JP2016009873A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】カメラ目線に近い自分撮りを良好に行えるようにする。
【解決手段】この情報処理装置は、被写体であるユーザの顔の縦方向において異なる位置から撮影された前記ユーザの顔を含む2つの画像を取得し、前記2つの画像に含まれる顔が同一人物のものであるかどうかを判定し、前記同一人物のものである場合に、一方の前記画像における目の部分の画像を他方の画像における目の部分の画像と置き換えて目線補正画像を生成するモードを作動させる制御部を具備する。
【選択図】図1

Description

本技術は、カメラによって撮影されたユーザの顔画像を処理する機能を有する情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法に関する。
携帯電話、スマートフォンなどの携帯端末の楽しみ方の1つとして自分撮りがある。すなわち、携帯端末の多くにはカメラが搭載され、そのカメラによって撮影された画像をディスプレイの画面にリアルタイムで表示させることができる。このためユーザは、ディスプレイの画面で自分の顔を確認しながら、所望の表情の自分の顔を容易に撮影することができる。
通常、カメラはディスプレイの画面の位置から外れた位置に配置される。このため、ディスプレイの画面を見ながら撮影されたユーザの顔の画像は、目線がわずかにずれたものとなる。
被写体であるユーザの目線ずれを補正により修正する技術は既に知られている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2の技術では、カメラ付携帯電話機において、登録済みのカメラ目線画像から算出されたユーザの黒目の中心と、上カメラおよび下カメラによって各々撮影されたユーザの顔画像から顔の表示位置を修正した画像における黒目の中心とのずれ量から目線のずれ量が算出される。この目線ずれ量に基づいて、カメラ目線相当となるように目線を修正した画像が生成される。
特開2012−114557号公報(段落[0051])
スマートフォンなどの携帯端末に内蔵されたカメラを使って自分の顔を撮影した場合、目線が同様の向きに同じ程度にずれた顔ばかりが撮影される傾向がある。ユーザによっては、自分のベストショットを撮るために様々な表情での撮影を試みる。しかし、上記のような制約があるため、撮影できるカメラ目線の顔の表情のバリエーションに制限が生じるなど、カメラ目線に近い自分撮りを良好に行うには、まだまだ不十分な点がある。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、カメラ目線に近い自分撮りを良好に行うことのできる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本技術に係る第1の形態の情報処理装置は、異なる位置から撮影された人物の顔を含む2つの画像に基づいて、前記2つの画像に含まれる顔が同一人物のものであるかどうかを判定し、前記同一人物のものである場合に、一方の前記画像における目の部分の画像に基づいて、他方の前記画像における目の部分の画像を変えた目線補正画像を生成させる制御部を具備する。
上記の第1の形態の情報処理装置において、前記制御部は、前記被写体であるユーザの顔の縦方向において異なる位置から第1の撮像部および第2の撮像部によって撮影された前記ユーザの顔を含む2つの画像を取得するように構成されたものであってよい。
上記の第1の形態の情報処理装置において、前記制御部は、前記目線補正画像を生成するモード時、前記被写体であるユーザの顔の縦横の向きに対して、前記第1の撮像部および前記第2の撮像部が並ぶ方向が正しいかどうかを判定し、不正の場合には、アラートを出力するように構成されたものであってよい。
上記の第1の形態の情報処理装置において、前記制御部は、前記第1の撮像部および前記第2の撮像部が並ぶ方向を正すことを誘導する情報を前記アラートとして出力するように構成されたものであってよい。
上記の第1の形態の情報処理装置において、前記第1の撮像部は、前記被写体であるユーザの顔の縦方向において上側の撮像部であり、前記第2の撮像部は、前記被写体であるユーザの顔の縦方向において下側の撮像部であり、前記第1の撮像部は撮影画像の画質が前記第2の撮像部よりも高いものであってよい。
上記の第1の形態の情報処理装置において、前記制御部は、前記目線補正画像を生成するモード時、前記被写体であるユーザの顔の縦方向における前記第1の撮像部と前記第2の撮像部との上下の位置関係が正しいかどうかを判定し、不正の場合には、アラートを出力するように構成されたものであってよい。
上記の第1の形態の情報処理装置において、前記制御部は、前記第1の撮像部と前記第2の撮像部との上下の位置関係を正すことを誘導する情報を前記アラートとして出力するように構成されたものであってよい。
上記の第1の形態の情報処理装置において、前記第1の撮像部が、前記情報処理装置に内蔵され、前記第2の撮像部が、前記情報処理装置に着脱自在に取れ付けられる別体の撮像部であってよい。
上記の第1の形態の情報処理装置において、前記制御部は、前記生成された目線補正画像に対して編集を行うように構成されたものであってよい。
本技術に係る第2の形態の情報処理装置は、異なる位置から人物の顔を撮影する撮像ユニットと、前記撮像ユニットによって撮影された前記ユーザの顔を含む2つの画像に基づいて、前記2つの画像に含まれる顔が同一人物のものであるかどうかを判定し、前記同一人物のものである場合に、一方の前記画像における目の部分の画像に基づいて、他方の前記画像における目の部分の画像を変えた目線補正画像を生成させる制御部を具備する。
本技術に係る第3の形態の情報処理方法は、制御部が、異なる位置から撮影された人物の顔を含む2つの画像に基づいて、前記2つの画像に含まれる顔が同一人物のものであるかどうかを判定し、前記同一人物のものである場合に、一方の前記画像における目の部分の画像に基づいて、他方の前記画像における目の部分の画像を変えた目線補正画像を生成させることとする。
本技術に係る第4の形態の情報処理システムは、異なる位置から撮影された人物の顔を含む2つの画像に基づいて、前記2つの画像に含まれる顔が同一人物のものであるかどうかを判定し、前記同一人物のものである場合に、一方の前記画像における目の部分の画像に基づいて、他方の前記画像における目の部分の画像を変えた目線補正画像を生成させる制御部を具備する。
本技術に係る第5の形態のプログラムは、異なる位置から撮影された人物の顔を含む2つの画像に基づいて、前記2つの画像に含まれる顔が同一人物のものであるかどうかを判定し、前記同一人物のものである場合に、一方の前記画像における目の部分の画像に基づいて、他方の前記画像における目の部分の画像を変えた目線補正画像を生成させる制御部として、コンピュータを機能させるものである。
以上のように、本技術によれば、カメラ目線に近い自分撮りを良好に行うことができる。
なお、この効果は本技術の効果として限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果が本技術の効果であってよい。
本技術に係る第1の実施形態の顔画像処理システムの全体構成を示す図である。 図1の顔画像処理システムにおいて2機のカメラ装置10、20によって各々撮像されたユーザUの顔画像から目線補正が行われた合成画像が得られるまでの動作を画像ベースで示す図である。 図1の顔画像処理システムにおいて2機のカメラ装置10、20によって各々撮像されたユーザUの顔画像から目線補正が行われた合成画像が得られるまでの別の動作を画像ベースで示す図である。 本技術に係る第2の実施形態の顔画像処理システム1Aの構成を示す斜視図である。 図4の顔画像処理システム1Aにおいて携帯端末40Aに外付けカメラ10Aを装着した状態を示す斜視図である。 携帯端末40Aのハードウェア構成を示すブロック図である。 外付けカメラ10Aの外観を示す斜視図である。 図7の外付けカメラ10Aの撮影状態を示す斜視図である。 図7の外付けカメラ10Aのハードウェア構成を示すブロック図である。 図4の顔画像処理システム1Aを用いてユーザUが自分の顔を撮影する第1の形態を示す図である。 図4の顔画像処理システム1Aを用いてユーザUが自分の顔を撮影する第2の形態を示す図である。 目線補正のための画像合成に失敗する例を示す図である。 目線補正のための画像合成に失敗する別の例を示す図である。 目線補正のための画像合成に失敗するさらに別の例を示す図である。 携帯端末40Aの横姿勢のため目線補正のための画像合成に失敗する例を示す図である。 携帯端末40Aの上下逆さまにより目線補正のための画像合成に失敗する例を示す図である。 第2の実施形態の携帯端末40Aによる条件判定およびアラートの機能に関するフローチャートである。 2つのカメラ装置が並ぶ方向が不正である場合のアラートの例を示す図である。 2つのカメラ装置が並ぶ方向が不正である場合のアラートの別の例を示す図である。 2つのカメラ装置の上下の位置関係が不正である場合のアラートの例を示す図である。 2つのカメラ装置の上下の位置関係が不正である場合のアラートの別の例を示す図である。 4機のカメラを用いた変形例を説明する図である。
