JP5018834B2 - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機 Download PDF

Info

Publication number
JP5018834B2
JP5018834B2 JP2009156704A JP2009156704A JP5018834B2 JP 5018834 B2 JP5018834 B2 JP 5018834B2 JP 2009156704 A JP2009156704 A JP 2009156704A JP 2009156704 A JP2009156704 A JP 2009156704A JP 5018834 B2 JP5018834 B2 JP 5018834B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
turbidity
water
cleaned
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009156704A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011010799A (ja
Inventor
彰 荘司
克幸 永井
将大 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009156704A priority Critical patent/JP5018834B2/ja
Priority to KR1020100063012A priority patent/KR101217384B1/ko
Priority to CN2010102212548A priority patent/CN101940460B/zh
Publication of JP2011010799A publication Critical patent/JP2011010799A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5018834B2 publication Critical patent/JP5018834B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/14Washing or rinsing machines for crockery or tableware with stationary crockery baskets and spraying devices within the cleaning chamber
    • A47L15/18Washing or rinsing machines for crockery or tableware with stationary crockery baskets and spraying devices within the cleaning chamber with movably-mounted spraying devices
    • A47L15/22Rotary spraying devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/42Details
    • A47L15/4297Arrangements for detecting or measuring the condition of the washing water, e.g. turbidity

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Description

本発明は、食器を洗浄する食器洗い機に関する。
食器の洗浄に用いた洗浄水の濁度(透過度)を検出するための光センサを備えた食器洗い機がある。この食器洗い機においては、例えば洗浄槽底部に設けた水溜部とノズル用ポンプの吸水側との間に設けた吸水管の少なくとも一部の壁面を透光性の材料で形成し、そこに吸水管内部の液の透過度の変化を検知する発光素子と受光素子を配し、受光素子の受光量の変化によって洗浄、すすぎ、排水および乾燥の工程の制御が行われる(例えば、特許文献1)。
特開平6−22896号公報
しかしながら、特許文献1の食器洗浄機では、洗浄槽内に残水があった場合、発光素子と受光素子の特性のバラツキを自動的に補正せずに、発光素子にあらかじめ記憶している標準電流を流すようにしている。このとき、光センサの透光性の材料で形成した壁面は、使用当初はきれいであるため、発光素子に標準電流を流しても、洗浄水の濁度の検出に大きな差はないが、使用回数が増えるにつれて、壁面も洗浄水に含まれる汚れが付着することになり、透過度が低下することになる。このとき、発光素子に標準電流を流すと、濁度検出時の透過度低下により、濁度が大きい方に誤判定することになる。
本発明の目的は、濁度検出部の検知精度が低下することなく、長期に渡り被洗浄物の汚れに応じた洗浄を適切に行うことができる食器洗い機を提供することである。
(1)洗浄水を噴射して被洗浄物を洗浄する食器洗い機であって、洗浄水を貯留する貯留部を有し、被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗浄槽に収容された被洗浄物に貯留部に貯留された洗浄水を噴射して被洗浄物を洗浄する洗浄水噴射機構と、洗浄槽内で貯留部に貯留可能な洗浄水の残水水位よりも高い位置に設けられ、発光素子による光を受光素子が受光して洗浄槽内の洗浄水の濁度を検出する濁度検出部と、被洗浄物を洗浄するように洗浄水噴射機構を動作させる洗浄期間を行う前に、濁度検出部により検出される値を基準値に調整したのち、洗浄期間において濁度検出部により検出される洗浄水の濁度に基づいて、被洗浄物の洗浄条件を設定する制御部とを備え、制御部は、濁度検出部により検出される値が発光素子の発光量を所定の範囲で調整することにより基準値に調整できなければ、検出電圧切換部を動作させて前記濁度検出部により検出される値を変更するようにしたのち、再度、濁度検出部により検出される値を発光素子の発光量を調整して基準値に調整するものである。
この食器洗い機においては、洗浄槽が有する貯留部に洗浄水が貯留される。洗浄期間において、貯留部に貯留された洗浄水が洗浄水噴射機構により洗浄槽に収容された被洗浄物に噴射される。それにより、被洗浄物が洗浄される。
この場合、濁度検出部に洗浄水が常時接触することが防止される。それにより、濁度検出部に洗浄水に含まれる被洗浄物の汚れが付着しにくい。また、洗浄期間の前において洗浄水噴射機構から洗浄水が噴射していない状態、つまり、濁度検出部が洗浄水に触れていないときに、濁度検出部により検出される値を基準値に調整することで、水滴や蒸気や洗浄水に含まれる汚れが濁度検出部に付着して濁度検出精度が低下することもない。したが
って、長期に渡り精度よく被洗浄物の汚れに応じた洗浄を適切に行うことが可能になる。
また、濁度検出部により検出される値を変更させる検出電圧切換部を備え、制御部は濁度検出部により検出される値が発光素子の発光量を所定の範囲で調整することにより基準値に調整できない場合に、検出電圧切換部を動作させて、濁度検出部により検出される値を変更するようにしたのち、再度、濁度検出部により検出される値を発光素子の発光量を調整して基準値に調整する。たとえば、濁度検出部を構成する部品のばらつきや、経年変化、周囲温度の影響により濁度検出部の各部品が劣化して、濁度検出部により検出される値が基準値にならない場合でも、検出された値を変更することにより基準値に調整することが可能になる。よって、長期に渡り精度よく被洗浄物の汚れに応じた洗浄を適切に行うことが可能になる。
(2)制御部は、前記検出電圧切換部を動作させる時の検出電圧切換信号を複数有するものである。これにより、濁度検出部により検出される値の調整がしやすくなり、濁度検出部を構成する部品の特性ばらつきや経年変化による劣化、洗浄水の汚れや水滴や蒸気が濁度検出部の表面に付着することによる検出信号の低下時にも調整が可能になる。
(3)制御部は、検出電圧切換部を動作させても、濁度検出部により検出される値が基準値に調整できない場合に、濁度検出部が最大の濁度を検出したとみなして、被洗浄物の洗浄条件を最適にすることができる。
本発明によれば、長期に渡り被洗浄物の汚れを精度良く検知することができ、適切な洗浄を行うことが可能になる。
本発明の一実施の形態に係る食器洗い機の構成を示す正面図 本発明の一実施の形態に係る食器洗い機の構成を示す側面図 図2の分水機構に接続される複数の流路を説明するための図 食器洗い機の動作概要を示すフローチャート 図1の濁度検出部の組み立て斜視図 図1の濁度検出部の縦断面図 光センサから出力される検出信号の電圧値の変化を示すタイミングチャート 食器洗い機の制御系の構成を示すブロック図 光センサの詳細な構成を示す回路図 制御部から与えられたパルス信号のグラフ 制御部による出力調整処理を示すフローチャート 制御部による出力調整時の光センサから出力される検出信号の変化を示すグラフ 制御部から与えられたパルス信号のオン時間と光センサから出力される検出信号の電圧値の関係を示すグラフ 検出電圧切換信号電圧と洗浄水の汚れの関係を示すグラフ 制御部の制御動作を示すフローチャート 制御部の制御動作を示すフローチャート 制御部の制御動作を示すフローチャート 制御部の制御動作を示すフローチャート 制御部の制御動作を示すフローチャート
以下、本発明の一実施の形態に係る食器洗い機について図面を参照しながら説明する。以下の説明においては、食器等の被洗浄物の洗浄およびすすぎに用いられる液体を洗浄水と称する。
(1)食器洗い機の構成
図1および図2は、本発明の一実施の形態に係る食器洗い機の構成を示す正面図および側面図である。図1の正面図においては、食器洗い機1の正面の一部が切り欠いて図示されている。また、図2の側面図では、食器洗い機1の内部が透過して図示されている。
図1および図2に示すように、食器洗い機1は筐体1aを備える。筐体1aの前面部には、開閉可能な扉16(図2)が設けられている。扉16の一部には窓部16a(図2)が形成されている。筐体1a内に、食器等の被洗浄物10の洗浄を行うための洗浄槽2が設けられている。
