JPH09290456A - 輸液用合成樹脂製容器の薄膜一体化口部および口部薄膜成形方法 - Google Patents

輸液用合成樹脂製容器の薄膜一体化口部および口部薄膜成形方法

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JPH09290456A
JPH09290456A JP8107411A JP10741196A JPH09290456A JP H09290456 A JPH09290456 A JP H09290456A JP 8107411 A JP8107411 A JP 8107411A JP 10741196 A JP10741196 A JP 10741196A JP H09290456 A JPH09290456 A JP H09290456A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 口径の小さな輸液容器の製造を可能とし、部
品点数が少なく、熔着不良による液漏れの惧れがなく、
雑菌の浸入の惧れをなくす。 【解決手段】 輸液用合成樹脂製容器1の口部として、
ブロー成形により、輸液用合成樹脂製容器の口部を閉塞
すると共に、閉塞部に薄膜8を成形し、薄膜の周辺部に
環状突起部91を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロー成形により
輸液用合成樹脂製容器の口部を閉塞すると同時に閉塞部
に薄膜を一体化して成形した輸液用合成樹脂製容器の薄
膜一体化口部および口部薄膜成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、輸液用合成樹脂製容器に充填さ
れた医薬品は、衛生性および安全性の観点から使用直前
まで内容薬液が厳密な無菌状態で密封されていなければ
ならない。そのため、例えば、特公平3−28944号
公報、特公平7−29336号公報のように、特に液漏
れが生じやすい口部には、液漏れ防止の完全を期すため
に、通常ゴム栓と合成樹脂製の口栓が併用されている。
【0003】この特公平3−28944号公報では、輸
液用合成樹脂製容器の口部に、容器の密封性を保持する
ための合成樹脂製口栓および液漏れ防止用ゴム栓とを順
次嵌入状に重ね合せている。そして、口部上部と合成樹
脂製口栓上部とを熔着用ヒーター等を用いて加熱押圧す
ることにより、これら上部を内向きに湾曲一体化し、前
記ゴム栓を固定支持している。この場合、合成樹脂製口
栓の中央部は、注射針等が貫通し易いように、またコア
リング現象が生じないように薄く、薄膜状に成形されて
いる。
【0004】また、特公平7−29336号公報には、
輸液栓体の膜を極薄に成形する方法が開示されている。
【0005】さらに、実開平3−94234号公報に
は、上端開口縁部に封口用フィルムを配した下側蓋体
(前記合成樹脂製口栓に相当)に、別途成形した上側蓋
体をこの封口用フィルム上にゴム栓を介して挿嵌し、超
音波加熱等により両者を熔着して成形一体化するものが
開示されている。
【0006】また、実公平4−22745号、特公平3
−49262号、特公平5−72830号の各公報で
は、医薬品の安定性等を確保するための使用時溶解型の
薬剤として粉末製剤や凍結乾燥製剤等をバイアル等の容
器に収容する。そして、このバイアル等の容器と注射用
水や生理食塩液等の溶解液を収容した容器とを使用直前
に、上下に相互に連通する針を連設した両頭針あるいは
連結チューブ等の接続手段を用いて接続して、薬剤を溶
解液で溶解するキット容器が提案されている。
【0007】さらに、特公平5−72830号、特開平
7−40425号の各公報には、それぞれ使用時まで溶
解液と薬剤の混合を防ぐための使用時貫通手段を有する
口栓部材に、薄膜により遮断された流体通路部や口栓部
