JP5007962B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球や遊技メダルなどの遊技媒体を用いて遊技を行うパチンコ機や回胴式遊技機などの遊技機に関する。
現在の遊技機は、制御負担の軽減や各種制御処理の効率化の観点から、遊技機の動作制御を複数の制御部(例えば、表示制御部や駆動制御部)を設けて各制御部で分散させて実行している。例えば、遊技の進行に係る制御処理(乱数更新、当否判定、変動パターン決定など)を主制御部で行い、遊技の進行に伴う演出に係る制御処理を副制御部で行う構成が採用されている。
また、最近では、演出パターン(特に、画像演出関連の演出パターン)の豊富な遊技機のニーズが高いことから、演出制御を担う副制御部の処理負担が増大傾向にある。このため、副制御部を複数設け、この複数の副制御部で演出制御処理を分散して行うようにしている。
ところが、副制御部を分散化させると、一の副制御部(例えば、表示制御部)による演出制御処理と、他の副制御部(例えば、駆動制御部)による演出制御処理との整合性がとれなくなり、正常(正確)な演出制御を行えない状況が発生するおそれがある。
このため、一の副制御部による演出制御処理と、他の副制御部による演出制御処理との整合性をとる技術が提案されている。具体的には、一の副制御部による演出制御処理と他の副制御部による演出制御処理とを同期させるタイミング制御部を新しく設け、上記問題を解決している(下記特許文献1参照)。
特開2008−43660号公報
しかしながら、上記従来技術では、一の副制御部による演出制御処理と他の副制御部による演出制御処理とを同期させるタイミングは、予め決定しなければならない。例えば、通信上のエラーなどの電気的な要因や役物の駆動系の連動誤差などの機械的な要因により、一の副制御部による演出制御処理と他の副制御部による演出制御処理とを同期させるタイミングが予め決定したものと異なるものになれば、タイミング制御部によりタイミング制御を実行しても、一の副制御部による演出制御処理と他の副制御部による演出制御処理とを同期させることができなくなる。
そこで、本発明は、上記事情を考慮して、一の副制御部(例えば、表示制御部)における演出制御処理と他の副制御部(例えば、駆動制御部)における演出制御処理とを高精度に連携させることができる遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、所定の演出図柄を変動表示した後に停止表示する演出表示装置と、
前記演出図柄の変動表示と連動した演出動作行う可動役物と、
前記演出表示装置及び前記可動役物の演出内容を指定するための第1制御信号を送信する主制御部と、
前記第1制御信号を受信すると、該第1制御信号に基づいて前記演出表示装置及び前記可動役物の演出パターンを決定し、該決定した演出パターンに対応する第2制御信号を送信するサブ制御部と、
前記サブ制御部との間で制御信号の双方向通信が可能となるように構成され、前記第2制御信号に基づいて前記演出表示装置表示制御を行う表示制御部と、
を有する遊技機であって、
前記表示制御部は
記第2制御信号を受信すると、該第2制御信号に基づいて前記演出図柄の変動パターンを特定する変動パターン特定手段と、
前記変動パターン特定手段により特定された前記演出図柄の変動パターンに基づいて前記演出図柄の変動表示を前記演出表示装置に実行させる演出表示実行手段と、
前記演出表示実行手段により実行されている前記演出図柄の変動表示の内容を示す確認信号を、前記サブ制御部に対して送信するタイミングであるか否かを判断する確認信号送信タイミング判断手段と、
前記確認信号送信タイミング判断手段により前記確認信号を前記サブ制御部に対して送信するタイミングであると判断されると、現在実行中の前記演出図柄の変動表示の内容を特定し、該特定した内容を示す前記確認信号を前記サブ制御部に対して送信する確認信号送信手段
有し、
前記サブ制御部は
前記第1制御信号に基づいて決定した前記演出パターンが前記可動役物の演出動作を含む場合に、該演出パターンに対応する前記可動役物の演出動作を開始させる演出動作開始手段と、
前記確認信号を受信すると、該確認信号に基づいて前記可動役物の演出動作パターンを決定する演出動作パターン決定手段と、
前記演出動作開始手段による開始後の前記可動役物の演出動作を、前記演出動作パターン決定手段により決定された前記演出動作パターンに基づいて実行する演出動作実行手段
有す
とを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、表示制御部の制御下で行われる演出図柄の変動表示の内容と、サブ制御部の制御下で行われる可動役物の演出動作の内容と、を高精度に連携(連動)させることができる。
この場合、前記確認信号送信タイミング判断手段による前記確認信号の送信タイミングであるか否かの判断と、前記確認信号の送信タイミングであると判断された場合の前記確認信号送信手段による前記演出図柄の変動表示の内容の特定および該特定した内容を示す前記確認信号の送信は、前記可動役物の演出動作が終了するまで繰り返されることとしてもよい。
本明細書において参考的に開示する参考発明1は、所定の画像を演出表示する演出表示部と、前記演出表示部で前記演出表示される画像と連動する動作を演出する可動役物と、前記演出表示部及び前記可動役物の演出内容を指定するための第1制御信号を送信する主制御部と、前記第1制御信号を受けて前記演出表示部及び前記可動役物の前記演出内容を決定するための第2制御信号を送信するサブ制御部と、前記サブ制御部との間で制御信号の双方向通信が可能となるように構成され、前記第2制御信号に基づいて前記演出表示部の前記演出内容を制御する表示制御部と、前記第2制御信号に基づいて前記可動役物の前記演出内容を制御する駆動制御部と、を有する遊技機であって、前記表示制御部は、前記第2制御信号を受けて前記演出表示部の前記演出内容を特定する演出表示特定部と、前記演出表示特定部で特定された前記演出内容に基づいて実行されている前記演出表示部の演出表示状況を示す確認信号を前記サブ制御部に対して送信する確認信号送信部と、を有し、前記サブ制御部は、前記確認信号を受けて前記可動役物の前記演出内容を特定する演出動作特定部と、前記演出動作特定部で特定された前記演出内容に基づいて前記可動役物の演出動作を実行させるための実行信号を前記駆動制御部に対して送信する実行信号送信部と、を有し、前記駆動制御部は、前記実行信号を受けて前記可動役物の前記演出動作を実行する演出動作実行部を有することを特徴とする。
