JP5026146B2 - 発光ダイオード駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、本発明は、直列接続された複数の発光ダイオード(以下LEDともいう)と定電流源とを直列に接続して駆動する発光ダイオード駆動装置に関する。
液晶やプラズマに代表されるフラットパネルディスプレイ(FPD)の光源は、冷陰極蛍光放電管(CCFL)が主流であるがCCFLは水銀を含むため、環境に配慮しCCFLに代わる光源としてLED等が望まれている。
一般的に液晶TV等のバックライトとしてLEDを使用する場合、非常に多くのLEDが使用される。これらのLEDは、一定の明るさを保つためLEDと定電流源を直列に接続する方法がよく用いられる。
しかし、LEDは順方向電圧Vfに対してバラツキを持っており、仮にLEDのアノードに与える電源電圧が一定の場合、LEDが持つ個々の順方向電圧Vfバラツキにより、定電流源で損失する電力は大きくなる。
このため多くの定電流源を用いるシステムの場合、システム全体の損失が大きくなるため、例えば、1つの定電流源に対してLEDを2個直列に接続し、全体の定電流源の数を1/2にしてシステム全体の損失を低減させる方法がよく用いられる。このように1つの定電流源に対して、LEDをN個直列に接続することで定電流源の個数は1/Nにすることができる。
この場合、消費電力を削減するには、入力電圧を下げるか定電流を止める必要があるが、LEDを1個接続する場合に比べてN個接続する場合の消費電力削減効果が低い。そのため2個以上、直列に接続されたLED装置において、更なる消費電力削減効果を得る場合、バックライトを映像データ等にあわせて制御することで、必要のない光源の輝度を落として、システム全体の消費電力を削減するような方法をとれば良い。
これを直列に接続されたLEDにおいて実現させるためには、個々のLEDを個別に点灯または消灯できる必要がある。これを実現するため、LEDと並列にバイパススイッチを接続し、そのスイッチのオンまたはオフにより、LEDを消灯または点灯することを可能とするLED駆動装置がある。
図13は、従来の発光ダイオード駆動装置91の構成を示す回路図である。発光ダイオード駆動装置91は、直列に接続された4個の発光ダイオード93a・93b・93c・93dを備えている。発光ダイオード93dの発光ダイオード93cと反対側には、定電流源95が接続されており、定電流源95の他端は、接地されている。定電流源95は、発光ダイオード93a・93b・93c・93dに信号電流Aを供給する。発光ダイオード93aと並列にバイパススイッチ94aが接続されており、発光ダイオード93bと並列にバイパススイッチ94bが接続されている。発光ダイオード93cと並列にバイパススイッチ94cが接続されており、発光ダイオード93dと並列にバイパススイッチ94dが接続されている。バイパススイッチ94a・94b・94c・94dは、直列に接続されている。発光ダイオード駆動装置91には、制御回路92が設けられている。制御回路92は、クロック信号CLKに同期して、信号B・C・D・Eを出力し、バイパススイッチ94a・94b・94c・94dの開閉を制御する。
このように定電流源95から信号電流Aを流し、直列接続しているLED93a・93b・93c・93dを発光させている状態から、バイパススイッチを用いて、LED1個を消灯するには、LEDに流れる電流によって発光する光が、人間の目で可視することができないくらい微弱になるようにする必要がある。そのときの電流に対応する電圧をVfaとする。LEDに流れる電流によって発光する光が、人間の目で可視することができないくらい微弱になるようにするためには、バイパススイッチに電流を流し、その電流とバイパススイッチのオン抵抗とにより発生する電圧がVfa以下とする必要がある。定電流源95からの電流を35mA、可視できない時のLEDのVfをVfa=0.7Vとした場合、
「0.7V」÷「35mA」=20Ω (1)
となるため、バイパススイッチ94a・94b・94c・94dのオン抵抗は20Ωよりも小さくする必要がある。
多くのLEDを直列に接続すると、システムに供給する電圧は、
「定電流源で必要な電圧」+「LEDのVf」×「LEDの個数」 (2)
以上の電圧が必要となる。
仮に定電流源で必要な電圧を1V、LEDのVfを3.5V、直列接続するLEDの個数を10個とした場合、式(2)より、36V以上の電圧を供給する必要がある。この時のバイパススイッチによる損失が最大となるのは、バイパススイッチが全てオン状態のときであり、その損失(P)は、
P=「定電流値」×「定電流値」×「バイパススイッチのオン抵抗」×「オン状態のスイッチ数」
となる。
図14は、従来のタイミング波形を示しており、電流信号A、信号B、信号C、信号D、信号E,クロック信号CLKは、図13の参照符号と一致している。信号B・C・D・Eは、クロック信号CLKの立ち上がりに同期して遷移する。図14では全ての信号B・C・D・Eが、同一タイミングで遷移した場合を示しており、電流信号Aの電圧遷移が大きいためリンギングの影響により定電流源95に対してストレスとなる。
