JP4493561B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、集塵した塵埃を圧縮する機構を有する電気掃除機に関する。
一般に、電気掃除機は、電動送風機により吸気流を発生させ、発生した吸込流とともに塵埃を集塵室内に集塵するよう構成されている。かかる従来の電気掃除機には、集塵容量を高めるために、集塵した塵埃を圧縮する塵埃圧縮機構が設けられている。
図7は、従来の塵埃圧縮機構が設けられた電気掃除機の略示側断面図である。該電気掃除機は、塵埃を集塵する集塵袋が無く、フィルタ14にて塵埃と空気とを分離し、分離した塵埃を集塵室13内に集塵する構成を有している。掃除機本体部11内の後部には、吸気流を発生する電動送風機2が設けられ、掃除機本体部11内の前部には、吸気流により塵埃を集塵する集塵室13が設けられている。フィルタ14は、集塵室13の電動送風機2側に設けられ、塵埃と空気とを分離する。
吸込口15から吸い込まれた塵埃は、フィルタ14に衝突して集塵室13内に溜まっていく。集塵室13内に溜まった塵埃は、集塵室13の上部に設けられた圧縮板16を矢符Cで示すように下方に移動させることで、集塵室13の下側に設けられた底面部17に対して圧縮される。圧縮板16を吸込口15の下部まで移動させることで、塵埃が底面部17の上面と吸込口15の下部との間に圧縮された状態で溜まり、吸込口15の下部と集塵室13の上部との間に、吸込口15から電動送風機2への吸気流の流路が確保される。
塵埃が圧縮板16により幾度となく圧縮され、これ以上圧縮できない状態にまで溜まると、集塵室13の底面部17を矢符Dで示すように90度回動させることで、集塵室13の下側が開口し、塵埃は集塵室13から外部へ排出される(特許文献1)。
図8は、他の従来の塵埃圧縮機構が設けられた電気掃除機の略示側断面図である。該電気掃除機は、集塵室103内に集塵袋107を収納し、集塵袋107内に塵埃を集塵する構成を有している。掃除機本体部101内の後部には、吸気流を発生する電動送風機2が設けられ、掃除機本体部101内の前部には、吸気流により塵埃を集塵袋107内に集塵する集塵室103が設けられている。集塵袋107は、前面の開口を吸込口105に対向させて装着され集塵室103内に収納されている。
吸込口105から吸い込まれた塵埃を伴う吸気流は、集塵袋107の後部内面に衝突して、電動送風機2の吸込側へ向かうとともに、集塵袋107の内面に沿って上方及び下方へ分流し、流速を弱めながら前方へ向かうため、一般家庭での微細粉塵、綿毛等が混在した塵埃は、集塵袋107内の上側及び下側に溜まり、中央に塵埃のない吸気流の流路が形成される。
集塵袋107内に溜まった塵埃は、集塵室103の上部の開口を開閉自在に覆う蓋体108に上下動可能に設けられた圧縮釦106cを使用者が押圧し、圧縮釦106cに連結された圧縮板106bを矢符Cで示すように下方に移動させることで、集塵室103の底面に対して圧縮される。塵埃が圧縮板106bにより幾度となく圧縮され、これ以上圧縮できない状態にまで溜まると、集塵室103の上部の開口を開放し、集塵袋107を取り出して捨てる。
実公昭59−27886号公報
図7に示す従来の電気掃除機においては、上下動する圧縮板16で塵埃を圧縮することにより、圧縮板16を備えない電気掃除機に比べてより多くの塵埃を集塵することができる。
しかし、集塵室13に集塵された塵埃を上側から圧縮するため、塵埃を集塵することができない空間が集塵室13の吸込口15より上側に生じ、集塵室13の空間を無駄なく利用することができないという問題があった。
