JP5014008B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は電気掃除機、特に、集塵部にシート状フィルターを着脱自在に設置することができる電気掃除機に関するものである。
従来の掃除機において、集塵部に配置されたウレタン等からなるフィルターの清掃等を容易にするため、フィルターの吸気上流側に使い捨てのシート状フィルターを着脱自在に設置して、フィルターの目詰まりを抑制しようとする発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−318915号公報(第5頁、図2)
しかしながら、特許文献1に開示された電気掃除機は、シート状フィルターが集塵室の開閉扉として機能し、シート状フィルターにはフラットな取付面が形成されているため、集塵室に吸引された塵埃はシート状フィルターのフラットな面に付着するだけである。
このため、吸引された塵埃を廃棄するために集塵室を開けた際、塵埃の飛散が抑えられず、また、捕捉した塵埃が付着したシート状フィルターを廃棄する際、シート状フィルターからの舞い上がりを抑えることができず、周囲の清潔性が損なわれて使用者に不快感を与えるという問題があった。
そこで本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、着脱自在なシート状フィルターを設置するものであって、吸引された塵埃およびシート状フィルターを廃棄する時の清潔性を向上させる電気掃除機を提供するものである。
本発明に係る電気掃除機は、本体と、該本体内に風路を形成する電動送風機と、塵埃を捕集自在なシート状フィルターを保持することができる開閉自在なバインダーと、を有する電気掃除機であって、
前記シート状フィルターは、開かれている状態の前記バインダーに保持されて前記風路内に配置され、塵埃を捕集すると共に、前記バインダーが閉じられた際、前記捕集した塵埃を包み込むことを特徴とするものである。
したがって、本発明に係る電気掃除機は、バインダーが閉じることによって、シート状フィルターが袋状になり、該袋内に捕集された塵埃を包み込むことができるため、塵埃の飛散を抑えながら、捕集した塵埃をシート状フィルターごと廃棄することが可能になる。したがって、周囲の清潔性が向上して使用者に不快感を与えることがなくなる。
[実施の形態1]
図1〜図22は本発明の実施形態1に係る電気掃除機を模式的に示すものである。
なお、各図において同じ部分または相当する部分には符号を付し、一部の説明を省略する。また、各図において、一部の部材に符号を付さない場合がある。さらに、以下の説明において、部材の名称に「上」または「下」、あるいは「上流」または「下流」を付しているのは、説明の便宜であって、電気掃除機の本体に配置された際に上側あるいは風路の上流側に位置する部材を「上」あるいは「上流」とするものである。したがって、当該部材が、本体の下側あるいは風路の下流側に位置する場合には、「下」あるいは「下流」と読み替えられるものである。
(掃除機)
図1および図2は、本発明の実施形態1に係る電気掃除機を説明するものであって、図1は全体を示す側面図、図2は本体を示す斜視図である。
図1および図2において、電気掃除機1は、本体10と、本体10に着脱自在に取り付けられる吸引ホース20と、を有している。本体10には後記するバインダー200が設置されるダストボックス100が収納され、バインダー200には後記するシート状フィルター2が保持されるようになっている。すなわち、シート状フィルター2が風路内に配置されるから、本体10に吸引された塵埃はこれに捕集され、また、捕集された塵埃はシート状フィルター2に包み込まれて廃棄されることになる。以下、詳細に説明する。
(本体)
本体10は、上方に開口部を具備する本体筒状部11と、前記開口部を開閉する本体カバー12と、本体筒状部11の移動を容易にする本体車輪13、14と、本体筒状部11を持ち上げる際の手がかりになる本体把手15と、を具備している。また、本体筒状部11の図中の左側(以下、「上流側」と称す)には、吸引ホース20を接続するためのホース接続用孔19が形成され、本体筒状部11の内部(以下、「下流側」と称す)には、図示しない電動送風機が設置されている。
なお、以下の説明を明瞭にするため、本体筒状部11の上流側から下流側に向かう方向を「X方向」と、X方向に垂直で本体車輪13の回転軸の方向を「Y方向」、X方向に垂直で前記開口部の方向を「Z方向」と、称し、各構成部材の方向は、本体10に設置された際の姿勢を基準にする。
吸引ホース20は、直線状で伸縮自在なホース直管部22と、ホース直管部22の後端に着脱自在に接続された可撓性を具備するホース可撓部24と、ホース直管部22の前端に着脱自在に接続されたホース先端部21と、を具備し、ホース直管部22の後端にはホース把手部23が、ホース可撓部24の後端にはホース接続用孔19に侵入自在な本体接続部25が、それぞれ設けられている。
したがって、前記電動送風機を起動すると、ホース先端部21、ホース直管部22、ホース可撓部24を経由して、本体筒状部11の内部に空気が吸引される(風路が形成されるに同じ)ことになる。
(ダストボックス)
図3〜図7は、本発明の実施形態1に係る電気掃除機におけるダストボックスを説明するものであって、図3は本体懐部を示す斜視図、図4はダストボックスを示す斜視図、図5はダストボックスを示す側面図、図6はダストボックスを開いた状態を示す斜視図、図7はサイクロンカップを示す側面視の断面図である。
図3〜図7において、本体筒状部11の上流側に本体懐部16が形成され、本体懐部16にダストボックス100が着脱自在に設置可能になっている。また、本体懐部16の底面には、付勢手段17を具備するホップアップ機構18が設置されている。
図4において、ダストボックス100は、回動自在に接合されたダストボックス上流部110と、ダストボックス下流部120と、ペパフィルターホルダー170と、を具備し、互いに略気密的に当接可能になっている。
(ダストボックス上流部)
