JP3748461B2 - ガステーブルこんろ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理用のこんろバーナを有するガステーブルこんろに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、台所にガステーブルこんろを設置する場合、こんろバーナの火炎による火災予防対策として、壁からこんろバーナまでの離隔距離を充分に取ったり、壁に防熱板を設けることが知られている。あるいは、壁に近い側のバーナの火力を絞って使用し、バーナ火炎による壁への加熱の影響を低減することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、台所によっては壁からの離隔距離が充分とれないケースが多く、その場合壁側に防熱板を設けて火災防止をするのであるが、その実施率は低く、稀ではあるが壁の木部が次第に炭化して最後には発火する低温火災があった。また、火力を絞って使用することもユーザーがうっかり忘れることもあり完全とは言えなかった。
本発明のガスこんろは、上記課題を解決し、こんろバーナの火炎による壁の過熱を防止し、常に安心して使えるガステーブルこんろを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1記載のガステーブルこんろは、
燃料ガスを燃焼するこんろバーナを左右に備え
上記こんろバーナの火力を調節する火力調節手段を備えたガステーブルこんろにおいて、
上記各こんろバーナのガス通路に上記火力調節手段により調節される燃焼量の上限値を所定値に下げる上限カット手段をそれぞれ設け
この上限カット手段を作動させることにより、壁側となるこんろバーナの壁への過熱を防止することを要旨とする。
【0005】
また、請求項2記載のガステーブルこんろは、
上記上限カット手段により所定値に下げた後の燃焼量の上限値は、2000〜2500キロカロリ/時とすることを要旨とする。
【0006】
また、請求項3に記載のガステーブルこんろは、
燃料ガスを燃焼するこんろバーナと、
上記こんろバーナの火力を調節する火力調節手段を備えたガステーブルこんろにおいて、
上記各こんろバーナのガス通路に上記火力調節手段により調節される燃焼量の上限値を所定値に下げる上限カット手段と、壁までの距離を検出する壁検出手段とをそれぞれ設け、
上記壁検出手段により壁までの距離が所定値以下と検出された場合、上記上限カット手段を作動させることを要旨とする。
【0007】
上記構成を有する本発明の請求項1のガスこんろは、火力調節手段によりバーナの火力、つまり、燃焼量が調節されるが、必要に応じて上限カット手段を作動させることにより、その燃焼量の上限が所定値まで下がる。このため、調理中に火力調節手段を調整して強火にしても本来の最大燃焼量とならず、こんろバーナの火炎による壁への過熱が防止される。
【0008】
また、請求項2記載のガスこんろは、燃焼量上限カット手段により上限値を下げた後の最大燃焼量の設定値を、壁の加熱にあまり影響を与えないと考えられる2000〜2500キロカロリー/時としたので、調理性能を損なうことなく、こんろバーナの火炎による壁への過熱が防止される。
【0009】
また、請求項3記載のガスこんろは、壁検出手段と燃焼量上限カット手段とを設け、壁までの距離が所定値以下と検出された場合、燃焼量の上限を自動的に下げる。このため、上限カットの必要があるのに操作しなかったり、上限カットの必要がないのに操作してしまったりする誤操作がなくなる。
【0010】
【発明の実施形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明のガステーブルこんろの好適な実施例について説明する。
図1は一実施例としての2口ガステーブルこんろの概略構成図である。
2口ガステーブルこんろは、点火操作を行なう点火部10と、燃料ガスを燃焼させる燃焼部20とからなるこんろをそれぞれ左右に備える。
