JP5019001B2 - 数値制御方法及びその装置 - Google Patents

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Description

この発明は、工作機械を数値制御する数値制御方法及びその装置に係り、特に回転軸が設けられ工具の位置と姿勢を制御することができる多軸工作機械の数値制御方法及びその装置に関するものである。
数値制御装置が搭載された工作機械では、工具が指令された位置にくるように各軸を制御することで可動部を移動させながら加工が行なわれるが、回転軸が設けられた工作機械では、回転軸を回転することにより加工ワークに対する工具の姿勢を変更することで、傾斜面上や加工ワークの側面上で加工が行なわれることがある。
回転軸が設けられた工作機械で回転軸を回転する場合、工具と回転テーブル、加工ワークの位置関係により、工具と回転テーブルあるいは工具と加工ワークとが干渉することがある。
図2は、回転テーブルに2つの回転軸が設けられた工作機械の一例を表す模式図である。図2において、制御対象となる工作機械の回転テーブルはZ軸まわりのテーブル回転軸C軸とX軸まわりの傾斜回転軸A軸を備えている。また、図6は回転軸A軸を回転させた場合の工具と回転テーブルが干渉する一例を、図7は回転軸C軸を回転させた場合の工具と加工ワークが干渉する一例を表す図である。
従来の数値制御装置では、工具と回転テーブルあるいは加工ワークとの干渉を回避するために、作業者が手動で工具を退避させたり、工作機械の部位を3次元形状で表した機械モデルを数値制御装置に格納することで干渉するか否かをチェックし、干渉する場合には干渉直前で軸動作を停止させたりしていた。(例えば、特許文献1参照)
特開2005−128686号公報
上記のような従来の数値制御装置では、作業者が工具の退避を忘れると工具と回転テーブルあるいは加工ワークとの干渉が発生したり、機械モデルを用いた干渉チェックでは複雑な機械モデルを工作機械種別毎に作成したりしておかなければならないという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、回転軸の回転時に、工具と回転テーブルおよび加工ワークとの干渉を、作業者が手動で操作することなく、また複雑な機械モデルを用いることなく回避することができる数値制御方法及びその装置を得ることを目的としている。
この発明の数値制御方法は、加工ワークが搭載される回転テーブルを回転または傾斜させる回転軸が設けられ、加工ワークに対する工具の姿勢を制御することが可能な多軸工作機械を制御する数値制御方法において、前記回転軸の移動指令開始をトリガとし、前記回転軸が停止している状態で、移動指令の入力された回転軸の全可動範囲にわたって、Z軸方向に移動し前記回転テーブルに対して接近したり離れたりする工具と回転テーブルおよび加工ワークとが干渉しない工具の干渉回避高さを計算するステップと、現在の工具先端のZ軸高さと前記ステップで求めた干渉回避高さとの比較により、工具と回転テーブルあるいは加工ワークが干渉するか否かを判定するステップと、このステップにて干渉すると判定された場合に、移動指令の入力された回転軸の移動は行なわずに警告し、干渉回避高さまでの回避動作開始指令の入力待ちを行うステップと、前記回避動作開始指令が出力されたとき、干渉回避高さまでの軸方向の移動指令を生成するステップとを備えたものである。
またこの発明の数値制御方法は、前記干渉回避高さを計算するステップが、前記回転軸の移動指令が回転テーブルを傾斜させる回転軸を回転させる指令の場合、回転軸の中心から回転テーブルの端までの距離と回転軸の中心から加工ワークの端までの距離のうち長い方の距離を半径とする円と、工具軸方向の直線との交点のZ軸座標値を干渉回避高さとするものである。
またこの発明の数値制御方法は、前記干渉回避高さを計算するステップが、前記回転軸の移動指令が回転テーブルを傾斜させることなく回転させる回転軸を回転させる指令の場合には、予め入力された加工ワークの最大高さ座標を干渉回避高さとするものである。
またこの発明の数値制御方法は、前記干渉するか否かを判定するステップの前に、工具と回転テーブルあるいは加工ワークとの干渉判定を行なうか否かを選択するステップを備えるものである。
またこの発明の数値制御方法は、前記移動指令を生成するステップの前に、前記干渉回避高さを計算するステップにて求めた干渉回避高さまで干渉回避動作を行なうか否かを選択するステップを備えるものである。
またこの発明の数値制御装置は、加工ワークが搭載される回転テーブルを回転または傾斜させる回転軸が設けられ、加工ワークに対する工具の姿勢を制御することが可能な多軸工作機械を制御する数値制御装置において、回転軸の移動指令開始をトリガとし、前記回転軸が停止している状態で、移動指令の入力された回転軸の全可動範囲にわたって、Z軸方向に移動し前記回転テーブルに対して接近したり離れたりする工具と回転テーブルおよび加工ワークとが干渉しない工具の干渉回避高さを計算する回避高さ計算部と、現在の工具先端のZ軸高さと前記回避高さ計算部で求めた干渉回避高さとの比較により、工具と回転テーブルあるいは加工ワークが干渉するか否かを判定する干渉判定部と、前記干渉判定部にて干渉すると判定された場合に、移動指令の入力された回転軸の移動は行なわずに警告し、干渉回避高さまでの回避動作開始指令の入力待ちを行う警告部と、前記回避動作開始指令が出力されたとき、干渉回避高さまでのZ軸方向の移動指令を生成する回避動作生成部とを備えたものである。
またこの発明の数値制御装置は、前記回避高さ計算部が、前記回転軸の移動指令が回転テーブルを傾斜させる回転軸を回転させる指令の場合、回転軸の中心から回転テーブルの端までの距離と回転軸の中心から加工ワークの端までの距離のうち長い方の距離を半径とする円と、工具軸方向の直線との交点のZ軸座標値を干渉回避高さとするものである。
またこの発明の数値制御装置は、前記回避高さ計算部が、前記回転軸の移動指令が回転テーブルを傾斜させることなく回転させる回転軸を回転させる指令の場合には、予め入力された加工ワークの最大高さ座標を干渉回避高さとするものである。
またこの発明の数値制御装置は、前記干渉判定部が、工具と回転テーブルあるいは加工ワークとの干渉判定を行なうか否かを選択できるものである。
またこの発明の数値制御装置は、前記回避動作生成部が、前記回避高さ計算部にて求めた干渉回避高さまで干渉回避動作を行なうか否かを選択できるものである。

この発明によれば、作業者が干渉回避動作を手動で行なうことなく、また複雑な機械モデルを用いることなく、工具と回転テーブルおよび加工ワークとの干渉を回避することが可能という効果を奏する。
また、工具と回転テーブルあるいは加工ワークとが干渉すると判断された場合に警告を行い、作業者からの干渉回避動作開始指令があるまで、干渉回避動作を行なわないようにすることができ、ひいては作業者が動かす予定のない軸が動作する干渉回避動作を行なわせないようにすることができる。
またこの発明によれば、少量の情報(加工ワークの寸法、設置位置、回転テーブルの中心座標など)で、干渉回避高さを計算することができる
またこの発明によれば、予め干渉しないことが分かっている場合には、干渉判定を行なわないようにすることができる。また、ハンドル送りモードやJOG送りモードなど干渉判定を行なわせたい運転モードのときだけ、干渉判定を行なわせることができる。
またこの発明によれば、干渉する可能性がある場合に警告メッセージだけ表示し、作業者が動かす予定のない軸が動作する干渉回避動作を行なわないようにすることができる。
この発明の実施の形態1による数値制御装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1における工作機械の機械構成を表す模式図である。 この発明の実施の形態1による数値制御装置の干渉回避動作手順を表すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における傾斜回転軸回転時の干渉回避高さの説明図である。 この発明の実施の形態1におけるテーブル回転軸回転時の干渉回避高さの説明図である。 この発明の実施の形態1における傾斜回転軸回転時の干渉例を表す説明図である。 この発明の実施の形態1におけるテーブル回転軸回転時の干渉例を表す説明図である。
実施の形態1.