特開2002−43073号公報(平成14年2月8日(2002.2.8)公開) 実開平5−30888号公報(平成5年(1993)4月23日公開)
上記のような定数で与えられるLED駆動装置91の場合、LED93dのカソードと定電流源95の接続部分(以後、位置Pとする。)の電圧は、定電流を流している時は、バイパススイッチの状態により1V〜29V、電流が停止している時は約36Vの電圧となる。
このLED駆動装置91は、LED消灯時は、バイパススイッチ94a・94b・94c・94dでの損失が大きいという課題がある。この課題を解決するためには、バイパススイッチ94a・94b・94c・94dのオン抵抗を下げる必要がある。そのためにはバイパススイッチ94a・94b・94c・94dの大きさが大きくなってしまう。このように損失の低減とバイパススイッチ94a・94b・94c・94dの大きさは、トレードオフの関係がある。更に図13に示した従来のLED駆動装置91の場合、全点灯状態から全消灯状態での状態の変化で、図13に示すLED93dのカソード側の位置Pの電圧遷移は、前記の定数では、約1Vから約36Vまで遷移する。このように大きな遷移の場合、リンギングにより定電流源95等に対してストレスを与えるという課題がある。
本発明は、上記課題であるバイパススイッチでの損失の低減し、リンギング等の影響による定電流源へのストレスを緩和するLED駆動装置の提供を目的とする。
本発明に係る発光ダイオード駆動装置は、上記課題を解決するために、直列に接続された2個以上の発光ダイオードに一定の電流を与える定電流源と、各発光ダイオードに並列に接続された2個以上のバイパススイッチと、各バイパススイッチの開閉を制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記バイパススイッチの1つの切替タイミングが、前記バイパススイッチの他の1つの切替タイミングよりも遅延するように各バイパススイッチの開閉を制御し、前記2個以上のバイパススイッチをさらにバイパスする補助バイパススイッチをさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、2個以上のバイパススイッチがすべてオン状態になったときに、補助バイパススイッチをオン状態にすることにより、バイパススイッチの合成抵抗を低減することができる。このため、損失P=I×I×RのうちのRが低減するので、IC内部での電力(損失)を下げることができる。これによりICの発熱を低減することができる。
そして、2個以上のバイパススイッチがすべてオン状態になったときに、補助バイパススイッチをオン状態にすることにより、バイパススイッチの合成抵抗を低減することができる。このため、損失P=I×I×RのうちのRが低減するので、IC内部での電力(損失)を下げることができる。これによりICの発熱を低減することができる。
本発明に係る発光ダイオード駆動装置では、前記バイパススイッチは、直列に接続された2個以上の発光ダイオードをバイパスすることが好ましい。
この構成によれば、発光ダイオードの点灯時の順方向電圧Vfのバラツキを吸収することができる。
本発明に係る発光ダイオード駆動装置では、前記バイパススイッチは、互いに並列に接続された2個以上の発光ダイオードをバイパスすることが好ましい。
この構成によれば、低電圧駆動が可能になる。
本発明に係る発光ダイオード駆動装置では、前記制御回路は、前記バイパスする2個以上のバイパススイッチが、全てオン状態になった時に前記補助バイパススイッチをオン状態にすることが好ましい。
この構成によれば、バイパススイッチの合成抵抗を低減することができるので、IC内部での電力(損失)を下げることができ、これによりICの発熱を低減することができる。
本発明に係る発光ダイオード駆動装置では、前記バイパススイッチは、前記定電流源により供給される電流と前記バイパススイッチのオン抵抗とによって発生する電圧が、1V以下になるように構成されていることが好ましい。
本発明に係る発光ダイオード駆動装置では、前記発光ダイオードは、赤色に発光するように構成されており、前記バイパススイッチは、前記定電流源により供給される電流と前記バイパススイッチのオン抵抗とによって発生する電圧が、0.7V以下になるように構成されていることが好ましい。
本発明に係る発光ダイオード駆動装置では、前記制御回路は、クロック信号に同期して、前記バイパススイッチのオン状態とオフ状態とを切替えることが好ましい。
本発明に係る発光ダイオード駆動装置では、前記制御回路は、すべてのバイパススイッチの切替タイミングが互いに異なるように各バイパススイッチの開閉を制御することが好ましい。
本発明に係る発光ダイオード駆動装置では、前記制御回路は、前記バイパススイッチの1つのオフ状態への切替タイミングが、前記バイパススイッチの他の1つのオフ状態への切替タイミングよりも遅延するように各バイパススイッチの開閉を制御することが好ましい。
