JP5027790B2 - 屈折率整合シート及びそれを用いた光コネクタ - Google Patents

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本発明は、例えば光ファイバを挿通し固定する一対のフェルール間に設けられる屈折率整合シート及びそれを用いた光コネクタに関する。
従来より、光コネクタの接続部に、光損失を低減するための屈折率整合剤を介在させる方法が知られている。この方法は、屈折率整合剤として例えばグリース状のものが光ファイバ先端に塗布され、光ファイバ同士を突き合わせる際に、接続端面間への空気の侵入を防ぎ、空気によって生じるフレネル反射を回避し、光結合ロスを低減するものである。
また、光ファイバの接続部にグリース状のものではなく、単一層からなるシート状粘着材を、屈折率整合性を有する接続部材として、光ファイバを固定した1対のフェルール同士の間に挟んで光学接続する光コネクタが知られている(例えば特許文献1参照)。係るシート状粘着材を設けた光コネクタによれば、単純な構造で、光ファイバ同士を密着させることができ、また光ファイバ端面の研磨の有無に関らず光学安定性に優れ、さらに簡便に着脱が可能であり、良好な作業性を得ることができる。
特開2005−351998号公報
しかしながら、従前のグリース状の屈折率整合剤では、熱膨張によって、流れたり、薄くなったりして間隙を生じる。また、メンテナンスの際には、古い屈折率整合剤を拭き取り、再度一定量塗布する作業が必要になるため、多大な労力を要し、作業性の悪い問題があった。また、屈折率整合シートを用いる場合では、繰り返しのコネクタ着脱が行われると、シートが光ファイバ端面から繰り返し荷重を受け、シート自体が破損する場合があった。このため、所定の光学特性(光結合ロス、反射特性)を長期的に確保することが困難であった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、コネクタ着脱によってシートに加わる荷重を緩和することができ、シートの破損を低減できる屈折率整合シート及びそれを用いた光コネクタを提供し、もって、耐久性を高め、光結合ロスの発生抑止を図ることを目的とする。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 光ファイバのコアと一致する屈折率を有し、該光ファイバを挿通し固定する一対のフェルール間、又は該フェルールを含む一対のプラグ間に設けられる屈折率整合シートであって、
粘着層と保護層との間に少なくとも1層の緩衝層を有したことを特徴とする屈折率整合シート。
この屈折率整合シートによれば、コネクタ着脱によってシートに加わる荷重が、緩衝層によって緩和され、光ファイバ先端の当たる粘着層に応力が集中せず、疲労が生じ難くなる。仮に粘着層が破れた場合であっても、光ファイバが緩衝層に当接し、保護層に直接当接することがない。
(2) (1)の屈折率整合シートであって、
シート厚が、20〜60μmの範囲であることを特徴とする屈折率整合シート。
この屈折率整合シートによれば、20μm以下とした場合の製造の困難性が回避され、60μm以上とした場合の透過率の低下が回避でき、良好な製造性の下で、透過率が確保できる。
(3) (1)又は(2)の屈折率整合シートであって、
前記緩衝層が、前記保護層より柔らかく、前記粘着層より硬い貯蔵弾性率を有することを特徴とする屈折率整合シート。
この屈折率整合シートによれば、粘着層、緩衝層、保護層の順で、粘弾性(弾性と粘性の組み合わせ)が小さくなり(すなわち、硬くなり)、粘着層が直接保護層に積層される場合に比べ、応力が緩衝層に吸収される分、光ファイバから粘着層に加わる荷重が緩和される。仮に粘着層が裂けても、光ファイバが保護層に直に当接せず、保護層より柔らかい緩衝層に当接することで、保護層に当接する場合に比べ、光ファイバ先端との密着性・追従性が良好となり、光結合ロスを発生し難くできる。また、緩衝層が介在することで、粘着層と保護層との密着性を高めることができ、フェルールの先端面に対する追従性も高めることができる。