洗浄槽2の上段部には、上段食器かご8が前後方向に移動可能に設けられている。上段食器かご8は、洗浄槽2の一側面側に設けられる左収容部8a、および洗浄槽2の他側面側に設けられる右収容部8bを有する。左収容部8aは、右収容部8bよりも低い位置に設けられる。
洗浄槽2の下段部には、下段食器かご9が前後方向に移動可能に設けられている。下段食器かご9は、洗浄槽2の一側面側に設けられる左収容部9a、および洗浄槽2の他側面側に設けられる右収容部9bを有する。左収容部9aと右収容部9bとは同じ高さに設けられる。
上段食器かご8の左収容部8aおよび右収容部8b、ならびに下段食器かご9の左収容部9aおよび右収容部9bに、種々の被洗浄物10が収容される。
洗浄槽2の背面には、略十字状の固定洗浄ノズル5が配置されている。固定洗浄ノズル5は、上下方向に延びる縦ノズル部5aおよびその縦ノズル部5aの略中央部で横方向に延びる横ノズル部5bを有する。縦ノズル部5aの上端部は洗浄槽2の他側面に向かって横方向に屈曲し、屈曲部5cが形成されている。屈曲部5cに複数の液噴射口20aが形成されている。
また、縦ノズル部5aの上端部の直上に、濁度検出部60が設けられている。濁度検出部60の詳細については後述する。
洗浄槽2の一側面側において、固定洗浄ノズル5の横ノズル部5bから前方に延びるように、導水管6が取り付けられている。導水管6の先端部に、回転洗浄ノズル7が鉛直軸周りに回転可能に取り付けられている。回転洗浄ノズル7は回転中心から一方向および逆方向に延びる羽根部を有し、それらの羽根部の上面に複数の液噴射口(図示せず)が形成されている。回転洗浄ノズル7は、上段食器かご8の左収容部8aの下方に配置される。また、洗浄槽2の他側面側における横ノズル部5bには、複数の液噴射口20bが形成されている。
洗浄槽2の底部には回転洗浄ノズル3,4が鉛直軸周りに回転可能に取り付けられている。回転洗浄ノズル3,4の各々は、回転洗浄ノズル7と同様に、回転中心から一方向および逆方向に延びる羽根部を有し、それらの羽根部の上面には複数の液噴射口(図示せず)が形成されている。回転洗浄ノズル3は、下段食器かご9の左収容部9aの下方に配置され、回転洗浄ノズル4は、下段食器かご9の右収容部9bの下方に配置される。
図2に示すように、下段食器かご9の下方における洗浄槽2の前面側には、被洗浄物10の洗浄またはすすぎに用いられる洗浄水を一時的に貯留する貯留部12が形成されている。貯留部12の近傍には、貯留された洗浄水を加熱するため、および洗浄槽2内部の雰囲気を加熱するためのヒータ14が配置されている。また、貯留部12には、貯留された洗浄水の温度および洗浄槽2内部の雰囲気の温度を検出する温度センサ17が設けられている。
貯留部12の底部には、排水口12aが形成されている。排水口12aの直上には、被
洗浄物10から取り除かれた残菜を収集するための残菜フィルタ13が着脱可能に取り付けられている。なお、本実施の形態において、残菜とは、洗浄またはすすぎにより被洗浄物10から取り除かれた汚れのうちの固形物をいう。
排水口12aの下部には、洗浄水導入導出部Gが形成されている。洗浄水導入導出部Gには、給水管31の一端が接続されている。給水管31は筐体1aの外部に延びるとともに、その他端が図示しない水道配管に接続される。筐体1aの内部において、給水管31には給水弁31aが介挿されている。給水弁31aが開くことにより、洗浄水導入導出部G内に洗浄水として水道水が導入される。
また、洗浄水導入導出部Gには、配管11aを介してポンプ11が接続されている。これにより、ポンプ11の内部空間と洗浄水導入導出部Gおよび給水管31の内部空間とが連通する。ポンプ11には、筐体1aの外部に延びる排水管32、および分水機構15が取り付けられている。なお、本実施の形態では、ポンプ11として可逆回転型のポンプが用いられる。
ポンプ11の側方には、乾燥機構72が設けられている。乾燥機構72は、例えばファン等を含み、図示しない気体導入管を通して洗浄槽2の背面から洗浄槽2の内部に気体を供給する。これにより、後述する被洗浄物10の乾燥工程で洗浄槽2の内部空間に気流が発生する。
上記の分水機構15には、複数の流路が接続されている。これらの複数の流路について説明する。図3は、図2の分水機構15に接続される複数の流路を説明するための図である。
図3に太い一点鎖線で示すように、分水機構15には、第1、第2、第3および第4の流路Ra,Rb,Rc,Rdが接続されている。第1の流路Raは分水機構15と回転洗浄ノズル3とを接続する。この第1の流路Raは分水機構15内の洗浄水を回転洗浄ノズル3に供給するために用いられる。
第2の流路Rbは分水機構15と回転洗浄ノズル4とを接続する。この第2の流路Rbは分水機構15内の洗浄水を回転洗浄ノズル4に供給するために用いられる。
第3の流路Rcは固定洗浄ノズル5の内部に形成されている。具体的には、第3の流路Rcは、固定洗浄ノズル5の縦ノズル部5aを通して分水機構15と濁度検出部60とを接続する。また、第3の流路Rcは、固定洗浄ノズル5の縦ノズル部5aおよび屈曲部5cを通して分水機構15と複数の液噴射口20aとを接続する。さらに、第3の流路Rcは、固定洗浄ノズル5の縦ノズル部5a、および洗浄槽2の他側面側における横ノズル部5bを通して分水機構15と複数の液噴射口20bとを接続する。この第3の流路Rcは分水機構15内の洗浄水を濁度検出部60および固定洗浄ノズル5の複数の液噴射口20a,20bに供給するために用いられる。
第4の流路Rdも固定洗浄ノズル5の内部に形成されている。具体的には、第4の流路Rdは、固定洗浄ノズル5の縦ノズル部5a、洗浄槽2の一側面側における横ノズル部5b、および導水管6を通して分水機構15と回転洗浄ノズル7とを接続する。この第4の流路Rdは分水機構15内の洗浄水を回転洗浄ノズル7に供給するために用いられる。
食器洗い機1において、被洗浄物10の洗浄またはすすぎが行われる場合には、まず給水弁31aが開かれることにより給水管31から洗浄水導入導出部Gおよび排水口12aを通して貯留部12内に洗浄水(水道水)が供給される。
所定量の洗浄水が貯留部12内に貯留された後、ポンプ11のモータが正方向に回転する。これにより、貯留部12に貯留された洗浄水がポンプ11により吸引され、分水機構15を介して、第1〜第4の流路Ra〜Rdに圧送される。なお、第1〜第4の流路Ra〜Rdに順次洗浄水が供給されるように分水機構15が構成されてもよく、または第1〜第4の流路Ra〜Rdに同時に洗浄水が供給されるように分水機構15が構成されてもよい。
洗浄水が第1の流路Raに供給されることにより、回転洗浄ノズル3の液噴射口から下段食器かご9の左収容部9aに収容された被洗浄物10に向けて洗浄水が噴射される。
洗浄水が第2の流路Rbに供給されることにより、回転洗浄ノズル4の液噴射口から下段食器かご9の右収容部9bに収容された被洗浄物10に向けて洗浄水が噴射される。
洗浄水が第4の流路Rdに供給されることにより、回転洗浄ノズル7の液噴射口から上段食器かご8の左収容部8aに収容された被洗浄物10に向けて洗浄水が噴射される。
回転洗浄ノズル3,4,7から洗浄水が噴射される際には、洗浄水の噴射に伴って羽根部に作用する反力により回転洗浄ノズル3,4,7が鉛直軸周りに回転する。それにより、回転洗浄ノズル4から被洗浄物10への洗浄水の噴射方向が連続的に変化する。
洗浄水が第3の流路Rcに供給されることにより、固定洗浄ノズル5の液噴射口20a,20bから上段食器かご8の右収容部8bに収容された被洗浄物10に向けて洗浄水が噴射される。また、濁度検出部60に洗浄水が供給され、洗浄水の濁度が検出される。詳細は後述する。
上記の食器洗い機1において、被洗浄物10の洗浄またはすすぎが終了すると、ポンプ11のモータが逆方向に回転する。これにより、貯留部12に貯留された洗浄水および分水機構15に残留する洗浄水が、排水口12aおよび洗浄水導入導出部Gを通してポンプ11により吸引され、排水管32を通して洗浄槽2の外部に排出される。
(2)食器洗い機の動作概要
食器洗い機1の動作概要について説明する。図4は、食器洗い機1の動作概要を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、洗浄槽2内に残留する洗浄水が排出され、給水弁31aが開かれることにより給水管31から貯留部12内に水道水が供給される(ステップS1:排水/給水工程)。
次に、洗浄期間の一つである洗浄工程が始まる。洗浄槽2内に供給された水道水に洗剤が溶解することにより洗浄水が得られ、その洗浄水がポンプ11の正回転により第1〜第4の流路Ra〜Rdに圧送される。これにより、回転洗浄ノズル3,4,7および固定洗浄ノズル5から被洗浄物10に洗浄水が噴射され、被洗浄物10の洗浄が行われる(ステップS2:洗浄工程)。
この場合、被洗浄物10に噴射された洗浄水は、洗浄槽2の壁面等を伝って貯留部12に流入し、再び貯留部12に貯留される。貯留部12に貯留された洗浄水は、再びポンプ11により第1〜第4の流路Ra〜Rdに圧送され、各ノズル3,4,5,7から被洗浄物10に噴射される。このように、被洗浄物10の洗浄時には、洗浄槽2の内部で洗浄水が循環する。
被洗浄物10の洗浄が終了すると、被洗浄物10の洗浄に用いられた洗浄水がポンプ11の逆回転により排水管32を通して排出される。そして、給水弁31aが開かれることにより、洗浄槽2の貯留部12に再び水道水が供給される(ステップS3:排水/給水工程)。
次に、洗浄期間の一つであるすすぎ工程が始まる。洗浄槽2内に供給された水道水が、洗浄水としてポンプ11により第1〜第4の流路Ra〜Rdに圧送される。これにより、各ノズル3,4,5,7から被洗浄物10に洗浄水が噴射され、被洗浄物10のすすぎが行われる(ステップS4:すすぎ工程)。
本実施の形態では、濁度検出部60(図1)により検出される洗浄水の濁度に応じて、ステップS4のすすぎ工程の回数が異なる。洗浄水の濁度とすすぎ工程の回数との関係については後述する。
被洗浄物10のすすぎが終了すると、すすぎに用いられた洗浄水がポンプ11により排水管32を通して排出される。そして、給水弁31aが開かれることにより、洗浄槽2の貯留部12に再び水道水が供給される(ステップS5:排水/給水工程)。