本発明に係る発光ダイオード駆動装置では、前記制御回路は、すべてのバイパススイッチのオフ状態への切替タイミングが互いに異なるように各バイパススイッチの開閉を制御することが好ましい。
本発明に係る発光ダイオード駆動装置では、前記定電流源が前記発光ダイオードに与える電流を制御する定電流源制御回路をさらに備えることが好ましい。
本発明に係る発光ダイオード駆動装置では、前記バイパススイッチの全てがオン状態から、少なくても1つの前記バイパススイッチが、オフ状態になる時、前記バイパススイッチがオフ状態になる前に定電流源から電流を流しはじめることが好ましい。
本発明に係る発光ダイオード駆動装置では、前記バイパススイッチの全てがオン状態になり、前記定電流源が電流を止める前に、前記バイパススイッチ全てがオン状態になってから、電流が止まるまでに遅延を持たせることが好ましい。
本発明に係る発光ダイオード駆動装置は、以上のように、バイパススイッチの1つの切替タイミングが、バイパススイッチの他の1つの切替タイミングよりも遅延するように各バイパススイッチが開閉するので、定電流源の電圧遷移が、各バイパススイッチが同時に開閉する場合よりも緩やかになる。このため、リンギングの影響による定電流源に対してのストレスが緩和されるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図12に基づいて説明すると以下の通りである。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る発光ダイオード駆動装置1の構成を示す回路図である。発光ダイオード駆動装置1は、直列に接続された4個の発光ダイオード3a・3b・3c・3dを備えている。発光ダイオード3dの発光ダイオード3cと反対側には、定電流源5が接続されており、定電流源5の他端は、接地されている。定電流源5は、発光ダイオード3a・3b・3c・3dに信号電流Aを供給する。発光ダイオード3aと並列にバイパススイッチ4aが接続されており、発光ダイオード3bと並列にバイパススイッチ4bが接続されている。発光ダイオード3cと並列にバイパススイッチ4cが接続されており、発光ダイオード3dと並列にバイパススイッチ4dが接続されている。バイパススイッチ4a・4b・4c・4dは、直列に接続されている。
発光ダイオード駆動装置1には、バイパススイッチ4a・4bをバイパスする補助バイパススイッチ6aと、バイパススイッチ4c・4dをバイパスする補助バイパススイッチ6bとが設けられている。補助バイパススイッチ6a・6bは、直列に接続されている。
発光ダイオード駆動装置1には、制御回路2が設けられている。制御回路2は、クロック信号CLKに同期して、信号B・C・D・Eを出力し、バイパススイッチ94a・94b・94c・94dの開閉を制御する。制御回路2は、さらに、クロック信号CLKに同期して、信号G・Hを出力し、補助バイパススイッチ6a・6bを制御する。
このバイパススイッチは、具体的にはアナログスイッチ(P型/N型のMOSトランジスタ並列配置など)等で構成され、そのサイズは比較的大きい。使用目的や、製造プロセス等によってサイズは様々であるが、オーダー的にはmm程度と考えられる。このバイパススイッチが、ほぼLEDの個数に対応する程度の個数必要となるので、バイパススイッチ部分の全体のサイズは、ICの内部に形成するとかなりの面積を要する。本実施の形態では、図1のように補助バイパススイッチ6a・6bの組を付加するので、その分のサイズは増えるが、その増加割合について示しているのが、後述する図5であり、元々の使用スイッチ数が多いほど、増加割合が少なくなる事を示している。
複数のLEDを駆動させる場合は、それぞれ個々に対応する定電流源をつなぐ(即ち、並列接続する)と、その定電流源に対しては、個々に順方向電圧Vfのバラツキがある為に、トータルとして定電流源5側での損失が大きくなる。これを防ぐ(吸収する)ために、図1に示すように一つの定電流源5に対して複数のLED3a〜3dを縦続接続して駆動する方式が、多く使われている。
図1に示すように、上記理由によってLED3a〜3dを縦続接続して使うのであるが、そのときに定電流源5が動作する為に、最低限確保しなければならない電圧「定電流源で必要な電圧」が必要となる。このとき接続されているLED3a〜3dを駆動(発光)させる為の電圧は、青や緑のLED素子では3.5V程度、赤のLED素子では2V程度必要である。因みに、LEDを消灯(人の目に見えない)する為には、それぞれ青や緑の素子では1V程度以下、赤の素子では0.7V程度以下とする必要がある。即ち、赤色の場合は、かなり低い電圧に設定しないと消灯することができない。