参考発明1によれば、駆動制御部が実行信号を受けて、演出動作実行部により可動役物の演出動作が実行される。すなわち、サブ制御部が直接的に可動役物の動作を制御するのではなく、サブ制御部から駆動制御部を介して制御するため、サブ制御部の負担を軽減しながら、可動役物の複雑な動作を実現することができる。
本明細書において参考的に開示する参考発明2は、所定の画像を演出表示する演出表示部と、前記演出表示部で前記演出表示される画像と連動した動作を演出する可動役物と、前記演出表示部及び前記可動役物の演出内容を指定するための第1制御信号を送信する主制御部と、前記第1制御信号を受けて前記演出表示部及び前記可動役物の前記演出内容を決定するための第2制御信号を送信するサブ制御部と、前記サブ制御部との間で制御信号の双方向通信が可能となるように構成され、前記第2制御信号に基づいて前記可動役物の前記演出内容を制御する駆動制御部と、を有する遊技機であって、前記駆動制御部は、前記第2制御信号を受けて前記可動役物の前記演出内容を特定する演出動作特定部と、前記演出動作特定部で特定された前記演出内容に基づいて前記可動役物の演出動作を実行する演出動作実行部と、前記演出動作実行部で実行されている前記可動役物の演出動作状況を示す確認信号を前記サブ制御部に対して送信する確認信号送信部と、を有し、前記サブ制御部は、前記確認信号を受けて前記演出表示部の前記演出内容を特定する演出表示特定部と、前記演出表示特定部で特定された前記演出内容に基づいて前記演出表示部の演出表示を実行する演出表示実行部と、を有することを特徴とする。
参考発明2によれば、特に、可動役物の演出動作状況を参照しながら、演出表示部の演出表示を補正することができるため、演出表示部での演出表示と可動役物の演出動作とを確実に連携(連動)させることができる。
次に、本発明の第1実施形態に係る遊技機について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では本発明を弾球遊技機の一例であるパチンコ機に適用した構成を説明する。
図1に示すように、第1実施形態に係るパチンコ機(遊技機)10の前面部には、主として、外枠12と、内枠14と、前面枠16と、上皿部18と、下皿部20と、施錠装置22と、発射ハンドル24などが設けられている。
外枠12は、木製の板状体を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。内枠14は、全体がブラスチック製で、外枠12に対して開閉可能に軸支されている。また、内枠14の右端中央からやや下方には、施錠装置22が設けられている。
前面枠16は、本発明の前面扉の一具体例を示すもので、パチンコ機10の前面部全体の約2/3のサイズを占め、内枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。また、前面枠16は、全体がプラスチック製であり、遊技盤26(図2参照)を前方から視認するべく、遊技盤26に形成された遊技領域28(図2参照)の形状に対応して略円形に形成された開口部30を有している。また、前面枠16の裏面には、ガラス板32がガラス枠(図示省略)によって取り付けられている。そして、遊技者を基準とすれば、遊技盤26に形成された遊技領域28はガラス板32の後方に位置するようになっている。
前面枠16の下方側には、遊技球が貯溜される上皿部18が設けられている。この上皿部18には、演出ボタン40がそれぞれ設けられている。上皿部18の下方側には、下皿部20が設けられている。また、下皿部20の右下方側には、遊技球を発射させるための発射ハンドル24が設けられている。この発射ハンドル24には、発射レバー44と、発射停止ボタン46がそれぞれ設けられている。
下皿部20の左右下方側には、所定の効果音を出力するためのスピーカ48が2個設けられている。
また、内枠14には、遊技領域28(図2参照)の形状に合致した開口部(図示省略)が形成されている。この内枠14の内側面には、遊技盤26(図2参照)が取り付けられる。これにより、遊技者は、遊技盤26の遊技領域28を内枠14の開口部及び前面枠16の開口部30を通して視認することができる。
さらに、パチンコ機10の正面左側には、球貸装置154が設けられている。上皿部18には、球貸しを要求するための球貸スイッチ156、カード挿入口157に挿入されたプリペイドカードの返却を要求するための返却スイッチ158と、がそれぞれ設けられている。
次に、遊技盤26の表面構造について説明する。
図2に示すように、遊技盤26は、内枠14に保持されるとともに、裏機構盤(図示省略)よりその背面側が覆われている。遊技盤26には、遊技盤26の表面に設けられた外レール50と内レール52とにより略円形状の遊技領域28が形成されている。遊技領域28の内部には、中央装置54と、始動口56Bと、ワープ入球口58と、多数の障害釘60と、風車63等と、がそれぞれ配設されている。
中央装置54は、遊技領域28の略中央部に配置されており、演出図柄表示装置(演出表示部)62と、可動役物200と、センター役物64と、ランプ装置66と、を備えている。
