JP5008319B2 - 固体高分子形燃料電池システムおよびその制御方法 - Google Patents

固体高分子形燃料電池システムおよびその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、固体高分子形燃料電池に関し、特に耐久性・信頼性を向上させた固体高分子形燃料電池システムおよびその制御方法に関する。
一般に燃料電池システムでは、燃料極に燃料ガスを供給し、酸素極に酸素含有ガスを供給して発電を行う。このとき燃料極に供給される燃料ガスに一酸化炭素(以下、COとも記す)が含まれていたり、燃料極等で一酸化炭素が生成されたりすると、電極触媒が一酸化炭素により被毒(以下、CO被毒と記す)して、発電性能が低下し、耐久性も低下する。COによって燃料電池システムの性能低下が生じるのは、燃料電池触媒にCO分子が吸着し、燃料極での電極反応が阻害されて燃料極の電位が上昇し、燃料極と酸素極との間の電位差が減少するためである。CO吸着はCO濃度の増加、燃料利用率の増加、温度の低下によって増大する。固体高分子形燃料電池では、動作温度が他の燃料電池よりも比較的低いので、燃料ガス中に含まれる一酸化炭素によって燃料極が被毒され易く、固体高分子形燃料電池を構成する各セルの性能の低下が起こり易い。これを回避するために、改質ガス(燃料ガス)中の一酸化炭素濃度を低減したり、改質ガス(燃料ガス)に酸素含有ガス、例えば空気を混合してセル内で一酸化炭素を酸化させたりすることによって、CO被毒によるセル性能の低下を防止している。
例えば、下記特許文献1には、酸素含有ガスの供給量が許容範囲内になるように高精度に調節するための高価な流量調節手段を用いることなく、酸素極から排出される排ガス(反応後に残存する酸素を含む)を循環させてブリードエアーとして用いる燃料電池発電装置が開示されている。
特開2005−25985号公報
固体高分子形燃料電池システムは、燃料ガスを製造する改質部、燃料システムを冷却する冷却部、供給ガスを加湿する加湿部など、温度分布が安定するのに時間を要する部分を有している。特に、発電量が変化する固体高分子形燃料電池システムでは、常に温度分布および温度変化が伴うために、最適な温度制御ポイントからずれた状態で運伝される時間帯が生じる。そのために、最適な温度制御ポイントでの運転状態と比較して、燃料ガス中のCO濃度が高い運転状態、燃料利用率が高い運転状態、セル温度が低い運転状態などが存在する。従って、これらの状態において燃料電池がCO被毒の影響を受けて発電効率が低下するのを防止するために、最適な温度制御ポイントでの運転状態よりも多いブリードエアーが燃料ガスに混合される。本明細書において、ブリードエアーとは、一酸化炭素除去用の酸素を供給するために、燃料ガスに混合される酸素含有ガス(例えば空気)を意味する。
(a)しかし、ブリードエアーの混合量が多いと、ブリードエアーはセル内で燃料中に含まれる一酸化炭素COのみならず、水素(H)を酸化してしまうため、発電効率の低下を引き起こす。また、燃焼が電極触媒上で起こるために、電極触媒の不可逆的な劣化をも引き起こす問題がある。
(b)一方、ブリードエアーの量が少ないと、CO濃度が高い状態で発電する場合、燃料極の電位が上昇し、電極触媒に用いられる触媒金属が酸化したり溶出したりすることによって、不可逆的に燃料極の耐CO被毒性が低下してしまうので、セルの寿命が短くなってしまう問題がある。燃料電池触媒には燃料極反応触媒である白金に加えて、ルテニウムを混合させてCO被毒の影響を低減させている。しかし、ルテニウムは白金よりも酸化され易く、燃料極電位が上昇した場合にルテニウムが酸化、溶融し、耐CO被毒性が低下する。そして、一度、耐CO被毒性が低下すると、CO被毒の影響を受け易くなり、さらに電位が上昇してしまうために、加速度的に燃料極の劣化が進行する。
上記特許文献1の燃料電池発電装置は常にブリードエアーを供給するものであり、上記した(a)および(b)の問題を解決することはできない。
本発明は、上記の課題を解決すべく、ブリードエアーの過多または過少による発電効率の低下および燃料極触媒の損傷を低減することができる固体高分子形燃料電池システムおよびその制御方法を提供することを目的とする。
