JP5028245B2 - 内燃機関の内部egr制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、気筒内に既燃ガスを残留させる内部EGRを制御する内燃機関の内部EGR制御装置に関する。
本出願人は、この種の内部EGR制御装置を、例えば特願2006−289252号(公開公報は未発行)ですでに提案している。この内部EGR制御装置では、クランクシャフトに対する排気カムの位相を油圧式のカム位相可変機構によって変更するとともに、排気弁のリフトを電動式のリフト可変機構によって変更することにより、気筒内に残留させる内部EGR量を制御する。
具体的には、エンジン回転数および要求トルクに応じて、目標内部EGR量を算出するとともに、この目標内部EGR量に応じて目標カム位相を算出し、この目標カム位相が得られるようにカム位相可変機構を制御する。また、目標内部EGR量に応じて、排気弁の閉弁タイミングを算出する。そして、この排気弁の閉弁タイミングと実際のカム位相に応じて目標リフトを算出し、この目標リフトが得られるようにリフト可変機構を制御する。以上により、カム位相可変機構の応答遅れによって、目標カム位相への実際のカム位相の収束が遅れても、内部EGR量が目標内部EGR量になるように制御される。
しかし、上記の内部EGR制御装置では、エンジン回転数および要求トルクに応じて、目標内部EGR量を算出している。このため、暖機運転時などの気筒の壁面の温度が低いときには、気筒の壁面に奪われる既燃ガスの熱の損失が大きくなることで、気筒内の燃焼前の作動ガスの温度が低下し、内部EGR量が同じでも燃焼状態が不安定になることがあり、この点において改善の余地がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、内部EGR量を適切に制御することによって、良好な燃焼状態を確保することができる内燃機関の内部EGR制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、気筒3a内に既燃ガスを残留させる内部EGRを制御する内燃機関3の内部EGR制御装置1であって、内燃機関3の排気弁9の閉弁タイミング(実施形態における(以下、本項において同じ)閉弁クランク角CAEXVC)を変更することによって、内部EGR量を制御する可変動弁機構(排気側動弁機構60)と、内燃機関3の運転状態(エンジン回転数NE、要求トルクPMCMD)を検出する運転状態検出手段(ECU2、クランク角センサ21、アクセル開度センサ28)と、検出された内燃機関の運転状態に応じて、内部EGR量の目標となる目標内部EGR量EGRINCMDを設定する目標内部EGR量設定手段(ECU2、図11のステップ31)と、内燃機関3の冷却水の温度(エンジン水温TW)を検出する水温センサ26と、内燃機関3の負荷Lが所定の第1負荷L1のときに、検出された冷却水の温度を、気筒3aの壁面の温度(壁面温度TCYLWAL)として算出し、負荷Lが第1負荷L1よりも大きな第2負荷L2のときに、冷却水の温度に所定値ΔTを加算した値を、気筒3aの壁面温度TCYLWALとして算出し、負荷Lが第1負荷L1および第2負荷L2のいずれにも一致しないときには、壁面温度TCYLWALを補間演算によって算出する壁面温度算出手段(ECU2、図12のステップ51)と、算出された壁面温度TCYLWALに応じて、気筒3a内の既燃ガスの温度(既燃ガス温度TEXGAS)を推定する既燃ガス温度推定手段(ECU2、図11のステップ32)と、排気管5内の圧力(排気圧PEX)を検出する排気圧センサ25と、推定された既燃ガスの温度および検出された排気管5内の圧力に応じ、気体の状態方程式を用いて目標内部EGR量EGRINCMDを補正する目標内部EGR量補正手段(ECU2、ステップ33)と、補正された目標内部EGR量EGRINCに基づいて、排気弁9の閉弁タイミングを算出する閉弁タイミング算出手段(ECU2、ステップ37)と、算出された排気弁9の閉弁タイミングに基づいて、可変動弁機構を制御する制御手段(ECU2、ステップ38〜41)と、を備えることを特徴とする。
