JP5027619B2 - 天井埋込型照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、天井に形成した開口に埋め込まれて設置されるダウンライト等の天井埋込型照明器具に関する。
ダウンライト等の天井埋込型照明器具は、天井に形成した開口に下方から挿入され天井に埋め込み設置されるが、この埋め込み設置のために、従来、様々な設置構造が提案されている。
その代表的な設置構造は板バネを使用したもので、例えば特許文献1には、天井埋込型照明器具の器具本体の側面に「レ」字型の板バネを取り付け、この板バネを器具本体側に折り曲げつつ天井の開口に押し込み、その復元弾性力により器具本体を天井に係止固定する設置構造が開示されている。
しかし、このように板バネを使用した設置構造では、板バネのヘタリ等によって板バネの復元弾性力が低下すると、わずかな外力によってガタツキが生じたり、天井からの垂れ下がりあるいは落下が生じたりする問題がある。上記特許文献1の構造では、板バネの取り付け位置を変更可能とすることで、設置環境に応じて復元弾性力の大きさを適正に設定できるようにしているが、板バネを使用する構造である以上、上記問題を根本的に解消することはできない。また、この板バネを使用した設置構造において器具本体を天井から取り外すには、板バネの復元弾性力が作用した状態で器具本体を下方に引き抜く必要があるので、天井が破損するおそれがある。
これに対して、特許文献2には、係合部材(取付金具)を器具本体の側面に出没可能に取り付け、器具本体を天井に設置する際には、係合部材を器具本体から突出させて天井の裏面に係合させ、器具本体を着脱する際には、係合部材を退避させるようにした設置構造が開示されている。この特許文献2の設置構造によれば、器具本体を着脱する際に係合部材によって天井が破損することはなくなる。
しかし、特許文献2の設置構造では、作業者が係合部材を出没させる必要があり、その作業は、器具本体を天井に設置する際には、器具本体を天井の開口に挿入後、器具本体の内部側から行う必要がある。したがって、現実には、器具本体内に設置され電球や反射板を取り外した上で係合部材を外方に突出させ、その後再度、電球や反射板を取り付けるという作業が必要になる。設置後の器具本体を取り外す際にも同様の作業が必要となる。
このように特許文献2の設置構造では、器具本体を天井に着脱する際に極めて煩雑な作業が必要となり、その作業に多大な時間がかかるとともに、作業者の負担も大きくなる。さらに、器具本体の設置時に外方に突出させた係合部材の固定状態が振動等により緩むことがあり、先の板バネを使用した設置構造と同様に、ガタツキが生じたり、天井からの垂れ下がりあるいは落下が生じたりする問題がある。
また、特許文献3には、操作部材であるロッドの回動によりロック突片が突出するとともに、ばねにより釣り天井に圧力を加えるようロック突片に圧力を発生させるようにした設置構造が開示されている。しかし、特許文献3の設置構造は、その構造が複雑であり大きな設置スペースを必要とすることから、小型の照明器具に適用するのは困難である。
さらに、特許文献4には、シャフトの回転により固定板が回転し、ばねの付勢力により天井を挟み込むことで固定する設置構造が開示されている。しかし、特許文献4の設置構造では、固定板が一枚の板材から構成されることから強度の確保が難しく、小型の照明器具に適用するのは困難である。
このような従来技術の問題を解消するため、本願出願人は、先に特願2007−100118において新たな設置構造を提案した。この設置構造は、器具本体に設けられた一枚物の板材からなる支持部材と、この支持部材に上下方向に移動可能かつ上下方向の軸周りに回転可能に設けられた一本の棒材からなる係合部材と、この係合部材を下方に付勢する弾性部材とを備えるものである。この設置構造によって、器具本体の天井への埋め込み設置を容易に行うことができるとともに、器具本体を天井に確実に設置することができるようになり、しかも構造が簡単で強度も十分であることから、照明器具の大小にかかわらず適用可能で汎用性が高くなり、コストも低減できるようになった。