ダストボックス上流部110は、上流側通気孔119が形成されたダストボックス上流部端板111(Y−Z面を形成する)と、ダストボックス上流部端板111の端部に設けられ、ダストボックス下流部120を傾動自在に連結するダストボックス連結手段130と、ダストボックス上流部端板111の上縁に接続されたダストボックス上流部上板112(略X−Y面を形成する)と、ダストボックス上流部端板の両側縁にそれぞれ接続されたダストボックス上流部側板113、114(略X−Y面を形成する)と、を具備している。すなわち、ダストボックス上流部110は下方が開口して三方が囲まれている函状を呈している。
そして、ダストボックス上流部側板113、114は側面視で略台形であって、下縁がダストボックス上流部端板111から遠ざかる程、ダストボックス上流部上板112に近づくように傾斜(図中、右上がり)している。
(サイクロンカップ)
さらに、ダストボックス上流部110の内部(懐)には、風流れを調整するためのサイクロンカップ(風路調整手段に同じ)140が、着脱自在に設置されている。サイクロンカップ140は、上流側通気孔149が形成されたサイクロンカップ端板141(Y−Z面を形成する)と、サイクロンカップ端板141の上縁に接続されたサイクロンカップ上板142(略X−Y面を形成する)と、サイクロンカップ端板141の両側縁にそれぞれ接続されたサイクロンカップ側板143、144(略X−Y面を形成する)と、サイクロンカップ端板141の下縁に接続されたサイクロンカップ下板145(略X−Y面を形成する)と、を具備している。
このとき、サイクロンカップ下板145はサイクロンカップ上板142よりも小さいため、サイクロンカップ140は、下方の広い範囲が開口して三方が囲まれている函状を呈している(図7参照)。
そして、サイクロンカップ140の内部(懐)には、サイクロンカップ端板141の下縁に接続され、サイクロンカップ上板142とサイクロンカップ側板143、144との間に所定の隙間(風路)を形成するサイクロン調整板146が設けられている。
なお、後記するように、サイクロンカップ140は、風路を調整する機能と共に、バインダ200が形成する枠体の内部にシート状フィルタ2を押し込む「シート状フィルタ押し込み手段」としても機能している。
(ダストボックス下流部)
ダストボックス下流部120は、ダストボックス下流部端板121(Y−Z面を形成する)と、ダストボックス下流部端板121の下縁に接続され、ダストボックス連結手段130によってダストボックス上流部110に傾動自在に連結されたダストボックス下流部下板125(略X−Y面を形成する)と、ダストボックス下流部端板121の両側縁にそれぞれ接続された略三角形状のダストボックス下流部側板123、124(略X−Y面を形成する)と、を具備している。
(ステンレスフィルター)
ダストボックス下流部端板121には、中央部に広い面積を占めるダストボックス主風路窓129と、ダストボックス主風路窓129と平行して面積が狭いダストボックス副通気窓128と、が形成されている。そして、ダストボックス主風路窓129およびダストボックス副通気窓128を覆うように、塵埃を捕集自在な通気孔(下流側通気孔に相当する、図示しない)が形成されたステンレス鋼板製のフィルター(以下、「ステンレスフィルター」と称す)3が設置されている。
なお、本発明はステンレスフィルター3の設置を必須とするものではなく、これに替えて、塵埃を捕集したシート状フィルターを通気自在に支持できる部材(塵埃を捕集不能)を、ダストボックス主風路窓129およびダストボックス副通気窓128に設置してもよい。
(バインダー保持面)
ダストボックス下流部側板123(位置a2−b2−g1を結ぶ略三角形、位置a2、b2・・・は概略位置を示すものである)は、ダストボックス下流部端板121の下半分(位置a2−g1の範囲)に設置され、ダストボックス下流部側板124(位置e2−d2−f1を結ぶ略三角形、位置e、d2・・・は概略位置を示すものである)は、ダストボックス下流部端板121の下半分(位置a2−f1の範囲)に設置され、それらの上縁(位置a2−b2の範囲、位置e2−d2の範囲)が、ダストボックス下流部端板121から遠ざかる程、ダストボックス下流部下板125に近づくように傾斜(図5において、右上がり)している。
そして、ダストボックス下流部側板123、124の上縁(位置a2−b2の範囲、位置e2−d2の範囲)およびダストボックス下流部下板125の端縁(位置b2−d2の範囲)を結ぶ略コ字状の範囲と、ダストボックス下流部端板121の上流側の面の一部略コ字状の範囲(位置a1−b1−d1−e1を結ぶ範囲、なお、位置a1、b1・・・は概略位置を示すものである)とに、よって、略矩形状のバインダー保持面が形成されている。
(ダストボックスのシール)
ダストボックス上流部側板113、114の下縁と、ダストボックス下流部側板123、124の上縁とは略範囲において互いに当接するものであって、当該当接した際、ダストボックス上流部上板112の下流側の端面はダストボックス下流部端板121の上流側の面の一部(位置b1−d1の範囲)に、ダストボックス上流部端板111の下端部はダストボックス下流部下板125の上流側の端面(位置b2−d2の範囲)に、それぞれ当接する。そして、ダストボックス上流部110またはダストボックス下流部120の当該当接部の一方に図示しない略矩形状のシール手段(図示しない)が設置されているから、当該当接範囲は気密的にシールされることになる。
また、ダストボックス上流部側板113、114の下半分の範囲と、ダストボックス下流部側板123、124の下半分の範囲とは、何れもダストボックス下流部端板121から遠ざかる程、ダストボックス下流部下板125に近づくように傾斜(図中、右上がり)している。
したがって、本体懐部16にダストボックス100が設置された際、付勢手段17(たとえば、コイルスプリング)は収縮して、ダストボックス100を上方に押し上げようとするから、ダストボックス下流部側板123、124の傾斜している上縁が、ダストボックス上流部側板113、114の傾斜している下縁に押し付けられることになる。よって、密着性(気密性)が向上するため、ダストボックス100の側方への塵埃の流出が防止される。
(シート状フィルターの位置決め手段)
