JP5009877B2 - コンロ - Google Patents

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Description

本発明は、加熱手段により調理物を加熱するコンロに関し、特にコンロの周囲温度の上昇を抑制するための処理を行うコンロに関する。
従来より、例えばガスコンロにおいて、バーナの火力が所定値(大火力)以上である状態が所定時間以上継続したときに、バーナの火力を、使用者の操作に依らずに強制的に減少させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記従来のガスコンロによれば、バーナが大火力の状態で放置されても、所定時間が経過した時にバーナの火力が減少するので、ガスコンロの周囲の壁等の温度上昇を抑制することができる。
特開2001−108240号公報
上記従来のガスコンロのように、バーナ等の加熱手段の加熱量が所定値以上である状態が所定時間以上継続したときに、加熱手段の加熱量を減少させる構成とした場合、使用者が加熱手段の加熱量を所定値以上として調理を行い、所定時間を超える前に一旦加熱量を所定値よりも小さくして再び所定値以上としたときには、加熱量が所定値以上である状態が所定時間を越えて継続しない。そのため、この場合には、加熱手段の加熱量を強制的に減少させる処理が実行させず、コンロの周囲温度が異常に上昇してしまうおそれがある。そこで、本発明は、加熱手段の加熱量が所定量を超えた状態と所定量以下である状態とを、所定時間内で切替えて調理を行う場合であっても、周囲温度が異常に上昇することを防止したコンロを提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、加熱手段と、使用者の操作に応じて前記加熱手段の加熱量を変更する加熱量変更手段と、前記加熱手段の加熱量が第1レベル以上である状態が、所定の大加熱上限時間以上継続したときに、前記加熱手段の加熱量を前記第1レベルよりも低い第2レベル以下とする加熱量制限手段とを備えたコンロの改良に関する。
そして、前記加熱量制限手段は、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が、前記大加熱上限時間よりも短く設定した大加熱継続判断時間以上継続したときに、該状態の継続時間が前記大加熱上限時間になる前に、前記加熱量操作手段により前記加熱手段の加熱量が前記第2レベル以下に変更されるか否かを判断し、該状態の継続時間が前記大加熱上限時間になる前に、前記加熱手段の加熱量が前記第2レベル以下に変更されたときには、次に前記加熱量変更手段により前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上に変更されるまでの時間が長いほど、次に前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上に変更されたときに、その後も前記加熱手段の加熱量を前記第1レベル以上とすることを許可する時間である第1加熱許可時間を長く設定し、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が、前記第1加熱許可時間を超えて継続したときに、前記加熱手段の加熱量を前記第2レベル以下とすることを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記加熱量制限手段は、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が前記大加熱継続判断時間よりも短く設定された大加熱継続判断時間以上継続したときに、該状態の継続時間が前記大加熱上限時間になる前に、前記加熱量操作手段により前記加熱手段の加熱量が前記第2レベル以下に変更されるか否かを判断する。
ここで、前記大加熱継続判断時間が経過してから前記大加熱上限時間に達する前に、使用者の操作に応じて、前記加熱量変更手段により前記加熱手段の加熱量が前記第2レベル以下とされると、コンロの周囲温度が低下する。そして、次に前記加熱量変更手段により前記加熱量の加熱量が前記第1レベル以上に変更されるまでの時間が長くなるほど、コンロの周囲温度の低下幅が大きくなり、コンロの周囲温度が許容温度の上限に達するまでの余裕度が大きくなる。
そこで、前記加熱量制限手段は、前記大加熱継続判断時間が経過してから前記大加熱上限時間に達する前に、前記加熱量変更手段により前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上の状態から前記第2レベル以下に変更されたときには、次に前記加熱量変更手段により前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上に変更されるまでの時間が長いほど、次に前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上に変更されたときに、その後も前記加熱手段の加熱量を前記第1レベル以上とすることを許可する時間である第1加熱許可時間を長く設定する。これにより、コンロの周囲温度が許容温度の上限に達するまでの余裕度に応じて、前記第1加熱許可時間の長さを設定することができる。