通常、燃料電池システムは、定格負荷一定で運転されるのではなく、電力負荷に応じて発電出力を変動させて運転される。そして、負荷が小さい運転状態(発電電流が小さい状態)では、燃料極がCOによって被毒されても発電性能への影響は小さく、負荷が大きく(発電電流が大きく)なるにつれてCO被毒の影響が大きくなる。本願発明者は、この点に注目し、発電電流の大きさに応じて燃料ガスにブリードエアーを混合する本発明をするに至った。
即ち本発明に係る第1の固体高分子形燃料電池システムは、燃料電池スタックと、燃料ガスに酸素含有ガスを混合するブリードエアー混合手段とを備える固体高分子形燃料電池システムであって、制御部と、前記燃料電池スタックの出力電流を測定する電流測定部とをさらに備え、前記電流測定部によって測定された電流値から求めた電流密度が第1しきい値よりも大きい場合、前記制御部が前記ブリードエアー混合手段を制御して燃料ガスに酸素含有ガスを混合させ、前記固体高分子形燃料電池システムが稼動してから所定の時間経過した後に、前記制御部が、前記第1しきい値よりも小さい値を新たな第1しきい値とすることを特徴としている。
また、本発明に係る第2の固体高分子形燃料電池システムは、燃料電池スタックと、燃料ガスに酸素含有ガスを混合するブリードエアー混合手段とを備える固体高分子形燃料電池システムであって、
制御部と、
前記燃料電池スタックの出力電流を測定する電流測定部と、
前記燃料電池スタックの出力電圧を測定する電圧測定部をさらに備え、前記電流測定部によって測定された電流値から求めた電流密度が第1しきい値よりも大きい場合、前記制御部が前記ブリードエアー混合手段を制御して燃料ガスに酸素含有ガスを混合させ、前記制御部が、前記電流密度が前記第1しきい値以下である場合に、燃料ガスに酸素含有ガスを混合しない状態で前記電圧測定部によって測定された電圧値を、前記燃料電池スタックを構成するセルの数で除して得られた第1の出力電圧値を取得し、燃料ガスに酸素含有ガスを混合した状態で前記電圧測定部によって測定された電圧値を、前記セルの数で除して得られた第2の出力電圧値を取得し、前記第2の出力電圧値から前記第1の出力電圧値を減算して求められる電圧差が第2しきい値よりも大きい場合、前記ブリードエアー混合手段を制御して燃料ガスに酸素含有ガスを混合させることを特徴としている。
また、第1の固体高分子形燃料電池システムまたは第2の固体高分子形燃料電池システムにおいて、前記第1しきい値は、100〜150mAcm -2 の範囲の値であることができる。また、第2の固体高分子形燃料電池システムにおいて、前記第2しきい値は、10mVであることができる。
また、本発明に係る第1の固体高分子形燃料電池システムの制御方法は、燃料電池スタックと、燃料ガスに酸素含有ガスを混合するブリードエアー混合手段と、制御部と、前記燃料電池スタックの出力電流を測定する電流測定部とを備える固体高分子形燃料電池システムにおいて、前記制御部が、前記電流測定部から電流値を取得し、電流密度を求める第1ステップと、前記制御部が、前記電流密度および第1しきい値の大小を比較する第2ステップと、前記制御部が、前記電流密度が前記第1しきい値よりも大きいと判断した場合に、前記ブリードエアー混合手段を制御して燃料ガスに酸素含有ガスを混合させる第3ステップと、前記固体高分子形燃料電池システムが稼動してから所定の時間経過した後に、前記制御部が、前記第1しきい値よりも小さい値を新たな第1しきい値とする第4ステップを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る第2の固体高分子形燃料電池システムの制御方法は、燃料電池スタックと、燃料ガスに酸素含有ガスを混合するブリードエアー混合手段と、制御部と、前記燃料電池スタックの出力電流を測定する電流測定部と、前記燃料電池スタックの出力電圧を測定する電圧測定部とを備る固体高分子形燃料電池システムにおいて前記制御部が、前記電流測定部から電流値を取得し、電流密度を求める第1ステップと、前記制御部が、前記電流密度および第1しきい値の大小を比較する第2ステップと、前記制御部が、前記電流密度が前記第1しきい値よりも大きいと判断した場合に、前記ブリードエアー混合手段を制御して燃料ガスに酸素含有ガスを混合させる第3ステップとを含み、前記電流密度が前記第1しきい値以下である場合に、さらに、前記制御部が、燃料ガスに酸素含有ガスを混合しない状態で前記電圧測定部から電圧値を取得し、該電圧値を前記燃料電池スタックを構成するセルの数で除して第1の出力電圧値を取得する第ステップと、前記制御部が、燃料ガスに酸素含有ガスを混合した状態で前記電圧測定部から電圧値を取得し、該電圧値を前記セルの数で除して第2の出力電圧値を取得する第ステップと、前記制御部が、前記第2の出力電圧値から前記第1の出力電圧値を減算して電圧差を求め、該電圧差および第2しきい値の大小を比較する第ステップと、前記電圧差が前記第2しきい値以上である場合、前記ブリードエアー混合手段を制御して燃料ガスに酸素含有ガスを混合させる第ステップとを含むことを特徴としている。
本発明によれば、固体高分子形燃料電池システムにおいて、出力電流密度が小さい場合には燃料ガスにブリードエアーを混合せず、出力電流密度が大きくなるとブリードエアーを混合するようにしているので、非常に簡単な制御で、ブリードエアーの過多および過少による発電効率の低下および燃料極触媒の損傷を低減することができる。
また、ブリードエアーを混合するか否かを決定する出力電流密度のしきい値として、約100〜150mAcm−2を使用することによって、ブリードエアーの過多および過少による発電効率の低下および燃料極触媒の損傷を効率的に低減することができる。
また、固体高分子形燃料電池システムが稼動してから所定の時間経過した後に、出力電流密度のしきい値を減少させることによって、運転時間が長くなった場合、より低い出力電流密度においても燃料ガスにブリードエアーを混合するようになるので、燃料電池の経時的な性能低下、即ち出力電圧の低下を改善することができる。
また、ブリードエアーの混合の有無による出力電圧の変化を測定することによって、出力電流密度が、ブリードエアーを混合しない範囲の値であっても、ブリードエアーを混合することができるので、燃料電池の経時的な性能低下、即ち出力電圧の低下を改善することができる。
ブリードエアーの混合の有無による出力電圧の変化が約10mV以上である場合に、ブリードエアーを混合することによって、燃料電池の経時的な性能低下、即ち出力電圧の低下を、より効率的に改善することができる。
以下、本発明に係る実施の形態を、添付した図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る固体高分子形燃料電池システムの概略構成を示すブロック図である。本固体高分子形燃料電池システムは、複数の燃料電池セルが直列接続されて形成された燃料電池スタック1と、供給される原燃料ガスから燃料ガスとして水素ガスを生成する燃料ガス生成部2と、燃料ガス生成部2から供給される燃料ガスに第1酸素供給部P1から供給される空気をブリードエアーとして混合する混合部3と、酸素極に酸素を供給するための第2酸素供給部P2と、燃料電池スタック1から負荷Lに供給される電流値を測定する電流測定部4と、これら各部を制御する制御部5とを備えて構成されている。図1においては、本発明の実施の形態を説明するために必要となる構成要素を示し、その他の構成要素は省略しているが、本固体高分子形燃料電池システムは電力を供給する機能を実現する上で必要となる通常の構成要素を備えている。
混合部3から排出されるガスは、燃料電池スタック1の燃料極(図示せず)に供給され、第2酸素供給部P2から排出されるガスは、燃料電池スタック1の酸素極(図示せず)に供給される。第1および第2酸素供給部P1、P2は、例えば回転ポンプであり、制御部5からの制御信号によってON・OFFが制御され、空気(大気)を酸素含有ガスとして燃料電池スタックに供給する。混合部3は、2系統から入力されるガスを混合する手段であり、例えば、電磁開閉弁を用いることができ、制御部5からの制御信号によって、第1酸素供給部P1から供給される空気が入力される系統の弁を開閉する。電流測定部4は、燃料電池スタック1から負荷Lに供給される電流Iを計測し、対応する信号を制御部5に伝送する。制御部5は、CPUなどの演算処理部、データを一次的に記録するメモリ部、データを持続的に記録する記録部、及び各部とのインターフェース部(何れも図示せず)を備えている。