ダストボックス下流部下板125(略X−Y面を形成する)の上流側の端縁と、ダストボックス連結手段130との間に凹部(以下、「シート状フィルター位置決め凹部」と称す)127が形成されている。したがって、後記するように、バインダー200の当接面にシート状フィルター2を載置して、シート状フィルター2の下辺を折り曲げて、当該折り曲げ部をシート状フィルター位置決め凹部127に係止させて(差し込んで)おけば、バインダー200をダストボックス下流部120に保持して、ダストボックス上流部110を閉じる際に、シート状フィルター2が移動することがない。
なお、シート状フィルター位置決め凹部127の位置を明示する表示(図示しない)が設けられている。
また、ダストボックス下流部端板121の下端にはペパフィルターホルダー連結手段180が設置され、ペパフィルターホルダー連結手段180によってペパフィルターホルダー170が、所定の角度の範囲だけ回動自在に連結されている。なお、ペパフィルターホルダー170にはペパフィルター4(図示しない)が設置されている。
また、ダストボックス上流部110のダストボックス上流部端板111の上面に平行するダストボックス把手116が設けられている。さらに、ダストボックス把手116の下流側端部に、ペパフィルターホルダー170の回動を規制するためのダストボックスロック爪191が、ペパフィルターホルダー170の上縁部に、ダストボックスロック爪191に係止自在なダストボックスロック爪係り192が、それぞれ設けられ、ダストボックスロック機構190を形成している。なお、ペパフィルターホルダー170の回動が規制された際、同時に、ダストボックス下流部120の回動も規制されることになる。
(バインダー)
図8〜図12は、本発明の実施形態1に係る電気掃除機におけるバインダーを説明するものであって、図8は開いた状態を示す上流側から見た斜視図、図9は一部を示す平面図、図10は半分閉じた状態を示す上流側から見た斜視図、図11は完全に閉じた状態を示す上流側から見た斜視図、図12は開いた状態を示す下流側から見た斜視図である。
図8〜図12において、バインダー200は、一対の略コ字状の上バインダーフレーム210および下バインダーフレーム220と、上バインダーフレーム210と下バインダーフレーム220とを回動自在に接合するバインダーヒンジ230と、を具備している。
そして、バインダーヒンジ230が閉じられた際、上バインダーフレーム210の当接面と下バインダーフレーム220の当接面とは互いに当接し、バインダーヒンジ230が開かれた際、上バインダーフレーム210および下バインダーフレーム220が形成する略矩形状の枠体の当接面に、シート状フィルター2(図示しない)が保持されるものである。
なお、上バインダーフレーム210とは、説明の便宜上、本体10に配置された際に上側に位置される場合を例に説明するものであって、下側に位置される場合には、「下バインダーフレーム210」と読み替えられるものである。
(上バインダーフレーム)
上バインダーフレーム210は、上バインダーフレーム水平部211と、上バインダーフレーム水平部の両端にそれぞれ接続された上バインダーフレーム垂直部212、213と、から形成された枠体(図8において、位置A1−B1−C1−D1−E1を結ぶ略コ字状、なお、位置A1、B1・・・は概略位置を示すものである)である。
そして、その当接面(図8において上面)にそれぞれ、先端が略球状のピン211p、212p、213pが設置されている。なお、上バインダーフレーム水平部211に設置されたピン211pは、上バインダーフレーム垂直部212、213との接合部(位置B1、D1)から離れるほど、当接面からの突出量(高さ)が低くなっている。すなわち、上バインダーフレーム水平部211の中央位置C1に近い位置に設けられたピン211p(高さL1、図9参照)は、接合位置B1、D1に近い位置に設けられたピン211p(高さL2、図9参照)より低くなっている(L1<L2)。そして、中央位置C1に最も近い位置に設けられたピン211pの高さL1は、先端の略球状の直径よりも大きくなっている。
(バインダー指係り部)
また、上バインダーフレーム210の周囲の一部に突出するバインダー指係り部214、215(Y−Z面に平行)が設けられている。バインダー指係り部214、215の下流側の面と、上バインダーフレーム210の下流側の面(反当接面に同じ)との間には、所定の段差が形成されているため、上バインダーフレーム210がダストボックス100に保持された状態で、当該段差に容易に指を係けることができるから、上バインダーフレーム210の操作が容易になっている。
なお、バインダー指係り部214、215の位置を明りょうにする(シート状フィルター2を透過かして視認可能にする)ため、バインダー指係り部214、215の色をそれ以外の位置と異なる色にしたり、光の反射率を高めたり金属光沢を付与したり、あるいは外観の相違する別の材料で形成したりしてもよい。また、周囲の一部に突出するバインダー指係り部214、215に替えて、上バインダーフレーム210の周囲と、保持された際にダストボックス100側になる面(下流側の面)との角の一部に「面取り」や「段差(凹部)」を設けてもよい。
(下バインダーフレーム)
下バインダーフレーム220は、下バインダーフレーム水平部221と、下バインダーフレーム水平部221の両端にそれぞれ接続された下バインダーフレーム垂直部222、223と、から形成された枠体(図8において、位置A2−B2−C2−D2−E2を結ぶ略コ字状、なお、位置A1、B1・・・は概略位置を示すものである)である。
そして、その当接面にそれぞれ、上バインダーフレーム210のピン211p、212p、213pが侵入自在な貫通孔221h、222h、223hが形成されている。なお、当該貫通孔に替えて、底を有する止まり穴(凹部と総称する)であってもよい。
(バインダースカート)
また、下バインダーフレーム水平部221の反当接面に略矩形状のバインダースカート水平部241(図8において、位置B2−D2−D4−B4を結ぶ略矩形に概ね相当する、なお、位置A4、B4・・・は概略位置を示すものである)と、下バインダーフレーム垂直部222、223の反当接面に略三角形状のバインダースカート垂直部242、243(図8において、位置A4−B2−B4を結ぶ略三角形、位置E2−D2−D4を結ぶ略三角形に概ね相当する)、とが設けられている(これらをまとめて「バインダースカート240」と称す場合がある)。
