JP5023868B2 - 無線タグの決定方法、無線タグの決定システム、リーダ制御装置及びプログラム - Google Patents

無線タグの決定方法、無線タグの決定システム、リーダ制御装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線タグと情報の送受信を行うリーダを制御するリーダ制御装置により障害のある無線タグを決定する無線タグの決定方法、無線タグの決定システム、リーダ制御装置、該リーダ制御装置を機能させるためのプログラムに関する。
近年、物流管理の現場においては、商品に無線タグを取り付け、リーダ/ライタで無線タグのメモリに内蔵された情報を読み取り、また必要な情報を書き込むことにより、商品を管理している。無線タグによる物流管理は、バーコードに取って代わって急速に普及しており、物流管理のみならず様々な場面で用いられるようになってきている。また無線タグのリーダによる識別性を向上させるためにCCDカメラを用い、リーダによる無線タグの認識に加えて画像認識をも行う技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−350806号公報
複数の物品に取り付けられた各無線タグをリーダで読み取る場合、故障等により無線タグをリーダで読み取れない場合が存在する。このような場合、複数の無線タグの内どれが障害のある無線タグであるかを、ユーザが個別に調査する必要があり煩わしいという問題があった。このような問題は読み取る無線タグの数が増大すればするほど、非効率化を招来していた。なお、特許文献1に記載の技術はカメラで認識した物品数とリーダで認識した無線タグの数とが一致するか否かを判断するのみでかかる課題を解決する手段は何ら開示されていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、画像処理及び識別用無線タグを用いたリーダの読み取り範囲の変更処理を行うことにより、複数の無線タグの中から容易に障害のある無線タグを決定することが可能な無線タグの決定方法、無線タグの決定システム、リーダ制御装置、該リーダ制御装置を機能させるためのプログラムを提供することにある。
本発明の他の目的は、複数のリーダを用いて補正を行うことにより、無線タグに固有の感度の強弱に起因する誤差を低減することが可能なリーダ制御装置を提供することにある。
本発明に係る無線タグの決定方法は、無線タグと情報の送受信を行うリーダを制御するリーダ制御装置により障害のある無線タグを決定する無線タグの決定方法において、無線タグが取り付けられた物品の画像を撮像装置により取り込む画像取り込みステップと、前記リーダ制御装置の制御部が、前記画像取り込みステップにより取り込んだ画像から、無線タグを含む画像を認識し、認識した無線タグを含む画像に基づいて、無線タグの個数及び前記リーダから無線タグまでの距離情報を算出する算出ステップと、前記制御部が、前記リーダから無線タグまでの距離情報が既知である識別用無線タグに基づき、前記リーダの読み取り範囲を変更する変更ステップと、前記制御部が、前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出ステップにより算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更ステップにより前記リーダの読み取り範囲を変更し、変更後の読み取り範囲及び前記算出ステップにより算出した距離情報に基づき、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定する決定ステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係る無線タグの決定システムは、物品に取り付けられた無線タグを読み取るリーダ、該リーダを制御するリーダ制御装置及び無線タグを撮像する撮像装置を用いて、障害のある無線タグを決定する無線タグの決定システムにおいて、前記撮像装置は、無線タグが取り付けられた物品の画像を取り込む画像取り込み手段と、該画像取り込み手段により取り込んだ画像を前記リーダ制御装置へ出力する手段とを備え、前記リーダ制御装置は、前記撮像装置により出力された画像から、無線タグを含む画像を認識し、認識した無線タグを含む画像に基づいて、無線タグの個数及び前記リーダから無線タグまでの距離情報を算出する算出手段と、前記リーダから無線タグまでの距離情報が既知である識別用無線タグに基づき、前記リーダの読み取り範囲を変更する変更手段と、前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出手段により算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更手段により前記リーダの読み取り範囲を変更し、変更後の読み取り範囲及び前記算出手段により算出した距離情報に基づき、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るリーダ制御装置は、無線タグと情報の送受信を行うリーダを制御するリーダ制御装置において、無線タグが取り付けられた物品の画像を取り込む画像取り込み手段と、該画像取り込み手段により取り込んだ画像から、無線タグを含む画像を認識し、認識した無線タグを含む画像に基づいて、無線タグの個数及び前記リーダから無線タグまでの距離情報を算出する算出手段と、前記リーダから無線タグまでの距離情報が既知である識別用無線タグに基づき、前記リーダの読み取り範囲を変更する変更手段と、前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出手段により算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更手段により前記リーダの読み取り範囲を変更し、変更後の読み取り範囲及び前記算出手段により算出した距離情報に基づき、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定する決定手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係るリーダ制御装置は、前記決定手段は、前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出手段により算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更手段により前記リーダの読み取り範囲を減少または増加させ、減少後または増加後の読み取り範囲に属する無線タグの個数及び該読み取り範囲に対応する距離情報と、該距離情報に対応する前記算出手段により算出された無線タグの個数とを比較することにより、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定するよう構成してあることを特徴とする。
本発明に係るリーダ制御装置は、前記決定手段は、前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出手段により算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更手段により前記リーダの読み取り範囲を分割統治法に基づき減少または増加させ、減少後または増加後の読み取り範囲に属する無線タグの個数及び該読み取り範囲に対応する距離情報と、該距離情報に対応する前記算出手段により算出された無線タグの個数とを比較することにより、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定するよう構成してあることを特徴とする。
本発明に係るリーダ制御装置は、前記決定手段により決定した無線タグを識別するための情報を出力する出力手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るリーダ制御装置は、前記出力手段は、前記決定手段により決定した無線タグに係る前記算出手段で算出した距離情報に対応する画素領域に前記無線タグを識別するための画像情報を表示部へ出力するよう構成してあることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、無線タグと情報の送受信を行うリーダを制御するリーダ制御装置により障害のある無線タグを決定するためのプログラムにおいて、リーダ制御装置に、無線タグが取り付けられた物品の画像を取り込む画像取り込みステップと、前記リーダ制御装置の制御部により、前記画像取り込みステップにより取り込んだ画像から、無線タグを含む画像を認識し、認識した無線タグを含む画像に基づいて、無線タグの個数及び前記リーダから無線タグまでの距離情報を算出する算出ステップと、前記リーダからの距離情報が既知である識別用無線タグに基づき、前記制御部により前記リーダの読み取り範囲を変更する変更ステップと、前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出ステップにより算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更ステップにより前記リーダの読み取り範囲を変更し、前記制御部により変更後の読み取り範囲及び前記算出ステップにより算出した距離情報に基づき、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定する決定ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明にあっては、撮像装置は、無線タグが取り付けられた物品の画像を取り込み、取り込んだ画像をリーダ制御装置へ出力する。リーダ制御装置の算出手段は、撮像装置により出力された画像から、無線タグを含む画像を認識し、認識した無線タグを含む画像に基づいて、無線タグの個数及び無線タグのリーダからの距離情報を算出する。距離情報が既知の識別用無線タグは予め分散配置されている。変更手段は識別用無線タグに基づき、リーダの読み取り範囲を変更する。すなわち分散配置された識別用無線タグの距離情報を手掛かりに、リーダの読み取り範囲を変更する。そして決定手段は、リーダにより読み取った無線タグの個数と算出手段により算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、リーダの読み取り範囲を変更手段により変更し、変更後の読み取り範囲に対応する距離情報及び算出手段により算出した距離情報に基づき、リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定する。
この決定手段は例えば、リーダの読み取り範囲を変更手段により減少または増加させる。そして、減少後または増加後の読み取り範囲に属する無線タグの個数及び読み取り範囲に対応する距離情報と、この距離情報に対応する算出手段により算出された無線タグの個数とを比較することにより、リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定する。
また決定手段は、リーダの読み取り範囲を分割統治法に従い減少または増加させる。そして分割統治法に従い絞り込みを行い障害のある無線タグを決定する。
本発明にあっては、出力手段により、決定手段によって決定した無線タグを識別するための情報が出力される。例えば決定手段により決定した無線タグに係る算出手段で算出した距離情報に対応する画素領域に無線タグを識別するための画像情報を表示部へ出力する。
