JP4171529B2 - 点眼剤の充填容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般的には点眼剤の充填容器に関するものであり、さらに具体的には、瓶口部にキャップが融着封止され、使用時には前記キャップをねじり又は瓶形本体の方に押し付けることによって、その融着部を破断開封して使用される、いわゆるユニットドーズ形の点眼剤の充填容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の点眼剤の充填容器は、少量(通常一回使用分ないし数回使用分)の目薬を封入した点眼剤の使い捨て容器として一般に使用されている。
この種の容器は、その容器に適合する合成樹脂を使用して筒状のパリソンを押し出し、そのパリソンを切断してブロー成形により瓶形本体を成形し、その瓶形本体内へノズルによって液剤を注入充填し、その後キャップを成形すると同時に当該キャップを瓶形本体の口部へ融着させることによって製造される。
したがって、成形,充填,キャッピング密閉が連続して行われるので大量生産に適しており、前述のような使い捨て容器として賞用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のユニットドーズ形の容器には点眼剤の充填容器には以下のような課題があった。
その第1は、キャップの融着部を一度破断して開封すると密閉状に再度キャッピングすることは困難であり、また、再キャッピングしてもキャップが瓶口部から外れ易いことである。
【0004】
第2は、一度開封すると内部の点眼剤が雑菌によって汚染され易いことと、充填された点眼剤を数回使用する場合には、二次汚染を防止する必要上点眼剤にあらかじめ防腐剤を配合しなければならないことである。しかしながら、配合した防腐剤が眼粘膜を刺激するおそれがあって防腐剤は使用が制限される。また、防腐剤はコンタクトレンズに吸着され易いため、コンタクトレンズの常用者は、防腐剤を配合した点眼剤を使用することができない。
【0005】
この発明の目的は、キャップと瓶形本体との融着部を破断して容器を開封した後でも、再度完全なキャッピングが可能であって、複数回の使用に便利な点眼剤の充填容器を提供することにある。
この発明の他の目的は、液剤に防腐剤を配合しなくても、開封後の液剤の汚染や二次汚染を防止することができる点眼剤の充填容器を提供することにある。
【0006】
この発明による点眼剤の充填容器は、前述の課題を解決するため、円筒状の瓶口部10を有する合成樹脂製の瓶形本体1の前記瓶口部10には上部につまみ部20を有する合成樹脂製のキャップ2が融着封止され、前記瓶形本体1の底部には、当該瓶形本体1の長さ方向に沿って板状の保持片14が形成され、前記瓶口部10と前記キャップ2との融着部40を破断して開封するように構成された点眼剤の充填容器において、それぞれ以下のように構成したものである。
すなわち、請求項1の点眼剤の充填容器は、前記瓶口部10の外周面を平滑な円筒面に形成する一方、前記キャップ2の内周面上部(奥部)ヘ他の部分よりも小径な円筒状内周面21を形成することにより、開封後に前記キャップ2を前記瓶口部10ヘ被さるように押し付けたとき、前記円筒状内周面21と前記瓶口部10の上部外周面が密着する状態の再密閉手段3を構成したことを特徴としている。
【0007】
請求項2の点眼剤の充填容器は、請求項1の点眼剤の充填容器において、前記キャップ2の内周面及び及び前記瓶口部10の外周面には、前記キャップ2が再密閉されたときに当該再密閉状態で互いに抜け方向に対して軽く係止される係止手段4が形成されていることを特徴としている。
【0008】
請求項3の点眼剤の充填容器は、前記瓶口部10の外周面を平滑な円筒面に形成する一方、前記キャップ2の内周面には下端部と上端部との間に断面円弧状であって均一な肉厚で内側に凸となる状態にリング状の凸部27を形成することにより、開封後に前記キャップ2を前記瓶口部10ヘ被さるように押し付けたとき、前記キャップ2の内周面と前記瓶口部10の外周面との間では前記リング状の凸部27のみがやや押し潰された状態で前記瓶口部10の外周面へ密着する状態の再密閉手段3を構成したことを特徴としている。
【0009】
