JPH058604U - 干渉チエツク装置 - Google Patents
干渉チエツク装置Info
- Publication number
- JPH058604U JPH058604U JP5502591U JP5502591U JPH058604U JP H058604 U JPH058604 U JP H058604U JP 5502591 U JP5502591 U JP 5502591U JP 5502591 U JP5502591 U JP 5502591U JP H058604 U JPH058604 U JP H058604U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- work
- machine
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- shape
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワークと機械や工具との干渉を予め防止す
る。 【構成】 ワーク形状記憶器15によるワーク形状と工
具及び機械形状とにより、干渉を事前に検出し、干渉が
あるとき機械を停止させる干渉がないとき形状化による
ワーク形状を最新形状に更新する。
る。 【構成】 ワーク形状記憶器15によるワーク形状と工
具及び機械形状とにより、干渉を事前に検出し、干渉が
あるとき機械を停止させる干渉がないとき形状化による
ワーク形状を最新形状に更新する。
Description
【0001】
本考案は工具機械の干渉チェック装置に関する。
【0002】
図2に工作機械の外観の一例を示す。図2の機械ではテーブル7が前後(紙面 に垂直な方向:X方向)に移動し、サドル2がY方向に移動し、ブリッジ1が上 下方向(W方向:Z軸に平行)に移動し、そしてサドル2からつき出たラム3が 上下方向(Z軸)に移動することにより、テーブル9上に置かれたワーク6をラ ム3の先端にある工具5により切削加工している。 そして、このような工具機械はNC(数値制御装置)により各軸移動が行なわ れ、制御されている。
【0003】 NCの構成については、図3に示すようになる。すなわち、工具の移動軌跡は あらかじめNCプログラムとして記述されNCプログラム記憶器8に記憶される 。NCプログラム読出し器9はNCプログラム記憶器8からNCプログラムを逐 次読み出しNCプログラム解釈器10へ出力する。NCプログラム解釈器10は NCプログラムを解釈し、NCプログラムの各指令単位毎に各軸の移動量及び移 動速度を求める。移動指令作成器11は各軸の移動量及び移動速度をもとにサー ボ回路12を駆動するために、微小単位時間毎の各軸移動量を求め、サーボ回路 12に出力する。この微小単位時間毎の各軸移動量に従いサーボ回路12は各軸 送りモータ13を駆動する。
【0004】
こうして、工具5の移動は予めNCプログラムとしてNCに記憶もしくは加工 中に逐次供給されることにより、ワーク6を所望の形状に切削することになる。 しかし、全てにミスなく進行でき加工できれば問題ないのであるが、実際上N Cプログラムのミス、ワーク6の段取りミス、工具長補正データの設定ミス等に より、工具5とワーク6が衝突するケースがある。具体的には、 (i) 早送りでの工具とワークの干渉、 (ii) 主軸が回転しない状態での工具とワークの干渉、 (iii) 工具とテーブルの干渉、 (iv) ラムとワークの干渉、 (v) 工具ホルダとワークの干渉、 等が考えられる。 このような干渉が発生した場合ワーク6や工具5を破損するのみならず高価な 工作機械を破損することも多い。しかも、このような干渉を事前に検知する有効 な手段はない。
【0005】 本考案は、上述の干渉を防止する干渉チェック装置の提供を目的とする。
【0006】
上述の目的を達成する本考案は、ワークの形状を測定する手段及びこの測定し たワークの形状を記憶する手段と、工具及び機械の形状を記憶する手段とを備え 、上記ワークの形状を記憶する手段の切削する変化する内容を更新する手段を有 し、NC指令によって工具及び機械を移動させた際工具及び機械とワークとの干 渉を事前に検出する手段を有することを特徴とする。
【0007】
ワークと工具及び機械との干渉が事前に検知されて、しかも切削途中にあって も形状の更新によりその都度干渉を検知することができ、実際の干渉は未然に防 止することができる。
【0008】
ここで、図1を参照して本考案の実施例を説明する。なお、図3に示す従来例 と同一部分は同一符号を付しその説明を省略する。 図1において、ワーク形状測定器14は、例えばタッチセンサや被接触変位計 、三角測量法を用いた計測手段により、予め加工対象ワークの形状を測定する。 ワーク形状記憶器15は、ワーク形状測定器14にて計測したワーク形状を記憶 するもので、ICメモリ,磁気的記憶装置などにより構成される。記憶の仕方と しては、例えば図5に示すようにX−Y平面にあって一定ピッチ毎の格子点にて 、その点でのワークのZ座標を対応づけて記憶する方法がある。
【0009】 一方、工具及び機械形状記憶器18は、工具及び機械のうち干渉する可能性の ある部分を予め記憶しておくもので、例えば図4に示すように工具及び機械の形 状を一定ピッチ毎(Xで表す部分毎)に記憶する。
【0010】 干渉検出器17は、NCプログラム解釈器10の出力する指令に従って、工具 及び機械形状記憶器18に記憶されている形状が移動した際に、ワーク形状記憶 器15にあるワーク形状を干渉するか否かを工具及び機械形状記憶器18に記憶 されている各点をチェックすることにより判定する。 このチェックにて干渉と判断された場合には、機械を停止させるように移動指 令作成器11に指令を出力する。 またチェックにて正常であると判定された場合、NCプログラム解釈器10の 出力を移動指令作成器11にそのまま出力する。 また、正常な切削の場合、切削によりワーク形状が変化するので、ワークの形 状更新器16では指令経路に沿って工具が移動した際に削りとられる部分を逐次 計算し、このワーク形状更新器16によりワーク形状記憶器15内のワーク形状 を最新形状に更新する。
