JP5025028B2 - 電子写真感光体、画像形成方法、画像形成装置、画像形成装置用プロセスカートリッジ - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には硝酸セルロース系樹脂中間層が、特許文献2にはナイロン系樹脂中間層が、特許文献3にはマレイン酸系樹脂中間層が、特許文献4にはポリビニルアルコール樹脂中間層がそれぞれ開示されている。
例えば、特許文献5にはカーボン又はカルコゲン系物質を硬化性樹脂に分散した中間層が、特許文献6には四級アンモニウム塩を添加してイソシアネート系硬化剤を用いた熱重合体中間層が、特許文献7には抵抗調節剤を添加した樹脂中間層が、特許文献8には有機金属化合物を添加した樹脂中間層が開示されている。しかしながら、これら樹脂中間層単体では、近年のレーザー光のようなコヒーレント光を使用した画像形成装置においては、光干渉縞が画像に現れる、所謂モアレ発生するという問題点を有している。
例えば、特許文献9にはアルミニウム又はスズの酸化物を分散した樹脂中間層が、特許文献10には導電性粒子を分散した樹脂中間層が、特許文献11にはマグネタイトを分散した中間層が、特許文献12には酸化チタンと酸化スズを分散した樹脂中間層が、特許文献13〜18には、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム等のホウ化物、窒化物、フッ化物、酸化物の粉体を分散した樹脂の中間層が開示されている。
一方、後者の構成としては、導電性支持体上に正孔ブロッキング性の樹脂単独層を設け、その上に抵抗の低いフィラーもしくは電子伝導性のフィラーを分散した樹脂層を設けたものである。これらは、例えば、特許文献28、29等に記載されている。
更に、(i)の耐摩耗性と耐傷性を改良するために多官能のアクリレートモノマー硬化物を含有させた感光体も知られている(特許文献38参照)。しかし、この感光体においては、感光層上に設けた保護層にこの多官能のアクリレートモノマー硬化物を含有させる旨の記載があるものの、この保護層においては電荷輸送物質を含有せしめてもよいことが記載されているのみで具体的な記載はなく、しかも、単に架橋型電荷輸送層に低分子の電荷輸送物を含有させた場合には、上記硬化物との相溶性の問題があり、これにより、低分子電荷輸送物質の析出、白濁現象が起こり、露光部電位の上昇により画像濃度が低下するばかりでなく機械強度も低下してしまうことがあった。さらに、この感光体は、具体的には高分子バインダーを含有した状態でモノマーを反応させるため、3次元網目構造が充分に進行せず、架橋結合密度が希薄となるため飛躍的な耐摩耗性を発揮できるまでには至っていない。
すなわち、本発明は以下の構成により達成される。
(3)前記N−メトキシメチル化ナイロンが加熱により架橋されていることを特徴とする上記(2)に記載の電子写真感光体。
(4)前記下引き層のうち、無機顔料を含有していない層の膜厚が、2.0μm未満であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の電子写真感光体。
(5)前記下引き層のうち、無機顔料を含有している層には、無機顔料として金属酸化物が含有されていることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の電子写真感光体。
(6)前記金属酸化物が、酸化チタンであることを特徴とする(5)に記載の電子写真感光体。
(7)前記無機顔料が、平均一次粒径の異なる2種以上の無機顔料の混合物であり、最も大きな平均一次粒径を有する無機顔料の平均一次粒径をD1、最も小さな平均一次粒径を有する無機顔料の平均一次粒径をD2としたとき、0.2<(D2/D1)≦0.5の関係を満たすことを特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の電子写真感光体。
(8)前記D2が、0.2μm未満であることを特徴とする(7)に記載の電子写真感光体。
(9)前記平均一次粒径の異なる2種以上の無機顔料の混合比が、最も大きな平均一次粒径を有する無機顔料の含有量をT1、最も小さな平均一次粒径を有する無機顔料の含有量をT2としたとき、重量で0.2≦T2/(T1+T2)≦0.8の関係を満たすことを特徴とする(7)または(8)に記載の電子写真感光体。
(10)前記下引き層のうち、無機顔料を含有している層には、バインダー樹脂として熱硬化型樹脂を含むことを特徴とする上記(1)〜(9)のいずれかに記載の電子写真感光体。
(12)前記アルキッド樹脂とメラミン樹脂との重量比が、1/1〜4/1の範囲内であることを特徴とする(11)に記載の電子写真感光体。
(13)前記無機顔料を含有している層に含まれる無機顔料とバインダー樹脂との容積比が、1/1〜3/1の範囲内であることを特徴とする(1)〜(12)のいずれかに記載の電子写真感光体。
(14)前記下引き層のうち、無機顔料を含有している層の膜厚が、無機顔料を含有していない層の膜厚よりも大きいことを特徴とする上記(1)〜(13)のいずれかに記載の電子写真感光体。
(15)前記架橋型電荷輸送層に用いられる電荷輸送性構造を有しない3官能以上のラジカル重合性モノマーの官能基が、アクリロイルオキシ基及び/又はメタクリロイルオキシ基であることを特徴とする上記(1)〜(15)のいずれかに記載の電子写真感光体。
(16)前記架橋型電荷輸送層に用いられる電荷輸送性構造を有しない3官能以上のラジカル重合性モノマーにおける官能基数に対する分子量の割合(分子量/官能基数)が、250以下であることを特徴とする上記(1)〜(16)のいずれかに記載の電子写真感光体。
(18)前記架橋型電荷輸送層に用いられる1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物の成分割合が、架橋型電荷輸送層全量に対し30〜70重量%であることを特徴とする上記(1)〜(17)のいずれかに記載の電子写真感光体。
(19)前記架橋型電荷輸送層の硬化が加熱又は光エネルギー照射手段によって行われたことを特徴とする上記(1)〜(18)のいずれかに記載の電子写真感光体。
(20)(1)乃至(19)のいずれかに記載の電子写真感光体を用いて、少なくとも帯電、画像露光、現像、転写を繰り返し行うことを特徴とする画像形成方法。
(21)少なくとも帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、及び電子写真感光体を具備してなる画像形成装置において、該電子写真感光体が上記(1)〜(19)のいずれかに記載の電子写真感光体であることを特徴とする画像形成装置。
