JP5008965B2 - 連続気泡発泡体とその製造方法 - Google Patents

連続気泡発泡体とその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5008965B2
JP5008965B2 JP2006345688A JP2006345688A JP5008965B2 JP 5008965 B2 JP5008965 B2 JP 5008965B2 JP 2006345688 A JP2006345688 A JP 2006345688A JP 2006345688 A JP2006345688 A JP 2006345688A JP 5008965 B2 JP5008965 B2 JP 5008965B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
open
foam
cell foam
polymer
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006345688A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008156442A (ja
Inventor
久晃 小林
直也 奥村
加惠 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Inoac Technical Center Co Ltd
Original Assignee
Inoac Corp
Inoac Technical Center Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoac Corp, Inoac Technical Center Co Ltd filed Critical Inoac Corp
Priority to JP2006345688A priority Critical patent/JP5008965B2/ja
Publication of JP2008156442A publication Critical patent/JP2008156442A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5008965B2 publication Critical patent/JP5008965B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

本発明は、連続気泡発泡体の製造方法に関し、さらに詳細には、常温で気体である物質を高温、高圧でポリマーに含浸し、特に超臨界状態で含浸した後に圧力を解放する工程による、連続気泡発泡体の製造方法に関する。また、本発明は、そのような製造方法で得られる連続気泡発泡体に関する。
連続気泡を有するポリマー発泡体は、通気性衣類、微細フィルター、ウイルス分離膜、人工肺、液体供給材、吸音材など、各方面に用いられている。
連続気泡ポリマー発泡体の製造には、水溶性物質をポリマーに混練した後、水で該物質を抽出することにより、連続気泡発泡体を得る方法がある。しかしながら、このような方法では、抽出工程と乾燥工程のために、多大のスペースを要し、かつ時間を要する。
第1工程として、アゾ化合物、ニトロソ化合物、ヒドラジド化合物のような発泡剤をポリマーに混練した後、加熱して、窒素のような分解ガスによって発泡させるか;硬化反応の際に生じる炭酸ガス、水素のような副生ガスによって発泡させるか;常温で気体である物質を、高温、高圧で、特に超臨界状態でポリマーに含浸し、圧力を解放して発泡させるなどの方法により、独立気泡ポリマー発泡体を製造した後に、第2工程として、たとえば特許文献1に示されるように、一対の回転ロールの間を通すなどの方法により、機械的応力によって破泡させて、連続気泡発泡体とする方法がある。しかしながら、このような方法に共通して、機械的応力をかけて連続気泡化する工程のための設備や、それを収容するスペースが必要になる。
独立気泡ポリマー発泡体を製造する方法のうち、常温で気体である物質を、高温、高圧でポリマーに含浸し、圧力を解放して発泡させる方法は、セル径100〜300μmのような微細で、かつ均一な発泡体が得られること;および発泡剤を用いず、また副生物の生成を伴う硬化反応を用いないので、不純物の少ない発泡体が得られることなどの利点があるが、上述の第2工程が必要という欠点は避けられない。
多量の充填剤を配合した熱可塑性樹脂組成物を超臨界状態でガスを溶解させ、押出成形することにより、上記の第2工程を経ずに連続気泡の発泡体を得ることが、特許文献2に開示されている。しかしながらこの方法では、高発泡体を得ることが困難で、しかも多量の充填剤のために、発泡体の比重が大きくなる。
スチレン系樹脂に、スチレン−共役ジエン共重合体の水素添加物およびポリオレフィン系樹脂を配合した樹脂組成物を、発泡剤によって発泡させる方法において、アニオン系またはカチオン系界面活性剤を存在させて、連続気泡発泡体が得られることが、特許文献3に開示されている。しかしながらこの方法では、微細な発泡体が得られない。
なお、ポリウレタンやゴムのような、架橋反応を伴って得られる連続気泡発泡体があるが、これらは、製造工程で得られる廃棄物や、残った素材を再利用することが困難である。
特開2006−1096号公報 特開2000−263621号公報 特開2004−352927号公報