次に、ヒータ14が動作することにより、貯留部12内に貯留された水道水が所定の温度に加熱される。そして、加熱された水道水が、洗浄水としてポンプ11により第1〜第4の流路Ra〜Rdに圧送される。これにより、各ノズル3,4,5,7から被洗浄物10に所定温度に加熱された洗浄水が噴射され、被洗浄物10の加熱すすぎが行われる(ステップS6:すすぎ工程)。
この場合、熱によって被洗浄物10の除菌を行うことができるとともに、後の乾燥工程における被洗浄物10の乾燥効率を高めることができる。
被洗浄物10の加熱すすぎが終了すると、加熱すすぎに用いられた洗浄水がポンプ11により排水管32を通して排出される(ステップS7:排水工程)。
最後に、ポンプ11の動作が停止され、図2の乾燥機構72が動作する。乾燥機構72は、洗浄槽2の内部空間に気流を発生させる。これにより、ヒータ14により所定温度に加熱された雰囲気が洗浄槽2の内部を循環する。それにより、被洗浄物10が乾燥される(ステップS8:乾燥工程)。被洗浄物10の乾燥が完了することにより、食器洗い機1における一連の動作が終了する。
なお、上記では言及していないが、実際には、ステップS2の洗浄工程においても洗浄水がヒータ14により所定の温度に加熱される。
(3)濁度検出部の詳細
濁度検出部60の詳細を説明する。図5は図1の濁度検出部60の組み立て斜視図であり、図6は図1の濁度検出部60の縦断面図である。
図5および図6に示すように、濁度検出部60は、主として下カバー610、パッキン620、センサ収容カバー630、センサ支持ケース640、上カバー650、光センサ64および濁度検出ノズル5xから構成されている。
下カバー610は、図1の洗浄槽2における天井面の一部を構成する。すなわち、洗浄槽2の天井面は、その一部が下方に突出するように形成されている。下カバー610の中
央部には開口部611が形成されている。また、下カバー610には、開口部611に近接して2つのネジ孔612が形成されている。
洗浄槽2(図1)の背面、側面、底面、および天井面の材料としては、例えば遮光性を有するポリプロピレン(PP)樹脂が用いられる。また、洗浄槽2(図1)の前面を構成する扉16の窓部16a(図2)を除く部分の材料としてもポリプロピレン(PP)樹脂が用いられる。これに対して、扉16の窓部16a(図2)の材料としては、透光性を有するポリメチルペンテン(PMP)樹脂が用いられる。これにより、食器洗い機1の使用者は、扉16の窓部16aから洗浄槽2の内部を視認することができる。
濁度検出部60の組み立て時には、下カバー610の開口部611の内縁に沿うようにパッキン620が取り付けられる。この状態で、略船形状を有するセンサ収容カバー630がパッキン620を介して下カバー610の開口部611に嵌め込まれる。センサ収容カバー630の材料としては、例えばポリメチルペンテン(PMP)樹脂が用いられる。この場合、センサ収容カバー630は、透光性を有する。
センサ収容カバー630の中央部にはセンサ支持ケース640を収容するための収容空間630Sが形成されている。また、センサ収容カバー630には、収容空間630Sに近接して2つの貫通孔639が形成されている。
センサ収容カバー630が下カバー610に嵌め込まれた状態で、センサ収容カバー630の2つの貫通孔639を通して、下カバー610の2つのネジ孔612にネジNが取り付けられる。これにより、センサ収容カバー630が下カバー610に確実に固定される。また、パッキン620によりセンサ収容カバー630と下カバー610との間の水密性が確保される。図6に示すように、収容空間630Sを形成するセンサ収容カバー630の底面中央には、上方に窪んだ断面矩形の凹状部631が形成されている。
センサ支持ケース640には、プリント基板64P、発光ダイオードからなる発光素子64aおよびフォトダイオードからなる受光素子64bが取り付けられる。プリント基板64P、発光素子64aおよび受光素子64bにより光センサ64が構成される。本実施の形態において、光センサ64としては、透過型の光センサが用いられる。発光素子64aおよび受光素子64bの端子は、プリント基板64Pに接続される。
光センサ64が取り付けられたセンサ支持ケース640がセンサ収容カバー630の収容空間630Sに収容される。この状態で、センサ支持ケース640により支持された発光素子64aおよび受光素子64bが、センサ収容カバー630の凹状部631を挟んで互いに対向する。
センサ支持ケース640の上端を押さえ込むように、上カバー650が取り付けられる。これにより、センサ支持ケース640が位置決めされるとともに、センサ支持ケース640がセンサ収容カバー630に固定される。それにより、発光素子64aおよび受光素子64bも位置決めされる。
上カバー650の上面は、洗浄槽2を覆う筐体1aの天井面に当接する。これにより、濁度検出部60の各構成部材が確実に固定される。
図1〜図3の固定洗浄ノズル5の上端部には、図6に示すように、濁度検出部60に向かって鉛直方向に延びる濁度検出ノズル5xが取り付けられている。濁度検出ノズル5xの内部空間は、図3の第3の流路Rcの一部を構成する。
濁度検出ノズル5xの先端部は、センサ収容カバー630の凹状部631に対向するように位置決めされる。これにより、洗浄水が第3の流路Rcに供給される場合には、洗浄水が濁度検出ノズル5xから上方に向かって連続的に吐出されることにより凹状部631の内部に洗浄水が充填される。なお、凹状部631の内部に充填される洗浄水は、濁度検出ノズル5xから吐出される洗浄水により順次置換される。
この状態で、光センサ64が駆動される。上述のように、センサ収容カバー630は透光性を有する。したがって、発光素子64aにより発生された光は、センサ収容カバー630の凹状部631の側壁およびその凹状部631に充填された洗浄水を通して受光素子64bにより受光される。
これにより、受光素子64bの受光量により定まる検出信号の電圧値を一定にするように発光素子64aの発光量を調整する。受光素子64bの受光量は凹状部631に充填された洗浄水の汚れ(濁り)に応じて変化する。それにより、受光素子64bの受光量により定まる検出信号の電圧値に基づいて洗浄水の濁度が検出される。
第3の流路Rcへの洗浄水の供給が停止されると、凹状部631に充填された洗浄水がその内周面等を伝って下方に流れ落ちる。
(4)濁度検出部の特徴
(4−a)本実施の形態に係る食器洗い機1においては、濁度検出部60が貯留部12に貯留される洗浄水の残水水位よりも高い位置に設けられている。
これにより、洗浄水が第3の流路Rc以外の流路Ra,Rb,Rdに供給される際には、濁度検出部60における洗浄水の濁度の検出部分(凹状部631)に洗浄水が接触しない。また、洗浄槽2から洗浄水を排出する際には、濁度検出部60における洗浄水の濁度の検出部分(凹状部631)に洗浄水が残留しない。
したがって、センサ収容カバー630の凹状部631に水垢および油等が付着することが防止される。その結果、洗浄水の濁度の検出誤差が低減され、長期に渡って正確に洗浄水の濁度を検出することが可能となる。
また、濁度検出部60は洗浄槽2の内部に設けられており、メンテナンスが容易である。したがって、仮に凹状部631が汚れた場合でも、使用者は容易にその汚れを取り除くことができる。
(4−b)上述のように、濁度検出部60においては、センサ収容カバー630の凹状部631に濁度検出ノズル5xから洗浄水が吐出される。そして、凹状部631の内部に洗浄水が充填されることにより、光センサ64で洗浄水の濁度が検出される。
ここで、濁度検出ノズル5xが鉛直方向に配置されかつ濁度検出ノズル5xの先端部に対向するように凹状部631が配置されている。それにより、凹状部631の底部632は、水平面に沿って広がりかつ下方を向いている。このような状態で、凹状部631に濁度検出ノズル5xから鉛直方向に洗浄水が吐出されると、凹状部631の底面632にほぼ均一な水圧が加わる。それにより、凹状部631に導入された洗浄水に気泡が混入している場合、その気泡は、水圧により凹状部631から下方に均一に押し出される。そのため、凹状部631に継続して洗浄水が吐出される場合、凹状部631には気泡等の気相がほとんど残留しない。
この場合、発光素子64aと受光素子64bとの間に導入される洗浄水に気相が存在し
ないので、洗浄水の濁度の検出誤差が低減される。
濁度検出ノズル5xを水平方向に配置しかつセンサ収容カバー630を凹状部631が濁度検出ノズル5xの先端部に対向するように配置した場合、凹状部631に濁度検出ノズル5xから洗浄水が吐出されると、重力の影響により、凹状部631の鉛直方向に沿った底面632に加わる水圧が均一になりにくい。そのため、凹状部631に導入された洗浄水に気泡が混入している場合には、その気泡は凹状部631の内部で上側に移動して滞留する可能性がある。
したがって、濁度検出ノズル5xおよびセンサ収容カバー630は、濁度検出ノズル5xが鉛直方向に配置されかつ凹状部631が濁度検出ノズル5xの先端部に対向するようにセンサ収容カバー630が配置されることが好ましい。これにより、上述のように濁度の検出誤差が低減される。
なお、洗浄水に混入する気泡が濁度の検出誤差にほとんど影響を与えない場合には、濁度検出ノズル5xを水平方向に配置しかつセンサ収容カバー630を凹状部631が濁度検出ノズル5xの先端部に対向するように配置してもよい。また、濁度検出ノズル5xを鉛直方向に対して傾斜するように配置しかつセンサ収容カバー630を凹状部631が濁度検出ノズル5xの先端部に対向するように配置してもよい。
この場合においても、濁度検出部60が貯留部12に貯留される洗浄水の最高水位よりも高い位置に設けられることにより、洗浄水が第3の流路Rc以外の流路Ra,Rb,Rdに供給される際には凹状部631に洗浄水が接触しない。また、洗浄槽2から洗浄水が排出される際にも凹状部631に洗浄水が残留しない。したがって、センサ収容カバー630の凹状部631に水垢および油等が付着することが防止される。
