JP5018619B2 - 撮影装置 - Google Patents

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本発明は、デジタルカメラなどの撮影装置に関するものである。
撮影により取得された画像に対して画像処理を施し、画像処理が施された画像を用いた写真プリントが一般に提供されている。このような写真プリントにおいては、スナップ写真、ポートレート写真など、顧客が望む用途に合わせた画像処理を施している。しかしながら、顧客が持ち込んだ画像の中には、被写体となる人物の顔の表情が、顧客が望む用途に適していない画像もあることから、このような画像に対しては、目の領域や口の領域を他の画像から抽出される目の領域や口の領域と差し替え、被写体の顔の表情を変更する技術が提供されている(例えば特許文献1等)。この特許文献1には、赤目が発生した画像の赤目の部分を、他の画像の目の部分と差し替えることで正常な画像に修正することが開示されている。
特開2002−288681号公報
しかしながら、特許文献1においては、赤目が発生した画像と、差し替える他の画像とは撮影条件が大きく異なることから、赤目が発生した画像の赤目の部分を他の画像の目の部分と差し替えただけでは、差し替えにより得られる画像が違和感の生じるものとなりやすい。
本発明は、赤目が生じた画像を好適に赤目補正する撮影装置を提供することを目的とする。
上述した目的を解決するために、第1の発明の撮影装置は、被写体の目の部分を含む第1画像、及び、前記第1画像に含まれる前記被写体の目の部分を含み前記第1画像よりも高画質な第2画像を取得可能な画像取得部と、前記第2画像の目の部分について赤目補正を行う赤目補正手段と、前記赤目補正部で補正された前記第2画像の前記目の部分を用いて、前記第1画像を画像補正する画像補正部と、を備えたことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記第2画像の前記目の部分は、前記第1画像の前記目の部分よりも解像度が高いことを特徴とする。
第3の発明は、第1及び第2の発明において、撮影条件を制御可能な制御部を有し、
前記制御部は、前記第1画像、及び、前記第2画像が同一の撮影条件となるように制御することを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、前記制御部は、撮影補助光、シャッター速度、絞り、及び、感度の少なくとも1つが同一となるように制御することを特徴とする。
第5の発明は、第1〜第4の発明のいずれかにおいて、前記第2画像の画角は、前記第1画像の画角よりも狭いことを特徴とする。
第6の発明は、第1〜第5の発明のいずれかにおいて、前記画像補正部は、前記第2画像を低画質にしてから前記第1画像と前記第2画像とを合成することを特徴とする。
第7の発明は、第1〜第6の発明のいずれかにおいて、前記赤目補正部で補正された補正画像を保存する保存部と、前記補正画像を表示する表示部とを有し、前記画像補正部は、前記表示部に表示された前記補正画像を用いて、前記第1画像を画像補正することを特徴とする。
第8の発明は、第1〜第7の発明のいずれかにおいて、撮影補助光を発生する補助光発生部を有し、前記画像補正部は、前記画像取得部が前記第1画像を取得するときに前記補助光発生部が撮影補助光を発生させたとき、前記赤目補正部で補正された前記第2画像の前記目を用いて、前記第1画像を画像補正することを特徴とする。
第9の発明は、第1〜第7の発明のいずれかにおいて、撮影補助光を発生する補助光発生部を有し、前記画像取得部は、前記第1画像を取得するときに前記補助光発生部が撮影補助光を発生させた場合に前記第2画像を取得することを特徴とする。
第10の発明は、第7〜第9の発明のいずれかにおいて、前記表示部は、前記赤目補正部により赤目補正された第2画像と、前記第1画像とを同時に表示することが可能であることを特徴とする。
第11の発明は、第1〜第10の発明のいずれかにおいて、前記画像補正部は、前記第2画像を用いた前記第1画像の画像補正の際に平滑化処理を施すことを特徴とする。
本発明によれば、撮影環境が悪い状況下での撮影によって得られる画像に対しても、その撮影環境に影響されずに確実に赤目補正を行うことが可能となる。