本発明の課題は、簡単な工程で、適度の柔軟性を有する微細な連続気泡発泡体を製造する方法を提供することである。本発明のもう一つの課題は、そのような方法で得られる連続気泡発泡体を提供することである。
本発明者らは、発泡させるポリマーとして、ポリオレフィンとエチレン−プロピレンゴムを含む組成物を用い、常温で気体である物質を、高温、高圧で、特に超臨界状態でポリマーに含浸して発泡させる工程を含み、かつ特定のノニオン系界面活性剤を存在させて発泡させることにより、微細な連続気泡発泡体を製造しうることを見出して、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、
(A)(A1)ポリオレフィン(ただし、エチレン−プロピレンゴムを除く) (A)の50〜95重量%;および
(A2)エチレン−プロピレンゴム (A)の5〜50重量%
を含むポリマー組成物に、常温で気体である物質を、高温、高圧で含浸した後に、圧力を解放して発泡させるポリマー発泡体の製造方法において、
上記(A)ポリマー組成物100重量部あたり、(B)アミノ基含有ノニオン系界面活性剤0.2〜10重量部を含有させることを特徴とする、連続気泡発泡体の製造方法に関し、また、そのような製造方法で得られる連続気泡発泡体に関する。
本発明により、ポリオレフィンとエチレン−プロピレンゴムを含むポリマー組成物を、発泡剤自体やその分解性生物が系に残存したり、作業環境に影響を与えたりする発泡剤を用いず、しかも機械的応力によって破泡させる工程の必要としないで、簡単な工程によって連続気泡発泡体を製造することができる。これは、発泡の際に、(A)成分中に分散した(B)成分の作用により、形成されようとする独立気泡の壁面が不均一になって部分的に薄くなり、一部のセル壁が破れた状態で冷却されてセルの固化が行われ、連続気泡発泡体が形成されるためである。
また、本発明によって得られる連続気泡発泡体は、高い圧縮を受けた状態でも柔軟性があり、部材同士の密着性を高めることができる。さらに、発泡体が非架橋型なので、発泡体のリサイクルが可能である。
本発明で用いられる(A)成分は、(A1)ポリオレフィン(ただし、エチレン−プロピレンゴムを除く)50〜95重量%、好ましくは60〜90重量%、さらに好ましくは65〜85重量%、および(A2)エチレン−プロピレンゴム5〜50重量%、好ましくは10〜40重量%、さらに好ましくは15〜35重量%を含むポリマー組成物である。(A1)の割合が95重量%を越え、(A2)の割合が5重量%未満では、発泡体が充分な柔軟性を得られないばかりか、高発泡体を得にくい。一方、(A1)の割合が50重量%未満で、(A2)の割合が50重量%を越えると、やはり高発泡体を得にくいうえ、収縮が大きくなる。
(A1)ポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体、およびこれら相互のポリマーブレンドが例示される。ポリエチレンは、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンなどのいずれでもよく、ポリプロピレンは、アタクチック、イソタクチック、シンジオタクチック、ランダムなどのいずれでもよい。共重合体は、ランダム共重合体でもブロック共重合体でもよく、熱可塑性樹脂でも熱可塑性エラストマーでもよい。これらのうち、耐熱性で、柔軟性を維持できることから、ランダム系ポリプロピレンが好ましい。ガス抜けがなく、発泡が容易なことから、(A1)成分のメルトフローレートは、230℃、20.6N{2.1kgf}において0.1〜5.0g/10minが好ましく、0.3〜1.0g/10minがさらに好ましい。なお、エチレン−プロピレン共重合体には、硬化してゴム状弾性体となるエチレン−プロピレン共重合体(EPR)があるが、これは(A2)成分に包含されるので(A1)からは除外され、(A1)としては、樹脂状のエチレン−プロピレン共重合体が包含される。また、本発明で製造される連続気泡発泡体の性質を損ねない範囲で、他の熱可塑性ポリマーが存在してもよい。
(A2)エチレンープロピレンゴムとしては、硬化してゴム状弾性体となる、エチレンとプロピレンの共重合体であるEPR(EPM)と;エチレン、プロピレンおよび少量の非共役ジエンの共重合体であるEPDMが包含される。非共役ジエンとしては、エチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジエンおよび1,4−ヘキサジエンが例示され、本発明においては、そのいずれを用いたものでもよい。(A2)成分の平均分子量は、高い方が好ましい。また、プロセスオイルなどで油展して用いてもよい。(A2)成分は、架橋反応を行わずにそのまま用いられる。
