JP5014026B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置およびプログラムに関する。
外部記憶装置としてハードディスクドライブ(以下、HDD)を備えた情報処理装置が普及している。HDDは、大量の情報を保存しておくのに適している。しかし、使用中のHDDが寿命を迎えた場合、保存しておいた大量の情報が取り出せなくなる。このような不都合が生じるのを回避するには、HDDの故障を予測できることが望ましい。
HDDの故障を予測するための技術として、例えば特許文献1では、複数の項目についてHDDの状態を検査した結果の組み合わせによってHDDの故障を予測する技術が提案されている。例えば、検査結果が基準を満たしている場合に当該項目に点数を与え、この点数の合計値に基づいてHDDの故障を予測する。
特開2001−265538号公報
ところで、HDD等の記憶装置から得られる情報は記憶装置の劣化の程度を評価するのに十分であるとは限らない。十分な情報が得られない場合には、何らかの手段で記憶装置の劣化の程度を推定することが必要となる。
本発明は、記憶装置の劣化の程度を表す情報が十分に得られない場合であっても記憶装置の劣化の程度を評価することのできる技術の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、記憶装置が出力した該記憶装置の劣化の程度を表す数値と、該数値のしきい値とを受信する受信手段と、前記数値の初期値を記憶する初期値記憶手段と、前記受信手段が受信した数値に対応する初期値を前記初期値記憶手段から取得する取得手段と、前記取得手段による前記初期値の取得の結果が、該初期値を使用することができない条件として予め定められた条件に該当する場合には、前記初期値に代わる値を推定初期値として推定し、該推定初期値を前記初期値記憶手段に記憶させる推定手段と、前記記憶装置の累積の動作時間を取得する時間取得手段と、前記受信手段が受信した数値およびしきい値と、前記取得手段が取得した初期値または前記推定手段が推定した推定初期値と、前記時間取得手段が取得した累積の動作時間とに基づいて、前記数値が前記しきい値に達する時期を予測し、該時期を前記記憶装置が故障し得る時期として出力する予測手段とを有し、前記推定手段は、前記取得手段が初期値を取得できなかった場合に、前記受信手段が受信した数値が予め定められた上限値以下で、且つ、該数値が予め定められた下限値を上回るならば前記上限値を前記推定初期値とすることを特徴とする情報処理装置を提供する。
請求項2に記載の発明は、記憶装置が出力した該記憶装置の劣化の程度を表す数値と、該数値のしきい値とを受信する受信手段と、前記数値の初期値を記憶する初期値記憶手段と、前記受信手段が受信した数値に対応する初期値を前記初期値記憶手段から取得する取得手段と、前記取得手段による前記初期値の取得の結果が、該初期値を使用することができない条件として予め定められた条件に該当する場合には、前記初期値に代わる値を推定初期値として推定し、該推定初期値を前記初期値記憶手段に記憶させる推定手段と、前記記憶装置の累積の動作時間を取得する時間取得手段と、前記受信手段が受信した数値およびしきい値と、前記取得手段が取得した初期値または前記推定手段が推定した推定初期値と、前記時間取得手段が取得した累積の動作時間とに基づいて、前記数値が前記しきい値に達する時期を予測し、該時期を前記記憶装置が故障し得る時期として出力する予測手段とを有し、前記推定手段は、前記受信手段が受信した数値が前記取得手段が取得した初期値を上回った場合に、該数値が予め定められた上限値以下で、且つ、予め定められた下限値を上回るならば前記上限値を前記推定初期値とすることを特徴とする情報処理装置を提供する。
請求項3に記載の発明は、記憶装置が出力した該記憶装置の劣化の程度を表す数値と、該数値のしきい値とを受信する受信手段と、前記数値の初期値を記憶する初期値記憶手段と、前記受信手段が受信した数値に対応する初期値を前記初期値記憶手段から取得する取得手段と、前記取得手段による前記初期値の取得の結果が、該初期値を使用することができない条件として予め定められた条件に該当する場合には、前記初期値に代わる値を推定初期値として推定し、該推定初期値を前記初期値記憶手段に記憶させる推定手段と、前記記憶装置の累積の動作時間を取得する時間取得手段と、前記受信手段が受信した数値およびしきい値と、前記取得手段が取得した初期値または前記推定手段が推定した推定初期値と、前記時間取得手段が取得した累積の動作時間とに基づいて、前記数値が前記しきい値に達する時期を予測し、該時期を前記記憶装置が故障し得る時期として出力する予測手段とを有し、前記推定手段は、前記受信手段が受信した数値の項目が所定の項目に該当し、且つ、前記取得手段が取得した初期値が所定値に一致する場合に、該数値と、前記記憶装置の累積の動作時間に対応する前記数値とその初期値とに基づいて前記推定初期値を推定することを特徴とする情報処理装置を提供する。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置において、前記時間取得手段は、前記記憶装置の使用が開始されてから前記受信手段が最後に前記数値を受信したときまでに経過した日数を求め、該日数を前記累積の動作時間とすることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の情報処理装置において、前記時間取得手段は、前記記憶装置が初期化された時期を前記記憶装置の使用が開始された時期として前記記憶装置から取得することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の情報処理装置において、前記予測手段が前記時期を予測した時点から該時期までの期間の長さに基づいて前記記憶装置の劣化の程度を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に応じて前記記憶装置の記憶内容の複製を他の記憶装置に記憶させる複製手段とを有することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、コンピュータを、記憶装置が出力した該記憶装置の劣化の程度を表す数値と、該数値のしきい値とを受信する受信手段と、前記数値の初期値を記憶する初期値記憶手段と、前記受信手段が受信した数値に対応する初期値を前記初期値記憶手段から取得する取得手段と、前記取得手段による前記初期値の取得の結果が、該初期値を使用することができない条件として予め定められた条件に該当する場合には、前記初期値に代わる値を推定初期値として推定し、該推定初期値を前記初期値記憶手段に記憶させる推定手段と、前記記憶装置の累積の動作時間を取得する時間取得手段と、前記受信手段が受信した数値およびしきい値と、前記取得手段が取得した初期値または前記推定手段が推定した推定初期値と、前記時間取得手段が取得した累積の動作時間とに基づいて、前記数値が前記しきい値に達する時期を予測し、該時期を前記記憶装置が故障し得る時期として出力する予測手段として機能させ、前記推定手段は、前記取得手段が初期値を取得できなかった場合に、前記受信手段が受信した数値が予め定められた上限値以下で、且つ、該数値が予め定められた下限値を上回るならば前記上限値を前記推定初期値とすることを特徴とするプログラムを提供する。
請求項8に記載の発明は、コンピュータを、記憶装置が出力した該記憶装置の劣化の程度を表す数値と、該数値のしきい値とを受信する受信手段と、前記数値の初期値を記憶する初期値記憶手段と、前記受信手段が受信した数値に対応する初期値を前記初期値記憶手段から取得する取得手段と、前記取得手段による前記初期値の取得の結果が、該初期値を使用することができない条件として予め定められた条件に該当する場合には、前記初期値に代わる値を推定初期値として推定し、該推定初期値を前記初期値記憶手段に記憶させる推定手段と、前記記憶装置の累積の動作時間を取得する時間取得手段と、前記受信手段が受信した数値およびしきい値と、前記取得手段が取得した初期値または前記推定手段が推定した推定初期値と、前記時間取得手段が取得した累積の動作時間とに基づいて、前記数値が前記しきい値に達する時期を予測し、該時期を前記記憶装置が故障し得る時期として出力する予測手段として機能させ、前記推定手段は、前記受信手段が受信した数値が前記取得手段が取得した初期値を上回った場合に、該数値が予め定められた上限値以下で、且つ、予め定められた下限値を上回るならば前記上限値を前記推定初期値とすることを特徴とするプログラムを提供する。
請求項9に記載の発明は、コンピュータを、記憶装置が出力した該記憶装置の劣化の程度を表す数値と、該数値のしきい値とを受信する受信手段と、前記数値の初期値を記憶する初期値記憶手段と、前記受信手段が受信した数値に対応する初期値を前記初期値記憶手段から取得する取得手段と、前記取得手段による前記初期値の取得の結果が、該初期値を使用することができない条件として予め定められた条件に該当する場合には、前記初期値に代わる値を推定初期値として推定し、該推定初期値を前記初期値記憶手段に記憶させる推定手段と、前記記憶装置の累積の動作時間を取得する時間取得手段と、前記受信手段が受信した数値およびしきい値と、前記取得手段が取得した初期値または前記推定手段が推定した推定初期値と、前記時間取得手段が取得した累積の動作時間とに基づいて、前記数値が前記しきい値に達する時期を予測し、該時期を前記記憶装置が故障し得る時期として出力する予測手段として機能させ、前記推定手段は、前記受信手段が受信した数値の項目が所定の項目に該当し、且つ、前記取得手段が取得した初期値が所定値に一致する場合に、該数値と、前記記憶装置の累積の動作時間に対応する前記数値とその初期値とに基づいて前記推定初期値を推定することを特徴とするプログラムを提供する。
本発明によれば、記憶装置の劣化の程度を表す情報が十分に得られない場合であっても記憶装置の劣化の程度を評価することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、情報処理装置1の構成を表す図である。
HDD(Hard Disk Drive)104には、OS(Operating System)等、情報処理装置
1の基本的な動作を制御するためのプログラムや種々のアプリケーションプログラムが記憶されている。また、HDD104は、CPU(Central Processing Unit)101が処
理したデータや、他の情報処理装置から情報処理装置1に転送されたデータ等を記憶するためにも用いられる。
ROM(Read Only Memory)102にはIPL(Initial Program Loader)が記憶されており、情報処理装置1に電源が投入されるとCPU101がIPLを実行し、これによってOSがHDD104からRAM(Random Access Memory)103上に読み出される。そして、CPU101がOSを実行することによって情報処理装置1の各部の制御が行われる。また、OSの実行中にアプリケーションプログラムの実行が指示された場合には、CPU101はアプリケーションプログラムをHDD104からRAM103上に読み出して実行する。
通信I/F(Interface)105は、Ethernet(登録商標)等の規格に従ったLAN(Local Area Network)に接続されており、情報処理装置1とLANに接続されている他の情
報処理装置との通信を仲介する。
外部I/F106は、SCSI(Small Computer System Interface)等の規格に従っ
て情報処理装置1と周辺機器との通信を仲介する。外部I/F106には、HDD104と同様の構成を有するHDD110が接続されている。
また、外部I/F106には、キーボード111、マウス112、表示装置113が接続されている。キーボード111およびマウス112を操作することによってユーザが情報処理装置1に対して指示を入力することができる。表示装置113は、例えば液晶画面を備えており、CPU101から供給された画像データに基づいて画像を表示する。
CPU101、ROM102、RAM103、HDD104、通信I/F105、外部I/F106はバス120に接続されており、バス120を介して相互にデータのやり取りを行う。
次に、HDD104およびHDD110の構成について説明する。なお、HDD104とHDD110とは同様の構成を有しているので、HDD104とHDD110を区別する必要のない場合には単にHDD130と呼ぶ。
図2は、HDD130の構成を表す図である。