(4) (1)又は(2)の屈折率整合シートであって、
前記粘着層と前記保護層を積層したシートが、同一の積層向きで複数枚重ねられたことを特徴とする屈折率整合シート。
この屈折率整合シートによれば、粘着層と保護層を積層した第1のシートと、第2のシートが同一の積層向きで重ねられ、第1のシートの保護層に、第2のシートの粘着層が接着される。したがって、フェルールの先端面側から、粘着層、保護層、粘着層、保護層の順で積層され、最下層の粘着層と、最上層の保護層との間に、保護層と粘着層の2層が緩衝層となって挟まれる。したがって、簡素な2層構造のシート同士を貼り合わせることで、容易に緩衝層付きの屈折率整合シートを得ることができる。
(5) (1)〜(4)のいずれか1つの屈折率整合シートが、
光ファイバを挿通し固定するフェルールの光ファイバ保持孔の開口する先端面に設けられたことを特徴とする光コネクタ。
この光コネクタによれば、光ファイバから屈折率整合シートに加わる荷重が緩和され、シートの耐久性が高められ、繰り返しの着脱が可能となる。
本発明に係る屈折率整合シートによれば、光ファイバを挿通し固定する一対のフェルール間に設けられる屈折率整合シートであって、粘着層と保護層との間に少なくとも1層の緩衝層を設けたので、コネクタ着脱によってシートに加わる荷重を緩和することができ、シートの破損を低減できる。この結果、耐久性を高め、光結合ロスの発生を抑止することができる。
本発明に係る光コネクタによれば、粘着層と保護層との間に少なくとも1層の緩衝層を有した屈折率整合シートを、フェルールの光ファイバ保持孔の開口する先端面に設けたので、光ファイバから屈折率整合シートに加わる荷重を緩和し、シートの耐久性を高めることができる。この結果、繰り返しのコネクタ着脱を行っても、長期に渡って安定した光結合特性を維持できる。
以下、本発明に係る屈折率整合シート及びそれを用いた光コネクタの好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る屈折率整合シートの設けられたフェルールの断面図である。
本実施の形態に係る屈折率整合シート1は、光ファイバ3のコアと一致する屈折率を有し、光ファイバ3を挿通し固定する一対のフェルール5間、又はフェルール5を含む一対のプラグ(光コネクタ)間に設けられる。
図2は図1に示したフェルールの設けられた光コネクタの断面図である。
光コネクタ7は、被覆付き光ファイバ3に装着される光コネクタであって、被覆付き光ファイバ3を挿通し固定する本体部9と、この本体部9に嵌合すると共に、本体部9と同軸の光ファイバ保持孔11を連通させた例えばジルコニア製などのフェルール5と、本体部9及び該本体部9から突出しているフェルール5の一部を覆うハウジング13とから構成されている。
本体部9は、先端にフェルール5が嵌合装着されるベース部材15と、該ベース部材15の後方の切欠部15a上に重ねられる余長収容部用蓋部材17及び固定手段である固定用蓋部材19と、ベース部材15上に重ねられた各蓋部材17,19をベース部材15と一体的に挟持固定するクランプ部材21とから構成されている。ベース部材15は、被覆付き光ファイバ3を挿通するファイバ挿通部23が貫通形成されると共に、先端側にはフェルール5の基端部が嵌合するフェルール嵌合孔25が形成されている。
ファイバ挿通部23の上方には、被覆付き光ファイバ3の余長(撓み部分)3aを収容する余長収容空間27が画成される。クランプ部材21は、例えば、ばね用の金属板のプレス成形により形成されたもので、各蓋部材17,19の上面とベース部材15の下面とを挟持することにより、各蓋部材17,19をベース部材15に固定する。