【0011】
以上説明したように本考案による干渉チェック装置によれば、ワーク形状測定 器、ワーク形状記憶器、ワーク形状更新器、干渉検出器、工具及び機械形状記憶 器を付加することにより、加工を行いながら工具及び機械とワークとの干渉が事 前に検知することができるため、機械やワークの保護に大いに効果がある。
【図1】本考案の一実施例のブロック図である。
【図2】工作機械の一例の外観図である。
【図3】従来例のNCのブロック図である。
【図4】工具及び機械形状記憶器の記憶内容の説明図で
ある。
ある。
【図5】ワーク形状記憶器の記憶内容の説明図である。
14 ワーク形状測定器 15 ワーク形状記憶器 16 ワーク形状更新器 17 干渉検出器 18 工具及び機械形状記憶器
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ワークの形状を測定する手段及びこの測
定したワークの形状を記憶する手段と、工具及び機械の
形状を記憶する手段とを備え、 上記ワークの形状を記憶する手段の切削する変化する内
容を更新する手段を有し、 NC指令によって工具及び機械を移動させた際工具及び
機械とワークとの干渉を事前に検出する手段を有する、 干渉チェック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5502591U JPH058604U (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 干渉チエツク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5502591U JPH058604U (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 干渉チエツク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058604U true JPH058604U (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=12987132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5502591U Withdrawn JPH058604U (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 干渉チエツク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058604U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998012018A1 (fr) * | 1996-09-19 | 1998-03-26 | Fanuc Ltd | Technique de delimitation des tolerances d'usinage en cas d'utilisation d'un dispositif de commande numerique et procede d'usinage a avance manuelle |
WO1998041357A1 (fr) * | 1997-03-15 | 1998-09-24 | Makino Milling Machine Co., Ltd. | Processeur d'usinage |
WO2001075537A1 (fr) * | 2000-03-31 | 2001-10-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif de commande numerique |
WO2011132221A1 (ja) * | 2010-04-21 | 2011-10-27 | 三菱電機株式会社 | 数値制御方法及びその装置 |
JP2012218111A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Fanuc Ltd | 工具ホルダおよび工具ホルダへの工具取付け長さを決定する機能を備えた数値制御装置 |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP5502591U patent/JPH058604U/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998012018A1 (fr) * | 1996-09-19 | 1998-03-26 | Fanuc Ltd | Technique de delimitation des tolerances d'usinage en cas d'utilisation d'un dispositif de commande numerique et procede d'usinage a avance manuelle |
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US9436176B2 (en) | 2010-04-21 | 2016-09-06 | Mitsubishi Electric Corporation | Numerical control method and device thereof |
JP2012218111A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Fanuc Ltd | 工具ホルダおよび工具ホルダへの工具取付け長さを決定する機能を備えた数値制御装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19951102 |