磁気ディスク1301はモータ1302によって回転駆動される。制御部1303がCPU101からデータの読み出しまたは書き込みの指示を受けると、制御部1303はヘッドアーム1304の先端部を読み出しまたは書き込みの対象である格納場所へ移動させ、ヘッドアーム1304の先端に取り付けられている磁気ヘッド1305が磁気ディスク1301に対してデータの読み出しまたは書き込みを行う。
監視部1306は、後述するSMART(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)機能における各監視項目についてHDD130の状態を監視し、HDD130の劣化の程度を表す数値をCPU101に送信する。この数値を属性値と呼ぶ。
温度センサ1307は、HDD130の筐体1308の内部に複数設けられている。監視部1306は、属性値をCPU101に送信する際、温度センサ1307から得られた温度の最大値を求め、属性値とともにCPU101に送信する。
次に、SMART機能について説明する。SMART機能は、HDDに記憶されているデータの保護や、HDDの劣化によって情報処理システムに発生するダウンタイムを減らすこと等を目的としてSFF(Small Form Factor Committee)が提唱した機能である。
SMART機能は以下に示す構成によって提供される。
監視部1306は、予め定められた各監視項目について一定時間間隔(例えば、1時間間隔)で測定を行い、得られた測定値を所定の規則に従って数値化することによって属性値を得る。そして、得られた属性値をCPU101に送信する。
SMART機能における監視項目の一例を表1に示す。
各監視項目の測定値は所定の規則に従って属性値に変換される。例えば、読込エラー発生率(ID=1)については、読込エラーの測定値が0である場合に属性値=100とする。一方、読込エラーの測定値が所定値以上の場合、属性値=0とする。測定値が0と所定値の間の値を示した場合には、線形補間等によって0以上100以下の整数値に変換し、得られた値を属性値とする。
また、例えば、パワーオン時間(ID=9)については、パワーオン時間が0の場合に属性値=100とする。一方、パワーオン時間が所定値以上の場合、属性値=0とする。測定値が0と所定値の間の値を示した場合は、線形補間等によって0以上100以下の整数値に変換し、得られた値を属性値とする。
つまり、SMART機能においては、属性値の低下がHDD130の劣化の進行を表す。
なお、上記の例では属性値の最大値が100、最小値が0であるが、最大値はHDD130の製造者毎あるいは機種毎に異なる値が用いられている場合がある。これについては後述する。
監視部1306はメモリを備え、各監視項目の属性値のしきい値をIDと対応付けて記憶している。しきい値は、HDD130が外部記憶装置としての使用に耐え得る限度の目安を表す。
なお、表1に示した監視項目は一例であり、各IDと各監視項目との対応はHDDの製造者毎、機種毎に異なる場合がある。また、表1に示した以外の監視項目が設けられている場合や、表1に示した監視項目のうち、いくつかの監視項目が設けられていない場合もある。また、監視項目に独自の項目名が付けられている場合もある。
次に、プログラムSの内容について説明する。プログラムSは、HDD104に記憶されているアプリケーションプログラムの1つである。
図3は、CPU101がプログラムSを実行することによって行われる処理のフローの概略を示す図である。情報処理装置1に電源が投入されると、CPU101がOSを実行し、OSを実行中のCPU101がプログラムSを実行することによって下記の処理が行われる。
なお、CPU101がOSの実行開始に続いて自動的にプログラムSの実行を開始するようにしてもよいし、ユーザがキーボード111およびマウス112を操作することによって情報処理装置1に所定の指示を与えた場合にCPU101がプログラムSの実行を開始するようにしてもよい。
また、上述のとおりHDD130の監視部1306は一定時間間隔で属性値をCPU101に送信するので、CPU101は、監視部1306から送信された属性値を受信する度に図3に示す処理を行う。なお、CPU101がプログラムSの実行を開始した時点でHDD130に対して属性値の送信を要求し、得られた属性値を用いて1回目の処理を行うようにしてもよい。
まず、ステップA01では、CPU101は、HDD130の監視部1306がCPU101に送信した属性値を受信する。
ステップA02では、CPU101は、受信した属性値を用いて、各HDD130の健全度を表す評価値を求める。
ここで健全度について説明する。HDD130が未使用の場合、HDD130各部の劣化は始まっていないから、HDD130は健全度が最も高い状態にある。これに対して、HDD130の使用が開始されると、累積の動作時間や動作中の環境等に応じてHDD130各部の劣化が進行するので、累積の動作時間が増加するに連れてHDD130の健全度は低下していく。この健全度を評価するために、本ステップでは、表1に示した各監視項目の属性値を用いて、健全度を表す評価値を複数の方法によって求める。
次に、HDD130の健全度を表す評価値を求める手順、すなわち図3のステップA02における処理の手順について説明する。本実施形態では方法1乃至3の3つの方法で評価値を求める。
図4は、評価値を求める手順を表す図である。CPU101は、HDD130毎に同図に示した手順に従って評価値を求める。同図において、ステップB01からステップB06までが方法1に対応する。また、ステップB07が方法2に、ステップB08が方法3に対応する。
<方法1:故障予測日までの日数から健全度を求める方法>
図5は、HDD130の使用が開始されてから最新の属性値を受信するまでに経過した日数(以下、「経過日数」と呼ぶ)と属性値との関係を表す図である。横軸はHDD130の経過日数Tを表し、縦軸は属性値Mを表す。このグラフ上に属性値の初期値M0と現在値M1をプロットすると、この2点を通過する直線Lの傾きは属性値の低下速度、すなわち劣化速度を表す。初期値は属性値の最大値であり、HDD130が未使用である場合の状態を表している。この直線Lとしきい値Mthを表す直線Kとの交点Rに対応する日数Txが故障予測日までの日数、すなわちHDD130に故障が発生し得る日までの日数で