ところが、この設置構造について種々の施工現場を想定して施工実験を行ったところ、係合部材が弾性部材の付勢力で下降して天井の裏面と係合する際の衝撃によって、施工現場の天井の状態によっては、天井が破損する可能性があることがわかった。
また、この設置構造では、支持部材と係合する係合部材の第1係合部を天井の下方から操作することにより、天井と係合状態とするようにしているが、係合部材を下方に付勢する弾性部材が係合部材の下側に装着されているため、結果として係合部材の第1係合部が上方に位置しており、天井の下方からの操作が行いにくい場合があることもわかった。
さらに、この設置構造では、天井の厚みに応じて係合部材の上下方向の位置を調整するため、器具本体の側板に複数段の装着孔を設け、この中から適当な所定の装着孔を選択し、係合部材を支持する支持部材をビス止めするようにしているが、支持部材の設置位置を変更するには、すべてのビスを取り外して再度ビス止めする必要があり、その作業に相当な手間と時間を要することもわかった。
特開平4−62709号公報 特開平5−36706号公報 特開2003−158388号公報 特開平10−214511号公報
本発明は、本願出願人が先に特願2007−100118で提案した照明器具の設置構造の改良に係るものであって、その第1の課題は、照明器具を天井に設置する際の衝撃を軽減することにある。第2の課題は、天井への設置をより簡単に行うことができるようにすることにある。
本発明の天井埋込型照明器具は、天井に形成した開口に埋め込まれて設置される天井埋込型照明器具であって、天井に埋め込まれる器具本体と、この器具本体に設けられた支持部材と、この支持部材に上下方向に移動可能かつ上下方向の軸周りに回転可能に設けられた係合部材と、この係合部材を下方に付勢する弾性部材とを有し、前記支持部材は、前記器具本体と別体の一枚物の板材からなり、この板材に、前記係合部材を係止する係止部と、この係止部に連続して下方に向けて形成されたガイド溝とが形成されたものであって、前記器具本体に対する前記支持部材の上下方向の設置位置が変更可能であり、前記係合部材は、一本の棒材からなり、この棒材の途中をU字状に屈曲させることにより前記支持部材の係止部に係合可能な第1係合部が形成されるとともに、前記棒材の先端を屈曲させることにより天井の裏面に係合可能な第2係合部が形成されたものである。そして、前記係合部材は、これを前記弾性部材の付勢力に抗して前記ガイド溝に沿って上昇させ、さらに上下方向の軸周りに第1の方向に回転させることにより、前記第1係合部が前記係止部に係合し保持されて、前記第2係合部が器具本体側に退避して天井の裏面と係合しない非係合状態となり、前記第1の方向と反対の第2の方向に回転させることにより、前記第1係合部と前記係止部との係合が解除され、前記弾性部材の付勢力で前記ガイド溝に沿って下降し、前記第2係合部が器具本体の外方に突出して天井の裏面と係合する係合状態となり、この係合状態では前記第1係合部が前記ガイド溝内に位置し、前記第1係合部が前記ガイド溝と干渉することにより前記係合状態が維持されるようになっている。さらに、前記係合部材が前記弾性部材の付勢力で下降して天井の裏面と係合する際の衝撃を緩和する衝撃緩和手段を備える。
本発明の天井埋込型照明器具は、このような構成を備えることで、予め係合部材を非係合状態とした上で、器具本体を天井の開口に挿入し、その後、係合部材を第2の方向に回転させるだけで、係合部材が係合状態になるので、器具本体の天井への埋め込み設置を容易に行うことができる。しかも、係合部材は係合状態において弾性部材によって常に下方に付勢されているので、係合状態を安定して維持することができ、器具本体を天井に確実に設置できて、器具本体のガタツキや天井からの垂れ下がりあるいは落下の発生を防止できる。また、本発明では、係合部材が係合状態にあるとき、係合部材の第1係合部が支持部材のガイド溝内に位置し、第1係合部がガイド溝と干渉することにより係合状態が維持されるようになっているので、係合状態を確実に維持することができ、前記弾性部材による付勢力と相俟って、器具本体を天井により確実に設置できる。