請求項4の点眼剤の充填容器は、前記キャップ2の内周面を平滑な円筒面に形成する一方、前記瓶口部10の外周面に断面円弧状であって均一な肉厚で外周方向へ凸となる状態に凸リング状部17を形成することにより、開封後に前記キャップ2を前記瓶口部10ヘ被さるように押し付けたとき、前記キャップ2の内周面と前記瓶口部10の外周面との間では前記凸リング状部17のみがやや押し潰された状態で前記キャップ2の内周面へ密着する状態の再密閉手段3を構成したことを特徴としている。
【0010】
請求項5の点眼剤の充填容器は、請求項3又は4の点眼剤の充填容器において、前記キャップ2の内部上面には、開封後に前記キャップ2を前記瓶口部10へ被さる状態に押し付けたとき、前記瓶口部10の開口縁を塞ぐ状態に小中栓28が形成されていることを特徴としている。
【0011】
請求項6の点眼剤の充填容器は、前記瓶口部10の外周面は平滑な円筒面に形成され、
前記保持片14の一部には再封キャップ5が融着部51を介して形成され、
前記再封キャップ5の内周面には均一な肉厚で内側へ凸となる状態に断面円弧状のリング状の凸部50を形成することにより、開封後に前記再封キャップ5を前記瓶口部10へ被さるように押し付けたとき、前記再封キャップ5の内周面と前記瓶口部10の外周面との間では前記リング状の凸部50のみがやや押し潰された状態で前記瓶口部10の外周面へ密着して当該瓶口部10が再密閉されるように構成したことを特徴としている。
【0012】
請求項7の点眼剤の充填容器は、前記キャップ2におけるつまみ部20の上部には再封キャップ5が形成され、
前記再封キャップ5の内周面には均一な肉厚で内側に凸となる状態に断面円弧状のリング状の凸部50を形成することにより、開封後に前記再封キャップ5を前記瓶口部10へ被さるように押し付けたとき、前記再封キャップ5の内周面と前記瓶口部10の外周面との間では前記リング状の凸部50のみがやや押し潰された状態で前記瓶口部10の外周面へ密着して当該瓶口部10が再密閉されるように構成したことを特徴としている。
【0013】
請求項8の点眼剤の充填容器は、請求項1〜7のいずれかの点眼剤の充填容器において、全面又は所要部分に抗菌性ゼオライトが分散保持されていることを特徴としている。
【0014】
前記抗菌性ゼオライトは、合成ゼオライト,天然ゼオライト又はこれらの混合物中のイオン交換可能なイオン(例えばナトリウムイオン、カルシウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン及び鉄イオンなど)を、例えば銀,銅,亜鉛その他の抗菌性を有する金属イオンと置換したものである。
これらの抗菌性を有する金属イオンとしては、安全性の面から銀イオンを選ぶのが好ましい。
【0015】
前述のような抗菌性ゼオライトは、例えば抗菌性金属イオンを含む塩類の混合水溶液をpH5〜7程度に調整し、この水溶液にゼオライトを所要の温度で所定時間接触させ、ゼオライトの細孔中にある前述のようなイオン交換可能なイオンと、前記のような抗菌性を有する金属イオンとを置換することによって工業的に得ることができる。
抗菌性ゼオライトが分散保持されている瓶形容器は、粉・粒状又はスラリー状の抗菌性ゼオライトを混合して練り込んだ加熱溶融状の樹脂を、所定サイズの筒形状に押し出してパリソンを製造し、これを所定長さに切断したものを瓶形状にブロー成形することによって製造することができる。
【0016】
この種の容器は多くの場合薄肉であるから、前記ゼオライトは平均粒径6μm以下、最大粒径10μm以下であるのが好ましい。
容器を比較的厚肉に成形する場合には、経済性を考慮して、瓶形本体1の内面及びその他の必要な面にのみ前記抗菌性ゼオライトを分散保持させるのが好ましい。
【0017】
請求項8の点眼剤の充填容器は抗菌作用を有するが、その抗菌力は当然抗菌性金属イオンの分布密度によって異なる。
抗菌力を十分に発揮させるための抗菌性ゼオライトの必要かつ十分な混合比率は、充填する点眼剤その他の条件によって異なるが、大腸菌、黄色ブドウ球菌その他通常の生活環境に存在する一般細菌やカビ類に対する滅菌を目的とする場合には、瓶形本体の材料である合成樹脂に対し、抗菌性金属をイオン濃度で0.3〜15wt%含む抗菌性ゼオライトを、1〜7wt%混合すればその目的を達成することができる。
