JP2003243710A - 可変色イルミネーション駆動回路 - Google Patents

可変色イルミネーション駆動回路

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JP2003243710A
JP2003243710A JP2002041816A JP2002041816A JP2003243710A JP 2003243710 A JP2003243710 A JP 2003243710A JP 2002041816 A JP2002041816 A JP 2002041816A JP 2002041816 A JP2002041816 A JP 2002041816A JP 2003243710 A JP2003243710 A JP 2003243710A
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resistor
emitting diodes
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JP2002041816A
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Yusuke Komiyama
雄介 小宮山
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各色の発光ダイオードの順方向電圧が異なる
場合でも、確実に各発光ダイオードを階調駆動して可変
色イルミネーションに所望の色を出力させる。 【解決手段】 D/Aコンバータ35が出力する各色の
階調信号は、駆動信号に変換されてデジタルトランジス
タ53〜55に入力される。デジタルトランジスタ53
〜55の導電率は、駆動信号に応じて変化し、発光ダイ
オード11〜13に電流を駆動電流を流す。ここで、抵
抗56〜58は、発光ダイオード11〜13の最大電流
を設定し、抵抗59〜61は、駆動信号が最大値であっ
ても、それに応じた駆動電流を発光ダイオード11〜1
3に流させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変色イルミネー
ション駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の可変色イルミネーション
駆動回路を構成例を示す回路図であり、図3は、従来の
可変色イルミネーション駆動回路の他の構成例を示す回
路図である。
【0003】一般的な可変色イルミネーション10は、
赤色を発光する発光ダイオード11と、緑色を発光する
発光ダイオード12と、青色を発光する発光ダイオード
13とを備えている。可変色イルミネーション駆動回路
は、各発光ダイオード11,12,13をそれぞれ駆動
して、各色の発光量を調節し、所望の色を可変色イルミ
ネーション10に出力さる。
【0004】図2に示す可変色イルミネーション駆動回
路は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)
14が出力するパルスのデューティ比を変化させ、発光
ダイオード11,12,13に対応するトランジスタ1
5,16,17のオン期間を調整することにより、各色
の発光量を調整している。
【0005】図3に示す可変色イルミネーション駆動回
路では、デジタル/アナログコンバータ(以下、D/A
コンバータという)20が、所望の色を可変色イルミネ
ーション10に出力させるための各色の階調信号を発生
し、トランジスタ21及び抵抗22と、トランジスタ2
3及び抵抗24と、トランジスタ25及び抵抗26と
が、各色の階調信号を各色の駆動信号にそれぞれ変換す
る。各色の駆動信号も階調された信号である。
【0006】各色の駆動信号が、デジタルトランジスタ
27,28,29の入力端子に与えられ、発光ダイオー
ド11,12,13に流れる電流が調整される。これに
より、各色の輝度が調整され、所望の色が生成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
可変色イルミネーション駆動回路には、次のような課題
があった。図2の可変色イルミネーション駆動回路に
は、マイコン14が用いられている。マイコン14は、
高価なため、可変色イルミネーション駆動回路の低コス
ト化を妨げていた。また、可変色イルミネーション10
が液晶表示装置のバックライトとして用いられる場合等
には、液晶表示との干渉を防ぐために、高速でパルスを
トランジスタ15,16,17に与える必要がある。こ
のように高速のパルスをトランジスタ15,16,17