(4−c)上述のように、洗浄槽2(図1)の前面を構成する扉16(図2)の窓部16aは透光性を有する。これにより、図2の扉16が閉じられた状態で窓部16aから洗浄槽2内に外部の光が入射する。この場合、洗浄水の濁度の検出時に外乱光により光センサ64の検出精度が低下する可能性がある。
これに対して、濁度検出部60においては、洗浄水の濁度が検出される凹状部631が、下カバー610により取り囲まれている。上述のように、下カバー610は、洗浄槽2の天井面の一部を構成し、その天井面は遮光性を有する。
これにより、扉16が閉じられた状態で洗浄槽2の内部に外部の光が入射する場合でも、その光が下カバー610の内側の凹状部631に入り込むことが防止される。その結果、洗浄水の濁度の検出時に外乱光による光センサ64の検出精度の低下が防止される。
(4−d)洗浄水を受けるセンサ収容カバー630の凹状部631の内表面が撥水性を有する場合、濁度検出ノズル5xから凹状部631への洗浄水の吐出が終了すると、凹状部631の内表面に洗浄水が液滴として付着しやすい。凹状部631の内表面に付着した液滴が乾燥すると、液滴に含まれる汚れが凹状部631の内表面で不均一に付着する。この場合、凹状部631の内表面が不均一に汚れることにより、光センサ64による濁度の検出が不安定となる。
したがって、洗浄水を受けるセンサ収容カバー630の凹状部631の表面は、親水性を有することが好ましい。例えば、凹状部631の内表面に親水性樹脂を被覆する。
この場合、濁度検出ノズル5xから凹状部631への洗浄水の吐出が終了した場合に、
凹状部631の内表面に洗浄水が液滴として付着することが防止される。これにより、凹状部631の内表面に不均一に汚れが付着することが防止される。その結果、洗浄水の濁度の検出が行われるごとに凹状部631に付着した液滴により濁度の検出精度が低下することが防止される。
(5)検出信号の初期調整
本実施の形態では上記洗浄期間が始まる前に受光素子bの受光量により定まる検出信号の電圧値を一定にする調整が行われる。受光素子64bにより定まる検出信号の電圧値を所定の電圧(基準値)にするように、制御部70は発光素子64aの発光量を調整する。その結果、発光素子64aや受光素子64bが経年変化により劣化したり、センサー収容カバー630の経年変化による劣化や洗浄水に含まれる汚れの付着により、受光素子64bの受光量が減少しても、発光素子64aの発光量を増加させて、受光素子64bの受光量により定まる検出信号の電圧を運転初期に毎回基準値に調整することができるので、長期にわたって正確に洗浄水の濁度を検出することができる。また、洗浄工程を行う前に濁度検出の基準値を調整するので、水滴や蒸気が濁度検出部に付着して濁度検出精度が低下することもない。したがって、長期に渡り精度よく被洗浄物の汚れに応じた洗浄を適切に行うことができる。
(6)検出信号の変化
本実施の形態では、上記の洗浄工程およびすすぎ工程において、濁度検出部60の光センサ64により、洗浄槽2内の洗浄水の濁度が検出される。次に、光センサ64により検出される洗浄水の濁度の変化について説明する。
図7は、光センサ64から出力される検出信号の電圧値(以下、検出電圧と呼ぶ)の変化を示すタイミングチャートである。図7においては、検出電圧の変化の他に、温度センサ17により検出される洗浄水の温度の変化、およびヒータ14のオンオフが示される。
図7の例では、時点t0〜t1の期間に、図4のステップS1の排水/給水工程が行われる。このとき、光センサ64が出力する検出信号の電圧値が基準値(V3)に調整され、洗浄槽2に残留する洗浄水が排出されるとともに水道水が洗浄槽2に供給される。本例では、50℃より低い温度の水道水が洗浄槽2に供給される。排水工程では、洗浄槽2の底部の貯留部12に残っている洗浄水の排水を行う。給水工程では、洗浄槽2の内壁底部から貯留部12に水道水を供給する。したがって、排水/給水工程では、光センサに洗浄水が接触しない。したがって、光センサ64の表面が乾燥している状態で基準値の補正を行うことができるので、水滴や蒸気による誤差の発生を抑制することができる。
次に、時点t1〜t2の期間に、図4のステップS2の洗浄工程が行われる。上記のように、洗浄工程では、被洗浄物10に噴射された洗浄水が洗浄槽2の内部で循環する。この場合、被洗浄物10から除去された汚れが洗浄水に混入するため、洗浄水の濁度が徐々に上昇する。その結果、検出電圧が徐々に低下する。また、被洗浄物10の濁度が大きいほど、洗浄水の濁度がより上昇し、検出電圧がより低下する。
また、時点t1において、ヒータ14がオンされる。洗浄工程においては、洗浄水の温度が規定値T3に達するとヒータ14がオフされ、洗浄水の温度が規定値T2に低下するとヒータ14がオンされる。それにより、洗浄水の温度が規定値T2以上規定値T3以下の範囲に維持される。規定値T2は例えば50℃であり、規定値T3は例えば53℃である。時点t2において、ヒータ14がオフされる。
また、洗浄水の温度が規定値T2よりも高い規定値T1に達すると、光センサ64がオフされる。その後、光センサ64がオフされた状態で、洗浄工程およびすすぎ工程が行わ
れる。規定値T1は例えば60℃である。光センサ64と温度との関係については後述する。
続いて、時点t2〜t3の期間に、図4のステップS3の排水/給水工程が行われる。すなわち、洗浄に用いられた洗浄水が洗浄槽2から排出されるとともに新たな水道水が洗浄槽2に供給される。
続いて、時点t3〜t4の期間に、図4のステップS4のすすぎ工程が行われる。この場合、洗浄工程と同様に、被洗浄物10に噴射された洗浄水が洗浄槽2の内部で循環する。ただし、被洗浄物10の汚れの大部分が洗浄工程で除去されているので、洗浄水の濁度は低くなっている。そのため、洗浄工程に比べて検出電圧が高くなる。
なお、すすぎ工程では、ヒータ14がオフに維持されるが、洗浄工程における洗浄槽2内および洗浄水の循環経路の余熱によって洗浄水の温度が徐々に上昇する。
ここで、洗浄工程において最も低い検出電圧を洗浄最低電圧V1とし、1回目のすすぎ工程において最も低い検出電圧をすすぎ最低電圧V2とする。本実施の形態では、洗浄最低電圧V1、および洗浄最低電圧V1と洗浄最低電圧V2との差分値Voに基づいて、2回目のすすぎを行うか否かが決定される。
具体的には、洗浄最低電圧V1が予め定められた規定値A1よりも高く、かつ洗浄最低電圧V1と洗浄最低電圧V2との差分値Voが予め定められた規定値A2よりも小さい場合、2回目のすすぎが行われない。この場合、時点t4から図4のステップS5の排水/給水工程が開始される。
一方、洗浄最低電圧V1が予め定められた規定値A1よりも低い場合、および洗浄最低電圧V1と洗浄最低電圧V2との差分値Voが予め定められた規定値A2よりも大きい場合には、2回目のすすぎが行われる。この場合、時点t4から図4のステップS3の排水/給水工程およびステップS4のすすぎ工程が再度行われる。
(7)制御系
次に、本実施の形態に係る食器洗い機1の制御系について説明する。図8は、食器洗い機1の制御系の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、食器洗い機1は、制御部70を備える。制御部70は、CPU(中央演算処理装置)70a、メモリ70b、タイマ70c、およびカウンタ70dを含む。
制御部70には、光センサ64、温度センサ17、ポンプ11、ヒータ14、給水弁31aおよび乾燥機構72が接続される。
制御部70は、光センサ64にパルス信号PSと検出電圧切換信号KSを与える。パルス信号PSと検出電圧切換信号KSの詳細については後述する。光センサ64により検出された洗浄水の濁度が、検出信号TSとして制御部70に与えられる。温度センサ17により検出された洗浄水の温度が、温度信号HLとして制御部70に与えられる。
制御部70は、ポンプ11の動作、ヒータ14のオンオフ、給水弁31aの開閉、および乾燥機構72の動作を制御する。
(8)光センサおよび電力供給回路および検出電圧切換回路
図9は、光センサ64の詳細な構成を示す回路図である。図9に示すように、光センサ
64は、電力供給回路71および素子駆動回路73および検出電圧切換回路90を含む。
電力供給回路71は、D/A(デジタル/アナログ)変換回路85、NPNバイポーラトランジスタ(以下、トランジスタと略記する)86、PNPバイポーラトランジスタ(以下、トランジスタと略記する)87および抵抗88を備える。
素子駆動回路73は、発光素子64a、受光素子64b、D/A変換回路81、NPNバイポーラトランジスタ(以下、トランジスタと略記する)82,83、および抵抗84a,84b,84cを備える。
検出電圧切換回路90はNPNバイポーラトランジスタ(以下、トランジスタと略記する)92、および抵抗84d、91を備える。
電力供給回路71および素子駆動回路73および検出電圧切換回路90は、図5のプリント基板64Pに設けられる。素子駆動回路73の発光素子64aおよび受光素子64bは、図6に示したように、凹状部631の両側に配置される。
D/A変換回路85の入力端子は、ノードN1を介して制御部70の出力端子に接続される。D/A変換回路85の出力端子は、トランジスタ86のベースに接続される。トランジスタ86のエミッタは接地端子に接続され、トランジスタ86のコレクタは抵抗88を介してトランジスタ87のベースに接続される。
トランジスタ87のエミッタは電源電圧VDDを受ける電源端子Vdに接続され、コレクタはノードN2に接続される。
D/A変換回路81の入力端子は、ノードN1を介して制御部70の出力端子に接続される。D/A変換回路81の出力端子は、トランジスタ82のベースに接続される。トランジスタ82のコレクタはノードN2に接続され、エミッタは抵抗84aを介してトランジスタ83のベースに接続される。
ノードN2とトランジスタ83のコレクタとの間に発光素子64aが接続される。トランジスタ83のエミッタは、抵抗84bを介して接地電位GNDを有する接地端子に接続される。
ノードN2とノードN3との間に光センサ64の受光素子64bが接続される。ノードN3と接地端子との間には、抵抗84c、84dが接続される。ノードN3の電圧が検出信号TSとして制御部70に与えられる。制御部70はA/D変換回路を内蔵し、与えられた検出信号TSをA/D(アナログ/デジタル)変換し、濁度に対応する検出値(電圧値)を得る。