図1は、本実施形態のデジタルカメラの構成を示す機能ブロック図である。デジタルカメラ10は、周知のように、撮像光学系15を透過した被写体光を撮像素子16によって光電変換し、光電変換後の電気信号から画像データを取得する。
このデジタルカメラ10は、夜間撮影など撮影環境が暗い場合に、被写体となる人物の目及び目の周縁の領域を撮影範囲とした撮影(以下、プレ撮影)と、被写体全体を撮影範囲とした撮影(以下、本撮影)とを、プレ撮影、本撮影の順で連続して実行することが可能である。プレ撮影においては人物の目及び目の周縁の領域を撮影範囲とすることから、プレ撮影における撮影倍率は本撮影における撮影倍率よりも高くなり、また、プレ撮影時の画角は本撮影時の画角よりも狭くなる。詳細は後述するが、プレ撮影において得られる画像データに対して赤目補正を行うことから、プレ撮影時のコントラスト比や解像度は、本撮影時のコントラスト比や解像度よりも高く設定される。つまり、プレ撮影で得られる画像データは、本撮影で得られる画像データに比べて高品質な画像データとなる。
以下では、プレ撮影にて得られる画像データをプレ画像データ、本撮影にて得られる画像データを本画像データと称して説明する。このプレ画像データに基づく画像(以下、プレ画像)のアスペクト比については触れていないが、本画像データに基づく画像(以下、本画像)のアスペクト比と同じアスペクト比と同一のアスペクト比であっても、異なるアスペクト比であっても良いものとする。
撮像光学系15は、撮影レンズ21と、ズームレンズやフォーカスレンズなどを含むレンズ群22とを備えている。レンズ群22に含まれるズームレンズは選択された撮像倍率となるように光軸Lに沿って移動する。フォーカスレンズは被写体画像の焦点調節の際に光軸Lに沿って微小移動する。このレンズ群22は、レンズ駆動機構23によって駆動制御される。
撮像素子16は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)などが用いられる。撮像素子16は、撮像光学系15によって取り込まれる被写体光を受光し、受光した光量に応じた信号電荷を蓄積する。その後、撮像素子16にて蓄積された信号電荷は、AFE(Analog Front End)回路30に出力される。この撮像素子16による信号電荷の蓄積、及び蓄積された信号電荷の出力のタイミングは、ドライバ25によって駆動制御される。撮像素子16によって蓄積された信号電荷を、以下では、アナログ画像信号と称して説明する。
このAFE回路30は、図示しないAGC回路やCDS回路を含んで構成される。AFE回路30は、入力されたアナログ画像信号に対してゲインコントロール、雑音除去などのアナログ処理を施す。このアナログ処理が施されたアナログ画像信号は、DFE回路31に出力される。
DFE(Digital Front End)回路31は、AFE回路30によってアナログ処理が施されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。変換されたデジタル画像信号は1コマ毎にまとめられ、デジタル画像データ(以下、画像データ)としてバッファメモリ32に記録される。撮像素子16における信号電荷の蓄積、AFE回路30による信号電荷に対するアナログ処理、DFE回路31によるデジタル処理により、画像データが取得される。符号33は、タイミングジェネレータ(TG)であり、このTG33により、ドライバ25、AFE回路30及びDFE回路31が制御される。また、符号34はバスであり、このバス34を介してデジタルカメラ10の各部が電気的に接続される。
画像処理部35は、バッファメモリ32に記憶された画像データに対して、輪郭補償、ガンマ補正、ホワイトバランス調整などの画像処理を施す。画像処理が施された画像データは、例えばJPEG方式などの記憶方式で圧縮するためのフォーマット処理(画像後処理)や、所定の圧縮方式に対応する圧縮率を用いた圧縮処理が施される。そして、圧縮処理された画像データがプレ画像データの場合には画像メモリ41に記録され、画像データが本画像データの場合には、画像メモリ42に記録される。
