JP5008504B2 - 刃物の芯高測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械におけるバイト、ドリル、リーマ、砥石等の刃物の芯高を測定するための装置に関する。
図10は従来の旋盤を示す。図10において、符号1は主軸(図示せず)を内蔵した主軸台であり、主軸の先端に設けられたチャック2によりワーク3が主軸の先端に固定される。主軸台1の傍らには刃物台4が設置される。符号2aはワークを直に掴むチャック2の爪を示す。図示例の刃物台4はターレット型であり、この刃物台4にツールホルダ5を介して刃物であるバイト6が固定される。旋盤のスラント台9には、主軸の軸心であるZ軸に平行に伸びる横レール7と、この横レール7にスライド可能に乗せられ、Z軸と直交するX軸に平行に伸びる縦レール8とが設けられる。刃物台4のターレット4aは、この縦レール8上に設置され、横レール7上をZ軸と平行に移動し、また縦レール8上をX軸に平行に移動することによって、バイト6でワーク3の周面や端面を切削する。
このワーク3の切削に際し、図11(A)中、破線で示すように、バイト6の刃先6aがZ軸より上にあればワーク3の切削ができなくなり、二点鎖線で示すようにZ軸より下にあれば加工品の寸法、形状に誤差が生じ、バイト6の刃先6aも痛みやすくなる。これに対し、バイト6の刃先6aが実線で示すようにZ軸に合致していればワーク3を正確に切削することができ、バイト6も長持ちする。
このようにバイト6の刃先6aがZ軸からY軸方向の上下にずれた距離Hが芯高であり、これは刃物台4が主軸の軸心であるZ軸と直交するX軸に平行に移動する場合におけるバイト6の刃先6aが移動する軌跡と、Z軸との間の距離に等しい。
旋盤でワーク3に対し精度良く加工を行うには、バイト6を刃物台4に取り付けた後にバイト6の位置を調整して芯高Hを零にする必要がある。従来、芯高Hを零にするには、図11(A)(B)に示すように、例えばワーク3の端面を切削してZ軸上に生じるヘソ状の突起3aの径を測り、その半分を芯高Hとしてこれを低減するように所望厚さの図示しない敷板をバイト6とツールホルダ5との間に挟み込みむようにしている。そして、突起3aがなくなるまで突起3aの切削と敷板の厚さの加減とを繰り返して芯高Hを零に近づけている。あるいは、特殊な構造のツールヘッドを用いることで敷板を使用することなくバイト6の位置を微調整して芯高Hを零に近づけている(例えば、特許文献1参照)。
また、芯高Hはバイト6だけでなく、ドリルやリーマ等のような円周面に刃を有する刃物についても零にすることが望まれる。すなわち、図12(A)(B)に示すように、刃物台4が主軸の軸心であるZ軸と直交するX軸に平行に移動する場合におけるドリル10の刃先10aが移動する軌跡と、Z軸との間の距離である芯高Hが零でないとすると、同図に示すように、ドリル径に等しい径の穴の穿設を意図しても、より大きい径の穴が穿設されることになる。従って、加工精度が低下し、ドリル10の刃も痛みやすくなる。ドリル等の芯高Hを零にするには、ワーク3の加工具合等を見てドリル等の偏心具合を是正したり、刃物台4がY軸移動機能を有するものであれば、刃物台4をY軸方向に微調整したりすることにより行われる。
また、従来芯高測定装置を用いて芯高Hを計測することも試みられている。これは、主軸の先端にZ軸から所定量だけ偏心した円周面を有するタッチセンサを取り付け、主軸を回してタッチセンサをX軸方向に関し所定の向きにセットしたうえで、バイトをX軸に平行に移動させて刃先をタッチセンサに接触させることによりX値を求め、このX値と、上記円周面の径と、上記偏心量とから芯高Hを演算するようになっている(例えば、特許文献2参照)。この芯高測定装置によれば、ワークを切削することなく芯高を簡易かつ迅速に求めることができるので、生産効率が向上し、加工精度が向上するという利点がある。
実公昭57−57852号公報 特許第3071890号公報
しかしながら、従来の芯高測定装置は、主軸を回してタッチセンサをX軸方向に関し所定の向きにセットする操作が面倒かつ不正確であることからX値が不正確になりやすく、また、芯高Hの測定精度が低下しやすいという問題もある。また、NC装置を含む機械全体の大きなシステムであり汎用性に欠けるという問題もある。また、芯高を測定する都度、主軸を回してタッチセンサをX軸方向に関し所定の向きにセットする操作を行わなければならないので、測定作業が煩雑であり、測定に時間がかかるという問題がある。さらに、ドリル等のような円周面に刃を有する刃物について芯高を簡易に求めるのは困難であるという問題もある。
従って、本発明はこのような問題点を解消することができる芯高測定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
すなわち、請求項1に係る発明は、工作機械の刃物台(4)が主軸の軸心であるZ軸と直交するX軸に平行に移動する場合における刃物(47,48,49)の刃先(47a,48a,49b)が移動する軌跡と、上記Z軸との間の距離を芯高(H)として求める芯高測定装置において、上記主軸のチャック(2)に上記Z軸に軸心が合致するように把持される枢軸(11)と、この枢軸(11)の上記チャック(2)側に枢支される、下方に錘部(12a)を有した第一の回動体(12)と、上記枢軸(11)の先端側に枢支される、下方に錘部(13a)を有した第二の回動体(13)と、この第二の回動体(13)に上記枢軸(11)の軸心を中心に回動可能に枢支される、上記枢軸(11)の軸心を含みこの軸心に直交する方向に延びるゲージ面(14a)を有した第三の回動体(14)と、上記第一の回動体(12)を上記枢軸(11)に対して固定又は解放する第一のロック手段(35a)と、上記第二の回動体(13)を上記第一の回動体(12)に対して固定又は解放する第二のロック手段(36a)と、上記第三の回動体(14)を上記第二の回動体(13)に対して固定又は解放する第三のロック手段(42)と、上記錘部(12a,13a)が静止したうえで上記第一と第二のロック手段(35a,36a)が固定され、上記第三のロック手段(42)が解放された時に、上記刃物台(4)が上記X軸に平行に移動すると同時に上記ゲージ面(14a)を走査して、上記ゲージ面(14a)の上記X軸に対する偏りを検出する上記刃物台(4)に取り付けられた第一の変位センサ(15)と、上記第一と第三のロック手段(35a,42)が固定され上記第二のロック手段(36a)が解放された時に、上記Z軸を中心にした上記ゲージ面(14a)の片側に上記刃物(47,48,49)が当てられることにより生じる上記ゲージ面(14a)の変位を芯高(H)として又は芯高(H)を割り出す量として検出する上記第一の回動体(12)に取り付けられた第二の変位センサ(16)とを具備するものとして構成される。