また、図8に示す従来の電気掃除機においては、塵埃が集塵袋107内の上側及び下側に溜まり、集塵室103の中央に吸気流の流路を確保して集塵室103の空間を無駄なく利用することができるが、圧縮板106bの移動範囲は、吸気流の流路を塞がない程度に制限されているため、効果的に塵埃を圧縮することができないという問題があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、一端が集塵室に枢支されていて、他端が電動送風機側から吸込口側へ回動する圧縮板、及び押圧によって該圧縮板を回動させる圧縮板操作部を備えることにより、吸気流の流路を確保しつつ集塵袋内の塵埃を効果的に圧縮することができ、更に集塵袋を着脱するために形成された集塵室の開口部を開閉する蓋体に圧縮板操作部を備え、集塵室の開口部を開放した場合、圧縮板操作部が圧縮板から離隔するように構成することにより、圧縮板操作部を本体部に備える場合に比べて、開口部を広く開放することができ、集塵袋を容易に着脱することができる電気掃除機を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、集塵袋を着脱するために形成された集塵室の開口部を開閉する蓋体に圧縮板操作部を備え、集塵室の開口部を開放した場合、圧縮板操作部が圧縮板から離隔するように構成することにより、圧縮板操作部を本体部に備える場合に比べて、開口部を広く開放することができ、集塵袋を容易に着脱することができる電気掃除機を提供することにある。
本発明に係る電気掃除機は、吸気流を発生する電動送風機、及び該電動送風機により発生した吸気流で塵埃を吸い込む吸込口を有する本体部と、該本体部の前記吸込口及び前記電動送風機の間に設けられ、前記吸込口から吸い込んだ塵埃を集塵する集塵袋を収容する集塵室と、該集塵室に収容された集塵袋を圧縮する圧縮板とを備える電気掃除機において、前記圧縮板は、前記吸気流を通す通気孔を有し、一端が前記集塵室の前記電動送風機側に枢支されていて、他端が前記電動送風機側から前記吸込口側へ回動するようにしてあり、前記本体部の外側に臨み、前記圧縮板の他端に当接する当接部を有し、前記本体部の外側から加えられる押圧力を前記圧縮板の他端を前記吸込口側に回動させる力として伝達する圧縮板操作部を備え、前記圧縮板は、前記吸込口から前記電動送風機への吸気流の流路から離れる程、前記電動送風機側に近づくように傾斜した傾斜部を有することを特徴とする。
本発明にあっては、本体部の外側から圧縮板操作部を押圧した場合、圧縮板操作部に加えられた押圧力が圧縮板操作部の当接部から圧縮板へ伝達し、圧縮板は、電動送風機側から吸込口側へ回動する。圧縮板が吸込口側に回動した場合、圧縮板は、集塵室に収容された集塵袋を吸込口側に圧縮する。集塵袋内の塵埃は、吸込口側、つまり吸気流の流路に沿った方向に圧縮されるため、吸気流の流路が塞がれる虞はない。
また、回動自在の圧縮板及び圧縮板操作部で塵埃圧縮機構を構成することができ、従来の電気掃除機に比べて、構成が複雑化することはない。
本発明に係る電気掃除機は、前記集塵室に集塵袋を着脱するための開口部と、該開口部を開閉する蓋体とを備え、前記圧縮板操作部は、前記蓋体に回動自在に枢支されており、前記蓋体が前記開口部を閉塞した場合、前記当接部が前記圧縮板の他端に当接し、前記蓋体が前記開口部を開放した場合、前記当接部が前記圧縮板の他端から離隔するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、蓋体を移動させて集塵室の開口部を開放した場合、蓋体に枢支された圧縮板操作部は蓋体とともに移動し、圧縮板から離隔する。従って、圧縮板操作部が集塵袋の着脱の妨げになることはない。
また、吸気流は圧縮板の傾斜部に沿って電動送風機側へ円滑に流れるとともに、吸込口に吸い込まれた塵埃は、圧縮板の傾斜部に沿って集塵袋の吸気流流路の外側に向かい、外側から集塵袋の吸込口側へ向かって溜まり易くなるため、吸気流の流路に塵埃が集積しにくい。
本発明によれば、従来の電気掃除機に比べて、塵埃圧縮機構を複雑化することなく、吸気流の流路を確保しつつ集塵袋を効果的に圧縮することができる。