赤目補正部36は、本画像データに対して画像補正を行う場合に、該本画像データの直前に取得されたプレ画像データに対する赤目補正を実行する。周知のように、赤目現象は、暗い中で大きく開いた瞳孔から光が入り、眼球内部の毛細血管が無数に走る脈絡膜層に光が反射して黒目が赤く撮影されてしまう現象である。赤目補正部36は、プレ画像データから虹彩のエッジ検出及び瞳孔の輪郭線の検出を行う。この輪郭線の検出の後、赤目補正部36は、検出された瞳孔の輪郭線の内側の領域の色情報を、黒色を示す色情報に変更する。このように、赤目補正を行うためには、目の輪郭や、虹彩の輪郭線が確実に検出される必要があることから、この赤目補正部36においては、本画像データではなく、本画像データよりも高品質となるプレ画像データが用いられる。
画像補正部37は、本画像データに対する画像補正を行う。この画像補正としては、まず、対象となる本画像データを画像メモリ42から読み出し、読み出した本画像データを用いて赤目の有無を検出する。赤目を検出する方法としては、例えば画像中の顔領域を検出した後、顔領域内における赤色領域の度合いを求めることで赤目の有無を検出するなど、適宜の方法が挙げられる。赤目が検出されると、画像補正部38は、本画像Pにおける目及び目の周縁を含む矩形の領域を差替領域60(図3参照)として抽出する。差替領域60の縦横比は、プレ画像Prの縦横比と同一の縦横比とする。この赤目の有無の検出において、赤目が検出されると、画像補正部37は、本画像Pにおける差替領域60を切り抜き、切り抜かれた領域に赤目補正されたプレ画像Pr’を合成する。この合成の後に、補正されたプレ画像Pr’と、本画像Pとのコントラスト比が一致するように、例えばボカシ処理を行う。これにより、本画像Pが画像補正される。なお、画像補正された本画像は、LCD40に表示される。
この画像補正部37は、画像調整部38を備えている。画像調整部38は、赤目補正されたプレ画像Pr’の解像度の調整を行う。上述したように、プレ画像Prは、本画像Pよりも高画質な画像であることから、赤目補正されたプレ画像Pr’を、そのまま本画像Pに合成すると、合成された画像は、本画像Pの領域とプレ画像Pr’の領域とで画質が異なり、違和感を生じてしまう。このため、画像調整部38では、赤目補正されたプレ画像Pr’の解像度を、本画像Pの解像度と同一となるように解像度の調整を行う。これにより、赤目補正されたプレ画像Pr’の画質が低画質となる。なお、解像度の調整が行われたプレ画像Pr’の大きさが、上述した差替領域60の大きさと異なる場合には、画像調整部38は、プレ画像Pr’の大きさが差替領域60の大きさとなるように、プレ画像Pr’に対してリサイズ処理を施す。なお、この画像調整部38は、画像補正部37に設けられる必要はなく、画像補正部37と独立して設けられていてもよい。
画像メモリ41は、プレ画像データや、赤目補正されたプレ画像データが記憶される。なお、赤目補正されたプレ画像データとしては、過去に取得されたプレ画像データに対して赤目補正が施されたプレ画像データも含まれる。一方、画像メモリ42は、本撮影により取得された本画像データや、画像補正された本画像データが記憶される。
ストロボ装置46は、後述するAE処理により最適となる露出値を満足する撮影条件が得られない場合に、被写体に向けてストロボ光を照射する。このストロボ装置46は、ストロボ制御部47により駆動制御される。
操作部48は、例えば撮影時のモード選択や撮影時の設定変更等の際に操作される。レリーズボタン49は、撮影する際に操作される。これら操作部48やレリーズボタン49が操作されると、その操作に応じた信号がCPU50に向けて出力される。
CPU50は、デジタルカメラ10の各部を統括的に制御する。例えばレリーズボタン49が操作されると、CPU50は、AE処理を実行する。このAE処理により、被写体輝度から得られる露出値を満足するように撮影条件が決定される。この撮影条件の決定に伴ってストロボ装置を作動させるか否かが決定される。例えば、ストロボ装置46を作動させない場合にはプレ撮影を行わないことから、CPU50は、AF処理を行った後、撮像処理を実行する。
一方、AE処理によりストロボ装置46を作動させる場合には、CPU50は、取り込まれる画像データから、被写体となる人物の目を検出し、目及び目の周縁を含む矩形の領域をプレ撮影における撮影範囲となるようにズームレンズを移動させて撮影倍率を変更する。この撮影倍率の変更の後、AF処理及び撮像処理を実行する。これにより、プレ撮影が実行される。プレ撮影の後、CPU50はズームレンズを移動させて、レリーズボタン49が操作される直前の撮影倍率に戻し、AF処理及び撮像処理を実行する。これにより、本撮影が実行される。