さらに、バインダースカート水平部241には、複数のバインダースカート通気孔249が形成され、バインダースカート水平部241の下流側の面には、略三角形状のバインダースカートリブ260(図12において、位置A6−B6−C6を結ぶ略三角形状)が設けられている。したがって、バインダースカート水平部241を通過する風路が形成されると共に、剛性の向上および設置の安定化が図られている。
また、バインダーヒンジ230には、バインダーヒンジ付勢手段(たとえば、バネ)250が設置され、バインダーヒンジ230を開かせる方向に付勢している。そして、バインダーヒンジ230が開いた状態で、上バインダーフレーム210の反当接面(下流側の面)と、バインダースカート水平部241の端縁(下流側の端面、位置B4−D4の範囲)と、バインダースカート垂直部242、243の端縁(下流側の端面、位置A4−B4の範囲、位置D4−E2の範囲)と、バインダースカートリブ260の端部(位置B6−C6の範囲)が、同一の平面を形成する。
(バインダーの保持要領)
図13〜図16は、本発明の実施形態1に係る電気掃除機におけるバインダーの保持要領を説明するものであって、図13はダストボックスが開いた状態を示す上流側から見た斜視図、図14はサイクロンカップ140が侵入した状態を示す平面図、図15はダストボックスが閉じた状態を示す側面視の断面視図、図16はシート状フィルターの成形状況を示す上流側から見た斜視図である。
図13において、バインダーヒンジ230が開いた状態で、バインダー200の当接面にシート状フィルター2(図示しない)が載置され、バインダー200がダストボックス100に載置されている。すなわち、バインダー200の上バインダーフレーム210の反当接面が、ダストボックス100のダストボックス下流部端板121の上流側の面の一部(図6における位置a1−b1−d1−e1を結ぶ範囲)に当接し、バインダー200の下バインダーフレーム220の反当接面が、ダストボックス100のダストボックス下流部下板125およびダストボックス下流部側板123、124の上流側の面の一部(図6における位置a2−b2−d2−e2を結ぶ範囲)に当接している。
このとき、バインダースカート240はダストボックス100の内側に侵入して、バインダースカート240の端縁はダストボックス下流部端板121の上流側の面に略当接している。すなわち、バインダースカート垂直部242、243とダストボックス下流部側板123、124とは、所定の隙間を配して略平行に対峙している。
また、バインダースカート水平部241とダストボックス下流部下板125とは所定の角度を形成して、ダストボックス下流部端板121との三者によって三角柱状の空間を形成している。そして、当該空間はダストボックス副通気窓128を包囲している。
(シート状フィルターの保持要領)
図14において、サイクロンカップ140の作用を明りょうにするために、サイクロンカップ140のみがバインダー200が形成する略矩形状の枠内に侵入している(実際は、サイクロンカップ140はダストボックス上流部110に設置され、両者は一体的に回動し、シート状フィルター2が保持されているから、図14のような景色は生じない)。
図15および図16において、サイクロンカップ140の外周は、バインダー200が形成する略矩形状の枠の内周よりも小さくなっているから、前者の侵入によって、前者の外周と後者の内周との隙間にシート状フィルター2を引き込んでいる(サイクロンカップ140はダストボックス上流部110に設置されて両者は一体的に回動し、シート状フィルター2が保持されている)。
(シート状フィルターによる函体の形成)
そして、サイクロンカップ140のサイクロンカップ上板142およびサイクロンカップ側板143、144の端縁は、ダストボックス下流部端板121に略当接し、サイクロンカップ下板145の端縁は、バインダー200のバインダースカート水平部241に略当接している。このため、シート状フィルター2の周囲は、バインダー200の形成する略矩形状の枠に保持され、上流側が開口し、下方寄りが上方寄りよりも深い函状に形成されることになる(図16の(b)に模式的に示す、なお、位置を示すA1、B1・・・は図8に示す位置A1、B1・・・に概ね相当するものである)。
このとき、当該函状に形成されたシート状フィルター2の下流側はダストボックス100のダストボックス下流部端板121(正確には、ステンレスフィルター3)に、下方(斜め下流側)がバインダー200のバインダースカート水平部241に、側方がバインダー200のバインダースカート垂直部242、243に、それぞれ支持されている。
(風路の形成)
以上のように、シート状フィルター2が保持された状態で、図示しない電動送風機を起動すると本体懐部16に風路が形成される(図15参照)。
すなわち、ダストボックス100の上流側通気孔119およびサイクロンカップ140の上流側通気孔149を経由して、サイクロンカップ140内に風が流入する(風路W1)。そして、サイクロン調整板146によって、主に上方向の風路が形成された後、サイクロン調整板146の上縁とサイクロンカップ上板142との隙間を経由した後、下方向の風路が形成される(風路W2)。また、サイクロン調整板146とサイクロンカップ側板143、144との隙間を経由した略下流方向に向かう風路も形成される(風路W3)。
そして、シート状フィルター2を通過して、ダストボックス下流部端板121の中央部に広い面積を占めるダストボックス主風路窓129を通過する主風路W4と、バインダースカート水平部241のバインダースカート通気孔249およびダストボックス下流部端板121のダストボックス副通気窓128を通過する副風路W5と、が形成される。
(塵埃の捕集)
したがって、吸引された塵埃はシート状フィルター2を通過することができないから、これに捕集されることになる。このとき、下方向の風路W2の風下にバインダースカート水平部241が位置しているから、捕集された塵埃は、シート状フィルター2によって形成された函体の深い部分により多く溜まることになる(図15参照)。