に与えるためには、マイコン14の高速でパルスを出力
するタイマー出力ポートを使用する必要があるので、タ
イマー出力ポートをこのために使用すると、他の目的に
使用できず、マイコン14の利用の自由度が低下すると
いう問題があった。
【0008】一方、図3の可変色イルミネーション駆動
回路は、マイコン14を利用しないので、低コスト化が
可能である。ところが、各デジタルトランジスタ27〜
29が発光するときに順方向電圧VFは、一致しない。
赤色を発光する発光ダイオード27の順方向電圧は、部
品ばらつきもあるが、概ね1.8〜2.4[V]であ
る。緑色及び青色を発光する発光ダイオード28,29
の順方向電圧VFは、概ね3.2〜4.0[V]であ
る。
【0009】階調信号に比例する駆動信号でデジタルト
ランジスタ27〜29の導電率を変化させ、グランドと
発光ダイオード11〜13のアノードとの間の電圧を変
化させることで、発光ダイオード11〜13に異なる電
流を流そうとするの、各順方向電圧VFが異なれば全部
の発光ダイオード11〜13について、駆動信号のすべ
ての範囲にわたって変化する電流を流すことができな
い。即ち、階調駆動が不完全になっていた。このような
問題を解消するためには、例えばD/Aコンバータ20
の能力を高め、出力信号の可変範囲をすべて階調信号の
範囲に割り当てずに、一部を割り当てる等の対策が必要
であった。
【0010】本発明は、以上のような現状を鑑みてなさ
れたものであり、階調された駆動信号のすべての範囲で
複数の発光ダイオードを階調駆動することができる可変
色イルミネーション駆動回路を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の観点に係る可変色イルミネーション駆動回
路は、互いに異なる発光色を持ち、一端が第1の電源電
圧にそれぞれ接続された複数の発光ダイオードを備える
可変色イルミネーションを駆動し、所望の色を出力させ
る可変色イルミネーション駆動回路において、前記各発
光ダイオードに対応して設けられ、制御電極と第1の導
通電極と第2の導通電極とをそれぞれ有し、該制御電極
に与えられた階調された駆動信号に基づき該第1の導通
電極と第2の導通電極との間の導電率がそれぞれ変化す
る複数のトランジスタと、前記各トランジスタの第1の
導通電極と第2の電源電圧との間にそれぞれ接続された
複数の第1の抵抗と、前記各発光ダイオードの他端と該
各発光ダイオードに対応して設けられた前記各トランジ
スタの第2の導通電極との間にそれぞれ接続された複数
の第2の抵抗と、を備えることを特徴とする。
【0012】なお、前記各駆動信号の時間的変化をそれ
ぞれ遅らせる複数の遅延回路を設けてもよい。また、前
記各第1の抵抗は、前記各発光ダイオードに流れる電流
の最大値をそれぞれ設定してもよい。また、前記各第2
の抵抗は、前記最大値の電流が流れたときに前記各発光
ダイオードにかかる電圧を、該各発光ダイオードの固有
の順方向電圧に設定する抵抗値をそれぞれ持ってもよ
い。
【0013】また、前記複数の発光ダイオードは、赤、
青、緑の色をそれぞれ発光する3個の発光ダイオードで
あってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
可変色イルミネーション駆動回路の構成図である。この
可変色イルミネーション駆動回路は、可変色イルミネー
ション10を駆動して、所望の色を出力させるものであ
る。可変色イルミネーション10は、赤色を発光する発
光ダイオード11と、緑色を発光する発光ダイオード1
2と、青色を発光する発光ダイオード13とを有する。
各発光ダイオード11〜13のアノードは、共通の第1
の電源電圧VCC1に接続されている。電源電圧VCC
1は、例えば9.7[V]である。
【0015】可変色イルミネーション駆動回路には、デ
ィジタル/アナログコンバータ(以下、D/Aコンバー
タという)35の3つの出力端子35a,35b,35
cに一端がそれぞれ接続された3個の抵抗41,42,
43が設けられている。D/Aコンバータ35は、赤、
緑及び青の各色の発光ダイオード11〜13をそれぞれ
発光させるためのアナログの階調信号を各出力端子35
a,35b,35cから出力する。各階調信号の階調数
は、例えば256階調である。
【0016】抵抗41の他端と第2の電源電圧であるグ
ランドGNDとの間には、抵抗41と相俟って遅延回路
を構成するコンデンサ44が接続されている。抵抗42
の他端とグランドGNDとの間には、抵抗42と相俟っ
て遅延回路を構成するコンデンサ45が接続されてい
る。抵抗43の他端とグランドGNDとの間には、抵抗