(22)少なくとも帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、及び電子写真感光体からなる画像形成要素を複数配列したことを特徴とする上記(21)に記載の画像形成装置。
(24)少なくとも帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、及び電子写真感光体を具備してなる画像形成装置において、画像形成時における感光体の線速が250mm/sec以上であることを特徴とする上記(21)〜(23)のいずれかに記載の画像形成装置。
(25)前記画像形成装置が、少なくとも電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段、クリーニング手段から選ばれる少なくとも1つの手段とが一体となった画像形成装置用プロセスカートリッジを搭載し、該画像形成装置用プロセスカートリッジが装置本体と着脱自在であることを特徴とする上記(21)〜(24)のいずれかに記載の画像形成装置。
(26)少なくとも電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段、クリーニング手段から選ばれる少なくとも1つの手段とが一体となった画像形成装置用プロセスカートリッジにおいて、該電子写真感光体が上記(1)〜(19)のいずれかに記載の電子写真感光体であることを特徴とする画像形成装置用プロセスカートリッジ。
また、上記感光体を用いることによって、繰り返し画像形成を行っても地汚れの発生が少なく、画像流れ等の副作用も少なく、長期に渡って高画質画像を安定に出力可能な画像形成装置が提供される。また、このように感光体の高耐久化並びに高安定化が実現されたことにより、画像形成装置の小型化及び高速化が可能となり、特にタンデム方式の画像形成装置や高速の画像形成装置に対し有効に使用することができる。
図2(a)は、本発明に用いられる電子写真感光体の構成例を示す断面図であり、導電性支持体上に、無機顔料を含有しない層と無機顔料を含有する層の少なくとも2層の下引き層、感光層、さらに少なくとも電荷輸送性構造を有しない3官能以上のラジカル重合性モノマーと1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物を硬化することにより形成される架橋型電荷輸送層が積層された構成をとっている。
図2(b)は、本発明に用いられる電子写真感光体の別の構成例を示す断面図であり、導電性支持体上に、無機顔料を含有しない層と無機顔料を含有する層の少なくとも2層の下引き層、電荷発生物質を主成分とする電荷発生層、電荷輸送物質を主成分とする電荷輸送層、さらに少なくとも電荷輸送性構造を有しない3官能以上のラジカル重合性モノマーと1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物を硬化することにより形成される架橋型電荷輸送層が順に積層された構成をとっている。
上記無機顔料の中でも、残留電位の発生を抑えるには酸化錫等の導電性顔料が有効であるが、地汚れの影響が増大する恐れがある。残留電位と地汚れに対する影響を最小限にし、かつモアレ防止効果に優れる顔料としては、酸化チタンが最も好適である。
本発明に用いられる無機顔料は、残留電位上昇を軽減する上で、高純度の方が好ましい。純度としては99.0%以上が好ましく、99.5%以上がより好ましい。本発明の無機顔料の平均一次粒径としては、0.01μm〜0.8μmが好ましく、0.05μm〜0.5μmがより好ましい。但し、平均一次粒径が0.1μm以下の無機顔料のみを用いた場合には、地肌汚れの低減に対し有効であるが、モアレ防止効果が低下する傾向があり、一方、平均一次粒径が0.4μmよりも大きな金属酸化物のみを用いた場合には、モアレ防止効果に優れるものの、地肌汚れの抑制効果がやや低減する傾向が見られる。この場合、異なる平均一次粒径を有する無機顔料を混合して用いることによって、地肌汚れの低減とモアレの低減を両立できる場合があり、また残留電位の低減にも効果が見られる場合があり有効である。
本発明においては、平均一次粒径の異なる2種以上の無機顔料を混合させる場合、最も大きな平均一次粒径を有する無機顔料の平均一次粒径をD1、最も小さな平均一次粒径を有する無機顔料の平均一次粒径をD2としたとき、0.2<(D2/D1)≦0.5の関係を満たすことが好ましい。これにより、モアレ防止効果と地汚れ抑制効果を両立することが可能となる。また、この場合、最も小さな平均一次粒径を有する無機顔料の平均一次粒径D2は、0.2μm未満であることが好ましい。これにより、地汚れ抑制効果が十分に発揮される。
また、これらの平均一次粒径が異なる2種以上の無機顔料の混合比は、最も大きな平均一次粒径を有する無機顔料の含有量をT1、最も小さな平均一次粒径を有する無機顔料の含有量をT2としたとき、重量で0.2≦T2/(T1+T2)≦0.8の関係を満たすことが好ましい。これよりも小さい場合には、地汚れ抑制効果が低下する恐れがあり、これよりも大きいとモアレ防止効果が低下する恐れがある。
はハロゲン原子を表す。l、mは0〜4の整数、Yは単結合、炭素原子数1〜12の直鎖状、分岐状もしくは環状のアルキレン基、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−CO−、−CO−O−Z−O−CO−(式中Zは脂肪族の2価基を表す。)または、
1−置換エチレン官能基としては、例えば以下の式で表される官能基が挙げられる。
CH2=CH−X1− ・・・・式10
(ただし、式中、X1は、置換基を有していてもよいフェニレン基、ナフチレン基等のアリーレン基、置換基を有していてもよいアルケニレン基、−CO−基、−COO−基、−CON(R10)−基(R10は、水素、メチル基、エチル基等のアルキル基、ベンジル基、ナフチルメチル基、フェネチル基等のアラルキル基、フェニル基、ナフチル基等のアリール基を表す。)、または−S−基を表す。)
これらの置換基を具体的に例示すると、ビニル基、スチリル基、2−メチル−1,3−ブタジエニル基、ビニルカルボニル基、アクリロイルオキシ基、アクリロイルアミド基、ビニルチオエーテル基等が挙げられる。
1,1−置換エチレン官能基としては、例えば以下の式で表される官能基が挙げられる。
CH2=C(Y)−X2− ・・・・式11
