JP5009019B2 - 鋼材の製造方法 - Google Patents
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Description
ク欠陥)も、所謂UT不良(後述する超音波探傷試験に基づく製品不良)の防止の観点から問題とされている。このザク欠陥は、後工程である熱間圧延工程などにおける圧延工程によって完全に解消される場合がある。しかし、最終製品厚みが例えば90mm以上である所謂厚鋼材を製造する場合には、当該圧延の圧下比は十分には得られないので、製品中心部におけるザク欠陥が残存してしまい(即ちUT不良となり)、製品化の大きな妨げとなってしまう。そこで、前記の厚鋼材の製造において、UT不良の発生を効果的に防止するためには、連続鋳造段階での圧下によりザク欠陥を効果的に抑制/解消することが肝要であると考えられる。
240≦D<280のとき、-0.009D+3.52≦Vc≦-0.00425D+2.42・・・(A)
280≦D≦310のとき、-0.006D+2.68≦Vc≦-0.007667D+3.377・・・(B)
溶鋼過熱度ΔT[℃]を10〜43とし、比水量Wt[L/kgSteel]を0.7〜1.5として複数のロール対で挟持しながら連続鋳造し、最終製品厚みDf[mm]を90〜200とする。圧下勾配S[mm/m]を0.8〜3.8とする圧下を、下記式(1)で定められるメニスカス距離Ls[m]から開始し、下記式(2)で定められるメニスカス距離Lf[m]で終了する。
(D/61)2×Vc≦Ls≦(D/58)2×Vc・・・(1)
Lf≧(D/52.4)2×Vc・・・(2)
240≦D<280のとき、-0.009D+3.52≦Vc≦-0.00425D+2.42・・・(A)
280≦D≦310のとき、-0.006D+2.68≦Vc≦-0.007667D+3.377・・・(B)
溶鋼過熱度ΔT[℃]を10〜43とし、比水量Wt[L/kgSteel]を0.7〜1.5として複数のロール対で挟持しながら連続鋳造し、最終製品厚みDf[mm]を90〜200とする。圧下勾配S[mm/m]を1.0〜3.8とする圧下を、下記式(1)で定められるメニスカス距離Ls[m]から開始し、下記式(2)で定められるメニスカス距離Lf[m]で終了する。
(D/61)2×Vc≦Ls≦(D/58)2×Vc・・・(1)
Lf≧(D/52.4)2×Vc・・・(2)
240≦D<280のとき、-0.009D+3.52≦Vc≦-0.00425D+2.42・・・(A)
280≦D≦310のとき、-0.006D+2.68≦Vc≦-0.007667D+3.377・・・(B)
溶鋼過熱度ΔT[℃]を10〜43とし、比水量Wt[L/kgSteel]を0.7〜1.5として複数のロール対で挟持しながら連続鋳造し、最終製品厚みDf[mm]を90〜200とする。圧下勾配S[mm/m]を0.6±0.2とする圧下を、下記式(1)で定められるメニスカス距離Ls[m]から開始し、下記式(3)で定められるメニスカス距離Lm[m]で終了する。圧下勾配S[mm/m]を0.8〜3.8とする圧下を、前記メニスカス距離Lm[m]から開始し、下記式(2)で定められるメニスカス距離Lf[m]で終了する。
(D/61)2×Vc≦Ls≦(D/58)2×Vc・・・(1)
Lf≧(D/52.4)2×Vc・・・(2)
Ls+Vc×1.5≦Lm≦Ls+Vc×1.7・・・(3)
240≦D<280のとき、-0.009D+3.52≦Vc≦-0.00425D+2.42・・・(A)
280≦D≦310のとき、-0.006D+2.68≦Vc≦-0.007667D+3.377・・・(B)
