JP5018007B2 - ネットワーク制御システムおよびその制御方法 - Google Patents

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本発明は、ネットワーク制御システムおよびその制御方法に関し、特に、複数のネットワークインタフェースを実装する装置の節電効果をより向上させたネットワーク制御システムおよびその制御方法に関する。
近年、ネットワーク技術の発展とコンピュータの普及に伴い、コンピュータと印刷装置とをネットワーク接続して印刷装置を共有する、もしくはコンピュータと他の装置とを接続してデータを共有する等、資源の有効利用が図られている。
また、コンピュータや印刷装置には、消費電力を抑えるための節電制御を行う節電モードが備えられており、例えばネットワーク接続された印刷装置においては、予め設定された設定時間を経過しても印刷データが受信されない場合は、印刷装置の消費電力の大きい部分(例えば定着部等)への電源供給を停止する等の節電制御を行っている。
例えば特許文献1には、自システム宛てのパケットを受信した場合のみ電源状態を回復させて節電効果を向上させた計算機システムおよびその計算機システムで使用されるネットワーク制御装置が提案されている。
上記提案の発明は、CPUが停止状態である時に受信したパケットが自通信ポート宛てであるかどうかをMACが判別して、自通信ポート宛てのパケットを受信した場合のみCPUを起動することで、CPUの節電効果を向上させるように構成したものである。
また、特許文献2には、ネットワーク機器のインターフェース部をも節電するネットワークインタフェース装置と、それを用いたネットワークシステムが提案されている。
上記提案の発明は、パケット信号を検出する信号検出部で所定時間の間、パケット信号が検出されない場合にはネットワークインターフェース部のトランシーバ部及びネットワークコントローラ部への電力供給を停止してネットワークインターフェース部を節電するように構成したものである。
また、特許文献3には、ネットワークに接続されたプリンタなどのサービス装置における節電効率を向上させることが可能な節電管理システム、節電管理方法、節電管理プログラム、節電管理装置、及びサービス装置が提案されている。
上記提案の発明は、クライアント端末からサービス装置へステータスの要求があった場合は、ステータス要求に対するステータスをサービス装置の節電状態を管理する節電管理装置が代行してクライアント端末に送信し、クライアント端末からサービス装置へサービスの要求があった場合は、節電管理装置がサービス装置に対して起動要求を送信し、サービス装置を起動させるように構成したものである。
また、特許文献4には、同一のスイッチングハブで接続されたサーバ装置へのネットワークアクセスの監視と、サーバ装置への電源投入を制御する電源制御装置が電源投入停止後のサーバ装置に対するネットワークアクセスの発生も監視できるサーバ装置の監視制御方法および電源制御装置が提案されている。
上記提案の発明は、サーバ装置のネットワークアドレスを送信元アドレスとするARP要求フレームを電源制御装置からネットワークに送出し、これを受信したスイッチングハブが、これ以後、サーバ装置のネットワークアドレスに宛てたフレームを受信すると、そのフレームを電源制御装置が接続されているポートに送出するように構成したものである。
特開平11−110089号公報 特開2002−016612号公報 特開2005−267539号公報 特開2000−349797号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される提案では、受信したパケットが自装置宛のパケットであるか否かを判別するためにPHYを停止することができず、この技術を複数の通信ポートを実装する装置に適用した場合は、各通信ポートのCPUは停止できても、PHYを停止させることができない。
また、上記特許文献2に示される提案では、一定時間使用されないネットワークインターフェースを停止させる機能を具備しているが、しかし最近では、ネットワークで接続された各種装置から各種情報を収集するためのブロードキャストパケットや、既知のホスト装置からの情報収集の為のアクセスパケットなどがネットワーク上を頻繁に流れているため、それらのブロードキャストパケットなどを受信することにより、実際には、ネットワークインターフェースを停止する時間が殆ど無くなり節電効果が得られにくいという課題がある。
また、上記特許文献3に示される提案では、特別な管理装置を必要とし、また、上記特許文献4に示される提案では、サーバー装置と電源装置との別々の装置をスイッチングハブで接続する必要がある。
そこで、本発明は、複数のネットワークインタフェースを実装する装置の節電効果をより向上させたネットワーク制御システムおよびその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1のネットワーク制御システムの発明は、同一のネットワークに接続され、送受信する情報を指定された宛先に対応する複数の中継ポートに切り替えて中継伝送する中継機器と、前記中継機器の中継ポートにそれぞれ接続された複数のネットワークインタフェース手段を有するネットワーク機器とを具備し、前記ネットワーク機器は、前記複数のネットワークインタフェース手段のそれぞれの情報の送受信状態に基づき当該ネットワークインタフェース手段の通信処理を行う複数の処理手段の一部から全部へと段階的に節電状態に制御する節電制御手段を具備し、前記節電制御手段は、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、前記ネットワークインタフェース手段と同一のサブネットに接続され、且つ前記ネットワークインタフェース手段の通信処理の代行が可能な別のネットワークインタフェース手段が前記複数のネットワークインタフェース手段の中にある場合に、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御し、前記中継機器は、前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を、前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように前記中継ポートの切り替えを行い、前記別のネットワークインタフェース手段は、前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信処理を代行することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段は、前記ネットワークを介する通信機能の物理層の処理を行う第1の処理手段と、前記通信機能のメディアアクセス制御副層の処理を行う第2の処理手段と、前記通信機能のメディアアクセス制御副層以上の層の処理を行う第3の処理手段とを具備し、前記節電制御手段は、前記第1の処理手段乃至第3の処理手段を所定の順番で段階的に節電状態に制御することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記ネットワーク機器は、前記節電制御手段により前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、前記中継機器に該ネットワークインタフェース手段を通知し、前記中継機器は、該通知に基づき前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように前記中継ポートの切り替えを行うことを特徴とする。