フェルール5の光ファイバ保持孔11は、被覆付き光ファイバ3の外径と略同一内径を有する第1孔部29と、被覆付き光ファイバ3の先端の被覆3bを除去した裸光ファイバ31の外径と略同一の内径を有する第2孔部33と、第1孔部29と第2孔部33との間に位置して被覆付き光ファイバ3の先端部で除去した被覆3bを収容する空間である被覆受け部35とを備えている。
被覆受け部35に臨む第2孔部33の端部は、第1孔部29側より挿入される被覆付き光ファイバ3の被覆3bが当接し、当該被覆3bを剥がす被覆除去部37(図1参照)を形成している。被覆除去部37は、第1孔部29を挿通した被覆付き光ファイバ3に当接した際に、被覆3bに当接し、被覆除去を行うことができる。
第2孔部33の開口するフェルール5の先端面5aには、上記した屈折率整合シート1が貼付される。光ファイバの接続に使用する屈折率整合シートに求められる特性としては、光学特性と機械特性がある。光学特性としては透過率と屈折率があり、透過率は光結合ロス、屈折率は反射特性を決める要因となる。機械特性としては強度と粘着性があり、強度は繰り返しのコネクタ着脱に対しシート破損を生じさせない耐久性であり、粘着性は嵌合を外してもシートがフェルール先端面から剥がれることのない接着力を決める要因となる。
図3は図1に示した屈折率整合シートの構成例を(a)(b)(c)で表した断面図である。
屈折率整合シート1は、図3(a)に示すように、基本構成として粘着層(「ソフト層」とも称す。)41と保護層(「ハード層」とも称す。)43との間に少なくとも1層の緩衝層(「ミドル層」とも称す。)45を有し、粘着層41側がフェルール5の先端面5aに貼り付けられる。フェルール5は、裸光ファイバ31が先端面5aより僅かに(使用状態において先端面5aより後退しない突出量にて)突出しているので、屈折率整合シート1は、粘着層41が裸光ファイバ31の先端によって押圧された状態となる。光コネクタ7,7同士の接続時には、この突出量分だけ裸光ファイバ31がフェルール5内に後退される。
屈折率整合シート1では、粘着層41が先端面5a側に配置され、裸光ファイバ31の先端面に発生する凹凸がこの粘着層41で吸収され、裸光ファイバ31の先端面を研磨する必要がなくなる。また、保護層43が外側となり、タック性を弱めることで、屈折率整合シート1の相手コネクタヘの粘着が生じず、屈折率整合シート1のフェルール5の先端面5aからの剥がれが防止できるようになされている。
屈折率整合シート1のシート厚Tは、20〜60μmの範囲であることが好ましい。シート厚Tを20〜60μmの範囲とすれば、20μm以下とした場合の製造の困難性が回避され、60μm以上とした場合の透過率の低下が回避でき、良好な製造性の下で、透過率が確保できる。
緩衝層45は、保護層43より柔らかく、粘着層41より硬い貯蔵弾性率を有することが好ましい。貯蔵弾性率とは、フィルムのような粘弾性体(弾性と粘性の両方の性質をもつ物質)の性質の一つであり、試料の硬さを表す単位を言う。この貯蔵弾性率は、「加流ゴム及び熱可塑性ゴムの動的性質試験」(JIS K 6394)(ISO 4664)にて定める試験方法で求められる。屈折率整合シート1では、粘着層41、緩衝層45、保護層43の順で、粘弾性(弾性と粘性の組み合わせ)が小さくなり(すなわち、硬くなり)、粘着層41が直接保護層43に積層される場合に比べ、緩衝層45に吸収される分、光ファイバから粘着層に加わる荷重が緩和される。屈折率整合シート1の各層の推奨物性値を表1に示す。
Figure 0005027790
図4は2層シートの繰り返し着脱時の挙動を説明する断面図である。
仮に緩衝層45を有しない、粘着層41と保護層43のみからなる図4(a)に示す2層の屈折率整合シート500を備えた光コネクタでは、着脱が繰り返し行われると、屈折率整合シート500が厚み方向に圧縮・復元を繰り返し、特に僅かに突出した裸光ファイバ31の当接部分に応力が集中し、50回以上のコネクタ着脱が繰り返されれば、破れ47が生じ易くなる。
