JP4691673B2 - ガス燃焼器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はウォッベ指数の異なる燃料ガスを燃焼可能なガス燃焼器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、家庭用ガス燃焼器具へ供給するガス種としては、主に都市ガスとLPガス(プロパンを主成分とした液化石油ガスで、以下、LPGと呼ぶ)とが知られているが、LPGはやや高価である。そこで、最近、安価なジメチルエーテル(以下、DMEと呼ぶ)をLPGの代替燃料として使用することが検討されている。
また、DMEの供給は現在のところ十分なものではないので、常にDMEを使い続けることができる保障もなく、DMEの供給が滞った場合には、LPGを使う必要があり、今後LPGをDMEに置き換えるようにしても、当面の間はDMEとLPGとの並行使用をすることも考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、DMEとLPGとはウォッベ指数(以下、WIと呼ぶ)が大幅に異なるため、LPG用の燃焼器具にそのままDMEを供給すると、単位時間当たりの発熱量(インプット)が大幅に変化して燃焼器具の燃焼や出力などの特性が悪化してしまうので、供給ガスがDMEかLPGかを判別して、そのガス種に適したガス供給流量や燃焼用空気供給流量に調整する必要がある。
現在、燃料ガスとしてはLPG以外にも都市ガスや天然ガスが使用されており、ガス種を変更する際には、作業員がそのガス種専用ノズルに交換すると共に、空気供給口となるダンパーの開度を手作業で変更している。
しかし、このような方法でガス種に適したガス流量や空気流量に調整するのは面倒である。また、ガス種の数だけノズルを用意しておかなければならず、在庫管理が大変であり、しかもノズルの製造コストが高くなってしまう。
そこで、本発明のガス燃焼器具は上記課題を解決し、燃料ガスの種類に応じた仕様に切り替わるガス燃焼器具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1記載のガス燃焼器具は、
ウォッベ指数(WI)の異なる2種類の燃料ガスを燃焼可能なガス燃焼器具であって、
ノズルから噴出して供給された燃料ガスと、該燃料ガスの噴出エネルギーによって吸引された燃焼用一次空気とを混合させて燃焼するバーナと、
WIの異なる燃料ガスのうち供給される燃料ガスの種類を判別するガス種判別手段と、
上記ノズルの上流側のガス供給路に設けられ、低WIガスでは上記ノズルへ供給するガス流量を、高WIガスの場合の供給ガス流量よりも増加させ、高WIガスが供給されたときと同じインプットの低WIガスを供給するガス流量切替手段と、
上記低WIガスでは上記バーナに吸引される燃焼用一次空気の通過抵抗を上記高WIガスの場合の空気通過抵抗よりも増加させて、該高WIガスと略同流量の一次空気を吸引させる空気通過抵抗切替手段と、
上記ガス種判別手段の判別結果に応じて上記ガス流量切替手段と上記空気通過抵抗切替手段とを自動的に切り替える自動切替手段と
を備え、
燃料ガスのWIに関係なく同じ単位時間当たりの発熱量で燃焼することを要旨とする。
【0007】
また、本発明の請求項2記載のガス燃焼器具は、上記請求項1記載のガス燃焼器具において、
上記低WIガスを燃焼した場合と上記高WIガスを燃焼した場合とで、その燃焼状態が異なるパイロットバーナと、
上記パイロットバーナの火炎状態を検知するパイロット炎検知手段と、
上記バーナへのガス供給を一時的に遮断する遮断手段と
を備え、
上記ガス種判別手段が上記パイロット炎検知手段の検知信号に基づいてガス種を判別すると共に、該ガス種判別手段の判別中は上記バーナへのガス供給を遮断することを要旨とする。
【0008】
また、本発明の請求項3記載のガス燃焼器具は、上記請求項1又は2の何れかに記載のガス燃焼器具において、
上記低WIガスはジメチルエーテル、上記高WIガスはLPガスであることを要旨とする。
【0009】
上記構成を有する本発明の請求項1記載のガス燃焼器具は、ノズルからの燃料ガスの噴出エネルギーによって吸引された空気と燃料ガスとを混合させてバーナで自然燃焼する。
高WIガスが供給される場合には、低WIガスの場合と同じインプットになるように、ノズルの上流側のガス供給路でガス流量を低WIガスの場合よりも減少させる。従って、ガス種が変更されてもノズルを交換する必要がない。
また、このようにガス流量を減らしても、バーナに吸引される空気通過抵抗を低WIガスの場合よりも減少させて低WIガスの場合と同じ流量の空気を吸引するため、適切な空燃比を保って、正常に燃焼できる。
【0010】
また、ガス種判別手段が燃料ガスの種類を判別し、判別されたガス種に適したガス流量および空気通過抵抗に自動的に切り替える。
