JP2001265538A - ディスク装置の故障を予測する故障予測装置、媒体、および情報集合体 - Google Patents

ディスク装置の故障を予測する故障予測装置、媒体、および情報集合体

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JP2001265538A
JP2001265538A JP2000074817A JP2000074817A JP2001265538A JP 2001265538 A JP2001265538 A JP 2001265538A JP 2000074817 A JP2000074817 A JP 2000074817A JP 2000074817 A JP2000074817 A JP 2000074817A JP 2001265538 A JP2001265538 A JP 2001265538A
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failure
inspection
predicting
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failure prediction
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JP2000074817A
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Hideo Tani
日出夫 谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク装置の故障を予測するための複数の
検査項目の各検査結果を関連づけることによって、ディ
スク装置の故障を予測する故障予測装置を提供する。 【解決手段】 データが記録されるディスクと、そのデ
ィスクにデータを記録するための、またはディスクに記
録されているデータを読み取るためのヘッドとを少なく
とも備えたディスク装置の故障を予測する故障予測装置
であって、ディスク装置の故障を予測するための複数の
検査項目(小項目)について検査を行う検査手段と、複
数の検査項目のうちの少なくとも2以上についての、各
検査項目毎の検査手段による検査結果を組み合わせた組
み合わせ結果と所定の故障予測基準とに基づいて、ディ
スク装置の故障を予測する故障予測手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像、音声等に関
するデジタル信号を記録および/または再生するディス
ク装置の故障を予測する故障予測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から知られているディスクを用いた
記録装置はコンピュータの外部記憶装置として普及して
いるが、機械的動作部分を有しているため半導体に比べ
故障率が高い。また、突然故障が発生することもあり、
定期的にバックアップを取るなどの故障対策が必要であ
った。そのため最近、記録装置本来の機能である記録再
生に係わる能力低下を最小限に押さえながら、事前に故
障を予測診断する機能を備えた記録装置が製品化されて
いる。
【0003】つまり、記録装置の故障に関係がありそう
なデータを調べ、その検査値から故障を予測するもので
あり、その一例が特開平10−11701号公報に開示
されている。この従来の記録装置では、記録再生能力を
低下させることなく故障診断を行うために、まず故障に
関係が深く処理時間の短いECCエラーに着目しECC
エラーの数による第一の診断を行い、この第一の診断結
果に基づく故障警戒中に第一の診断よりも故障発生の診
断精度が高いエラーレートによる第二の診断が行われ
る。
【0004】そして、危険な状態にあると判断された際
には、故障が発生する前にホストシステムに対して警告
を出すものである。
【0005】次に記録装置の故障の予測診断がなされた
場合、完全に記録装置が使えなくなる前に適切な処置を
施し、被害の発生を未然に予防する手段の一例が特開平
9−200413号公報に開示されている。機器に内蔵
されている記録装置に読み出しエラーが発生すると、エ
ラーが発見されたブロック番号を不良箇所記録用のメモ
リに追記する。不良箇所ブロック数が予め決められた値
(代替セクター数)を超えると機器操作部に記録装置の
交換を促すメッセージを表示する。この機器が電話回線
でサービスセンターに接続されていれば、同時にセンタ
ーにも自動的に記録装置交換時期を知らせる通報を行
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の記
録装置では、データの記録再生に係わる能力を低下させ
ることなく故障診断を行わせるために、第一の診断を特
定の一項目に絞った方法が採用されているが、故障の前
兆として単独の調査項目の値のみが悪化することは少な
く、通常は複数の調査項目に影響が現れるので、特定の
一項目だけに検査の焦点を絞ると故障診断精度が低くな
るばかりか、故障の前兆を見落とす危険性もある。
【0007】また、記録装置の交換を促す警報メッセー
ジを出すタイミングとして余り早過ぎてはまだ十分使用
可能な記録装置を交換することになり都合が悪く、反対
に故障するまで出さなければ警報の意味がなくなるの
で、ただ一種類の警報に基づいて記録装置交換を促す主
旨の警報やメッセージ表示を行う、あるいはサービスセ
ンターに記録装置交換時期を知らせる通報を出すので
は、そのタイミングが難しい。
【0008】更に故障の種類によってはある時点から急
激に性能が悪化することがあり、時間経過に基づいた監
視を行わないと近い将来の発生が予想される故障の前兆
現象を見落とすことも考えられる。この一例にスピンド
ルモータ等の回転機構部から発生する微小なゴミによっ
て記録媒体上に傷が付き、ディフェクトやリードエラー
が多発する問題がある。また、検査項目によっては前記
故障診断と画像の記録再生を同時に行うことはできな
い。
【0009】また、単に警報やメッセージ表示を出した
り通報するだけでは、前記最終警報が出されても前記記
録装置を交換せず故障するまでユーザーが使い続けるこ
とも考えられる。
【0010】本発明は、上記従来の課題を考慮し、ディ
スクを用いた記録装置すなわちディスク装置の故障を予
測するための複数の検査項目の各検査結果を関連づける
ことによって、ディスク装置の故障を予測する故障予測
装置を提供することを目的とするものである。
【0011】また、本発明は、ディスク装置の故障を精
度よく予測する故障予測装置、および警報をわかりやす
く伝達するための表示手段を提供することを目的とする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、第1の本発明(請求項1に対応)は、データが記録
されるディスクと、そのディスクにデータを記録するた
めの、または前記ディスクに記録されているデータを読
み取るためのヘッドとを少なくとも備えたディスク装置
の故障を予測する故障予測装置であって、前記ディスク
装置の故障を予測するための複数の検査項目について検
査を行う検査手段と、前記複数の検査項目のうちの少な
くとも2以上についての、前記各検査項目毎の前記検査
手段による検査結果を組み合わせた組み合わせ結果と、
所定の故障予測基準とに基づいて、前記ディスク装置の
故障を予測する故障予測手段とを備えたことを特徴とす
るディスク装置の故障を予測する故障予測装置である。
【0013】第1の本発明によれば、突発的に故障が発
生するとも限らないディスク装置を定期的に検査し、故
障を予測することができる。
【0014】第2の本発明(請求項2に対応)は、前記
複数の検査項目それぞれについて、故障予測に関する所
定の項目基準値が設定されている基準値設定手段をさら
に備え、前記故障予測手段が、前記基準値設定手段に設
定されている前記項目基準値と、対応する前記検査項目
の検査結果とを比較し、その比較結果を組み合わせて前
記組み合わせ結果を生成することを特徴とする第1の本
発明に記載のディスク装置の故障を予測する故障予測装
置である。
【0015】第3の本発明(請求項3に対応)は、前記
比較結果が、前記検査手段によって検査された検査結果
が、その検査結果に対応する前記検査項目の前記項目基
準値を満たしている場合に与えられる所定のポイントで
あって、前記組み合わせ結果が、前記各検査項目につい
ての前記ポイントが加算された加算値であって、前記故
障予測手段が、前記加算値が前記故障予測基準を超えた
さいに、前記ディスク装置が故障することを予測するこ
とを特徴とする第1または第2の本発明に記載のディス
ク装置の故障を予測する故障予測装置である。
【0016】検査結果を項目基準値と比較することで、
容易に検査項目毎に故障発生の危険性を診断するための
ポイントを獲得することができる。
【0017】第4の本発明(請求項4に対応)は、前記
ポイントの大きさが、前記複数の検査項目の全部または
一部について異なることを特徴とする第3の本発明に記
載のディスク装置の故障を予測する故障予測装置であ
る。
【0018】第5の本発明(請求項5に対応)は、前記
ポイントの大きさが、そのポイントの対象となる前記検
査項目と関連がある、またはあらかじめ決められた、他
の前記検査項目についての検査結果に応じて変更される
ことを特徴とする第3または第4の本発明に記載のディ
スク装置の故障を予測する故障予測装置である。
【0019】第5の本発明によれば、関連がある他の検
査項目についての検査結果に応じてポイントが変更され
るので、現実に則した精度の高い故障予測を行うことが
できる。
【0020】第6の本発明(請求項6に対応)は、前記
故障予測基準が、複数の段階の故障予測基準で構成され
ており、前記故障予測手段が、前記加算値が前記各段階
の故障予測基準を超える毎に、対応する段階の故障予測
を行うことを特徴とする第3から第5のいずれかの本発
明に記載のディスク装置の故障を予測する故障予測装置
である。
【0021】第6の本発明によれば、今直ちに故障する
恐れはないが将来的な故障につながる恐れのある軽微な
異常があるという意味の初期警報を出してユーザーに注
意を喚起させることができる。また、故障につながる恐
れのある異常を、段階的に予測することが可能になる。
【0022】第7の本発明(請求項7に対応)は、前記
検査手段が、前記ディスク装置において前記ディスクに
対してデータの記録または再生が行われているときは、
前記故障予測のための検査を行わないことを特徴とする
第1から第6のいずれかの本発明に記載のディスク装置
の故障を予測する故障予測装置である。
【0023】第7の本発明によれば、検査途中に音声や
画像に関するディジタル信号をディスク装置内のディス
クに記録再生する割り込みが発生しても、途中に中断が
入るものの検査を通常通り完了させることができるの
で、ディスク装置の機能が検査によって制限を受けるこ
とはない。
【0024】第8の本発明(請求項8に対応)は、前記
故障予測手段によって、前記ディスク装置の故障の予測
が行われた回数が増加するとともに、前記検査手段が検
査間隔を短くすることを特徴とする第1から第7のいず
れかの本発明に記載のディスク装置の故障を予測する故
障予測装置である。
【0025】このように、故障する危険の低い時は無駄
な検査を行わないようにし、故障の危険が高まると検査
間隔を短縮して急激な検査結果の変化を見落とさないよ
うにするのが好ましい。
【0026】第9の本発明(請求項9に対応)は、前記
検査手段が、ユーザの指示に基づいて、前記検査を行う
ことを特徴とする第1から第8のいずれかの本発明に記
載のディスク装置の故障を予測する故障予測装置であ
る。
【0027】故障の危険が高まった時にユーザーの判断