さらに、本発明の天井埋込型照明器具は、上述のとおり衝撃緩和手段を備えるので、係合部材が弾性部材の付勢力で下降して天井の裏面と係合する際の衝撃が緩和され、天井の破損を防止できる。また従来は、天井の破損を防止するために弾性部材の付勢力を制限する必要があったが、本発明は衝撃緩和手段を備えることで、従来よりも付勢力の大きな弾性部材を使用できるようになり、その結果、器具本体を天井により確実に設置できるようになり、器具本体のガタツキや天井からの垂れ下がりあるいは落下の発生を確実に防止できる。
衝撃緩和手段の具体的な態様としては、支持部材のガイド溝に突出部を設け、係合部材がガイド溝内を下降するときに突出部に接触することにより、係合部材が天井の裏面と係合する際の衝撃を緩和するようにすることができる。また、衝撃緩和手段として、係合部材の第2係合部に衝撃吸収部材を装着することもできる。
上述のとおり本発明では、係合部材の第1係合部を回転操作することにより、非係合状態から係合状態にするが、この係合部材の回転操作は、器具本体の下部の開口部分から挿入する操作治具により実施可能とすることが好ましい。そして、この操作治具による第1係合部の回転操作を容易にするため、係合部材を下方に付勢する弾性部材を、係合部材の第1係合部の上方に配置することが好ましい。すなわち、弾性部材を係合部材の第1係合部の上方に配置すると、その分、係合部材の第1係合部を下方に配置できるようになり、器具本体の下部の開口部分から挿入する操作治具による第1係合部の操作を容易に行うことができる。これによって、器具本体の天井への埋め込み設置の作業性をより一層向上させることができる。また、係合部材を係合状態から非係合状態に戻すには、係合部材を上昇させてさらに回転させるが、この操作も器具本体の下部の開口部分から挿入する操作治具により実施可能とすることが好ましい。
さらに本発明においては、器具本体の側板部にスライド溝を上下方向に設け、このスライド溝に支持部材を上下方向にスライド可能に係合させることにより、器具本体に対する支持部材の上下方向の設置位置を連続的に変更可能とすることが好ましい。これによって、施工現場の天井板の厚みに応じて支持部材の上下方向の設置位置を変更する際に、固定用のビスを取り外す必要がなくなるので、設置作業の作業性が向上する。
本発明によれば、器具本体の天井への埋め込み設置を容易かつ確実に行うことができるとともに、照明器具を天井に設置する際の衝撃を軽減することができ、照明器具の設置に伴う天井の破損を防止できる。
以下、図面に示す実施例に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の天井埋込型照明器具の使用状態を示す断面図である。同図に示すように、本発明の天井埋込型照明器具は、その器具本体1が天井Tに形成した開口T1から挿入されて天井Tに埋め込み設置されている。
器具本体1は、その内部に笠状の反射板2を備えており、この反射板2の内部に図示しない電球が配置されている。また、器具本体1の側板1aには、支持部材3が設けられており、その上下の支持部3a,3aに係合部材4が上下方向に移動可能かつ上下方向の軸周りに回転可能に取り付けられている。そして、この係合部材4の下端の第2係合部4bが天井Tの裏面に係合することにより、器具本体1が天井Tに埋め込まれた状態で保持される。また、係合部材4の上側には弾性部材としてコイルバネ5が装着されている。このコイルバネ5の上端は支持部材3の上側の支持部3aに当接させ、下端は係合部材4のバネ止め部4cに係止させている。これによって、係合部材4はコイルバネ5によって下方に付勢されるようになっている。このような支持部材3および係合部材4の組み合わせが、器具本体1の側面に等間隔で3箇所に設けられている。