材が開示されている。
【0008】この特公平5−72830号公報では、上
端に閉鎖膜で閉鎖された流体通路部を有する可撓性容器
にカプセルを連結し、口部が刺通可能な栓で密封された
薬剤容器を前記カプセル内に保持する。また、前記可撓
性容器の内部と薬剤容器の内部とを連通する連通手段と
して、中間にハブを有し両端に刃先を有する中空の穿刺
針を必要とする。そして、その穿刺針の一方の刃によっ
て薬剤容器の栓が刺通された後、穿刺針の他方の刃によ
って可撓性容器の閉鎖膜が刺通されるように連通順序を
制御する制御手段を必要とする輸液容器が開示されてい
る。
【0009】また、キット容器の溶解液容器は、廃棄処
理の容易性、安全性、経済性の観点から、合成樹脂製が
好ましく、特にクローズド・システムで使用するために
は、合成樹脂製バッグ容器若しくはブロー成形により製
造された軟質合成樹脂製容器とするのが好ましい。そこ
で、特公平6−61845号公報等では、バッグ若しく
は軟質容器に薄膜等の使用時貫通手段を備えた口栓部材
を取付けるために、2枚のフィルムシート材またはイン
フレーションチューブ材に使用時に穿刺部材で貫通され
る封止用薄膜が成形された口栓部材を挿嵌する。その
後、熱シールまたは高周波シールで熔着するインフレー
ション法が開示されている。また、特開平5−9247
9号公報等では、前記口栓部材を取付けるために、2枚
のシート状パリソンまたは管状パリソンに口栓部材を装
着し、ブロー成形する方法が開示されている。
【0010】他方、特開平7−68627号公報には、
ブロー成形において、パリソンのパリソン端部をエアー
吹込ノズルに作動自在に設けた棒体で押圧変形させ、前
記パリソン端部に薄膜を成型する方法が開示されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】特公平3−28944
号、特公平7−29336号、実開平3−94234号
の各公報のように、特に液漏れが生じやすい口部には、
液漏れ防止の完全を期すためにゴム栓と合成樹脂製の口
栓が併用されている。そのため、容器の構成部品点数が
多く、輸液容器の製造に手間がかかり、製造装置も複雑
になり、コスト高に付くという問題点がある。また、こ
れらの口栓部材等は、熔着の際に熔着不良が発生し易い
という危険性がある。
【0012】また、医薬品の安定性等を確保するために
薬剤を使用時に溶解するキット容器では、薬剤を収容し
た容器内に溶解液容器に充填された溶解液を両頭針や連
結チューブ等を使って移送し、混合溶解している。しか
し、この混合溶解作業は煩雑で手間がかかり、また、両
頭針や連結チューブ等は外気と接触するため、薬剤や溶
解液が雑菌で汚染され易いといった問題点がある。
【0013】そのため、溶解液容器本体の細頸口部に嵌
着したキャップ状ゴム栓上方に両頭針を予め保護キャッ
プ内に収容した実公平4−22745号公報のキット容
器が提案されている。また、使用時溶解型の薬剤を収容
したバイアル等の容器と溶解液を充填した可撓性容器を
両頭針等の穿刺針を介在して予め上下に配置した特公平
3−49262号公報、特公平5−72830号公報等
のキット容器も提案されている。
【0014】これら実公平4−22745号、特公平3
−49262号、特公平5−72830号の各公報のキ
ット容器においては、薄膜等の使用時貫通手段を具備し
た口栓部材を要するため、容器の構成部品点数が多く、
前記同様の問題点がある。
【0015】また、特公平6−61845号、特開平5
−92479号各公報では、使用時に穿刺部材により貫
通される封止用薄膜が成形された口栓部材を挿嵌または
挿着する必要があり、容器の構成部品点数が多く、前記
同様の問題点がある。
【0016】特開平7−68627号公報では、一体成
形により口部閉塞のための薄膜を成形するので、熔着不