また、請求項4のネットワーク制御システムの発明は、互いにルータを介して接続された複数のネットワークと、前記複数のネットワークにそれぞれ接続された複数のネットワークインタフェース手段を有するネットワーク機器とを具備し、前記ネットワーク機器は、前記複数のネットワークインタフェース手段のそれぞれの情報の送受信状態に基づき当該ネットワークインタフェース手段の通信処理を行う複数の処理手段の一部から全部へと段階的に節電状態に制御する節電制御手段を具備し、前記節電制御手段は、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、該ネットワークインタフェース手段の通信処理の代行が可能な前記ネットワークに接続された別のネットワークインタフェース手段が前記複数のネットワークインタフェース手段の中にある場合に、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御し、前記ルータは、前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を、前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように通信経路を切り替え、前記別のネットワークインタフェース手段は、前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信処理を代行することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段は、前記ネットワークを介する通信機能の物理層の処理を行う第1の処理手段と、前記通信機能のメディアアクセス制御副層の処理を行う第2の処理手段と、前記通信機能のメディアアクセス制御副層以上の層の処理を行う第3の処理手段とを具備し、前記節電制御手段は、前記第1の処理手段乃至第3の処理手段を所定の順番で段階的に節電状態に制御することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項4の発明において、前記ネットワーク機器は、前記節電制御手段により前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、前記ルータに該ネットワークインタフェース手段を通知し、前記ルータは、該通知に基づき前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように通信経路を切り替えることを特徴とする。
また、請求項7の制御方法の発明は、同一のネットワークに接続され、送受信する情報を指定された宛先に対応する複数の中継ポートに中継機器で切り替えて中継伝送し、前記中継機器の中継ポートにネットワーク機器が有する複数のネットワークインタフェース手段をそれぞれ接続し、前記ネットワーク機器は、前記複数のネットワークインタフェース手段のそれぞれの情報の送受信状態に基づき当該ネットワークインタフェース手段の通信処理を行う複数の処理手段の一部から全部へと段階的に節電状態に節電制御手段で制御し、前記節電制御手段は、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、前記ネットワークインタフェース手段と同一のサブネットに接続され、且つ前記ネットワークインタフェース手段の通信処理の代行が可能な別のネットワークインタフェース手段が前記複数のネットワークインタフェース手段の中にある場合に、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御し、前記中継機器は、前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を、前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように前記中継ポートの切り替えを行い、前記別のネットワークインタフェース手段は、前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とすることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記ネットワークインタフェース手段は、前記ネットワークを介する通信機能の物理層の処理を第1の処理手段で行い、前記通信機能のメディアアクセス制御副層の処理を第2の処理手段で行い、前記通信機能のメディアアクセス制御副層以上の層の処理を第3の処理手段で行い、前記節電制御手段は、前記第1の処理手段乃至第3の処理手段を所定の順番で段階的に節電状態に制御することを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項7の発明において、前記ネットワーク機器は、前記節電制御手段により前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、前記中継機器に該ネットワークインタフェース手段を通知し、前記中継機器は、該通知に基づき前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように前記中継ポートの切り替えを行うことを特徴とする。
また、請求項10の制御方法の発明は、互いにルータを介して接続された複数のネットワークにネットワーク機器が有する複数のネットワークインタフェース手段をそれぞれ接続し、前記ネットワーク機器は、前記複数のネットワークインタフェース手段のそれぞれの情報の送受信状態に基づき当該ネットワークインタフェース手段の通信処理を行う複数の処理手段の一部から全部へと段階的に節電状態に節電制御手段で制御し、前記節電制御手段は、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、該ネットワークインタフェース手段の通信処理の代行が可能な前記ネットワークに接続された別のネットワークインタフェース手段が前記複数のネットワークインタフェース手段の中にある場合に、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御し、前記ルータは、前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を、前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように通信経路を切り替え、前記別のネットワークインタフェース手段は、前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信処理を代行することを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項10の発明において、前記ネットワークインタフェース手段は、前記ネットワークを介する通信機能の物理層の処理を第1の処理手段で行い、前記通信機能のメディアアクセス制御副層の処理を第2の処理手段で行い、前記通信機能のメディアアクセス制御副層以上の層の処理を第3の処理手段で行い、前記節電制御手段は、前記第1の処理手段乃至第3の処理手段を所定の順番で段階的に節電状態に制御することを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項10の発明において、前記ネットワーク機器は、前記節電制御手段により前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、前記ルータに該ネットワークインタフェース手段を通知し、前記ルータは、該通知に基づき前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように通信経路を切り替えることを特徴とする。
本発明のネットワーク制御システムおよびその制御方法によれば、同一のネットワークに接続され、送受信する情報を指定された宛先に対応する複数の中継ポートに切り替えて中継伝送する中継機器と、前記中継機器の中継ポートにそれぞれ接続された複数のネットワークインタフェース手段を有するネットワーク機器とを具備し、前記ネットワーク機器は、前記複数のネットワークインタフェース手段のそれぞれの情報の送受信状態に基づき当該ネットワークインタフェース手段の通信処理を行う複数の処理手段の一部から全部へと段階的に節電状態に制御する節電制御手段を具備し、前記節電制御手段は、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、前記ネットワークインタフェース手段と同一のサブネットに接続され、且つ前記ネットワークインタフェース手段の通信処理の代行が可能な別のネットワークインタフェース手段が前記複数のネットワークインタフェース手段の中にある場合に、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御し、前記中継機器は、前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を、前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように前記中継ポートの切り替えを行い、前記別のネットワークインタフェース手段は、前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信処理を代行するので、情報の送受信に影響を与えることなく代行処理が可能なネットワークインタフェース手段の電源供給を段階的に停止して節電効果を得ることができる。
