上面に連なっている部分に、空洞部22bを有する連設基部22aが設けられていることにより、連設基部22aの厚みを大きくすることなく、ドーム部17との連設部分を効果的に補強して、つまみ片18を引き上げて易破断部15を破断させる際の引き上げ荷重を、ドーム部17の張出し係止部23が張り出す側とは注出口形成部13の中心軸Xに対して反対側の部分に、圧縮荷重として効率良く伝達させることが可能になる。これによって、張出し係止部23が張り出す側とは注出口形成部13の中心軸Xに対して反対側に位置する易破断部15の端部15aを支点として、張出し係止部23が張り出す側に位置する易破断部15の端部15bから破断を開始させて、易破断部15の破断がよりスムーズに行われるようにすることが可能になる。
前述の、接合基端部22のドーム部17の上面に連なっている部分に空洞部22bを有する連設基部22aが設けられていることにより、連設基部22aの厚み(前述のB1と同じ)を大きくすることなく、ドーム部17との連設部分を効果的に補強できる理由は、図3のように連設基部22aを断面視した場合に、当該部分が略コの字形状となっていて、強度が高い構造(鋼材のC型チャンネルと同様な構造)となっているからである。さらに、空洞部22bを有する為、成形サイクルを比較的短くできる等、金型による成形性が良好となる等の効果を得ることができる。
また、ドーム部17の平均肉厚を1とした場合に、連設基部22aの平均肉厚は0.8〜2程度である。
従って、連設基部22aの肉厚をあまり大きくすることがない為、成形サイクルを比較的短くできる等、金型による成形性が良好となる等の効果を得ることができる。連設基部22a及びドーム部17の肉厚とは、空洞部22b又はドーム部17内の空洞と、袋容器10の外部とを隔てる壁の厚みのことである。
本実施形態の袋容器10における空洞部22bは、注出口形成部13の中心軸Xに直交する平面による断面において、パーティングライン21に沿う方向の寸法が、パーティングライン21に直交する方向の寸法より大きい。
前記空洞部22b又はドーム部17内の空洞は、金型キャビティ形状を工夫して、容器成形工程で、円筒状のパリソンを一対の金型で挟んでブローすることにより形成することができる。
張出し係止部23は、接合基端部22から容器本体11の肩部19の上方まで張り出すように突出して設けられた部分であり、周縁部分が肉厚の縁取り部23aとなっている。また張出し係止部23には、これの張り出し先端部側の部分に、開口周縁部が肉厚の縁取り部24aによって縁取りされた楕円形状の係止穴24が開口形成されている。
なお、前記中空のドーム部17は、袋容器10をブロー成形で製造した場合に、前記注出口13aを形成する為に必要な部分でもある。
本実施形態の袋容器10によれば、注出口形成部13に設けたつまみ片18を手で摘んで上方に引き上げることにより注出口を開口形成する操作を、スムーズに行うことができる。
すなわち、本実施形態によれば、切除予定部16に、内部が空洞の扁平形状のドーム部17が形成されており、開封つまみ部として機能するつまみ片18が上述した態様で設けられているため、例えば、係止穴24に指を係止してつまみ片18を引き上げ、開口部を形成するために易破断部15を破断する操作を行ったときに、ドーム部17が、非扁平形状のものに比べて変形しにくく、ドーム部17等の延伸が防止されるため、易破断部15を容易且つスムーズに破断することができる。
また、本実施形態によれば、切除予定部16の扁平形状のドーム部17の内部に、液溜まりが生じ難い。従って、例えば、袋容器10を、詰め替え容器として用いる場合、容器内に内容物を充填する工程から、消費者が当該容器を購入して注出口の易破断部を破断する迄の間に、注出口形成部の切除予定部16内に内容物が滞留することを防止でき、易破断部を破断して注出口を開口させた際に、切除予定部16内に滞留した内容物が周囲に飛散する等の不都合を防止することができる。
さらに、接合基端部22のドーム部17の上面に連なっている部分に空洞部22bを有する連設基部22aが設けられていることにより、連設基部22aの厚み(前述のB1と同じ)を大きくすることなく、ドーム部17との連設部分を効果的に補強できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。