また、電気掃除機1には、ステンレスフィルター3およびペパフィルター4が設置されているため、シート状フィルター2を通過して微細な塵埃は、ステンレスフィルター3またはペパフィルター4に捕集されることになる。なお、本発明はステンレスフィルター3およびペパフィルター4の設置を必須とするものではなく、その一方または両方の設置を省力してもよい。
(捕集した塵埃の廃棄要領)
図17〜図20は、本発明の実施形態1に係る電気掃除機における捕集した塵埃の廃棄要領を説明するものであって、図17〜図19は工程を追って示す側面図、図20の(a)は二つ折りされたシート状フィルターを示す斜視図、図20の(b)は二つ折りされたシート状フィルターの一部を示す断面図である。
図17において、ダストボックス100を本体懐部16から引き出し、ペパフィルターホルダー170の下流側面を下にして、ダストボックス下流部120を床面またはテーブル面に載置し、さらに、ダストボックス上流部110を回動して、ダストボックス下流部120の上流側(図17において上側)を開く。このとき、函状に形成されたシート状フィルター2の懐部には、捕集した塵埃が溜まっているが、塵埃は前記函の深さの深い部分に主に溜まっているため、周囲に散逸することはない。
図18において、上バインダーフレーム210を傾動(起立)して、下バインダーフレーム220に当接して、シート状フィルター2を二つ折りに畳む。このとき、上バインダーフレーム210のピン211p、212p、213pは、下バインダーフレーム220の貫通孔221h、222h、223hに侵入するから、シート状フィルター2の重なった部分の一部は、ピン211p、212p、213pによって貫通孔221h、222h、223hに押し込まれ、嵌合している。したがって、かかる嵌合によって、シート状フィルター2の重なった部分は容易に引き離し不能に当接している。このとき、使用者は、バインダー指係り部214に触れるだけで折り畳むことができるから、指が汚れることがない。
さらに、 上バインダーフレーム水平部211に設置されたピン211pは、上バインダーフレーム垂直部212、213との接合部(図9の位置B1、D1)から離れるほど、当接面からの突出量(高さ)が低くなっている。このため、ピン212p、213pは、バインダーヒンジ230に近い位置のものから貫通孔222h、223hに順次侵入し、ピン211pは、両側(図9の位置B1、D1)から中央位置(図9の位置C1)に向かって順次貫通孔221hに侵入する。すなわち、シート状フィルター2の開口部は中央位置(図9の位置C1、位置C2に同じ)に向かって除々に狭くなり、やがて、中央位置において密閉されるようになっている。したがって、かかる折り畳みに際し、押し出される空気流れが絞られるため、周囲に塵埃が散逸することが最小に抑えられる。
図19において、上バインダーフレーム210を傾動(倒伏)して、下バインダーフレーム220から引き離す。このとき、二つ折りに畳まれたシート状フィルター2の下縁は、シート状フィルター位置決め凹部127に係止しているため、上バインダーフレーム210側に残っている。また、使用者はバインダー指係り部214から指を離すだけで、上バインダーフレーム210はバインダーヒンジ付勢手段(たとえば、バネ)250に付勢されて傾動(倒伏)するから、指が汚れることがない。
図20において、二つ折りに畳まれたシート状フィルター2を、上バインダーフレーム210から取り出す。このとき、シート状フィルター2は略三角柱状の袋を形成している。そして、シート状フィルター2の重なった部分には、前記嵌合によって形成された略円筒状の突起(凹部に同じ)が複数形成され、容易に分離しないから、当該袋は容易に口緒を開かない。
すなわち、当該袋を廃棄することによって、捕集した塵埃は、使用済みシート状フィルター2と共に周囲に飛散することなく、廃棄することができる。このとき、使用済みシート状フィルター2の周縁(集塵のための主風路W4および副風路W5の外)に触れるだけであるから、指が汚れることがない。
(捕集した塵埃のその他の廃棄要領)
図21は、本発明の実施形態1に係る電気掃除機における捕集した塵埃のその他の廃棄要領を説明する側面図である。図21において、図示しない塵埃の廃棄位置の上方で、ダストボックスロック機構190を開放した状態でダストボックス100を持ち上げている。すなわち、ダストボックス上流部110を持ち上げるから、これに回動自在に連結されたダストボックス下流部120およびペパフィルターホルダー170は回動して、それぞれ離れている。
このとき、ペパフィルターホルダー連結手段180は、ペパフィルターホルダー170をダストボックス下流部端板121に対して僅かの角度(α)に限って回動自在にしているから、ペパフィルター4の上流側の面とペパフィルターホルダー170との間には、比較的狭い間隙が形成されている。
すなわち、ダストボックス下流部120に設置されたステンレスフィルター3の上流側の面は、鉛直方向に対して略45°に傾斜しているから、これに捕捉された微細な塵埃は滑り落ちることになる。また、ペパフィルター4も同様に、鉛直方向に対して略45°に傾斜しているから、これに捕捉された微細な塵埃は滑り落ちることになる。
そして、ペパフィルターホルダー170は、前記塵埃が滑るために必要な傾斜角と、落下するために必要な隙間とを形成するだけで、過剰に回動しない(開かない)から、当該塵埃の廃棄作業が容易になっている。
(塵埃のその他の捕集)
図22は、本発明の実施形態1に係る電気掃除機における塵埃のその他の捕集要領を説明する側面視の断面図である。
以上は、シート状フィルター2によって塵埃を捕集する場合を説明しているが、電気掃除機1は、シート状フィルター2によらないで塵埃を捕集することも可能になっている。以下、シート状フィルター2に替えて、紙パックフィルター5を使用する場合について説明する。
図22において、ダストボックス上流部110からサイクロンカップ140が撤去され、これに替えて、紙パックフィルター5が設置されている。すなわち、紙パックフィルター5の口元フランジ5fがダストボックス上流部端板111に設置され、口元フランジ5fに形成された吸引口5kがダストボックス上流部110の上流側通気孔119に連通している。