以下この発明の実施例1を、図を用いて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係る数値制御装置の構成を示すブロック図である。
図1において、数値制御装置4内の回避高さ計算部6では、移動指令入力手段1から入力された移動指令軸21が回転軸の場合に、設定手段2で予め数値制御装置4内のメモリ5に格納された機械情報22を用いて、移動指令の入力された回転軸の全可動範囲にわたって、工具30と回転テーブル31および加工ワーク32とが干渉しない工具の干渉回避高さ23を生成する。なお、機械情報22には、加工ワークの寸法や設置位置、回転テーブルの寸法や中心座標を含む。
干渉判定部7では、現在の工具先端高さ24(数値制御装置4が制御のため常時把握しているZ軸座標値)と前記回避高さ計算部6で求めた干渉回避高さ23との比較により、工具30と回転テーブル31および加工ワーク32とが干渉するか否かを判定し、判定結果25を出力する。なお、この干渉判定部7は、操作画面(干渉判定を行なうか否かをパラメータ設定する操作画面)あるいは数値制御装置4が保有する図示しないPLC(プログラブルロジックコントローラ)から、干渉判定「否」の情報(データ)36が入力されている場合には、干渉判定を行なわない。
警告表示部8では、前記干渉判定部7での判定結果25により干渉すると判定された場合に、移動指令の入力された回転軸の移動は行なわずに警告メッセージ26を表示手段3に出力すると同時に、作業者から干渉回避高さ23までの回避動作開始の入力待ちを行ない、回避動作開始の入力を受けると回避動作指令27を出力する。なお、表示手段3は、図1に示すように、警告メッセージとともに、干渉回避動作を回避させるか否かの表示(「はい」、「いいえ」)を行い、作業者に「はい」、「いいえ」の何れかを選択させる操作画面を含む。また、この実施の形態では、警告表示部8とともに警告部を構成している。また警告部は音声のみで警告するものでもよい。
回避動作生成部9では、回避動作指令27により干渉回避高さ23までの工具軸方向の移動指令を生成し、可動部10へ工具軸の指令位置28を出力する。
なお、この数値制御装置のハードウエア構成は、CPU、メモリなどからなる一般の数値制御装置の構成と同様であり、また回避高さ計算部6、干渉判定部7、警告表示部8、回避動作生成部9などはソフトウエアにより構成されている。
次に、この実施の形態1に係る数値制御装置の動作について説明する。
図2は、この実施の形態1において制御対象となる工作機械の一例を表す模式図である。図2において、制御対象となる工作機械の回転テーブル31はZ軸まわりのテーブル回転軸C軸とX軸まわりの傾斜回転軸A軸を備えている。なお、以下の説明では、制御対象となる工作機械の機械構成を図2であるものとして説明するが、回転軸が設けられ加工ワークに対する工具の姿勢を制御できる工作機械であればどのような機械構成でもよい。
図3は、この実施の形態1に係る数値制御装置の処理手順の一例を表すフローチャートである。以下、図3に基づいて説明する。
先ず、ステップS1では、回避高さ計算部6にて、移動指令軸21が回転軸か否かを判断し、回転軸の場合にはステップS2へ進む。
続いて、ステップS2では、回避高さ計算部6にて、移動指令の入力された回転軸の全可動範囲にわたって、工具30と回転テーブル31あるいは加工ワーク32とが干渉しない工具の干渉回避高さ23を求める。
ここで、干渉回避高さ23の求め方について、図4及び図5を用いて説明する。
図4は、移動指令軸21が傾斜回転軸A軸の場合の干渉回避高さ23の求め方の説明図である。なお、図4(a)は回転軸の中心33から回転テーブル31の端までの距離が、回転軸の中心33から加工ワーク32の端までの距離より長い場合を示し、図4(b)は回転軸の中心33から加工ワーク32の端までの距離が、回転軸の中心33から回転テーブル31の端までの距離より長い場合を示す。ここで、回転軸の中心33から回転テーブル31の端までの距離は、予めメモリ5に格納された回転テーブル寸法(直径もしくは半径)から求めることができ、回転軸の中心33から加工ワーク32の端までの距離は、予めメモリ5に格納された加工ワーク寸法と加工ワーク設置位置から求めることができる。
移動指令軸21が傾斜回転軸A軸の場合には、回転軸の中心33を中心とし、回転軸の中心33と、回転軸の中心33から回転テーブル31の端もしくは加工ワーク32までの距離が最も長い点との距離を半径とする円34を求め、円34と工具軸方向の直線35との交点のうちZ軸座標値が大きい方を干渉回避高さ23とする。
また、図5は、移動指令軸21がテーブル回転軸C軸の場合の干渉回避高さ23の求め方の説明図である。移動指令軸21がテーブル回転軸C軸の場合には、予めメモリ5に格納された加工ワーク寸法と加工ワーク設置位置から求まる加工ワーク32の最大Z軸座標値を干渉回避高さ23とする。