図2および図3は、支持部材3および係合部材4の詳細を示す。図2は、係合部材4の第2係合部4bが器具本体1側に退避した非係合状態を示し、図3は、係合部材4の第2係合部4bが器具本体1の外方に突出した係合状態を示す。また、図2および図3において、それぞれ(a)は正面図、(b)は側面図である。
支持部材3は器具本体1と別体の一枚物の板材からなり、器具本体1の側板1aの両側部に上下方向に形成したスライド溝1bにビス6を使用して器具本体1の側板1aに取り付けられている。このビス6は器具本体1の側板1aに螺合されており、このビス6を緩めることにより、支持部材3はスライド溝1bに沿ってスライド可能となり、器具本体1に対する上下方向の設置位置を連続的に変更することができる。そして、所望の設置位置でビス6を締め込むことにより、支持部材3は器具本体1の側板1aに対して固定される。このように、支持部材3をスライド溝1bにビス6によって係合させることにより、ビス6を取り外すことなく、支持部材3の上下方向の設置位置が変更となる。
支持部材3は、係合部材4の第1係合部4aを係止する係止部3bと、この係止部3bに連続して下方に向けて形成されたガイド溝3cとを有し、係止部3bとガイド溝3cとの境界部分は、係止部3bからガイド溝3cへと下る傾斜面3dとされている。
また、ガイド溝3bには本発明の衝撃緩和手段として突出部3e,3fが設けられている。突出部3eは、傾斜面3dの下端部分に連続して、ガイド溝3bの一方の側面の上端部分に設けられ、突出部3fは、突出部3eと対向するガイド溝の他方の側面であって、突出部3の若干下方に設けられている。
なお、上述のとおり、支持部材3は一枚物の板材からなるから、係止部3b、ガイド溝3c、傾斜面3dおよび突出部3e,3fは板材を溝孔加工するだけで、支持部3aは曲げ加工するだけで容易に形成することができる。また、上述した器具本体1の側板1aも、器具本体1とは別体の一枚物の板材からなり、器具本体1にビス等によって着脱可能に装着される。そして、器具本体1のスライド溝1b、後述する切欠き1c等は板材を溝孔加工するだけで容易に形成することができる。
係合部材4は金属棒等の一本の棒材からなり、上述のとおり、支持部材の支持部3a,3aに、上下方向に移動可能かつ上下方向の軸周りに回転可能に取り付けられている。また、係合部材4には、その途中をU字状に屈曲させることにより、支持部材3の係止部3bに係合可能な第1係合部4aが形成され、下端部には、図1で説明したように天井Tの裏面と係合可能な第2係合部4bが屈曲加工により形成されている。また、第2係合部4bには、本発明の衝撃吸収手段としてゴム製の衝撃吸収部材4dが装着されている。
以上の構成において、器具本体1を天井Tに埋め込み設置する際には、予め係合部材4を図2に示す非係合状態とする。係合部材4を非係合状態にするには、係合部材4をコイルバネ5の付勢力に抗してガイド溝3bに沿って上昇させ、さらに上下方向の軸周りに第1の方向(実施例では下方から見て時計周り方向)に回転させることにより、第1係合部4aを支持部材3の係止部3bに係合させ保持する。この非係合状態では係合部材4の第2係合部4bが器具本体1側に退避して天井Tの裏面と係合することはないので、器具本体1を天井Tの開口T1から天井裏面側に挿入可能である。実施例では、器具本体1の側板1aに複数段の切欠き1cを設け、この切欠き1c部分に係合部材4の第2係合部4bを退避させるようにしている。
