JP2009236833A - ガスセンサおよびNOxセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】センサ素子内部への水滴の侵入を防ぐことで、水滴中のMg等の電解質によるセンサ素子内部へ影響による測定精度の低下を低減させることのできるガスセンサを提供する。
【解決手段】被測定ガス中の所定ガス成分を検出するガスセンサ100において、ガスセンサ100は、外部空間から被測定ガスを導入する開口部10aを一先端部に備えるセンサ素子101と、センサ素子の一先端部表面に設けられ、センサ素子101の構成材料よりも多孔性の多孔質体からなり、気孔率が15%以上65%以下であり、厚みが30μm以上130μm以下である第1多孔層80と、を備えるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、被測定ガス中の所定ガス成分の濃度を測定するためのガスセンサ、特に、窒素酸化物(NOx)の濃度を測定対象とするガスセンサに関する。
従来、被測定ガス中の所望のガス成分の濃度を知るために、各種の測定装置が用いられている。例えば、燃焼ガス等の被測定ガス中のNOx濃度を測定する装置として、ジルコニア(ZrO2)等の酸素イオン伝導性固体電解質層上にPt電極およびRh電極を形成したセンサが公知である(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開平8−271476号公報 特開2004−37473号公報
特許文献1あるいは特許文献2に記載されるようなガスセンサを自動車エンジン等の内燃機関の排気系に取り付けて、内燃機関を駆動させる際、排気ガスに含まれる水蒸気が凝縮して水滴となりセンサ素子表面に付着し、該表面を伝わって、外気を導入するために設けられたガス導入口を通じてセンサ素子内部へ侵入することがある。付着した水滴には、排気ガス中に含まれるNa、Mg、Ca等の電解質が溶解しているため、このNa、Mg、Ca等の電解質が、センサ素子内部に設けられた、ガス濃度測定用の電極を被覆保護する多孔質体の膜を目詰まりさせることがある。
このような電極の保護膜の目詰まりが原因となって、NOx等の被測定ガス成分に対するガスセンサの感度、すなわち、測定精度が使用とともに徐々に低下してしまうという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、経時的に使用することによる測定精度の低下が抑制されたガスセンサを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、被測定ガス中の所定ガス成分を検出するガスセンサであって、外部空間から被測定ガスを導入する開口部を一先端部に備えるセンサ素子と、前記センサ素子の前記一先端部表面に設けられ、前記センサ素子の構成材料よりも多孔性の多孔質体からなり、気孔率が15%以上65%以下であり、厚みが30μm以上130μm以下である第1多孔層と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のガスセンサにおいて、前記第1多孔層は、前記センサ素子の前記一先端部表面の全面に形成されてなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載のガスセンサにおいて、前記第1多孔層は、前記センサ素子の前記一先端部表面の前記開口部を除く部分に形成されてなることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のガスセンサにおいて、前記多孔質体が、アルミナ、アルミナスピネルマグネシウム、およびジルコニアのうち少なくとも一種類を主成分として構成されてなることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のガスセンサにおいて、多孔質体からなり、前記センサ素子の側面に前記第1多孔層の少なくもと一部と接触するように設けられる第2多孔層、をさらに備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、 前記所定ガス成分が窒素酸化物ガスであり、前記センサ素子がジルコニアを主成分として構成される請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のガスセンサ、であるNOxセンサである。