また、本発明によれば、吸気流の円滑な流路形成が可能となり、吸気流の流路に塵埃が集積して吸引力が低下することを防止することができる。
また、本発明によれば、圧縮板操作部を本体部に備える場合に比べて、開口部を広く開放することができ、集塵袋を容易に着脱することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の略示側断面図、図2及び図3は、図1の要部拡大図である。
図中1は、中心部分に円形の吸込口5を有する正面壁3b、背面壁1a、及び正面側と背面側とを仕切る仕切板3cを形成した中空の本体部であり、本体部1の仕切板3cより背面側には電動送風機2が配設されている。
電動送風機2は、本体部1の吸込口5から塵埃を吸い込むための吸気流を発生させるファン及び該ファンを回転させるモータを備えている。仕切板3c及び背面壁1aには、夫々複数のスリットが形成されており、電動送風機2によって発生した吸気流は、本体部1の正面側から背面側を通過するように構成してある。
また、本体部1の吸込口5と電動送風機2との間には、吸気流によって吸込口5に吸い込まれた塵埃を集塵する集塵袋7を収容する集塵室3が形成されている。
より具体的には、集塵室3は、底面部3a、底面部3aの正面側及び背面側に略垂直に形成されている正面壁3b、仕切板3c、底面部3aの両側に略垂直に形成された両側壁3dによって構成されており、上側には、集塵袋7を集塵室3に着脱するための開口部1b(図4参照)が形成されている。
集塵袋7は、開口7aを有しており、吸込口5に集塵袋7の開口7aを対向させた状態で集塵室3に収容される。
集塵室3の電動送風機2側、即ち仕切板3cには、フィルタ4が取り着けられており、フィルタ4は、集塵袋7を通過した微細粉塵を捕集する。
また、両側壁3dの仕切板3c寄りの下側部分には、略矩形の圧縮板6の一端6aが、両側壁3dに略垂直な回動軸6cによって回動自在に支持されている。圧縮板6は、格子状又は網目状に形成された複数の通気孔6dを有している。圧縮板6の横方向及び上下方向の長さは、集塵室3の横方向及び上下方向の長さと略同一、つまり集塵室3に対して回動した場合、集塵袋7を背面側から吸込口5側へ圧縮できる長さである。また、圧縮板6の一端6aには、圧縮板6を仕切板3c側へ付勢する図示しないねじりコイルバネが設けられている。
両側壁3dの仕切板3c寄りの上側部分には、開口部1bを閉塞する蓋体8が両側壁3dに略垂直な回動軸によって回動自在に支持されている。開口部1bを閉塞した状態で、蓋体8の横方向略中央部、背面側には、圧縮釦20(圧縮板操作部)を備えるための矩形の釦孔部8aを形成している。
圧縮釦20は、本体部1の側面視が略V字状であり、本体部1の外側に臨み、外側から押圧される被押圧面を有する矩形状の被押圧板部20aと、圧縮板6の他端6bに背面側から当接する当接面を有する矩形状の当接板部20b(当接部)とを有している。圧縮釦20の稜線部分は、釦孔部8aの正面側部分に、横方向の回動軸20cで回動自在に枢支されている。
蓋体8の裏側には、釦孔部8aの電動送風機2側から下方に凸設された板部、及び該板部の下端から吸込口5側に屈曲しており、圧縮釦20の被押圧板部20aを上側に付勢するコイルバネ21の一端を支持する支持板を有する鉤状部分が形成されている。コイルバネ21の他端は、圧縮された状態で、被押圧板部20aの裏側に当接している。そして、圧縮釦20の被押圧板部20aが蓋体8の上面に対して略平行の位置にある場合、当接板部20bは、鉤状部分の先端に当接し、係止される。
上述のように構成された電気掃除機にあっては、電動送風機2が駆動した場合、電動送風機2により発生された吸気流とともに、吸込口5から吸い込まれた塵埃は、集塵袋7の背面側内面に衝突し、該内面に沿って上方及び下方へ移動し、更に正面側へ移動して、集塵袋7内の上側及び下側に溜まる。