したがって、紙パックフィルター5内に流入する風路が形成され、これによって紙パックフィルター5の袋部5pは膨張し、下流側の範囲がステンレスフィルター3に当接する。よって、袋部5pを通過できない塵埃は、これに捕集されることになる。
そして、捕集した塵埃が溜まった紙パックフィルター5を廃棄する要領は、ダストボックス100を本体懐部16から引き出し、ダストボックス下流部120を回動して、ダストボックス上流部110の下流側に形成される開口部から紙パックフィルター5を取り外すものである。
さらに、シート状フィルター2または紙パックフィルター5の何れも使用しないで、ステンレスフィルター3およびペパフィルター4のみ塵埃を捕集するようにしてもよい。このときの捕集した塵埃の廃棄要領は、図19に同じである。
よって、電気掃除機1は、シート状フィルター2による塵埃の捕集に限定されないから、使用環境(塵埃の性質等)に応じた、適正な形態で塵埃を捕集することができる。
(シート状フィルター)
以上の説明におけるシート状フィルター2とは、
・全体が1つの素材で構成されている
・立体形状でなく、平面形状となっている
・柔軟性(可撓性)を持っている
・一定の通気性を持っている
・薬剤を使用していない
・機械的に変形・破断させることにより、接着剤等を使用しないで袋状にできる素材
・繊維素材によって構成されている(パルプ材)
・大きさが一辺の長さが180mm〜250mm
・密着した状態で複数枚重なっている
ものを指している。
以上より、本発明の電気掃除機は、使い捨て可能なシート状フィルターを用いて、貯留した塵埃と使用済みシート状フィルターとの両方を、塵埃を舞い上がらせることなく廃棄することができるから、家庭用および事業用の各種電気掃除機として広く利用することができる。
本発明の実施形態1に係る電気掃除機を説明する全体を示す側面図。 本発明の実施形態1に係る電気掃除機を説明する本体を示す斜視図。 図2に示す電気掃除機における本体懐部を示す斜視図。 図2に示す電気掃除機におけるダストボックスを示す斜視図。 図2に示す電気掃除機におけるダストボックスを示す側面図。 図2に示す電気掃除機におけるダストボックスを開いた状態を示す斜視図。 図2に示す電気掃除機におけるサイクロンカップを示す側面視の断面図。 図2に示す電気掃除機におけるバインダーの開いた状態を示す斜視図。 図8に示すバインダーの一部を示す平面図。 図8に示すバインダーの半分閉じた状態を示す斜視図。 図8に示すバインダーの完全に閉じた状態を示す斜視図。 図8に示すバインダーの開いた状態を示す下流側から見た斜視図。 図8に示すバインダーの保持要領を示す斜視図(ダストボックス開)。 図8に示すバインダーの保持要領を示す斜視図(サイクロンカップが侵入)。 図8に示すバインダーの保持要領を示す斜視図(ダストボックス閉)。 図8に示すバインダーによるシート状フィルターの成形状況を示す斜視図。 図2に示す電気掃除機における塵埃の廃棄要領を説明する側面図。 図2に示す電気掃除機における塵埃の廃棄要領を説明する側面図。 図2に示す電気掃除機における塵埃の廃棄要領を説明する側面図。 図19に示す廃棄時におけるシート状フィルターを示す斜視図等。 図2に示す電気掃除機における塵埃のその他の廃棄要領を示す側面図。 図2に示す電気掃除機におけるその他の捕集要領を説明する断面図。
符号の説明
1:電気掃除機、2:シート状フィルター、3:ステンレスフィルター、4:ペパフィルター、5:紙パックフィルター、5f:口元フランジ、5k:吸引口、5p:袋部、10:本体、11:本体筒状部、12:本体カバー、13:本体車輪、15:本体把手、16:本体懐部、17:付勢手段、18:ホップアップ機構、19:ホース接続用孔、20:吸引ホース、21:ホース先端部、22:ホース直管部、23:ホース把手部、24:ホース可撓部、25:本体接続部、100:ダストボックス、110:ダストボックス上流部、111:ダストボックス上流部端板、112:ダストボックス上流部上板、113:ダストボックス上流部側板、114:ダストボックス上流部側板、116:ダストボックス把手、119:上流側通気孔、120:ダストボックス下流部、121:ダストボックス下流部端板、123:ダストボックス下流部側板、124:ダストボックス下流部側板、125:ダストボックス下流部下板、127:シート状フィルター位置決め凹部、128:ダストボックス副通気窓、129:ダストボックス主風路窓、130:ダストボックス連結手段、140:サイクロンカップ、141:サイクロンカップ端板、142:サイクロンカップ上板、143:サイクロンカップ側板、144:サイクロンカップ側板、145:サイクロンカップ下板、146:サイクロン調整板、149:上流側通気孔、170:ペパフィルターホルダー、180:ペパフィルターホルダー連結手段、190:ダストボックスロック機構、191:ダストボックスロック爪、192:ダストボックスロック爪係り、200:バインダー、210:上バインダーフレーム、211:上バインダーフレーム水平部、211p:ピン、212:上バインダーフレーム垂直部、212p:ピン、213:上バインダーフレーム垂直部、213p:ピン、214:バインダー指係り部、220:下バインダーフレーム、221:下バインダーフレーム水平部、221h:貫通孔、222:下バインダーフレーム垂直部、222h:貫通孔、223:下バインダーフレーム垂直部、223h:貫通孔、230:バインダーヒンジ、240:バインダースカート、241:バインダースカート水平部、242:バインダースカート垂直部、243:バインダースカート垂直部、249:バインダースカート通気孔、260:バインダースカートリブ。

Claims (30)

  1. 本体と、該本体内に風路を形成する電動送風機と、塵埃を捕集自在なシート状フィルターを保持することができる開閉自在なバインダーと、を有する電気掃除機であって、
    前記シート状フィルターは、開かれている状態の前記バインダーに保持されて前記風路内に配置され、塵埃を捕集すると共に、前記バインダーが閉じられた際、前記捕集した塵埃を包み込むことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記バインダーが,一対の略コ字状のバインダーフレームと、前記バインダーフレームの端部同士を回動自在に接合するバインダーヒンジと、を具備し、