特に、点眼剤が粘性をほとんど有しない場合には、合成樹脂に対して、抗菌性金属をイオン濃度で2.5〜5wt%含む抗菌性ゼオライトを、2〜4wt%混合するのが好ましい。
【0018】
この発明による点眼剤の充填容器において、容器の材料である合成樹脂には、点眼剤の種類その他の条件によって適切なものが選ばれる。
この発明による点眼剤の充填容器の成形,充填,キャップ融着の工程は、従来のこの種容器の場合とほぼ同様であるが、前記再密閉手段の具体的構造によってはキャップ2を別に成形し、このキャップ2を液剤充填した後の瓶形本体1へキャッピングするとともに融着する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照しながら、この発明による点眼剤の充填容器の好ましい実施形態を詳細に説明する。
第1実施形態
図1〜図3には、請求項1,2及び8に対応する実施形態が示されている。
点眼剤である液剤aが充填された比較的軟らかく透明な合成樹脂(例えばポリエチレン)製の瓶形本体1には、底部へ中空板状の保持片14が、上部へ肩部15を介して瓶口部10が、それぞれ一体に形成されている。
瓶形本体1と同じ材質のキャップ2の上部には、中空状のつまみ部20が一体に成形されており、このキャップ2の裾部内周は瓶口部10(例えば内径1.5〜2mm)の上端部外周に融着されている。符号40はその融着部を示しており、この融着部40は瓶口部10の開口縁(上端)よりもやや下方の位置に形成されている。
キャップ2における本体部分(当該キャップ2の裾部内周が瓶口部10へ融着されている状態において、瓶口部10の開口縁10aを覆っている部分)の内周奥部には、他の部分よりも小径で前記瓶口部10の外径よりやや小径な円筒状内周面21を形成することにより、後述のように開封後瓶口部10へキャップ2が被さるように押し付けたとき、前記瓶口部10の上部外周面のみが前記円筒状内周面21ヘ密着する状態に再密閉手段3を構成している。
瓶形本体1及びキャップ2の全面には、図示されていない抗菌性ゼオライトが分散保持されている。
【0020】
この実施形態の点眼剤の充填容器によれば、使用時には一方の手で保持片14をつまむとともに、他方の手でキャップ2のつまみ部20をつまみ、キャップ2を瓶口部10の方向へ押し気味にねじることにより、融着部40が破断されて瓶形本体1が開封される。
容器はこのように開封した後、瓶形本体1を逆さ状に傾けて瓶口部10を眼に近づけ、本体1をつまんで内部の液剤aを押し出す要領で使用される。
【0021】
この実施形態の充填容器には、瓶口部10の外周部へ、前記融着部40よりも下方に周方向へ連続し又は断続するように凸リング部11が形成されており、他方、前述のように融着部40が破断されると、キャップ2の裾部内周には破断跡が残り、図3のように、前記破断跡へ周方向に連続して内側へ凸となる凸部22が形成されるようになっている。
この凸部22と前記凸リング部11とによって、前記キャップ2が再密閉されたときに、当該再密閉状態で互いに抜け方向に対して軽く係止される係止手段4が構成されている。
【0022】
この点眼剤の充填容器は、瓶形本体1の成形,液剤aの充填及びキャッピングが以下のような一連のラインで行われる。
なお、以下の説明では、製造設備及び製造過程における成形物に付いてはいずれも図示しない。
先ず、加熱溶融したポリエチレンに対して、抗菌性金属(この例では銀イオン)をイオン濃度で2.5〜5wt%含む抗菌性ゼオライトを2〜4wt%の割合で練り込み、これを押出機により、二つ割型のブロー成形金型セットの間に押し出して、所定サイズの筒状のパリソンを製造する。
パリソンが所定長さ押し出されたならば、前記金型セットの本体成形金型を合体状に合わせて当該パリソンの下端部を融着封止するとともに、当該パリソンを所定長さ位置で切断する。
次いで、金型セットを他の場所に移動させ、前記パリソンの内部へノズルによりフィルター濾過した圧縮空気を供給し、前記パリソンを周囲の本体成形金型の内壁側へ膨張させて、瓶口部10を除く瓶型本体1を成形する。