請求項2に記載されるように、請求項1に記載の芯高測定装置において、第三の回動体(14)に枢軸(11)の軸心を中心とした円周面(14b)が形成され、この円周面(14b)に対向するように変位センサが所定位置に固定され、第一と第二のロック手段(35a,36a)が解放され、第三のロック手段(42)が固定されたうえで主軸が回転する時の上記円周面(14b)の変位が、Z軸に対する上記枢軸(11)の軸心の偏りとして上記変位センサにより検出されるようにしたものとすることができる。
請求項3に記載されるように、請求項1に記載の芯高測定装置において、第二の変位センサがダイヤルゲージ(16)であり、枢軸(11)の軸心を中心とし、ゲージ面(14a)の刃物(47,48,49)の接触位置を通る円の接線上に上記ダイヤルゲージ(16)の触子(16a)が配置され、この触子(16a)に第二の回動体(13)が当接しているものとすることができる。
請求項4に記載されるように、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の芯高測定装置において、第二の変位センサ(16)が、枢軸(11)の軸心に直交する方向に沿って位置変更可能に第一の回動体(12)に取り付けられたものとすることができる。
請求項5に記載されるように、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の芯高測定装置において、刃物が外径バイト(47)又は内径バイト(48)であり、第二の変位センサにより求められたゲージ面(14a)の変位が芯高(H)とされるものとすることができる。
請求項6に記載されるように、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の芯高測定装置において、刃物(49)がその円周面(49a)に刃を有し、この円周面(49a)がゲージ面(14a)に当てられることにより第二の変位センサ(16)により求められたゲージ面(14a)の変位からこの刃物(49)の半径が減じられた量が芯高(H)とされるものとすることができる。
請求項7に記載されるように、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の芯高測定装置において、枢軸(11)における主軸のチャック(2)に把持される部分(17)が、枢軸(11)に対して着脱自在に形成され、かつ、芯高測定対象である刃物(47,48,49)で切削しようとするワークの径に等しく形成されているものとすることができる。
本発明は次のような作用効果を奏する。
すなわち、請求項1に係る発明によれば、工作機械の刃物台(4)が主軸の軸心であるZ軸と直交するX軸に平行に移動する場合における刃物(47,48,49)の刃先(47a,48a,49b)が移動する軌跡と、上記Z軸との間の距離を芯高(H)として求める芯高測定装置において、上記主軸のチャック(2)に上記Z軸に軸心が合致するように把持される枢軸(11)と、この枢軸(11)の上記チャック(2)側に枢支される、下方に錘部(12a)を有した第一の回動体(12)と、上記枢軸(11)の先端側に枢支される、下方に錘部(13a)を有した第二の回動体(13)と、この第二の回動体(13)に上記枢軸(11)の軸心を中心に回動可能に枢支される、上記枢軸(11)の軸心を含みこの軸心に直交する方向に延びるゲージ面(14a)を有した第三の回動体(14)と、上記第一の回動体(12)を上記枢軸(11)に対して固定又は解放する第一のロック手段(35a)と、上記第二の回動体(13)を上記第一の回動体(12)に対して固定又は解放する第二のロック手段(36a)と、上記第三の回動体(14)を上記第二の回動体(13)に対して固定又は解放する第三のロック手段(42)と、上記錘部(12a,13a)が静止したうえで上記第一と第二のロック手段(35a,36a)が固定され、上記第三のロック手段(42)が解放された時に、上記刃物台(4)が上記X軸に平行に移動すると同時に上記ゲージ面(14a)を走査して、上記ゲージ面(14a)の上記X軸に対する偏りを検出する上記刃物台(4)に取り付けられた第一の変位センサ(15)と、上記第一と第三のロック手段(35a,42)が固定され上記第二のロック手段(36a)が解放された時に、上記Z軸を中心にした上記ゲージ面(14a)の片側に上記刃物(47,48,49)が当てられることにより生じる上記ゲージ面(14a)の変位を芯高(H)として又は芯高(H)を割り出す量として検出する上記第一の回動体(12)に取り付けられた第二の変位センサ(16)とを具備するものとして構成されるから、第一の変位センサ(15)の出力を見ながら第三の回動体(14)を第二の回動体(13)に対して回転させゲージ面(14a)をX軸に正確に合致させ、第三の回動体(14)を第二の回動体(13)に固定すると共に第二及び第三の回動体(13,14)を第一の回動体(12)に対し回動可能にしたうえで、刃物(47,48,49)をゲージ面(14a)の片側に当てることにより直ちに第二の変位センサ(16)により芯高(H)又は芯高(H)を割り出す量を求めることができる。従って、迅速かつ正確に芯高(H)を求めることができる。また、最初の芯高測定時にゲージ面(14a)の向きが第一及び第二の回動体(12,13)における錘(12a,13a)の静止する鉛直方向に関連付けられ、第三のロック手段(42)の固定状態を保つことにより以後この関連付けを再現することができるので、次回の芯高測定時にゲージ面(14a)をX軸に合わせる作業を省略し、直ちに芯高測定を開始することができる。
請求項2に記載されるように、請求項1に記載の芯高測定装置において、第三の回動体(14)に枢軸(11)の軸心を中心とした円周面(14b)が形成され、この円周面(14b)に対向するように変位センサが所定位置に固定され、第一と第二のロック手段(35a,36a)が解放され、第三のロック手段(42)が固定されたうえで主軸が回転する時の上記円周面(14b)の変位が、Z軸に対する上記枢軸(11)の軸心の偏りとして上記変位センサにより検出されるようにした場合は、円周面(14b)の変位を変位センサにより検知し、チャッキングし直すことで、枢軸(11)の軸心をZ軸に合致させることができる。したがって、より精度の高い芯高測定を行うことができる。
請求項3に記載されるように、請求項1に記載の芯高測定装置において、第二の変位センサがダイヤルゲージ(16)であり、枢軸(11)の軸心を中心とし、ゲージ面(14a)の刃物(47,48,49)の接触位置を通る円の接線上に上記ダイヤルゲージ(16)の触子(16a)が配置され、この触子(16a)に第二の回動体(13)が当接しているものとした場合は、ダイヤルゲージ(15)の目盛りを読み取ることで直ちに芯高(H)又は芯高(H)を割り出す量を求めることができる。