(ただし、式中、Yは、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、ナフチル基等のアリール基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、メトキシ基あるいはエトキシ基等のアルコキシ基、−COOR11基(R11は、水素原子、置換基を有していてもよいメチル基、エチル基等のアルキル基、置換基を有していてもよいベンジル、フェネチル基等のアラルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、ナフチル基等のアリール基、または−CONR12R13(R12およびR13は、水素原子、置換基を有していてもよいメチル基、エチル基等のアルキル基、置換基を有していてもよいベンジル基、ナフチルメチル基、あるいはフェネチル基等のアラルキル基、または置換基を有していてもよいフェニル基、ナフチル基等のアリール基を表し、互いに同一または異なっていてもよい。)、また、X2は上記式10のX1と同一の置換基及び単結合、アルキレン基を表す。ただし、Y,X2の少なくとも何れか一方がオキシカルボニル基、シアノ基、アルケニレン基、及び芳香族環である。)
これらの置換基を具体的に例示すると、α−塩化アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、α−シアノエチレン基、α−シアノアクリロイルオキシ基、α−シアノフェニレン基、メタクリロイルアミノ基等が挙げられる。
すなわち、本発明において使用する上記ラジカル重合性モノマーとしては、例えば、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロールプロパンアルキレン変性トリアクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキシ変性(以後EO変性)トリアクリレート、トリメチロールプロパンプロピレンオキシ変性(以後PO変性)トリアクリレート、トリメチロールプロパンカプロラクトン変性トリアクリレート、トリメチロールプロパンアルキレン変性トリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(PETTA)、グリセロールトリアクリレート、グリセロールエピクロロヒドリン変性(以後ECH変性)トリアクリレート、グリセロールEO変性トリアクリレート、グリセロールPO変性トリアクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)、ジペンタエリスリトールカプロラクトン変性ヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヒドロキシペンタアクリレート、アルキル化ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、アルキル化ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、アルキル化ジペンタエリスリトールトリアクリレート、ジメチロールプロパンテトラアクリレート(DTMPTA)、ペンタエリスリトールエトキシテトラアクリレート、リン酸EO変性トリアクリレート、2,2,5,5,−テトラヒドロキシメチルシクロペンタノンテトラアクリレートなどが挙げられ、これらは、単独又は2種類以上を併用しても差し支えない。
前記一般式(1)、(2)において、R1の置換基中、アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等、アリール基としては、フェニル基、ナフチル基等が、アラルキル基としては、ベンジル基、フェネチル基、ナフチルメチル基が、アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等がそれぞれ挙げられ、これらは、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メチル基、エチル基等のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基、フェノキシ基等のアリールオキシ基、フェニル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基等により置換されていても良い。
置換もしくは未置換のAr3、Ar4はアリール基であり、アリール基としては縮合多環式炭化水素基、非縮合環式炭化水素基及び複素環基が挙げられる。
また、前記Ar3、Ar4で表わされるアリール基は例えば以下に示すような置換基を有してもよい。
(2)アルキル基、好ましくは、C1〜C12とりわけC1〜C8、さらに好ましくはC1〜C4の直鎖または分岐鎖のアルキル基であり、これらのアルキル基にはさらにフッ素原子、水酸基、シアノ基、C1〜C4のアルコキシ基、フェニル基又はハロゲン原子、C1〜C4のアルキル基もしくはC1〜C4のアルコキシ基で置換されたフェニル基を有していてもよい。具体的にはメチル基、エチル基、n−ブチル基、i−プロピル基、t−ブチル基、s−ブチル基、n−プロピル基、トリフルオロメチル基、2−ヒドロキエチル基、2−エトキシエチル基、2−シアノエチル基、2−メトキシエチル基、ベンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベンジル基、4−フェニルベンジル基等が挙げられる。
(4)アリールオキシ基であり、アリール基としてはフェニル基、ナフチル基が挙げられる。これは、C1〜C4のアルコキシ基、C1〜C4のアルキル基またはハロゲン原子を置換基として含有してもよい。具体的には、フェノキシ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基、4−メトキシフェノキシ基、4−メチルフェノキシ基等が挙げられる。
(5)アルキルメルカプト基またはアリールメルカプト基であり、具体的にはメチルチオ基、エチルチオ基、フェニルチオ基、p−メチルフェニルチオ基等が挙げられる。
(6)下記の一般式で表される基
具体的には、アミノ基、ジエチルアミノ基、N−メチル−N−フェニルアミノ基、N,N−ジフェニルアミノ基、N,N−ジ(トリール)アミノ基、ジベンジルアミノ基、ピペリジノ基、モルホリノ基、ピロリジノ基等が挙げられる。
(8)置換又は無置換のスチリル基、置換又は無置換のβ−フェニルスチリル基、ジフェニルアミノフェニル基、ジトリルアミノフェニル基等。
前記Ar1、Ar2で表わされるアリーレン基としては、前記Ar3、Ar4で表されるアリール基から誘導される2価基である。
ビニレン基は、下記一般式で表される。
置換もしくは未置換のアルキレン基としては、前記Xのアルキレン基と同様なものが挙げられる。
置換もしくは無置換のアルキレンエーテル2価基としては、前記Xのアルキレンエーテル基の2価基が挙げられる。
アルキレンオキシカルボニル2価基としては、カプロラクトン変性2価基が挙げられる。
また、本発明の1官能の電荷輸送構造を有するラジカル重合性化合物として更に好まし
くは、下記一般式(3)の構造の化合物が挙げられる。
ラジカル重合性オリゴマーとしては、例えば、エポキシアクリレート系、ウレタンアクリレート系、ポリエステルアクリレート系オリゴマーが挙げられる。
熱硬化の場合、加熱温度は100〜170℃が好ましく、例えば加熱手段として送風型オーブンを用い、加熱温度を150℃に設定した場合、加熱時間は20分〜3時間である。
硬化終了後は、さらに残留溶媒低減のため100〜150℃で10分〜30分加熱して、本発明の感光体を得る。
図3は、本発明の画像形成プロセスおよび画像形成装置を説明するための概略図であり、下記に示すような変形例も本発明の範疇に属するものである。
図4において、感光体1は導電性支持体上に少なくとも無機顔料を含有しない層と無機顔料を含有する層の少なくとも2層の下引き層を有し、感光層及び特定の架橋型電荷輸送層が積層されてなる。感光体1はドラム状の形状を示しているが、シート状、エンドレスベルト状のものであっても良い。帯電ローラ3、転写前チャージャ7、転写チャージャ10、分離チャージャ11、クリーニング前チャージャ13には、コロトロン、スコロトロン、固体帯電器(ソリッド・ステート・チャージャー)、帯電ローラ、転写ローラを始めとする公知の手段が用いられる。
以上の図示した電子写真プロセスは、本発明における実施形態を例示するものであって、もちろん他の実施形態も可能である。
本発明における1官能の電荷輸送性構造を有する化合物は、例えば特許第3164426号公報記載の方法にて合成される。また、下記にこの一例を示す。
(1)ヒドロキシ基置換トリアリールアミン化合物(下記構造式B)の合成
メトキシ基置換トリアリールアミン化合物(下記構造式A)113.85部(0.3mol)と、ヨウ化ナトリウム138部(0.92mol)にスルホラン240部を加え、窒素気流中で60℃に加温した。この液中にトリメチルクロロシラン99部(0.91mol)を1時間かけて滴下し、約60℃の温度で4時間半撹拌し反応を終了させた。この反応液にトルエン約1500部を加え室温まで冷却し、水と炭酸ナトリウム水溶液で繰り返し洗浄した。その後、このトルエン溶液から溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィー処理(吸着媒体:シリカゲル、展開溶媒:トルエン:酢酸エチル=20:1)にて精製した。得られた淡黄色オイルにシクロヘキサンを加え、結晶を析出させた。この様にして下記構造式Bの白色結晶88.1部(収率=80.4%)を得た。
その融点は64.0〜66.0℃であった。また、下記表1にその元素分析値を示す。
上記(1)で得られたヒドロキシ基置換トリアリールアミン化合物(構造式B)82.9部(0.227mol)をテトラヒドロフラン400部に溶解し、窒素気流中で水酸化ナトリウム水溶液(NaOH:12.4部,水:100部)を滴下した。この溶液を5℃に冷却し、アクリル酸クロライド25.2部(0.272mol)を40分かけて滴下した。その後、5℃で3時間撹拌し反応を終了させた。この反応液を水に注ぎ、トルエンにて抽出した。この抽出液を炭酸水素ナトリウム水溶液と水で繰り返し洗浄した。その後、このトルエン溶液から溶媒を除去し、カラムクロマトグラフィー処理(吸着媒体:シリカゲル、展開溶媒:トルエン)にて精製した。得られた無色のオイルにn−ヘキサンを加え、結晶を析出させた。この様にして例示化合物No.54の白色結晶80.73部(収率=84.8%)を得た。
その融点は117.5〜119.0℃であった。下記表2にその元素分析値を示す。
<実施例1>
直径30mmのアルミニウムシリンダーに、下記組成の下引き層1用塗工液、下引き層2用塗工液、電荷発生層塗工液、電荷輸送層塗工液及び架橋型電荷輸送層塗工液を、順次塗布・乾燥し、0.7μmの下引き層1、3.5μmの下引き層2、電荷発生層、19μmの電荷輸送層、5.0μmの架橋型電荷輸送層を積層し、電子写真感光体を作製した。
これを電子写真感光体1とする。架橋型電荷輸送層は、スプレー塗工してから20分間自然乾燥した後、メタルハライドランプ:160W/cm、照射強度:500mW/cm2、照射時間:60秒の条件で光照射を行なうことによって塗布膜を硬化させた。なお、各層の塗工後に指触乾燥を行った後、下引き層1は130℃、下引き層2は130℃、電荷発生層は130℃、電荷輸送層は130℃、架橋型電荷輸送層は130℃で加熱乾燥を行った。
N−メトキシメチル化ナイロン(FR101:鉛市製) 5部
メタノール 70部
n−ブタノール 30部
酸化チタン(CR−EL:石原産業社製、平均一次粒径:約0.25μm)
60部
アルキッド樹脂[ベッコライトM6401−50−S(固形分
50%)、大日本インキ化学工業製] 12部
メラミン樹脂[スーパーベッカミンL−145−60(固形分
60%)、大日本インキ化学工業製] 7部
2−ブタノン 70部
無機顔料とバインダー樹脂の容積比は、約2/1である。また、アルキッド樹脂とメラミン樹脂の重量比は、約1.5/1である。
下記構造式(I)のビスアゾ顔料 2.5部
ポリビニルブチラール(XYHL、UCC製) 0.5部
シクロヘキサノン 200部
メチルエチルケトン 80部
ポリカーボネート(TS2050:帝人化成社製) 10部
下記構造式の電荷輸送物質 7部
シリコーンオイルのテトラヒドロフラン溶液(KF−
50(100cs):信越化学工業製) 0.2部
電荷輸送性構造を有さない3官能以上のラジカル重合性モノマー 10部
(トリメチロールプロパントリアクリレート(KAYARAD
TMPTA、日本化薬製)分子量:296、官能基数:3官能、
分子量/官能基数=99)
1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物 10部
(例示化合物No.54)
光重合開始剤 1部
(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン
(イルガキュア184、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製))
