JP7284698B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明はタイヤに関する。
従来から、サイプが設けられているトレッド陸部を備えるタイヤが知られている。特許文献1には、この種のタイヤが記載されている。
特開2019-104344号公報
特許文献1に記載のタイヤのように、トレッド陸部にサイプが設けられることで、ウェットグリップ性能を高めることができる。しかしながら、トレッド陸部の表面の摩耗が進展すると、トレッド陸部の圧縮剛性は大きくなる。そのため、トレッド陸部の表面と路面との接触面積が小さくなり、摩耗進展前の初期状態(以下、単に「初期状態」と記載する。)と比較して、ウェットグリップ性能が低下する。つまり、特許文献1に記載のタイヤは、トレッド陸部の摩耗進展時のウェットグリップ性能について、依然として改善の余地がある。
本発明は、トレッド陸部の摩耗進展時でのウェットグリップ性能を向上可能なサイプを備えるタイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様としてのタイヤは、トレッド踏面に、区画溝により、又は、前記区画溝及びトレッド端により、区画されているトレッド陸部を備えるタイヤであって、
前記トレッド陸部は、前記トレッド陸部の表面からタイヤ径方向の内側に向かって延在するサイプを備え、前記サイプは、サイプ長手方向で隣接する位置よりサイプ幅が大きい拡幅部を備え、前記拡幅部のタイヤ径方向に直交する断面での断面積は、タイヤ径方向の外側より内側で大きくなる。
この構成により、トレッド陸部の摩耗進展時でのウェットグリップ性能を向上させることができる。
本発明の1つの実施形態として、前記拡幅部は、前記サイプ長手方向の異なる位置で、サイプ底からタイヤ径方向外側に向かって延在する、タイヤ径方向の長さが異なる少なくとも2つの管状部を備える。
この構成により、簡易な構成で、トレッド陸部の摩耗進展時のウェットグリップ性能を高めることができる。
本発明の1つの実施形態として、前記管状部のタイヤ径方向に直交する断面での断面積は、タイヤ径方向の外側より内側で大きくなる。
この構成により、初期状態からトレッド陸部の表面の摩耗が進展し、複数の管状部の全てがトレッド陸部の表面に露出した後、更に摩耗が進展した場合であっても、圧縮剛性の増大を抑制できる。
本発明の1つの実施形態として、前記拡幅部は、サイプ底からタイヤ径方向外側に向かって延在する管状部を備え、前記管状部のタイヤ径方向に直交する断面での断面積は、タイヤ径方向の外側より内側で大きくなる。
この構成により、簡易な構成で、トレッド陸部の摩耗進展時のウェットグリップ性能を高めることができる。
本発明の1つの実施形態として、前記拡幅部は、タイヤ径方向の外側から内側に向かって、前記サイプ長手方向に複数に分岐する分岐管状部を備える。
この構成により、簡易な構成で、トレッド陸部の摩耗進展時のウェットグリップ性能を高めることができる。
本発明によれば、トレッド陸部の摩耗進展時でのウェットグリップ性能を向上可能なサイプを備えるタイヤを提供することができる。
本発明の第1実施形態としてのタイヤについてのタイヤ幅方向断面図である。 図1に示すタイヤのトレッド部のトレッド踏面の一部を示す展開図である。 図2のI-I線に沿う断面図である。 図2のII-II線に沿う断面図である。 図2のIII-III線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態としてのタイヤのサイプを示す図である。 図6に示すサイプの拡幅部について、図6に示す断面と直交し、かつ、タイヤ径方向に平行な断面を示す図である。 本発明の第3実施形態としてのタイヤのサイプを示す図である。 図8に示すサイプの拡幅部について、図8に示す断面と直交し、かつ、タイヤ径方向に平行な断面を示す図である。
以下、本発明に係るタイヤの実施形態について、図面を参照して例示説明する。各図において共通する部材・部位には同一の符号を付している。
本明細書において、「トレッド踏面」とは、リムに組み付けるとともに規定内圧を充填したタイヤを、最大負荷荷重を負荷した状態(以下、「最大負荷状態」ともいう。)で転動させた際に、路面と接触することになる、タイヤの全周に亘る外周面を意味する。また、「トレッド端」とは、トレッド踏面のタイヤ幅方向の外側端を意味する。
