JP5026322B2 - 業務プロセスモデル比較方法、その装置およびプログラム - Google Patents

業務プロセスモデル比較方法、その装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、計算機により業務分析を支援する技術に関する。
企業では、顧客からの受注や社内での決裁、他企業への発注といった案件に対する、見積書の作成や在庫の確認、納品日の通知などの様々な処理を行う業務を効率的に行うため、当該案件に対する処理の進め方を表した業務プロセスモデルを作成し、それに合わせて計算機等を利用して個々の処理の実行を支援する、多くの業務システムが構築され、利用されている。
業務を常に適切な状態に保ち、また業務システムの有効利用により業務効率を上げるため、業務プロセス管理(BPM)の重要性が認識されている。BPMでは、現状の業務の状況を把握し、問題点を分析し、その解決案を複数考えた上で、効果的な解決案を選択して実際の業務や業務システムに反映する。業務や業務を取り巻く環境の変化に追随できるようにするため、これらのステップは、継続的に、繰り返し行われる必要がある。
これらのステップのうち、問題点を分析する際には、業務担当者へのインタビューや業務の観察、あるいは業務システムの実行履歴から得られるデータをもとに、業務効率を表す指標、例えば案件が発生してから全ての処理が完了するまでの時間(リードタイム)や担当者が実際に処理している時間(作業時間)、担当者間の案件の引継ぎにかかっている時間(待ち時間)、費用、あるいは業務効率を表す指標のばらつきを算出し、案件の種類、時間帯、地域などの様々な観点ごとに集計したり、それらの間の関連性を調べたりする。これにより、業務効率低下の原因を知ることができる。そのための様々な分析手法、ツールが存在している。
一方、当初の想定どおりに業務が効率化されない原因を分析するためには、このような定量的な分析だけでなく、業務および業務システムの構築時に想定されていた業務プロセスモデルと現状の業務プロセスモデルを比較し、その一致箇所や相違箇所を直接認識することも必要である。また、継続して行われるBPMでは、前回の分析の結果から導かれた解決案が実際の業務に反映され、その成果が上がっているかを確認し、必要に応じて補正する必要がある。そのため、各時点での業務プロセスモデルを、当初想定されていた業務プロセスモデルとだけではなく、過去の業務プロセスモデルとも比較できる必要がある。さらに、複数のロケーションや部署で同じ業務が行われている場合、業務効率の優れたロケーションや部署を特定し、そこの業務プロセスモデルに他のロケーションや部署の業務プロセスモデルを近づけることで、全体的な業務効率向上が図られる。そのため、異なるロケーションや部署の業務プロセスモデル同士を比較し、一致箇所を確認するとともに、業務効率の違いと関連する相違箇所を明らかにする必要がある。
[従来の技術]
業務における処理の進め方を表す業務プロセスモデルは、業務における「処理」、「条件分岐とその合流」、「並列処理の分岐とその合流」、「開始」および「終了」をそれぞれ表すノードと、それらを結ぶ有向リンクとからなるグラフ構造で表現できる。なお、本明細書ではこれらのノードをそれぞれ「アクティビティノード」、「ORジャンクション」、「ANDジャンクション」、「開始ノード」および「終了ノード」と呼び、図1に示す図形を用いて図示する。但し、このことは、分岐と合流を別のノードとして扱うか否かや図形の形状、色などの図示の規則を限定するものではない。また、ノードおよび有向リンクをまとめてグラフ構造の構成要素と呼ぶ。
本明細書においては説明のため、業務プロセスモデルのグラフ構造を表す図を例示する場合があるが、開始ノードと終了ノードの両方を含む図は業務プロセスモデルの完全なグラフ構造を、それらがない場合にはグラフ構造の一部を表すものとする。グラフ構造の一部を表す図では、入力リンクや出力リンクのないアクティビティノードが存在し、それらは図中で省略されているものとする一方、入力リンクや出力リンクが描かれている部分については、図中で省略されている構成要素はなく、描かれている構成要素が全てであるとする。
グラフ構造は業務プロセスモデルの表現方法のひとつであり、図示することで人が直感的に業務プロセスモデル全体を把握するのに適している。そのため、業務における処理の進め方の一致箇所や相違箇所を特定する目的で業務プロセスモデルを比較し、表示する方法として、業務プロセスモデルを表すグラフ構造同士を比較し、それらのグラフ構造の各構成要素ごとに一致/不一致を判定し、その結果を直接利用することが考えられる。
例えば特許文献1では、業務プロセスのシミュレーションを行うために作成した業務プロセスモデルの相違箇所を特定するため、業務プロセスモデルを表すグラフ構造を、各処理間のリンクの有無を0または1で表した行列として扱い、比較を行っている。
また、特許文献2では、ワークフローシステムの挙動を規定する業務プロセスモデル(特許文献2中では「ビジネスプロセス定義」)を変更する際に、変更箇所や再テストが必要な箇所を特定するため、業務プロセスモデルに含まれる各ノードごとに、そのノードで扱うデータ項目とそれに対する参照、更新などの処理種別、およびその次ノードと次ノードへの遷移条件を、ワークフローシステムごとに決定される一定の表形式で保持しておき(特許文献2中では「ビジネスプロセス定義データ」)、それらの表を比較している。なお、特許文献2中では、アクティビティノード、ORジャンクション、開始ノード、終了ノード、リンクから構成される業務プロセスモデルを対象としている。
特開平9−330308号公報 特開2003−208501号公報
特許文献1では、グラフ構造と1対1の関係にある行列を比較することで業務プロセスモデルを比較している。しかし、業務における処理の進め方を表す業務プロセスモデルを、アクティビティノード、ORジャンクション、ANDジャンクション、開始ノード、終了ノードと、それらを結ぶ有向リンクとからなるグラフ構造で表現する場合、アクティビティノード間を中継するORジャンクションやANDジャンクションの位置には自由度がある。そのため、図2に示すように、同一の処理の進め方に対して異なる複数のグラフ構造が存在し得る。その結果、業務プロセスモデルを表すグラフ構造には任意性があり、業務プロセスモデルとしては同じであっても、グラフ構造同士の比較では異なると判断される場合がある。
比較対象となる業務プロセスモデルを表現するグラフ構造に、例えばアクティビティノード間のORジャンクションは最大1個、といった制限を持たせることで、このグラフ構造の任意性を排除できる可能性はある。しかし、ユーザが処理や条件分岐、合流などに対応付けられた図形を並べ、矢印で接続することで図的に業務プロセスモデルを作成したり、それを見て理解する場合には、分岐の意味がわかりやすいようにORジャンクションやANDジャンクジョンを配置できたほうが望ましい場合もある。例えば、図2では(a)も(b)も同じ処理の進め方を表現しているが、x,yを業務で扱うデータ項目だとすると、(a)ではデータ項目ごとに別々に値をチェックし、処理の遷移先を決めていることが表現されており、(b)よりも分岐の条件を理解し易い。このような場合、グラフ構造の任意性を排除するための制限に従うことは、ユーザに負担を強いることになる。そのため、処理の進め方を適切に表しているということ以外に制限のないグラフ構造で表現された業務プロセスモデルに対して、図形的な一致/不一致ではなく、業務プロセスモデルに従って実行される処理の進め方自体の一致/不一致に基づいて比較できる方法が必要である。
一方、特許文献2では、業務プロセスモデルを表すビジネスプロセス定義データを作成する手段については特定しておらず、ユーザが直接、表形式のビジネスプロセス定義データを編集する方法や、ユーザが処理や条件分岐、合流などに対応付けられた図形を並べ、矢印で接続することで作成される図的な情報を、公知とされているトランスレータによりグラフ構造に関する情報に変換する方法を想定している。トランスレータによって変換する際に任意性を排除したグラフ構造にすることで、グラフ構造同士の比較でも正しく一致/不一致を判定できるようにすることも考えられる。しかし、特許文献2では並列処理の存在を考慮しておらず、ANDジャンクションを含むグラフ構造を比較できないという問題がある。
以上より、アクティビティノード、ORジャンクション、ANDジャンクション、開始ノードおよび終了ノードとそれらを結ぶ有向リンクとで構成され、処理の進め方を適切に表しているということ以外に制限のないグラフ構造で表現された業務プロセスモデルに対して、それらを図形的な一致/不一致ではなく、業務プロセスモデルに従って実行される処理の進め方自体の一致/不一致に基づいて比較し、その結果を元のグラフ構造、さらにはその図的な表現に適切に反映できる必要があり、本発明はこの課題を解決するものである。
なお、本発明では、業務プロセスモデルを表すグラフ構造として、以下の条件を満たすグラフ構造を対象とする。
・開始ノードと終了ノードが1個ずつ存在する。
・各処理を表すアクティビティノードが1個だけ含まれる。つまり、同じ処理を表すアクティビティノードが複数存在しない。
・開始ノードから有向リンクを順向きに辿り、他のアクティビティノードを経由せずに到達できるアクティビティノードまでの全ての経路の途中にANDジャンクションが存在しない。同様に終了ノードから有向リンクを逆向きに辿り、他のアクティビティノードを経由せずに到達できるアクティビティノードまでの全ての経路の途中にANDジャンクションが存在しない。