ある。直線Lは式(1)で表される。
ただし、M:属性値、M0:属性値の初期値、M1:属性値の現在値、T:経過日数、T1:現在までの経過日数である。
なお、横軸を経過日数とするのは、以下の理由からである。HDD130は、使用開始から故障するまでの間、連続して使用されるとは限らず、一般には、動作が停止されている期間が生じるものである。仮に、図4の横軸をHDD130の正味の累積動作時間に置き換えると、横軸を経過日数とした場合と比べてHDD130の劣化速度が過大に評価され、その結果として、故障予測日の予測の精度が低くなってしまうおそれがある。このような不都合を回避するために、本実施形態では、時間の指標として経過日数を用いている。これによって、HDD130の実際の使用状況に即してHDD130の故障予測日を求めることができるようになる。
図4の説明に戻る。
まず、ステップB01では、CPU101は、HDD130の使用開始日を求める。HDD130には磁気ディスク1301が初期化された日時が記録されているので、この日時をHDD130の使用開始日と定める。
ただし、一般に情報処理装置1はOSがインストールされた状態で出荷されるので、情報処理装置1に内蔵されたHDD104の磁気ディスクが初期化されてから実際にユーザがHDD104の使用を開始するまでに空白期間が生じる。この場合、磁気ディスクが初期化された日付を使用開始日としてしまうとHDD104の使用開始からの経過日数が実際の経過日数と比べて過大になってしまうので、使用開始日をユーザが指定できることが望ましい。そのために、例えば、使用開始日を指定するための画面を表示装置113に表示し、この画面上で使用開始日をユーザが指定するようにしてもよい。
ステップB02では、CPU101は、各HDD130に対して各監視項目のしきい値の送信を要求する。すると、HDD130の監視部1306は、自身のメモリに記憶しているしきい値をCPU101に送信し、CPU101は送信されたしきい値を受信する。
ステップB03では、CPU101は、各監視項目の初期値を定める。
ここで、図6を用いて、各監視項目の初期値を定める処理の手順について説明する。ステップB03では、CPU101は、監視項目毎に、図6に示した処理を行う。
表2は、HDD104の各監視項目のIDと初期値との対応関係を表している。プログラムSには、この対応関係がHDD104の製造者または機種を表す識別情報と対応付けて内部データとして設定されている。
また、表3は、HDD110の各監視項目のIDと初期値との対応関係を表している。プログラムSには、この対応関係がHDD110の製造者または機種を表す識別情報と対応付けて内部データとして設定されている。
なお、以下の説明ではIDを十進数で示す。
また、CPU101は過去にステップB03の処理によって定めた初期値と各HDDの識別情報と監視項目のIDとを対応付けた初期値テーブルをHDD104に記憶させている。
CPU101は、情報処理装置1に電源が投入される度に、HDD104、110の製造者および機種を認識するので、その製造者および機種に対応する初期値を上記の初期値テーブルから抽出することによって、HDD104、110に対応する初期値を得る。
ところが、表2、3に示すとおり、監視項目によっては初期値テーブルに初期値が書き込まれていない場合がある。この場合には初期値を推定することが必要となる。
また、監視項目によっては、例えば電気的なばらつき、可動部分が機械的になじむことによる一時的な性能向上等に起因して属性値が初期値よりも大きな値を示すことがあり得る。この場合には、初期値を補正する必要がある。また、初期値テーブルに初期値が書き込まれていたとしても初期値を補正すべき監視項目がある。
上記の場合に対応するために、CPU101は以下に示す処理を行う。
まず、ステップC01では、CPU101は、当該監視項目のIDが3、1、7、195のいずれかに該当するか否かを判定する。本出願人らが行った検討の結果によれば、これら4項目についてはパワーオン時間を用いて初期値を補正すると、この補正を行わない場合と比べて故障予測日の精度が向上することが判っている。従って、当該監視項目が上記の条件に該当する場合(ステップC01:YES)には、CPU101はステップC11の処理に進み、初期値を補正する。この補正の内容については後述する。一方、当該監視項目が上記の条件に該当しない場合(ステップC01:NO)には、CPU101はステップC02の処理に進む。
ステップC02では、CPU101は、当該監視項目に対応する初期値が初期値テーブルから得られたか否かを判定し、初期値が得られた場合(ステップC02:YES)にはステップC03の処理に進み、初期値が得られなかった場合(ステップC02:NO)にはステップC05の処理に進む。
ステップC03では、CPU101は、当該監視項目のIDが10、8、2、209、193のいずれかに該当し、且つ、初期値テーブルから得られた初期値が200であるか否かを判定する。本出願人らが行った検討の結果によれば、この条件を満たす5項目についてもパワーオン時間を用いて初期値を補正すると、この補正を行わない場合と比べて故障予測日の精度が向上することが判っている。従って、当該監視項目が上記の条件に該当する場合(ステップC03:YES)には、CPU101はステップC11の処理に進み、初期値を補正する。一方、当該監視項目が上記の条件に該当しない場合(ステップC03:NO)には、CPU101はステップC04の処理に進む。
ステップC04では、CPU101は、ステップA01で受信された属性値が初期値テーブルから得られた初期値よりも大きいか否かを判定する。具体的には、CPU101は、受信された属性値と初期値テーブルから得られた初期値とを比較し、属性値が初期値よりも大きい場合(ステップC04:YES)にはステップC05の処理に進む。属性値が初期値以下である場合(ステップC04;NO)には処理を終了する。すなわち、この場合、故障予測日の算出は、初期値テーブルから得られた初期値を用いて行われる。
ステップC05以降では、以下に示す方法で初期値を推定する。表2、3に示したとおり、監視項目の初期値はHDD130毎、監視項目毎に異なっている場合があるが、多くの場合、初期値として100、200、253のいずれかが用いられていることが判っている。本実施形態ではこのことを利用して初期値を推定する。
