JP7033908B2 - 灯具及び灯具装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直列接続されたLED(Light Emitting Diode)等の光源素子を複数、備える灯具及び灯具装置に関する。
特許文献1は、車両用前照灯等で用いられる灯具を開示する。該灯具は、直列接続された複数のLEDと、1以上のLEDを含む各群に対して並列に接続された半導体スイッチ(例:FET(Field Effect Transistor))とを備えている。該灯具は、各半導体スイッチを個別にオンオフすることにより、LEDを群ごとに点灯及び消灯することが可能になっている。
特開2009-134933号公報
特許文献1の灯具では、LED群の消灯させる期間は、該LED群に対して並列に接続にされている半導体スイッチがオンにされて、電流が半導体スイッチの方に流れて、消灯対象のLED群には流れないようにしている。
しかしながら、半導体スイッチは、通電中、発熱するので、オン期間が長くなると、半導体スイッチの発熱量が増大する。特に、多数の半導体スイッチがマトリックスICに高密度で内蔵されているスイッチである場合は、一部の半導体スイッチの熱がマトリックスIC全体に及んで、該マトリックスICの故障につながり易い。
特許文献1の灯具は、半導体スイッチの特別な発熱対策を装備していない。
本発明の目的は、半導体スイッチにより光源群ごとの点灯及び消灯の制御を確保しつつ、半導体スイッチの高温化を抑制する灯具及び灯具装置を提供することである。
本発明の灯具は、
各光源群が少なくとも1つの光源素子を含む複数の光源群の直列接続から構成される光源回路と、
直列接続された複数の半導体スイッチを有する半導体スイッチ回路と、
直列接続された複数の第1副スイッチを有する第1副接続回路とを備え、
前記光源回路と前記半導体スイッチ回路と前記第1副接続回路とは、相互に並列に接続され、
1つの前記光源群と1つの前記半導体スイッチとは、相互に並列接続されて、1つの主接続回路を形成し、
複数の前記主接続回路と1つの前記第1副スイッチとは、相互に並列接続されて、1つの第1副接続回路を形成していることを特徴とする。
本発明によれば、各第1副接続回路において全部の光源群を消灯するときには、該第1副接続回路の第1副スイッチがオンにされて、該第1副接続回路の半導体スイッチの電流を減らすことができる。これにより、半導体スイッチにより光源群ごとの点灯及び消灯の制御を確保しつつ、半導体スイッチの高温化を抑制することができる。
本発明の灯具は、
単一又は直列接続された複数の第2副スイッチを有する第2副接続回路を備え、
複数の前記第1副接続回路と1つの前記第2副スイッチとは、相互に並列接続されて、1つの第2副接続回路を形成していることが好ましい。
この構成によれば、第2副接続回路の群が形成され、各第2副接続回路において全部の光源群を消灯するときには、該第2副接続回路の第2副スイッチがオンにされる。これにより、該第2副接続回路の半導体スイッチの電流を減らして、該第2副接続回路の半導体スイッチの高温化を抑制することができる。
本発明の灯具装置は、
前記灯具と、
前記半導体スイッチ及び前記第1副スイッチを個々にオンオフすることが可能である制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記第1副接続回路の前記光源群を全消灯するときは、該第1副接続回路の前記半導体スイッチ及び前記第1副スイッチの全部をオンにし、
前記第1副接続回路の前記光源群の少なくとも1つを点灯させるときは、該第1副接続回路の前記第1副スイッチをオフにし、かつ点灯させる前記光源群の所属する前記主接続回路の前記半導体スイッチをオフにし、消灯させる前記光源群の所属する前記主接続回路の前記半導体スイッチをオンにすることを特徴とする。
本発明によれば、各第1副接続回路において全部の光源群を消灯するときには、電流が該第1副接続回路の半導体スイッチ及び第1副スイッチの両方に流れる。これにより、半導体スイッチの高温化を適切に抑制することができる。
本発明の灯具装置において、前記制御装置は、
前記第2副スイッチを個々にオンオフすることが可能であり、