請求項4に記載されるように、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の芯高測定装置において、第二の変位センサ(16)が、枢軸(11)の軸心に直交する方向に沿って位置変更可能に第一の回動体(12)に取り付けられたものとした場合は、刃物(47,48,49)のゲージ面(14a)に対する接触位置の変化に応じて、第二の変位センサ(16)の位置を適宜変更することにより、精度良く芯高(H)を測定することができる。
請求項5に記載されるように、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の芯高測定装置において、刃物が外径バイト(47)又は内径バイト(48)であり、第二の変位センサ(16)により求められたゲージ面(14a)の変位が芯高(H)とされるものとした場合は、外径バイト(47)又は内径バイト(48)の芯高(H)を第二の変位センサ(16)により直ちに求めて、外径バイト(47)又は内径バイト(48)を芯高(H)が零となった適正位置に速やかにセットすることができる。また、刃物台において特殊なツールヘッドを用いる場合や、刃物台がバイトのY軸方向調整機能を有する場合は、第二の変位センサ(16)の出力を確認しながらバイト(47,48)の刃先(47a,48a)の位置を調整することが可能である。
請求項6に記載されるように、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の芯高測定装置において、刃物(49)がその円周面(49a)に刃を有し、この円周面(49a)がゲージ面(14a)に当てられることにより第二の変位センサ(16)により求められたゲージ面(14a)の変位からこの刃物(49)の半径が減じられた量が芯高(H)とされるものとする場合は、ドリル、リーマ、小径砥石等の芯高を直ちに求めて、ドリル等を芯高(H)が零になった適正位置に速やかにセットすることができる。
請求項7に記載されるように、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の芯高測定装置において、枢軸(11)における主軸のチャック(2)に把持される部分(17)が、枢軸(11)に対して着脱自在に形成され、かつ、芯高測定対象である刃物(47,48,49)で切削しようとするワークの径に等しく形成されている場合は、より正確な芯高(H)を測定することができ、加工精度をさらに高めることができる。
以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態について説明する。
この芯高測定装置は、工作機械の刃物台4が主軸の軸心であるZ軸(図10〜図12参照)と直交するX軸(図10〜図12参照)に平行に移動する場合における刃物6の刃先6aが移動する軌跡と、上記Z軸との間の距離を芯高Hとして求める測定器である。
この場合の工作機械は、図10に示すように、刃物台にターレット4aを備えた旋盤であり、刃物台にはスラントθを付与するためのスラント台9が設けられている。主軸(図示せず)は主軸台1内に収納されており、主軸が主軸台1から突出した箇所にはチャック2が取り付けられている。
図1乃至図6に示すように、この芯高測定装置は、主軸のチャック2に上記Z軸に軸心が合致するように把持される枢軸11と、この枢軸11の上記チャック2側に枢支される、下方に錘部12aを有した第一の回動体12と、上記枢軸11の先端側に枢支される、下方に錘部13aを有した第二の回動体13と、この第二の回動体13に上記枢軸11の軸心を中心に回動可能に枢支される、上記枢軸11の軸心を含みこの軸心に直交する方向に延びるゲージ面14aを有した第三の回動体14と、上記第一の回動体12を上記枢軸11に対して固定又は解放する第一のロック手段と、上記第二の回動体13を上記第一の回動体12に対して固定又は解放する第二のロック手段と、上記第三の回動体14を上記第二の回動体13に対して固定又は解放する第三のロック手段と、刃物台4(図10参照)に取り付けられた第一の変位センサであるダイヤルゲージ15と、上記第一の回動体12に取り付けられた第二の変位センサであるダイヤルゲージ16とを具備する。
枢軸11は、チャック2に把持される把持部11aと、第一、第二及び第三の回動体12,13,14を支持する支持部11bとを有する。把持部11aには円筒形のカラー17が被せられ、把持部11a上で回らないように固定ネジ18で把持部11aに固定される。カラー17を省略し、把持部11aをチャック2で直に固定することも可能である。カラー17は、例えばワーク3(図10参照)から切り出される。
カラー17は当初から把持部11aと一体で形成することも可能であるが、図示例のようにカラー17は望ましくは把持部11aと別体で形成される。チャック2の爪2a(図6及び図11参照)は、高精度の加工を行う場合ワークごとにその径に合わせて用意されるので、カラー17は爪ごとに同じ径のものを用意し、爪が変更される都度連結軸11bも基部11に対して付け替えるのが望ましい。これにより、芯高Hをより精度良く測定することができる。
この枢軸11の把持部11aが主軸のチャック2に把持されることにより、この芯高測定装置の全体が主軸の先端に固定され、主軸の上記Z軸に枢軸11の軸心が合致する。当初からZ軸に枢軸11の軸心が合致するとは限らないが、その際の調整方法については後述する。
第一の回動体12は、枢軸11が貫通する筒部と、この筒部の下側に固定ネジ19で固定された錘部12aとを有する。
筒部は上記枢軸11の支持部11bの上記チャック2側にベアリング20を介して回転可能に支持される。
錘部12aは第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の保持部としても機能するものである。錘部12aは第二の回動体13の下方で前方に突出する部位を有し、この部位の左右間の中央には凹部27が形成される。錘部12aにおけるこの凹部27の左右にはダイヤルゲージ16の軸部が横向きに挿入される穴45が左右対称に設けられる。また、穴45は錘部12aの左右で上下平行に二個ずつ設けられる。錘部12aの凹部27を挟んだ左右部分には、上下の穴45の軸心を通るように割り溝21が形成され、また、割り溝21を横断するように締付ネジ22が設けられる。ダイヤルゲージ16の軸部が所望の穴45に挿入され、対応する締付ネジ22が締め付けられることにより、ダイヤルゲージ16が錘部12aの所望箇所に固定される。この錘部12aに固定されたダイヤルゲージ16も錘としての機能を果たす。