【0012】
また、本発明の請求項2記載のガス燃焼器具は、バーナを燃焼させる前に、燃料ガスのWIの大きさによって燃焼状態が変化するパイロットバーナの火炎状態を検知して、ガス種判別手段がその検知信号に基づいてガス種を判別する。この判別後は自動的にガス流量や空気通過抵抗を切り替えてからバーナを燃焼させる。
パイロットバーナは、燃焼状態が大きく変化する構成であっても支障がなく、ガス種をより正確に判別でき、バーナを異常燃焼させることがない。
【0013】
また、本発明の請求項3記載のガス燃焼器具は、DMEが供給される場合にはLPGの場合よりもガス流量と空気通過抵抗とを増加させ、LPGと同インプットでかつ正常にバーナを燃焼させる。
DMEは、LPGと同様にガスボンベに液化封入して供給できるため、LPGの代替燃料としてそのまま安全に使うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明のガス燃焼器具の好適な実施形態について説明する。
【0015】
本発明の一実施形態としてのテーブルこんろについて図1〜図4を用いて説明する。
テーブルこんろは、燃料ガスのWIの大きさに関係なくDME(低WIガス)でもLPG(高WIガス)でも燃焼するメインバーナ10と、メインバーナ10の近傍に設けられWIの大きさによって燃焼状態が大きく変化するパイロットバーナ40とを備える。
【0016】
メインバーナ10へ燃料ガスを供給するガス流路となる主ガス管61には、上流から順に、元電磁弁20,主電磁弁21,ガス流量を規制する主オリフィス15が設けられると共に、その下流先端には、メインバーナ10へのガス流量を規制するノズル14が嵌着される。
【0017】
また、主ガス管61には、主電磁弁21の下流で主オリフィス15を迂回するバイパス管62が接続され、このバイパス管62には、上流側から順に、流路を開閉する切替電磁弁22,ガス流量を規制する副オリフィスが設けられる。
また、主ガス管61には、元電磁弁20と主電磁弁21との間に、パイロットバーナ40へのガス供給路としてパイロットガス管62が接続される。
【0018】
元電磁弁20,主電磁弁21,切替電磁弁22は、各バーナ10,40の燃焼制御等を行うコントローラ30の指示により開閉制御される。
このコントローラ30には、パイロットバーナ40の火炎状態を検知する熱電対23と、パイロットバーナ40を点火するイグナイタ24と、点火操作によりオンするマイクロスイッチ25とが接続される。この熱電対23は、DMEがバーナ10に供給されて燃焼する場合には、LPGがバーナ10に供給されて燃焼する場合よりも大きな起電力を発生する位置に配置される。
【0019】
メインバーナ10には、燃料ガスと燃焼用空気とを混合させるスロート10aが形成され、図3,4に示されるように、スロート10aの先端開口には、燃焼用空気通過抵抗を調整するダンパー11が嵌着される。
ダンパー11は、中心でノズル14を保持するノズル保持部11dと、その周囲に扇形の空気供給口11eを左右に2つ形成した固定板11aと、回動により固定板11aと重なり合って空気供給口11eの大きさを調整する一対の回動板11bと、回動板11bから突出した作動片11cとからなる。
従って、燃焼用一次空気は、ノズル14からの燃料ガスの噴出エネルギーによって空気供給口11eから吸引され、スロート10aで燃料ガスと混合後、図示しない炎口から噴出する。
【0020】
このダンパー11の作動片11cには、メインバーナ10の入口となる空気供給口11eの開口面積を小さくする方向に付勢する戻しバネ12が係合されると共に、プランジャー13aを備えた電磁ソレノイド13が設けられる。
【0021】
次に、ガス流量を規制する主,副オリフィス15,16およびノズル14の内径について説明する。
主オリフィス15の内径φ15および副オリフィス16の内径φ16は、LPGが主オリフィス15を通過してバーナ10へ供給される時のインプットと、DMEが主オリフィス15と副オリフィス16との両方を通過して供給される時のインプットとが等しくなるように決められている。
【0022】
つまり、インプットがノズル径φを2乗したものとWIとに比例することから、LPGとDMEとで同一インプットにするためには次式が成り立つようにすればよい。
φ15 2WILPG=(φ15 2+φ16 2)WIDME …式(1)
尚、WILPG:LPG(ここでは純プロパン)のWIで19,000kcal/Nm3、WIDME:DMEのWIで12,420kcal/Nm3。
式(1)を変形して、
φ16/φ15={(WILPG/WIDME)−1}1/2 …式(2)
【0023】
式(2)に数値を代入してφ16/φ15=0.73となることから、副オリフィス16の内径φ16を主オリフィス15の内径φ15の0.73倍の大きさにすると、インプットを等しくすることができる。