前記第2副接続回路の前記光源群を全消灯するときは、該第2副接続回路の前記半導体スイッチ、前記第1副スイッチ及び前記第2副スイッチの全部をオンにし、
前記第2副接続回路の前記光源群の少なくとも1つを点灯させるときは、該第2副接続回路の前記第2副スイッチをオフにし、点灯させる前記光源群の所属する前記主接続回路及び前記第1副接続回路の前記半導体スイッチ及び前記第1副スイッチをオフにし、消灯させる前記光源群の所属する前記主接続回路の前記半導体スイッチをオンにすることが好ましい。
この構成によれば、各第2副接続回路において全部の光源群を消灯するときには、電流が該第2副接続回路の半導体スイッチ、第1副スイッチ及び第2副スイッチに流れる。これにより、半導体スイッチの高温化を適切に抑制することができる。
本発明の灯具装置は、
前記灯具と、
前記半導体スイッチ及び前記第1副スイッチのオンオフを個々に制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記第1副接続回路の前記光源群を全消灯するときは、該第1副接続回路の前記第1副スイッチをオンにし、該第1副接続回路の少なくとも1つの前記半導体スイッチをオフにし、
前記第1副接続回路の前記光源群の少なくとも1つを点灯させるときは、該第1副接続回路の前記第1副スイッチをオフにし、点灯させる前記光源群の所属する前記主接続回路の前記半導体スイッチをオフにし、消灯させる前記光源群の所属する前記主接続回路の前記半導体スイッチをオンにすることを特徴とする。
本発明によれば、各第1副接続回路において全部の光源群を消灯するときには、電流を該第1副接続回路の第1副スイッチに流して、半導体スイッチに流さないようにすることができる。これにより、半導体スイッチの高温化を適切に抑制することができる。
本発明の灯具装置において、
前記制御装置は、
前記第2副スイッチを個々にオンオフすることが可能であり、
前記第2副接続回路の前記光源群を全消灯するときは、該第2副接続回路の前記第1副スイッチ及び前記第2副スイッチの全部をオンにし、該第2副接続回路に所属する前記第1副接続回路の少なくとも1つの半導体スイッチをオフにすることが好ましい。
この構成によれば、各第2副接続回路において全部の光源群を消灯するときには、電流を該第1副接続回路の第1副スイッチ及び第2副スイッチに流して、半導体スイッチに流さないようにすることができる。これにより、半導体スイッチの高温化を適切に抑制することができる。
本発明の灯具装置において、
前記制御装置は、
各半導体スイッチの各オンオフサイクルのオン期間とオフ期間との比率変更により該半導体スイッチが所属する前記主接続回路の前記光源群の通電電流を制御し、
前記半導体スイッチのオンオフサイクルを前記灯具の全体で同期させ、
各第1副接続回路において各オンオフサイクル中の前記半導体スイッチの全部の共通のオン期間は、前記第1副スイッチをオンにすることが好ましい。
この構成によれば、各第1副接続回路の複数の半導体スイッチのオンオフサイクルにおける共通のオフ期間も該第1副接続回路の半導体スイッチの電流を減らすことができる。これにより、半導体スイッチの高温化を適切に抑制することができる。
第1実施形態の構成に関し、図1Aは全消灯第1副接続回路において直流電源からの通電電流が二等分されて流れている状態を示す図、図1Bは全消灯第1副接続回路において直流電源からの通電電流が副接続回路の部分のみを流れている状態を示す図。 第2実施形態の構成に関し、図2Aは全消灯第2副接続回路において直流電源からの通電電流が三等分されて流れている状態を示す図、図2Bは全消灯第2副接続回路において直流電源からの通電電流が二等分されて流れている状態を示す図。 灯具装置を車両用前照灯に適用したときの説明に関し、図3Aは、車両の前方の照射領域における配光パターンを示す図、図3Bは第1副スイッチの各LEDの点灯状態を示す図。
(第1実施形態/構成)
図1は、第1実施形態の構成に関し、図1Aは全消灯第1副接続回路C2において直流電源3からの通電電流Fwが二等分されて流れている状態を示す図、図1Bは全消灯第1副接続回路C2において直流電源3からの通電電流Fwが第1副接続回路12の部分のみを流れている状態を示す図である。