第二の回動体13は、枢軸11が貫通する筒部と、この筒部の下側に着脱自在に連結された錘部13aとを有する。筒部は上記枢軸11の支持部11bの先端側にベアリング23を介して回転可能に支持される。筒部の後部は小径部となって上記第一の回動体12の筒部内に相対回動可能に嵌り込んでいる。
錘部13aは、第二の回動体13に上端が着脱自在に連結される支持棒24と、支持棒24の下端に着脱自在に取り付けられる錘塊25とを有する。支持棒24はその上端に形成された雄ネジと第二の回動体13に形成された雌ネジ24aとの螺合により第二の回動体13に連結される。雌ネジ24aは、図5に示すように、左右対称に一対形成され、ダイヤルゲージ16を左右いずれに取り付けるかによって、支持棒24の取り付け位置も変更される。
錘塊25はノブ付きのネジ棒26により支持棒24の下端に着脱自在に固定される。上記第一の回動体12の錘部12aには上記凹部27が形成され、この凹部27内を第二の回動体13側の支持棒24が下方に貫通し、錘塊25が第一の回動体12の錘部12aよりも下方で揺れ動きうるようになっている。
第三の回動体14は、概ね円盤形に形成され、その背面に上記第二の回動体13の前端が嵌合する嵌合凹部が形成される。この嵌合凹部内に第二の回動体13の前端部が挿入され、この前端部の外周面に環状溝29が形成される。第三の回動体14と第二の回動体13は相対的に回動可能である。第三の回動体14にはその外周面から半径方向内側に向かって止めネジ28が螺合し、環状溝29と止めネジ28の先端との間に鋼製の硬球30が挿入される。止めネジ28及び硬球30は、環状溝29の円周を少なくとも三等分した箇所にそれぞれ配置される。これにより、第三の回動体14は第二の回動体13から脱落することなく枢軸11の軸心を中心にして第二の回動体13の回りを回動可能である。
第三の回動体14には、その前面中央を横切りその周りから食み出るように突条31が一体的に形成され、この突条31の上面にゲージ面14aが形成される。ゲージ面14aは、突条31を設けることなく第三の回動体14に段差を形成しこの段差上に形成する等、他の方法によって形成することも可能である。ゲージ面14aは、枢軸11の軸心を含み枢軸11に垂直な方向に延びる平滑面として形成される。また、ゲージ面14aは望ましくは枢軸11の軸心を対称軸として左右対称形に形成される。この第三の回動体14は第二の回動体13と一体で又は第二の回動体13の回りを枢軸11を中心にして回動可能であり、この回動運動によりゲージ面14aは枢軸11を支点にシーソー状に揺動可能となる。ゲージ面14aには枢軸11の軸心を対称軸とした二対の対称位置が設けられ、一対の対称位置はゲージ面14aの両端の角部32a,32bとされ、他の対の対称位置は突条31の縁を切り欠きゲージ面14aを一部切除することにより、ゲージ面14aの両端よりもやや枢軸11寄りの箇所に形成される角部33a,33bとされる。
第一のロック手段と第二のロック手段は、隣接して設けられ、第一の回動体12の上部に固定されたプルベース34を共有する。プルベース34の空室内には、外周面にそれぞれ円弧状に溝が形成された略半円形のプルブロック35,36が並んで挿入され、一方のプルブロック35が第一のロック手段に対応し、他方のプルブロック36が第二のロック手段に対応する。両プルブロック35,36は、プルベース34の空室内を各プルブロック35,36の直径方向にがたつくことなく移動することができるように設けられる。また、第一と第二のロック手段にそれぞれ対応したノブ付きロックネジ35a,36aがプルベース34を貫通し、各プルブロック35,36に螺合している。各ノブ付きロックネジ35a,36aをプルベース34上でいずれかの向きに回すと、対応するプルブロック35,36が各プルブロック35,36の直径方向及び次に述べるプーリ部37,38の直径方向に移動する。
また、第一のロック手段に対応してプーリ部37が上記枢軸11に形成され、第二のロック手段に対応して他のプーリ部38が第二の回動体13における第一の回動体12内に侵入した小径部の端面に形成される。一方のプルブロック35の溝と枢軸11のプーリ部37の溝との間には、第一のロック手段の無端体39が掛け渡され、他方のプルブロック36の溝と第二の回動体13のプーリ部38の溝との間には、第二のロック手段の無端体40が掛け渡される。各無端体39,40はワイヤ、ベルト、ロープ等により形成される。第一の回動体12のプルベース34で囲まれた箇所には両無端体39,40の貫通する貫通孔41が設けられる。
これにより、第一のロック手段のノブ付きロックネジ35aをいずれかの向きに回すと、無端体39が緊張又は弛緩して第一の回動体12を上記枢軸11に対して固定し又は解放する。また、第二のロック手段のノブ付きロックネジ36aをいずれかの向きに回すと、無端体40が緊張又は弛緩して第二の回動体13を第一の回動体12に対して固定し又は解放する。
第三のロック手段は、第二の回動体13に螺合し、先端に円錐面が形成されたノブ付ロックネジ42と、上記第三の回動体14の嵌合凹部の内周面に形成された環状溝14c内に嵌り込む鋼製の硬球43と、第二の回動体13内でノブ付ロックネジ42の先端と硬球43との間に穿設されたトンネル状の孔内をスライド可能であり、両端にノブ付ロックネジ42の先端と硬球43とに夫々接触しうる円錐面が形成されたクランプピース44とを有する。
これにより、第三のロック手段のノブ付きロックネジ42をいずれかの向きに回すと、クランプピース44が硬球43を加圧し又は解放する。その結果、第三の回動体14が第二の回動体13に対して固定され又は解放される。
上記第三の回動体14には、枢軸11の軸心を中心とした円周面14bが形成される。この円周面14bに対向するように変位センサであるダイヤルゲージ(図示せず)が所定位置に固定される。このダイヤルゲージは、具体的には刃物台4(図10参照)に取り付けられる。このダイヤルゲージは別途用意してもよいが、第一の変位センサであるダイヤルゲージ15で代替可能である。
ノブ付きロックネジ35a,36aを緩めて第一と第二のロック手段を解放し、ノブ付きロックネジ42を締めて第三のロック手段を固定し、この図示しないダイヤルゲージの触子を円周面14bに接触させたうえで、主軸を手動等により回転させ、ダイヤルゲージの指針が振れないことを確認する。枢軸11の軸心がZ軸から偏倚している場合は、ダイヤルゲージの指針が振れて、Z軸に対する枢軸11の軸心の偏りを検出する。作業者は円周面14bの変位をダイヤルゲージにより視認し、この芯高測定装置の枢軸11をチャッキングし直すことで、枢軸11の軸心をZ軸に合致させる。これにより、より精度の高い芯高の測定が可能になる。