本発明で用いられる(B)成分は、(A)成分への溶解性に優れ、かつ顕著な連続気泡化効果を示す、アミノ基含有ノニオン系界面活性剤であり、代表的にはポリオキシエチレンアルキルアミンまたはその不飽和誘導体、ポリオキシエチレンアルキルアルキレンジアミンまたはその不飽和誘導体が挙げられ、単独でも混合物として用いてもよい。ポリオキシエチレンアルキルアミンまたはその不飽和誘導体は、必要なHLBを得るために、5〜15個のオキシエチレン単位からなるポリオキシエチレン(POE)鎖と、アルキル基および/または相当する不飽和炭化水素基とを分子中に有する界面活性剤であり、POEドデシルアミン、POEミリスチルアミン、POEパルミチルアミン、POEステアリルアミン、POEオレイルアミン;およびヤシ油、牛脂のような天然油脂に由来する炭化水素基を有する混合POE炭化水素アミンが例示される。ポリオキシエチレンアルキルアルキレンジアミンまたはその不飽和誘導体としては、POEステアリルプロピレンジアミン、POE牛脂炭化水素プロピレンジアミンが例示される。(A)成分への溶解性と連続気泡化効果から、ポリオキシエチレンアルキルアミンが好ましい。アニオン性界面活性剤の存在では,発泡は行われるが充分な連続気泡化が得られず、カチオン性界面活性剤は、含有するハロゲンイオンによる毒性や環境汚染性から好ましくない。
(B)成分の配合量は、(A)ポリマー組成物100重量部当たり0.2〜10重量部であり、好ましくは0.3〜5.0重量部、さらに好ましくは0,5〜3.0重量部である。(B)成分が0.2重量部未満では、必要な連続気泡化が得られず、通気性の低い発泡体しか得られない。一方、10重量部を越えると、破泡が進行しすぎて、発泡体が収縮する。
発泡体に適切な性質を与え、または発泡体の作製や加工を容易にするために、(A)成分および(B)成分を含む発泡性組成物に、使用目的に応じて、流動パラフィン、炭化水素系プロセスオイル、高級脂肪酸グリセリンエステル、高級脂肪酸アミドのような滑剤;リン酸エステル、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化アンチモン、炭酸亜鉛、塩素化パラフィン、ヘキサクロロシクロペンタジエンのような難燃剤;芳香族アミン類、ベンゾイミダゾール類、ジチオカルバミン酸塩類、フェノール化合物、亜リン酸エステル類のような老化防止剤;2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタンのような酸化防止剤;導電性カーボンブラック、銅粉、ニッケル粉、酸化スズのような導電材;カーボンブラック、有機顔料、染料、それらを含有するマスターバッチのような着色剤;ならびにシリカ、アルミナ、酸化チタンおよび上記の各種添加剤のうち充填剤の機能を有するもののような充填剤などを配合することができる。
発泡性組成物に高温、高圧で含浸させる、常温で気体である物質としては、その状態でポリマーに浸透するものであればよく、窒素、ヘリウム、二酸化炭素、プロパン、ブタンなど、およびそれらの混合ガスが例示され、取扱いが容易で、安全性が高く、作業環境が優れていることから、二酸化炭素および窒素が好ましく、二酸化炭素が特に好ましい。
本発明においては、(A1)、(A2)、(B)成分および場合によって任意に配合する成分を、高分子材料の混合に適した混合手段によって混合して発泡性組成物を調製し、これに、常温で気体である物質をポリマーに含浸させる。含浸温度は、170〜200℃が好ましく、効率的に機能性の発泡体が得られることから、該物質の超臨界状態であることがより好ましい。示差走査熱量計による測定によって得られたポリマーの結晶化ピーク温度より20〜40℃高い温度であることが、特に好ましい。含浸温度が170℃未満では、含浸物質のポリマーへの分散が充分でないことがあり、そのため、発泡が不均一になったり、充分な発泡倍率が得られなかったりする。一方、200℃を越えると、ポリマーによっては、その温度が上昇するために、発泡に適した粘度が得られないことがある。
含浸圧力は、含浸が完全に行われ、微細なセルを得るために含浸物質を超臨界状態にするように、8〜15MPaが好ましく、特にガス抜けしにくくするために、10〜15MPaがより好ましい。
常温で気体である物質をポリマーに含浸させる時間は、必要な含浸量および含浸温度・圧力によって異なるが、通常3〜30分、好ましくは5〜20分である。
本発明においては、上記の条件で、常温で気体である物質をポリマーに含浸させた後、圧力を、減少速度を通常0.3〜3.0MPa/s、好ましくは0.5〜2.0MPa/sで減少させることにより、発泡させる。
本発明の製造方法では、上記の発泡とともに押出成形のような方法で成形して、連続気泡発泡体の成形体を得ることができる。押出機としては、通常、単軸タンデム型押出機を用い、場合によっては二軸押出機と組み合わせて用いてもよい。
本発明の製造方法において、後工程として、切断、スキン層の除去などを行うことができる。発泡工程において連続気泡発泡体が直接に得られるので、機械的応力により独立気泡を破泡させて連続気泡化させる工程の必要はない。
本発明によって、見掛け比重が0.07g/cm3以下、発泡倍率が15倍以上、気泡の平均セル径が200μm以下、連続気泡の平均細孔径が10μm以下の、高発泡で、圧縮荷重をかけた状態での柔軟性に優れた連続気泡発泡体が得られる。特に、柔軟性が0.02MPa以下の連続気泡発泡体が得られ、微細フィルターおよび低硬度シール材に有用である。
以下、本発明を、実施例によってさらに詳細に説明する。実施例および比較例において、部は、重量部を表す。本発明は、これらの実施例によって限定されるものではない。
実施例および比較例において、下記のポリマーを用いた。
P−1: ランダム型ポリプロピレン
P−2: 低密度ポリエチレン
P−3: EPDM(エチレン単位29.5モル%、プロピレン単位66.0モル%、エチリデンノルボルネン単位4.5モル%)
実施例および比較例において、次に示す界面活性剤、添加剤および酸化防止剤を用いた。