本発明にあっては、算出手段は、撮像装置により出力された画像から、無線タグを含む画像に基づき、無線タグの個数及び無線タグのリーダからの距離情報を算出する。そして決定手段は、リーダにより読み取った無線タグの個数と算出手段により算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、リーダの読み取り範囲を変更手段により変更し、変更後の読み取り範囲に対応する距離情報及び算出手段により算出した距離情報に基づき、リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定する。これにより容易にまた高い精度で、障害のある無線タグを決定することが可能となる。またリーダの読み取り範囲の変更に際し分割統治法を用いることにより、効率よく障害のある無線タグを検出することが可能となる。
本発明にあっては、出力手段により、決定手段によって決定した無線タグを識別するための情報が出力される。これにより、ユーザは容易に障害のある無線タグを認識することが可能となる。また表示部に障害のある無線タグの情報を表示することで、ユーザは容易にこれを視認することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
実施の形態1
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は無線タグの決定システムの概要を示す模式図である。無線タグの決定システム(以下、決定システムという)は撮像装置6、リーダ制御装置1、リーダ2、表示部14、識別用無線タグ5、及び、検査台9等を含んで構成される。検査台9は例えばベルトコンベア、トレイ、またはトラックの荷台等であり無線タグ3、3、・・・が取り付けられた物品4、4、・・・を載置する。本実施の形態では検査台9をベルトコンベア9であるものとして説明する。ベルトコンベア9は支持台7、7及び支持台7、7の間に設けられるベルト8を含んで構成される。ベルト8は図示しないモータ及びローラによる巻き取り及び引き出し動作により、載置された物品4、4、・・・を四角柱状の支持台7、7の長手方向へ搬送する。
支持台7のいずれか一方の上面には、長手方向に識別用無線タグ5、5、・・・(以下、ロケーションタグ5、5、・・・という)が略等間隔で並置されている。ロケーションタグ5、5、・・・(以下、場合によりロケーションタグ5で代表する)が取り付けられた支持台7の一端にはロケーションタグ5及びベルト8上に載置された無線タグ3、3、・・・(以下、場合により無線タグ3で代表する)の読み取りを行うリーダ2が設置されている。なお、リーダ2は無線タグ3及びロケーションタグ5の読み取りのみならず、所定の情報を書き込むライタとしても機能する。
等間隔に配置される各ロケーションタグ5は、リーダ2の読み取り範囲を決定する上で参照されるものであり、リーダ2からの各距離はリーダ制御装置1に予め記憶されている。撮像装置6(以下、カメラ6)は例えばデジタルカメラが用いられ、ベルト8上に載置された物品4、4・・・(以下、場合により物品4で代表する)に取り付けられた無線タグ3の撮像を行う。撮像により得られた画像データはリーダ制御装置1へ出力される。カメラ6の支持台7の長手方向の画角は、検査対象の無線タグ3が取り付けられた物品4の全てが撮像できる画角に設定されている。具体的にはベルト8及び支持台7一端から他端までを撮像できる画角とすれば良い。
本実施の形態においては8つの物品4に取り付けられた8つの無線タグ3を検査する例について説明する。リーダ制御装置1は例えばパーソナルコンピュータ等が用いられ、カメラ6、液晶ディスプレイ等の表示部14及びリーダ2がこれに接続される。以下ではリーダ制御装置1をコンピュータ1と読み替えて説明する。
物品4は本実施の形態においては医薬品であり外面に画像処理により認識することが可能なハッチングで示す無線タグ3が取り付けられている。なお、無線タグ3の画像認識を可能とすべく物品4は、無線タグ3の取り付け面をカメラ6に対向させてベルト8上に載置している。無線タグ3は平面視における形状が矩形状、円形、多角形、星形または三角形状をなし、物品4とは異なる着色がなされている。本実施の形態においては黒色のベルト8上に載置された、白色の包装からなる物品4に、赤色で着色された矩形状の無線タグ3が貼り付けられた例を用いて説明する。コンピュータ1はカメラ6から取り込んだ画像から無線タグ3の個数を認識し、この個数とリーダ2で読み取ったベルト8上の無線タグ3の個数とが一致しない場合に、リーダ2の読み取り範囲を、ロケーションタグ5を参照して変更し、画像認識により得られた各無線タグ3の距離情報を参照して、障害のある無線タグ3を決定する。
なお、本実施の形態においては物品4に取り付けられた無線タグ3自身を画像処理により認識する形態について説明するが、無線タグ3が取り付けられた取り付け体を代わりに認識するようにしても良い。図2は物品4に取り付けられた取り付け体の例を示す模式的斜視図である。物品4の上面には、物品4上面の表面積よりも小さい取り付け体たる矩形板状の宛名ラベル30が貼り付けられている。宛名ラベル30には無線タグ3が埋め込まれており、その上面には住所記入欄等が設けられている。宛名ラベル30は画像認識することができるよう物品4とは異なる色(例えば緑色)で着色されるか、あるいは、図2に示す如く外周の縁が物品4とは異なる色(例えば緑色)で着色されている。以下では、無線タグ3自身を画像認識する形態につき説明するが、図2に示す如く宛名ラベル30を無線タグ3に代えて認識させるようにしても良い。
図3はコンピュータ1、無線タグ3及びロケーションタグ5のハードウェア構成を示すブロック図である。無線タグ(ICタグ、RFID: Radio Frequency Identification、ICカード、書き換え可能なバーコード等の、書き換え可能な領域を持つ識別子を用いる手段であればこれに限定されない)3は、制御部31、通信部36及び記憶部35を含んで構成される。制御部31はロジック回路等からなり内部のプログラムに従って伝送線37を介して接続される通信部36及び記憶部35の制御を行う。通信部36はコイル及び無線通信用のRF回路等から構成され、リーダ2との間で、各無線タグ3固有に付与される識別子(以下、IDという)等の送受信を行う。
記憶部35は例えばEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)またはフラッシュROM等から構成され、ID記憶部351を内部に格納している。リーダ2から読み取り要求を受け付けた場合、制御部31はID記憶部351に記憶されたIDを読み出し、通信部36を介して読み出したIDをリーダ2へ送信する。
ロケーションタグ5も無線タグ3と実質的に同一の構成をなし、制御部51、通信部56及び記憶部55を含んで構成され、これらは、伝送線57を介して相互に接続されている。ID記憶部551には各ロケーションタグ5固有に付与される識別子(以下、LID)が記憶されている。リーダ2から読み取り要求を受け付けた場合、制御部51はID記憶部551に記憶されたLIDを読み出し、通信部56を介して読み出したLIDをリーダ2へ送信する。なお、ロケーションタグ5を支持台7に取り付けた場合、リーダ2によりロケーションタグ5のリーダ2からの距離を記憶部55に記憶させておき、必要に応じてLIDと共にこの記憶した距離をリーダ2に送信するようにしても良い。
リーダ2はコンピュータ1の制御に従い無線タグ3及びロケーションタグ5の読み取りを行い、読み取ったID及びLIDをコンピュータ1へ出力する。またリーダ2はコンピュータ1の制御により、支持台7の長手方向に沿う方向へ読み取り範囲を増加または減少させることができる。これは例えばリーダ2へ出力する電圧、電流またはゲインを増加または減少させることにより、ビームの振幅を増減させ、読み取り範囲の増減を行えばよい。以下では、出力電圧値を増減することにより、リーダ2の読み取り範囲を制御する形態について説明する。リーダ2は支持台7の一端にビームの出射方向を他端に臨ませて設置されている。
コンピュータ1は制御部としてのCPU(Central Processing Unit)11、RAM12、入力部13、表示部14、ポート16、18、及び記憶部15を含んで構成される。CPU11は、バス17を介してカメラ6及びリーダ2を含むハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、記憶部15に格納された制御プログラム15Pに従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。
表示部14は例えば液晶ディスプレイ等であり、入力部13はキーボード及びマウス等から構成される。記憶部15は例えばハードディスクで構成され、内部には上述した制御プログラム15P、ロケーションタグファイル151及び画像認識ファイル152が記憶されている。ポート16、18は例えばUSB(Universal Serial Bus)ポートであり、それぞれカメラ6及びリーダ2にUSBケーブルにより接続されている。
図4はロケーションタグファイル151のレコードレイアウトを示す説明図である。ロケーションタグファイル151はLIDフィールド、距離フィールド及び出力電圧値フィールドを含んで構成され、各LIDに対応づけて支持台7の一端に設置されるリーダ2から支持台7上に載置された各ロケーションタグ5までの距離及びリーダ2に対して出力される出力電圧値が記憶されている。LIDフィールドには、ロケーションタグ5の識別子(LID)が記憶されている。LIDは、リーダ2に最も近いロケーションタグ5の順にL01、L02、L03、・・・、L30と記憶されている。距離フィールドには、LIDに対応させて、リーダ2からの距離が記憶されている。例えば、支持台7の一端に設置されるL01のロケーションタグ5は、リーダ2から10cmの距離に設置されており、遠ざかる方向に隣接配置されるL02のロケーションタグ5は、リーダ2から20cmの位置に配置される。また、支持台7の他端に設置されるL30のロケーションタグ5はリーダ2から300cmの位置に設置される。
この距離の情報は、LIDに対応づけて、ユーザが入力部13を通じて入力する。CPU11は入力されたLID及び距離を記憶部15のロケーションタグファイル151に記憶する。出力電圧フィールドは単位がvであり、リーダ2が各ロケーションタグ5を読み取るのに必要な出力電圧値が記憶されている。例えばLIDがL01のロケーションタグ5は出力電圧がv1必要であり、LIDがL02のL01よりも遠いロケーションタグ5は、v1よりも値が大きい出力電圧v2が必要とされる。
CPU11は、リーダ2へ出力する出力電圧値を、最低出力電圧(例えば0v)から徐々に増加させる。リーダ2は、コンピュータ1から出力された出力電圧値を参照して、印加電圧を上昇させる。この上昇により、読み取り範囲が増加しロケーションタグ5の読み取りが行える。CPU11はリーダ2を通じて、各ロケーションタグ5の読み取りが完了する度に、リーダ2から出力されるLIDに対応づけて、そのときの出力電圧値を逐次ロケーションタグファイル151に記憶する。これにより、リーダ2からの距離が既知の複数のロケーションタグ5を用いることにより高い精度でリーダの読み取り範囲を制御することが可能となる。なお、本実施の形態においては、ロケーションタグ5を10cm毎に設置する例を説明したが、物品の大きさ等に応じて適宜の値とすれば良い。またロケーションタグ5に障害が発生する場合も想定されるので、定期的にリーダ2により正常か否かを検証するようにすればよい。障害がある場合は、ロケーションタグファイル151に記憶した該当するLID及びこれに対応する距離を新たなロケーションタグ5が設置されるまで削除しておいても良い。