第一の変位センサ15は、具体的にはダイヤルゲージである。このダイヤルゲージ15は、刃物台4におけるX軸に平行に移動する所望の箇所に着脱自在に固定される。刃物台4がX軸に平行に移動する際にこのダイヤルゲージ15の触子15aがゲージ面14aを走査して、ゲージ面14aのX軸に対する偏りを検出する。
具体的には、第一と第二の回動体12,13の錘部12a,13aが静止したうえで、ノブ付きロックネジ35a,36aを締めて第一と第二のロック手段を固定し、ノブ付きロックネジ42を緩めて第三のロック手段を解放したうえで、刃物台4に取り付けられた第一の変位センサ15を刃物台4ごとX軸に平行に移動させ、ダイヤルゲージ15の触子15aでゲージ面14aを走査しつつ、作業者が第三の回動体14を少しずつ回しながらダイヤルゲージ15の図示しない指針の振れを少なくする。そして、指針が動かなくなったところで第三の回動体14を静止させ、ノブ付きロックネジ42を締めて第三のロック手段を固定する。これにより、図6に示すように、ゲージ面14aがX軸に合致する。
この第一の変位センサであるダイヤルゲージ15はこのX軸に対する偏りの検出に供された後、必要に応じて刃物台4から除去される。
上記第一の回動体12に取り付けられた第二の変位センサは、具体的にはダイヤルゲージ16である。このダイヤルゲージ16は、上記枢軸11の軸心を中心とし、上記ゲージ面14aの刃物の接触位置を通る円の接線上にその触子16aが来るように、第一の回動体12の錘部12aに取り付けられる。これにより、ゲージ面14aの刃物の接触位置の変位が正確に検出されることになる。
上述したように上記ゲージ面14aの刃物の接触位置は対称的に二対設けられているので、これに対応して第一の回動体12の錘部12aにはダイヤルゲージ16の軸部を嵌め込む穴45が凹部27を間に挟んで左右に二対形成される。
すなわち、第二の変位センサ16が、枢軸11の軸心に直交する方向に沿って位置変更可能に第一の回動体12に取り付け可能である。第二の変位センサ16であるダイヤルゲージ16は、その軸部がいずれか一本の穴45に嵌め込まれ、この穴45に対応する締付ネジ22が締め付けられることによって、錘部12aの所望箇所に固定される。図2、図7B、図8B又は図9Bに示すように、穴45は刃物の接触位置の半径R0又はRiによって選択する。このダイヤルゲージ16の触子16aに第二の回動体13が当接する。具体的には、第二の回動体13における錘部13aの支持棒24が触子16aに当接する。
また、ダイヤルゲージ16の軸部を嵌め込む上記二対の穴45のうち、錘部12aにおける凹部27を挟む左右いずれかを選択することも可能である。図2中、ダイヤルゲージ16を左側の穴45に取り付けた場合は、ゲージ面14aの右側を刃物に当てて芯高を測定することが可能であり、ダイヤルゲージ16を右側の穴45に取り付けた場合は、ゲージ面14aの左側を刃物に当てて芯高を測定することが可能である。この場合、支持棒24の取り付け位置も図5中左右反対側の雌ネジ24aの位置に変更される。
また、第一の回動体12の錘部12aには、この第二の変位センサであるダイヤルゲージ16に対するバランスウエイト46が取り付けられる。バランスウエイト46はダイヤルゲージ16の取り付けられる位置と左右対称的な位置に固定される。これにより、第一の回動体12の錘部12aは、略鉛直下方に垂下し、ダイヤルゲージ16の軸部は略水平になって静止する。
上述したように、第一の変位センサであるダイヤルゲージ15による測定によってゲージ面14aがX軸に合致せしめられ、第一、第二及び第三のロック手段が固定状態とされるが、その後第二のロック手段が解放された時に、Z軸を中心にしたゲージ面14aの片側が外径バイト、内径バイト等の刃先に当てられ、あるいはドリル、リーマ、小径砥石等の円周面に当てられてゲージ面14aが傾斜してX軸と直角方向に変位すると、第二の回動体13における錘部13aの支持棒24も同量だけ変位し、この変位が第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の指針16bにより読み取り可能となる。刃物が外径バイト又は内径バイトである場合は、このダイヤルゲージ16から芯高Hを読み取ることができる。
刃物にゲージ面14aを当てる前に予めダイヤルゲージ16の指針16bをゼロにセットしておくと、直ちに芯高Hを読み取ることができる。また、刃物がドリル、リーマ、小径砥石である場合は、芯高Hを割り出す量として読み取ることができる。すなわち、ダイヤルゲージ16の読み取り値からドリル等の刃物の半径を引くことにより直ちに芯高Hを求めることができる。
次に、上記芯高測定装置の作用について刃物の種類ごとに説明する。
<外径バイトの場合>
(1)カラー17を作成し、枢軸11の把持部11aに固定する。カラー17は、高精度の加工を行う場合、望ましくは芯高測定対称である外径バイトで加工すべきワークの径と同じ径にしたものをワークから切り出す等して使用する。また、チャック2の爪2aもワークの径に合ったものが使用される。
図6に示すように、芯高測定装置の枢軸11のカラー17が被さった把持部11aを主軸のチャック2で把持する。これにより、この芯高測定装置の全体が主軸の先端に固定され、主軸の上記Z軸に枢軸11の軸心が略合致する。
第一と第二のロック手段のノブ付きロックネジ35a,36aを解放側に回し、第三のロック手段のノブ付きロックネジ42を固定側に回し、刃物台4等に固定した第一の変位センサであるダイヤルゲージ15の触子15aを第三の回動体14の円周面14bに接触させたうえで、主軸を手動等により回転させ、ダイヤルゲージ15の指針が振れないことを確認する。このダイヤルゲージ15は第一の変位センサとは別物であってもよいし、ダイヤルゲージに限られるものでもない。
枢軸11の軸心がZ軸から偏倚している場合は、ダイヤルゲージ15の指針が振れて、Z軸に対し枢軸11の軸心が偏っていることと、その偏りの程度を示す。作業者は円周面14bの変位をダイヤルゲージ15により視認し、この芯高測定装置の枢軸11をチャッキングし直すことで、枢軸11の軸心をZ軸に合致させる。これにより、より精度の高い芯高の測定が可能になる。
(2)第一の回動体12と第二の回動体13が各々の錘部12a,13aの重量により一定の向きで静止するのを待つ。第一の回動体12の錘部12aには、第二の変位センサであるダイヤルゲージ16やバランスウエイト46等を予め刃物を当てる位置の半径R0又はRiに対応した位置に取り付けておく。
第一の回動体12が静止すると、第一のロック手段のノブ付きロックネジ35aを固定側に操作し、第一の回動体12を枢軸11に対して回らないように固定する。