演出図柄表示装置62は、後述の主制御部102(図3参照)やサブ制御部106(図3参照)からの制御信号(コマンド)に基づいて表示制御されており、略長方形状の表示面(表示領域)62Aを有している。この表示面62A上には、特別図柄の演出図柄が変動表示される。具体的には、演出図柄表示装置62の表示面62A上には、1又は複数の演出図柄を所定の方向に次々と変動させながら表示した後、停止表示する演出図柄表示領域が形成されている。すなわち、左演出図柄を表示する左演出図柄表示領域、中央演出図柄を表示する中央演出図柄表示領域、及び右演出図柄を表示する右演出図柄表示領域が、略横一列となる配置方向に沿って並んで形成されている(それぞれ図示省略)。各演出図柄表示領域は、これらの表示領域の配置方向と略直交する方向(上下方向)に図柄変動方向が設定されており、その方向に複数の演出図柄が順次表示されていく。また、表示面62A上には、演出図柄とともに、現在の遊技状態(通常遊技状態、確率変動状態、時短遊技状態など)を示す背景図柄も表示される。
演出図柄表示装置62は、遊技球が始動口56Bに入球することにより、その表示面の表示領域に表示される各演出図柄をそれぞれ変動させて停止表示させるものである。そして、例えば、演出図柄が「7、7、7」の3桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)すると、後述の変動入賞装置80に配設された後述の大入賞装置84の大入賞口86が開放される。本実施形態のパチンコ機10では始動口56Bに遊技球が入球すると、各演出図柄がそれぞれ変動され、演出図柄が3桁同一図柄で揃うことにより、「大当り」という特定価値を付与するものである。
ここで、本実施形態のパチンコ機10では、例えば、大当りとして2種類のものが予め設定されている。具体的には、「7、7、7」などの同一の奇数数字の演出図柄が3桁揃うことにより成立する確変大当りがある。また、「8、8、8」などの同一の偶数数字の演出図柄が3桁揃うことにより成立する通常大当りがある。
確変大当り及び通常大当りは、比較的多くのラウンド数(例えば、15ラウンド)を有し、大入賞口86の開放時間が約26秒間である大当りである。このため、賞球数が比較的多くなる。なお、各大当りでは、大入賞口86に所定数(例えば、10個)の遊技球が入球するか、あるいは所定数(例えば、10個)の遊技球が入球しなくても所定時間(例えば、26秒間)が経過したときに大入賞口86が閉じられて1ラウンドが終了する。
また、確率変動状態(いわゆる確変)は、大当り(確変大当り及び通常大当りの2種類の大当りを意味する)に移行する確率が予め定められた高確率となる状態である。また、開放時間延長状態は、始動口56Bの開放時間が通常よりも延長される状態である。例えば、通常の開放時間は、約0.1秒間であるのに対して、開放時間延長状態では、約4秒間に延長される。なお、始動口56Bは、普通図柄の抽選に当選することにより開放するもので、普通電動役物として機能する。
また、確変大当りの後は、大当りに移行する確率が、通常遊技状態と比べ予め定められた高確率となる、特別図柄の確率変動状態になる。そして、次回大当りが発生するまでの間か、あるいは規定回数(例えば、10000回)の特別図柄の変動表示が行われるまでの間、特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ始動口56Bの開放延長機能が作動する。また、通常大当りの後は、大当りに移行する確率が通常遊技状態と同一の予め定められた低確率状態となるとともに、規定回数(例えば、100回)だけ特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ始動口56Bの開放延長機能が作動する時短遊技状態となる。
演出図柄表示装置62には、可動役物200が設けられている。所定の遊技状態(例えば、大当り遊技)に達すると、可動役物200が回動(揺動)して、演出図柄表示装置62の表示面62Aの前方側に露出するように構成されている。これにより、遊技者は、可動役物200の演出動作を視認する。
センター役物64は、演出図柄表示装置62の前面周辺部に突設して装着されている。センター役物64は、可動する一対の翼片部64Aを有している。この翼片部64Aの可動によりワープ入球口58の開口面積が変化する。
また、遊技領域の左下方側には、主制御部102からの制御信号(コマンド)に基づいて識別図柄(特別図柄の識別図柄及び普通図柄の識別図柄を意味する)を表示制御する7セグ表示部(図柄表示装置)68が配置されている。この7セグ表示部68は、特別図柄の識別図柄を表示する7セグメント表示器70と、4個の普通図柄保留表示LED72と、4個の特別図柄保留表示LED74と、普通図柄の識別図柄を表示する2個の普通図柄表示LED76と、を有している。
ここで、確変大当りした場合では、7セグメント表示器70には、予め定められた識別図柄(例えば、奇数の数字からなる確変大当り図柄)が停止表示される。また、通常大当りした場合では、7セグメント表示器70には、予め定められた別の識別図柄(例えば、偶数の数字からなる通常大当り図柄)が停止表示される。
また、演出図柄表示装置62の左側には、普通図柄作動ゲート78が配置されている。この普通図柄作動ゲート78の内部には、ゲートスイッチ124(図4参照)が配設されている。これにより、遊技球が普通図柄作動ゲート78を通過すると、ゲートスイッチ124が作動して、7セグ表示部68の普通図柄表示LED76が変動表示される。
各普通図柄保留表示LED72及び各特別図柄保留表示LED74は、4個の丸形の赤色LEDで構成されており、7セグメント表示器70の左右両側に近接して配置されている。これは、普通図柄作動ゲート78を通過した遊技球の数を4個まで普通図柄の保留とし、通過ごとに順次点灯しシフト表示するものである。また、始動口56Bに入球した遊技球の数も4個まで特別図柄の保留とし、入球ごとに順次点灯しシフト表示するものである。7セグメント表示器70の変動表示が開始する度に、未始動回数が消化され、1個の特別図柄保留表示LED74は消灯される。また、普通図柄も普通図柄表示LED76の変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の普通図柄保留表示LED72が消灯される。そして、7セグメント表示器70に予め定められた大当り図柄が停止表示されると大当りが発生し、後述の大入賞口86が開放状態となる。また、2個の普通図柄表示LED76が予め定められた表示態様(当り図柄)で停止表示されると、普通図柄当りが発生し、始動口56Bが開放状態となる。なお、7セグメント表示器70にて表示される特別図柄の識別図柄と、演出図柄表示装置62にて表示される特別図柄の演出図柄とは、同一の遊技結果(抽選結果)を示すものである。