続いて、ステップS3では、干渉判定部7にて、工具30と回転テーブル31および加工ワーク32との干渉判定を行なうか否かを判断し、干渉判定を行なう場合にはステップS4へ進み、干渉判定を行なわない場合には処理を終了する。なお、干渉判定を行なうか否かは、操作画面あるいはPLC信号から設定することができる。
続いて、ステップS4では、干渉判定部7にて、現在の工具30の先端高さ(Z軸座標値)と干渉回避高さ23の比較を行ない、現在の工具30の先端高さの方が干渉回避高さ23より小さい場合には回転軸の可動範囲で干渉すると判断し、ステップS5へ進む。なお、現在の工具30の先端高さと干渉回避高さ23との比較では、現在の工具30の先端高さと干渉回避高さに許容誤差を足したZ軸座標値との比較を行なってもよい。こうすることで、干渉するかしないか、ぎりぎりの場合でも干渉すると判断することができる。
続いて、ステップS5では、警告表示部8にて、移動指令の入力された回転軸の移動は行なわずに警告メッセージ26を表示手段3へ出力し、ステップS6へ進む。
続いて、ステップS6では、警告表示部8にて、作業者が干渉回避高さ23までの工具30の干渉回避動作を行なうか否かを判断し、干渉回避動作を行なう場合にはステップS7へ進み、干渉回避動作を行なわない場合には処理を終了する。なお、干渉回避動作を行なうか否かを、この実施の形態では操作画面から設定しているが、PLCからの信号で設定することもできる。
続いて、ステップS7では、警告表示部8にて、作業者から干渉回避高さ23までの工具30の干渉回避動作開始の入力待ちを行ない、回避動作開始の入力があった場合にはステップS8へ進む。
そして、ステップS8では、回避動作生成部9にて、工具軸方向への移動指令を生成し、干渉回避高さ23まで可動部10を動作させる。なお、工具軸方向の移動量は工具30の先端高さが干渉回避高さ23に到達するまでとしてもよいし、干渉回避高さ23に許容誤差を足したZ軸座標値までとしてもよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、回転軸の移動指令が入力された場合に、回転軸が移動する前に回転軸の全可動範囲にわたって工具と回転テーブルおよび加工ワークとが干渉しない干渉回避高さまで工具を工具軸方向へ自動退避することができる。そのため、作業者が干渉回避動作を手動で行なうことなく、工具と回転テーブルおよび加工ワークとの干渉を回避することが可能となる。
また、この実施の形態1によれば、移動指令の入力された回転軸の可動範囲内で工具と回転テーブルあるいは加工ワークとが干渉すると判断された場合に、作業者からの干渉回避動作開始指令があるまで、警告メッセージを表示し、干渉回避動作を行なわないようにすることができる。そのため、作業者が動かす予定のない軸が干渉回避動作で動作することを予め作業者に通知することができ、作業者が安心して干渉回避動作を行なうことが可能となる。
また、この実施の形態1によれば、移動指令の入力された回転軸の全可動範囲にわたって干渉しない干渉回避高さを回転テーブルの寸法と回転中心座標、加工ワークの寸法と設置位置から求めることができる。そのため、複雑な機械モデルを工作機械種別毎に作成することなく、工具と回転テーブルおよび加工ワークとの干渉を判定することが可能となる。
さらに、この実施の形態1によれば、工具と回転テーブルあるいは加工ワークとの干渉判定を行なうか否かを操作画面あるいはPLC信号から設定することができる。そのため、干渉判定を行なう運転モードを手動送りモード(ハンドル送りモードやJOG送りモードなど)だけとし、自動運転モード中には干渉判定を行なわないようにすることが可能となる。
なお、この実施の形態1においては、干渉判定部7に、操作画面(干渉判定を行なうか否かをパラメータ設定する操作画面)あるいは数値制御装置4が保有する図示しないPLCから、干渉判定「否」の情報(データ)36が入力されている場合には、干渉判定部7が干渉判定を行なわないものについて説明したが、回避動作のための指令を生成させない情報(データ)37を、操作画面あるいはPLCから回避動作生成部9に入力するようにしてもよい。このように構成すれば、干渉判定部7が干渉判定を行い、干渉する場合、表示手段3に干渉警告メッセージを表示し、(作業者が表示手段8の操作画面から、干渉回避動作をさせる情報を入力したとしても)回避動作生成部9は、回避動作のための指令を生成しなくなり、このため干渉する可能性がある場合に警告メッセージだけ表示し、作業者が動かす予定のない軸が動作する干渉回避動作を行なわないようにすることができる。
この発明に係る数値制御方法及びその装置は、回転軸が設けられ工具の位置と姿勢を制御することができる多軸工作機械における工具と回転テーブルおよび加工ワークとの干渉をチェックするための数値制御方法及びその装置として用いられるのに適している。