本明細書において、「リム」とは、タイヤが生産され、使用される地域に有効な産業規格であって、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会)のJATMA YEAR BOOK、欧州ではETRTO (The European Tyre and Rim Technical Organisation)のSTANDARDS MANUAL、米国ではTRA (The Tire and Rim Association, Inc.)のYEAR BOOK等に記載されているまたは将来的に記載される、適用サイズにおける標準リム(ETRTOのSTANDARDS MANUALではMeasuring Rim、TRAのYEAR BOOKではDesign Rim)を指すが、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、タイヤのビード幅に対応した幅のリムをいう。「リム」には、現行サイズに加えて将来的に上記産業規格に含まれ得るサイズも含まれる。「将来的に記載されるサイズ」の例として、ETRTOのSTANDARDS MANUAL 2013年度版において「FUTURE DEVELOPMENTS」として記載されているサイズが挙げられる。
本明細書において、「規定内圧」とは、上記のJATMA YEAR BOOK等の産業規格に記載されている、適用サイズ・プライレーティングにおける単輪の最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)をいい、上記の産業規格に記載のないサイズの場合は、タイヤを装着する車両ごとに規定される最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)をいうものとする。また、本明細書において、「最大負荷荷重」とは、上記の産業規格に記載されている適用サイズのタイヤにおける最大負荷能力に対応する荷重をいい、上記の産業規格に記載のないサイズの場合には、タイヤを装着する車両ごとに規定される最大負荷能力に対応する荷重をいうものとする。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係るタイヤの第1実施形態としての空気入りタイヤ1(以下、単に「タイヤ1」と記載する。)を示す図である。図1は、タイヤ1についての、中心軸を含む平面でのタイヤ幅方向断面を示す。
図1に示すように、タイヤ1は、トレッド部1aと、このトレッド部1aのタイヤ幅方向Bの両端部からタイヤ径方向Aの内側に延びる一対のサイドウォール部1bと、各サイドウォール部1bのタイヤ径方向Aの内側の端部に設けられた一対のビード部1cと、を備えている。本実施形態のタイヤ1は、チューブレスタイプのラジアルタイヤであるが、その構成は特に限定されない。ここで「トレッド部1a」は、タイヤ幅方向Bにおいて両側のトレッド端TEにより挟まれる部分を意味する。また、「ビード部1c」とは、タイヤ径方向Aにおいて後述するビード部材3が位置する部分を意味する。そして「サイドウォール部1b」とは、トレッド部1aとビード部1cとの間の部分を意味する。
本実施形態のタイヤ1は、ビード部材3、カーカス4、傾斜ベルト5、周方向ベルト6、トレッドゴム7、サイドゴム8、及び、インナーライナ9、を備えている。ビード部材3は、ビードコア3a及びビードフィラ3bを備える。
ビード部材3は、ビードコア3aと、このビードコア3aのタイヤ径方向Aの外側に配置されるビードフィラ3bと、を備える。タイヤ1は、一対のビードコア3a間に跨るカーカス4を備える。カーカス4は、スチール等からなるコードが配列されているカーカスプライから構成されている。更に、タイヤ1は、カーカス4のクラウン部のタイヤ径方向Aの外側に配置されている傾斜ベルト5を備える。傾斜ベルト5は、有機繊維、スチール等からなるコードが配列されているベルトプライから構成されている。傾斜ベルト5を構成するベルトプライにおいて、コードはタイヤ周方向Cに対して10°以上傾斜して延在している。傾斜ベルト5を構成するベルトプライは、2層以上あってもよい。また、タイヤ1は、傾斜ベルト5のタイヤ径方向Aの外側に配置されている周方向ベルト6を備える。周方向ベルト6は、有機繊維、スチール等からなるコードが配列されているベルトプライから構成されている。周方向ベルト6を構成するベルトプライにおいて、コードはタイヤ周方向Cに沿って延在している。「コードがタイヤ周方向に沿って延在する」とは、コードのタイヤ周方向Cに対する傾斜角度が0°以上、10°未満であることを意味する。周方向ベルト6を構成するベルトプライは、2層以上あってもよい。