請求項1ないし請求項6の発明によれば、センサ素子先端部表面に付着した水滴が毛細管現象によって第1多孔層に吸収され、第1多孔層内部を伝播していくことから、センサ素子内部への水滴の侵入を抑制することができる。さらに、これによって、水滴に含まれるNa、Mg、Ca等の電解質がセンサ素子内部に侵入することが抑制される。
請求項2および請求項3の発明によれば、センサ素子の応答性を確保しつつ、先端部表面に付着した水滴の侵入を抑制することができる。
請求項3の発明によれば、先端部表面に付着した水滴の侵入を抑制しつつ、センサ素子の応答性をより確保することができる。
請求項5の発明によれば、センサ素子先端部表面に付着した水滴を効率的に除去することができる。
<第1の実施の形態>
<ガスセンサの構成概要>
図1は、本発明に係るガスセンサの一例であるガスセンサ100の構成を概略的に示す断面模式図である。ガスセンサ100は、測定対象とするガス(被測定ガス)中の所定のガス成分を検出し、さらにはその濃度を測定するためのものである。本実施の形態においては、ガスセンサ100が窒素酸化物(NOx)を検出対象成分とするNOxセンサである場合を例として説明を行う。係るガスセンサ100は、ジルコニア(ZrO2)等の酸素イオン伝導性固体電解質からなるセンサ素子101を有する。
また、本実施の形態に係るガスセンサ100においては、センサ素子101の表面の所定の領域を覆うように、第1多孔層80と、第2多孔層81とが設けられている。第1多孔層80および第2多孔層81の詳細については後述する。
図1に例示するセンサ素子101は、それぞれが酸素イオン伝導性固体電解質からなる第1基板層1と、第2基板層2と、第3基板層3と、第1固体電解質層4と、スペーサ層5と、第2固体電解質層6との6つの層が、図面視で下側からこの順に積層された構造を有する。係るセンサ素子101は、例えば、各層に対応するセラミックスグリーンシートに所定の加工およびパターン印刷などを行った後に、それらを積層し焼成することによって作製される。なお、センサ素子101の構成はこれに限られるものではなく、表面に開口部を有するセンサ素子であれば、内部構造が異なっていても本発明は同様に適用可能である。
センサ素子101の一先端部であって、第2固体電解質層6の下面と第1固体電解質層4の上面との間には、ガス導入口10と、第1拡散律速部11と、緩衝空間12と、第2拡散律速部13と、第1内部空所20と、第3拡散律速部30と、第2内部空所40とが、この順に連通する態様にて隣接形成されてなる。ガス導入口10と、緩衝空間12と第1内部空所20と第2内部空所40とは、スペーサ層5をくり抜いた態様にて設けられた上部を第2固体電解質層6の下面で、下部を第1固体電解質層4の上面で、側部をスペーサ層5の側面で区画された内部空間である。第1拡散律速部11と第2拡散律速部13と、第3拡散律速部30とはいずれも、2本の横長の(図面に垂直な方向に開口が長手方向を有する)スリットとして設けられる。ガス導入口10から第2内部空所40に至る部位を、ガス流通部とも称する。
また、第3基板層3の上面と、スペーサ層5の下面との間であって、ガス流通部よりも先端側から遠い位置には、基準ガス導入空間43が設けられてなる。基準ガス導入空間43は、上部をスペーサ層5の下面で、下部を第3基板層3の上面で、側部を第1固体電解質層4の側面で区画された内部空間である。基準ガス導入空間43には、基準ガスとして、例えば大気が導入される。
ガス導入口10は、外部空間に対して開口する開口部10aを有するように構成されてなり、ガス導入口10を通じて外部空間からセンサ素子101内に被測定ガスが取り込まれる。
第1拡散律速部11は、ガス導入口10から取り込まれた被測定ガスに対して、所定の拡散抵抗を付与する部位である。
緩衝空間12は、外部空間における被測定ガスの圧力変動(被測定ガスが自動車の排気ガスの場合であれば排気圧の脈動)によって生じる被測定ガスの濃度変動を、打ち消すことを目的として設けられてなる。
第2拡散律速部13は、緩衝空間12から第2拡散律速部13に導入される被測定ガスに、所定の拡散抵抗を付与する部位である。
第1内部空所20は、第2拡散律速部13を通じて導入された被測定ガス中の酸素分圧を調整するための空間として設けられる。係る酸素分圧は、主ポンプセル21が作動することによって調整される。