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
[顔画像処理システムの全体構成]
図1は、本技術に係る第1の実施形態の顔画像処理システムの全体構成を示す図である。
この顔画像処理システム1は、2機のカメラ装置10、20(撮像ユニット)と、撮影時にユーザUが目線Eを合せる対象である目線対象物30と、情報処理装置40とを備える。
目線対象物30は、より具体的には、2機のカメラ装置10、20の少なくとも一方により撮影されたユーザUの顔の画像を表示するディスプレイの画面などであってよい。但し、目線対象物30は、必ずしもディスプレイの画面である必要はない。目線対象物30は、例えばミラーであってもよい。あるいは、ユーザUの目線Eを誘導する何らかのマークを付けた物体であってもよい。なお、本技術の構成において、目線対象物30は必須ではない。
2機のカメラ装置10、20は、ユーザUの顔の縦方向において異なる2つの位置からユーザUの顔を撮影可能なように配置される。すなわち、カメラ装置10は、前記縦方向において相対的に上の位置からユーザUの顔を撮影し、カメラ装置20は、前記縦方向において相対的に下の位置からユーザUの顔を撮影するように配置される。より具体的には、例えば、2機のカメラ装置10、20は、目線対象物30に目線Eを合せたユーザUの顔をユーザUの目線Eの高さ位置から上に若干ずれた高さ位置とユーザUの目線Eの高さ位置から下に若干ずれた高さ位置から撮像することが可能なように各々配置される。ユーザUの目線Eが真正面を向いている場合、ユーザUの顔を一方のカメラ装置10によって目線Eよりやや高い位置から撮影すると、撮影された画像におけるユーザUの顔全体は目線Eを含めやや下を向いたものとなる。また、ユーザUの顔を目線Eよりやや低い高さから他方のカメラ装置20で撮影すると、撮像された画像におけるユーザUの顔全体は目線Eを含めやや上を向いたものとなる。
以降の説明において、ユーザUの顔を目線Eよりやや高い位置から撮影するカメラ装置10を「上カメラ装置10」、ユーザUの顔を目線Eよりやや低い位置から撮影するカメラ装置20を「下カメラ装置20」と本明細書で呼ぶことにする。
各々のカメラ装置10、20は、撮影レンズと、撮像素子と、撮像素子の出力を現像する現像処理部と、コントローラとを備える。各々のカメラ装置10、20は、いずれも情報処理装置40の筐体41(図4参照)に撮像ユニットとして搭載されたカメラであってよい。あるいは、一方のカメラが、情報処理装置40に内蔵されたカメラで、もう一方が情報処理装置40に着脱可能なカメラ、あるいは情報処理装置に対して独立して配置されたカメラであってもよい。あるいは各々のカメラ装置10、20は、情報処理装置40に対して各々独立して設置されたカメラであってよい。
各々のカメラ装置10、20のより具体的な構成については、第2の実施形態で説明する。
情報処理装置40は、2機のカメラ装置10、20と有線もしくは無線で通信するための通信インタフェースと、CPU(Central Processing Unit)と、メモリと、ストレージと、ユーザのための入力部などを備える。情報処理装置40のCPUは、通信インタフェースを通じて接続された2機のカメラ装置を制御し、2機のカメラ装置10、20により各々撮影された2つの画像の合成処理などを行う。
なお、情報処理装置40は、具体的には、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、あるいは、2機のカメラ装置10、20とネットワークを通じて接続されたサーバ装置などであってよい。
情報処理装置40のより具体的な構成については第2の実施形態で説明する。
[画像合成による目線補正]
上記の顔画像処理システム1において情報処理装置40では、画像の合成処理の1つとして目線補正を行うことが可能である。
目線補正とは、次のようなものである。
ここでは情報処理装置40としてスマートフォンを用いた場合の目線補正について説明する。例えば、スマートフォンに内蔵されたカメラでユーザが自分の顔を撮影するとき、ユーザは目線対象物であるディスプレイ画面にリアルタイムに表示された自分の顔を確認しながら、任意のタイミングでシャッターボタンを操作する。すると、その時点で撮影(表示)された画像が静止画として切り出されてストレージなどに保存される。多くのスマートフォンでは、カメラは筐体の前面においてディスプレイの画面が配置された位置から外れた位置、例えばユーザから見てディスプレイの画面よりも上の位置に配置されている。このため、ユーザが自分の顔を撮影すると、撮影された自分の顔画像は、目線の向きを含め顔全体がやや下を向いたものとなる。
一般的には、目線はやや上に向けたほうがポジティブ感があり印象的な目に見えると言われている。ユーザから見てディスプレイの画面よりも下の位置にカメラを配置すれば上向き目線の顔を撮影できるが、この場合、顔全体がやや上を向いた画像となってしまうため、上目線が引き立ちにくい。
なお、ユーザのニーズは様々であり、上目線よりも下目線の顔を撮影したい場合もある。この場合も、ユーザから見てディスプレイの画面よりもやや上の位置に配置されたカメラでユーザの顔を撮影しただけでは、単に顔全体をやや下に向けただけの顔画像となり、下目線が引き立つ顔画像とならない。
上記のように、ユーザが目線対象物30を見ながら、その目線対象物30の上や下に配置されたカメラでユーザの顔画像を撮影する環境においては、目線が同様の向きに同じ程度にずれた顔はがりが撮影される傾向があるため、撮影できるカメラ目線の顔の表情のバリエーションに制限が生じるなど、カメラ目線に近い自分撮りを良好に行うには、まだまだ不十分な点がある。
本技術に係る第1の実施形態の顔画像処理システム1は、このような課題を解決しようとするものである。但し、本技術の解決すべき課題はこれに限定されない。
[顔画像処理システムによる目線補正]
次に、本実施形態の顔画像処理システム1による目線補正の動作の概要を説明する。
(1)情報処理装置40のCPU(制御部)は、メモリに格納されたアプリケーションプログラムに従って、次のように制御を行う。
図1において、まず、情報処理装置40のCPUは2機のカメラ装置10、20に撮像を開始させる。2機のカメラ装置10、20において、上カメラ装置10はユーザUの顔を目線Eよりやや高い位置から撮影するように設置され、下カメラ装置20はユーザUの顔を目線Eよりやや低い位置から撮影するように設置されている。
(2)撮影時のユーザUの目線Eは、2機のカメラ装置10、20の間に配置された目線対象物30、例えばディスプレイの画面にあることとする。ディスプレイの画面には、例えば、上カメラ装置10または下カメラ装置20によって撮影中の自分の顔画像が動画像として表示される。あるいは、2機のカメラ装置10、20各々によって撮影された動画像が同時に表示されてもよい。
(3)ユーザUは、ディスプレイの画面を通して自分の顔の動画像を確認しつつ、任意のタイミングで静止画像の取り込みの指示を情報処理装置40の入力部を操作して入力する。
(4)情報処理装置40のCPUは、ユーザUからの静止画像の取り込みの指示を受けると、2機のカメラ装置10、20に静止画像の取り込みを指示する制御命令を供給する。
(5)2機のカメラ装置は各々、この制御命令に従って、ユーザUの顔の動画像から静止画を切り出し、情報処理装置40に伝送する。
図2は、2機のカメラ装置10、20によって各々撮像されたユーザUの顔画像から目線補正が行われた合成画像が得られるまでの動作を画像ベースで示す図である。
101は上カメラ装置10によって撮影された顔画像(静止画)、201は下カメラ装置20によって撮影された顔画像(静止画)である。上カメラ装置10によって撮影された顔画像101におけるユーザUの顔は目線を含めてやや下向きとなり、下カメラ装置20によって撮影された顔画像201におけるユーザUの顔は目線を含めてやや上向きとなる。
(6)情報処理装置40のCPUは、2機のカメラ装置10、20より各々撮像された顔画像101、201から目の部分の画像102、202を検出する。ここで、顔画像における目の部分の画像102、202の検出には、例えば、統計的学習手法により、多数の人の顔画像を解析して得られた目の部分の画像の特徴データを用いるなどして行われる。
なお、情報処理装置40のCPUは、目の部分の画像の検出において、フォーカスずれなどによって、その検出が失敗に終った場合にはエラーをユーザUに例えば表示、音声などによって通知する。