図5はカメラ6により取り込んだ画像のイメージを示す説明図である。カメラ6からの取り込み画像は、コンピュータ1へ出力される。コンピュータ1のCPU11は、図5に示す如く表示部14に取り込み画像を表示する。コンピュータ1のCPU11は、画像認識により無線タグ3を抽出し、位置情報を取得する。具体的には、CPU11は予め記憶部15に記憶した無線タグ3と同一色及び同一形状のテンプレート画像を読み出し、パターンマッチングまたはエッジ検出を行うことにより、無線タグ3、3、・・・の個数を算出し、また無線タグ3、3、・・・が存在する座標値を抽出する。座標値は支持台7の長手方向をx軸とし、これと交差する方向をy軸とする。またx軸においてリーダ2から遠ざかる方向をx軸正方向、平面視において6時位置から12時位置に向かう方向をy軸正方向とする。なおリーダ2はx座標値0に対応する支持台7一端に、ビームの出射方向をx軸正方向へ向けて設置されている。
座標値は撮像画像の画素に対応している。本実施の形態においては、説明を容易にするために、y=0の直線上に略平行に物品4、4、・・・が並置され、これらに取り付けられた8つの無線タグ31乃至38のx座標値が読み取られたものとする。なお読み取られた無線タグ3のx座標値は、無線タグ3の左側のエッジの座標値と右側のエッジの座標値との平均値を、無線タグ3のx座標値とすればよい。CPU11は予め1画素(1座標値)あたりの距離を記憶部15に記憶しており、各無線タグ3のx座標値に1座標値あたりの距離を乗ずることで、リーダ2と、各無線タグ31乃至38との距離を算出する。CPU11は算出した距離を画像認識ファイル152に記憶する。なお、本実施の形態においては距離情報としてリーダ2と無線タグ3との距離を用いた例につき説明するが、リーダ2及び各無線タグ3の座標値を距離情報として用いても良い。また各無線タグ3の配置間隔は、ロケーションタグ5の設置間隔よりも十分大きいものとする。
図6は画像認識ファイル152のレコードレイアウトを示す説明図である。画像認識ファイル152には画像番号に対応づけて距離が記憶されている。画像番号はCPU11が画像処理により認識した各無線タグ3を識別するための番号であり、CPU11はx座標値の小さい値から大きい値へ向けて認識した無線タグ3毎に画像番号を付与し、画像認識ファイル152に記憶する。本例では、無線タグ31乃至38に対応する画像番号1乃至8が記憶されている。距離フィールドには、画像認識により得られたリーダ2から各無線タグ3までの距離が記憶されている。例えば、画像番号1に対応する無線タグ31はリーダ2から31cmに存在することが理解できる。
CPU11は、支持台7の一端から他端までに存在する全てのロケーションタグ5を読み取るべく、リーダ2の出力電圧を最大のv30まで上昇させる。CPU11は、リーダ2から出力される無線タグ3のID数と、画像認識ファイル152に記憶した画像番号の最大数とが一致するか否かを判断する。ここで一致する場合は、全ての無線タグ3が正常であると判断でき、CPU11はベルト駆動部(図示せず)を制御しベルト8回転させる。そして新たな無線タグ3の検査を行う。
CPU11は、リーダ2から出力される無線タグ3のID数と、画像認識ファイル152に記憶した画像番号の最大数とが一致しない場合、CPU11はリーダ2の出力電圧を増加または減少させ、すなわちリーダ2の読み取り範囲を増加または減少させることにより、読み取りに障害のある無線タグ3を決定する。以下では、無線タグ36に障害が存在するものとして説明する。CPU11は、画像認識ファイル152を参照し、画像番号8に対応する距離240cmよりも所定長(例えば10cm)短い距離を読み取り範囲とすべく、リーダ2の出力電圧を低下させる。本例では出力電圧v23に設定する。この場合、CPU11はリーダ2により読み取ったID数が1減少したか否かを判断する。本例では7から6へ減少したか否かを判断する。1減少している場合は、無線タグ38は正常であると判断する。
次いで無線タグ37の検証を行う。CPU11は、画像認識ファイル152を参照し、画像番号7に対応する距離210cmよりも所定長(10cm)短い距離を読み取り範囲とすべく、リーダ2の出力電圧を低下させる。本例では出力電圧v20に設定する。この場合、CPU11はリーダ2により読み取ったID数が1減少したか否かを判断する。本例では6から5へ減少したか否かを判断する。1減少している場合は、無線タグ37は正常であると判断する。
次いで無線タグ36の検証を行う。CPU11は、画像認識ファイル152を参照し、画像番号6に対応する距離180cmよりも所定長(10cm)短い距離を読み取り範囲とすべく、リーダ2の出力電圧を低下させる。本例では出力電圧v17に設定する。この場合、CPU11はリーダ2により読み取ったID数が1減少したか否かを判断する。本例では無線タグ36に障害があるので、ID数は減少せず5のままである。CPU11はID数が減少していないため、画像番号6に対応する無線タグ36を障害のある無線タグ3と判断する。
図7は結果の出力イメージを示す説明図である。CPU11は障害のある無線タグ36を決定した場合、画像認識ファイル152を参照して画像番号6に対応する距離を読み出す。そして、CPU11は、この読み出した距離を1画素あたりの長さで除することにより、無線タグ36のx座標値を算出する。CPU11は、算出した座標値周辺に記憶部15に記憶した障害のあることを示す画像情報を読み出し、表示部14へ図7の如く表示する。この画像情報は、例えば無線タグ3の着色(赤色)とは異なる色(例えば青色)を表示すればよい。図7に示す如く無線タグ36の画像領域に画像情報たる青色の矩形画像が表示される。または、記憶部15に記憶した画像番号(本例では6)に対応する画像を、算出した座標値を中心に表示しても良い。例えば、無線タグ36の画像領域に青色に着色した数字の6を表示するようにすればよい。なお、本実施の形態においては1台のカメラ6を用いる形態としたが複数のカメラ6を用いても良い。複数のカメラ6から複数の画像データが得られた場合、1の画像データに合成して利用するようにすればよい。またカメラ6のズーム機能を利用してカメラ6の画角を決定しても良い。
以上のハードウェア構成において各処理の手順を、フローチャートを用いて説明する。図8は各ロケーションタグ5に対する出力電圧の決定処理手順を示すフローチャートである。ユーザは入力部13から各ロケーションタグ5のLID及びリーダ2からの距離を入力する(ステップS81)。CPU11は入力部13から入力されたLID及び距離を受け付け(ステップS82)、ロケーションタグファイル151に受け付けたLID及び距離を対応づけて記憶する(ステップS83)。CPU11はリーダ2への出力電圧値を0vから徐々に増加させる(ステップS84)。例えば0.5v毎に増加させるようにすればよい。ここでCPU11はリーダ2から新規のLIDの読み取りが行われたか否かを判断する(ステップS85)。
CPU11は新規のLIDの読み取りを行えない場合(ステップS85でNO)、ステップS84へ移行し、出力電圧の増加を行う。一方CPU11は新規のLIDの読み取りが行われたと判断した場合(ステップS85でYES)、出力電圧値を当該新規のLIDに対応づけてロケーションタグファイル151に記憶する(ステップS86)。CPU11は、ロケーションタグファイル151に記憶した全てのLIDの読み取りを行ったか否かを判断する(ステップS87)。CPU11は、全てのLIDの読み取りを行っていないと判断した場合(ステップS87でNO)、ステップS84へ移行し、他の新規LIDに対する出力電圧値の記憶を繰り返し行う。一方、CPU11は全てのLIDの読み取りを行ったと判断した場合(ステップS87でYES)、一連の処理を終了する。
図9は無線タグ3の個数及びリーダ2からの距離を算出する手順を示すフローチャートである。CPU11は画像データをカメラ6から取り込み、各無線タグ3の認識を行う(ステップS91)。CPU11は認識した無線タグ3の個数を計数する(ステップS92)。当該処理は上述したように予め記憶部15に記憶した無線タグ3の色または形状等に基づくパターンマッチング、またはエッジ検出等により行えばよい。CPU11はリーダ2から近い順に、無線タグ3それぞれに、画像番号を付与し、付与した画像番号を図6に示す如く画像認識ファイル152に記憶する(ステップS93)。
CPU11は各無線タグ3の中心となるx座標値を算出する(ステップS94)。CPU11は記憶部15から1座標値あたりの長さを読み出し(ステップS95)、これにステップS94で算出した各無線タグ3のx座標値を乗じて、リーダ2から各無線タグ3までの距離を算出する(ステップS96)。CPU11は算出した距離を画像番号に対応づけて画像認識ファイル152に記憶する(ステップS97)。
図10及び図11は障害のある無線タグ3を決定する手順を示すフローチャートである。まず、CPU11はリーダ2の読み取り範囲を最大とすべく、ロケーションタグファイル151を参照して、出力電圧値を最高値へ変更する(ステップS101)。これにより、無線タグ31乃至38が存在する全ての領域が読み取り範囲となる。リーダ2は無線タグ3のIDの読み取りを行う(ステップS102)。読み取られた無線タグのIDはCPU11へ出力される。CPU11は画像認識ファイル152から画像認識により得られた画像番号の最大数を読み出す(ステップS103)。
CPU11は、ステップS102で読み取ったリーダ2での読み取り個数と、ステップS103で読み取った画像番号の最大値とが一致するか否かを判断する(ステップS104)。CPU11は一致すると判断した場合(ステップS104でYES)、全ての無線タグ3が正常であると判断し、図示しないベルト駆動部に対しベルト駆動信号を出力する。これによりベルト8は駆動され(ステップS105)、検査対象となる新たな複数の無線タグ3が搬送される。CPU11は処理を再びステップS102へ戻す。
一方、CPU11は一致しないと判断した場合(ステップS104でNO)、検査対象の画像番号に対応する距離を画像認識ファイル152から読み出す(ステップS106)。無線タグ38が検査対象の場合、これに対応する距離240cmが読み出される。CPU11は読み出した距離から所定長減算する処理を行う(ステップS107)。なお、この所定長は予め記憶部15に記憶した値(例えば10cm)を読み出して用いればよい。CPU11は減算した距離に対応する出力電圧値を、ロケーションタグファイル151を参照して読み出し、この読み出した出力電圧値へ変更する(ステップS108)。
その他、無線タグ3固有に存在する感度の強弱による影響を防止するために、ステップS107の減算処理に変えて、画像認識ファイル152に記憶した複数の画像番号に対応する距離に基づき算出しても良い。具体的には隣接する画像番号の距離の平均値を算出し、当該算出した距離に対応する出力電圧値をロケーションタグファイル151から読み出すようにしても良い。例えば画像番号8の距離は240cm、画像番号7の距離は210cmであるので、所定値となる平均値は225cmとなる。CPU11はこの平均値に対応する出力電圧値へ変更する。
リーダ2は変更された出力電圧値にて無線タグ3のIDの読み取りを行う(ステップS109)。読み取られたIDはリーダ2からCPU11へ出力される。CPU11は、リーダ2での読み取り個数が、ステップS108による出力電圧値の変更前と比較して減少したか否かを判断する(ステップS111)。CPU11はリーダ2での読み取り個数が減少したと判断した場合(ステップS111でYES)、検査対象の画像番号の無線タグ3を正常と判断する(ステップS112)。CPU11は画像認識ファイル152に正常であることを示すフラグを画像番号に対応づけて記憶する。
続いて、画像番号の1つ小さい無線タグ3の検証を行うべく、CPU11は検査対象の画像番号をデクリメントする(ステップS113)。CPU11はステップS106へ処理を戻し、繰り返し処理を実行する。一方、ステップS111において、個数が減少していないと判断した場合(ステップS111でNO)、当該検査対象の画像番号の無線タグ3を障害ありと決定する(ステップS114)。CPU11は画像認識ファイル152に障害があることを示すフラグを画像番号に対応づけて記憶する。