・アクティビティノードを含まず、ORジャンクションやANDジャンクションと有向リンクだけで構成される図3のようなループが存在しない。
業務において突然同じ案件に対する複数の処理が並列して行われることはなく、その前に「複数の処理を依頼する」という調整処理を誰かが必ず行っているはずである。同様に、並列して処理を行ったのであれば、その結果をまとめ、案件を終了する処理があるはずである。また、ORジャンクションでは業務で扱われるデータに関する条件により遷移先が振り分けられるが、業務で扱われるデータは各処理でしか変更され得ないため、図3のようにアクティビティノードを含まないループ中のORジャンクションにおいては分岐先も1回目とそれ以降で同じになるはずである。従って、ORジャンクションが含まれない場合はもちろん、含まれる場合であっても、業務プロセスモデルのグラフ構造中にアクティビティノードを含まないループが存在し、業務においてそのループを通るように遷移が起こった場合、無限ループとなる。つまり上記条件を満たさないグラフ構造は、処理の進め方を適切に表しているとはいえない。従って、上記条件は処理の進め方を適切に表した業務プロセスモデルのグラフ構造に制限を加えるものではない。
<概要>
本発明では、業務プロセスモデルを表すグラフ構造の任意性の影響を避けるため、比較対象の業務プロセスモデル(m,nとする)それぞれについてグラフ構造に基づき、どのような処理が存在し、また処理間の遷移としてどのようなものが実現可能であるかを列挙した遷移情報を作成する(遷移情報の作成)。遷移情報は人が直感的に業務プロセスモデル全体を把握するには適していないが、グラフ構造によって表される処理の進め方の「意味」を表していると考えられ、グラフ構造で表現する際のORジャンクションやANDジャンクションの位置の任意性に左右されないものである。
次に、本発明ではグラフ構造同士ではなく遷移情報同士を比較することで、業務プロセスモデルmには存在するが業務プロセスモデルnには存在しない処理はどれか、逆に業務プロセスモデルnには存在するが業務プロセスモデルmには存在しない処理はどれかを特定する。また、業務プロセスモデルmでは実現可能だが業務プロセスモデルnでは実現不可能な処理間の遷移はどれか、逆に業務プロセスモデルnでは実現可能だが業務プロセスモデルmでは実現不可能な処理間の遷移はどれかを特定する(遷移情報の比較)。これにより、業務プロセスモデルm,nの意味的な相違箇所を特定することができる。図4は遷移情報同士の比較による業務プロセスモデルの比較の概念を示したものである。
その後、業務プロセスモデルm,nの意味的な相違箇所が、グラフ構造のどの構成要素にどの程度関連しているのかを判定し、分析者が相違箇所と相違の程度を元のグラフ構造から把握できるようにする(グラフ構造構成要素の一致度合い判定)。
以下、遷移情報の作成、遷移情報の比較、グラフ構造構成要素の一致度合い判定のそれぞれについて詳細に説明する。
<詳細説明>
≪遷移情報の作成≫
比較対象の業務プロセスモデルm,nに対して、それぞれのグラフ構造をもとに、以下からなる遷移情報を作成する。なお、例として図5に示す業務プロセスモデルのグラフ構造に対する遷移情報を図6〜10に示す。
・業務プロセスモデルに含まれる処理を列挙したテーブル(処理一覧:図6)
・各処理について、その遷移元となる処理の組合せ(遷移元パターン)を対応付けたテーブル(遷移元パターン一覧:図7)
・各処理について、その遷移先となる処理の組合せ(遷移先パターン)を対応付けたテーブル(遷移先パターン一覧:図8)。
・各遷移元パターンについて、その遷移元パターンと組合せて実現可能な遷移先パターンの集合を対応付けたテーブル(遷移元パターンの組合せ対象一覧:図9)
・各遷移先パターンについて、その遷移先パターンと組合せて実現可能な遷移元パターンの集合を対応付けたテーブル(遷移先パターンの組合せ対象一覧:図10)。
遷移元パターン一覧、遷移先パターン一覧では、図7におけるp3とp4や図8におけるq6とq7のように遷移元の処理と遷移先の処理の組合せが同じであっても、それを表現するのに用いられているグラフ構造の構成要素が異なれば、別のパターンとする。またそれらのパターンを区別するため、遷移元パターンとそれを表現するのに用いられているグラフ構造の構成要素、あるいは遷移先パターンとそれを表現するのに用いられているグラフ構造の構成要素を、それぞれ関連付けて記憶しておく。但し、本明細書中では、遷移元パターン一覧、遷移先パターン一覧を図示する際に、説明上必要ない場合には「構成要素ID」項目を省略する場合もある。
また、処理ajの遷移元パターンpと処理aiの遷移先パターンqの組合せに関して、その実現可能性とは、aiからajへの遷移がpとqにより実現され得るか否か、ということである。例えば図11において、a1の遷移先パターンにはa1→a3&a4とa1→a3の2通りあり、a3の遷移元パターンにもa1→a3とa1&a2→a3の2通りある。a1→a3&a4によってa1から遷移が起こったとき、a3へはa1のみから遷移してくるのであって、a3にa1とa2の両方から遷移してくることはない(処理間の遷移(1))。従ってa1の遷移先パターンa1→a3&a4は、a3の遷移元パターンa1→a3とは実現可能な組合せであるが、a1&a2→a3とは実現可能な組合せではない。同様に、a1の遷移先パターンa1→a3は、a3の遷移元パターンa1&a2→a3とは実行可能な組合せであるが、a1→a3とは実現可能な組合せではない(処理間の遷移(2))。処理ajの遷移元パターンpと処理aiの遷移先パターンqの組合せの実現可能性は、pを表すのに用いられている構成要素とqを表すのに用いられている構成要素に共通の構成要素のみを順向きに辿って、aiからajへ到達できるか否かにより判定する。
なお、遷移元パターンと遷移先パターンの組合せの実現可能性としては、実際に業務プロセスモデルに従って最初から最後まで処理を進めたときに、その組合せによる遷移が起こり得るか否かと考えることもできる。その意味での実現可能性を判断するためには、業務プロセスモデル全体を考慮して判定する必要がある。例えば、図12に示す業務プロセスモデルmにおいて、局所的に見るとa1→a2というa1の遷移先パターンと、a1&a4→a2というa2の遷移元パターンの組合せにより、a1からa2への遷移は起こり得るように見えるが、この業務プロセスモデルのグラフ構造からはa1とa4は並列に実施されることはないため、実際にはa1→a2というa1の遷移先パターンとa1&a4→a2というa2の遷移元パターンの組合せはもちろん、a1&a4→a2というa2の遷移元パターン自体が実現不可能である。しかし、業務プロセスモデルm,nを比較する場合、業務プロセスモデルm全体ではa1からa2への遷移が起こり得ず、業務プロセスモデルn全体ではa1からa2への遷移が起こり得る、といった違いがあるにもかかわらず、点線で囲まれたa1〜a7の処理間の遷移に関しては一致しており、その前後の処理間の遷移が異なると判断するのが妥当である場合が多い。このことは、業務プロセスモデルm,nのそれぞれにおいて、全体を考えた場合に共に実現可能であるか否かではなく、各処理間の遷移を局所的に調べ、一方で可能な遷移が他方でも可能であるかを判断しているためと思われる。従って、本発明では「局所的に」実現可能な遷移元パターンと遷移先パターンの組合せをそれぞれの業務プロセスモデルに対して列挙し、比較に用いるものとする。
≪遷移情報の比較≫
業務プロセスモデルm,nの遷移情報同士を以下のように比較する。
・業務プロセスモデルmの処理一覧と、業務プロセスモデルnの処理一覧の相違を特定する。
・業務プロセスモデルmの遷移元パターン一覧と、業務プロセスモデルnの遷移元パターン一覧の相違を特定する。
・業務プロセスモデルmの遷移先パターン一覧と、業務プロセスモデルnの遷移先パターン一覧の相違を特定する。
・業務プロセスモデルmの遷移元パターンの組合せ対象一覧と、業務プロセスモデルnの遷移元パターンの組合せ対象一覧の相違を特定する。
・業務プロセスモデルmの遷移先パターンの組合せ対象一覧と、業務プロセスモデルnの遷移先パターンの組合せ対象一覧の相違を特定する。
処理一覧同士の相違を特定することにより、業務プロセスモデルm,nの片方のみに含まれている処理を特定できる。
また、遷移元パターン一覧同士の相違および遷移先パターン一覧同士の相違を特定することにより、図13に示す業務プロセスモデルm,nのように、含まれる処理は同じであるにもかかわらず、業務プロセスモデルmのある処理(aiとする)の遷移元となる処理の組合せ(遷移元パターン)が、業務プロセスモデルnの処理aiの遷移元パターンと異なる、あるいは遷移先となる処理の組合せ(遷移先パターン)が、業務プロセスモデルnの処理aiの遷移先パターンと異なることを特定できる。
さらに、遷移元パターンの組合せ対象一覧同士の相違および遷移先パターンの組合せ対象一覧同士の相違を特定することにより、図14に示す業務プロセスモデルmと図15に示す業務プロセスモデルnのように遷移元パターン一覧同士および遷移先パターン一覧同士が完全に一致するにもかかわらず、業務プロセスモデルmで実現可能な遷移元パターンと遷移先パターンの組合せが業務プロセスモデルnでは不可能であること、あるいはその逆であることを特定できる。図14,15では、実現可能な組合せが以下のように異なる。
・業務プロセスモデルmでは、a3の実行後a4のみへ遷移する場合には、a4はa2とa3の両方から遷移してきて実行され、a3の実行後a4とa5の両方へ遷移する場合には、a4はa3からのみ遷移してきて実行され、a5もa3のみから遷移してきて実行される。
