JP4314168B2 - Icタグシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ICタグシステムに関し、特に、電磁結合または静電結合によって、ICタグリードライタと、ICタグリーダライタから電力供給を受けるか、或いは、内蔵電源によって動作するとともに上記ICタグリーダライタとの間でデータのやりとりを行うICタグと、に関するものである。
最近では、店舗の商品に盗難防止や商品管理のために、ICタグを利用するケースが多くなってきている。図12に一般的なICタグシステムの例を示す。従来のICタグシステムは、中心となるICタグ処理装置3とそれに接続されるパーソナルコンピュータPC2と表示装置1、さらに単一もしくは複数のICタグ(図中では 活性化ICタグ9、非活性化タグ10)から構成される。以下、図12を参照しつつ説明を行う。
図12に示すように、一般的なICタグ処理装置3は、制御回路5と、RF回路6と、アンテナ4と、を含んで構成され、活性化ICタグ9、非活性化ICタグ10に対して通信処理を行う。処理されるICタグは単数でも複数でもよい。活性ICタグ9、非活性化ICタグ10は、内部にアンテナコイルとICチップとを搭載し、ICタグ処理装置3と無線による通信を行うことにより認証等の各種処理を実現する。
通信に使用される電波の周波数は、長波帯の135KHz、短波帯の6.78MHz、13.56MHz、27.125MHz、40.68MHz、433.92MHz、869.0MHz、915.0MHz、及び、マイクロ波帯の2.45GHz、5.8GHz、24.125GHzがあるが、国によって利用できない周波数もある。
パーソナルコンピュータPC2は、ICタグ処理装置3と通信するための制御ソフトが組み込まれており、予め決められた制御プログラムに従って、ICタグ処理装置3に対してコマンドを送出する。ICタグ処理装置3の制御回路5は、コマンドに従ったデジタル送信データをRF回路6に対して送信する。RF回路6は、デジタルデータをRF(Radio Frequency)信号に変換する。このRF信号はアンテナ4に給電され、空間に送信電波として放射される。送信電波が放射された空間にはRF磁界が発する。
このRF磁界内に配置された活性化ICタグ9、非活性化ICタグ10は、内蔵されるアンテナコイルでRF磁界の電磁波を受信する。活性化ICタグ9、非活性化ICタグ10を駆動する電力は、受信される電磁波から抽出される。この受信電力は、ICタグ処理装置3と活性化ICタグ9、非活性化ICタグ10との通信距離により変動する。ICタグ処理装置3と活性化ICタグ9、非活性化ICタグ10との間の距離が近い場合は受信する送信電力が大きくなり、遠い場合は小さくなる。受信電力を得た活性化ICタグ9、非活性化ICタグ10はさらに受信された電磁波からデータを取り出し、各タグに実装されたデータ処理を行い、自分がICタグ処理装置に対して通信対象であるならば、通信処理後のデータを再びRF信号に変換して内蔵ループコイルアンテナから空間に受信電波として放射する動作を行う“活性化タグ9”になる。
尚、通信対象でないICタグの場合は、内蔵ループコイルアンテナからの受信電波の放射はおこなわず“非活性化タグ10”の振る舞いを行う。活性化ICタグ9から放射された電波はICタグ処理装置のアンテナ4で受信され、受信された電波はRF回路6においてデジタル受信データに変換され、制御回路5に送られる。デジタル受信データは制御回路5において複号化され、応答信号として予め決められた通信プロトコルに従ってICタグ処理装置の外部へ出力される。応答信号はPC2に入力され、制御ソフトに準じた処理が行われる。PC2で処理された内容は表示情報として表示装置1に文字図形情報として表示される。表示装置1はCRTや液晶ディスプレイなどが利用できる。通信を行ったICタグから得られた情報(例えば、ICICタグ固有ICコード)などを表示する。以上の手順によりICタグ処理装置3は、ICタグとの非接触なデータ通信が実現出来る。
図13は従来のICタグの例を示す。図13(a)〜(d)に示す各ICタグ例に示すICタグの主な部品は、アンテナコイル120とICチップ121により構成される。特に、アンテナ120の形状は、通信に使用される電波の周波数、偏波面や、到達距離、その用途に従って様々な形状や大きさが存在する。使用する電波の周波数が低いほど、その波長が長くなるため、アンテナは大きくなる。アンテナの偏波面が問題にならなけければ、図13に示す様な直線偏波アンテナが用いられる。図13(a)に示すカード型ICタグはクレジットカードのような形状を有しており、非常に薄型である。図13(b)に示す方形ループ型ICタグ、図13(c)に示す円形ループ型ICタグ、図13(d)に示す折り返しダイポールアンテナなどもあり、偏波面が定まらない場合には図示しない円偏波アンテナが有利である。さらに非接触のICタグやICカードが通信を行う際に発熱を伴うことは、下記の特許文献1に記載されている。
特許文献1においては、アンテナコイル自身の抵抗成分を大きくすることにより従来ICチップで消費されていた過剰電力の一部をアンテナで消費させるものである。この場合は、ICチップのみではなく、アンテナコイルからの発熱も顕著になる。
特開2000−348152号公報
ところで、IC処理装置がICタグとの間の通信を試みることにより、IC処理装置を所持するユーザは、通信の可否によりICタグとの間のおおよその距離を知ることができる。しかしながら、ICタグ自体が近くに存在することはわかっても、ICタグの位置に関して知ることはできない。
本発明の目的は、非接触ICタグシステムにおいて、1又は複数のICタグとの通信を行う際に、ICタグのそれぞれの位置情報を得ることが可能なICタグシステムを提供することにある。本発明のさらに別の目的は、1または複数のICタグとの通信を行う際に、通信を行うICタグを分類することができるICタグシステムを提供することにある。
本発明の一観点によれば、電波を送受信するアンテナコイルと、該アンテナコイルにより送受信される電波とデータとの変換処理を行う信号処理部と電波に基づくデータを記憶するメモリと制御部とを有するICチップと、を有するICタグと、前記ICタグとの通信を行う通信部と、活性状態であるICタグを検出する活性化ICタグ検出手段と、を備えるICタグ処理装置とを有するICタグシステムが提供される。
