JP5012119B2 - 車載装置 - Google Patents
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そこで、下記の特許文献1に記載された発明では、残高不足時であっても、その後のETC利用の制限を条件に出口ゲートの通過を許容するようにしている(引用文献1の請求項3等参照)。これにより、プリペイド方式を導入した場合に想定される、出口ゲートでの渋滞発生を減少させることができる。
(a3)通信手段を介して入口路側装置から受信した入口情報を記憶手段に記憶させる。
(a5)通信手段を介して出口路側装置から払い戻し額を受信すると、記憶手段が記憶するプリペイド残高に払い戻し額を積み増し、所定の制限が有効になっていれば無効にする。なお、出口路側装置から送信される払い戻し額は、不足額が引かれた額である。つまり、払い戻しがあれば不足額は解消したことを意味する。
また、出口ゲートにおける満額の払い戻し額をもってしても、入口ゲートでの支払い不足を解消できない場合も考えられる。しかし、出口ゲートに至るまでに、ユーザがサービスエリア等で現金やクレジットカード等によって前払い通行料金を購入(チャージ)し、その購入した通行料金を車載装置のプリペイド残高を積み増すような処理を行っているケースが考えられる。したがって、これを考慮するため、制御手段は、通信手段を介して出口路側装置から払い戻し額の替わりに不足額を受信した場合、記憶手段に記憶されたプリペイド残高が不足額以上あれば、不足額をプリペイド残高から減額し、所定の制限を無効にするようになっているとよい(請求項3)。
また、請求項3の車載装置と異なり、出口路側装置で払い戻し額が計算される前に、入口ゲートで支払うべきであった通行料金の残金を全て支払い、その後に出口ゲートから満額の払い戻し額を受け取るようになっていてもよい。つまり、請求項4に記載のように、制御手段は以下の(b1)〜(b6)を実行するようになっていてもよい。なお、(b1)〜(b6)の並び順は、実行順序を特定するものではなく、技術的に矛盾が生じない限りどのような順序で実行しても構わない。例えば、(b3)を(b1)や(b2)の前に実行しても構わない。
(b3)通信手段を介して入口路側装置から受信した入口情報を記憶手段に記憶させる。
(b5)減額の際に不足額が生じており、かつ、減額の後、記憶手段が記憶するプリペイド残高が積み増しされた場合には、プリペイド残高から不足額を減額し、その減額した額を、通信手段を介して出口路側装置へ通知する。
このような車載装置であっても、サービスエリア等においてプリペイド残高が積み増しされたことが考慮されて、所定の制限が解除される。
(c3)記憶手段に記憶させておいた入口情報を出口ゲートに設置された出口路側装置へ通信手段を介して送信する。
このようになっていれば、ユーザは、プリペイド残高が0になったことを知り、プリペイド残高の積み増しを行う必要があることを認識できる。
このようになっていれば、ユーザはプリペイド残高が不足する前に適切に対応するこができる。
ここまでは、車載装置について説明したが、上述した請求項1の車載装置又は請求項1を引用する請求項の車載装置に対応する出口路側装置としては、その制御手段が以下の(d1)〜(d3)を行うものであるとよい。
(d2)入口情報から満額払い戻し額を求め、満額払い戻し額と支払い額情報とから実際の払い戻し額を求める。
このような出口路側装置であれば、上述した請求項1の車載装置又は請求項1を引用する請求項の車載装置と組み合わせることによって、各車載装置について記載した効果を奏し得る。
(e2)入口情報に基づいて満額払い戻し額を求め、満額払い戻し額と支払い額情報とに基づいて実際の払い戻し額を求めるが、別途、車載装置が記憶するプリペイド残高から減額した額を、通信手段を介して車載装置から受信した場合には、前記満額払い戻し額と前記支払い額情報と前記減額した額とに基づいて実際の払い戻し額を求める。
このような出口路側装置であれば、上述した請求項4の車載装置又は請求項4を引用する請求項の車載装置と組み合わせることによって、各車載装置について記載した効果を奏し得る。
(f2)入口情報から満額払い戻し額を求める。
(f3)満額払い戻し額がある場合は、通信手段を介して車載装置へ満額払い戻し額を送信する。