・業務プロセスモデルnでは、a3の実行後a4のみへ遷移する場合には、a4はa3からのみ遷移してきて実行され、a3の実行後a4,a5の両方へ遷移する場合には、a4はa2とa3から遷移してきて実行され、a5はa3のみから遷移してきて実行される。
その結果、業務開始から業務完了までの全体の処理の進め方を比較すると、図16に示すように、業務プロセスモデルmでは処理の進め方(1),(2)のどちらかになるが、業務プロセスモデルnでは処理の進め方(3),(4)のどちらかになる。ここで、遷移元パターンの組合せ対象一覧や、遷移先パターンの組合せ対象一覧を比較する場合には、業務プロセスモデルmにおける遷移元パターンIDと遷移先パターンIDの組合せ(例えば{p5,q5})と全く同じものが業務プロセスモデルnに存在するかどうかを判定するのではなく、その意味を考慮して判定する。つまり遷移元パターンIDと遷移先パターンIDによって表される遷移元パターンと遷移先パターンの組合せ(例えば{a3→a4,a3→a4&a5})と同じものが業務プロセスモデルnに存在するかどうかによって判定する。
なお、実際には遷移元パターン一覧同士の比較、遷移先パターン一覧同士の比較を行わなくても、遷移元パターンの組合せ対象一覧同士の比較、遷移先パターンの組合せ対象一覧同士の比較を行えば、遷移元パターン同士の相違、遷移先パターン同士の相違も同時に特定できる。
≪グラフ構造構成要素の一致度合い判定≫
業務プロセスモデルの比較結果を分析者に提示する際、分析者によって作成された元の業務プロセスモデルのグラフ構造に対して比較結果、つまりどの構成要素が一致しているのか、あるいは異なっているのか、を示すことが望まれる。
アクティビティノードは、業務における処理に相当する。従って、処理一覧の比較結果をそのまま用いれば良い。つまり、業務プロセスモデルmのグラフ構造のアクティビティノードに対しては、処理一覧の比較結果において、そのアクティビティノードによって表される業務プロセスモデルmの処理が業務プロセスモデルnにも存在するとき一致、存在しないとき不一致とする。同様に業務プロセスモデルnのグラフ構造のアクティビティノードに対しては、処理一覧の比較結果において、そのアクティビティノードによって表される業務プロセスモデルnの処理が業務プロセスモデルmにも存在するとき一致、存在しないとき不一致とする。
ORジャンクション、ANDジャンクションおよび有向リンクは、業務における処理間の遷移、つまり遷移元パターンと遷移先パターンの集合の実現可能な組合せ、および遷移先パターンと遷移元パターンの集合の実現可能な組合せに相当する。ここで多くの構成要素は、複数の遷移元パターンや遷移先パターンを表すのに共通で用いられており、複数の処理間の遷移でも共用されている。そのため、本発明では処理間の遷移それぞれに対して構成要素の一致/不一致(構成要素に対する最終的な比較結果と区別するため、TRUE/FALSEとする)を個別に判定した後、各構成要素に対する複数の個別判定結果を統合してその構成要素に対する最終的な比較結果とする。
各遷移元パターンと遷移先パターンの実現可能な組合せに関する構成要素のTRUE/FALSEの個別判定は以下のようにする。
・業務プロセスモデルmのORジャンクション、ANDジャンクションおよび有向リンクのTRUE/FALSEの個別判定方法
−遷移元パターンの組合せ対象一覧の比較結果において、業務プロセスモデルmの遷移元パターンと遷移先パターンの実現可能な組合せが、業務プロセスモデルnでも実現可能であるとき、その組合せに含まれる遷移元パターンおよび遷移先パターンを構成している構成要素をTRUEとし、実現不可能であるとき、FALSEとする。
−遷移先パターンの組合せ対象一覧の比較結果において、業務プロセスモデルmの遷移先パターンと遷移元パターンの実現可能な組合せが、業務プロセスモデルnでも実現可能であるとき、その組合せに含まれる遷移先パターンおよび遷移元パターンを構成している構成要素をTRUEとし、実現不可能であるとき、FALSEとする。
・業務プロセスモデルnのORジャンクション、ANDジャンクションおよびリンクのTRUE/FALSEの個別判定方法
−遷移元パターンの組合せ対象一覧の比較結果において、業務プロセスモデルnの遷移元パターンと遷移先パターンの実現可能な組合せが、業務プロセスモデルmでも実現可能であるとき、その組合せに含まれる遷移元パターンおよび遷移先パターンを構成している構成要素をTRUEとし、実現不可能であるとき、FALSEとする。
−遷移先パターンの組合せ対象一覧の比較結果において、業務プロセスモデルnの遷移先パターンと遷移元パターンの実現可能な組合せが、業務プロセスモデルmでも実現可能であるとき、その組合せに含まれる遷移先パターンおよび遷移元パターンを構成している構成要素をTRUEとし、実現不可能であるとき、FALSEとする。
各構成要素に対する複数の個別判定結果を統合する際、同じ構成要素であっても、処理間の遷移ごとに個別判定結果が異なる場合の扱いが問題となる。例えば図17において、遷移元パターンと遷移先パターンの組合せが比較相手の業務プロセスモデルにおいて実現可能であるかをそれぞれ判定した結果が以下のようになった場合を考える。
・a1→a3というa3の遷移元パターンと、a1→a3というa1の遷移先パターンの組合せに関する判定結果がTRUE
・a1→a4というa4の遷移元パターンと、a1→a4というa1の遷移先パターンの組合せに関する判定結果がFALSE
・a2→a3というa3の遷移元パターンと、a2→a3というa2の遷移先パターンの組合せに関する判定結果がFALSE
・a2→a4というa4の遷移元パターンと、a2→a4というa2の遷移先パターンの組合せに関する判定結果がTRUE
このとき構成要素e1,e2,e3,e4,e5は遷移元パターンと遷移先パターンの組合せごとに異なる判定結果を持つことになる。ここで、複数の個別判定結果の論理積をとった場合、少しでも比較相手の業務プロセスモデルと異なる場合があると、相違箇所として分析者に表示することになるが、この例では全ての構成要素が相違箇所となってしまい、一致する場合もあることがわからなくなってしまう。また論理和をとった場合、少しでも比較相手の業務プロセスモデルと一致する場合があると、一致箇所として分析者に表示することになるが、この例では全ての構成要素が一致箇所となってしまい、異なる場合もあることがわからなくなってしまう。従って、一致箇所が存在することと、相違箇所が存在することの両方を分析者が必ず把握できるようにするためには、一致/不一致の二値ではなく、どのくらい一致し、どのくらい不一致となるのかを表す必要がある。
本発明では、構成要素によって個別判定結果の個数が異なることも考慮し、個別判定結果の個数に占めるTRUEの割合(あるいはFALSEの割合)として、各構成要素の比較結果を表す。なお、本明細書では説明の簡略化のため、TRUEの割合(一致度合い)として比較結果を算出するものとする。
業務における処理の進め方を表す業務プロセスモデルを比較する際、当該業務プロセスモデルを表現するグラフ構造から、当該業務プロセスモデルにおける処理および処理間の遷移に関する遷移情報を作成し、それらを比較することにより、アクティビティノード、ORジャンクション、ANDジャンクション、開始ノード、終了ノードおよび有向リンクで構成され、処理の進め方を適切に表現しているということ以外に制限のないグラフ構造で表現された業務プロセスモデルに対して、それらをグラフ構造の図形的な一致/不一致ではなく、業務プロセスモデルに従って実行される処理の進め方自体の一致/不一致に基づいて比較することができる。
また、遷移情報の比較結果を基に、元のグラフ構造において、アクティビティノードに処理の一致/不一致を表示するとともに、ORジャンクション、ANDジャンクションおよび有向リンクに対して、それらを用いて実現される処理間の遷移のうち、比較相手の業務プロセスモデルでも実現可能なものの割合を算出し、構成要素の比較結果として表示することにより、比較対象の業務プロセスモデルに一致箇所が存在すること、相違箇所が存在することを、分析者が同時に把握できる。
上記を実現する本発明により、アクティビティーノード、ORジャンクション、ANDジャンクション、開始ノード、終了ノードおよび有向リンクで構成され、処理の進め方を適切に表現しているグラフ構造であれば、直接手動で作成されたのか、あるいはワークフローシステムや業務プロセスシミュレータ、あるいは業務プロセス分析ツールで作成されたかなどによらず、様々な方法により作成されたグラフ構造によって表現された業務プロセスモデル同士を比較し、その一致箇所、相違箇所とその程度を分析者が把握できる。
これにより、業務および業務システムの構築時に想定されていた業務プロセスモデルと現状の業務プロセスモデルとを比較し、直接その一致箇所や相違箇所を認識することが可能となる。また、継続して行われるBPMにおいて、各時点での業務プロセスモデルを、当初想定されていた業務プロセスモデルとだけではなく、過去の業務プロセスモデルとも比較でき、前回の分析の結果導かれた解決案が実際の業務に反映され、その成果が上がっているかを確認することができる。さらに、複数のロケーションや部署で同じ業務が行われている場合、異なるロケーションや部署の業務プロセスモデル同士を比較し、一致箇所を確認するとともに、業務効率の違いと関連する相違箇所を明らかにすることで、業務効率の優れたロケーション、部署を特定し、そこの業務プロセスモデルに他のロケーション、部署の業務プロセスモデルを近づけることで、全体的な業務効率向上を図れる。