テトラヒドロフラン 100部
実施例1において、下引き層2塗工液を下記組成の塗工液に変更した以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体2を作製した。
酸化チタン(CR−EL:石原産業社製、平均一次粒径:約0.25μm)
80部
アルキッド樹脂[ベッコライトM6401−50−S(固形分
50%)、大日本インキ化学工業製] 14部
メラミン樹脂[スーパーベッカミンL−145−60(固形分
60%)、大日本インキ化学工業製] 6部
2−ブタノン 90部
無機顔料とバインダー樹脂の容積比は、約2.5/1である。また、アルキッド樹脂とメラミン樹脂の重量比は、約2/1である。
実施例1において、下引き層1の膜厚を0.4μmにした以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体3を作製した。
実施例1において、下引き層1の膜厚を2.0μmにした以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体4を作製した。
実施例1において、下引き層2の塗工液を下記組成に変更し、膜厚を6μmにした以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体6を作製した。
酸化亜鉛(SAZEX4000:堺化学製) 60部
アルキッド樹脂[ベッコライトM6401−50−S(固形分
50%)、 大日本インキ化学工業製] 14部
メラミン樹脂[スーパーベッカミンL−121−60(固形分
60%)、 大日本インキ化学工業製] 8部
2−ブタノン 90部
無機顔料とバインダー樹脂の容積比は、約1.3/1である。また、アルキッド樹脂とメラミン樹脂の重量比は、約1.5/1である。
実施例5において、導電性支持体上に膜厚8μmの下引き層2を形成し、その上に0.5μmの下引き層1を積層した以外はすべて実施例5と同様にして電子写真感光体6を作製した。
実施例1において、下引き層1を形成しなかった以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体7を作製した。
実施例1において、下引き層2を形成しなかった以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体8を作製した。
実施例1において、下引き層1と下引き層2をともに形成しなかった以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体9を作製した。
実施例1において、下引き層2の塗工液を下記組成に変更した以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体10を作製した。
アルキッド樹脂[ベッコライトM6401−50−S(固形分
50%)、 大日本インキ化学工業製] 14部
メラミン樹脂[スーパーベッカミンL−121−60(固形分
60%)、 大日本インキ化学工業製] 8部
2−ブタノン 140部
無機顔料は無添加である。アルキッド樹脂とメラミン樹脂の重量比は、約1.5/1である。
実施例1において、下引き層1用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体11を作製した。
N−メトキシメチル化ナイロン(FR101:鉛市製) 5部
酒石酸のメタノール溶液(固形分10%) 3部
メタノール 70部
n−ブタノール 30部
実施例5において、下引き層1用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、すべて実施例5と同様にして電子写真感光体12を作製した。
N−メトキシメチル化ナイロン(FR101:鉛市製) 5部
メラミン樹脂[スーパーベッカミンL−145−60(固形分
60%)、 大日本インキ化学工業製] 8部
酒石酸のメタノール溶液(固形分10%) 5部
メタノール 120部
n−ブタノール 50部
実施例1において、下引き層1用塗工液を下記組成のものに変更した以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体13を作製した。
共重合ナイロン(アミランCM8000:東レ製) 5部
メタノール 70部
n−ブタノール 30部
感光体作製例13において、下引き層1の膜厚を0.4μmに変更した以外は、すべて感光体作製例13と同様にして電子写真感光体14を作製した。
感光体作製例13において、下引き層1の膜厚を1.1μmに変更した以外は、すべて感光体作製例13と同様にして電子写真感光体15を作製した。
実施例1において、架橋型電荷輸送層塗工液に含有される電荷輸送性構造を有さない3官能以上のラジカル重合性モノマーを下記のモノマーに換え、1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物を例示化合物No.138、10部に換えた以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体16を作製した。
電荷輸送性構造を有さない3官能以上のラジカル重合性モノマー 10部
ペンタエリスリトールテトラアクリレート(SR−295,化薬サートマー製)
分子量:352、官能基数:4官能、分子量/官能基数=88
実施例1において、架橋型電荷輸送層用塗工液に含有される電荷輸送性構造を有さない3官能以上のラジカル重合性モノマーを下記のモノマーに換え、架橋型電荷輸送層の膜厚を7.0μmにした以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体17を作製した。
電荷輸送性構造を有さない3官能以上のラジカル重合性モノマー 10部
カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(KAYARAD DPCA−120、日本化薬製)
分子量:1947、官能基数:6官能、分子量/官能基数=325
実施例1において、架橋型電荷輸送層用塗工液に含有される電荷輸送性構造を有さない3官能以上のラジカル重合性モノマーを下記のモノマーに換え、光重合開始剤を下記の化合物1部に換え、架橋型電荷輸送層の膜厚を9.0μmにした以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体18を作製した。
電荷輸送性構造を有さない3官能以上のラジカル重合性モノマー 10部
カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(KAYARAD DPCA−60、日本化薬製)
分子量:1263、官能基数:6官能、分子量/官能基数=211
光重合開始剤 1部
2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン
(イルガキュア651、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)
実施例1において、架橋型電荷輸送層用塗工液に含有される電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物を1官能性の例示化合物No.54、9部と下記構造の2官能性化合物1部とし、架橋型電荷輸送層の膜厚を6.0μmにした以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体19を作製した。
1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物 9部
(例示化合物No.54)
2官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物 1部
実施例1の架橋型電荷輸送層用塗工液に含有される電荷輸送性構造を有さない3官能以上のラジカル重合性モノマーを下記構造式の電荷輸送性構造を有さない2官能のラジカル重合性モノマー10部に換え、架橋型電荷輸送層の膜厚を6.0μmにした以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体20を作製した。
電荷輸送性構造を有さない2官能のラジカル重合性モノマー 10部
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(和光純薬製)
分子量:226、官能基数:2官能、分子量/官能基数=113
実施例1において、架橋型電荷輸送層用塗工液の組成物である1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物を含有させず、電荷輸送性構造を有さない3官能以上のラジカル重合性モノマー量を20部に換え、架橋型電荷輸送層の膜厚を4.5μmにした以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体21を作製した。
実施例1において、架橋型電荷輸送層用塗工液の組成物である1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物を含有させず、代わりに電荷輸送層用塗工液に含有されている下記構造式の低分子電荷輸送物質10部を含有させ、架橋型電荷輸送層の膜厚を5.5μmにした以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体22を作製した。
実施例1において、電荷輸送層塗工液を下記の組成のものに変更した以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体23を作製した。
下記組成の高分子電荷輸送物質(重量平均分子量:約135000) 10部
塩化メチレン 100部
実施例1において架橋型電荷輸送層の代わりに下記組成の無機顔料含有電荷輸送層に換え、膜厚を6.0μmに変更した以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体24を作製した。
アルミナ(平均一次粒径:0.4μm、スミコランダム
AA−03:住友化学工業製) 2部
湿潤分散剤(固形分50%、BYK−P104:BYKケミー製)0.025部
ポリカーボネート(TS2050:帝人化成社製、粘度平均
分子量:5万) 10部
下記構造式の電荷輸送物質 7部
シクロヘキサノン 500部
テトラヒドロフラン 150部
実施例1において、電荷輸送層の膜厚を19μmとし、電荷輸送層上に下記組成の保護層塗工液を塗布乾燥し、5μmの保護層を設けた以外は実施例1と同様にして電子写真感光体25を作製した。
メチルトリメトキシシラン 100部
3%酢酸 20部
下記構造の電荷輸送性化合物 35部
実施例1において、電荷輸送層の膜厚を24μmとし、最表面に設けた架橋型電荷輸送層を形成しなかった以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体26を作製した。
実施例1において、下引き層1塗工液を下記組成の塗工液に変更した以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体27を作製した。
(下引き層1用塗工液)
アルキッド樹脂[ベッコライトM6401−50−S(固形分
50%)、大日本インキ化学工業製] 14部
メラミン樹脂[スーパーベッカミンL−121−60(固形分
60%)、大日本インキ化学工業製] 8部
2−ブタノン 110部
実施例1において、下引き層1塗工液を下記組成の塗工液に変更した以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体28を作製した。
(下引き層1用塗工液)
酸化チタン(CR−EL:石原産業社製、平均一次粒径:約0.25μm)
15部
N−メトキシメチル化ナイロン(FR101:鉛市製) 5部
メタノール 70部
n−ブタノール 30部
実施例1において、下引き層2塗工液を下記組成の塗工液に変更した以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体29を作製した。
(下引き層2用塗工液)
酸化チタン(CR−EL:石原産業社製、平均一次粒径:約0.25μm)
45部
酸化チタン(PT−401M:石原産業社製、平均一次粒径:約0.07μm)
35部
アルキッド樹脂[ベッコライトM6401−50−S(固形分
50%)、大日本インキ化学工業製] 16部
メラミン樹脂[スーパーベッカミンL−145−60(固形分
60%)、大日本インキ化学工業製] 9部
2−ブタノン 100部
無機顔料とバインダー樹脂の容積比は、約2/1である。また、アルキッド樹脂とメラミン樹脂の重量比は、約1.5/1である。D2/D1は0.28、無機顔料の混合比は約0.44である。
実施例1において、下引き層2塗工液を下記組成の塗工液に変更した以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体30を作製した。
(下引き層2用塗工液)