CPU11は画像認識ファイル152を参照し、画像番号に対応する距離を読み出す(ステップS115)。CPU11は記憶部15に記憶した1座標値あたりの距離を読み出し、ステップS115で読み出した距離を、1座標値あたりの距離で除すことで、障害のある無線タグ3の座標値を算出する(ステップS116)。CPU11は、記憶部15に記憶した無線タグ3の場所を示すための画像情報を読み出す(ステップS117)。CPU11はステップS116で算出した座標値上を中心に、ステップS117で読み出した画像情報を、表示部14に表示する(ステップS118)。なお、表示部14に障害のある無線タグ3を、画像情報を用いて表示する以外に、図示しないスピーカにより音声により通知するようにしても良い。例えば、記憶部15に記憶した音声ガイダンスに、ステップS114で決定した無線タグ3の画像番号を組み合わせて、スピーカから出力するようにしても良い。例えば「リーダから6番目の無線タグに障害があります。」等とする音声を出力すればよい。
CPU11は、ステップS102におけるリーダ2での読み取り個数に、ステップS114で障害ありと判断された無線タグ3の個数を加算した数と、画像番号の最大数とが一致するか否かを判断する(ステップS119)。CPU11は一致しない場合(ステップS119でNO)、他にも障害のある無線タグ3が存在すると判断し、検査対象の画像番号をデクリメントし(ステップS1110)、処理を再びS106に戻す。そして、以上述べた処理を繰り返すことで、障害のある無線タグ3の決定処理が進行する。一方、ステップS119において、CPU11は一致すると判断した場合(ステップS119でYES)、障害のある無線タグ3の決定を全て終えたものとして一連の処理を終了する。なお、本実施の形態においては出力電圧値を徐々に減少させて、無線タグ3のIDの読み取りが可能か否かを検証する形態を説明したが、逆に出力電圧値を徐々に増加させて無線タグ3の読み取りが可能か否かを検証しても良い。
実施の形態2
実施の形態2は分割統治法により障害のある無線タグ3を決定する方式に関する。図12は分割統治法を用いた決定処理の手順を示す説明図である。分割統治法においては、無線タグ3に対する検査対象の範囲を段階的に半分ずつ減少させる。すなわち、リーダ2の読み取り範囲は分割統治法により、段階的に半分に減少されるか、または、当該半分の減少量に相当する範囲がさらに加算される範囲となる。検査対象の範囲を段階的に半分に減少させることにより効率よく、障害のある無線タグ3を決定する。本実施の形態においては、障害のある無線タグ3が、無線タグ33であるものとして説明する。CPU11は画像認識ファイル152から画像番号8に対応する距離を読み出す。CPU11は読み出した距離に対応する出力電圧値をロケーションタグファイル151から読み出す。リーダ2はIDの読み取りを行う。無線タグ33が障害を持つことから、ID数は7となる。これが第1回目の検証となる。
CPU11は画像番号最大数を2で除し、画像番号4を算出する。CPU11は画像認識ファイル152から画像番号4に対応する距離を読み出す。CPU11は読み出した距離に対応する出力電圧値をロケーションタグファイル151から読み出す。リーダ2はIDの読み取りを行う。無線タグ33が障害を持つことから、ID数は画像番号4と一致せず3となる。そうすると無線タグ31乃至34に障害のある無線タグ3が存在し、無線タグ35乃至38は正常であることが理解できる。これが第2回目の検証となる。
CPU11は画像番号4を2で除し、画像番号2を算出する。CPU11は画像認識ファイル152から画像番号2に対応する距離を読み出す。CPU11は読み出した距離に対応する出力電圧値をロケーションタグファイル151から読み出す。リーダ2はIDの読み取りを行う。無線タグ33が障害を持つことから、ID数は画像番号2と一致し2となる。そうすると無線タグ33または34のいずれかに障害のある無線タグ3が存在し、無線タグ31及び32は正常であることが理解できる。これが第3回目の検証となる。
CPU11は画像番号2を2で除し、最終決定処理として画像番号1を算出する。そして読み取り範囲を増加させるべく、画像番号2に画像番号1を加算して画像番号3を算出する。CPU11は画像認識ファイル152から画像番号3に対応する距離を読み出す。CPU11は読み出した距離に対応する出力電圧値をロケーションタグファイル151から読み出す。リーダ2はIDの読み取りを行う。無線タグ33が障害を持つことから、ID数は2のままである。そうすると無線タグ33が障害のある無線タグ3であり、無線タグ34は正常であることが理解できる。これが第4回目の検証となる。なお、物品4の数が奇数の場合は、実施の形態1の方法により1つの無線タグ3の検査を終えた後に、実施の形態2に係る分割統治法による検査を実行すればよい。
図13及び図14は分割統治法を用いた決定処理の手順を示すフローチャートである。まず、CPU11は画像認識ファイル152から画像番号の最大値を読み出す(ステップS131)。CPU11は画像番号の最大値に対応する出力電圧を、ロケーションタグファイル151を参照して読み出し、読み取り範囲の変更を行う(ステップS132)。リーダ2は無線タグ3のIDの読み取りを行う(ステップS133)。読み取られた無線タグIDはCPU11へ出力される。
CPU11はステップS133で読み取ったリーダ2での読み取り個数と、ステップS131で読みだした画像番号の最大値とが一致するか否かを判断する(ステップS134)。CPU11は一致すると判断した場合(ステップS134でYES)、全ての無線タグ3が正常であると判断し、図示しないベルト駆動部に対しベルト駆動信号を出力する。これによりベルト8は駆動され(ステップS135)、検査対象となる新たな複数の無線タグ3が搬送される。CPU11は処理を再びステップS133へ戻す。
一方、CPU11は一致しないと判断した場合(ステップS134でNO)、画像番号を2で除す(ステップS136)。CPU11は除算後の画像番号に対応する出力電圧値を、ロケーションタグファイル151から読み出し、読み取り範囲の変更を行う(ステップS137)。リーダ2は無線タグ3のIDの読み取りを行う(ステップS138)。CPU11は、除算後の画像番号と、リーダ2での読み取り個数とが一致するか否かを判断する(ステップS139)。CPU11は一致しないと判断した場合(ステップS139でNO)、画像番号をさらに2で除す(ステップS143)。
CPU11は除算した画像番号が、分割限度である1であるか否かを判断する(ステップS144)。画像番号が1でない場合(ステップS144でNO)、ステップS137へ処理を戻す。一方、ステップS139において、個数が一致すると判断した場合(ステップS139でYES)、一致する画像番号を除く画像番号の書き換えを行い、新たに記憶部15に副画像認識ファイル153を作成する(ステップS141)。図15は副画像認識ファイル153のレコードレイアウトを示す説明図である。なお、副画像認識ファイル153は図3に示す記憶部15内に格納される。
図15(a)は無線タグ33に障害がある場合に無線タグ33及び34について新たな画像番号が付与された例、図15(b)は無線タグ36に障害がある場合に無線タグ35乃至38について新たな画像番号が付与された例をそれぞれ示す。画像番号フィールドには、検査対象となる無線タグ3に新たな画像番号が付与され、元の画像番号フィールドには、画像認識ファイル152に記憶された元の画像番号が記憶される。距離フィールドには、元の画像番号に対応づけて距離が記憶されている。例えば、図12に示す無線タグ33に障害が存在する例において、第3回目の検証を行った場合、無線タグ31、32の数とリーダ2で読み取ったID数とは一致するので、既に検証を終えた無線タグ31、32、35乃至38を除いて、新たな画像番号として無線タグ33及び34に対応する画像番号1、2が副画像認識ファイル153に作成される。またこの場合、元の画像番号1、2の無線タグ31及び32は正常であると検証済みであるので、無線タグ31及び32には副画像認識ファイル153に正常フラグを記憶しておき、これらに対応するIDについては以降の処理については検証しない。
また図15(b)に示すように、無線タグ36に障害が存在する例において、第2回目の検証を行った場合、無線タグ31乃至34の数とリーダ2で読み取ったID数とは一致するので、既に検証を終えた無線タグ31乃至34を除いて、新たな画像番号として無線タグ35乃至38に対応する画像番号1乃至4が副画像認識ファイル153に作成される。CPU11は副画像認識ファイル153に記憶した画像番号の最大値が2であるか否かを判断する(ステップS142)。CPU11は画像番号の最大値が2でない場合(ステップS142でNO)、さらに検証を進めるべく、ステップS136へ移行し以上の処理を繰り返す。またこの場合元の画像番号1乃至4の無線タグ31乃至34は正常であると検証済みであるので、無線タグ31乃至34には正常フラグを副画像認識ファイル153に記憶しておきこれらに対応するIDについては以降の処理については検証しない。
ステップS142においてCPU11は画像番号最大値が2であると判断した場合(ステップS142でYES)、ステップS143へ処理を移行させる。なお、ステップS143の処理は上述したとおりであるので省略する。CPU11はステップS144において除算した画像番号が1であると判断した場合(ステップS144でYES)、除算後の画像番号の距離を、副画像認識ファイル153がステップS141で作成済みの場合は、副画像認識ファイル153から読み出し、作成済みでない場合は画像認識ファイル152から読み出す。そしてCPU11はこの読み出した除算後の画像番号の距離に対応する出力電圧値をロケーションタグファイル151から読み出し、読み取り範囲を変更する(ステップS145)。リーダ2は無線タグ3の読み取りを行い、読み取ったIDをCPU11へ出力する。
CPU11は、出力されたIDの内、既に検証を終えた無線タグ3のIDを除く、リーダ2での読み取り個数が1であるか否かを判断する(ステップS146)。CPU11は読み取り個数が1でないと判断した場合(ステップS146でNO)、当該画像番号に対応する無線タグ3を障害ありと決定する(ステップS147)。CPU11は画像認識ファイル152または副画像認識ファイル153に記憶した画像番号に対応する距離を読み出し、障害を示す画像情報を表示部14へ表示する。
CPU11は読み取り個数が1であると判断した場合(ステップS146でYES)、これよりも1画像番号の大きい無線タグ3が障害を有することから、当該画像番号に1を加算した画像番号に対応する無線タグ3を障害ありと決定する(ステップS148)。CPU11は画像認識ファイル152または副画像認識ファイル153に記憶した画像番号に対応する距離を読み出し、障害を示す画像情報を表示部14へ表示する。
本実施の形態2は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態3
実施の形態3は、障害のある無線タグ3の指示を、照射部により実行する形態に関する。図16は実施の形態3に係る決定システムの概要を示す模式図である。また、図17は実施の形態3に係るコンピュータ1、無線タグ3及びロケーションタグ5のハードウェア構成を示すブロック図である。実施の形態1の構成に加えて、角度ファイル154、照射部たるレーザ74、角度調節機構73、ポート72及び照射制御部たるレーザ制御部71が新たに設けられている。
障害のある無線タグ3を照射する照射部は、本実施の形態の如くレーザ74の他、LED(Light Emitting Diode)、電球等が用いられる。レーザ74は、例えば支持台7の一端の真上にベルト8方向を臨んで角度調節機構73を介して釣り下げられている。レーザ74はレーザ制御部71の指示に従い、レーザ光をオンまたはオフする。角度調節機構73はモータ及びギア等から構成され、レーザ制御部71の指示に従い、レーザ74の照射方向を支持台7の一端から他端まで適宜変更する。レーザ制御部71はCPU11の指示に従い、レーザ74の照射角度を、ポート72を介して角度調節機構73へ出力する。また、レーザ制御部71は、CPU11の指示に従い、レーザ74のオンまたはオフ信号を、ポート72を介してレーザ74へ出力する。