始動口56Bは、演出図柄表示装置62の下方に離れて配置されているものであり、いわゆるチューリップ式で一対の翼片部材56Aが開閉するように形成されている。その内部には、遊技球の通過を検知する始動口スイッチ120(図3参照)と、翼片部材56Aを作動させるための始動口ソレノイド130(図3参照)と、がそれぞれ備えられている。この一対の翼片部材56Aが左右に開くと始動口56Bの開放面積が大きくなって遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、一対の翼片部材56Aが閉じその離間距離が小さくなると始動口56Bの開放面積が小さくなって遊技球の入球の可能性が小さくなる通常状態となる。
変動入賞装置80は、始動口56Bの下方に配置されており、大入賞装置84を備えている。ここで、大入賞装置84は、略中央に配置されており、帯状に開口された大入賞口86と、この大入賞口86を開放又は閉鎖する開閉板88と、この開閉板88を開閉するための大入賞口ソレノイド132(図3参照)と、入賞球を検知するカウントスイッチ126(図3参照)と、を備えている。
中央装置54の左側下方部には、風車63が配置されている。さらに、遊技領域の左側下方部及び右側下方部には、一対のサイドランプ90がそれぞれ配置されている。
遊技盤26の下方にはアウト口92が設けられており、このアウト口92の下部にはバック球防止部材94が設けられている。このバック球防止部材94は、遊技領域28に到達せず戻ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止している。また、内レール52の先端部には、ファール球防止部材96が取り付けられている。
次に、パチンコ機10を構成する電子制御装置について説明する。
図3及び図4に示すように、電子制御装置は、主として、主制御部102と、払出制御部104と、サブ制御部106と、発射制御部108と、演出制御部(表示制御部、駆動制御部)110と、を備えている。
図4に示すように、主制御部102は、CPUで構成され、遊技全体を司り主として当否判定などの遊技状態を判断するものである。この主制御部102は、当否判定手段102Aと、変動時間(変動パターン)決定手段102Bと、主制御コマンド出力手段102Cと、を備えている。
当否判定手段102Aは、始動口56Bへの遊技球の入球を契機として、大当り抽選処理を実行し、任意の乱数を用いて当否を判定する。変動時間(変動パターン)決定手段102Bは、当否判定手段102Aによる特別図柄の当否判定の実行に伴って、特別図柄(識別図柄)の変動パターン(画像情報の演出パターン)を決定する。
変動時間(変動パターン)決定手段102Bには、特別図柄(識別図柄)の変動パターン(画像情報の演出パターン)と可動役物200の演出動作の変動パターン(可動役物200の演出パターン)を決定するための変動パターン決定プログラムが記憶されており、これに従って画像情報の変動表示及び可動役物200の演出動作に関する変動パターンが決定される。特に、画像情報を構成する特別図柄の変動パターンの決定は、当否判定手段102Aによる乱数抽選(大当り抽選)の実行に伴って行われるもので、演出図柄及び背景図柄などの特別図柄の変動表示が開始されるときに、一の乱数値(変動パターン決定乱数)が取得される。そして、変動時間(変動パターン)決定手段102Bには、変動パターン決定乱数の値に複数の変動パターン(演出パターン)を対応付けた変動パターン決定テーブルが記憶されており、変動パターン決定乱数の一の乱数値が取得されると、この取得された乱数値に対応する変動パターンが変動パターン決定テーブルに基づいて決定される。
ここで、変動時間(変動パターン)決定手段102Bにより決定される変動パターンは、画像情報の変動表示に関する演出パターンと、可動役物200の演出動作(回動動作)の変動パターンと、の両方を決定するものである。画像情報の変動表示に関する演出パターンと可動役物200の演出動作(回動動作)の変動パターンとは、両者が相互に対応(関連、連動)するように設定される。換言すれば、画像情報の変動表示に関する演出パターンと可動役物200の演出動作(回動動作)の変動パターンとは、相互に対応した状態で連動し変化する変動パターンが採用される。
主制御コマンド出力手段102Cは、当否判定の結果に基づいて所定の遊技状態を実現するための主制御コマンド(第1制御信号)をサブ制御部106に対して出力する。ここで、主制御コマンド(第1制御信号)で指定する画像情報の演出パターンの具体例としては、演出図柄表示装置62に変動表示及び停止表示される各演出図柄(左演出図柄、中央演出図柄、右演出図柄)、背景図柄及び予告図柄(各演出図柄とは異なる別の図柄であり、各演出図柄とともに、あるいは各演出図柄と別に表示されるキャラクタなどの演出図柄などを意味する)の内容に関する特別図柄(識別図柄)の変動パターンを指定する指定コマンドの他に、停止すべき特別図柄を指定する図柄指定(判定結果指定)コマンド、特別図柄(識別図柄)の変動表示の停止(停止表示)を指示する図柄停止コマンドなどがある。