    前記バインダーヒンジが閉じられた際、前記一対のバインダーフレームの当接面が互いに当接し、
    前記バインダーヒンジが開かれた際、前記一対のバインダーフレームは略矩形状の枠体を形成することを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記一対のバインダーフレームが、前記本体の上寄りに設置される上バインダーフレームと前記本体の下寄りに設置される下バインダーフレームとであって、
    前記上バインダーフレームが、上バインダーフレーム水平部と、該上バインダーフレーム水平部の両端にそれぞれ接続された上バインダーフレーム垂直部と、を具備し、
    前記下バインダーフレームが、下バインダーフレーム水平部と、該下バインダーフレーム水平部の両端にそれぞれ接続された下バインダーフレーム垂直部と、前記下バインダーフレーム水平部の反当接面に設けられた略矩形状のバインダースカート水平部と、前記下バインダーフレーム垂直部の反当接面に設けられた略三角形状のバインダースカート垂直部と、を具備することを特徴とする請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記バインダーヒンジが開かれた際、前記上バインダーフレームの反当接面と、前記バインダースカート水平部の端縁と、前記バインダースカート垂直部の端縁と、が同一の平面を形成することを特徴とする請求項3に記載の電気掃除機。
  5. 前記バインダースカート水平部に通気自在なバインダースカート通気孔が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電気掃除機。
  6. 前記バインダーが、前記本体に着脱自在に設置される略四角錐状のダストボックスに保持されるものであって、
    前記ダストボックスが、回動自在に接合されたダストボックス上流部およびダストボックス下流部から構成され、
    前記ダストボックス上流部は、上流側通気孔が形成されたダストボックス上流部端板と、
    該ダストボックス上流部端板の下端部に設けられ、前記ダストボックス下流部を傾動自在に連結するダストボックス連結手段と、
    前記ダストボックス上流部端板の上縁に接続されたダストボックス上流部上板と、
    前記ダストボックス上流部端板の両側縁にそれぞれ接続されたダストボックス上流部側板と、を具備し、
    前記ダストボックス下流部は、下流側通気孔が形成されたダストボックス下流部端板と、
    該ダストボックス下流部端板の下縁に接続され、前記ダストボックス連結手段によって前記ダストボックス上流部に傾動自在に連結されるダストボックス下流部下板と、
    前記ダストボックス下流部端板の両側縁にそれぞれ接続されたダストボックス下流部側板と、を具備し、
    前記ダストボックス下流部端板の一部と前記ダストボックス下流部下板の端部と前記ダストボックス下流部側板の端部とによって形成される略矩形状のバインダーフレーム載置面に、前記バインダーヒンジが開かれた状態の前記バインダーの上バインダーフレームおよび下バインダーフレームが載置されることを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の電気掃除機。
  7. 前記バインダーフレーム載置面に前記バインダーの下バインダーフレームが載置された際、前記ダストボックス下流部下板と前記ダストボックス下流部側板とによって囲まれた内側に前記バインダースカートが侵入し、前記バインダースカート水平部の端部および前記バインダースカート垂直部の端部が前記ダストボックス下流部端板に当接または近接することを特徴とする請求項6記載の電気掃除機。
  8. 前記バインダーフレーム載置面に前記バインダーの下バインダーフレームが載置された際、前記ダストボックス下流部下板と前記ダストボックス下流部側板とによって囲まれた内側に前記バインダースカートが侵入し、前記バインダースカート水平部の下面が前記ダストボックス下流部下板の上面に、所定の角度でもって対峙することを特徴とする請求項6または7記載の電気掃除機。
  9. 前記バインダーフレーム載置面に前記バインダーの下バインダーフレームが載置されて前記ダストボックス下流部下板と前記ダストボックス下流部側板とによって囲まれた内側に前記バインダースカートが侵入した際、前記バインダースカート水平部と前記バインダースカート垂直部と前記ダストボックス下流部下板とによって包囲された範囲に相当する前記ダストボックス下流部端板の範囲に、通気自在な下流側副通気孔が形成されていることを特徴とする請求項7または8記載の電気掃除機。
  10. 前記バインダーが前記ダストボックスに保持された際、前記バインダーヒンジの回動軸が、前記ダストボックス連結手段の回動軸と平行であることを特徴とする請求項6乃至9の何れかに記載の電気掃除機。
  11. 前記バインダーヒンジが開かれた状態の前記バインダーの外周形状および内周形状が、正面視において、前記ダストボックスの外周形状および内周形状にそれぞれ略同一または略相似であることを特徴とする請求項6乃至10の何れかに記載の電気掃除機。
  12. 前記バインダーに前記バインダヒンジを開かせる方向に付勢するバネ手段が設置されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の電気掃除機。
  13. 前記バインダーに前記バインダヒンジを閉らせる方向に付勢するバネ手段が設置され、 前記ダストボックスに、前記バインダーヒンジが開かれた状態で前記バインダーが前記ダストボックス下流部に保持された際、前記バインダーが閉じないように拘束するバインダ拘束手段が設けられていることを特徴とする請求項6乃至11の何れかに記載の電気掃除機。
  14. 前記バインダーヒンジが開かれた状態で前記バインダーが前記ダストボックス下流部に保持された際、前記バインダーまたはバインダーフレーム載置面の一方または両方に指掛りを容易にする指掛かり部が形成されていることを特徴とする請求項6乃至11の何れかに記載の電気掃除機。
