JP5026114B2 - メッキ処理システム - Google Patents
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Description
そして、前処理工程及び後処理工程では、それらの各処理タンクに入れられている処理液に被表面処理部材を浸漬し、所定時間浸漬したら被表面処理部材を処理液から出す。
すなわち、本発明は、メッキ処理がなされる被表面処理部材に対しメッキ処理を行う前に実施される前処理で使用される処理液を貯留する前処理用タンクと、前処理がなされた被表面処理部材に対してメッキするメッキ処理で使用される処理液を貯留するメッキ処理用タンクと、メッキ処理が行われた後の被表面処理部材に対して実施される後処理で使用される後処理液を貯留する後処理用タンクと、を有するメッキ処理システムにおいて、前記三つのタンクのうちの少なくとも一つのタンクは、前記被表面処理部材をタンクの上方に向けて搬送する被表面処理部材搬送手段と、当該タンクの処理液中に没した状態で設置され、前記被表面処理部材搬送手段によってタンクの上方に搬送されて来た被表面処理部材をその位置で囲繞するとともに、当該タンクに係る処理液の流通を許容するように下部が開放されている被表面処理部材囲繞手段と、この被表面処理部材囲繞手段で前記被表面処理部材を囲繞したときにできる被表面処理部材囲繞手段の内部空間に前記タンクの処理液を供給する処理液供給手段と、を備える。
処理液供給手段により、前記被表面処理部材囲繞手段の前記内部空間が、前記処理液で充填されるようにすることを特徴とした。
。このため、被表面処理部材が当該移動中に液圧を受けて変形してしまう虞も全くない。
そして、軌道11の延びる方向(図4の白矢印参照)に沿って、前処理工程A−メッキ処理工程B−後処理工程Cの各工程における処理が実施される。
したがって、前処理工程で用いられている構成部材について述べることとし、他の工程を構成する部材の詳細な説明は省略する。
れると突出部分611により囲繞される(図1,2参照)。
反対に駆動部62の駆動アーム621を縮めることで、一対の分割部材61は、相互に他方に対して遠ざかり、やがて一対の分割部材61の間には被表面処理部材2が通過する通路Tを形成する(図1,4,6参照)。
前処理工程によれば、搬送装置7によって軌道11上を前処理用タンク3の上方に向けて搬送されて来た被表面処理部材2を被表面処理部材囲繞手段6によって囲繞し、当該囲繞によって形成された中空Sに前処理液A1を充填して前処理工程における処理を実行する。
には、処理液A1の通る処理液流通孔6aが形成されており、前記隙間sの大きさ及び処理液流通孔6aの大きさや数の設定を変更すれば、被表面処理部材囲繞手段6の内と外とでの処理液A1の流通量を変更することができる。
ため、被表面処理部材囲繞手段6に処理液をポンプ手段8で充填すると、当該充填された処理液A1の被表面処理部材囲繞手段6における液面は、前処理用タンク3において被表面処理部材囲繞手段6の外にある処理液A1の液面よりも高所に位置する。
前処理工程Aに係る以上の説明は、メッキ処理工程B及び後処理工程Cにおいても適用する。
実施例2にあっては、被表面処理部材囲繞手段6が実施例1と相違する点を説明する。
実施例2の被表面処理部材囲繞手段6Aが実施例1の被表面処理部材囲繞手段6と相違する点は、被表面処理部材囲繞手段6Aを分割せずとも、被表面処理部材2が被表面処理部材囲繞手段6を通過できるようにしたという点及びこれに伴い、ローラ613並びにガイドレール614が無い点である。よって実施例1と同一部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
実施例2に係る本メッキ処理システム1では、実施例1と同様の効果を奏する以外に、被表面処理部材囲繞手段6を分割構造とする必要もなく、また被表面処理部材囲繞手段6を開閉することも不要であるので、開閉のための駆動部62,ローラ613及びガイドレール614が不要になる。またローラ613及びガイドレール614が無いので被表面処理部材囲繞手段6とタンク底面31との間の隙間sもない。このため、システムの小型化が可能である。
電気メッキシステムでは、金属陽イオンを含む溶液中に、被表面処理部材を陰極として漬けこんで、金属を電気的に陰極表面に析出させる。
実施例3が実施例1及び2と相違する点は、メッキ処理用タンクを電気メッキ処理用タンクにした点にある。
実施例1及び2と同様、被表面処理部材2の処理を短時間に実施できるので、生産性が高まる。また、処理液A1の量は少なくても十分であるため設備の小型化が可能である。
11 軌道(被表面処理部材搬送手段)
113 前軌道領域
114 メッキ軌道領域
115 後軌道領域
2 被表面処理部材
3 前処理用タンク
3a 前処理用タンクの開口
3S 前処理用タンクの上方空間
31 タンク底面
4 メッキ処理用タンク