主ポンプセル21は、第1内部空所20に面する第2固体電解質層6の下面のほぼ全面に設けられた内側ポンプ電極22と、第2固体電解質層6の上面の内側ポンプ電極22と対応する領域に外部空間に露出する態様にて設けられた外側ポンプ電極23と、これらの電極に挟まれた第2固体電解質層6とによって構成される電気化学的ポンプセルである。内側ポンプ電極22と外側ポンプ電極23とは、平面視矩形状の多孔質サーメット電極(例えば、Auを1%含むPtとZrO2のサーメット電極)として形成される。なお、内側ポンプ電極22は、被測定ガス中のNO成分に対する還元能力を弱めた、あるいは、還元能力のない材料を用いて形成される。
主ポンプセル21においては、内側ポンプ電極22と外側ポンプ電極23との間にセンサ素子101外部に備わる可変電源24により所望のポンプ電圧Vp1を印加して、内側ポンプ電極22と外側ポンプ電極23との間に正方向あるいは負方向にポンプ電流Ip1を流すことにより第1内部空所20内の酸素を外部空間に汲み出し、あるいは、外部空間の酸素を第1内部空所に汲み入れることが可能となっている。
第3拡散律速部30は、第1内部空所20から第2内部空所40に導入される被測定ガスに、所定の拡散抵抗を付与する部位である。
第2内部空所40は、第3拡散律速部30を通じて導入された外皮測定ガス中の窒素酸化物(NOx)濃度の測定に係る処理を行うための空間として設けられる。
NOx濃度の測定は、測定用ポンプセル41が作動することによって可能となる。測定用ポンプセル41は、第3基板層3の上面と第1固体電解質層4とに挟まれる基準電極42と、第2内部空所40に面する第1固体電解質層4の上面であって、第3拡散律速部30から離間した位置に設けられた測定電極44と、第1固体電解質層4とによって構成された電気化学的ポンプセルである。基準電極42と測定電極44は、いずれも平面視ほぼ矩形状の多孔質サーメット電極である。なお、基準電極42の周囲には、多孔質アルミナからなり、基準ガス導入空間につながる大気導入層48が設けられてなる。測定電極44は、被測定ガス成分たるNOxを還元し得る金属と、ジルコニアからなる多孔質サーメットにて構成される。これによって、測定電極44は、第2内部空所40内の雰囲気中に存在するNOxを還元するNOx還元触媒としても機能する。
さらに、測定電極44は、第4拡散律速部45によって被覆されてなる。第4拡散律速部45は、アルミナを成分とする多孔質体によって構成される膜であり、測定電極44に流入するNOxの量を制限する役割を担う。
測定用ポンプセル41においては、測定電極44と基準電極42との間に、直流電源46を通じて一定電圧であるポンプ電圧Vp2が印加されることによって、NOxを還元し、これによって発生した第2内部空所40内の雰囲気中の酸素を基準ガス導入空間43に汲み出せるようになっている。この測定用ポンプセル41の動作によって流れるポンプ電流Ip2は、電流計47によって検出されるようになっている。
また、第2内部空所40では、あらかじめ第1内部空所20において酸素分圧が調整された後、第3拡散律速部30を通じて導入された被測定ガスに対して、さらに、補助ポンプセル50による酸素分圧の調整が行われるようになっている。これにより、ガスセンサ100においては、高精度でのNOx濃度測定が実現される。
補助ポンプセル50は、第2内部空所40に面する第2固体電解質層6の下面と略全面に設けられた補助ポンプ電極51と、第2固体電解質層6と、スペーサ層5と、第1固体電解質層4と、基準電極42とによって構成される、補助的な電気化学的ポンプセルである。
補助ポンプ電極51は、内側ポンプ電極22と同様に、被測定ガス中のNO成分に対する還元能力を弱めた、あるいは、還元能力のない材料を用いて形成される。
補助ポンプセル50においては、補助ポンプ電極51と基準電極42との間にセンサ素子101外部に備わる直流電源52を通じて一定電圧Vp3を印加することにより、第2内部空所40内の雰囲気中の酸素を基準ガス導入空間43に汲み出せるようになっている。
また、センサ素子101においては、内側ポンプ電極22と基準電極42と、第2固体電解質層6と、スペーサ層5と、第1固体電解質層4とによって電気化学的センサセルである制御用酸素分圧検出センサセル60が構成されている。
制御用酸素分圧検出センサセル60は、第1内部空所20内の雰囲気と基準ガス導入空間43の基準ガス(大気)との間の酸素濃度差に起因して生じる内側ポンプ電極22と基準電極42との間に発生する起電力V1に基づいて、第1内部空所12内の雰囲気中の酸素分圧を検出できるようになっている。検出された酸素分圧は可変電源24をフィードバック制御するために使用される。具体的には、第1内部空所20の雰囲気の酸素分圧が、第2内部空所40において酸素分圧制御が行え得る程度に十分低い所定の値となるように、主ポンプセル21に印加されるポンプ電圧が制御される。