例えば、開封つまみ部は、係止穴が設けられたリング状のつまみ片である必要は必ずしもなく、例えば板状のつまみ部の表裏面に滑止め用の凹部や凸部を設けたものであっても良い。開封つまみ部は、板状以外の突起状や棒状の摘み部等であっても良い。また、開封つまみ部は、成形用金型によるパーティングラインに沿った面に設ける必要は必ずしもなく、本発明の効果が得られる範囲でパーティングラインに沿った面からずれても良い。すなわち、開封つまみ部は、注出口形成部13の中心軸Xに対して、胴部12の側面方向、片側に設けられれば良い。ここで、胴部12の側面とは、正面視及び背面視が広幅であり、側面視が狭幅の扁平形状の容器(本実施形態の容器)の場合には、側面視した場合の目視できる胴部面を指し、円筒容器、角柱(四角柱等)容器等の扁平形状ではない容器の場合には、任意の胴部面を指す。すなわち、扁平形状ではない容器の場合には、押さえつまみ部を設けることができる大きさの肩部を有する容器であれば、開封つまみ部が注出口形成部の中心軸に対して、押さえつまみ部が設けられている胴部の任意の一方向(一の方向)、片側に突出して設けられて、前記開封つまみ部が突出する側(方向)において、前記注出口形成部と隣接する前記胴部の肩部には、押えつまみ部が、前記注出口形成部と離間して上方向に突出して設けられている袋容器とすることができる。また、角柱容器等の角部を有する容器の場合には、平面視した場合に、注出口形成部の中心軸に対して、角柱の角部側(方向)に開封つまみ部及び押えつまみ部が設けられている袋容器とすることもできる。また、封入される内容物は、毛髪洗浄剤や全身洗浄剤等の液剤の他、ゲル状の物質や粒状物、粉状物等の、流動性を備えるその他の種々の内容物であっても良い。
また、ドーム部の平面視形状は、略円形に変えて、角部を丸めた、正方形や長方形、菱形等とすることもできる。また、中空ドーム部17の一部を両側から加圧して潰す際に、隙間が残るように潰して、図3に示すような、空洞部22bを有する連設基部22aを形成しても良い。
さらに、ドーム部17の天面部17aは、中央部が僅かに上方に盛り上がった湾曲面状に形成されている必要は必ずしもなく、平坦状であっても良い。
また、開封つまみ部が、前記ドーム部の天面部のみに連設した状態に設けられていてもよい。また、本発明の袋容器は、自立しないものであっても良い。
前記つまみ片18の幅B2と連設基部22の外周部分の幅B1との差B1−B2は0であっても良い。
(a)は本発明の好ましい一実施形態に係る袋容器の正面図、(b)は(a)を右側から見た側面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る袋容器の要部正面図である。 図1(a)のIII−III線拡大断面図である。 (a)は、図1に示す袋容器の切除予定部を上方から視た拡大平面図、(b)は図2のY−Y線断面図である。
符号の説明
10 袋容器
11 容器本体
12 容器本体の胴部
13 注出口形成部
14 容器本体の底部
15 易破断部
16 切除予定部
17 扁平形状のドーム部
17a ドーム部の天面部
17b ドーム部の外周部
18 つまみ片(開封つまみ部)
19 胴部の肩部
20 注出口形成部の基部
21 パーティングライン
22 つまみ片の接合基端部
23 つまみ片の張出し係止部
24 係止穴
P1 載置面
P2 易破断部が形成された面
X 注出口形成部の中心軸

Claims (4)

  1. 底部と注出口形成部を備える胴部を有する合成樹脂製の容器本体を金型により成形してなり、前記注出口形成部の易破断部の破断によって切除予定部が除かれて注出口を形成する袋容器であって、
    前記切除予定部には、内部が空洞の扁平形状のドーム部が形成されており、開封つまみ部が、前記注出口形成部の中心軸に対して、前記胴部の側面方向、片側に突出し且つ該ドーム部の天面部に連設して設けられており、
    前記開封つまみ部における、前記ドーム部の天面部に連設している部分が、空洞部を有する連設基部となっている袋容器。
  2. 前記ドーム部は、前記注出口形成部の突出方向の高さが、それに直交する方向の最小幅の20〜80%である請求項1記載の袋容器。
  3. 前記易破断部は、前記注出口形成部を環状にとりまく細溝状凹部を有する請求項1又は2に記載の袋容器。
  4. 底部と注出口形成部を備える胴部を有する合成樹脂製の容器本体を金型により成形してなり、前記注出口形成部の易破断部の破断によって切除予定部が除かれて注出口を形成する袋容器であって、
    前記切除予定部には、内部が空洞の扁平形状のドーム部が形成されており、開封つまみ部が、前記注出口形成部の中心軸に対して、前記胴部の一の方向、片側に突出し且つ該ドーム部の天面部に連設した状態に設けられており、
    前記開封つまみ部における、前記ドーム部の天面部に連設している部分が、空洞部を有する連設基部となっている袋容器。
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