良の危険性は回避されているが、エアー吹込ノズルの内
部に作動自在な棒体が設けられているから、エアー吹込
ノズルの構成が複雑化する。また、エアー吹込ノズルの
径が大きくなるため、口部の口径の小さな容器の成形は
できないという問題点がある。
【0017】本発明は、ブロー成形により、口部の閉塞
と同時に薄膜を成形し、部品点数が少なく、熔着不良に
よる液漏れの惧れがなく、別途口栓部材の搬入による雑
菌の浸入の惧れもない輸液用合成樹脂製容器の口部と口
部薄膜成形方法を提供することを目的とする。
【0018】また、本発明は、吹込みノズルの内部に作
動自在な棒体を設ける必要がなく、吹込みノズルの径を
細くすることができ、口部の口径の小さな容器の成形に
適した輸液用合成樹脂製容器の口部と口部薄膜成形方法
を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の問題点
に鑑みてなされたもので、この課題を解決するために、
輸液用合成樹脂製容器の口部として、ブロー成形によ
り、輸液用合成樹脂製容器の口部を閉塞すると共に、閉
塞部に薄膜を成形した。
【0020】また、別の輸液用合成樹脂製容器の口部と
して、閉塞部に薄膜を成形すると共に、薄膜の周辺部に
環状突起部を設けた。
【0021】輸液用合成樹脂製容器の口部薄膜成形方法
として、熔融したチューブ状パリソンをブロー成形用合
せ金型に挿入し、吹込みノズルをこれら金型のネック部
に差込む。
【0022】そして、ネック部の熔融合成樹脂をブロー
成形用合せ金型の口部でチューブ状パリソンの内径方向
に合成樹脂張出し部として張り出させる。
【0023】また、薄膜成形用押型を押出し自在に突設
した口部成形用押型をブロー成形用合せ金型の口部に挿
入する。
【0024】次に、この薄膜成形用押型をブロー成形用
合せ金型の口部に押出し、吹込みノズルと薄膜成形用押
型で薄膜を成形した。
【0025】また、別の輸液用合成樹脂製容器の口部薄
膜成形方法として、口部成形用押型面に凹みを成形し、
この凹みと薄膜成形用押型の周囲部との間に環状凹部を
成形し、薄膜の周辺部に環状突起部を成形した。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明の輸液用合成樹脂製
容器の薄膜一体化口部および口部薄膜成形方法に関する
実施形態の一例を示した添付図面に基づいて詳細に説明
する。
【0027】図1は本発明の輸液用合成樹脂製容器の正
面図を示し、図2は同底面図を示し、図3は同側面図
で、図4は図1のA−A線断面図を示すものである。図
5〜図8は本発明の輸液用合成樹脂製容器の口部薄膜成
形方法を示したものである。
【0028】加熱熔融された熱可塑性合成樹脂を例えば
押出し方式によって、チューブ状のパリソン3を輸液用
合成樹脂製容器1のブロー成形用合せ金型2,2内に挿
入し、加熱して軟化の状態にする。
【0029】次に、ブロー成形用合せ金型2,2のネッ
ク部21,21に吹込みノズル4を挿入し、加熱熔融し
たパリソン3を合せ金型2,2のネック部21,21か
ら肩部22,22に密着させると共に、パリソン3を前
記ノズル4により押し出す。
【0030】この密着したチューブ状パリソン3を構成
する合成樹脂を、ノズル4で押し出すことにより、合せ
金型2,2の口部23,23内で、パリソン3内面へ張
出した合成樹脂張出し部5を設ける。
【0031】さらに、合せ金型2,2の口部23,23
に挿嵌する、先端面71中央部に逆皿状(皿をひっくり
返した状態)の薄膜成形用押型6を嵌入する凹部72を
成形し、先端面71よりこの押型6を押出し自在に挿着
した口部成形用押型7を設ける。
【0032】また、前記凹部72に薄膜成形用押型6を
嵌入した際に、口部成形用押型7の先端面71と薄膜成