なお、AE処理をプレ撮影を実行する前に行い、AE処理により決定された撮影条件でプレ撮影と本撮影を行っているが、プレ撮影時の撮影条件と、本撮影時の撮影条件とは必ずしも同一である必要はなく、プレ撮影、本撮影の前にそれぞれの撮影に対するAE処理を行うことも可能である。なお、この場合、プレ撮影における撮影条件のうち、シャッター速度、絞り値、撮影感度、及びストロボ光の発光量の少なくとも1つが、本撮影における撮影条件と同一の値であればよい。
また、CPU50は画像データを保存する際に、CPU50は画像メモリ42に格納された本画像データや、画像補正された本画像データを読み出し、メディアコントローラ51を介して、読み出したデータを記憶媒体52に記録する。
次に、撮影時のデジタルカメラ10における処理の流れを、図2のフローチャート及び図3に基づいて説明する。
ステップS101は、被写体を撮像する処理である。ユーザは、操作部48を操作して本撮影時の撮影倍率を調整した後、レリーズボタン49を操作することで撮影が行われる。なお、ステップS101に対して被写体を撮像する処理としているのは、デジタルカメラ10の内部で処理が行われるからである。この撮像処理においては、レリーズボタン49の操作により、AE処理やAF処理が実行される。このAE処理において、入力される画像信号から求められる被写体輝度に基づいて、ストロボ装置47を作動させるか否かが決定される。つまり、被写体輝度が、予め設定された値以下となる場合にはストロボ装置47を作動させることが決定される。以下、ストロボ装置47を作動させる場合について説明する。ストロボ装置47を作動させる場合には、本撮影においては、赤目が発生する可能性が高いことから、目及び目の周縁を撮影範囲としたプレ画像の撮像(プレ撮影)と、被写体全体を撮影範囲とした本画像の撮像(本撮影)とが、プレ撮影、本撮影の順で連続して実行される。
上述したように、プレ撮影は、目及び目の周縁を含む範囲を撮影範囲としていることから、CPU50は、調整された本撮影時の撮影倍率から、該撮影倍率よりも高い撮影倍率となるように、レンズ駆動機構23を介してズームレンズを移動させる。このズームレンズを移動させることで、撮影範囲が被写体の目及び目の周縁を含む範囲に調整される。このズームレンズの移動の後、ストロボ装置47を作動させて(被写体にストロボ光を発光させて)プレ撮影が実行され、プレ画像データが取得される。なお、このプレ画像データは画像メモリ41に記録される。なお、プレ撮影における撮影範囲は、本撮影時の撮影倍率の設定時に取り込まれる画像信号から被写体の目の位置を検出し、検出された目及びその周縁を撮影範囲とすればよい。
プレ撮影が終了すると、CPU50は、レンズ駆動機構23を介してズームレンズを遺贈させ、本撮影時の撮影倍率となる位置まで移動させる。この移動の後、本撮影用に設定された撮影条件を用いて、本撮影を実行する。これにより、本画像データが取得される。この本画像データは画像メモリ42に記録される。なお、本撮影においては、ストロボ装置47を作動させてもよいが、プレ撮影と本撮影とを数秒間隔で行う場合には、ストロボ装置を作動させる必要はない。
ステップS102は、赤目検出を行う処理である。このステップS102の処理は、画像補正部37において実行される。画像補正部38は、画像メモリ42に記憶された本画像データを読み出し、該本画像データに対して赤目の有無を検出する。例えば赤目が検出されると、画像補正部38は、目及び目の周縁を含む矩形の領域を差替領域60として抽出する。なお、抽出される差替領域60のアスペクト比は、プレ画像のアスペクト比と同一のアスペクト比からなることが好ましい。なお、このステップS102の処理における赤目の検出結果はCPU50に出力される。
ステップS103は、赤目が検出されたか否かを判定する処理である。CPU50は、ステップS102の処理による検出結果に基づいて、このステップS103の処理を実行する。例えば赤目が検出された場合(ステップS103の判定がYesとなる場合)には、ステップS104に進む。一方、赤目が検出されていない場合(ステップS103の判定がNoとなる場合)には、ステップS115に進む。
