JP5018836B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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本発明は、略水平方向または傾斜方向の回転軸を中心に回転自在に配設した回転ドラム内で洗濯物を洗濯、すすぎ、脱水、乾燥するドラム式洗濯機に関するものである。
従来、この種のドラム式洗濯機は、洗剤を投入する洗剤ケースを備え、運転開始に先立ち前記洗剤ケース内に洗剤や,仕上剤等を予め投入しておく構成がとられてきた(例えば、特許文献1参照)。
図6は、引用文献1に記載された従来のドラム式洗濯機の縦断面図を示し、図7は、同ドラム式洗濯機の洗剤投入部(洗剤収容容器)の斜視図である。
図6に示すように、ドラム式洗濯機101は、洗濯機筐体102内に、図示しないサスペンション構造によって水槽103が宙吊り状態に配設され、水槽103内に有底円筒形に形成された回転ドラム104が配設されている。回転ドラム104は水槽103の背面側に取り付けられたモータ106によって正転及び逆転方向に回転駆動される。
この洗濯機筐体102の上部に、洗剤を収容する洗剤収容容器121と、給水配管に接続されて洗剤収容容器121に給水する給水路131と、断面略コ字状に形成され、その上面に注水蓋体130を固定するとともに、この注水蓋体130との間に形成された空間に洗剤収容容器121を引き出し自在に収容する洗剤投入部枠体140とを備えた洗剤投入部120が配設され、洗剤投入部枠体140は下面の洗剤供給路141で前記水槽103に給水経路126で通水可能に配管される。
図7の斜視図において、洗剤収容容器121には、粉末合成洗剤を収容する粉末洗剤収容部122と、前記粉末洗剤収容部122と隣接した位置に配された、液体洗剤や液体漂白剤を収容する液体洗剤収容部123および液体仕上剤を収容する液体仕上剤収容部124とを備えて構成されている。
前記粉末洗剤収容部122の奥には、投入した粉末洗剤を収容保持するとともに、給水にて洗剤液として流出させる為に、開口であるスリット150aを有する洗剤落下防止板150を設けている。
この前記スリット150aは、給水され溶解した粉末洗剤が洗剤供給路141へ円滑に流出させるとともに、注水蓋体130から粉末洗剤収容部122に高水圧の注水がなされた場合には、粉末洗剤および供給された水が粉末洗剤収容部122から溢れて液体仕上剤収容部124などに溢水流入しないような形状に寸法設定された隙間である。
このように構成された洗剤投入部120には、洗濯工程において、注水蓋体130の下面に形成した複数個の透孔である注水口(図示せず)から粉末洗剤収容部122、および液体洗剤収容部123に注水され、また、すすぎ工程においては、前記注水口から液体仕上剤収容部124に注水される。
そして、洗濯工程において、粉末洗剤収容部122で粉末合成洗剤を希釈拡散した洗剤液は、スリット150aより洗剤液供給路141および給水経路126を通じて水槽103内に送給されるとともに、同時に、液体洗剤収容部123で液体洗剤を希釈拡散した洗剤液は、サイフォンの原理により洗剤液供給路141および給水経路126を経由して、水槽103に送給される。また、すすぎ工程において、液体仕上剤収容部124で液体仕上剤を希釈拡散した仕上液は、同様にサイフォンの原理により、洗剤液供給路141および給水経路126を経由して、水槽103に送給される。
特開2008−99921号公報