この識別図柄の変動パターンは、演出図柄表示装置62に表示される各演出図柄の演出パターン(遊技演出)に対応するものであり、特別図柄(識別図柄)の変動パターン(演出図柄の演出パターン)が決定され、この決定された変動パターンに対応する変動パターン指定コマンドがサブ制御部106に送信されると、7セグメント表示器70で特別図柄(識別図柄)の変動表示が開始されるとともに、演出図柄表示装置62で演出図柄の変動表示が開始される。決定された変動パターンにより特定される変動時間が経過して、図柄停止コマンドがサブ制御部106に送信されると、特別図柄および演出図柄が停止表示され、その停止表示された演出図柄の図柄組み合わせ態様により、特別図柄の当否判定結果(大当り抽選結果)が遊技者に報知される。
また、主制御コマンド(第1制御信号)で指定する可動役物200の演出動作(回動動作)の変動パターンの具体例としては、可動役物200が回動(揺動)して、表示面62Aの前方側に移動するときに回動パターンを意味する。可動役物200は、駆動モータ202の駆動により回転軸(図示省略)が回転することにより回動(揺動)するものであるが、可動役物200の演出動作(回動動作)の変動パターンは駆動モータ202の駆動制御のパターンである。このように、駆動モータ202の駆動制御を介して、可動役物200の演出動作を変動させることができる。
主制御部102は、上述した演出図柄の変動表示及び停止表示の制御を行うサブ制御部106や、盤面に設けられた各種入賞口に遊技球が入球することで発生する賞球の払い出し制御を行う払出制御部104を直接的に制御する。
主制御部102は、中継端子118を介して、始動口スイッチ120と、大入賞口スイッチ122と、ゲートスイッチ124と、カウントスイッチ126と、にそれぞれ電気的に接続されている。
主制御部102は、中継端子128を介して、始動口ソレノイド130と、大入賞口ソレノイド132と、図柄表示装置134と、にそれぞれ電気的に接続されている。なお、7セグ表示部68は、図柄表示装置134の一実施形態である。
払出制御部104は、中継端子136を介して、ガラス枠スイッチ138と、外部タンクスイッチ140と、タンクスイッチ142と、にそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御部104は、中継端子144を介して、エラーLED146に電気的に接続されている。また、払出制御部104は、下皿満タンスイッチ148に電気的に接続されている。また、払出制御部104は、中継端子149を介して、球貸表示部151と、球貸装置(CRユニット)154と、にそれぞれ電気的に接続されている。
球貸表示部151には、球貸スイッチ156と、返却スイッチ158と、がそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御部104は、中継端子160を介して、払出モータ162と払出スイッチ164とにそれぞれ電気的に接続されている。さらに、払出制御部104は、主制御部102と発射制御部108とにそれぞれ電気的に接続されている。
図3に示すように、サブ制御部106は、演出制御部110との間で、制御信号の双方向通信が可能なように接続されている。また、サブ制御部106は、可動役物200に対して制御信号(コマンド)送信可能に接続されている。具体的には、サブ制御部106は、可動役物200の駆動源となる駆動モータ202の駆動を制御する。
図4に示すように、サブ制御部106は、CPUで構成されるものであり、主制御部102からの主制御コマンド(第1制御信号、以下同様)に基づいて遊技の演出の制御を司るものである。また、サブ制御部106は、主制御コマンド入力手段106Aと、主制御コマンド解析手段106Bと、演出パターン決定手段106Cと、状態記憶手段106Dと、演出指定コマンド出力手段106Eと、
画像演出指定確認コマンド入力手段106Fと、可動役物演出動作パターン決定手段(演出動作特定部)106Gと、可動役物駆動制御手段(演出動作実行部)106Hと、を備えている。
主制御コマンド入力手段106Aは、主制御部102の主制御コマンド出力手段102Cから出力(送信)された主制御コマンドを入力(受信)する。
主制御コマンド解析手段106Bには、主制御コマンド入力手段106Aに入力した主制御コマンドの内容を解析する。
演出パターン決定手段106Cは、主制御コマンド解析手段106Bで解析した解析結果に基づいて、特別図柄(識別図柄)の変動パターン(画像情報の演出パターン)と可動役物200の演出動作の変動パターン(可動役物200の演出パターン)を決定する。具体的には、主制御コマンド出力手段102Cから出力された変動パターン指定コマンドに基づいて特別図柄(識別図柄)及び可動役物200の変動パターンが決定される。この変動パターンの内容には、演出図柄表示装置62の表示面62Aで変動表示される画像演出の変動パターンと、可動役物200の演出動作の変動パターンと、が含まれている。
状態記憶手段106Dは、主制御コマンドを受けて決定された演出パターンに基づき行われる演出制御処理の内容が記憶される。この状態記憶手段106Dに記憶される演出制御処理の内容は、演出制御部110からの後述する特別図柄変動パターン確認コマンドで特定される演出制御部110における制御処理内容と比較する際に用いられる。なお、状態記憶手段106Dに記憶される演出制御処理の内容としては、後述の演出指定コマンド出力手段106Eが演出制御部110に対して送信する演出指定コマンドで指示される演出制御処理(演出図柄や背景図柄を用いた演出表示)に関する情報を例示できる。具体的には、決定された変動パターンに従った図柄変動演出を実現するための情報や、図柄変動演出における演出図柄の変動表示の背景として表示される背景演出を実現するための情報(確変や時短等の遊技状態を示す背景図柄の種類など)などが例示できる。
演出指定コマンド出力手段106Eは、演出パターン決定手段106Cで決定された演出パターンに対応する、演出図柄表示装置62の表示面62Aにおける特別図柄(識別図柄)の変動を実行させるための演出指定コマンド(第2制御信号、以下同様)を、演出制御部110に対して出力する。なお、本実施形態では、演出指定コマンド出力手段106Eから出力される演出指定コマンドは、演出パターン決定手段106Cで決定された演出パターンに対応する演出表示(演出図柄の変動表示)の開始や、その演出表示の終了(演出図柄の停止表示)や、演出表示の終了時に停止表示する演出図柄の種類を指示するコマンドである。