瓶型本体1の成形後、その内部へ液剤aを充填ノズルによって例えば0.6〜1.8ml程度充填し、金型セットをさらに他の場所へ移動させ、本体成形金型の上位に設置された他の金型を合わせて瓶口部10を成形する。
瓶口部10が加熱状態にある間に、別に成形されているキャップ2を前記瓶口部10へ被せ、その裾部を瓶口部10の外周の所要箇所へ融着させ、その後全体を冷却させる。
【0023】
以上の製造工程により、全面に抗菌性ゼオライトが分散保持され、前述のような再密閉手段3(円筒状内周面21)と係止手段4とを有し、内部に点眼剤が充填された瓶形容器が製造される。
この実施形態では、単一の容器が図示されているが、通常は、瓶形本体1の側部の薄肉の連結部16を介して瓶形本体1が並ぶように複数個一体的に製造され、使用時に前記連結部16の部分から一個ずつ切り離すように構成されている。
【0024】
この実施形態の点眼剤の充填容器によれば、キャップ2と瓶口部10との融着部40を前述のように破断して瓶口部10を開封しても、キャップ2を瓶口部10へ被せる要領で当該瓶口部10へ押し付けると、再密閉手段3を構成するキャップ2の円筒状内周面21へ瓶口部10の上部が軽く圧入状に押し込まれる。
これによって、図3のように、前記円筒状内周面21が瓶口部10の上部外周面に密着して当該瓶口部10が密閉状態に再キャッピングされるとともに、融着部40の破断跡であるキャップ2の凸部22が、瓶口部10に形成された凸リング部11を乗り越え、キャップ2と瓶口部10とが抜け止め状態に係止される。
したがって、キャップ2は通常の保管や取り扱いによっては瓶口部10から離脱することはない。
キャップ2を瓶口部10からある程度強く抜け方向に沿って引っ張ると、凸部22が他方の凸リング部11を乗り越えて外れ、前記瓶口部10が前記キャップ2から抜け出すので、瓶形本体1は再開封される。
【0025】
試験例−1
先ず以下の処方にしたがい、常法によって点眼剤を調製した。
処方 塩化ナトリウム 750mg
塩化カリウム 90mg
ホウ酸 250mg
滅菌精製水 全100ml
次いで、加熱溶融したポリエチレンに対し、銀をイオン濃度で2.5%含む平均粒径6μmの抗菌性ゼオライト粉末をそれぞれ0wt%,2wt%及び3wt%添加して均一に練り込み、これらのポリエチレンを使用して、前述のように調製した点眼剤1.0mlが充填された第1実施形態の容器と同様な構成の各供試品を製造した。
これらの供試品を開封し、それらに充填されている点眼剤中にそれぞれ所要の菌を植菌し、アメリカ薬局方に準じて抗菌力試験を行った。その結果は表−1のとおりであり、抗菌性ゼオライトを分散保持させた各供試品は、充分な抗菌力を有することを確認することができた。
【0026】
【表1】
【0027】
試験例−2
加熱溶融したポリエチレンに対し、銀をイオン濃度で2.5%含む平均粒径6μmの抗菌性ゼオライト粉末を3wt%均一に練り込み、このポリエチレンを使用して、第1実施形態の容器と同様な構成で液剤を充填しない空容器のサンプルを成形した。これらの容器について、厚生省通知薬発958号の「点眼剤用プラスチック容器の規格及び試験方法について」にしたがって安全性を評価した。
試験方法は、容器を細かく切り刻んだ細片を生理食塩液及び綿実油により70℃で24時間それぞれ注出し、生理食塩液による抽出液をマウスの静脈に、綿実油にる抽出液を雄マウスの腹腔内にそれぞれ一回投与し、それらのマウスについて一般状態観察及び経時的に体重測定を行った。
また、各空試験液(整理食塩液自体及び綿実油自体)についてもそれぞれ同様な試験を行った。
その結果、図15で示すようにマウスの体重の経時的な減少は認められず、一般状態観察においても変化は認められなかった。
さらに、うさぎ各3羽に対し、右眼に前記容器細片の各抽出液を、左眼に各空試験液をそれぞれ一回0.2ml点眼投与し、眼刺激性をドレーズ法によって評価した。
その結果は表−2のとおりであり、いずれの抽出液についても眼刺激性は認められず、前記空容器サンプルの安全性は高いことが確認された。
【0028】
【表2】
【0029】
以上のように、第1実施形態の点眼剤の充填容器は、安全性が高いとともに、全面に抗菌性金属イオンを担持したゼオライトが分散保持されているので、容器に充填された液剤aは前記ゼオライト中の抗菌性金属イオンにより滅菌される。使用中雑菌によって汚染され易い瓶口部10の開口10aの周辺部も、常時滅菌された状態にある。