ステップS104は、プレ画像データに対する赤目補正を行うステップである。このステップS104は、赤目補正部36にて実行される。赤目補正部36は、画像メモリ41に記憶されたプレ画像データを読み出す。赤目補正部36は、読み出したプレ画像データを用いて虹彩のエッジ検出を行った後、検出された虹彩の領域から瞳孔の輪郭線を検出する。瞳孔の輪郭線が検出されると、赤目補正部36は、検出された瞳孔の輪郭線の内側の領域の色情報を例えば黒色に変更する。これにより、赤目となるプレ画像Prが黒目となるプレ画像Pr’に補正される(図3参照)。なお、ステップS104の処理において高画質(高解像度)のプレ画像データを用いることから、虹彩のエッジ検出や瞳孔の輪郭線の検出を容易に行うことができ、結果的に赤目補正を確実に実行することができる。なお、赤目補正されたプレ画像データは、画像メモリ41に記録される。
ステップS105は、本画像データに対する画像補正を行うか否かを判定するステップである。なお、このステップS105に進むと、LCD40に本画像データに対する画像補正を行うか否かを選択する旨の表示が行われるので、ユーザは操作部48を操作する。この操作部48の操作が本画像データに対して画像補正を行う旨を示すものであれば(ステップS105の判定がYesとなる場合)、ステップS106に進む。一方、操作部48の操作が本画像データに対して画像補正を行わない旨を示すものであれば(ステップS105の判定がNoとなる場合)、ステップS115に進む。
ステップS106は、画像表示を行うステップである。CPU50は、画像メモリ42から本画像データを、画像メモリ41から赤目補正されたプレ画像データをそれぞれ読み出して、表示制御部39にこれら画像データを出力する。表示制御部39は、これら画像データに基づいて、LCD40に画像表示する。図4は、LCD40における画像表示の一例を示す。LCD40に表示される画像としては、例えば本画像Pと赤目補正されたプレ画像Pr’とが表示される。LCD40に表示されるプレ画像Pr’としては、同時に表示される本画像Pの直前に取得されたプレ画像Pr1’の他に、過去に取得されたプレ画像Pr2’,Pr3’・・・が挙げられる。
ステップS107は、画像補正を行う際に用いるプレ画像Pr’の選択を行う処理である。LCD40に表示される複数のプレ画像Pr’のいずれかには、画像選択用の枠65が表示されている。ユーザは、操作部48を操作してユーザの意図するプレ画像Pr’に枠65を合わせた後、確定操作をする。これにより、本画像Pの画像補正に用いるプレ画像Pr’が選択される。
ステップS108は、画像補正を行う処理である。画像調整部38は、ステップS107において選択されたプレ画像Pr’の基になるプレ画像データを読み出し、本画像データの解像度と同一の解像度となるように、読み出したプレ画像データにおける解像度の変換処理を行う。この解像度の変換処理が行われたプレ画像データに対してリサイズ処理が実行される。このリサイズ処理は、プレ画像Pr’の大きさが、本画像Pの差替領域60の大きさと同一の大きさとなるように拡大、又は縮小する処理である。このようにして赤目補正されたプレ画像データに対して画像調整が行われる。
赤目補正されたプレ画像データが画像調整されると、画像補正部38は、画像調整されたプレ画像データを用いて、本画像データの画像補正を行う。ステップS102において、本画像Pにおける差替領域60が特定されていることから、画像補正部38は、特定された差替領域60を切り抜き、画像補正されたプレ画像を差替領域に嵌め込むことで、プレ画像と本画像とを合成する。
この状態では、目及び目の周縁の領域のコントラスト比が、他の領域のコントラスト比よりも高くなることから、被写体の目及び目の周縁の領域だけがはっきりとした画像、つまり、不自然な画像となってしまう。このような不自然な画像になることを防止するために、画像補正部38は、被写体の目及び目の周縁の領域のコントラスト比が、他の領域のコントラスト比となるようにボカシ処理を行う。なお、このボカシ処理を行っても、不自然さが残る場合には、さらに、画像全体にボカシ処理を行ってもよい。
このように、赤目が発生したプレ画像を画像補正した上で、本画像に発生する赤目を補正することから、本画像が、周囲が暗い環境下での撮影、被写体にストロボ光が届かない環境下での撮影、及び高感度撮影により得られた画像であっても、適切に本画像に発生する赤目を補正することが可能となる。なお、被写体が複数の人物からなり、それぞれの人物において赤目が発生している場合であっても、上述した処理が赤目となる人物のそれぞれに対して実行される。