また、互いにルータを介して接続された複数のネットワークと、前記複数のネットワークにそれぞれ接続された複数のネットワークインタフェース手段を有するネットワーク機器とを具備し、前記ネットワーク機器は、前記複数のネットワークインタフェース手段のそれぞれの情報の送受信状態に基づき当該ネットワークインタフェース手段の通信処理を行う複数の処理手段の一部から全部へと段階的に節電状態に制御する節電制御手段を具備し、前記節電制御手段は、
前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、該ネットワークインタフェース手段の通信処理の代行が可能な前記ネットワークに接続された別のネットワークインタフェース手段が前記複数のネットワークインタフェース手段の中にある場合に、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御し、前記ルータは、前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を、前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように通信経路を切り替え、前記別のネットワークインタフェース手段は、前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信処理を代行するので、ネットワークインタフェース手段が接続されているネットワーク形態に応じてネットワークインタフェース手段を節電状態に制御し、節電効果を得ることができる。
以下、本発明に係わるネットワーク制御システムおよびその制御方法の一実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わるネットワーク制御システムおよびその制御方法を適用した印刷装置1の要部の概略的な構成を示すブロック図である。
図1に示すように、印刷装置1にはLAN(=Local Area Network)インタフェースカード11、LANインタフェースカード12、LANインタフェースカード13の複数のLANインタフェースカードが実装され、ネットワーク制御部10と、画像出力部20を備えている。
各LANインタフェースカードは、印刷装置1とLANとを接続し、LANを介して他の装置とデータの送受信制御を行うための拡張カードである。
ネットワーク制御部10は、各LANインタフェースカードを統括制御し、各LANインタフェースカードと接続されたネットワークを介してデータの送受信制御を行う。
また、各LANインタフェースカードと接続されたネットワークの形態と、各LANインタフェースカードでのデータの送受信状態に応じて各LANインタフェースカードの電力消費を抑えるための節電制御等を行う。
また、ネットワーク制御部10は、CPU14と、不揮発性メモリー15と、ROM/RAM16(=Read Only Memory/Random Access Memory)と、ストレージ17およびその周辺装置を備えており、各LANインタフェースカードと、CPU14と、不揮発性メモリー15と、ROM/RAM16と、画像出力部20と、ストレージ17およびその周辺装置がローカルバス5で接続されている。
ネットワーク制御部10のCPU14は、ネットワーク制御部10の不揮発性メモリー15、ROM/RAM16、ストレージ17およびその周辺装置を制御してネットワーク制御部10全体を統括制御する中央処理装置である。
また、CPU14は、各LANインタフェースカードの後述するCPU115が停止している場合に、CPU115の制御動作を代行し、CPU115が停止しているLANインタフェースカードの後述するPHY111およびMAC112の制御を行う。
不揮発性メモリー15、ROM/RAM16、ストレージ17は、何れも記憶装置であり、不揮発性メモリー15は、電源を切っても記憶内容の保持が要求される各種データやプログラム等を記憶保持する。
また、ROM/RAM16は、印刷装置1の制御動作を行うプログラムや各種データを記憶保持し、実行中のプログラムや処理中のデータを一時的に記憶する。
また、ストレージ17は、比較的容量が大きく、送受信されるデータ等を記憶する。
画像出力部20は、印刷装置1に入力されたデータを画像処理し、用紙等の媒体に印刷出力する。
印刷装置1は、各LANインタフェースカードで例えばLAN2やLAN3と接続することで、各LANと接続された他の装置と印刷装置1との間でデータの送受信を行うことができる。
図2は、印刷装置1に実装された各LANインタフェースカードの要部の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、各LANインタフェースカードは、電源制御部110と、PHY111と、MAC112と、不揮発性メモリー113と、ROM/RAM114と、CPU115と、インタフェース117と、ストレージ116およびその周辺装置を備えている。
電源制御部110は、LANインタフェースカードのPHY111、MAC112、CPU115、ストレージ116およびその周辺装置への電源供給を制御し、LANインタフェースカードの消費電力を抑えるための節電制御を行う。
PHY111は、OSI基本参照モデルの物理層に対応するプロトコル処理を行う。
具体的には、ネットワークとの物理的接続、伝送方式、電気信号の相互変換方式等のプロトコル処理を行う。
MAC112は、OSI基本参照モデルのデータリンク層、メディアアクセス制御副層に対応するプロトコル処理を行う。
具体的には、PHY111で受信されたデータが自MAC宛てのデータであるか否かを判別するとともに受信データのフレーム形式や誤り等の検出を行う。
不揮発性メモリー113、ROM/RAM114、ストレージ116は、何れも記憶装置であり、不揮発性メモリー113は、電源を切っても記憶内容の保持が要求される各種データやプログラム等を記憶保持する。
また、ROM/RAM114は、LANインタフェースカードの制御動作を行うプログラムや各種データを記憶保持し、実行中のプログラムや処理中のデータを一時的に記憶する。
また、ストレージ116は、比較的容量が大きく、送受信されるデータ等を記憶する。
CPU115は、PHY111及びMAC112を制御し、MAC112でプロトコル処理されたデータに対してOSI基本参照モデルのデーターリンク層、論理リンク制御副層より上に対応するプロトコル処理(データーリンク層、論理リンク制御副層も含む)の各種処理を行うとともに、LANインタフェースカード全体を統括制御する中央処理装置である。
インタフェース117は、LANインタフェースカードと印刷装置1(具体的にはネットワーク制御部10)との間でデータや制御信号を送受信するためのインタフェース制御を行う。
このように構成された各LANインタフェースカードは、各LANインタフェースカード毎に電源制御部110を備えているので各LANインタフェースカード毎にPHY111、MAC112、CPU115、ストレージ116およびその周辺装置への電源供給を制御して各LANインタフェースカードの節電効果をより向上させる節電制御を行っている。
なお、電源制御部110が自LANインタフェースカードの節電制御を行う場合は、PHY111、MAC112、CPU115、ストレージ116およびその周辺装置のうちの電源供給を停止する順番(節電レベル)に従ってこれらの装置への電源供給を制御する。