以上の構成によって、本固体高分子形燃料電池システムは、発電中に燃料電池スタック1の出力電流密度に応じて、燃料ガスへのブリードエアーの混合を制御する。その制御方法に関して、以下に具体的に説明する。
図2は、図1に示した固体高分子形燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。以下では、制御部5の演算処理部(以下、CPUと記す)が行う処理として説明する。また、CPUは、制御部5内部の記録部から所定のプログラムおよびデータを読み出し、メモリ部をワークエリアとして用いて後述する各々の処理を行い、必要に応じて処理途中のデータ及び処理結果のデータを記録部に記録する。
本固体高分子形燃料電池システムが起動されると、燃料電池スタック1に燃料ガスおよび空気が供給され、燃料電池スタック1から電力が供給される。このとき、第1酸素供給部P1は停止しており、混合部3から燃料電池スタック1には、ブリードエアーを含まない燃料ガス生成部2からのガスのみが供給される。同時にステップS1において、初期設定を行う。即ち、記録部に予め記録されているしきい値ithおよび燃料電池スタック1の電極面積S(cm2)をメモリ部に読み込み、第1酸素供給部P1の動作状態を示すフラグに、停止状態に対応する“0”をセットする。尚、フラグが“1”であれば、第1酸素供給部P1が稼動し、混合部3によって燃料ガスにブリードエアーが混合されている状態を表す。
ステップS2において、電流測定部4から伝送される出力電流Iに相当する信号(例えば電圧)を取得し、取得した信号から電流値Iを求め、電流値Iを電極面積Sで除して電流密度i(mAcm-2)を求める。
ステップS3において、ステップS2で求めた電流密度iとしきい値ithとの大小を比較する。i>ithでないと判断した場合、ステップS4に移行し、i>ithであると判断した場合、ステップS5に移行する。
ステップS4において、第1酸素供給部P1を停止状態にする。具体的には、フラグが“0”であれば何もせず、フラグが“1”であれば、第1酸素供給部P1に停止信号を、混合部3に混合停止信号をそれぞれ伝送した後、ステップS6に移行する。これによって、後述するようにブリードエアーが燃料ガスに混合されている状態であれば、ブリードエアーの混合が停止され、混合部3を介しては、燃料ガス生成部2から供給されるガスのみが燃料電池スタック1に供給される。
ステップS5において、第1酸素供給部P1を運転状態にする。具体的には、フラグが“1”であれば何もせず、フラグが“0”であれば、第1酸素供給部P1に起動信号を、混合部3に混合開始信号をそれぞれ伝送した後、フラグを“1”にセットする。これによって、混合部3において、燃料ガス生成部2から供給される燃料ガスに、第1酸素供給部P1から供給される空気が混合され、燃料電池スタック1に供給される。
ステップS6において、終了の有無を判断し、終了するまでステップS2〜S6の処理を繰り返す。即ち、本固体高分子形燃料電池システムが運転を開始した直後は、ステップS2〜S4の処理が繰り返され、その後、出力電流密度iがしきい値ithよりも大きくなると、ステップS2、S3、S5の処理が繰り返される。そして、本固体高分子形燃料電池システムが停止する場合、出力電流密度が低下するので、停止直前にはステップS2〜S4の処理が繰り返される。
以上の一連の処理によって、燃料電池スタック1から供給される電流密度iが、所定のしきい値ith以下であれば燃料ガスにブリードエアーを全く混合せず、電流密度iが、所定のしきい値ithよりも大きい場合には燃料ガスにブリードエアーを混合することができる。すなわち、燃料ガスに混合されるブリードエアーの過多および過少による電極の損傷を防止することができる。
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る固体高分子形燃料電池システムの概略構成を示すブロック図である。本固体高分子形燃料電池システムは、図1に示した第1の実施の形態に係る固体高分子形燃料電池システムに類似する構成をしており、図3では、図1と同じ機能の構成要素には同じ符合を付している。すなわち、図3に示した固体高分子形燃料電池システムは、電圧測定部6を備えている点で、図1に示した固体高分子形燃料電池システムと異なる。電圧測定部6は、燃料電池スタック1の出力電圧Vを測定し、対応する信号を制御部5に伝送する。なお、図3では省略しているが、本固体高分子形燃料電池システムは、時計、タイマーなどの計時手段をも備えている。