(7)情報処理装置40のCPUは、下カメラ装置20により撮影された顔画像201において検出された目の部分の画像202を目線補正用の画像203として切り出す。ここで目線補正用の画像203は、例えば、両目を含む矩形の範囲の画像などである。
(8)情報処理装置40のCPUは、この目線補正用の画像203を、上カメラ装置10により撮影された顔画像101において検出された目の部分の画像102と置き換える目線補正画像を生成する。すなわち、下カメラ装置20により撮影された顔画像201から切り出された目線補正用の画像203と、上カメラ装置10により撮影された顔画像において検出された目の部分の画像102以外の画像103とを画素毎に加算する。この際、情報処理装置40のCPUは、画像の繋ぎ目を目立たなくするために、繋ぎ目部分に対してアルファブレンドなどの合成処理を行ってもよい。
(9)以上により、下カメラ装置20により撮影されたやや上向きのユーザUの顔画像の目の部分の画像203を、上カメラ装置10により撮影されたやや下向きのユーザUの顔画像の目の部分の画像102と置換した合成画像104が得られる。本明細書では、このような画像合成を必要に応じて「上目線補正」と呼ぶ。
また、次のような目線補正も可能である。
図3に示すように、
(7A)情報処理装置40のCPUは、上カメラ装置10により撮影された顔画像101において検出された目の部分の画像102を目線補正用の画像105として切り出す。
(8A)情報処理装置40のCPUは、この目線補正用の画像105を、下カメラ装置20により撮影された顔画像201において検出された目の部分の画像202と置き換える画像合成を行う。すなわち、上カメラ装置10により撮影された顔画像101から切り出された目線補正用の画像105と、下カメラ装置20により撮影された顔画像において検出された目の部分の画像202以外の画像205とを画素毎に加算する。
(9A)以上により、上カメラ装置10により撮影されたやや下向きのユーザUの顔画像の目の部分の画像105を、下カメラ装置20により撮影されたやや上向きのユーザUの顔画像の目の部分の画像102と置換した合成画像206が得られる。本明細書では、このような画像合成を必要に応じて「下目線補正」と呼ぶ。
[2機のカメラ装置10、20のスペックについて]
2機のカメラ装置10、20の画質の高低を左右するスペックに差がある場合、合成画像においてより広範囲を占める側の画像を撮影するカメラ装置のスペックがより高いことが望ましい。ここで、画質の高低を左右するスペックとしては、例えば、撮像素子のサイズ、レンズ特性などが挙げられる。もちろん、画質の高低を左右するスペックはこれらに限定されない。
例えば、上記の上目線補正では、上カメラ装置10により撮影された顔画像101のうち、目の部分以外の画像103が合成において使用される。したがって、上カメラ装置10は下カメラ装置20に比較して高スペックであることが全体的な画質を高めるために望ましい。
また、下目線補正では、下カメラ装置20により撮影された顔画像201のうち、目の部分以外の画像205が合成において使用されるので、下カメラ装置20が上カメラ装置10に比較して高スペックであることが全体的な画質を高めるために望ましい。
[2機のカメラ装置10、20により撮影された各顔画像の画調の整合]
2機のカメラ装置10、20の撮影時に用いられる例えば露出、ホワイトバランス、色合い、コントラスト、シャープネスなどの画調を左右する撮影パラメータの値が異なる場合、目の領域と他の領域とで画調が不自然に異なったものとなり、合成された画像であることが一目で分かるようなものになりかねない。
本実施形態の顔画像処理システム1では、撮影前に情報処理装置40のCPUが、2機のカメラ装置10、20の撮影パラメータの値を比較し、もし画調の違いをもたらすような差があるのであれば、少なくとも一方のカメラ装置により撮影された画像の画調を、信号処理によって、他方のカメラ装置により撮影された画像の画調に合せるようにする。
例えば、露出の値に違いがあれば、情報処理装置40のCPUは、例えば、一方のカメラ装置によって撮影された画像の輝度値を、各々のカメラ装置に設定された露出の値の差の分だけ増減させるように信号処理を行う。ホワイトバランス、色合い、コントラスト、シャープネスなどに差がある場合も同様に一方の画像に対する信号処理によって、画調の差を低減させる。
これにより、2機のカメラ装置10、20各々によって撮影された画像の画調を可及的に整合させることができ、合成された顔画像において、目の領域と他の領域との画調の不自然な違いを抑えることができる。
上下どちらのカメラ装置により撮影された画像の画調に揃えるかは、例えば、一意に決められていてもよいし、ユーザが適宜指定できてもよい。
なお、信号処理のトータル的な負荷を低減するために、カメラ装置から得られた顔画像の全体に信号処理を行うのではなく、合成する画像に対してのみ信号処理を行うことが望ましい。
また、ここでは、信号処理によって2つの画像の画調を合せる方法を述べたが、カメラ装置に設定されている撮影パラメータの値を一致させることによって、2機のカメラ装置10、20により撮影された各顔画像の画調を可及的に一致させるようにしてもよい。
すなわち、この方法は、撮影前に情報処理装置40のCPUが、2機のカメラ装置10、20の撮影パラメータの値を比較し、もし画調の違いをもたらすような差があるのであれば、少なくとも一方のカメラ装置の撮影パラメータの値を他方のカメラ装置の撮影パラメータの値に変更することによって実現される。あるいは、2機のカメラ装置10、20の撮影パラメータの値を各々の中間的な値に整合させてもよい。
以上のように、本実施形態の顔画像処理システム1では、下カメラ装置20により撮影されたやや上向きのユーザUの顔画像の目の部分の画像203を、上カメラ装置10により撮影されたやや下向きのユーザUの顔画像の目の部分の画像102と置換した合成画像104を得ることができる。このような顔画像は、顔全体の向きがやや下向きである中で、目の部分だけがやや上向きの顔画像となるので、顔全体がやや上を向いた画像に比べ、上目線が引き立ち、印象的な顔画像を得ることができる。
また、本実施形態の顔画像処理システム1では、上カメラ装置10により撮影されたやや下向きのユーザUの顔画像の目の部分の画像105を、下カメラ装置20により撮影されたやや上向きのユーザUの顔画像の目の部分の画像102と置換した合成画像206を得ることができる。このような顔画像は、顔全体の向きがやや上向きである中で、目の部分だけがやや下向きの顔画像となるので、顔全体がやや下を向いた画像に比べ、下目線が引き立ち、ユニークな顔画像を得ることができる。
<第2の実施形態>
次に、本技術に係る第2の実施形態の顔画像処理システム1Aについて構成を説明する。
図4および図5は、内蔵カメラ20Aを備えた携帯型の情報処理装置である携帯端末40Aと、この携帯端末40Aに着脱自在に取り付けられるカメラ10Aとで構成される顔画像処理システム1Aを示す斜視図である。携帯端末40Aに着脱自在に取り付けられるカメラ10Aを本明細書では「外付けカメラ10A」と呼ぶ。内蔵カメラ20Aと外付けカメラ10Aで撮像ユニットが構成される。
なお、図4は携帯端末40Aに外付けカメラ10Aを装着する前の状態を示し、図5は外付けカメラ10Aを装着した状態を示す。
ここで、外付けカメラ10Aは上記の上カメラ装置10として用いられ、内蔵カメラ20Aは上記の下カメラ装置20として用いられる。
[携帯端末40Aの構成]
図4および図5に示すように、携帯端末40Aは、ユーザが片手で把持可能なサイズおよび形状の筐体41を有する。筐体41は、前面、裏面および4つの側面によって構成される板状の直方体形状を有する。筐体41の前面42には、例えば液晶パネル、有機ELパネルなどで構成されるディスプレイの画面43が配置されている。ディスプレイの画面43の上には透明なタッチセンサーパネル(図示省略)が配置されている。タッチセンサーパネルは、例えば、静電容量方式などのタッチセンサーパネルで構成される。タッチセンサーパネルは、ユーザによりタッチされた位置に対応する信号を生成し、この信号から座標情報を生成してCPUに供給する。
携帯端末40Aは、上述したようにカメラ20Aを内蔵する。以後、このカメラ20Aを本明細書において「内蔵カメラ20A」と呼ぶ。
筐体41の前面42には、光を内蔵カメラ20Aの撮像レンズ(図示せず)に取り込むための光透過部44が設けられている。この内蔵カメラ20Aの撮像レンズを通して取り込まれた光はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)、CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子にて電気的な信号に変換される。この電気的な信号はA/D変換器によって画素毎のデジタルデータに変換されてRAWデータとなる。RAWデータは、信号処理回路によって、例えば、露出、ホワイトバランスなどが設定されたパラメータに従って調整され、現像処理を経て、画像データが生成される。