また、タイヤ1は、周方向ベルト6のタイヤ径方向Aの外側に配置されているトレッドゴム7と、カーカス4のサイド部のタイヤ幅方向Bの外側に配置されているサイドゴム8と、を備える。更に、タイヤ1は、カーカス4の内面に積層されているインナーライナ9を備える。
本実施形態のタイヤ1は、タイヤ幅方向断面において上述の断面構造を有するが、この断面構造に限られず、他の断面構造を有するタイヤであってもよい。また、本実施形態のタイヤ1は、タイヤ赤道面CLに対して対称な構成であるが、この構成に限られず、タイヤ赤道面CLに対して非対称なタイヤであってもよい。
また、タイヤ1は、トレッド踏面Tに、区画溝10により、又は、区画溝10及びトレッド端TEにより、区画されているトレッド陸部31を備える。「区画溝」とは、使用前である未使用状態のタイヤを適用リムに装着し、規定内圧を充填し、無負荷とした状態での、溝縁部における最小幅が2mm以上となる溝を意味する。本実施形態のタイヤ1では、区画溝10としての周方向溝21により、及び、周方向溝21及びトレッド端TEにより、トレッド陸部31が区画されている。「周方向溝」とは、区画溝であって、タイヤ周方向Cに沿ってタイヤ周方向C全域に亘って延在する環状溝を意味する。本実施形態の周方向溝21は、タイヤ周方向Cに平行に延在するが、タイヤ周方向Cに沿って延在していればよく、タイヤ周方向Cに対して5°以下の角度で傾斜していてもよい。また、本実施形態の周方向溝21は、トレッド踏面Tの展開視で、タイヤ周方向Cに沿って直線状に延在する構成であるが、この構成に限られず、タイヤ周方向Cに沿ってジグザグ状又は波状に延在していてもよい。なお、タイヤ1は、区画溝10として、タイヤ幅方向Bに延在する幅方向溝を有していてもよい。
より具体的に、本実施形態のタイヤ1のトレッド踏面Tには、4つの周方向溝21と、これら4つの周方向溝21の間に区画されるトレッド陸部31としての3つのリブ状陸部と、が設けられている。「リブ状陸部」とは、2つの周方向溝の間に区画されており、かつ、タイヤ幅方向Bに延在する区画溝によってタイヤ周方向Cで別々の陸部に分断されていない、タイヤ周方向Cの全域に亘って連なっている環状陸部を意味する。本実施形態の3つのリブ状陸部は、タイヤ赤道面CLが通過するセンター陸部32aと、このセンター陸部32aのタイヤ幅方向Bの両側で隣接する2つの中間陸部32bと、からなる。また、4つの周方向溝21のうち、タイヤ幅方向Bの両外側の2つの周方向溝21それぞれは、トレッド端TEとの間に、ショルダ陸部32cを区画している。ショルダ陸部32cは、例えば、トレッド端TE及び区画溝により周囲が区画されている複数のトレッド陸部31としてのブロック状陸部から構成されていてもよい。
図2は、タイヤ1のトレッド部1aのトレッド踏面Tの一部を示す展開図である。具体的に、図2は、トレッド踏面Tのうち、センター陸部32a及びその近傍を示す展開図である。図3は、図2のI-I線に沿う断面図である。図4は、図2のII-II線に沿う断面図である。図5は、図2のIII-III線に沿う断面図である。
図2~図5に示すように、リブ状陸部であるセンター陸部32aは、センター陸部32aの表面からタイヤ径方向Aの内側に向かって延在するサイプ41を備える。「サイプ」とは、トレッド踏面からタイヤ径方向内側に延在する溝であって、未使用状態のタイヤを適用リムに装着し、規定内圧を充填し、無負荷とした状態での、トレッド踏面における最大幅が2mm未満の溝を意味する。サイプ41は、センター陸部32aに設けられているが、トレッド陸部31であれば特に限定されない。したがって、サイプ41は、センター陸部32a、中間陸部32b、ショルダ陸部32cのいずれであるかに関わらず、更に、リブ状陸部、ブロック状陸部のいずれであるかに関わらず、任意のトレッド陸部31に設けられてよい。したがって、以下、センター陸部32a、中間陸部32b及びショルダ陸部32cを区別しない場合、並びに、リブ状陸部及びブロック状陸部を区別しない場合は、単に「トレッド陸部31」と記載する。