以上の構成によって、本固体高分子形燃料電池システムは、燃料電池スタック1の出力電流iおよび出力電圧Vの変化に応じて、燃料ガスへのブリードエアーの混合を制御する。その制御方法に関して、以下に具体的に説明する。
図4は、図3に示した固体高分子形燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。第1の実施の形態の説明と同様に、以下においても、制御部5のCPUが行う処理として説明し、CPUは、制御部5内部の記録部から所定のプログラムおよびデータを読み出し、メモリ部および記録部を用いて処理を実行する。なお、図2を用いて説明した処理と同様の処理は簡略に記載する。
本固体高分子形燃料電池システムが起動されると、燃料電池スタック1に燃料ガスおよび空気が供給され、燃料電池スタック1から電力が供給される。このとき、第1酸素供給部P1は停止しており、混合部3から燃料電池スタック1には、ブリードエアーを含まない燃料ガス生成部2からのガスのみが供給される。同時にステップS11において、初期設定を行う。即ち、記録部に予め記録されている第1しきい値ith、第2しきい値Vth、燃料電池スタックの電極面積S(cm2)および燃料電池スタック1を構成する燃料電池セルの枚数Nをメモリ部に読み出し、第1酸素供給部P1の動作状態を示すフラグに、停止状態に対応する“0”をセットする。
ステップS12において、図2のステップS2と同様に、電流Iから電流密度iを求める。
ステップS13において、図2のステップS3と同様に、電流密度iと第1しきい値ithとの大小を比較してi>ithであると判断した場合、ステップS19に移行し、フラグが“0”であれば、第1酸素供給部P1に起動信号を、混合部3に混合開始信号をそれぞれ伝送した後、フラグを“1”にセットする。これによって、燃料ガス生成部2から排出されて混合部3に供給される燃料ガスに、第1酸素供給部P1から供給される空気(ブリードエアー)が混合され、燃料電池スタック1に供給される。尚、ステップS19で、フラグが“1”であれば何もしない。
一方、i>ithでないと判断した場合、ステップS14に移行し、電圧測定部6から伝送される、燃料電池スタック1の出力電圧Vに対応する信号(例えば電圧)を取得し、取得した信号から電圧Vを求め、電圧Vを燃料電池セルの枚数Nで除して燃料電池セル1枚当たりの電圧V0を求める。
ステップS15において、フラグの状態に応じて、ブリードエアーの混合を開始または停止する。具体的には、フラグが“0”であれば、第1酸素供給部P1に起動信号を、混合部3に混合開始信号をそれぞれ伝送した後、フラグを“1”にセットする。フラグが“1”であれば、第1酸素供給部P1に停止信号を、混合部3に混合停止信号をそれぞれ伝送した後、フラグを“0”にセットする。
ステップS16において、ステップS15での処理後から所定時間経過後、ステップS14と同様に燃料電池セル1枚当たりの電圧V1を求め、電圧V1とステップS14で求めた電圧V0との差の絶対値を計算し、電圧差ΔV(=|V1−V0|)を求める。このとき、ステップS15での処理によって、ステップS16におけるブリードエアーの混合状態は、ステップS14と異なる状態になっている。従って、電圧差ΔVは、ブリードエアーの混合の有無による電圧変化である。なお、所定時間経過したか否かは、計時手段を用いて、ステップS15での処理後からの経過時間を測定することによって行う。
ステップS17において、ステップS16で求めた電圧差ΔVが第2しきい値Vth以上か否かを判断する。ΔV≧Vthでないと判断した場合、ステップS18に移行し、図2のステップS4と同様に、フラグに応じて、第1酸素供給部P1に停止信号を、混合部3に混合停止信号をそれぞれ伝送した後、ステップS20に移行する。一方、ΔV≧Vthであると判断した場合、ステップS19に移行し、上記したようにブリードエアーを混合する。