前記活性化ICタグ検出手段は、前記活性化ICタグの熱損失により生じる発熱を検出する温度センサと、該温度センサによる検出結果に基づいて2次元的な温度分布を計測する温度分布計測算手段と、を含むことを特徴とする。
上記ICタグシステムによれば、活性状態すなわち通信状態にあるタグの位置を特定することによりその位置を検出することができる。
前記活性化ICタグ検出手段は、赤外線センサと、該赤外線センサを2次元的に走査する走査手段と、該走査手段により2次元的な温度分布を計測する計測手段とを有するシステムにより実現することができる。
さらに該ICタグ装置の赤外線センサの光学的中心軸と、アンテナから発生する磁束の中心軸を一致させることにで、より正確で歪の少ない面の温度分布を得ることが可能になり、より精度良くICタグの存在位置の確認を可能とする。活性化前の前記ICタグを含む処理対象のうちの背景全体の面の温度分布と、活性化の後の前記ICタグを含む前記背景全体の面の温度分布と、の差分を取ることにより発熱箇所を抽出することを特徴とする。これにより、背景全体からICタグの位置情報を抽出することができる。
活性化により発熱する単一又は複数の前記ICタグ固有の面の温度分布パターンを、ICタグ固有の形状に基づいて予め記憶しておき、活性化された前記ICタグに基づいて測定された可視情報との形状に関する相関を取ることにより、前記ICタグ固有の形状と関連させて前記ICタグの位置情報を検出することを特徴とする。その他、タグの形状や大きさ、形状に関連する方向性などの活性化状態において検知可能な特性に基づいて、タグを特定し、位置情報を得ることができる。
以上に説明したように、本発明によれば、IC処理装置がICタグと通信を行う際に活性化するICタグの発熱パターンを赤外線カメラから、2次元赤外線分布データとして測定することにより、ICタグの位置情報を得ることができる。
さらにICタグ装置の赤外線センサーの光学的中心軸と、アンテナから発生する磁束の中心軸とを一致させることにより、より性格で歪の少ない面の温度分布を得ることが可能になり、より精度の高いICタグの存在位置の確認が出来る。
以下、本発明の一実施の形態によるICタグ処理装置について図面を参照しつつ説明を行う。図1-Aは、本発明の一実施の形態によるICタグ処理装置の構成例を示すブロック図である。図1−Aに示すように、本実施の形態によるICタグシステムは、ICタグ処理装置3と、それに接続されるパーソナルコンピュータPC2と、表示装置1と、赤外線センサ7と光学系8とを有して構成される赤外線カメラ11と、を備えている。さらに、単一もしくは複数のICタグ(図1−A中では 活性化ICタグ9、非活性化ICタグ10)とを含んで構成されている。
以上の構成により、本実施の形態によるICタグシステムは、ICタグ間において電波を利用した通信を行うことができるのみではなく、赤外線カメラを追加して配置することにより、電波による通信と同時に、ICタグの表面温度測定を行うことができる点を特徴としている。
ICタグ処理装置3は、制御回路5と、RF回路6と、アンテナ4と、を含んで構成されており、活性化ICタグ9と、非活性化ICタグ10と、に対して電波による通信処理を行う。通信を行うICタグは単数でも複数でもよい。
ICタグ装置3のアンテナ4が発生する磁束の中心θ1と、赤外線カメラ11の光学軸L1とを一致させるようにアンテナ4と赤外線センサ7の光学系8を配置する。アンテナ4は、上記条件を満足するものであれば、図示する様なループアンテナでも、マイクロストリップラインで構成される平面アンテナでも良く、形状、形式により限定されるものではない。
図1−Aに示すように光学系8のレンズ鏡筒周辺に配置しても、図1−Bに示すように光学系8のレンズ鏡筒の延長上に配置しても良い。
以下では、ICタグ処理装置3と通信を行うことで活性化したICタグを活性化ICタグ9と称し、非活性なICタグを非活性化ICタグ10と称する。活性化ICタグ9と非活性化ICタグ10とは、内部にアンテナコイルとICチップとをそれぞれ搭載しており、ICタグ処理装置3のアンテナ4から放射されるRF磁界との間で無線による通信を行うことにより認証等の各種通信処理を実現することができる。
パーソナルコンピュータPC2は、ICタグ処理装置3と通信するための制御ソフト及び後述するICタグの相関データとが組み込まれており、予め決められた制御プログラムに従って、ICタグ処理装置3に対してコマンドを送出する。ICタグ処理装置3の制御回路5は、コマンドに従ったデジタル送信データをRF回路6に対して送信する。RF回路6は、デジタルデータをRF(Radio Frequency)信号に変換する。このRF信号は、アンテナ4に給電され、空間に送信電波として放射される。送信電波が放射された空間にはRF磁界が発生する。
上記RF磁界内に配置された活性化ICタグ9、非活性化ICタグ10は、内蔵されるアンテナコイルでRF磁界の電磁波を受信する。活性化ICタグ9、非活性化ICタグ10を駆動する電力は、受信される電磁波から抽出され供給される。この受信電力は、ICタグ処理装置3と、活性化ICタグ9、非活性化ICタグ10との通信距離により変動する。ICタグ処理装置3と活性化ICタグ9、非活性化ICタグ10との間の距離が近い場合は受信電力が大きくなり、遠い場合は受信電力が小さくなる。
受信電力を得た活性化ICタグ9と非活性化ICタグ10とは、双方とも受信された電磁波からデータを取り出し、各タグに実装されたデータ処理を行う。自己がICタグ処理装置3に対して通信対象であると条件判断の処理を行った活性化ICタグ9は、通信処理後のデータを再びRF信号に変換して内蔵ループコイルアンテナから空間に受信電波として放射する。
また、自分がICタグ処理装置3に対して通信対象ではないと条件判断処理を行った非活性化ICタグ10は、内蔵ループコイルアンテナからの受信電波の放射を行わない。活性化ICタグ9から放射された受信電波は、ICタグ処理装置のアンテナ4で受信され、受信された電波はRF回路6においてデジタル受信データに変換され、制御回路5に送られる。
デジタル受信データは、制御回路5において復号化され、応答信号として予め決められた通信プロトコルに従ってICタグ処理装置3の外部へ出力される。応答信号はパーソナルコンピュータPC2に入力され、制御ソフトに準じた処理が行われる。パーソナルコンピュータPC2により処理された内容は、表示情報として表示装置1に、例えば文字図形情報の形態で表示される。
