JP5017145B2 - 撮像装置及び当該装置におけるインピーダンス整合方法 - Google Patents

撮像装置及び当該装置におけるインピーダンス整合方法 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置の集積回路の出力インピーダンスとの整合を取るインピーダンス整合技術に関するものである。
一般には、同じ集積回路であっても、その製造プロセスにおける製造条件の変動により、トランジスタや抵抗の抵抗値が小さく動作速度が高速なものから、その抵抗値が大きく動作速度が低速なものが生成されることがある。また集積回路の動作中に電源電圧が変動したり、また温度が変動することにより、動作中にトランジスタの抵抗値が変動して動作速度が変動することがある。
高速インターフェース回路では、集積回路の出力インピーダンスと外部負荷との間でインピーダンスの整合をとる必要がある。これは、集積回路の出力インピーダンスと外部負荷の間でのインピーダンスの不整合による反射波の発生を防止するためである。
しかし、集積回路の出荷時や、電源投入直後に出力インピーダンスの整合を行ったとしても、その集積回路動作中に電源電圧が変動したり温度変動が発生すると出力インピーダンスが変動してインピーダンスの整合がとれなくなることがある。
このような問題に対処するために、集積回路の動作中に集積回路の出力ドライバのインピーダンスを動的に校正してインピーダンス整合を行うことにより、電源電圧の変動や温度変動による伝送線路上の反射波の発生を抑制することが提案されている。
このようなインピーダンス整合を行う方法としては、高精度の外部抵抗を参照して、出力端子の出力インピーダンスを、この外部抵抗の抵抗値に対応させてインピーダンス整合するものがある。特許文献1では、高精度の外部抵抗と、PMOSアレイ又はNMOSアレイで分圧された電圧と基準電圧とをオペアンプで比較している。そして、そのオペアンプの出力を基にPMOSアレイ又はNMOSアレイの中で動作させるトランジスタ数を制御することによりインピーダンスの整合を行っている。
また特許文献1は、ノイズが大きい環境下でも高精度なインピーダンス調整を行うために、出力インピーダンスの設定値毎にオペアンプの出力を複数回検出している。そして、その検出した信号の多数決論理でこの設定値での出力インピーダンスを判定して、インピーダンス整合中のノイズの影響を軽減する方法を提案している。
また特許文献2は、ノイズが大きい環境下でも高精度なインピーダンス調整を行うことを目的としている。具体的には、出力インピーダンスの設定値毎にインピーダンスの判定を2のk乗回行い、その平均を求めて、インピーダンス整合中におけるノイズの影響を軽減する方法を提案している。
特開2005−26890号公報 特開2007−06277号公報
しかしながら上述の従来技術では、インピーダンスの整合中にノイズが発生した場合に、ノイズの影響を低減する方法について言及しているが、インピーダンスの整合を適切なタイミングで行うことにより、ノイズの影響を受けにくくする方法については考慮されていない。
本発明は上記従来技術の問題点を解決することを目的とする。
本願発明の一態様によれば、ノイズの影響を受けやすい期間ではインピーダンス整合を行わないようにして、誤ったインピーダンス整合がされるのを防止することができる。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る撮像装置は以下のような構成を備える。即ち、
インピーダンス整合のための基準となる抵抗値を有する外部抵抗器と、
前記外部抵抗器が接続された集積回路の端子の出力インピーダンスを前記外部抵抗器の抵抗値に対応して整合させるインピーダンス整合手段と、
前記インピーダンス整合手段でのインピーダンス整合においてノイズの影響を受けると判断される場合に、前記インピーダンス整合手段にインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力する信号生成手段と、を備え、
前記信号生成手段は、
前記外部抵抗器が接続されている端子に電力を供給している電源から供給される電力により動作する信号の動作頻度を判定する判定手段を有し、
前記判定手段により判定される動作頻度が所定値以上の場合に、前記インピーダンス整合手段にインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る撮像装置におけるインピーダンス整合方法は以下のような工程を備える。即ち、
インピーダンス整合手段が、インピーダンス整合のための基準となる抵抗値を有する外部抵抗器が接続された集積回路の端子の出力インピーダンスを前記外部抵抗器の抵抗値に対応して整合させるインピーダンス整合工程と、
信号生成手段が、前記インピーダンス整合工程でのインピーダンス整合においてノイズの影響を受けると判断される場合に、前記インピーダンス整合工程におけるインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力する信号生成工程と、を備え、
前記信号生成工程は、
判定手段が、前記外部抵抗器が接続されている端子に電力を供給している電源から供給される電力により動作する信号の動作頻度を判定する判定工程を有し、
前記判定工程で判定される動作頻度が所定値以上の場合に、前記インピーダンス整合工程におけるインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力することを特徴とする。
本発明によれば、ノイズの影響を受けやすい期間ではインピーダンス整合を行わないようにするため、高精度なインピーダンス整合を行うことができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置(カメラ)の概略構成を示すブロック図である。
撮像レンズ201は、撮影像を光学的に撮像素子202上に結像させる。撮像素子202は、その撮影像をアナログの電気信号に変換する。A/D変換器203は、この撮像素子202から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
204はメモリカードやハードディスク等の記憶媒体であり、撮影された画像データはこの記憶媒体204に記録される。メモリ205は、撮影した画像データを一時的に格納するための揮発性のメモリである。制御回路206は、A/D変換器203、記憶媒体204、メモリ205、画像信号処理回路221、圧縮・伸張回路222へのデータの流れを制御する。画像信号処理回路221は、A/D変換器203によりデジタル信号に変換された画像信号に対して色補正等の信号処理を行う。圧縮・伸張回路222は、画像信号処理回路221により信号処理が施された画像データを符号化したり、またその符号化した画像データを復号する。また制御回路206は、フラッシュ装置250、SW1(251)、SW2(252)、モードダイヤル253、レンズ駆動部254、バッテリ電圧検出回路255から出力される信号に基づいてIO駆動能力制御部223を制御する。SW1(251)はレリーズボタン(不図示)が半押しの状態でオンになり、このスイッチがオンになると撮影のための準備が行われ測光処理やAF処理が指示される。SW2(252)は、レリーズボタンが全押しの状態でオンになり、このスイッチがオンになると撮影が行われる。
253はモードダイヤルであり、このダイヤル253を回転させることにより、静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等を選択して設定することができる。レンズ駆動部254は、撮像レンズ201をテレ端或はワイド端方向に駆動する。バッテリ電圧検出回路255は、バッテリの電圧値を検出してバッテリ残量を検出するのに使用される。判定回路256は、同一の電源グループに属する回路の動作状況を判定する。
260は、ロードライブ時のインピーダンスの整合に用いられる外部抵抗器である。261はハイドライブ時のインピーダンスの整合に用いられる外部抵抗器である。ここで集積回路220は、主に画像信号処理回路221、圧縮・伸張回路222、IO駆動能力制御部223、判定回路256などを含んでいる。パッド341は、このIO駆動能力制御部223から出力される信号を外部に供給するためのパッドである。
次に、上述した各部から出力される信号について説明する。
270はフラッシュ装置250が充電中である時にハイレベルになる信号である。271はSW1(251)が押された時にハイレベルになる信号である。272はSW2(252)が押された時にハイレベルになる信号である。273はモードダイヤル253が動画撮影モードに設定されているときにハイレベルになる信号である。274はレンズ駆動部254で撮像レンズ201を駆動中のときにハイレベルになる信号である。275はバッテリ電圧が所定値以下になったときにハイレベルになる信号である。276はインピーダンスの整合のための外部抵抗器260,261が接続されたパッド328,308と同じ電源グループに属するパッドの信号の動作頻度が高い場合にハイレベルになる信号である。280はインピーダンス整合を許可/不許可するように制御する制御信号である。この制御信号280は、信号270,271,274及び信号272,273の論理積(AND)を取った信号とを入力するORゲート278の出力信号277と、信号276とを入力するNORゲート279の出力信号である。281はANDゲートで、信号272と信号273の論理積を求めている。このANDゲート281の出力は、動画撮影モードでレリーズスイッチが全押しされたときにハイレベルとなる。これら判定回路256、ANDゲート281、ORゲート278、NORゲート279は、この制御信号280の信号生成回路の主要部を構成している。
こうしてフラッシュの充電中、又はSW1(251)が押下された、又はバッテリの出力電圧低下時、又は動画撮影モードでSW2(252)が押下されると信号280がロウレベルになる。更に、撮像レンズ201の駆動中、又は同一電源グループが動作中の何れかでも制御信号280がロウレベルになる。この制御信号280がロウレベルになると、後述するインピーダンス整合回路300によるインピーダンスの整合が行われなくなる。以下詳しく説明する。
図2は、本実施の形態に係る判定回路256の構成を説明する図である。
この図2では、同一の電源グループに属する信号の動作状況を判定する判定回路256と、その周辺部を示している。この判定回路256からは、同一の電源グループに属する回路の動作中を示す信号276が出力される。図1示す外部抵抗器260が接続されているパッド328と同じ電源グループに属するパッドを示している。判定回路256は、これらパッド102,103,104,105における信号の状態を検出している。そして、これらパッドの信号値の所定期間内における状態変化が所定回数以上であれば、これらパッド102,103,104,105に電力を供給している電源が頻繁に使用されていると判断する。そして、その場合に判定回路256は、同一電源グループ動作中信号276をハイレベルで出力し、制御信号280をロウレベルにしてネゲートする。
尚、この図2では、インピーダンスの整合に用いられる外部抵抗器に接続されたパッドと同じ電源グループに属するパッドの例として一つのグループしか示していない。しかし、インピーダンス整合に用いられる外部抵抗器に接続されたパッドごとに、この図2に示す回路が存在していることはもちろんである。例えば図1に示す回路では、外部抵抗器261画接続されたパッド308と同じ電源グループに属するパッドの信号値の所定期間内における状態変化を検出する判定回路256が設けられている。
図3は、本実施の形態に係るIO駆動能力制御部223の構成を示すブロック図である。
300はインピーダンス整合回路である。302はハイドライブ時に使用されるトランジスタ(pチャンネル形MOSFET(PFET))アレイである。このトランジスタアレイ302の各トランジスタのベースには、カウンタ316の出力値の各ビットが接続されている。従って、このカウンタ316の出力値に応じて、オン或はオフ状態のトランジスタの数が変化することになる。304は静電気放電保護用抵抗器である。パッド308は、集積回路220の外部の外部抵抗器261を介してGNDに接続されている。抵抗器312,314は、電源電圧Vddを分圧して基準電圧を発生させている。オペアンプ310は、電源電圧Vddを、この集積回路220の出力インピーダンスと外部抵抗器261で分圧した電圧値と、抵抗器312,314で作成された基準電圧とを比較するオペアンプとして機能している。上述したようにアップダウンカウンタ316から出力されるデータに応じて、トランジスタアレイ302のオン/オフが制御される。このアップダウンカウンタ316は、EN端子に入力される制御信号280がハイレベルで、DIR端子に入力されるオペアンプ310の出力がロウレベルのときにクロック信号(CLK)に同期してカウントアップする。逆に、制御信号280がハイレベルで、DIR端子に入力されるオペアンプ310の出力がハイレベルのときにクロック信号(CLK)に同期してカウントダウンするように動作する。
322は、ロードライブ時に使用されるトランジスタ(nチャンネル形MOSFET(NFET))アレイである。このトランジスタアレイ322も前述のトランジスタアレイ302の場合と同様に、各トランジスタのベースには、カウンタ336の出力値の各ビットが接続されている。従って、このカウンタ336の出力値に応じて、オン或はオフ状態のトランジスタの数が変化することになる。324は静電気放電保護用抵抗器である。パッド328は、集積回路220の外部の外部抵抗器260を介して電源電圧Vddに接続されている。抵抗器332,334は、電源電圧Vddを分圧して基準電圧を発生している。オペアンプ330は、電源電圧Vddを、この集積回路220の出力インピーダンスと外部抵抗器260で分圧した電圧値と、抵抗器332,334で分圧して発生した基準電圧とを比較するオペアンプとして機能している。
アップダウンカウンタ336は、前述のアップダウンカウンタ316と同様に動作し、そのカウント値に応じてトランジスタアレイ322のオン/オフを制御している。
パッド340は、出力インピーダンスの測定するのに用いられるパッド308,328以外のパッドであり、例えばDRAM・I/Fなどである。
ドライバ回路355は、出力端子であるパッド340ごとに設けられており、インピーダンス整合回路300で取得したインピーダンスの設定値を設定する。
次に、この実施の形態に係るインピーダンス整合回路300による動作について説明する。
トランジスタアレイ302のインピーダンス及び保護用抵抗器304のインピーダンスと、外部抵抗器261のインピーダンスで電源電圧Vddが分圧され、その分圧された電圧値がオペアンプ310の反転入力(−)に入力される。一方、このオペアンプ310の非反転入力(+)には、電源電圧Vddを抵抗器312と抵抗器314で分圧した基準電圧が入力される。ここで抵抗器312と抵抗器314は同じ抵抗値を有しており、オペアンプ310の非反転入力へ印加される電圧は、電源電圧の半分であるVdd/2となる。そして、このオペアンプ310の出力は、アップダウンカウンタ316のカウント方向を制御するDIR端子に接続されている。
いまオペアンプ310の出力が「0」(ロウレベル)で、かつ制御信号280がアサート(ハイレベル)されているとする。この状態は、オペアンプ310の反転入力(−)の電圧値がVdd/2以上の状態を示す。即ち、トランジスタアレイ302のインピーダンスが低い状態を示している。この場合は、アップダウンカウンタ316はCLK端子へ入力されるクロックの立ち上がりに同期してカウントアップを行う。カウンタ316がカウントアップされるとカウンタ316の出力値に含まれる「1」の数が多くなる。これによりトランジスタアレイ302の多くがオフ状態にされるため、トランジスタアレイ302のインピーダンスが増大する。こうしてオペアンプ310の反転入力に印加される電圧が低下する。
一方、オペアンプ310の出力が「1」(ハイレベル)で、かつ制御信号280がハイレベルであるとする。この状態は、オペアンプ310の反転入力(−)の電圧値がVdd/2以下である状態を示す。即ち、トランジスタアレイ302のインピーダンスが高い状態を示している。この場合は、アップダウンカウンタ316はCLK端子へ入力されるクロックの立ち上がりに同期してカウントダウンを行う。こうしてカウンタ316がカウントダウンされるとカウンタ316の出力値に含まれる「0」の数が多くなる。これによりトランジスタアレイ302のトランジスタがより多くオン状態にされてトランジスタアレイ302のインピーダンスが低下する。これによりオペアンプ310の反転入力に印加される電圧が上昇する。
このようにしてトランジスタアレイ302と保護用抵抗器304のインピーダンスの和が、外部抵抗器260の抵抗値にほぼ一致するときにインピーダンス整合がとれる。
また、トランジスタアレイ322のインピーダンス及び保護用抵抗器324のインピーダンスと、外部抵抗器260のインピーダンスで電源電圧が分圧され、その分圧された電圧値がオペアンプ330の非反転入力に入力される。またオペアンプ330の反転入力には電源電圧を抵抗器332と抵抗器334で分圧した基準電圧が入力されている。抵抗器332と抵抗器334は同じ抵抗値を有しており、オペアンプ330の反転入力へ印加される電圧はVdd/2となる。このオペアンプ330の出力は、アップダウンカウンタ336のカウント方向を制御するDIR端子に接続されている。そしてトランジスタアレイ322の各トランジスタはカウンタ336の出力値によって制御される。
いま、オペアンプ330の出力が「0」で、かつ制御信号280がハイレベルのとき、アップダウンカウンタ336はCLK端子へ入力されるクロックの立ち上がりに同期してカウントアップを行う。カウンタ336がカウントアップされるとカウンタ336の出力値に含まれる「1」の数が多くなる。これによりトランジスタアレイ322のトランジスタがより多くオン状態にされ、トランジスタアレイ322のインピーダンスが減少して、オペアンプ330の非反転入力に印加される電圧が低下する。
このようにしてトランジスタアレイ322と保護用抵抗器324のインピーダンスの和が、外部抵抗器260の抵抗値とほぼ一致するときにインピーダンス整合がとれる。
以上のようにして、インピーダンスの整合を行うのに適切な期間であることを表す制御信号280がアサートされた期間に、ハードウェアで自動的にインピーダンス整合を行うことができる。尚、これ以外にも、撮像装置200の状態を制御回路206で検出し、その撮像装置200の状態に応じてインピーダンスの整合を行うようにしてもよい。
図4は、本発明の他の実施の形態に係る撮像装置の制御回路によるインピーダンス整合処理の制御を説明するフローチャートである。尚、この実施の形態では、前述した信号270乃至276が制御回路206に入力されているものとする。
まずステップS101で、外部抵抗器260或は外部抵抗器261と同じ電源グループに属する信号が高頻度で動作しているか判定する。この判定処理は前述した図2の判定回路256による判定処理と同様にして実行できる。そして同じ電源グループに属する信号が高頻度で動作していると判断すると、インピーダンスの制御処理を行うことなく処理を終了する。
集積回路220では、一般に、幾つかのパッド毎に電源端子とGND端子が設けられており、それら電源端子とGNDとの組がグループ化され、各グループに対してそれぞれ電源が供給されている。そして外部抵抗器260或は外部抵抗器261と同じグループに属する信号が動作している場合には、これら信号の同時スイッチングによるノイズの影響を受けてGNDレベルが変動するおそれがある。これにより、オペアンプ310の反転入力、或はオペアンプ330の非反転入力に印加される電圧が変動する可能性がある。そのため、外部抵抗器260或は外部抵抗器261と同じグループに属する信号の動作頻度が高い(所定値以上)期間では、インピーダンス整合回路300によるインピーダンスの整合を行わないようにしている。こうして誤ったインピーダンス整合がなされるのを防止している。
このステップS101では、制御回路206は、に外部抵抗器260或は外部抵抗器261と同じグループに属する信号を入力して、その変動を調べて判定しても良く、或は前述の判定回路256の出力信号276を入力して判定しても良い。尚、この出力信号276は、判定回路256から、それらグループの数に対応する数だけ出力されることは前述した通りである。
次にステップS102に進み、信号270に基づいて、フラッシュ装置250のフラッシュが充電中であるか判定する。充電中であればインピーダンスの制御処理を行うことなく処理を終了する。充電中は、フラッシュ装置250のキャパシタに多くの電流が流れ込むため電源電圧が変動する場合がある。そのため、フラッシュの充電中はインピーダンス整合回路300でインピーダンスの整合処理を行わないようにして、誤ったインピーダンス整合がなされるのを防止している。
次にステップS103に進み、レンズ駆動部254により撮像レンズ201を駆動しているか否かを判定する。撮像レンズ201の駆動中であればインピーダンスの制御処理を行うことなく処理を終了する。これは撮像レンズ201を駆動するためにモータを動作させるとGNDラインにノイズがのる場合がある。そのため、撮像レンズ201の駆動中は、インピーダンス整合回路300でインピーダンス整合を行わないようにして、誤ったインピーダンス整合がなされるのを防止している。
次にステップS104に進み、SW1(251)が押されたかどうか判定する。SW1が押下されるとインピーダンスの制御処理を行うことなく処理を終了する。SW1(251)が押されると、本撮影の前段階として測光、AF処理などの処理が行われるため、集積回路220で動作するトランジスタの数が多くなり、集積回路220自身がノイズの発生源になる可能性がある。そのため、SW1(251)が押された場合にはインピーダンス整合回路300によるインピーダンスの整合を行わないようにして、誤ったインピーダンス整合がなされるのを防止している。
次にステップS105に進み、動画撮影中であるか判定する(S105)。動画撮影中であればインピーダンスの制御処理を行うことなく処理を終了する。動画撮影中は、撮像素子202、A/D変換器203を介して送られる画像データを、画像信号処理回路221でRAWデータからYUVデータへの変換、ホワイトバランス処理、γ補正等の画像処理を行う。そして、コマ落ちさせることなく圧縮・伸張回路222で所定のフォーマットに圧縮して記憶媒体204に記録する。これにより集積回路220で動作するトランジスタの数が多くなり、集積回路220自身がノイズの発生源になる可能性がある。そのため動画撮影中はインピーダンス整合回路300によるインピーダンス整合を行わないようにして、誤ったインピーダンス整合がなされるのを防止している。
次にステップS106に進み、バッテリ電圧が低下しているか否かを判定する。バッテリ電圧が所定値以下に低下していればインピーダンスの制御処理を行うことなく処理を終了する。これは、バッテリ電圧が低下している場合は、電源電圧を抵抗器312と抵抗器314で分圧して生成している基準電圧も低下する。このためインピーダンス整合の判定を行うオペアンプ310での出力インピーダンスの判定が正確に行えなくなる。よって、バッテリ電圧が低下している場合は、インピーダンス整合回路300でインピーダンス整合を行わないようにして、誤ったインピーダンス整合がなされるのを防止している。
こうしてステップS101からS106のどれにも当てはまらない場合はステップS110に進み、インピーダンス整合回路300によるインピーダンスの整合を行う。
尚、上記他の実施の形態では、制御回路206は信号270乃至276を入力して、各種状態を判別するとして説明した。しかしながら、これ以外にも、制御回路206の制御動作に従って、例えばレンズ駆動部254が動作中であるか、モードダイヤル253の設定とSW2の状態に基づいて動画撮影中かどうかを判別するようにしても良い。
本発明の実施の形態に係る撮像装置(カメラ)の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る判定回路の構成を説明する図である。 本実施の形態に係るIO駆動能力制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施の形態に係る撮像装置の制御回路によるインピーダンス整合処理の制御を説明するフローチャートである。

Claims (12)

  1. インピーダンス整合のための基準となる抵抗値を有する外部抵抗器と、
    前記外部抵抗器が接続された集積回路の端子の出力インピーダンスを前記外部抵抗器の抵抗値に対応して整合させるインピーダンス整合手段と、
    前記インピーダンス整合手段でのインピーダンス整合においてノイズの影響を受けると判断される場合に、前記インピーダンス整合手段にインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力する信号生成手段と、を備え、
    前記信号生成手段は、
    前記外部抵抗器が接続されている端子に電力を供給している電源から供給される電力により動作する信号の動作頻度を判定する判定手段を有し、
    前記判定手段により判定される動作頻度が所定値以上の場合に、前記インピーダンス整合手段にインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力することを特徴とする撮像装置。
  2. インピーダンス整合のための基準となる抵抗値を有する外部抵抗器と、
    前記外部抵抗器が接続された集積回路の端子の出力インピーダンスを前記外部抵抗器の抵抗値に対応して整合させるインピーダンス整合手段と、
    前記インピーダンス整合手段でのインピーダンス整合においてノイズの影響を受けると判断される場合に、前記インピーダンス整合手段にインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力する信号生成手段と、
    フラッシュ装置と、を備え、
    前記信号生成手段は、前記フラッシュ装置を充電している期間では、前記インピーダンス整合手段にインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力することを特徴とする撮像装置。
  3. インピーダンス整合のための基準となる抵抗値を有する外部抵抗器と、
    前記外部抵抗器が接続された集積回路の端子の出力インピーダンスを前記外部抵抗器の抵抗値に対応して整合させるインピーダンス整合手段と、
    前記インピーダンス整合手段でのインピーダンス整合においてノイズの影響を受けると判断される場合に、前記インピーダンス整合手段にインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力する信号生成手段と、
    レンズ駆動部と、を備え、
    前記信号生成手段は、前記レンズ駆動部が撮像レンズを駆動している期間では、前記インピーダンス整合手段にインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力することを特徴とする撮像装置。
  4. インピーダンス整合のための基準となる抵抗値を有する外部抵抗器と、
    前記外部抵抗器が接続された集積回路の端子の出力インピーダンスを前記外部抵抗器の抵抗値に対応して整合させるインピーダンス整合手段と、
    前記インピーダンス整合手段でのインピーダンス整合においてノイズの影響を受けると判断される場合に、前記インピーダンス整合手段にインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力する信号生成手段と、
    本撮影をする前に測光、AF処理を指示するスイッチと、を備え、
    前記信号生成手段は、前記スイッチが押された場合には、前記インピーダンス整合手段にインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力することを特徴とする撮像装置。
  5. インピーダンス整合のための基準となる抵抗値を有する外部抵抗器と、
    前記外部抵抗器が接続された集積回路の端子の出力インピーダンスを前記外部抵抗器の抵抗値に対応して整合させるインピーダンス整合手段と、
    前記インピーダンス整合手段でのインピーダンス整合においてノイズの影響を受けると判断される場合に、前記インピーダンス整合手段にインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力する信号生成手段と、
    バッテリと、
    当該バッテリの出力電圧を検出する検出手段と、を備え、
    前記信号生成手段は、前記検出手段で検出された前記出力電圧が所定値以下の場合に、前記インピーダンス整合手段にインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力することを特徴とする撮像装置。
  6. 前記インピーダンス整合手段は、前記バッテリの出力電圧に基づき生成された基準電圧を用いて、出力インピーダンスの整合を行うことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. インピーダンス整合手段が、インピーダンス整合のための基準となる抵抗値を有する外部抵抗器が接続された集積回路の端子の出力インピーダンスを前記外部抵抗器の抵抗値に対応して整合させるインピーダンス整合工程と、
    信号生成手段が、前記インピーダンス整合工程でのインピーダンス整合においてノイズの影響を受けると判断される場合に、前記インピーダンス整合工程におけるインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力する信号生成工程と、を備え、
    前記信号生成工程は、
    判定手段が、前記外部抵抗器が接続されている端子に電力を供給している電源から供給される電力により動作する信号の動作頻度を判定する判定工程を有し、
    前記判定工程で判定される動作頻度が所定値以上の場合に、前記インピーダンス整合工程におけるインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力することを特徴とする撮像装置におけるインピーダンス整合方法。
  8. インピーダンス整合手段が、インピーダンス整合のための基準となる抵抗値を有する外部抵抗器が接続された集積回路の端子の出力インピーダンスを前記外部抵抗器の抵抗値に対応して整合させるインピーダンス整合工程と、
    信号生成手段が、前記インピーダンス整合工程でのインピーダンス整合においてノイズの影響を受けると判断される場合に、前記インピーダンス整合工程におけるインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力する信号生成工程と、を備え、
    前記信号生成工程は、フラッシュ装置を充電している期間では、前記インピーダンス整合工程におけるインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力することを特徴とする撮像装置におけるインピーダンス整合方法。
  9. インピーダンス整合手段が、インピーダンス整合のための基準となる抵抗値を有する外部抵抗器が接続された集積回路の端子の出力インピーダンスを前記外部抵抗器の抵抗値に対応して整合させるインピーダンス整合工程と、
    信号生成手段が、前記インピーダンス整合工程でのインピーダンス整合においてノイズの影響を受けると判断される場合に、前記インピーダンス整合工程におけるインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力する信号生成工程と、を備え、
    前記信号生成工程は、レンズ駆動部が撮像レンズを駆動している期間では、前記インピーダンス整合工程におけるインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力することを特徴とする撮像装置におけるインピーダンス整合方法。
  10. インピーダンス整合手段が、インピーダンス整合のための基準となる抵抗値を有する外部抵抗器が接続された集積回路の端子の出力インピーダンスを前記外部抵抗器の抵抗値に対応して整合させるインピーダンス整合工程と、
    信号生成手段が、前記インピーダンス整合工程でのインピーダンス整合においてノイズの影響を受けると判断される場合に、前記インピーダンス整合工程におけるインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力する信号生成工程と、を備え、
    前記信号生成工程は、本撮影をする前に測光、AF処理を指示するスイッチが押された場合には、前記インピーダンス整合工程におけるインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力することを特徴とする撮像装置におけるインピーダンス整合方法。
  11. インピーダンス整合手段が、インピーダンス整合のための基準となる抵抗値を有する外部抵抗器が接続された集積回路の端子の出力インピーダンスを前記外部抵抗器の抵抗値に対応して整合させるインピーダンス整合工程と、
    信号生成手段が、前記インピーダンス整合工程でのインピーダンス整合においてノイズの影響を受けると判断される場合に、前記インピーダンス整合工程におけるインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力する信号生成工程と、を備え、
    前記信号生成工程は、バッテリの出力電圧が所定値以下の場合に、前記インピーダンス整合工程におけるインピーダンス整合を行わせない制御信号を出力することを特徴とする撮像装置におけるインピーダンス整合方法。
  12. 前記インピーダンス整合工程は、前記バッテリの出力電圧に基づき生成された基準電圧を用いて、出力インピーダンスの整合を行うことを特徴とする請求項11に記載の撮像装置におけるインピーダンス整合方法。
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