まず、ステップC05では、CPU101は、属性値が100以下であるか否かを判定し、属性値が100以下である場合(ステップC05:YES)にはステップC06の処理に進み、初期値を100に設定する。一方、属性値が100を上回る場合(ステップC05:NO)には、CPU101はステップC07の処理に進む。
ステップC07では、CPU101は、属性値が200以下であるか否かを判定し、属性値が200以下である場合(ステップC07:YES)にはステップC08の処理に進み、初期値を200に設定する。一方、属性値が200を上回る場合(ステップC07:NO)には、CPU101はステップC09の処理に進む。
ステップC09では、CPU101は、属性値が253以下であるか否かを判定し、属性値が253以下である場合(ステップC09:YES)にはステップC10の処理に進み、初期値を253に設定する。一方、属性値が253を上回る場合(ステップC09:NO)には、CPU101は処理を終了する。
他方、ステップC11では、HDD130のパワーオン時間の属性値を用いて他の属性値の初期値を求める。パワーオン時間は、表1に示したとおり、ID=9に対応する監視項目であり、工場出荷時からのHDD130の累積の通電時間である。HDD130の累積の通電時間は累積の動作時間に等しいとみなすことができる。各属性値はHDD130のパワーオン時間の属性値に比例すると考えられるから、式(2)が成り立つ。
M0=M1×P0/P1 …… 式(2)
ただし、M0:属性値の初期値、M1:属性値の現在値、P0:パワーオン時間の属性値の初期値、P1:パワーオン時間の属性値の現在値である。式(2)において例えばM1=10、P0=200、P1=50とすると、M0=40となる。
CPU101は、上記の手順で定められた初期値を該当する監視項目のIDと対応付けて初期値テーブルの内容を書き替える。
以上が各監視項目の初期値を定める手順である。
図4の説明に戻る。
ステップB04では、CPU101は、図5で示した関係を用いて故障予測日を求める。式(1)を変形すると式(3)が得られる。
式(3)でMにしきい値Mthを代入すると、故障予測日T=Txが求められる。
ステップB05では、CPU101は、すべての監視項目に対してステップB03およびB04の処理が完了したか否かを判定し、完了している場合(ステップB05:YES)にはステップB06に進み、完了していない場合(ステップB05:NO)にはステップB03に戻る。
ステップB06では、CPU101は、ステップB05で求められた故障予測日に基づいて、各HDD130の健全度を判定する。具体的には、CPU101は、HDD130毎に、現在の日付から故障予測日までの日数が最短である監視項目をすべての監視項目の中から抽出し、抽出された故障予測日を当該HDD130の故障予測日とする。そして、故障予測日までの日数が87以下の場合は「危険」、88日以上365日以下の場合は「注意」、366日以上の場合「良好」と判定する。この判定結果は、表示装置113に表示される。表示例については後述する。
なお、上記の判定基準は一例であり、他の判定基準に従って判定してもよい。
また、CPU101は、故障予測日までの日数に基づいて、各HDD130の健全度の評価値を百分率で表す。例えば、
健全度(%)=(故障予測日までの日数)/553×100 …… 式(4)
ここで、553は約1年半に相当する日数である。ただし、ステップB05の判定の結果
が「良好」である場合には健全度を98%とする。
なお、上記の百分率の算出方法は一例であり、他の算出方法により百分率を求めてもよい。
<方法2:温度から健全度を求める方法>
上述したとおり、HDD130の監視部1306は温度センサ1307から得られた温度の平均値を求め、HDD130の現在の温度として属性値とともにCPU101に送信する。温度のしきい値は、プログラムSでデフォルト値として予め設定されている値を用いる。
なお、ユーザが指定した値をしきい値として用いてもよい。図7は、プログラムSの実行開始後に表示装置113に最初に表示される画面の例を表す図である。画面上部に設けられている「設定」のボタンをユーザがマウス112でクリックすると、設定値入力用の画面が表示される。図8は、設定値入力用の画面の例を表す図である。この画面内の「HDD温度上昇の警告」の入力欄に所望の温度を入力すると、入力された温度がしきい値として設定される。
ステップB07では、CPU101は、HDD130の現在の温度としきい値とを比較し、健全度の判定を行う。すなわち、現在の温度がしきい値以上である場合には「危険」、現在の温度がしきい値の80%以上100%未満である場合には「注意」、現在の温度がしきい値の80%未満である場合には「良好」と判定する。
また、以下のようにして健全度を百分率で表す。すなわち、現在の温度がしきい値以上である場合には健全度=0%、現在の温度がしきい値の80%以上100%未満である場合には健全度=20%、現在の温度がしきい値の80%以上90%未満である場合には健全度=40%、現在の温度がしきい値の80%未満である場合には健全度=100%とする。
<方法3:属性値の低下率の平均値から健全度を求める方法>
ステップB08では、CPU101は、監視項目毎に、式(5)により各属性値の低下率を求める。
低下率(%)=属性値×100/初期値 ……式(5)
そして、HDD130毎に、式(6)により低下率の平均値を求めて、この値を健全度とする。
健全度(%)=低下率の合計/監視項目の数 ……式(6)
ただし、属性値が低下している監視項目、すなわち属性値が初期値未満である監視項目が2項目以下の場合には、健全度を98%とする。
また、低下率の平均値に基づいて健全度の判定を行う。すなわち、健全度が16%未満である場合には「危険」、健全度が16%以上66%未満である場合には「注意」、健全度が67%以上である場合には「良好」と判定する。
以上が図4に示した処理の内容である。
図3の説明に戻る。
ステップA03では、CPU101は、ステップA02で方法1乃至3によって求めた健全度から、HDD130毎に最低の健全度を抽出し、抽出された健全度を各HDD130の健全度を表す評価値とする。すなわち、「良好/注意/危険」の判定結果が最低のものを抽出し、抽出された判定結果を当該HDD130の健全度の判定結果とする。また、百分率で表した健全度が最低のものを抽出し、抽出された健全度を当該HDD130の健全度とする。