酸化チタン(CR−EL:石原産業社製、平均一次粒径:約0.25μm)
40部
酸化チタン(TTO−F1:石原産業社製、平均一次粒径:約0.04μm)
40部
アルキッド樹脂[ベッコライトM6401−50−S(固形分
50%)、大日本インキ化学工業製] 16部
メラミン樹脂[スーパーベッカミンL−145−60(固形分
60%)、大日本インキ化学工業製] 9部
2−ブタノン 100部
無機顔料とバインダー樹脂の容積比は、約2/1である。また、アルキッド樹脂とメラミン樹脂の重量比は、約1.5/1である。D2/D1は0.16、無機顔料の混合比は約0.5である。
実施例1において、下引き層2塗工液を下記組成の塗工液に変更した以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体31を作製した。
(下引き層2用塗工液)
酸化チタン(CR−EL:石原産業社製、平均一次粒径:約0.25μm)
65部
アルキッド樹脂[ベッコライトM6401−50−S(固形分
50%)、大日本インキ化学工業製] 14部
メラミン樹脂[スーパーベッカミンL−145−60(固形分
60%)、大日本インキ化学工業製] 13部
2−ブタノン 80部
無機顔料とバインダー樹脂の容積比は、約1.5/1である。また、アルキッド樹脂とメラミン樹脂の重量比は、約0.9/1である。
実施例1において、下引き層2塗工液を下記組成の塗工液に変更した以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体32を作製した。
(下引き層2用塗工液)
酸化チタン(CR−EL:石原産業社製、平均一次粒径:約0.25μm)
50部
アルキッド樹脂[ベッコライトM6401−50−S(固形分
50%)、大日本インキ化学工業製] 25部
メラミン樹脂[スーパーベッカミンL−145−60(固形分
60%)、大日本インキ化学工業製] 10部
2−ブタノン 70部
無機顔料とバインダー樹脂の容積比は、約0.9/1である。また、アルキッド樹脂とメラミン樹脂の重量比は、約2/1である。
実施例1において、下引き層2塗工液を下記組成の塗工液に変更した以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体33を作製した。
(下引き層2用塗工液)
酸化チタン(CR−EL:石原産業社製、平均一次粒径:約0.25μm)
125部
アルキッド樹脂[ベッコライトM6401−50−S(固形分
50%)、大日本インキ化学工業製] 16部
メラミン樹脂[スーパーベッカミンL−145−60(固形分
60%)、大日本インキ化学工業製] 9部
2−ブタノン 140部
無機顔料とバインダー樹脂の容積比は、約3.1/1である。また、アルキッド樹脂とメラミン樹脂の重量比は、約1.5/1である。
実施例1において、下引き層2塗工液を下記組成の塗工液に変更した以外は、すべて実施例1と同様にして電子写真感光体34を作製した。
(下引き層2用塗工液)
有機顔料(シリコーン樹脂微粒子:東芝シリコーン社製、平均一次粒径:約0.5μm) 80部
アルキッド樹脂[ベッコライトM6401−50−S(固形分
50%)、大日本インキ化学工業製] 16部
メラミン樹脂[スーパーベッカミンL−145−60(固形分
60%)、大日本インキ化学工業製] 9部
2−ブタノン 140部
無機顔料とバインダー樹脂の容積比は、約2/1である。また、アルキッド樹脂とメラミン樹脂の重量比は、約1.5/1である。
参考例1において、下引き層2塗工液を下記組成の塗工液に変更し、下引き層2の膜厚を3.0μmに変更した以外は、すべて参考例1と同様にして電子写真感光体35を作製した。
(下引き層2用塗工液)
アルキッド樹脂[ベッコライトM6401−50−S(固形分
50%)、大日本インキ化学工業製] 10部
メラミン樹脂[スーパーベッカミンL−145−60(固形分
60%)、大日本インキ化学工業製] 6部
2−ブタノン 90部
無機顔料は無添加である。アルキッド樹脂とメラミン樹脂の重量比は、約1.4/1である。
参考例1において、下引き層1塗工液を下記組成の塗工液に変更し、下引き層1の膜厚を1.0μmにした以外は、すべて参考例1と同様にして電子写真感光体36を作製した。
(下引き層1用塗工液)
酸化チタン(CR−EL:石原産業社製、平均一次粒径:約0.25μm)
15部
N−メトキシメチル化ナイロン(FR101:鉛市製) 5部
メタノール 70部
n−ブタノール 30部
以上のようにして作製した電子写真感光体1〜36について、外観を目視で観察し、クラック、膜剥がれの有無を判断した。次に、有機溶剤に対する溶解性試験として、テトラヒドロフラン(以後THFと略す)、及びジクロロメタン(以後MDCと略す)を1滴滴下し、自然乾燥後の表面形状の変化を観察した。その結果を表3に示す。
◎:非常に良好なレベル
○:若干画質劣化が見られるが問題ないレベル
△:明らかに画像欠陥が認められるレベル
×:画像欠陥の影響が大きく画像品質が非常に悪いレベル。
また、試験前後の膜厚差から摩耗量を算出した。これらの結果を表4−1、表4−2に示す。
1 感光体
2 除電ランプ
3 帯電ローラ
5 画像露光部
6 現像ユニット
7 転写前チャージャ
8 レジストローラ
9 転写紙
10 転写チャージャ
11 分離チャージャ
12 分離爪
13 クリーニング前チャージャ
14 ファーブラシ
15 クリーニングブラシ
21 ギャップ形成部材
22 金属シャフト
23 画像形成領域
24 非画像形成領域
101 感光体
102 帯電手段
103 露光手段
104 現像手段
105 転写手段
106 転写手段
107 クリーニング手段
(図6について)
1C、1M、1Y、1K 感光体
2C、2M、2Y、2K 帯電部材
3C、3M、3Y、3K レーザー光
4C、4M、4Y、4K 現像部材
5C、5M、5Y、5K クリーニング部材
6C、6M、6Y、6K 画像形成要素
10 転写搬送ベルト
11C、11M、11Y、11K 転写ブラシ
12 定着装置
Claims (26)
- 導電性支持体上に少なくとも下引き層、感光層及び架橋型電荷輸送層を順次積層した電子写真感光体において、該下引き層は無機顔料を含有している層と無機顔料を含有していない層の少なくとも2層からなり、無機顔料を含有していない層が、導電性支持体上に直接形成され、その上に無機顔料を含有する層が積層されており、無機顔料を含有していない層がN−メトキシメチル化ナイロンを含有し、無機顔料を含有している層の膜厚が、1〜10μmであり、かつ該架橋型電荷輸送層が少なくとも電荷輸送性構造を有しない3官能以上のラジカル重合性モノマーと、下記式(A)又は(B)で表される1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物とを硬化することにより形成されることを特徴とする電子写真感光体。
