JP5013967B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本願発明は耐摩耗性能を向上した空気入りタイヤ、とくに、重荷重用の空気入りタイヤに関するものである。
駆動軸に装着されて使用される空気入りタイヤ、とくにトレッド部に複数の溝で区画された多数のブロックを有する重荷重用空気入りタイヤにおいては、駆動力によるトレッドの摩耗を抑えることが重要な課題である。
通常、ブロックは、走行時に踏込側で路面から反力を受けて変形し、その接触領域は踏込側から蹴出側に移動して蹴出端で路面から離れる。従って、ブロックは路面から離れた瞬間に変形から開放され、蹴出側では大きな接地圧を受けながら路面を擦ることになる。そのため、長期間走行を繰り返している間に踏込側に対し蹴出側がより多く磨耗し、ブロックの踏込側と蹴出側で段差が生じるいわゆるヒールアンドトウ磨耗(以下、H&T摩耗という)が発生する。
H&T摩耗が大きくなると、走行ノイズの悪化、タイヤブロックの接地状態の悪化によるトラクション性能が低下する。
そのため、タイヤのH&T摩耗に対しては、例えば、旋回時に直線走行時と逆に踏込端の磨耗を促進させてその抑制を図ったり(特許文献1参照)、或いはブロックの表面を溝底面に対して捻じれた配置構造とし、荷重でブロックが圧縮されたときにブロックの踏込端と蹴出端の摩擦エネルギー差を小さくするようにしたもの(特許文献2)等、これまで種々の改善策が講じられてきたが、近年のタイヤの扁平化、高内圧化に伴うトレッドゴムの変形の増大に伴い、従来の対処法では必ずしも抑制しきれず、むしろH&T摩耗が悪化する場合もあり、従来技術で満足な性能を得ることが必ずしも容易ではなくなってきている。
特開平11− 334319号公報 特開2006−137230号公報 特開2001−294022号公報
本願発明は以上のような実情に鑑みなされたものであって、その目的は、特に扁平かつ高内圧の条件で使用される駆動用重荷重空気入りタイヤにおけるH&T摩耗性能を改良し、走行ノイズやトラクション性能の低下を防止することである。
請求項1の発明は、ビードと、該ビードをラジアル方向に結ぶカーカスラインと、そのクラウン部を覆うベルト層からなり、トレッド陸部に略周方向に伸びる溝と同溝によって区画される陸部を周方向に分割する溝によって区画されるブロックパターンを形成したタイヤにおいて、前記ブロックの一部又は全部に少なくとも一つ形成され略幅方向に伸びるサイプと、該サイプの隣接する少なくとも片方の壁面に形成されブロック高さ中央部を最大幅とし、周方向及び幅方向にふくらみを持ち、かつ前記サイプのタイヤ幅方向中央部のみに形成されたくぼみを有することを特徴とする。
この構成により、ブロックのトレッドゴムの蹴出端側に押し出されるゴムを吸収して、蹴出端においてトレッドゴムが蹴出端側へずれることを防止する。また、ブロック深さ方向中央部を最大幅とすることで、吸収に要するくぼみ全体の容量を小さくすることができ、前記くぼみを前記サイプのタイヤ幅方向中央部のみに形成したことによりブロック剛性を維持することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載された空気入りタイヤにおいて、前記くぼみがブロックの表面からみて、ブロック高さの約30〜130%のところに設けたことを特徴とする。
この構成により、タイヤの走行に伴いブロックゲージが減少して、接地時のゴムの押し出され量が最も大きくなる点が移動しても、性能を維持することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された空気入りタイヤにおいて、前記くぼみの幅はタイヤ幅方向においてブロック幅の30〜60%の範囲内にあり、かつそのタイヤ周方向最大幅は、サイプ幅の2〜4倍の範囲内にあることを特徴とする。
この構成により、ゴムの吸収効果とブロックの周方向剛性とが両立できる。
請求項4の発明は、請求項1ないし3に記載された空気入りタイヤにおいて、前記くぼみがサイプ両面に形成されていることを特徴とする。
この構成によりタイヤが左右どちらに回転しても、目的の性能を発揮することができる。
本願発明によれば、簡易な構成によりH&T摩耗を軽減することができ、それによって、走行ノイズの悪化、タイヤブロックの接地状態の悪化を防止しトラクション性能の低下を防止することができる。
また、タイヤのくぼみをブロックの表面からみて、ブロック高さの約30〜130%のところに設ける構成により、摩耗によるトレッドゲージの減少によって、接地時のゴムの押し出されが最も大きくなる点が移動しても良好な性能が保たれる。