図2~図5に示すように、サイプ41は、サイプ長手方向Dで隣接する位置よりサイプ幅が大きい拡幅部51を備える。「サイプ長手方向」とは、トレッド踏面Tにおいてサイプ41が延在する方向である。「サイプ幅」とは、サイプを構成する対向する内壁同士の対向距離を意味する。本実施形態のサイプ41のサイプ幅は、タイヤ径方向A及びサイプ長手方向D(本実施形態ではタイヤ幅方向Bと同じ方向)と直交する方向(本実施形態ではタイヤ周方向Cと同じ方向)での内壁の対向距離である。
また、拡幅部51のタイヤ径方向Aに直交する断面での断面積は、タイヤ径方向Aの外側より内側で大きくなる。このようにすることで、トレッド陸部31の表面の摩耗が進展しても、拡幅部51の断面積が大きくなることで、トレッド陸部31の圧縮剛性の増大を抑制できる。このように、サイプ41によれば、トレッド陸部31の摩耗進展時でのウェットグリップ性能を向上させることができる。
図2~図5に示すように、本実施形態の拡幅部51は、タイヤ径方向Aの長さが異なる3つの管状部52を備える。3つの管状部52は、サイプ長手方向Dの異なる位置で、サイプ底からタイヤ径方向Aの外側に向かって延在している。管状部52は、サイプ長手方向Dの隣接する位置よりも、サイプ幅が大きい。より具体的に、本実施形態の管状部52は、サイプ41の一方の内壁に形成されている第1凹部61と、サイプ41の他方の内壁に形成されている第2凹部62と、により構成されている。第1凹部61及び第2凹部62は対向して配置されている。第1凹部61は、タイヤ径方向Aと直交する断面視が円弧形状で、タイヤ径方向Aに延在する湾曲面65a、及び、この湾曲面65aのタイヤ径方向Aの内側及び外側それぞれに位置して対向する平面状の底面65b、により構成されている。また、第2凹部62は、タイヤ径方向Aと直交する断面視が円弧形状で、タイヤ径方向Aに延在する湾曲面66a、及び、この湾曲面66aのタイヤ径方向Aの内側及び外側それぞれに位置して対向する底面66b、により構成されている。なお、第1凹部61のタイヤ径方向A内側の底面65bと、第2凹部62のタイヤ径方向A内側の底面66bと、はサイプ底で面一に連続し、同一平面を構成している。これに対して、第1凹部61のタイヤ径方向A外側の底面65bと、第2凹部62のタイヤ径方向A外側の底面66bと、はスリット部53により離間しており連続していない。
逆に言えば、サイプ41のうち、管状部52とサイプ長手方向Dで隣接する位置は、拡幅部51ではない。つまり、本実施形態のサイプ41の一方の内壁のうち、第1凹部61とサイプ長手方向Dで隣接する位置は、サイプ長手方向Dに平行な第1平面部63により構成されている。また、本実施形態のサイプ41の他方の内壁のうち、第2凹部62とサイプ長手方向Dで隣接し、第1平面部63と対向する位置は、サイプ長手方向Dに平行な第2平面部64により構成されている。なお、本実施形態では、サイプ41の一方の内壁のうち、第1凹部61よりもタイヤ径方向A外側の部分は、第1平面部63と面一の平面部により構成されている。また、本実施形態では、サイプ41の他方の内壁のうち、第2凹部62よりもタイヤ径方向A外側の部分は、第2平面部64と面一の平面部により構成されている。したがって、本実施形態のサイプ41は、第1凹部61及び第2凹部62で構成される管状部52と、第1平面部63を含む平面部(以下、説明の便宜上、「第1平面部63を含む平面部の全体を単に「第1平面部63」と記載する。)と、第2平面部64を含む平面部(以下、説明の便宜上、「第2平面部64を含む平面部の全体を単に「第2平面部64」と記載する。)と、で構成されるスリット部53と、で構成されている。
管状部52の最小サイプ幅は、スリット部53の最大サイプ幅以上である。つまり、第1凹部61及び第2凹部62の最小サイプ幅は、第1平面部63及び第2平面部64の最大サイプ幅以上である。本実施形態のスリット部53のサイプ幅は、タイヤ径方向Aの位置及びサイプ長手方向Dの位置によらず一定である。本実施形態のスリット部53の最大サイプ幅は、2mm未満であれば特に限定されないが、例えば、0.2mm~1mmの範囲で設定されればよい。また、本実施形態の管状部52の最小サイプ幅は、スリット部53の最大サイプ幅以上であればよく、例えば1mmより大きく、5mm未満の範囲で設定されればよい。