溶鋼過熱度ΔT[℃]を10〜43とし、比水量Wt[L/kgSteel]を0.7〜1.5として複数のロール対で挟持しながら連続鋳造し、最終製品厚みDf[mm]を90〜200とする。圧下勾配S[mm/m]を0.6±0.2とする圧下を、下記式(1)で定められるメニスカス距離Ls[m]から開始し、下記式(3)で定められるメニスカス距離Lm[m]で終了する。圧下勾配S[mm/m]を1.0〜3.8とする圧下を、前記メニスカス距離Lm[m]から開始し、下記式(2)で定められるメニスカス距離Lf[m]で終了する。
(D/61)2×Vc≦Ls≦(D/58)2×Vc・・・(1)
Lf≧(D/52.4)2×Vc・・・(2)
Ls+Vc×1.5≦Lm≦Ls+Vc×1.7・・・(3)
Lv≦Ls-1.0・・・(4)
・圧下勾配S[mm/m]は、鋳造方向に対するロール対の面間距離の減少勾配[mm/m]を意味する。即ち、鋳造経路の単位距離[m]におけるロール対の面間距離の減少量[mm]を意味する。詳しくは後述する。
・面間距離[mm]は、ロール対を構成する一対のロールの外周面間の最短距離を意味する。
・メニスカス距離[m]は、鋳型内溶鋼の湯面(メニスカス)を基準として、鋳造方向に沿って観念する距離[m]を意味する。
・溶鋼過熱度ΔT[℃]は、鋳型に注湯される溶鋼の溶鋼温度から、当該溶鋼の液相線温度を減じたものを意味する。なお、「鋳型に注湯される溶鋼の溶鋼温度」は、タンディッシュ内で浸漬ノズルに流入する直前の溶鋼の温度を意味するものであり、「溶鋼の液相線温度」とは、溶鋼の成分に応じて一義的に求められる。
・比水量Wt[L/kgSteel]は、鋼1kgに対して用いられる冷却水の容積を意味する。
以下、図面を参照しつつ、本発明の第一実施形態に関して説明する。
本実施形態において鋳造対象とする鋼材は、炭素含有量C[wt%]が0.03〜0.55のものである。一方、本実施形態において炭素以外の他の元素(例えば珪素など)の含有量は特に限定しない。即ち、一般的な範囲であれば自由に設定してよい。この条件を満足する鋼材として、例えば、高HAZ靭性鋼(C[wt%]:0.03、Si[wt%]:0.1、Mn[wt%]:1.45)や金型用鋼(C[wt%]:0.55、Si[wt%]:0.24、Mn[wt%]:0.74)、中炭厚板向け汎用鋼(C[wt%]:0.1〜0.15)などが挙げられる。
240≦D<280のとき、-0.009D+3.52≦Vc≦-0.00425D+2.42・・・(A)
280≦D≦310のとき、-0.006D+2.68≦Vc≦-0.007667D+3.377・・・(B)
圧下勾配S1-2=(G1-G2)/L
(D/61)2×Vc≦Ls≦(D/58)2×Vc・・・(1)
Lf≧(D/52.4)2×Vc・・・(2)
JISの超音波探傷基準(JIS B0901)の4倍の判定基準(欠陥エコー<25%)で超音波探傷試験を行い、測定される欠陥エコー高さの大小によってUT欠陥の発生状況について評価した。このときの評価基準は下記の通りである。なお、「欠陥エコー高さ」とは、底面エコー高さに対する欠陥エコー高さの割合(%)を示すものであり、この値が小さいほどザク欠陥が発生していないことを意味する。要するに、UT欠陥の発生状況に基づいてザク欠陥の有無を評価しようとするものである。
○:製品(100mm厚)の欠陥エコー高さの最大値が5%以下
△:製品(100mm厚)の欠陥エコー高さの最大値が5%よりも大きく10%未満
×:製品(100mm厚)の欠陥エコー高さの最大値が10%以上
本評価の対象は、C偏析に着目するものである。以下、下記(1)〜(4)においてC偏析の評価方法を詳細に説明する。図3を参照されたい。図3は、中心偏析Cmax/Coの評価方法の説明図である。(1:小鋳片の採取)第1に、鋳造された鋳片から鋳造方向において250mm分だけ鋳片の部分を抜き出す。第2に、前記鋳片の部分を、その鋳片幅方向において半分とするように狭面と平行に切断して小鋳片を得る(本図上、参照)。(2:切粉試料の採取)第3に、上記切断により得られた小鋳片を穿孔して切粉試料を採取する。具体的に言えば、下記の如くである(本図下、参照)。