圧縮釦20の被押圧板部20aを、図2及び図3に示すように本体部1外部から下方へ(矢符Aで示す方向へ)コイルバネ21の弾性力に抗して押圧した場合、圧縮釦20の当接板部20bは正面側に回動し、当接板部20bの当接面に当接する圧縮板6の他端6bも正面側に(矢符Bで示す方向へ)回動する。そして、集塵袋7は、正面側に回動する圧縮板6によって圧縮され、集塵袋7内の塵埃は正面側に圧縮される。
圧縮板操作部20の押圧を解いた場合、図2に示すように、圧縮釦20は、コイルバネ21の付勢力によって本体部1の外側方向に回動し、圧縮板6は、ねじりコイルバネの付勢力によって電動送風機2側に回動して、圧縮前の状態に戻る。
図4は、蓋体8を上方に回動させて集塵室3の開口部1bを開放した状態にある電気掃除機の略示側断面図である。蓋体8の一端と本体部1との係合を解き、蓋体8を上方に回動させると、蓋体8に設けられた圧縮釦20の当接板部20bが圧縮板6の他端6bから離脱する。
以上のように、実施の形態1によれば、圧縮板6の他端6bを正面側に回動させて集塵袋7に溜まった塵埃を、吸気流の流路に沿って圧縮することで、吸気流の流路を塞ぐことなく、効果的に集塵袋7内の塵埃を正面側に圧縮することができ、従来の電気掃除機に比べてより多くの塵埃を集塵することができる。
また、本体部1の外部から片手のみで単純且つ容易に圧縮板6を動作させることができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係る電気掃除機の略示側断面図である。実施の形態2に係る電気掃除機は、圧縮板16の形状のみが実施の形態1とは異なるため、以下では主に上記相違点について説明する。
圧縮板16は、実施の形態1と同様の一端16a、他端16b、回動軸16c、及び通気孔16dを有するとともに、集塵袋7の背面側内面に沿って上方へ吸気流を案内するよう、吸込口5からの吸気流が衝突する位置に電動送風機2の吸込側に向かって凸になるように湾曲していて、吸込口16から電動送風機2への吸気流の流路から離れる程、電動送風機2側に近づくように傾斜した傾斜部16eを有する。つまり、傾斜部16eは、吸気流に沿ったテーパを形成している。
圧縮板16以外の実施の形態2に係る電気掃除機の構成、作用及び効果は、実施の形態1に係る電気掃除機の構成、作用及び構成と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図6(a)は、吸気流により塵埃が集塵袋7内に溜まっていく様子を示す電気掃除機の部分側断面図である。電動送風機2が駆動し吸気流が発生している場合、圧縮釦20が押圧されていない状態で、集塵袋7の背面側外面は圧縮板16の正面に当接している。吸込口5からの吸気流は、矢印で示すように、集塵袋7の背面側内面に衝突して、圧縮板16の傾斜部16eに沿うように、集塵袋7の背面側内面に沿って上方へ案内され、次いで集塵袋7の上部内面に沿って流速を落としながら正面側へ向かう。
上述の吸気流の流れにより、吸込口5から吸い込まれた塵埃は、図6(a)の符号23a、23b及び23cで示すように、吸気流の速度が最小になる集塵袋7内の正面側部分から背面側へ主に上側に溜まっていく。なお、集塵袋7の背面側内面に沿って下方へ流れる吸気流も存在し、吸気流の速度が最小になる集塵袋7内の正面側部分から背面側へ下側に溜まっていく塵埃も存在するが、集塵袋7内の上側に溜まる塵埃の量に比べて少ない。集塵袋7内には、上側の塵埃と下側の塵埃との間に、集塵袋7の開口から背面側にかけて、吸気流の流路24が形成される。