表示装置1には、CRTや液晶ディスプレイが利用できる。以上の手順により、ICタグ処理装置3は、ICタグとの非接触なデータ通信が実現出来る。
図2は、本発明の実施の形態によるICタグ処理装置3の構成例を示す図である。図1−Aに示した構成と同様の箇所は同じ番号を付す。制御回路5は、電源回路12、メモリ15、インターフェイスI/F13、マイクロプロセッサ14、デジタル信号処理16により構成される。電源回路12は、制御回路5だけではなく、RF回路6に電源を供給する。I/F13は、図1−Aに示したように、パーソナルコンピュータPC2と信号のやり取りを行うためのインターフェイスである。インターフェイスとしては、RS-232C、USB、SCSI、IEEE1394などの汎用I/Fを利用することができる。I/F13を介して外部とやりとりされるコマンドや応答信号は、マイクロプロセッサ14との間でやり取りされる。メモリ15には、マイクロプロセッサ14が動作するための制御プログラムが記憶されており、マイクロプロセッサ14により必要に応じてデータの読み出しと書き込みとが行われる。
I/F13を介して入力されたコマンドは、マイクロプロセッサ14の制御動作に従って、送信データとして出力される。マイクロプロセッサ14から出力された送信データは、デジタル信号処理部16に出力され、ここでデジタル符号化されたデジタル送信データを制御回路5の外部へ出力する。出力されたデジタル送信データはRF回路6へ入力される。
RF回路6は、水晶17と、発振回路18と、変調回路19と、送信増幅20と、検波復調21と、受信増幅22と、フィルタ23と、から構成される。RF回路6に入力されたデジタル送信データは、次いで変調回路19に出力される。変調回路19は、デジタル送信データによって水晶17と発振回路19とで発生される搬送波を変調する。変調された搬送波は、送信増幅器20において電力増幅され、給電点24を介してアンテナ4に給電され、空間に送信電波として放射される。
一方、アンテナ4において受信されたICタグからの受信電波は、アンテナ4上に送信増幅器20から給電される増幅後の送信信号に重畳する電力として現れる。アンテナ4の給電点に現れる送受信重畳電力は、フィルタ23に入力されて送信増幅20から出力されてアンテナ4に給電される送信データと振り分けされ、受信信号として受信増幅22に入力される。受信増幅器22において増幅された受信信号を検波復調器において受信信号の搬送波から受信データを検波復調し、デジタル受信データを生成する。このデジタル受信データは、RF回路6から出力され、制御回路5に入力される。
デジタル信号処理16は、デジタル受信データを復号化し、さらに受信データを生成し出力する。この受信データはマイクロプロセッサ14に入力され、制御プログラムに従った処理が行われ、I/F13を介して応答信号が出力される。以上の手順により、ICタグとの非接触なデータ通信が実現出来る。尚、本実施の形態において、アンテナ4は送信・受信に共通するものとして説明したが、送信・受信のそれぞれに対して独立したアンテナを装備してもよい。
図3は、無電源ICタグの構成例を示す図である。図3に示すように、本実施の形態による無電源ICタグは、ICタグ処理装置に送信される電磁波による電磁結合手段又は静電結合手段により、電力供給を受けて活性化することを特徴とする。無電源ICタグは、ICチップ35とコイルアンテナ25とから構成される。コイルアンテナ25は、外部アンテナとしてICチップ35と接続される場合のほかに、小型化・低コスト化を図るため、ICチップ35上に構成しても良い。
ICチップ35は、キャパシタ26とアナログフロントエンド27と、変調器28と、コマンド29と、伝送クロック30と、RF−DC変換31と、CPU32と、暗号処理部33と、メモリ34と、を含んで構成される。ICタグは、小型で単純な構造の方が、消費電力やコスト面で有利である。従って、ICチップ35は超小型のものも用いられる。尚、キャパシタ26の容量が大きい場合に、キャパシタ26はICチップ35の外部に接続される場合もある。
ICタグ処理装置3から放射される電波は、無電源ICタグのコイルアンテナ25により受信される。この装置では、コイルアンテナ25のインダクタンスとキャパシタ26のキャパシタンスとにより並列共振回路を構成し、受信電波に共振するように調節される。共振回路の共振周波数と同一の周波数の搬送波を受信した場合、上記並列共振回路は、共振現象を誘起し高い誘起電圧を得る。アナログフロントエンド27は、コイルアンテナ26とキャパシタ26とのインピーダンスマッチングを図り、受信信号を得る。さらに受信信号は、コマンド29にて復調復号化されて受信コマンドを生成し、さらに伝送クロック30において受信クロックを抽出する。また、受信信号の搬送波成分は、RF−DC変換回路とクロック、データの復調分離を行う。搬送波成分はRF−DC変換器31において整流されてDC電源を再生する。再生されたDC電源はICチップ35の各回路に供給され、無電源ICタグを活性化させる。
CPU32は、受信クロックに同期したコマンドから、予め決められた手順により動作する。CPU32は、暗号処理33を利用して受信コマンドの暗号解読を行う。メモリ34は、無電源ICタグ固有のIDなどのデジタル情報が記憶されている。このメモリ34は、不揮発性メモリなどを使用すれば内容の書き込みも可能である。CPU32は、暗号解読した受信コマンドの情報から、メモリ34に記憶されている固有IDを比較し、自分が通信対象であることを判断する。もし、この条件判断により、無電源ICタグが通信対象であった場合、CPU32は、メモリ34に記憶された情報を、暗号処理部33を利用して暗号化し、暗号化信号を生成する。生成された暗号化信号は、変調器28に入力され、符号化変調が行われる。符号化変調された暗号化信号は、送信信号としてアナログフロントエンド27に入力されてコイルアンテナ25に給電されて再び電波として放射される。以上のように無電源ICタグは、無電源においてICタグ処理装置との通信が可能になる。