ステップ109は、画像補正された本画像データを用いた画像表示を行う処理である。画像補正された本画像データは、表示制御部39に出力されるので、表示制御部39は、LCD40に、入力された本画像データを用いた画像表示を行う。
ステップS110は、表示された画像を保存するか否かを判定するステップである。このステップS110の処理に移行すると、表示される画像を保存するか否かを選択する旨の表示が、LCD40に表示されるので、ユーザは操作部48を操作して、表示される画像を保存するか否かを選択する。この操作部48の操作が画像補正された本画像データを保存する旨を示すものであれば(ステップS110の判定でYesとなる場合)、ステップS111に進む。一方、画像補正された本画像データを保存しない旨を示すものであれば(ステップS110の判定でNoとなる場合)、ステップS112に進む。
ステップS111は、画像補正された本画像データを保存する処理である。CPU50は、画像メモリ42から画像補正された本画像データを読み出し、メディアコントローラ51に出力する。メディアコントローラ51は、画像補正された本画像データを記憶媒体52に記録する。
ステップS112は、本画像データを保存する処理である。このステップS112の処理は、ステップS103の処理において本画像データから赤目が検出されない場合、本画像データに対する画像補正を行わない場合、或いは画像補正された本画像データを保存しない場合に実行される。このステップS112では、CPUは、画像メモリ42から画像補正されていない本画像データを読み出し、メディアコントローラ51を介して記憶媒体52に、読み出した本画像データを記録する。このようにして、1回の撮影が実行される。
本実施形態では、プレ画像を本画像から抽出される差替領域に差し替えることで、プレ画像と本画像とを合成しているが、この他に、プレ画像における目の領域を本画像の目の領域に差し替えることも可能である。この場合、プレ画像においては、目の領域の画質が、本画像の目の画質よりも高ければよい。
本実施形態では、1つの撮像光学系を用いて、プレ画像データと本画像データとを取得しているが、これに限定される必要はなく、プレ画像データを取得する撮像光学系と、本画像データを取得する撮像光学系とを、それぞれ独立に備えていてもよい。
本実施形態では、ズームレンズの位置を調整することで、撮影倍率を変更する光学式ズームについて述べているが、これに限定する必要はなく、電子ズームを用いることも可能である。
本実施形態では、プレ画像データ、本画像データの順で、画像データを取得するようにしているが、これに限定される必要はなく、プレ画像データ、本画像データを同時に取得することも可能である。また、プレ画像データ、本画像データを順に取得する場合、数秒〜数十分の間に、これら画像データを取得することが好ましい。なお、これら画像データを取得する際の撮影間隔が短いほど被写体の周囲の明るさ、構図などの変化が少なくなり、好適な赤目補正を実行することができる。
本実施形態では、本画像と、赤目補正されたプレ画像とを同時にLCD40に表示しているが、LCD40に表示される本画像は被写体の顔や目の領域が小さいことから、被写体の顔や、目及び目の領域を拡大した画像を、本画像及び赤目補正されたプレ画像と同時に表示することも可能である。また、この他に、本画像、赤目補正されたプレ画像の他に、赤目補正される前のプレ画像を同時に表示することも可能である。さらに、画像補正前の本画像と、画像補整後の本画像とを同時に出力することも可能である。
本実施形態では、赤目補正部36、画像補正部37及び画像調整部38、画像処理部35、CPU50とは別の構成としているが、これに限定される必要はなく、赤目補正部36、画像補正部37及び画像調整部38の機能を画像処理部35又はCPU50の機能としてもよい。
本実施形態では、画像に赤目が生じる撮影としてストロボ装置を作動させた撮影(ストロボ撮影)を挙げているが、被写体の周囲が暗い環境下で撮影を行った場合など、ストロボ撮影を行わなくとも、赤目が生じる場合がある。このような場合には、撮影前に入力される画像信号から、撮影時に赤目が発生すると予測される場合に、プレ撮影、本撮影を行うことも可能である。