画像演出指定確認コマンド入力手段106Fは、演出制御部110からサブ制御部106に対して出力された画像演出指定確認コマンドを入力(受信)する。
可動役物演出動作パターン決定手段106Gは、画像演出指定確認コマンド入力手段106Fに入力した画像演出指定確認コマンドに基づいて、可動役物200の演出動作(回動動作)の変動パターンを決定する。これにより、演出制御部110により実行制御される特別図柄の変動と、後述の可動役物駆動制御手段106Hで実行制御される可動役物200の演出動作(回動動作)の変動と、高精度に一致(対応)させることができる。
可動役物駆動制御手段106Hは、可動役物演出動作パターン決定手段106Gで決定された可動役物200の演出動作の変動パターンに基づいて、可動役物200の駆動モータ202を駆動制御する。これにより、演出制御部110により実行制御される特別図柄の変動と、後述の可動役物駆動制御手段106Hで実行制御される可動役物200の演出動作(回動動作)の変動と、が高精度に一致(対応)する。
また、演出制御部110には、演出図柄表示装置62が接続されている。ここで、サブ制御部106と演出制御部110とは、同一の基板に実装されている構成でもよく、別々の基板に独立してそれぞれ実装されている構成でもよい。
演出制御部110は、演出指定コマンド入力手段110Aと、演出指定コマンド解析手段(演出表示特定部、演出動作特定部)110Bと、画像出力手段110Cと、状態記憶手段110Dと、画像演出指定確認コマンド出力手段(確認信号送信部)110Eと、を備えている。
演出指定コマンド入力手段110Aは、サブ制御部106の演出指定コマンド出力手段106Eから出力される演出指定コマンドを入力(受信)する。本実施形態では、サブ制御部106の演出パターン決定手段106Cで決定された演出パターンに対応する、演出図柄表示装置62の表示面62Aにおける特別図柄(識別図柄)の変動(画像情報の演出)を実行させるための演出指定コマンドを、入力する。
演出指定コマンド解析手段110Bは、演出指定コマンド入力手段110Aに入力した演出指定コマンドの内容を解析(特定)する。本実施形態では、サブ制御部106の演出パターン決定手段106Cで決定された演出パターンに対応する、演出図柄表示装置62の表示面62Aにおける特別図柄(識別図柄)の変動パターン(画像情報の演出パターン)が解析(特定)される。
画像出力手段110Cは、入力した演出指定コマンドの内容に基づいて、演出図柄の変動パターンに合致した演出図柄の変動表示に必要となる種々の画像データ(描画データ)を生成し、そのデータを演出図柄表示装置62に対して出力する。これにより、演出図柄表示装置62の表示面62にて演出図柄の変動表示や背景図柄の表示(画像情報の表示)が行われる。
状態記憶手段110Dは、演出指定コマンドを受けて演出制御部110で実行される演出制御処理の内容を記憶する。ここで、演出制御処理の内容とは、演出制御部110の制御下で遊技演出を実現するために用いられる画像情報(画像データ)のことを意味するものであり、例えば、特別図柄(識別図柄、演出図柄)の変動表示パターンを規定する変動パターンに関する情報や、演出図柄表示装置62の表示面62Aに表示される各種図柄(演出図柄、確変・時短等の現在の遊技状態を示す背景図柄など)に関する情報が、演出制御処理の内容として状態記憶手段110Dに記憶される。
画像演出指定確認コマンド出力手段110Eは、現在実行(表示)中の演出図柄表示装置62の表示面62Aにおける特別図柄(識別図柄)の表示内容(画像演出の演出内容)を特定し、この内容を画像演出指定確認コマンドとして生成して、サブ制御部106に対して出力する。
次に、サブ制御部106における演出制御処理について、フローチャートに基づいて説明する。
図5に示すように、サブ制御部106の主制御コマンド入力手段106Aにより、可動役物200の演出動作及び演出図柄(特別図柄、識別図柄)などの画像情報の変動パターン指定コマンド及び図柄指定コマンドを含む主制御コマンドが入力されたか否かが判断される(S100)。
可動役物200の演出動作及び演出図柄(特別図柄、識別図柄)などの画像情報の変動パターン指定コマンド及び図柄指定コマンドを含む主制御コマンドが入力したと判断された場合(S100:YES)には、入力した主制御コマンドの解析を主制御コマンド解析手段106Bが行い、その解析結果に基づいて、演出パターン決定手段106Cにより演出パターンが決定される(S110)。なお、S110では、演出パターンとして、特別図柄などの画像情報の変動表示内容を示す画像情報の変動パターン及び可動役物200の演出動作を示す変動パターンがそれぞれ決定される。
次に、S110において決定した演出パターンに対応する演出情報が状態記憶手段106Dに記憶される(S120)。ここで、状態記憶手段106Dに記憶される演出情報とは、可動役物200の回動動作に関する演出パターンの他に、演出指定コマンドで指示される演出制御処理(演出図柄や背景図柄を用いた演出表示処理)に関する情報、すなわち、S110において決定された演出パターンに基づき演出図柄表示装置62の表示面62Aに表示される各種画像の内容(停止表示される演出図柄、確変・時短等の現在の遊技状態を示す背景図柄など)に関する画像情報のことである。
次に、S110において決定した演出パターンに対応する演出指定コマンドが演出指定コマンド出力手段106Eから演出制御部110に対して出力される(S130)。ここで、S130の処理で出力される演出指定コマンドは、S110において決定した演出パターン(画像演出パターン及び可動役物演出パターン)に対応する画像情報の変動表示の開始を指示する画像指定コマンドである。