図3は、電源制御部110が行う自LANインタフェースカードの節電制御と、その節電レベルの対応の一例を示した節電制御と節電レベル対応表300である。
図3に示すように、節電制御と節電レベル対応表300には電源制御部110が行う自LANインタフェースカードの節電制御と、その節電レベルとが対応付けされた情報が示されている。
節電レベル0(図中の節電レベル項目301)は、LANインタフェースカードのPHY111、MAC112、CPU115、ストレージ116およびその周辺装置の全てに電源を供給する制御である。
また、節電レベル1(図中の節電レベル項目302)は、LANインタフェースカードのストレージ116およびその周辺装置への電源供給を停止し、PHY111、MAC112、CPU115に電源を供給する制御である。
このように節電制御されたLANインタフェースカードでは、ストレージ116を使用しないジョブやステータス情報等のデータであれば送受信可能である。
また、節電レベル2(図中の節電レベル項目303)は、LANインタフェースカードのCPU115とストレージ116およびその周辺装置への電源供給を停止し、PHY111、MAC112に電源を供給する制御である。
このように節電制御されたLANインタフェースカードでは、そのLANインタフェースカードのCPU115が行う動作制御(具体的にはPHY111及びMAC112を制御する動作)をそのLANインタフェースカードを備えた本体装置側(具体的にはネットワーク制御部20)のCPU(具体的にはCPU14)が代行して制御するようにすることでデータの送受信が可能である。
この場合は、ストレージの使用が必要なデータの入力時には、本体装置側のストレージ17が使用される。
また、節電レベル3(図中の節電レベル項目304)は、LANインタフェースカードのMAC112、CPU115、ストレージ116およびその周辺装置への電源供給を停止し、PHY111に電源を供給する制御である。
このように節電制御されたLANインタフェースカードでは、そのLANインタフェースカードのCPU115が行う動作制御(具体的にはPHY111及びMAC112を制御する動作)をそのLANインタフェースカードを備えた本体装置側(具体的にはネットワーク制御部20)のCPU(具体的にはCPU14)が代行して制御するようにし、PHY111に入力データがあれば、MAC112の節電状態を解除するようにすることで、データの送受信が可能である。
また、節電レベル4(図中の節電レベル項目305)は、LANインタフェースカードのPHY111、MAC112、CPU115、ストレージ116およびその周辺装置の全ての電源供給を停止する制御である。
このように節電制御されたLANインタフェースカードは、PHY111が停止されている、もしくはLANインタフェースカード全体が電源断の状態である。
この節電制御と節電レベル対応表300の情報は、各LANインタフェースカードのROM/RAM114及びネットワーク制御部10のROM/RAM16に予め記憶保持され、各LANインタフェースカードの電源制御部110がネットワーク制御部10のCPU14から指令される節電レベル情報と、節電制御と節電レベル対応表300に基づき節電制御を行う。
このような節電制御が行えるLANインタフェースカード11、LANインタフェースカード12、LANインタフェースカード13を備えた印刷装置1は、各LANインタフェースカードと接続されたネットワークの形態と、各LANインタフェースカードでのデータの送受信状態に応じて各LANインタフェースカードの節電制御を行い、各LANインタフェースカードの節電効果をより向上させるように構成されている。
この各LANインタフェースカードと接続されたネットワークの形態と、各LANインタフェースカードでのデータの送受信状態に応じた各LANインタフェースカードの節電制御は、主にネットワーク制御部10の制御に基づき各LANインタフェースカードの電源制御部110が制御する。
図4は、ネットワーク制御部10が印刷装置1に実装された各LANインタフェースカード対して節電制御を指示する際の判断基準となる節電制御判断情報400の一例を示す図である。
図4に示すように、節電制御判断情報400には、ネットワーク制御部10が各LANインタフェースカード対して各LANインタフェースカードの節電レベルを段階的に節電レベル0から節電レベル4へ移行させるための条件となる情報が示されている。
例えば通常状態(節電レベル0)のLANインタフェースカードを節電レベル1の状態に節電制御する場合(図中の節電レベル項目401)は、ネットワーク制御部10が印刷装置1に実装された各LANインタフェースカードでのデータの送受信状況を監視し、予め設定された一定時間T1内にデータ(例えばジョブ、装置のステータス情報、パケット等)の送受信が無いLANインタフェースカードに対して節電レベル1の節電制御を指示する。
また、節電レベル1のLANインタフェースカードを節電レベル2に移行させる場合(図中の節電レベル項目402)は、節電レベル1に節電制御されたLANインタフェースカードで予め設定された一定時間T2内にデータの送受信が無い場合に節電レベル2の節電制御を指示する。
また、節電レベル2のLANインタフェースカードを節電レベル3に節電制御する場合(図中の節電レベル項目403)は、節電レベル2に節電制御されたLANインタフェースカードで予め設定された一定時間T3内にデータの送受信が無く、かつ当該LANインタフェースカードの代理応答が可能な別のLANインタフェースカードを印刷装置1が備えていない場合(通信不能な場合等)に節電レベル3の節電制御を指示する。
ここで言う代理応答とは、印刷装置1に実装された複数のLANインタフェースカードのうちの節電レベル2に節電制御されたLANインタフェースカードのPHY111が受信すべきメッセージを、起動している別のLANインタフェースカードが受信し、そのパケットに対するメッセージを必要に応じて送信することである。
この代理応答は、同じサブネットに接続された装置間ならば何れの装置とも接続できるため、印刷装置1に実装された複数のLANインタフェースカードが同一サブネットで接続されたネットワーク接続であれば代理応答が可能である。
また、DHCP/DDNS(=Dynamic Host Configuration Protocol/Dynamic Domain Name System)運用で同じドメイン名が使える場合は、DNS(=Domain Name System)での検索が可能なため、印刷装置1に実装された複数のLANインタフェースカードが異なるサブネットで接続されていても各LANインタフェースカードが接続されたネットワークがDHCP/DDNS運用され、DNSで同一ドメインに属し、常に同一のホスト、ドメイン名が割り付けられるように構成されていれば、限定的ではあるが、FQDN(=Fully Qualified Domain Name)名で接続して代理応答することが可能である。
なお、各LANインタフェースカードが互いにネットワークを介してデータの送受信ができない状態では代理応答を行うことができない。
また、節電レベル3のLANインタフェースカードを節電レベル4に節電制御する場合(図中の節電レベル項目404)は、節電レベル3に節電制御されたLANインタフェースカードで予め設定された一定時間T4内にデータの送受信が無く、かつ印刷装置1に実装されている別のLANインタフェースカードが節電レベル3のLANインタフェースカードの代理応答が可能なネットワークに接続されている場合は、節電レベル3のLANインタフェースカードに対して節電レベル4の節電制御を指示する。
また、節電状態(節電レベル1乃至節電レベル4)にあるLANインタフェースカードの処理を必要とするデータを受信した場合や他のLANインタフェースカードの負荷が高く、負荷の分散を要する場合には節電状態(節電レベル1乃至節電レベル4)のLANインタフェースカードの節電解除の節電制御を指示する。
具体的には、節電状態(節電レベル1乃至節電レベル4)のLANインタフェースカードを節電レベル0へ移行する節電制御を行うよう指示する。
この節電制御判断情報400は、ネットワーク制御部10のROM/RAM16に予め記憶保持されている。