このように内蔵カメラ20Aによって得られた画像データは携帯端末40A内のCPUおよび表示制御回路によって表示用のデータとされ、ディスプレイに供給されることによってディスプレイの画面43に動画や静止画として表示される。CPUは、ユーザによって指示されたタイミングの画像データを静止画としてストレージやメディアなどに保存する。その際、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)などの特定の画像フォーマットに変換されてもよい。
次に、この携帯端末40Aの具体的なハードウェア構成を説明する。
図6は、この携帯端末40Aのハードウェア構成を示すブロック図である。この携帯端末40Aのハードウェア構成は、上記第1の実施形態の情報処理装置40と同様である。
同図に示すように、携帯端末40Aは、CPU(制御部)401、メインメモリ402、ストレージ403、内蔵カメラ(下カメラ装置)20A、ディスプレイ404、タッチセンサーパネル405、表示制御部406、タッチセンサー制御部407、姿勢センサー408、無線通信部409およびシステムバス410を備える。
CPU401は、携帯端末40Aの各部の制御をしたり、メインメモリ402を作業空間として用いてアプリケーションプログラムを実行するための演算処理を実行したりするコントローラである。
メインメモリ402は、RAM(Random Access Memory)などで構成される。メインメモリ402には、オペレーティングシステム、このオペレーティングシステム上で実行されるアプリケーションプログラムおよびこのアプリケーションプログラムの動作に必要な各種のデータが格納される。
ストレージ403は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリで構成される。ストレージ403には、メインメモリ402に呼び出されるオペレーティングシステム、各種のアプリケーションプログラム、画像、音声、ドキュメントなどの各種のデータのファイルが格納される。
内蔵カメラ20Aは、前述したように携帯端末40Aに内蔵されたカメラである。内蔵カメラ20Aは、カメラ用のアプリケーションプログラムに従ってCPU401によって制御される。CPU401は、カメラ用のアプリケーションプログラムに従って、例えば、内蔵カメラ20Aの起動、撮影パラメータや解像度などの各種の撮影条件の設定、現像処理の制御、現像された画像データを表示制御部406に供給して動画や静止画をディスプレイ404に表示させる制御を行う。さらに、CPU401は、カメラ用のアプリケーションプログラムに従って、目線補正のための画像合成を、内蔵カメラ20Aにより撮影された画像および外付けカメラ10Aによって撮影された画像を用いて行う。
ディスプレイ404は、例えば、液晶パネル、有機EL(electroluminescence)パネルなどによって構成され、携帯端末40Aの各種操作画面の表示、静止画および動画などの画像の表示、その他のドキュメントなどの各種のファイルの内容の表示したりする。
表示制御部406は、上記の各種の情報についてディスプレイ404の仕様に対応した表示用のデータを生成する。
タッチセンサーパネル405は、前述したようにディスプレイ404の画面においてユーザにより選択された位置の座標を検出するデバイスである。
タッチセンサー制御部407は、タッチセンサーパネル405を制御し、検出された位置に対応する座標データを生成してCPU401に供給する。
姿勢センサー408は、前述したように携帯端末40Aの姿勢を検知するためのセンサーである。姿勢センサー408は、例えば、3軸方向の加速度を検出する加速度センサーや、角速度を検出するジャイロセンサーなどにより構成される。
無線通信部409は、外部装置(例えば下カメラ装置20)との間で、例えば、WiFi(登録商標)などの無線LAN(Local Area Network)や、例えばNFC(Near field communication)やBlue Tooth(登録商標)などの近距離無線通信などを行うためのインタフェースである。
システムバス410は、上記各ブロック間での各種の信号をやりとりするための伝送路である。
以上、携帯端末40Aの主なハードウェア構成について説明したが、その他の構成としては、例えば、WWAN(Wireless Wide Area Network)通信部、スピーカ、マイクロフォン、メモリカードリードライタ、バッテリおよびその制御回路、GPS(Global Positioning System)受信部、地上デジタルテレビジョン受信部などが搭載されていてもよい。
[外付けカメラ10Aの構成]
図7および図8は外付けカメラ10Aの外観を示す斜視図である。
この外付けカメラ10Aは、カメラ本体11とアダプター12とで構成される。アダプター12はカメラ本体11および外部機器(例えば、携帯端末40A)の各々に対して着脱可能とされている。但し、カメラ本体11とアダプター12は一体化されたものであってもよい。
カメラ本体11は、例えば円筒形の外筒部13を有する。外筒部13内には撮像レンズ、撮像素子、信号処理および画像処理のための回路、コントローラおよびメモリなどの制御用の回路、電源部、画像データ保存のためのストレージ、無線通信回路などが収容されている。
外筒部13の前面側の先端部には、前後方向において移動可能とされた内筒部14が支持されている。図8に示すように、この外付けカメラ10Aは、内筒部14が外筒部13に対して前方へ繰り出されて撮影状態とされ、前方へ繰り出されていた内筒部14が後方へ繰り込まれて外筒部13の内部に収納されることにより沈胴状態(図7)とされる。
内筒部14の前面部には略矩形状の光透過孔15が形成されている。内筒部8の前面部における後面側にはレンズバリアー9、9が開閉自在に支持されている。レンズバリアー9、9は図示しない開閉機構によって沈胴状態において閉じられ撮影状態において開かれる。従って、沈胴状態においてはレンズバリアー9、9によって内筒部8の光透過孔15が閉塞され(図7参照)、撮影状態においてはレンズバリアー9、9によって光透過孔15が開放される(図8参照)。
カメラ本体11の内部には複数の撮影用のレンズ群が光軸方向に離隔して配置されており、レンズバリアー9、9によって光透過孔15が開放されると撮影用のレンズ群に外部から光が入射される。撮影用のレンズ群を通過した光は撮像素子に入射し、画素毎の電気的な信号に変換される。画素毎の電気的な信号は、A/D変換器にてデジタル信号とされ、現像処理を経て、画像データとされる。
外筒部7の前端部の周面には操作リング16が回転自在に支持されている。操作リング16が回動操作されることにより、マニュアルフォーカスやズームが行われレンズ群が光軸方向へ移動される。
外筒部7の外周面には、シャッターボタン17、ズームスイッチ18、その他の操作ボタン/スイッチが設けられている。
アダプター12は、外部機器(例えば携帯端末40A)に掛止される一対の掛止部19、19を有する。一対の掛止部19、19は、アダプター12に対して伸縮自在であり、かつ、任意の伸縮位置でロックすることができる。
一対の掛止部19、19は、アダプター12に対して伸縮自在であることによって、この外付けカメラ10Aは、様々な形状およびサイズの外部機器の様々な部位に装着することができる。
[外付けカメラ10Aのハードウェア構成]
図9は外付けカメラ10Aのハードウェア構成を示すブロック図である。
同図に示すように、この外付けカメラ10Aは、コントローラ501、操作入力部502、撮像部503、信号処理部504、メカ駆動部505、電源部506、ストレージ507、無線通信部508およびシステムバス509を備える。
コントローラ501は、外付けカメラ10Aの各部を制御する。コントローラ501は、CPUとメモリを有する。メモリはメインメモリ402として用いられるRAMと、電源のON/OFF、撮像の開始、静止画の取り込み、および外部機器(例えば携帯端末40A)との通信制御などを実行するためのプログラムが格納されたROMを有する。
コントローラ501は、例えば、無線通信部508を用いて、近距離内に存在する外部機器(例えば携帯端末40A)を検出すると、電源部506に対して電源制御信号を出力し、外付けカメラ10A内の各部への電源の供給を開始させる。また、コントローラ501は、外付けカメラ10Aの各部への電源供給がオンであるとき、近距離内に外部機器(例えば携帯端末40A)が検出されなくなると、各部への電源供給をオフにするように電源部506に電源制御信号を供給する。これによりコントローラ501は機器検出の状態に戻る。
コントローラ501は、無線通信部508を用いて接続された外部機器(例えば携帯端末40A)からの、各種の指令を受け、その指令に応じた処理を行う。外部機器(例えば携帯端末40A)からの指示としては、例えば、撮影開始の指示、撮影中の動画からの静止画の切り出しと(例えば携帯端末40A)への無線伝送、さらにはズームアップ/ズームインなどがある。