【0024】
また、燃料ガスが両方のオリフィス15,16を通過しても、バーナ10へのガス流量がノズル14によって規制されないように、ノズル14の内径φ14は、大きく形成されている。
具体的には、φ14=(φ15 2+φ16 2)1/2にφ16=0.73φ15を代入して、φ14=1.24φ15となるように形成される。
【0025】
例えば、主オリフィス15の内径φ15を0.83mmとした場合には、副オリフィス16の内径φ16を0.61mmとし、ノズル14の内径φ14を1.03mm以上とすればよい。
【0026】
上述のように構成されたテーブルこんろでは、操作ボタンを押すと、コントローラ13は、マイクロスイッチ25からの信号を受けて点火操作を検知し、元電磁弁20を開いてパイロットバーナ40へ燃料ガスを供給すると共に、イグナイタ24に通電してパイロットバーナ40を点火する。この際、主電磁弁21は閉弁している。
【0027】
パイロットバーナ40は、燃料ガスのWIの大きさによって火炎の長さが変化する。
燃料ガスがDMEの場合では、図1の実線で示されるように、短い火炎が形成され、熱電対23は、その感熱部が火炎の内炎の先端から若干はなれた外炎(高温部)に接触する。
一方、燃料ガスがLPGの場合では、図1の破線で示されるように、長い火炎が形成され、熱電対23は、その感熱部が未燃焼領域である内炎(低温部)に接触する。
【0028】
従って、点火操作から所定時間後(例えば2秒後)の熱電対23の起電力が判定レベルV1未満であれば、供給ガスがLPGであると判定し、起電力が判定レベルV1以上であれば、供給ガスがDMEであると判定する。
また、この起電力が着火検知レベルV0(<V1)未満であれば、元電磁弁20を閉じて、パイロットバーナ40を消火する。
【0029】
供給ガスがLPGであると判定されれば、切替電磁弁22を閉じたまま主電磁弁21を開き、主オリフィス15で規制されたガス流量でメインバーナ10へ燃料ガスを供給する。
これと同時に、図3に示されるように、電磁ソレノイド13に通電してプランジャー13aを電磁ソレノイド13の中央へ引き寄せる。これによりダンパー11の作動片11cが図3中で左回転して、固定板11aと回動板11bとが重なり、メインバーナ10の空気供給口11eの開口面積が大きくなる。
【0030】
一方、供給ガスがDMEであると判定されれば、主電磁弁21の開弁と共に切替電磁弁22も開き、図2に示されるように、燃料ガスをバイパス管62と主ガス管61との両方から、LPGの場合よりもガス流量が増えた状態(主オリフィス15と副オリフィス16とからの合計流量)でメインバーナ10へ供給する。従って、DMEというWIの小さい燃料ガスが供給される場合でも、LPGの場合と同インプットで燃焼することができる。
また、この際、電磁ソレノイド13に通電せず、図4に示されるように、ダンパー11の作動片11cおよび回動板11bが、戻しバネ12により図4中で右回転した状態を維持し、メインバーナ10の空気供給口11eの開口面積が小さいままである。
【0031】
このようにして、空気吸引量とガス流量が調整されたメインバーナ10は、パイロットバーナ40から火移りして点火する。
メインバーナ10にLPGが供給される場合では、切替電磁弁22が閉じておりガス流量が制限されて、ノズル14からのガス噴出エネルギーが小さくなるが、電磁ソレノイド13によりダンパー11の作動片11cを動かすため、メインバーナ10の空気供給口11eの開口面積が大きくなり、空気通過抵抗が減少して燃焼用空気を十分吸引することができる。
【0032】
一方、DMEが供給される場合では、切替電磁弁22が開いてガス流量が増加し、ノズル14からのガス噴出エネルギーが大きくなるため、戻しバネ12によって空気供給口11eの開口面積を小さくして、空気通過抵抗が増加し、必要な流量だけ、つまりLPGと同じ流量だけ燃焼用空気を吸引する。
【0033】
このようにして、WIの異なる燃料ガスを同じ器具を用いて同一インプットで燃焼させる際に、適切な空燃比で正常に燃焼させることができる。
そして、点火操作後、再び操作ボタンが押し操作されると、元電磁弁20,主電磁弁21,切替電磁弁22を閉弁して、各バーナ10,40へのガス供給を遮断して消火する。
【0034】
以上説明したように、本実施形態のテーブルこんろでは、メインバーナ10へ燃料ガスを供給する前に、パイロットバーナ40で燃焼させ、熱電対23の起電力値と判定値と比較する。判定したガス種に応じてメインバーナ10へのガス供給流量を自動的に調整するため、メインバーナ10を所定のインプットで燃焼させることができる。
しかも、電磁ソレノイド13と戻しバネ12とを用いて空気通過抵抗を適切に調整することで、燃焼用一次空気を所定流量吸引して、正常に燃焼させることができる。