B−1: ポリオキシエチレン(15)ステアリルアミン
B−2: ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
S−1: 煙霧質シリカ
S−2: カーボンブラック
X−1: テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸]ペンタエリトリトール
表2に示す配合比により、発泡性組成物を調製した。すなわち、混練装置にP−1,P−2およびP−3を仕込み、均質になるまで混練してポリマー組成物を調製した。これに、S−1、S−2およびX−1、ならびにB−1またはB−2を添加して、均質になるまで混練を続け、発泡性組成物を調製した。これを単軸タンデム型押出機において、表2に示す温度に加熱し、二酸化炭素を、表2に示す圧力で圧入して発泡性組成物に溶解させ、10分経過した後、圧力を減少速度1.5MPa/sで減少させつつ、温度170℃で押出して、発泡体を得た。

Figure 0005008965
実施例および比較例で得られた発泡体の性質を、次の方法で評価した。
(1)見掛け比重: JIS K7112に準拠した電子比重計MD-200S(ミラージュ貿易株式会社商品名)を用いて、発泡体の見掛け比重を測定した。
(2)平均セル径: 電子走査型顕微鏡JXA-6100P(日本電子株式会社商品名)によって測定した。
(3)細孔径分布: JIS K3832に準拠するPerm-Polometer(Porous Material Inc.商品名)を用いて、最大細孔径、細孔径分布および最少細孔径を測定し、平均細孔径を算出した。
(4)通気性: フラジール型通気性試験機を用い、JIS L1004により、通気性を測定した。すなわち、適切なオリフィスをテーブルに設置し、試験片を固定して空気を流し、その際のマノメーターの水位を読み取って、流量換算表から流量を算出した。
(5)柔軟性: オートグラフAGS-5KNB(株式会社島津製作所商品名)を用いて、元の厚さに対して50%につぶした時のひずみ−応力曲線を求め、それより柔軟性を算出した。
その結果を、表2に示す。
Figure 0005008965
実施例1で得られた発泡体の平均セル径は190μmであり、連通した細孔径は、最大41.0μm、最小0.23μm、平均0.45μmであった。
実施例1〜4では、特定のノニオン型界面活性剤を配合して超臨界発泡を行うことにより、表2に示すように、通気性を有する、微細で柔軟性に優れた発泡体が得られた。これに対して、カチオン型界面活性剤を配合した比較例1、および界面活性剤を配合しなかった比較例2では、いずれも通気性を示さず、独立気泡の発泡体しか得られなかった。
本発明によって、簡単な工程で、連続気泡発泡体を製造することができる。本発明によって得られる連続気泡発泡体は、通気性衣類(たとえばムレ防止用衣類、下着用パット)、微細フィルター、ウイルス分離膜、人工肺、液体供給材、吸音材、低硬度シールなど、各方面への用途に有用である。

Claims (5)

  1. (A)(A1)ポリオレフィン(ただし、エチレン−プロピレンゴムを除く) (A)の50〜95重量%;および
    (A2)エチレン−プロピレンゴム (A)の5〜50重量%
    を含むポリマー組成物に、常温で気体である物質を、高温、高圧下における超臨界状態で含浸した後に、圧力を解放して発泡させるポリマー発泡体の製造方法において、
    上記(A)ポリマー組成物100重量部あたり、(B)アミノ基含有ノニオン系界面活性剤0.2〜10重量部を含有させることを特徴とする、連続気泡発泡体の製造方法。
  2. 常温で気体である物質が二酸化炭素である、請求項1記載の連続気泡発泡体の製造方法。
  3. 成形に押出機を使用する、請求項1または2記載の連続気泡発泡体の製造方法。
  4. 請求項1〜のいずれか1項記載の製造方法によって製造された連続気泡発泡体。
  5. 50%圧縮荷重における柔軟性が、0.02MPa以下である、請求項記載の連続気泡発泡体。
JP2006345688A 2006-12-22 2006-12-22 連続気泡発泡体とその製造方法 Active JP5008965B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006345688A JP5008965B2 (ja) 2006-12-22 2006-12-22 連続気泡発泡体とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006345688A JP5008965B2 (ja) 2006-12-22 2006-12-22 連続気泡発泡体とその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008156442A JP2008156442A (ja) 2008-07-10
JP5008965B2 true JP5008965B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=39657735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006345688A Active JP5008965B2 (ja) 2006-12-22 2006-12-22 連続気泡発泡体とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5008965B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5116448B2 (ja) * 2007-11-20 2013-01-09 株式会社イノアックコーポレーション 連続気泡発泡体とその製造方法