ステップS20において、終了の有無を判断し、終了するまでステップS12〜S20の処理を繰り返す。即ち、ブリードエアーの有無による電圧差ΔVが第2しきい値Vthを超えない範囲の値に、予め第1しきい値ithを設定しておけば、本固体高分子形燃料電池システムが運転を開始した直後は、ステップS12〜S18の処理が繰り返され、その後、出力電流密度iが第1しきい値ithよりも大きくなると、ステップS12、S13、S19の処理が繰り返される。そして、本固体高分子形燃料電池システムの運転時間が長くなり出力特性が劣化すると、i≦ithとなった場合でも、ΔV≧Vthであれば、ステップS12〜S17、S19の処理が行われるようになる。
以上の一連の処理によって、燃料電池スタック1から供給される電流密度iが所定の第1しきい値ith以下であり、且つブリードエアーが燃料ガスに含まれるか否かによって生じる出力電圧の変化ΔVが所定の第2しきい値Vthよりも小さい場合には、燃料ガスにブリードエアーを全く混合せず、この条件以外の場合には燃料ガスにブリードエアーを混合することができる。すなわち、燃料ガスに混合されるブリードエアーの過多および過少による燃料電池電極の損傷を防止することができる。
燃料電池は運転開始から時間が経過するにつれて特性が劣化するので、初期に設定した第1しきい値ithを用いて判断した場合、CO被毒が出力特性に影響する状態になっても、ブリードエアーを混合できないことになり、特性の劣化が加速される。しかし、本実施の形態では、出力電流密度iが第1しきい値ith以下である場合には、例えば、一時的にブリードエアーを混合してブリードエアーの有無による出力電圧差ΔVを求め、ΔVが第2しきい値Vth以上であればブリードエアーの混合を維持するので、経時変化による燃料電池の特性劣化の程度に応じて、適切なタイミングでブリードエアーの混合を開始することができ、燃料電池の特性劣化を軽減することができる。
上記した第1および第2の実施の形態において、第1しきい値ith及び第2しきい値Vthは、使用する固体高分子形燃料電池システムの特性に応じて、特に燃料電池スタックを構成する燃料電池セルの特性に応じて適切に設定することができる。第1しきい値ithは約100〜150mAcm-2の範囲の値であることが望ましい。燃料電池セルの耐久性の観点からは、ブリードエアーをなるべく混合しない方が望ましいので、第1しきい値ithは約150mAcm-2に近い値ほど、より望ましい。また、第2しきい値Vthは約10mVであることが望ましい。
また、第2の実施の形態において、ステップS15の後にステップS16で燃料電池セルの電圧を測定するまでの所定時間は適宜設定することができ、例えば、約5〜30分間とすることができる。また、燃料電池システムの運転時間が長くなると、短時間で変化が観測され得るので、所定時間を1分間程度のより短い時間に設定してもよい。
また、図2及び図4に示したフローチャートは一例であり、これらに限定されず、種々変更して実行することも可能である。例えば、図4ではステップS16において出力電圧の差の絶対値を求めたが、電圧差ΔVを求める方法はこれに限定されず、ブリードエアーが混合された状態の出力電圧からブリードエアーが混合されていない状態の出力電圧を減算した値を求める処理であればよい。例えば、ステップS16でのフラグの値をf(1又は0)として、ΔV=(−1)f+1×V1+(−1)f×V0によって電圧差ΔVを求めてもよい。
また、図1、図3において、燃料ガスへのブリードエアーの混合の開始および停止を、第1酸素供給部P1および混合部3を制御することによって行う場合を説明したが、これに限定されない。例えば、第1酸素供給部P1を連続運転させ、混合部3のみを制御してもよく、2系統の入力が常に混合される混合部3を用い、第1酸素供給部P1のみを制御して起動および停止させてもよい。