この結果、現状の業務の問題点の分析を容易に、的確に行えるようになり、迅速で継続的なBPMが可能になるため、業務プロセスを最適な状態に保つことが容易になる。
<発明装置の構成および発明方法の処理手順>
図18は本発明の、業務における処理の進め方を表す業務プロセスモデルを比較する装置の実施の形態の一例、ここでは周知のコンピュータ(計算機)上に実現された例を示すもので、図中、1は業務プロセスモデルグラフ構造データベース、2は業務プロセスモデル遷移情報データベース、3は遷移情報比較結果記憶手段、4はグラフ構造構成要素比較結果記憶手段、5は比較対象業務プロセスモデル指定部、6は遷移情報作成部、7は遷移情報比較部、8はグラフ構造構成要素比較部、9は業務プロセスモデル比較結果表示部である。なお、図中、実線はデータの流れ、破線は処理の流れを表している。
ここで、業務プロセスモデルグラフ構造データベース1および業務プロセスモデル遷移情報データベース2は永続的にデータを保持する計算機内のハードディスクに記憶されているファイルまたはそのファイルからの読み書きを制御するデータベースマネジメントシステムであり、業務プロセスモデルグラフ構造データベース1は業務プロセスモデルのグラフ構造を記憶・保持し、業務プロセスモデル遷移情報データベース2は遷移情報作成部6で作成された業務プロセスモデルの遷移情報を記憶・保持する。
また、遷移情報比較結果記憶手段3およびグラフ構造構成要素比較結果記憶手段4は比較処理の途中で一時的に処理結果を保持するための計算機内のメモリであり、遷移情報比較結果記憶手段3は遷移情報比較部7による遷移情報の比較結果を一時的に記憶・保持し、グラフ構造構成要素比較結果記憶手段4はグラフ構造構成要素比較部8によるグラフ構造のORジャンクション、ANDジャンクションおよび有向リンクの一致度合いの判定結果を一時的に記憶・保持する。
また、比較対象業務プロセスモデル指定部5は比較対象となる2個の業務プロセスモデルをユーザが指定するための計算機内の演算装置で実行されるプログラムである。
また、遷移情報作成部6、遷移情報比較部7、グラフ構造構成要素比較部8および業務プロセスモデル比較結果表示部9は比較処理を行うための計算機内の演算装置で実行されるプログラムであり、遷移情報作成部6は業務プロセスモデルのグラフ構造の表現から遷移情報を作成し、遷移情報比較部7は2個の業務プロセスモデルの遷移情報同士を比較し、グラフ構造構成要素比較部8は遷移情報の比較結果をもとにグラフ構造のORジャンクション、ANDジャンクションおよび有向リンクに対して一致度合いを判定し、業務プロセスモデル比較結果表示部9は業務プロセスモデルのグラフ構造に関するデータと、その各構成要素の一致/不一致または一致度合いの判定結果をもとに、業務プロセスモデルの比較結果をユーザに図的に表示する。
これらが同じ計算機内にあるか、あるいはネットワークを介して複数の計算機内にあるかについては、本発明では限定しない。
本発明では、比較を行う前に業務プロセスモデルグラフ構造データベース1に比較対象となり得る業務プロセスモデルのグラフ構造を登録しておく。その後、業務プロセスモデルを比較する際には、比較対象業務プロセスモデル指定、遷移情報作成、遷移情報比較、グラフ構造構成要素比較および業務プロセスモデル比較結果表示が、この順で実行される。本発明の全体の処理フローを図19に示す。
以下、各構成要素の役割および処理の内容と手順の詳細について説明する。
≪業務プロセスモデルグラフ構造データベース≫
業務プロセスモデルグラフ構造データベース1は、データベースまたはファイルに、業務プロセスモデルを表現するグラフ構造を保持する。図20は業務プロセスモデルグラフ構造データベース1が保持する内容の一例である。
各グラフ構造に対して、それによって表される業務プロセスモデルの識別子(業務プロセスモデルID)が一意に振られているものとする。業務プロセスモデルグラフ構造データベース1に保持されている業務プロセスモデルのグラフ構造のORジャンクション、ANDジャンクションおよび有向リンクには、一意に識別するための識別子(構成要素ID)が振られているとする。この識別子は、業務プロセスモデルを表す各グラフ構造において独自に割り当てたもので良い。
業務プロセスモデルグラフ構造データベース1に保持されている業務プロセスモデルのグラフ構造としては、ユーザによって直接手動で作成されたもの、あるいは業務プロセスモデルを扱うワークフローシステムや業務プロセスシミュレータ、あるいは業務プロセス分析ツールを用いて作成されたものを想定しているが、どのように業務プロセスモデルのグラフ構造が作成されるかについては限定しない。また、グラフ構造がどのようなデータ形式(図、テキストなど)で保持されているのかも限定しない。
≪業務プロセスモデル遷移情報データベース≫
業務プロセスモデル遷移情報データベース2は、データベースまたはファイルに、業務プロセスモデルグラフ構造データベース1に存在する各業務プロセスモデルのグラフ構造ごとに、その業務プロセスモデルIDと関連付けて、最大1セットの遷移情報を保持している。各遷移情報には、業務プロセスモデル(を表すグラフ構造)に含まれる各処理について、その遷移元となる処理の組合せ(遷移元パターン)、それを表現するのに用いられているグラフ構造の構成要素、および遷移先となる処理の組合せ(遷移先パターン)、それを表現するのに用いられているグラフ構造の構成要素を保持している。また、各遷移元パターンごとにその遷移元パターンと組合せて実現可能な遷移先パターンの集合、および各遷移先パターンごとにその遷移先パターンと組み合わせて実現可能な遷移元パターンの集合を保持している。
図20中の業務プロセスモデルmのグラフ構造は前述の図5に示した業務プロセスモデルのグラフ構造と同一であり、前述の図6〜図10に示した遷移情報が図20中の業務プロセスモデルmのグラフ構造に対応する1セットの遷移情報として、業務プロセスモデル遷移情報データベース2に保持される内容となる。
図6〜図10では1セットの遷移情報を複数のテーブルに分割して保持しており、以下、各テーブルについて説明する。但し、遷移情報をどのようなテーブルに分割し、関連付けて保持するかについては限定しない。また、各テーブルの説明で挙げる以外の項目が存在しても良い。
−処理一覧−
このテーブルには、業務プロセスモデルに含まれる全ての処理の識別子が1個ずつ含まれる。
〔処理ID〕
業務プロセスモデルに含まれる各処理の識別子である。識別子は、各業務プロセスモデルごとの独自のものではなく、処理の名称のように、比較対象となる2個の業務プロセスモデル中に同じ処理が存在する場合に、それらの処理が同一であることを判別可能なようにつけられているものとする。
−遷移元パターン一覧−
各処理について、遷移元となる処理の組合せと、それを表現するのに用いられているグラフ構造の構成要素とを保持する。図7の例では1個の遷移元パターンが1個のレコードとなっており、「処理ID」項目の値が同じレコードが複数存在し得る。
〔遷移元パターンID〕
遷移先となる1個の処理と、その遷移元となる1個以上の処理の組合せの識別子である。この識別子は、業務プロセスモデルを表す各グラフ構造に対する遷移情報において独自に割り当てたもので良い。
〔処理ID〕
処理一覧の「処理ID」項目の値のどれかである。
〔遷移元処理ID〕
「処理ID」項目の値で表される処理の遷移元となる処理の組合せを、それらの処理IDの組合せとして保持する。
〔構成要素ID〕
この遷移元パターンを表現するのに用いられている、グラフ構造の構成要素の組合せを、それらの構成要素IDの組合せとして保持する。
−遷移先パターン一覧−
各処理について、遷移先となる処理の組合せと、それを表現するのに用いられているグラフ構造の構成要素とを保持する。図8の例では1個の遷移先パターンが1個のレコードとなっており、「処理ID」項目の値が同じレコードが複数存在し得る。
〔遷移先パターンID〕
遷移元となる1個の処理と、その遷移先となる1個以上の処理の組合せの識別子である。この識別子は、業務プロセスモデルを表す各グラフ構造に対する遷移情報において独自に割り当てたもので良い。
〔処理ID〕
処理一覧の「処理ID」項目の値のどれかである。
〔遷移先処理ID〕
「処理ID」項目の値で表される処理の遷移先となる処理の組合せを、それらの処理IDの組合せとして保持する。
〔構成要素ID〕
この遷移先パターンを表現するのに用いられている、グラフ構造の構成要素の組合せを、それらの構成要素IDの組合せとして保持する。
−遷移元パターンの組合せ対象一覧−
各遷移元パターンについて、その遷移元パターンと組合せて実現可能な遷移先パターンの集合を保持する。
〔遷移元パターンID〕
遷移元パターン一覧の「遷移元パターンID」項目の値のどれかである。
〔組合せ可能な遷移先パターンID〕
「遷移元パターンID」項目の値で表される遷移元パターンと組合せて実現可能な遷移先パターンの集合を、それらの遷移先パターンIDの組合せとして保持する。
−遷移先パターンの組合せ対象一覧−
各遷移先パターンについて、その遷移先パターンと組合せて実現可能な遷移元パターンの集合を保持する。
〔遷移先パターンID〕
遷移先パターン一覧の「遷移先パターンID」項目の値のどれかである。
〔組合せ可能な遷移元パターンID〕
「遷移先パターンID」項目の値で表される遷移先パターンと組合せて実現可能な遷移元パターンの集合を、それらの遷移元パターンIDの組合せとして保持する。