図6(b)は、図6(a)に示す塵埃23cが溜まった場合に、圧縮板16を正面側に回動させて集塵袋7の背面側部分(主に上側に溜まった塵埃)を圧縮した状態を示す電気掃除機の部分側断面図、図6(c)は、圧縮板16が背面側に回動し、図6(b)に示す圧縮位置から通常位置に戻った状態を示す電気掃除機の部分側断面図である。図6(b)に示すように、塵埃が主に溜まる集塵袋7の上側の背面側部分が圧縮され、集塵袋7内の上側に溜まった塵埃が主に正面側に圧縮される。次に、図6(c)に示すように、圧縮板16が圧縮状態から通常状態に戻った場合、集塵袋7の背面側部分の上側に下側よりも広い空間25が形成される。これにより、集塵袋7内の主に上側に溜まった塵埃を効果的に圧縮することで、大容量の塵埃を集塵することができる。
また、圧縮板16を吸込口5側から電動送風機2側への吸気流に沿って傾斜させ、集塵袋7の背面側内面に沿って上方への及び集塵袋7の上部内面に沿って正面側への吸気流を生じさせることで、吸気流の円滑な流路形成を可能とし、塵埃を集塵袋7の背面側内面、特に吸気流が通過する部分に付着しにくくすることができ、吸引力の低下を防止することができる。
本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の略示側断面図である。 図1の要部拡大図である。 図1の要部拡大図である。 蓋体を上方に回動させて集塵室の開口部を開放した状態にある電気掃除機の略示側断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電気掃除機の略示側断面図である。 吸気流により塵埃が集塵袋内に溜まっていく様子、塵埃が溜まった場合に、圧縮板を正面側に回動させて集塵袋の背面側部分を圧縮した状態、及び圧縮板が背面側に回動し、圧縮位置から通常位置に戻った状態を示す電気掃除機の部分側断面図である。 従来の塵埃圧縮機構が設けられた電気掃除機の略示側断面図である。 他の従来の塵埃圧縮機構が設けられた電気掃除機の略示側断面図である。
符号の説明
1 本体部
1b 開口部
2 電動送風機
3 集塵室
4 フィルタ
5 吸込口
6、16 圧縮板
6a、16a 圧縮板の一端
6b、16b 圧縮板の他端
6c、16c 圧縮板の回動軸
6d、16d 通気孔
7 集塵袋
8 蓋体
21 コイルバネ
16e 圧縮板の傾斜部
20 圧縮釦(圧縮板操作部)
20a 被押圧板部
20b 当接板部(当接部)
20c 圧縮釦の回動軸

Claims (2)

  1. 吸気流を発生する電動送風機、及び該電動送風機により発生した吸気流で塵埃を吸い込む吸込口を有する本体部と、該本体部の前記吸込口及び前記電動送風機の間に設けられ、前記吸込口から吸い込んだ塵埃を集塵する集塵袋を収容する集塵室と、該集塵室に収容された集塵袋を圧縮する圧縮板とを備える電気掃除機において、
    前記圧縮板は、
    前記吸気流を通す通気孔を有し、一端が前記集塵室の前記電動送風機側に枢支されていて、他端が前記電動送風機側から前記吸込口側へ回動するようにしてあり、
    前記本体部の外側に臨み、前記圧縮板の他端に当接する当接部を有し、前記本体部の外側から加えられる押圧力を前記圧縮板の他端を前記吸込口側に回動させる力として伝達する圧縮板操作部を備え
    前記圧縮板は、
    前記吸込口から前記電動送風機への吸気流の流路から離れる程、前記電動送風機側に近づくように傾斜した傾斜部を有する
    ことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記集塵室に集塵袋を着脱するための開口部と、
    該開口部を開閉する蓋体と
    を備え、
    前記圧縮板操作部は、
    前記蓋体に回動自在に枢支されており、前記蓋体が前記開口部を閉塞した場合、前記当接部が前記圧縮板の他端に当接し、前記蓋体が前記開口部を開放した場合、前記当接部が前記圧縮板の他端から離隔するように構成してある
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
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