また、固体高分子形燃料電池システムでは通常、発電開始から時間が経過すると出力特性が低下するので、これを判断するために、第2の実施の形態としてブリードエアーの有無による出力電圧の変化量を用いる場合を説明したが、発電の時間経過に伴う出力特性の低下を判断する方法はこれに限定されない。例えば、固体高分子形燃料電池システムに備えた計時手段を用いて、制御部5が、運転開始直後から、若しくは運転開始から所定の時間が経過した時からの運転時間を計算し、所定の時間Tが経過した後は、しきい値ithよりも小さい新たなしきい値ith’(<ith)を用いてブリードエアーを混合するか否かを決定してもよい。さらに、時間Tは1つに限らず、複数の時間T(j)(T(j-1)<T(j)、j=1〜n、nは2以上の自然数)を用い、それぞれの時間T(j)に対応し、時間T(j)が大きくなるにつれて減少する複数のしきい値ith(j)’(ith(j-1)’>ith(j)’、j=1〜n)を用いてもよい。
以下に実施例を示し、本発明の特徴とするところをより一層明確にする。
図5は、実験に用いた固体高分子形燃料電池セルを示す正面図である。図5に示す固体高分子形燃料電池セルは、燃料極、酸素極および電解質膜を備えて構成された燃料電池部10と、カーボンのセパレータ11と、ヒータ12とを備えている。セパレータ11の内側には、温度を測定するための熱伝対が配置されている。燃料電池セルのセル面積は25cm2(=5cm×5cm)である。
この固体高分子形燃料電池セルを用い、次の条件で、ブリードエアーを混合しない場合と、ブリードエアーを混合した場合とで、出力電流密度を変化させて燃料極および酸素極の間の電圧を測定した。即ち、セル温度を約70℃に維持し、出力電流密度に対して、燃料利用率および酸素利用率がそれぞれ80%および50%となるように、燃料ガスおよび酸素ガスの流量を調節した。
燃料ガス:H(約80%)、CO(約20%)、及びCO(約10ppm)
酸化ガス:空気
燃料利用率:80%
酸素利用率:50%
セル温度:70℃
加湿条件:飽和加湿
測定結果を図6に示す。図6において、横軸は燃料電池セルの出力電流密度(mAcm-2)、縦軸は燃料電池セルの出力電圧(mV)である。また、白丸(○)は燃料ガスにブリードエアーを混合しなかった場合(BA無し)の測定値であり、黒丸(●)は燃料ガスにブリードエアーを混合した場合(BA有り)の測定値である。
図6から分かるように、電流密度が増大すると約100mAcm-2付近から電圧差がわずかに観測されるが、電流密度が約150mAcm-2以下である間は、ブリードエアーの混合の有無による電圧差は殆どない。電流密度が約150mAcm-2よりも大きくなると、電圧差が生じており、例えば電流密度が約300mAcm-2では、ブリードエアーを混合することによって電圧が20mV以上増大している。これらのことから、ブリードエアーの過多または過少による発電効率の低下および燃料極触媒の損傷を低減するためには、電流密度が約100mAcm-2以下ではブリードエアーを混合しないように制御することが望ましいことが分かる。さらに、燃料電池セルの耐久性の観点からは、ブリードエアーをなるべく混合しない方が望ましいので、電流密度が約150mAcm-2以下である間、ブリードエアーを混合しないことがより望ましいことが分かる。
本発明の第1の実施の形態に係る固体高分子形燃料電池システムの概略構成を示すブロック図である。 図1の固体高分子形燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る固体高分子形燃料電池システムの概略構成を示すブロック図である。 図3の固体高分子形燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の有効性を示す実験で用いた固体高分子形燃料電池セルの構成を示す正面図である。 ブリードエアーの有無による出力電圧の差を示すグラフである。
符号の説明
1 燃料電池スタック
2 燃料ガス生成部
3 混合部
4 電流測定部
5 制御部
6 電圧測定部
P1 第1酸素供給部
P2 第2酸素供給部
L 負荷

Claims (6)

  1. 燃料電池スタックと、燃料ガスに酸素含有ガスを混合するブリードエアー混合手段とを備える固体高分子形燃料電池システムであって、
    制御部と、
    前記燃料電池スタックの出力電流を測定する電流測定部とをさらに備え、
    前記電流測定部によって測定された電流値から求めた電流密度が第1しきい値よりも大きい場合、前記制御部が前記ブリードエアー混合手段を制御して燃料ガスに酸素含有ガスを混合させ、