操作入力部502は、ユーザからの操作入力を受け付け、操作信号をコントローラ501に出力する。
撮像部503は、撮影レンズと、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子などで構成される。
信号処理部504は、撮像部503の出力をデジタル信号に変換するA/D変換器と、A/D変換器の出力であるRAWデータに対して露光、ホワイトバランスなどの調整、現像処理などを行う。信号処理部504は、必要に応じて、例えばノイズ除去、色調補正、エッジ検出などを行う。
ストレージ507は、撮影された画像データのファイルを保存するために用いられる。ストレージ507は、例えば、フラッシュメモリなどで構成される。
メカ駆動部505は、フォーカス調整、ズーム変更のためにレンズ群を光軸方向に駆動するメカや、内筒部14を進退させる機構、およびレンズバリアー9、9を開閉する機構などの各メカを駆動する回路である。
電源部506は、バッテリと、バッテリから外付けカメラ10Aの各部を動作させるために必要な電力を生成し、各部に供給する。
無線通信部508は、外部装置(例えば携帯端末40A)との間で、例えば、WiFi(登録商標)などの無線LAN(Local Area Network)や、例えばNFC(Near field communication)やBlue Tooth(登録商標)などの近距離無線通信などを行うためのインタフェースである。
その他、カメラ装置は、ディスプレイ、スピーカ、GPS受信部、姿勢センサー、メディアリードライタなどを備えたものであってよい。
次に、この携帯端末40Aを利用するときの姿勢について説明する。
この携帯端末40Aの筐体41の形状は直方体であり、1軸(Z軸)の方向のサイズが特に小さいことによって薄型の直方体となっている。他の2軸(XY軸)の方向によって構成される二次元空間はディスプレイの画面43を配置するために比較的広くなっている。筐体41のX軸方向のサイズLxとY軸方向とのサイズLyとの関係はLx<Lyである。ディスプレイの画面43のX軸方向のサイズDxとY軸方向とのサイズDyの関係もDx<Dyである。
以降の説明において、Y軸方向をユーザから見て縦にした携帯端末40Aの姿勢を「縦姿勢」、X軸方向をユーザから見て縦にした携帯端末40Aの姿勢を「横姿勢」と呼ぶことにする。また、縦姿勢には、ユーザから見て内蔵カメラ20Aの位置がディスプレイの画面43よりも上側となる姿勢(第1の縦姿勢)と、下側となる姿勢(第2の縦姿勢)がある。同様に、横姿勢には、ユーザから見て内蔵カメラ20Aの位置がディスプレイの画面43の右側となる姿勢(第1の横姿勢)と、左側となる姿勢(第2の横姿勢)がある。
携帯端末40Aの上記の各姿勢は、内蔵された加速度センサーおよびジャイロセンサーなどによって検知され、例えば、ユーザから見た上下左右の向きとディスプレイの画面43に表示される画像の上下左右の向きとが一致するように、表示データの向きが回転されるようになっている。
[顔画像処理システム1Aの動作]
携帯端末40Aに、外付けカメラ10Aをアダプター12を介して装着することによって、携帯端末40Aと外付けカメラ10Aとの間での例えば近距離無線通信によって互いの機器が検出される。
外付けカメラ10Aのコントローラ501は、携帯端末40Aを検出すると、電源部506に対して、外付けカメラ10Aの各部への電力の供給を指示する。これにより、カメラユニットは、撮影可能な状態となり、携帯端末40Aからの指令を待機する。
一方、携帯端末40AのCPU401は、外付けカメラ10Aを検出すると、カメラ用のアプリケーションプログラムを起動させる。携帯端末40AのCPU401は、カメラ用のアプリケーションプログラムに従って、内蔵カメラ20Aを起動させて撮影を開始するように制御を行う。また、携帯端末40AのCPU401は、無線通信により、外付けカメラ10Aに対して撮影開始を指示する。これにより、内蔵カメラ20Aと外付けカメラ10Aの各々において撮影が開始される。
内蔵カメラ20Aが起動されると、この内蔵カメラ20Aによって撮影された画像が携帯端末40Aのディスプレイ404の画面43に動画として表示される。
ユーザは、自分の顔を撮影するために、ディスプレイ404の画面43を見ながら、携帯端末40Aの内蔵カメラ20Aの視野に自分の顔が入るように携帯端末40Aの位置と向きを決める。内蔵カメラ20Aのシャッターボタンがユーザによって操作されると、携帯端末40AのCPU401は、その時点で撮影された画像(静止画)を目線補正に用いる第1の顔画像としてメインメモリ402に保持する。
また、携帯端末40AのCPU401は、外付けカメラ10Aに対して、撮影中の動画からの静止画の切り出しとその静止画の伝送を無線通信によって要求する。カメラユニットのコントローラ501は、この要求を受けると、撮影中の動画から静止画を切り出し、この静止画を無線通信によって携帯端末40Aに伝送する。携帯端末40AのCPU401は、外付けカメラ10Aから伝送された画像(静止画)を目線補正に用いる第2の顔画像としてメインメモリ402に保持する。
この後、携帯端末40AのCPU401は、メインメモリ402に保持された2つの顔画像から、上述した目線補正のための合成処理を実行し、その結果をディスプレイ404の画面43に表示する。
なお、2つの顔画像の画調の整合については、本実施形態においても第1の実施形態と同様に行われる。
図10は、本実施形態の顔画像処理システム1Aを用いてユーザが自分の顔を撮影する第1の形態を示す図である。
この第1の撮影形態では、外付けカメラ10AをユーザUの顔を目線Eよりやや高い位置から撮影する上カメラ装置10(図1参照)として用い、内蔵カメラ20AをユーザUの顔を目線Eよりやや低い位置から撮影する下カメラ装置20(図1参照)として用いる場合を想定している。
これは、カメラの画質の高低を左右するスペックが、携帯端末40Aの内蔵カメラ20Aに比較して外付けカメラ10Aの方が高い場合であって、かつ上目線画像を合成する場合に最適な形態である。すなわち、外付けカメラ10Aによって撮影された比較的高画質な画像が、目の部分以外の広い範囲の部分に使用されるからである。
図11は、本実施形態の顔画像処理システム1Aを用いてユーザUが自分の顔を撮影する第2の形態を示す図である。
この第2の撮影形態では、第1の撮影形態とは逆に、外付けカメラ10AをユーザUの顔を目線Eよりやや低い位置から撮影する下カメラ装置20(図1参照)として用い、内蔵カメラ20AをユーザUの顔を目線Eよりやや高い位置から撮影する上カメラ装置10(図1参照)として用いる場合を想定したものである。
携帯端末40Aは、姿勢センサー408によって筐体41の上下の向きが検知されるため、携帯端末40Aの内蔵カメラ20Aおよび外付けカメラ10Aの各々において撮影された画像の上下の向きを回転させることによって、目線補正が施された合成画像を得ることができる。
これは、カメラの画質の高低を左右するスペックが、外付けカメラ10Aに比較して携帯端末40Aの内蔵カメラ20Aの方が高い場合であって、かつ上目線画像を合成する場合に最適な形態である。
以上、2機のカメラ装置10、20によって撮影された同一ユーザの顔画像から目線補正画像を生成する方式について述べた。
[2機のカメラの向きおよび位置の条件判定]
ところで、上目線補正された顔画像を正しく合成するためには、2機のカメラ装置の向きと位置について、少なくとも以下の条件を満たす必要がある。
条件1.各カメラ装置の向きが正しいこと。
条件2.被写体であるユーザの顔の縦横の向きに対して、2つのカメラ装置が並ぶ方向が目線補正画像を生成するために正しいこと。
条件3.被写体であるユーザの顔の縦方向における内蔵カメラ20Aと外付けカメラ10Aとの上下の位置関係が正しいこと。(上目線補正の場合、内蔵カメラ20Aが下、外付けカメラ10Aが上が正しい位置関係である。)
例えば、図12に示すように、一方のカメラ装置10Aの視野が被写体であるユーザUとは逆向きとなっていた場合、目線補正に必要な上目線画像と下目線画像のペアが得られないため、目線補正された顔画像を合成できない(条件1の不成立)。また、このような場合、逆向きのカメラ装置10Aによって別の人物の顔を撮影してしまい、ユーザ自身の顔と別人の顔から目線補正された意図しない合成画像が生成される可能性がある。
また、内蔵カメラ20Aの光透過部44(図4参照)を指などの障害物が塞いでいる場合や、図13に示すように、外付けカメラ10Aが内蔵カメラ20Aの光透過部44を塞ぐように装着された場合、さらには、図14に示すように、外付けカメラ10Aの装着が不十分であるため、外付けカメラ10Aの画角内にユーザの顔が完全に収まって撮影できない場合も、目線補正された顔画像が得られない。