で任意のタイミングで検査及び故障予測を行うことがで
きる。
【0028】第10の本発明(請求項10に対応)は、
データが記録されるディスクと、そのディスクにデータ
を記録するための、または前記ディスクに記録されてい
るデータを読み取るためのヘッドとを少なくとも備えた
ディスク装置の故障を予測する故障予測装置であって、
前記ディスク装置におけるリード/ライトのエラーの発
生間隔を少なくとも検査する検査手段と、前記エラーの
発生間隔に関して、前記ディスク装置の故障予測につい
てのエラー基準値が設定されている基準値設定手段と、
前記検査手段によって検査された前記リード/ライトの
エラーの発生間隔と、前記エラー基準値とに少なくとも
基づいて、前記ディスク装置の故障を予測する故障予測
手段とを備えたことを特徴とするディスク装置の故障を
予測する故障予測装置である。
【0029】リードエラーの増加割合を時間的に追いか
けることによって致命的な故障に結びつく急激に発生す
る異常現象を早急に見つけ出すことができる。例えば、
機構部からのゴミの発生などによって記録媒体表面に微
小な傷が付いたり、モータの回転精度が低下すると、リ
ードエラーも悪化する。したがって、リードエラーの増
加割合を検査することによって、機構部からのゴミの発
生などを知ることができる。
【0030】ところで、リードエラーの原因としては、
衝撃によるディスク表面の剥離や回転機構部から発生す
るパーティクルを原因とするディスク表面の微小傷など
も考えられ、パーティクルが増加するとリードエラーも
多発するようになりディスク装置の故障する危険性が高
まる。ディスク上にわずかな剥離や傷が発生するとそれ
に誘引されてリードエラーが急増することがある。この
ような事情を考慮し、時間経過に伴うリードエラーの発
生間隔に焦点を当てて短時間にリードエラーが多発する
状態を早急に検出して故障予測を行うことにより、故障
の前兆現象を見落とすことなく精度の高い予測を行うこ
とができる。
【0031】第11の本発明(請求項11に対応)は、
前記エラー基準値とは、前記検査手段に検査された過去
の前記エラーの発生間隔の平均値を意味し、所定の前記
エラーの発生間隔に対する前記平均値の比が、所定の値
以上になった場合に、前記故障予測手段が前記予測を行
うことを特徴とする第10の本発明に記載のディスク装
置の故障を予測する故障予測装置である。
【0032】なお、前記所定のエラー発生間隔は、第2
の本発明における所定の項目基準値(スレッシュレベ
ル)を下回っていてもかまわない。
【0033】第12の本発明(請求項12に対応)は、
前記故障予測手段によって第1回目の前記ディスク装置
の故障の予測が行われた後には、前記故障予測手段が、
前記エラーの発生間隔結果が所定の条件を満たす場合
に、第2回目の前記ディスク装置の故障を予測し、前記
所定の条件とは、過去の前記エラーの発生間隔の平均値
に対する、前記検査手段によって検査された前記発生間
隔が所定割合以下になることが、所定回連続することを
意味することを特徴とする第11の本発明に記載のディ
スク装置の故障を予測する故障予測装置である。
【0034】リードエラーの漸増が一定期間続くことが
最終警報を出す条件になっており、突発的な事象の影響
を排した現実に則した診断基準になっている。なお、リ
ードエラーの検査項目には、Raw Read Err
ors Rate、SeekErrors Rate、
Read Soft Errors Rateがある
が、異常現象を早期につかむには、発生頻度の高いRa
w Read Errors Rateを用いるのが望
ましい。
【0035】第13の本発明(請求項13に対応)は、
前記リード/ライトに関連する検査項目であって、前記
エラーの発生間隔以外の検査項目を検査する第2検査手
段と、前記エラーの発生間隔以外の検査項目について、
故障予測に関する所定の項目基準値が設定されている第
2基準値設定手段をさらに備え、前記検査された前記エ
ラーの発生間隔が、過去の前記エラーの発生間隔の平均
値の所定割合以下になるとともに、前記第2検査手段に
よって検査された検査結果が前記項目基準値を満たす場
合に、前記故障予測手段が前記予測を行うことを特徴と
する第10の本発明に記載のディスク装置の故障を予測
する故障予測装置である。
【0036】リードエラーの漸増が一定期間続き更にリ
ードエラーに関する他の検査項目でも異常のあることが
故障予測の条件になっており、現実に則した診断基準に
なっている。
【0037】第14の本発明(請求項14に対応)は、
前記リード/ライトのエラーの発生間隔以外の、前記デ
ィスク装置の故障を予測するための少なくとも一つ以上
の検査項目について検査を行う第3検査手段をさらに備
え、前記検査手段が、前記第2検査手段および/または
前記第3検査手段よりも頻繁に、前記リード/ライトの
エラーの発生間隔を検査することを特徴とする第10か
ら第13のいずれかの本発明に記載のディスク装置の故
障を予測する故障予測装置である。
【0038】第15の本発明(請求項15に対応)は、
データが記録されるディスクと、そのディスクにデータ
を記録するための、または前記ディスクに記録されてい
るデータを読み取るためのヘッドとを少なくとも備えた
ディスク装置の故障を予測する故障予測装置であって、
前記ディスク装置における前記ディスクのディフェクト
の発生間隔を少なくとも検査する検査手段と、前記ディ
フェクトの発生間隔に関して、前記ディスク装置の故障
予測についてのディフェクト基準値が設定されている基
準値設定手段と、前記検査手段によって検査された前記
ディスクのディフェクトの発生間隔と、前記ディフェク
ト基準値とに少なくとも基づいて、前記ディスク装置の
故障を予測する故障予測手段とを備えたことを特徴とす
るディスク装置の故障を予測する故障予測装置である。
【0039】ディフェクトの増加割合を時間的に追いか
けることによって致命的な故障に結びつく急激に発生す
る異常現象を早急に見つけ出すことができる。例えば、
機構部からのゴミの発生などによって記録媒体表面に微
小な傷が付くと、ディフェクト発生の原因となる。ディ
フェクトと上述したリードエラーには相関のある場合が
多く、その意味からもディフェクトとリードエラー両方
を時間経過と共に監視することが好ましい。
【0040】ところで、ディフェクトの原因として外部
からの衝撃によりヘッドがディスクに衝突し、ディスク
の極一部が剥離してパーティクルとなり、偶然ヘッドと
メディアの間の微小な隙間に入り込みディスクに傷を付
けてディフェクトとなることも考えられる。またパーテ
ィクルの発生場所として上記のほかモータの回転機構部
も考えられる。このような原因でパーティクルの数が増
加するとディフェクトが多発し、記録装置の故障する危
険性が高まる。このような事情を考慮し、ディフェクト
の発生間隔に焦点を当てて短時間にディフェクトが多発
し始めた状態を早急に検出して故障予測を行うことによ
り、故障の前兆現象を見落とすことなく、精度の高い予
測を行うことができる。
【0041】ディフェクトにはGrown Defec
tsとPending Defectsとがあるが、後
述する通りPending Defectsはディフェ
クトの位置情報を保存している割り当てテーブルは書き
換えるがGrown Defectsのように代替セク
タを使用しないので代替セクタへシークする必要がな
く、ディスク装置の連続記録再生動作の途切れる危険性
がない。ディフェクトの影響を完全に排除した使い方を
するにはGrown Defectsの方が優れている
が、連続データを扱う画像記録装置としての使い方にお
いては、Pending Defectsに主眼を置く
ほうが都合が良い。
【0042】第16の本発明(請求項16に対応)は、
前記ディフェクト基準値とは所定の時間を意味し、前記
故障予測手段が、前記検査された前記ディフェクトの発
生間隔が前記所定の時間を下回った場合に、前記予測を
行うことを特徴とする第15の本発明に記載のディスク
装置の故障を予測する故障予測装置である。
【0043】第17の本発明(請求項17に対応)は、
前記故障予測手段によって第1回目の前記ディスク装置
の故障の予測が行われた後には、前記故障予測手段が、
前記ディフェクトの発生間隔結果が所定の条件を満たす
場合に、第2回目の前記ディスク装置の故障を予測し、
前記所定の条件とは、過去の前記ディフェクトの発生間
隔の平均値に対する、前記検査手段によって検査された
前記発生間隔が所定割合以下になることが、所定回連続
することを意味することを特徴とする第15の本発明に
記載のディスク装置の故障を予測する故障予測装置であ
る。
【0044】ディフェクトの漸増が一定期間続くことが
警報を出す条件になっており、突発的な事象の影響を排
した現実に則する診断基準となっている。
【0045】第18の本発明(請求項18に対応)は、
前記ディスクのディフェクトに関連する検査項目であっ
て、前記ディフェクトの発生間隔以外の検査項目を検査
する第2検査手段と、前記ディフェクトの発生間隔以外
の検査項目について、故障予測に関する所定の項目基準
値が設定されている第2基準値設定手段をさらに備え、
前記検査された前記ディフェクトの発生間隔が、過去の
前記ディフェクトの発生間隔の平均値の所定割合以下に
なるとともに、前記第2検査手段によって検査された検
査結果が前記項目基準値を満たす場合に、前記故障予測
手段が前記予測を行うことを特徴とする第15の本発明
に記載のディスク装置の故障を予測する故障予測装置で
ある。
【0046】ディフェクトの漸増が一定期間続き、さら
にディフェクトに関する他の検査項目でも異常のあるこ
とが故障予測の条件になっており、現実に則した診断基
準になっている。
【0047】第19の本発明(請求項19に対応)は、
前記ディフェクトの発生間隔以外の、前記ディスク装置
の故障を予測するための少なくとも一つ以上の検査項目
について検査を行う第3検出手段をさらに備え、前記検
査手段が、前記第2検査手段および/または前記第3検
査手段よりも頻繁に、前記ディフェクトの発生間隔を検
査することを特徴とする第15から第18のいずれかの
本発明に記載のディスク装置の故障を予測する故障予測
装置である。
【0048】第20の本発明(請求項20に対応)は、
前記故障予測手段によって、前記ディスク装置の故障の
予測が所定の回数行われた後は、前記検査手段が、前記
ディフェクトが最も多く発生している前記ディスクの面
について、リード/ライトのエラー検査を行うことを特
徴とする第10から第19のいずれかの本発明に記載の
ディスク装置の故障を予測する故障予測装置である。
【0049】第21の本発明(請求項21に対応)は、
前記故障予測手段の故障予測結果に基づいて警報を発動
する警報発動手段を備えたことを特徴とする第1から第
20のいずれかの本発明に記載のディスク装置の故障を
予測する故障予測装置である。
【0050】第22の本発明(請求項22に対応)は、
前記警報が、より高い警報が発動されるまで、または前
記ディスク装置が交換されるまで保持されることを特徴
とする第21の本発明に記載のディスク装置の故障を予
測する故障予測装置である。
【0051】第23の本発明(請求項23に対応)は、
前記警報発動手段によって発動された警報を表示する表
示手段を備えたことを特徴とする第21の本発明に記載
のディスク装置の故障を予測する故障予測装置である。
【0052】第24の本発明(請求項24に対応)は、
前記表示手段が、前記警報発動手段によって発動された
警報の種類に基づいて、表示色、表示時間、表示サイ
ズ、および表示位置の全部または一部を変更して前記警
報を表示することを特徴とする第23の本発明に記載の
ディスク装置の故障を予測する故障予測装置である。
【0053】警報のランクが高いほど視覚的に目立ちや