形用押型6の先端とが面一になるようにし、先端面71
に凹部72よりやや大径の皿状凹み73を成形する。
【0033】そして、図7に示すように、凹部72に薄
膜成形用押型6を嵌入した口部成形用押型7を合せ金型
2,2の口部23,23に挿嵌し、薄膜成形用押型6を
口部23,23に挿入すると同時に、薄膜成形用押型6
を口部23,23内に挿入する。
【0034】口部23,23内に口部成形用押型7と薄
膜成形用押型6とを挿入すると、図8に示すように、前
記合成樹脂張出し部5で口部23,23内における押型
6、7の残りの間隙を充たし、押型6と吹込みノズル4
との先端で薄膜8を成形する。
【0035】また、この押型7の先端面71における凹
部72より突出した前記押型6の周囲部と先端面71に
成形した皿状凹み73で環状凹部9を成形し、熔融合成
樹脂をこの凹部9に充填することにより、環状突起部9
1を成形する。
【0036】薄膜を備えた口部を成形した後、吹込みノ
ズルが退却し、代わって薬液充填ノズル(図示せず)を
輸液用合成樹脂製容器内に挿入して薬液を充填し、しか
る後に挿入口部を例えば金型等により加熱熔着すること
により密封して口部10を成形し、輸液用合成樹脂製容
器1とする。この際、使用時に開封容易なように、薄膜
を備えていない方の口部10に破断のための薄肉部を設
けておくのが好ましい。
【0037】あるいはまた、輸液用合成樹脂製容器1の
薄膜を備えていない方の口部10は、破断のための薄肉
部を設けておくことに替えて、例えば、本件出願人によ
る特開平7−137160号公報に記載された方法を用
いて、口部成型後加熱し、使用時漏液防止用ゴム栓11
を加圧挿入する。それにより、容器口部10上部に生じ
た合成樹脂張出し部を押型を用いて押圧して内方へ湾曲
させ、合成樹脂張出し部先端をゴム栓上面外周部の環状
凹部に挿入して、ゴム栓嵌入口部としてもよい(図
9)。
【0038】薄膜を備えた口部は、使用時に両頭針やス
パイク、注射針等の穿通部材を穿刺し、点滴液等として
使用する。あるいはさらに、両頭針等の薬液流通部材を
内蔵した使用時貫通装置12を加熱熔着し、キット製品
としてもよい(図10)。
【0039】キット製品としては、両頭針等の薬液流通
部材を内蔵した使用時貫通装置12が輸液用合成樹脂製
容器1と接続され、使用時貫通装置12内に設けられた
中空の両頭針等の薬液流通部材を介して使用時溶解型の
固形製剤が収容されたバイアルを穿刺した後、薬液流通
部材を作動させて薄膜を破ることによって、輸液用合成
樹脂製容器1内の溶解液とバイアル内の固形製剤を混合
させ、所望の薬液を得るものなどが挙げられる(図1
0)。
【0040】あるいは、使用時溶解型の固形製剤が収容
されたバイアルを有するカプセルが液体通路を介して輸
液用合成樹脂製容器1と接続され、カプセル内に設けら
れた中空の両頭針等の薬液流通部材を作動させて薄膜を
破ることによって、輸液用合成樹脂製容器1内の溶解液
とカプセル内の固形製剤を混合させるものが挙げられる
(図示せず)。
【0041】
【発明の効果】本発明の口部薄膜成形方法により製造さ
れる輸液用合成樹脂製容器は、容器本体に内容液封止用
薄膜を一体成形したから、別途口栓部材を用意する必要
がなくなり、容器部品点数が少なく、作業工程も簡素化
される。また、熔着不良による液漏れの危険性もない。
【0042】さらに、別途口栓部材の使用の必要もない
から、口栓部材の搬入による雑菌の浸入を防ぐことがで
きる。
【0043】本発明により製造された薄膜を備えた口部
は、薄膜の周囲の周辺部に上方に突出した環状突起部を
設けたので、この環状突起部が両頭針やスパイク、注射
針等の穿通部材の穿刺時にガイド部としての役割を果た
すため、かかる穿通部材を容易に、かつ素早く穿刺で
き、また、誤って他の部位を穿通してしまうこともな
い。