制御部70は、図10に示す可変のオン時間Tを有するパルス信号PSをノードN1を介して電力供給回路71のD/A変換回路85および素子駆動回路73のD/A変換回路81に与える。また、パルス信号PSは周期512μSを一定として、オン時間Tを変更することにより得られる。
電力供給回路71のD/A変換回路85は、制御部70から与えられたパルス信号PSのオン時間Tに応じた電圧をトランジスタ86のベースに出力する。トランジスタ86には、D/A変換回路85から出力される電圧に応じた電流が流れる。トランジスタ87のベースには、トランジスタ86に流れる電流に応じた電圧が与えられる。トランジスタ87には、そのベース電圧に応じた電流が流れる。
また、素子駆動回路73のD/A変換回路81は、制御部70から与えられたパルス信号PSのオン時間Tに応じた電圧をトランジスタ82のベースに出力する。トランジスタ82には、D/A変換回路81から出力される電圧に応じた電流が流れる。トランジスタ83のベースには、トランジスタ82に流れる電流に応じた電圧が与えられる。トランジスタ83には、そのベース電圧に応じた電流が流れる。
制御部70からのパルス信号PSのオン時間Tが変化すると、D/A変換回路85から出力される電圧およびD/A変換回路81から出力される電圧が変化し、トランジスタ86に流れる電流およびトランジスタ82に流れる電流が変化する。それにより、トランジスタ87、発光素子64aおよびトランジスタ83に流れる電流が変化する。したがって、発光素子64aの発光強度が変化し、受光素子64bの受光量が変化する。その結果、受光素子64bおよび抵抗84c、84dに流れる電流が変化し、ノードN3の電圧(検出信号TSの電圧値)が変化する。
検出電圧切換部90は、制御部70から出力される検出信号KSを抵抗91を介してトランジスタ92のベースに出力する。トランジスタ92のコレクタは抵抗84cと直列に接続された抵抗84dのノードN4に接続される。トランジスタ92のエミッタは接地端子に接続される。制御部70からの出力信号KSは0Vまたは5Vを出力し、0Vのとき、トランジスタ92は動作しないで検出信号TSはトランジスタ64bを流れる電流が抵抗84cと抵抗84dによって電圧に変換された値となる。また、検出電圧切換信号KSが5Vのとき、トランジスタ92が動作することにより、トランジスタ92のコレクタとエミッタ間の電圧は0Vになるので、ノード4は接地端子に接続された状態になる。よって、トランジスタ64bを流れる電流は抵抗84cのみによって電圧に変換される。上記のように、洗浄工程において、図3の第3の流路Rcに供給された洗浄水は、発光素子64aと受光素子64bとの間に導かれる。洗浄工程の前に受光素子64bの受光量を基準値(一定値)に調整した後、洗浄水が導かれると濁度に応じて、受光素子64bの受光量が変化する。それにより、ノードN3に流れる電流が変化し、ノードN3の電圧が変化する。
また、制御部70からのパルス信号PSのオン時間Tが0である場合、D/A変換回路85から出力される電圧が0になり、電力供給回路71のトランジスタ86がオフし、トランジスタ87がオフする。それにより、発光素子64aがオフする。
本実施の形態では、図4のステップS1の排水/給水工程中、すなわち、センサ収容カバー630(図5)の凹状部631に洗浄水が存在しない状態で、パルス信号PSのオン時間Tを調整するための出力調整処理が制御部70により行われる。
図11は、制御部70による出力調整処理を示すフローチャートである。 図に示すように、制御部70は、カウンタ70dをn=0に設定する。(ステップS101)次に、メモリ70bに記憶されているパルス信号PSのオン時間T=256μsに設定する(ステップS102)。
次に制御部70は検出電圧切換信号KSを5Vで出力する。(ステップS103)カウンタ70dがn=8でない場合(ステップS104)、パルス信号PSのオン時間T=256μsのパルス信号が出力される。(ステップS105)次に、60msの遅延時間を設ける(ステップS106)これは、制御部70がパルス信号PSを出力して、検出信号TSが安定するまでの時間待機させるためである。制御部70は検出信号TSの電圧値(検出電圧)が予め定められた基準値V3+ΔV以下かどうかを判定する。(ステップS106)たとえば、基準値V3は3V以上4V以下の範囲に定められ、公差ΔVは0.1V
以上0.2V以下の範囲に定められる。検出信号TSの電圧値があらかじめ定められた基準値+公差(V3+ΔV)を超える場合、カウンタ70dをn=n+1として1繰り上げる。(ステップS108)次に、パルス信号PSのオン時間Tから256/2μs減じる。n=1のとき、パルス信号PSのオン時間Tは、256/2=128減じられるので、オン時間T=256−128=128(μs)のオン時間になる。(ステップS108)ステップ106で検出信号TSの電圧値がV3+ΔV以下の場合、検出信号TSの電圧値がV3−ΔV以上か判定する。(ステップS110)検出信号TSの電圧値があらかじめ定められた基準値−公差(V3−ΔV)未満の場合、カウンタ70をn=n+1としてカウントを1つ繰り上げる。(ステップS111)次に、パルス信号PSのオン時間Tに、256/2μs加えられる。(ステップS112)たとえば、現在のオン時間T=128μsで、n=2のとき、パルス信号PSのオン時間T=128+256/4=192(μs)になる。ステップS107とステップS110で検出信号TSの電圧値が基準値±公差内に入ると出力調整処理が終了する。
図12は出力調整処理時の検出信号TSの電圧値の変化の実施例を示す。カウンタ70dがn=0のとき、パルス信号PSのオン時間TはT=256(μs)である。このときの検出信号TSの電圧値が3.0Vになったとすると、3.0<3.6(基準値)+0.1(公差)の関係になり、そこでパルス信号PSのオン時間Tを増加させる。よって、n=1のときT=256+256/2=384(μs)になる。このときの検出信号TSの電圧値が4.0Vになったとすると、4.0>3.7の関係になり、そこでパルス信号PSのオン時間Tを減少させる。n=2のときT=384−256/4=320(μs)になる。このときの検出信号TSの電圧値が3.8Vになったとすると、3.8>3.7の関係になり、さらにパルス信号PSのオン時間Tを減少させる。n=3のとき、T=320−256/6=288(μs)になる。このときの検出信号TSの電圧値が3.55Vになると、3.6V±0.1の範囲に入るので出力調整処理が終了する。パルス信号PSのオン時間Tを変更してから次にオン時間Tを変更するまで、60msの遅延時間が設けられているので、検出信号TSの電圧が安定した値になってから基準電圧と比較することができる。
ステップS104でカウンタ70dがn=8のとき、検出電圧切換信号KSが5V出力されているかどうかを判断する。(ステップS113)5V出力されているときは、カウンタ70dがn=0に設定する。(ステップS114)次に、検出電圧切換信号KSが0Vを出力するようにして、トランジスタ92をオフにし、検出信号TSの電圧を抵抗84cと抵抗84dによって得られるようにする。たとえば、トランジスタ64bを流れる電流を1.5mA、抵抗84cが2kΩとすると、検出信号TSは1.5×2=3.0Vになる。抵抗84dを1kΩとすると、検出信号TSは1.5×(2+1)=4.5Vになり、検出信号TSを増幅することができるので、検出電圧が低い場合であっても出力調整が可能になる。抵抗84c、84dの値はあらかじめ、光センサ64のばらつきや経年変化による劣化を考慮して、検出信号TSが基準電圧に調整できるような値に設定される。図13にパルス信号PSのオン時間Tと検出信号TSの電圧の関係のグラフを示す。抵抗84cによって検出信号TSの電圧が決まる場合(検出電圧切換信号KSが5V)、抵抗84cが小さいとパルス信号PSのオン時間Tを最大の512μsに近づけても検出信号
TSの電圧は基準値に達しないことになる。(図13の(a))逆に抵抗84cが大きいとパルス信号PSのオン時間Tを大きくしていくと途中で飽和してオン時間を変えても検出信号TSが変化しなくなる。(図13の(c))たとえば、パルス信号PSのオン時間T=120(μs)で検出信号TSの電圧が約5Vになってしまうと、上記の出力調整処理時にオン時間を0から120(μs)の間で調整しなければならなくなる。これは最適な抵抗値の場合(図13の(b))のオン時間0から512(μs)の約1/4の精度(120/512)で調整することになる(一定時間で調整する場合)。すなわち、基準値±公差の範囲内に調整できない場合が発生する(公差を大きくすれば調整できるが、汚れの検知精度が悪くなる)。
本実施例では検出電圧切換信号KSを1つ設けたが、複数設けることにより、さらに、検出信号TSの電圧が調整しやすくなる。複数設けると、発光素子64a、受光素子64bの部品の特性ばらつきや経年変化による劣化、洗浄水の汚れや水滴や蒸気が凹状部631の内表面に付着することによる検出信号の低下時にも調整が可能になる。
図11のフローチャートにおいて、検出電圧切換信号KSを0Vに設定すると(ステップS115)上記と同様にステップS105からステップS112の調整が行われる。発光素子64aや受光素子64bの故障や光センサ64の回路部品の故障により、調整できない場合はステップS104でカウンタ70dがn=8であり、かつ、ステップS113で検出電圧切換信号が0Vの場合に、異常検知を行って(ステップS116)、調整を終了する。このとき、制御部70は洗浄水の汚れが大きいとみなして以降の動作を行う。
図14は洗浄水の濁度と検出信号TSの電圧の関係を示すグラフである。実線は検出電圧切換信号が5Vのときであり、点線は検出電圧切換信号0Vのときを示す。洗浄前に検出信号TSの電圧を基準値±公差に調整した後、洗浄時に洗浄水の濁度を検出信号の電圧の低下で判断するとき、検出信号TSの電圧は検出電圧切換信号が0V、5Vのいずれであっても、同じ変化をしていることがわかる。すなわち、抵抗値(84cや84d)の値によらず、洗浄前に検出信号TSの電圧を基準値±公差に精度良く調整すれば、洗浄水の濁度も同じ精度で検出できることになる。