なお、節電制御判断は、節電レベル0から節電レベル4の順番に段階的に移行させてももよく、あるいは節電レベル0、節電レベル1、節電レベル3、節電レベル4の順番のように間を飛ばして移行させてもよい任意設定が可能である。
このように構成された印刷装置1が印刷装置1に実装された各LANインタフェースカードにより接続されたネットワークの形態と、各LANインタフェースカードでのデータの送受信状況に応じて行う節電制御について、図5乃至図9を参照して説明する。
図5及び図6は、印刷装置1が接続されたネットワークの形態の一例を示す図である。
図5は、印刷装置1に実装された複数のLANインタフェースカードが同一サブネットで接続されたネットワーク500の一例を示す図であり、図6は、印刷装置1に実装された複数のLANインタフェースカードが異なるサブネットで接続され、DHCP/DDNS運用されてDNSでは同一ドメインに属し、常に同一のホスト、ドメイン名が割り付けられるように構成されネットワーク501の一例を示す図である。
なお、図5及び図6においては、説明の便宜上、印刷装置1に実装されたLANインタフェースカード11とLANインタフェースカード12が接続されたネットワークの形態を例に示すものとする。
図5に示すように、ネットワーク500は、印刷装置1とクライアント装置50とがLAN2で接続され、LAN2にはDHCPサーバ装置60が接続されている。
また、印刷装置1に実装されたLANインタフェースカード11とLANインタフェースカード12がスイッチングハブ40にそれぞれ接続され、スイッチングハブ40を介してLAN2の同一サブネットに接続されている。
このように構成されたネットワーク500では、印刷装置1の各LANインタフェースカードが通常状態で稼動している場合(節電レベル0)は、クライアント装置50から印刷装置1の各LANインタフェースカード宛てに送信された各パケットは、LAN2を介してスイッチングハブ40へ転送され、スイッチングハブ40の切替え制御により各LANインタフェースカード宛てのパケットがそれぞれのLANインタフェースカードへ転送され、各LANインタフェースカードで受信される。
また、図6に示すように、ネットワーク501は、印刷装置1とクライアント装置50とがLAN2及びLAN3で接続され、LAN2とLAN3とがルータ70で接続されている。
また、LAN2には印刷装置1のLANインタフェースカード12と、クライアント装置50と、DHCPサーバ装置60と、ルータ70とが接続され、LAN3には印刷装置1のLANインタフェースカード11と、DHCPサーバ装置61と、DDNSサーバ装置80とが接続されている。
このように構成されたネットワーク501では、印刷装置1のLANインタフェースカード11とLANインタフェースカード12の各LANインタフェースカードが通常状態で稼動している場合(節電レベル0)は、クライアント装置50から印刷装置1の各LANインタフェースカード宛てに送信された各パケットは、LANインタフェースカード12宛てのパケットがLAN2を介してLANインタフェースカード12へ転送され、LANインタフェースカード11宛てのパケットがLAN2と、ルータ70と、LAN3を介してLANインタフェースカード11へ転送される。
このように印刷装置1の各LANインタフェースカードが接続されたネットワーク500またはネットワーク501の形態において、印刷装置1のネットワーク制御部10が印刷装置1に実装された各LANインタフェースカードでのデータの送受信状態に応じて行う節電制御について、図7及び図8を参照して説明する。
図7及び図8は、ネットワーク500とネットワーク501の形態における印刷装置1の節電制御の動作を示す流れ図である。
なお、図7及び図8において、説明の便宜上、節電制御される、例えばLANインタフェースカード12をLANインタフェースカードA、節電状態にあるLANインタフェースカードAの代理応答または代理処理を行わせる別のLANインタフェースカード、例えばLANインタフェースカード11をLANインタフェースカードBで示すものとする。
印刷装置1の各LANインタフェースカードが通常状態で稼動している場合(節電レベル0)は、前述したように、クライアント装置50から印刷装置1の各LANインタフェースカード宛てに送信された各パケットは、ネットワーク形態がネットワーク500の場合は、LAN2を介してスイッチングハブ40へ転送され、スイッチングハブ40を介して各LANインタフェースカード宛ての各パケットがそれぞれのLANインタフェースカードで受信される。
また、ネットワーク形態がネットワーク501の場合は、クライアント装置50から各LANインタフェースカード宛てに送信された各パケットは、LANインタフェースカード12宛てのパケットがLAN2を介してLANインタフェースカード12へ転送され、LANインタフェースカード11宛てのパケットがLAN2と、ルータ70と、LAN3を介してLANインタフェースカード11へ転送される。
このように、印刷装置1の各LANインタフェースカードが節電レベル0に節電制御された状態において、図7に示すように、印刷装置1の例えばLANインタフェースカード12で予め設定された一定時間T1内にデータ(例えばパケット)の送受信が無かった場合は(ステップS601、ステップS602でYES)、LANインタフェースカード12を節電レベル1で節電制御し、節電レベル0から節電レベル1へ移行させる(ステップS603)。
この制御動作は、具体的には、印刷装置1のネットワーク制御部10(具体的にはCPU14)が印刷装置1の各LANインタフェースカードでのデータ(例えばパケット)の送受信状況を監視し、データの送受信の無い状態を図示せぬタイマーで計測し、節電レベル1へ移行するための予め設定された一定時間T1内にデータ(例えばパケット)の送受信が無かった例えばLANインタフェースカード12の電源制御部110に対して節電レベル1の節電制御を行うよう指令信号を送信する。
この指令信号に基づきそのLANインタフェースカード(この場合は、LANインタフェースカード12)の電源制御部110は、電源制御部110の節電制御により電源が供給されていたPHY111、MAC112、CPU115、ストレージ116およびその周辺装置のうちのストレージ116およびその周辺装置への電源供給を停止する。
また、節電レベル1に節電制御された状態の例えばLANインタフェースカード2で節電レベル2へ移行するための予め設定された一定時間T2内にデータ(例えばパケット)の送受信が無かった場合は(ステップS604、ステップS605でYES)、LANインタフェースカード12を節電レベル2で節電制御し、節電レベル1から節電レベル2へ移行させる(ステップS606)。
この制御動作は、具体的には、ネットワーク制御部10(具体的にはCPU14)が印刷装置1の各LANインタフェースカードでのデータ(例えばパケット)の送受信状況の監視に基づき節電レベル2へ移行が可能な通信状態の例えばLANインタフェースカード12の電源制御部110に対して節電レベル2の節電制御を行うよう指令信号を送信する。
この指令信号に基づきLANインタフェースカード12の電源制御部110は、電源を供給していたPHY111、MAC112、CPU115のうちのCPU115への電源供給を停止する。
また、節電レベル2に節電制御された状態の例えばLANインタフェースカード2で節電レベル3へ移行するための予め設定された一定時間T3内にデータ(例えばパケット)の送受信が無かった場合は(ステップS607、ステップS608でYES)、LANインタフェースカード12を節電レベル3で節電制御し、節電レベル2から節電レベル3へ移行させる(ステップS609)。
この制御動作は、ネットワーク制御部10(具体的にはCPU14)が印刷装置1の各LANインタフェースカードでのデータ(例えばパケット)の送受信状況の監視に基づき節電レベル3へ移行が可能な通信状態の例えばLANインタフェースカード12の電源制御部110に対して節電レベル3の節電制御を行うよう指令信号を送信する。
この指令信号に基づきそのLANインタフェースカード(この場合は、LANインタフェースカード12)の電源制御部110は、電源を供給していたPHY111、MAC112のうちのMAC112への電源供給を停止する。