さらに、センサ素子101においては、第2基板層2と第3基板層3とに上下から挟まれた態様にて、ヒータ70が形成されてなる。ヒータ70は、第1基板層1の下面に設けられたヒータ電極71を通して外部から給電されることより発熱する。ヒータが発熱することによって、センサ素子101を構成する固体電解質の酸素イオン伝導性が高められる。ヒータ70は、第1内部空所20から第2内部空所40の全域に渡って埋設されており、センサ素子101の所定の場所を所定の温度に加熱、保温することができるようになっている。なお、ヒータ70の上下面には、第2基板層2および第3基板層3との電気的絶縁性を得る目的で、アルミナ等からなるヒータ絶縁層72が形成されている。
このような構成を有するガスセンサ100においては、主ポンプセル21と補助ポンプセル50とを作動させることによって酸素分圧が常に一定の低い値(NOxの測定に実質的に影響がない値)に保たれた被測定ガスが測定用ポンプセル41に与えられる。従って、NOxの還元によって発生する酸素が汲み出されることによって測定用ポンプセル41を流れるポンプ電流は、還元されるNOx濃度に略比例することになる。これに基づいて、被測定ガス中のNOx濃度を知ることができるようになっている。
<多孔層によるNa、Mg、Ca等の電解質の侵入抑制>
センサ素子101を構成する各層は、酸素イオン伝導性固体電解質によって緻密に形成されており、外部空間から水滴や排気ガスが直接侵入しないようになっている。よって、仮に、従来のようにセンサ素子101を直接に被測定ガス空間に曝す態様にてガスセンサを使用した場合に、排気ガス等が凝縮することによって形成された水滴が素子先端部表面に付着したとしても、素子表面から内部に直接に水滴が侵入することはない。しかしながら、係る水滴が素子表面を伝わってガス導入口10の開口部10aに到達し、そこからセンサ素子101内部に侵入することがある。このようにセンサ素子101内部に侵入した水滴はさらに、ガス流通部を通じて、測定電極44を被覆する第4拡散律速部45内部にまで侵入することがある。排気ガスが凝縮して形成された水滴中には、Na、Mg、Ca等の電解質が含まれており、これらが第4拡散律速部45を目詰まりを生じさせてしまう。これによってガスセンサの測定精度が低下してしまうことがある。
上記のような測定精度の低下を防止するため、本実施の形態に係るガスセンサ100においては、センサ素子101の表面であって、ガス導入口10の開口部10aを含む面(以下、素子先端部表面101aとも称する)の全面を覆う、第1多孔層80を設けてなる。
図2は、第1多孔層80の形成態様を例示すべく示す、ガスセンサ100を素子先端部表面101aの側から見た様子を模式的に示す図である。
第1多孔層80は、少なくともセンサ素子よりも多孔性の多孔質体からなり、好ましくは、アルミナ(Al23)、アルミナスピネルマグネシウム(MgAl24)、ジルコニア(ZrO2)のうち少なくとも一種類を主成分として構成される多孔質体からなる層である。
このような第1多孔層80を備えるガスセンサ100においては、排気ガス等が凝縮することによって形成された水滴は、素子先端部表面101aではなく第1多孔層80の表面に付着する。付着した水滴は、毛細管現象によって、第1多孔層80の内部に吸収され、第1多孔層80内を伝播するようになる。これにより、Na、Mg、Ca等の電解質を含んだ水分が開口部10aに達してセンサ素子101内部に侵入することが抑制される。
第1多孔層80は、厚みt(素子先端部表面101aの法線方向(紙面水平方向)における厚み、図1参照)が30μm以上130μm以下であり、かつ、気孔率が15%以上65%以下であることが好ましい。係る場合に、センサ素子101内部へのNa、Mg、Ca等の侵入を抑制しつつ、かつ、ガスセンサ100における測定の応答性(測定対象とするガス成分の濃度変化に正確かつ迅速に追従した測定が実現される程度)を確保することができる。なお、第1多孔層80の厚みtが30μmよりも小さいと、あるいは、気孔率が65%よりも大きいと、水滴の侵入を良好に抑制することができなくなる。また、第1多孔層80の厚みtが130μmよりも大きいと、あるいは、気孔率が15%よりも小さいと、被測定ガスが第1多孔層80を通じてガス導入口10より導入されにくくなるため、測定の応答性が悪くなり、ガスセンサとしての本来の機能が阻害されてしまうことになる。より好ましくは、厚みtは50μm以上100μm以下であり、かつ、気孔率は20%以上40%以下である。