JP5675051B2 (ja) * 2009-01-14 2015-02-25 東亞合成株式会社 塗布型吸音材
JP6006350B2 (ja) * 2009-03-04 2016-10-12 日東電工株式会社 導電性を有する樹脂発泡体
KR101389099B1 (ko) 2012-01-30 2014-04-25 영보화학 주식회사 연속기포 구조를 갖는 발포체의 제조방법 및 이를 이용한 발포체
KR101466388B1 (ko) * 2014-07-16 2014-11-28 화인케미칼 주식회사 콘크리트 펌프 세척용 폼
KR102101293B1 (ko) * 2017-02-28 2020-04-17 (주)엘지하우시스 폴리올레핀계 수지 조성물과 이를 이용하여 제조된 압출 발포체
JP6997563B2 (ja) * 2017-09-08 2022-01-17 株式会社イノアックコーポレーション 透湿防水シート及び衣料用生地
JP7323597B2 (ja) * 2017-09-08 2023-08-08 株式会社イノアックコーポレーション 透湿防水シート、衣料用生地及び積層体
JP2019206773A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社イノアックコーポレーション フィルタおよびこれを用いたマスク

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001213988A (ja) * 2000-01-31 2001-08-07 Jsp Corp 連続気泡押出発泡体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008156442A (ja) 2008-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5008965B2 (ja) 連続気泡発泡体とその製造方法
JP5116448B2 (ja) 連続気泡発泡体とその製造方法
JP6082239B2 (ja) 樹脂発泡体シート、樹脂発泡体シート製造方法、及び樹脂発泡複合体
JP6025827B2 (ja) 樹脂発泡体の製造方法および樹脂発泡体
JP5990435B2 (ja) 樹脂発泡体シート及び樹脂発泡複合体
US7803862B2 (en) Composition for polyolefin resin foam, foam of the same, and process for producing foam
JP5594938B2 (ja) 微細セル構造を有する発泡防水材
TWI230174B (en) Olefinic thermoplastic elastomer foam and olefinic thermoplastic elastomer composition for preparing the same
CN109485977B (zh) 一种epe珍珠棉材料及其制备方法
JP2001348452A (ja) ポリオレフィン系樹脂発泡体及びその製造方法
JP6410307B2 (ja) フレキシブルエアロゲルコンポジット及びその製造方法
JP6069053B2 (ja) 緩衝材およびシール材
TWI520996B (zh) 聚烯烴系樹脂發泡體及使用該樹脂發泡體之聚烯烴系樹脂發泡防塵材
JP6394150B2 (ja) 発泡体、それからなる積層体、成形体及び自動車内装材
KR101588233B1 (ko) 단열성이 우수한 고무 발포단열재와 그 제조방법
JP5179550B2 (ja) 再生樹脂含有ポリオレフィン系樹脂発泡体用組成物及びその発泡体
JP2008094876A (ja) 架橋発泡体用ポリエチレン樹脂組成物、ポリエチレン樹脂架橋発泡体の製造法およびそれにより得られるポリエチレン樹脂架橋発泡体
JP2005214228A (ja) 複合管とその製造方法
JP5269368B2 (ja) 親水性マイクロセル連続気泡発泡体とその製造方法
JP2008248059A (ja) 多孔体の製造方法
JP4688519B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法
JP6272896B2 (ja) スチレン発泡体のための気泡サイズ拡大剤
JP2005344082A (ja) プロピレン系ポリマー発泡体を製造する方法
JP2023177105A (ja) ポリオレフィン系樹脂発泡粒子の製造方法
CN110845781A (zh) 一种pe发泡材料瑜伽垫及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120522

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5008965

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250