ステップA04では、CPU101は、各HDD130の健全度評価の結果を表示装置113に表示する。
以下では、結果の表示例について説明する。
図7は、プログラムSの実行開始後に表示装置113に最初に表示されるメイン画面の例を表す図である。この例では、ドライブCにHDD104が、ドライブEにHDD110がそれぞれ割り当てられており、各HDD130の健全度の総合的な評価結果が表示されている。図中の「健康状況」は、ステップA03で求められた健全度を表しており、「良好/注意/危険」の判定はHDD104、110の両方とも「良好」である。また、その下に表示されている帯状のグラフは、健全度の百分率を表している。グラフの下には、ユーザに対する簡単なアドバイスの文章が表示される。「故障予測」は、各HDD130の故障予測日を表している。
図9は、故障予測日の算出結果を表示した例である。この例では、読込エラーレートの属性値を用いて故障予測日を求め、使用開始日から故障予測日までの属性値の推移、属性値の推移の予測値をグラフ化して表している。
図10は、各ドライブのスコア、すなわち、各監視項目の状況を表示した例である。画面右側には、監視項目毎に属性値としきい値を表す帯状のグラフが表示され、属性値がしきい値にどの程度近づいているかをユーザが視覚的に認識することができる。グラフの右隣りには劣化率、すなわち属性値の低下率の数値が表示されている。
図10において所望の監視項目をユーザがマウス112でダブルクリックすると、その監視項目の詳細な情報が表示される。図11は、図10においてスピンアップタイムの欄をダブルクリックした結果である。このように、属性値の現在値、最良値(上記の説明では最大値)、しきい値、最悪値、劣化率等の数値が表示される。
また、図12に示すように、過去の温度の履歴を表示したり、図13に示すように、各HDD130の監視状況に変化があった場合の記録を表示することができる。、
<変形例>
以上説明した形態に限らず、本発明は種々の形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形した形態でも実施可能である。
<変形例1>
ステップA03で求められた健全度を以下に示す方法で補正するようにしてもよい。
例えば、パワーオン時間の属性値の低下率が1%以下である場合に、他の監視項目の評価結果に関わらず健全度を「良好」と判定するようにしてもよい。また、この場合に、方法3(属性値の低下率の平均値から健全度を求める方法)による評価を省略するようにしてもよい。
また、属性値がしきい値以下になった監視項目が1つでもある場合に上記の補正を行わないようにしてもよい。あるいは、最新の属性値が50未満になった監視項目が1つでもある場合に上記の補正を行わないようにしてもよい。
<変形例2>
上記の実施形態ではHDDの累積の動作時間と属性値との関係を直線近似することによって故障予測日を求めたが、HDDの累積の動作時間と属性値との関係が特定の数式で表される曲線で近似できることが判っている場合には、その曲線を用いて曲線近似することによって故障予測日を求めるようにしてもよい。また、曲線が特定の数式で表すことができない場合には、累積の動作時間と属性値との関係を離散的に表したテーブルに従って曲線近似してもよい。
<変形例3>
上記の実施形態ではHDD毎に現在の日付から故障予測日までの日数が最短の監視項目をすべての監視項目の中から抽出し、抽出された故障予測日までの日数に基づいてHDDの健全度を判定したが、日数が最短の監視項目を特定の複数の監視項目の中から抽出し、その日数に基づいて健全度を判定するようにしてもよい。また、特定の1つの監視項目から求められた日数に基づいて健全度を判定するようにしてもよい。
<変形例4>
上記の実施形態では方法1乃至3による評価結果の中で最低のものをHDDの健全度とする例を示したが、方法1乃至3のいずれか1つの方法による評価結果をHDDの健全度としてもよい。また、方法1乃至3のうちの2つの方法による評価結果のうち最低にものをHDDの健全度としてもよい。
<変形例5>
上記の実施形態では、SMART機能で得られた属性値に基づいてHDDの健全度を評価する例を示したが、SMART機能で定義されていない監視項目の属性値を出力するHDDの場合には、この属性値をHDDから取得し、取得された属性値に基づいてHDDの健全度を評価するようにしてもよい。
また、HDD以外の記憶装置に本発明を適用してもよい。例えば、光磁気ディスク、光ディスク、磁気テープ等を記録媒体として用いる記憶装置が自身の劣化の程度を表す数値を出力するように構成されている場合には、この数値に基づいて上記の実施形態と同様の手順で記憶装置の健全度を求めるようにしてもよい。
<変形例6>
上記の実施形態ではHDD130の使用が開始されてから現在までに経過した日数を用いて故障予測日を求めたが、経過日数の代わりにHDD130の累積の動作時間、すなわちパワーオン時間の測定値を用いて故障予測日を求めてもよい。この場合、HDD130がパワーオン時間の属性値とともに測定値およびそのしきい値も情報処理装置1に送信するようにすればよい。この場合、測定値の初期値は0である。そして、CPU101が、HDD130から送信された測定値およびしきい値を用いて、上記のステップB04と同じ手順で故障予測日を求めるようにすればよい。
<変形例7>
上記のプログラムSは予め情報処理装置1にインストールされていてもよいし、光ディスク等の記録媒体に記録されたプログラムSを情報処理装置1にインストールするようにしてもよい。また、通信回線経由でプログラムSを情報処理装置1に受信させ、受信したプログラムSを情報処理装置1にインストールするようにしてもよい。また、CPU101がプログラムSを実行することによってもたらされる機能を実装した電子回路を情報処理装置1に設けてもよい。
<変形例8>
HDD130の劣化の程度に応じてHDD130の記憶内容のバックアップを行うようにしてもよい。
上述のとおり、各HDD130の監視部1306は、各監視項目について一定時間間隔(例えば、1時間間隔)で測定を行い、得られた属性値をCPU101に送信する。CPU101は、監視部1306から送信された属性値を受信する度に図3に示す処理を行い、各HDD130の健全度を判定する。