また、第二の回動体13が静止すると、第二のロック手段のノブ付きロックネジ36aを固定側に操作し、第二の回動体13を第一の回動体12に固定し、この第一の回動体12を介して枢軸11に対し回らないように固定する。
主軸は以後測定終了まで回転させることなく静止させる。
(3)第一の変位センサであるダイヤルゲージ15を刃物台4にセットし、刃物台4をX軸に平行に移動させる。また、予め第三のロック手段のノブ付きロックネジ42を解放側に操作し、第三の回動体14を第二の回動体13に対し回動自在にしておく。これにより、図6に示すように、ダイヤルゲージ15の触子15aが第三の回動体14のゲージ面14a上を滑る。
通常の場合、ゲージ面14aは当初X軸に対して多少偏っている。刃物台4がX軸に平行に移動すると、第一のセンサであるダイヤルゲージ15の触子15aがゲージ面14aを走査して、ゲージ面14aのX軸に対する偏りを検出する。一方、作業者は第三の回動体14を少しずつ回しながらダイヤルゲージ15の図示しない指針の振れを少なくする。指針が振れなくなるまで第三の回動体14の微小回転と刃物台4の移動とを繰り返す。そして、指針が動かなくなったところで第三の回動体14を静止させる。これにより、ゲージ面14aにX軸が合致し、ゲージ面14aの傾斜角が刃物台4のスラント角θに等しくなる。
このように、第一の変位センサの出力であるダイヤルゲージ15の目盛りを見ながら第三の回動体14を回転させるので、ゲージ面14aをX軸に正確に合致させることができる。
続いて、第三のロック手段のノブ付きロックネジ42を固定側に操作し、第三の回動体14を第二の回動体13に対し回らないように固定する。また、第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の指針16bを目盛りの零に合わせる。また、必要に応じて第一の変位センサであるダイヤルゲージ15を刃物台4から除去する。
これにより、芯高測定の準備が整ったことになる。
(4)芯高Hの測定に際し、図7A及び図7Bに示す測定対象の外径バイト47を刃物台4(図10参照)に固定する。また、第二のロック手段のノブ付きロックネジ36aが固定側に操作されている場合は、そのノブを解放側に回し、一体化された第二の回動体13と第三の回動体14とを枢軸11の回りで回転可能にする。枢軸11の軸心は上記(1)の調整によりZ軸に合致させられているので、第二の回動体13と第三の回動体14はZ軸の回りで回転自在となる。
(5)刃物台4をX軸に平行に移動させて、図7A及び図7Bに示すように、外径バイト47の刃先47aに第三の回動体14のゲージ面14aにおける所定の角部32bを押し付ける。
図7Bに示すように、第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の触子16aは、枢軸11の軸心すなわちZ軸を中心とし、角部32bを通る円の接線上に位置している。すなわち、図7B中、Z軸から角部32bまでの距離とZ軸から触子16aまでの距離は共にR0になっている。これにより、ゲージ面14aの外径バイト47の接触位置の変位が正確に検出されることになる。
外径バイト47の刃先47aをゲージ面14aの反対側の角部32aに押し付けて芯高を測定することも可能である。
(6)外径バイト47の刃先47aにゲージ面14aの一方の角部32bが押し付けられると、第二の回動体13と共に第三の回動体14が枢軸11の軸心すなわちZ軸の回りを回転し、図7Bのごとく第二の回動体13における錘部13aの支持棒24が、第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の触子16aを押圧する。この触子16aの変位を第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の指針16bが示す目盛りから読み取って芯高Hとする。
(7)芯高Hに近い厚さの敷板等(図示せず)を用意し、外径バイト47のY軸に平行な方向での高さを調整し、再度上記(6)の操作を行い、第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の指針16bが目盛りの零を示すまで同様な操作を繰り返す。
(8)かくて、上記(7)の操作により外径バイト47の刃先47aの位置が調整され、芯高Hが零になった状態で外径バイト47が刃物台4にセットされたことになる。
その後、第二のロック手段のノブ付ロックネジ36aを固定側に回して第二及び第三の回動体13,14を枢軸11側に固定する。そして、主軸のチャック2の爪を開いてこの芯高測定装置を主軸から除去し保管する。
(9)主軸のチャック2でワーク3(図11参照)を把持してワーク3を高速回転させ、刃物台4をX軸に平行に移動させつつ外径バイト47でワーク3を切削する。芯高Hが零になった外径バイト47の刃先47aはX軸上を移動し、ワーク3を正確に切削する。
<内径バイトの場合>
(1)上記外径バイト47の場合における(1)〜(3)の操作と同様な操作を行って、芯高測定の準備を整える。
(2)芯高Hの測定に際し、図8A及び図8Bに示す測定対象の内径バイト48を刃物台4(図10参照)に固定する。また、第二のロック手段のノブ付ロックネジ36aを解放側に回して第二の回動体13及び第三の回動体14を第一の回動体12から解放し、第二の回動体13及び第三の回動体14がZ軸の回りで回転しうるようにする。
(3)刃物台4をX軸に平行に移動させて、図8A及び図8Bに示すように、内径バイト48の刃先48aに第三の回動体14のゲージ面14aにおける所定の角部33bを押し付ける。
図8Bに示すように、第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の触子は、枢軸11の軸心すなわちZ軸を中心とし、角部33bを通る円の接線上に位置している。すなわち、図8B中、Z軸から角部33bまでの距離とZ軸から触子16aまでの距離は共にRiである。これにより、ゲージ面14aにおける内径バイト48の接触位置の変位が正確に検出されることになる。
内径バイト48の刃先48aをゲージ面14aの反対側の角部33aに押し付けることによっても芯高を測定することができる。
(4)内径バイト48の刃先48aにゲージ面14aの一方の角部33bを押し付けると、第二の回動体13と共に第三の回動体14が枢軸11の軸心すなわちZ軸の回りを回転し、図8Bのごとく第二の回動体13における錘部13aの支持棒24が、第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の触子16aを押圧する。この触子16aの変位を第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の指針16bが示す目盛りから読み取ってこの内径バイト48の芯高Hとする。