点火部10は、前面の操作パネル17と、プッシュ式の点火ボタン11と、配管(図示略)から供給される燃料ガスを取入れるガス入口19と、その下流で開閉するマグネット安全弁22と、同じくその下流で燃料ガスの流路を開閉するメイン弁23と、メイン弁23を途中に挿通し先端でマグネット安全弁22を押し開くスピンドル18と、さらにその下流で燃焼量の上限を下げる燃焼量上限カット装置30と、さらにその下流で燃焼部20への燃料ガス流量を火力調節装置の調節レバー(図示略)で所定の範囲を調節するニードル弁24とを備える。
燃焼量上限カット装置30は、直交する大小のガス通路31(大…31A,小…31B)を持った閉子32と、閉子32を回転させて大小のガス通路31の切換えを行なう切換レバー33と、切換レバー33と一体的に形成された歯車回転体34を備える。
燃焼部20は、燃料ガスと1次空気を混入して混合するバーナ本体29と、バーナ本体29頭部に載置されて両者の隙間に炎口を形成するバーナヘッド27と、燃料ガスをバーナ本体29へ噴出するノズル21と、高電圧を印加されて放電することにより混合ガスに点火する電極26と、バーナの炎を監視する熱電対28とを備える。
また、ガステーブルこんろの側面には、図3に示すように、壁検出棒40が設けられる。壁検出棒40は、左右摺動可能に設けられた棒体の動きをラック,ピニオンにより燃焼量上限カット装置30の回転動作に変換する。従って、壁検出棒40の位置に応じて、上限カット装置30の閉子32に設けられた大小のガス通路31(大…31A,小…31B)は切換る。また、壁のない場合、壁検出棒40は、ばね42により付勢された最初の位置に設定される。
【0011】
燃料ガスは、点火部10を経由してバーナ29へと導かれ、以下のようにして点火され燃焼がおこなわれる。
まず操作ボタン11を押すと、その後方の点火レバー12を介してボタン軸13が押される。これにより、スピンドル18が摺動して、燃料ガス通路のメイン弁23,マグネット安全弁22を押し開く。燃料ガスは、配管(図示略)より燃料ガス通路を経由し、ニードル弁24に到着し、そこで、火力調節装置のレバー操作により流量が調整され、ノズル21に達する。そして、ノズル21からバーナ29へ噴出される。同時に、ボタン軸13の動きに連動して、電極26において放電が行なわれる。
バーナ29炎口から放出される燃料ガスと一次空気との混合ガスは、この放電により着火する。そして、操作ボタン11を離しても、ボタン軸13が後退途中で係合保持されてメイン弁23は開弁保持される。同時に、熱電対28がその炎を感知しマグネット安全弁22も開いたまま保持されるので、燃料ガスが連続して供給され、燃焼が続行する。
操作ボタン11を再度押すと、ボタン軸13の係合保持がはずれ、スピンドル18が後退してメイン弁23が閉じ消火する。同時にマグネット安全弁22も閉じる。
【0012】
燃焼量上限カット装置は、図2(イ),(ロ)に示すように、直交する大小のガス通路31(大…31A,小…31B)を持った閉子32をガス流路内に設け、切換レバー33を回転させて大小のガス通路31の切換えを行なう。
大小のガス通路31は、基準ガス圧にてバーナ29の定格燃焼量の燃料ガスを充分に流すことができる大きいガス通路31Aと、基準ガス圧にてバーナ29に定められた最大燃焼量2000〜2500キロカロリー/時の燃料ガスしか流さない小さいガス通路31Bとからなる。
【0013】
次に、壁検出棒40の動作説明を行なう、ガステーブルこんろを壁に近接して設置した場合、ガステーブルこんろの側面に突出して設けられた壁検出棒40は、壁に押されて移動すると共に、燃焼量上限カット装置30の歯車回転体34を回転させてガス通路31の切換えを自動的に行なう。また、壁検出棒40は、戻しばね42で初期の突出位置に戻るように付勢されているので、壁から所定の位置以上離れている場合は、燃焼量上限カット装置30は初期の状態、即ち、上限が絞られていない、図2(イ)の状態を保つので、こんろバーナは定格の燃焼量で燃焼する。
また、壁がなくても、切換レバー33を設けているので手動操作により閉子32を回転させて大小のガス通路31の切換えを行なうこともできる。
【0014】
以上説明したように、本実施例のガステーブルこんろによれば、こんろバーナのガス通路に燃焼量上限カット装置30を設け、必要に応じて火力調節装置の上限値を所定値まで下げることができるようにしたので、こんろの設置状況に応じて火炎の大きさに気を使い、わざわざ火力調整装置の調整をする必要もなく、使い勝手が良い。また、燃焼量上限カット装置30を左右こんろに設けたので、引っ越し等により壁が左右のいずれの側にきても、バーナの燃焼量切換えに手間がかからない。