4S メッキ処理用タンクの上方空間
5 後処理用タンク
5S 後処理用タンクの上方空間
6 実施例1の被表面処理部材囲繞手段
6A 実施例2の被表面処理部材囲繞手段
6a 処理液流通孔
61 分割部材
611 分割部材のうちタンクの開口よりも上方に突出した部分
612 分割部材のうちタンクの開口よりも下方に位置する部分
612a 底面部
613 ローラ
614 ガイドレール
62 駆動部
621 駆動アーム
7 搬送装置(被表面処理部材搬送手段)
8 ポンプ手段(処理液供給手段)
8a ポンプ本体
8b 導入パイプ
8c 排出パイプ
9 開閉部材
91 開閉片
A 前処理工程
A1 前処理液
B メッキ処理工程
B1 メッキ処理液
C 後処理工程
C1 後処理液
S 被表面処理部材囲繞手段の中空
T 通路
s 被表面処理部材囲繞手段とタンク底面との間の隙間
Claims (7)
- メッキ処理がなされる被表面処理部材に対しメッキ処理を行う前に実施される前処理で使用される処理液を貯留する前処理用タンクと、前処理がなされた被表面処理部材に対してメッキするメッキ処理で使用される処理液を貯留するメッキ処理用タンクと、
メッキ処理が行われた後の被表面処理部材に対して実施される後処理で使用される後処理液を貯留する後処理用タンクと、を有するメッキ処理システムにおいて、
前記三つのタンクのうちの少なくとも一つのタンクは、
前記被表面処理部材をタンクの上方に向けて搬送する被表面処理部材搬送手段と、
当該タンクの処理液中に没した状態で設置され、前記被表面処理部材搬送手段によってタンクの上方に搬送されて来た被表面処理部材をその位置で囲繞するとともに、当該タンクに係る処理液の流通を許容するように下部が開放されている被表面処理部材囲繞手段と、
この被表面処理部材囲繞手段で前記被表面処理部材を囲繞したときにできる被表面処理部材囲繞手段の内部空間に前記タンクの処理液を供給する処理液供給手段と、
を備え、
前記被表面処理部材囲繞手段によって前記被表面処理部材が囲繞されると、前記処理液供給手段により、前記被表面処理部材囲繞手段の前記内部空間が、前記処理液で充填され、
前記被表面処理部材囲繞手段は、前記被表面処理部材搬送手段によって前記処理用タンクの上方に搬送されて来た前記被表面処理部材をその両側から挟み込めるように二分割にされた一対の分割部材と、これら一対の分割部材を相互に他方に対して近づけたり、遠ざけたりする駆動部とを有し、
前記駆動部を作動させることにより前記一対の分割部材を近づける場合には、記被表面処理部材を当該一対の分割部材で囲繞し、前記駆動部を作動させることにより前記一対の分割部材を遠ざける場合には、前記一対の分割部材の間に前記被表面処理部材が通過可能な通路を形成することを特徴とするメッキ処理システム。 - 前記処理液供給手段は、ポンプ手段であって、
当該ポンプ手段は、前記被表面処理部材囲繞手段の内部空間を前記処理液で充填するに十分な吐出量を有することを特徴とする請求項1に記載のメッキ処理システム。 - 前記前処理用タンクと、前記メッキ処理用タンクと、前記後処理用タンクとは直列され、
これらのタンクに共通に前記被表面処理部材搬送手段が設けられるとともに、前記被表面処理部材囲繞手段及び前記処理液供給手段は各タンクに設けられ、前記被表面処理部材搬送手段により、前記被表面処理部材を各タンクの被表面処理部材囲繞手段に向けて移動することを特徴とする請求項1又は2に記載のメッキ処理システム。 - 前記各タンクは上面が開口され、前記被表面処理部材囲繞手段は、前記開口よりも上方に突出され、当該上方に突出した部分において前記被表面処理部材は囲繞され、前記被表面処理部材囲繞手段のうち前記各処理液に没している部分には、当該処理液の通る通し孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のメッキ処理システム。
- 前記被表面処理部材囲繞手段は、当該被表面処理部材囲繞手段のうち前記被表面処理部材の進行方向における両端が開口され、これらの開口には、当該開口を開閉する開閉部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のメッキ処理システム。
- 前記メッキ処理システムは、電気化学的酸化還元反応により金属を還元析出させる無電解メッキシステムであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のメッキ処理システム。
- 前記メッキ処理システムは、金属陽イオンを含む溶液中に、被表面処理部材を陰極として漬けこんで、金属を電気的に陰極表面に析出させる電気メッキシステムであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のメッキ処理システム。
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