JP5010133B2 - 燃料電池用基体管、燃料電池セル及び燃料電池セルの製造方法 - Google Patents

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本発明は、高出力密度化を図った燃料電池用基体管、燃料電池セル及び燃料電池セルの製造方法に関する。
図10に溶射型の固体電解質型燃料電池の基体管の概略を示す。図10に示すように、溶射型の固体電解質型燃料電池(SOFC)は、カルシア安定化ジルコニア(CSZ)多孔質円筒管の基体管1に、燃料極極2としてNiとイットリア安定化ジルコニア(YSZ)とのサーメットをプラズマ溶射で成膜する。次いでこの上に電解質膜3として酸素イオン伝導性のYSZをプラズマ溶射で成膜する。その後、この上に空気極4としてLaCoO3 をアセチレンフレーム溶射で成膜して燃料電池を構成する。最後に、NiAlとアルミナのサーメットで成膜した導電性接続材(インタコネクタ)5で上記燃料極2と空気極4とを直列に接続している。なお、符号6は中心軸を図示している(特許文献1)。
特開2000−106192号公報
しかしながら、図10に示すような従来構造の基体管を用いて機能膜を成膜するような場合には、該基体管を通過して燃料ガスが通過するので、拡散層である基体管が厚いと、拡散比率が小さいという問題があり、限界電流密度の向上が図れないという、問題がある。
本発明は、前記問題に鑑み、燃料の拡散率の増大を図り、出力密度の大幅な向上を図った、燃料電池用基体管、燃料電池セル及び燃料電池セルの製造方法を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、機能膜を保持する円筒型の燃料電池用基体管であって、基体管本体内に、軸方向に亙って連続して形成されたガス供給通路を、周方向に沿って連続して少なくとも二層以上設けてなることを特徴とする燃料電池用基体管にある。
第2の発明は、機能膜を保持する円筒型の燃料電池用基体管であって、基体管本体内に、軸方向に亙って連続して形成されたガス供給通路を、周方向に沿って連続して少なくとも二層以上設けてなると共に、ガス供給通路の少なくとも外表面側が機能膜構成材からなり、且つ所定間隔を持って前記機能膜構成材が押し出されて機能膜を形成してなることを特徴とする燃料電池用基体管にある。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記ガス供給通路の内側に緻密膜を設けてなることを特徴とする燃料電池用基体管にある。
第4の発明は、第1又は2の発明おいて、前記ガス供給通路の断面が略矩形状であることを特徴とする燃料電池用基体管にある。
第5の発明は、第1又は2の発明おいて、前記ガス供給通路の最外表面の厚さが1.0mm以下であることを特徴とする燃料電池用基体管にある。
第6の発明は、第1又は2の発明おいて、前記ガス供給通路の内表面の厚さが1.0mm以下であることを特徴とする燃料電池用基体管にある。
第7の発明は、第1又は2の発明おいて、前記機能膜が、燃料極用膜又は空気極用膜であることを特徴とする燃料電池用基体管にある。
第8の発明は、第1乃至7のいずれか一つの燃料電池用基体管に電解質膜及び機能膜を形成してなる単セルと、前記単セル同士を接続するインタコネクタとを具備してなることを特徴とする燃料電池セルにある。
第9の発明は、押出し成形法により請求項1乃至7のいずれか一つの燃料電池用基体管を押出す押出し工程と、燃料電池用基体管に機能膜を成膜する工程とからなることを特徴とする燃料電池用セルの製造方法にある。
第10の発明は、第9の発明において、押出し工程が多層押出し法であることを特徴とする燃料電池用セルの製造方法にある。
本発明によれば、基体管本体の燃料を通過するための複数のガス供給通路を少なくとも二層以上構成するので、燃料の拡散率の増大を図り、出力密度の大幅な向上を図ることができる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[参考例1]
本発明による参考例1に係る燃料電池用基体管について、図面を参照して説明する。
図1−1、図1−2は、参考例1に係る燃料電池用基体管を示す概略図であり、図2は軸方向の断面図である。また、図1−1は図2のA―A線断面図、図1−2は図2のB−B線断面図である。これらの図面に示すように、本参考例に係る燃料電池用基体管10Aは、機能膜を保持する円筒型の燃料電池用基体管であって、基体管本体11内に、軸方向に亙って連続して形成された第一層目の燃料通路14を、周方向に沿って連続して複数(本参考例では14本)設けてなるものである。
燃料通路14を形成してなる基体管本体11の表面に、従来と同様の機能膜を成膜するようにしてもよい。