図18は角度ファイル154のレコードレイアウトを示す説明図である。角度ファイル154は、距離に対応づけて、レーザ74の照射角度が記憶されている。例えば、支持台7の一端は真下であるので、角度は0度と記憶されている。そして、支持台7の一端から他端へ向けて距離が増加する度に、照射角度が大きくなるよう、各距離に対応する各角度が記憶されている。CPU11はステップS115において障害のある無線タグ3の距離を読み出した場合、距離の情報をレーザ制御部71へ出力する。レーザ制御部71は角度ファイル154から距離に対応する角度を読み出す。また、CPU11はレーザ制御部71に対しオン信号を出力する。レーザ制御部71は、角度の情報を角度調節機構73へ出力する。角度調節機構73は、これを受けて障害のある無線タグ3を照射すべく、レーザ74の照射方向を変更する。また、レーザ制御部71はオン信号をレーザ74へ出力する。これにより、障害のある無線タグ3がレーザ光により照射される。
図19はレーザ74の制御処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態1で述べた処理により、CPU11は障害のある無線タグ3のリーダ2からの距離を読み出す(ステップS191)。CPU11はオン信号及び距離をレーザ制御部71へ出力する(ステップS192)。レーザ制御部71は、角度ファイル154を参照し距離に対応する照射角度を読み出す(ステップS193)。レーザ制御部71は、読み出した照射角度を角度調節機構73へ出力する(ステップS194)。
角度調節機構73は、図示しないモータ及びギアを駆動し、レーザ74の照射方向を出力された角度まで変更する(ステップS195)。レーザ制御部71はオン信号をレーザ74へ出力する(ステップS196)。レーザ74は障害のある無線タグ3を照射する(ステップS197)。
本実施の形態3は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1及び2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態4
実施の形態4は平面上に分散配置されたロケーションタグ5を用いる形態に関する。図20は決定システムの平面視におけるロケーションタグ5の配置状況を模式的に示す模式的平面図である。白丸印で示す各ロケーションタグ5、5、・・・は、平面視矩形状の検査台9上に埋設されている。検査台9の左隅には、リーダ2がビームの出射方向を検査台9方向に臨ませて配置されている。以下では、リーダ2の設置位置を検査台9の平面視における(x、y)座標系において原点(0、0)とする。リーダ2の設置位置を中心に所定半径(例えば10cm)毎に、無線タグ5が弧状に配置されている。すなわち、平面視におけるx、y平面上の半径rの弧上に、複数の無線タグ5、5、・・・が設置され、さらに、半径nr(nは正の整数)の弧状にも、複数の無線タグ5、5、・・・が配置されている。なお、所定半径上に配置される各ロケーションタグ5は、例えば直線距離にて約5cmおきに配置すればよい。
リーダ2は検査台9全面を読み取り範囲とすべく、扇状略90度の読み取り角度を有し、CPU11からの出力電圧値の増減に応じて読み取り範囲を半径方向に増減する。CPU11は実施の形態1で説明した如く、半径が既知のロケーションタグ5のLIDを、出力電圧値を増減させて読み取り、読み取り結果に応じて、出力電圧値に対応する半径及びLIDを図4に示す如くロケーションタグファイル151に記憶する。検査台9上には無線タグ3が取り付けられた物品4が分散配置されている。
実施の形態1で述べたように、CPU11はカメラ6から得られる無線タグ3の画像認識を行い、無線タグ3が存在する座標値を算出する。具体的には、無線タグ3の4隅の座標値をエッジ検出等により算出し、4つの座標値の平均値を取ることで、無線タグ3の座標値とすればよい。そして、CPU11は算出した座標値とリーダ2の存在する原点座標とに基づき、座標軸上での直線距離を求め、この直線距離に1座標値(1画素)あたりの長さを乗ずることで距離を算出する。
CPU11は、図6に示す如く画像番号と算出した距離とを対応づけて、画像認識ファイル152に記憶する。後は、実施の形態1または2で述べた如く、CPU11はリーダ2の出力電圧値を増減させることにより読み取り範囲を増減させ、障害のある無線タグ3を決定する。なお、障害のある無線タグ3を決定する処理は実施の形態1及び2で述べたので詳細な説明は省略する。
本実施の形態においては、検査台9内にロケーションタグ5を埋設する形態としたが、物品4を載置する棚の枠上に貼り付けても良い。図21は物品4を載置する棚の正面視を模式的に示す模式的正面図である。棚81は複数の載置台83、83、83を有し、各載置台83上に無線タグ3が取り付けられた物品4が載置される。載置台83を囲む棚枠82には、複数のロケーションタグ5、5、・・・が予め定められた間隔で取り付けられている。リーダ2は棚81の正面視における左隅に、棚枠82に取り付けられたロケーションタグ5を読み取れるよう、棚81を臨んで配置されている。なお、リーダ2から各ロケーションタグ5までの直線距離は予め計測してあり既知である。カメラ6は棚81全体の画像を取り込むべく正面中央付近に設置される。そして、実施の形態1及び2で述べた処理を実行することにより、ロケーションタグ5に対する出力電圧の決定、無線タグ3の画像認識及び障害のある無線タグ3の決定処理を実行すればよい。
本実施の形態4は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至3と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態5
実施の形態5は複数のリーダ2を用いる形態に関する。図22は実施の形態5に係る決定システムの概要を示す模式図であり、図23は実施の形態5に係るコンピュータ1、無線タグ3及びロケーションタグ5のハードウェア構成を示すブロック図である。実施の形態5においては、実施の形態1で述べた支持台7の一端に設置されるリーダ21に加えて、これに対向配置されるリーダ22が新たに設けられる。リーダ22は支持台7の他端にて、リーダ21が設置される一端方向を臨んで配置されている。リーダ22はポート180を介してコンピュータ1に接続されており、CPU11の指示に従い読み取り範囲を変更する。以下ではリーダ21を第1リーダ21、リーダ22を第2リーダ22と読み替えて説明する。
図24は実施の形態5に係るロケーションタグファイル151のレコードレイアウトを示す説明図である。ロケーションタグファイル151はLIDフィールド、第1リーダ21からの距離フィールド、第1リーダ21の出力電圧値フィールド、第2リーダ22からの距離フィールド、及び第2リーダ22の出力電圧値フィールドを含んで構成される。LIDフィールド、第1リーダ21からの距離フィールド及び第1リーダ21の出力電圧値フィールドは、実施の形態1の図4で示した如く、各ロケーションタグ5のLIDに対応づけて、既知である第1リーダ21から各ロケーションタグ5までの距離及び距離に対応する第1リーダ21の出力電圧値を記憶している。
第2リーダ22からの距離フィールド及び第2リーダ22の出力電圧値フィールドも同様に、各ロケーションタグ5のLIDに対応づけて、既知である第2リーダ22から各ロケーションタグ5までの距離及び距離に対応する第2リーダ22の出力電圧値を記憶している。第2リーダ22から各ロケーションタグ5までの距離は既知であることから、ユーザが入力部13を通じてLID及び距離の情報を入力する。CPU11は、入力されたLID及び第2リーダ22からの距離を、ロケーションタグファイル151に記憶する。CPU11は、第2リーダ22の出力電圧を徐々に上昇させ、LIDの読み取りが成功する度に、LIDに対応づけて、そのときの出力電圧値を、ロケーションタグファイル151に記憶する。例えば、LID「L29」のロケーションタグ5は、第1リーダ21からの距離が290cm、第2リーダ22からの距離が20cmと記憶されている。また、これに対応して、第1リーダ21の出力電圧はv29、第2リーダ22の出力電圧はv2と記憶されている。
CPU11は第1リーダ21及び第2リーダ22を制御し、共通の無線タグ3の読み取りを行い、双方で共通のIDを読み取ることができた場合、正常と判断し、共通のIDを読み取ることができない場合、当該位置に存在する無線タグ3は障害ありと決定する。例えば、無線タグ38の検証を行う場合、CPU11は画像認識ファイル152から、距離画像番号8に対応する第1リーダ21からの距離240cmを読み出す。CPU11は第1リーダ21からの距離240cmに対応する出力電圧をロケーションタグファイル151から読み出す。この場合第1リーダ21の出力電圧はv24となり、逆に第2リーダ22の出力電圧はv7となる。
CPU11は第1リーダ21の出力電圧をv24とし、無線タグ38のIDの読み取りを行う。またCPU11は第2リーダ22の出力電圧をv7とし無線タグ38のIDの読み取りを行う。ここで、同一のIDが読み取れた場合、無線タグ38は正常であり、同一のIDが読み取れない場合、障害があると決定する。
図25は実施の形態5に係る決定処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は実施の形態1で述べたステップS104においてNOの場合、すなわち、第1リーダ21での読み取り個数と画像認識により得られる個数とが一致しない場合、個別に無線タグ3の検査を行う。CPU11は、任意の画像番号に係る検査対象の無線タグ3の第1リーダ21からの距離を、画像認識ファイル152から読み出す(ステップS251)。CPU11は、読み出した距離に対応する第1リーダ21の出力電圧を、ロケーションタグファイル151から読み出す(ステップS252)。CPU11は、ステップS251で読み出した距離に基づき、第2リーダ22から検査対象の無線タグ3までの距離を算出する(ステップS253)。具体的には、記憶部15に予め第1リーダ21と第2リーダ22との間の距離を記憶しておき、CPU11はこれを読み出し、ステップS251で読み出した距離を減じることで、第2リーダ22から検査対象の無線タグ3までの距離を算出する。
CPU11は、算出した距離に対応する第2リーダ22の出力電圧を、ロケーションタグファイル151から読み出す(ステップS254)。CPU11は第1リーダ21の出力電圧をステップS252で読み出した出力電圧に設定し、また第2リーダ22の出力電圧をステップS254で読み出した出力電圧に設定し、検査対象の無線タグ3のIDの読み取りを行う(ステップS255)。第1リーダ21及び第2リーダ22は、読み取ったIDをCPU11へ出力する。CPU11は出力されたIDを受け付け、同一の無線タグ3のIDが読み取れたか否かを判断する(ステップS256)。
CPU11は同一のIDを読み取れたと判断した場合(ステップS256でYES)、正常であると判断し(ステップS257)、正常を示すフラグを画像番号に対応づけて記憶する(ステップS258)。次いで、CPU11は正常を示すフラグを参照し、正常を示すフラグが記憶されていない画像番号に係る無線タグ3を検査対象に変更し(ステップS259)、処理をステップS251へ戻す。一方、CPU11は同一のIDを読み取れないと判断した場合(ステップS256でNO)、当該画像番号に係る無線タグ3は障害ありと決定し(ステップS2510)、一連の処理を終了する。