前記従来の構成では、高水圧、多量の給水が粉末洗剤収容部122に散水された場合に粉末洗剤が給水と共に、液体洗剤収容部123や液体仕上剤収容部124に溢水してしまう不具合が生じるので、粉末洗剤収容部122の奥にある洗剤落下防止板150のスリット150aの面積を相当程度確保して粉末洗剤液が流出しやすくしなければならないが、開口であるスリット150aにより、粉末洗剤収容部122に投入された粉末洗剤が洗剤投入部枠体140に落下し、落下した粉末洗剤が洗剤投入部枠体140に残っていた水分と混ざり合い、予約運転時など長時間水分と混ざり合った状態で洗剤が放置された場合に、粉末洗剤が塊状に凝固してしまうことがあった。
さらに、洗剤投入部枠体140に塊状に洗剤が凝固し固着すると、注水によって洗剤投入部枠体140から固着した粉末洗剤が外れた場合に、給水経路126へと流れた塊状の洗剤が給水経路126を塞いでしまい、洗剤投入部枠体140から洗濯機前面への水漏れを起こすという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、粉末洗剤収容部に高水圧の注水あるいは多量の注水がなされた場合にも、粉末洗剤および供給された水が液体仕上剤収容部や液体洗剤収容部等へ溢水したり逆流したりすることなく、かつ長時間の予約運転時等において洗剤投入部枠体へ落下した粉末洗剤が洗剤投入部枠体内で固着して給水経路を塞ぐことによる洗濯機前面への水漏れを防止するドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のドラム式洗濯機は、略水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを内包する水槽と、洗剤を収納する洗剤収容容器と、前記洗剤収容容器に設けられた粉末洗剤収容部と、前記粉末洗剤収容部に隣接した位置に設けた液体仕上剤収容部および液体洗剤収容部と、前記洗剤収容容器に注水を行う注水蓋体と、前記洗剤収容容器を引き出し自在に収容する空間部を構成する洗剤投入部枠体と、前記洗剤投入部枠体と前記水槽とを連通する給水経路とを備え、前記粉末洗剤収容部に洗剤落下防止板を設けるともに、前記粉末洗剤収容部と前記液体仕上剤収容部および前記液体洗剤収容部との間に洗剤回収溝と、前記洗剤回収溝と連通する回収通路を設け、前記粉末洗剤収容部に給水されて前記液体仕上剤収容部または前記液体洗剤収容部側に溢れた水および洗剤は、前記洗剤回収溝から前記回収通路を経て前記洗剤投入部枠体の空間部に回収するようにしたようにしたものである。
これにより、注水蓋体から粉末洗剤収容部に高水圧の注水あるいは多量の注水がなされた場合にも、粉末洗剤および供給された水が液体仕上剤収容部や液体洗剤収容部等へ溢水したり逆流したりすることなく、かつ粉末洗剤投入時の粉末洗剤の洗剤投入部枠体への落下を減らすことができる。
さらに、長時間の予約運転等において、洗剤投入部枠体へ落下した粉末洗剤が、洗剤投入部枠体内で固着して給水経路を塞ぐことによる洗濯機前面への水漏れを防止することができる。
本発明の洗剤収容容器を備えたドラム式洗濯機は、液体仕上剤収容部等への粉末洗剤および供給された水の溢水や逆流を防ぎつつ、粉末洗剤が洗剤投入部枠体へ落下することによる洗剤凝固から引き起こされる水漏れを防ぐことができる。
本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の縦断面図 同ドラム式洗濯機の洗剤投入部枠体部分の側面断面図 同ドラム式洗濯機の洗剤収容容器部分の斜視図 本発明の実施の形態2におけるドラム式洗濯機の洗剤投入部枠体部分の側面断面図 同ドラム式洗濯機の洗剤収容容器部分の斜視図 従来のドラム式洗濯機の縦断面図 従来のドラム式洗濯機の洗剤収容容器部分の斜視図