43と相俟って遅延回路を構成するコンデンサ46が接
続されている。
【0017】抵抗41とコンデンサと44との接続点
が、NPN型トランジスタ47のベースに接続されてい
る。抵抗42とコンデンサと45との接続点が、NPN
型トランジスタ48のベースに接続されている。抵抗4
3とコンデンサと46との接続点が、NPN型トランジ
スタ49のベースに接続されている。トランジスタ47
〜49のコレクタは、例えば5.0[V]の直流電源V
CC2に接続されている。
【0018】トランジスタ47のエミッタとグランドG
NDとの間には、トランジスタ47の負荷となる抵抗5
0が接続されている。トランジスタ48のエミッタとグ
ランドGNDとの間には、トランジスタ48の負荷とな
る抵抗51が接続されている。トランジスタ49のエミ
ッタとグランドGNDとの間には、トランジスタ49の
負荷となる抵抗52が接続されている。
【0019】トランジスタ47及び抵抗50は、赤色に
関する階調信号に比例する駆動信号を発生し、トランジ
スタ47のエミッタと抵抗50との接続点から出力す
る。トランジスタ47のエミッタと抵抗50との接続点
は、デジタルトランジスタ53の入力端子に接続されて
いる。ディジタルトランジスタ53を等価的に示すと、
抵抗53aと、NPN型トランジスタ53bとで構成さ
れている。デジタルトランジスタ53の入力端子が抵抗
53aを介してトランジスタ53bのベースに接続され
ている。
【0020】トランジスタ48及び抵抗51は、緑色に
関する階調信号に比例する駆動信号を発生し、トランジ
スタ48のエミッタと抵抗51との接続点から出力す
る。トランジスタ48のエミッタと抵抗51との接続点
は、デジタルトランジスタ54の入力端子に接続されて
いる。ディジタルトランジスタ54を等価的に示す
と、、抵抗54aと、NPN型トランジスタ54bとで
構成されている。デジタルトランジスタ54の入力端子
が抵抗54aを介してトランジスタ54bのベースに接
続されている。
【0021】同様に、トランジスタ49及び抵抗52
は、青色に関する階調信号に比例する駆動信号を発生
し、トランジスタ49のエミッタと抵抗52の接続点か
ら出力する。トランジスタ49のエミッタと抵抗52と
の接続点は、デジタルトランジスタ55の入力端子に接
続されている。ディジタルトランジスタ55を等価的に
示すと、抵抗55aと、NPN型トランジスタ55bと
で構成されている。デジタルトランジスタ55の入力端
子が抵抗55aを介してトランジスタ55bのベースに
接続されている。
【0022】デジタルトランジスタ53を構成するトラ
ンジスタ53bのエミッタは、第1の抵抗である抵抗5
6を介してグランドGNDに接続されている。デジタル
トランジスタ54を構成するトランジスタ54bのエミ
ッタは、第1の抵抗である抵抗57を介してグランドG
NDに接続されている。デジタルトランジスタ55を構
成するトランジスタ55bのエミッタは、第1の抵抗で
ある抵抗58を介してグランドGNDに接続されてい
る。
【0023】トランジスタ53bのコレクタは、第2の
抵抗である抵抗59を介して、可変色イルミネーション
10中の発光ダイオード11のカソードに接続されてい
る。トランジスタ54bのコレクタは、第2の抵抗であ
る抵抗60を介して、可変色イルミネーション10中の
発光ダイオード12のカソードに接続されている。トラ
ンジスタ55bのコレクタは、第2の抵抗である抵抗6
1を介して、可変色イルミネーション10中の発光ダイ
オード13のカソードに接続されている。
【0024】次に、抵抗50〜52及び抵抗59〜61
の抵抗値の設定方法を説明する。なお、発光ダイオード
11がオンして発光しているときの発光ダイオード11
の順方向電圧を2.4[V]とする。各発光ダイオード
12,13がオンして発光しているときの発光ダイオー
ド12,13の順方向電圧をそれぞれ4.0[V]とす
る。また、各発光ダイオード11〜13の定格電力は8
5°Cで35[mW]であるものとする。
【0025】まず、抵抗56,59の抵抗値を設定す
る。発光ダイオード11の定格電力が35[mW]なの
で、発光ダイオード11に流すことができる最大電流I
maxは、次の式になる。
【数1】Imax=35/2.4=14.5〔mA〕
【0026】最大電流Imaxが抵抗56に流れている
と仮定し、D/Aコンバータ35が、赤色に関する階調
信号の最大値を出力しているときの抵抗56の抵抗値R
を次の式で計算する。但し、トランジスタ47の電圧降
下を0.6[V]、デジタルトランジスタ53の入力端
子とトランジスタ53bのエミッタとの間の電圧を0.