本実施形態は、撮像装置として、デジタルカメラを例に取り上げているが、これに限定されるものではなく、スチルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話機などの携帯型端末機であってもよい。また、この他に、図1に示す赤目補正部36、画像調整部37及び画像補正部38の機能や、図2のフローチャートの処理をコンピュータに実行させることが可能な画像補正プログラムであってもよい。なお、この画像補正プログラムは、例えば磁気ディスクや、光学ディスク、或いはメモリカードなど、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶されていることが好ましい。
デジタルカメラの構成を示す機能ブロック図である。 撮影から、画像補正までの流れを示すフォローチャートである。 プレ画像を用いて本画像を画像補正する流れを示す模式図である。 LCDにおける画像表示の一例を示す図である。
符号の説明
10…デジタルカメラ、16…撮像素子、36…赤目補正部、37…画像補正部、38…画像調整部、40…LCD、41,42…画像メモリ

Claims (11)

  1. 被写体の目の部分を含む第1画像、及び、前記第1画像に含まれる前記被写体の目の部分を含み前記第1画像よりも高画質な第2画像を取得可能な画像取得部と、
    前記第2画像の目の部分について赤目補正を行う赤目補正手段と、
    前記赤目補正部で補正された前記第2画像の前記目の部分を用いて、前記第1画像を画像補正する画像補正部と、を備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 請求項1に記載された撮影装置であって、
    前記第2画像の前記目の部分は、前記第1画像の前記目の部分よりも解像度が高いことを特徴とする撮影装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された撮影装置であって、
    撮影条件を制御可能な制御部を有し、
    前記制御部は、前記第1画像、及び、前記第2画像が同一の撮影条件となるように制御することを特徴とする撮影装置。
  4. 請求項3に記載された撮影装置であって、
    前記制御部は、撮影補助光、シャッター速度、絞り、及び、感度の少なくとも1つが同一となるように制御することを特徴とする撮影装置。
  5. 請求項1から請求項4までの何れか1項に記載された撮影装置であって、
    前記第2画像の画角は、前記第1画像の画角よりも狭いことを特徴とする撮影装置。
  6. 請求項1から請求項5までの何れか1項に記載された撮影装置であって、
    前記画像補正部は、前記第2画像を低画質にしてから前記第1画像と前記第2画像とを合成することを特徴とする撮影装置。
  7. 請求項1から請求項6までの何れか1項に記載された撮影装置であって、
    前記赤目補正部で補正された第2画像を補正画像として保存する保存部と、
    前記補正画像を表示する表示部とを有し、
    前記画像補正部は、前記表示部に表示された前記補正画像を用いて、前記第1画像を画像補正することを特徴とする撮影装置。
  8. 請求項1から請求項7までの何れか1項に記載された撮影装置であって、
    撮影補助光を発生する補助光発生部を有し、
    前記画像補正部は、前記画像取得部が前記第1画像を取得するときに前記補助光発生部が撮影補助光を発生させたとき、前記赤目補正部で補正された前記第2画像の前記目を用いて、前記第1画像を画像補正することを特徴とする撮影装置。
  9. 請求項1から請求項7までの何れか1項に記載された撮影装置であって、
    撮影補助光を発生する補助光発生部を有し、
    前記画像取得部は、前記第1画像を取得するときに前記補助光発生部が撮影補助光を発生させた場合に前記第2画像を取得することを特徴とする撮影装置。
  10. 請求項7から請求項9までの何れか1項に記載された撮影装置であって、
    前記表示部は、前記赤目補正部により赤目補正された第2画像と、前記第1画像とを同時に表示することが可能であることを特徴とする撮影装置。
  11. 請求項1から請求項10までの何れか1項に記載された撮影装置であって、
    前記画像補正部は、前記第2画像を用いた前記第1画像の画像補正の際に平滑化処理を施すことを特徴とする撮影装置。
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