そして、前記加熱量制限手段は、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が、前記第1加熱許可時間を越えて継続したときに、前記加熱手段の加熱量を前記第2レベル以下とする。そのため、使用者が、前記加熱量変更手段により、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態と前記第2レベル以下である状態とを、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が前記大加熱上限時間以上継続しない状況で、切替えながら加熱調理を行う場合であっても、コンロの周辺温度が異常に上昇することを防止することができる。
また、前記加熱量制限手段は、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が、前記大加熱上限時間以上継続して、前記加熱手段の加熱量を前記第2レベル以下としたときに、次に前記加熱量変更手段により前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上に変更されるまでの時間が長いほど、次に前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上に変更されたときに、その後も前記加熱手段の加熱量を前記第1レベル以上とすることを許可する時間である第2加熱許可時間を長く設定し、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が、前記第2加熱許可時間を超えて継続したときに、前記加熱手段の加熱量を前記第2レベル以下とすることを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記加熱量制限手段により、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が、前記大加熱上限時間以上継続して、前記加熱手段の加熱量を前記第2レベル以下とした場合、その後の時間の経過と共にコンロの周囲温度が次第に低下して、コンロの周囲温度が許容温度の上限に達するまでの余裕度が大きくなる。
そこで、前記加熱量制限手段は、次に前記加熱量変更手段により前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上に変更されるまでの時間が長いほど、次に前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上に変更されたときに、その後も前記加熱手段の加熱量を前記第1レベル以上とすることを許可する時間である第2加熱許可時間を長く設定する。これにより、コンロの周囲温度が許容温度の上限に達するまでの余裕度に応じて、前記第2加熱許可時間の長さを設定することができる。
そして、前記加熱量制限手段は、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が、前記第2加熱許可時間を越えて継続したときに、前記加熱手段の加熱量を前記第2レベル以下とする。そのため、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が前記加熱上限時間を越えて、前記加熱量制限手段により前記加熱手段の加熱レベルが前記第2レベル以下とされた後、使用者が直ぐに前記加熱量変更手段によって前記加熱手段の加熱量を前記第1レベル以上に変更したときであっても、コンロの周囲温度が異常に上昇することを防止することができる。
また、前記加熱量制限手段は、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が、前記大加熱上限時間以上継続して、前記加熱手段の加熱量を前記第2レベル以下としたときに、その後、所定の小加熱維持時間が経過するまで、前記加熱量変更手段による前記加熱手段の加熱量の前記第2レベルを超えるレベルへの変更を禁止して、前記加熱手段の加熱量を前記第2レベル以下に維持することを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記加熱量制限手段により、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が前記大加熱上限時間以上継続して、前記加熱手段の加熱量を前記第2レベル以下としたときに、その後前記小加熱維持時間が経過するまでは、前記加熱手段の加熱量を前記第2レベル以下に制限することによって、コンロの周囲温度の上昇をより確実に抑制することができる。