図2は、発光ダイオード駆動装置1に設けられた補助バイパススイッチ6aを制御する信号Gと、バイパススイッチ4a・4bを制御する信号D・Eのタイミング波形を説明する波形図である。信号Dによりバイパススイッチ4bがオンになり、信号Eによりバイパススイッチ4aがオンになり、バイパススイッチ4b・4bの双方がオン状態になった時に、信号Gにより補助バイパススイッチ6aは、オン状態になる。信号D・E・Gが、それぞれロー状態のとき、各スイッチはオン状態になる。
図3は、発光ダイオード駆動装置1に設けられたバイパススイッチを制御する信号のタイミング波形を説明する波形図である。クロック信号CLKが立ち上がると、信号Bがロー状態からハイ状態に立ち上がって、バイパススイッチ4dはオン状態からオフ状態になり、信号電流Aは、減少する。そして、信号Cがロー状態からハイ状態に立ち上がって、バイパススイッチ4cはオン状態からオフ状態になり、信号電流Aは、さらに減少する。次に、信号Dがロー状態からハイ状態に立ち上がって、バイパススイッチ4bはオン状態からオフ状態になり、信号電流Aは、さらに減少する。その後、信号Eがロー状態からハイ状態に立ち上がって、バイパススイッチ4aはオン状態からオフ状態になり、信号電流Aは、さらに減少する。次に、クロック信号CLKが立ち下がる。
そして、クロック信号CLKが立ち上がると、信号Bがハイ状態からロー状態に立ち下がって、バイパススイッチ4dはオフ状態からオン状態になり、信号電流Aは、増大する。そして、信号Cがハイ状態からロー状態に立ち下がって、バイパススイッチ4cはオフ状態からオン状態になり、信号電流Aは、さらに増大する。次に、信号Dがハイ状態からロー状態に立ち下がって、バイパススイッチ4bはオフ状態からオン状態になり、信号電流Aは、さらに増大する。その後、信号Eがハイ状態からロー状態に立ち下がって、バイパススイッチ4aはオフ状態からオン状態になり、信号電流Aは、さらに増大する。次に、クロック信号CLKが立ち下がる。
このように、信号B・C・D・Eは、クロック信号CLKの立ち上がりに同期して遷移する。図3では全ての信号が、同一タイミングで遷移した場合に、信号B・C・D・E間に遅延を持たせているため、信号電流Aの電圧遷移が緩やかになり、リンギング(電圧変動b1及びb0)の影響による定電流源5に対してのストレスは緩和される。
ここで、定電流源5が流す電流を35mAとし、バイパススイッチのオン抵抗を20Ωとし、補助バイパススイッチのオン抵抗は、バイパススイッチの全個数の半分の合成抵抗に設定した時、バイパススイッチの個数を10個とし、補助バイパススイッチは、バイパススイッチ5個に対して1個つけると、補助バイパススイッチ1個の抵抗値は、100Ωとなる。もちろん、バイパススイッチに対する補助バイパススイッチの個数の割合及びそのオン抵抗は、ここに示す限りではない。この様に設定された定数において、LED1個を点灯させ、他のLED全てを消灯した場合の損失及びバイパススイッチ数の関係における、従来技術と本実施の形態の損失削減効果を図4に示す。ここで、従来技術による損失Paは(バイパススイッチが10個の場合)、
Pa=「35mA」×「35mA」×「20Ω」×「9個直列」=220.5mW・・・(3)
で表すことができる。
また同様に本実施の形態を用いた場合の損失Pbは、
Pb=「35mA」×「35mA」×(1÷((1÷(「20Ω」×「5個直列」))+(1÷「100Ω」))+(「20Ω」×「4個直列」)))=159.25mW・・・(4)
で表すことができる。
図5は、発光ダイオード駆動装置1によるスイッチ部の面積増加の割合を示すグラフである。まず、バイパススイッチの抵抗をRとした場合に、このバイパススイッチの面積をSとする。バイパススイッチの抵抗が2倍になる場合は、バイパススイッチの面積は0.5×Sとなる。バイパススイッチの抵抗が1/2となる場合は、バイパススイッチの面積は、2×Sとなる。このことから、オン抵抗20Ωのバイパススイッチの面積をSとすると、1個の補助バイパススイッチの面積は、1/5×Sと表すことができる。補助バイパススイッチは、上記の設定では2個あるので、補助バイパススイッチの面積は、2/5×Sとなる。この時、従来の方式の面積からの増加分(ΔS)は、
ΔS=([本実施の形態の面積]−[従来の面積])÷[従来の面積]=((10×S+2/5×S)−(10×S))/(10×S)=4%
として計算できる。
この図5に示されるグラフから、バイパススイッチ数が多くなれば、なるほど、損失削減の効果は大きく、スイッチ部に占める面積の増加割合は少なくなり、本実施の形態による効果が大きくなる。
従来技術の構成では、バイパススイッチのオン状態やオフ状態を切替えるタイミングが、クロック信号CLKに同期して状態が切り替わり、直列に接続されたバイパススイッチが、オン状態に切り替わる時に、全てのバイパススイッチを同時に切替えていたが、本実施の形態に係るバイパススイッチでは、少なくとも1つ以上のバイパススイッチの切り替わるタイミングに遅延を持たせてあればよい。また、直列に接続された前記バイパススイッチが、オフ状態に切り替わるときも同様で、従来技術の構成では、直列に接続されたバイパススイッチがオフ状態に切り替わる時に、全てのバイパススイッチを同時に切替えていたが、本実施の形態に係るバイパススイッチは、少なくとも1つ以上の前記バイパススイッチの切り替わるタイミングに遅延を持たせてあればよい。