すくしてユーザーの注意を引きつけるようにする。
【0054】また、ユーザーがディスク装置に何らかの
働きかけを行う度に警報表示を行うのでは警報表示過多
となり、ユーザーに注意を促せるという点でかえって逆
効果となってしまうので、警報のランクに応じた適切な
警報表示時間間隔を設けることによって、警報レベルの
低い時に頻繁に警報表示されることを防止することがで
き、逆に最終警報発動後は適切な間隔で警報表示を行う
ことによって常にユーザーに新鮮味のある注意を喚起す
ることができる。
【0055】第25の本発明(請求項25に対応)は、
前記表示手段によって前記警報が所定の数表示された後
の前記表示サイズが、前記警報発動後の前記ディスク装
置の稼働時間経過とともに、または前記ディフェクトの
発生間隔もしくは前記エラーの発生間隔が短くなると、
大きくなることを特徴とする第24の本発明に記載のデ
ィスク装置の故障を予測する故障予測装置である。
【0056】第26の本発明(請求項26に対応)は、
前記表示手段によって前記警報が所定の数表示された後
の前記表示位置が、前記警報発動後の前記ディスク装置
の稼働時間経過とともに、または前記ディフェクトの発
生間隔もしくは前記エラーの発生間隔が短くなるととも
に、表示画面の中央に近づくことを特徴とする第24の
本発明に記載のディスク装置の故障を予測する故障予測
装置である。
【0057】ディスク装置の故障の危険性が高まる最終
警報発動後、時間経過と共に警報のサイズ、表示位置を
次第に目立ちやすくし、記録装置故障の危険性が高まる
につれ、注意を喚起できるようにする。このように特
に、最終警報が発動されてから時間が経過するにつれて
表示サイズを大きくすることで通常の画面が見にくくな
り、ディスク装置交換を促せる効果が期待できる。
【0058】急激なエラー増加に対応してユーザーに注
意を促せることができ、さらにそれらの時間推移グラフ
や記録装置の使用可能時間等も同時に表示すれば、故障
の危険性をより強くアピールすることができる。また最
終警報発動後は、リモコン操作による検査、診断も有効
である。
【0059】このように例えば最初に最終警報が発動さ
れて以降、最終警報表示と最長使用可能時間を併記して
表示すれば故障の危険性が数値化されることで、ディス
ク装置交換の必要性を具体的により強く訴えることがで
きる。
【0060】第27の本発明(請求項27に対応)は、
前記警報のレベルは少なくとも2レベル以上有り、前記
表示時間は警報のレベルが高くなるとともに長くなるこ
とを特徴とする第24の本発明に記載のディスク装置の
故障を予測する故障予測装置である。
【0061】第28の本発明(請求項28に対応)は、
前記表示手段が、前記ディスク装置の通電開始時に、ま
たはユーザの指示にしたがって、前記警報を表示するこ
とを特徴とする第23から第27のいずれかの本発明に
記載のディスク装置の故障を予測する故障予測装置であ
る。
【0062】ユーザーがディスク装置に何らかの働きか
けを行った時に前記警報表示を行い、注意を喚起させる
ことができる。
【0063】第29の本発明(請求項29に対応)は、
前記表示手段によって前記警報が所定の数表示された後
に、前記故障予測手段の故障予測結果を、および/また
は前記検査手段の検査結果を、本故障予測装置外部にお
いて本故障予測装置を管理するサービスステーションに
出力する出力手段をさらに備えたことを特徴とする第1
から第28のいずれかの本発明に記載のディスク装置の
故障を予測する故障予測装置である。
【0064】このように、出力手段を備えることによっ
て、ディスク装置に万一異常の認められた場合には警報
表示を行うとともにサービスセンターへも検査結果を通
知することができる。したがって、ディスク装置の故障
に直結する危険な状況をタイムリーに把握することがで
きる。
【0065】第30の本発明(請求項30に対応)は、
前記サービスステーションからの指示を、映像および/
または音で出力する第2出力手段をさらに備えたことを
特徴とする第29の本発明に記載のディスク装置の故障
を予測する故障予測装置である。
【0066】第31の本発明(請求項31に対応)は、
第1から第30のいずれかの本発明に記載の、ディスク
装置の故障を予測する故障予測装置の全部または一部の
手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行
させるためのプログラムおよび/またはデータを担持し
た媒体であって、コンピュータにより処理可能なことを
特徴とする媒体である。
【0067】第32の本発明(請求項32に対応)は、
第1から第30のいずれかの本発明に記載の、ディスク
装置の故障を予測する故障予測装置の全部または一部の
手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行
させるためのプログラムおよび/またはデータであるこ
とを特徴とする情報集合体である。
【0068】上述した故障予測装置についてさらに説明
すると、故障予測装置は、検査コマンドを発行して検査
手段を用いて順次各検査項目の検査を実施させ、複数の
検査結果それぞれについて項目基準値を満たしているか
否かを検討し、満たしている場合に所定のポイントを付
与し、そのポイントの合計と故障予測基準とを比較する
ことによって、故障予測を行う。
【0069】故障予測基準として、故障発生確率が高く
なるほどしきい値が高くなるように、数種類のスレッシ
ュポイントが設けられており、故障予測装置は、故障予
測結果に基づいて、各スレッシュポイントに対応する警
報を発動する。このように、一種類の検査項目から警報
発動の判定を下すのではなく、複数の検査結果を考慮に
入れた診断がなされるので、判定が難しい初期的故障を
見落とす危険性を低く押さえることができる。
【0070】検査手段を用いて各検査項目を検査中に画
像の記録再生、番組表のダウンロードなどの割り込みが
発生した場合には、割り込みを優先させて前記検査を中
断し、それまでの検査結果を記憶手段に一時保存し、割
り込み終了後引き続き前記検査と前記診断を実施するの
で、検査のためにディスク装置の機能が制限を受ける恐
れはない。
【0071】故障予測装置は、上述したポイントの合計
が、各スレッシュポイントを超えるとそれぞれのスレッ
シュポイントに対応したランクの警報を表示手段を用い
て段階的に発動するとともに、それぞれの警報を、より
ランクの高い警報を発動するまで、またディスク装置が
交換されるまで保持するので、常に最も高いランクの警
報表示をディスク装置が取りかえられるまで行う。
【0072】上述したスレッシュポイントとして、故障
の確率の高さに応じ、段階的に(1)、(2)、(3)
のランクが設定された場合、検査結果の総ポイントがそ
れぞれのスレッシュポイントを超えると初期、中期、最
終警報が発動される。なお、故障の発生に関連深いと考
えられる複数の検査項目の検査結果が各項目基準値を満
たしている場合に与えられるポイントを、その他の検査
項目の場合に与えられるポイントよりも高くすると、故
障予測の診断精度の高い警報を出すことができる。
【0073】ところで、ディスクのディフェクト発生に
ついて考えると、ディフェクトはいつ発生するか判ら
ず、ディフェクトの数が代替セクタ数を超えたからとい
って直ちに故障につながるとも限らない。つまり、ディ
フェクトの数で判断する従来の方法は、故障予測という
よりディスク装置の信頼性確保という意味合いが強い。
【0074】そこでディスク装置を作動させてから現在
に至るまでの累計モータ起動時間T1と累計ディフェク
ト数D、及び現在から過去G1回までさかのぼったディ
フェクト数G1とG1個のディフェクトが発生するのに
要した最新ディフェクト発生時間Lから平均ディフェク
ト発生間隔A1と最新ディフェクト発生間隔A2を算出
し、前記平均のディフェクト発生間隔A1が前記最新の
ディフェクト発生間隔A2のn3倍以上になればディス
プレイ上に初期警報を出す。
【0075】さらに、初期警報発動後、新規ディフェク
ト発生毎に平均ディフェクト発生間隔A1が最新のディ
フェクト発生間隔A2のn3倍以上になる事が連続M1
回以上続く時にはディスプレイ上に中間警報を、さらに
M1より大きいM2回以上続く時、前記ディスプレイ上
に最終警報を出すことにより、短時間で一気にディフェ
クトが多発する危険な状態を見逃すことなく、高精度な
ディスク装置の故障予測を行うことができる。なお、連
続したデータを取り扱う画像記録装置においては、Gr
own DefectsよりもPending Def
ectsの発生間隔を警報発動の対象とするのが適して
いる。
【0076】リードエラーに関してもディフェクト同様
に、最初に検査を実施してから現在に至るまでに発生し
た全ての累積リードエラー数E2および累積リードエラ
ー検査回数G3から通算リードエラー発生間隔B1を算
出し、現在から過去G2回の検査までさかのぼり発生し
た最新リードエラー数E1および最新検査回数G2から
最新のリードエラー発生間隔B2を算出し、最新リード
エラー発生間隔B2が通算リードエラー発生間隔B1の
n4倍以下になればディスプレイ上に初期警報を出す。
ただし、n4は1以下の値である。なお、リードエラー
検査項目のうち、エラー発生頻度の高いRaw Rea
d Erros Rateを用いるのが警備な異常を見
逃さないためにも望ましい。
【0077】さらに、初期警報発動後、新規リードエラ
ー発生毎に最新リードエラー発生間隔B2が通算リード
エラー発生間隔B1のn4倍以下になる事が連続M3回
以上続く時には中期警報を、さらにM3より大きいM4
回以上続く時、無条件にディスプレイ上に最終警報を出
すことにより、短時間で一気にリードエラーが多発する
危険な状態を見逃すことなく、高精度なディスク装置の
故障予測を行うことができる。ただし、0<n4<1で
ある。
【0078】なお、複数の検査項目の各検査結果につい
て項目基準値を満たしている場合に付与されるポイント
の合計がスレッシュポイントを超えなくても、ディフェ
クト発生間隔およびリードエラー発生間隔にもとづく診
断結果から、単独に警報を出すことができる。
【0079】さらに、数度の故障診断(故障予測)が行
われた後は、例えば3回診断され最終警報が発動された
後は、ディフェクトが最も多く発生しているディスク面
を中心にリードエラー検査を実施することで、最悪状態
を見越した検査を行うことができる。
【0080】また、警報レベルが高くなるに従い、検査
及び診断、並びに予測を実施する間隔を短くし、ディフ
ェクトとリードエラーの発生間隔に関する検査及び診
断、並びに予測を他の検査項目よりも頻繁に実施するこ
とで、故障の可能性が高くなるにつれ頻繁に検査が行わ
れるので、最終警報が出される前に突然ディスク装置が
故障してしまうという最悪の状況を未然に防止すること
ができる。通常はプログラムされた時間間隔で検査、診
断、並びに予測が行われるが、リモコン操作によりユー
ザーが好みの時間に検査を行うこともできる。
【0081】さらに、警報の種類に応じてディスプレイ
上に表示色、表示時間、表示サイズなどを変えて前記警
報を表示させることで、故障の危険性に応じた注意の喚
起が可能となる。
【0082】次に警報表示のタイミングとしてディスク
装置に通電した時、何らかのリモコン操作を行った時な
どに警報表示を行う。その時初期警報を表示する時はH
1時間に一度、中期警報を表示する時はH1時間よりも
短いH2時間に一度、最終警報を表示する時はH2時間
よりも短いH3時間に一度以上はディスプレイ上に警報
表示を行わないようにし、警報の種類に応じて必要以上
に短い時間間隔で警報表示を繰り返すことができないよ
うする。
【0083】その他、タイマー手段を利用して、最初の