さらに、図15に示すように、内蔵カメラ20Aおよび外付けカメラ10Aが、ユーザUの顔の縦方向に対して左右の位置関係となるような向きで撮影がされた場合、姿勢センサー408によって検出された携帯端末40Aの姿勢をもとに各々の撮影画像が正しい向きに回転させても、内蔵カメラ20Aおよび外付けカメラ10Aによって撮影されるユーザの顔画像111、211は左右やや斜めを向いたものとなるだけである。したがって、目線補正された顔画像を得ることはできない。
さらに、図16に示すように、上目線画像の合成を目的とするとき、ユーザの顔の縦方向において内蔵カメラ20Aと外付けカメラ10Aとの上下の位置関係を逆さまにして撮影をした場合、ユーザの目的に反して下目線補正された顔画像が合成されてしまう(条件3の不成立)。
そこで、本実施形態の携帯端末40Aには、内蔵カメラ20Aおよび外付けカメラ10Aによって撮影された各々の画像をもとに、少なくとも上記の各条件が成立するかどうかを判定し、条件の不成立をユーザにアラートする機能が設けられている。以下、この機能について説明する。
図17は、上記の条件判定およびアラートの機能に関するフローチャートである。
このフローチャートに従って動作の説明をする前に、携帯端末40Aでの目線補正撮影に関連する各種の状態およびモードについて説明する。
携帯端末40Aにおいて目線補正による撮影を行うことが実際に可能な状態を「目線補正撮影スタンバイ」と呼ぶこととする。目線補正撮影スタンバイになると、目線補正撮影が可能であることが、例えばディスプレイ404の画面43などを通してユーザに提示される。目線補正撮影スタンバイの状態において、ユーザによって例えばシャッターボタンなどが操作された場合には、内蔵カメラ20Aと外付けカメラ10Aの各々によって撮影された画像を用いて目線補正のための画像合成が実行される。
目線補正撮影スタンバイ状態になっていないときはユーザによってシャッターボタンが操作されても、目線補正のための画像合成は実行されない。例えば、シャッターボタンの操作を無効にしたり、1カメラ(例えば内蔵カメラ20A)により撮影された画像を静止画として保存したりする処理だけを行うようにしてもよい。
目線補正撮影スタンバイの状態の以前に目線補正モードのオン/オフの状態がある。目線補正モードは、内蔵カメラ20Aと外付けカメラ10Aによって撮影された各々の画像から同一人物が検出されない間はオフであり、同一人物が検出されるとオンになる。目線補正モードがオンの間は、内蔵カメラ20Aおよび外付けカメラ10Aによって撮影された各々の画像をもとに上記の条件2および条件3の判定が行われ、いずれかの条件が不成立の場合には対応するアラートが出力される。
次に、図17のフローチャートを参照して、上記の条件判定およびアラートの動作を説明する。
ディスプレイ404の画面43には、例えば、内蔵カメラ20Aによって撮影された画像(動画)がリアルタイムで表示され、ユーザUはこのリアルタイム画像(動画)を見ながら、構図を決定し、目線補正撮影スタンバイの状態になるのを待つ。
いま、目線補正モードはオフ状態にある。
携帯端末40AのCPU401は、内蔵カメラ20Aと外付けカメラ10Aによって撮影された各々の画像から、それらの画像に含まれる被写体が同一人物であるかどうかを判定する(ステップS101)。この同一人物判定は、例えば、各々の画像に人物の顔の像が存在し、かつ各々の顔の特徴を数値化した特徴量の差が同一人物であることを判定するために定められた閾値以下であれば同一人物であると判定し、特徴量の差が閾値より大きければ同一人物ではないと判定することなどによって行われる。この顔の特徴量からの人物判定は周知の技術であるから、ここでは詳細な説明を省く。
なお、ここでは同一人物かどうかまでを判定することとしたが、速度を優先したい場合には、各々の画像に、ほぼ正面を向いた人の顔の像が存在するかどうかを判定するだけであってもよい。
また、携帯端末40AのCPU401が、例えば、精度重視、標準、速度重視など、段階的に分けられた複数の判定方法の中から所望の判定方法をユーザに選択させ、選択された判定方法に沿って同一人物判定を行うようにしてもよい。
精度重視は、同一人物判定のための特徴量の差の閾値を厳しく設定した判定方法である。速度重視は、同一人物判定のための特徴量の差の閾値を緩く設定した判定方法あるいは同一人物判定は行わず、例えば顔の像の有無のみを判定して、両方の画像に顔の像が存在すればOKとする判定方法である。標準とは、精度重視と速度重視との中間的な判定方法である。例えば、同一人物判定は行うが、同一人物判定のための特徴量の差の閾値が精度重視よりも緩く設定され、かつ速度重視よりも厳しく設定された判定方法である。
この同一人物判定において、各々の画像から同一人物の顔を検出できない場合(ステップS101のNo)、携帯端末40AのCPU401は、目線補正モードをオフ状態のままとする。したがって、以後も内蔵カメラ20Aと外付けカメラ10Aによって撮影された各々の画像からの同一人物判定が繰り返される。
各々の画像から同一人物の顔を検出できない場合の具体例としては、例えば、図12に示したように、外付けカメラ10Aが誤って逆向きに装着されている場合などがある。このような場合、内蔵カメラ20Aにより撮影された画像からはユーザUの顔が検出されるものの、外付けカメラ10Aによって撮影された画像には、例えばユーザUから携帯端末40A越しに見える景観などの像が含まれているだけである。したがって、各々の画像に同一人物の顔は検出されず、同一人物の判定結果としてNGが判定される。
また、同一人物判定において、各々の画像から同一人物の顔が検出された場合(ステップS101のYes)、携帯端末40AのCPU401は目線補正モードをオンにする(ステップS102)。目線補正モードがオンになると、携帯端末40AのCPU401は、例えば、内蔵カメラ20Aと外付けカメラ10Aの少なくともいずれか一方のカメラによって撮影された画像、および姿勢センサー408によって検出された携帯端末40Aの姿勢などから、上記の条件2および条件3の成立/不成立を判定するための処理を開始する。
条件2の判定処理は、例えば次のように行われる。
携帯端末40AのCPU401は、被写体であるユーザの顔の縦横の向きに対して、2つのカメラ装置が並ぶ方向が目線補正画像を生成するために正しいかどうかを判定する(ステップS103)。より具体的には、例えば、図2に示したように、外付けカメラ10A(第1のカメラ装置10)と内蔵カメラ20A(第2のカメラ装置20)によって各々撮影された画像101、201に含まれる顔が、ユーザの顔の縦方向において上下方向に傾いているかどうかを判定する。各々上下方向に傾いている場合には、条件2の判定結果としてOKが判定され、そうでない場合にはNGが判定される。あるいは、各々の画像101、201における顔が上と下の別々の方向に各々傾いているかどうかを判定してもよい。あるいは、一方のカメラの画像の顔が上下方向に傾いているかどうかを判定するだけであってもよい。
各々の画像に含まれる顔が、ユーザの顔の縦方向において上と下の別々の方向に各々傾いているかどうかの判定は、例えば、各々の画像の顔における縦方向での各パーツ位置の比較、画角内の顔の上下方向での位置の比較など、周知あるいは公知の様々な方法によって行うことができる。
また、各々の画像に含まれる顔が、ユーザの顔の縦方向において上と下の別々の方向に各々傾いているかどうかの判定に加えて、右と左の別々の方向に傾いているかどうかの判定を行ってもよい。すなわち、各々の画像に含まれる顔が、少なくとも上と下の別々の方向に各々傾いている場合には条件2の判定結果としてOKが判定され、左と右の別々の方向のみ傾いている場合にはNGが判定される。その他の場合にはエラーが判定されるようにしてよい。
条件2の判定結果がNGである場合(ステップS103のNo)、携帯端末40AのCPU401はアラートを出力する(ステップS104)。アラートとしては、例えば図18に示すように、「縦向きにしてください。」などのメッセージをディスプレイ404の画面43に表示する方法や、図19に示すように、携帯端末40Aを縦向きにするようにユーザを誘導するグラフィクスデータ(静止画、動画)をディスプレイ404の画面43に表示させる方法などがある。あるいは、音声によってユーザを誘導してもよい。
なお、ここでは、撮影画像から条件2の判定を行うこととしたが、例えば、顔の縦の向きを重力方向に合せて撮影するように制限されている場合には、姿勢センサー408によって縦向き姿勢であることが検出された場合には条件2の判定結果としてOKを判定し、横向き姿勢であることが検出された検出された場合には条件2の判定結果をNGとするようにしてもよい。
条件3の判定処理は、例えば次のように行われる。
ここでは、上目線補正がユーザにより指定されているものとする。
携帯端末40AのCPU401は、図10に示したように、被写体であるユーザUの顔の縦方向における内蔵カメラ20Aと外付けカメラ10Aとの上下の位置関係が正しいかどうかを判定する(ステップS105)。