図4は、本発明の実施の形態の変形例によるICタグであって、電源を搭載したICタグの構成例を示す図である。ここでは、図3に示した無電源ICタグと異なる箇所に重点を置いて説明する。図4に示すように、本実施の形態による電源を搭載したICタグは、無電源ICタグと異なりRF−DC変換部31を使用した受信電波からの電源再生を行わず、その代わりに小型電池37を内蔵している。小型電池37が消耗することによる電池交換は必要になるが、図3に示す無電源ICタグと比較して、安定したより大きな電流供給が可能であるため、通信距離が大きく取れるという利点がある。
次に、本実施の形態による赤外線カメラについて説明する。まず温度と赤外線との関係について説明すると、以下の関係を持つことができる。(1)全ての物体は赤外線を放射する。(2)温度が高い物体は赤外線を強く放射する。(3)赤外線エネルギーと物体の温度とは相対関係にある。以上の(1)から(3)までの関係を踏まえて、赤外線カメラは、赤外線エネルギーをレンズにより集光し、赤外線センサを2次元走査することで以下のような測定が可能である。すなわち、赤外線カメラの特徴としては、以下の点が挙げられる。(1)面の温度分布として捉え、可視化情報として表示できる。
(2)対象物から離れたところから、非接触で温度測定ができる。
(3)リアルタイムで温度計測ができる。
図5は、赤外線カメラの一構成例を示すブロック図である。図5に示すように、赤外線カメラは、赤外線センサ7と光学系8とを有して構成されている。さらに、赤外線センサ7は、走査部51と、集光部52と、外部I/F53と、メモリ54と、同期部55と、検知部56と、増幅部57と、を有して構成される。
被測定物から放射される赤外線は、面の赤外線分布として光学系8によって撮像される。撮像された面の赤外線分布は、走査部51において2次元的に走査される。この2次元走査は、同期部55から発生される同期信号に基づいて行われる。この同期信号は、走査部51とメモリ54とに入力される。走査部51において2次元的に走査された信号は、集光部52において集光される。
この走査は光学的に行っても良いし、電子的に行っても良い。検知部56は、最終的に赤外線の量を検知する手段であり、この検知部56において2次元の赤外線分布が検知できれば良い。この検知部56において検知された2次元の赤外線分布データは、増幅部57において増幅される、増幅された2次元の赤外線分布データは、デジタル信号としてメモリ54に同期信号による走査を持って、図示するような水平方向アドレスx0,x1….x(n-1)、垂直方向アドレスy0,y1…y(n-1)のメモリ配列に書き込まれる。
書き込み例として最初の1ラインは、x0y0,x1y0….x(n-1)y0、次のラインはx0y1,x1y1….x(n-1)y1となる。従って、メモリ54に被測定物から放射される赤外線の2次元分布データが書き込まれる。メモリ54に書き込まれたデータは、外部I/F53を介して2次元赤外線分布データとして出力される。赤外線センサ7から出力された2次元赤外線分布データは、図1−Aに示すパーソナルコンピュータPC2に入力され、表示装置1において可視情報として表示される。
さらに、ICタグ処理装置と通信を行うために活性化された活性化ICタグ9に関しては、ICチップ35やコイルアンテナ25の損失により生じる発熱が発生する。この点に着目した、本実施の形態によるICタグシステムは、ICタグ処理装置3と活性化ICタグ9の通信を行うと同時に、活性化ICタグ9の発熱を赤外線カメラにおいて、面の可視情報として捉えることにより、活性化ICタグ9の位置情報を取得することができ、表示装置1上に、活性化ICタグ9との通信情報のみでなく、その形状や位置情報も同時に表示する。
さらに、赤外線カメラは、その特徴の一つとして非接触による温度測定が可能である。絶対温度の測定は、被測定物固有の放射率に対して補正が必要であるが、2次元赤外線データとして得られる複数の活性化したICタグの相対温度差を求めることは容易である。さらに本実施の形態によるICタグシステムは、以下の方法により活性化ICタグ9のさらに良好な位置情報を取得することが可能である。図6は、赤外線カメラから得られる2次元温度分布の差分を示す図である。図6 (a)は、ICタグシステムとICタグとが通信を行わず、ICタグも活性化していない場合の2次元温度分布図である。ICタグ61、62、63、64と背景(この場合はキャビネットなど)65との、常温による2次元赤外線分布を観測することができる。パーソナルコンピュータPC2は、一旦、この活性化前の2次元赤外線分布データを内部メモリへ記憶する。
次に、本実施の形態によるICタグシステムにより、円形のICタグ61、64を通信相手として通信を行う。次に、図6(b)に示すように、活性化したICタグ61、64は、発熱し周囲の温度より高温になることで、活性化後の2次元赤外線データを得る。図6(a)のICタグ61〜64と、背景65とは、図6(b)の61’〜65’にそれぞれ対応する。パーソナルコンピュータPC2は、先ほどメモリへ記憶した活性化前の2次元赤外線分布データと、活性化後の2次元赤外線データの差分をとる。差分を取った2次元赤外線データの例を図6(c)に示す。結局、活性化したICタグ61、64に対応する差分データ61”、64”が残り、活性化したICタグのみ2次元赤外線データから抽出される。
次に、上記の変形例について説明する。本変形例によるICタグシステムは、以下の手段により、形状の異なる複数の活性化ICタグ9の分類が可能である。図7は、本変形例によるICタグ固有の発熱形状パターンを示す図である。図7(a)は、活性化されたICタグを含む赤外線センサによる2次元投射パターンを示す図である。ICタグ71’、74’は方形であり、ICタグ72’、73’は円形であるが、同じ形状でも投射パターンの大きさが異なる。図7(b)は、ICタグ71〜74に対応した2次元投射パターンを示す図であり、本変形例による各ICタグの奥行き方向の配置を示したものである。図7(b)に示すように、ICタグ71から74の大きさは同様であり、奥行き方向の配置が異なることが分かる。ICタグ71’と73’とは、光学系8からの距離L2の奥行きに、ICタグ72’と74’とは距離L3の奥行きにあることが分かる。つまり、赤外線カメラに近いICタグの2次元投射パターンが大きく見えることを示している。