したがって、液剤aには雑菌による汚染や二次汚染を防止するために防腐剤を配合する必要がない。
また、第1実施形態の点眼剤の充填容器は、これを携帯し、充填した液剤aを数回に分けて繰り返し使用するのに非常に便利である。
点眼剤である液剤aの充填量は2〜6回程度の使用量分に相当し、点眼剤の常用者は大きな容量の瓶形容器を携帯する必要がないとともに、一回使用して捨てる従来のユニットドーズ形の容器に比べ、割安でより経済的である。
【0030】
第2実施形態
図4〜図6には、請求項3,5の点眼剤の充填容器に対応する実施形態が示されている。
この実施形態では再密閉手段3の他の態様が示されており、瓶口部10の外周面を平滑な円筒面に形成する一方、キャップ2の内周面には上下端部の間に断面円弧状で内側ヘ凸となる一つのリング状の凸部27を形成している。キャップ2の内部上面には小中栓28が形成されている。リング状の凸部27の肉厚は均一である。
しかして、融着部40を破断して開封した後、キャップ2を瓶口部10ヘ被さるように押し付けると、図6で示すようにキャップ2の内周面のリング状の凸部27がやや押し潰された状態で瓶口部10の平滑な外周面ヘ密着し、同時に小中栓28が瓶口部10の開口縁10aを塞いで瓶形本体1の瓶口部10は再密閉される。
この再密閉状態では、キャップ2はある程度の力を込めて引き抜かないと瓶口部10から抜けない状態になる。
図4〜図6に示したリング状の凸部27は、肉厚が均一で全体的に内側へ向かって凹んだ状態に形成されていて、前記再キャッピングの際に軟らかい弾性によって瓶口部10の外周へ押し付けられるので、より好ましい再密閉状態が得られる。
この実施形態の容器のその他の構成や作用・効果は、第1実施形態における容器とほぼ同様であるからそれらの説明は省略する。
【0031】
第3実施形態
図7及び図8には、請求項4,5の点眼剤の充填容器に対応する実施形態が示されている。
この実施形態では再密閉手段3のさらに他の態様が示されており、キャップ2の内周面を平滑な円筒面に形成する一方、瓶口部10の外周面に凸リング状部17を形成し、キャップ2の内天井面には小中栓28が形成することにより、再密閉手段3を構成している。
この実施形態の容器によれば、図8のように、開封後のキャップ2を瓶口部10へ被せる状態に押し付けると、瓶口部10の外周面に形成された凸リング状部17がキャップ2の内周面へ圧迫状態で密着するので、瓶口部10は再密閉状態になる。
凸リング状部17は、瓶口部10の肉厚が均一で全体的に外側へ向かって膨出した状態に形成されていて、前記再キャッピングの際に軟らかい弾性によって瓶口部10の外周へ押し付けられるので、より好ましい再密閉状態が得られる。
この実施形態の容器のその他の構成や作用・効果は、第2実施形態における容器とほぼ同様であるからそれらの説明は省略する。
【0032】
図9以下には、再密閉手段がキャップ2の本体及び瓶口部10以外の部分に設けられている実施形態が示されている。
第4実施形態
図9〜図12には、請求項6の点眼剤の充填容器に対応する実施形態が示されている。
この実施形態においては、瓶形本体1の底部に一体的に形成された中空板状の保持片14の一部に、内周面へ内側に凸となる断面円弧状であって均一な肉厚のリング状の凸部50を有する再封キャップ5が、薄肉の融着部51を介して形成されている。
保持片14は中空の板状であるので、前述のような再封キャップ5を形成するため、保持片14には、再封キャップ5の両側に位置するように、両面に前記融着部51と連続する状態に溝状の凹み部52,52を形成し、保持片14の両面における凹み部52,52相互を、隔壁52aによって隔てている。
【0033】
前記融着部51は薄肉であるから、保持片14の一部と再封キャップ5が形成されている他の一部とをある程度の力を込めて引き離すと、前記融着部51と前記隔壁52aとが
破断し、再封キャップ5は保持片14から切り離される。
したがって、瓶形本体1を開封するに当たってあらかじめ前記再封キャップ5を保持片14から切り離しておき、開封後に再封キャップ5を瓶口部10へ被せるように押し付けると、再封キャップ5の前記リング状の凸部50が瓶口部10の平滑な円筒面である外周面へ圧迫状態に密着し、瓶形本体1が再密閉される。