なお、上述したように、本実施形態のスリット部53のサイプ幅は、タイヤ径方向Aの位置及びサイプ長手方向Dの位置によらず一定であるが、この構成に限られない。スリット部53のサイプ幅は、タイヤ径方向Aの位置及びサイプ長手方向Dの位置によって、異なっていてもよい。また、本実施形態の管状部52は、サイプ長手方向Dと直交する断面視(図4、図5参照)で、タイヤ径方向Aの位置によらず、一定のサイプ幅を有するが、この構成に限られない。管状部52のサイプ幅は、サイプ長手方向Dと直交する断面視(図4、図5参照)で、タイヤ径方向Aの位置によって異なってもよい。したがって、管状部52は、例えば、サイプ長手方向Dと直交する断面視(図4、図5参照)で、タイヤ径方向Aの外側から内側に向かってサイプ幅が漸増する部分を有してもよい。また、管状部52は、例えば、サイプ長手方向Dと直交する断面視(図4、図5参照)で、全体が、タイヤ径方向Aの外側から内側に向かってサイプ幅が漸増する構成であってもよい。
上述したように、本実施形態のサイプ41は、サイプ長手方向Dの異なる位置で3つの管状部52を備える。本実施形態の3つの管状部52は、タイヤ幅方向Bの一方側端に位置する第1管状部52aと、タイヤ幅方向Bの他方側端に位置する第2管状部52bと、タイヤ幅方向Bで第1管状部52a及び第2管状部52bの間に位置する第3管状部52cと、により構成されている。図3に示すように、本実施形態では、第1管状部52a及び第2管状部52bのタイヤ径方向Aの長さL1が略等しい。また、図3に示すように、本実施形態では、第3管状部52cのタイヤ径方向Aの長さL2が、第1管状部52a及び第2管状部52bのタイヤ径方向Aの長さL1よりも短い。そのため、トレッド陸部31の表面が初期状態から摩耗していくと、第1管状部52a及び第2管状部52bが、第3管状部52cより先に、トレッド陸部31の表面に露出する。トレッド陸部31の表面の摩耗が更に進展すると、第3管状部52cがトレッド陸部31の表面に露出する。これにより、第1管状部52a、第2管状部52b及び第3管状部52cの全てがトレッド陸部31の表面に露出する。
このように、サイプ底からタイヤ径方向Aの外側に延在する複数の管状部52の長さを異ならせることで、トレッド陸部31の表面の摩耗の進展に伴い、露出する管状部52の数を増加させることができる。これにより、トレッド陸部31の表面の摩耗が進展しても、拡幅部51の断面積が大きくなる。そのため、トレッド陸部31の表面の摩耗量に応じたトレッド陸部31の圧縮剛性を実現することができ、簡易な構成で、トレッド陸部31の摩耗進展時のウェットグリップ性能を高めることができる。なお、タイヤ径方向Aと直交する断面での管状部52の断面積とは、同断面において、サイプ41の内壁のうち管状部52を構成する対向する部分で挟まれる領域の面積を意味する。本実施形態において、タイヤ径方向Aと直交する断面での管状部52の断面積とは、同断面において、第1凹部61及び第2凹部62に挟まれる領域の面積である。
本実施形態のサイプ41のサイプ長手方向Dはタイヤ幅方向Bであるが、サイプ長手方向Dはタイヤ幅方向Bに限られない。したがって、サイプ41のサイプ長手方向Dは、例えば、タイヤ周方向Cであってもよい。また、サイプ41のサイプ長手方向Dは、例えば、タイヤ幅方向B及びタイヤ周方向Cに対して傾斜する方向であってもよい。更に、本実施形態のサイプ41は、トレッド陸部31の表面で直線状に延在しているが、この構成に限られない。サイプ41は、トレッド陸部31の表面で、弓状、ジグザグ状又は波状に延在していてもよい。
また、本実施形態のサイプ41は、トレッド陸部31としてのリブ状陸部をタイヤ幅方向Bに横断し、タイヤ幅方向Bの両側の周方向溝21に連通しているが、この構成に限られない。サイプ41は、例えば、トレッド陸部31内で終端していてもよい。また、サイプ41は、例えば、サイプ長手方向Dの一方端が周方向溝21に連通し、サイプ長手方向Dの他方端がトレッド陸部31内で終端するように構成されてもよい。