これに対し緩衝層45を設けた屈折率整合シート1では、コネクタ着脱によってシートに加わる荷重が、緩衝層45によって緩和され、裸光ファイバ31の先端の当たる粘着層41に応力が集中せず、疲労が生じ難くなる。また、仮に粘着層41が破れた場合であっても、裸光ファイバ31が緩衝層45に当接し、保護層43に直接当接することがない。保護層43より柔らかい緩衝層45に当接することで、保護層43に当接する場合に比べ、裸光ファイバ31との密着性・追従性が良好となり、光結合ロスを発生し難くできる。また、緩衝層45が介在することで、粘着層41と保護層43との密着性を高めることができ、フェルール5の先端面5aに対する追従性も高めることができる。
また、屈折率整合シート1は、光ファイバ3が外力によって微少振動することを抑制する効果も有する。光ファイバ3は、外部で種々の物体に接しており、それらからの外力を内部に伝達する媒体にもなる。光ファイバ3が、外部の周期性振動を受け、その振動が機械的共鳴振動数近傍である場合、光ファイバ3の先端は共鳴振動を起こし、相手コネクタとの安定的な結合状態を低下させる。屈折率整合シート1は、このような振動の防止及び減衰にも有効となる。
さらに、屈折率整合シート1はフェルール5と光ファイバ3の熱膨張差を緩衝する効果も有し、相互の熱膨張係数差による応力や歪を光ファイバ3の先端と相手コネクタの接続部に集中させず、フェルール5の先端面5aの全体に分散させる効果を有する。つまり、熱サイクルの劣化等を防止するためにも有効となる。
粘着層41、緩衝層45、保護層43の材料にはアクリル、オレフィン、シリコーン、エポキシ、スチレン、フェノール系樹脂等を用いることができる。硬さ(貯蔵弾性率)を変えるには、上記材料に添加剤を添加することにより、任意に柔軟性を調節することができる。また、熱膨張特性の差を緩衝する効果を高めるためには、上記材料に透明な微粒子フィラー(例えば平均粒径数μm〜数10μmのシリカや粉砕石英など)を混合させることも有効となる。
また、屈折率整合シート1は、図3(b)に示すように、粘着層41と保護層43を積層した屈折率整合シートを、同一の積層向きで2枚重ねた屈折率整合シート1Aとして形成することもできる。粘着層41と保護層43を積層した第1のシート49と、第2のシート51が同一の積層向きで重ねられ、第1のシート49の保護層43に、第2のシート51の粘着層41が接着される。したがって、フェルール5の先端面5a側から、粘着層41、保護層43、粘着層41、保護層43の順で積層され、最下層の粘着層41と、最上層の保護層43との間に、保護層43と粘着層41の2層が緩衝層45となって挟まれる。したがって、簡素な2層構造のシート49,51同士を貼り合わせることで、容易に緩衝層付きの屈折率整合シート1Aを得ることができる。
なお、図3(b)では、粘着層41と保護層43を積層した屈折率整合シートを2枚重ねした場合を示しているが、本願発明は、このような構成に限定されるものではなく、透過率の低下を招かない範囲で、3枚重ねあるいはそれ以上重ねても同様の効果を得ることができる。
さらに、屈折率整合シート1は、図3(c)に示すように、粘着層41や保護層43と異なる材料からなる複数層45a,45bにて緩衝層45を形成した屈折率整合シート1Bとすることもできる。
上記した各屈折率整合シート1、1A、1Bによれば、光ファイバ3を挿通し固定する一対のフェルール5,5間に設けられる屈折率整合シートであって、粘着層41と保護層43との間に少なくとも1層の緩衝層45を設けたので、コネクタ着脱によってシート1に加わる荷重を緩和することができ、シート1の破損を低減できる。この結果、耐久性を高め、光結合ロスの発生を抑止することができる。
また、屈折率整合シート1、1A、1Bを備えた光コネクタ7によれば、粘着層と41保護層43との間に少なくとも1層の緩衝層45を有した屈折率整合シート1、1A、1Bを、フェルール5の光ファイバ保持孔11の開口する先端面5aに設けたので、光ファイバ3から屈折率整合シート1に加わる荷重を緩和し、シート1、1A、1Bの耐久性を高めることができる。この結果、繰り返しのコネクタ着脱を行っても、長期に渡って安定した光結合特性を維持できる。