なお、図1において、各符号についての引出し線が重なることによる見ずらさを回避するために、数字の符号は、図1Aに網羅し、アルファベットの符号は図1Bに網羅している。図1Aの数字の符号は、図1Bの要素に対しても適用されるとともに、図1Bのアルファベットの符号は、図1Aの要素に対しても適用される。
図1において、灯具装置1は、灯具2、直流電源3、及び制御装置4を備えている。灯具2と直流電源3とは、直列接続されている。図示は省略されているが、灯具2と直流電源3との直列接続の両端は、アースに接続されている。さらに、図示の灯具装置1は、灯具2を1つしか有していないが、灯具装置1において、直列接続した複数の灯具2を1つの直流電源3に直列接続することもできる。
灯具2は、相互に並列接続された光源回路10、半導体スイッチ回路11及び第1副接続回路12を備える。光源回路10は、直列接続された複数のLED17を有している。
なお、図1Bの最左端の第1副接続回路12のLED17には、左端から符号17a~17dが付けられている。LED17a~LED17dは、後述の図3の説明の便宜上、使用するものであり、灯具装置1の説明には関係ない。
半導体スイッチ回路11は、マトリックスIC20内に形成され、直列接続された複数のFET21を有している。第1副接続回路12は、マトリックスIC20の外部に外付けされ、直列接続された複数のFET25を内蔵している。
第1副接続回路12とマトリックスIC20とは、同一の基板(図示せず)上に取り付けられ、直流電源3、制御装置4、及び光源回路10は、該基板の外に配備される。1つのLED17と1つのFET21とは、相互に並列接続されて、1つの主接続回路C1を形成している。
図1の灯具2では、1つのLED17と1つのFET21とは、相互に並列接続されて、1つの主接続回路C1を形成している。構成し、複数の主接続回路C1が群を形成している。しかしながら、複数のLED17と1つのFET21とが、相互に並列接続されて、1つの主接続回路C1を形成することもできる(例:特許文献1の図12参照)。その場合、各主接続回路C1は、単一のLED17ではなく、直列接続された複数のLED17を有することになる。
以下、各主接続回路C1のLED17が単一及び複数に関係なく、主接続回路C1のLED17の全体を「光源群Gl」と呼ぶ。光源群Glで主接続回路C1を定義すると、主接続回路C1は、1つの光源群Glと1つのFET21とは、相互に並列接続されて、1つの主接続回路C1を形成する。
複数(この例では4)の主接続回路C1と1つのFET25とは、相互に並列接続されて、1つの第1副接続回路C2を形成する。
制御装置4は、FET21,25を個々にオンオフ可能になっている。FET21の制御の仕方には、後述するように、2とおりがある(図1A及び図1B)。制御装置4は、FET21を個々にオンオフする結果、光源群Glを個々に点灯及び消灯することができる。さらに、光源群Glの輝度を個々に制御することもできる(図3で後述)。
(第1実施形態/作用)
制御装置4は、第1副接続回路C2の少なくとも1つの光源群Glを点灯させる第1副接続回路C2(以下、「点灯第1副接続回路C2」という。)では、FET25をオフにする。これにより、点灯第1副接続回路C2において、直流電源3からの通電電流Fwは、オフにされたFET25を迂回する。このことは、直流電源3からの通電電流Fwは、点灯第1副接続回路C2の主接続回路C1を流れることを意味する。
点灯第1副接続回路C2の複数の主接続回路C1において、光源群Glを点灯させる主接続回路C1(以下、「点灯主接続回路C1」という。)では、FET21をオフする。また、光源群Glを消灯させる主接続回路C1(以下、「消灯主接続回路C1」という。)では、FET21をオンにする。
点灯主接続回路C1では、直流電源3からの通電電流Fwは、光源群Glを流れ、光源群GlのLED17は点灯する。これに対し、消灯主接続回路C1では、直流電源3からの通電電流Fwは、FET21を流れ、光源群GlのLED17は消灯する。
制御装置4は、全部の光源群Glを消灯させる第1副接続回路C2(以下、「全消灯第1副接続回路C2」という。)では、FET25をオンにする。これにより、直流電源3から該第1副接続回路C2に供給される通電電流Fwの少なくとも一部(例:図1Aでは電流Fw2=通電電流Fw。図1Bでは、電流Fw2=通電電流Fw/2。)は、FET25を流れる。