但し、本参考例の燃料電池用基体管10Aは、基体管本体を押出し際に、後述する多層押出し法により燃料極12を基体管本体11と一体に押出してなる燃料電池用基体管10Aを構成している。本参考例では、機能膜として燃料極膜としたが、空気極膜としてもよい。なお、以下の参考例においては、基体管本体11に同時に成膜される機能膜としては、燃料極膜を形成した場合について説明する。
前述したようにして、得られた前記燃料電池基体管10Aは、既に燃料極12は横縞状に形成してなるので、図3に示すように、この燃料電池用基体管の表面側に、電解質膜18及びインタコネクタ19及び空気極20を成膜することで、横縞状の燃料電池セル21を構成している。前記成膜方法としては、例えば印刷法、溶射法及びEVD(電気化学蒸着法)等の公知の成膜法を用いればよい。
ここで、前記基体管本体11の主成分は、例えばZrO2―CaO(CSZ)のようなジルコニア(ZrO2)系複合酸化物を例示することができる。
前記燃料極12の主成分は、例えばNiO−YSZのような酸化ニッケルと他の金属酸化物の混合物を例示することができる。
前記電解質膜18の主成分は、例えばZrO2―Y23(YSZ)のようなジルコニア(ZrO2)系酸化物を例示することができる。なお、電解質膜の厚みは、薄ければ薄いほどよいが、製造上ピンホールや割れ目が出来難い10μm以上が好ましい。一方、電気抵抗の面から0.2mm以下が好ましい。より好ましくは0.1mm以下である。また、電解質膜18は、緻密膜であり、気体のガスが透過しない。
前記インタコネクタ19の主成分は、チタン酸化物に例示される。インタコネクタ19の厚みは、必要な電気抵抗の大きさに基づいて設定される。ガスタイト性及び電気抵抗の面から20μm以上が好ましい。他の層との形状的な関係から、100μm以下が好ましい。基体管本体11、燃料極12、空気極20は多孔質である。また、電解質膜18及びインタコネクタ19は、緻密膜であり、気体のガスが透過しない。
前記空気極20の主成分は、例えばLaSrMnO3のようなランタンマンガネート(LaMnO3)系酸化物を例示することができる。なお、空気極5の厚みは、必要な電気抵抗の大きさに基づいて設定される。電気抵抗の面から0.2mm以上が好ましく、より好ましくは0.3mm以上である。一方、ガス拡散抵抗の面から2mm以下が好ましく、より好ましくは1.0mm以下である。また、空気極20は多孔質である。
本発明例では、前記第一層目のガス供給通路である燃料通路14の断面が、中心側が少し狭くなった略矩形状のハニカム形状としている。これにより、基体管本体11が円筒形を保持したままで複数のガス通路を形成するようにしている。
また、本発明では、前記燃料通路14の外表面の厚さが1.0mm以下、内表面の厚さが1.0mm以下とするようにしている。
これにより、燃料供給の際の拡散速度を向上させるようにしている。
参考例では、図1−1及び図1−2に示すように、前記第一の燃料通路14が設けられた基体管本体11の内表面側の厚みAと外表面側の厚みBとの合計厚さは、2.0mm以下、より好ましくは1.2〜1.5mmとなるように押出し成形している。
また、外表面側の厚みBを0.5〜1.0mm、より好ましくは0.8〜1.0mmとし、内表面側Aを0.7mm以下としている。なお、本参考例では基体管本体11の直径は28mmである。なお、図10に示すような従来法の場合には、基体管1の厚みは少なくとも3mmと厚く、一方、燃料極2の厚みは0.1〜0.2と薄いものである。
この結果、従来の基体管本体の厚みが3mmの場合には限界電流密度(mA/cm2)が760mA/cm2であったものが、本参考例では、基体管本体11の合計厚み(A+B)が1.4mmの場合には限界電流密度が1500mA/cm2と向上した。この結果、従来に較べて約2倍以上も増大することが確認され、高出力密度化を図ることが確認された。
この結果を表1に示す。
Figure 0005010133
これにより、拡散層の薄膜化を図り、限界電流密度を増大させることができる。
また、第一層の燃料通路14は軸方向に開口すると共に、リブ11aを介して複数連続して周方向に設けられているので、強度増加に寄与する。また、基体管全体の軽量化に寄与する。
また、本参考例では、燃料通路14を構成するリブ11aと外周部と内周部との厚さを略同一として、均一押出し性を向上させている。
本発明による実施例に係る燃料電池用基体管について、図面を参照して説明する。
図4−1及び図4−2は、実施例に係る燃料電池用基体管を示す概略図であり、図4−1は燃料極を有する部分の断面図、図4−2は燃料極を有しない部分の断面図である。なお、軸方向の断面構造は、参考例1の図3の構造において2層のガス供給通路を設けたものであるので省略した。
これらの図面に示すように、本実施例に係る燃料電池用基体管10Bは、参考例1における燃料電池用基体管10Aの前記第一層目の燃料通路14の内側に、軸方向に亙って連続して形成された第二層目のガス供給通路である第二層目の燃料通路15を、周方向に沿って連続して設けてなるものである。