また、図8に示すように、節電レベル3に節電制御された状態の例えばLANインタフェースカード12で節電レベル4へ移行するための予め設定された一定時間T4内にデータ(例えばパケット)の送受信が無かった場合は(ステップS610、ステップS611でYES)、印刷装置1がLANインタフェースカード12とは別のLANインタフェースカードを備えているか否かを判別する(ステップS612)。
ステップS612において、印刷装置1がLANインタフェースカード12とは別のLANインタフェースカードを備えていると判別した場合は(ステップS613でYES)、各LANインタフェースカードのネットワークの接続状態を検知し、印刷装置1の各LANインタフェースカードのうちの節電レベル3から節電レベル4へ移行するLANインタフェースカード(この場合は、LANインタフェースカード12)の代理応答または代理処理が可能なネットワーク形態に接続されたLANインタフェースカードがあるか否かを判断する(ステップS614)。
節電レベル3から節電レベル4へ移行するLANインタフェースカード(この場合は、LANインタフェースカード12)の代理応答または代理処理が可能なネットワーク形態に接続されたLANインタフェースカードがある場合は(ステップS615でYES)、LANインタフェースカード12を節電レベル4で節電制御し、節電レベル3から節電レベル4へ移行させる。
また、LANインタフェースカード12を節電レベル3から節電レベル4へ移行後、LANインタフェースカード12の代理応答または代理処理を行わせる別のLANインタフェースカード(この場合は、LANインタフェースカード11)に対してLANインタフェースカード12の代理応答または代理処理が行うための代行準備処理を行う。
LANインタフェースカードを節電レベル3から節電レベル4へ移行させる節電制御及び代行準備処理は、印刷装置1に実装された各LANインタフェースカードが接続されているネットワークの形態に応じて処理動作が異なる。
例えば印刷装置1がネットワーク500で接続されている場合(図5参照)は、印刷装置1のLANインタフェースカード11とLANインタフェースカード12が同一サブネット内に接続されているので(ステップS615でYES)、節電レベル3に節電制御された例えばLANインタフェースカード12の起動を停止(PHY111、MAC112、CPU115、ストレージ116およびその周辺装置の全てに電源供給を停止)し(ステップS616)、LANインタフェースカード11からLANインタフェースカード12のMACアドレスとIPでARPを送信させてLAN2に通知し、スイッチングハブ40のポートのマッピングをLANインタフェースカード11側に設定させる(ステップS617)。
なお、印刷装置1のLANインタフェースカード11とLANインタフェースカード12が同一サブネット内に接続されているか否かは、自LANインタフェースカードのIP設定とその動作値から判断できる。
このような節電制御と代行準備処理を行うことでネットワーク500に接続された印刷装置1の例えばLANインタフェースカード12の起動を停止させ、例えばLANインタフェースカード11でLANインタフェースカード12の代理応答または代理処理を行なわせることができる。
なお、ネットワーク500で印刷装置1の各LANインタフェースカードがスイッチングハブ40を介さずにLAN2と直接接続されている構成の場合は、LANインタフェースカード11からのARPの送信は省略できる。
この場合は、予め自分宛のARP(=Address Resolution Protocol)を送信し、それが他のLANインタフェースカードに到達するかで検知可能であり、到達すれば印刷装置1にはLANインタフェースカード12の代理応答または代理処理が可能なネットワークに接続されたLANインタフェースカードが実装されていないと判断する。
また、例えば印刷装置1がネットワーク501と接続されている場合(図6参照)、印刷装置1のLANインタフェースカード11とLANインタフェースカード12が異なるサブネットで接続されているが(ステップS615でNO)、DHCP/DDNS運用され、LANインタフェースカード11とLANインタフェースカード12がDNSの同一ドメインに属し、常に同一のホスト、ドメイン名が割り付けられるように構成されているので(ステップS618、ステップS619でYES)、節電レベル3に節電制御された例えばLANインタフェースカード12に対してDHCPサーバ装置60に登録されたLANインタフェースカード12のIPと、図示せぬDNSサーバに登録されたLANインタフェースカード12の名前の削除を各サーバへ要求させて削除させた後(ステップS620)、LANインタフェースカード12の起動を停止させる(ステップS621)。
なお、印刷装置1のLANインタフェースカード11とLANインタフェースカード12がDHCP/DDNS運用か否かは、自インタフェースカードのIP設定とDDNS設定、およびそれによって取得できた動作値から判断できる。
LANインタフェースカード12の起動停止後、LANインタフェースカード11に対してLANインタフェースカード12のMACアドレスでDHCPサーバー装置61からIPを取得し、そのアドレスとLANインタフェースカード12のホスト名でFQDNを取得する動作を行わせる(ステップS622)。
このような節電制御と代行準備処理を行うことでネットワーク501に接続された印刷装置1の例えばLANインタフェースカード12の起動を停止させ、例えばLANインタフェースカード11でLANインタフェースカード12の代理応答または代理処理を行なわせることができる。
このように印刷装置1の例えばLANインタフェースカード12が節電レベル4で制御されている状態において、印刷装置1がネットワーク500と接続されている場合は、クライアント装置50から印刷装置1の各LANインタフェースカード宛てに送信されたパケットは、LAN2を介してスイッチングハブ40へ転送され、スイッチングハブ40の切替え制御により各LANインタフェースカード宛てのパケットがそれぞれLANインタフェースカード11で受信される。
また、印刷装置1がネットワーク501と接続されている場合は、クライアント装置50から印刷装置1の各LANインタフェースカード宛てに送信されたパケットは、LAN2、ルータ70及びLAN3を介してLANインタフェースカード11で受信される。
次に、印刷装置1の各LANインタフェースカードのうちの節電レベル4のLANインタフェースカードの節電制御を解除(節電レベル0へ移行)する制御動作について図9を参照して説明する。
図9は、印刷装置1の節電レベル4の状態に節電制御されたLANインタフェースカードの節電制御を解除(節電レベル0へ移行)する動作を示す流れ図である。
図9に示すように、印刷装置1の例えばLANインタフェースカード12が節電レベル4で節電制御されている状態でLANインタフェースカード12を通常状態(節電レベル0)に復帰させる状況が発生した場合は(ステップS901、ステップS902でYESステップS903、ステップS904でYES)、LANインタフェースカード12の
代理応答または代理処理を停止させ、LANインタフェースカード12を通常状態へ復帰させる。
この代理応答または代理処理の停止と、節電状態の解除の制御動作は、印刷装置1に実装された各LANインタフェースカードが接続されているネットワークの形態に応じて異なる。
例えば印刷装置1がネットワーク500(図5参照)の形態で接続されている場合は、印刷装置1のLANインタフェースカード11とLANインタフェースカード12が同一サブネット内に接続されているので(ステップS906でYES)、LANインタフェースカード12の代理応答または代理処理を行っているLANインタフェースカード(この場合は、LANインタフェースカード11)の代理応答または代理処理動作を停止させ(ステップS907)、節電レベル4で節電制御されているLANインタフェースカード12の節電制御を解除し、節電レベル0の状態へ移行させる(ステップS908)。
この制御動作は、具体的には、ネットワーク制御部10(具体的にはCPU14)が印刷装置1の各LANインタフェースカードでのデータ(例えばパケット)の送受信状況やCPUの処理状況に基づきLANインタフェースカード12を通常状態に復帰させる状況が発生したことを検知した場合に節電レベル4で節電制御されているLANインタフェースカード12の電源制御部110に対して節電レベル0で節電制御するように指令信号を送信する。
この指令信号に基づきLANインタフェースカード12の電源制御部110は、電源供給が停止されていたPHY111、MAC112、CPU115、ストレージ116およびその周辺装置の全てに電源を供給する。
なお、節電制御を解除する判断基準は、節電レベル4に節電制御されていた例えばLANインタフェースカード12固有の処理機能を必要とするデータを受信した場合や印刷装置1に実装された他の起動しているLANインタフェースカードがサポートしていないプロトコル処理を要するデータを受信した場合及び起動しているLANインタフェースカードが高負荷となった場合等である。
節電レベル4で節電制御されていたLANインタフェースカード12の節電制御を解除後、通常状態(節電レベル0)へ移行させた例えばLANインタフェースカード12に対してLANインタフェースカード12のMACアドレスとIPでARPをLAN2に送信させてLAN2に通知し、スイッチングハブ40のポートのマッピングをLANインタフェースカード12側に設定する(ステップS909)。
また、例えば印刷装置1がネットワーク501(図6参照)と接続されている場合は、印刷装置1のLANインタフェースカード11とLANインタフェースカード12が異なるサブネットで接続されているが、DHCP/DDNS運用され、LANインタフェースカード11とLANインタフェースカード12がDNSの同一ドメインに属し、常に同一のホスト、ドメイン名が割り付けられるように構成されているので(ステップS910、ステップS911でYES)、LANインタフェースカード12の代理応答または代理処理を行っているLANインタフェースカード(この場合は、LANインタフェースカード11)の代理応答または代理処理動作を停止させ(ステップS912)、節電レベル4で節電制御されているLANインタフェースカード12の節電制御を解除し、節電レベル0の状態へ移行させる(ステップS913)。
この制御動作は、具体的には、前述のネットワーク500の形態の場合と同様にネットワーク制御部10が各LANインタフェースカードでのデータ(例えばパケット)の送受信状況やCPUの処理状況に基づきLANインタフェースカード12を通常状態に復帰させる状況が発生した場合に節電レベル4で節電制御されているLANインタフェースカード12の電源制御部110に対して節電レベル0で節電制御するように指令信号を送信すし、LANインタフェースカード12の電源制御部110がPHY111、MAC112、CPU115、ストレージ116およびその周辺装置の全てに電源を供給する。
節電レベル4で節電制御されていたLANインタフェースカード12の節電制御を解除後、通常状態(節電レベル0)へ移行させた例えばLANインタフェースカード12に対してDHCPサーバー装置60から自MACアドレスでIPを取得し、そのアドレスと自装置のホスト名でFQDNを取得する動作を行わせる(ステップS914)。
このように印刷装置1は、印刷装置1に実装された複数のLANインタフェースカードの節電レベルを各LANインタフェースカードがそれぞれ接続されたネットワーク形態に応じて自動的に最適な節電状態に制御するので、より大きな節電効果が得られる。
以上の説明では、印刷装置1に実装された各LANインタフェースカードの節電レベル移行の判断と制御指示を印刷装置1のネットワーク制御部10で行う例を示したが、各LANインタフェースカードとネットワーク制御部10とで分担して行うような構成としてもよい。
本発明は、CPU及びMACを備えた通信ポートを介してデータ転送を行う装置の省電力化に応用する技術に適用可能である。
本発明に係わるネットワーク制御システムおよびその制御方法を適用した印刷装置1の構成を示すブロック図 印刷装置1に実装された各LANインタフェースカードの構成を示すブロック図 各LANインタフェースカードの節電制御と、その節電レベルの対応の一例を示す図 節電制御の判断基準となる節電制御判断情報400の一例を示す図 ネットワーク500の一例を示す図 ネットワーク501の一例を示す図 各ネットワーク形態における節電制御の動作を示す流れ図(その1) 各ネットワーク形態における節電制御の動作を示す流れ図(その2) 節電制御を解除(節電レベル0へ移行)する動作を示す流れ図
符号の説明
1 印刷装置
1、2 LAN(=Local Area Network)
5 ローカルバス
11、12、13 LANインタフェースカード
14 CPU(ネットワーク制御部)
15 不揮発性メモリー(ネットワーク制御部)
16 ROM/RAM(ネットワーク制御部)
17 ストレージ(ネットワーク制御部)
20 画像出力部
40 スイッチングハブ
50 クライアント装置
60、61 DHCPサーバ装置
70 ルータ
80 DDNSサーバ装置
110 電源制御部
111 PHY
112 MAC
113 不揮発性メモリー
114 ROM/RAM
115 CPU
116 ストレージ
117 インタフェース
300 節電制御と節電レベル対応表
400 節電制御判断情報
500、501 ネットワーク構成

Claims (12)

  1. 同一のネットワークに接続され、送受信する情報を指定された宛先に対応する複数の中継ポートに切り替えて中継伝送する中継機器と、
    前記中継機器の中継ポートにそれぞれ接続された複数のネットワークインタフェース手段を有するネットワーク機器と
    を具備し、
    前記ネットワーク機器は、
    前記複数のネットワークインタフェース手段のそれぞれの情報の送受信状態に基づき当該ネットワークインタフェース手段の通信処理を行う複数の処理手段の一部から全部へと段階的に節電状態に制御する節電制御手段
    を具備し、
    前記節電制御手段は、
    前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、前記ネットワークインタフェース手段と同一のサブネットに接続され、且つ前記ネットワークインタフェース手段の通信処理の代行が可能な別のネットワークインタフェース手段が前記複数のネットワークインタフェース手段の中にある場合に、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御し、
    前記中継機器は、
    前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を、前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように前記中継ポートの切り替えを行い、
    前記別のネットワークインタフェース手段は、
    前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信処理を代行するネットワーク制御システム。
  2. 前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段は、
    前記ネットワークを介する通信機能の物理層の処理を行う第1の処理手段と、
    前記通信機能のメディアアクセス制御副層の処理を行う第2の処理手段と、
    前記通信機能のメディアアクセス制御副層以上の層の処理を行う第3の処理手段と
    を具備し、
    前記節電制御手段は、
    前記第1の処理手段乃至第3の処理手段を所定の順番で段階的に節電状態に制御する請求項1記載のネットワーク制御システム。
  3. 前記ネットワーク機器は、
    前記節電制御手段により前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、前記中継機器に該ネットワークインタフェース手段を通知し、
    前記中継機器は、
    該通知に基づき前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように前記中継ポートの切り替えを行う請求項1記載のネットワーク制御システム。