全消灯第1副接続回路C2における制御装置4によるFET21の制御の仕方には、図1Aで説明するものと図1Bで説明するものとの2とおりがある。最初に、図1Aの制御の仕方について説明する。
図1Aは、全消灯第1副接続回路C2において直流電源3から通電電流Fwが半導体スイッチ回路11の部分及び第1副接続回路12の部分に二等分されて流れている状態を示している。
図1Aの場合には、全消灯第1副接続回路C2では、FET25がオフにされるとともに、FET21の全部がオンにされる。この結果、通電電流Fwは、全消灯第1副接続回路C2において半導体スイッチ回路11に流れる電流Fw1と第1副接続回路12に流れる電流Fw2に二等分される(Fw1=Fw2)。この結果、全消灯第1副接続回路C2では、FET21の発熱量が低下し、マトリックスIC20の温度も低下する。
なお、発明者は、図1のように、灯具2において1つのLED17のみ(図1の最右端のLED17)を点灯し続ける場合の最高温度をシミュレーションした。それによると、第1副接続回路12無しの灯具では、マトリックスIC20は234℃に達したのに対し、第1副接続回路12付きの灯具では、マトリックスIC20の最高温度を132℃に抑えることができた。
図1Bの場合には、制御装置4は、全消灯第1副接続回路C2に対し、該第1副接続回路C2の各主接続回路C1において少なくとも1つのFET21をオフにしている。図1Bには、3つの第1副接続回路C2が図示されている。左の2つは、全消灯第1副接続回路C2であり、右の1つは点灯第1副接続回路C2になっている。
2つの全消灯第1副接続回路C2のうち、直流電源3側の全消灯第1副接続回路C2では、全部のFET21がオフにされている。中央の全消灯第1副接続回路C2では、1つのFET21がオフにされている。この結果、通電電流Fwは、全消灯第1副接続回路C2において第1副接続回路12の部分のみを流れる。これにより、全消灯第1副接続回路C2では、通電電流FwがFET21を流れないので、FET21の発熱が中止される。
なお、全消灯第1副接続回路C2において、FET25のオン時の第1副接続回路C2の両端電圧は、ほぼ短絡電圧になる。各LED17が点灯を維持するためには、該短絡電圧以上の電圧が印加されなければならない。したがって、全消灯第1副接続回路C2では、FET25がオンにされていれば、FET21のオンオフに関係なく、全部のLED17は点灯することがない。
(第2実施形態/構成)
図2は、第2実施形態の構成に関し、図2Aは全消灯第2副接続回路C3において直流電源3からの通電電流Fwが三等分されて流れている状態を示す図、図2Bは全消灯第2副接続回路C3において直流電源3からの通電電流Fwが二等分されて流れている状態を示す図である。
なお、図2において、各符号についての引出し線が重なることによる見ずらさを回避するために、数字の符号は、図2Aに網羅し、アルファベットの符号は図2Bに網羅している。図2Aの数字の符号は、図2Bの要素に対しても適用されるとともに、図2Bのアルファベットの符号は、図2Aの要素に対しても適用される。
第2実施形態としての灯具装置41において、灯具装置1との相違点のみ説明する。灯具装置41と灯具装置1とで共通する構成要素は、同一の符号を付けている。
灯具装置41は、灯具装置1の灯具2に代えて、灯具42を備えている。灯具42は、灯具2に第2副接続回路43を追加した構成を有する。第2副接続回路43の両端は、第1副接続回路12におけるFET25の直列接続において連続する複数(例:2)のFET25の直列接続部分に並列に接続されている。第2副接続回路43は、1つのFET47のみから構成されている。
なお、第2副接続回路43の並列接続先が第1副接続回路12の両端ではなく、第1副接続回路12の一部となっているのは次の理由からである。すなわち、直流電源3から灯具2への通電を停止すれば、灯具2の全部のLED17を消灯することができる。したがって、第2副接続回路43の並列接続先を第1副接続回路12の両端に接続して、第2副接続回路43を短絡させる代わりに、直流電源3から灯具2への通電を停止する大元のスイッチ(図示せず)を切れば足りるからである。