前記くぼみの幅をタイヤ幅方向においてブロック幅の30〜60%の範囲内とし、そのタイヤ周方向の最大幅をサイプ幅の2〜4倍の範囲内としたことにより、ゴムの吸収効果とブロックの周方向剛性とを両立させることができる。
さらに、くぼみをタイヤのサイプ両壁面に形成したことにより、タイヤの回転方向によらずH&T摩耗を軽減する等の性能を得ることができる。
本願発明に係るタイヤの1実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る重荷重用空気入りタイヤの半分を示す幅方向断面図である。
この重荷重用空気入りタイヤは、一対のビード部1及び一対のサイドウォール部2と、両サイドウォール部2に連なるトレッド部3とを有し、一対のビード部1間にトロイド状に延在してこれら各部1,2,3を補強する少なくとも一枚のカーカスプライからなるラジアルカーカス4と、このカーカス4のクラウン部のタイヤ半径方向外側に配置された例えばスチールベルト層からなるベルト層5と、このベルト層5のタイヤ半径方向外側に配置された少なくとも一層のベルト補強層6とを備えている。また、トレッド部3には、略周方向に延びる溝と同溝によって区画される陸部を周方向に分割する溝によって区画されたブロック8を備えたパターンが形成され、かつ各ブロック8には、タイヤの略幅方向に延びるサイプ10(図3参照)が形成されている。
このような空気入りタイヤにおいて、とくに扁平サイズでかつ高内圧にした場合、走行時トレッドゴム(ブロック)の接地時に、踏込端8b側のトレッドゴムが圧縮荷重を受けると、ゴム自体は非圧縮性であり、かつゴムの径方向の変形は剛性を増したベルト層5で抑制されているため、ゴムは、図2にその断面を示すように、蹴出端8a方向に押し出されるように変形する。トレッドゴムが蹴出端8a方向に押し出されると、これに伴って蹴出端8aのトレッド表面の接地位置がベルト層5に対して進行方向、つまり蹴出端8a側にずれる(図2参照)。
さらに、このずれによって、タイヤブロック8が路面から離れて変形から開放される際に、蹴出端では路面からより大きな進行方向向きの力を受け、この力は駆動力付加時にタイヤが受ける力と同方向であるために、タイヤが駆動軸で使用される条件下では、このずれがH&T性能を悪化させる原因となることが分かった。
そこで、本願発明は、前記ずれ(即ち、トレッドゴムの周方向への押し出しによる膨出(押し出され)が生じることに起因するずれ)をなくすため、ブロック8内にくぼみ(空所)を設けて、押し出されるゴムをそのくぼみで吸収するようにした。ただし、くぼみが大きすぎるとブロック剛性が低下することから、その大きさはずれ防止効果が得られる限り小さい方がよい。そのため、くぼみの形状や設置位置についてこれを最適なものにする必要がある。
即ち、タイヤ走行時、トレッドゴムの路面側は路面で、またベルト側は既に述べたようにベルトによって変形が拘束されるために、前記ゴムの「押し出され」はブロック8の高さ方向中央部で最も大きくなる特性を持っている。そのため、これを抑制するには、くぼみをその「押し出され」と同じ高さ即ちブロックの高さ(深さ)方向中央部に配置し、くぼみのタイヤ周方向幅を最大にするのが最も合理的である。
また、ブロックの幅方向端部では、リブ溝に接するブロック壁がリブ溝側に押し出されるために、周方向への「押し出され」量が比較的小さくそもそもくぼみを設ける必要がないが、くぼみを持たせない方がブロック剛性が高くこの方が良好な性能が得られるから、くぼみはサイプ(ブロック8)の幅方向中央部付近にのみに設けている。
本願発明では、ブロック8をこのような構成にすることにより、前述のゴムの「押し出され」がくぼみに吸収されて、蹴出端の接地位置の進行方向へのずれが抑制され、その結果、蹴出端における摩耗が抑制され、H&T摩耗性能等を改善することができる。
図3は、第1の実施形態に係るブロック8及びブロック8に形成されたサイプ10とくぼみ20との関係を示す斜視図である。図示の例ではくぼみ20は、サイプ10の溝の深さの略中央部に形成されている。
図4Aは、図3の線A−Aに沿った断面図であり、かつ、図4Bは線B−Bに沿った断面図である。
図4Aに示すようにサイプ10の両側壁10a、10bには、深さ方向のそれぞれ中央部が最も幅が広いくぼみ20が形成され、対向するサイプ10の側壁10a、10b間で断面略円形を成している。
なお、くぼみ20の断面形状は円形に限ることはなく、要はブロック8の中央部が最も大きな形状であればよいが、ブロック8の剛性やゴムの「押し出され」部分の吸収等を考慮すると、円形や楕円形の断面形状が好ましい。また、くぼみ20は、サイプ10の側壁10a、10bの何れか一方にのみに設けてもよいが、その場合は蹴出側の側壁10aに設ける方が蹴出端との距離が近くなるためより効果的である。