無線タグ3の特性により、ビームに対する感度が弱く、第1リーダ21及び第2リーダ22が正常であるにもかかわらず、読み取れない場合がある。例えば、無線タグ38の検証を行う場合、CPU11は、画像認識ファイル152から、画像番号8に対応する第1リーダ21からの距離240cmを読み出す。CPU11は、第1リーダ21からの距離240cmに対応する出力電圧を、ロケーションタグファイル151から読み出す。この場合、第1リーダ21の出力電圧はv24となり、逆に、第2リーダ22の出力電圧はv7となる。しかし、無線タグ38の感度が低い場合、IDを読み取ることができず、障害ありと誤判断する虞がある。
この場合、第1リーダ21及び第2リーダ22の読み取り範囲を所定範囲増加させる。なお、この読み取り範囲の増加量は予め記憶部15に記憶しておけばよい。例えば、本例では、読み取り範囲を10cm、すなわち出力電圧を1段階上昇させ、第1リーダ21の出力電圧をv25、第2リーダ22の出力電圧をv8とする。読み取り範囲の増加により、第1リーダ21及び第2リーダ22により無線タグ38のIDの読み取りが行えた場合、正常と判断する。一方読み取り範囲を増加させても、同一の無線タグ3のIDを読み取ることができない場合は障害ありと判断する。これにより、無線タグ3固有の感度の強弱に伴う誤判断を低減することが可能となる。
図26は感度による影響を低減する際の決定処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は読み取り範囲を増加させるべく、加算する距離に対応する出力電圧値を記憶部15から読み出す(ステップS261)。この加算する距離は例えばロケーションタグ5の設置間隔とすればよい。CPU11は、読み出した第1リーダ21の出力電圧値を、ステップS252で読み出した出力電圧値に加算する(ステップS262)。CPU11は、読み出した第2リーダ22の出力電圧値を、ステップS254で読み出した出力電圧値に加算する(ステップS263)。
CPU11は、第1リーダ21の出力電圧をステップS262で加算した出力電圧に設定し、また第2リーダ22の出力電圧をステップS263で加算した出力電圧に設定し、検査対象の無線タグ3のIDの読み取りを行う(ステップS264)。第1リーダ21及び第2リーダ22は、読み取ったIDをCPU11へ出力する。CPU11は、同一の無線タグ3のIDが読み取れたか否かを判断する(ステップS265)。CPU11は同一のIDを読み取れたと判断した場合(ステップS265でYES)、ステップS257へ処理を戻す(ステップS266)。一方、CPU11は同一のIDを読み取れないと判断した場合(ステップS265でNO)、当該画像番号に係る無線タグ3は障害ありと決定し(ステップS267)、一連の処理を終了する。
本実施の形態5は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至4と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態6
実施の形態6は、リーダ2のビームの出射角度を変更することが可能な複数のリーダ2を用いて、障害のある無線タグ3を決定する形態に関する。図27は実施の形態6に係る決定システムの概要を示す模式図である。矩形状の検査台9上には、検査対象となる無線タグ3が取り付けられた複数の物品4、4、・・・が載置されている。検査台9上の平面視における左下隅には第1リーダ21が設置されており、また検査台9上の平面視における右下隅には第2リーダ22が設置されている。
本実施の形態における第1リーダ21及び第2リーダ22は、読み取り角度が狭い指向性の強いビームを出力するものを用いる。本実施の形態においては、第1リーダ21及び第2リーダ22の利用するアレイアンテナの数を、実施の形態4よりも増加させ、実施の形態4の読み取り角度90度よりも小さい読み取り角度(例えば5度)とする。リーダ2の第1リーダ21の下部には、第1リーダ21の読み取り角度、すなわちビームの出射角度を変更するための角度調節機構211が設けられる。この角度調節機構211は図示しないモータ、及び、一端がモータに連結され他端が第1リーダ21のハウジング底面に連結する回動軸等から構成され、CPU11の指示により第1リーダ21を水平方向に回動させる。なお、第1リーダ21及び第2リーダ22が正しく動作しているかを検証するために、適宜の箇所にロケーションタグ5を検査台9上に設置している。本実施の形態においては、検査台9上の平面視における右上隅及び左上隅にそれぞれロケーションタグ5、5を設置している。
同様に、リーダ2の第2リーダ22の下部にも、第2リーダ22のビームの出射角度を変更するための角度調節機構222が設けられる。この角度調節機構222は、図示しないモータ、及び、一端がモータに連結され他端が第2リーダ22のハウジング底面に連結する回動軸等から構成され、CPU11の指示により第2リーダ22を水平方向に回動させる。カメラ6は検査台9の略中心部の真上に、撮像方向を検査台9方向に向けて天井等に釣り下げられている。カメラ6の撮像範囲は検査台9全面、すなわち第1リーダ21、第2リーダ22、及びロケーションタグ5、5を含む範囲である。物品4は、無線タグ3の画像認識を可能とすべく、無線タグ3の取り付け方向をカメラ6に対向させて検査台9上に載置している。
図28は実施の形態6に係るコンピュータ1、無線タグ3及びロケーションタグ5のハードウェア構成を示すブロック図である。上述したように、第1リーダ21及び第1リーダ21の角度調節機構211はポート18を介してCPU11に接続されている。同様に、第2リーダ22及び第2リーダ22の角度調節機構222は、ポート180を介してCPU11に接続されている。CPU11は、角度調節機構211、222に対し、角度情報を出力する。角度調節機構211、222は、それぞれ出力された角度情報に基づき、第1リーダ21または第2リーダ22のビーム出射角度を変更する。
図29はカメラ6による取り込み画像のイメージを示す説明図である。第1リーダ21から第2リーダ22へ向かう方向をx軸正方向とし、第1リーダ21からx軸と直交する方向へ向かう方向をy軸正方向とする。第1リーダ21のビームの出射角度はx軸と平行でかつx軸の正方向を0度とし、y軸と平行でかつy軸の正方向を90度とする。角度調節機構211は、第1リーダ21を0度から90度までの範囲で変更する。一方、第2リーダ22のビームの出射角度はx軸と平行でかつx軸の負方向を0度とし、y軸に平行でかつy軸の正方向を90度とする。角度調節機構222は、第2リーダ22を0度から90度までの範囲で変更する。
本実施の形態においては、説明を容易にするために、3つの物品4、4、4に取り付けられた無線タグ31、32、33の検証を行う例を説明する。図29は無線タグ31の検証を行う場合の例を示す。CPU11は、カメラ6から取り込んだ画像データに基づき、第1リーダ21、第2リーダ22及び無線タグ31の座標値を算出する。無線タグ31の座標値は実施の形態1で述べたとおりである。なお、無線タグ31が図29のように円形である場合円の中心を求める座標値とすればよい。第1リーダ21及び第2リーダ22の座標値は、予め記憶部15に第1リーダ21及び第2リーダ22の中心となる座標値を、ユーザが、入力部13を通じて入力しておけばよい。この中心となる座標値は、例えば第1リーダ21及び第2リーダ22のハウジング上面の中心部とすればよい。その他、記憶部15に第1リーダ21及び第2リーダ22の形状または色を記憶しておき、パターンマッチングまたはエッジ検出等により座標値を決定するようにしても良い。
第1リーダ21、第2リーダ22及び無線タグ31の座標値から、CPU11は、無線タグ31の座標値、第1リーダ21の座標値、及び第2リーダ22の座標値により形成される第1リーダ21の無線タグ31に対する角度、すなわち出射角度A1を算出する。同様に、CPU11は、無線タグ31の座標値、第2リーダ22の座標値、及び第1リーダ21の座標値により形成される第2リーダ22の無線タグ31に対する角度、すなわち出射角度A2を算出する。
CPU11は算出した出射角度A1を角度調節機構211へ出力し、出射角度A2を角度調節機構222へ出力する。角度調節機構211は出力された出射角度A1に従い、第1リーダ21の出射角度を図29の如く変更する。同様に、角度調節機構222は出力された出射角度A2に従い、第2リーダ22の出射角度を図29の如く変更する。ここで第1リーダ21からは、無線タグ31及び無線タグ32のIDが読み取れるはずである。一方、第2リーダ22からは、無線タグ33及び無線タグ31のIDが読み取れるはずである。このように、第1リーダ21及び第2リーダ22双方から同一の無線タグ3のIDが読み取れる場合は、検査対象の無線タグ31は正常と判断できる。一方、無線タグ31に障害がある場合、第1リーダ21及び第2リーダ22から同一のIDを読み取ることができない。この場合、CPU11は、検査対象の無線タグ31を、障害のある無線タグ3と決定する。
図30及び図31は障害のある無線タグ3の決定処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は、カメラ6から出力される画像データを取り込み、記憶部15に記憶した無線タグ3の形状を参照して、取り込み画像中の無線タグ3の認識を行う(ステップS301)。CPU11は各無線タグ3の座標値を算出し(ステップS302)、算出した座標値を画像番号に対応づけて記憶する。CPU11は記憶部15から、第1リーダ21及び第2リーダ22の座標値を読み出す(ステップS303)。CPU11はステップS302で算出した画像番号の座標値の内、検査対象となる無線タグ3の座標値を読み出し、読み出した座標値、第1リーダ21の座標値及び第2リーダ22の座標値に基づき、第1リーダ21の出射角度A1及び第2リーダ22の出射角度A2を算出する(ステップS304)。
CPU11は出射角度A1を角度調節機構211へ、出射角度A2を角度調節機構222へ、それぞれ出力する(ステップS305)。角度調節機構211は、出力された出射角度A1に従い、第1リーダ21の出射角度をA1まで回転させる(ステップS306)。同様に、角度調節機構222は、出力された出射角度A2に従い、第2リーダ22の出射角度をA2まで回転させる(ステップS307)。第1リーダ21及び第2リーダ22は、無線タグ3のIDの読み取りを行う(ステップS308)。第1リーダ21及び第2リーダ22で読み取られたIDは、それぞれCPU11へ出力される。CPU11は、第1リーダ21及び第2リーダ22の双方から同一のIDを読み取れたか否かを判断する(ステップS309)。CPU11は同一のIDを読み取れたと判断した場合(ステップS309でYES)、正常を示すフラグを記憶部15に画像番号に対応づけて記憶する(ステップS3010)。
一方、CPU11は同一のIDが読み取れない場合(ステップS309でNO)、当該画像番号に係る無線タグ3を障害ありと決定し、画像番号に対応させて障害を示すフラグを記憶部15に記憶する(ステップS3011)。ステップS3010及びS3011の処理の後、CPU11は、記憶部15のフラグを参照し、全ての画像番号に対応する無線タグ3の検査が終了したか否かを判断する(ステップS3012)。CPU11は全ての無線タグ3の検査が終了していないと判断した場合(ステップS3012でNO)、検査対象の無線タグ3を変更し(ステップS3013)、処理をステップS304に戻す。具体的には、フラグが記憶されていない画像番号に係る座標値を記憶部15から読み出し、ステップS304以降の処理を繰り返し実行する。一方、CPU11は全ての無線タグ3の検査を終了した、すなわち記憶部15に画像番号に対応させて全てのフラグが記憶されていると判断した場合(ステップS3012でYES)、一連の処理を終了する。
本実施の形態7は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至6と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態8