6[V]とする。
【数2】R=(5.0−0.6−0.6)/0.014
5=262[Ω]
【0027】ここで、抵抗56の抵抗値R1は、発光ダ
イオード11に14.5[mA]以上流さないように、
例えば270[Ω]の抵抗値を設定される。抵抗56の
抵抗値を270[Ω]とすると、抵抗56に流れる電流
Iは、次式で表すことができる。
【数3】I=(5.0−0.6−0.6)/270=1
4.1[mA]
【0028】このように設定された抵抗56の抵抗値R
1は、発光ダイオード11に流れる電流の最大値を設定
することになる。抵抗59の抵抗値R2は、次式で計算
する。但し、トランジスタ53bのオン抵抗を0.4
[V]とする。
【数4】R2=(9.7−2.4−0.4−270*
0.0141)/0.0141=220[Ω]
【0029】次に、抵抗57,60の抵抗値を設定す
る。発光ダイオード12の定格電力が35[mW]なの
で、発光ダイオード32に流すことができる最大電流I
maxは、次の式になる。
【数5】Imax=35/4.0=8.75〔mA〕
【0030】最大電流Imaxが抵抗57に流れている
と仮定し、D/Aコンバータ35が、青色に関する階調
信号の最大値を出力しているときの抵抗57の抵抗値R
を次の式で計算する。但し、トランジスタ48の電圧降
下を0.6[V]、デジタルトランジスタ54の入力端
子とトランジスタ54bのエミッタとの間の電圧を0.
6[V]とする。
【数6】R=(5.0−0.6−0.6)/0.008
75=434[Ω]
【0031】ここで、抵抗57の抵抗値R3は、発光ダ
イオード11に8.75[mA]以上流さないように、
例えば470[Ω]の抵抗値を設定する。抵抗57の抵
抗値を470[Ω]とすると、抵抗57に流れる電流I
は、次式で表すことができる。
【数7】I=(5.0−0.6−0.6)/470=
8.10[mA]
【0032】このように設定された抵抗57の抵抗値R
3は、発光ダイオード12に流れる電流の最大値を設定
することになる。抵抗60の抵抗値R4は、次式で計算
する。
【数8】R4=(9.7−2.4−0.4−470*
0.0081)/0.0081=185[Ω]
【0033】ここで、抵抗60による電圧降下、トラン
ジスタ54bのオン抵抗による電圧降下、抵抗60によ
る電圧降下及び発光ダイオード12の順方向電圧を加算
したものが、電源電圧VCC1の出力電圧の9.7
[V]を越えないようにするために、例えば150
[Ω]を抵抗60の抵抗値に設定する。
【0034】抵抗58,抵抗61の抵抗値R5,R6
は、発光ダイオード12と発光ダイオード13の順方向
電圧VF等しいので、次の式で示すように、抵抗57,
60の抵抗値R3,R4とそれぞれ等しく設定すればよ
い。
【数9】R5=R3=470[Ω] R6=R4=150[Ω] 以上のように設定された抵抗59,60,61の抵抗値
は、階調が最大となって各発光ダイオード11〜13に
最大電流が流れたときにも、発光ダイオード11〜13
に順方向電圧VFがかかる抵抗値である。還元すれば、
最大電流が流れたときにも、各発光ダイオード11〜1
3が階調駆動される。
【0035】次に、この可変色イルミネーション駆動回
路の動作を説明する。D/Aコンバータ35は、各発光
ダイオード11〜13を所望の輝度で発光させるための
アナログの階調信号を出力端子35a,35b,35c
から発生する。抵抗41及びコンデンサ44と、抵抗4
2及びコンデンサ45と、抵抗43及びコンデンサ46
とは、各階調信号を遅延してトランジスタ47〜49の
ベースにそれぞれ与える。
【0036】トランジスタ47と抵抗50とは、赤色に
関する階調信号に比例する駆動信号を発生してデジタル
トランジスタ53に入力する。トランジスタ48と抵抗
51とは、緑色に関する階調信号に比例する駆動信号を
発生してデジタルトランジスタ54に入力する。トラン
ジスタ49と抵抗52とは、青色に関する階調信号に比
例した駆動信号を発生し、デジタルトランジスタ55に
入力する。
【0037】デジタルトランジスタ53〜55中のトラ
ンジスタ53b,54b,55bは、各駆動信号に応じ
て導電率が変化し、各発光ダイオード11〜13に、そ
の変化に応じた電流を流し、各発光ダイオード11〜1
3を発光させる。これにより、所望の色が可変色イルミ
ネーション10から出力される。可変色イルミネーショ
ン10から出力される色が変化する場合にも、抵抗41
及びコンデンサ44と、抵抗42及びコンデンサ45
と、抵抗43及びコンデンサ46とが、各階調信号を遅
延するので、可変色イルミネーション10の出力色の変
化が緩やかである。また、各色に関する階調信号か最大
の階調値で出力される場合でも、抵抗59,60,61
によって、色によって階調が不十分になることがなく、
可変色イルミネーション駆動回路10の階調駆動が可能
である。
【0038】以上のようにの本実施形態の可変色イルミ
ネーション駆動回路では、各トランジスタ53b,54
b,55bのエミッタとグランドGNDとの間に接続さ
れた抵抗56〜58と、各トランジスタ53b,54