次に、可動役物演出の有無が判断される(S140)。可動役物演出がある場合(S140:YES)には、S110において決定した演出パターンに対応する可動役物200の演出動作パターンに基づく、役物処理が実行される(S150)。ここで、役物処理とは、可動役物駆動制御手段106Hから可動役物200の駆動モータ202に対して駆動開始コマンドを出力することにより実行される。可動役物200の駆動モータ202は、駆動開始コマンドを受けることにより、駆動モータ202の駆動開始状態になり、可動役物200の演出動作(回動動作)が開始される。
次に、画像演出指定確認コマンド入力手段106Fにより、演出制御部110の画像演出指定確認コマンド出力手段110Eから画像演出指定確認コマンドが入力されたか否かが判断される(S160)。ここで、画像演出指定確認コマンドとは、演出制御部110の画像出力手段110Cにより実行制御される演出図柄(特別図柄、識別図柄)などの画像情報の現在の表示状況を示すコマンドである。
そして、画像演出指定確認コマンドが入力したと判断された場合(S160:YES)には、可動役物演出動作パターン決定手段106Gにより、取得した画像表示状況に基づいて可動役物200の演出動作のパターンが決定される(S170)。ここで、S170で決定された可動役物200の演出動作のパターンは、演出図柄表示装置62で変動表示される演出図柄(特別図柄、識別図柄)などの画像情報の変動表示パターンと高精度に連携(連動)したものとなる。なお、S170で決定された可動役物200の演出動作のパターンは、駆動コマンドとして、可動役物駆動制御手段106Hから可動役物200の駆動モータ202に対して出力される。そして、以後、可動役物200の演出動作は、S170で決定された可動役物200の演出動作のパターンに基づいて実行される。この結果、図2に示すように、可動役物200は、回転軸の軸回りに回動し、演出図柄表示装置62の表示面62Aの前方側に傾斜するように露出する。
次に、サブ制御部106の可動役物駆動制御手段106Hにより、可動役物200の演出動作が終了したか否かが判断される(S180)。可動役物200の演出動作が終了したと判断された場合(S180:YES)には、サブ制御部106における演出制御処理が終了する。
なお、S100において、可動役物200の演出動作及び演出図柄(特別図柄、識別図柄)などの画像情報の変動パターン指定コマンド及び図柄指定コマンドを含む主制御コマンドが入力されていないと判断された場合(S100:NO)には、サブ制御部106における演出制御処理はそのまま終了する。
また、S140において、可動役物演出がない場合(S140:NO)には、サブ制御部106における演出制御処理はそのまま終了する。
また、S160において、画像演出指定確認コマンドが入力されていないと判断された場合(S160:NO)には、S180のステップに移行する。
さらに、S180において、可動役物200の演出動作が終了していないと判断された場合(S180:NO)には、S160のステップに戻り、S160の下流にあるステップが実行されていく。
次に、上述したサブ制御部106における演出制御処理に付随して行われる、演出制御部110における演出制御処理について、フローチャートに基づいて説明する。
図6に示すように、演出制御部110演出指定コマンド入力手段110Aにより、演出指定コマンドが入力されたか否かが判断される(S200)
演出指定コマンドが入力された場合(S200:YES)には、演出指定コマンド解析手段110Bによりその内容が解析された後、画像出力手段110Cにより、演出指定コマンドに含まれる画像指定コマンドに基づく画像出力処理が実行される(S210)。この画像出力処理は、画像指定コマンドで指示された演出図柄の変動パターンに基づいて、演出図柄の変動表示に係る画像データが演出図柄表示装置62に出力され、演出図柄表示装置62の表示面62Aにおいて演出図柄が変動表示される。また、このとき、演出図柄表示装置62の表示面62Aには背景図柄も併せて表示される。
なお、現在出力中(現在実行中)の画像演出に関する情報(演出図柄表示装置62の表示面62Aに表示される演出図柄や背景図柄を用いた演出表示に関する情報、すなわち画像情報)が状態記憶手段110Dにより記憶される。
そして、演出制御部110の演出指定コマンド入力手段110Aにより、可動役物200の演出動作に伴う演出図柄(特別図柄、識別図柄)などの画像情報の開始に関する演出指定コマンド(画像指定コマンド)が入力されたか否かが判断される(S220)。
ここで、演出指定コマンド(画像指定コマンド)が入力したと判断された場合(S220:YES)には、画像演出指定確認コマンドの出力タイミングか否かが判断される(S230)。画像演出指定確認コマンドの出力タイミングであれば(S230:YES)、画像演出指定確認コマンド出力手段110Eにより、現在出力中(現在実行中)の画像演出に関する情報(演出図柄表示装置62の表示面62Aに表示される演出図柄や背景図柄を用いた演出表示に関する情報、すなわち画像情報)が特定される(S240)。ここで、画像出力指定確認コマンドの出力するタイミングは、一定間隔でもよいし、表示した画像によって出力の有無を判断してもよい。
次に、画像演出指定確認コマンド出力手段110Eにより、S240において特定された現在出力中(現在実行中)の画像演出(画像情報)の内容を示す画像演出指定確認コマンドが生成され、サブ制御部106に対して出力される(S250)。
次に、演出制御部110の演出指定コマンド解析手段110Bにより、可動役物200の演出動作が終了したか否かが判断される(S260)。可動役物200の演出動作が終了したと判断された場合(S260:YES)には、演出制御部110における演出制御処理が終了する。ここで、可動役物200の演出動作が終了したか否かの判断は、演出指定コマンド入力手段110Aに入力されていた演出指定コマンドの内容に可動役物200の演出動作時間に関する情報を含めておいてもよいし、あるいは、可動役物200の演出動作が終了したときにサブ制御部106の演出指定コマンド出力手段106Eから可動役物200の演出動作の終了を意味するコマンドを演出制御部110に対して出力するようにしてもよい。さらには、演出制御部110にタイマを内蔵しておき、可動役物200が演出動作している時間をカウントし、所定のカウント値に到達すると、可動役物200の演出動作が終了したものと判断するようにしてもよい。