複数(この例では2)の第1副接続回路C2と1つのFET47とは、相互に並列接続されて、1つの第2副接続回路C3を形成する。
(第2実施形態/作用)
制御装置4は、少なくとも1つの光源群Glを点灯させる第2副接続回路C3(以下、「点灯第2副接続回路C3」という。)では、FET47をオフにする。これにより、点灯第2副接続回路C3において、直流電源3からの通電電流Fwは、オフにされたFET47を迂回する。このことは、直流電源3からの通電電流Fwは、点灯第2副接続回路C3の第1副接続回路C2又は主接続回路C1を流れることを意味する。
点灯第2副接続回路C3において、光源群Glを点灯させる主接続回路C1を「点灯主接続回路C1」といい、点灯主接続回路C1を少なくとも1つ含む第1副接続回路C2を「点灯第1副接続回路C2」という。また、点灯第2副接続回路C3において、光源群Glを点灯させない主接続回路C1を「消灯主接続回路C1」といい、全部が消灯主接続回路C1である第1副接続回路C2を「全消灯第1副接続回路C2」という。
制御装置4は、灯具装置41の点灯第2副接続回路C3においても、全消灯第1副接続回路C2及び全消灯主接続回路C1については、灯具装置1の全消灯第1副接続回路C2及び全消灯主接続回路C1と同一の制御方式でFET25及びFET21を制御する。
制御装置4は、全部の光源群Glを消灯させる第2副接続回路C3(以下、「全消灯第2副接続回路C3」という。)では、FET47をオンにする。これにより、直流電源3から該第2副接続回路C3に供給される通電電流Fwの少なくとも一部は、FET47を流れる。
全消灯第2副接続回路C3における制御装置4による灯具装置41の制御の仕方には、図2Aで説明するものと図2Bで説明するものとの2とおりがある。最初に、図2Aの制御の仕方について説明する。
図2Aは、全消灯第2副接続回路C3において直流電源3から通電電流Fwが半導体スイッチ回路11の部分、第1副接続回路12の部分及び第2副接続回路43の部分に三等分されて流れている状態を示している。
図2Aの場合には、全消灯第2副接続回路C3では、FET47がオンにされるとともに、FET21及びFET25の全部がオンにされる。この結果、通電電流Fwは、全消灯第1副接続回路C2において半導体スイッチ回路11に流れる電流Fw1と第1副接続回路12に流れる電流Fw2と第2副接続回路43に流れる電流Fw3とに三等分される(Fw1=Fw2=Fw3かつ通電電流Fw=Fw1+Fw2+Fw3)。これにより、全消灯第2副接続回路C3では、FET21の発熱量が低下し、マトリックスIC20の温度も低下する。
図2Bの場合には、全消灯第2副接続回路C3では、FET25及びFET47の全部がオンにされる。一方、全消灯第2副接続回路C3の各第1副接続回路C2では、少なくとも1つがオフにされる。この結果、通電電流Fwは、全消灯第1副接続回路C2において半導体スイッチ回路11に流れる電流Fw1と第1副接続回路12に流れる電流Fw2とに二等分される。第2副接続回路43には、電流Fw3が流れないので、FET21の発熱量が低下し、マトリックスIC20の温度も低下する。
なお、LED17の点灯維持電圧は、FET47のオン時の第2副接続回路C3の両端電圧より高く、FET21のオンオフに関係なく、全消灯第2副接続回路C3のLED17は消灯を維持する。
(輝度制御に同期させたスイッチ制御)
図3は、灯具装置1を車両用前照灯に適用したときの説明に関し、図3Aは、車両の前方の照射領域における配光パターンを示す図、図3Bは主接続回路C1の各LED17の点灯及び消灯の切替態様を示す図である。
灯具装置1は、車両の前部の左右に1つずつ配備される。一方の灯具装置1は、左前照灯として使用され、他方の灯具装置1は、右前照灯として使用される。左右の車両前照灯による車両の前方の照射領域の典型的な配光パターンは、左右の灯具装置1による照度の合計になる。図示のように、車幅方向の中央部が最大照度となり、該中央部から左右に離れるに連れて低下するパターンになる。
図3BのLED17の点灯及び消灯の切替態様は、図1Bの最も左の第1副接続回路C2(以下、「最左端第1副接続回路C2」という。)におけるLED17a~LED17dの切替態様となっている。以下、LED17a~LED17dを区別しないときは、「LED17」と総称する。