洗浄工程およびすすぎ工程においては、出力調整処理で調整されたオン時間Tを有するパルス信号PSが制御部70から出力される。
また、発光素子64aや受光素子64bの特性にばらつきがあるので、パルス信号PSのオン時間Tを一定にすると、洗浄水の濁度が同じであっても検出信号TSの電圧値は同じにならない。そのため、洗浄水の濁度を正確に検出することができない。
そこで、食器洗い機1を使用する毎に、予め出力調整処理によって検出信号TSの電圧値が基準値V3と一致するようにパルス信号PSのオン時間Tを調整することにより、発光素子64aおよび受光素子64bの特性に起因する検出信号TSの電圧値のばらつきをなくすことができる。
また、発光素子64aおよび受光素子64bが経年変化で劣化した場合も、パルス信号PSのオン時間Tを一定にすると、洗浄水の濁度が同じであっても検出信号TSの電圧値が異なることになる。そのため、洗浄水の濁度を正確に検出することができない。このような場合にも、発光素子64aおよび受光素子64bの経年変化による劣化に起因する検出信号TSの電圧値のばらつきをなくすことができる。
さらに、食器洗い機1の使用により、センサ収容カバー630(図5)の凹状部631が汚れが付着することがある。凹状部631の汚れとしては、食材に含まれる油による汚れ、カレー等の色の濃い食材による色素汚れ、および洗浄水中に含まれるカルシウム等の硬水成分による汚れ(水垢)等が挙げられる。これらにより凹状部631が汚れている場合、検出信号TSの電圧値が凹状部631が清浄な状態である場合に比べて変化する。
そこで、センサ収容カバー630(図6)の凹状部631に洗浄水が存在しない状態で出力調整処理を行うことにより、凹状部631の汚れに起因する検出信号TSの電圧値の変化が補償される。それにより、センサ収容カバー630の凹状部631が汚れている場合でも、洗浄水の濁度を正確に認識することができる。
(9)制御動作
次に、制御部70の制御動作について説明する。図15〜図19は、制御部70の制御動作を示すフローチャートである。
図15に示すように、まず、制御部70は、上記の出力調整処理を行う(ステップS11)。これにより、検出信号TSの電圧値が基準値V3となるように、パルス信号PSのオン時間Tが調整される。メモリ70bに記憶されたオン時間Tが調整後のオン時間Tに更新される。
その後、制御部70は、パルス信号PSのオン時間Tを0にすることにより、光センサ64をオフする(ステップS12)。
次に、制御部70は、ポンプ11のモータを逆方向に回転させることにより、洗浄槽2内に残留する洗浄水を排出する(ステップS13)。次に、制御部70は、給水弁31aの開閉を制御することにより、洗浄槽2の貯留部12に所定量の洗浄水を供給する(ステップS14)。
次に、制御部70は、温度センサ17からの温度信号HLに基づいて、貯留部12内の洗浄水の温度が規定値T1よりも低いか否かを判定する(ステップS15)。上記のように、規定値T1は、例えば60℃である。
貯留部12内の洗浄水の温度が規定値T1よりも低い場合、制御部70は、光センサ64をオンする(ステップS16)。具体的には、制御部70は、ステップS11の出力調整処理により調整したオン時間Tを有するパルス信号PSを出力する。これにより、発光素子64aが発光する。
次に、制御部70は、光センサ64からの検出信号TSの最低電圧値の記憶を開始する(ステップS17)。具体的には、制御部70は、最初にステップS15の時点で光センサ64から出力される検出信号TSの電圧値を洗浄最低電圧V1としてメモリ70bに記憶する。その後、制御部70は、光センサ64から出力される検出信号TSの電圧値がメモリ70bに記憶される洗浄最低電圧V1よりも低くなるごとに、洗浄最低電圧V1を低い電圧値に更新する。
続いて、制御部70は、被洗浄物10の洗浄を開始する(ステップS18)。具体的には、制御部70は、ポンプ11のモータを正方向に回転させることにより、洗浄槽2内で洗浄水を循環させ、被洗浄物10に洗浄水を連続的に噴射させる。
一方、ステップS15において、貯留部12内の洗浄水の温度が規定値T1以上である場合、制御部70は、図9の光センサ64をオフに固定する(ステップS19)。この場合、食器洗い機1の動作が終了するまで、光センサ64がオフに維持される。
また、制御部70は、洗浄最低電圧V1を0としてメモリ70bに記憶する(ステップS20)。その後、制御部70は、被洗浄物10の洗浄を開始する(ステップS18)。
次に、図16に示すように、制御部70は、温度センサ17からの温度信号HLに基づいて、洗浄槽2内で循環される洗浄水の温度が規定値T1よりも低いか否かを判定する(ステップS21)。
洗浄槽2内で循環される洗浄水の温度が規定値T1以上である場合、制御部70は、上
記のステップS19,S20と同様に、光センサ64をオフに固定し、洗浄最低電圧V1を0としてメモリ70bに記憶する(ステップS22,S23)。その後、制御部70は、ステップS24の処理に進む。なお、上記のステップS19,S20の処理を行っている場合、ステップS22,S23の処理は行われない。
一方、ステップS21において、洗浄槽2内で循環される洗浄水の温度が規定値T1よりも低い場合、制御部70は、予め設定された洗浄規定時間が経過したか否かを判定する(ステップS24)。
洗浄規定時間が経過していない場合、制御部70は、温度センサ17からの温度信号HLに基づいて、洗浄槽2内で循環される洗浄水の温度が規定値T2以下である否かを判定する(ステップS25)。上記のように、規定値T2は、例えば50℃である。
洗浄槽2内で循環される洗浄水の温度が規定値T2より高い場合、制御部70は、ステップS21の処理に戻る。
洗浄槽2内で循環される洗浄水の温度が規定値T2以下である場合、制御部70は、ヒータ12をオンする(ステップS26)。これにより、洗浄槽2内で循環される洗浄水の温度が徐々に上昇する。
次に、制御部70は、上記の洗浄規定時間が経過したか否かを判定する(ステップS27)。
洗浄規定時間が経過していない場合、制御部70は、温度センサ17からの温度信号HLに基づいて、洗浄槽2内で循環される洗浄水の温度が規定値T3に達したか否かを判定する(ステップS28)。上記のように、規定値T3は、例えば52℃である。
洗浄槽2内で循環される洗浄水の温度が規定値T3より低い場合、制御部70は、ステップS27の処理に戻る。
洗浄槽2内で循環される洗浄水の温度が規定値T3に達した場合、制御部70は、ヒータ12をオフする(ステップS29)。これにより、洗浄槽2内で循環される洗浄水の温度が徐々に下降する。その後、制御部70は、ステップS21の処理に戻る。
ステップS24において、洗浄規定時間が経過した場合、制御部70は、その時点でメモリ70bに記憶される洗浄最低電圧V1を確定する(ステップS31)。なお、ステップS20,S23の処理を行った場合、洗浄最低電圧V1は0である。
その後、制御部70は、光センサ64をオフするとともに(ステップS32)、ポンプ11の動作を停止して被洗浄物10の洗浄を終了する(ステップS32)。
ステップS27において、洗浄規定時間が経過した場合、制御部70は、ヒータ12をオフし(ステップS30)、ステップS31の処理に進む。
次に、図17に示すように、制御部70は、ポンプ11のモータを逆方向に回転させることにより、洗浄槽2内の洗浄水を排出する(ステップS41)。次に、制御部70は、給水弁31aの開閉を制御することにより、洗浄槽2の貯留部12に所定量の洗浄水を供給する(ステップS42)。
次に、制御部70は、温度センサ17からの温度信号HLに基づいて、貯留部12内の
洗浄水の温度が規定値T1よりも低いか否かを判定する(ステップS43)。
貯留部12内の洗浄水の温度が規定値T1よりも低い場合、制御部70は、光センサ64をオンするとともに(ステップS44)、光センサ64からの検出信号TSの最低電圧値の記憶を開始する(ステップS45)。
この場合、制御部70は、ステップS44の時点で光センサ64から出力される検出信号TSの電圧値をすすぎ最低電圧V2としてメモリ70bに記憶する。その後、制御部70は、光センサ64から出力される検出信号TSの電圧値が、メモリ70bに記憶されるすすぎ最低電圧V2よりも低くなるごとに、メモリ70bに記憶されるすすぎ最低電圧V2を低い電圧値に更新する。
次に、制御部70は、被洗浄物10の第1のすすぎを開始する(ステップS46)。具体的には、制御部70は、ポンプ11のモータを正方向に回転させることにより、洗浄槽2内で洗浄水を循環させ、被洗浄物10に洗浄水を連続的に噴射させる。
一方、ステップS43において、貯留部12内の洗浄水の温度が規定値T1以上である場合、制御部70は、光センサ64をオフに固定する(ステップS47)。なお、ステップS19,S22で既に光センサ64がオフに固定されている場合、ステップS47の処理は行われない。
次に、制御部70は、すすぎ最低電圧V2を0としてメモリ70bに記憶する(ステップS48)。その後、制御部70は、被洗浄物10の第1のすすぎを開始する(ステップS46)。
次に、制御部70は、予め定められた第1のすすぎ規定時間が経過したか否かを判定する(ステップS49)。
第1のすすぎ規定時間が経過していない場合、制御部70は、ステップS49の処理を繰り返す。
第1のすすぎ規定時間が経過した場合、制御部70は、その時点でメモリ70bに記憶されるすすぎ最低電圧V2を確定する(ステップS50)。なお、ステップS48の処理を行った場合、すすぎ最低電圧V2は0である。
次に、制御部70は、光センサ64をオフする(ステップS51)。なお、ステップS19,S22,S47で既に光センサ64がオフされている場合、ステップS51の処理は行われない。
その後、制御部70は、ポンプ11の動作を停止し、被洗浄物10の第1のすすぎを終了する(ステップS52)。
次に、図18に示すように、制御部70は、図12のステップS31で確定された洗浄最低電圧V1が、予め定められた規定値A1以下であるか否かを判定する(ステップS61)。