なお、サイプ10は、図示のようにタイヤ赤道面に対して垂直方向のもののみに限定されず、角度を有していてもよいし、幅方向両端が開放している必要はなく、両端若しくは、片側端が閉じた形状であってもよい。さらに1ブロック8内に複数のサイプ10を形成してもよい。
図5は、第2の実施形態に係るくぼみを備えたブロック8の斜視図であり、図6Aは、図5の斜視図の線A−Aに沿った断面図であり、図6Bは図5の線B−Bに沿った断面図である。
図示のように、くぼみ20は、矢印で示すタイヤ周方向に対してはブロック8の中央部が最も幅が広く形成され、そこからサイプ10の最深部(溝底)に向かって徐々に幅が狭くなっている。くぼみ20は、周方向と直角方向では、円弧状上端部に続き一定幅のくぼみとして形成されている。この最深部は少なくともブロック8の高さ(又はサイプの溝の深さ)の少なくとも80%を超えることが好ましい。
以上の実施形態において、各くぼみの高さhは、ブロック8の表面からみて、ブロック高さHの中央部ここでは約30〜130%の範囲、好ましくは40〜80%の範囲のところに設け、かつタイヤ幅方向は、ブロック幅Wの30〜60%の幅wのくぼみを設ける。
ブロック8に対するくぼみの大きさをこのように規定したのは、くぼみの位置がブロック8高さの30%未満では、ブロックの周方向剛性が低下するためゴムの吸収効果が不十分であり、また、130%を越えるとゴム底のクラック性が悪化するからである。また、くぼみの前記幅がブロック幅Wの30%未満であるとゴムの吸収効果が不十分であり、60%を越えるとブロックの周方向剛性が低下するからである。また、くぼみの周方向最大幅Yはサイプ幅の2〜4倍が好ましい。その理由は、2倍より小さいとゴムの吸収効果が十分に得られず、4倍を越えるとブロックの周方向剛性が低下するためである。
くぼみ20を前記のような位置及び大きさで配置することで、くぼみ20を設けたことによるブロックの剛性を低下させることなく、タイヤの走行時にその蹴出端でのずれの発生が抑制される。
実施例を1つ挙げると、タイヤサイズが495/45R22.5である重荷重用空気入りタイヤにおいて、ブロック8の周方向長さを44mm、幅方向長さを40mm、深さ(高さ)を18mm、トレッド表面におけるサイプ幅を0.8mmとしたとき、くぼみの幅方向長さは20mmである。
なお、本願発明と同様にサイプの深さ方向中央付近にくぼみを設けた空気入りタイヤについて本出願人は既に提案しているので(特許文献3参照)、その発明と本願発明との違いについて説明する。
この発明は、図8Aに示すように、トレッド部の踏面部にリブ溝およびラグ溝を有するブロックパターンが形成されている空気入りタイヤにおいて、ブロックパターンを形成するブロック101の一部または全部に少なくとも1つのサイプ102が付加され、サイプ102とサイプ102の間およびサイプ102とブロックエッジとの間に形成される小ブロック部104のサイプ102に隣接する壁面および/または該壁面と対向する小ブロック104の壁面に、サイプ深さ方向中央部付近、つまりサイプ深さの30%〜70%の範囲内に位置するようにくぼみ105を形成したものである。
しかし、この発明は、くぼみ105を設けることで、図8Bに示すように小ブロック部104はせん断変形時に根元付近では変形せず、先端103付近で大きな変形、即ち小ブロック部104の大きな傾きが得られるようにすることで、ブロック部の剛性を確保しつつ、同時に適正なブロック倒れ込み量が得られるようにするためであって、このようなサイプ102を付加することで、二律背反的な氷上性能と雪上性能を両立させたものであるから、その目的が全く相違している。
従って、くぼみはサイプ深さ方向中央部を最大幅とする必要はなく、少なくとも、サイプ深さ中央部を最大幅とするとの技術思想は存在していない。また、くぼみはサイプのタイヤ方向幅方向の中央部のみに設けたのではその効果が発揮できない。
したがって、この特許文献1は、本願発明の進歩性を否定する理由とはならない。
次に、重荷重用空気入りタイヤの作用効果を実証するために行った実験について説明する。
(実施例)
実験は、トラクターの駆動輪に本願発明の実施形態に係るタイヤと、同じ寸法の従来のタイヤとを装着し、定積状態のトレーラー車両と連結して行った。具体的には、高速道路を50000km走行した後における、タイヤセンター部における、ブロック8の踏込端と蹴出端の摩耗量の差を測定したものと、幅方向で最も摩擦量が大きいところと小さいところの差を測定した。