第1の発明は、略水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを内包する水槽と、洗剤を収納する洗剤収容容器と、前記洗剤収容容器に設けられた粉末洗剤収容部と、前記粉末洗剤収容部に隣接した位置に設けた液体仕上剤収容部および液体洗剤収容部と、前記洗剤収容容器に注水を行う注水蓋体と、前記洗剤収容容器を引き出し自在に収容する空間部を構成する洗剤投入部枠体と、前記洗剤投入部枠体と前記水槽とを連通する給水経路とを備え、前記粉末洗剤収容部に洗剤落下防止板を設けるともに、前記粉末洗剤収容部と前記液体仕上剤収容部および前記液体洗剤収容部との間に洗剤回収溝と、前記洗剤回収溝と連通する回収通路を設け、前記粉末洗剤収容部に給水されて前記液体仕上剤収容部または前記液体洗剤収容部側に溢れた水および洗剤は、前記洗剤回収溝から前記回収通路を経て前記洗剤投入部枠体の空間部に回収するようにしたことにより、液体仕上剤収容部や液体洗剤収容部へ粉末洗剤および供給された水が溢水したり、逆流することを防ぎつつ、粉末洗剤投入時の粉末洗剤の洗剤投入部枠体への落下を減らすことができる。
さらに、長時間の予約運転等において、洗剤投入部枠体へ落下した粉末洗剤が、洗剤投入部枠体内で固着して給水経路を塞ぐことによる洗濯機前面への水漏れを防止することができる。
第2の発明は、略水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを内包する水槽と、洗剤を収納する洗剤収容容器と、前記洗剤収容容器に設けられた粉末洗剤収容部と、前記粉末洗剤収容部に隣接した位置に設けた液体仕上剤収容部および液体洗剤収容部と、前記洗剤収容容器に注水を行う注水蓋体と、前記洗剤収容容器を引き出し自在に収容する空間部を構成する洗剤投入部枠体と、前記洗剤投入部枠体と前記水槽とを連通する給水経路とを備え、前記粉末洗剤収容部に洗剤落下防止板を設け、前記粉末洗剤収容部と前記液体仕上剤収容部および前記液体洗剤収容部との間に洗剤回収溝を設けるとともに、前記液体洗剤収容部と連通し液体洗剤を前記空間部に投入する液体洗剤投入路に通じる通水孔を前記洗剤回収溝に設け、前記粉末洗剤収容部に給水されて前記液体仕上剤収容部または前記液体洗剤収容部側に溢れた水および洗剤は、前記洗剤回収溝から前記通水孔を経て前記洗剤投入部枠体の空間部に回収するようにしたことにより、液体仕上剤収容部や液体洗剤収容部へ粉末洗剤および供給された水が溢水したり、逆流することを防ぎつつ、粉末洗剤が洗剤投入部枠体へ落下することにより引き起こされる水漏れを防ぐことができるとともに、粉末洗剤投入時の粉末洗剤の洗剤投入部枠体への落下を減らすことができる。
さらに、長時間の予約運転等において、洗剤投入部枠体へ落下した粉末洗剤が、洗剤投入部枠体内で固着して給水経路を塞ぐことによる洗濯機前面への水漏れを防止することができる。
また、回収通路を別に設ける必要がないため、洗剤収容容器を小型化できる。
第3の発明は、特に第1の発明において、洗剤収容容器は、洗剤投入部枠体から洗濯機前方側に引き出されたときに、洗剤回収溝に連通した回収通路の排出口が、前記洗剤投入部枠体の空間部上方に位置するように構成したことにより、洗剤収容容器を洗剤投入部枠体から引き出した場合でも、洗剤回収溝および回収通路に残存した水は洗剤投入部枠体内に滴下するので、外部への水の滴下を防ぐことができる。
第4の発明は、特に第2の発明において、洗剤収容容器は、洗剤投入部枠体から洗濯機前方側に引き出されたときに、洗剤回収溝に連通した液体洗剤投入路の排出口が、前記洗剤投入部枠体の空間部上方に位置するように構成したことにより、洗剤収容容器を洗剤投入部枠体から引き出した場合でも、洗剤回収溝および液体洗剤投入路に残存した水は洗剤投入部枠体内に滴下するので、外部への水の滴下を防ぐことができる。