即ち、上記切断により得られた小鋳片を、図3中“L断面”及び星印で示す断面側より、φ5mmのドリル刃を用いて、鋳片厚み方向略中央に視認される線上で、鋳造方向に沿って所定間隔p(p=10mm)で、該断面に対して垂直に所定深さdp(dp=20mm)で、穿孔し、合計25箇所の切粉試料を採取する。(3:成分分析)第4に、上記穿孔で得られた25箇所分の切粉試料の夫々を、所定の成分分析方法(例えば、燃焼赤外線吸収法など)により成分分析する。第5に、成分分析の対象たる鋳片を鋳造している時に前述したタンディッシュから予め採取しておいた溶鋼試料を、第4と同様、所定の成分分析方法により成分分析する。上記の第4及び第5の成分分析においては共に、試料のC含有量C[wt%]を測定する。(4:評価)第6に、一の小鋳片から採取された前記複数箇所分の切粉試料のうち最もC含有量C[wt%]の高い切粉試料の該C含有量C[wt%]をCmax[wt%]として記録する。第7に、第6で記録されたCmax[wt%]を、第5で得られたC含有量C[wt%]としてのCo[wt%]で除して得られる比Cmax/Co(以下、中心偏析Cmax/Coと称する。)を算出して記録する。第8に、該中心偏析Cmax/Coが1.1以下だった試験を「◎」と、該中心偏析Cmax/Coが1.1よりも大きく1.2未満だった試験を「○」と、該中心偏析Cmax/Coが1.2以上だった試験を「×」と評価した。なお、中心偏析Cmax/Coが1.2未満だと、中心偏析を拡散させるための均熱拡散処理を省略しても問題ないとされる。
本試験では、鋼種は高HAZ靭性鋼(炭素含有量0.03wt%)又は490N/mm2級溶接構造用鋼(炭素含有量0.16wt%)を対象とした(後述する第二試験乃至第十五試験においても同様の鋼種を対象とした。)。
第六試験乃至第十試験は、第一試験乃至第五試験に夫々対応するものであり、鋳造速度Vc[m/min]において相違する点に留意されたい。
第十一試験乃至第十六試験は、第一試験乃至第五試験に夫々対応するものであり、鋳片厚みD[mm]において相違する点に留意されたい。
次に、本発明の第二実施形態に関して説明する。以下、当該第二実施形態が前述の第一実施形態と相違する点を中心に説明する。
ここで、上記の第二実施形態を前述した第一実施形態と比較して、相互に相違する点と、夫々の実施形態の意義と、を説明する。図4を参照されたい。図4は、圧下勾配S[mm/m]と欠陥エコー高さ[%]の関係を示す図であり、表3のデータと対応するものである。本図において、前述した第一実施形態と第二実施形態は、メニスカス距離Ls[m]から開始しメニスカス距離Lf[m]で終了する圧下の圧下勾配SLs-Lf[mm/m]において相違し、前者は0.8〜3.8とする一方で後者は1.0〜3.8とする。本図によれば、圧下勾配SLs-Lf[mm/m]が0.8〜1.0の領域の欠陥エコー高さ[%]は出荷基準値に限りなく近い10未満とされ、一方、圧下勾配SLs-Lf[mm/m]が1.0〜3.8の領域の欠陥エコー高さ[%]は安定して極めて低い数値を示している。そして、圧下勾配SLs-Lf[mm/m]が0.8未満の領域の欠陥エコー高さ[%]は同じく0.8以上の領域のそれと比較して極めて大きな値となっている。このことから、第一実施形態に係る圧下勾配SLs-Lf[mm/m]は実質的な出荷基準値を充足でき、第二実施形態に係る圧下勾配SLs-Lf[mm/m]は出荷基準値を完全に充足できると言える。
次に、本発明の第三実施形態に関して説明する。以下、当該第三実施形態が前述の第一実施形態と相違する点を中心に説明する。
Ls+Vc×1.5≦Lm≦Ls+Vc×1.7・・・(3)
本試験では、鋼種は金型用鋼(炭素含有量0.55wt%)を対象とした(後述する第十七試験及び第二十一試験においても同様の鋼種を対象とした。)。
次に、本発明の第四実施形態に関して説明する。以下、当該第四実施形態が前述の第三実施形態と相違する点を中心に説明する。