本発明の実施の形態について、図1〜図7を参照して説明する。図1を参照して、本実施の形態のガスコンロは、システムキッチンのカウンタトップに組み込まれるドロップイン式コンロであり、右コンロ1、後コンロ2、左コンロ3、及びグリル4が備えられている。
そして、ガスコンロの前面パネルには、右コンロ1の点火/消火と火力変更を行うための右コンロ操作ボタン10、後コンロ2の点火/消火と火力変更を行うための後コンロ操作ボタン11、左コンロ3の点火/消火と火力変更を行うための左コンロ操作ボタン12、及びグリル4の点火/消火と火力変更を行うためのグリル操作ボタン13が備えられている。
ここで、右コンロ操作ボタン10、後コンロ操作ボタン11、左コンロ操作ボタン12、及びグリル操作ボタン13は円筒状であって、ロータリーエンコーダ(図示しない)にプッシュプッシュ機構を組み込んで構成されている。右コンロ操作ボタン10は、常時(コンロが消火状態にあるとき)は後方の没入位置に所在し、該没入位置から使用者の押圧操作により一度押込まれると、プッシュプッシュ機構の働きにより前方の突出位置に前進する。そして、突出位置への前進がリミットスイッチ(図示しない)により検出され、突出位置での各操作ボタンの回転操作がロータリーエンコーダにより検出される。
さらに、ガスコンロの前面パネルには、右コンロ1、後コンロ2、及び左コンロ3の自動調理(湯沸し、炊飯、揚げ物等)の設定を行うためのコンロ操作部20と、グリル5の調理条件(ケーキ/パン調理、オーブン機能、タイマ時間等)の設定を行うためのグリル操作部21とが備えられている。なお、コンロ操作部20とグリル操作部21は、使用者の押圧操作によって引き出される。
また、右コンロ1には、右コンロバーナ30と、右コンロ1の五徳に載置される調理容器(鍋等)の底面に当接してその温度を検出する右コンロ鍋底温度センサ31とが設けられている。同様に、後コンロ2には後コンロバーナ32と後コンロ鍋底温度センサ33が設けられ、左コンロ3には左コンロバーナ34と左コンロ鍋底温度センサ35が設けられている。なお、右コンロバーナ30、後コンロバーナ32、及び左コンロバーナ34は、本発明の加熱手段に相当する。
次に、図2を参照して、右コンロ1には、右コンロバーナ30に燃料ガスを供給するガス供給管40に設けられた元電磁弁41及び流量調節弁42と、右コンロバーナ30に点火するための点火電極44とが備えられている。なお、後コンロ2と左コンロ3とグリル4についても同様に構成されている。
また、ガスコンロには、マイクロコンピュータ等により構成された電子ユニットであるコントローラ50が備えられ、コントローラ50により各コンロ1,2,3及びグリル4の作動が制御される。以下では、右コンロ1の制御について代表的に説明する。コントローラ50には、右コンロ操作ボタン10の操作に応じた操作信号と、右コンロ鍋底温度センサ31による温度検出信号とが入力され、コントローラ50から出力される制御信号により、元電磁弁41と流量調節弁42と点火電極44の作動が制御される。なお、流量調節弁42はステッピングモータ43により弁体(図示しない)を可動させてガス供給管40の開度を変更する電動弁である。
また、コントローラ50には、右コンロ鍋底温度センサ31による調理容器60の検出温度や、右コンロ操作ボタン10の操作信号(点火/消火、火力レベルの指示信号)に応じて、右コンロバーナ30の加熱量(火力)をレベル1(最小火力)〜レベル9(最大火力)までの9段階で切替える加熱制御手段51と、ガスコンロの周辺温度(本実施の形態では、図1に示した壁面70の温度等)の上昇を抑制するために、右コンロバーナ30の加熱量を制限する加熱量制限手段52と、タイマ53とが備えられている。
なお、加熱制御手段51と加熱量制限手段52とは、後コンロ2と左コンロ3についても、右コンロ1と同様の処理を行う。また、タイマ53は、後述するように、T1タイマ〜T5タイマの5つのタイマにより計時を行う。
また、使用者による右コンロ操作ボタン10の回転操作に応じて、加熱量制御手段51が右コンロバーナ30の火力を切替える構成が、本発明の加熱量変更手段に相当する。
次に、加熱制御手段51と加熱量制限手段52による右コンロバーナ30の加熱量の制御について、図3〜図6に示したフローチャートに従って説明する。なお、以下では、右コンロバーナ30を代表例として説明するが、加熱制御手段51と加熱量制限手段52は、後コンロバーナ32と左コンロバーナ34についても、同様にして火力レベル(加熱量)の制御を行う。
図3を参照して、ガスコンロの使用者が右コンロ操作ボタン10を押圧操作して、右コンロ操作ボタン10が前方の突出位置に前進し、この前進がリミットスイッチにより検出されると、加熱制御手段51は、STEP1で右コンロバーナ30の点火処理を行う。
点火処理は、図2を参照して、点火電極44に火花放電を生じさせた状態で、元電磁弁41を開弁すると共に流量調節弁42の開度を点火開度(例えば、火力がレベル6となる開度)とすることにより行われる。