しかし方形のICタグ71、74と円形のICタグ72、73は、投射パターンの大きさが異なり、形状が明らかに異なるため、2次元投射パターンから分類が可能である。ICタグ固有の発熱形状パターン(方形、円形など)は、ICタグの相関データとして、予めパーソナルコンピュータPC2によって記憶しておき、赤外線カメラから得られる2次元赤外線データと相関をとることで分類を行う。
さらに、本実施の形態によるICタグシステムは、以下の手段により、同一測定距離、又は近似の距離上に配置された同一形状で大きさの異なる複数のICタグの分類が可能である。図8は、大きさの異なるICタグ固有の発熱形状パターンを示す図である。図8(a)は、活性化されたICタグを含む赤外線センサによる2次元投射パターンを示す図である。ICタグの2次元投射パターン81’、82’、83’は、図8(b)のICタグ81、82、83にそれぞれ対応したものであり、同じ形状であるが投射パターンの大きさが異なる。図8(b)は、同じ形状で大きさの異なるICタグ81、82、83を同一の奥行きL4上に配置したことを示した図である。
つまり赤外線カメラから同じ距離に配置された同じ形状で大きさの異なるICタグを、図8(a)の投射パターンから分類が可能である。大きさの異なる方形のICタグ81、82、83は、同位置測定距離上に配置した場合、2次元投射パターンから分類が可能である。ICタグ固有の発熱形状の大きさパターン(大、中、小など)は、ICタグの相関データとして予めパーソナルコンピュータPC2において記憶しておき、赤外線カメラから得られる2次元赤外線データと相関をとることで分類を行う。
さらに本発明のICタグシステムは以下の方法により、複数の同一形状で同一の大きさのICタグの奥行き方向の配置位置の検知が可能である。
図9は、ICタグの奥行き方向を示す図である。図9(a)は、同一形状、同一の大きさのICタグを、奥行き方向に並べた時の赤外線センサによる2次元放射パターンを示す図である。2次元投射パターンICタグ91’、92’、93’は、図9(b)のICタグ91、92、93に対応しており、同一形状であり、かつ、同一の大きさであるものの大きさの異なる投射パターンが得られる。これは、ICタグのそれぞれが異なる測定距離に配置されることに起因する。図9(b)は、同一形状で同一の大きさのICタグ91、92、93を、それぞれ奥行きL5、L6、L7上に配置した構成を示す図である。つまり、赤外線カメラから異なる距離に配置された同一形状で大きさの同じICタグを、図9(a)の投射パターンから奥行き方向の分類が可能である。
予め同一形状かつ同一の大きさのICタグを使用することを前提とすれば、最も近くの測定距離L5に配置されたICタグ91の投射パターン91’が最も大きく、続いて距離L6に配置されたICタグ92の投射パターン92’が、最後に距離L7に配置されたICタグ93の投射パターン93’が最も小さいことが分かる。
以上のように、赤外線カメラから得られる2次元赤外線データから、ICタグそれぞれの奥行き方向の相関を取ることができる。さらに本発明のICタグシステムは以下の手段により、複数の同一形状で同一の大きさのICタグの奥行き方向の配置位置の検知が可能である。
図10は、ICタグの温度による奥行き方向を検出する様子を示す図である。図10(a)は、複数のICタグを奥行き方向に並べた時の赤外線センサによる2次元放射パターンを示す図である。ICタグの2次元投射パターン101’、102’、103’は、図10(b)のICタグ101、102、103に対応したものであり、それぞれの相対温度が異なり、ICタグ101が最も高く、次にICタグ012、ICタグ103の順である。図10(b)は、同一形状で同一の大きさのICタグ101、012、103をそれぞれ奥行きL8、L9、L10上に配置したことを示した図である。つまり、赤外線カメラから異なる距離に配置された同一形状で大きさの同じICタグを、図10(a)の投射パターンの相対温度から奥行き方向の分類が可能である。
予め同一形状かつ同一の大きさで活性時に同一の発熱量を示すICタグを使用することが分かっていれば、赤外線カメラから得られる2次元赤外線の相対温度データから、ICタグそれぞれの奥行き方向の相関をとることが可能である。つまりICタグが受信する電波の強度が大きい程、活性化された時の温度上昇は大きいことを利用する。ICタグが受信する電波の強度は、ICタグ処理装置3のアンテナ4からの距離が遠いほど小さく、近いほど大きくなる。従って、赤外線カメラにより測定されるICタグの相対温度は、アンテナ4からの距離がL8であるICタグ101が最も高く、距離L9にあるタグ102が次に高く、さらに、最も遠い距離L10にあるICタグ103が最も低い。このように、複数のICタグの相対温度を利用して、複数ICタグの相対距離を求めることができる。
さらに、本実施の形態によるICタグシステムは、以下の手段により、複数の上下左右非対称な形状のICタグが配置される上下左右配置方向の検知が可能である。図11は、ICタグの向きを検出する様子を示す図である。図11(a)は、活性化されたICタグを含む赤外線センサによる2次元投射パターンを示す図である。図11に示すように、ICタグの2次元投射パターン111’、112’、113’、114’は、図11(b)のICタグ111、112、113、114に対応したものであり、ICタグの上下左右の配置方向が異なる。図中の矢印はICタグの向きを説明するために仮に示したものである。図11(b)は、複数の上下左右非対称な形状のICタグ111、112、113、114を同一の奥行きL11上に配置した様子を示す図である。
つまり、赤外線カメラから同じ距離に配置された、複数の上下左右非対称な形状のICタグの配置される上下左右の向きを、図11(a)の投射パターンに基づいて分類することができる。上記の方法によって検出されるICタグの位置情報、分類情報、相対的奥行き情報を、ICタグ処理装置3からの通信により、ICタグが搭載するメモリ34(図3)に書き込むことができる。
以上、本実施の形態によるICタグ処理装置によれば、IC処理装置がICタグと通信を行うとともに、活性化するICタグの発熱パターンを赤外線カメラから2次元赤外線分布データとして測定することにより、ICタグの位置情報を得ることが可能になる。
また、IC処理装置がICタグと通信を行う前の、ICタグが非活性な状態の2次元赤外線分布データとIC処理装置とがICタグと通信を行い、ICタグが活性化した状態の2次元赤外線分布データとの差分を取ることにより、活性化したICタグの位置情報を抽出することが可能になる。