b,55bのコレクタと発光ダイオード11〜13のカ
ソードとの間に接続された抵抗59〜61を備え、これ
らの抵抗の抵抗値を設定したので、発光ダイオード11
〜13の順方向電圧にかかわらず、階調信号がどの段階
であっても、それに応じた電流を発光ダイオード11〜
13に流すことができる。
【0039】即ち、マイクロコンピュータを用いなくて
も可変イルミネーションを階調駆動でき、コスト低減で
きる。また、D/Aコンバータ35の出力信号の可変幅
に関わらず、可変幅をすべて使用した階調信号で、発光
ダイオード11〜13を駆動できるので、D/Aコンバ
ータ35の回路構成を、各色に対応させて変化させた
り、可変幅の一部のみを階調させるような工夫が必要な
くなる。よって、例えばD/Aコンバータ35の回路構
成上の制約がなくなり、他の目的で使用されるD/Aコ
ンバータと共通化することも可能である。
【0040】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、次
のようなものがある。デジタルトランジスタ53〜55
は、NPN型トランジスタ53b〜55bを備えている
が、NPN型トランジスタ53b〜55bをPNP型ト
ランジスタに置きかえたデジタルトランジスタを用い、
抵抗56〜58と抵抗59〜61の接続位置を逆にした
構成にしてもよい。
【0041】また、遅延回路を構成する抵抗41及びコ
ンデンサ44と、抵抗42及びコンデンサ45と、抵抗
43及びコンデンサ46とは、各トランジスタ47〜4
9の入力側でなく、出力側に配置し、各駆動信号の時間
的変化を遅延させる構成にしてもよい。また、発光ダイ
オード11〜13は、赤色、緑色、青色の場合以外の他
の色を発光するものでもよく、さらに、その数も3個に
限定されるものではない。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、階調された駆動信号のすべての範囲で複数の発光
ダイオードを階調駆動することができる可変色イルミネ
ーション駆動回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る可変色イルミネーショ
ン駆動回路を示す構成図である。
【図2】従来の可変色イルミネーション駆動回路の構成
例を示す図である。
【図3】従来の可変色イルミネーション駆動回路の他の
構成例を示す図である。
【符号の説明】
10 可変色イルミネーション 11〜13 発光ダイオード 35 D/Aコンバータ 53〜55 デジタルトランジスタ 53b〜55b トランジスタ 56〜58 第1の抵抗 59〜61 第2の抵抗

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる発光色を持ち、一端が第1の
    電源電圧にそれぞれ接続された複数の発光ダイオードを
    備える可変色イルミネーションを駆動し、所望の色を出
    力させる可変色イルミネーション駆動回路において、 前記各発光ダイオードに対応して設けられ、制御電極と
    第1の導通電極と第2の導通電極とをそれぞれ有し、該
    制御電極に与えられた階調された駆動信号に基づき該第
    1の導通電極と第2の導通電極との間の導電率がそれぞ
    れ変化する複数のトランジスタと、 前記各トランジスタの第1の導通電極と第2の電源電圧
    との間にそれぞれ接続された複数の第1の抵抗と、 前記各発光ダイオードの他端と該各発光ダイオードに対
    応して設けられた前記各トランジスタの第2の導通電極
    との間にそれぞれ接続された複数の第2の抵抗と、 を備えることを特徴とする可変色イルミネーション駆動
    回路。
  2. 【請求項2】前記各駆動信号の時間的変化をそれぞれ遅
    らせる複数の遅延回路を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の可変色イルミネーション駆動回路。
  3. 【請求項3】前記各第1の抵抗は、前記各発光ダイオー
    ドに流れる電流の最大値をそれぞれ設定することを特徴
    とする請求項1又は2に記載の可変色イルミネーション
    駆動回路。
  4. 【請求項4】前記各第2の抵抗は、前記最大値の電流が
    流れたときに前記各発光ダイオードにかかる電圧を、該
    各発光ダイオードの固有の順方向電圧に設定する抵抗値
    をそれぞれ持つことを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか1項に記載の可変色イルミネーション駆動回路。
  5. 【請求項5】前記複数の発光ダイオードは、赤、青、緑
    の色をそれぞれ発光する3個の発光ダイオードであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    可変色イルミネーション駆動回路。
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