加熱制御手段51は、使用者による右コンロ操作ボタン10の回転操作に応じてエンコーダから出力される信号を受信したときに、該信号に応じて右コンロバーナ30の火力を切換える。ここで、右コンロ操作ボタン10は、所定角度回転させる毎にクリック感が得られるように構成されている。そして、加熱制御手段51は、使用者が右コンロ操作ボタン10を右方向に該所定角度回転させたときに、右コンロバーナ30の火力を1段階大きくし、使用者が右コンロ操作ボタン10を左方向に該所定角度回転させたときに、右コンロバーナ30の火力を1段階小さくする。
次に、図3のSTEP2で、使用者の操作により右コンロバーナ30の火力がレベル7以上となったときにSTEP3に進む。STEP3以下は加熱量制限手段52による処理であり、加熱量制限手段52は、STEP3でT1タイマをスタートする。
続いて、加熱量制限手段52は、STEP4とSTEP20からなるループを実行して、STEP4でT1タイマの計時時間が20分を超えたか否かを判断すると共に、STEP20で右コンロバーナ30の火力がレベル6以下であるか否か判断する。そして、STEP20で右コンロバーナ30の火力がレベル6以下となったとき(この場合は火力が小さいので、右コンロバーナ30の連続燃焼による周囲温度の上昇が低くなる)は、STEP2に戻る。
また、STEP4でT1タイマの計時時間が20分(本発明の大加熱継続判断時間に相当する)を超えたとき(右コンロバーナ30の火力がレベル7以上である状態が20分間継続したとき)にはSTEP5に進む。そして、加熱量制限手段52は、STEP5とSTEP30からなるループを実行して、STEP5でT1タイマの計時時間が25分(本発明の大加熱上限時間に相当する)を超えたか否かを判断すると共に、STEP30で右コンロバーナ30の火力がレベル6以下であるか否かを判断する。
そして、STEP5でT1タイマの計時時間が25分を超えたときは、加熱量制限手段52はSTEP6でT1タイマをストップ(計時停止)して図4のSTEP7に進み、右コンロバーナ30の火力をレベル6に強制的に(使用者の操作に依らずに)切替えて、右コンロバーナ30の放熱を減少させる。これにより、右コンロ1の周囲温度の上昇が抑制される。
続くSTEP8で、加熱量制限手段52は、T2タイマをスタートし、STEP9で右コンロ操作ボタン10の操作に応じた右コンロバーナ30のレベル7以上への火力切替えを禁止する。そして、加熱量制限手段52は、次のSTEP10でT2タイマの計時時間が1分(本発明の小加熱維持時間に相当する)を超えたときに、STEP11に進んでレベル7以上への右コンロバーナ30のレベル7以上への火力切替えの禁止を解除する。STEP9〜STEP11の処理により、右コンロバーナ30の火力がレベル6以下である状態が1分間継続するため、右コンロ1の周囲温度の低下を促進することができる。
続いて、加熱量制限手段52は、STEP12とSTEP80からなるループを実行し、STEP12で右コンロバーナ30の火力がレベル7以上であるか否かを判断すると共に、STEP80でT2タイマの計時時間が15分を超えたか否かを判断する。そして、STEP80でT2タイマの計時時間が15分を超えたとき(右コンロバーナ30の火力がレベル6以下である状態が15分以上継続したとき)は、STEP81に進み、加熱量制限手段52は、T2タイマをストップして図3のSTEP2に戻る。
また、STEP12で、右コンロバーナ30の火力がレベル7以上となったときはSTEP13に進み、加熱量制限手段52は、T2タイマをストップして図5のSTEP14に進む。STEP14で、加熱量制限手段52はT2タイマの計時時間(STEP8でスタートさせてからSTEP13でストップするまでのT2タイマの計時時間)が5分を超えたか否かを判断する。
そして、加熱量制限手段52は、T2タイマの計時時間が5分を超えたときは、STEP90に分岐してT3タイマのタイムアップ時間を15分に設定し、T2タイマの計時時間が5分以下であるときには、STEP15に進んでT3タイマのタイムアップ時間を10分に設定する。
続くSTEP16で、加熱量制限手段52はT3タイマをスタートし、次のSTEP17とSTEP100からなるループを実行して、STEP17でT3タイマがタイムアップしたか否かを判断すると共に、STEP100で右コンロバーナ30の火力がレベル6以下であるか否かを判断する。
そして、STEP18でT3タイマがタイムアップしたときは図4のSTEP7に進み、右コンロバーナ30の火力がレベル6に強制的に切替えられて、右コンロ1の周囲温度の上昇が抑制される。また、STEP100で右コンロバーナ30の火力がレベル6以下となったときにはSTEP101に進み、加熱量制限手段52は、T3タイマをストップすると共にSTEP102でT2タイマをスタートして、図4のSTEP12に進む。