以下、発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の縦断面図であり、図2は、同ドラム式洗濯機の洗剤投入部枠体部分の側面断面図、図3は、同ドラム式洗濯機の洗剤収容容器部分の斜視図を示すものである。以下、その構成について説明する。
ドラム式洗濯機1は、洗濯機筐体2内に図示しないサスペンション構造によって水槽3が宙吊り状態に配設され、水槽3内に有底円筒形に形成された回転ドラム4が配設されている。回転ドラム4は水槽3の背面側に取り付けられたモータ6によって前上がりに傾斜した回転軸を中心に正転及び逆転方向に回転駆動される。
この洗濯機筺体2の上部に、洗剤を収容する洗剤収容容器21と、給水弁7に接続されて、洗剤収容容器21に給水する給水路31に配管された注水蓋体30とを構成する。なお、回転ドラム4の回転軸は、本実施の形態では前上がりに傾斜させているが、略水平方向であってもよい。
前記注水蓋体30の下方に、上方に開口を有する有底の断面略コの字状箱体の洗剤投入部枠体40を配設して、この注水蓋体30との間に形成された空間部40dに前記洗剤収容容器21を洗濯機筐体2の前方より引き出し自在に収容している。また、洗剤投入部枠体40の底部には、給水経路26を前記水槽3に接続配管する。
図2の側面断面図において、洗剤投入部枠体40と注水蓋体30とで囲まれた空間部40dには引き出し自在に洗剤収容容器21が収納され、注水蓋体30には、洗剤収容容器21に給水する水の通水路となる通水空間部37と、その底面に多数の小孔を形成した注水口33とを構成する。
また、洗剤投入部枠体40は、その底部に洗剤液供給路41を一体形成し、洗剤収容容器21に収容された洗剤等(粉末合成洗剤、液体洗剤、液体仕上剤など)に注水蓋体30からの注水口33を介して供給された水が滴下して、混合された各種の洗剤混合液は、洗剤液供給路41から給水経路26を経由して、水槽3内に供給される。
前記注水蓋体30は、ポリプロピレン樹脂等で構成した2枚の樹脂成形板が熱溶着されることにより、通水空間部37を構成し、この通水空間部37に粉末洗剤収容部22と液体洗剤収容部23(図3に記載)に水を供給する第1の給水路31aと、液体仕上剤収容部24に水を供給する第2の給水路31bが形成され、洗濯工程時には第1の給水路31aを経由して水を供給し洗剤を溶解させながら給水経路26を経由して水槽3に洗濯水を供給し、すすぎ工程時には第2の給水路31bを経由して水を供給し仕上剤を溶解させながら給水経路26を経由して水槽3にすすぎ水を供給する。
前記液体仕上剤収容部24に対向する位置には、液体仕上剤を投入する液体仕上剤受入口25bが開口された収容部蓋板25が、液体仕上剤収容部24の上方を覆っている。
粉末洗剤収容部22に粉末洗剤が投入された際にこぼれ出ないように、洗剤落下防止板50を粉末洗剤投入路22aとの間に設け、粉末洗剤が洗剤投入部枠体40へ落下するのを防止するとともに、給水時には、洗剤液として洗剤落下防止板50と粉末洗剤収容部22との間に形成した流出溝50aより粉末洗剤投入路22aへ流出する。
なお、前記流出溝50aは、粉末洗剤の粒子の摩擦抵抗により粉末の状態では流れ出ない程度の微小寸法の隙間に設定しているが、液体化した場合には、粉末洗剤収容部22に液剤が残存しない寸法になっている。
また、粉末洗剤収容部22と液体洗剤収容部23、液体仕上剤収容部24との境界には、後述する洗剤回収溝51を形成する。