  4. 互いにルータを介して接続された複数のネットワークと、
    前記複数のネットワークにそれぞれ接続された複数のネットワークインタフェース手段を有するネットワーク機器と
    を具備し、
    前記ネットワーク機器は、
    前記複数のネットワークインタフェース手段のそれぞれの情報の送受信状態に基づき当該ネットワークインタフェース手段の通信処理を行う複数の処理手段の一部から全部へと段階的に節電状態に制御する節電制御手段
    を具備し、
    前記節電制御手段は、
    前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、該ネットワークインタフェース手段の通信処理の代行が可能な前記ネットワークに接続された別のネットワークインタフェース手段が前記複数のネットワークインタフェース手段の中にある場合に、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御し、
    前記ルータは、
    前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を、前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように通信経路を切り替え、
    前記別のネットワークインタフェース手段は、
    前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信処理を代行するネットワーク制御システム。
  5. 前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段は、
    前記ネットワークを介する通信機能の物理層の処理を行う第1の処理手段と、
    前記通信機能のメディアアクセス制御副層の処理を行う第2の処理手段と、
    前記通信機能のメディアアクセス制御副層以上の層の処理を行う第3の処理手段と
    を具備し、
    前記節電制御手段は、
    前記第1の処理手段乃至第3の処理手段を所定の順番で段階的に節電状態に制御する請求項4記載のネットワーク制御システム。
  6. 前記ネットワーク機器は、
    前記節電制御手段により前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、前記ルータに該ネットワークインタフェース手段を通知し、
    前記ルータは、
    該通知に基づき前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように通信経路を切り替える請求項4記載のネットワーク制御システム。
  7. 同一のネットワークに接続され、送受信する情報を指定された宛先に対応する複数の中継ポートに中継機器で切り替えて中継伝送し、
    前記中継機器の中継ポートにネットワーク機器が有する複数のネットワークインタフェース手段をそれぞれ接続し、
    前記ネットワーク機器は、
    前記複数のネットワークインタフェース手段のそれぞれの情報の送受信状態に基づき当該ネットワークインタフェース手段の通信処理を行う複数の処理手段の一部から全部へと段階的に節電状態に節電制御手段で制御し、
    前記節電制御手段は、
    前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、前記ネットワークインタフェース手段と同一のサブネットに接続され、且つ前記ネットワークインタフェース手段の通信処理の代行が可能な別のネットワークインタフェース手段が前記複数のネットワークインタフェース手段の中にある場合に、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御し、
    前記中継機器は、
    前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を、前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように前記中継ポートの切り替えを行い、
    前記別のネットワークインタフェース手段は、
    前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信処理を代行する制御方法。
  8. 前記ネットワークインタフェース手段は、
    前記ネットワークを介する通信機能の物理層の処理を第1の処理手段で行い、
    前記通信機能のメディアアクセス制御副層の処理を第2の処理手段で行い、
    前記通信機能のメディアアクセス制御副層以上の層の処理を第3の処理手段で行い、
    前記節電制御手段は、
    前記第1の処理手段乃至第3の処理手段を所定の順番で段階的に節電状態に制御する請求項7記載の制御方法。
  9. 前記ネットワーク機器は、
    前記節電制御手段により前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、前記中継機器に該ネットワークインタフェース手段を通知し、
    前記中継機器は、
    該通知に基づき前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように前記中継ポートの切り替えを行う請求項7記載の制御方法。
  10. 互いにルータを介して接続された複数のネットワークにネットワーク機器が有する複数のネットワークインタフェース手段をそれぞれ接続し、
    前記ネットワーク機器は、
    前記複数のネットワークインタフェース手段のそれぞれの情報の送受信状態に基づき当該ネットワークインタフェース手段の通信処理を行う複数の処理手段の一部から全部へと段階的に節電状態に節電制御手段で制御し、
    前記節電制御手段は、
    前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、該ネットワークインタフェース手段の通信処理の代行が可能な前記ネットワークに接続された別のネットワークインタフェース手段が前記複数のネットワークインタフェース手段の中にある場合に、前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御し、
    前記ルータは、
    前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を、前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように通信経路を切り替え、
    前記別のネットワークインタフェース手段は、
    前記節電制御手段により前記複数の処理手段の全部が節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信処理を代行する制御方法。
  11. 前記ネットワークインタフェース手段は、
    前記ネットワークを介する通信機能の物理層の処理を第1の処理手段で行い、
    前記通信機能のメディアアクセス制御副層の処理を第2の処理手段で行い、
    前記通信機能のメディアアクセス制御副層以上の層の処理を第3の処理手段で行い、
    前記節電制御手段は、
    前記第1の処理手段乃至第3の処理手段を所定の順番で段階的に節電状態に制御する請求項10記載の制御方法。
  12. 前記ネットワーク機器は、
    前記節電制御手段により前記ネットワークインタフェース手段の前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御するに際して、前記ルータに該ネットワークインタフェース手段を通知し、
    前記ルータは、
    該通知に基づき前記複数の処理手段の全部を節電状態に制御されたネットワークインタフェース手段を宛先とする通信を前記別のネットワークインタフェース手段を宛先とする通信とするように通信経路を切り替える請求項10記載の制御方法。
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