また、本実施例では内側の二層の内表面側の厚さA(a1+a2)を0.7mm以下としている。
本実施例では参考例1と異なり、ガス供給通路を基体管本体に多層構造で形成するようにして、強度を向上させるようにしている。本実施例では、第一層目の燃料通路14及び第二層目の燃料通路15からなる二層構造としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、三層以上としてもよい。
なお、参考例1と較べてリブ11aのピッチを小さくして外周をできるだけ円弧形状になるようにしている。
[参考例2]
次に、本発明による参考例2に係る燃料電池用基体管について、図面を参照して説明する。
図5は、参考例2に係る燃料電池用基体管を示す概略図であり、図6はその軸方向の断面概略図である。
参考例の燃料電池用基体管10Cは、参考例1の燃料電池用基体管10Aにおいて、前記第一層目の燃料通路14の内側に緻密膜21を設けてなるものである。
前記緻密膜21としては、例えばYSZ、CSZ等のセラミックスを用いている。
前記緻密層21を形成するには、多層押出し法を用いて三層の押出し法により本参考例にかかる燃料電池用基体管10Cを製造している。
また、前記緻密膜21の内側には例えば窒素、ヘリウム等の不活性ガスを流入させて、温度及び圧力変化に伴う緻密膜の破損を防ぐようにしている。
ここで、本参考例に係る前記緻密膜21を有しない参考例1及び実施例の場合には、内部の供給する燃料ガスのロス量は4割以上であったが、本参考例のように緻密膜21を有するようにした場合には、3割程度となり、燃料ガスの低減が可能となる。
次に、本発明の燃料電池セルを製造する装置の一例について図面を参照しつつ説明する。図8は、本発明の固体電解質型燃料電池の製造方法に用いる押出成形装置である。図8に示すように、押出成形装置30は、第一の押出部31−1、第二の押出部31−2、混合部33、整流部34、成形部35、軸芯36及び制御部37を備える。
第一の押出部31−1は、基体管材料41を押出すものであり、該第一の押出部31−1と混合部33とを接続する第一の配管38−1を介して、基体管材料(スラリー)41を混合部33へ押出すようにしている。押出し圧力は制御部37に制御される。
また、第二の押出部31−2は燃料極材料42を押出すものであり、該第二の押出部31−2と混合部33とを接続する第二の配管38−2を介して、燃料極材料(スラリー)42を混合部33へ押出すようにしている。押出し圧力は制御部37に制御される。
前記混合部33は、第一の供給路43−1と第二の供給路43−2とを備える。第一の供給路43−1は、円筒状である。第一の配管38−1から押出された基体管材料41を通過させて、整流部34へ吐出する。また、第二の供給路43−2は、円筒状である。第二の配管38−2から押出された燃料極材料42を通過させて、整流部34へ吐出する。第一の供給路43−1の基体管材料41の流入口と、第二の供給路43−2の燃料極材料42の流入口とは、異なる方向に向いている。しかし、第一の供給路43−1の吐出口と、第二の供給路43−2の吐出口とは、軸が一致し、第二の供給路43−2が第一の供給路43−1を含むような二重管構造になっている。そして、整流部34へ吐出される燃料極材料42と基体管材料41とを押出し圧力により調整して二層構造にすることができる。
前記整流部34は、混合部33から押出される燃料極材料42及び基体管材料41の流れを整える。成形部35には押出し型40が配設され、押出される燃料極材料42及び基体管材料41を所望の外径を有する円筒としつつ燃料通路を形成するように成形する。その際、軸芯36は、整流部34から押し出される燃料極材料42及び基体管材料41を所望の内径を有する円筒となるように成形する。
前記制御部37は、基体管材料41の外側に周期的に燃料極材料42を供給するように、第一の押出部31−1及び第二の押出部31−2の押出し圧力を制御する。そのようにすることで、図1−1、図1−2及び図2に示すような基体管11の外側に燃料極12を所定の間隔をもって配置する燃料電池用基体管10Aを成形することができる。
次に、前記の図3に示した横縞型の燃料電池セル21を有したセル管121を備える燃料電池の構成を図9に示す。燃料電池は、燃料ガス供給部であるヘッダ110と、発電部であるセル管121を具備する。ヘッダ110は、仕切板110a、底板110b、供給室110c、排出室110dとを有する。また、セル管121は、案内管112を有する。
前記ヘッダ110の内部は、仕切板110aにより上下方向に区分けされ、上方が燃料の供給室110c、下方が排出室110dとして構成されている。ヘッダ110の底板110bには、セル管121の一端(上部)が排出室110dと燃料ガスの出入りが可能なように連結されるように支持されている。セル管121の他端(下部)は、閉塞されている。セル管121の内部には、案内管112がセル管121と同軸をなして挿入されている。案内管112は、その一端(上部)が供給室110cと燃料ガスの出入りが可能なように、仕切板110aに連結されるように支持されている。このようなセル管121及び案内管112は、複数存在し、それぞれがヘッダ110に連結されるように支持されている。