この内燃機関の内部EGR制御装置によれば、可変動弁機構で排気弁の閉弁タイミングを変更することによって、気筒内に残留させる既燃ガスの内部EGR量が制御される。また、内燃機関の負荷が所定の第1負荷のときに、検出された冷却水の温度を気筒の壁面の温度として算出し、負荷が第1負荷よりも大きな第2負荷のときに、冷却水の温度に所定値を加算した値を、気筒の壁面温度として算出し、負荷が第1負荷および第2負荷のいずれにも一致しないときには、壁面温度を補間演算によって算出する。このようにして算出された気筒の壁面温度に応じて、既燃ガスの温度が推定される。この推定された既燃ガスの温度と検出された排気管内の圧力に応じ、気体の状態方程式を用いて目標内部EGR量が補正される。そして、このようにして補正された目標内部EGR量に基づいて排気弁の閉弁タイミングが算出され、この閉弁タイミングに基づいて、可変動弁機構が制御される。以上のように、壁面温度に応じて既燃ガスの温度を推定するので、壁面温度による熱損失を補償しながら既燃ガスの温度を適切に推定することができる。したがって、そのように推定された既燃ガスの温度に応じて目標内部EGR量を補正することにより、内部EGR量を壁面温度による熱損失を補償した適切な量に制御できるので、気筒内の燃焼前の作動ガスの温度を適切に制御でき、良好な燃焼状態を確保することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態による内部EGR制御装置1、およびこれを適用した内燃機関(以下「エンジン」という)3の概略構成を示している。エンジン3は、4つの気筒3a(1つのみ図示)を有する4気筒のガソリンエンジンであり、車両(図示せず)に搭載されている。
エンジン3のシリンダヘッド3cには、気筒3aごとに、吸気管4および排気管5が接続されるとともに、燃料噴射弁6および点火プラグ7(図2参照)が、燃焼室3dに臨むように取り付けられている(いずれも1つのみ図示)。この燃料噴射弁6は、燃焼室3d内の点火プラグ7の近傍に、燃料を直接、噴射するように構成された直噴タイプのものである。燃料噴射弁6の燃料噴射量および燃料噴射時期は、その開弁時間および開弁タイミングをECU2(図2参照)で制御することによって、制御される。点火プラグ7の点火時期もまた、ECU2によって制御される。また、このエンジン3では、燃焼室3d内に供給された混合気を、点火プラグ7の火花により点火する火花点火燃焼(以下「SI燃焼」という)と、圧縮着火により着火する圧縮着火燃焼(以下「CI燃焼」という)が行われ、その切替はECU2によって制御される。
また、各気筒3aには、一対の吸気弁8、8(1つのみ図示)および一対の排気弁9、9(1つのみ図示)が設けられている。吸気弁8は吸気側動弁機構40によって開閉され、排気弁9は排気側動弁機構60によって開閉される。以下、図3〜図6を参照しながら、これらの吸気側動弁機構40および排気側動弁機構60について説明する。
吸気側動弁機構40は、通常のカム駆動式のものであり、図3に示すように、回転自在の吸気カムシャフト41と、吸気カムシャフト41に一体に設けられた吸気カム42と、ロッカアームシャフト43と、ロッカアームシャフト43に回動自在に支持されるとともに、吸気弁8、8の上端にそれぞれ当接する2つのロッカアーム44、44(1つのみ図示)などを備えている。
吸気カムシャフト41は、吸気スプロケットおよびタイミングチェーン(いずれも図示せず)を介して、クランクシャフト3eに連結されており、クランクシャフト3eが2回転するごとに1回転する。吸気カムシャフト41が回転すると、ロッカアーム44、44が、吸気カム42で押圧され、ロッカアームシャフト43を中心として回動することにより、吸気弁8、8が開閉される。
一方、排気側動弁機構60は、排気弁9のリフトおよびバルブタイミングを無段階に変更する可変動弁機構で構成されている。なお、本実施形態では、「排気弁9のリフト(以下「排気リフト」という)」は、排気弁9の最大揚程を表すものとする。
図4に示すように、排気側動弁機構60は、排気カムシャフト61、排気カム62、排気リフト可変機構70および排気カム位相可変機構90などを備えている。
排気カムシャフト61は、排気スプロケットおよびタイミングチェーン(いずれも図示せず)を介して、クランクシャフト3eに連結されており、クランクシャフト3eが2回転するごとに1回転する。