図3の斜視図において、粉末洗剤収容部22の下流側には粉末洗剤投入路22aが形成され、液体洗剤収容部23の下流側外底部には液体洗剤投入路23aが形成され、液体仕上剤収容部24の外底部下流側には液体仕上剤投入路24aが形成され、いずれも給水された水に希釈されて、洗剤液が図2の空間部40dより前記洗剤液供給路41に流れる様に構成している。
なお、液体洗剤収容部23および液体仕上剤収容部24に投入された液剤は、図示しないサイフォン構造により、液体洗剤投入路23aおよび液体仕上剤投入路24aを経由して洗剤液供給路41から水槽3に供給される。
粉末洗剤収容部22と液体仕上剤収容部24との間には洗剤回収溝51を形成し、洗剤回収溝51は、排出口52aを洗剤投入部枠体40内に落下するように粉末洗剤収容部22の側方に設けた回収通路52に連通する。
高水圧あるいは多量の注水が注水蓋体30から粉末洗剤収容部22に注水がなされ、粉末洗剤収容部22より、粉末洗剤および供給された水が洗剤落下防止板50の流出溝50aからの流出能力を超えて、液体洗剤収容部23または液体仕上剤収容部24側に、粉末洗剤収容部22より溢れた場合には、溢れた液は洗剤回収溝51から回収通路52を経て、洗剤投入部枠体40の空間部に回収し、給水経路26を経て水槽3内へ流れるようにしている。
以上のような洗剤収容容器21の構成により、注水蓋体30から粉末洗剤収容部22に高水圧の注水がなされた場合にも、粉末洗剤および供給された水が液体仕上剤収容部24へ溢れたり、逆流することがない。
また、洗剤落下防止板50により、粉末洗剤投入時の粉末洗剤が洗剤投入部枠体40への落下を防止することができるので、落下した粉末洗剤が予約運転時の長時間放置により洗剤投入部枠体内で固着し、その固着した洗剤が給水経路を塞ぎ、洗濯機前面へ水漏れすることを防止することができる。
(実施の形態2)
図4は、同ドラム式洗濯機の洗剤投入部枠体部分の動作側面断面図であり、洗剤収容容器21を洗剤投入部枠体40から引き出した状態を示している。また、図5は、同ドラム式洗濯機の洗剤収容容器部分の斜視図である。
なお、実施の形態1と同様の構成については説明を省略する。
本実施の形態2の特徴は、前記実施の形態1の構成において、洗剤回収溝51から直接液体洗剤投入路23aに通水可能な通水孔53を設けたことにある。
即ち、図4の断面図および図5の斜視図において、前記粉末洗剤収容部22には、粉末洗剤投入路22aとの間に洗剤落下防止板50ならびに流出溝50aが設けられ、粉末洗剤投入時に粉末洗剤が洗剤投入部枠体40へ落下するのを防止しているとともに、粉末洗剤収容部22と液体洗剤収容部23、液体仕上剤収容部24との間には洗剤回収溝51が形成され、洗剤回収溝51の端部に通水可能な通水孔53により液体洗剤投入路23aと連通している。
以上のような構成により、洗剤回収溝51に連なる回収通路やその排出口を別に設ける必要がなくなるので、洗剤収容容器21の小型化が可能となる。
図4の動作断面図においては、洗剤収容容器21を洗剤投入部枠体40から洗濯機前方に引き出した状態を示し、使用者は、洗濯開始前などに引き出した状態で上方から、洗剤収容容器21に液体洗剤収容部23や、粉末洗剤収容部22に所定量の洗剤等を投入する。
洗剤収容容器21が、洗剤投入部枠体40から引き出された時に、洗剤回収溝51の出口、つまり液体洗剤投入路23aの出口54を、洗剤投入部枠体40内に位置するように構成している。即ち、引き出した状態で出口54と洗剤投入部枠体40の洗剤液供給路41端部は、距離Hだけ重なった配置とする。
同様に、粉末洗剤投入路22aや液体仕上剤投入路24aの端部もまた洗剤投入部枠体40内、すなわち空間部40d上方に位置するように配置した。