次に、このような構成をなす燃料電池において、供給室110c内に燃料ガスを供給すると共に、セル管121の外周面に沿って空気を供給した際の横縞型セルの動作について説明する。なお、燃料電池セルは図3に示す燃料電池セル21を用いた場合について説明する。
先ず、供給室110c内に燃料13を供給すると、燃料13が各案内管112に対してばらつきの無い流量で流入し、案内管112の先端まで達する。
しかる後、燃料13は、セル管121内の閉塞端部により折り返し、セル管121の他端側から第一層目の燃料通路14を経由して一端側へ向かって流通する。
燃料電池基体管10Aの燃料通路14内に、水素又は一酸化炭素などの燃料が流入されると、水素又は一酸化炭素は、直接燃料極12に蓄積する。
また、空気極20の外周部には、空気17が流される。前記空気極20に送られた空気中の酸素は、燃料極12に流れ込み、該燃料極12内の燃料と反応することにより、所定の発電量を得ることができる。
それぞれの1単位の燃料極12にて発生する発電量は単セル当り1V程度であるが、インタコネクタ19にて基体管本体11の軸方向に複数の燃料極12が直列に接続されているので、横縞型の燃料電池セルスタックの全体としては、大きな発電量を得ることができる。
以上のように、本発明に係る燃料電池用基体管は、燃料電池の出力密度の向上を図り、高温円筒型の燃料電池に用いて適している。
参考例1に係る燃料電池用基体管を示す断面概略図である。 参考例1に係る燃料電池用基体管を示す断面概略図である。 参考例1に係る燃料電池用基体管の軸方向の断面概略図である。 参考例1に係る燃料電池セルを示す概略図である。 実施例に係る燃料電池用基体管を示す断面概略図である。 実施例に係る燃料電池用基体管を示す断面概略図である。 参考例2に係る燃料電池用基体管を示す断面概略図である。 参考例2に係る燃料電池用基体管の軸方向の断面概略図である。 参考例2に係る他の燃料電池用基体管の軸方向の断面概略図である。 押出成形装置の概略図である。 参考例に係る燃料電池セルを用いた燃料電池の構成図である。 従来技術に係る燃料電池セルの概略図である。
10A〜10D 燃料電池用基体管
11 基体管本体
12 燃料極
13 燃料
14 第一層目の燃料通路
15 第二層目の燃料通路
17 空気
18 電解質膜
19 インタコネクタ
20 空気極
21 燃料電池セル

Claims (10)

  1. 機能膜を保持する円筒型の燃料電池用基体管であって、
    基体管本体内に、軸方向に亙って連続して形成されたガス供給通路を、周方向に沿って連続して少なくとも二層以上設けてなることを特徴とする燃料電池用基体管。
  2. 機能膜を保持する円筒型の燃料電池用基体管であって、
    基体管本体内に、軸方向に亙って連続して形成されたガス供給通路を、周方向に沿って連続して少なくとも二層以上設けてなると共に、
    ガス供給通路の少なくとも外表面側が機能膜構成材からなり、且つ所定間隔を持って前記機能膜構成材が押し出されて機能膜を形成してなることを特徴とする燃料電池用基体管。
  3. 請求項1又は2において、
    前記ガス供給通路の内側に緻密膜を設けてなることを特徴とする燃料電池用基体管。
  4. 請求項1又は2において、
    前記ガス供給通路の断面が略矩形状であることを特徴とする燃料電池用基体管。
  5. 請求項1又は2において、
    前記ガス供給通路の最外表面の厚さが1.0mm以下であることを特徴とする燃料電池用基体管。
  6. 請求項1又は2において、
    前記ガス供給通路の内表面の厚さが1.0mm以下であることを特徴とする燃料電池用基体管。
  7. 請求項1又は2において、
    前記機能膜が、燃料極用膜又は空気極用膜であることを特徴とする燃料電池用基体管。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一つの燃料電池用基体管に電解質膜及び機能膜を形成してなる単セルと、前記単セル同士を接続するインタコネクタとを具備してなることを特徴とする燃料電池セル。
  9. 押出し成形法により請求項1乃至7のいずれか一つの燃料電池用基体管を押出す押出し工程と、
    燃料電池用基体管に機能膜を成膜する工程とからなることを特徴とする燃料電池用セルの製造方法。
  10. 請求項9において、
    押出し工程が多層押出し法であることを特徴とする燃料電池用セルの製造方法。
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