排気リフト可変機構70は、排気リフトを値0と所定の最大リフトLEXMAX(図5参照)との間で無段階に変更するものである。その構成は、本出願人が特開2007−100522号で既に提案したものと同様であるので、以下、その概略を簡単に説明する。
排気リフト可変機構70は、コントロールシャフト71およびロッカアームシャフト72と、これらのシャフト71、72上に気筒3aごとに設けられたロッカアーム機構73と、これらのロッカアーム機構73を同時に駆動する排気リフトアクチュエータ80(図2参照)などを備えている。
このロッカアーム機構73は、リンク74a、ローラ軸74b、ローラ74cおよびロッカアーム75などを備えている。また、排気リフトアクチュエータ80は、モータおよび減速ギヤ機構(いずれも図示せず)などを組み合わせたものであり、ECU2からの後述するリフト制御入力U_SAAEXによって駆動されると、コントロールシャフト71を回動させ、それにより、リンク74aをローラ軸74bを中心として回動させる。
このリンク74aが図4に実線で示すゼロリフト位置にある場合、排気カムシャフト61の回転に伴い、排気カム62によりローラ74cがロッカアームシャフト72側に押されると、リンク74aは、コントロールシャフト71を中心として、図4の時計回りに回動する。その際、ロッカアーム75の案内面75aがコントロールシャフト71を中心とする円弧と一致するような形状を有しているので、バルブスプリングの付勢力により、ロッカアーム75は図4に示す閉弁位置に保持される。それにより、排気リフトは値0に保持され、排気弁9は閉弁状態に保持される。
一方、リンク74aがゼロリフト位置から最大リフト位置(図4の2点鎖線で示す位置)側の位置に回動し、保持されている状態では、排気カム62の回転により、リンク74aがコントロールシャフト71を中心として図4の時計回りに回動すると、ロッカアーム75は、バルブスプリングの付勢力に抗しながら、図4に示す閉弁位置から下方に回動し、排気弁9を開弁する。その際、ロッカアーム75の回動量すなわち排気リフトは、リンク74aが最大リフト位置側に近い位置にあるほど、より大きくなる。
以上の構成により、排気弁9は、リンク74aが最大リフト位置側に近い位置にあるほど、より大きなリフトで開弁する。より具体的には、排気カム62の回転中、排気弁9は、リンク74aが最大リフト位置にあるときには、図5に実線で示すバルブリフト曲線に従って開弁し、排気リフトは最大リフトLEXMAXになる。したがって、この排気リフト可変機構70では、排気リフトアクチュエータ80を介して、リンク74aをゼロリフト位置と最大リフト位置との間で回動させることにより、排気リフトを値0と所定の最大リフトLEXMAXとの間で無段階に変化させることができる。また、後述する排気カム位相CAEXが同じ場合、排気リフトが大きいほど、排気弁9の開弁タイミングは早くなり、閉弁タイミングは遅くなる。
また、排気リフト可変機構70には、排気リフトを検出するためのリフトセンサ23が設けられている(図2参照)。このリフトセンサ23は、コントロールシャフト71の回動角SAAEXを検出し、それを表す検出信号をECU2に出力する。排気リフトは、コントロールシャフト71の回動角SAAEXから一義的に定まるので、検出された回動角SAAEXは、実際の排気リフトを表す。
一方、排気カム位相可変機構90は、排気カムシャフト61のクランクシャフト3eに対する相対的な位相(以下「排気カム位相」という)CAEXを無段階に進角側または遅角側に変更するものである。その構成は、本出願人が特開2005−315161号公報で既に提案したものと同様であるので、以下、その概略を簡単に説明する。
この排気カム位相可変機構90は、排気カムシャフト61の排気スプロケット側の端部に設けられており、排気カム位相電磁弁91(図2参照)と、これを介して油圧が供給される進角室および遅角室(いずれも図示せず)などを備えている。この排気カム位相電磁弁91は、ECU2に接続されており、ECU2からの位相制御入力U_CAEXに応じて、進角室および遅角室に供給する油圧を変化させることで、排気カム位相CAEXを所定の最遅角値と所定の最進角値との間で無段階に連続的に変化させる。それにより、排気弁9のバルブタイミングは、図6に実線で示す最遅角タイミングと2点鎖線で示す最進角タイミングとの間で、無段階に変更される。