リング状の凸部50は、前述のように瓶口部10の外周面へ押し付けられた状態で密着するので、再封キャップ5は瓶口部10から引き抜かなければ外れない。
この実施形態における容器のその他の構成や作用・効果は、第1実施形態の容器とほぼ同様であるからそれらの説明は省略する。
【0034】
第5実施形態
図13及び図14には、請求項7の点眼剤の充填容器に対応する実施形態が示されている。
この実施形態において、前記キャップ2の上部のつまみ部20には、内周面に前記瓶口部10の平滑な円筒面を形成する外周面へ密着し得るリング状の凸部50を有する再封キャップ5が、逆向きに一体に形成されている。
この実施形態の点眼剤の充填容器は、第4実施形態の容器と比べると、再封キャップ5を保持片14に対してでなく、キャップ2のつまみ部20へ形成した点で異なるのみである。
したがって、その再密閉要領(図14)や作用,効果及びその他の構成は、第5実施形態の容器とほぼ同様であるのでそれらの説明は省略する。
この実施形態においても、つまみ部20へ図示しない薄肉の融着部を介して前記再封キャップ5を形成することができる。
【0035】
前記第1実施形態の点眼剤の充填容器においては、キャップ2の内部上面へ、第2,第3実施形態の容器とほぼ同様に小中栓28を形成することができる。
【0036】
【発明の効果】
請求項1の点眼剤の充填容器によれば、開封後のキャップ2を瓶口部10へ被さるように押し付けると、キャップ2の内周部に形成された円筒状内周面21が前記瓶口部10の外周面の上部へ密着し、瓶口部10が再密閉される。キャップ2から瓶口部10を引き抜くと、瓶口部10は再開封される。したがって、再密閉と再開封の操作が非常に簡単である。
【0037】
請求項2の点眼剤の充填容器によれば、前記キャップ2及び前記瓶口部10に、前記キャップ2が再密閉されたときに当該再密閉状態で互いに抜け方向に対して軽く係止される係止手段4を備えているので、前述の再密閉手段3により再キャッピングした状態において、キャップ2が瓶口部10から抜け易い構造である場合に特に有効である。
前記係止手段4が、前記瓶口部10の外周部に形成された凸リング部と、前記キャップ2の内周部に内側へ凸となるように形成された凸部とによって構成されている場合には、前記キャップが再密閉されたとき、前記凸部相互がキャップ2の抜け止め方向に互いに係止されるようになっているので、係止手段4の存在や操作要領を容易に認識させることができる。
【0038】
請求項3の点眼剤の充填容器によれば、開封後にキャップ2を瓶口部10へ被さるように押し付けると、キャップ2の内周部のリング状の凸部27が瓶口部10の外周面へやや押し潰された状態で密着し、瓶口部10が再密閉される。キャップ2を瓶口部10から引き抜くと、瓶口部10は再開封される。したがって、再密閉と再開封が非常に簡単である。
【0039】
請求項4の点眼剤の充填容器によれば、開封後のキャップ2を瓶口部10へ被さるように押し付けると、瓶口部10の外周面に形成されている凸リング状部17がキャップ2の内周面へやや押し潰された状態で密着し、瓶口部10が再密閉される。キャップ2から瓶口部10を引き抜くと、瓶口部10は再開封される。したがって、再密閉と再開封が非常に簡単である。
【0040】
請求項5の点眼剤の充填容器によれば、請求項3又は4の容器において、キャップ2の内部上面には、開封後の前記キャップ2を瓶口部10へ被さるように押し付けたとき、瓶口部10の開口を塞ぐ状態に小中栓28が形成されているので、瓶形本体1の再密閉がより完全になる。
【0041】
請求項6の点眼剤の充填容器によれば、瓶形本体1の開封前に、あらかじめ再封キャップ5を薄肉の融着部51により保持片14から切り離しておき、開封後に前記再封キャップ5を瓶口部10へ押し付けるように被せると、再封キャップ5の内周面のリング状の凸部50が瓶口部10の外周面に密着し、瓶口部10が再密閉される。再封キャップ5から瓶口部10を引き抜くと、瓶口部10は再開封される。したがって、再密閉と再開封が非常に簡単である。
【0042】