更に、本実施形態のサイプ41は、トレッド陸部31の表面からタイヤ径方向Aに沿って、タイヤ径方向Aの内側に延在するが、この構成に限られない。サイプ41は、例えば、トレッド陸部31の表面から、タイヤ径方向Aに対して傾斜する方向に向かって、タイヤ径方向Aの内側に延在してもよい。また、サイプ41は、タイヤ幅方向Bと直交する断面視(図3、図4参照)で、トレッド陸部31の表面からタイヤ径方向Aの内側に向かって直線状に延在するが、この構成に限られない。サイプ41は、例えば、同断面視で、トレッド陸部31の表面からタイヤ径方向Aの内側に向かって、弓状、ジグザグ状又は波状に延在してもよい。
本実施形態では、第1管状部52a及び第2管状部52bのタイヤ径方向Aの長さL1(図3、図4参照)が、第3管状部52cのタイヤ径方向Aの長さL2(図3、図5参照)より長いが、この構成に限られない。第1管状部52a及び第2管状部52bのタイヤ径方向Aの長さが、例えば、第3管状部52cのタイヤ径方向Aの長さより短くてもよい。また、本実施形態では、第1管状部52a及び第2管状部52bのタイヤ径方向Aの長さL1が略等しいが、異なっていてもよい。また、本実施形態の複数の管状部52はいずれも、初期状態で、トレッド陸部31の表面に露出しない。しかしながら、複数の管状部52が、初期状態でトレッド陸部31の表面に露出する、すなわち、初期状態でサイプ底からトレッド踏面Tまで延在するものを含んでいてもよい。
更に、本実施形態のサイプ41は3つの管状部52を備えるが、この構成に限られない。サイプ41の拡幅部51が複数の管状部52のみで構成される場合、サイプ41は、タイヤ径方向Aの長さが異なる少なくとも2つの管状部52を備えればよい。したがって、サイプ41は、例えば、2つのみの管状部52を有してもよい。また、サイプ41は、例えば、4つ以上の管状部52を有していてもよい。
また、本実施形態の管状部52において、タイヤ径方向Aと直交する断面での形状は略円形状であるが、この断面形状に限られない。管状部52の上記断面での形状は、例えば、オーバル形状、四角形状などの多角形状であってもよい。つまり、本実施形態の第1凹部61及び第2凹部62のタイヤ径方向Aと直交する断面での断面形状は円弧状であるが、この構成に限られず、例えば、U字状、V字状、矩形状など、各種断面形状としてもよい。更に、本実施形態の管状部52は、第1凹部61及び第2凹部62により構成されているが、この構成に限られない。サイプ41の一方の内壁のみに第1凹部61が形成されており、サイプ41の他方の内壁は、第2平面部64と面一の平面部であってもよい。また、サイプ41の他方の内壁のみに第2凹部62が形成されており、サイプ41の一方の内壁は、第1平面部63と面一の平面部であってもよい。
本実施形態の管状部52において、タイヤ径方向Aと直交する断面での断面積は、タイヤ径方向Aの位置によらず一定であるが、この構成に限られない。タイヤ径方向Aと直交する断面での管状部52の断面積は、タイヤ径方向Aの位置によって異なっていてもよい。特に、管状部52のタイヤ径方向Aに直交する断面での断面積は、タイヤ径方向Aの外側より内側で大きくなることが好ましい。このようにすれば、初期状態からトレッド陸部31の表面の摩耗が進展し、複数の管状部52の全てがトレッド陸部31の表面に露出した後、更に摩耗が進展した場合であっても、圧縮剛性の増大を抑制できる。このような管状部52としては、例えば、タイヤ径方向Aの内側に向かうにつれてサイプ幅が漸増する構成が挙げられる。このような管状部52とすれば、タイヤ径方向Aに直交する管状部52の断面積が漸増する構成を実現できる。
本実施形態の複数(本実施形態では3つ)の管状部52において、タイヤ径方向Aと直交する同一断面での断面積は略等しいが、この構成に限られず、複数の管状部52の上記断面での断面積は異なっていてもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態としてのタイヤ101について例示説明する。図6、図7は、タイヤ101のサイプ141を示す図である。図6は、図3と同位置での断面図である。図7は、サイプ141の拡幅部151について、図6に示す断面と直交し、かつ、タイヤ径方向Aに平行な断面を示す図である。本実施形態のタイヤ101は、第1実施形態のタイヤ1と比較して、拡幅部の構成が相違し、その他の構成は共通する。したがって、ここでは、第1実施形態のタイヤ1との相違点について主に説明し、共通点について説明を省略する。
サイプ141は、サイプ長手方向Dで隣接する位置よりサイプ幅が大きい拡幅部151を備える。拡幅部151のタイヤ径方向Aに直交する断面での断面積は、タイヤ径方向Aの外側より内側で大きくなる。この点は、第1実施形態の拡幅部51と同様である。
