JP5012121B2 - タッチパネル - Google Patents

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Description

本発明は、主に各種電子機器の操作に用いられるタッチパネルに関するものである。
近年、携帯電話やカーナビ等の各種電子機器の高機能化や多様化が進むに伴い、液晶等の表示素子の前面に光透過性のタッチパネルを装着し、このタッチパネルを通して背面の表示素子の表示を視認しながら、指やペン等でタッチパネルを押圧操作することによって、機器の各機能の切換えを行うものが増えており、視認性に優れ操作の確実なものが求められている。
このような従来のタッチパネルについて、図3を用いて説明する。
なお、構成を判り易くするために、図面は厚さ方向の寸法を拡大して表している。
図3は従来のタッチパネルの断面図であり、同図において、1は光透過性の上基板、2は同じく光透過性の下基板で、上基板1の下面には酸化インジウム錫等の光透過性の上導電層3が、下基板2の上面には同じく下導電層4が各々形成されている。
そして、下導電層4上面には絶縁樹脂によって、複数のドットスペーサ(図示せず)が所定間隔で形成されると共に、上導電層3の両端には一対の上電極(図示せず)が、下導電層4の両端には、上電極とは直交方向の一対の下電極(図示せず)が各々形成されている。
また、5は上基板1と下基板2間の外周に形成された略額縁状のスペーサで、このスペーサ5の上下面または片面に塗布形成された接着層(図示せず)によって、上基板1と下基板2の外周が貼り合わされ、上導電層3と下導電層4が所定の間隙を空けて対向して、タッチパネルが構成されている。
そして、このように構成されたタッチパネルが、液晶等の表示素子の前面に配置されて電子機器に装着されると共に、一対の上電極と下電極が機器の電子回路(図示せず)に接続される。
以上の構成において、タッチパネル背面の表示素子の表示に応じて、上基板1上面の中間部Aや右端部B等を、指或いはペン等で押圧操作すると、上基板1が撓み、押圧された箇所の上導電層3が下導電層4に接触する。
そして、電子回路から上電極と下電極へ順次電圧が印加され、これらの電極間の電圧比によって、押圧された箇所を電子回路が検出し、機器の様々な機能の切換えが行われるものであった。
なお、上記のように押圧操作を行う際、中間部Aを押圧した場合には、上基板1が前後左右にほぼ均等に撓むが、例えば、右端部Bを押圧操作した場合には、左右のスペーサ5内縁部から右端部Bまでの距離は、右側が短く左側が長いため、スペーサ5上面に加わる力も左側に比べ右側が大きなものとなる。
また、さらに右側の、スペーサ5内縁部近傍をなぞるように極端に強く押圧した場合には、この箇所の上基板1や上導電層3に極端な折曲が加わるため、このような操作が繰返されると、上基板1下面の上導電層3に亀裂や破損が生じ、上導電層3と下導電層4の電気的接触が不安定なものとなってしまうことがある。
このため、例えば、スペーサ5をアクリル等の絶縁樹脂内に気泡を分散させた、低弾性で撓み易いもので形成し、スペーサ5の内縁部近傍が押圧され強い力が加わった場合には、この箇所のスペーサ5が撓んで、上基板1が弾性変形することによって、下面の上導電層3の亀裂や破損を防ぐこと等が考えられている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2003−280800号公報
しかしながら、上記従来のタッチパネルにおいては、スペーサ5に気泡を分散させた低弾性のもの等を用いることで、端部操作による上導電層3の亀裂や破損を防ぐことは可能となるが、使用される周囲の条件が高湿な環境、時に高温高湿な環境であった場合、スペーサ5から湿気が上基板1と下基板2の間隙内に侵入し、この湿気によって、上導電層3や下導電層4が酸化して、電気的接触が不安定なものとなってしまう場合があるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、端部操作による上導電層の亀裂や破損を防ぐと共に、安定した電気的接離が行え確実な操作の可能なタッチパネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、上基板と下基板間の外周に形成された略額縁状のスペーサを、外スペーサと内スペーサから形成すると共に、外スペーサは内スペーサよりも低吸水性とし、内スペーサは外スペーサよりも低弾性としてタッチパネルを構成したものであり、端部操作時には軟らかな内スペーサが撓んで、上導電層の亀裂や破損を防ぐことができると共に、外スペーサによって周囲の湿気の間隙内への侵入を防止できるため、安定した電気的接離が行え、確実な操作の可能なタッチパネルを得ることができるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、上基板を内スペーサ上に載置すると共に、外スペーサを内スペーサよりも上方へ突出させたものであり、上基板外周が軟らかな内スペーサ上に載置されているため、端部操作による上導電層の亀裂や破損の防止を、より確実に行うことができるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、安定した電気的接離が行え、確実な操作の可能なタッチパネルを実現することができるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1及び図2を用いて説明する。
なお、構成を判り易くするために、図面は厚さ方向の寸法を拡大して表している。
また、背景技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態によるタッチパネルの断面図であり、同図において、1はポリエーテルサルホンやポリカーボネート、ガラス等の光透過性の上基板、2はガラスまたはアクリル、ポリカーボネート等の光透過性の下基板で、上基板1の下面には酸化インジウム錫や酸化錫等の光透過性の上導電層3が、下基板2の上面には同じく下導電層4が、スパッタ法等によって各々形成されている。
そして、下導電層4の上面にはエポキシやシリコン等の絶縁樹脂によって複数のドットスペーサ(図示せず)が所定間隔で形成されると共に、上導電層3の両端には銀やカーボン等の一対の上電極(図示せず)が、下導電層4両端には、上電極とは直交方向の一対の下電極(図示せず)が各々形成されている。
また、7は低吸水性の外スペーサで、弾性率が1×108〜2×1010Paで、吸水率が0.01〜0.1%のエポキシやシリコン等の絶縁樹脂によって、上基板1と下基板2間の外周に略額縁状に形成されている。
さらに、8は略額縁状で低弾性の内スペーサで、弾性率が1×105〜8×107Paで、吸水率が0.5〜1.0%のアクリルやウレタン等の絶縁樹脂、またはこれらに気泡を分散させた絶縁樹脂によって、外スペーサ7の内縁に形成されている。
そして、この外スペーサ7と内スペーサ8の上面または下面に塗布形成されたアクリルやゴム等の接着層(図示せず)によって、上基板1と下基板2の外周が貼り合わされ、上導電層3と下導電層4が所定の間隙を空けて対向して、タッチパネルが構成されている。
なお、上記のような外スペーサ7と内スペーサ8を上基板1下面、または下基板2上面に形成するには、スクリーン印刷やディスペンサー塗布等の方法があるが、スクリーン印刷によって行う場合には、例えば、下基板2上面に内スペーサ8をスクリーン印刷した後、一回乾燥し、この後、外スペーサ7を印刷し、再度乾燥させる必要がある。
これに対し、注射針状のディスペンサーによって塗布形成する場合には、並列に配置した二本のディスペンサーによって、例えば、下基板2上面に外スペーサ7と内スペーサ8を同時に塗布し、この後一回乾燥させることで、短い時間で比較的容易に形成を行うことができる。
そして、このように構成されたタッチパネルが、液晶等の表示素子の前面に配置されて電子機器に装着されると共に、一対の上電極と下電極が機器の電子回路(図示せず)に接続される。
以上の構成において、タッチパネル背面の表示素子の表示に応じて、上基板1上面の中間部Aや右端部B等を、指或いはペン等で押圧操作すると、上基板1が撓み、押圧された箇所の上導電層3が下導電層4に接触する。