【0035】
この結果、LPGとDMEとをその市場価格,供給状況に応じて適宜切り替えて使うといった並行使用が可能になり、経済的である。この際、使用者は燃料ガスを区別して器具を使用しなくてもよく、安全で使い勝手がよい。
【0036】
従来はガス種を変える度にノズルを交換する作業をしなければならなかったが、本実施形態のテーブルこんろでは、共通ノズルを用いたまま、ガス種に適したガス流量に自動調整することができ、ガス種転換作業が容易になる。
【0037】
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、熱電対23に代えてフレームロッドを用い、その電流を検知してガス種を判別してもよい。
【0038】
また、ガス流量の切替をガス流路の通過抵抗の変更により行うことに代えて、ガスガバナにより供給ガス圧を変更して行ってもよい。
また、ガス種に応じたガス流量および空気通過抵抗を自動的に切り替えずに、手動でダンパー開度やガス流路の通過抵抗(例えば弁体の上下位置)を切り替えてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1のガス燃焼器具によれば、ノズルの上流側のガス供給路でガス流量を切り替えるため、ノズルをガス種毎に交換しなくてもよい。
この結果、ノズルの種類が増えず、その在庫管理が容易になり、しかもノズルの製造コストを抑えることができる。また、ノズル交換が不要なのでガス種転換作業が容易になる。
【0040】
更に、ガス種が変わる度にわざわざ手動でガス流量や空気通過抵抗を切り替えなくても、常に実際の供給ガス種と適合した仕様で燃焼でき、安全かつ便利である。
【0042】
更に、本発明の請求項2のガス燃焼器具によれば、バーナを燃焼させる前に、ガス種を判別して自動的にガス流量や空気通過抵抗を適切に切り替えるため、判別前にバーナが異常燃焼するといった不具合がなく安全である。
しかも、ガス種によって燃焼状態の変化を大きく取ることができるパイロットバーナを用いてガス種を判別するため、ガス種判別精度が一層正確になる。
【0043】
更に、本発明の請求項3のガス燃焼器具によれば、ガスボンベという同じガス供給形態のLPGとDMEとを判別でき切り替えて使用できるため、市場価格,供給状況等に応じて燃料ガスを選択でき、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態としてのガス流路部の概略構成図である。
【図2】一実施形態としてのガス流路部の概略構成図である。
【図3】一実施形態としての空気流路部の概略構成図である。
【図4】一実施形態としての空気流路部の概略構成図である。
【符号の説明】
10…メインバーナ、11…ダンパー、12…戻しバネ、13…電磁ソレノイド、14…ノズル、15…主オリフィス、16…副オリフィス、20…元電磁弁、21…主電磁弁、22…切替電磁弁、23…熱電対、30…コントローラ、40…パイロットバーナ、61〜63…ガス管。
Claims (3)
- ウォッベ指数(WI)の異なる2種類の燃料ガスを燃焼可能なガス燃焼器具であって、
ノズルから噴出して供給された燃料ガスと、該燃料ガスの噴出エネルギーによって吸引された燃焼用一次空気とを混合させて燃焼するバーナと、
WIの異なる燃料ガスのうち供給される燃料ガスの種類を判別するガス種判別手段と、
上記ノズルの上流側のガス供給路に設けられ、低WIガスでは上記ノズルへ供給するガス流量を、高WIガスの場合の供給ガス流量よりも増加させ、高WIガスが供給されたときと同じインプットの低WIガスを供給するガス流量切替手段と、
上記低WIガスでは上記バーナに吸引される燃焼用一次空気の通過抵抗を上記高WIガスの場合の空気通過抵抗よりも増加させて、該高WIガスと略同流量の一次空気を吸引させる空気通過抵抗切替手段と、
上記ガス種判別手段の判別結果に応じて上記ガス流量切替手段と上記空気通過抵抗切替手段とを自動的に切り替える自動切替手段と
を備え、
燃料ガスのWIに関係なく同じ単位時間当たりの発熱量で燃焼することを特徴とするガス燃焼器具。 - 上記低WIガスを燃焼した場合と上記高WIガスを燃焼した場合とで、その燃焼状態が異なるパイロットバーナと、
上記パイロットバーナの火炎状態を検知するパイロット炎検知手段と、
上記バーナへのガス供給を一時的に遮断する遮断手段とを備え、
上記ガス種判別手段が上記パイロット炎検知手段の検知信号に基づいてガス種を判別すると共に、該ガス種判別手段の判別中は上記バーナへのガス供給を遮断することを特徴とする請求項1記載のガス燃焼器具。 - 上記低WIガスはジメチルエーテル、上記高WIガスはLPガスであることを特徴とする請求項1又は2記載のガス燃焼器具。
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