ここで、上目線補正が行われるときの携帯端末40Aの正しい上下の向きとは、図10に示したように、被写体であるユーザUの顔の縦方向において、より高画質のカメラが相対的に上で、より低画質のカメラが相対的に下にあるときの向きである。これは、上目線補正では、上のカメラ装置により撮影された顔画像のうち目の部分以外の広範囲の画像が合成で使用されるためである。外付けカメラ10Aの撮影画像の画質が内蔵カメラ20Aのそれより高い場合を想定すると、外付けカメラ10Aが相対的に上で、内蔵カメラ20Aが相対的に下となるときの携帯端末40Aの向きが、上目線補正が行われるときの携帯端末40Aの正しい上下の向きとなる。
被写体であるユーザUの顔の縦方向における内蔵カメラ20Aと外付けカメラ10Aとの上下の位置関係が正しいかどうかの判定は、例えば、外付けカメラ10Aによって撮影された画像においてユーザの顔がやや下を向き、内蔵カメラ20Aによって撮影された画像においてユーザの顔がやや上を向いていることを個別に判定することなどによって行われる。あるいは、外付けカメラ10Aによって撮影された画像においてユーザの顔がやや下を向いているかどうかだけを判定してもよい。逆に、内蔵カメラ20Aによって撮影された画像においてユーザの顔がやや上を向いているかどうかだけを判定してもよい。
なお、ここでは、撮影画像から条件3の判定を行うこととしたが、例えば、顔の縦の向きを重力方向に合せて撮影するように制限されている場合には、姿勢センサー408の出力をもとに、CPU401が、内蔵カメラ20Aと外付けカメラ10Aのどちらを重量方向において下側とする縦姿勢であるかを検出し、内蔵カメラ20Aを重量方向側とする縦姿勢である場合には条件3の判定結果としてOKを判定し、外付けカメラ10Aを重量方向側とする縦姿勢であることが検出された場合には条件3の判定結果をNGとするようにしてもよい。
携帯端末40AのCPU401は、被写体であるユーザUの顔の縦方向における内蔵カメラ20Aと外付けカメラ10Aとの上下の位置関係が不正であることを判定すると(ステップS105のNo)、アラートを出力する(ステップS106)。この場合のアラートとしては、例えば図20に示すように、「上下反転してください。」などのメッセージをディスプレイ404の画面43に表示させる方法や、図21に示すように、上下反転させるようにユーザを誘導するグラフィクスデータ(静止画、動画)をディスプレイ404の画面43に表示させる方法などがある。あるいは、音声によってユーザに誘導するようにしてもよい。
目線補正モードがオンのとき、上記の条件(2)と条件(3)が各判定処理でいずれもOKが判定されると目線補正撮影スタンバイの状態になる(ステップS107)。
目線補正撮影スタンバイの状態になると、目線補正撮影が可能であることが、例えばディスプレイ404の画面43などを通してユーザに提示される。目線補正撮影スタンバイの状態において、ユーザによって例えばシャッターボタンなどが操作されると、内蔵カメラ20Aと外付けカメラ10Aの各々によって撮影された画像を用いて目線補正のための画像合成が行われる。
なお、上記のステップS104のアラート出力後は目線補正モードのオン状態が継続する。すなわち、実際にユーザによって携帯端末40Aの姿勢の縦横の向きが正され、このことがステップS103で判定されるまでステップS104のアラート出力の状態が続く。
同様に、ステップS106のアラート出力後も、実際にユーザによって携帯端末40Aの上下の向きが正され、このことがステップS105で判定されるまでステップS106のアラート出力の状態が続く。
[その他の判定とアラート出力]
外付けカメラ10Aと内蔵カメラ20Aによって各々撮影された2つの画像のうち、一方の画像の輝度だけが極端に低い場合、あるいは2つの画像のうち輝度の平均値が所定の値よりも大きい場合などに、その輝度が低い側の画像を撮影したカメラの光透過部44(図4参照)が指などの障害物によって塞がれていることがある。このような場合に、携帯端末40AのCPU401は、例えば、「カメラを遮るものがあります。」などのメッセージやグラフィックスをディスプレイ404の画面43に表示したり、音声でユーザに提示する。
<変形例1>
上記の実施形態では、上記の条件1の判定は、同一人物判定の中に組み込まれており、条件1の不成立に関してはアラートを出力するようにしていない。条件1の判定ステップを同一人物判定から分離し、条件1の不成立時にもアラートを出力するようにしてもよい。
例えば、外付けカメラ10Aにより撮影された画像からは顔を検出でき、内蔵カメラ20Aにより撮影された画像からは顔を検出できない場合には、内蔵カメラ20Aの光透過部44(図4参照)を指などの障害物が塞いでいる状態や、図13に示したように、外付けカメラ10Aが内蔵カメラ20Aの光透過部44を塞ぐように装着されている場合が想定される。そこで、このような検出結果に応じて、携帯端末40AのCPU401は、例えば「カメラの障害物を取り除いてください。」などのメッセージやグラフィクスをディスプレイ404の画面43に表示したり、音声でユーザにアラートを通知したりしてもよい。
逆に、内蔵カメラ20Aにより撮影された画像から顔が検出され、外付けカメラ10Aにより撮影された画像からは顔やその一部が検出されない場合には、外付けカメラ10Aが前後逆向きに装着されていたり(図12参照)、不完全な状態で装着されている可能性がある(図14参照)。このような場合、携帯端末40AのCPU401は、例えば、「外付けカメラを正しく装着してください。」などのメッセージやグラフィクスをディスプレイ404の画面43に表示したり、音声でユーザにアラートを通知したりしてもよい。
<変形例2>
以上の目線補正において、同時に、ユーザが指示する加工を合成された顔画像に施してもよい。例えば、目や瞳を大きくする加工、美肌加工などの画像編集内容、ユーザが目線補正のオプションとして選択できるようにすればよい。携帯端末40AのCPU401は、選択された目線補正のオプションに従って、合成された顔画像に対して、上記の画像編集を実行する。
<変形例3>
ネットワーク上のサーバ装置のCPUにおいて目線補正を行うようにしてもよい。すなわち、情報処理装置からネットワークを通じてサーバ装置に、2つのカメラ装置によって撮影された2つの顔画像が送信される。サーバ装置のCPUは、受信した2つの顔画像に対して上記の目線補正を行い、合成画像を情報処理装置にネットワークを通じて返信するように構成される。
<変形例4>
外付けカメラ10Aから携帯端末40Aに伝送される画像はRAWデータであってもよい。携帯端末40A内で現像処理を行うことによって、現像処理部を備えていない外付けカメラを使用することが可能になる。
<変形例5>
上記実施形態では、カメラ装置を2機使用したが、1機のカメラ装置をユーザの顔の縦方向に移動させ、上下の各位置にてユーザの顔を計2回撮影するように構成してもよい。したがって、本技術において、カメラの数は1機であってもよい。
<変形例6>
上記実施形態では、目線補正のための画像合成を情報処理装置40あるいは携帯端末40AのCPUで行うものとしたが、複数の情報処理装置で構成される情報処理システムにて処理を分散して行うようにしてもよい。または、1以上の情報処理装置と、これとネットワークを通じて接続されたサーバ装置で構成される情報処理システムにて処理を分散して行ってもよい。あるいは、ネットワークを通じて接続された複数のサーバ装置で構成される情報処理システムにて処理を分散して行ってもよい。
<変形例7>
以上では、静止画の目線補正について述べたが、本技術は、動画の目線補正にも同様に応用することができる。すなわち、例えば、フレーム単位あるいは1/Nフレームの単位で静止画に対する目線補正のための画像合成をすればよい。
この場合、携帯端末40Aをユーザが手にもって2機のカメラの画角内に自分の顔が入るようにする。このため、手振れなどによって、時折、2機のカメラの画角内から顔が外れたり、部分的に収まらなかったりすることがある。
変形例7では、2機のカメラの画角内から顔が外れたり、部分的に収まらなかったりして目線補正のための画像合成に失敗した場合、情報処理装置40あるいは携帯端末40AのCPU401が、最後に合成に成功した目線補正画像で、画像合成に失敗したフレームあるいは1/Nフレームを補間する。これにより、目線補正された動画が途切れることなく表示できる。
<変形例8>
本技術は、3機以上のカメラが接続されている場合にも応用することができる。
例えば、図22に示すように、携帯端末40Aの前方(ユーザU1の側)を視野とする2機のカメラ10A、20Aが縦方向の上下に配置され、それらと対称的に携帯端末40Aの後方を視野とする2機のカメラ10B、20Bが縦方向の上下に配置されたものなどが想定される。
この場合、図22に示すように、携帯端末40Aの前方(ユーザU1の側)を視野とする2機のカメラ10A、20Aは自分の目線補正画像を生成するための撮影に用いられる。携帯端末40Aの後方を視野とする2機のカメラ10B、20Bは、ユーザU1から携帯端末40Aの位置を挟んで反対側にいる人物U2の顔の目線補正画像を生成するための撮影に用いられる。