図1は、ETCシステム10の構成を示すブロック図である。ETCシステム10は、車両に搭載された車載装置20と、プリペイド済みの通行料金を電子情報として記憶するICカード30と、有料道路の入口ゲートに設けられた入口路側装置40と、出口ゲートに設けられている出口路側装置50とを備える。なお、図1には車載装置20、ICカード30と、入口路側装置40と、出口路側装置50とが1台ずつ記載されているが、通常は、システム全体で複数台存在する。
DSRC部22は、無線アンテナ21を介してDSRCによる情報の送受信を行う部位である。なお、通信対象は入口路側装置40及び出口路側装置50である。
非接触通信インターフェース25は、ICカード30と、非接触の近距離無線通信を行うための機能を有する部位である。なお、接触型の通信インターフェースであってもよい(その場合はICカード30が接触型の通信インターフェースを有している必要がある)。
制御部27は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、DSRC部22、HMI23、SAM24、非接触通信インターフェース25及び記憶部26をプログラムに基づいて統括的に制御する部位である。
DSRC部42は、無線アンテナ41を介してDSRCによる情報の送受信を行う部位である。通信対象は車載装置20である。
通信インターフェース44は、有線通信によってゲート開閉装置や情報センタと通信するためのインターフェースである。
次に、出口路側装置50の詳細について図3(b)のブロック図を用いて説明する。出口路側装置50は、無線アンテナ51と、DSRC部52と、SAM53と、通信インターフェース54と、記憶部55と、制御部56とを備える。
DSRC部52は、無線アンテナ51を介してDSRCによる情報の送受信を行う部位である。通信対象は車載装置20である。
通信インターフェース54は、有線通信によってゲート開閉装置や情報センタと通信するためのインターフェースである。
[動作の説明]
[第一実施形態]
次に、第一実施形態のETCシステム10の動作について説明する。第一実施形態は、入口ゲートにおける支払い額を車載装置20が記憶しておき、その支払い額を出口ゲートで出口路側装置50へ送信し、出口路側装置50で計算された払い戻し額を車載装置20が受け取ってプリペイド残高に積み増すという流れを基本とする実施形態である。
はじめに、ICカード30から車載装置20へのプリペイド残高の移動処理について図4のシーケンス図を用いて説明する。なお、前提として、ICカード30には、前払いされた通行料金の電子情報がプリペイド残高として予め記憶されていることとする。
(2)入口ゲートにおける処理について
次に、車載装置20を搭載した車両が入口ゲートに到達することによって実行が開始される処理について、図5のシーケンス図を用いて説明する。
BST信号を受信した車載装置20の制御部27は、BST信号に応答してVST(Vehicle Service Table)信号を、入口路側装置40へ送信する(S210)。そして、車載装置20の制御部27は、予め記憶部26に記憶されている車載装置20の固有識別情報(管理番号、形式登録番号、車両のナンバー等)をSAM24に暗号化させ、無線アンテナ21及びDSRC部22を介して入口路側装置40へ送信する(S215)。なお、車載装置20が入口路側装置40へ情報等を送る場合は、車載装置20のSAM24によって暗号化した後に入口路側装置40へ送り、車載装置20は入口路側装置40から情報等を受け取るとSAM24によって復号化する。また、入口路側装置40においても同様であり、SAM43によって情報等を暗号化・復号化して車載装置20と通信を行う。
支払い額の通知を受けた入口路側装置40の制御部46は、支払い額と、記憶部45に記憶する入口情報と、既に受け取っている車載装置20の固有識別情報とから所定のアルゴリズにしたがってETC情報を生成し、生成したETC情報を、無線アンテナ41及びDSRC部42を介して車載装置20へ送信する(S265)。
次に、車載装置20を搭載した車両が出口ゲートに到達することによって実行が開始される処理について、図6のシーケンス図を用いて説明する。
BST信号を受信した車載装置20の制御部27は、BST信号に応答してVST(Vehicle Service Table)信号を、出口路側装置50へ送信する(S310)。そして、車載装置20の制御部27は、記憶部26に記憶されているETC情報をSAM24に暗号化させ、無線アンテナ21及びDSRC部22を介して入口路側装置40へ送信する(S315)。なお、車載装置20が出口路側装置50へ情報等を送る場合は、車載装置20のSAM24によって暗号化した後に出口路側装置50へ送り、車載装置20は出口路側装置50から情報等を受け取るとSAM24によって復号化する。また、出口路側装置50においても同様であり、SAM53によって情報等を暗号化・復号化して車載装置20と通信を行う。