一方、排気カムシャフト61の排気カム位相可変機構90と反対側の端部には、カム角センサ22(図2参照)が設けられている。このカム角センサ22は、排気カムシャフト61の回転に伴い、パルス信号であるEXCAM信号を所定のカム角(例えば1゜)ごとにECU2に出力する。ECU2は、このEXCAM信号および後述するCRK信号に基づき、排気カム位相CAEXを算出する。
以上のように、このエンジン3では、排気側動弁機構60により、排気弁9のリフトおよびバルブタイミングが無段階に変更され、それにより、気筒3a内に残留する既燃ガスの量すなわち内部EGR量が制御される。
エンジン3には、クランク角センサ21が設けられている。クランク角センサ21は、マグネットロータおよびMREピックアップ(いずれも図示せず)で構成されており、クランクシャフト3eの回転に伴い、パルス信号であるCRK信号およびTDC信号を、ECU2に出力する。
このCRK信号は、所定のクランク角(例えば30゜)ごとに出力される。ECU2は、CRK信号に基づき、エンジン3の回転数(以下「エンジン回転数」という)NEを算出する。また、TDC信号は、気筒3aのピストン3bが吸気行程開始時のTDC(上死点)付近の所定のクランク角度位置にあることを表す信号であり、本実施形態のような4気筒タイプの場合には、クランク角180゜ごとに出力される。また、エンジン3には、気筒判別センサ(図示せず)が設けられており、この気筒判別センサは、気筒3aを判別するためのパルス信号である気筒判別信号を、ECU2に出力する。ECU2は、これらの気筒判別信号、CRK信号およびTDC信号に応じて、クランク角度CAを気筒3aごとに算出する。
また、エンジン3の排気管5には、上流側から順に、排気温センサ24および排気圧センサ25が設けられている。排気温センサ24は排気管5内の温度(以下「排気温」という)TEXを、排気圧センサ25は排気管5内の圧力(以下「排気圧」という)PEXを検出し、それらの検出信号は、ECU2に出力される。
エンジン3本体には、水温センサ26が設けられている。水温センサ26は、エンジン3のシリンダブロック3f内を循環する冷却水の温度(以下「エンジン水温」という)TWを検出し、その検出信号をECU2に出力する。
エンジン3の吸気管4には、吸気温センサ27が設けられている。吸気温センサ27は、吸気温TAを検出し、その検出信号をECU2に出力する。
さらに、ECU2には、アクセル開度センサ28から、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量(以下「アクセル開度」という)APを表す検出信号が出力される。
ECU2は、I/Oインターフェース、CPU、RAMおよびROMなどから成るマイクロコンピュータで構成されている。ECU2は、前述した各種のセンサ21〜28からの検出信号に応じ、ROMに記憶された制御プログラムなどに従って、燃料噴射量を含むエンジン3の制御を実行する。また、ECU2は、エンジン3の運転状態に応じて、エンジン3の燃焼モードを、SI燃焼モードまたはCI燃焼モードに決定するとともに、決定した燃焼モードに応じて、排気側動弁機構60を制御することにより、内部EGR量を制御する。なお、本実施形態では、ECU2が、運転状態検出手段、目標内部EGR量設定手段、閉弁タイミング算出手段、閉弁タイミング補正手段、制御手段および既燃ガス温度推定手段に相当する。
図7は、ECU2で実行される、本発明の第1実施形態による内部EGRの制御処理を示すフローチャートである。本処理は、TDC信号の発生に同期して実行される。まず、ステップ1(「S1」と図示。以下同じ)では、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じ、マップ(図示せず)を検索することによって、内部EGR量の目標となる目標内部EGR量EGRINCMDを算出する。なお、要求トルクPMCMDは、エンジン回転数NEおよびアクセル開度APに応じ、マップ(図示せず)を検索することによって算出される。
次に、目標内部EGR量EGRINCMDを、検出された排気温TEXおよび排気圧PEXに応じ、気体の状態方程式(PV=nRT)を用いて補正することにより、最終的な目標内部EGR量EGRINCを算出する(ステップ2)。