なお、第1多孔層80は、例えば、センサ素子101の各層に対応するセラミックスグリーンシートに所定の加工およびパターンの印刷などを行い、さらに、それらを積層して所定の大きさにカットした積層体を形成した後に、該積層体の表面に多孔体を塗布して焼成することによって形成することができる。
また、ガスセンサ100においては、図1に示すように、センサ素子101の長手方向(図1においては図面視左右方向)の4つの側面(素子先端部表面101aと辺を共有する側面)に、第2多孔層81が設けられてなる。第2多孔層81は、第1多孔層80と接触するように形成されてなる。なお、図1では、センサ素子101の上下面に設けられる第2多孔層81のみを図示している。
第2多孔層81は、センサ素子101側面の保護層としての役割を担うとともに、隣接する第1多孔層80にて吸収されてその内部を伝播して移動した水滴を、さらにその内部で伝播させるという機能を有する。すなわち、ガスセンサ100においては、その先端部において第1多孔層80にて吸収された水滴が、第1多孔層80から第2多孔層81にまで伝播するように構成されるので、先端部に付着した水滴を効率的に側方へと逃がすことができるようになっている。
なお、第2多孔層81を形成する多孔質体の材質および多孔質体の気孔率は、係る機能が実現される限り、第1多孔層81を形成する多孔質体と必ずしも同じである必要はない。第2多孔層81は、例えば、例えば、センサ素子101の各層に対応するセラミックスグリーンシートに所定の加工およびパターンの印刷などを行い、さらに、それらを積層して所定の大きさにカットした積層体を形成した後に、該積層体の表面に多孔体を塗布して焼成することによって形成することができる。
以上のように、本実施の形態に係るガスセンサ100においては、センサ素子101の先端部表面に第1多孔層80を設けることにより、水滴が付着したとしても、該水滴がガス導入口10を通ってセンサ素子101内部へ侵入することが抑制されてなる。これにより、水滴中に含まれるNa、Mg、Ca等がセンサ素子101内部へ侵入することにより生じるセンサの測定精度の劣化が低減されてなる。また、第2多孔層81が、第1多孔層80と接触するように形成されているので、素子先端部表面に付着した水滴の吸収、拡散を効率よく行うことができるようになっている。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態に係る第1多孔体質層80は、素子先端部表面の全面を覆う多孔質体にて形成されていたが、第1多孔層80の形成態様はこれに限られるものではなく、素子先端部表面に付着した水滴を吸収可能で、該水滴がガス導入口10に侵入することを好適に抑制できるように形成されていればよい。
本実施の形態においては、第1の実施の形態に係るガスセンサ100に備わる第1多孔層80に代えて、ガス導入口10の開口部10aを除いた領域全体を覆う第1多孔層82を設ける場合について説明する。第1多孔層82以外の構成要素については第1の実施の形態と同様であるので、同一の符号を付してその説明については省略する。
図3は、第1多孔層82の形成態様を例示すべく示す、ガスセンサ100を素子先端部表面101aの側から見た様子を模式的に示す図である。
第1多孔層82は、第1の実施の形態に係る第1多孔層80と同じ材質の多孔質体にて形成されるが、図3に示すように、第1多孔層82は、ガス導入口10の開口部10aと連通する開口部82aが設けられてなる点で第1多孔層80と相違する。
本実施の形態においても、排気ガス等が凝縮することによって形成された水滴は、素子先端部表面101aではなく第1多孔層82の表面に付着する。付着した水滴は、毛細管現象によって、第1多孔層82の内部に吸収され、第1多孔層82内を伝播するようになる。これにより、Na、Mg、Ca等の物質を含んだ水分が開口部10aに達してセンサ素子101内部に侵入することが抑制される。また、第2多孔層81を備えることで、水滴の除去がより効率的に行われる点についても、第1の実施の形態と同様である。
素子先端部表面に付着した水滴は、付着した位置によらず第1多孔層82に接触することになるので、第1多孔層82内部へ吸収されることになる。これにより、素子先端部表面に付着した水滴のセンサ素子101内部への水滴の侵入を防止できる。
さらに、本実施の形態に係るガスセンサ100では、ガス導入口10の開口部10aは多孔質体で覆われていないため、第1の実施形態に係るガスセンサ100よりも、ガス導入口10からセンサ素子101内部への外気の導入を効率的に行うことができる。