まず、サンプルとして、実施例1、2、3、4は、先に実施例として説明したタイヤ、即ち、タイヤサイズが495/45R22.5で、ブロック8の周方向長さは44mm、幅方向長さは40mm、深さ(高さ)は18mm、トレッド表面におけるサイプ幅は0.8mmとしたとき、くぼみ20の幅方向長さは20mmである重荷重用空気入りタイヤにおいて、いずれもブロック深さ方向中央部のくぼみの幅を3mm、くぼみの位置は実施例1ではブロック高さの40〜60%、実施例2では同40〜120%、実施例3では30〜120%、実施例4では40〜130%とし、サイプ底部におけるくぼみの幅は、実施例1ではなし、実施例2〜4では2mmとしたタイヤを用意し、従来例として図7に示す通常のブロックパターンのタイヤを用いた。
表1は、これらの試験結果を示したものである。ここで表1における試験条件は以下のとおりである。
試験用タイヤ サイズ 495/45R22.5
リム 17.00×22.5
内圧 900kpa
試験用タイヤの装着位置 駆動輪
最終評価時の走行距離 約50000km
走行路線の特徴 高速道路
Figure 0005013967
この表から明らかなように、50000km走行時の踏込端と蹴出端との摩擦量の差は、従来例が2mmであったものが、実施例1、2及び実施例4ではいずれも1.2mmであり、実施例3では1.6mmであった。
このことから実施例3つまりくぼみの位置を30%のところまで拡大すると上記摩耗差が従来例よりも少ないながらやや拡大することが分かった。これは、既に述べたようにゴムの吸収効果が低減したことを示している。100000km走行時の踏込端と蹴出端の摩耗量の差は、従来例が1.5mmであったのに対し、実施例1では1.1mm、実施例2では、0.9mm、実施例3では1.0、実施例4では0.9であり、実施例はいずれも従来例よりもH&T摩耗が少ないこと、走行距離が延びてもこの傾向に変化がないことが分かった。
なお、走行距離が延びると、実施例2、実施例4の方が実施例1よりもH&T摩耗がやや少なくなる。
くぼみ又はサイプの底に発生するクラック長さは従来例では0.5mm、実施例1、2ではそれぞれ0.5mm、0.6mm、実施例3、4ではそれぞれ0.6mm、1.0mmであった。つまり、クラック長さは従来例、実施例1〜3ではあまり変わらないが、実施例4ではクラック長さが大きくなっている。これはくぼみの位置が130%に達していることによりクラック性が悪化したことを示している。
いずれにしても、本願発明のくぼみがH&T摩耗を抑制する効果があることが分かった。
本願発明が適用されるタイヤの要部断面図である。 タイヤ走行時にブロックの踏込端に現れる膨出(押し出され)の原理を説明するための図である。 第1の実施形態に係るタイヤブロックの斜視図である。 図4Aは図3の線A−A断面図であり、図4Bは同線B−B断面図である。 第2の実施形態に係るタイヤブロックの斜視図である。 図6Aは図5の線A−A断面図であり、図6Bは同線B−B断面図である。 従来のタイヤブロックの斜視図である。 従来の他のタイヤブロックの周方向断面図である。
符号の説明
1・・・ビード部、2・・・サイドウォール部、3・・・トレッド部、4・・・ラジアルカーカス、5・・・ベルト層、6・・・ベルト補強層、8・・・ブロック、10・・・サイプ、20・・・くぼみ

Claims (4)

  1. ビードと、該ビードをラジアル方向に結ぶカーカスラインと、そのクラウン部を覆うベルト層からなり、トレッド陸部に略周方向に伸びる溝と同溝によって区画される陸部を周方向に分割する溝によって区画されるブロックパターンを形成したタイヤにおいて、
    前記ブロックの一部又は全部に少なくとも一つ形成され略幅方向に伸びるサイプと、該サイプの隣接する少なくとも片方の壁面に形成されブロック高さ中央部を最大幅とし、周方向及び幅方向にふくらみを持ち、かつ前記サイプのタイヤ幅方向中央部のみに形成されたくぼみを有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 請求項1に記載された空気入りタイヤにおいて、
    前記くぼみはブロックの表面からみて、ブロック高さの30〜130%の範囲内にあることを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. 請求項1又は2に記載された空気入りタイヤにおいて、
    前記くぼみの幅はタイヤ幅方向においてブロック幅の30〜60%の範囲内にあり、かつそのタイヤ周方向最大幅は、サイプ幅の2〜4倍の範囲内にあることを特徴とする空気入りタイヤ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載された空気入りタイヤにおいて、
    前記くぼみがサイプ両面に形成されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
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