S395では、HMI23(具体的にはスピーカ)を介して出口ゲートでの処理結果を報知する。例えば、満額の払い戻し額を受領した場合は「満額の払い戻し額、300円を受領しました」という音声を出力させる。また、減額された払い戻し額を受領した場合は「入口ゲートでの支払い不足金を減額した残りの払い戻し額、200円を受領しました」という音声を出力させる。また、不足額と満額の払い戻し額とが一致し、払い戻し額が0であった場合は「入口ゲートでの支払い不足額と満額の払い戻し額とが一致しますので払い戻し額はありませんでした」という音声を出力させる。また、出口ゲートでの払い戻し額を考慮してもなお、まだ支払い不足額があった場合は「出口ゲートでの払い戻し額を考慮してもなお、まだ支払い不足額が100円あります」という音声を出力させる。また、出口ゲートに至るまでにプリペイド残高が積み増しされ、そのプリペイド残高から減額することによって、支払い不足額が解消した場合は、「プリペイド残高から100円減額しましたので、不足額は解消しました」という音声を出力させる。
また、プリペイド残高も報知する。そして、プリペイド残高に応じ、ユーザが採るべき対応も報知する。例えば、プリペイド残高が0になった場合は「プリペイド残高が0になりましたのでプリペイド残高を積み増すことをおすすめします」という音声を出力させる。また、プリペイド残高が所定額以下になった場合は「プリペイド残高が残り少ないですのでプリペイド残高を積み増すことをおすすめします」という音声を出力させる。
第一実施形態のETCシステム10は、まず、車載装置20は、入口ゲートに設置された入口路側装置40から要求された通行料金を、プリペイド残高から可能なだけ減額し、支払い額を記憶部26に記憶する(S255,S275)。その際、不足額があれば、利用制限フラグをオンにする(S285)。そして、出口ゲートに到達すると、車載装置20は、出口路側装置50に支払い額を通知し(S315)、支払い額を受信した出口路側装置50は、車載装置20への払い戻し額を計算する(S320)。そして、出口路側装置50は、払い戻し額があれば車載装置20へ払い戻し額を通知し(S330)、払い戻し額を受信した車載装置20は、払い戻し額をプリペイド残高へ積み増し(S360)、利用制限フラグをオフにする(S365)。
また、車載装置20は、出口ゲートにおける払い戻しを考慮してもなお支払いに不足がある場合には、プリペイド残高を再度確認して(S370)、不足額を解消可能であれば、プリペイド残高から不足額を減額する(S375)。したがって、出口ゲートに至るまでに、ユーザによりサービスエリア等においてプリペイド残高が積み増しされた場合は、それが考慮されて出口ゲートにおいて処理されるため、この処理に合わせて利用制限も解除される。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態のETCシステム10の動作について説明する。第二実施形態は、入口ゲートにおいて不足額が生じるとその不足額を車載装置20が記憶しておき、車載装置20は出口ゲートで出口路側装置50から満額の払い戻し額を受け取ると、記憶しておいた不足額と相殺した残りの払い戻し額をプリペイド残高に積み増すという流れを基本とする実施形態である。
はじめに、ICカード30から車載装置20へのプリペイド残高の移動処理について図7のシーケンス図を用いて説明する。なお、前提として、ICカード30には、前払いされた通行料金の電子情報がプリペイド残高として予め記憶されていることとする。
(2)入口ゲートにおける処理について
次に、車載装置20を搭載した車両が入口ゲートに到達することによって実行が開始される処理について、図8のシーケンス図を用いて説明する。
BST信号を受信した車載装置20の制御部27は、BST信号に応答してVST(Vehicle Service Table)信号を、入口路側装置40へ送信する(S510)。そして、車載装置20の制御部27は、予め記憶部26に記憶されている車載装置20の固有識別情報(管理番号、形式登録番号、車両のナンバー等)をSAM24に暗号化させ、無線アンテナ21及びDSRC部22を介して入口路側装置40へ送信する(S515)。なお、車載装置20が入口路側装置40へ情報等を送る場合は、車載装置20のSAM24によって暗号化した後に入口路側装置40へ送り、車載装置20は入口路側装置40から情報等を受け取るとSAM24によって復号化する。また、入口路側装置40においても同様であり、SAM43によって情報等を暗号化・復号化して車載装置20と通信を行う。