次いで、算出した目標内部EGR量EGRINC、およびエンジン回転数NEに応じ、マップ(図示せず)を検索することによって、排気カム位相CAEXの目標となる目標カム位相CAEXCMDを算出する(ステップ3)。次に、算出した目標カム位相CAEXCMDと検出された実際の排気カム位相CAEXに応じ、位相制御入力U_CAEXを算出する(ステップ4)とともに、算出した位相制御入力U_CAEXに応じて、排気カム位相電磁弁91を駆動する(ステップ5)。以上により、排気カム位相CAEXが目標カム位相CAEXCMDになるように制御される。
次に、目標内部EGR量EGRINCに応じ、テーブル(図示せず)を検索することによって、排気弁9の閉弁タイミングに相当する閉弁クランク角の基本値CAEXVCBAを算出する(ステップ6)。次いで、検出されたエンジン水温TWに応じ、図8に示すテーブルを検索することによって、補正角CACを算出する(ステップ7)。
このテーブルでは、補正角CACは、エンジン水温TWが所定温度TWREF(例えば80℃)のときに値0に設定されるとともに、エンジン水温TWが低いほど、より大きな値にリニアに設定されている。これは、エンジン水温TWが低いほど、気筒3aの壁面の温度も低く、気筒3aの壁面による既燃ガスの熱損失が大きくなることで、気筒3a内の燃焼前の作動ガスの温度が低下しやすくなるため、補正角CACをより大きくすることで、排気弁9の閉弁タイミングを進角側に制御することによって、内部EGR量を多くし、作動ガスの温度を高めるためである。また、エンジン水温TWが高いほど、排気弁9の閉弁タイミングをより遅角側に制御することで、内部EGR量を少なくし、早期着火を回避するためである。
次いで、基本値CAEXVCBAから補正角CACを減算した値を、閉弁クランク角CAEXVCとして設定する(ステップ8)とともに、閉弁クランク角CAEXVCおよび排気カム位相CAEXに応じて、コントロールシャフト71の回動角SAAEXの目標となる目標回動角SAAEXCMDを算出する(ステップ9)。次に、算出した目標回動角SAAEXCMDに対してリミット処理を行う(ステップ10)。
図9は、この目標回動角SAAEXCMDのリミット処理を示すフローチャートである。本処理では、まず、ステップ21において、排気カム位相CAEXに基づき、図10に示すテーブルを検索することによって、目標回動角SAAEXCMDの上限値SAAEXLMTを算出する。前述したように、排気リフト可変機構70は、排気リフトが大きいほど、排気弁9の開弁タイミングが早くなるタイプのものであることから、この上限値SAAEXLMTは、排気弁9が膨張行程の終了時のかなり前から開き始めないようにするために設定されるものである。このため、このテーブルでは、上限値SAAEXLMTは、排気カム位相CAEXが進角側にあるほど、排気弁9の開弁タイミングが早くなるため、より小さな値に設定されている。
次に、目標回動角SAAEXCMDが上限値SAAEXLMT以下であるか否かを判別する(ステップ22)。この判別結果がYESのときには、本処理を終了する一方、NOで、SAAEXCMD>SAAEXLMTのときには、目標回動角SAAEXCMDを上限値SAAEXLMTに設定し(ステップ23)、本処理を終了する。
図7に戻り、前記ステップ10に続くステップ11では、回動角SAAEXおよび目標回動角SAAEXCMDに応じて、リフト制御入力U_SAAEXを算出する。次に、リフト制御入力U_SAAEXに応じて、排気リフトアクチュエータ80を駆動する(ステップ12)。以上により、回動角SAAEXが目標回動角SAAEXCMDになるように制御される。
以上のように、本実施形態によれば、目標内部EGR量EGRINCに基づいて算出した排気弁9の閉弁クランク角の基本値CAEXVCBAから補正角CACを減算することによって、エンジン水温TWが低いほど、排気弁9の閉弁クランク角CAEXVCを進角側に決定し、内部EGR量をより多くする。したがって、内部EGR量を、壁面温度による熱損失の影響を補償した適切な量に制御でき、気筒3a内の燃焼前の作動ガスの温度を適切に制御できる結果、その後に行われる燃焼を良好に行うことができる。
また、エンジン3に、その制御のために通常、設けられている水温センサ26の検出結果を利用するので、コスト増を伴うことがない。