最終警報発動時刻から現在までのディスク装置の累積稼
働時間を累積警報時間とし、累積警報時間の増大と共に
ディスプレイ上に表示される警報のサイズを段階的に大
きくしていく、あるいは警報位置を画面の隅から中央へ
移動させることでユーザーに緊迫感のある注意を促すこ
とができる。なお、累積警報時間の代わりにディフェク
ト発生間隔あるいは最新リードエラー発生間隔の時間経
過に対する増加割合を用いても良い。特に最終警報発動
後に、ディフェクト発生間隔や最新リードエラー発生間
隔の時間経過に伴う推移をディスプレイ上にグラフ表示
したり、ディフェクト発生間隔から推測されるディスク
装置の使用可能時間をディスプレイ表示することは故障
発生の危険度が数量化されるので、ユーザーへの注意喚
起の点で有効である。
【0084】さらに最終警報発動以降、ディフェクト発
生間隔から求められたディスク装置の使用可能時間や最
新リードエラー発生間隔も含め、測定の度に通信回線を
通じて検査、診断並びに予測結果を最寄のサービスステ
ーションに送信し、サービスステーションでもそれらを
モニターすることによって、検査結果に急激な変動が発
生した時、サービスセンターから通信回線を通じてディ
スプレイ上に文字やシンボルによるディスク装置交換勧
告表示を行う、音声による警報を送る、ディスク装置交
換のためサービスマンの派遣を連絡する、あるいは最終
警報が画面中央で点滅し消えないようにするなどとし
て、ディスク装置を交換しない限り警報がリセットされ
ないようにし、ユーザーにディスク装置の交換を強く促
せる。
【0085】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。同じ構成については同
一の番号を割り当て、重複する説明は省略する。
【0086】(実施の形態1)以下に、本発明の実施の
形態1における、ディスク装置の故障を予測する故障予
測装置について、図1から図8を用いて説明する。
【0087】図1は本発明の実施の形態1における、デ
ィスク装置の故障を予測する故障予測装置を含む画像記
録装置の構成を示すブロック線図である。図1におい
て、1はCATV/アンテナ入力、2はビデオデッキな
どからの入力ライン、3はCATV/アンテナ入力用の
チューナーで、入力ライン2とチューナー3からのアナ
ログ信号をデジタル信号に変換するためのA/Dコンバ
ータ4を通過したデジタル信号はデジタル圧縮用IC5
によって圧縮される。
【0088】6は信号の流れを制御するCPU(マイク
ロプロセッサ)であり、タイマー7やカウンター8の機
能が内蔵されており、圧縮デジタル信号はCPUバス9
によってCPU6に接合された記録装置(ディスク装
置)10に記録され、11は記録媒体としてのメディ
ア、すなわちディスクである。次に記録装置10から読
み出された圧縮デジタル信号は圧縮解凍用IC12によ
って解凍され、OSD(on screen disp
lay)13を通過後、D/Aコンバータ14によって
元のアナログ信号に変換され、出力ライン15からビデ
オデッキやテレビなどに出力される。
【0089】16は記録装置10の検査項目と評価基準
が収納されているROMであり、CPU6の検査手段に
よる検査結果はEEPROM17または記録装置10
に、検査結果に基づく警報はEEPROM17記憶され
る。18は番組表をダウンロードしたりサービスセンタ
ーとデータのやり取りを行うための通信接続ライン、1
9はリモコンからの信号を受信するリモコン受信ライン
であり、共にCPUバス9に接続されている。なお、記
録装置10内にはメディア(ディスク)11を定速で回
転させる為のモータ20と信号を記録再生するためのヘ
ッド21がある。
【0090】図2は検査項目、評価基準とそれらにもと
づいて発動される警報についての一例である。これらは
ROM16に収納されており、検査実行時に検査プログ
ラムはCPU6内のRAMに読み込まれて実行される。
検査項目は故障につながる要因別に3種類の大項目と、
大項目に関連の深い小項目に分類されており、それぞれ
の小項目には故障の可能性の有無を判定する為のスレッ
シュレベルが設定され、検査結果がスレッシュレベルを
超えると事前に決めらているポイントが与えられる。な
お、請求項1に記載の各検査項目の検査結果の一例が、
図2の各項目におけるポイントに該当する。
【0091】そして一連の検査を実施した後のポイント
の合計が、警報レベルに応じて段階的に定められている
スレッシュポイント毎のスレッシュレベルを超えると、
それに対応した警報が発動される仕組みになっている。
即ち各小項目毎のポイントを合計した総ポイントがスレ
ッシュポイント(1)を超えると出力ライン15に接続
されたディスプレイ上に初期警報を表示し、初期警報発
動後総ポイントがスレッシュポイント(2)を超えると
ディスプレイ上に中期警報を表示し、さらに総ポイント
がスレッシュポイント(3)を超えるとディスプレイ上
に最終警報を表示させる。ここで、スレッシュレベルは
スレッシュポイント(1)、(2)、(3)の順に高く
なる。
【0092】このように本発明の実施の形態1では、警
報を三段階に区分けしているが、二段階以上であれば何
段階あっても差し障りなく、それはこれ以降の説明にお
いても同様である。また、小項目、スレッシュレベル、
ポイントは実施の一例を示したものである。そのため画
像記録装置の使用条件により大項目や小項目に他の項目
を追加、変更、削除しても差し障りない。
【0093】また、故障発生の可能性が比較的低い初期
警報を早い段階で確実に発動させるため、ここでは比較
的低いスレッシュレベルが設定されているが、このスレ
ッシュレベルは絶対的なものではなく、画像記録装置の
使用条件等に応じた適切な値に変更してもかまわない。
なお、文字やイラストなどで構成されている警報のパタ
ーンはOSD13に収納されている。
【0094】ここで、Raw Read Errors
Rateは記録装置10を他の構成と切り離し単独で
ランダムなアドレスに連続シークさせた時のECC(e
rror correcting code)エラー発
生率(発生間隔)、SeekErrors Rateは
シーク時にオントラックできなかったことに起因するエ
ラー発生率(発生間隔)であり、測定時にヘッドスイッ
チと回転待ちは行われない。Read Soft Er
rors RateはECCやリトライによって修復で
きたエラーを含まないファームウエアーで修復されたエ
ラーの発生率(発生間隔)である。
【0095】Spin up Timeはモータ20が
定格回転数に達するまでの立ち上がり時間、Conta
ct Start/Stopは起動回数、Power
onHoursは通算の通電時間、Drive Rec
alibration Retry Countはキャ
リブレーションミスに起因するリトライ数、Power
Cycle Countは電源のon−off回数、
Grown Defectはドライブが代替セクタに収
容することのできる全ディフェクト数から工場出荷時の
ディフェクト数を差し引きした数に80%を乗じたも
の、一方、Pending Defectは、発生位置
情報が割り当てテーブルに記録されるが、代替セクタへ
は再配置されていない回復不能なディフェクトであり、
そのスレッシュレベルは代替セクタに収容されるものと
想定し、Grown Defectと同様とする。
【0096】図3は検査の手順を示すフローチャートで
ある。まず、ステップ01において画像記録装置通電時
に記録装置10内のモータ20が起動しているか、即ち
記録装置10が稼動中か否かを確認し、稼動中の時はス
テップ02に示すように検査は行われない。モータ20
が停止中の時はステップ03においてROM16内の検
査項目に基づいて記録装置10に対する検査コマンドが
発行されると共にモータ20も起動され、引き続きステ
ップ04で検査が行われる。なお、記録装置10の稼働
確認のため、CPUバス9を通じて記録装置10とデー
タのやりとりが行われているか否かを確認してもよい。
【0097】たまたま検査途中のステップ05において
画像の記録再生や番組表のダウンロードなどの割り込み
処理が発生した時はステップ06において検査を一時中
断し、途中までの検査結果は不揮発性メモリー17に一
時保存される。次にステップ07において割り込みが解
除されるとステップ08で検査を再開し、ステップ09
において最終の検査結果を不揮発性メモリー17に上書
きする。
【0098】図4は警報保存処理の手順を示すフローチ
ャートである。ステップ11にて何らかの警報が発動さ
れると、引き続きステップ12で既にEEPROM17
に保存されている警報とレベルの比較を行い、新しく発
動され得た警報の方がレベルが高いすなわち故障の発生
する危険性が高い場合にはステップ13にて警報を書き
かえる。
【0099】ステップ12で保存されている警報がない
場合は、ステップ13において新しい警報がEEPRO
M17に保存される。また、ステップ12で既に保存さ
れている警報と比較して同レベルまたは低いレベルすな
わち故障の発生する可能性が同レベルかそれ以下であっ
た時には、書き換えは行われない。したがってこれ以降
のフローチャートでは省略されているが警報保存処理は
常に警報表示の行われる直前に実施され、この保存され
た警報に基づいた警報表示が行われる。
【0100】図5は警報リセット処理の手順を示すフロ
ーチャートである。記録装置10を交換後ステップ21
において画像記録装置の電源がonされると、引き続き
ステップ22にて記録装置10のシリアル番号が読み込
まれ、EEPROM17に保存されていた番号と比較さ
れる。ここで番号が一致しない場合は、いったんステッ
プ23にて保存されていたシリアル番号がリセットさ
れ、代わりにステップ24にて新しく読み込まれたシリ
アル番号がEEPROM17に保存される。記録装置1
0が交換されないとステップ22にてシリアル番号が一
致するので、警報はリセットされず、EEPROM17
に保存されていた番号がそのまま保存される。
【0101】図6から図8はエラー発生の組み合わせと
ポイントの関係についての説明図である。図6から図8
において、一つの大項目に属する小項目の中から、他の
小項目より早期に異常の現れやすいと考えられる項目を
一項目ずつ主要小項目として選択する。ここではRaw
Read Errors Rate、Spin up
Time、Pending Defectsを主要小
項目に指定する。これらの主要項目は絶対的なものでは
ないので、使用条件等により変更しても差し障りない。
【0102】図6において、大項目リードエラーに属す
る主要小項目Raw Read Errors Rat
eとその他の小項目Seek Errors Rate
でエラーが同時発生した場合、故障の発生する危険性が
n1倍になると仮定してそれぞれのポイントがn1倍さ
れる。例えばn1を1.1とすると合計ポイントは2.
2となるのでスレッシュポイント(2)、即ち中期警報
が発動される。他の大項目に属する主要小項目とその他
の小項目で同時にエラーが発生した場合も同様にそれぞ
れのポイントがn1倍される。しかし主要小項目ではな
い複数の小項目でエラーが発生した場合、例えばSee
k Errors RateとReadSoft Er
rors Rateでエラーが発生しても合計ポイント
は2.0である為、初期警報となる。
【0103】図7において、二個以上の主要小項目Ra
w Read Errors RateとPendin
g Defectsでエラーが同時発生した場合、故障
の発生する危険性がn2倍になると仮定してそれぞれの
ポイントがn2倍される。n2を1.2とすると合計ポ
イントは2.4となるのでスレッシュポイント(2)、
即ち中期警報が発動される。3個の主要小項目全てでエ
ラーが発生した場合は合計ポイントは3×n2即ち3.