図32は実施の形態8に係るコンピュータ1の構成を示すブロック図である。実施の形態8に係るコンピュータ1を動作させるためのプログラムは、本実施の形態8のように、CD−ROM等の可搬型記録媒体1Aで提供することも可能である。さらに、コンピュータプログラムを、通信網Nを介して図示しないサーバコンピュータからダウンロードすることも可能である。以下に、その内容を説明する。
図33に示すコンピュータ1の図示しない記録媒体読み取り装置に、画像を取り込ませ、距離情報を算出させ、読み取り範囲を変更させ、障害のある無線タグ3を決定させるプログラムが記録された可搬型記録媒体1Aを挿入して、記憶部15の制御プログラム15P内に、このプログラムをインストールする。または、かかるプログラムを、図示しない通信部を介して、外部の図示しないサーバコンピュータからダウンロードし、記憶部15にインストールするようにしても良い。かかるプログラムはRAM12にロードして実行される。これにより、上述のようなコンピュータ1として機能する。
本実施の形態8は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至7と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
(付記1)
無線タグと情報の送受信を行うリーダを制御するリーダ制御装置により障害のある無線タグを決定する無線タグの決定方法において、
無線タグが取り付けられた物品の画像を撮像装置により取り込む画像取り込みステップと、
前記リーダ制御装置の制御部が、前記画像取り込みステップにより取り込んだ画像から、無線タグを含む画像を認識し、認識した無線タグを含む画像に基づいて、無線タグの個数及び前記リーダから無線タグまでの距離情報を算出する算出ステップと、
前記制御部が、前記リーダから無線タグまでの距離情報が既知である識別用無線タグに基づき、前記リーダの読み取り範囲を変更する変更ステップと、
前記制御部が、前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出ステップにより算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更ステップにより前記リーダの読み取り範囲を変更し、変更後の読み取り範囲及び前記算出ステップにより算出した距離情報に基づき、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定する決定ステップと
を備えることを特徴とする障害のある無線タグの決定方法。
(付記2)
物品に取り付けられた無線タグを読み取るリーダ、該リーダを制御するリーダ制御装置及び無線タグを撮像する撮像装置を用いて、障害のある無線タグを決定する無線タグの決定システムにおいて、
前記撮像装置は、
無線タグが取り付けられた物品の画像を取り込む画像取り込み手段と、
該画像取り込み手段により取り込んだ画像を前記リーダ制御装置へ出力する手段とを備え、
前記リーダ制御装置は、
前記撮像装置により出力された画像から、無線タグを含む画像を認識し、認識した無線タグを含む画像に基づいて、無線タグの個数及び前記リーダから無線タグまでの距離情報を算出する算出手段と、
前記リーダから無線タグまでの距離情報が既知である識別用無線タグに基づき、前記リーダの読み取り範囲を変更する変更手段と、
前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出手段により算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更手段により前記リーダの読み取り範囲を変更し、変更後の読み取り範囲及び前記算出手段により算出した距離情報に基づき、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定する決定手段と
を備えることを特徴とする障害のある無線タグの決定システム。
(付記3)
無線タグと情報の送受信を行うリーダを制御するリーダ制御装置において、
無線タグが取り付けられた物品の画像を取り込む画像取り込み手段と、
該画像取り込み手段により取り込んだ画像から、無線タグを含む画像を認識し、認識した無線タグを含む画像に基づいて、無線タグの個数及び前記リーダから無線タグまでの距離情報を算出する算出手段と、
前記リーダから無線タグまでの距離情報が既知である識別用無線タグに基づき、前記リーダの読み取り範囲を変更する変更手段と、
前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出手段により算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更手段により前記リーダの読み取り範囲を変更し、変更後の読み取り範囲及び前記算出手段により算出した距離情報に基づき、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定する決定手段と
を備えることを特徴とするリーダ制御装置。
(付記4)
前記決定手段は、
前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出手段により算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更手段により前記リーダの読み取り範囲を減少または増加させ、減少後または増加後の読み取り範囲に属する無線タグの個数及び該読み取り範囲に対応する距離情報と、該距離情報に対応する前記算出手段により算出された無線タグの個数とを比較することにより、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定するよう構成してある
ことを特徴とする付記3に記載のリーダ制御装置。
(付記5)
前記決定手段は、
前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出手段により算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更手段により前記リーダの読み取り範囲を分割統治法に基づき減少または増加させ、減少後または増加後の読み取り範囲に属する無線タグの個数及び該読み取り範囲に対応する距離情報と、該距離情報に対応する前記算出手段により算出された無線タグの個数とを比較することにより、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定するよう構成してある
ことを特徴とする付記3に記載のリーダ制御装置。
(付記6)
前記決定手段により決定した無線タグを識別するための情報を出力する出力手段
を備えることを特徴とする付記3乃至5のいずれか一つに記載のリーダ制御装置。
(付記7)
前記出力手段は、
前記決定手段により決定した無線タグに係る前記算出手段で算出した距離情報に対応する画素領域に前記無線タグを識別するための画像情報を表示部へ出力するよう構成してある
ことを特徴とする付記6に記載のリーダ制御装置。
(付記8)
前記リーダからの距離情報に従う位置を照射する照射部の照射位置を制御する照射制御部を備え、
前記出力手段は、
前記決定手段により決定した無線タグに係る前記算出手段で算出した距離情報を前記照射制御部へ出力するよう構成してあり、
前記照射制御部は、
前記出力された距離情報に対応する照射位置に前記照射部を制御するよう構成してある
ことを特徴とする付記6に記載のリーダ制御装置。
(付記9)
識別用無線タグ毎に、前記リーダからの距離情報を記憶した記憶部
をさらに備えることを特徴とする付記3乃至8のいずれか一つに記載のリーダ制御装置。
(付記10)
無線タグと情報の送受信を行う複数のリーダを制御するリーダ制御装置において、
無線タグが取り付けられた物品の画像を取り込む画像取り込み手段と、
該画像取り込み手段により取り込んだ画像から、無線タグを含む画像を認識し、認識した無線タグを含む画像に基づいて、無線タグの個数及び前記リーダから無線タグまでの距離情報を算出する算出手段と、
前記リーダからの距離情報が既知である識別用無線タグに基づき、前記リーダの読み取り範囲を変更する変更手段と、
該変更手段により変更した後の前記一のリーダ及び前記他のリーダにより、無線タグ固有に付与される識別子を読み取る読み取り手段と、
該読み取り手段により前記一のリーダ及び前記他のリーダから同一の識別子を読み取ることができない場合に、前記無線タグを障害のある無線タグと決定する決定手段と
を備えることを特徴とするリーダ制御装置。
(付記11)
前記決定手段は、
前記読み取り手段により前記一のリーダ及び前記他のリーダから同一の識別子を読み取ることができない場合に、前記変更手段により前記リーダの読み取り範囲を所定範囲増加させ、増加後、前記読み取り手段により前記一のリーダ及び前記他のリーダから同一の識別子を読み取ることができない場合に、前記一の無線タグを障害のある無線タグと決定するよう構成してある
ことを特徴とする付記10に記載のリーダ制御装置。
(付記12)
前記算出手段は、
前記画像取り込み手段により取り込んだ画像から各無線タグ自体または各無線タグが取り付けられた取り付け体の画像を認識することにより、無線タグの個数及び各無線タグの前記リーダからの距離情報を算出するよう構成してある
ことを特徴とする付記3乃至11のいずれか一つに記載のリーダ制御装置。
(付記13)
前記画像取り込み手段は、
無線タグが取り付けられた複数の並置された物品の画像を取り込むよう構成してあり、
前記変更手段は、
前記リーダからの距離情報が既知の複数の並置された識別用無線タグに基づき、前記リーダの読み取り範囲を変更する構成してある
ことを特徴とする付記3乃至12のいずれか一つに記載のリーダ制御装置。
(付記14)
前記画像取り込み手段は、
無線タグが取り付けられた複数の平面上に分散配置された物品の画像を取り込むよう構成してあり、
前記変更手段は、
前記リーダからの距離情報が既知の複数の平面上に分散配置された識別用無線タグに基づき、前記リーダの読み取り範囲を変更する構成してある
ことを特徴とする付記3乃至12のいずれか一つに記載のリーダ制御装置。
(付記15)
無線タグと情報の送受信を行う複数のリーダを制御するリーダ制御装置において、
無線タグが取り付けられた物品の画像及び前記複数のリーダの画像を取り込む画像取り込み手段と、
該画像取り込み手段により取り込んだ画像から、無線タグを含む画像及び前記複数のリーダの画像を認識し、認識した無線タグを含む画像及び前記複数のリーダの画像に基づいて、前記無線タグと一のリーダと他のリーダとのなす角度及び前記無線タグと他のリーダと一のリーダとのなす角度を算出する算出手段と、
該算出手段により算出した角度に基づき前記一のリーダ及び前記他のリーダの読み取り角度を変更する変更手段と、
該変更手段により変更した後の前記一のリーダ及び前記他のリーダにより、無線タグ固有に付与される識別子を読み取る読み取り手段と、
該読み取り手段により前記一のリーダ及び前記他のリーダから同一の識別子を読み取ることができない場合に、前記無線タグを障害のある無線タグと決定する決定手段と
を備えることを特徴とするリーダ制御装置。
(付記16)
前記リーダのビームの出射角度を制御するリーダ制御手段
を備えることを特徴とする付記15に記載のリーダ制御装置。
(付記17)
無線タグと情報の送受信を行うリーダを制御するリーダ制御装置により障害のある無線タグを決定するためのプログラムにおいて、
リーダ制御装置に、
無線タグが取り付けられた物品の画像を取り込む画像取り込みステップと、
前記リーダ制御装置の制御部により、前記画像取り込みステップにより取り込んだ画像から、無線タグを含む画像を認識し、認識した無線タグを含む画像に基づいて、無線タグの個数及び前記リーダから無線タグまでの距離情報を算出する算出ステップと、