≪遷移情報比較結果記憶手段≫
遷移情報比較結果記憶手段3は、遷移情報比較部6によって作成された、比較対象となる2個の業務プロセスモデルの遷移情報の比較結果を保持する。図21〜図23は、遷移情報比較結果記憶手段3が1個の業務プロセスモデルに対して保持する内容の例であり、図20の業務プロセスモデルmと業務プロセスモデルnを比較したときの、業務プロセスモデルm側の遷移情報比較結果である。図21〜図23では、遷移情報の比較結果を複数のテーブルに分割して保持しており、以下、各テーブルについて説明する。但し、遷移情報の比較結果をどのようなテーブルに分割し、関連付けて保持するかについては限定しない。
−処理比較結果一覧−
このテーブルには、業務プロセスモデルに含まれる全ての処理の識別子が1個ずつ含まれ、その各々について、比較相手の業務プロセスモデルに存在するか否かを保持する。
〔処理ID〕
業務プロセスモデルに含まれる各処理の識別子である。
〔比較結果〕
比較相手の業務プロセスモデルの遷移情報の処理一覧に、該当する処理IDが存在するかどうかを表す項目である。存在する場合には「一致」、存在しない場合には「不一致」となる。
−遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧−
遷移元パターンと、それと組合せて実現可能な遷移先パターンの集合の組合せ各々について、比較相手の業務プロセスモデルで実現可能か否かを保持する。
〔遷移元パターンID〕
遷移元パターン一覧の「遷移元パターンID」項目の値のどれかである。
〔組合せ可能な遷移先パターンID〕
「遷移元パターンID」項目の値で表される遷移元パターンと組合せて実現可能な遷移先パターンの集合を、それらの遷移先パターンIDの組合せとして保持する。
〔比較結果〕
比較相手の業務プロセスモデルの遷移元パターンの組合せ対象一覧に、該当する遷移元パターンと遷移先パターンの集合の組合せが存在するか否かを表す項目である。存在する場合には「一致」、存在しない場合には「不一致」となる。
−遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧−
遷移先パターンと、それと組合せて実現可能な遷移元パターンの集合の組合せ各々について、比較相手の業務プロセスモデルで実現可能か否かを保持する。
〔遷移先パターンID〕
遷移先パターン一覧の「遷移先パターンID」項目の値のどれかである。
〔組合せ可能な遷移元パターンID〕
「遷移先パターンID」項目の値で表される遷移先パターンと組合せて実現可能な遷移元パターンの集合を、それらの遷移元パターンIDの組合せとして保持する。
〔比較結果〕
比較相手の業務プロセスモデルの遷移先パターンの組合せ対象一覧に、該当する遷移先パターンと遷移元パターンの集合の組合せが存在するか否かを表す項目である。存在する場合には「一致」、存在しない場合には「不一致」となる。
≪グラフ構造構成要素比較結果記憶手段≫
グラフ構造構成要素比較結果記憶手段4は、グラフ構造構成要素比較部8によって作成された、比較対象となる2個の業務プロセスモデルの構成要素の比較結果を保持する。図24は、グラフ構造構成要素比較結果記憶手段4が1個の業務プロセスモデルに対して保持する内容の例であり、図20の業務プロセスモデルmと業務プロセスモデルnを比較したときの、業務プロセスモデルm側のグラフ構造構成要素比較結果である。
このテーブルには、業務プロセスモデルのグラフ構造に含まれる全ての構成要素の識別子が1個ずつ含まれ、その各々について、それを用いて表される処理間の遷移、つまり遷移元パターンと遷移先パターンの集合の組合せ、および遷移先パターンと遷移元パターンの集合の組合せのうち、比較相手の業務プロセスモデルで実現可能なものの割合を保持する。
〔構成要素ID〕
グラフ構造に含まれる構成要素の識別子のどれかである。
〔個別判定結果〕
この構成要素を用いて表される処理間の遷移、つまり遷移元パターンと遷移先パターンの集合の組合せ、および遷移先パターンと遷移元パターンの集合の組合せが、比較相手の業務プロセスモデルで実現可能であるかを個別に判定した結果のリストを保持する。実現可能な場合には「TRUE」、実現不可能な場合には「FALSE」となる。
〔比較結果〕
この構成要素を用いて表される処理間の遷移、つまり遷移元パターンと遷移先パターンの集合の組合せ、および遷移先パターンと遷移元パターンの集合の組合せのうち、比較相手の業務プロセスモデルで実現可能なものの割合を保持する。0以上1以下の値となる。
≪比較対象業務プロセスモデル指定部≫
比較対象業務プロセスモデル指定部5では、本発明装置を実現する計算機の入出力装置を介して、業務プロセスモデルグラフ構造データベース1に蓄積されているグラフ構造によって表される業務プロセスモデルを表示し、分析者によって選択された2個の業務プロセスモデルの識別子(業務プロセスモデルID)を遷移情報作成部6に通知する(図19−S1)。
なお、業務プロセスモデルを表示する際、業務プロセスモデルに対して分析者が付けた名称を表示するのか、あるいはそのグラフ構造を図的に表示するのか、といったことは限定しない。また、グラフ構造を図的に表示する際に、グラフ構造の構成要素の配置をどのように決めるかについても限定しない。さらに、2個の業務プロセスモデルを選択する手段についても限定しない。
≪遷移情報作成部≫
遷移情報作成部6は、比較対象業務プロセスモデル指定部5から渡された2個の業務プロセスモデルIDそれぞれに対して、その業務プロセスモデルIDに関連付けられた遷移情報のセットが業務プロセスモデル遷移情報データベース2に存在しているかを調べ、存在していなければ、業務プロセスモデルグラフ構造データベース1から業務プロセスモデルIDに関連付けられたグラフ構造を読み込み、それに基づき遷移情報を作成し、業務プロセスモデルIDと関連付けて業務プロセスモデル遷移情報データベース2に保存する。その後、2個の業務プロセスモデルIDを遷移情報比較部7に通知する(図19−S2)。
そのため、各業務プロセスモデルに対する遷移情報を図25に示すフローに従って作成する。但し、ステップS12とステップS13、ステップS14とステップS15は順序を入れ替えても良いし、並列に行っても良い。
−ステップS11−
グラフ構造に含まれるアクティビティノードを全て抽出し、処理一覧を作成する。
−ステップS12−
処理一覧に含まれる処理それぞれについて、処理(処理IDをaiとする)を表すアクティビティノードから出ている有向リンクを順向きに辿っていきながら、遷移先となる処理の組合せを全て列挙し、遷移先パターン一覧を作成する。そのため、図26に示すようなaiに対する作業用遷移先パターン一覧を一時的に用意し、それに対して以下の処理を行う。但し、初期状態の作業用遷移先パターン一覧では、図26に含まれている行は全て存在しないものとする。
図27はこの処理のフローを示すものである。また、図28〜図49は、業務プロセスモデルの一部分を対象として、a1で表される処理の遷移先となる処理の組合せを全て列挙する例を、各時点での作業用遷移先パターン一覧とともに示したものである。
(I)行を追加(1行目とする)する(図27−S31:図28)。
(II)1行目を対象として、aiを表すアクティビティノードから出ている有向リンクの構成要素IDを「構成要素ID」項目に追加し、その有向リンクを順向きに辿って到達したノードの種類に応じて後述の作業用遷移先パターン一覧更新処理を行う(図27−S32,S33:図29)。
(III)全ての行の「未調査ジャンクションID」項目が空になるまで以下の処理を行う。
(i)「未調査ジャンクションID」項目が空でない行を1行選ぶ(s行目とする)(図27−S34)。
(ii)s行目の「未調査ジャンクションID」項目に含まれる構成要素IDを1個選び(ekとする)、「未調査ジャンクションID」項目から削除し、「構成要素ID」項目に追加する(図27−S35:図30,34,36,38,40,42,44,46,48)。
(iii)ekによって表されるノードに応じて以下の処理を行う。
・ORジャンクションの場合
kによって表されるORジャンクションから出ている有向リンク(rk本とする)に対応して、s行目のコピーをrk−1行作成し(図27−S36)、s行目とそのコピーのそれぞれを対象として、対応する有向リンクの構成要素IDを1個ずつ「構成要素ID」項目に追加し、その有向リンクを順向きに辿って到達したノードの種類に応じて後述の作業用遷移先パターン一覧更新処理を行う(図27−S37,S38:図31〜33,35,37,41,43,49)。
・ANDジャンクションの場合
s行目を対象として、ekによって表されるANDジャンクションから出ている有向リンクそれぞれに対して、有向リンクの構成要素IDを「構成要素ID」項目に追加し、その有向リンクを順向きに辿って到達したノードの種類に応じて後述の作業用遷移先パターン一覧更新処理を行う(図27−S39,S40:図39,45,47)。
(IV)遷移先パターン一覧に、「処理ID」項目をaiとして、aiに対する作業用遷移先パターン一覧の「遷移先処理ID」項目と「構成要素ID」項目の内容を、まだ使用されていない遷移先パターンIDとともに登録する(図27−S41)。
作業用遷移先パターン一覧更新処理では、有向リンクを順向きに辿って到達したノードの種類に応じて、作業用遷移先パターン一覧の各時点で対象となっている行に対し、以下の処理を行う。図50はこの処理のフローを示すものである。
・アクティビティノードの場合