6となるのでスレッシュポイント(3)の最終警報が発
動される。
【0104】図8において、二個以上の主要小項目でエ
ラーが発生すると共に一つの大項目に属する主要小項目
と小項目でも同時にエラーが発生する場合、例えば主要
小項目Raw Read Errors RateとP
ending Defectsでエラーが発生し、さら
にSeek Errors Rateでもエラーが発生
する場合はRaw Read Errors Rate
は両方に関与しているのでポイントがn1×n2倍さ
れ、Seek Errors Rateは一つの大項目
に属する主要小項目とで同時にエラーが発生している点
でポイントがn1倍され、Pending Defec
tsは二個以上の主要小項目でエラーが同時発生してい
る点でポイントがn2倍されるので合計ポイントはn1
×n2+n1+n2、n1を1.1、n2を1.2とす
ると合計ポイントは3.62となるのでスレッシュポイ
ント(3)の最終警報が発動される。
【0105】なお、いずれの主要小項目でもエラーが発
生しない時は上述のように各ポイントがn1またはn2
倍されることはないので、エラーの発生した小項目毎に
最初に定められているポイントがそのまま合計される。
【0106】また、上記n1とn2の値は使用条件に応
じ変更しても差し支えなく、同じ値であってもかまわな
い。このように適切なスレッシュレベルを設定すること
により、早期の段階での検査結果の異常を感知すること
ができるので、タイムリーな警報の発動が可能となる。
【0107】また、上述した実施の形態1では、図2等
を用いて説明したように、各検査項目の検査結果がスレ
ッシュレベルを超えた場合に所定のポイントが与えられ
るとしたが、ポイントが与えられるのではなく、各検査
項目の検査結果がスレッシュレベルを超えたという事実
がチェックされてもよい。
【0108】要するに、CPU6等の故障予測手段が、
複数の検査項目のうちの少なくとも2以上についての、
各検査項目毎の検査結果を組み合わせた組み合わせ結果
と、所定の故障予測基準とに基づいて、ディスク装置の
故障を予測しさえすればよい。
【0109】さらに、上記実施の形態1で説明した各検
査項目の検査の一部は、ディスク装置(記録装置)の非
起動時に行われてもよい。その場合、ディスク装置の非
起動時に検査された検査項目については、ディスク装置
の起動時に検査されないとすることが好ましい。それ
は、同じ検査項目について、ディスク装置の非起動時と
起動時の重複した無駄な検査を避けるためである。
【0110】(実施の形態2)以下に、本発明の実施の
形態2における、ディスク装置の故障を予測する故障予
測装置について、図9、図10を用いて説明する。実施
の形態2では、ディスクのディフェクトに関する検査を
行い、その検査結果に基づいてディスク装置の故障を予
測する故障予測装置について説明する。なお、実施の形
態1において用いた図も、適宜本実施の形態2の説明に
用いる。
【0111】図9は、ディフェクト検査処理のフローチ
ャートである。ステップ31において記録装置10の目
的セクタへの記録再生を行おうとしても、ステップ32
においてECCエラー訂正ができず正常終了とならなか
った時、ステップ33において目的セクタをディフェク
ト(欠陥セクタ)として認識し、メディア11上の代替
セクタの中から代替先を選び目的セクタの代わりに割り
振るディフェクト処理を実行する。
【0112】この代替処理では、代替セクタがディフェ
クトの置き換え先として使用されているか否かを示す使
用テーブルと、ディフェクトの位置情報および該当ディ
フェクトの代替先として割り当てられた代替セクタの位
置情報を示す割り当てテーブルとが書き換えられる。こ
のようにステップ33でディフェクト処理が完全に実施
されるのは図2に示したGrown Defectsを
検査対象とする場合である。Pending Defe
ctsを検査対象にする時にはステップ33で代替セク
タは使用されず、データを記録再生する時にディフェク
トに再度アクセスしないよう割り当てテーブル内のディ
フェクトの位置情報が書き換えられる。
【0113】従来、割り当てテーブルはメディア11上
に置かれることが多いが、検査及び診断を高速化するた
めにはEEPROM17に置かれる方が望ましい。そし
てディフェクト処理が実行されるとステップ34におい
てEEPROM17から読み込まれた累計ディフェクト
数Dのカウントが1繰り上げられる。
【0114】次にステップ35において、EEPROM
17に記憶されている記録装置10内のモータ20が初
めて起動された時から今回新たに起動されるまでの累積
モータ起動時間に、今回新たにモータが起動されてから
現在もモータ起動中の場合は現時点まで、現在モータ停
止中の場合はモータ停止時点までの時間を加算して累積
モータ起動時間T1とし、ROM16からCPU6へ一
時的に読み込まれた変数T1が書き換えられる。
【0115】さらにステップ36において、現時点に最
も近い過去1回目から過去G1回までさかのぼったディ
フェクト発生時刻から、G1個のディフェクトが発生す
るのに要した最新ディフェクト発生時間Lとその間に発
生した最新ディフェクト数G1を算出する。さらにステ
ップ37において一時的にCPU6へ読み込まれていた
前述の累計ディフェクト数D、累積モータ起動時間T
1、最新ディフェクト数G1、最新ディフェクト発生時
刻および最新ディフェクト発生時間LをEEPROM1
7に記憶する。
【0116】ここでEEPROM17は最新ディフェク
ト数G1と最新ディフェクト発生時間Lに関して、最新
の過去G1回までのデータを保存するリングバッファと
して管理される。それらの一部あるいはすべてをメディ
ア11に記録しても問題はないが、EEPROM17に
保存する方が検査、診断を高速化することができる。こ
のようにディフェクト検査処理は、ステップ32で示す
データの記録再生が正常終了しない度に実施される。
【0117】なお、記録装置10の交換によって前述の
図5のステップ22において記録装置10のシリアル番
号が一致しないことが判明した時には、EEPROM1
7に保存されていた最新ディフェクト発生時刻、最新デ
ィフェクト発生時間L、最新ディフェクト数G1、累積
ディフェクト数D、累積モータ起動時間T1は全てクリ
アされる。
【0118】図10はディフェクト診断処理のフローチ
ャートである。CPU6はROM16から故障診断の為
の診断コマンドを受け取ると、まずステップ41におい
てEEPROM17から累積ディフェクト数D及び累積
モータ起動時間T1を読み込み、ステップ42において
最新ディフェクト発生時間Lと最新ディフェクト数G1
を読み込み、さらにステップ43において累積モータ起
動時間T1を累積ディフェクト数Dで除することで平均
ディフェクト発生間隔A1を算出する。同様にステップ
44において最新ディフェクト発生時間Lを最新ディフ
ェクト数G1で除することで最新ディフェクト発生間隔
A2を算出する。
【0119】次にステップ45において、平均ディフェ
クト発生間隔A1が最新ディフェクト発生間隔A2のn
3倍以上となるように最新ディフェクト発生間隔A2が
短くなっていると判断され、引き続きステップ46でG
rown DefectsまたはPending De
fectsの検査項目がスレッシュレベルを超えなけれ
ば、ステップ47においてEEPROM17に保存され
ているディフェクト用カウンタ変数がインクリメントさ
れ、それ以外の場合はステップ52においてディスプレ
イ上に最終警報が表示される。なお、Grown De
fectsは代替セクタを使用するため処理時間が長く
なるので、代替セクタを使用しないPending D
efectを処理対象にする方が記録装置に適してい
る。
【0120】ステップ45でn3倍以上になっていない
時は、ステップ48において前記ディフェクト用カウン
タ変数が0にリセットされる。さらにステップ49にお
いて前記ディフェクト用カウンタ変数がM1以上、即ち
平均ディフェクト発生間隔A1が最新ディフェクト発生
間隔A2のn3倍以上となる発生間隔の短いディフェク
トが連続してM1回発生すると、ステップ53にて画像
記録装置に接続されたディスプレイ上に中期警報が、さ
らにステップ51にて発生間隔の短いディフェクトが連
続してM1より大きいM2回発生するとステップ52に
てディスプレイ上に最終警報が表示されるとともに、そ
れらの警報はEEPROM17に保存され、例え次回か
らの診断結果の警報レベルが低下しても上書きされるこ
とはなく、特に最終警報は記録装置10が交換されるま
で保存される。
【0121】ステップ49において前記ディフェクト用
カウンタ変数がM1以上ではないときには、ステップ5
0で初期警報が出される。さらに、ステップ49と51
の間にM1とM2の中間的な値のカウンター変数を導入
して、警報の種類を増加させることも可能である。
【0122】なお、実施の形態2で示されたディフェク
ト発生間隔にまつわる検査、診断は実施の形態1で示さ
れた検査、診断と併用することができ、さらに図10の
診断結果から単独に警報を出すことができる。
【0123】このように、実施の形態2で示されたディ
フェクト発生間隔にまつわる検査、診断は実施の形態1
で示された検査、診断と併用することができ、図10の
診断結果から実施の形態1の診断よりも故障発生の危険
性が高いと判断された時には、単独に警報を出すことが
できる。
【0124】また、このように、ディフェクト発生間隔
のみを検査項目とするのではなく、それ以外の例えば図
2で示された検査項目の一部について検査を行う場合、
その一部の各検査項目の検査結果が図2で示されたスレ
ッシュレベルに達しなくても、故障の前兆現象としてデ
ィフェクト発生間隔が短くなることがあるので、故障の
早期発見には、ディフェクト発生間隔以外の検査項目よ
りも、ディフェクト発生間隔を頻繁に検査することが有
効である。
【0125】(実施の形態3)以下に、本発明の実施の
形態3における、ディスク装置の故障を予測する故障予
測装置について、図11と図12を用いて説明する。実
施の形態3では、リードエラーに関する検査を行い、そ
の検査結果に基づいてディスク装置の故障を予測する故
障予測装置について説明する。
【0126】図11はリードエラー検査処理のフローチ
ャートである。ステップ61において、リードエラー検
査処理が行われるたびにEEPROM17に保存されて
いる累積リードエラー検査回数が更新され、ステップ6
2においてCPU6内のリードエラーのカウンター変数
がリセットされる。
【0127】次にステップ63においてランダムに決め
られた論理ブロックアドレスへシークしリードする動作
を、事前に決められた所定回数だけ繰り返す。その中で
ステップ64にてリードエラー(例えばECCで修復で
きないエラー)が発生する度にステップ65においてC
PU6内のリードエラー用カウンタ変数がインクリメン
トされて今回の検査で発生したリードエラーの数が数え
られ、ステップ66において、EEPROM17に保存
されていた現在からさかのぼって過去G2回までの検査
で発生した最新リードエラー数E1と最初にリードエラ
ーの検査をした時から今回の検査までで発生した累積リ
ードエラー数E2を上書きする。
【0128】ここで最新リードエラー数E1と累積リー
ドエラー数E2の一部あるいは全てをメディア11上に
記録しても良いが、検査診断のスピードアップの面から
はそれらのデータをEEPROM17に記録する方が有
利である。なお、記録装置10の交換によってシリアル
番号が一致しないことが判明した時には、EEPROM
17に保存されていた累積リードエラー検査回数、最新
リードエラー数E1、累積リードエラー数E2は全てク
リアされる。
【0129】図12はリードエラー診断処理のフローチ
ャートである。CPU6はROM16から診断コマンド
を受け取ると、まずステップ71においてEEPROM
17に保存されていたから最新リードエラー数E1、累
積リードエラー数E2、累積リードエラー検査回数を読