そこで、本変形例では、HDD130の劣化の程度を表す指標として、上記方法1で求められた健全度の判定結果を用い、その判定結果に応じて記憶内容のバックアップを行うように構成する。上記の実施形態では、外部記憶装置として2台のHDD130(HDD104、HDD110)が設けられている。このうち、一方のHDD130の健全度が「良好」または「注意」から「危険」に移行した場合に、当該HDD130の記憶内容の複製を他方のHDD130に記憶させる。その後、1時間毎の健全度の判定において、前回の判定時と比べて当該HDD130の各属性値のいずれかが低下、すなわち属性値がしきい値に近づく方向に変化した場合に、当該HDD130の記憶内容の複製を他方のHDD130に記憶させる。
なお、健全度が「危険」に移行した後、属性値の変化に関わらず、一定時間間隔で、例えば6時間毎にバックアップを行うようにしてもよい。
また、方法2で示した属性値の低下率が低くなるほどバックアップの頻度を高くするようにしてもよい。
バックアップを行う際には、複製を記憶する側のHDD130の健全度が「危険」でないことが望ましいが、2台のHDD130の両方が「危険」に移行する場合があり得る。この場合には、相互にバックアップを行うようにしてもよい。すなわち、HDD104の記憶内容の複製をHDD110に記憶させ、HDD110の記憶内容の複製をHDD104に記憶させる。あるいは、他の情報処理措置に内蔵または接続されているHDD、LANに直接接続されているHDD等にLANを介して複製を送信するようにしてもよい。
また、情報処理装置1に3台以上のHDD130が設けられている場合には、各HDD130の健全度を比較し、健全度が「危険」でないHDD130、または百分率で表した健全度の数値が最も高いHDD130に複製を記憶させるようにしてもよい。
上記の例では健全度が「危険」に移行した時点をバックアップを開始する契機としているが、これ以外の時点でバックアップを開始するようにしてもよい。例えば、健全度の判定が「注意」に移行した時点でバックアップを開始するようにしてもよい。また、百分率で表した健全度の数値が所定のしきい値を下回った時点でバックアップを開始するようにしてもよい。
情報処理装置1の構成を表す図である。 HDD130の構成を表す図である。 プログラムSの実行によって行われる処理のフローを示す図である。 評価値を求める手順を表す図である。 HDD130の累積の動作時間と属性値との関係を表す図である。 各監視項目の初期値を定める処理の手順を詳細に表す図である。 表示装置113に最初に表示される画面の例を表す図である。 設定値入力用の画面の例を表す図である。 故障予測日の算出結果を表示した例である。 各ドライブのスコアを表示した例である。 図10でスピンアップタイムの欄をダブルクリックした結果である。 過去の温度の履歴を表示した例である。 監視状況に変化があった場合の記録を表示した例である。
符号の説明
1…情報処理装置、104…HDD、101…CPU、102…ROM、103…RAM、105…通信I/F、106…外部I/F、110…HDD、111…キーボード、112…マウス、113…表示装置、130…HDD、1301…磁気ディスク、1302…モータ、1303…制御部、1304…ヘッドアーム、1305…磁気ヘッド、1306…監視部、1307…温度センサ、1308…筐体

Claims (9)

  1. 記憶装置が出力した該記憶装置の劣化の程度を表す数値と、該数値のしきい値とを受信する受信手段と、
    前記数値の初期値を記憶する初期値記憶手段と、
    前記受信手段が受信した数値に対応する初期値を前記初期値記憶手段から取得する取得手段と、
    前記取得手段による前記初期値の取得の結果が、該初期値を使用することができない条件として予め定められた条件に該当する場合には、前記初期値に代わる値を推定初期値として推定し、該推定初期値を前記初期値記憶手段に記憶させる推定手段と、
    前記記憶装置の累積の動作時間を取得する時間取得手段と、
    前記受信手段が受信した数値およびしきい値と、前記取得手段が取得した初期値または前記推定手段が推定した推定初期値と、前記時間取得手段が取得した累積の動作時間とに基づいて、前記数値が前記しきい値に達する時期を予測し、該時期を前記記憶装置が故障し得る時期として出力する予測手段と
    を有し、
    前記推定手段は、前記取得手段が初期値を取得できなかった場合に、前記受信手段が受信した数値が予め定められた上限値以下で、且つ、該数値が予め定められた下限値を上回るならば前記上限値を前記推定初期値とする
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 記憶装置が出力した該記憶装置の劣化の程度を表す数値と、該数値のしきい値とを受信する受信手段と、
    前記数値の初期値を記憶する初期値記憶手段と、
    前記受信手段が受信した数値に対応する初期値を前記初期値記憶手段から取得する取得手段と、
    前記取得手段による前記初期値の取得の結果が、該初期値を使用することができない条件として予め定められた条件に該当する場合には、前記初期値に代わる値を推定初期値として推定し、該推定初期値を前記初期値記憶手段に記憶させる推定手段と、
    前記記憶装置の累積の動作時間を取得する時間取得手段と、
    前記受信手段が受信した数値およびしきい値と、前記取得手段が取得した初期値または前記推定手段が推定した推定初期値と、前記時間取得手段が取得した累積の動作時間とに基づいて、前記数値が前記しきい値に達する時期を予測し、該時期を前記記憶装置が故障し得る時期として出力する予測手段と
    を有し、
    前記推定手段は、前記受信手段が受信した数値が前記取得手段が取得した初期値を上回った場合に、該数値が予め定められた上限値以下で、且つ、予め定められた下限値を上回るならば前記上限値を前記推定初期値とする
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 記憶装置が出力した該記憶装置の劣化の程度を表す数値と、該数値のしきい値とを受信する受信手段と、