また、これら上記のバイパススイッチのオン、オフ状態を用いてPWM駆動することにより、LEDの輝度を調整することも可能である。この場合のオフ状態とは、人が可視できないLEDの発光状態である。これは、青色や緑色LEDのアノードとカソード間の両端電圧である電圧Vfが1V以下になるように、また赤色LEDに対しては、電圧Vfが0.7V以下になるように設定することによって可能となる。このことから定電流源から出力される電流に基づいて、バイパススイッチのオン抵抗によって発生する電圧が上記の値より小さくなるようにバイパススイッチのオン抵抗を決めることで、オフ状態を不可視とすることが可能となる。
補助バイパススイッチ6a・6bは、通常のバイパススイッチ4a〜4dと同時に使用することで、バイパスされるスイッチの合成抵抗を低減することができる。合成抵抗が下がると、ここでの損失であるP=I×I×RのうちRを低減することができるため、IC内部での電力(損失)を下げることができる。これによりICの発熱を低減することができる。
補助バイパススイッチの動作タイミングは、リンギングに対するストレスの緩和への課題対策としては、補助バイパススイッチがバイパスする全てのスイッチがオンした後で、遅延を持ってオン状態にすることが好ましい。
例えば、信号Dによりバイパススイッチ4bがオン状態になり、信号Eによりバイパススイッチ4aがオン状態になった後に、遅延を持って信号Gにより補助バイパススイッチ6aは、オン状態になる。
尚、ここで注意すべきは、電流は一定である点である。負荷であるLEDに流れる電流は、バイパススイッチに流れるのか、それとも補助バイパススイッチにも流れる(分流する)のか、と言う流れ方の問題はあるが、トータルの電流は同じ(一定)である。
図1に示す構成で個々のLED3a〜3dを消灯するのは、それぞれに対応するバイパススイッチ4a〜4dがオンとなる場合である。この時に全体では定電流源5がある為に、システム全体の消費電流は一定である。しかし、そのオンとなっているバイパススイッチに電流が流れるので、ここで消費される電流(電力)をトータルで考えると、駆動タイミングによっては無駄が発生している場合がある。これを防ぐ(低減化する)為に、本実施の形態のように補助バイパススイッチ6a・6bを用いて、2組のスイッチ全体のオン/オフタイミングを制御して、スイッチ側で消費される無駄を低減化するものである。
図6は、発光ダイオード駆動装置1に設けられた発光ダイオードの他の構成を示す回路図である。バイパススイッチ4aは、直列に接続された2個の発光ダイオード3aをバイパスするように構成してもよい。同様に、バイパススイッチ4b・4c・4dは、それぞれ直列に接続された2個の発光ダイオード3b・3c・3dをバイパスするように構成してもよい。図6は縦続接続したバイパススイッチ1個当たり複数のLEDを直列に繋ぐ使い方であり、全体で高電圧を印加する(スイッチが高耐圧)場合である。この場合は3.5V×8個=36V以上の電圧が必要である。この接続方式のメリットは、LEDの点灯時、順方向電圧Vfは個々にばらつくものであるが、このバラツキを吸収できる点と電流を同じに出来ることである。
図7は、発光ダイオード駆動装置1に設けられた発光ダイオードのさらに他の構成を示す回路図である。バイパススイッチ4aは、互いに並列に接続された2個の発光ダイオード3aをバイパスするように構成してもよい。同様に、バイパススイッチ4b・4c・4dは、互いに並列に接続された2個の発光ダイオード3b・3c・3dをそれぞれバイパスするように構成してもよい。図7はバイパススイッチ毎に複数のLEDを並列接続する使い方であり、この場合は個々のLED毎に電流はばらつく(異なる)が、低電圧駆動が可能なところがメリットである。但し、厳密にはLED毎に電流が異なる為に、表示照度にばらつきはあるが、照明として使用される条件によっては、そのバラツキを吸収できる応用もあり得る。
尚、本実施の形態に係るLEDはバックライト照明用を例として考慮しているが、光源として白色LEDや赤、緑、青のLEDを使用する事もできる。その場合に、各色毎のLEDの場合は色の組み合わせでトータルの色を得る事も出来る。その接続方式も、赤、緑、青の各色を図6に示すように縦続接続することもできるし、図7に示すように並列接続する事もできる。
本実施の形態では、バイパススイッチ(第一スイッチ)と補助バイパススイッチ(第二スイッチ)のそれぞれの対応スイッチ数については、第一スイッチが10個の場合に、第二スイッチを5個毎(つまり、全体で2個)に対応させてもよい。また、これは何個毎に対応させても良い。10個=2個+2個+2個+2個+2個でも、4個+2個+4個でも、3個+2個+4個+1個でも良い。