LED17の点灯及び消灯の期間は、該LED17が所属する主接続回路C1のFET21のオンオフの期間と一致する。灯具2のLED17の輝度は、LED17の通電及び非通電を切り替えるFET21により制御される。
FET21は、一定の周期Twのオンオフサイクルでオン期間とオフ期間とを切り替えられている。制御装置4は、灯具2の全体でFET21のオンオフサイクル(=LED17の点灯消灯サイクル)を同期させている。オンオフサイクルでのFET21のオフ期間Ta及びオン期間Tbは、それぞれLED17の点灯期間及び消灯期間に対応している。
各オンオフサイクルでオフ期間(点灯期間)Taとオン期間(消灯期間)Tbとの比率変更によりLED17の輝度を制御する。なすわち、Ta/Twの比率が増大するほど、すなわち各オンオフサイクルでオン期間Taが占める割合が増大するほど、LED17の通電電流が増大し、LED17の輝度が上昇する。
図3Aの車幅方向範囲Fが最左端第1副接続回路C2のLED17による照射範囲Rfに相当する。最左端第1副接続回路C2は、車両の前方照射領域の左端範囲への光を出射するので、最左端第1副接続回路C2のLED17の輝度は低くされる。したがって、最左端第1副接続回路C2の各LED17のオンオフ輝度は、LED17a~LED17dの順に高くなる。
最左端第1副接続回路C2において、各点灯消灯サイクルの期間Toは、最左端第1副接続回路C2のLED17の共通の消灯期間(=最左端第1副接続回路C2のFET21の共通のオン期間)になる。
制御装置4は、LED17を消灯させるときは、主接続回路C1のFET21のオンオフサイクルを1以上の周期TwにわたりFET21をオンに維持する。なお、このとき、該1以上の周期Twでは、オフ期間Ta=0に維持される。
この制御装置4は、LED17の点灯中も、各第1副接続回路C2におけるFET21間の共通のオン期間Toを利用して、FET25をオンにする。これにより、FET21の通過電流を減らして、FET21の発熱の抑制を図ることができる。
(変形例)
灯具2,42では、光源素子としてLED17が使用されている。本発明の光源は、LED以外の光源を使用することができる。
灯具2,42では、半導体スイッチとしてFET21が使用されている。本発明では、FET21以外の半導体スイッチも使用することができる。
灯具2,42では、第1副スイッチとしてのFET25及び第2副スイッチとしてのFET47は、共に半導体スイッチを使用している。本発明では、第1副スイッチ及び第2副スイッチとしてメカニカルスイッチを使用することもできる。
図示の例では、第1副接続回路C2が含む主接続回路C1の個数は、4であるが、4以外の複数の個数とすることもできる。同様に、図示の例では、第2副接続回路C3が含む第1副接続回路C2の個数は、2であるが、2以外の複数の個数とすることもできる。
図3では、灯具装置1について説明した。しかしながら、灯具装置41についても、同様に、LED17の点灯時に、各第1副接続回路C2においてFET21に共通のオン期間Toを利用して、FET25及びFET47をオンにして、FET21の通電電流の低下を図ることができる。
1,41・・・灯具装置、2,42・・・灯具、4・・・制御装置、10・・・光源回路、11・・・半導体スイッチ回路、12・・・第1副接続回路、17・・・LED(光源素子)、21・・・FET(半導体スイッチ)、25・・・FET(第1副スイッチ)、43・・・第2副接続回路、47・・・FET(第2副スイッチ)、C1・・・主接続回路、C2・・・第1副接続回路、C3・・・第2副接続回路、Gl・・・光源群。

Claims (5)

  1. 各光源群が少なくとも1つの光源素子を含む複数の光源群の直列接続から構成される光源回路と、
    直列接続された複数の半導体スイッチを有する半導体スイッチ回路と、
    直列接続された複数の第1副スイッチを有する第1副接続回路と
    単一又は直列接続された複数の第2副スイッチを有する第2副接続回路と、
    前記半導体スイッチ、前記第1副スイッチ及び前記第2副スイッチを個々にオンオフすることが可能である制御装置とを備え、
    前記光源回路と前記半導体スイッチ回路と前記第1副接続回路とは、相互に並列に接続され、