【0044】また、この環状突起部は、薄膜を備えた口
部に両頭針等の薬液流通部材を内蔵した使用時貫通装置
を取り付ける際の位置決め手段としても有効である。
【0045】さらに、本発明により製造された薄膜を備
えた口部は、吹込みノズルと薄膜成形用押型による押圧
によって薄膜を成形するから、吹込みノズルおよび薄膜
成形用押型の押圧面の形状を変更することによって、薄
膜部周辺の形状を自在に加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輸液用合成樹脂製容器の正面図であ
る。
【図2】本発明の輸液用合成樹脂製容器の底面図であ
る。
【図3】本発明の輸液用合成樹脂製容器の側面図であ
る。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】本発明の輸液用合成樹脂製容器の口部薄膜成形
方法を示したもので、パリソンをブロー成形用合せ金型
に挿入時のものである。
【図6】本発明の輸液用合成樹脂製容器の口部薄膜成形
方法を示したもので、吹込みノズルをブロー成形用合せ
金型のネック部に挿入時のものである。
【図7】本発明の輸液用合成樹脂製容器の口部薄膜成形
方法を示したもので、口部成形用押型をブロー成形用合
せ金型の口部に挿入直後のものである。
【図8】本発明の輸液用合成樹脂製容器の口部薄膜成形
方法を示したもので、口部成形用押型と薄膜成形用押型
とをブロー成形用合せ金型の口部に挿入時のものであ
る。
【図9】本発明の輸液用合成樹脂製容器の薄膜を備えて
いない方の口部に使用時漏液防止用ゴム栓を加圧挿入し
たものの図4と同様のA−A線断面図である。
【図10】本発明の輸液用合成樹脂製容器の薄膜を備え
ていない方の口部に使用時漏液防止用ゴム栓を加圧挿入
し、さらに薄膜を備えた口部に薬液流通部材を内蔵した
使用時貫通装置を取り付けたものの正面図である。
【符号の説明】
1 輸液用合成樹脂製容器 2 ブロー成形用金型 21 ネック部 22 肩部 23 口部 3 パリソン 4 吹込みノズル 5 合成樹脂張出し部 6 薄膜成形用押型 7 口部成形用押型 71 先端面 72 凹部 73 皿状凹み 8 薄膜 9 環状凹部 91 環状突起部 10 口部 11 ゴム栓 12 使用時貫通装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロー成形により、輸液用合成樹脂製容
    器の口部を閉塞すると共に、閉塞部に薄膜を成形したこ
    とを特徴とする輸液用合成樹脂製容器の薄膜一体化口
    部。
  2. 【請求項2】 閉塞部に薄膜を成形し、薄膜の周辺部に
    環状突起部を設けたことを特徴とする請求項1記載の輸
    液用合成樹脂製容器の薄膜一体化口部。
  3. 【請求項3】 熔融したチューブ状パリソンをブロー成
    形用合せ金型に挿入し、吹込みノズルをこれら金型のネ
    ック部に差込み、ネック部の熔融合成樹脂をブロー成形
    用合せ金型の口部でチューブ状パリソンの内径方向に合
    成樹脂張出し部として張り出させ、薄膜成形用押型を押
    出し自在に突設した口部成形用押型をブロー成形用合せ
    金型の口部に挿入し、この薄膜成形用押型をブロー成形
    用合せ金型の口部に押出し、吹込みノズルと薄膜成形用
    押型で薄膜を成形したことを特徴とする輸液用合成樹脂
    製容器の口部薄膜成形方法。
  4. 【請求項4】 口部成形用押型面に凹みを成形し、この
    凹みと薄膜成形用押型の周囲部との間に環状凹部を成形
    し、薄膜の周辺部に環状突起部を成形したことを特徴と
    する請求項3記載の輸液用合成樹脂製容器の口部薄膜成
    形方法。
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