請求項7の点眼剤の充填容器によれば、キャップ2の上部に形成された再封キャップ5を開封後の瓶口部10へ押し付けて被せると、再封キャップ5の内周面のリング状の凸部50が瓶口部10の外周面に密着し、瓶口部10が再密閉される。再封キャップ5から瓶口部10を引き抜くと、瓶口部10は再開封される。したがって、再密閉と再開封が非常に簡単である。
【0043】
請求項8の点眼剤の充填容器によれば、全面又は所要部分に抗菌性ゼオライトが分散保持されているので、例えば試験例−1で示されているように、内部に充填された液剤は、前記抗菌性ゼオライトに保持されている抗菌性の金属イオンにより滅菌される。
したがって、雑菌による液剤の汚染や二次汚染を防止するために予め液剤に防腐剤を配合する必要がない。
また、例えば試験例−2で示されているように、容器自体も全く安全であるから、防腐剤を含有せずに繰り返し使用することができ、かつ安全性の高い点眼剤の充填容器が提供される。
【0044】
本発明に係る点眼剤の充填容器によれば、大きい容量の容器に点眼剤を充填して携帯する必要がないので非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による点眼剤の充填容器の第1実施形態を示す部分断面図である。
【図2】 図1の容器の全体を示す斜視図である。
【図3】 図1の容器の瓶口部を再密閉した状態の部分断面図である。
【図4】 この発明による点眼剤の充填容器の第2実施形態を示す部分断面図である。
【図5】 図4の容器の全体を示す斜視図である。
【図6】 図4の容器の瓶口部を再密閉した状態の部分断面図である。
【図7】 この発明による点眼剤の充填容器の第4実施形態を示す部分断面図である。
【図8】 図7の容器の瓶口部を再密閉した状態の部分断面図である。
【図9】 この発明による点眼剤の充填容器の第5実施形態を示す部分断面図である。
【図10】 図9の容器の矢印A−Aに沿う断面図である。
【図11】 図9の容器の矢印B−Bに沿う断面図である。
【図12】 図9の容器の瓶口部を再密閉した状態の部分断面図である。
【図13】 この発明による点眼剤の充填容器の第6実施形態を示す部分断面図である。
【図14】 図13の容器の瓶口部を再密閉した状態の部分断面図である。
【図15】 図1の実施形態にしたがって製造された点眼剤の充填容器を生理食塩液及び綿実油で抽出し、それらの抽出液を投与した後の雄マウスの体重変化を示すグラフである。
【符号の説明】
a 液剤
1 瓶形本体
10 瓶口部
10a 開口縁
11 凸リング部
14 保持片
16 連結部
17 凸リング状部
2 キャップ
20 つまみ部
21 円筒状内周面
22 凸部
27 リング状の凸部
28 小中栓
3 再密閉手段
4 係止手段
40 融着部
5 再封キャップ
50 リング状の凸部
51 薄肉の融着部
52 溝状の凹み部
52a 隔壁
Claims (8)
- 円筒状の瓶口部(10)を有する合成樹脂製の瓶形本体(1)の前記瓶口部(10)には上部につまみ部(20)を有する合成樹脂製のキャップ(2)が融着封止され、
前記瓶形本体(1)の底部には、当該瓶形本体(1)の長さ方向に沿って板状の保持片(14)が形成され、
前記瓶口部(10)と前記キャップ(2)との融着部(40)を破断して開封するように構成され、
前記瓶口部(10)の外周面を平滑な円筒面に形成する一方、前記キャップ(2)の内周面上部(奥部)ヘ他の部分よりも小径な円筒状内周面(21)を形成することにより、開封後に前記キャップ(2)を前記瓶口部(10)ヘ被さるように押し付けたとき、前記円筒状内周面(21)と前記瓶口部(10)の上部外周面が密着する状態の再密閉手段(3)を構成したことを特徴とする、
点眼剤の充填容器。 - 前記キャップ(2)の内周面及び及び前記瓶口部(10)の外周面には、前記キャップ(2)が再密閉されたときに当該再密閉状態で互いに抜け方向に対して軽く係止される係止手段(4)が形成されている、請求項1に記載の点眼剤の充填容器。
- 円筒状の瓶口部(10)を有する合成樹脂製の瓶形本体(1)の前記瓶口部(10)には上部につまみ部(20)を有する合成樹脂製のキャップ(2)が融着封止され、
前記瓶形本体(1)の底部には、当該瓶形本体(1)の長さ方向に沿って板状の保持片(14)が形成され、