以上のような構成により、洗剤を洗剤収容容器に投入するため、洗剤収容容器を洗剤投入部枠体から引き出した場合にも、前記洗剤回収溝および前記液体洗剤投入路に残存した水は洗剤投入部枠体40内に滴下し、給水経路26を経て水槽3内へ流れるようにしているので、外部への水の滴下を防ぐことができる。
また、実施の形態1においても回収通路52の排出口52aが、前記洗剤投入部枠体40内、すなわち空間部40d上方に位置するように構成すれば、同様に外部への水の滴下を防ぐことができる。
2 洗濯機筐体
3 水槽
4 回転ドラム
6 モータ
21 洗剤収容容器
22 粉末洗剤収容部
22a 粉末洗剤投入路
23 液体洗剤収容部
23a 液体洗剤投入路
24 液体仕上剤収容部
24a 液体仕上剤投入路
25 収容部蓋板
25b 液体仕上剤受入口
26 給水経路
30 注水蓋体
40 洗剤投入部枠体
40d 空間部
41 洗剤液供給路
50 洗剤落下防止板
51 洗剤回収溝
52 回収通路
52a 排出口
53 通水孔

Claims (4)

  1. 略水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを内包する水槽と、洗剤を収納する洗剤収容容器と、前記洗剤収容容器に設けられた粉末洗剤収容部と、前記粉末洗剤収容部に隣接した位置に設けた液体仕上剤収容部および液体洗剤収容部と、前記洗剤収容容器に注水を行う注水蓋体と、前記洗剤収容容器を引き出し自在に収容する空間部を構成する洗剤投入部枠体と、前記洗剤投入部枠体と前記水槽とを連通する給水経路とを備え、前記粉末洗剤収容部に洗剤落下防止板を設けるともに、前記粉末洗剤収容部と前記液体仕上剤収容部および前記液体洗剤収容部との間に洗剤回収溝と、前記洗剤回収溝と連通する回収通路を設け、前記粉末洗剤収容部に給水されて前記液体仕上剤収容部または前記液体洗剤収容部側に溢れた水および洗剤は、前記洗剤回収溝から前記回収通路を経て前記洗剤投入部枠体の空間部に回収するようにした洗濯機。
  2. 略水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを内包する水槽と、洗剤を収納する洗剤収容容器と、前記洗剤収容容器に設けられた粉末洗剤収容部と、前記粉末洗剤収容部に隣接した位置に設けた液体仕上剤収容部および液体洗剤収容部と、前記洗剤収容容器に注水を行う注水蓋体と、前記洗剤収容容器を引き出し自在に収容する空間部を構成する洗剤投入部枠体と、前記洗剤投入部枠体と前記水槽とを連通する給水経路とを備え、前記粉末洗剤収容部に洗剤落下防止板を設け、前記粉末洗剤収容部と前記液体仕上剤収容部および前記液体洗剤収容部との間に洗剤回収溝を設けるとともに、前記液体洗剤収容部と連通し液体洗剤を前記空間部に投入する液体洗剤投入路に通じる通水孔を前記洗剤回収溝に設け、前記粉末洗剤収容部に給水されて前記液体仕上剤収容部または前記液体洗剤収容部側に溢れた水および洗剤は、前記洗剤回収溝から前記通水孔を経て前記洗剤投入部枠体の空間部に回収するようにした洗濯機。
  3. 洗剤収容容器は、洗剤投入部枠体から洗濯機前方側に引き出されたときに、洗剤回収溝に連通した回収通路の排出口が、前記洗剤投入部枠体の空間部上方に位置するように構成した請求項1記載の洗濯機。
  4. 洗剤収容容器は、洗剤投入部枠体から洗濯機前方側に引き出されたときに、洗剤回収溝に連通した液体洗剤投入路の排出口が、前記洗剤投入部枠体の空間部上方に位置するように構成した請求項2記載の洗濯機。
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