また、本実施の形態においても、第1多孔層82は、素子側面に形成されてなる第2多孔層81と接触している態様であるので、効率よく水滴の吸収、拡散を行うことができるようになっている。
一見すると、水滴が開口部82aおよび開口部10aからセンサ素子101の内部に容易に侵入することが可能であるようにも見受けられるが、実際のガスセンサ100の使用時において、先端部に付着する水滴の大きさは、開口部82aおよび開口部10aの開口幅hより小さくなることはほとんどないことが、本発明の発明者によって確認されている。なお、開口幅hは、スペーサ層5の層厚に略一致するので、約200μmである。素子先端部表面に付着する水滴の大きさは概ね500μm程度以上である。
むしろ、本実施の形態の場合、開口部10aを直接に覆わないことで、ガスセンサ100の応答性が第1多孔層82を設けない場合と同程度に確保されるというメリットがある。
(実施例1:ガスセンサの応答性とNa、Mg、Ca等の侵入度の評価)
本実施例では、センサ素子101の先端部表面に厚みと気孔率とを種々に違えた第1多孔層を形成した(形成しない場合も含めて)、21種のガスセンサを用意し、その応答性とNa、Mg、Ca等の侵入度を評価した。
まず、Na、Mg、Ca等を含む水滴が付着した状態を再現すべく、ガスセンサの素子先端部表面を鉛直上方に向けた状態で、Na、Mg、Ca等を含む水滴のモデルとしての硝酸マグネシウム溶液(0.05ml/kg)を該先端部表面に1μl滴下した。このガスセンサを30分間放置して乾燥させた後、3分間加熱した。以上の、滴下、乾燥、加熱の手順を3回繰り返した。
ガスセンサの応答性の評価は、ガス導入口10から導入された被測定ガスが、ガス流通部にて所定の処理を受けつつ第4拡散律速部を通って測定電極44へ到達したのち、ポンプ電流Ip2として電流計47に検出されるまでの時間を求めることによって行った。
より具体的には、液化天然ガスと空気とを燃焼させNOxを含む混合気中のNOx濃度をガスセンサにて測定している際に、空気とNOをパルス的に注入し、該注入により生じる被測定ガス中のNO濃度変化が、ポンプ電流Ip2として電流計47に検出されるまでにかかった時間(応答時間)を基にセンサの応答性を評価を行った。応答時間が短いほどセンサの応答性は高く、一方、応答時間が長いほどセンサの応答性は低いこととなる。なお、本実施例では、ガスの温度を330℃〜370℃、ガスの流速を8〜12m/sとした。
表1は、各条件におけるガスセンサの応答性の評価結果を示している。なお、表1において、厚みt=0かつ気孔率100%に対応する欄には、第1多孔層80を形成していないガスセンサ(比較例)についての結果を示している(表2においても同様)。
Figure 2009236833
表1では、第1多孔層80を形成していないガスセンサ(厚みt=0、気孔率100%に対応)と比較して、同程度の応答性が確保できているガスセンサには「◎」を、応答性は低下しているが、低下の度合いが15%以内(被ガス成分の濃度を測定する上で、十分な応答性を確保できる範囲)であるものには「○」を、応答性が15%以上低下しているものには「×」を付している。また、「−」で示す欄に対応するガスセンサは評価を行っていない。
また、センサ素子101内部へのNa、Mg、Ca等の侵入度の評価は、第1内部空所20内、および測定電極44上におけるMgの存否を分析することにより行った。
Na、Mg、Ca等の存否の分析は、切断したセンサ素子101内部の所定の領域をEPMA(電子線マイクロアナライザ)で分析することによって行った。
表2は、EPMA分析結果に基づいた、各条件におけるNa、Mg、Ca等の侵入度を示している。
Figure 2009236833
表2では、第1内部空所20にNa、Mg、Ca等の侵入が確認されないガスセンサには「◎」を、第1内部空所20内部にNa、Mg、Ca等の侵入が確認されたが、測定電極44上にはNa、Mg、Ca等が確認されなかったガスセンサには「○」を、測定電極44上にNa、Mg、Ca等が確認されたガスセンサには「×」を付している。また、「−」で示す欄に対応するガスセンサは評価を行っていない。
表1および表2の結果によれば、第1多孔層80の厚みtが30μm以上130μm以下で、気孔率が15%以上65%以下という条件をみたす複数のガスセンサについて、良好な応答性の確保とNa、Mg、Ca等の侵入の抑制とが好適に実現されることが確認された。