また、IC処理装置がICタグと通信を行うとともに、予めICタグ固有の形状パターンを分類記憶し、活性化するICタグの発熱パターンを赤外線カメラから、2次元赤外線分布データとして測定し、その分布データからICタグの位置情報を取得し、さらに形状データの相関によりICタグを分類することができる。
さらに、ICタグ処理装置がICタグと通信を行うとともに、予めICタグ固有の大きさのパターンを分類記憶し、活性化する同一距離上の複数のICタグの発熱パターンを赤外線カメラから、2次元赤外線分布データとして測定し、その分布データからICタグの位置情報を得て、さらに大きさデータの相関によりICタグを分類することが可能である。
さらに、IC処理装置がICタグと通信を行うとともに、予め同一形状で同一の大きさのICタグのパターンを分類記憶し、異なる距離上の活性化した複数のICタグの発熱パターンを赤外線カメラから、2次元赤外線分布データとして測定し、その分布データからICタグの位置情報を得て、さらに2次元投射パターンの大きさの相関によりICタグの奥行き方向の情報を得ることが可能である。
また、IC処理装置がICタグと通信を行うとともに、予めICタグ固有の形状や大きさに従いICタグのパターンを分類記憶し、異なる測定距離に配置され活性化した同一形状で同一の大きさの複数のICタグの相対的温度データを赤外線カメラにより2次元赤外線分布データとして測定し、その相対温度差分布データからICタグの位置情報を得て、さらに相対温度差データからICタグの奥行き方向の情報を得ることができる。
さらに、IC処理装置がICタグと通信を行うとともに、予め上下左右方向性を持ったICタグ固有の形状や大きさに基づいてICタグを分類記憶し、異なる測定距離に配置され活性化した上下左右方向性を持ったICタグの発熱パターンを赤外線カメラから2次元赤外線分布データとして測定し、その分布データからICタグの位置情報を得て、さらに2次元投射パターンによりICタグが配置される上下左右方向の情報を得ることが可能である。
ICタグシステムにおいて、位置情報検出手段において検出したICタグの位置情報と、ICタグの上下左右方向の情報を検出する手段において検出されるICタグが設置されている上下左右方向の情報を、ICタグ固有のメモリに追記して書き込み可能とし、この書き込み処理の後に、再びICタグ処理装置と通信を行う際にICタグ固有情報と同時に追記情報を読み出すことが可能である、つまり、ICタグに位置情報、分類情報、上下左右配置位置情報、奥行き配置情報を追記することが可能な、優れた機能を有するICタグシステムを提供することが出来る。
本発明によれば、ICタグの位置を把握することができるため、ICタグの利用分野は一層大きくなる。
本発明の一実施の形態によるICタグ処理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態によるICタグ処理装置のアンテナ構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態によるICタグ処理装置の構成例を示す図である。 無電源ICタグの構成例を示す図である。 電源を搭載したICタグの構成例を示した図である。 赤外線カメラの一構成例を示すブロック図である。 赤外線カメラから得られる2次元温度分布の差分を示す図であり、図6 (a)は、活性化前のICタグの2次元温度分布を示した図であり、(b)は、活性化後のICタグの2次元温度分布を示した図であり、(c)は、(a)と(b)の2次元温度分布の差分を取り、活性化したICタグを抽出した2次元温度分布図を示した図である。 形状の異なる複数の活性化ICタグを特定するためのICタグ固有の発熱形状パターンを示す図である。(a)は、複数の異なる形状のICタグの2次元投射発熱形状パターンを示した図である。(b)は、複数の異なる形状のICタグの奥行き方向を示した図である。 図8(a)は、複数の異なる大きさのICタグの2次元投射発熱形状パターンを示した図である。図8(b)は、複数の異なる大きさのICタグを、同一測定距離上に配置した図である。 図9(a)は、複数の同一形状で同一な大きさのICタグの2次元投射発熱形状パターンを示した図である。図9(b)は、複数の同一形状で同一な大きさのICタグを異なる距離に配置した事を示した図である。 図10(a)は、複数の同一形状で同一な大きさのICタグの2次元投射発熱形状パターンの温度情報を示した図である。図10 (b)は、 複数の同一形状で同一な大きさのICタグを異なる距離に配置した事を示した図である。 図11(a)は、複数の上下左右非対称な形状のICタグの2次元投射発熱形状パターンの2次元投射発熱パターンを示した図である。図11 (b)は、 複数の上下左右非対称な形状のICタグを異なる距離に配置した様子を示す図である。 従来のICタグシステムの例を示した図である。 従来のICタグの例を示した図である。(a)はカード型、(b)は方形ループ型、(c)は円形ループ型、(d)は折り返しダイポール型のタグを示す図である。
符号の説明
1・・・表示装置、2・・・PC、3・・・ICタグ処理装置、4・・・アンテナ、5・・・制御回路、6・・・RF回路、7・・・赤外線センサ、8・・・光学系、9・・・活性化ICタグ、10・・・非活性化ICタグ、11・・・赤外線カメラ、12・・・電源回路、13・・・I/F、14・・・マイクロプロセッサ、15・・・メモリ(制御プログラム)、16・・・デジタル信号処理、17・・・水晶、18・・・発振回路、19・・・変調回路、20・・・送信増幅、21・・・検波復調、22・・・受信増幅、23・・・フィルタ、24・・・給電点、25・・・コイルアンテナ、26・・・キャパシタ、27・・・アナログフロントエンド、28・・・変調器、29・・・コマンド、30・・・伝送クロック、31・・・RF−DC変換、32・・・CPU、33・・・暗号処理、34・・・メモリ(ID、他)、35・・・無電源ICタグ、36・・・電源を搭載したICタグ、37・・・小型電池、51・・・走査、52・・・集光、53・・・外部I/F、54・・・メモリ、55・・・同期、56・・・検知、57・・・増幅、61、64・・・非活性化円形ICタグ、62、63・・・非活性化方形ICタグ、65