ここで、図7(a)は、以上説明した図3〜図5の処理を実行したときの右コンロバーナ30の火力のレベルの変化を、縦軸を火力レベルに設定し、横軸を時間t(分)に設定して例示した説明図である。図7(a)では、右コンロバーナ30に点火された時(t=0)から、火力がレベル7である状態が25分を超えて継続したために、t11で火力がレベル6に強制的に切替えられている(図4のSTEP7の処理)。
そして、その後、t11で使用者の操作により右コンロバーナ30の火力がレベル7に切替えられているが、t10〜t11の経過時間Ta1に応じて、レベル7以上の火力の継続を許可する時間Ta2(本発明の第2加熱許可時間に相当する)が、以下の表1のように決定される(図5のSTEP14〜STEP15、STEP90、STEP5の処理)。
Figure 0005009877
このように、加熱量制限手段52により、右コンロバーナ30の火力が強制的にレベル6に切替えられてから、使用者の操作によりレベル7以上となった時までの経過時間Ta1に応じて、Ta1が長くなるに従って、レベル7以上の火力の継続を許可する時間Ta2が長く設定される。そして、これにより、右コンロ1の周囲温度の上昇を抑制しつつ、使用者による火力の増大操作を許可することができる。
次に、図3のSTEP30で右コンロバーナ30の火力がレベル6以下になったときはSTEP31に進み、加熱量制限手段52は、T1タイマをストップすると共にT4タイマをスタートさせて図6のSTEP33に進む。
そして、加熱量制限手段52は、STEP33とSTEP50からなるループを実行して、STEP33で右コンロバーナ30の火力がレベル7以上であるか否かを判断すると共に、STEP50でT4タイマの計時時間が15分を超えたか否かを判断する。
STEP50でT4タイマの計時時間が15分を超えたとき(右コンロバーナ30の火力がレベル6以下である状態が15分を超えたとき)は、図3のSTEP2に戻る。また、STEP33で右コンロバーナ30の火力がレベル7以上となったときはSTEP34に進む。
STEP34で、加熱量制限手段52はT4タイマをストップし、続くSTEP35でT4タイマの計時時間(図3のSTEP32でスタートさせてからSTEP34でストップするまでのT4タイマの計時時間が、2分を超えたか否かを判断する。
そして、加熱量制限手段52は、T4タイマの計時時間が2分を超えたときは、STEP60に分岐してT5タイマのタイムアップ時間を10分に設定し、T4タイマの計時時間が2分以下であるときには、STEP36に進んでT5タイマのタイムアップ時間を3分に設定する。
続くSTEP37で、加熱量制限手段52はT5タイマをスタートし、次のSTEP38とSTEP70からなるループを実行して、STEP38で右コンロバーナ30の火力がレベル6以下であるか否かを判断すると共に、STEP70でT5タイマがタイムアップしたか否かを判断する。
そして、STEP38で右コンロバーナ30の火力がレベル6以下となったときはSTEP39に進み、加熱量制限手段52は、T5タイマをストップして図3のSTEP31に進む。また、STEP70でT5タイマがタイムアップしたときにはSTEP71に進み、加熱量制限手段52は、T5タイマをストップして図4のSTEP7に進む。
ここで、図7(b)は、以上説明した図6の処理を実行したときの右コンロバーナ30の火力レベルの変化を、縦軸を火力レベルに設定し、横軸を時間t(分)に設定して例示した説明図である。図7(b)では、右コンロバーナ30に点火された時(t=0)から、火力がレベル7である状態が20分を超えてから25分が経過するまでの間のt20で、使用者の操作により右コンロバーナ30の火力がレベル6となっている(図3のSTEP30に相当)。
そして、その後、t21で使用者の操作により右コンロバーナ30の火力がレベル7に切替えられているが、t20〜t21の経過時間Tb1に応じて、レベル7以上の火力の継続を許可する時間Tb2(本発明の第1加熱許可時間に相当する)が、以下の表2のように決定される(図6のSTEP35〜STEP36、STEP60、STEP5の処理)。
Figure 0005009877
このように、右コンロバーナ30の火力がレベル7以上である状態が20分間継続したが、火力がレベル6に強制的に切替えられる25分が経過する前に、使用者の操作によって火力がレベル6以下に切替えられたときに、火力がレベル6以下に切替えられた時から、使用者の操作によって火力がレベル7以上に切替えられるまでの時間Tb1に応じて、Tb1が長くなるに従って、レベル7以上の火力の継続を許可する時間Tb2が長く設定される。
そして、これにより、使用者が右コンロバーナ30の火力がレベル7以上である状態と、レベル6以下である状態とを切替えて調理を行う場合に、火力がレベル7以上である状態が25分間継続しない場合であっても、右コンロ1の周囲温度の上昇を抑制しつつ、使用者によるレベル7以上の火力設定を可能とすることができる。