- 前記感光層が、電荷発生層と電荷輸送層とを順次積層した積層構成からなることを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記N−メトキシメチル化ナイロンが加熱により架橋されていることを特徴とする請求項2に記載の電子写真感光体。
- 前記下引き層のうち、無機顔料を含有していない層の膜厚が、2.0μm未満であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記下引き層のうち、無機顔料を含有している層には、無機顔料として金属酸化物が含有されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記金属酸化物が、酸化チタンであることを特徴とする請求項5に記載の電子写真感光体。
- 前記無機顔料が、平均一次粒径の異なる2種以上の無機顔料の混合物であり、最も大きな平均一次粒径を有する無機顔料の平均一次粒径をD1、最も小さな平均一次粒径を有する無機顔料の平均一次粒径をD2としたとき、0.2<(D2/D1)≦0.5の関係を満たすことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記D2が、0.2μm未満であることを特徴とする請求項7に記載の電子写真感光体。
- 前記平均一次粒径の異なる2種以上の無機顔料の混合比が、最も大きな平均一次粒径を有する無機顔料の含有量をT1、最も小さな平均一次粒径を有する無機顔料の含有量をT2としたとき、重量比で0.2≦T2/(T1+T2)≦0.8の関係を満たすことを特徴とする請求項7または8に記載の電子写真感光体。
- 前記下引き層のうち、無機顔料を含有している層には、バインダー樹脂として熱硬化型樹脂を含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記熱硬化型樹脂が、アルキッド樹脂及びメラミン樹脂からなることを特徴とする請求項10に記載の電子写真感光体。
- 前記アルキッド樹脂とメラミン樹脂との重量比が、1/1〜4/1の範囲内であることを特徴とする請求項11に記載の電子写真感光体。
- 前記無機顔料を含有している層に含まれる無機顔料とバインダー樹脂との容積比が、1/1〜3/1の範囲内であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記下引き層のうち、無機顔料を含有している層の膜厚が、無機顔料を含有していない層の膜厚よりも大きいことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記架橋型電荷輸送層に用いられる電荷輸送性構造を有しない3官能以上のラジカル重合性モノマーの官能基が、アクリロイルオキシ基及び/又はメタクリロイルオキシ基であることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記架橋型電荷輸送層に用いられる電荷輸送性構造を有しない3官能以上のラジカル重合性モノマーにおける官能基数に対する分子量の割合(分子量/官能基数)が、250以下であることを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記架橋型電荷輸送層に用いられる電荷輸送性構造を有しない3官能以上のラジカル重合性モノマーの成分割合が、架橋型電荷輸送層全量に対し30〜70重量%であることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記架橋型電荷輸送層に用いられる1官能の電荷輸送性構造を有するラジカル重合性化合物の成分割合が、架橋型電荷輸送層全量に対し30〜70重量%であることを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記架橋型電荷輸送層の硬化が加熱又は光エネルギー照射手段によって行われたことを特徴とする請求項1〜18のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 請求項1〜19のいずれかに記載の電子写真感光体を用いて、少なくとも帯電、画像露光、現像、転写を繰り返し行うことを特徴とする画像形成方法。
- 少なくとも帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、及び電子写真感光体を具備してなる画像形成装置において、該電子写真感光体が請求項1〜19のいずれかに記載の電子写真感光体であることを特徴とする画像形成装置。
- 少なくとも帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、及び電子写真感光体からなる画像形成要素を複数配列したことを特徴とする請求項21に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置に用いられる帯電手段に、交流重畳電圧を印加することを特徴とする請求項21又は22に記載の画像形成装置。
- 少なくとも帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、及び電子写真感光体を具備してなる画像形成装置において、画像形成時における感光体の線速が250mm/sec以上であることを特徴とする請求項21〜23のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置が、少なくとも電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段、クリーニング手段から選ばれる少なくとも1つの手段とが一体となった画像形成装置用プロセスカートリッジを搭載し、該画像形成装置用プロセスカートリッジが装置本体と着脱自在であることを特徴とする請求項21〜24のいずれかに記載の画像形成装置。
- 少なくとも電子写真感光体を備えた画像形成装置用プロセスカートリッジにおいて、該電子写真感光体が請求項1〜19のいずれかに記載の電子写真感光体であることを特徴とする画像形成装置用プロセスカートリッジ。
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