洗浄最低電圧V1が規定値A1より高い場合、制御部70は、洗浄最低電圧V1と、図17のステップS50で確定されたすすぎ最低電圧V2との差分値Voが、予め定められた規定値A2以上であるか否かを判定する(ステップS62)。
ステップS62において、洗浄最低電圧V1と最低電圧V2との差分値Voが規定値A2よりも小さい場合、制御部70は、後述のステップS68の処理に進む。
一方、ステップS61において洗浄最低電圧V1が規定値A1以下である場合、または、ステップS62において洗浄最低電圧V1とすすぎ最低電圧V2との差分値Voが規定値A2以上である場合、制御部70は、ポンプ11のモータを逆方向に回転させることにより、洗浄槽2内の洗浄水を排出する(ステップS63)。次に、制御部70は、給水弁31aの開閉を制御することにより、洗浄槽2の貯留部12に所定量の洗浄水を供給する(ステップS64)。
次に、制御部70は、ポンプ11のモータを正方向に回転させることにより、被洗浄物10の第2のすすぎを開始する(ステップS65)。
次に、制御部70は、予め定められた第2のすすぎ規定時間が経過したか否かを判定する(ステップS66)。第2のすすぎ規定時間が経過していない場合、制御部70は、ステップS66の処理を繰り返す。第2のすすぎ規定時間が経過した場合、制御部70は、ポンプ11の動作を停止し、被洗浄物10の第2のすすぎを終了する(ステップS67)。
次に、制御部70は、ポンプ11のモータを逆方向に回転させることにより、洗浄槽2内の洗浄水を排出する(ステップS68)。次に、制御部70は、給水弁31aの開閉を制御することにより、洗浄槽2の貯留部12に所定量の洗浄水を供給する(ステップS69)。
次に、図19に示すように、制御部70は、ヒータ12をオンする(ステップS71)。これにより、貯留部12に供給された洗浄水の温度が上昇する。
次に、制御部70は、ポンプ11のモータを正方向に回転させることにより、高温の洗浄水を被洗浄物10に噴射させ、被洗浄物10の加熱すすぎを開始する(ステップS72)。
次に、制御部70は、温度センサ17からの温度信号HLに基づいて、循環される洗浄水の温度が規定値T4に達したか否かを判定する(ステップS73)。規定値T4は、例えば70℃である。
循環される洗浄水の温度が規定値T4に達していない場合、制御部70は、ステップS73の処理を繰り返す。
循環される洗浄水の温度が規定値T4に達した場合、制御部70は、ポンプ11の動作を停止し、被洗浄物10の加熱すすぎを終了する(ステップS74)。
次に、制御部70は、ヒータ12をオフする(ステップS75)。次に、制御部70は、ポンプ11のモータを逆方向に回転させることにより、洗浄槽2内の洗浄水を排出する(ステップS76)。
次に、制御部70は、ヒータ12をオンするとともに(ステップS77)、洗浄槽2の内部空間に気流が発生するように乾燥機構72を制御することにより、被洗浄物10の乾燥を開始する(ステップS78)。
次に、制御部70は、予め定められた乾燥規定時間が経過したか否かを判定する(ステ
ップS79)。乾燥規定時間が経過していない場合、制御部70は、ステップS79の処理を繰り返す。乾燥規定時間が経過した場合、制御部70は、乾燥機構72の動作を停止することにより、被洗浄物10の乾燥を終了する(ステップS80)。これにより、食器洗い機1における一連の処理が終了する。
(10)効果
(10−a)このように、本実施の形態では、洗浄期間前に行われる排水/給水行程中に受光素子bの受光量により定まる検出信号の電圧値を一定にする調整が行われる。受光素子64bにより定まる検出信号の電圧値を所定の電圧(基準値)にするように、制御部70は発光素子64aの発光量を調整する。その結果、発光素子64aや受光素子64bが経年変化により劣化したり、センサー収容カバー630の経年変化による劣化や洗浄水に含まれる汚れの付着により、受光素子64bの受光量が減少しても、発光素子64aの発光量を増加させて、受光素子64bの受光量により定まる検出信号の電圧を運転初期に毎回基準値に調整することができるので、長期にわたって正確に洗浄水の濁度を検出することができる。また、洗浄期間を行う前に調整を行うので、水滴や蒸気が濁度検出部に付着して濁度検出精度を低下させることもない。したがって、長期に渡り精度よく被洗浄物の汚れに応じた洗浄を適切に行うことができる。
また、さらに発光素子64aや受光素子64bが劣化し、かつ、汚れの付着が進んで、受光素子64bの受光量が減少しても、検出電圧切換信号KSを設けたことにより、検出信号TSの電圧が低く発光素子64aの発光量を増加させても調整できない場合でも、検知電圧を増幅して基準値に調整できるので、長期に渡り精度よく被洗浄物の汚れに応じた洗浄を適切に行うことができる。
また、光センサ64の故障により、発光素子64aの発光量を増加させ、かつ、検出電圧切換信号KSにより検知電圧を増幅しても、検出信号TSの電圧が基準値に調整できない場合は、異常とみなして、最大の濁度が検出されたときの洗浄条件を設定するので、被洗浄物の汚れは十分に落とすことができる。
(10−b)このように、本実施の形態では、ステップS61において、洗浄工程における洗浄最低電圧V1が規定値A1と比較される。洗浄最低電圧V1が規定値A1よりも低い場合には、洗浄水の濁度が高いと判定される。この場合、被洗浄物10の濁度が大きいと判定される。
一方、光センサ64による検出条件が異なると、洗浄水の濁度が同じであっても、検出信号TSの電圧値に差が生じる。そのため、洗浄最低電圧V1が規定値A1より高い場合でも、実際には洗浄水の濁度が高い場合がある。
光センサ64による検出条件は、発光素子64aおよび受光素子64bの特性、光センサ64の部品組み付け性、センサ収容カバー630の凹状部631の汚れ、センサ収容カバー630の凹状部631への洗浄液の供給状態等を含む。
本実施の形態では、出力調整処理により光センサ64による検出条件を一定にすることができる。
しかしながら、センサ収容カバー630の凹状部631に水滴が付着する状態では、水滴によって光が乱反射または発散することにより、検出信号TSの電圧値が低くなる。この状態で、ステップS1の出力調整処理を行うと、水滴による影響がない状態で出力調整処理が行われる場合に比べて、発光素子94aの発光強度が高くなるように、パルス信号PSのオン時間Tが調整される。
この場合、洗浄工程およびすすぎ工程における検出信号TSの電圧値が、水滴による影響がない状態で出力調整処理が行われる場合に比べて、相対的に高くなる。これにより、実際には洗浄水の濁度が高くても、洗浄最低電圧V1が規定値A1より高くなる可能性がある。
また、本実施の形態では、洗浄工程において、洗浄槽2内で循環される洗浄水の温度が規定値T2以上規定値T3以下の範囲で維持される。この場合、規定値T2,T3を適切に設定することにより、低温で除去しにくい被洗浄物10の汚れを十分に除去することができる。低温で除去しにくい汚れとしては、例えば、牛脂、またはラード等の油汚れが挙げられる。
また、洗浄工程においては、検出信号TSの最も低い電圧値が洗浄最低電圧V1として用いられる。それにより、被洗浄物10から低温で除去しにくい汚れ等が十分に除去されていない状態の洗浄液の濁度が被洗浄物10の濁度の判定に用いられることがない。したがって、被洗浄物10の濁度が誤って判定されることが防止される。
なお、上記のように、洗浄水の温度が所定の範囲に調整されることにより、被洗浄物10の汚れを十分に除去することができる。そのため、洗浄水の温度が所定の範囲に調整された後に光センサ64による濁度の検出が開始されてもよい。
(11)他の実施の形態
上記実施の形態では、洗浄工程における洗浄水の濁度、および洗浄工程における洗浄水の濁度と第1のすすぎ工程における洗浄水の濁度との差に基づいて、すすぎ工程の回数が制御されるが、洗浄工程における洗浄水の濁度、および洗浄工程における洗浄水の濁度と第1のすすぎ工程における洗浄水の濁度との差に基づいて、他の制御が行われてもよい。
例えば、洗浄工程における洗浄水の濁度、および洗浄工程における洗浄水の濁度と1回目のすすぎ工程における洗浄水の濁度との差に基づいて、2回目のすすぎ工程で用いる洗浄水の量を調整してもよい。この場合、被洗浄物10の濁度が大きいと判定される場合、2回目のすすぎ工程で用いる洗浄水の量を比較的多く調整され、被洗浄物10の濁度が小さいと判定される場合、2回目のすすぎ工程で用いる洗浄水の量が比較的少なく調整される。
また、洗浄工程における洗浄水の濁度および1回目のすすぎ工程における洗浄水の濁度に基づいて、2回目のすすぎ工程の時間を調整してもよい。この場合、被洗浄物10の濁度が大きいと判定される場合、2回目のすすぎ工程の時間が比較的長く調整され、被洗浄物10の濁度が小さいと判定される場合、2回目のすすぎ工程の時間が比較的短く調整される。
また、被洗浄物10の濁度を正確に判定することが可能であれば、洗浄工程における洗浄水の濁度と1回目のすすぎ工程における洗浄水の濁度との差のみに基づいて、1回目のすすぎ工程後の動作の制御を行ってもよい。
また、上記実施の形態では、洗浄工程における洗浄水の濁度、1回目のすすぎ工程における洗浄水の濁度が光センサ64により検出されるが、他のタイミングで洗浄水の濁度が検出されてもよい。
例えば、1回目のすすぎ工程における洗浄水の濁度、および2回目のすすぎ工程における洗浄水の濁度が検出され、1回目のすすぎ工程における洗浄水の濁度と2回目のすすぎ
工程における洗浄水の濁度との差に基づいて、2回目のすすぎ工程の後の動作が制御されてもよい。
この場合、例えば1回目のすすぎ工程における洗浄水の濁度と2回目のすすぎ工程における洗浄水の濁度との差が大きい場合に、3回目のすすぎ工程を行うことができる。また、2回目のすすぎ工程における洗浄水の濁度が1回目のすすぎ工程における洗浄水の濁度よりも高くなることも考えられる。その場合、3回目のすすぎ工程を行うこと、または再度洗浄工程を行うことにより、確実に被洗浄物10を清浄にすることができる。
また、本実施の形態では、洗浄期間が、洗浄工程及びすすぎ工程を有するが、さらに乾燥工程を有しても良い。また、洗浄期間が、洗浄工程のみ、すすぎ工程のみ若しくは乾燥工程のみであっても良く、食器洗い機の運転において、洗浄水噴射機構である、回転洗浄ノズル若しくは固定洗浄ノズルから洗浄水が噴射される前に、濁度検出部により検出される値を基準値に調整すれば良い。