到達したアクティビティノードによって表される処理の処理IDを、「遷移先処理ID」項目に追加する(図50−S51:図35,39,45,49)。
・終了ノードの場合
終了を表す特別なIDを「遷移先処理ID」項目に追加する(図50−S52)。
・ORジャンクションまたはANDジャンクションの場合
到達したORジャンクションまたはANDジャンクションの構成要素IDが「構成要素ID」項目に含まれていなければ「未調査ジャンクションID」項目に追加する(図50−S53:図29,33,35,37,41,43,47)。
但し、「遷移先処理ID」項目、「構成要素ID」項目、「未調査ジャンクションID」項目はそれぞれ処理ID、構成要素ID,ORジャンクションまたはANDジャンクションの構成要素IDの集合であり、同じものが重複して存在しないように管理する。また、「未調査ジャンクションID」項目が空でない行を選ぶ際の行の選び方については限定しない。
−ステップS13−
ステップS12と同様にして、処理一覧に含まれる処理それぞれについて、処理を表すアクティビティノードから出ている有向リンクを逆向きに辿っていきながら、遷移元となる処理の組合せを全て列挙し、遷移元パターン一覧を作成する。
−ステップS14−
遷移先パターン一覧に含まれる遷移先パターンそれぞれについて、遷移元パターン一覧、遷移先パターン一覧およびグラフ構造をもとに、その遷移先パターン(qとする)と組合せて実現可能な遷移元パターンを全て列挙し、遷移先パターンの組合せ対象一覧を作成する。そのため、遷移先パターン一覧において「遷移先パターンID」項目がqである行の「遷移先処理ID」項目に含まれる各処理(aiとする)について、遷移元パターン一覧において「処理ID」項目がaiである遷移元パターンpを順番に調べ、qと組合せて実現可能なものを全て見つける。なお、pとqが組合せて実現可能であるか否かは、pとqに共通する構成要素のみを使用して、有向リンクを順に辿っていったときにaiからajに到達できるか否かによって判定する。結果は、遷移先パターンの組合せ対象一覧に登録する。
−ステップS15−
ステップS14と同様にして、遷移元パターン一覧に含まれる遷移元パターンそれぞれについて、遷移元パターン一覧、遷移先パターン一覧およびグラフ構造をもとに、その遷移元パターンと組合せて実現可能な遷移先パターンを全て列挙し、遷移元パターンの組合せ対象一覧を作成する。
≪遷移情報比較部≫
遷移情報比較部7は、遷移情報作成部から渡された2個の業務プロセスモデルIDそれぞれに対して、その業務プロセスモデルIDに関連付けられた遷移情報のセットを業務プロセスモデル遷移情報データベースから読み込み、それらの比較を行い、結果を遷移情報比較結果記憶手段3に保存する(図19−S3)。その後、グラフ構造構成要素比較部8による処理を開始する。
そのため、比較を図51に示すフローに従って行う。但し、ステップS61とステップS62、ステップS65〜67とステップS68〜70は順序を入れ替えても良いし、並列に行っても良い。
−ステップS61−
業務プロセスモデルmの処理比較結果一覧、遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧、遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧について、「比較結果」項目を「不一致」として作成する。
−ステップS62−
業務プロセスモデルnの処理比較結果一覧、遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧、遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧について、「比較結果」項目を「不一致」として作成する。
−ステップS63,S64−
業務プロセスモデルmの処理比較結果一覧の各行について、業務プロセスモデルnの処理比較結果一覧から、「処理ID」項目が一致する行を検索し、見つかれば業務プロセスモデルmの処理比較結果一覧と業務プロセスモデルnの処理比較結果一覧の該当行の「比較結果」項目を「一致」に設定する。
−ステップS65〜67−
業務プロセスモデルmの遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧の各行について、業務プロセスモデルnの遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧から、遷移元パターンと遷移先パターンの集合の組合せが意味的に同じものを全て検索し、見つかれば業務プロセスモデルmの遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧と業務プロセスモデルnの遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧の該当行の「比較結果」項目を「一致」に設定する。
−ステップS68〜70−
業務プロセスモデルmの遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧の各行について、業務プロセスモデルnの遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧から、遷移元パターンと遷移先パターンの集合の組合せが意味的に同じものを全て検索し、見つかれば業務プロセスモデルmの遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧と業務プロセスモデルnの遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧の該当行の「比較結果」項目を「一致」に設定する。
≪グラフ構造構成要素比較部≫
グラフ構造構成要素比較部8は、遷移情報比較結果記憶手段3に保持されている2個の業務プロセスモデルの遷移情報の比較結果をもとに、各業務プロセスモデルのグラフ構造のアクティビティノード以外の各構成要素に対して一致度合いを算出し、その結果をグラフ構造構成要素比較結果記憶手段に保存する(図19−S4)。その後、業務プロセスモデル比較結果表示部9による処理を開始する。
そのため、各業務プロセスモデルのグラフ構造の構成要素に対する比較結果を図52に示すフローに従って算出する。但し、ステップS81〜86とステップS87〜92は順序を入れ替えても良いし、並列に行っても良い。
−ステップS81〜86−
遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧の各行について、「比較結果」項目が「一致」であれば「TRUE」を、「不一致」であれば「FALSE」を個別判定の結果とし、遷移元パターンと全ての遷移先パターンの全ての構成要素に対して、グラフ構造構成要素比較結果一覧の該当行の「個別判定結果」項目に追加する。
−ステップS87〜92−
遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧の各行について、「比較結果」項目が「一致」であれば「TRUE」を、「不一致」であれば「FALSE」を個別判定の結果とし、遷移先パターンと全ての遷移元パターンの全ての構成要素に対して、グラフ構造構成要素比較結果一覧の該当行の「個別判定結果」項目に追加する。
−ステップS93,94−
グラフ構造構成要素比較結果一覧の各行について、「個別判定結果」項目に保持されている個別判定結果のうち、TRUEの割合を算出し、「比較結果」項目に設定する。
≪業務プロセスモデル比較結果表示部≫
業務プロセスモデル比較結果表示部9は、業務プロセスモデルグラフ構造データベース1に保持されている業務プロセスモデルのグラフ構造、遷移情報比較結果記憶手段3に保持されている遷移情報の比較結果一覧、グラフ構造構成要素比較結果記憶手段4に保持されているグラフ構造構成要素の比較結果一覧をもとに、比較対象の業務プロセスモデルのグラフ構造を、相違箇所と相違の程度がわかるように、本発明装置を実現する計算機の入出力装置を介して図的に分析者に表示する(図19−S5)。
なお、アクティビティノードを含めた、グラフ構造の構成要素の比較結果の違いを、色の違いによって表現するのか、線の太さの違いによって表現するのか、といったことは限定しない。また、グラフ構造を図的に表示する際に、グラフ構造の構成要素の配置をどのように決めるかについても限定しない。
なお、本発明は、周知のコンピュータに媒体もしくは通信回線を介して、図18の構成図に示された機能を実現するプログラムあるいは図19,25,27,50,51,52のフローチャートに示された手順を備えるプログラムをインストールすることによっても実現可能である。