器具本体1を天井Tの開口T1から天井裏面側に挿入し所定の位置に設置した後、係合部材4を前記第1の方向とは反対の第2の方向に回転させる。これにより、係合部材4の第1係合部4aと支持部材3の係止部3bとの係合が解除され、係合部材4がコイルバネ5の付勢力でガイド溝3cに沿って下降し、ガイド溝3cの下端部で停止する。これによって、図1に示すように、係合部材4の第2係合部4bが器具本体1の外方に突出して天井Tの裏面と係合する係合状態となる。すなわち、図2および図3に示すように、係合部材4の上下方向の軸線位置(支持部材3の上下の支持部3a,3aの位置)が、係止部3bとガイド溝3cとの境界部分である傾斜面3dに対応する位置にあるので、係合部材4を第2の方向に回転させるだけで、コイルバネ5の付勢力により、第1係合部4aが係止部3bから傾斜面3dを経由してガイド溝3cに至り、係合状態となる。
この係合状態では、図3に示すように、係合部材4の第1係合部4aはガイド溝3c内に位置し、第1係合部4aがガイド溝3cと干渉することにより係合部材4は上下方向の軸周りには回転不能となり、係合状態が確実に維持される。
ここで、本実施例では、ガイド溝3cに突出部3e,3fを設けているので、係合部材4の第1係合部4aがガイド溝3c内を下降するときに突出部3e,3fに接触することにより、係合部材4の第2係合部4bが天井の裏面と係合する際の衝撃が緩和される。すなわち、突出部3e,3fによりガイド溝3cが屈曲した形状になっているので、これが第1係合部4aの通過の抵抗となって衝撃が緩和される。さらに、第2係合部4bには衝撃吸収部材4dが装着されているので、これによっても衝撃が緩和される。衝撃が緩和されることにより、付勢力の大きなコイルバネ5を使用しても天井の破損を防止でき、結果として従来よりも付勢力の大きな弾性部材を使用できるので、器具本体を天井により確実に設置でき、器具本体のガタツキや天井からの垂れ下がりあるいは落下の発生を確実に防止できる。
上述のとおり、係合部材4を非係合状態から係合状態にするには、係合部材4を第2の方向に回転させる必要があるが、本実施例では、器具本体1の側板1aと反射板2外周面との間の隙間S(図1参照)から、例えばへら状の操作治具を挿入し、この操作治具を使用して係合部材4の第1係合部4aを操作して第2の方向に回転させることができるようにしている。これによって、器具本体1を天井Tの開口T1から天井裏面側に挿入した状態で、容易に係合部材4を係合状態にすることができる。さらに、本実施例では、コイルバネ5を係合部材4の上側に装着しており、その分、係合部材4の第1係合部4aが隙間Sに近い下側に配置されているので、前記のへら状の操作治具による第1係合部4aの操作を容易に行うことができる。加えて本実施例では、3箇所に取り付けている係合部材4の第1係合部4aの向きを揃えているので、前記のへら状の操作治具を一方向に移動させるだけですべての係合部材4を係合状態にすることができる。
また、係合部材4を係合状態から非係合状態に戻すには、係合部材4をコイルバネ5の付勢力に抗してガイド溝3cに沿って上昇させ、さらに第1の方向に回転させるが、本実施例では、図1に示すように、器具本体1の下部フランジ部1dに操作口1eを設け、この操作口1eから例えば棒状の操作治具を挿入し、この操作治具によって係合部材4の第2係合部4bを下方から挟持して、上昇および回転操作を行い、非係合状態に戻すことができるようにしている。これによって、器具本体1の取り外し作業も天井Tを破損することなく容易に行うことができる。
さらに、本実施例では、上述のとおり、係合部材4を支持する支持部材3を器具本体1の側板1aに設けたスライド溝1cに沿ってスライド可能とし、その上下方向の設置位置を変更可能としている。これによって、天井Tの裏面と係合する第2係合部4bの上下方向の位置を施工現場の天井板の厚みに応じて調整することが可能となる。例えば、天井板の厚みが図1の天井Tの天井板よりも厚い場合には、支持部材3を上方にスライドさせる。このスライド動作は、ビス6を緩めるだけで行うことができるので、ビス6を取り外して再度装着するといった煩雑な作業を伴うことなく、支持部材3(係合部材4)の上下方向の設置位置を容易に変更可能である。なお、係合部材4を非係合状態にしたときに、第2係合部4bを退避させる位置となる切欠き1cも、係合部材4の設置位置に合わせて上下方向に複数段設けているので、係合部材4の上下方向の設置位置を変えても問題が生じることはない。