    前記数値の初期値を記憶する初期値記憶手段と、
    前記受信手段が受信した数値に対応する初期値を前記初期値記憶手段から取得する取得手段と、
    前記取得手段による前記初期値の取得の結果が、該初期値を使用することができない条件として予め定められた条件に該当する場合には、前記初期値に代わる値を推定初期値として推定し、該推定初期値を前記初期値記憶手段に記憶させる推定手段と、
    前記記憶装置の累積の動作時間を取得する時間取得手段と、
    前記受信手段が受信した数値およびしきい値と、前記取得手段が取得した初期値または前記推定手段が推定した推定初期値と、前記時間取得手段が取得した累積の動作時間とに基づいて、前記数値が前記しきい値に達する時期を予測し、該時期を前記記憶装置が故障し得る時期として出力する予測手段と
    を有し、
    前記推定手段は、前記受信手段が受信した数値の項目が所定の項目に該当し、且つ、前記取得手段が取得した初期値が所定値に一致する場合に、該数値と、前記記憶装置の累積の動作時間に対応する前記数値とその初期値とに基づいて前記推定初期値を推定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記時間取得手段は、前記記憶装置の使用が開始されてから前記受信手段が最後に前記数値を受信したときまでに経過した日数を求め、該日数を前記累積の動作時間とすることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記時間取得手段は、前記記憶装置が初期化された時期を前記記憶装置の使用が開始された時期として前記記憶装置から取得することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記予測手段が前記時期を予測した時点から該時期までの期間の長さに基づいて前記記憶装置の劣化の程度を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に応じて前記記憶装置の記憶内容の複製を他の記憶装置に記憶させる複製手段と
    を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. コンピュータを、
    記憶装置が出力した該記憶装置の劣化の程度を表す数値と、該数値のしきい値とを受信する受信手段と、
    前記数値の初期値を記憶する初期値記憶手段と、
    前記受信手段が受信した数値に対応する初期値を前記初期値記憶手段から取得する取得手段と、
    前記取得手段による前記初期値の取得の結果が、該初期値を使用することができない条件として予め定められた条件に該当する場合には、前記初期値に代わる値を推定初期値として推定し、該推定初期値を前記初期値記憶手段に記憶させる推定手段と、
    前記記憶装置の累積の動作時間を取得する時間取得手段と、
    前記受信手段が受信した数値およびしきい値と、前記取得手段が取得した初期値または前記推定手段が推定した推定初期値と、前記時間取得手段が取得した累積の動作時間とに基づいて、前記数値が前記しきい値に達する時期を予測し、該時期を前記記憶装置が故障し得る時期として出力する予測手段
    として機能させ
    前記推定手段は、前記取得手段が初期値を取得できなかった場合に、前記受信手段が受信した数値が予め定められた上限値以下で、且つ、該数値が予め定められた下限値を上回るならば前記上限値を前記推定初期値とする
    ことを特徴とするプログラム。
  8. コンピュータを、
    記憶装置が出力した該記憶装置の劣化の程度を表す数値と、該数値のしきい値とを受信する受信手段と、
    前記数値の初期値を記憶する初期値記憶手段と、
    前記受信手段が受信した数値に対応する初期値を前記初期値記憶手段から取得する取得手段と、
    前記取得手段による前記初期値の取得の結果が、該初期値を使用することができない条件として予め定められた条件に該当する場合には、前記初期値に代わる値を推定初期値として推定し、該推定初期値を前記初期値記憶手段に記憶させる推定手段と、
    前記記憶装置の累積の動作時間を取得する時間取得手段と、
    前記受信手段が受信した数値およびしきい値と、前記取得手段が取得した初期値または前記推定手段が推定した推定初期値と、前記時間取得手段が取得した累積の動作時間とに基づいて、前記数値が前記しきい値に達する時期を予測し、該時期を前記記憶装置が故障し得る時期として出力する予測手段
    として機能させ
    前記推定手段は、前記受信手段が受信した数値が前記取得手段が取得した初期値を上回った場合に、該数値が予め定められた上限値以下で、且つ、予め定められた下限値を上回るならば前記上限値を前記推定初期値とする
    ことを特徴とするプログラム。
  9. コンピュータを、
    記憶装置が出力した該記憶装置の劣化の程度を表す数値と、該数値のしきい値とを受信する受信手段と、
    前記数値の初期値を記憶する初期値記憶手段と、
    前記受信手段が受信した数値に対応する初期値を前記初期値記憶手段から取得する取得手段と、
    前記取得手段による前記初期値の取得の結果が、該初期値を使用することができない条件として予め定められた条件に該当する場合には、前記初期値に代わる値を推定初期値として推定し、該推定初期値を前記初期値記憶手段に記憶させる推定手段と、
    前記記憶装置の累積の動作時間を取得する時間取得手段と、
    前記受信手段が受信した数値およびしきい値と、前記取得手段が取得した初期値または前記推定手段が推定した推定初期値と、前記時間取得手段が取得した累積の動作時間とに基づいて、前記数値が前記しきい値に達する時期を予測し、該時期を前記記憶装置が故障し得る時期として出力する予測手段
    として機能させ
    前記推定手段は、前記受信手段が受信した数値の項目が所定の項目に該当し、且つ、前記取得手段が取得した初期値が所定値に一致する場合に、該数値と、前記記憶装置の累積の動作時間に対応する前記数値とその初期値とに基づいて前記推定初期値を推定する
    ことを特徴とするプログラム。
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