業務プロセスモデルを表すグラフ構造におけるノードの種類を示す説明図 同一の処理の進め方に対する複数のグラフ構造の例を示す説明図 アクティビティノードを含まないループの例を示す説明図 遷移情報の比較による業務プロセスモデルの比較の概念を示す説明図 業務プロセスモデルのグラフ構造の一例を示す説明図 処理一覧の例を示す説明図 遷移元パターン一覧の例を示す説明図 遷移先パターン一覧の例を示す説明図 遷移元パターンの組合せ対象一覧の例を示す説明図 遷移先パターンの組合せ対象一覧の例を示す説明図 実現可能な遷移元パターンと遷移先パターンの組み合わせの例を示す説明図 実現可能な遷移元パターンと遷移先パターンの組み合わせが同じと見なせる例を示す説明図 処理一覧同士は一致しても処理の進め方が異なる業務プロセスモデルの例を示す説明図 遷移元パターン一覧同士および遷移先パターン一覧同士は一致しても処理の進め方が異なる業務プロセスモデルの例の一方(モデルm)を示す説明図 遷移元パターン一覧同士および遷移先パターン一覧同士は一致しても処理の進め方が異なる業務プロセスモデルの例の他方(モデルn)を示す説明図 図14および図15の業務プロセスモデルにおける処理の進め方を示す説明図 グラフ構造の構成要素を複数の遷移元パターンと遷移先パターンの組み合わせで共用する例を示す説明図 本発明の業務プロセスモデル比較装置の実施の形態の一例を示す構成図 本発明の業務プロセスモデル比較方法の実施の形態の一例を示すフローチャート 業務プロセスモデルグラフ構造データベースの保持内容の一例を示す説明図 遷移情報比較結果の一例(処理比較結果)を示す説明図 遷移情報比較結果の一例(遷移元パターンの組み合わせ対象比較結果)を示す説明図 遷移情報比較結果の一例(遷移先パターンの組み合わせ対象比較結果)を示す説明図 グラフ構造構成要素比較結果の一例を示す説明図 遷移情報作成処理を示すフローチャート 作業用遷移先パターン一覧の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成処理を示すフローチャート 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 遷移先パターン一覧作成の一例を示す説明図 作業用遷移先パターン一覧更新処理を示すフローチャート 遷移情報比較処理を示すフローチャート グラフ構造構成要素比較処理を示すフローチャート
符号の説明
1:業務プロセスモデルグラフ構造データベース、2:業務プロセスモデル遷移情報データベース、3:遷移情報比較結果記憶手段、4:グラフ構造構成要素比較結果記憶手段、5:比較対象業務プロセスモデル指定部、6:遷移情報作成部、7:遷移情報比較部、8:グラフ構造構成要素比較部、9:業務プロセスモデル比較結果表示部。

Claims (9)

  1. 業務における処理の進め方を表す業務プロセスモデルを比較する方法であって、
    遷移情報作成部が、処理を表すアクティビティノード、条件分岐とその合流を表すORジャンクション、並列処理の分岐とその合流を表すANDジャンクション、開始を表す開始ノード、終了を表す終了ノードおよびそれらを結ぶ有向リンクからなる構成要素によって業務プロセスモデルを図的に表現するグラフ構造を記憶した業務プロセスモデルグラフ構造データベースから比較対象の2つの業務プロセスモデルに対応するグラフ構造を読み出し、それぞれのグラフ構造を基に当該2つの業務プロセスモデルにおける処理を列挙した処理一覧、各処理についてその遷移元となる処理の組合せを対応付けた遷移元パターン一覧、各処理についてその遷移先となる処理の組合せを対応付けた遷移先パターン一覧、各遷移元パターンについてその遷移元パターンと組合せて実現可能な遷移先パターンの集合を対応付けた遷移元パターンの組み合わせ対象一覧および各遷移先パターンについてその遷移先パターンと組合せて実現可能な遷移元パターンの集合を対応付けた遷移先パターンの組み合わせ対象一覧からなる遷移情報を作成し、業務プロセスモデル遷移情報データベースに記憶する工程と、
    遷移情報比較部が、業務プロセスモデル遷移情報データベースから前記比較対象の2つの業務プロセスモデルに対応する遷移情報を読み出し、遷移情報中の処理一覧同士を比較することにより当該2つの業務プロセスモデルにおける処理の相違を特定し、遷移情報中の遷移元パターンの組み合わせ対象一覧同士および遷移先パターンの組み合わせ対象一覧同士を比較することにより当該2つの業務プロセスモデルにおける処理間の遷移の相違を特定し、遷移情報の比較結果とする工程と、
    グラフ構造構成要素比較部が、前記遷移情報の比較結果のうちの処理間の遷移の相違を基に、前記比較対象の2つの業務プロセスモデルに対応するグラフ構造中のORジャンクション、ANDジャンクションおよび有向リンクに対する一致度合いを算出し、グラフ構造の構成要素の比較結果とする工程と、
    業務プロセスモデル比較結果表示部が、前記遷移情報の比較結果およびグラフ構造の構成要素の比較結果を基に、前記比較対象の2つの業務プロセスモデルのグラフ構造をそれらの相違箇所および相違の程度が分かる状態で表示する工程とを含む
    ことを特徴とする業務プロセスモデル比較方法。
  2. 請求項1に記載の業務プロセスモデル比較方法において、
    遷移情報の作成は、
    グラフ構造に含まれるアクティビティノードを全て抽出して処理一覧を作成し、
    処理一覧に含まれる処理それぞれについて、アクティビティノードに入ってきている有向リンクを逆向きに辿っていきながら、遷移元となる処理の組合せを全て列挙することで遷移元パターン一覧を作成し、
    処理一覧に含まれる処理それぞれについて、アクティビティノードから出ている有向リンクを順向きに辿っていきながら、遷移先となる処理の組合せを全て列挙することで遷移先パターン一覧を作成し、
    遷移元パターン一覧に含まれる遷移元パターンそれぞれについて、遷移元パターン一覧、遷移先パターン一覧およびグラフ構造を基に、その遷移元パターンと組合せて実現可能な遷移先パターンを全て列挙することで遷移元パターンの組合せ対象一覧を作成し、
    遷移先パターン一覧に含まれる遷移先パターンそれぞれについて、遷移元パターン一覧、遷移先パターン一覧およびグラフ構造を基に、その遷移先パターンと組合せて実現可能な遷移元パターンを全て列挙することで遷移先パターンの組合せ対象一覧を作成することによって行う
    ことを特徴とする業務プロセスモデル比較方法。
  3. 請求項1に記載の業務プロセスモデル比較方法において、
    遷移情報の比較は、
    比較対象の一方の業務プロセスモデルの処理比較結果一覧、遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧および遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧の「比較結果」項目を一旦「不一致」とし、比較対象の他方の業務プロセスモデルの処理比較結果一覧、遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧および遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧の「比較結果」項目を一旦「不一致」とし、
    比較対象の一方の業務プロセスモデルの処理比較結果一覧の各行について、比較対象の他方の業務プロセスモデルの処理比較結果一覧から「処理ID」項目が一致する行を検索し、見つかれば比較対象の一方の業務プロセスモデルの処理比較結果一覧と比較対象の他方の業務プロセスモデルの処理比較結果一覧の該当行の「比較結果」項目を「一致」に設定し、
    比較対象の一方の業務プロセスモデルの遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧の各行について、比較対象の他方の業務プロセスモデルの遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧から、遷移先となる1個の処理およびその遷移元となる1個以上の処理の組合せの識別子である遷移元パターンIDと遷移元となる1個の処理およびその遷移先となる1個以上の処理の組合せの識別子である遷移先パターンIDによって表される遷移元パターンと遷移先パターンの組合せが同じものを全て検索し、見つかれば比較対象の一方の業務プロセスモデルの遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧と比較対象の他方の業務プロセスモデルの遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧の該当行の「比較結果」項目を「一致」に設定し、
    比較対象の一方の業務プロセスモデルの遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧の各行について、比較対象の他方の業務プロセスモデルの遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧から、遷移先となる1個の処理およびその遷移元となる1個以上の処理の組合せの識別子である遷移元パターンIDと遷移元となる1個の処理およびその遷移先となる1個以上の処理の組合せの識別子である遷移先パターンIDによって表される遷移元パターンと遷移先パターンの組合せが同じものを全て検索し、見つかれば比較対象の一方の業務プロセスモデルの遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧と比較対象の他方の業務プロセスモデルの遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧の該当行の「比較結果」項目を「一致」に設定することによって行う
    ことを特徴とする業務プロセスモデル比較方法。
  4. 請求項1に記載の業務プロセスモデル比較方法において、
    グラフ構造構成要素比較は、
    遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧の各行について、「比較結果」項目が「一致」であれば「TRUE」を、「不一致」であれば「FALSE」を個別判定の結果とし、遷移元パターンと全ての遷移先パターンの全ての構成要素に対して、グラフ構造構成要素比較結果一覧の該当行の「個別判定結果」項目に追加し、
    遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧の各行について、「比較結果」項目が「一致」であれば「TRUE」を、「不一致」であれば「FALSE」を個別判定の結果とし、遷移先パターンと全ての遷移元パターンの全ての構成要素に対して、グラフ構造構成要素比較結果一覧の該当行の「個別判定結果」項目に追加し、
    グラフ構造構成要素比較結果一覧の各行について、「個別判定結果」項目に保持されている個別判定結果のうち、TRUEの割合を算出し、「比較結果」項目に設定することによって行う
    ことを特徴とする業務プロセスモデル比較方法。
  5. 業務における処理の進め方を表す業務プロセスモデルを比較する装置であって、
    処理を表すアクティビティノード、条件分岐とその合流を表すORジャンクション、並列処理の分岐とその合流を表すANDジャンクション、開始を表す開始ノード、終了を表す終了ノードおよびそれらを結ぶ有向リンクからなる構成要素によって業務プロセスモデルを図的に表現するグラフ構造を記憶する業務プロセスモデルグラフ構造データベースと、
    業務プロセスモデル毎にその遷移情報を記憶する業務プロセスモデル遷移情報データベースと、
    業務プロセスモデルグラフ構造データベースから比較対象の2つの業務プロセスモデルに対応するグラフ構造を読み出し、それぞれのグラフ構造を基に当該2つの業務プロセスモデルにおける処理を列挙した処理一覧、各処理についてその遷移元となる処理の組合せを対応付けた遷移元パターン一覧、各処理についてその遷移先となる処理の組合せを対応付けた遷移先パターン一覧、各遷移元パターンについてその遷移元パターンと組合せて実現可能な遷移先パターンの集合を対応付けた遷移元パターンの組み合わせ対象一覧および各遷移先パターンについてその遷移先パターンと組合せて実現可能な遷移元パターンの集合を対応付けた遷移先パターンの組み合わせ対象一覧からなる遷移情報を作成し、業務プロセスモデル遷移情報データベースに記憶する遷移情報作成手段と、
    業務プロセスモデル遷移情報データベースから前記比較対象の2つの業務プロセスモデルに対応する遷移情報を読み出し、遷移情報中の処理一覧同士を比較することにより当該2つの業務プロセスモデルにおける処理の相違を特定し、遷移情報中の遷移元パターンの組み合わせ対象一覧同士および遷移先パターンの組み合わせ対象一覧同士を比較することにより当該2つの業務プロセスモデルにおける処理間の遷移の相違を特定し、遷移情報の比較結果とする遷移情報比較手段と、
    前記遷移情報の比較結果のうちの処理間の遷移の相違を基に、前記比較対象の2つの業務プロセスモデルに対応するグラフ構造中のORジャンクション、ANDジャンクションおよび有向リンクに対する一致度合いを算出し、グラフ構造の構成要素の比較結果とするグラフ構造構成要素比較手段と、
    前記遷移情報の比較結果およびグラフ構造の構成要素の比較結果を基に、前記比較対象の2つの業務プロセスモデルのグラフ構造をそれらの相違箇所および相違の程度が分かる状態で表示する業務プロセスモデル比較結果表示手段とを少なくとも備えた
    ことを特徴とする業務プロセスモデル比較装置。
  6. 請求項5に記載の業務プロセスモデル比較装置において、
    遷移情報の作成は、
    グラフ構造に含まれるアクティビティノードを全て抽出して処理一覧を作成し、
    処理一覧に含まれる処理それぞれについて、アクティビティノードに入ってきている有向リンクを逆向きに辿っていきながら、遷移元となる処理の組合せを全て列挙することで遷移元パターン一覧を作成し、
    処理一覧に含まれる処理それぞれについて、アクティビティノードから出ている有向リンクを順向きに辿っていきながら、遷移先となる処理の組合せを全て列挙することで遷移先パターン一覧を作成し、
    遷移元パターン一覧に含まれる遷移元パターンそれぞれについて、遷移元パターン一覧、遷移先パターン一覧およびグラフ構造を基に、その遷移元パターンと組合せて実現可能な遷移先パターンを全て列挙することで遷移元パターンの組合せ対象一覧を作成し、
    遷移先パターン一覧に含まれる遷移先パターンそれぞれについて、遷移元パターン一覧、遷移先パターン一覧およびグラフ構造を基に、その遷移先パターンと組合せて実現可能な遷移元パターンを全て列挙することで遷移先パターンの組合せ対象一覧を作成することによって行う遷移情報作成手段を備えた
    ことを特徴とする業務プロセスモデル比較装置。
  7. 請求項5に記載の業務プロセスモデル比較装置において、
    遷移情報の比較は、
    比較対象の一方の業務プロセスモデルの処理比較結果一覧、遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧および遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧の「比較結果」項目を一旦「不一致」とし、比較対象の他方の業務プロセスモデルの処理比較結果一覧、遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧および遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧の「比較結果」項目を一旦「不一致」とし、
    比較対象の一方の業務プロセスモデルの処理比較結果一覧の各行について、比較対象の他方の業務プロセスモデルの処理比較結果一覧から「処理ID」項目が一致する行を検索し、見つかれば比較対象の一方の業務プロセスモデルの処理比較結果一覧と比較対象の他方の業務プロセスモデルの処理比較結果一覧の該当行の「比較結果」項目を「一致」に設定し、
    比較対象の一方の業務プロセスモデルの遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧の各行について、比較対象の他方の業務プロセスモデルの遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧から、遷移先となる1個の処理およびその遷移元となる1個以上の処理の組合せの識別子である遷移元パターンIDと遷移元となる1個の処理およびその遷移先となる1個以上の処理の組合せの識別子である遷移先パターンIDによって表される遷移元パターンと遷移先パターンの組合せが同じものを全て検索し、見つかれば比較対象の一方の業務プロセスモデルの遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧と比較対象の他方の業務プロセスモデルの遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧の該当行の「比較結果」項目を「一致」に設定し、
    比較対象の一方の業務プロセスモデルの遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧の各行について、比較対象の他方の業務プロセスモデルの遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧から、遷移先となる1個の処理およびその遷移元となる1個以上の処理の組合せの識別子である遷移元パターンIDと遷移元となる1個の処理およびその遷移先となる1個以上の処理の組合せの識別子である遷移先パターンIDによって表される遷移元パターンと遷移先パターンの組合せが同じものを全て検索し、見つかれば比較対象の一方の業務プロセスモデルの遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧と比較対象の他方の業務プロセスモデルの遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧の該当行の「比較結果」項目を「一致」に設定することによって行う遷移情報比較手段を備えた
    ことを特徴とする業務プロセスモデル比較装置。
  8. 請求項5に記載の業務プロセスモデル比較装置において、
    グラフ構造構成要素比較は、
    遷移元パターンの組合せ対象比較結果一覧の各行について、「比較結果」項目が「一致」であれば「TRUE」を、「不一致」であれば「FALSE」を個別判定の結果とし、遷移元パターンと全ての遷移先パターンの全ての構成要素に対して、グラフ構造構成要素比較結果一覧の該当行の「個別判定結果」項目に追加し、
    遷移先パターンの組合せ対象比較結果一覧の各行について、「比較結果」項目が「一致」であれば「TRUE」を、「不一致」であれば「FALSE」を個別判定の結果とし、遷移先パターンと全ての遷移元パターンの全ての構成要素に対して、グラフ構造構成要素比較結果一覧の該当行の「個別判定結果」項目に追加し、
    グラフ構造構成要素比較結果一覧の各行について、「個別判定結果」項目に保持されている個別判定結果のうち、TRUEの割合を算出し、「比較結果」項目に設定することによって行うグラフ構造構成要素比較手段を備えた
    ことを特徴とする業務プロセスモデル比較装置。
  9. コンピュータを、請求項5乃至8のいずれかに記載の業務プロセスモデル比較装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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