上記実施の形態に示した構成と同等の構成を有する屈折率整合シートを作成し、耐久性、光結合ロスを評価した。
図5(a)は実施例に係る屈折率整合シートの構成例を表した断面図、図5(b)は他の実施例に係る屈折率整合シートの構成例を表した断面図である。
図5(a)示す屈折率整合シート61は、図3(b)に示した屈折率整合シート1Aと同等に構成したもので、ソフト層、ミドル層1,ミドル層2,ハード層からなる。ソフト層、ミドル層1が、上記屈折率整合シート1Aの第1のシート49に相当し、ミドル層2,ハード層が、上記屈折率整合シート1Aの第2のシート51に相当する。この屈折率整合シート61の貯蔵弾性率、各層の厚みを表2に示す。
Figure 0005027790
図5(b)示す屈折率整合シート63は、図3(a)に示した屈折率整合シート1と同等に構成したもので、ソフト層、ミドル層、ハード層からなる。ソフト層が、上記屈折率整合シート1の粘着層41に相当し、ミドル層が緩衝層45に相当し、ハード層が保護層43に相当する。この屈折率整合シート63の貯蔵弾性率、各層の厚みを表3に示す。
Figure 0005027790
図5(a)に示す表2の屈折率整合シート61を用いることにより、着脱耐久性50回以上でも破れが認められず、光結合ロスも0.2dB以下と小さい値にとどまることが分った。
また、図5(b)に示す表3の屈折率整合シート63は、屈折率整合シート61と同等の結果が得られた。
なお、上記実施の形態では、被覆除去部37の設けられるフェルール5を例に説明したが、本発明に係る屈折率整合シート及びそれを用いた光コネクタは、予め先端の被覆が除去されている被覆付き光ファイバを使って組み立てる研磨レスの簡易組立光コネクタに適用しても、上記同様の効果を奏するものである。
本発明に係る屈折率整合シートの設けられたフェルールの断面図である。 図1に示したフェルールの設けられた光コネクタの断面図である。 図1に示した屈折率整合シートの構成例を(a)(b)(c)で表した断面図である。 2層シートの繰り返し着脱時の挙動を説明する断面図である。 実施例に係る屈折率整合シートの構成例を(a)(b)で表した断面図である。
符号の説明
1 屈折率整合シート
3 光ファイバ
5 フェルール
5a 先端面
7 光コネクタ(プラグ)
11 光ファイバ保持孔
41 粘着層
43 保護層
45 緩衝層
T シート厚

Claims (4)

  1. 光ファイバのコアと一致する屈折率を有し、該光ファイバを挿通し固定する一対のフェルール間、又は該フェルールを含む一対のプラグ間に設けられる屈折率整合シートであって、
    粘着層と保護層との間に少なくとも1層の緩衝層を有し、
    前記緩衝層が、前記保護層より柔らかく、前記粘着層より硬い貯蔵弾性率を有することを特徴とする屈折率整合シート。
  2. 光ファイバのコアと一致する屈折率を有し、該光ファイバを挿通し固定する一対のフェルール間、又は該フェルールを含む一対のプラグ間に設けられる屈折率整合シートであって、
    粘着層と保護層との間に少なくとも1層の緩衝層を有し、
    前記粘着層と前記保護層を積層したシートが、同一の積層向きで複数枚重ねられたことを特徴とする屈折率整合シート。
  3. 屈折率整合シートの厚さが、20〜60μmの範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の屈折率整合シート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の屈折率整合シートが、光ファイバを挿通し固定するフェルールの光ファイバ保持孔の開口する先端面に設けられたことを特徴とする光コネクタ
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