  15. 前記指掛かり部を明示するための表面処理が、前記指掛かり部に施されていることを特徴とする請求項14記載の電気掃除機。
  16. 前記バインダースカート水平部および前記バインダースカート垂直部が、前記下バインダーフレーム水平部および前記下バインダーフレーム垂直部から離れる程、正面視において、前記下バインダーフレームが形成する略矩形状空間の中央に近づくように傾斜していることを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の電気掃除機。
  17. 前記バインダーの一対のバインダーフレームの一方の当接面に突起が形成され、
    前記バインダーの一対のバインダーフレームの他方の当接面に凹部が形成され、
    前記バインダーヒンジが閉じられて前記一対のバインダーフレームの当接面が互いに当接した際、前記突起が前記凹部に侵入自在であることを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の電気掃除機。
  18. 前記突起の先端が略球状であって、
    前記突起の高さが、前記略球状の半径の2倍以上であることを特徴とする請求項17記載の電気掃除機。
  19. 前記突起の高さが、前記バインダーヒンジから遠ざかる程、低くなることを特徴とする請求項17または18記載の電気掃除機。
  20. 前記バインダーヒンジが開かれた状態で、前記バインダの一対のバインダーフレームの当接面に前記シート状フィルターが載置される際、前記シート状フィルターの位置決めまたは移動防止に供するシート状フィルター仮止め部が、前記凹部が形成されている他方のバインダーに設けられることを特徴とする請求項17乃至19の何れかに記載の電気掃除機。
  21. 前記バインダーの上バインダーフレームの当接面に突起が形成され、前記バインダーの下バインダーフレームの当接面に凹部が形成され、前記バインダーヒンジが閉じられて前記当接面同士が互いに当接した際、前記突起が前記凹部に侵入自在であって、
    前記バインダーヒンジが開かれた状態で前記バインダーが前記ダストボックス下流部に保持され、前記当接面に前記シート状フィルターが載置される際、前記シート状フィルターの位置決めまたは移動防止に供するシート状フィルター仮止め部が、前記ダストボックス下流部に設けられること、または、前記下バインダーホルダーと前記ダストボックス下流部との間に形成されること、の何れかであることを特徴とする請求項6記載の電気掃除機。
  22. 前記本体に前記ダストボックスが設置された際、前記ダストボックスのダストボックス下流部を上方に押し上げるポップアップ機構が設置され、
    前記ダストボックス上流部のダストボックス上流部側板の下縁が、ダストボックス上流部端板から遠ざかる程、前記ダストボックス上流部上板に近づくように傾斜すると共に、前記ダストボックス下流部のダストボックス下流部側板の上縁が、ダストボックス下流部端板から遠ざかる程、前記ダストボックス下流部下板に近づくように傾斜することにより、
    前記ダストボックスが前記本体に設置された際、ダストボックス下流部側板の上縁がダストボックス上流部側板の下縁に押し付けられることを特徴とする請求項6記載の電気掃除機。
  23. 前記ダストボックス下流部のダストボックス下流部下板にペパフィルターホルダー連結手段が設置され、該ペパフィルターホルダー連結手段によって、ペパフィルターが取り付けられているペパフィルターホルダーが所定の角度範囲を回動自在に連結されていることを特徴とする請求項6記載の電気掃除機。
  24. 前記ペパフィルターホルダー連結手段の回動軸が、前記ダストボックス連結手段の回動軸と平行であることを特徴とする請求項23記載の電気掃除機。
  25. 前記バインダーヒンジが開かれた状態で前記シート状フィルタが前記バインダーの当接面に載置され、前記バインダーが前記ダストボックス下流部に保持され、前記ダストボックス上流部が前記ダストボックス下流部に接合した際、前記シート状フィルターを前記バインダが形成する枠内に押し込むシート状フィルター押し込み手段が、前記ダストボックス上流部に設けられていることを特徴とする請求項6記載の電気掃除機。
  26. 前記ダストボックス上流部に前記上流側通気孔を包囲する風路形成手段が設置され、
    前記ダストボックス上流部と前記ダストボックス下流部とが接合した際、前記バインダが形成する枠内に前記風路形成手段が侵入することを特徴とする請求項6記載の電気掃除機。
  27. 前記風路形成手段が、前記ダストボックス上流部端板に設置された風路形成上板と、前記ダストボックス上流部端板に設置された一対の風路形成側板と、から構成された断面略コ字状であって、
    前記ダストボックス上流部と前記ダストボックス下流部とが接合した際、前記風路形成上板の端部および前記風路形成側板の端部が、前記ダストボックス下流部端板に当接または近接することを特徴とする請求項26記載の電気掃除機。
  28. 前記本体には、前記シート状フィルターが載置された前記バインダーに替えて、塵埃を捕集自在な袋状フィルターを取付ることができることを特徴とする請求項6記載の電気掃除機。
  29. 前記ダストボックス下流部のダストボックス下流部端板に形成された下流側通気孔が、塵埃を捕集自在であって、
    前記バインダーが設置されない状態または前記シート状フィルターを保持しない前記バインダーが設置された状態で、前記電動送風機は前記本体内に風路を形成することができることを特徴とする請求項6記載の電気掃除機。
  30. 前記ダストボックス上流部のダストボックス上流部上板に、前記ダストボックス下流部のダストボックス下流部端板の回動を規制するダストボックスロック手段が設けられ、
    該ダストボックスロック手段のロック開放ボタンの進退方向が、前記ダストボックス上流部上板の外面に略平行であることを特徴とする請求項6記載の電気掃除機。
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