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2に係る発光ダイオード駆動装置1aの構成を示す回路図である。前述した構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。発光ダイオード駆動装置1aは、定電流源5aと定電流源制御回路7とを備えている
図9は、定電流源制御回路7及び定電流源5aの構成を示す回路図である。定電流源5aは、Nチャネル型MOSFET8を有しており、Nチャネル型MOSFET8のドレインは、発光ダイオード3dのカソードに結合されており、Nチャネル型MOSFET8のソースは、抵抗9を介してグランドに接続されている。
定電流源制御回路7は、アンプ10とモード切替スイッチ11とを有しており、アンプ10の反転入力端子には、Nチャネル型MOSFET8のソースが結合されており、モード切替スイッチ11は、アンプ10の出力とグランドとのいずれかをNチャネル型MOSFET8のゲートに接続する。
定電流源5aから出力される電流を制御する定電流源制御回路7は、制御回路2aからの信号Fを用いて定電流源5aを制御する。上記信号Fは、バイパススイッチ4a〜4dが全てオン状態になった時に遅延を持ってローレベルになり、定電流源5aの電流を止める。これにより、LED4a〜4dが全消灯時に定電流源5aから流れる電流を止めることができるため、システムの消費電力を削減し、およびバイパススイッチ4a〜4dの損失を低減することを可能にする。
バイパススイッチ4a及び4bの両方がオン状態になった時に、補助バイパススイッチ6aは、オン状態になる。信号D,E,Gが、それぞれローのとき、バイパススイッチ6aがオン状態になる。
図10は、従来のタイミング波形を示しており、信号電流A、信号B・C・D・E・F、及びクロック信号CLKは、図8の記号と一致している。信号B・C・D・E・Fは、クロック信号CLKの立ち上がりに同期して遷移する。図10では全ての信号が、同一タイミングで遷移した場合を示しており、信号電流Aの電圧遷移が大きいためリンギング(電圧変動c1及びc0)の影響により定電流源5aに対してストレスとなる。
図11は、実施の形態2のタイミング波形を示しており、信号電流A、信号B・C・D・E・F、及びクロック信号CLKは、図8の参照符号と一致している。信号B・C・D・Eは、クロック信号CLKの立ち上がりに同期して遷移する。図11では全ての信号が、同一タイミングで遷移した場合に、信号B・C・D・Eの信号間に遅延を持たせているため、信号電流Aの電圧遷移が緩やかになり、リンギング(電圧変動d1及びd0)の影響による定電流源5aに対してのストレスは緩和される。更に実施の形態2では、全LED消灯時に定電流源5aの電流を止めるため、消費電力および、バイパススイッチでの損失を削減できる。
ここで実施の形態1と同様に、定電流源5から流す電流を35mAとし、バイパススイッチのオン抵抗を20Ωとし、補助バイパススイッチのオン抵抗は、バイパススイッチの全個数の半分の合成抵抗に設定する。バイパススイッチの個数を10個、補助バイパススイッチは、バイパススイッチ5個に対して1個つけると、補助バイパススイッチ1個の抵抗値は、100Ωとなる。もちろん、バイパススイッチに対する補助バイパススイッチの割合及びそのオン抵抗は、ここに示す限りではない。この様に設定された定数において、LED全てを消灯した場合の損失及びバイパススイッチ数の関係における、従来技術と本発明の損失削減効果を図12に示す。ここで、従来技術による損失Pcは、バイパススイッチが10個の場合、
Pc=「35mA」×「35mA」×「20Ω」×「10個直列」=245mW・・・(4)
で表すことができる。
また同様に本実施の形態を用いた場合の損失Pdは、定電流源5aで電流を止めるため、発生することはない。このグラフからバイパススイッチ数が多くなれば多くなるほど、損失削減の効果は大きくなる。
上記では、直列に接続されたバイパススイッチ4a〜4dのオン状態やオフ状態を切替えるタイミングは、クロックCLKに同期して状態を切替える。直列に接続されたバイパススイッチ4a〜4dが、オン状態に切り替わるとき、少なくとも1つ以上のバイパススイッチが切り替わるタイミングに遅延を持たせている。更に直列に接続された前記バイパススイッチ4a〜4dが、オン状態に切り替わるとき、それぞれの前記バイパススイッチが前記クロック信号CLKに対して、全て違うタイミングでオン状態に切り替わる。更に直列に接続された前記バイパススイッチ4a〜4dが、オフ状態に切り替わるとき、少なくとも1つ以上の前記バイパススイッチが、切り替わるタイミングに遅延を持たせている。また直列に接続された前記バイパススイッチ4a〜4dが、オフ状態に切り替わるとき、それぞれの前記バイパススイッチ4a〜4dが前記クロック信号CLKに対して、全て違うタイミングでオフ状態に切り替わる。