支払い額の通知を受けた入口路側装置40の制御部46は、記憶部45に記憶する入口情報と、既に受け取っている車載装置20の固有識別情報とから所定のアルゴリズにしたがってETC情報を生成し、生成したETC情報を、無線アンテナ41及びDSRC部42を介して車載装置20へ送信する(S565)。
次に、車載装置20を搭載した車両が出口ゲートに到達することによって実行が開始される処理について、図9のシーケンス図を用いて説明する。
BST信号を受信した車載装置20の制御部27は、BST信号に応答してVST(Vehicle Service Table)信号を、出口路側装置50へ送信する(S610)。そして、車載装置20の制御部27は、記憶部26に記憶されているETC情報をSAM24に暗号化させ、無線アンテナ21及びDSRC部22を介して入口路側装置40へ送信する(S615)。なお、車載装置20が出口路側装置50へ情報等を送る場合は、車載装置20のSAM24によって暗号化した後に出口路側装置50へ送り、車載装置20は出口路側装置50から情報等を受け取るとSAM24によって復号化する。また、出口路側装置50においても同様であり、SAM53によって情報等を暗号化・復号化して車載装置20と通信を行う。
満額の払い戻し額の通知を受け取った車載装置20の制御部27は、記憶部26に不足額が記憶されているか否かを判定し、不足額があれば出口路側装置50から受け取った満額の払い戻し額と不足額と相殺した後、残りを記憶部26に記憶されているプリペイド残高に積み増す(S630)。なお、相殺した結果、残りがなければプリペイド残高への積み増しは行われない。また、もともと不足額が記憶部26に記憶されていなければ、出口路側装置50から受け取った満額の払い戻し額をそのまま記憶部26に記憶されているプリペイド残高に積み増す。
また、プリペイド残高も報知する。そして、プリペイド残高に応じ、ユーザが採るべき対応も報知する。例えば、プリペイド残高が0になった場合は「プリペイド残高が0になりましたのでプリペイド残高を積み増すことをおすすめします」という音声を出力させる。また、プリペイド残高が所定額以下になった場合は「プリペイド残高が残り少ないですのでプリペイド残高を積み増すことをおすすめします」という音声を出力させる。
第二実施形態のETCシステム10は、まず、車載装置20は、入口ゲートに設置された入口路側装置40から要求された通行料金を、プリペイド残高から可能なだけ減額し、不足額を記憶部26に記憶する(S555)。その際、不足額があれば、利用制限フラグをオンにする(S585)。そして、出口ゲートに到達すると、車載装置20は入口情報が含まれるETC情報を出口路側装置50へ送信し(S615)、出口路側装置50は、車載装置20から受け取った入口情報等から満額の払い戻し額を計算する(S620)。そして、出口路側装置50は満額の払い戻し額を通知し(S625)、満額の払い戻し額を受信した車載装置20は、不足額と相殺した後の残額をプリペイド残高へ積み増す(S630)。そして、その結果、不足額が解消すれば、利用制限フラグをオフにする(S640)。
[他の実施形態]
(1)上記第一実施形態のS260では、実際に減額できた額を支払い額として、入口路側装置40へ通知するようになっていたが、この支払い額の替わりに不足額を入口路側装置40へ通知するようになっていてもよい。そして、不足額を受け取った入口路側装置40の制御部46は、不足額と、記憶部45に記憶する入口情報と、既に受け取っている車載装置20の固有識別情報とから所定のアルゴリズにしたがってETC情報を生成し、生成したETC情報を、車載装置20へ送信するとよい。
そして、出口ゲートにおいては、車載装置20は、不足額が含まれるETC情報を、出口路側装置へ送信し、出口路側装置50は、ETC情報内の不足額と、入口情報と、車載装置20の固有識別情報とから、車載装置20に対して払い戻す払い戻し額を計算するようになっているとよい。具体的には、まず、車載装置20の固有識別情報から車種(大型車、普通車等)を特定し、その特定した車種と入口情報とに対応する満額の払い戻し額を記憶部55から読み出す。そして、実際の払い戻し額を求める。計算式は、(払い戻し額)=(満額の払い戻し額)−(ETC情報内の不足額)、である。以降の処理は、上述した第一実施形態のETCシステム10と同じである。