1 移動指令入力手段、2 設定手段、3 表示手段、4 数値制御装置、5 メモリ、6 回避高さ計算部、7 干渉判定部、8 警告表示部、9 回避動作生成部、10 可動部、21 移動指令軸、22 機械情報、23 干渉回避高さ、24 工具先端高さ、25 判定結果、26 警告メッセージ、27 回避動作指令、28 指令位置、30 工具、31 回転テーブル、32 加工ワーク、33 回転軸中心、34 回避高さ計算用の円、35 工具軸方向の直線。

Claims (10)

  1. 加工ワークが搭載される回転テーブルを回転または傾斜させる回転軸が設けられ加工ワークに対する工具の姿勢を制御することが可能な多軸工作機械を制御する数値制御方法において、前記回転軸の移動指令開始をトリガとし、前記回転軸が停止している状態で、移動指令の入力された回転軸の全可動範囲にわたって、Z軸方向に移動し前記回転テーブルに対して接近したり離れたりする工具と回転テーブルおよび加工ワークとが干渉しない工具の干渉回避高さを計算するステップと、現在の工具先端のZ軸高さと前記ステップで求めた干渉回避高さとの比較により、工具と回転テーブルあるいは加工ワークが干渉するか否かを判定するステップと、このステップにて干渉すると判定された場合に、移動指令の入力された回転軸の移動は行なわずに警告し、干渉回避高さまでの回避動作開始指令の入力待ちを行うステップと、前記回避動作開始指令が出力されたとき、干渉回避高さまでの軸方向の移動指令を生成するステップとを備えたことを特徴とする数値制御方法。
  2. 前記干渉回避高さを計算するステップは、前記回転軸の移動指令が回転テーブルを傾斜させる回転軸を回転させる指令の場合、回転軸の中心から回転テーブルの端までの距離と回転軸の中心から加工ワークの端までの距離のうち長い方の距離を半径とする円と、工具軸方向の直線との交点のZ軸座標値を干渉回避高さとするものであることを特徴とする請求項1に記載の数値制御方法。
  3. 前記干渉回避高さを計算するステップは、前記回転軸の移動指令が回転テーブルを傾斜させることなく回転させる回転軸を回転させる指令の場合には、予め入力された加工ワークの最大高さ座標を干渉回避高さとするものであることを特徴とする請求項1に記載の数値制御方法。
  4. 前記干渉するか否かを判定するステップの前に、工具と回転テーブルあるいは加工ワークとの干渉判定を行なうか否かを選択するステップを備えるものであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の数値制御方法。
  5. 前記移動指令を生成するステップの前に、前記干渉回避高さを計算するステップにて求めた干渉回避高さまで干渉回避動作を行なうか否かを選択するステップを備えるものであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の数値制御方法。
  6. 加工ワークが搭載される回転テーブルを回転または傾斜させる回転軸が設けられ、加工ワークに対する工具の姿勢を制御することが可能な多軸工作機械を制御する数値制御装置において、回転軸の移動指令開始をトリガとし、前記回転軸が停止している状態で、移動指令の入力された回転軸の全可動範囲にわたって、Z軸方向に移動し前記回転テーブルに対して接近したり離れたりする工具と回転テーブルおよび加工ワークとが干渉しない工具の干渉回避高さを計算する回避高さ計算部と、現在の工具先端のZ軸高さと前記回避高さ計算部で求めた干渉回避高さとの比較により、工具と回転テーブルあるいは加工ワークが干渉するか否かを判定する干渉判定部と、前記干渉判定部にて干渉すると判定された場合に、移動指令の入力された回転軸の移動は行なわずに警告し、干渉回避高さまでの回避動作開始指令の入力待ちを行う警告部と、前記回避動作開始指令が出力されたとき、干渉回避高さまでの軸方向の移動指令を生成する回避動作生成部とを備えたことを特徴とする数値制御装置。
  7. 前記回避高さ計算部は、前記回転軸の移動指令が回転テーブルを傾斜させる回転軸を回転させる指令の場合、回転軸の中心から回転テーブルの端までの距離と回転軸の中心から加工ワークの端までの距離のうち長い方の距離を半径とする円と、工具軸方向の直線との交点のZ軸座標値を干渉回避高さとするものであることを特徴とする請求項6に記載の数値制御装置。
  8. 記回避高さ計算部は、前記回転軸の移動指令が回転テーブルを傾斜させることなく回転させる回転軸を回転させる指令の場合には、予め入力された加工ワークの最大高さ座標を干渉回避高さとするものであることを特徴とする請求項6に記載の数値制御装置。
  9. 前記干渉判定部は、工具と回転テーブルあるいは加工ワークとの干渉判定を行なうか否かを選択できるものであることを特徴とする請求項6〜8の何れかに記載の数値制御装置。
  10. 前記回避動作生成部は、前記回避高さ計算部にて求めた干渉回避高さまで干渉回避動作を行なうか否かを選択できるものであることを特徴とする請求項6〜9の何れかに記載の数値制御装置。
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