    1つの前記光源群と1つの前記半導体スイッチとは、相互に並列接続されて、主接続回路を形成し
    複数の前記主接続回路と1つの前記第1副スイッチとは、相互に並列接続されて、第1副接続回路を形成し
    複数の前記第1副接続回路と1つの前記第2副スイッチとは、相互に並列接続されて、1つの第2副接続回路を形成し、
    前記制御装置は、
    前記第2副接続回路の前記光源群を全消灯するときは、該第2副接続回路の前記半導体スイッチ、前記第1副スイッチ及び前記第2副スイッチの全部をオンにし、
    前記第2副接続回路の前記光源群の少なくとも1つを点灯させるときは、該第2副接続回路の前記第2副スイッチをオフにし、点灯させる前記光源群の所属する前記主接続回路及び前記第1副接続回路の前記半導体スイッチ及び前記第1副スイッチをオフにし、消灯させる前記光源群の所属する前記主接続回路の前記半導体スイッチをオンにすることを特徴とする灯具装置。
  2. 各光源群が少なくとも1つの光源素子を含む複数の光源群の直列接続から構成される光源回路と、
    直列接続された複数の半導体スイッチを有する半導体スイッチ回路と、
    直列接続された複数の第1副スイッチを有する第1副接続回路と
    単一又は直列接続された複数の第2副スイッチを有する第2副接続回路と、
    前記半導体スイッチ、前記第1副スイッチ及び前記第2副スイッチを個々にオンオフすることが可能である制御装置とを備え、
    前記光源回路と前記半導体スイッチ回路と前記第1副接続回路とは、相互に並列に接続され、
    1つの前記光源群と1つの前記半導体スイッチとは、相互に並列接続されて、主接続回路を形成し
    複数の前記主接続回路と1つの前記第1副スイッチとは、相互に並列接続されて、第1副接続回路を形成し
    複数の前記第1副接続回路と1つの前記第2副スイッチとは、相互に並列接続されて、1つの第2副接続回路を形成し、
    前記制御装置は、
    前記第2副接続回路の前記光源群を全消灯するときは、該第2副接続回路の前記第1副スイッチ及び前記第2副スイッチの全部をオンにし、該第2副接続回路に所属する前記第1副接続回路の少なくとも1つの半導体スイッチをオフにすることを特徴とする灯具装置。
  3. 請求項1又は2に記載の灯具装置において、
    前記制御装置は、
    前記第1副接続回路の前記光源群を全消灯するときは、該第1副接続回路の前記半導体スイッチ及び前記第1副スイッチの全部をオンにし、
    前記第1副接続回路の前記光源群の少なくとも1つを点灯させるときは、該第1副接続回路の前記第1副スイッチをオフにし、かつ点灯させる前記光源群の所属する前記主接続回路の前記半導体スイッチをオフにし、消灯させる前記光源群の所属する前記主接続回路の前記半導体スイッチをオンにすることを特徴とする灯具装置。
  4. 請求項1又は2に記載の灯具装置において、
    前記制御装置は、
    前記第1副接続回路の前記光源群を全消灯するときは、該第1副接続回路の前記第1副スイッチをオンにし、該第1副接続回路の少なくとも1つの前記半導体スイッチをオフにし、
    前記第1副接続回路の前記光源群の少なくとも1つを点灯させるときは、該第1副接続回路の前記第1副スイッチをオフにし、点灯させる前記光源群の所属する前記主接続回路の前記半導体スイッチをオフにし、消灯させる前記光源群の所属する前記主接続回路の前記半導体スイッチをオンにすることを特徴とする灯具装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の灯具装置において、
    前記制御装置は、
    各半導体スイッチの各オンオフサイクルのオン期間とオフ期間との比率変更により該半導体スイッチが所属する前記主接続回路の前記光源群の通電電流を制御し、
    前記半導体スイッチのオンオフサイクルを前記灯具装置の全体で同期させ、
    各第1副接続回路において各オンオフサイクル中の前記半導体スイッチの全部の共通のオン期間は、前記第1副スイッチをオンにすることを特徴とする灯具装置。
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