(実施例2:ガスセンサの測定精度の評価)
本実施例では、第1の実施の形態に係るガスセンサ100が第1多孔層80を備えることによる測定精度劣化の抑制効果について確認する試験を行った。
具体的には、実施例にかかるガスセンサと比較例に係るガスセンサとについて、被測定ガス中のNO濃度を違えたときのポンプ電流Ip2の値の変化量を、Na、Mg、Ca等を含む水滴のモデルとしての硝酸マグネシウム溶液(0.01mol/kg)の滴下の前後において求めることで、測定精度の劣化の程度を評価した。
実施例に係るガスセンサ100としては、第1多孔層80の気孔率が30%で厚みが50μmのガスセンサを用意した。比較例としては、第1多孔層が形成されていないガスセンサを用意した。
被測定ガスとしては、窒素(N2)にH2Oを3%含む混合気(NOを含まない=0ppm含む混合気)と、係る混合気にさらにNOを500ppm含む混合気とを用いた。測定の際のガス流量は5L/min、ガス温度は60±20℃とした。
硝酸マグネシウム溶液(0.01mol/kg)の滴下は、第2固体電解質層6の上面が上側とした状態で、ヒータ70によって100℃に温度を保ちながら行った。係る滴下は、計10mlを10分かけて行った。
なお、100℃に加熱するのは、本実施の形態に係るガスセンサを自動車エンジン等の内燃機関の排気系に取り付けて内燃機関を始動させる際の加熱状況を、再現したものである。係る態様で使用される場合、ガスセンサは、クラックの発生防止のために、100℃に保持される。
硝酸マグネシウム溶液滴下前の、NOが0ppmのときとNOが500ppmのときのポンプ電流Ip2の出力差をDi、硝酸マグネシウム溶液滴下後の該出力差をDfとすると、出力の変化率Dは、D=(Df−Di)/Diによって算出される。
表3は、上記の方法によって、実施例と比較例の変化率Dの値を示している。
Figure 2009236833
表3に示すように、比較例に係るガスセンサに比して、実施例に係るガスセンサは、硝酸マグネシウム溶液の滴下前後で測定精度の変化が小さかった。
すなわち、第1多孔層80を備えることが、ガスセンサの測定精度の劣化抑制に効果があることが確認された。
ガスセンサ100の構成を概略的に示す断面模式図である。 第1の実施の形態に係る素子先端部表面101aを模式的に示す図である。 第2の実施の形態に係る素子先端部表面101aを模式的に示す図である。
符号の説明
10 ガス導入口
10a 開口部
44 測定電極
45 第4拡散律速部
80 第1多孔体質層
81 第2多孔体質層
100 ガスセンサ
101 センサ素子
101a 素子先端部表面

Claims (6)

  1. 被測定ガス中の所定ガス成分を検出するガスセンサであって、
    外部空間から被測定ガスを導入する開口部を一先端部に備えるセンサ素子と、
    前記センサ素子の前記一先端部表面に設けられ、前記センサ素子の構成材料よりも多孔性の多孔質体からなり、気孔率が15%以上65%以下であり、厚みが30μm以上130μm以下である第1多孔層と、
    を備えることを特徴とするガスセンサ。
  2. 請求項1に記載のガスセンサにおいて、
    前記第1多孔層は、前記センサ素子の前記一先端部表面の全面に形成されてなることを特徴とするガスセンサ。
  3. 請求項1に記載のガスセンサにおいて、
    前記第1多孔層は、前記センサ素子の前記一先端部表面の前記開口部を除く部分に形成されてなることを特徴とするガスセンサ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のガスセンサにおいて、
    前記多孔質体が、アルミナ、アルミナスピネルマグネシウム、およびジルコニアのうち少なくとも一種類を主成分として構成されてなることを特徴とするガスセンサ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のガスセンサにおいて、
    多孔質体からなり、前記センサ素子の側面に前記第1多孔層の少なくもと一部と接触するように設けられる第2多孔層、をさらに備えることを特徴とするガスセンサ。
  6. 前記所定ガス成分が窒素酸化物ガスであり、前記センサ素子がジルコニアを主成分として構成される請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のガスセンサ、であるNOxセンサ。
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