み込む。
【0130】つぎにステップ72において、累積リード
エラー数E2と累積リードエラー検査回数G3、及び一
回の検査において所定数のセクターを読むたびに繰り返
される所定のシーク回数からリードエラーを一回発生さ
せるのに必要な平均データ量、即ち通算リードエラー発
生間隔B1を求めることができ、続いてステップ73に
て最新リードエラー検査回数G2とG2回の検査で発生
した最新リードエラー数E1、及び一回の検査で所定数
のセクターを読むたびに実施される所定のシーク回数か
ら直近のG2回の検査でリードエラーを一回発生させる
のに必要な最新データ量、即ち最新エラー発生間隔B2
を求める。なお、ステップ72と73におけるリードエ
ラーの判定基準は、図2のスレッシュレベルを下回って
いても差しつかえない。
【0131】さらにステップ74において、通算リード
エラー発生間隔B1に対して最新リードエラー発生間隔
B2がn4倍以下となるよう直近のリードエラーが頻発
するような状況であると判断され、引き続きステップ7
5でRaw Read Errors Rate、Se
ek Errors Rate、Read SoftE
rrors Rateに関する検査項目が図2のスレッ
シュレベルを超えなければ、ステップ76においてEE
PROM17内のリードエラー用のカウンタ変数がイン
クリメントされ、逆にステップ75の検査項目の内でど
れか一つでもスレッシュレベルを超えるとステップ52
においてディスプレイ上に最終警報が表示される。ただ
し、0<n4<1である。
【0132】また、ステップ74でn4倍以下になって
いない時はステップ77において前記リードエラー用カ
ウンタ変数が0にリセットされる。さらにステップ78
において前記リードエラー用カウンタ変数がM3以上、
即ち通算リードエラー発生間隔B1に対して最新リード
エラー発生間隔B2がn4倍以下となるよう最新リード
エラーが頻発することが連続してM3回以上発生する
と、引き続きステップ53において画像記録装置に接続
されたディスプレイ上に中期警報が表示され、さらにス
テップ79にて最新リードエラーの頻発がM4回以上続
くと、ステップ52にて最終警報が表示される。
【0133】ステップ78においてカウンタ変数がM3
以上にならない時は、ステップ50で初期警報が表示さ
れる。そして、これらの警報はEEPROM17に保存
され、例え次回からの警報レベルが低下しても上書きさ
れることなく、特に一度出された最終警報は記録装置1
0が交換されるまで保持される。ここで、ディフェクト
診断コマンド処理と同様に、例えばステップ78と79
の間にM3とM4の中間的な値のカウンター変数を導入
して、警報の種類を増加させることも可能である。
【0134】なお、実施の形態3で示されたリードエラ
ー発生間隔にまつわる検査、診断は実施の形態1および
2で示された検査、診断と併用することができ、さらに
図12の診断結果から単独に警報を出すことができる。
また、リードエラーの中でも発生頻度の高いRaw R
ead Error Rateに着目して検査、診断を
行うのが望ましい。
【0135】このように、実施の形態3で示されたリー
ドエラー発生間隔にまつわる検査、診断は実施の形態1
で示された検査、診断と併用することができ、図12の
診断結果から実施の形態1の診断よりも故障発生の危険
性が高いと判断された時には、単独に警報を出すことが
できる。さらに実施の形態2と併用され、両者のうち故
障発生の危険性が高い方の警報が発動される。
【0136】また、このように、リードエラーの発生間
隔のみを検査項目とするのではなく、それ以外の例えば
図2で示された検査項目の一部について検査を行う場
合、その一部の各検査項目の検査結果が図2で示された
スレッシュレベルに達しなくても、故障の前兆現象とし
てリードエラーの発生間隔が短くなることがあるので、
故障の早期発見には、リードエラーの発生間隔以外の検
査項目よりも、リードエラーの発生間隔を頻繁に検査す
ることが有効である。
【0137】(実施の形態4)実施の形態4は警報の表
示方法や表示を行う条件に関するものである。
【0138】図13は警報のレベルと検査、診断間隔の
関係を示した一例を示す図である。H1からH5は検
査、診断(予測)間隔を表し、間隔の長い方から短い方
へ向かってH1、H2、H3,H4、H5の順になって
いる。検査、診断項目は図2で示された項目と図9、図
10、図11、図12に示されたディフェクト発生間隔
とリードエラー発生間隔に関するものである。
【0139】検査、診断は警報が発生されていない時は
間隔を長く、警報発生後は警報のレベルが上がるにつれ
間隔を短くする。ディフェクト発生間隔に関しては、記
録装置がリード、ライトを実行中は常にディフェクトを
監視している、つまりディフェクトが発生するたびに図
9に示したディフェクト検査処理が実行されるので、E
EPROM17またはメディア11に記録された検査デ
ータとROM17の評価基準をCPU6に読み込み故障
診断を行えば良い。
【0140】また、リードエラー発生間隔の検査は所定
回数のランダムシークを伴うため検査中は画像の記録再
生が行えないので、記録再生中以外の時に検査を行う。
ディフェクト発生間隔とリードエラー発生間隔は、前述
の通りメディア11上の傷などの原因で急にエラーが多
発するのを故障の前兆現象として早く掴むことを目的と
しているので、他項目の検査、診断よりも短い間隔で行
うのが望ましい。
【0141】一例として図13中、H1を2週間、H2
を1週間、H3を3日、H4を1日、H5を12時間程
度としても良い。なお、図13は検査、診断間隔の一例
を示すものであり、画像記録装置の使用状況や周囲環境
などに応じて検査、診断間隔を変更しても何ら差し障り
ない。このように検査、診断は警報の種類によって予め
タイマー設定された時間間隔で実施されるが、記録装置
10が稼動中の場合は一旦停止するのを待って行われ
る。
【0142】そのため、通信ライン18に接続された通
信回線を通じて記録装置10には一定期間の番組表が取
りこまれているので、番組予約がされておらず更に画像
記録装置とそれに接続された機器が使用されない時間帯
を検査、診断の為の時間帯としてEEPROM17また
は記録装置10へ予約できるようにしておくと便利であ
る。
【0143】図14は画像の記録再生中に記録再生を一
次的にストップさせて、ディフェクトとリードエラーの
検査、診断を優先的に行う場合のチャートである。通
常、検査、診断はタイマーにより図13で示した検査間
隔に基づいて行われるが、ステップ81においてリモコ
ン受信ライン19を通じ、リモコン操作によってディフ
ェクトおよびリードエラーの検査指示入力が行われた事
が確認されると、ステップ82で記録、再生を一次的に
ストップさせ、次にステップ83においてディフェクト
とリードエラーの検査、ステップ84において検査結果
に基づく診断が実施され、ステップ85にて診断結果に
もとづき警報が表示される。
【0144】図15は警報の種類とディスプレイ表示方
法の関係を示す一例を示す図である。警報のレベルが高
くなるにつれて目に付きやすくする為、警報のレベル毎
に色、サイズ、位置、表示時間を変更させている。警報
表示はシンボル、文字、それらの組み合わせ等いずれの
形でも良い。これら警報に関する表示情報はOSD13
に収納されている。なお、図15の各項目は使用状況に
応じて変更されても何ら差し障りない。
【0145】図16は警報の種類と警報間の表示間隔を
示すものである。表示間隔は短い方からH12、H1
1、H10の順になっており、警報のレベルが高くなる
ほど間隔が短くなる。この関係はROM16に書き込ま
れる。一例として、H10を7日、H11を24時間、
H12を4時間としても良い。
【0146】図17は初期警報発動の表示間隔を示すフ
ローチャートである。何らかの警報が発動されている場
合は画像記録装置に通電された時、あるいはリモコンを
通じてチャンネル変更や番組予約などの操作が行われ、
リモコン受信ライン19から信号入力があった時にディ
スプレイ上に警報表示がなされる。ステップ91におい
てリモコンからの信号入力がなされたことが判明する
と、ステップ92においてEEPROM17に何らかの
警報が保存されているかを確認し、警報発動中の場合に
はステップ93において警報の種類が読み出され、引き
続きステップ93においてROM16からその時の警報
の種類に応じた警報の表示間隔が読み込まれる。
【0147】そしてステップ95において現在の時刻か
ら前回ディスプレイ上に警報表示がなされた時刻までの
時間が初期警報表示間隔H10よりも長いかを判断し、
初期警報表示間隔H10よりも長い場合にはステップ9
6において現在時刻をEEPROM17に保存されてい
る初期警報表示時刻T10に上書き後、ステップ50に
おいてディスプレイ上に初期警報表示を行う。ただしT
10には当初、最初に初期警報と診断された時刻が保存
される。
【0148】中期警報と最終警報の表示間隔を規定する
為に、H10よりも短い中間警報表示間隔H11とH1
1よりも短い最終警報表示間隔H12を設定し、H10
と同様に運用する。なお、H10、H11、H12は同
じ値であってもかまわない。なお、H10、H11、H
12時間経過後に対応する警報を自動表示させることも
可能であるが、表示時に人が必ず確認できるという点
で、リモコン操作時の方が適している。
【0149】図18は最終警報発動後の警報表示サイズ
を示すフローチャートである。最初に最終警報表示がな
された時刻をS1とすると、ステップ101においてS
1から警報表示を行おうとしている現在までの累計モー
タ起動時間S2を測定する。累計モータ起動時間S2は
CPU6内のタイマー7と警報表示用カウンタを使って
計測される。SCnはnが増すにつれ一定の割合で値の
大きくなる時間を表す等差数列であり(n=1、2、
3、・ ・ ・n、ただしnは整数)、ステップ102に
おいてS2をSCnの小さい順から比較すると、S2の
方がSCnよりも大きくなる最小のn値が求められる。
【0150】ここでは、nが大きくなるほどオリジナル
の警告サイズに対する表示倍率が増加するようnと表示
倍率の関係が定められ、ROM16に記録されている。
そこでステップ103において表示倍率の決定がなさ
れ、ステップ52にて最終警報の拡大表示が行われる。
【0151】なお、初期警報、中期警報表示に対しても
それぞれの警報発動後の経過時間と警報表示サイズに関
し、同様な手法を適用することができる。またnが増す
につれ、目立つように警報を画面の隅から中央部へ移動
させるようにしても差し障りない。
【0152】図19は代替ディフェクトがなくなった時
が記録装置10の製品寿命との考えに立脚した記録装置
の最大使用可能時間を示すフローチャートであり、最終
警報発動後にこの診断が行われると有効である。まずス
テップ42において、現在から過去G1回までさかのぼ
った最新ディフェクト数G1と最新ディフェクト発生時
間Lを読み込み、ステップ44において最新ディフェク
ト発生間隔A2を算出し、ステップ110においてメデ
ィア11上にある残りの代替セクタ数Fを読み込む。
【0153】引き続きステップ111において最新ディ
フェクト発生間隔A2(平均値)を残りの代替セクタ数
Fで除することで今後記録装置が使用できる使用可能時
間を算出し、ステップ112において使用可能時間、言
い換えれば今後何時間(何日)以内に故障が発生します
という主旨の表示をディスプレイ上に行うもので、最終
警報が発動されてから行われる図14に示されたリモコ
ンからの検査診断においてもこのような表示を行う事が
できる。このように使用可能時間表示は、危険度を数値
化するという点で警報としての効果が大きい。
【0154】ここでGrown Defectsのよう
に代替セクタに収容されず、元の発生位置に留まったま
まになっているPending Defectsの場合
にも代替セクタへ置換されたものとして最新ディフェク
ト発生間隔A2を求めることにより、Grown De