前記リーダからの距離情報が既知である識別用無線タグに基づき、前記制御部により前記リーダの読み取り範囲を変更する変更ステップと、
前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出ステップにより算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更ステップにより前記リーダの読み取り範囲を変更し、前記制御部により変更後の読み取り範囲及び前記算出ステップにより算出した距離情報に基づき、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定する決定ステップと
を実行させるプログラム。
無線タグの決定システムの概要を示す模式図である。 物品に取り付けられた取り付け体の例を示す模式的斜視図である。 コンピュータ、無線タグ及びロケーションタグのハードウェア構成を示すブロック図である。 ロケーションタグファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 カメラにより取り込んだ画像のイメージを示す説明図である。 画像認識ファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 結果の出力イメージを示す説明図である。 各ロケーションタグに対する出力電圧の決定処理手順を示すフローチャートである。 無線タグの個数及びリーダからの距離を算出する手順を示すフローチャートである。 障害のある無線タグを決定する手順を示すフローチャートである。 障害のある無線タグを決定する手順を示すフローチャートである。 分割統治法を用いた決定処理の手順を示す説明図である。 分割統治法を用いた決定処理の手順を示すフローチャートである。 分割統治法を用いた決定処理の手順を示すフローチャートである。 副画像認識ファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 実施の形態3に係る決定システムの概要を示す模式図である。 実施の形態3に係るコンピュータ、無線タグ及びロケーションタグのハードウェア構成を示すブロック図である。 角度ファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 レーザの制御処理の手順を示すフローチャートである。 決定システムの平面視におけるロケーションタグの配置状況を模式的に示す模式的平面図である。 物品を載置する棚の正面視を模式的に示す模式的正面図である。 実施の形態5に係る決定システムの概要を示す模式図である。 実施の形態5に係るコンピュータ、無線タグ及びロケーションタグのハードウェア構成を示すブロック図である。 実施の形態5に係るロケーションタグファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 実施の形態5に係る決定処理の手順を示すフローチャートである。 感度による影響を低減する際の決定処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態6に係る決定システムの概要を示す模式図である。 実施の形態6に係るコンピュータ、無線タグ及びロケーションタグのハードウェア構成を示すブロック図である。 カメラによる取り込み画像のイメージを示す説明図である。 障害のある無線タグの決定処理の手順を示すフローチャートである。 障害のある無線タグの決定処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態8に係るコンピュータの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 コンピュータ
1A 可搬型記録媒体
2 リーダ
3 無線タグ
4 物品
5 ロケーションタグ
6 カメラ
7 支持台
8 ベルト
9 検査台、ベルトコンベア
11 CPU
13 入力部
14 表示部
15 記憶部
15P 制御プログラム
16 ポート
18 ポート
21 第1リーダ
22 第2リーダ
30 宛名ラベル
31 制御部
35 記憶部
36 通信部
51 制御部
55 記憶部
56 通信部
71 レーザ制御部
72 ポート
73 角度調節機構
74 レーザ
81 棚
82 棚枠
83 載置台
151 ロケーションタグファイル
152 画像認識ファイル
154 角度ファイル
180 ポート
211 角度調節機構
222 角度調節機構
351 ID記憶部
551 ID記憶部

Claims (8)

  1. 無線タグと情報の送受信を行うリーダを制御するリーダ制御装置により障害のある無線タグを決定する無線タグの決定方法において、
    無線タグが取り付けられた物品の画像を撮像装置により取り込む画像取り込みステップと、
    前記リーダ制御装置の制御部が、前記画像取り込みステップにより取り込んだ画像から、無線タグを含む画像を認識し、認識した無線タグを含む画像に基づいて、無線タグの個数及び前記リーダから無線タグまでの距離情報を算出する算出ステップと、
    前記制御部が、前記リーダから無線タグまでの距離情報が既知である識別用無線タグに基づき、前記リーダの読み取り範囲を変更する変更ステップと、
    前記制御部が、前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出ステップにより算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更ステップにより前記リーダの読み取り範囲を変更し、変更後の読み取り範囲及び前記算出ステップにより算出した距離情報に基づき、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定する決定ステップと
    を備えることを特徴とする障害のある無線タグの決定方法。
  2. 物品に取り付けられた無線タグを読み取るリーダ、該リーダを制御するリーダ制御装置及び無線タグを撮像する撮像装置を用いて、障害のある無線タグを決定する無線タグの決定システムにおいて、
    前記撮像装置は、
    無線タグが取り付けられた物品の画像を取り込む画像取り込み手段と、
    該画像取り込み手段により取り込んだ画像を前記リーダ制御装置へ出力する手段とを備え、
    前記リーダ制御装置は、
    前記撮像装置により出力された画像から、無線タグを含む画像を認識し、認識した無線タグを含む画像に基づいて、無線タグの個数及び前記リーダから無線タグまでの距離情報を算出する算出手段と、
    前記リーダから無線タグまでの距離情報が既知である識別用無線タグに基づき、前記リーダの読み取り範囲を変更する変更手段と、
    前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出手段により算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更手段により前記リーダの読み取り範囲を変更し、変更後の読み取り範囲及び前記算出手段により算出した距離情報に基づき、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定する決定手段と
    を備えることを特徴とする障害のある無線タグの決定システム。
  3. 無線タグと情報の送受信を行うリーダを制御するリーダ制御装置において、
    無線タグが取り付けられた物品の画像を取り込む画像取り込み手段と、
    該画像取り込み手段により取り込んだ画像から、無線タグを含む画像を認識し、認識した無線タグを含む画像に基づいて、無線タグの個数及び前記リーダから無線タグまでの距離情報を算出する算出手段と、
    前記リーダから無線タグまでの距離情報が既知である識別用無線タグに基づき、前記リーダの読み取り範囲を変更する変更手段と、
    前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出手段により算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更手段により前記リーダの読み取り範囲を変更し、変更後の読み取り範囲及び前記算出手段により算出した距離情報に基づき、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定する決定手段と
    を備えることを特徴とするリーダ制御装置。
  4. 前記決定手段は、
    前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出手段により算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更手段により前記リーダの読み取り範囲を減少または増加させ、減少後または増加後の読み取り範囲に属する無線タグの個数及び該読み取り範囲に対応する距離情報と、該距離情報に対応する前記算出手段により算出された無線タグの個数とを比較することにより、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定するよう構成してある
    ことを特徴とする請求項3に記載のリーダ制御装置。
  5. 前記決定手段は、
    前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出手段により算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更手段により前記リーダの読み取り範囲を分割統治法に基づき減少または増加させ、減少後または増加後の読み取り範囲に属する無線タグの個数及び該読み取り範囲に対応する距離情報と、該距離情報に対応する前記算出手段により算出された無線タグの個数とを比較することにより、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定するよう構成してある
    ことを特徴とする請求項3に記載のリーダ制御装置。
  6. 前記決定手段により決定した無線タグを識別するための情報を出力する出力手段
    を備えることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一つに記載のリーダ制御装置。
  7. 前記出力手段は、
    前記決定手段により決定した無線タグに係る前記算出手段で算出した距離情報に対応する画素領域に前記無線タグを識別するための画像情報を表示部へ出力するよう構成してある
    ことを特徴とする請求項6に記載のリーダ制御装置。
  8. 無線タグと情報の送受信を行うリーダを制御するリーダ制御装置により障害のある無線タグを決定するためのプログラムにおいて、
    リーダ制御装置に、
    無線タグが取り付けられた物品の画像を取り込む画像取り込みステップと、
    前記リーダ制御装置の制御部により、前記画像取り込みステップにより取り込んだ画像から、無線タグを含む画像を認識し、認識した無線タグを含む画像に基づいて、無線タグの個数及び前記リーダから無線タグまでの距離情報を算出する算出ステップと、
    前記リーダからの距離情報が既知である識別用無線タグに基づき、前記制御部により前記リーダの読み取り範囲を変更する変更ステップと、
    前記リーダにより読み取った無線タグの個数と前記算出ステップにより算出した無線タグの個数とが一致しない場合に、前記変更ステップにより前記リーダの読み取り範囲を変更し、前記制御部により変更後の読み取り範囲及び前記算出ステップにより算出した距離情報に基づき、前記リーダでの読み取りに障害のある無線タグを決定する決定ステップと
    を実行させるプログラム。
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