なお、本実施の形態では、本発明のコンロとして、ガスバーナを加熱手段とするガスコンロを示したが、電気コンロ等、他の種類の加熱手段を備えたコンロに対しても、本発明の適用が可能である。
また、本実施の形態では、加熱量制限手段52は、第1加熱許可時間と第2加熱許可時間とを設定して、右コンロバーナ30の火力がレベル7以上である状態の継続を制限したが、第1加熱許可時間の設定のみを行う場合でも、本発明の効果を得ることができる。
ガスコンロの正面図。 図1に示したガスコンロの制御ブロック図。 加熱制御手段及び加熱量制限手段による右コンロバーナの火力制御のフローチャート。 加熱量制限手段による右コンロバーナの火力制御のフローチャート。 加熱量制限手段による右コンロバーナの火力制御のフローチャート。 加熱量制御手段による右コンロバーナの火力制御のフローチャート。 加熱量制限手段による右コンロバーナの火力制御の説明図。
符号の説明
1…右コンロ、2…後コンロ、3…左コンロ、4…グリル、10…右コンロ操作ボタン、11…後コンロ操作ボタン、12…左コンロ操作ボタン、13…グリル操作ボタン、20…コンロ操作部、21…グリル操作部、30…右コンロバーナ、31…右コンロ鍋底温度センサ、32…後コンロバーナ、33…後コンロ鍋底温度センサ、34…左コンロバーナ、35…左コンロ鍋底温度センサ、40…ガス供給管、41…元電磁弁、42…流量調節弁、43…ステッピングモータ、50…コントローラ、51…加熱制御手段、52…加熱量制限手段、53…タイマ

Claims (3)

  1. 加熱手段と、
    使用者の操作に応じて前記加熱手段の加熱量を変更する加熱量変更手段と、
    前記加熱手段の加熱量が第1レベル以上である状態が、所定の大加熱上限時間以上継続したときに、前記加熱手段の加熱量を前記第1レベルよりも低い第2レベル以下とする加熱量制限手段とを備えたコンロにおいて、
    前記加熱量制限手段は、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が、前記大加熱上限時間よりも短く設定した大加熱継続判断時間以上継続したときに、該状態の継続時間が前記大加熱上限時間になる前に、前記加熱量操作手段により前記加熱手段の加熱量が前記第2レベル以下に変更されるか否かを判断し、
    該状態の継続時間が前記大加熱上限時間になる前に、前記加熱手段の加熱量が前記第2レベル以下に変更されたときには、次に前記加熱量変更手段により前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上に変更されるまでの時間が長いほど、次に前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上に変更されたときに、その後も前記加熱手段の加熱量を前記第1レベル以上とすることを許可する時間である第1加熱許可時間を長く設定し、
    前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が、前記第1加熱許可時間を超えて継続したときに、前記加熱手段の加熱量を前記第2レベル以下とすることを特徴とするコンロ。
  2. 請求項1記載のコンロにおいて、
    前記加熱量制限手段は、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が、前記大加熱上限時間以上継続して、前記加熱手段の加熱量を前記第2レベル以下としたときに、次に前記加熱量変更手段により前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上に変更されるまでの時間が長いほど、次に前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上に変更されたときに、その後も前記加熱手段の加熱量を前記第1レベル以上とすることを許可する時間である第2加熱許可時間を長く設定し、
    前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が、前記第2加熱許可時間を超えて継続したときに、前記加熱手段の加熱量を前記第2レベル以下とすることを特徴とするコンロ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のコンロにおいて、
    前記加熱量制限手段は、前記加熱手段の加熱量が前記第1レベル以上である状態が、前記大加熱上限時間以上継続して、前記加熱手段の加熱量を前記第2レベル以下としたときに、その後、所定の小加熱維持時間が経過するまで、前記加熱量変更手段による前記加熱手段の加熱量の前記第2レベルを超えるレベルへの変更を禁止して、前記加熱手段の加熱量を前記第2レベル以下に維持することを特徴とするコンロ。
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