携帯端末40AのCPU401は、4機のカメラ10A、20A、10B、20Bによって各々撮影された画像から顔を検出し、同一人物の顔を含む画像ペアをもとに目線補正のための画像合成を行う。これにより、ユーザU1自身の目線補正された顔画像のみならず、他の人物U2の目線補正された顔画像を得ることができる。また、携帯端末40Aの後方を視野とする2機のカメラ10B、20Bによって撮影された画像のペアのみに同一人物(人U2)の顔が検出された場合には、その人物U2の目線補正された顔画像のみを合成して得ることができる。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)異なる位置から撮影された人物の顔を含む2つの画像に基づいて、前記2つの画像に含まれる顔が同一人物のものであるかどうかを判定し、前記同一人物のものである場合に、一方の前記画像における目の部分の画像に基づいて、他方の前記画像における目の部分の画像を変えた目線補正画像を生成させる制御部を具備する
情報処理装置。
(2)前記(1)に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記被写体であるユーザの顔の縦方向において異なる位置から第1の撮像部および第2の撮像部によって撮影された前記ユーザの顔を含む2つの画像を取得するように構成された
情報処理装置。
(3)前記(2)に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、
前記目線補正画像を生成するモード時、前記被写体であるユーザの顔の縦横の向きに対して、前記第1の撮像部および前記第2の撮像部が並ぶ方向が正しいかどうかを判定し、不正の場合には、アラートを出力するように構成された
情報処理装置。
(4)前記(3)に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記第1の撮像部および前記第2の撮像部が並ぶ方向を正すことを誘導する情報を前記アラートとして出力するように構成された
情報処理装置。
(5)前記(1)から(4)のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記第1の撮像部は、前記被写体であるユーザの顔の縦方向において上側の撮像部であり、前記第2の撮像部は、前記被写体であるユーザの顔の縦方向において下側の撮像部であり、前記第1の撮像部は撮影画像の画質が前記第2の撮像部よりも高い
情報処理装置。
(6)前記(5)に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、
前記目線補正画像を生成するモード時、前記被写体であるユーザの顔の縦方向における前記第1の撮像部と前記第2の撮像部との上下の位置関係が正しいかどうかを判定し、不正の場合には、アラートを出力するように構成された
情報処理装置。
(7)前記(6)に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記第1の撮像部と前記第2の撮像部との上下の位置関係を正すことを誘導する情報を前記アラートとして出力するように構成された
情報処理装置。
(8)前記(1)から(7)のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記第1の撮像部と前記第2の撮像部との上下の位置関係を正すことを誘導する情報を前記アラートとして出力するように構成された
情報処理装置。
(9)前記(1)から(8)のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記生成された目線補正画像に対して編集を行うように構成されたものであってよい。
1…顔画像処理システム
1A…顔画像処理システム
10…上カメラ装置
10A…外付けカメラ
20…下カメラ装置
20A…内蔵カメラ
40…情報処理装置(情報処理システム)
40A…携帯端末
401…CPU
404…ディスプレイ
409…無線通信部
501…コントローラ
503…撮像部
508…無線通信部

Claims (13)

  1. 異なる位置から撮影された人物の顔を含む2つの画像に基づいて、前記2つの画像に含まれる顔が同一人物のものであるかどうかを判定し、前記同一人物のものである場合に、一方の前記画像における目の部分の画像に基づいて、他方の前記画像における目の部分の画像を変えた目線補正画像を生成させる制御部を具備する
    情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記制御部は、前記被写体であるユーザの顔の縦方向において異なる位置から第1の撮像部および第2の撮像部によって撮影された前記ユーザの顔を含む2つの画像を取得するように構成された
    情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記制御部は、
    前記目線補正画像を生成するモード時、前記被写体であるユーザの顔の縦横の向きに対して、前記第1の撮像部および前記第2の撮像部が並ぶ方向が正しいかどうかを判定し、不正の場合には、アラートを出力するように構成された
    情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記制御部は、前記第1の撮像部および前記第2の撮像部が並ぶ方向を正すことを誘導する情報を前記アラートとして出力するように構成された
    情報処理装置。
  5. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記第1の撮像部は、前記被写体であるユーザの顔の縦方向において上側の撮像部であり、前記第2の撮像部は、前記被写体であるユーザの顔の縦方向において下側の撮像部であり、前記第1の撮像部は撮影画像の画質が前記第2の撮像部よりも高い
    情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置であって、
    前記制御部は、
    前記目線補正画像を生成するモード時、前記被写体であるユーザの顔の縦方向における前記第1の撮像部と前記第2の撮像部との上下の位置関係が正しいかどうかを判定し、不正の場合には、アラートを出力するように構成された
    情報処理装置。
  7. 請求項6に記載の情報処理装置であって、
    前記制御部は、前記第1の撮像部と前記第2の撮像部との上下の位置関係を正すことを誘導する情報を前記アラートとして出力するように構成された
    情報処理装置。
  8. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記第1の撮像部が、前記情報処理装置に内蔵され、
    前記第2の撮像部が、前記情報処理装置に着脱自在に取れ付けられる別体の撮像部である
    情報処理装置。
  9. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記制御部は、前記生成された目線補正画像に対して編集を行うように構成された
    情報処理装置。
  10. 異なる位置から人物の顔を撮影する撮像ユニットと、
    前記撮像ユニットによって撮影された前記ユーザの顔を含む2つの画像に基づいて、前記2つの画像に含まれる顔が同一人物のものであるかどうかを判定し、前記同一人物のものである場合に、一方の前記画像における目の部分の画像に基づいて、他方の前記画像における目の部分の画像を変えた目線補正画像を生成させる制御部を具備する
    情報処理装置。
  11. 制御部が、
    異なる位置から撮影された人物の顔を含む2つの画像に基づいて、前記2つの画像に含まれる顔が同一人物のものであるかどうかを判定し、前記同一人物のものである場合に、一方の前記画像における目の部分の画像に基づいて、他方の前記画像における目の部分の画像を変えた目線補正画像を生成させる
    情報処理方法。
  12. 異なる位置から撮影された人物の顔を含む2つの画像に基づいて、前記2つの画像に含まれる顔が同一人物のものであるかどうかを判定し、前記同一人物のものである場合に、一方の前記画像における目の部分の画像に基づいて、他方の前記画像における目の部分の画像を変えた目線補正画像を生成させる制御部を具備する
    情報処理システム。
  13. 異なる位置から撮影された人物の顔を含む2つの画像に基づいて、前記2つの画像に含まれる顔が同一人物のものであるかどうかを判定し、前記同一人物のものである場合に、一方の前記画像における目の部分の画像に基づいて、他方の前記画像における目の部分の画像を変えた目線補正画像を生成させる制御部として、コンピュータを機能させる
    プログラム。
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