次に、本発明の第五実施形態に関して説明する。以下、当該第五実施形態が前述の第一実施形態乃至第四実施形態と相違する点を中心に説明する。
Lv≦Ls-1.0・・・(4)
下記表19に示される「周辺V偏析残」は前述したV偏析(図14(b1)参照)の発生が確認できたことを意味し、「周辺V偏析無し」は前述したV偏析(図14(b1)参照)の未発生が確認できたことを意味する(第二十試験及び第二十一試験においても同様とする。)。
上記の第十九試験乃至第二十一試験によれば、圧下勾配S[mm/m](圧下勾配SLv-Ls[mm/m])を0.6±0.2とする圧下を、メニスカス距離Lv[m]から開始しメニスカス距離Ls[m]で終了すると、鋳片の鋳造方向に沿う切断面の軸心周囲(厚み方向中央周囲)にV偏析(図14(b1)参照)が現れるのを抑制できることが判る。
本実施態様は、前述の第一実施形態のみを実施する態様である。本実施態様における圧下勾配S[mm/m]とメニスカス距離[m]との関係を図5に模式的に表す。本図において矩形で囲まれた領域は、圧下勾配S[mm/m]の好適な範囲を示す(図6乃至図12においても同様とする。)。
本実施態様は、前述の第二実施形態のみを実施する態様である。本実施態様における圧下勾配S[mm/m]とメニスカス距離[m]との関係を図6に模式的に表す。
本実施態様は、前述の第三実施形態のみを実施する態様である。本実施態様における圧下勾配S[mm/m]とメニスカス距離[m]との関係を図7に模式的に表す。
本実施態様は、前述の第四実施形態のみを実施する態様である。本実施態様における圧下勾配S[mm/m]とメニスカス距離[m]との関係を図8に模式的に表す。
本実施態様は、前述の第一実施形態と第五実施形態を組み合わせて実施する態様である。本実施態様における圧下勾配S[mm/m]とメニスカス距離[m]との関係を図9に模式的に表す。
本実施態様は、前述の第二実施形態と第五実施形態を組み合わせて実施する態様である。本実施態様における圧下勾配S[mm/m]とメニスカス距離[m]との関係を図10に模式的に表す。
本実施態様は、前述の第三実施形態と第五実施形態を組み合わせて実施する態様である。本実施態様における圧下勾配S[mm/m]とメニスカス距離[m]との関係を図11に模式的に表す。
本実施態様は、前述の第四実施形態と第五実施形態を組み合わせて実施する態様である。本実施態様における圧下勾配S[mm/m]とメニスカス距離[m]との関係を図12に模式的に表す。
240≦D<280のとき、-0.009D+3.52≦Vc≦-0.00425D+2.42・・・(A)
280≦D≦310のとき、-0.006D+2.68≦Vc≦-0.007667D+3.377・・・(B)
溶鋼過熱度ΔT[℃]を10〜43とし、比水量Wt[L/kgSteel]を0.7〜1.5として複数のロール対で挟持しながら連続鋳造し、最終製品厚みDf[mm]を90〜200とする。圧下勾配S[mm/m]を0.8〜3.8とする圧下を、下記式(1)で定められるメニスカス距離Ls[m]から開始し、下記式(2)で定められるメニスカス距離Lf[m]で終了する。
(D/61)2×Vc≦Ls≦(D/58)2×Vc・・・(1)
Lf≧(D/52.4)2×Vc・・・(2)
240≦D<280のとき、-0.009D+3.52≦Vc≦-0.00425D+2.42・・・(A)
280≦D≦310のとき、-0.006D+2.68≦Vc≦-0.007667D+3.377・・・(B)
溶鋼過熱度ΔT[℃]を10〜43とし、比水量Wt[L/kgSteel]を0.7〜1.5として複数のロール対で挟持しながら連続鋳造し、最終製品厚みDf[mm]を90〜200とする。圧下勾配S[mm/m]を1.0〜3.8とする圧下を、下記式(1)で定められるメニスカス距離Ls[m]から開始し、下記式(2)で定められるメニスカス距離Lf[m]で終了する。