上記に加え実施の形態2では、前記バイパススイッチ4a〜4dの全てが定常的にオン状態である時に、前記定電流源5aからの電流を信号Fによって止める。前記バイパススイッチ4a〜4dの全てがオン状態から、少なくても1つの前記バイパススイッチが、オフ状態になる時、前記バイパススイッチがオフ状態になる前に定電流源5aから電流を流しはじめる。前記バイパススイッチ4a〜4dの全てがオン状態になり、前記定電流源5aが電流を止める前に、前記バイパススイッチ4a〜4d全てがオン状態になってから電流が止まるまでに遅延を持たせる。
以上のように、実施の形態1及び2によれば、補助バイパススイッチを用いてバイパススイッチの損失を低減し、制御タイミングによって定電流源へのストレスを緩和させることのできるLED駆動装置が実現できる。
実施の形態1及び2は、画像表示装置のバックライト光源等に使用される、複数のLEDを縦続接続して定電流で駆動する照明装置であって、その個々のLED素子をそれぞれ単独でオン/オフさせる為のバイパススイッチを設けて、バイパススイッチへの制御信号によって駆動する場合に、バイパススイッチでの損失を低減化し、オン/オフ時のリンギング等を低減化して、システム全体での悪影響(ノイズ、低寿命化等の問題)を解消する為の構成及びその為の方法に関する。
従来は、個々のLEDに対応するバイパススイッチは一組(第一)あったが、実施の形態1及び2では、もう一組別途バイパススイッチ(補助バイパススイッチ、第二)を設けて、これと並列接続し合計のオン抵抗を低減化できるように、第一の組の駆動状況に応じて、第二の組をスイッチング制御する。勿論、その際にリンギングが生じないように、スイッチングのタイミングを制御している。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、直列接続された複数の発光ダイオード(LED)と定電流源を直列に接続して駆動する発光ダイオード駆動装置に適用することができ、表示装置のバックライト光源装置に適用することができる。
実施の形態1に係る発光ダイオード駆動装置の構成を示す回路図である。 上記発光ダイオード駆動装置に設けられた補助バイパススイッチを制御する信号のタイミング波形を説明する波形図である。 上記発光ダイオード駆動装置に設けられたバイパススイッチを制御する信号のタイミング波形を説明する波形図である。 上記発光ダイオード駆動装置による損失削減効果を示すグラフである。 上記発光ダイオード駆動装置によるスイッチ部の面積増加の割合を示すグラフである。 上記発光ダイオード駆動装置に設けられた発光ダイオードの他の構成を示す回路図である。 上記発光ダイオード駆動装置に設けられた発光ダイオードのさらに他の構成を示す回路図である。 実施の形態2に係る発光ダイオード駆動装置の構成を示す回路図である。 上記発光ダイオード駆動装置に設けられた定電流源制御回路及び定電流源の構成を示す回路図である。 バイパススイッチを制御する信号のタイミング波形の比較例を説明する波形図である。 上記発光ダイオード駆動装置に設けられたバイパススイッチを制御する信号のタイミング波形を説明する波形図である。 上記発光ダイオード駆動装置による損失削減効果を示すグラフである。 従来の発光ダイオード駆動装置の構成を示す回路図である。 上記発光ダイオード駆動装置に設けられたバイパススイッチを制御する信号のタイミング波形を説明する波形図である。
符号の説明
1 発光ダイオード駆動装置
2 制御回路
3a、3b、3c、3d 発光ダイオード
4a、4b、4c、4d バイパススイッチ
5 定電流源
6a、6b 補助バイパススイッチ
7 定電流源制御回路
8 MOSFET
9 抵抗
10 アンプ
11 モード切替スイッチ
A 信号電流
B〜E、G、H 信号
P 位置

Claims (25)

  1. 直列に接続された2個以上の発光ダイオードに一定の電流を与える定電流源と、
    各発光ダイオードに並列に接続された2個以上のバイパススイッチと、
    各バイパススイッチの開閉を制御する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、前記バイパススイッチの1つの切替タイミングが、前記バイパススイッチの他の1つの切替タイミングよりも遅延するように各バイパススイッチの開閉を制御し、
    前記2個以上のバイパススイッチをさらにバイパスする補助バイパススイッチをさらに備えることを特徴とする発光ダイオード駆動装置。
  2. 前記バイパススイッチは、直列に接続された2個以上の発光ダイオードをバイパスする請求項1記載の発光ダイオード駆動装置。
  3. 前記バイパススイッチは、互いに並列に接続された2個以上の発光ダイオードをバイパスする請求項1記載の発光ダイオード駆動装置。
  4. 前記制御回路は、前記バイパスする2個以上のバイパススイッチが、全てオン状態になった時に前記補助バイパススイッチをオン状態にする請求項1記載の発光ダイオード駆動装置。
  5. 前記バイパススイッチは、前記定電流源により供給される電流と前記バイパススイッチのオン抵抗とによって発生する電圧が、1V以下になるように構成されている請求項1記載の発光ダイオード駆動装置。