(12)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態においては、回転洗浄ノズル3,4,7および固定洗浄ノズルが洗浄水噴射機構の例であり、温度センサ17が温度検出部の例であり、ヒータ14が加熱部の例であり、時点t1〜時点t2が洗浄期間の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、食器洗い機等の被洗浄物を洗浄する洗浄装置に有効に利用することができる。
1 食器洗い機
2 洗浄槽
3,4,7 回転洗浄ノズル
5 固定洗浄ノズル
10 被洗浄物
11 ポンプ
12 貯留部
14 ヒータ
17 温度センサ
60 濁度検出部
64 光センサ
64a 発光素子
64b 受光素子
70 制御部

Claims (3)

  1. 洗浄水を噴射して被洗浄物を洗浄する食器洗い機であって、
    洗浄水を貯留する貯留部を有し、被洗浄物を収容する洗浄槽と、
    前記洗浄槽に収容された被洗浄物に前記貯留部に貯留された洗浄水を噴射して被洗浄物を洗浄する洗浄水噴射機構と、
    前記洗浄槽内で前記貯留部に貯留可能な洗浄水の残水水位よりも高い位置に設けられ、発光素子による光を受光素子が受光して前記洗浄槽内の洗浄水の濁度を検出する濁度検出部と、
    前記濁度検出部により検出される値を変更させる検出電圧切換部と、
    被洗浄物を洗浄するように洗浄水噴射機構を動作させる洗浄期間を行う前に、前記濁度検出部により検出される値を基準値に調整したのち、前記洗浄期間において前記濁度検出部により検出される洗浄水の濁度に基づいて、前記被洗浄物の洗浄条件を設定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記濁度検出部により検出される値が前記発光素子の発光量を所定の範囲で調整することにより基準値に調整できなければ、前記検出電圧切換部を動作させて前記濁度検出部により検出される値を変更するようにしたのち、再度、前記濁度検出部により検出される値を前記発光素子の発光量を調整して基準値に調整することを特徴とする食器洗い機。
  2. 前記制御部は、前記検出電圧切換部を動作させる時の検出電圧切換信号を複数有することを特徴とする請求項1記載の食器洗い機。
  3. 前記制御部は、前記検出電圧切換部を動作させても前記濁度検出部により検出される値が基準値に調整できない場合に、前記濁度検部が最大の濁度を検出したとみなすことを特徴とする請求項1または2記載の食器洗い機。
JP2009156704A 2009-07-01 2009-07-01 食器洗い機 Expired - Fee Related JP5018834B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009156704A JP5018834B2 (ja) 2009-07-01 2009-07-01 食器洗い機
KR1020100063012A KR101217384B1 (ko) 2009-07-01 2010-06-30 식기 세척기
CN2010102212548A CN101940460B (zh) 2009-07-01 2010-07-01 餐具清洗机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009156704A JP5018834B2 (ja) 2009-07-01 2009-07-01 食器洗い機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011010799A JP2011010799A (ja) 2011-01-20
JP5018834B2 true JP5018834B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=43432810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009156704A Expired - Fee Related JP5018834B2 (ja) 2009-07-01 2009-07-01 食器洗い機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5018834B2 (ja)
KR (1) KR101217384B1 (ja)
CN (1) CN101940460B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013085763A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Mitsubishi Electric Corp 食器洗浄機
CN114570730A (zh) * 2021-12-31 2022-06-03 苏州普惠环保服务有限公司 一种用于清洗托盘的清洗工艺

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2567747B2 (ja) * 1991-03-27 1996-12-25 三洋電機株式会社 食器洗い乾燥機
JPH0793918B2 (ja) * 1992-02-04 1995-10-11 三洋電機株式会社 食器洗い乾燥機の制御装置
JP2664583B2 (ja) * 1992-02-05 1997-10-15 三洋電機株式会社 洗浄機
US5444531A (en) * 1994-05-20 1995-08-22 Honeywell Inc. Sensor with led current control for use in machines for washing articles
JP3171531B2 (ja) * 1994-09-22 2001-05-28 株式会社東芝 食器洗浄機
JPH11207090A (ja) * 1998-01-21 1999-08-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
CN1682636A (zh) * 2004-04-12 2005-10-19 乐金电子(天津)电器有限公司 洗碗机的混浊度通知方法
CN1714733A (zh) * 2004-06-14 2006-01-04 乐金电子(天津)电器有限公司 餐具洗涤机以及其过程控制方法
CN1778256A (zh) * 2004-11-26 2006-05-31 乐金电子(天津)电器有限公司 洗碗机混浊度传感器安装结构
JP4442447B2 (ja) * 2005-01-28 2010-03-31 パナソニック株式会社 食器洗い機
JP2007007282A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Sanyo Electric Co Ltd 食器洗い機
DE102007031480B4 (de) * 2007-07-06 2009-05-14 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Sensoreinrichtung und Verfahren zur Erfassung der Trübung von Spülflotte

Also Published As

Publication number Publication date
CN101940460B (zh) 2012-10-31
KR101217384B1 (ko) 2012-12-31
CN101940460A (zh) 2011-01-12
JP2011010799A (ja) 2011-01-20
KR20110002438A (ko) 2011-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4852116B2 (ja) 食器洗い機
KR101054435B1 (ko) 식기 세척기의 제어방법
JP2011092316A (ja) 食器洗い機
KR20100037456A (ko) 식기 세척기의 제어방법
JP5018834B2 (ja) 食器洗い機
JP4752960B2 (ja) 食器洗い機
JP5278201B2 (ja) 食器洗い機
KR101132906B1 (ko) 식기 세척기
WO2011161852A1 (ja) 食器洗い機
JP4939561B2 (ja) 食器洗い機
JP5341578B2 (ja) 食器洗い機
JP4816770B2 (ja) 食器洗い機
CN1262234C (zh) 餐具清洗机
JP4707348B2 (ja) 食器洗い機
JP5251785B2 (ja) 食器洗い機
JP5669702B2 (ja) 食器洗浄機
JP4129412B2 (ja) 食器洗浄機
JP5263083B2 (ja) 食器洗い機
JP2023068292A (ja) 食器洗い機、洗浄方法、及び制御プログラム
JP2005253623A (ja) 食器洗い機
JP2023068293A (ja) 食器洗い機、洗浄方法、及び制御プログラム
JP2023068291A (ja) 食器洗い機、洗浄方法、及び制御プログラム
JP2011030622A (ja) 食器洗浄機
JP2011045620A5 (ja)
JP2011030624A (ja) 食器洗浄機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110623

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120208

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120528

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5018834

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees