JP5015052B2 - 監視システム及び監視サーバ装置 - Google Patents

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本発明は、ビルなどの設備を監視する機能に関し、特に監視結果を表示する技術に関する。
従来から、ビルなどの設備、例えば、照明設備や空調設備等が正常に動作しているかを確認するために、各設備の監視用の装置(以下、「監視サーバ装置」という。)をネットワークに接続し、一箇所で集中して設備の状況を把握できるようにしている。
ここで、複数ビルの設備状況を参照できる技術として、各ビルの監視サーバ装置が集めたビル単位の設備状況を、インターネット等を介して、設備状況を統括的に管理するサーバ装置に集めて、このサーバ装置をアクセスすることで全ての設備状況を参照できる技術がある(特許文献1参照)。この技術によれば、このサーバ装置にアクセスすれば、全設備の状況が把握できる。
また、ユーザが設備の状況を把握するために、各監視サーバ装置が集めた設備状況を汎用的なブラウザで表示させることができるものがある。この技術によれば、汎用的なブラウザを使用すればよく、特別な表示装置が不要となる。
特開2000−308152号公報
しかし、サーバ装置に全設備状況を集める技術は、サーバ装置にさえアクセスすれば、全設備の状況が把握できるという利点はあるものの、大容量のメモリが必要となる。
また、設備状況を汎用的なブラウザで表示させる場合は、特別な表示装置がいらないという利点はあるものの、ブラウザ毎の仕様が異なる場合や、バージョンアップにより又はユーザにより変更される場合等があり得、表示されていたものが表示されなくなる場合が生じ得る。
そこで、本発明は、ビル等の設備状況を、あるサーバに集めることなく複数の監視サーバ装置に分散したままで、ブラウザからはインターネットを介して設備状況を各監視サーバ装置から収集でき、且つ、様々な仕様のブラウザに表示することができる監視システムの提供を目的とする。
上記課題を解決する為に、本発明の監視システムは、ブラウザを有する1以上の表示装置とWebサーバ機能を有する1以上のサーバ装置とから成る監視システムであって、前記サーバ装置は、特性を検出するための検出プログラムをブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果として送信されたデータを受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出手段と、前記表示装置のブラウザからリクエストを受けた際に、前記特性検出手段で当該ブラウザの特性を検出し、当該ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、検出した特性に応じて選定し当該ブラウザに送信する応答手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る監視システムは、上述の構成を備えることにより、サーバ装置は、リクエストを送ってきたブラウザの特性を検出することができるので、ブラウザの特性に応じた応答プログラムを返すことができるようになる。
すなわち、ブラウザが監視サーバ装置の設置時とは異なる仕様のものに変えられたり、バージョンアップしたりしたとしても、サーバ装置は現在のブラウザの特性に応じた応答プログラムを返すことができるので、ブラウザは各サーバ装置からデータを取得し表示することができる。
また、各監視サーバ装置の監視情報は、それぞれの監視サーバ装置が記憶していたとしてもブラウザが取得できるので、大容量のメモリを備えたサーバ装置が不要となる。
尚、ここでブラウザの特性とは、ブラウザが使用できる通信方式、同時接続数、受信順処理可能などを言うものとする。
また、前記監視システムは、更に、ブラウザの特性を、当該ブラウザからのリクエストに基づいた識別子と対応付けて記憶する特性記憶手段を備え、前記特性検出手段は、検出した特性を前記特性記憶手段に記憶し、前記応答手段は、前記表示装置のブラウザからリクエストを受けた際に、前記特性記憶手段に当該識別子と対応付けた特性が記憶されている場合は、記憶されている特性に応じた応答プログラムを送信することとしてもよい。
これにより、検出したブラウザ特性を記憶しておくことができるので、一度特性を検出したブラウザからリクエストを受けたときは、特性を検出すること無く、適切な応答プログラムを返すことができるようになる。
また、ブラウザの前記特性は、当該ブラウザが同時に確立できる接続の数であり、前記応答手段が、当該ブラウザに送信する前記応答プログラムは、前記接続の数のうち、少なくとも1つを残して持続的接続を確立して、当該ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するためのプログラムであることとしてもよい。
また、前記特性検出手段がブラウザに送信する検出プログラムは、当該ブラウザが前記サーバ装置に複数のリクエストをほぼ同時に送信するものであり、受信する前記結果とは、当該サーバ装置が当該ブラウザから受信するリクエストであり、前記特性検出手段は、当該ブラウザの特性である同時に確立できる接続の数は、所定時間内に当該ブラウザから受信したリクエストの数であると検出することとしてもよい。
これにより、ブラウザが同時に確立できる接続の数を知ることができるので、ブラウザがサーバ装置に対して緊急時等に通信するための接続を残して処理を行うような応答プログラムをブラウザに送信することができるようになる。
設備を監視するようなシステムにおいては、持続的なHTTP接続をブラウザとサーバ装置との間で確立しておくことが望ましい。というのは、持続的接続は、一旦確立してしまえば、サーバ装置からの異常発生等の通知を素早く検知することができるからである。しかし、持続的接続をした場合は、接続を確立したままとなるため、同時に確立可能な接続数をすべて使ってしまった場合には、ブラウザは、サーバ装置に対して新たな接続を確立できず、通信を行うことができなくなってしまう。従って、持続的接続以外の接続を1つは確立できるようにする応答プログラムを送信する。
ここで、ほぼ同時とは、連続してリクエストを送信することをいうものとする。
また、ブラウザの前記特性は、当該ブラウザからのリクエスト順にかかわらず、応答メッセージを受信した順序で処理を行うか否かであり、前記応答手段が、受信した順序で処理を行わない特性を有するブラウザに送信する前記応答プログラムは、持続的接続を行わないプログラムであることとしてもよい。
また、前記特性検出手段がブラウザに送信する検出プログラムは、当該ブラウザが前記サーバ装置に、応答メッセージを送信する時間が異なるように指定した複数のリクエストをほぼ同時に送信し、当該サーバ装置からの当該リクエストに対する応答メッセージの処理順序を当該サーバ装置に送信するものであり、受信する前記結果とは、当該応答メッセージの処理順序であり、前記特性検出手段は、当該サーバ装置がリクエストに対する応答メッセージを送信した順序と、前記結果である当該応答メッセージの処理順序とが一致した場合に、当該ブラウザの特性は、当該ブラウザからのリクエスト順にかかわらず、応答メッセージを受信した順序で処理を行うものであると検出することとしてもよい。
これにより、ブラウザが応答メッセージを受信順に処理するか否かが判るので、受信順に処理しない場合は、持続的接続を使用しないようにすることができるようになる。
持続的接続は、サーバ装置からの警報等を素早く検出できるというメリットはあるが、複数のサーバ装置と持続的接続を行っていた場合に、応答メッセージを受信順に処理しないブラウザは、警報等を素早く検出できない場合が生ずるからである。
すなわち、受信順に処理しないブラウザとは、例えば、あるサーバ装置が警報等の応答を返した場合に、接続中の全てのサーバ装置から応答があるまで応答に対する処理を行わないようなものである。このようなブラウザの場合、持続的接続を使用すると、警報等の検出が遅れてしまうこととなる。
また、前記応答プログラムは、HTML文書であり、前記応答手段が、当該ブラウザに送信する前記応答プログラムは、<img>タグのソース指定記述により、他の各サーバ装置を指定して、他の各サーバ装置から表示するデータを取得するプログラムであることとしてもよい。
また、前記応答プログラムは、HTML文書であり、前記応答手段が、当該ブラウザに送信する前記応答プログラムは、<script>タグのソース指定記述により、他のサーバ装置のスクリプトソースを指定し、他の各サーバ装置から表示するデータを取得するプログラムであることとしてもよい。
これにより、ブラウザは、各監視サーバ装置から監視情報を取得することができ、監視情報の一括表示ができるようになる。
また、各監視サーバ装置の監視情報は、それぞれの監視サーバ装置が記憶していたとしてもブラウザから取得できるので、大容量のメモリを備えたサーバ装置が不要となる。
また、Webサーバ機能を有する1以上のサーバ装置からなる監視システムで使用される一のサーバ装置であって、前記一のサーバ装置は、ブラウザからリクエストを受けた場合に、特性を検出するための検出プログラムを当該ブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果を受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出手段と、前記ブラウザからのリクエストへの応答として、前記ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、前記特性検出手段で検出した特性に応じて選定して当該ブラウザに送信する応答手段とを備えることを特徴とする。
また、Webサーバ機能を有する1以上のサーバ装置からなる監視システムで使用される一のサーバ装置に応答処理を行わせる為のコンピュータプログラムは、ブラウザからリクエストを受けた場合に、特性を検出するための検出プログラムを当該ブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果を受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出ステップと、前記ブラウザからのリクエストへの応答として、前記ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、前記特性検出ステップで検出した特性に応じて選定して当該ブラウザに送信する応答ステップとを備えることを特徴とする。
これらにより、本監視システムの構築をすることができるようになる。
<実施形態>
<概要>
本発明に係る監視システムは、複数の監視サーバ装置がそれぞれ監視している設備の状況(以下、「監視情報」という。)を、監視情報表示装置のブラウザで一括表示するものである。
まず、本監視システムは、次の2つの前提がある。
1つ目は、ブラウザは、ユーザが1つの監視サーバ装置にアクセスさせると、その監視サーバ装置の監視装置のみならず、他の監視サーバ装置それぞれの監視情報を自動的に取得して表示することができることであり、2つ目は、ブラウザは通常のWebブラウザであり、その仕様は変更され得ることである。
1つ目の前提に対応する方法については、以下の<監視システムの全体像>の中の<通信方式>の項で説明する。
ここで、問題となるのは、1つ目の前提を実現する方法は複数あるが、ブラウザの仕様がそれら全て方法を必ずしもサポートしていない場合があることである。すなわち、ある方法で1つ目の前提を実現していたときに、ブラウザの仕様が変更となった場合、監視情報の一括表示が出来なくなってしまう場合があることである。
ブラウザの仕様が変更となった場合は、ブラウザからのHTTPリクエストのヘッダに含まれているUser-Agent情報や、ブラウザのnavigatorオブジェクトから得られる情報等から、ブラウザの種別やバージョンを判定し、判別した種別等に対応できるようにサーバ側をバージョンアップするという対処も考えられる。
しかし、監視サーバ装置は、設備の監視用であるという性質上、一度設置されるとそのままであることが通常である。従って、ブラウザの仕様変更に伴い、バージョンアップされたりすることは望めない。
本監視システムは、様々な仕様のブラウザからリクエストされた場合や、ブラウザの仕様が変更された場合に、サーバ側で自動的に対応し、ブラウザによる監視情報の一括表示が出来るようにするものである。言いかえれば、どの様な未知のブラウザが現れたとしても、また、ユーザが個別にブラウザの設定を変えたとしても、以下の<通信方式>で説明するようなクロスドメイン通信手段のいずれかで通信を行うことができるようなシステムが提供できることとなる。
具体的には、ブラウザに表示する監視情報を送信する監視サーバ装置側で、ブラウザの特性を検出し、その特性に応じた通信方式での通信を行うようにさせるためのプログラムを送り、ブラウザにそのプログラムを実行させることで、ブラウザの仕様変更に対処する。このブラウザ特性の検出方法については、以下の<ブラウザ特性の検出方法>の項で説明する。
ここで、本発明に係る監視システムを説明する前に、本システムの全体像について図1及び図5〜図7を用いて説明する。
<監視システムの全体像>
本発明の実施形態に係る監視システムの全体像について、次の3つの項で説明する。1つ目は、<システム構成例>の項で本システムの構成を、2つ目は、<通信方式>の項で本システムで使用する通信方式を、3つめは、<通信手順>の項で本システムの装置間での通信手順を説明する。
<システム構成例>
まず、本発明の実施形態に係る監視システムの構成例について図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る監視システムの構成例を示す図である。
監視システム100は、設備(110、111)を監視しているメイン監視サーバ装置1000、設備(210、211)を監視している監視サーバ装置2000、設備(310、311)を監視している監視サーバ装置3000及び監視情報表示装置(5000,6000)で構成され、インターネット10で接続されている。
本図では、説明の便宜上、複数の監視サーバ装置のうち3つを記載し、1つをメイン監視サーバ装置と称している。また、各監視サーバ装置(1000、2000、3000)が監視している複数の設備のうち2つのみを記載している。
本実施形態では、メイン監視サーバ装置1000、監視サーバ装置2000、監視サーバ装置3000は、それぞれ、設備の状況を監視しているものとし、各設備が正常であるか否か等を定期的に記録しているものとする。
<通信方式>
ここでは、本システムにおいて、ブラウザが1つの監視サーバ装置にアクセスすると、他の監視サーバ装置それぞれの監視情報を取得することができる仕組みについて説明する。
本システムのブラウザは、複数の監視サーバ装置から監視情報を取得する必要があるが、通常のWebブラウザは、セキュリティの観点等から、基本的には、複数の監視サーバ装置には同時にアクセスできないというクロスドメイン制約がある。従って、限られたクロスドメイン通信手段を使用して、1つ目の前提を実現する必要がある。
本実施形態では、監視情報を一括表示するために、各監視サーバ装置から監視情報を取得するための手法として、次の4つの通信方式を想定する。ここでは、これらの4つの通信方式を便宜上、IMG方式、JSONP方式、FIM(Fragment Identifier Messaging)方式、PROXY方式と名付けるものとし、以下に説明する。
1つ目のIMG方式は、メイン監視サーバ装置1000から、監視情報を表示できるように記述したHTML(Hyper Text Markup Language)文書をブラウザ5200に送り、<img>タグのソース(src)指定記述により、他の各監視サーバ装置上の、監視情報を表すためのイメージデータを返すCGI等のアドレスを指定して、他の各監視サーバ装置からの監視情報もまとめて表示させるようにする方式であり、画像として監視情報を取得する。この方式を使用する場合、各監視サーバ装置には、イメージデータを生成するための変換ツールを備えるか、予めイメージデータを記憶しておく必要がある。また、この通信方式では、ブラウザは、画像の高さと横幅しか取得できないため、本実施形態では、監視情報の内容、例えば警報の度合に応じて、サイズの異なる画像をブラウザに返信することで、監視情報をブラウザに伝えることとする。例えば、縦横のサイズが共に1である場合は、異常無しとし、それ以外は異常有りとするなどである。
上述のHTMLでは、その監視情報の内容、例えば、異常の有無を識別して、その結果に応じて適切な情報を表示するようなスクリプトを含んでおき、これで、ブラウザ5000上では各監視サーバ装置からの各監視情報を表示させることが出来る。以後の、2つ目、3つ目の各通信方式も、監視情報を取得してからの処理は同じである。
2つ目のJSONP方式は、他のドメインのサーバにおけるスクリプトソースを指定した<script>タグにより通信を行う方式であり、他の監視サーバ装置のcallback関数を読み込んで実行するものである。
次に、3つ目のFIM方式は、URL内のfragment identifierを使用して通信を行う方式であり、通信相手のHTMLをインフラフレーム(IFRAME)に取り込み、そこからリクエストする。フレーム間の通信は、fragment identifierを使用する。具体的には、fragment identifierであるURLの#以降の文字列で情報をやり取りする。これは、#以降の文字列が変更された時には、ブラウザはリロードを行わないことを利用するものである。
PROXY方式は、1つの監視サーバ装置に、他の監視サーバ装置へのアクセスを中継させる方式である。すなわち、1つの監視サーバ装置が、他の各監視サーバ装置の監視情報を集めて、ブラウザに返す。
本システムでは、これら4つの方式のいずれかを用いて、ユーザがブラウザに1つのサーバ装置にアクセスさせると、他の監視サーバ装置それぞれの監視情報をも自動で取得して一括表示させることができる仕組みを実現する。
<通信手順>
図5は、本システムのブラウザ5200とメイン監視サーバ装置1000及び監視サーバ装置(2000、3000)との通信手順を示した図である。尚、ブラウザ5200は、監視情報表示装置5000が備えるブラウザである。詳細は、図2を用いて<構成>の項で説明する。
ここで、メイン監視サーバ装置1000は、ブラウザ5200から監視情報を要求される監視サーバ装置であり、上述した4つの通信方式毎に、HTMLドキュメントを記憶している。このHTMLドキュメントは、各監視サーバ装置から監視情報を取得するためのHTMLドキュメントであり、後述する<構成>の項で説明する全体用HTMLである。
また、各監視サーバ装置(2000、3000)は、それぞれ、FIM方式、IMG方式、JSONP方式の監視情報を送信するプログラム「iframe.cgi」、「img.cgi」、「json.cgi」を記憶している。これらのプログラムは、自装置の監視情報をブラウザに知らせるためのプログラムであり、後述する<構成>の項で説明する自装置用HTMLである。
また、PROXY方式では、他の監視サーバ装置と通信を行うのがブラウザではないことからクロスドメイン制約は存在せず、独自の通信方式で他の監視サーバ装置から監視情報を取得することとする。尚、PROXY方式の監視情報を送信するプログラムとして、「iframe.cgi」、「img.cgi」、「json.cgi」のいずれかを使用することとしてもよい。
まず、ブラウザ5200は、ユーザの操作を受けて、メイン監視サーバ装置1000のアドレスにより、そこにアクセスして監視情報をリクエストする((1)参照)。尚、メイン監視サーバ装置1000のアドレスは、例えばユーザが入力する、又は、ブラウザに予め登録されているものとする。
リクエストを受けたメイン監視サーバ装置1000は、リクエストしてきたブラウザ5200の特性を検出するために、検出用HTMLをブラウザ5200に送信する((2)参照)。ブラウザ5200は、検出用HTMLを実行する((3)参照)。
その後、ブラウザ5200は、検出用HTMLによる結果をメイン監視サーバ装置1000に送る((4)参照)。メイン監視サーバ装置1000は、受信した結果と通信ログとから、ブラウザ5200の特性を検出し、検出したブラウザ特性に応じた通信方式を選定し、選定した通信方式のHTMLを、ブラウザ5200に送信する((5)参照)。
HTMLを受信したブラウザ5200は、HTMLを実行し、他の監視サーバ装置(2000、3000)から監視情報を取得し((6)参照)、表示する。
図6は、検出したブラウザ特性に応じた通信方式としてFIM方式が選定された場合の動作例を示す図である。
この例では、監視サーバ装置2000の監視情報をブラウザが取得する例を示している。上述したように、FIM方式では、URLの#以降の文字列で情報をやり取りするので、ここでは、ブラウザ5200は、監視サーバ装置2000から“信号線異常”という文字列を取得する。
図12に、JSONP方式の自装置用HTML「json.cgi」の例を示す。
ここでは、受信したデータを引数にした関数が呼ばれることにより、監視情報をブラウザで処理することができる。ブラウザは、各監視サーバ装置から受信したこのような応答データを処理して、ディスプレイに表示する。
次に、図7は、ブラウザ5200がディスプレイ5300に表示する監視情報一覧5310の例である。
ここでは、監視サーバ装置2000の4つの設備(110〜113)の監視情報5301と、監視サーバ装置3000の3つの設備(210〜212)の監視情報5302とが表示されている。
以下、本発明に係る監視システムの例として、ビルの非常灯などの設備を監視するシステムを説明する。
<構成>
本システムを構成する、メイン監視サーバ装置1000、監視サーバ装置(2000、3000)及び監視情報表示装置(5000、6000)について説明する。
図2は、本発明にかかる監視サーバ装置1000と監視サーバ装置2000と監視情報表示装置5000の機能ブロック図である。
監視サーバ装置2000と監視サーバ装置3000とは同様の構成を有し、ここでは、監視装置2000についてのみ説明する。また、監視情報表示装置5000と監視情報表示装置6000も同様の構成を有し、ここでは、監視情報表示装置5000についてのみ説明する。但し、ブラウザの仕様は異なるものとする。
本実施形態のメイン監視サーバ装置1000、監視装置2000等は、通常の設備監視装置の機能を有するが、メイン監視サーバ装置1000は、更に、監視情報表示装置5000から、表示する監視情報の要求を受ける機能も有するものとする。
まず、監視情報表示装置5000は、通信部5100、ブラウザ5200及びディスプレイ5300から構成される。
通信部5100は、インターネット10を通して、メイン監視サーバ装置1000及び監視サーバ装置2000等とデータのやり取りを行う機能を有する。
また、ブラウザ5200は、通常のWebコンテンツのブラウザ機能を有しており、各監視サーバ装置からの監視情報をWebコンテンツとしてディスプレイ5300に表示する。また、メイン監視サーバ装置1000からのブラウザ特性検出用のHTMLドキュメントを実行して実行結果を返すことにより、メイン監視サーバ装置1000にブラウザの特性を知らせる。
次に、監視サーバ装置1000は、通信部1100、ブラウザ特性検出部1200、通信方式選定部1300、Webサービス部1400、全体用HTML記憶部1500、検出用HTML記憶部1600、ブラウザ特性記憶部1700及び設備状態取得部1600から構成される。
まず、通信部1100は、インターネット10を通して、監視情報表示装置5000及び他の監視サーバ装置2000等とデータのやり取りを行う機能を有する。また、通信ログを取る機能も有する。
ブラウザ特性検出部1200は、監視情報を要求してきたブラウザの特性を検出する機能を有する。ここで検出するブラウザの特性の内容は、後で<データ>の項で説明する。
このブラウザ特性検出部1200は、検出用HTMLをブラウザに送信し、ブラウザでの結果と自装置、すなわちメイン監視サーバ装置1000の通信ログとを分析することによりブラウザの特性を検出する。この検出用HTMLは、検出用HTML記憶部1600に記憶されている。
また、このブラウザ特性検出部1200は、検出したブラウザの特性を、ブラウザ特性記憶部1700に記憶する機能を有する。
次に、通信方式選定部1300は、監視情報を要求してきたブラウザに対して、どの通信方式で応答を行うか、言い換えれば、ブラウザが監視サーバ装置2000等に監視情報を要求する通信方式を選定する機能を有する。また、この通信方式選定部1300は、ポーリング方式で接続するのか、持続的な接続で接続するのかという接続方式も選定する。選定方法は、後述する<動作>の中の<通信方式の選定方法>の項で説明する。
Webサービス部1400は、ブラウザからのリクエストに対して、ブラウザで表示する監視情報を取得する為のプログラムを返信する機能を有する。具体的には、監視情報の一括表示を行うためのHTMLを生成し返信する機能を有する。本実施形態では、通信方式選定部1300が選定した通信方式の全体用HTMLを、全体用HTML記憶部1500から読出し、必要に応じて自装置の設備情報を表示するための修正を施す等して返信する。
全体用HTML記憶部1500は、全体用HTMLを記憶する機能を有する。この全体用HTMLは、監視情報の一括表示を行うために、各監視サーバ装置から監視情報を取得するためのものであり、通信方式毎に記憶される。本実施形態では、IMG方式、JSONP方式、FIM方式、PROXY方式の4つである。例えば、図5及び図6のX10.HTMLが、FIM方式の全体用HTMLであり、図5のX20.HTMLがIMG方式の全体用HTMLである。
検出用HTML記憶部1600は、ブラウザの特性を検出するための検出用HTMLを記憶する機能を有する。本実施形態では、検出用HTMLは通信方式毎に記憶され、更に、これらの検出用HTMLを順に呼び出すCGIとしてresearch.cgiが記憶されているものとする。
ブラウザ特性記憶部1700は、ブラウザの特性を記憶する機能を有する。この特性は、ブラウザ特性検出部1200が検出したものであり、ブラウザ特性検出部1200により記憶される。
設備状態取得部1600は、自装置が監視している設備(110、111)の状態を取得する機能を有する。
次に、監視サーバ装置2000について説明する。
監視サーバ装置2000は、通信部2100、Webサービス部2200、自装置用HTML記憶部2300及び設備状態取得部2400から構成される。
通信部2100は、メイン監視サーバ装置1000の通信部1100と同様の機能を有し、インターネット10を通して、監視情報表示装置5000及び他の監視サーバ装置3000等とデータのやり取りを行う機能を有する。
Webサービス部2200は、ブラウザからのリクエストに対して、ブラウザで表示する監視情報を返信する機能を有する。具体的には、自装置が監視している設備の監視情報の表示を行うためのデータ等を生成する機能を有する。本実施形態では、ブラウザが通信してきた通信方式の自装置用HTMLを、自装置用HTML記憶部2300から読出し、必要があれば自装置の設備の状態に応じて修正を施して返信する。
自装置用HTML記憶部2400は、自装置用HTMLを記憶する機能を有する。この自装置用HTMLは、通信方式毎に記憶される。
設備状態取得部2400は、自装置が監視している設備(210、211)の状態を取得する機能を有する。
ここで、ブラウザ特性検出部1200等の各部による各処理の全部または一部は、CPU(図示していない。)が各種プログラムを実行することにより実現されるものである。
<データ>
以下、本発明である監視システムが用いる主なデータについて、図3と図4とを用いて説明する。
図3は、ブラウザ特性テーブル1710の構成および内容例を示す図である。これは、ブラウザ特性記憶部1700に、ブラウザを識別するためのIDと対応付けて記憶されている。ブラウザを識別するためのIDは、ブラウザから送られたHTTPリクエストのヘッダ情報を元に作成したものとする。
ブラウザ特性テーブル1710は、通信方式1711、使用可否1712、同時接続数1713及び受信順処理可能1714で構成される。
ブラウザの特性は数々あるが、ここでは、各通信方式の使用可否1712、同時接続数1713及び受信順処理可能1714を特性とするものとする。
ここでは、通信方式1711毎に同時接続数1713と受信順処理可能1714とが記載されている。実際のブラウザの特性は一意に定まっているものであるが、本実施形態では、通信方式毎にブラウザ特性の検出用HTMLを実行させて検出することから、その検出結果を通信方式毎に記憶しておくものとする。
通信方式1711は、監視サーバ装置と通信するための方式を示し、使用可否1712は、通信方式1711をブラウザが使用できるか否かを示している。使用できる場合は「可」が、使用できない場合は「否」が記載される。
次に、同時接続数1713は、ブラウザ5200が、同時に接続できる最大数を示す。すなわち、ブラウザ5200が、監視サーバ装置に対して同時にいくつのリクエストを発行できるかを示している。
受信順処理可能1714は、ブラウザ5200が、リクエストを送信した順にかかわらず、応答を受信した順に処理を実行するか否かを示す。受信順に実行可能であれば「○」を、実行できなければ「×」を記載している。
図4に、別のブラウザ、例えば、ブラウザ6000のブラウザ特性テーブルの例を示す。
ブラウザ6000のブラウザ特性テーブル1750は、通信方式1711の「PROXY方式」と「IMG方式」のみの使用可否1712が「○」であり、それぞれ同時接続数1713が「1」、受信順処理可能1714が「○」である。
<動作>
以下、上述した監視システムの監視情報表示装置5000、メイン監視サーバ装置1000及び監視サーバ装置2000等の動作について図8と図9とを用いて説明する。
図8は、監視情報表示装置5000が、メイン監視サーバ装置1000と監視サーバ装置2000等の監視情報を取得し、表示する処理を示すフローチャートであり、図9は、ブラウザの特性を検出する処理を示すフローチャートである。
まず、図8を用いて、監視情報表示装置5000が、メイン監視サーバ装置1000と監視サーバ装置2000等の監視情報を取得し、表示する処理を説明する。
まず、監視情報表示装置5000のブラウザ5200が、通信部5100を介して、メイン監視サーバ装置1000に、監視情報のリクエストを送信する(ステップS200、ステップS201)。
通信部1100を介してリクエストを受信したWebサービス部1400は、ブラウザ特性記憶部1700に、リクエストを受けたブラウザのブラウザ特性が記憶されているかを判断する(ステップS110)。
ブラウザ特性が記録されていない場合(ステップS110:NO)、Webサービス部1400は、ブラウザ特性検出部1200に検出するよう依頼する。
依頼を受けたブラウザ特性検出部1200は、ブラウザの特性を検出する処理を行うため、検出用HTML記憶部1700から検出用HTMLを読み出して、監視情報表示装置5000のブラウザ5200に送信する(ステップS121)。ブラウザ5200は、受信したHTMLを実行し(ステップS210)、結果をブラウザ特性検出部1200に返す(ステップS211)。
結果を受信したブラウザ特性検出部1200は、受信結果と自装置の通信ログとから、ブラウザの特性を検出し、検出したブラウザ特性を、ブラウザを識別するIDと対応付けてブラウザ特性記憶部1700に記憶する(ステップS120)。特性を検出する処理は、以下の<ブラウザ特性の検出方法>の項で図9を用いて説明する。
特性検出処理を終了したブラウザ特性検出部1200は、その旨をWebサービス部1400に通知する。
特性検出処理を終了した旨を通知されたWebサービス部1400は、通信方式選定部1300に、通信方式の選定を依頼する。
依頼を受けた通信方式選定部1300は、ブラウザ特性記憶部1700に記憶されているブラウザ特性テーブル1710を参照して、通信方式を選定する(ステップS130)。選定方法は、以下の<通信方式の選定方法>の項で説明する。
一方、ブラウザ特性が記録されている場合(ステップS110:YES)は、ブラウザ特性検出処理を行わないで、ブラウザ特性記憶部1700に記憶されているブラウザ特性テーブル1710を参照して、通信方式を選定する(ステップS130)。
通信方式を選定した通信方式選定部1300は、選定した通信方式をWebサービス部1400に通知し、通知を受けたWebサービス部1400は、全体用HTML記憶部1500から、通知された通信方式に応じた全体用HTMLを読み出し、必要に応じて、設備状態取得部1800から自装置の設備の監視情報を読み出して追加し、ブラウザ5200に送信する(ステップS140、ステップS141)。
全体用HTMLを受信したブラウザ5200は、受信したHTMLを実行し(ステップS220)、各監視サーバ装置2000に監視情報を要求し(ステップS221)、要求を受信した監視サーバ装置2000のWebサービス部2200は、自装置用HTML記憶部2300から要求された通信方式に合致したHTMLを読み出し、必要に応じて、設備状態取得部2400から自装置の設備の監視情報を読み出して修正し、ブラウザ5200に送信する(ステップS300、ステップS301)。
監視サーバ装置2000から監視情報を取得したブラウザ5200は、ディスプレイ5300に、監視情報を表示する(ステップS230)。
<通信方式の選定方法>
ここで、本実施形態での通信方式の選定処理について説明する。この処理は、通信方式選定部1300が行う処理である。ここでは、IMG方式、JSONP方式、FIM方式、PROXY方式の4つの中から1つを通信方式として選定し、ポーリング方式又は持続的接続方式のいずれか1つを接続方式として選定する。これらの選定は、ブラウザ特性テーブル1710をもとに行われる。
まず、特性テーブル1710の使用可否1712をもとに、通信方式が選定される。通信方式1711の上から順に、優先度が高いものとする。例えば、通信方式1721が「JSONP」の使用可能1722が「○」であれば、JSONP方式が選定される。
同時接続数1713と受信順処理可能1714とは、通信をポーリング方式で行うか、持続的HTTP接続で行うかの接続方式の判断に用いられる。持続的HTTP接続は、通称Comet方式といい、以下「Comet方式」というものとする。
これらの接続方式は、それぞれ特徴を有し、ポーリング方式は、定期的に各監視サーバ装置にポーリングを行う必要があることから、通信負荷に耐えうる資源を必要とする。一方、Comet方式は、普段通知したい情報はないが、イベント発生時には即座に低負荷で通知したい情報を配信するのに適しているが、HTTPコネクションを張ったままにする必要がある。
本システムは、設備を監視するのを目的とし、警報等の通知の即時性が求められるシステムであることから、Comet方式で接続するのが望ましい。
本実施形態では、同時接続数1713が「2」以上で、受信順処理可能1714が「○」である場合にのみComet方式を選択する。
同時接続数1713が「2」以上であるのは、Comet方式を使用する場合には、2つ以上の接続が確立できなければ、他の監視サーバ装置との通信を行うことができなくなってしまうからである。Comet方式は、接続を確立したままにするので、例えば、同時接続数が「1」であった場合は、1つの監視サーバ装置とComet方式で接続した場合に、他の監視サーバ装置と通信することができないこととなる。
また、受信順処理可能1714が「○」、すなわち、受信順に実行可能である必要があるのは、仮に、Comet方式で監視サーバ装置2000と監視サーバ装置3000と通信しているときに、監視サーバ装置3000から警報が送られてきたとしても、その警報が即座に処理されない場合が発生し得るからである。すなわち、監視サーバ装置2000の応答、例えば、一定時間経過後か、警報発生まで待たされる場合が発生し得るからである。
例えば、図3で示される特性のブラウザは、通信方式1711の通信方式「JSONP方式」、「FIM方式」、「IMG方式」、「PROXY方式」それぞれの使用可否1712が「○」であるので、これら4つの通信方式が使用可能であり、例えば、「JSONP方式」は、同時接続数1713が「5」であり、受信処理可能1714が「○」であるので、Comet方式で接続可能である。
従って、図3のブラウザ特性テーブル1710で示されるブラウザとの通信は、通信方式はJSONP方式が、接続方式はComet方式が選定される。
図4に、ブラウザ6000のブラウザ特性テーブルの例を示す。
図4で示されるブラウザ6000のブラウザ特性テーブル1750は、通信方式1711の「PROXY方式」と「IMG方式」のみの使用可否1712が「○」であり、それぞれ同時接続数1713が「1」、受信順処理可能1714が「○」である。
つまり、このブラウザは、使用できる通信方式1711「IMG方式」、「PROXY方式」の同時接続数1713が「1」なので、Comet方式で通信できず、ポーリング方式で通信することになる。
従って、図4のブラウザ特性テーブル1750で示されるブラウザとの通信は、通信方式はIMG方式が、接続方式はポーリング方式が選定される。
尚、Comet方式で接続する場合は、HTMLにその旨の指示を追加する。
<ブラウザ特性の検出方法>
ここで、ブラウザ特性を検出する方法について、図9を用いて説明する。
図9は、ブラウザ特性を検出する処理を示すフローチャートである。
ブラウザ特性の検出処理は、ブラウザ特性検出部1200が行う(図2参照)。
まず、メイン監視サーバ装置1000のブラウザ特性検出部1200は、ブラウザを識別するためのIDをクッキーとして設定し、検出用HTML記憶部1600に記憶されている検出用CGI「research.cgi」を実行し、各通信方式用の検出用HTMLをブラウザ5200に送信する(ステップS400)。
各検出用HTMLは、callback関数で最後にresearch.cgiに結果を送信し、次の通信方式の検出用HTMLを実行するよう作成され、ブラウザ5200では、順次全ての通信方式の検出用HTMLを実行する。
図10に、IMG方式の検出用HTMLの例を、図11に、JSONP方式の検出用HTMLの例を示す。図10のIMG方式の検出用HTMLでは、imgタグを自動的に生成してメイン監視サーバ装置1000にリクエストし、応答を受信した場合に、callback関数を実行する。また、図11のJSONP方式の検出用HTMLでは、scriptタグを自動的に生成してリクエストする。
以下、図10を用いて、IMG方式でブラウザ特性を検出する例を説明する。他の通信方式も同様の手順で特性を検出する。
メイン監視サーバ1000に記憶されているIMG方式の検出用CGIプログラム「img.cgi」(以下、「IMG方式CGI」という。)に対して、遅延時間の異なる複数のrequest関数1610を同時に実行する。request関数は、IMGタグを動的に生成し、監視サーバ装置からのレスポンスを受信した場合に、callback関数を実行する。
request関数のURLは、request関数の記載順にIMG方式CGIの実行が開始されるまでの待ち時間(以下、「実行遅延時間」という。)が短くなるように構成されている。IMG方式CGIの「sleep」引数がIMG方式CGIの実行遅延時間の秒数を、「data」引数がIMG方式CGIによって、ブラウザ5200に返されるデータ値となる。ここでは、データ値は、リクエストの順序を示している。すなわち、IMG方式CGIは、「sleep」引数で指定された時間後に、「data」引数で指定された内容を返すように作成されている。他の通信方式のCGIも同様である。
次に、callback関数1611では、メイン監視サーバ装置1000から受信したデータ値と受信時刻を保存し、全request関数の完了後に、結果をresearch.cgiに送信し、次の通信方式の検出用HTMLに遷移する。
全ての通信方式の検出用HTMLの実行結果を取得したブラウザ特性検出部1200は、これらの結果等から、ブラウザ特性を検出する(ステップS410)。
詳細には、検出用HTMLから送られたデータ値と受信時刻と、メイン監視サーバ装置1000の通信ログに記録されているブラウザからのrequest関数1610の受付時間とを元に、同時接続数1713と受信順処理可能1714とを求める。
すなわち、同時接続数1713は、同一セッション内での各通信方式の検出用CGIへのリクエストのログにおいて、最も過去のリクエスト時刻からCGIの最小の実行遅延時間、例えば、5秒経過するまでに受信したリクエスト数を同時接続数1713とする。
また、受信順処理可能1714は、上記で求めた同時接続数1713の数分の受信結果を、最も過去の受信時刻のものから取り出し、その受信内容に書かれたデータ値が、昇順になっていれば受信順処理が可能であるとする。
また、通信方式の検出用HTMLの実行結果が記録されている場合は、使用可否1712を「可」とし、記録されていない場合は、その通信方式は使用できないと判断し、使用可否1712を「否」とする。
ブラウザ特性検出部1200は、検出したブラウザ特性を、ブラウザ特性記憶部1700に記憶する(ステップS420)。
<補足>
以上、本発明に係る監視システムについて実施形態に基づいて説明したが、このシステムを部分的に変形することもでき、本発明は上述の実施形態に限られないことは勿論である。即ち、
(1)実施形態では、ブラウザ特性の同時接続数が2以上で、且つ、受信順に処理可能である場合に、Comet方式を選定することとしているが、Comet方式で接続するか否かは、アプリケーションの内容に依存する。
(2)実施形態では、4つの通信方式すべてについて使用可否等の特性を調べているが、優先順位の高いものから調べて、使用できる場合は、他の通信方式を調べないこととしてもよい。調べるための時間を短縮でき、迅速な応答が可能になる。
また、通信方式が使用できるか否かを調べる場合は、監視サーバ装置やブラウザでの失敗を検出するために、リクエストのタイムアウト時間を設ける必要がある。例えば、図10及び図11の検出用HTMLにおいては、<head>部の<meta>タグで、<meta http-equiv=”Refresh”content=”60;URL= … ”>と記載し、何らかの要因により特性の調査が続行不能となった場合に、指定期間、ここでは60秒後に強制的に「調査中の通信方式は使用不能」である旨の情報をメイン監視サーバ装置に返信するようにしている。
従って、監視サーバ装置の設計時に使用できる通信方式を調査し、使用できる通信方式の検出用HTMLを、先に送信するように組み込んでおくことで、通信方式の選定時間をより短くすることが可能となる。
また、使用できる通信方法が予め1つに決まっている場合であっても、ブラウザの特性が変更されている場合を考慮し、検出用HTMLを送信することとしてももちろんよい。
(3)実施形態では、通信方式がIMG方式の場合は、画像のサイズで監視情報を伝えることとしているが、例えば、GIF画像中のヘッダを用いて画像のサイズを返信することとしてもよい。
(4)実施形態では、監視サーバ装置(2000、3000)と、メイン監視サーバ装置1000とを説明したが、すべての監視サーバ装置が双方の機能を備えていることとしてもよい。この場合、ブラウザは、どの監視サーバ装置にアクセスしても全監視情報を取得することができる。
(5)実施形態では、ブラウザ特性記憶部には、ブラウザ特性をブラウザを識別できるIDと対応付けて記憶することとし、識別IDをHTTPリクエストのヘッダ情報を元に生成しているが、他の方法で識別ID作成してもよい。
例えば、ブラウザがリクエスト時に、ブラウザに一意なIDを送信し、メイン監視サーバ装置では、そのIDとブラウザ特性とを対応付けて記憶する。ブラウザは、次回からのリクエストでもそのIDを送ることとするなどである。
ヘッダ情報は、メイン監視サーバ装置1000に送られる途中のプロキシやファイアウォールで削除される場合があることからである。
(6)実施形態では、ブラウザ特性記憶部に、ブラウザを識別できるIDと対応付けてブラウザ特性を記憶しており、記憶されているIDと同じブラウザからリクエストがあったときは、特性検出処理を行わずに記憶されているブラウザ特性を使用することとしている。しかし、同時接続数等の特性は、ブラウザの仕様だけでなく、ファイアウォールやユーザの設定によって異なる場合があることから、最初にリクエストを受けた際だけでなく、例えば、定期的に検出するのが望ましい。
(7)監視システムは、図2の各構成要素の全部又は一部を、1チップ又は複数チップの集積回路で実現してもよい。
(8)実施形態で示した監視システムの各機能を実現させる為の各制御処理(図8等参照)をCPUに実行させる為のプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布されたプログラムは、機器におけるCPUで読み取り可能なメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのCPUがそのプログラムを実行することにより実施形態で示した各機能が実現される。
本発明の実施形態に係る監視システムの構成例を示す図である。 本発明にかかる監視サーバ装置1000と監視サーバ装置2000と監視情報表示装置5000の機能ブロック図である。 ブラウザ特性テーブル1710の構成および内容例を示す図である。 ブラウザ6000のブラウザ特性テーブルの内容例を示す図である。 本システムのブラウザ5200と監視サーバ装置(1000、2000、3000)との通信手順を示した図である。 検出したブラウザ特性に応じた通信方式としてFIM方式が選定された場合の動作例を示す図である。 ブラウザ5200がディスプレイ5300に表示する監視情報一覧5310の例である。 監視情報表示装置5000が、メイン監視サーバ装置1000と監視サーバ装置2000等の監視情報を取得し、表示する処理を示すフローチャートである。 ブラウザ特性を検出する処理を示すフローチャートである。 IMG方式の検出用HTMLの内容例を示す図である。 JSONP方式の検出用HTMLの内容例を示す図である。 JSONP方式の自装置用HTML「json.cgi」の内容例を示す図である。
符号の説明
1000 メイン監視サーバ装置
1100 通信部
1200 ブラウザ特性検出部
1300 通信方式選定部
1400 Webサービス部
1500 全体用HTML記憶部
1600 検出用HTML記憶部
1700 ブラウザ特性記憶部
1710 1750 ブラウザ特性テーブル
1800 設備状態取得部
2000 3000 監視サーバ装置
2100 通信部
2200 Webサービス部
2300 自装置用HTML記憶部
2400 設備状態取得部
5000 6000 監視情報表示装置
5100 通信部
5200 ブラウザ
5300 ディスプレイ
5310 監視情報一覧

Claims (18)

  1. ブラウザを有する1以上の表示装置とWebサーバ機能を有する1以上のサーバ装置とから成る監視システムであって、
    前記サーバ装置は、
    特性を検出するための検出プログラムをブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果として送信されたデータを受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出手段と、
    前記表示装置のブラウザからリクエストを受けた際に、前記特性検出手段で当該ブラウザの特性を検出し、当該ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、検出した特性に応じて選定し当該ブラウザに送信する応答手段とを備え、
    ブラウザの前記特性は、当該ブラウザが同時に確立できる接続の数であり、
    前記応答手段が、当該ブラウザに送信する前記応答プログラムは、前記接続の数のうち、少なくとも1つを残して持続的接続を確立して、当該ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するためのプログラムである
    ことを特徴とする監視システム。
  2. 前記監視システムは、更に、ブラウザの特性を、当該ブラウザからのリクエストに基づいた識別子と対応付けて記憶する特性記憶手段を備え、
    前記特性検出手段は、検出した特性を前記特性記憶手段に記憶し、
    前記応答手段は、前記表示装置のブラウザからリクエストを受けた際に、前記特性記憶手段に当該識別子と対応付けた特性が記憶されている場合は、記憶されている特性に応じた応答プログラムを送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記特性検出手段がブラウザに送信する検出プログラムは、当該ブラウザが前記サーバ装置に複数のリクエストをほぼ同時に送信するものであり、受信する前記結果とは、当該サーバ装置が当該ブラウザから受信するリクエストであり、
    前記特性検出手段は、当該ブラウザの特性である同時に確立できる接続の数は、所定時間内に当該ブラウザから受信したリクエストの数であると検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  4. ブラウザを有する1以上の表示装置とWebサーバ機能を有する1以上のサーバ装置とから成る監視システムであって、
    前記サーバ装置は、
    特性を検出するための検出プログラムをブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果として送信されたデータを受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出手段と、
    前記表示装置のブラウザからリクエストを受けた際に、前記特性検出手段で当該ブラウザの特性を検出し、当該ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、検出した特性に応じて選定し当該ブラウザに送信する応答手段とを備え、
    ブラウザの前記特性は、当該ブラウザからのリクエスト順にかかわらず、応答メッセージを受信した順序で処理を行うか否かであり、
    前記応答手段が、受信した順序で処理を行わない特性を有するブラウザに送信する前記応答プログラムは、持続的接続を行わないプログラムである
    ことを特徴とする監視システム。
  5. 前記特性検出手段がブラウザに送信する検出プログラムは、当該ブラウザが前記サーバ装置に、応答メッセージを送信する時間が異なるように指定した複数のリクエストをほぼ同時に送信し、当該サーバ装置からの当該リクエストに対する応答メッセージの処理順序を当該サーバ装置に送信するものであり、受信する前記結果とは、当該応答メッセージの処理順序であり、
    前記特性検出手段は、当該サーバ装置がリクエストに対する応答メッセージを送信した順序と、前記結果である当該応答メッセージの処理順序とが一致した場合に、当該ブラウザの特性は、当該ブラウザからのリクエスト順にかかわらず、応答メッセージを受信した順序で処理を行うものであると検出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の監視システム。
  6. ブラウザを有する1以上の表示装置とWebサーバ機能を有する1以上のサーバ装置とから成る監視システムであって、
    前記サーバ装置は、
    特性を検出するための検出プログラムをブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果として送信されたデータを受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出手段と、
    前記表示装置のブラウザからリクエストを受けた際に、前記特性検出手段で当該ブラウザの特性を検出し、当該ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、検出した特性に応じて選定し当該ブラウザに送信する応答手段とを備え、
    前記応答プログラムは、HTML文書であり、
    前記応答手段が、当該ブラウザに送信する前記応答プログラムは、<img>タグのソース指定記述により、他の各サーバ装置を指定して、他の各サーバ装置から表示するデータを取得するプログラムである
    ことを特徴とする監視システム。
  7. ブラウザを有する1以上の表示装置とWebサーバ機能を有する1以上のサーバ装置とから成る監視システムであって、
    前記サーバ装置は、
    特性を検出するための検出プログラムをブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果として送信されたデータを受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出手段と、
    前記表示装置のブラウザからリクエストを受けた際に、前記特性検出手段で当該ブラウザの特性を検出し、当該ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、検出した特性に応じて選定し当該ブラウザに送信する応答手段とを備え、
    前記応答プログラムは、HTML文書であり、
    前記応答手段が、当該ブラウザに送信する前記応答プログラムは、<script>タグのソース指定記述により、他のサーバ装置のスクリプトソースを指定し、他の各サーバ装置から表示するデータを取得するプログラムである
    ことを特徴とする監視システム。
  8. ブラウザを有する1以上の表示装置とWebサーバ機能を有する1以上のサーバ装置とから成る監視システムであって、
    前記サーバ装置は、
    特性を検出するための検出プログラムをブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果として送信されたデータを受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出手段と、
    前記表示装置のブラウザからリクエストを受けた際に、前記特性検出手段で当該ブラウザの特性を検出し、当該ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、検出した特性に応じて選定し当該ブラウザに送信する応答手段とを備え、
    前記表示装置が前記応答プログラムを実行することにより、前記複数のサーバ装置全てから当該ブラウザが表示するデータを取得し、当該ブラウザが取得したデータを表示する
    ことを特徴とする監視システム。
  9. Webサーバ機能を有する1以上のサーバ装置からなる監視システムで使用される一のサーバ装置であって、
    前記一のサーバ装置は、
    ブラウザからリクエストを受けた場合に、特性を検出するための検出プログラムを当該ブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果を受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出手段と、
    前記ブラウザからのリクエストへの応答として、前記ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、前記特性検出手段で検出した特性に応じて選定して当該ブラウザに送信する応答手段とを備え、
    ブラウザの前記特性は、当該ブラウザが同時に確立できる接続の数であり、
    前記応答手段が、当該ブラウザに送信する前記応答プログラムは、前記接続の数のうち、少なくとも1つを残して持続的接続を確立して、当該ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するためのプログラムである
    ことを特徴とするサーバ装置。
  10. Webサーバ機能を有する1以上のサーバ装置からなる監視システムで使用される一のサーバ装置であって、
    前記一のサーバ装置は、
    ブラウザからリクエストを受けた場合に、特性を検出するための検出プログラムを当該ブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果を受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出手段と、
    前記ブラウザからのリクエストへの応答として、前記ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、前記特性検出手段で検出した特性に応じて選定して当該ブラウザに送信する応答手段とを備え、
    ブラウザの前記特性は、当該ブラウザからのリクエスト順にかかわらず、応答メッセージを受信した順序で処理を行うか否かであり、
    前記応答手段が、受信した順序で処理を行わない特性を有するブラウザに送信する前記応答プログラムは、持続的接続を行わないプログラムである
    ことを特徴とするサーバ装置。
  11. Webサーバ機能を有する1以上のサーバ装置からなる監視システムで使用される一のサーバ装置であって、
    前記一のサーバ装置は、
    ブラウザからリクエストを受けた場合に、特性を検出するための検出プログラムを当該ブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果を受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出手段と、
    前記ブラウザからのリクエストへの応答として、前記ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、前記特性検出手段で検出した特性に応じて選定して当該ブラウザに送信する応答手段とを備え、
    前記応答プログラムは、HTML文書であり、
    前記応答手段が、当該ブラウザに送信する前記応答プログラムは、<img>タグのソース指定記述により、他の各サーバ装置を指定して、他の各サーバ装置から表示するデータを取得するプログラムである
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  12. Webサーバ機能を有する1以上のサーバ装置からなる監視システムで使用される一のサーバ装置であって、
    前記一のサーバ装置は、
