JP5011263B2 - 組立式水槽 - Google Patents
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そこで、本発明では、有底筒状の組立式水槽を提供することを目的としている。
或いは、本発明の組立式水槽は、コ字状溝を外向きに設け、且つ連結すると円環を構成する複数の円弧枠と、該円弧枠の開口端を閉塞した端面を、水密状に接合固定して成る円環枠と、上下方向で同心配置した複数の円環枠のコ字状溝同士間にその円周方向で所定間隔置きに水密状に起立介装すると共に、一側面が円環枠の内周面に沿う様に形成された支柱とにより枠体を構成し、該枠体の最下部の円環枠の下端を地上に打設したコンクリートに埋設して該コンクリート面を底部と成すと共に、枠体において、上下のコ字状溝と、その間に隣り合って介在される支柱にて囲繞される開口部を、該開口部より面積大にして、且つ湾曲変形可能な薄肉金属製の矩形状の壁板で枠体内側から水密状に閉塞して成る円筒状の水槽であって、壁板は、その左右側縁が内側へ屈曲形成され、中央の少なくとも上下側縁が枠体内側に水密状に鋲着され、周方向で隣接する各壁板において支柱の前記一側面上で平行に隣接配置する各側縁にボルトを横貫し、該ボルトは一端が一方の側縁に固定され、両側縁間にして且つ他方の側縁の外側面に当接する様に前記ボルトにナットを螺着し、該ナットの螺進にて各側縁は所定間隔を保持する様に離間すると共に、壁板の湾曲度を増大させて壁板を枠体内側に圧着させたことを特徴とする。
或いは、上記複数の円環枠と支柱とにより枠体を構成し、上記円形底板に代えて、枠体の最下部の円環枠の下端を地上に打設したコンクリートに埋設して該コンクリート面を底部と成すと共に、枠体における上記開口部を同様に、該開口部より面積大で湾曲変形可能な薄肉金属製の矩形状の壁板で枠体内側から水密状に閉塞することにより、有底筒状の組立式水槽を提供できる。
又、後述の如くボルトとナットを使用した壁板の枠体への組み付けに加えて、円弧枠、底板分割体及び支柱をボルトとナットの締結にて連結して枠体を組み立てることにより、水槽全体を溶接せずに簡単に組立できると共に、水槽として使用した後の分解を容易にするだけでなく、その後も廃棄することなく他の現場での再使用も可能で無駄がない。
本発明に係る組立式水槽は、図1〜5の平面図、正面図、背面図、底面図、及びA−A断面図に示す様に、有底筒状に形成される。
この水槽は、金属製の円環枠1、円形底板2、支柱3及び壁板4を構成部材としてこれらを溶接せずに組み立てることにより形成される。
又、円弧枠6は、その開口端を端面7にて閉塞して成り、各円弧枠6の端面7を、これと同形板状の合成ゴム製のシール材(図示せず)を介して水密状に接合すると共に、ボルトBとナットNの締結にて固定し、円環枠1を構成している。
底板分割体9、10、11において、上記弦に対応する継ぎ目には、夫々に同形の衝合板9a、10a、10b、11aを立設している。
尚、底板分割体9、10、11は上記形状に限定されることなく、例えば円を複数に等分した扇形状であっても良く、この場合にも当然ながら継ぎ目にはシール部材を介して相互に水密接合される衝合板を立設している。
そして、上下方向で同心配置した円形底板2と単数又は複数(図示例では2個)の円環枠1のコ字状溝5、8同士間にその円周方向で所定間隔置きに支柱3を起立介装し、該支柱3の上下端面13とコ字状溝5、8とは、端面13と同形板状の合成ゴム製のシール材(図示せず)を介して水密状に接合されると共に、ボルトB2とナットN2の締結にて固定することにより水槽の枠体14を構成する。
又、支柱3(コ字状溝12)は、他のコ字状溝5、8とは、真直に形成されたか湾曲に形成されたかの違いはあるが、同形のため、その一側面3aは円環枠1と円形底板2の内周面1a、2aに沿ってこれらと共に略一様な枠体14の内側を形成している。
尚、図10において、左右側縁4a、4bの基端部上下には三角形状の補強板が形成されているが、この補強板は、その他の図(図1、11)では説明の便宜上、二点鎖線で示している。
又、枠体14の内側、即ち、円弧枠6(円環枠1)の内周面1a、底板分割体9、10、11(円形底板2)の内周面2a、及び支柱3の一側面3aには、壁板4による開口部15の閉塞が水密性を有する様に、夫々の形状に対応する板状の合成ゴム製のシール材(図示せず)が貼着されている。
尚、必要があれば、壁板4の中央が鋲着される上下側縁間に対応する上下のコ字状溝5、8間に別途支柱3を上記と同様に水密状に起立介装し、該支柱3の一側面3aに壁板4の上下側縁を除く中央部を止めボルトB3及び止めナットN3にて水密状に鋲着しても良い。