また、製造者にとっても壁の位置に対する2口ガステーブルこんろを2種類製造する必要がない。即ち、右に大バーナを備え、左に小バーナを備えたこんろと、逆に右に小バーナを備え、左に大バーナを備えたこんろとの2種類を製造する必要がなくなり1種類にできるので生産効率があがる。
また、燃焼量上限カット手段により上限値を下げた後の最大燃焼量の設定値を、壁の加熱にあまり影響を与えず、且つ、調理性能に必要な燃焼量であると考えられる2000〜2500キロカロリ/時としたので、こんろバーナの火炎による壁への過熱が防止され、安全に使用できる。
また、壁検出装置を設け、壁までの距離が所定値以下と検出された場合、燃焼量の上限を自動的に下げるようにしたので、上限カットの必要があるのに操作しなかったり、上限カットの必要がないのに操作してしまったりする誤操作がなくなり、火炎による壁への過熱は防止され、安全に使用できる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、例えば、燃焼量の切換えは大小だけではなく壁からの距離に応じて連続的に切り換るものでも良く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0015】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載のガステーブルこんろによれば、こんろバーナのガス通路に燃焼量の上限カット手段を設け、必要に応じて火力調節装置の上限値を所定値まで下げることができるようにしたので、こんろの設置状況に応じて火炎の大きさに気を使い、わざわざ火力調整装置の調整をする必要もなく、使い勝手が良い。
また、本発明の請求項2記載のガステーブルこんろによれば、燃焼量の上限カット手段により上限値を下げた後の最大燃焼量の設定値を、2000〜2500キロカロリー/時としたので、調理にあまり支障なく、しかも、壁への過熱が防止されるので、安全である。
また、本発明の請求項3記載のガステーブルこんろによれば、壁検出手段を設け、こんろバーナの燃焼量の上限カットを自動的に行なうので、上限カットの必要があるのに操作しなかったり、上限カットの必要がないのに操作してしまったりする誤操作がなくなり、火炎による壁への過熱は防止され、安全に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例としてのガステーブルこんろの概略構成図である。
【図2】実施例としての燃焼量切換装置の説明図である。
【図3】実施例としての壁検出手段の概略構成図である。
【符号の説明】
10 点火部
20 燃焼部
22 マグネット安全弁
23 メイン弁
30 燃焼量上限カット装置
31 大小ガス通路
32 閉子
33 切換レバー
34 歯車回転体
40 壁検出棒
42 戻しばね

Claims (3)

  1. 燃料ガスを燃焼するこんろバーナを左右に備え
    上記こんろバーナの火力を調節する火力調節手段を備えたガステーブルこんろにおいて、
    上記各こんろバーナのガス通路に上記火力調節手段により調節される燃焼量の上限値を所定値に下げる上限カット手段をそれぞれ設け
    この上限カット手段を作動させることにより、壁側となるこんろバーナの壁への過熱を防止することを特徴とするガステーブルこんろ。
  2. 上記上限カット手段により所定値に下げた後の燃焼量の上限値は、2000〜2500キロカロリ/時とすることを特徴とする請求項1記載のガステーブルこんろ。
  3. 燃料ガスを燃焼するこんろバーナと、
    上記こんろバーナの火力を調節する火力調節手段を備えたガステーブルこんろにおいて、
    上記各こんろバーナのガス通路に上記火力調節手段により調節される燃焼量の上限値を所定値に下げる上限カット手段と、壁までの距離を検出する壁検出手段とをそれぞれ設け、
    上記壁検出手段により壁までの距離が所定値以下と検出された場合、上記上限カット手段を作動させることを特徴とするガステーブルこんろ。
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