    ブラウザからリクエストを受けた場合に、特性を検出するための検出プログラムを当該ブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果を受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出手段と、
    前記ブラウザからのリクエストへの応答として、前記ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、前記特性検出手段で検出した特性に応じて選定して当該ブラウザに送信する応答手段とを備え、
    前記応答プログラムは、HTML文書であり、
    前記応答手段が、当該ブラウザに送信する前記応答プログラムは、<script>タグのソース指定記述により、他のサーバ装置のスクリプトソースを指定し、他の各サーバ装置から表示するデータを取得するプログラムである
    ことを特徴とするサーバ装置。
  13. Webサーバ機能を有する1以上のサーバ装置からなる監視システムで使用される一のサーバ装置であって、
    前記一のサーバ装置は、
    当該一のサーバ装置にアクセスされると、当該一のサーバ装置のみならず、他のサーバ装置それぞれからデータを取得して表示するブラウザからリクエストを受けた場合に、特性を検出するための検出プログラムを当該ブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果を受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出手段と、
    前記ブラウザからのリクエストへの応答として、前記ブラウザが表示する前記データを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、前記特性検出手段で検出した特性に応じて選定して当該ブラウザに送信する応答手段と
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  14. Webサーバ機能を有する1以上のサーバ装置からなる監視システムで使用される一のサーバ装置に応答処理を行わせる為のコンピュータプログラムであって、
    ブラウザからリクエストを受けた場合に、特性を検出するための検出プログラムを当該ブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果を受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出ステップと、
    前記ブラウザからのリクエストへの応答として、前記ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、前記特性検出ステップで検出した特性に応じて選定して当該ブラウザに送信する応答ステップとを備え、
    ブラウザの前記特性は、当該ブラウザが同時に確立できる接続の数であり、
    前記応答ステップが、当該ブラウザに送信する前記応答プログラムは、前記接続の数のうち、少なくとも1つを残して持続的接続を確立して、当該ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するためのプログラムである
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  15. Webサーバ機能を有する1以上のサーバ装置からなる監視システムで使用される一のサーバ装置に応答処理を行わせる為のコンピュータプログラムであって、
    ブラウザからリクエストを受けた場合に、特性を検出するための検出プログラムを当該ブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果を受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出ステップと、
    前記ブラウザからのリクエストへの応答として、前記ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、前記特性検出ステップで検出した特性に応じて選定して当該ブラウザに送信する応答ステップとを備え、
    ブラウザの前記特性は、当該ブラウザからのリクエスト順にかかわらず、応答メッセージを受信した順序で処理を行うか否かであり、
    前記応答ステップが、受信した順序で処理を行わない特性を有するブラウザに送信する前記応答プログラムは、持続的接続を行わないプログラムである
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  16. Webサーバ機能を有する1以上のサーバ装置からなる監視システムで使用される一のサーバ装置に応答処理を行わせる為のコンピュータプログラムであって、
    ブラウザからリクエストを受けた場合に、特性を検出するための検出プログラムを当該ブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果を受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出ステップと、
    前記ブラウザからのリクエストへの応答として、前記ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、前記特性検出ステップで検出した特性に応じて選定して当該ブラウザに送信する応答ステップとを備え、
    前記応答プログラムは、HTML文書であり、
    前記応答ステップが、当該ブラウザに送信する前記応答プログラムは、<img>タグのソース指定記述により、他の各サーバ装置を指定して、他の各サーバ装置から表示するデータを取得するプログラムである
    を備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  17. Webサーバ機能を有する1以上のサーバ装置からなる監視システムで使用される一のサーバ装置に応答処理を行わせる為のコンピュータプログラムであって、
    ブラウザからリクエストを受けた場合に、特性を検出するための検出プログラムを当該ブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果を受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出ステップと、
    前記ブラウザからのリクエストへの応答として、前記ブラウザが表示するデータを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、前記特性検出ステップで検出した特性に応じて選定して当該ブラウザに送信する応答ステップとを備え、
    前記応答プログラムは、HTML文書であり、
    前記応答ステップが、当該ブラウザに送信する前記応答プログラムは、<script>タグのソース指定記述により、他のサーバ装置のスクリプトソースを指定し、他の各サーバ装置から表示するデータを取得するプログラムである
    を備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  18. Webサーバ機能を有する1以上のサーバ装置からなる監視システムで使用される一のサーバ装置に応答処理を行わせる為のコンピュータプログラムであって、
    当該一のサーバ装置にアクセスされると、当該一のサーバ装置のみならず、他のサーバ装置それぞれからデータを取得して表示するブラウザからリクエストを受けた場合に、特性を検出するための検出プログラムを当該ブラウザに送信し、送信した検出プログラムが当該ブラウザで実行された結果を受信して、当該結果に基づいて当該ブラウザの特性を検出する特性検出ステップと、
    前記ブラウザからのリクエストへの応答として、前記ブラウザが表示する前記データを各サーバ装置から取得するための応答プログラムを、前記特性検出ステップで検出した特性に応じて選定して当該ブラウザに送信する応答ステップと
    を備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
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