    前記固体高分子形燃料電池システムが稼動してから所定の時間経過した後に、前記制御部が、前記第1しきい値よりも小さい値を新たな第1しきい値とすることを特徴とする固体高分子形燃料電池システム。
  2. 燃料電池スタックと、燃料ガスに酸素含有ガスを混合するブリードエアー混合手段とを備える固体高分子形燃料電池システムであって、
    制御部と、
    前記燃料電池スタックの出力電流を測定する電流測定部と、
    前記燃料電池スタックの出力電圧を測定する電圧測定部をさらに備え、
    前記電流測定部によって測定された電流値から求めた電流密度が第1しきい値よりも大きい場合、前記制御部が前記ブリードエアー混合手段を制御して燃料ガスに酸素含有ガスを混合させ、
    前記制御部が、前記電流密度が前記第1しきい値以下である場合に、
    燃料ガスに酸素含有ガスを混合しない状態で前記電圧測定部によって測定された電圧値を、前記燃料電池スタックを構成するセルの数で除して得られた第1の出力電圧値を取得し、
    燃料ガスに酸素含有ガスを混合した状態で前記電圧測定部によって測定された電圧値を、前記セルの数で除して得られた第2の出力電圧値を取得し、
    前記第2の出力電圧値から前記第1の出力電圧値を減算して求められる電圧差が第2しきい値以上である場合、前記ブリードエアー混合手段を制御して燃料ガスに酸素含有ガスを混合させることを特徴とする固体高分子形燃料電池システム。
  3. 前記第1しきい値が、100〜150mAcm -2 の範囲の値であることを特徴とする請求項1または2に記載の固体高分子形燃料電池システム。
  4. 前記第2しきい値が10mVであることを特徴とする請求項に記載の固体高分子形燃料電池システム。
  5. 燃料電池スタックと、燃料ガスに酸素含有ガスを混合するブリードエアー混合手段と、制御部と、前記燃料電池スタックの出力電流を測定する電流測定部とを備える固体高分子形燃料電池システムにおいて、
    前記制御部が、前記電流測定部から電流値を取得し、電流密度を求める第1ステップと、
    前記制御部が、前記電流密度および第1しきい値の大小を比較する第2ステップと、
    前記制御部が、前記電流密度が前記第1しきい値よりも大きいと判断した場合に、前記ブリードエアー混合手段を制御して燃料ガスに酸素含有ガスを混合させる第3ステップと、
    前記固体高分子形燃料電池システムが稼動してから所定の時間経過した後に、前記制御部が、前記第1しきい値よりも小さい値を新たな第1しきい値とする第4ステップを含むことを特徴とする固体高分子形燃料電池システムの制御方法。
  6. 燃料電池スタックと、燃料ガスに酸素含有ガスを混合するブリードエアー混合手段と、制御部と、前記燃料電池スタックの出力電流を測定する電流測定部と、前記燃料電池スタックの出力電圧を測定する電圧測定部とを備る固体高分子形燃料電池システムにおいて
    前記制御部が、前記電流測定部から電流値を取得し、電流密度を求める第1ステップと、
    前記制御部が、前記電流密度および第1しきい値の大小を比較する第2ステップと、
    前記制御部が、前記電流密度が前記第1しきい値よりも大きいと判断した場合に、前記ブリードエアー混合手段を制御して燃料ガスに酸素含有ガスを混合させる第3ステップとを含み、
    前記電流密度が前記第1しきい値以下である場合に、さらに、
    前記制御部が、燃料ガスに酸素含有ガスを混合しない状態で前記電圧測定部から電圧値を取得し、該電圧値を前記燃料電池スタックを構成するセルの数で除して第1の出力電圧値を取得する第ステップと、
    前記制御部が、燃料ガスに酸素含有ガスを混合した状態で前記電圧測定部から電圧値を取得し、該電圧値を前記セルの数で除して第2の出力電圧値を取得する第ステップと、
    前記制御部が、前記第2の出力電圧値から前記第1の出力電圧値を減算して電圧差を求め、該電圧差および第2しきい値の大小を比較する第ステップと、
    前記電圧差が前記第2しきい値以上である場合、前記ブリードエアー混合手段を制御して燃料ガスに酸素含有ガスを混合させる第ステップとを含むことを特徴とする固体高分子形燃料電池システムの制御方法。
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