図11は、本発明の第2実施形態による内部EGRの制御処理を示すフローチャートである。本処理では、まず、ステップ31において、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じ、マップ(図示せず)を検索することによって、内部EGR量の目標となる目標内部EGR量EGRINCMDを算出する。次に、気筒3a内の既燃ガスの温度(既燃ガス温度)TEXGASを算出する(ステップ32)。
図12は、この既燃ガス温度TEXGASの算出処理を示すフローチャートである。本処理では、まず、ステップ51において、エンジン水温TWおよび負荷Lに基づき、図13に示すマップを検索することによって、気筒3aの壁面の温度(壁面温度)TCYLWALを算出する。このマップでは、壁面温度TCYLWALは、エンジン水温TWが高いほど、より大きな値に設定されている。また、壁面温度TCYLWALは、負荷Lが所定の第1負荷L1のときに、エンジン水温TWと同じ値に設定されており(TCYLWAL=TW)、第1負荷L1よりも大きい第2負荷L2のときには、エンジン水温TWの全領域において、第1負荷L1のときよりもΔTだけ大きな値に設定されている。なお、負荷Lが第1負荷L1および第2負荷L2のいずれにも一致しないときには、壁面温度TCYLWALは、補間演算によって求められる。
次に、フューエルカットフラグF_FCが「1」であるか否かを判別する(ステップ52)。この判別結果がYESで、エンジン3への燃料の供給をカットするフューエルカットが実行されているときには、ステップ51で算出した壁面温度TCYLWALを既燃ガス温度の暫定値TEXGASTとして設定し(ステップ53)、ステップ59に進む。このように、フューエルカット中は、燃焼が行われないので、壁面温度TCYLWALがそのまま既燃ガス温度の暫定値TEXGASTとして用いられる。
一方、ステップ52の判別結果がNOで、フューエルカットが実行されていないときには、CI燃焼モードフラグF_HCCIが「1」であるか否かを判別する(ステップ54)。このCI燃焼モードフラグF_HCCIは、燃焼モードがCI燃焼モードのときに「1」にセットされるものである。この判別結果がYESで、CI燃焼モードのときには、エンジン回転数NEおよび要求トルクPMCMDに応じ、マップ(図示せず)を検索することによって、気筒3a内の作動ガスの温度(以下「作動ガス温度」という)TCYLGASを算出する(ステップ55)。
次に、この作動ガス温度TCYLGASおよび要求トルクPMCMDに応じ、図14に示すマップからCI燃焼用のマップ値TEXGASCIを検索し、最高回転温度TEXGASMとして設定する(ステップ56)。この最高回転温度TEXGASMは、エンジン回転数NEが最高回転数(例えば6000rpm)のときの既燃ガスの温度に相当する。このマップは、エンジン回転数NEが最高回転数のときの、作動ガス温度TCYLGASおよび要求トルクPMCMDに対して得られる既燃ガスの温度を設定したものである。このマップでは、マップ値TEXGASCIは、要求トルクPMCMDが大きいほど、また作動ガス温度TCYLGASが高いほど、より大きな値に設定されており、作動ガス温度TCYLGASが第1〜第3温度TCYLGAS1〜TCYLGAS3のいずれにも一致しないときには、マップ値TEXGASCIは、補間演算によって求められる。
ステップ54の判別結果がNOで、燃焼モードがSI燃焼モードのときには、吸気温TAおよび要求トルクPMCMDに応じ、マップ(図示せず)からSI燃焼用のマップ値TEXGASSIを検索し、最高回転温度TEXGASMとして設定する(ステップ57)。このマップでは、マップ値TEXGASSIは、要求トルクPMCMDが大きいほど、また吸気温TAが高いほど、より大きな値に設定されている。また、このマップでは、最高回転温度TEXGASMを算出するためのパラメータとして、作動ガス温度TCYLGASに代えて吸気温TAが用いられる。これは、SI燃焼時には、基本的に内部EGR量が値0であることで、その影響が既燃ガスに及ばないからである。
前記ステップ56または57に続くステップ58では、壁面温度TCYLWALと最高回転温度TEXGASMを用い、次式(1)に従って、既燃ガス温度の暫定値TEXGASTを算出する。