本発明の天井埋込型照明器具の使用状態を示す断面図である。 図1の天井埋込型照明器具において係合部材が非係合状態にあるときの詳細を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 図1の天井埋込型照明器具において係合部材が係合状態にあるときの詳細を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
符号の説明
1 器具本体
1a 側板
1b スライド溝
1c 切欠き
1d 下部フランジ部
1e 操作口
2 反射板
3 支持部材
3a 支持部
3b 係止部
3c ガイド溝
3d 傾斜面
3e,3f 突出部
4 係合部材
4a 第1係合部
4b 第2係合部
4c バネ止め部
4d 衝撃吸収部材
5 コイルバネ(弾性部材)
6 ビス

Claims (5)

  1. 天井に形成した開口に埋め込まれて設置される天井埋込型照明器具であって、
    天井に埋め込まれる器具本体と、この器具本体に設けられた支持部材と、この支持部材に上下方向に移動可能かつ上下方向の軸周りに回転可能に設けられた係合部材と、この係合部材を下方に付勢する弾性部材とを有し、
    前記支持部材は、前記器具本体と別体の一枚物の板材からなり、この板材に、前記係合部材を係止する係止部と、この係止部に連続して下方に向けて形成されたガイド溝とが形成されたものであって、前記器具本体に対する前記支持部材の上下方向の設置位置が変更可能であり、
    前記係合部材は、一本の棒材からなり、この棒材の途中をU字状に屈曲させることにより前記支持部材の係止部に係合可能な第1係合部が形成されるとともに、前記棒材の先端を屈曲させることにより天井の裏面に係合可能な第2係合部が形成されたものであり、
    前記係合部材は、これを前記弾性部材の付勢力に抗して前記ガイド溝に沿って上昇させ、さらに上下方向の軸周りに第1の方向に回転させることにより、前記第1係合部が前記係止部に係合し保持されて、前記第2係合部が器具本体側に退避して天井の裏面と係合しない非係合状態となり、前記第1の方向と反対の第2の方向に回転させることにより、前記第1係合部と前記係止部との係合が解除され、前記弾性部材の付勢力で前記ガイド溝に沿って下降し、前記第2係合部が器具本体の外方に突出して天井の裏面と係合する係合状態となり、この係合状態では前記第1係合部が前記ガイド溝内に位置し、前記第1係合部が前記ガイド溝と干渉することにより前記係合状態が維持されるようになっており、
    さらに、前記係合部材が前記弾性部材の付勢力で下降して天井の裏面と係合する際の衝撃を緩和する衝撃緩和手段を備えた天井埋込型照明器具。
  2. 前記衝撃緩和手段として前記支持部材のガイド溝に突出部を設け、前記係合部材がガイド溝内を下降するときに前記突出部に接触することにより、前記係合部材が天井の裏面と係合する際の衝撃を緩和するようにした請求項1に記載の天井埋込型照明器具。
  3. 前記衝撃緩和手段として、前記係合部材の第2係合部に衝撃吸収部材を装着した請求項1に記載の天井埋込型照明器具。
  4. 前記係合部材を下方に付勢する弾性部材を、前記係合部材の第1係合部の上方に配置した請求項1〜3のいずれかに記載の天井埋込型照明器具。
  5. 前記器具本体の側板部にスライド溝を上下方向に設け、このスライド溝に前記支持部材を上下方向にスライド可能に係合させることにより、前記器具本体に対する前記支持部材の上下方向の設置位置を連続的に変更可能とした請求項1〜4のいずれかに記載の天井埋込型照明器具。
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