図6、図7に示すように、本実施形態の拡幅部151は、サイプ底からタイヤ径方向A外側に向かって延在する管状部152を備える。この点も第1実施形態の管状部52と同様である。
図6、図7に示すように、本実施形態の管状部152のタイヤ径方向Aに直交する断面での断面積は、タイヤ径方向Aの外側より内側で大きくなる。本実施形態の管状部152は、この構成を必須とする点が、上述した第1実施形態の管状部52と相違する。
図6、図7に示すように、本実施形態のサイプ141は2つの管状部152を備えるが、この構成に限られない。サイプ141は、タイヤ径方向Aに直交する断面での断面積がタイヤ径方向Aの外側より内側で大きくなる管状部152を少なくとも1つ備えればよい。このような管状部152とすることで、簡易な構成で、トレッド陸部31の摩耗進展時のウェットグリップ性能を高めることができる。なお、1つのサイプ141における管状部152の数は、サイプ141のサイプ長手方向Dの長さ等に応じて適宜決定されればよい。
図6、図7に示すように、管状部152は、サイプ141の一方の内壁に形成された第1凹部161と、サイプ141の他方の内壁の第1凹部161と対向する位置に形成された第2凹部162と、により構成されている。本実施形態の第1凹部161及び第2凹部162により構成される管状部152は、タイヤ径方向Aの内側に向かって拡径する円錐台状の形状を有しているが、この構成に限られない。本実施形態の管状部152は、タイヤ径方向Aに直交する断面での断面積がタイヤ径方向Aの外側より内側で大きくなるように構成されていればよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態としてのタイヤ201について例示説明する。図8、図9は、タイヤ201のサイプ241を示す図である。図8は、図3と同位置での断面図である。図9は、サイプ241の拡幅部251について、図8に示す断面と直交し、かつ、タイヤ径方向Aに平行な断面を示す図である。本実施形態のタイヤ201は、第1実施形態のタイヤ1と比較して、拡幅部の構成が相違し、その他の構成は共通する。したがって、ここでは、第1実施形態のタイヤ1との相違点について主に説明し、共通点について説明を省略する。
図8、図9に示すように、サイプ241は、サイプ長手方向Dで隣接する位置よりサイプ幅が大きい拡幅部251を備える。拡幅部251のタイヤ径方向Aに直交する断面での断面積は、タイヤ径方向Aの外側より内側で大きくなる。この点は、第1実施形態の拡幅部51と同様である。
図8、図9に示すように、本実施形態の拡幅部251は、タイヤ径方向Aの外側から内側に向かって、サイプ長手方向Dに複数に分岐する分岐管状部271を備える。分岐管状部271は、管片271aがタイヤ径方向Aの外側から内側に向かって分岐して増えることで、タイヤ径方向Aと直交する断面での断面積が大きくなっていく。分岐管状部271を構成する各管片271aは、第1実施形態の管状部52と同様、サイプ長手方向Dの隣接する位置よりも、サイプ幅が大きい。このような分岐管状部271とすることで、簡易な構成で、トレッド陸部の摩耗進展時のウェットグリップ性能を高めることができる。分岐管状部271の各管片271aからの分岐数、各管片271aのタイヤ径方向Aと直交する断面での形状及び断面積などは、特に限定されない。つまり、各管片271aの構成は、タイヤ径方向Aに直交する断面での分岐管状部271の断面積が、タイヤ径方向Aの外側より内側で大きくなる構成であれば、特に限定されない。なお、本実施形態のサイプ241のうち、分岐管状部271が設けられていない部分、及び、6つの管片271aの間の部分、はスリット部53により構成されている。