(D/61)2×Vc≦Ls≦(D/58)2×Vc・・・(1)
Lf≧(D/52.4)2×Vc・・・(2)
240≦D<280のとき、-0.009D+3.52≦Vc≦-0.00425D+2.42・・・(A)
280≦D≦310のとき、-0.006D+2.68≦Vc≦-0.007667D+3.377・・・(B)
溶鋼過熱度ΔT[℃]を10〜43とし、比水量Wt[L/kgSteel]を0.7〜1.5として複数のロール対で挟持しながら連続鋳造し、最終製品厚みDf[mm]を90〜200とする。圧下勾配S[mm/m]を0.6±0.2とする圧下を、下記式(1)で定められるメニスカス距離Ls[m]から開始し、下記式(3)で定められるメニスカス距離Lm[m]で終了する。圧下勾配S[mm/m]を0.8〜3.8とする圧下を、前記メニスカス距離Lm[m]から開始し、下記式(2)で定められるメニスカス距離Lf[m]で終了する。
(D/61)2×Vc≦Ls≦(D/58)2×Vc・・・(1)
Lf≧(D/52.4)2×Vc・・・(2)
Ls+Vc×1.5≦Lm≦Ls+Vc×1.7・・・(3)
240≦D<280のとき、-0.009D+3.52≦Vc≦-0.00425D+2.42・・・(A)
280≦D≦310のとき、-0.006D+2.68≦Vc≦-0.007667D+3.377・・・(B)
溶鋼過熱度ΔT[℃]を10〜43とし、比水量Wt[L/kgSteel]を0.7〜1.5として複数のロール対で挟持しながら連続鋳造し、最終製品厚みDf[mm]を90〜200とする。圧下勾配S[mm/m]を0.6±0.2とする圧下を、下記式(1)で定められるメニスカス距離Ls[m]から開始し、下記式(3)で定められるメニスカス距離Lm[m]で終了する。圧下勾配S[mm/m]を1.0〜3.8とする圧下を、前記メニスカス距離Lm[m]から開始し、下記式(2)で定められるメニスカス距離Lf[m]で終了する。
(D/61)2×Vc≦Ls≦(D/58)2×Vc・・・(1)
Lf≧(D/52.4)2×Vc・・・(2)
Ls+Vc×1.5≦Lm≦Ls+Vc×1.7・・・(3)
Lv≦Ls-1.0・・・(4)
2 タンディッシュ
3 ロール
4 圧下ロール対
5 圧下ロール
8 ロール対
100 連続鋳造機
G ロール面間距離
Ls メニスカス距離
Lf メニスカス距離
Lm メニスカス距離
Lv メニスカス距離
Claims (5)
- 炭素含有量C[wt%]が0.03〜0.55であり、鋳片厚みD[mm]が240〜310である鋳片を、
鋳造速度Vc[m/min]を下記式(A),(B)を満たすものとし、
240≦D<280のとき、-0.009D+3.52≦Vc≦-0.00425D+2.42・・・(A)
280≦D≦310のとき、-0.006D+2.68≦Vc≦-0.007667D+3.377・・・(B)
溶鋼過熱度ΔT[℃]を10〜43とし、
比水量Wt[L/kgSteel]を0.7〜1.5として複数のロール対で挟持しながら連続鋳造し、
最終製品厚みDf[mm]を90〜200とする鋼材の製造方法において、
圧下勾配S[mm/m]を0.8〜3.8とする圧下を、下記式(1)で定められるメニスカス距離Ls[m]から開始し、下記式(2)で定められるメニスカス距離Lf[m]で終了する、
ことを特徴とする鋼材の製造方法。
(D/61)2×Vc≦Ls≦(D/58)2×Vc・・・(1)
Lf≧(D/52.4)2×Vc・・・(2) - 炭素含有量C[wt%]が0.03〜0.55であり、鋳片厚みD[mm]が240〜310である鋳片を、
鋳造速度Vc[m/min]を下記式(A),(B)を満たすものとし、
240≦D<280のとき、-0.009D+3.52≦Vc≦-0.00425D+2.42・・・(A)
280≦D≦310のとき、-0.006D+2.68≦Vc≦-0.007667D+3.377・・・(B)