(5)芯高Hに近い厚さの敷板等(図示せず)を用意し、内径バイト48のY軸に平行な方向での高さを調整し、再度上記(4)の操作を行い、第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の指針16bが目盛りの零を示すまで同様な操作を繰り返す。
(6)上記(5)の操作により内径バイト48の刃先48aの位置が調整されたことになり、内径バイト48は芯高Hが零になった状態で刃物台4にセットされたことになる。
その後、第二のロック手段のノブ付きロックネジ36aを固定側に回して第二及び第三の回動体13,14を枢軸11側に固定する。そして、主軸のチャック2の爪を開いてこの芯高測定装置を主軸から除去し保管する。
(7)主軸のチャック2でワーク3(図10参照)を把持してワーク3を高速回転させ、刃物台4をX軸に平行に移動させつつ内径バイト48でワーク3の内径部を切削する。芯高Hが零になった内径バイト48の刃先48aはX軸上を移動し、ワーク3を正確に切削する。
<ドリルの場合>
(1)上記外径バイト47の場合における(1)〜(3)の操作と同様な操作を行って、芯高測定の準備を整える。
(2)芯高Hの測定に際し、測定対象のドリル49を刃物台4(図10参照)に固定する。また、第二のロック手段のノブ付きロックネジ36aを回して第二の回動体13及び第三の回動体14を第一の回動体12から解放し、第二の回動体13及び第三の回動体14がZ軸の回りで回転しうるようにする。
(3)刃物台4をX軸に平行に移動させて、図9A及び図9Bに示すように、ドリル49の刃の形成された円周面49aに第三の回動体14のゲージ面14aにおける所定の角部32bを押し付ける。
図9Bに示すように、第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の触子16aは、枢軸11の軸心すなわちZ軸を中心とし、角部32bを通る円の接線上に位置している。すなわち、図9B中、Z軸から角部32bまでの距離とZ軸から触子16aまでの距離は共にR0になっている。これにより、ゲージ面14aにおけるドリル49の接触位置の変位が正確に検出されることになる。
(4)ドリル49の円周面49aがゲージ面14aの一方の角部32bに当たって押圧すると、第二の回動体13と共に第三の回動体14が枢軸11の軸心すなわちZ軸の回りを回転し、図9Bのごとく第二の回動体13における錘部13aの支持棒24が、第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の触子16aを押圧する。この触子16aの変位を第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の指針16bが示す目盛りから読み取ってこのドリル49の芯高Hを割り出す量とする。この芯高Hを割り出す量の値からドリル49の半径を減じるとこのドリル49の芯高Hが求められる。この芯高Hはドリル49のY方向の芯ズレ量に相当する。
(5)この芯高Hを零にするための操作を行う。具体的には、ドリル49の刃物台4による掴み精度、ドリル49を掴むツールホルダ5(図10参照)の精度、ツールホルダ5を固定するツールベースの芯高、ターレット4aの割出精度等を確認し調整する。このような調整と上記芯高Hの測定を第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の指針16bがドリル49の半径を示すまで繰り返し行う。ダイヤルゲージ16の指針16bがドリル49の半径を示すことで、ドリル49の尖端である刃先49bがZ軸に合致する。
(6)芯高Hが零になると、第二のロック手段のノブ付きロックネジ36aを固定側に回して第二及び第三の回動体13,14を枢軸11側に固定する。そして、主軸のチャック2を開いてこの芯高測定装置を主軸から除去し保管する。
(7)主軸のチャック2でワーク3(図10参照)を把持してワーク3を高速回転させ、刃物台4をZ軸方向に移動させつつドリル49でワーク3の端面から穿孔する。芯高Hが零になり、ドリル49の軸心はZ軸に合致しているのでワーク3は正確に切削される。
なお、リーマ、小径砥石の場合もそれらの円周面に刃を有する刃物であるから、ドリルの場合と同様にして芯高Hを求め、同様に零にすることができる。
以上のように、この芯高測定装置によれば、外径バイト、内径バイト、ドリル等の各種刃物について芯高を測定することができるが、いずれかの刃物について芯高を測定した後に再度他の同種又は異種の刃物について芯高を測定する場合は、次のようなより簡易な操作を行うことで足りる。
(A)前回の何らかの刃物の芯高測定の次に同種又は異種の刃物である外径バイト、内径バイト、ドリル等について芯高測定する場合は、必要に応じてカラー17をワーク3から切り出す等して新たに作成し、枢軸11の把持部11aに固定する。
(B)図6に示すように、芯高測定装置の枢軸11の把持部11aをカラー17の上から主軸のチャック2で把持する。
高精度の加工を必要とする場合等必要に応じて、再度次のような操作を行って主軸のZ軸に枢軸11の軸心を正確に合致させる。
すなわち、第一と第二のロック手段の各ノブ付きロックネジ35a,36aを解放側に回し、第三のロック手段のノブ付きロックネジ42を固定側に回し、刃物台4等に固定したダイヤルゲージ15の触子15aを第三の回動体14の円周面14bに接触させたうえで、主軸を手動等により回転させ、ダイヤルゲージ15の指針が振れないことを確認する。枢軸11の軸心がZ軸から偏倚している場合は、ダイヤルゲージ15の指針が振れて、Z軸に対し枢軸11の軸心が偏っていることと、その偏りの程度を示す。作業者は円周面14bの変位をダイヤルゲージ15により視認し、この芯高測定装置の枢軸11をチャッキングし直すことで、枢軸11の軸心をZ軸に合致させる。これにより、より精度の高い芯高の測定が可能になる。
(C)必要に応じて、締付ネジ22を緩めて第二の変位センサであるダイヤルゲージ16を錘部12aにおける刃物を当てる位置に対応した箇所に付け替える。
(D)第一と第二のロック手段の各ノブ付ロックネジ35a,36aを解放側に回し、第一と第二の回動体12,13が静止するのを待つ。このとき、第三のロック手段は固定状態にあり、第三の回動体14は第二の回動体13と一体化されている。第一と第二の回動体12,13の各錘部12a,13aは前回と同じ位置に停止することから、ゲージ面14aは当初からX軸に合致した状態で位置決めされる。従って、上記ゲージ面14aをX軸に合致させる操作が省略可能である。