(2)上記第一実施形態の出口ゲートにおける処理(図6)に替えて、図10のシーケンス図に示す処理を行ってもよい。以下、図10を用いて具体的に説明する。
BST信号を受信した車載装置20の制御部27は、BST信号に応答してVST(Vehicle Service Table)信号を、出口路側装置50へ送信する(S710)。そして、車載装置20の制御部27は、記憶部26に記憶されているETC情報をSAM24に暗号化させ、無線アンテナ21及びDSRC部22を介して入口路側装置40へ送信する(S715)。なお、車載装置20が出口路側装置50へ情報等を送る場合は、車載装置20のSAM24によって暗号化した後に出口路側装置50へ送り、車載装置20は出口路側装置50から情報等を受け取るとSAM24によって復号化する。また、出口路側装置50においても同様であり、SAM53によって情報等を暗号化・復号化して車載装置20と通信を行う。
(i)S730の通知を受け取っていない場合
出口路側装置50の制御部56は、まず、ETC情報に含まれる車載装置20の固有識別情報から車種(大型車、普通車等)を特定し、その特定した車種とETC情報に含まれる入口情報とに対応する通行料金(入口で徴収される一律の通行料金)及び満額の払い戻し額を記憶部55から読み出す。そして、不足額を求める。不足額の計算式は、(不足額)=(通行料金)−(ETC情報に含まれる支払い額)、である。続いて、払い戻し額を求める。計算式は、(払い戻し額)=(満額の払い戻し額)−(不足額)、である。
出口路側装置50の制御部56は、まず、ETC情報に含まれる車載装置20の固有識別情報から車種(大型車、普通車等)を特定し、その特定した車種とETC情報に含まれる入口情報とに対応する通行料金(入口で徴収される一律の通行料金)及び満額の払い戻し額を記憶部55から読み出す。そして、不足額を求める。不足額の計算式は、(不足額)=(通行料金)−(ETC情報に含まれる支払い額)−(S730の通知に含まれる額)、である。続いて、払い戻し額を求める。計算式は、(払い戻し額)=(満額の払い戻し額)−(不足額)、である。
また、プリペイド残高も報知する。そして、プリペイド残高に応じ、ユーザが採るべき対応も報知する。例えば、プリペイド残高が0になった場合は「プリペイド残高が0になりましたのでプリペイド残高を積み増すことをおすすめします」という音声を出力させる。また、プリペイド残高が所定額以下になった場合は「プリペイド残高が残り少ないですのでプリペイド残高を積み増すことをおすすめします」という音声を出力させる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲に記載した用語との対応を示す。
Claims (9)
- 都市型対距離料金体系の有料道路に用いられる車載装置であって、
路側装置と通信を行う通信手段と、
プリペイド残高を記憶するとともに、他の情報も記憶可能な記憶手段と、
前記通信手段及び前記記憶手段を用いて以下の(a1)〜(a5)を行う制御手段と、
を備える車載装置。
(a1)入口ゲートに設置された入口路側装置から前記通信手段を介して要求された通行料金を、前記記憶手段が記憶する前記プリペイド残高から可能なだけ減額し、その減額した額又は不足額の少なくともいずれか一方を支払い額情報として前記記憶手段に記憶させる。
(a2)前記減額の際、不足額があった場合には所定の制限を有効にする。
(a3)前記通信手段を介して前記入口路側装置から受信した入口情報を前記記憶手段に記憶させる。
(a4)前記記憶手段に記憶させておいた前記入口情報及び前記支払い額情報を、出口ゲートに設置された出口路側装置へ前記通信手段を介して送信する。
(a5)前記通信手段を介して前記出口路側装置から払い戻し額を受信すると、前記記憶手段が記憶する前記プリペイド残高に前記払い戻し額を積み増し、前記所定の制限が有効になっていれば無効にする。 - 請求項1に記載の車載装置において、
前記制御手段は、払い戻し額はなくかつ不足額もなかったことを示す通知を、前記通信手段を介して前記出口路側装置から受信すると、前記所定の制限を無効にすること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の車載装置において、