前記瓶口部(10)と前記キャップ(2)との融着部(40)を破断して開封するように構成され、
前記瓶口部(10)の外周面を平滑な円筒面に形成する一方、前記キャップ(2)の内周面には下端部と上端部との間に断面円弧状であって均一な肉厚で内側に凸となる状態にリング状の凸部(27)を形成することにより、開封後に前記キャップ(2)を前記瓶口部(10)ヘ被さるように押し付けたとき、前記キャップ(2)の内周面と前記瓶口部(10)の外周面との間では前記リング状の凸部(27)のみがやや押し潰された状態で前記瓶口部(10)の外周面へ密着する状態の再密閉手段(3)を構成したことを特徴とする、
点眼剤の充填容器。 - 円筒状の瓶口部(10)を有する合成樹脂製の瓶形本体(1)の前記瓶口部(10)には上部につまみ部(20)を有する合成樹脂製のキャップ(2)が融着封止され、
前記瓶形本体(1)の底部には、当該瓶形本体(1)の長さ方向に沿って板状の保持片(14)が形成され、
前記瓶口部(10)と前記キャップ(2)との融着部(40)を破断して開封するように構成され、
前記キャップ(2)の内周面を平滑な円筒面に形成する一方、前記瓶口部(10)の外周面に断面円弧状であって均一な肉厚で外周方向へ凸となる状態に凸リング状部(17)を形成することにより、開封後に前記キャップ(2)を前記瓶口部(10)ヘ被さるように押し付けたとき、前記キャップ(2)の内周面と前記瓶口部(10)の外周面との間では前記凸リング状部(17)のみがやや押し潰された状態で前記キャップ(2)の内周面へ密着する状態の再密閉手段(3)を構成したことを特徴とする、
点眼剤の充填容器。 - 前記キャップ(2)の内部上面には、開封後に前記キャップ(2)を前記瓶口部(10)へ被さる状態に押し付けたとき、前記瓶口部(10)の開口縁を塞ぐ状態に小中栓(28)が形成されている、請求項3又は4のいずれかに記載の点眼剤の充填容器。
- 円筒状の瓶口部(10)を有する合成樹脂製の瓶形本体(1)の前記瓶口部(10)には上部につまみ部(20)を有する合成樹脂製のキャップ(2)が融着封止され、
前記瓶形本体(1)の底部には、当該瓶形本体(1)の長さ方向に沿って板状の保持片(14)が形成され、
前記瓶口部(10)と前記キャップ(2)との融着部(40)を破断して開封するように構成され、
前記瓶口部(10)の外周面は平滑な円筒面に形成され、
前記保持片(14)の一部には再封キャップ(5)が融着部(51)を介して形成され、
前記再封キャップ(5)の内周面には均一な肉厚で内側へ凸となる状態に断面円弧状のリング状の凸部(50)を形成することにより、開封後に前記再封キャップ(5)を前記瓶口部(10)へ被さるように押し付けたとき、前記再封キャップ(5)の内周面と前記瓶口部(10)の外周面との間では前記リング状の凸部(50)のみがやや押し潰された状態で前記瓶口部(10)の外周面へ密着して当該瓶口部(10)が再密閉されるように構成したことを特徴とする、
点眼剤の充填容器。 - 円筒状の瓶口部(10)を有する合成樹脂製の瓶形本体(1)の前記瓶口部(10)には上部につまみ部(20)を有する合成樹脂製のキャップ(2)が融着封止され、
前記瓶形本体(1)の底部には、当該瓶形本体(1)の長さ方向に沿って板状の保持片(14)が形成され、
前記瓶口部(10)と前記キャップ(2)との融着部(40)を破断して開封するように構成され、
前記キャップ(2)におけるつまみ部(20)の上部には再封キャップ(5)が形成され、
前記再封キャップ(5)の内周面には均一な肉厚で内側に凸となる状態に断面円弧状のリング状の凸部(50)を形成することにより、開封後に前記再封キャップ(5)を前記瓶口部(10)へ被さるように押し付けたとき、前記再封キャップ(5)の内周面と前記瓶口部(10)の外周面との間では前記リング状の凸部(50)のみがやや押し潰された状態で前記瓶口部(10)の外周面へ密着して当該瓶口部(10)が再密閉されるように構成したことを特徴とする、
点眼剤の充填容器。 - 全面又は所要部分に抗菌性ゼオライトが分散保持されている、請求項1〜7のいずれかに記載の点眼剤の充填容器。
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