  6. 前記発光ダイオードは、赤色に発光するように構成されており、
    前記バイパススイッチは、前記定電流源により供給される電流と前記バイパススイッチのオン抵抗とによって発生する電圧が、0.7V以下になるように構成されている請求項1記載の発光ダイオード駆動装置。
  7. 前記制御回路は、クロック信号に同期して、前記バイパススイッチのオン状態とオフ状態とを切替える請求項1記載の発光ダイオード駆動装置。
  8. 前記制御回路は、すべてのバイパススイッチの切替タイミングが互いに異なるように各バイパススイッチの開閉を制御する請求項1記載の発光ダイオード駆動装置。
  9. 前記制御回路は、前記バイパススイッチの1つのオフ状態への切替タイミングが、前記バイパススイッチの他の1つのオフ状態への切替タイミングよりも遅延するように各バイパススイッチの開閉を制御する請求項1記載の発光ダイオード駆動装置。
  10. 前記制御回路は、すべてのバイパススイッチのオフ状態への切替タイミングが互いに異なるように各バイパススイッチの開閉を制御する請求項1記載の発光ダイオード駆動装置。
  11. 前記定電流源が前記発光ダイオードに与える電流を制御する定電流源制御回路をさらに備える請求項1記載の発光ダイオード駆動装置。
  12. 前記定電流源制御回路は、前記バイパススイッチが全てオン状態になった時に、前記定電流源の電流を止める請求項11記載の発光ダイオード駆動装置。
  13. 前記定電流源は、Nチャネル型MOSFETを有しており、
    前記Nチャネル型MOSFETのドレインは、前記発光ダイオードのカソードに結合されており、
    前記Nチャネル型MOSFETのソースは、抵抗を介してグランドに接続されており、
    前記定電流源制御回路は、前記Nチャネル型MOSFETのソース及びゲートに結合されている請求項11記載の発光ダイオード駆動装置。
  14. 前記定電流源制御回路は、アンプとモード切替スイッチとを有しており、
    前記アンプの反転入力端子には、Nチャネル型MOSFETのソースが結合されており、
    前記モード切替スイッチは、前記アンプの出力とグランドとのいずれかを前記Nチャネル型MOSFETのゲートに接続する請求項11記載の発光ダイオード駆動装置。
  15. 前記バイパススイッチは、直列に接続された2個以上の発光ダイオードをバイパスする請求項11記載の発光ダイオード駆動装置。
  16. 前記バイパススイッチは、互いに並列に接続された2個以上の発光ダイオードをバイパスする請求項11記載の発光ダイオード駆動装置。
  17. 前記2個以上のバイパススイッチをさらにバイパスする補助バイパススイッチをさらに備え、
    前記制御回路は、前記バイパスする2個以上のバイパススイッチが、全てオン状態になった時に前記補助バイパススイッチをオン状態にする請求項11記載の発光ダイオード駆動装置。
  18. 前記バイパススイッチは、前記定電流源により供給される電流と前記バイパススイッチのオン抵抗とによって発生する電圧が、1V以下になるように構成されている請求項11記載の発光ダイオード駆動装置。
  19. 前記発光ダイオードは、赤色に発光するように構成されており、
    前記バイパススイッチは、前記定電流源により供給される電流と前記バイパススイッチのオン抵抗とによって発生する電圧が、0.7V以下になるように構成されている請求項11記載の発光ダイオード駆動装置。
  20. 前記制御回路は、クロック信号に同期して、前記バイパススイッチのオン状態とオフ状態とを切替える請求項11記載の発光ダイオード駆動装置。
  21. 前記制御回路は、すべてのバイパススイッチの切替タイミングが互いに異なるように各バイパススイッチの開閉を制御する請求項11記載の発光ダイオード駆動装置。
  22. 前記制御回路は、前記バイパススイッチの1つのオフ状態への切替タイミングが、前記バイパススイッチの他の1つのオフ状態への切替タイミングよりも遅延するように各バイパススイッチの開閉を制御する請求項11記載の発光ダイオード駆動装置。
  23. 前記制御回路は、すべてのバイパススイッチのオフ状態への切替タイミングが互いに異なるように各バイパススイッチの開閉を制御する請求項11記載の発光ダイオード駆動装置。
  24. 前記バイパススイッチの全てがオン状態から、少なくても1つの前記バイパススイッチが、オフ状態になる時、前記バイパススイッチがオフ状態になる前に定電流源から電流を流しはじめる請求項1記載の発光ダイオード駆動装置。
  25. 前記バイパススイッチの全てがオン状態になり、前記定電流源が電流を止める前に、前記バイパススイッチ全てがオン状態になってから、電流が止まるまでに遅延を持たせる請求項1記載の発光ダイオード駆動装置。
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