前記制御手段は、前記通信手段を介して前記出口路側装置から前記払い戻し額の替わりに不足額を受信した場合、前記記憶手段に記憶されたプリペイド残高が前記不足額以上あれば、前記不足額を前記プリペイド残高から減額し、前記所定の制限を無効にすること、
を特徴とする車載装置 - 都市型対距離料金体系の有料道路に用いられる車載装置であって、
路側装置と通信を行う通信手段と、
プリペイド残高を記憶するとともに、他の情報も記憶可能な記憶手段と、
前記通信手段及び前記記憶手段を用いて以下の(b1)〜(b5)を行う制御手段と、
を備える車載装置。
(b1)入口ゲートに設置された入口路側装置から前記通信手段を介して要求された通行料金を、前記記憶手段が記憶する前記プリペイド残高から可能なだけ減額し、その減額した額又は不足額の少なくともいずれか一方を支払い額情報として前記記憶手段に記憶させる。
(b2)前記減額の際、不足額があった場合には所定の制限を有効にする。
(b3)前記通信手段を介して前記入口路側装置から受信した入口情報を前記記憶手段に記憶させる。
(b4)前記記憶手段に記憶させておいた前記入口情報及び前記支払い額情報を、出口ゲートに設置された出口路側装置へ前記通信手段を介して送信する。
(b5)前記減額の際に不足額が生じており、かつ、前記減額の後、前記記憶手段が記憶するプリペイド残高が積み増しされた場合には、前記プリペイド残高から前記不足額を減額し、その減額した額を、前記通信手段を介して前記出口路側装置へ通知する。
(b6)前記(b4)及び前記(b5)の後、前記通信手段を介して前記出口路側装置から払い戻し額を受信すると、前記記憶手段が記憶する前記プリペイド残高に前記払い戻し額を積み増し、前記所定の制限が有効になっていれば無効にする。 - 都市型対距離料金体系の有料道路に用いられる車載装置であって、
路側装置と通信を行う通信手段と、
プリペイド残高を記憶するとともに、他の情報も記憶可能な記憶手段と、
前記通信手段及び前記記憶手段を用いて以下の(c1)〜(c4)を行う制御手段と、
を備える車載装置。
(c1)入口ゲートに設置された入口路側装置から前記通信手段を介して要求された通行料金を、前記記憶手段が記憶する前記プリペイド残高から可能なだけ減額し、不足額があれば不足額を前記記憶手段に記憶させるとともに所定の制限を有効にする。
(c2)前記通信手段を介して前記入口路側装置から受信した入口情報を記憶する。
(c3)前記記憶手段に記憶させておいた前記入口情報を出口ゲートに設置された出口路側装置へ前記通信手段を介して送信する。
(c4)前記通信手段を介して前記出口路側装置から払い戻し額を受信すると、前記記憶手段が前記不足額を記憶していればその不足額と相殺した上で残りの払い戻し額を前記記憶手段が記憶する前記プリペイド残高に積み増し、前記不足額が0になれば前記所定の制限を無効にする。 - 請求項5に記載の車載装置において、
前記制御手段は、外部からプリペイド残高の積み増し指示を受けると、前記記憶手段に前記不足額が記憶されていればその不足額と相殺し、残った積み増し額をプリペイド残高に積み増し、その結果、前記不足額があった状態から0になれば前記所定の制限を無効にすること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の車載装置において、
ユーザへの報知を行う報知手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記プリペイド残高が0になった際、その旨を前記報知手段に報知させること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項7に記載の車載装置において、
前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記プリペイド残高が所定額以下になった際、その旨を前記報知手段に報知させること、
を特徴とする車載装置。 - 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の車載装置において、
前記記憶手段は、預託金の額をさらに記憶し、
前記制御手段は、前記減額を行うと前記不足額が前記預託金の額を超えることになる場合には、その旨の通知を、前記通信手段を介して前記入口路側装置へ送信すること、
を特徴とする車載装置。
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