JP5020875B2 - ガスセンサ - Google Patents
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Description
<ガスセンサの構成概要>
図1は、本発明に係るガスセンサの一例であるガスセンサ100の構成を概略的に示す断面模式図である。ガスセンサ100は、測定対象とするガス(被測定ガス)中の所定のガス成分を検出し、さらにはその濃度を測定するためのものである。本実施の形態においては、ガスセンサ100が窒素酸化物(NOx)を検出対象成分とするNOxセンサである場合を例として説明を行う。係るガスセンサ100は、ジルコニア(ZrO2)等の酸素イオン伝導性固体電解質からなるセンサ素子101を有する。なお、センサ素子101を構成するジルコニア等の固体電解質は、緻密に構成されており撥水性を有している。このため、固体電解質表面に付着した水滴が素子内部に吸収されないようになっている。
次に、第1ガス導入孔10および第2ガス導入孔11によるセンサ素子101内部への侵入の抑制について説明する。上述したように、第1ガス導入孔10および第2ガス導入孔11は、素子先端部表面101Aにおいて、開口部10aおよび11aを有する。
X=x1+x2
が、8μm以上60μm以下であることが好適である。これは、センサ素子101の厚さに対して、150分の1以上20分の1以下である。さらに好ましくは、長さXが20μ以上40μm以下の範囲である。これは、センサ素子101の厚さに対して、60分の1以上30分の1以下である。
S=S1+S2
が、0.02mm2以上0.1mm2以下であることが好適である。これは、素子先端部表面101Aの面積に対して、255分の1以上51分の1以下である。さらに好ましくは、面積Sが0.05mm2以上0.08mm2以下の範囲である。これは、素子先端部表面101Aの面積に対して、102分の1以上64分の1以下である。
次に、多孔層80による凝縮水の素子先端部表面101Aへの付着の抑制について説明する。多孔層80は、上述したように、センサ素子101と長手方向(図1においては図面視左右方向)の4つの側面(すなわち、素子先端部表面101Aと辺を共有する側面)に、所定の厚さで形成されている。多孔層80は、例えば、センサ素子101の製造工程において、焼成を行う前の素子表面に多孔質体を塗布し、その後焼成することによって形成することができる。
第1の実施の形態に係るガスセンサ100において、第1ガス導入孔10および第2ガス導入孔11は、素子先端部表面101Aに設けられた2本の横長なスリット形状の開口部10aおよび11aを有していた。また、第1ガス導入孔10および第2ガス導入孔11より導入された外気は、第1緩衝空間12、第1拡散律速部13を通して第1内部空所20に導入される態様であった。第2の実施の形態においては、ガス導入部と第1拡散律速部13との間に、さらに、第2緩衝空間14と第4拡散律速部15とを設けてなる。
X=x1+x2
が、8μm以上60μm以下であることが好適である。さらに好ましくは、長さXが20μ以上40μm以下の範囲である。
S=S1+S2
が、0.02mm2以上0.1mm2以下であることが好適である。さらに好ましくは、面積Sが0.05mm2以上0.08mm2以下の範囲である。
第1および第2の実施の形態に係るガスセンサ100おいて、ガス導入部は、第1ガス導入孔10が第2固体電解質層6の下面に接する態様にて構成され、第2ガス導入孔11が第1固体電解質層4の上面に接する態様にて構成されていた。第3の実施の形態においては、ガス導入部が第2ガス導入孔11の一方のみで構成される態様について説明する。
第4の実施の形態においては、ガス導入部が第1ガス導入孔10の一方のみで構成される態様について説明する。
以上の説明においては、ガス導入孔および開口部が一つ、あるいは、二つの場合について説明したが、本発明の適用はこれに限られるものではなく、三つ以上のガス導入孔および開口部を有する構成であってもよい。
本実施例では、開口部10aおよび開口部11aの縦方向の長さを違えた(すなわち、開口部10aおよび開口部11aの面積を違えた)種々のガスセンサ100を用意し、その応答性と、開口部10aおよび11aを好適な範囲とした場合のセンサ出力の劣化(つまり、測定精度の劣化)の抑制効果について試験を行った。
D=(Df−Di)/Di ・・・(式1)
によって算出した。
本実施例では、多孔層80の素子先端部表面101Aからの距離tを違えた種々のガスセンサ100を用意し、そのガスセンサの出力の劣化(つまり、測定精度の劣化)の抑制効果についての試験を行った。
2 第2基板層
3 第3基板層
4 第1固体電解質層
5 スペーサ層
6 第2固体電解質層
10 第1ガス導入孔
11 第2ガス導入孔
80 多孔層
100 ガスセンサ
101 センサ素子
Claims (5)
- 被測定ガス中の所定ガス成分を検出するガスセンサであって、
表面が撥水性を有する緻密な材料を主成分として構成され、外部空間から被測定ガスを導入する少なくとも一つの開口部を一先端部に備えるセンサ素子と、
前記センサ素子の前記一先端部から前記センサ素子の他端部に向かって2mm以上の位置より前記他端部までを覆うように前記センサ素子側面に設けられ、前記センサ素子表面の構成材料よりも多孔性の高い多孔質体からなる多孔層と、
を備え、
前記少なくとも一つの開口部は細長の略矩形状の開口部であり、前記少なくとも一つの開口部の短手方向の長さの和が8μm以上60μm以下であることを特徴とするガスセンサ。 - 請求項1に記載のガスセンサにおいて、
前記少なくとも一つの開口部の短手方向の長さの和が20μm以上40μm以下であることを特徴とするガスセンサ。 - 請求項1または請求項2に記載のガスセンサにおいて、
前記多孔層が前記センサ素子の4つの側面に形成されてなることを特徴とするガスセンサ。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のガスセンサにおいて、
前記多孔質体が、アルミナ、アルミナスピネルマグネシウム、およびジルコニアのうちの少なくとも一種類を主成分として構成されてなることを特徴とするガスセンサ。 - 前記所定ガス成分が窒素酸化物ガスであり、前記センサ素子がジルコニアを主成分として構成されることによってNOxセンサとなっていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のガスセンサ。
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