上記の如く側縁4a、4bに横貫した壁板連結ボルトB4は、頭部を有する一端が一方の側縁4bに固定される。
この固定は、側縁4bの内側からボルト挿通穴にねじ部を通し、該ねじ部に側縁4bの外側から螺合した挟持用ナットN4を締め付けることにより、該挟持用ナットN4と頭部間に側縁4bを配することで成し得る。
次いで、圧着ナットN5を挟持用ナットN4から離間する様に螺進させる。
壁板4中央の上下側縁が止めボルトB3にて枠体14の内側適所に位置決め固定されているので、圧着ナットN5の上記螺進により、各側縁4a、4bは所定間隔を保持する様に離間すると共に、図11(a) の状態よりも壁板4の湾曲度を増大させて壁板4を枠体14の内側に図示しないシール材を介して水密状に圧着させて図11(b) の状態に至る。
枠体14の全ての開口部15を上記の様に壁板4にて水密状に閉塞した後には、他方の側縁4aの内側より突出する壁板連結ボルトB4の他端をロックナットN6にて螺着することにより、溶接が不要な円筒形水槽の組立が完了する。
この水槽は、枠体14を上記構成の複数の円環枠1と支柱3にて構成し、円形底板2に代えて、枠体14の最下部の円環枠1の下端を予め地上に打設したコンクリートに埋設し、該コンクリート面を水槽の底部16と成したものであり、その他の構成は上記と同一のため、上記と同一又は相当部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
2 円形底板
3 支柱
4 壁板
4a、4b 左右側縁
5 コ字状溝
6 円弧枠
7 端面
8 コ字状溝
9 底板分割体
9a 衝合板
10 底板分割体
10a、10b 衝合板
11 底板分割体
11a 衝合板
14 枠体
15 開口部
16 底部
B4 ボルト
N5 ナット
Claims (2)
- コ字状溝を外向きに設け、且つ連結すると円環を構成する複数の円弧枠と、該円弧枠の開口端を閉塞した端面を、水密状に接合固定して成る円環枠と、該円環枠と同径の外向きコ字状溝を周設した円板を所定形状に分割形成して成る底板分割体と、該底板分割体の継ぎ目に立設した衝合板を、水密状に接合固定して成る円形底板と、上下方向で同心配置した円形底板と単数又は複数の円環枠のコ字状溝同士間にその円周方向で所定間隔置きに水密状に起立介装すると共に、一側面が円形底板と円環枠の内周面に沿う様に形成された支柱とにより枠体を構成し、該枠体において、上下のコ字状溝と、その間に隣り合って介在される支柱にて囲繞される開口部を、該開口部より面積大にして、且つ湾曲変形可能な薄肉金属製の矩形状の壁板で枠体内側から水密状に閉塞して成る円筒状の水槽であって、壁板は、その左右側縁が内側へ屈曲形成され、中央の少なくとも上下側縁が枠体内側に水密状に鋲着され、周方向で隣接する各壁板において支柱の前記一側面上で平行に隣接配置する各側縁にボルトを横貫し、該ボルトは一端が一方の側縁に固定され、両側縁間にして且つ他方の側縁の外側面に当接する様に前記ボルトにナットを螺着し、該ナットの螺進にて各側縁は所定間隔を保持する様に離間すると共に、壁板の湾曲度を増大させて壁板を枠体内側に圧着させたことを特徴とする組立式水槽。
- コ字状溝を外向きに設け、且つ連結すると円環を構成する複数の円弧枠と、該円弧枠の開口端を閉塞した端面を、水密状に接合固定して成る円環枠と、上下方向で同心配置した複数の円環枠のコ字状溝同士間にその円周方向で所定間隔置きに水密状に起立介装すると共に、一側面が円環枠の内周面に沿う様に形成された支柱とにより枠体を構成し、該枠体の最下部の円環枠の下端を地上に打設したコンクリートに埋設して該コンクリート面を底部と成すと共に、枠体において、上下のコ字状溝と、その間に隣り合って介在される支柱にて囲繞される開口部を、該開口部より面積大にして、且つ湾曲変形可能な薄肉金属製の矩形状の壁板で枠体内側から水密状に閉塞して成る円筒状の水槽であって、壁板は、その左右側縁が内側へ屈曲形成され、中央の少なくとも上下側縁が枠体内側に水密状に鋲着され、周方向で隣接する各壁板において支柱の前記一側面上で平行に隣接配置する各側縁にボルトを横貫し、該ボルトは一端が一方の側縁に固定され、両側縁間にして且つ他方の側縁の外側面に当接する様に前記ボルトにナットを螺着し、該ナットの螺進にて各側縁は所定間隔を保持する様に離間すると共に、壁板の湾曲度を増大させて壁板を枠体内側に圧着させたことを特徴とする組立式水槽。
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