fects同様に使用可能時間表示を行うことができ
る。
【0155】図20はRaw Read Error
Rateを対象としたリードエラー発生間隔の推移を示
すグラフである。縦軸は現在から過去K回までさかのぼ
ったリードエラー検査のたびにEEPROM17に保存
されたいた検査毎のリードエラー発生間隔であり、横軸
は検査回数で右端は最新の検査、左端はK回前に行われ
た検査である。ここでもEEPROM17は最新の過去
K回までのデータを保存するリングバッファとして使わ
れる。なお、Kはディフェクト検査時のG1と同一であ
っても差し障りなく、またグラフは棒グラフ、折れ線グ
ラフ等でもよく、形式にはこだわらない。
【0156】このようにディスプレイ上へグラフ表示を
行うことは前記使用不能時間表示と同様、特に最終警報
発動後に記録装置交換の必要性を訴えるために有効な手
段であり、最終警報が発動されてから行われる図14に
示されたリモコンからの検査診断においても、このよう
な表示を行うことができる。
【0157】図21は最終警報発動後の検査結果を通信
回線を通じて送信する場合のフローチャートである。最
終警報発動後には、ステップ121において図2の検査
項目の他に図19のディフェクト発生間隔にもとづく使
用可能時間診断、図20のリードエラー増加率確認が行
われ、ステップ122において電話などの通信接続ライ
ン18を用いて検査、診断データを最寄のサービスステ
ーションへ送信し、ステップ123においてサービスス
テーションは送信されたデータを常にモニターする。そ
してステップ124においてモニター中、直ちに故障に
つながるようなデータの急激な変化が認められた時に
は、ステップ125において記録装置交換のためサービ
スマンを派遣する、ステップ126においてユーザーに
電話で注意を促せる、あるいはステップ127において
ディスプレイ上に記録装置を交換するための手順を表示
させることができる。
【0158】ステップ124でデータに急激な変化の見
られない時は、引き続きデータをモニターする。なお、
ステップ126において、ROM16に収納されている
プログラムに従い、ディスプレイ付属のスピーカーから
音声による注意がなされてもかまわない。また、ステッ
プ127の手順はOSD13に保存されていても支障な
い。
【0159】以上本発明の実施の形態によれば、スレッ
シュレベルの設けられた複数の検査項目について検査を
行い、そこで発生したエラーの組み合わせによってポイ
ントが与えられ、そのポイント合計数に応じた数種類の
警報がディスプレイに表示される。このように検査診断
に複数の項目が用いられるので異常を発見しやすなり、
状況に応じた警報をタイミング良く出すことができる。
【0160】また、時間経過に伴うリードエラーとディ
フェクトの増加割合を検査することで、故障の原因とな
る急激なエラー発生状況を的確に掴む事ができる。
【0161】なお、一度出された警報は記録装置を交換
するまで解除されず、さらに故障の危険が高まるとサー
ビスセンターからもモニターを行い、必要に応じサービ
スマンを派遣するなどして、危険な状態であるにもかか
わらず記録装置が交換されずに放置されるのを防止する
ことができる。
【0162】また、上述した各実施の形態における、デ
ィスク装置の故障を予測する故障予測装置の各構成要素
の全部または一部は、ハードウェアであってもよいし、
そのハードウェアの該当する機能と同じ機能を有するソ
フトウェアであってもよい。
【0163】また、上述した各実施の形態における、デ
ィスク装置の故障を予測する故障予測装置の全部または
一部の構成要素の全部または一部の機能をコンピュータ
により実行させるためのプログラムおよび/またはデー
タを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可
能なことを特徴とする媒体も本発明に属する。
【0164】媒体には、ROM等の記録媒体、インター
ネット等の伝送媒体、光・電波・音波等の伝送媒体が含
まれる。担持した媒体には、例えば、プログラムおよび
/またはデータを記録した記録媒体や、プログラムおよ
び/またはデータを伝送する伝送媒体等が含まれる。
【0165】したがって、媒体が記録媒体である場合、
その記録媒体は、上述した各実施の形態における、ディ
スク装置の故障を予測する故障予測装置の全部または一
部の構成要素の全部または一部の機能をコンピュータに
より実行させるためのプログラムおよび/またはデータ
を記録した記録媒体であって、コンピュータにより読み
取り可能であり、読み取られた前記プログラムおよび/
または前記データが前記コンピュータと協動して前記機
能を実行する記録媒体であってもよい。
【0166】また、コンピュータにより処理可能とは、
例えば、ROMなどの記録媒体の場合であれば、コンピ
ュータにより読み取り可能であることを意味し、伝送媒
体の場合であれば、伝送対象となるプログラムおよび/
またはデータが伝送の結果として、コンピュータにより
取り扱えることを意味する。
【0167】さらに、上述した各実施の形態における、
ディスク装置の故障を予測する故障予測装置の全部また
は一部の構成要素の全部または一部の機能をコンピュー
タにより実行させるためのプログラムおよび/またはデ
ータであることを特徴とする情報集合体も本発明に属す
る。
【0168】情報集合体とは、例えば、プログラムおよ
び/またはデータ等のソフトウェアを含むものである。
【0169】なお、上述した媒体および情報集合体にお
けるデータには、データ構造、データフォーマット、デ
ータの種類などが含まれる。
【0170】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、ディスク装置の故障を予測するための複
数の検査項目の各検査結果を関連づけることによって、
ディスク装置の故障を予測する故障予測装置を提供する
ことができる。このように、本発明の故障予測装置は、
複数の検査項目の各検査結果を関連づけてディスク装置
の故障を予測するので、判定が難しい初期的故障を見落
とす危険性を低く押さえることができる。
【0171】また、本発明は、ディスク装置の故障を精
度よく予測する故障予測装置を提供し、表示手段によ
り、多様な警報レベルに応じた故障発生の危険性を的確
に伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像記録装置の
構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における検査項目とスレ
ッシュポイントおよび警報の種類を示す図
【図3】本発明の実施の形態1における検査手順を説明
する為のフローチャート
【図4】本発明の実施の形態1における警報保存処理を
説明する為のフローチャート
【図5】本発明の実施の形態1における警報リセット処
理を説明する為のフローチャート
【図6】本発明の実施の形態1の一例としてのポイント
数を示す図
【図7】本発明の実施の形態1の一例としてのポイント
数を示す図
【図8】本発明の実施の形態1の一例としてのポイント
数を示す図
【図9】本発明の実施の形態2におけるディフェクト検
査処理を説明する為のフローチャート
【図10】本発明の実施の形態2におけるディフェクト
診断処理を説明する為のフローチャート
【図11】本発明の実施の形態3におけるリードエラー
検査処理を説明する為のフローチャート
【図12】本発明の実施の形態3におけるリードエラー
診断処理を説明する為のフローチャート
【図13】本発明の実施の形態4における故障検査診断
間隔を示す図
【図14】本発明の実施の形態4におけるリモコン操作
によるリードエラー、ディフェクトの検査、診断処理を
説明するためのフローチャート
【図15】本発明の実施の形態4における表示方法を示
す図
【図16】本発明の実施の形態4における警報の表示間
隔を示す図
【図17】本発明の実施の形態4における初期警報表示
間隔を説明する為のフローチャート
【図18】本発明の実施の形態4における最終警報表示
倍率処理を説明する為のフローチャート
【図19】本発明の実施の形態4における使用可能時間
診断処理を説明する為のフローチャート
【図20】本発明の実施の形態4におけるリードエラー
増加率を示すグラフ
【図21】本発明の実施の形態4におけるモニター対応
を説明する為のフローチャート
【符号の説明】
1 CATV/アンテナ入力 3 チューナー 4 A/Dコンバータ 5 デジタル圧縮用IC 6 CPU 10 記録装置 11 メディア 12 圧縮解凍用IC 14 D/Aコンバータ 16 ROM 17 不揮発性メモリー 18 通信接続ライン 19 リモコン受信ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 572 G11B 20/18 572F

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データが記録されるディスクと、そのデ
    ィスクにデータを記録するための、または前記ディスク
    に記録されているデータを読み取るためのヘッドとを少
    なくとも備えたディスク装置の故障を予測する故障予測
    装置であって、 前記ディスク装置の故障を予測するための複数の検査項
    目について検査を行う検査手段と、 前記複数の検査項目のうちの少なくとも2以上について
    の、前記各検査項目毎の前記検査手段による検査結果を
    組み合わせた組み合わせ結果と、所定の故障予測基準と
    に基づいて、前記ディスク装置の故障を予測する故障予
    測手段とを備えたことを特徴とするディスク装置の故障
    を予測する故障予測装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の検査項目それぞれについて、
    故障予測に関する所定の項目基準値が設定されている基
    準値設定手段をさらに備え、 前記故障予測手段は、前記基準値設定手段に設定されて
    いる前記項目基準値と、対応する前記検査項目の検査結
    果とを比較し、その比較結果を組み合わせて前記組み合
    わせ結果を生成することを特徴とする請求項1に記載の
    ディスク装置の故障を予測する故障予測装置。
  3. 【請求項3】 前記比較結果は、前記検査手段によって
    検査された検査結果が、その検査結果に対応する前記検
    査項目の前記項目基準値を満たしている場合に与えられ
    る所定のポイントであって、 前記組み合わせ結果は、前記各検査項目についての前記
    ポイントが加算された加算値であって、 前記故障予測手段は、前記加算値が前記故障予測基準を
    超えたさいに、前記ディスク装置が故障することを予測
    することを特徴とする請求項1または2に記載のディス
    ク装置の故障を予測する故障予測装置。
  4. 【請求項4】 前記ポイントの大きさは、前記複数の検
    査項目の全部または一部について異なることを特徴とす
    る請求項3に記載のディスク装置の故障を予測する故障
    予測装置。
  5. 【請求項5】 前記ポイントの大きさは、そのポイント
    の対象となる前記検査項目と関連がある、またはあらか
    じめ決められた、他の前記検査項目についての検査結果
    に応じて変更されることを特徴とする請求項3または4
    に記載のディスク装置の故障を予測する故障予測装置。
  6. 【請求項6】 前記故障予測基準は、複数の段階の故障
    予測基準で構成されており、 前記故障予測手段は、前記加算値が前記各段階の故障予
    測基準を超える毎に、対応する段階の故障予測を行うこ
    とを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載のディ
    スク装置の故障を予測する故障予測装置。
  7. 【請求項7】 前記検査手段は、前記ディスク装置にお