TEXGAST=TEXGASM*[1−KTEXGME*(TDCME−5)]
+TCYLWAL*KTEXGME*(TDCME−5) ……(1)
ここで、KTEXGMEは、値1.0未満のなまし係数であり、TDCMEは、TDC信号の発生周期であり、値5は、エンジン回転数NEが最高回転数のときのTDC信号の発生周期である。以上から明らかなように、既燃ガス温度の暫定値TEXGASTは、最高回転温度TEXGASMと壁面温度TCYLWALの加重平均で求められる。最高回転時には、燃焼サイクル間の時間間隔が短いため、燃焼後の既燃ガスの温度の低下する度合いは非常に小さい。このため、最高回転温度TEXGASMを用いることによって、既燃ガス温度の暫定値TEXGASTの算出精度を向上させることができる。また、右辺のTDCME−5によって、エンジン回転数NEが低いほど、壁面温度TCYLWALの重みが大きくなるので、燃焼サイクル間の時間間隔に応じて、壁面温度TCYLWALによる熱損失の影響を反映させながら既燃ガス温度の暫定値TEXGASTを精度良く求めることができる。
前記ステップ53または58に続くステップ59では、既燃ガスの暫定値TEXGASTを用い、次式(2)に従って、既燃ガス温度TEXGASを算出した後、本処理を終了する。
TEXGAS=TEXGAST*(1−TDTGAS)
+TEXGASZ*TDTGAS ……(2)
ここで、TEXAGSZは、式(2)で算出された既燃ガスの前回値であり、TDTGASは値1.0未満のなまし係数である。
図11に戻り、ステップ33では、目標内部EGR量EGRINCMDを、ステップ32で算出した既燃ガス温度TEXGAS、および検出された排気圧PEXに応じ、気体の状態方程式(PV=nRT)を用いて補正することにより、最終的な目標内部EGR量EGRINCを算出する。
次に、図7のステップ3〜5と同様、目標内部EGR量EGRINC、およびエンジン回転数NEに応じ、マップ(図示せず)を検索することによって、目標カム位相CAEXCMDを算出し、この目標カム位相CAEXCMDと実際の排気カム位相CAEXに応じ、位相制御入力U_CAEXを算出するとともに、算出した位相制御入力U_CAEXに応じて、排気カム位相電磁弁91を駆動する(ステップ34〜36)。以上により、排気カム位相CAEXが目標カム位相CAEXCMDになるように制御される。
次に、目標内部EGR量EGRINCに応じ、テーブル(図示せず)を検索することによって、排気弁9の閉弁クランク角CAEXVCを算出する(ステップ37)。次いで、前記ステップ9〜12と同様、閉弁クランク角CAEXVCおよび排気カム位相CAEXに応じて、コントロールシャフト71の目標回動角SAAEXCMDを算出し、この目標回動角SAAEXCMDに対してリミット処理を行った後、回動角SAAEXおよび目標回動角SAAEXCMDに応じて、リフト制御入力U_SAAEXを算出する。次に、リフト制御入力U_SAAEXに応じて、排気リフトアクチュエータ80を駆動する(ステップ38〜41)。以上により、回動角SAAEXが目標回動角SAAEXCMDになるように制御される。
以上のように、本実施形態によれば、エンジン水温TWに応じて気筒3aの壁面温度TCYLWALを算出し、この壁面温度TCYLWALに応じて、既燃ガス温度TEXGASを算出するので、壁面温度TCYLWALによる熱損失を補償しながら、既燃ガス温度TEXGASを適切に算出することができる。また、この既燃ガス温度TEXGASに応じて目標内部EGR量EGRINCMDを補正することによって、最終的な目標内部EGR量EGRINCを算出する。したがって、内部EGR量を壁面温度TCYLWALによる熱損失の影響を補償した適切な量に制御できるので、気筒3a内の燃焼前の作動ガスの温度を適切に制御でき、良好な燃焼状態を確保することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、気筒3aの壁面温度を表す壁面温度パラメータとして、水温センサ26で検出したエンジン水温TWを用いているが、これに限らず、気筒の壁面の温度を表すものであれば、他の適当なものを用いてもよい。例えば、外気温やエンジンの運転前の停止時間、始動後の運転時間や運転状態から算出してもよい。また、実施形態では、内部EGR量を、排気カム位相可変機構および排気リフト可変機構の両方によって制御しているが、これに限らず、例えば両可変機構の一方で制御してもよい。