溶鋼過熱度ΔT[℃]を10〜43とし、
比水量Wt[L/kgSteel]を0.7〜1.5として複数のロール対で挟持しながら連続鋳造し、
最終製品厚みDf[mm]を90〜200とする鋼材の製造方法において、
圧下勾配S[mm/m]を1.0〜3.8とする圧下を、下記式(1)で定められるメニスカス距離Ls[m]から開始し、下記式(2)で定められるメニスカス距離Lf[m]で終了する、
ことを特徴とする鋼材の製造方法。
(D/61)2×Vc≦Ls≦(D/58)2×Vc・・・(1)
Lf≧(D/52.4)2×Vc・・・(2) - 炭素含有量C[wt%]が0.03〜0.55であり、鋳片厚みD[mm]が240〜310である鋳片を、
鋳造速度Vc[m/min]を下記式(A),(B)を満たすものとし、
240≦D<280のとき、-0.009D+3.52≦Vc≦-0.00425D+2.42・・・(A)
280≦D≦310のとき、-0.006D+2.68≦Vc≦-0.007667D+3.377・・・(B)
溶鋼過熱度ΔT[℃]を10〜43とし、
比水量Wt[L/kgSteel]を0.7〜1.5として複数のロール対で挟持しながら連続鋳造し、
最終製品厚みDf[mm]を90〜200とする鋼材の製造方法において、
圧下勾配S[mm/m]を0.6±0.2とする圧下を、下記式(1)で定められるメニスカス距離Ls[m]から開始し、下記式(3)で定められるメニスカス距離Lm[m]で終了し、
圧下勾配S[mm/m]を0.8〜3.8とする圧下を、前記メニスカス距離Lm[m]から開始し、下記式(2)で定められるメニスカス距離Lf[m]で終了する、
ことを特徴とする鋼材の製造方法。
(D/61)2×Vc≦Ls≦(D/58)2×Vc・・・(1)
Lf≧(D/52.4)2×Vc・・・(2)
Ls+Vc×1.5≦Lm≦Ls+Vc×1.7・・・(3) - 炭素含有量C[wt%]が0.03〜0.55であり、鋳片厚みD[mm]が240〜310である鋳片を、
鋳造速度Vc[m/min]を下記式(A),(B)を満たすものとし、
240≦D<280のとき、-0.009D+3.52≦Vc≦-0.00425D+2.42・・・(A)
280≦D≦310のとき、-0.006D+2.68≦Vc≦-0.007667D+3.377・・・(B)
溶鋼過熱度ΔT[℃]を10〜43とし、
比水量Wt[L/kgSteel]を0.7〜1.5として複数のロール対で挟持しながら連続鋳造し、
最終製品厚みDf[mm]を90〜200とする鋼材の製造方法において、
圧下勾配S[mm/m]を0.6±0.2とする圧下を、下記式(1)で定められるメニスカス距離Ls[m]から開始し、下記式(3)で定められるメニスカス距離Lm[m]で終了し、
圧下勾配S[mm/m]を1.0〜3.8とする圧下を、前記メニスカス距離Lm[m]から開始し、下記式(2)で定められるメニスカス距離Lf[m]で終了する、
ことを特徴とする鋼材の製造方法。
(D/61)2×Vc≦Ls≦(D/58)2×Vc・・・(1)
Lf≧(D/52.4)2×Vc・・・(2)
Ls+Vc×1.5≦Lm≦Ls+Vc×1.7・・・(3) - 請求項1〜4の何れか一に記載の鋼材の製造方法において、
圧下勾配S[mm/m]を0.6±0.2とする圧下を、下記式(4)で定められるメニスカス距離Lv[m]から開始し、前記メニスカス距離Ls[m]で終了する、
ことを特徴とする鋼材の製造方法。
Lv≦Ls-1.0・・・(4)
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JP2007080723A JP5009019B2 (ja) | 2006-03-28 | 2007-03-27 | 鋼材の製造方法 |
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