・・・活性化前背景(キャビネット等)、65’・・・活性化後背景(キャビネット等)、61’、64’・・・活性化円形ICタグ、62’、63’・・・非活性化方形ICタグ、61”、64”・・・活性化円形ICタグの差分、71’、74’・・・方形ICタグ2次元放射パターン、72’、73’・・・円形ICタグ2次元放射パターン、71、74・・・方形ICタグ奥行き配置位置、72、73・・・円形ICタグ奥行き配置位置、81’・・・方形大型ICタグ2次元放射パターン、82’・・・方形中型ICタグ2次元放射パターン、83’・・・方形小型ICタグ2次元放射パターン、81、82、83…同位置測定距離上に配置された大きさの異なる方形ICタグ、91’・・・近傍配置方形ICタグの2次元放射パターン、92’・・・中間配置方形ICタグの2次元放射パターン、93’・・・遠方配置方形ICタグの2次元放射パターン、91、92、93・・・異なる距離に配置された同じ大きさの方形ICタグ、101’・・・近傍配置ICタグ温度データ、102’・・・中間配置ICタグ温度データ、103’・・・遠方配置ICタグ温度データ、101、102、103・・・異なる距離に配置された同一形状で同一の大きさのICタグ、111’・・・上向き配置ICタグ2次元放射パターン、112’・・・右向き配置ICタグの2次元放射パターン、113’・・・下向き配置ICタグの2次元放射パターン、114’・・・左向き配置ICタグの2次元放射パターン、111、112、113、114・・・同一測定距離に配置された非対称な形状で配置される向きが異なるICタグ。

Claims (22)

  1. 電波を送受信するアンテナコイルと、該アンテナコイルにより送受信される電波とデータとの変換処理を行う信号処理部と電波に基づくデータを記憶するメモリと制御部とを有するICチップと、を有するICタグと、
    前記ICタグとの通信を行う通信部と、活性状態であるICタグを検出する活性化ICタグ検出手段と、を備えるICタグ処理装置と
    を有し、
    前記活性化ICタグ検出手段は、前記活性化ICタグの熱損失により生じる発熱を検出する温度センサと、該温度センサによる検出結果に基づいて2次元的な温度分布を計測する温度分布計測手段と、を含むことを特徴とするICタグシステム。
  2. 電波を送受信するアンテナコイルと、該アンテナコイルにより送受信される電波とデータとの変換処理を行う信号処理部と電波に基づくデータを記憶するメモリと制御部とを有するICチップと、を有するICタグと、
    前記ICタグとの通信を行う通信部と、活性状態であるICタグを検出する活性化ICタグ検出手段と、を備えるICタグ処理装置と
    を有し、
    前記活性化ICタグ検出手段は、赤外線センサと、該赤外線センサを2次元的に走査する走査手段と、該走査手段により2次元的な温度分布を計測する計測手段と
    を有することを特徴とするICタグシステム。
  3. 前記活性化ICタグ検出手段は、赤外線センサと、該赤外線センサを2次元的に走査する走査手段と、該走査手段により2次元的な温度分布を計測する計測手段と
    を有することを特徴とする請求項に記載のICタグシステム。
  4. さらに、前記2次元的な温度分布を、可視化情報として表示する温度測定手段を備えることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のICタグシステム。
  5. 前記赤外線センサの光学的中心軸と、前記ICタグとの通信を行うための電波を送受するアンテナの磁束の中心軸とを一致させることを特徴とする請求項4に記載のICタグシステム。
  6. 前記ICタグは、電源として、受信された電波を整流して直流電源を再生する手段又は小型電池の少なくともいずれか一方を有していることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載のICタグシステム。
  7. 電波を送受信するアンテナコイルと、該アンテナコイルにより送受信される電波とデータとの変換処理を行う信号処理部と電波に基づくデータを記憶するメモリと制御部とを有するICチップと、を有するICタグと、
    前記ICタグとの通信を行う通信部と、活性状態であるICタグを検出する活性化ICタグ検出手段と、を備えるICタグ処理装置と
    を有し、
    活性化前の前記ICタグを含む処理対象のうちの背景全体の面の温度分布と、活性化の後の前記ICタグを含む前記背景全体の面の温度分布と、の差分を取ることにより発熱箇所を抽出することを特徴とするICタグシステム。
  8. 活性化前の前記ICタグを含む処理対象のうちの背景全体の面の温度分布と、活性化の後の前記ICタグを含む前記背景全体の面の温度分布と、の差分を取ることにより発熱箇所を抽出することを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載のICタグシステム。
  9. 電波を送受信するアンテナコイルと、該アンテナコイルにより送受信される電波とデータとの変換処理を行う信号処理部と電波に基づくデータを記憶するメモリと制御部とを有するICチップと、を有するICタグと、
    前記ICタグとの通信を行う通信部と、活性状態であるICタグを検出する活性化ICタグ検出手段と、を備えるICタグ処理装置と
    を有し、
    活性化により発熱する単一又は複数の前記ICタグ固有の面の温度分布パターンを、ICタグ固有の形状に基づいて予め記憶しておき、活性化された前記ICタグに基づいて測定された可視情報との形状に関する相関を取ることにより、前記ICタグ固有の形状と関連させて前記ICタグの位置情報を検出することを特徴とするICタグシステム。
  10. 活性化により発熱する単一又は複数の前記ICタグ固有の面の温度分布パターンを、ICタグ固有の形状に基づいて予め記憶しておき、活性化された前記ICタグに基づいて測定された可視情報との形状に関する相関を取ることにより、前記ICタグ固有の形状と関連させて前記ICタグの位置情報を検出することを特徴とする請求項1からまでのいずれか1項に記載のICタグシステム。
  11. 電波を送受信するアンテナコイルと、該アンテナコイルにより送受信される電波とデータとの変換処理を行う信号処理部と電波に基づくデータを記憶するメモリと制御部とを有するICチップと、を有するICタグと、