そして、電子回路から上電極と下電極へ順次電圧が印加され、これらの電極間の電圧比によって、押圧された箇所を電子回路が検出し、機器の様々な機能の切換えが行われる。
なお、上記のように押圧操作を行う際、中間部Aを押圧した場合には、上基板1が前後左右にほぼ均等に撓むが、例えば、右端部Bを押圧操作した場合には、左右の内スペーサ8内縁部から右端部Bまでの距離は、右側が短く左側が長いため、外スペーサ7と内スペーサ8上面に加わる力も左側に比べ右側が大きなものとなる。
また、さらに右側の、内スペーサ8内縁部近傍をなぞるように極端に強く押圧した場合には、この箇所の上基板1や上導電層3に極端な折曲が加わるが、内側の内スペーサ8は低弾性に形成されているため、押圧によってこの箇所の内スペーサ8が撓んで、上基板1の弾性変形が行われ、操作の衝撃が緩和されるようになっている。
つまり、右端部Bや内スペーサ8内縁部近傍が押圧操作され、強い力が加わった場合には、外側の外スペーサ7は比較的高弾性であるため、あまり弾性変形しないが、軟らかな内スペーサ8が押圧力によって撓み、上基板1や上導電層3に極端な折曲が生じないようにすることで、端部操作により上導電層3に亀裂や破損が発生することを防ぐように構成されている。
また、外側の外スペーサ7は低吸水性に形成され、この外スペーサ7が比較的吸水性の高い内スペーサ8外周を覆っているため、使用される周囲の条件が高湿な環境であっても、周囲の湿気が上基板1と下基板2の間隙内に侵入することを防ぎ、上導電層3と下導電層4の安定した電気的接触を保つことができるようになっている。
すなわち、端部操作時には軟らかな内側の内スペーサ8が撓んで、上導電層3の亀裂や破損を防ぐと共に、この外側の低吸水性の外スペーサ7によって、周囲の湿気の間隙内への侵入を防止することで、安定した電気的接離が行え、確実な操作が可能なように構成されている。
さらに、図2の断面図に示すように、上基板1よりもやや外形寸法の小さな上基板9の外周を、内スペーサ8上に載置すると共に、外スペーサ10を内スペーサ8よりも上方へ突出させた構成とすることによって、端部操作による上導電層3の亀裂や破損の防止を、より確実に行うことができる。
つまり、上基板9外周が軟らかな内スペーサ8上に載置され、上基板9上面を押圧操作した力は全て内スペーサ8に加わり、この内スペーサ8が撓んで上基板1の弾性変形が行われるため、上導電層3への衝撃をさらに緩和できると共に、外スペーサ10上端が上方へ突出し、上基板9の外周端面を覆っているため、周囲の湿気の間隙内への侵入も、より確実に防止することが可能なようになっている。
このように本実施の形態によれば、上基板1と下基板2間の外周に形成された略額縁状のスペーサを、低吸水性の外スペーサ7と低弾性の内スペーサ8から形成することによって、端部操作時には軟らかな内スペーサ8が撓んで、上導電層3の亀裂や破損を防ぐことができると共に、外スペーサ7によって周囲の湿気の間隙内への侵入を防止できるため、安定した電気的接離が行え、確実な操作の可能なタッチパネルを得ることができるものである。
本発明によるタッチパネルは、安定した電気的接離が行え、確実な操作の可能なものを提供することができるという有利な効果を有し、各種電子機器の操作用として有用である。
本発明の一実施の形態によるタッチパネルの断面図 同他の実施の形態による断面図 従来のタッチパネルの断面図
符号の説明
1,9 上基板
2 下基板
3 上導電層
4 下導電層
7,10 外スペーサ
8 内スペーサ

Claims (2)

  1. 下面に上導電層が形成された上基板と、上面に上記上導電層と所定の間隙を空けて対向する下導電層が形成された下基板と、上記上基板と下基板間の外周に形成された略額縁状のスペーサからなり、上記スペーサを外スペーサと内スペーサから形成すると共に、上記外スペーサは上記内スペーサよりも低吸水性とし、上記内スペーサは上記外スペーサよりも低弾性としたタッチパネル。
  2. 上基板を内スペーサ上に載置すると共に、外スペーサを上記内スペーサよりも上方へ突出させた請求項1記載のタッチパネル。
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