    いて前記ディスクに対してデータの記録または再生が行
    われているときは、前記故障予測のための検査を行わな
    いことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の
    ディスク装置の故障を予測する故障予測装置。
  8. 【請求項8】 前記故障予測手段によって、前記ディス
    ク装置の故障の予測が行われた回数が増加するととも
    に、前記検査手段は検査間隔を短くすることを特徴とす
    る請求項1から7のいずれかに記載のディスク装置の故
    障を予測する故障予測装置。
  9. 【請求項9】 前記検査手段は、ユーザの指示に基づい
    て、前記検査を行うことを特徴とする請求項1から8の
    いずれかに記載のディスク装置の故障を予測する故障予
    測装置。
  10. 【請求項10】 データが記録されるディスクと、その
    ディスクにデータを記録するための、または前記ディス
    クに記録されているデータを読み取るためのヘッドとを
    少なくとも備えたディスク装置の故障を予測する故障予
    測装置であって、 前記ディスク装置におけるリード/ライトのエラーの発
    生間隔を少なくとも検査する検査手段と、 前記エラーの発生間隔に関して、前記ディスク装置の故
    障予測についてのエラー基準値が設定されている基準値
    設定手段と、 前記検査手段によって検査された前記リード/ライトの
    エラーの発生間隔と、前記エラー基準値とに少なくとも
    基づいて、前記ディスク装置の故障を予測する故障予測
    手段とを備えたことを特徴とするディスク装置の故障を
    予測する故障予測装置。
  11. 【請求項11】 前記エラー基準値とは、前記検査手段
    に検査された過去の前記エラーの発生間隔の平均値を意
    味し、 前記故障予測手段は、所定の前記エラーの発生間隔に対
    する前記平均値の比が、所定の値以上になった場合に、
    前記予測を行うことを特徴とする請求項10に記載のデ
    ィスク装置の故障を予測する故障予測装置。
  12. 【請求項12】 前記故障予測手段によって第1回目の
    前記ディスク装置の故障の予測が行われた後には、 前記故障予測手段は、前記エラーの発生間隔結果が所定
    の条件を満たす場合に、第2回目の前記ディスク装置の
    故障を予測し、 前記所定の条件とは、過去の前記エラーの発生間隔の平
    均値に対する、前記検査手段によって検査された前記発
    生間隔が所定割合以下になることが、所定回連続するこ
    とを意味することを特徴とする請求項11に記載のディ
    スク装置の故障を予測する故障予測装置。
  13. 【請求項13】 前記リード/ライトに関連する検査項
    目であって、前記エラーの発生間隔以外の検査項目を検
    査する第2検査手段と、 前記エラーの発生間隔以外の検査項目について、故障予
    測に関する所定の項目基準値が設定されている第2基準
    値設定手段をさらに備え、 前記検査された前記エラーの発生間隔が、過去の前記エ
    ラーの発生間隔の平均値の所定割合以下になるととも
    に、前記第2検査手段によって検査された検査結果が前
    記項目基準値を満たす場合に、前記故障予測手段は前記
    予測を行うことを特徴とする請求項10に記載のディス
    ク装置の故障を予測する故障予測装置。
  14. 【請求項14】 前記リード/ライトのエラーの発生間
    隔以外の、前記ディスク装置の故障を予測するための少
    なくとも一つ以上の検査項目について検査を行う第3検
    査手段をさらに備え、 前記検査手段は、前記第2検査手段および/または前記
    第3検査手段よりも頻繁に、前記リード/ライトのエラ
    ーの発生間隔を検査することを特徴とする請求項10か
    ら13のいずれかに記載のディスク装置の故障を予測す
    る故障予測装置。
  15. 【請求項15】 データが記録されるディスクと、その
    ディスクにデータを記録するための、または前記ディス
    クに記録されているデータを読み取るためのヘッドとを
    少なくとも備えたディスク装置の故障を予測する故障予
    測装置であって、 前記ディスク装置における前記ディスクのディフェクト
    の発生間隔を少なくとも検査する検査手段と、 前記ディフェクトの発生間隔に関して、前記ディスク装
    置の故障予測についてのディフェクト基準値が設定され
    ている基準値設定手段と、 前記検査手段によって検査された前記ディスクのディフ
    ェクトの発生間隔と、前記ディフェクト基準値とに少な
    くとも基づいて、前記ディスク装置の故障を予測する故
    障予測手段とを備えたことを特徴とするディスク装置の
    故障を予測する故障予測装置。
  16. 【請求項16】 前記ディフェクト基準値とは所定の時
    間を意味し、 前記故障予測手段は、前記検査された前記ディフェクト
    の発生間隔が前記所定の時間を下回った場合に、前記予
    測を行うことを特徴とする請求項15に記載のディスク
    装置の故障を予測する故障予測装置。
  17. 【請求項17】 前記故障予測手段によって第1回目の
    前記ディスク装置の故障の予測が行われた後には、 前記故障予測手段は、前記ディフェクトの発生間隔結果
    が所定の条件を満たす場合に、第2回目の前記ディスク
    装置の故障を予測し、 前記所定の条件とは、過去の前記ディフェクトの発生間
    隔の平均値に対する、前記検査手段によって検査された
    前記発生間隔が所定割合以下になることが、所定回連続
    することを意味することを特徴とする請求項15に記載
    のディスク装置の故障を予測する故障予測装置。
  18. 【請求項18】 前記ディスクのディフェクトに関連す
    る検査項目であって、前記ディフェクトの発生間隔以外
    の検査項目を検査する第2検査手段と、 前記ディフェクトの発生間隔以外の検査項目について、
    故障予測に関する所定の項目基準値が設定されている第
    2基準値設定手段をさらに備え、 前記検査された前記ディフェクトの発生間隔が、過去の
    前記ディフェクトの発生間隔の平均値の所定割合以下に
    なるとともに、前記第2検査手段によって検査された検
    査結果が前記項目基準値を満たす場合に、前記故障予測
    手段は前記予測を行うことを特徴とする請求項15に記
    載のディスク装置の故障を予測する故障予測装置。
  19. 【請求項19】 前記ディフェクトの発生間隔以外の、
    前記ディスク装置の故障を予測するための少なくとも一
    つ以上の検査項目について検査を行う第3検出手段をさ
    らに備え、 前記検査手段は、前記第2検査手段および/または前記
    第3検査手段よりも頻繁に、前記ディフェクトの発生間
    隔を検査することを特徴とする請求項15から18のい
    ずれかに記載のディスク装置の故障を予測する故障予測
    装置。
  20. 【請求項20】 前記故障予測手段によって、前記ディ
    スク装置の故障の予測が所定の回数行われた後は、 前記検査手段は、前記ディフェクトが最も多く発生して
    いる前記ディスクの面について、リード/ライトのエラ
    ー検査を行うことを特徴とする請求項10から19のい
    ずれかに記載のディスク装置の故障を予測する故障予測
    装置。
  21. 【請求項21】 前記故障予測手段の故障予測結果に基
    づいて警報を発動する警報発動手段を備えたことを特徴
    とする請求項1から20のいずれかに記載のディスク装
    置の故障を予測する故障予測装置。
  22. 【請求項22】 前記警報は、より高い警報が発動され
    るまで、または前記ディスク装置が交換されるまで保持
    されることを特徴とする請求項21に記載のディスク装
    置の故障を予測する故障予測装置。
  23. 【請求項23】 前記警報発動手段によって発動された
    警報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求
    項21に記載のディスク装置の故障を予測する故障予測
    装置。
  24. 【請求項24】 前記表示手段は、前記警報発動手段に
    よって発動された警報の種類に基づいて、表示色、表示
    時間、表示サイズ、および表示位置の全部または一部を
    変更して前記警報を表示することを特徴とする請求項2
    3に記載のディスク装置の故障を予測する故障予測装
    置。
  25. 【請求項25】 前記表示手段によって前記警報が所定
    の数表示された後の前記表示サイズは、前記警報発動後
    の前記ディスク装置の稼働時間経過とともに、または前
    記ディフェクトの発生間隔もしくは前記エラーの発生間
    隔が短くなると、大きくなることを特徴とする請求項2
    4に記載のディスク装置の故障を予測する故障予測装
    置。
  26. 【請求項26】 前記表示手段によって前記警報が所定
    の数表示された後の前記表示位置は、前記警報発動後の
    前記ディスク装置の稼働時間経過とともに、または前記
    ディフェクトの発生間隔もしくは前記エラーの発生間隔
    が短くなるとともに、表示画面の中央に近づくことを特
    徴とする請求項24に記載のディスク装置の故障を予測
    する故障予測装置。
  27. 【請求項27】 前記警報のレベルは少なくとも2レベ
    ル以上有り、前記表示時間は警報のレベルが高くなると
    ともに長くなることを特徴とする請求項24に記載のデ
    ィスク装置の故障を予測する故障予測装置。
  28. 【請求項28】 前記表示手段は、前記ディスク装置の
    通電開始時に、またはユーザの指示にしたがって、前記
    警報を表示することを特徴とする請求項23から27の
    いずれかに記載のディスク装置の故障を予測する故障予
    測装置。
  29. 【請求項29】 前記表示手段によって前記警報が所定
    の数表示された後に、前記故障予測手段の故障予測結果
    を、および/または前記検査手段の検査結果を、本故障
    予測装置外部において本故障予測装置を管理するサービ
    スステーションに出力する出力手段をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項1から28のいずれかに記載のディ
    スク装置の故障を予測する故障予測装置。
  30. 【請求項30】 前記サービスステーションからの指示
    を、映像および/または音で出力する第2出力手段をさ
    らに備えたことを特徴とする請求項29に記載のディス
    ク装置の故障を予測する故障予測装置。
  31. 【請求項31】 請求項1から30のいずれかに記載
    の、ディスク装置の故障を予測する故障予測装置の全部
    または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュー
    タにより実行させるためのプログラムおよび/またはデ
    ータを担持した媒体であって、コンピュータにより処理
    可能なことを特徴とする媒体。
  32. 【請求項32】 請求項1から30のいずれかに記載
    の、ディスク装置の故障を予測する故障予測装置の全部
    または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュー
    タにより実行させるためのプログラムおよび/またはデ
    ータであることを特徴とする情報集合体。
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