    前記ICタグとの通信を行う通信部と、活性状態であるICタグを検出する活性化ICタグ検出手段と、を備えるICタグ処理装置と
    を有し、
    活性化により発熱する大きさの異なるICタグ固有の面の温度分布パターンを予め複数の異なる大きさに基づいて記憶しておき、活性化された前記ICタグに基づいて測定された可視情報との大きさに関する相関を取ることにより、前記ICタグの大きさと関連させて前記ICタグの奥行き方向の情報を加味して判断し、位置情報を検出することを特徴とするICタグシステム。
  12. 活性化により発熱する大きさの異なるICタグ固有の面の温度分布パターンを予め複数の異なる大きさに基づいて記憶しておき、活性化された前記ICタグに基づいて測定された可視情報との大きさに関する相関を取ることにより、前記ICタグの大きさと関連させて前記ICタグの奥行き方向の情報を加味して判断し、位置情報を検出することを特徴とする請求項1からまでのいずれか1項に記載のICタグシステム。
  13. 電波を送受信するアンテナコイルと、該アンテナコイルにより送受信される電波とデータとの変換処理を行う信号処理部と電波に基づくデータを記憶するメモリと制御部とを有するICチップと、を有するICタグと、
    前記ICタグとの通信を行う通信部と、活性状態であるICタグを検出する活性化ICタグ検出手段と、を備えるICタグ処理装置と
    を有し、
    活性化により発熱する同じ形状及び大きさを有するICタグ固有の面の温度分布パターンを予め記憶しておき、活性化された前記ICタグに基づいて測定された可視情報との相関を取ることにより、前記ICタグの奥行き方向の位置情報を検出することを特徴とするICタグシステム。
  14. 活性化により発熱する同じ形状及び大きさを有するICタグ固有の面の温度分布パターンを予め記憶しておき、活性化された前記ICタグに基づいて測定された可視情報との相関を取ることにより、前記ICタグの奥行き方向の位置情報を検出することを特徴とする請求項1からまでのいずれか1項に記載のICタグシステム。
  15. 電波を送受信するアンテナコイルと、該アンテナコイルにより送受信される電波とデータとの変換処理を行う信号処理部と電波に基づくデータを記憶するメモリと制御部とを有するICチップと、を有するICタグと、
    前記ICタグとの通信を行う通信部と、活性状態であるICタグを検出する活性化ICタグ検出手段と、を備えるICタグ処理装置と
    を有し、
    活性化により同一発熱量で発熱する同一の大きさと形状のICタグ固有の面の温度分布パターンを予め記憶しておき、活性化された前記ICタグに基づいて測定された複数のICタグの相対温度差に基づいて前記ICタグの奥行き方向の位置情報を検出することを特徴とするICタグシステム。
  16. 活性化により同一発熱量で発熱する同一の大きさと形状のICタグ固有の面の温度分布パターンを予め記憶しておき、活性化された前記ICタグに基づいて測定された複数のICタグの相対温度差に基づいて前記ICタグの奥行き方向の位置情報を検出することを特徴とする請求項1からまでのいずれか1項に記載のICタグシステム。
  17. 電波を送受信するアンテナコイルと、該アンテナコイルにより送受信される電波とデータとの変換処理を行う信号処理部と電波に基づくデータを記憶するメモリと制御部とを有するICチップと、を有するICタグと、
    前記ICタグとの通信を行う通信部と、活性状態であるICタグを検出する活性化ICタグ検出手段と、を備えるICタグ処理装置と
    を有し、
    回転方向の方向性を有するICタグ固有の面の温度分布パターンを予め記憶しておき、活性化により発熱する前記ICタグに基づいて測定された前記ICタグを含む可視情報に基づいてパターンの相関を取ることにより、前記ICタグの奥行き方向の情報を加味して判断し、前記ICタグが配置される回転方向の方向性に関する情報を検出することを特徴とするICタグシステム。
  18. 回転方向の方向性を有するICタグ固有の面の温度分布パターンを予め記憶しておき、活性化により発熱する前記ICタグに基づいて測定された前記ICタグを含む可視情報に基づいてパターンの相関を取ることにより、前記ICタグの奥行き方向の情報を加味して判断し、前記ICタグが配置される回転方向の方向性に関する情報を検出することを特徴とする請求項1からまでのいずれか1項に記載のICタグシステム。
  19. 電波を送受信するアンテナコイルと、該アンテナコイルにより送受信される電波とデータとの変換処理を行う信号処理部と電波に基づくデータを記憶するメモリと制御部とを有するICチップと、を有するICタグと、
    前記ICタグとの通信を行う通信部と、活性状態であるICタグを検出する活性化ICタグ検出手段と、を備えるICタグ処理装置と
    を有し、
    ICタグ固有の温度分布パターンを予め記憶しておき、活性化により発熱する前記ICタグに基づいて測定された前記ICタグを含む可視情報に基づいて温度分布パターンの相関を取ることにより、前記ICタグが配置される位置に関する情報を検出することを特徴とするICタグシステム。
  20. ICタグ固有の温度分布パターンを予め記憶しておき、活性化により発熱する前記ICタグに基づいて測定された前記ICタグを含む可視情報に基づいて温度分布パターンの相関を取ることにより、前記ICタグが配置される位置に関する情報を検出することを特徴とする請求項1からまでのいずれか1項に記載のICタグシステム。
  21. 請求項から16までのいずれか1項に記載のICタグの位置情報と、請求項17または18に記載の上下左右方向の情報とを前記ICタグ固有のメモリに書き込むことを特徴とするICタグシステム。
  22. ICタグとの通信を行う通信部と、活性状態にあるICタグを該活性化ICタグの熱損失により生じる発熱に基づいて検出する活性化ICタグ検出手段と、を備え
    前記活性化ICタグ検出手段は、前記活性化ICタグの熱損失により生じる発熱を検出する温度センサと、該温度センサによる検出結果に基づいて2次元的な温度分布を計測する温度分布計測手段と、を含むICタグ処理装置。
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