(E)第一と第二の回動体12,13が静止したら、第一のロック手段のノブ付ロックネジ35aを固定側に回し、第一の回動体12を枢軸11に対して固定する。この後、芯高測定終了まで主軸は静止状態に保持する。また、第二の変位センサであるダイヤルゲージ16の指針16bを目盛りの零に合わせる。第二のロック手段のノブ付ロックネジ36aを解放側に回し、第二と第三の回動体13,14を枢軸11の回りで回動自在にする。
このように、最初の芯高測定時にゲージ面14aの向きが第一及び第二の回動体12,13における錘12a,13aの静止する鉛直方向に関連付けられ、第三のロック手段42の固定状態を保つことにより以後この関連付けを再現することができるので、二度目以降の刃物の芯高測定の際は、二度目以降の刃物が最初の刃物と同種、異種の如何を問わずゲージ面14aをX軸に合わせる作業を省略し、直ちにゲージ面14aを刃物に当てる操作から開始して速やかに刃物の芯高を測定することができる。
以上、本発明の望ましい実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態ではこの芯高測定装置を使用する工作機械をスラント角θが設けられたターレット型旋盤として説明したが、スラント角の無いターレット型旋盤や、くし歯型旋盤についても使用可能であり、さらには旋盤以外の工作機械についても使用可能である。また、内面研削盤、回転工具等のごとくドリル、リーマ、砥石等の刃物が回転する場合は、この芯高測定装置により刃物の回転振れ精度の測定も可能である。また、変位センサはダイヤルゲージに限らず他のセンサで代替することも可能である。
本発明に係る芯高測定装置の一態様を示す斜視図である。 図1に示す芯高測定装置の正面図である。 図1に示す芯高測定装置の背面図である。 図1に示す芯高測定装置をZ軸を含む面で切って示す垂直断面図である。 図1中、錘を除いて示す底面図である。 主軸のチャックに把持された芯高測定装置の斜視図である。 外径バイトの芯高を測定中の芯高測定装置を示す斜視図である。 図7A中、Z軸方向に見た正面図である。 内径バイトの芯高を測定中の芯高測定装置を示す斜視図である。 図8A中、Z軸方向に見た正面図である。 ドリルの芯高を測定中の芯高測定装置を示す斜視図である。 図9A中、Z軸方向に見た正面図である。 従来のターレット型旋盤の主軸台及び刃物台を示す斜視図である。 (A)はワークを外径バイトと共に端面側から見た正面図、(B)はワークを側面から見た側面図である。 (A)はワークをドリルと共に端面側から見た正面図、(B)はワークを側面から見た側面図である。
符号の説明
2…チャック
4…刃物台
11…枢軸
12…第一の回動体
12a…錘部
13…第二の回動体
13a…錘部
14…第三の回動体
14a…ゲージ面
14b…円周面
15,16…ダイヤルゲージ
16a…ダイヤルゲージの触子
17…カラー
35a,36a,42…ノブ付きロックネジ
47…外径バイト
47a…外径バイトの刃先
48…内径バイト
48a…内径バイトの刃先
49…ドリル
49a…円周面
49b…ドリルの刃先
H…芯高

Claims (7)

  1. 工作機械の刃物台が主軸の軸心であるZ軸と直交するX軸に平行に移動する場合における刃物の刃先が移動する軌跡と、上記Z軸との間の距離を芯高として求める芯高測定装置において、上記主軸のチャックに上記Z軸に軸心が合致するように把持される枢軸と、この枢軸の上記チャック側に枢支される、下方に錘部を有した第一の回動体と、上記枢軸の先端側に枢支される、下方に錘部を有した第二の回動体と、この第二の回動体に上記枢軸の軸心を中心に回動可能に枢支される、上記枢軸の軸心を含みこの軸心に直交する方向に延びるゲージ面を有した第三の回動体と、上記第一の回動体を上記枢軸に対して固定又は解放する第一のロック手段と、上記第二の回動体を上記第一の回動体に対して固定又は解放する第二のロック手段と、上記第三の回動体を上記第二の回動体に対して固定又は解放する第三のロック手段と、上記錘部が静止したうえで上記第一と第二のロック手段が固定され、上記第三のロック手段が解放された時に、上記刃物台が上記X軸に平行に移動すると同時に上記ゲージ面を走査して、上記ゲージ面の上記X軸に対する偏りを検出する上記刃物台に取り付けられた第一の変位センサと、上記第一と第三のロック手段が固定され上記第二のロック手段が解放された時に、上記Z軸を中心にした上記ゲージ面の片側に上記刃物が当てられることにより生じる上記ゲージ面の変位を芯高として又は芯高を割り出す量として検出する上記第一の回動体に取り付けられた第二の変位センサとを具備することを特徴とする芯高測定装置。
  2. 請求項1に記載の芯高測定装置において、第三の回動体に枢軸の軸心を中心とした円周面が形成され、この円周面に対向するように変位センサが所定位置に固定され、第一と第二のロック手段が解放され、第三のロック手段が固定されたうえで主軸が回転する時の上記円周面の変位が、Z軸に対する上記枢軸の軸心の偏りとして上記変位センサにより検出されるようにしたことを特徴とする芯高測定装置。
  3. 請求項1に記載の芯高測定装置において、第二の変位センサがダイヤルゲージであり、枢軸の軸心を中心とし、ゲージ面の刃物の接触位置を通る円の接線上に上記ダイヤルゲージの触子が配置され、この触子に第二の回動体が当接していることを特徴とする芯高測定装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の芯高測定装置において、第二の変位センサが、枢軸の軸心に直交する方向に沿って位置変更可能に第一の回動体に取り付けられたことを特徴とする芯高測定装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の芯高測定装置において、刃物が外径バイト又は内径バイトであり、第二の変位センサにより求められたゲージ面の変位が芯高とされることを特徴とする芯高測定装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の芯高測定装置において、刃物がその円周面に刃を有し、この円周面がゲージ面に当てられることにより第二の変位センサにより求められたゲージ面の変位からこの刃物の半径が減じられた量が芯高とされることを特徴とする芯高測定装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の芯高測定装置において、枢軸における主軸のチャックに把持される部分が、枢軸に対して着脱自在に形成され、かつ、芯高測定対象である刃物で切削しようとするワークの径に等しく形成されていることを特徴とする芯高測定装置。
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