さらに、実施形態は、本発明を車両に搭載されたガソリンエンジンに適用した例であるが、本発明はこれに限らず、ガソリンエンジン以外のディーゼルエンジンなどの各種のエンジンに適用してもよく、また、車両用以外のエンジン、例えば、クランク軸を鉛直に配置した船外機などのような船舶推進機用エンジンにも適用可能である。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
本発明の内部EGR制御装置を内燃機関とともに概略的に示す図である。 内部EGR制御装置の一部を示す図である。 図1の部分拡大図である。 排気側動弁機構の概略構成を示す模式図である。 排気リフト可変機構による排気リフトの変更状態を示す図である。 排気カム位相可変機構により排気カム位相が最遅角値(実線)および最進角値(2点鎖線)に設定されているときの排気弁のバルブリフト曲線を示す図である。 本発明の第1実施形態による内部EGRの制御処理を示すフローチャートである。 図7の処理で用いられる補正角を算出するためのテーブルの一例である。 リミット処理を示すフローチャートである。 図9の処理で用いられる上限値を算出するためのテーブルの一例である。 本発明の第2実施形態による内部EGRの制御処理を示すフローチャートである。 既燃ガスの算出処理を示すフローチャートである。 図12の処理で用いられる壁面温度を算出するためのマップの一例である。 図12の処理で用いられる作動ガス温度を算出するためのマップの一例である。
符号の説明
1 内部EGR制御装置
2 ECU(運転状態検出手段、目標内部EGR量設定手段、閉弁タイミング算出手
段、閉弁タイミング補正手段、制御手段および既燃ガス温度推定手段)
3 エンジン
3a 気筒
9 排気弁
21 クランク角センサ(運転状態検出手段)
26 水温センサ(壁面温度パラメータ取得手段)
28 アクセル開度センサ(運転状態検出手段)
60 排気側動弁機構(可変動弁機構)
TW エンジン水温(壁面温度パラメータ)
NE エンジン回転数(内燃機関の運転状態)
PMCMD 要求トルク(内燃機関の運転状態)
EGRINC 最終的な目標内部EGR量(目標内部EGR量)
CAEXVC 閉弁クランク角(排気弁の閉弁タイミング)
TEXGAS 既燃ガス温度

Claims (1)

  1. 気筒内に既燃ガスを残留させる内部EGRを制御する内燃機関の内部EGR制御装置であって、
    前記内燃機関の排気弁の閉弁タイミングを変更することによって、内部EGR量を制御する可変動弁機構と、
    前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    当該検出された内燃機関の運転状態に応じて、内部EGR量の目標となる目標内部EGR量を設定する目標内部EGR量設定手段と、
    前記内燃機関の冷却水の温度を検出する水温センサと、
    前記内燃機関の負荷が所定の第1負荷のときに、前記検出された冷却水の温度を、前記気筒の壁面の温度として算出し、前記負荷が前記第1負荷よりも大きな所定の第2負荷のときに、前記冷却水の温度に所定値を加算した値を、前記気筒の壁面温度として算出し、前記負荷が前記第1負荷および前記第2負荷のいずれにも一致しないときには、前記壁面温度を補間演算によって算出する壁面温度算出手段と、
    当該算出された壁面温度に応じて、前記気筒内の既燃ガスの温度を推定する既燃ガス温度推定手段と、
    前記排気管内の圧力を検出する排気圧センサと、
    前記推定された既燃ガスの温度および前記検出された前記排気管内の圧力に応じ、気体の状態方程式を用いて前記目標内部EGR量を補正する目標内部EGR量補正手段と、
    当該補正された目標内部EGR量に基づいて、前記排気弁の閉弁タイミングを算出する閉弁タイミング算出手段と、
    当該算出された排気弁の閉弁タイミングに基づいて、前記可変動弁機構を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の内部EGR制御装置。
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