図8に示すように、本実施形態の分岐管状部271は、サイプ底からトレッド陸部31の表面まで延在している。より具体的に、本実施形態の分岐管状部271では、1つの第1管片271a1が、トレッド陸部31の表面からタイヤ径方向Aの内側に延在している。この1つの第1管片271a1のタイヤ径方向Aの内側端は、第2管片271a2及び第3管片271a3へと2つに分岐している。第2管片271a2のタイヤ径方向Aの内側端は、第4管片271a4及び第5管片271a5へと2つに分岐している。また、第3管片271a3のタイヤ径方向Aの内側端は、第5管片271a5及び第6管片271a6へと2つに分岐している。なお、第5管片271a5は、第2管片271a2及び第3管片271a3それぞれから分岐して1つに合流した管片である。本実施形態において、第1管片271a1~第6管片271a6のタイヤ径方向Aの内側端での、タイヤ径方向Aと直交する断面での形状及び断面積は略等しい。したがって、タイヤ径方向Aに直交する断面での分岐管状部271の断面積は、タイヤ径方向Aの外側より内側で大きくなる。
図8に示すように、本実施形態の分岐管状部271は、サイプ241において1つのみ設けられているが、この構成に限られない。分岐管状部271は、サイプ長手方向Dの異なる位置に複数設けられてもよい。つまり、サイプ241は、分岐管状部271を少なくとも1つ備えればよい。1つのサイプ241における分岐管状部271の数は、サイプ241のサイプ長手方向Dの長さ等に応じて適宜決定されればよい。
本発明に係るタイヤは、上述した実施形態で示す具体的な構成に限られず、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限り、種々の変形・変更が可能である。上述した第1実施形態~第3実施形態では、サイプ41、141及び241が、トレッド陸部としてのセンター陸部32aに形成されているが、中間陸部32b又はショルダ陸部32cに形成されていてもよい。また、上述した第1実施形態~第3実施形態のサイプ41、141及び241は、リブ状陸部により形成されているが、ブロック状陸部に形成されていてもよい。
本発明はタイヤに関する。
1、101、201:タイヤ、 1a:トレッド部、 1b:サイドウォール部、 1c:ビード部、 3:ビード部材、 3a:ビードコア、 3b:ビードフィラ、 4:カーカス、 5:傾斜ベルト、 6:周方向ベルト、 7:トレッドゴム、 8:サイドゴム、 9:インナーライナ、 10:区画溝、 21:周方向溝、 31:トレッド陸部、 32a:センター陸部、 32b:中間陸部、 32c:ショルダ陸部、 41、141、241:サイプ、 51、151、251:拡幅部、 52、152:管状部、 52a:第1管状部、 52b:第2管状部、 52c:第3管状部、 53:スリット部、 61、161:第1凹部、 62、162:第2凹部、 63:第1平面部、 64:第2平面部、 65a、66a:湾曲面、 65b、66b:底面、 271:分岐管状部、 271a:管片、 271a1~271a6:第1管片~第6管片、 A:タイヤ径方向、 B:タイヤ幅方向、 C:タイヤ周方向、 D:サイプ長手方向、 CL:タイヤ赤道面、 L1、L2:管状部のタイヤ径方向の長さ、 T:トレッド踏面、 TE:トレッド端

Claims (2)

  1. トレッド踏面に、区画溝により、又は、前記区画溝及びトレッド端により、区画されているトレッド陸部を備えるタイヤであって、
    前記トレッド陸部は、前記トレッド陸部の表面からタイヤ径方向の内側に向かって延在するサイプを備え、
    前記サイプは、サイプ長手方向で隣接する位置よりサイプ幅が大きい拡幅部を備え、
    前記拡幅部のタイヤ径方向に直交する断面での断面積は、タイヤ径方向の外側より内側で大きくなり、
    前記拡幅部は、前記サイプ長手方向の異なる位置で、サイプ底からタイヤ径方向外側に向かって延在する、タイヤ径方向の長さが異なる少なくとも2つの管状部を備え、
    前記管状部のタイヤ径方向に直交する断面での断面積は、タイヤ径方向の外側より内側で大きくなる、タイヤ。
  2. トレッド踏面に、区画溝により、又は、前記区画溝及びトレッド端により、区画されているトレッド陸部を備えるタイヤであって、
    前記トレッド陸部は、前記トレッド陸部の表面からタイヤ径方向の内側に向かって延在するサイプを備え、
    前記サイプは、サイプ長手方向で隣接する位置よりサイプ幅が大きい拡幅部を備え、
    前記拡幅部のタイヤ径方向に直交する断面での断面積は、タイヤ径方向の外側より内側で大きくなり、
    前記拡幅部は、タイヤ径方向の外側から内側に向かって、前記サイプ長手方向に複数に分岐する分岐管状部を備える、タイヤ。
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