なお、S200において、演出指定コマンドが入力していないと判断された場合(S200:NO)には、演出制御部110による演出制御処理は、そのまま終了する。
また、S220において、演出指定コマンドが入力していないと判断された場合(S220:NO)には、演出制御部110による演出制御処理は、そのまま終了する。
また、S230において、演出指定コマンド(画像指定コマンド)が入力したと判断された場合(S230:NO)には、そのままS260に移行する。
また、S260において、可動役物200の演出動作が終了していないと判断された場合(S260:NO)には、可動役物200の演出動作が終了するまで、何度でも、S230からS250までのステップを繰り返す。
以上のように、第1実施形態のパチンコ機10によれば、サブ制御部106で実行制御される可動役物200の演出動作の内容と、演出制御部110で実行制御される画像情報の表示内容と、を高精度に連携させることができる。すなわち、サブ制御部106から画像情報の表示内容に関する演出指定コマンドが演出制御部110に対して出力されるが、例えば、通信上のエラーや制御部の破損などの原因により、演出図柄表示装置62の表示面62Aで演出指定コマンドに係る特別図柄などの画像情報の表示が正確に実行されるかは保障できない。しかし、上記実施形態のパチンコ機10によれば、演出図柄表示装置62の表示面62Aで現在表示中の特別図柄などの画像情報の内容が、画像演出指定確認コマンドとしてサブ制御部106に対してフィードバックされる。このため、サブ制御部106において実行制御される可動役物200の演出動作が、現在表示中である画像情報の表示内容に対応するように合わせることができる。この結果、サブ制御部106で実行制御される可動役物200の演出動作の内容と、演出制御部110で実行制御される画像情報の表示内容と、を、常に高精度に連携させることができる。
特に、演出制御部110で実行制御されている画像情報の表示内容に合わせる形で、サブ制御部106で実行制御される可動役物200の演出動作の内容が決定されるため、可動役物200の演出動作の内容と画像情報の表示内容とを容易に連携させることができる。すなわち、可動役物200の演出動作の内容が主制御コマンドの内容と異なる場合でも、可動役物200の演出動作の補正処理を容易に実行することができるため、可動役物200の演出動作の内容と画像情報の表示内容との連携が一層容易になる。
次に、第1実施形態に係る遊技機の変形例について説明する。
なお、第1実施形態の構成及び演出制御処理のステップと重複する構成及び演出制御処理のステップについては同符号を付し、適宜、その説明を省略する。
図7に示すように、本変形例では、サブ制御部106に内蔵されている可動役物駆動制御手段106Hをサブ制御部106から物理的に分離させ、サブ制御部106に新たな可動役物駆動制御部(駆動制御部)150を接続したものである。可動役物駆動制御部150は、可動役物200と一方向通信可能に構成されている。なお、サブ制御部106から可動役物駆動制御部150に対して一方向通信が可能となるように構成されており、サブ制御部106から可動役物駆動制御部150に対してコマンドが出力される
また、サブ制御部106には、可動役物演出指定コマンドを出力する可動役物演出指定コマンド出力手段(実行信号送信部)106Iを備えている。可動役物演出動作パターン決定手段106Gにより決定された可動役物200の演出動作パターンの内容を指示する可動役物演出指定コマンドが可動役物演出指定コマンド出力手段106Iから可動役物駆動制御部150に対して出力される。可動役物駆動制御部150は、可動役物演出指定コマンド出力手段106Iからの可動役物演出指定コマンドを受けて、可動役物200の演出動作の実行を制御する可動役物実行手段(演出動作実行部)152を備えている。具体的には、可動役物駆動制御部150の可動役物実行手段152は、可動役物演出指定コマンドを受けて、可動役物200の駆動モータ202を駆動制御する。
図8に示すように、本変形例によれば、サブ制御部106の演出制御処理では、S300からS340までは、図5のS100からS140と同じである。そして、図5のS150に替えて、決定した演出パターンに対応する可動役物200の実行コマンドが生成され、可動役物演出指定コマンド出力手段106Iから可動役物駆動制御部150に対して出力される(S350)。その後、S360を経て、S370において、演出制御部110からの画像演出指定確認コマンドに基づいて、現在実行中の画像情報の内容に合わせるように、可動役物の演出動作のパターンが決定される(S370)。さらに、可動役物演出指定コマンド出力手段106Iにより、S160で決定された可動役物200の演出動作のパターンを指示する可動役物演出指定コマンドが生成され、可動役物駆動制御部150に対して出力される(S380)。そして、サブ制御部106の可動役物駆動制御手段106Hにより、可動役物200の演出動作が終了したか否かが判断される(S390)。可動役物200の演出動作が終了したと判断された場合(S390:YES)には、サブ制御部106における演出制御処理が終了する。なお、演出制御部110の演出制御処理については、図6と同様である。
次に、可動役物駆動制御部150の演出制御処理について説明する。図9に示すように、可動役物駆動制御部150により、可動役物200の演出動作の実行コマンドが入力されたか否かが判断される(S400)。可動役物200の演出動作の実行コマンドが入力された場合(S400:YES)には、可動役物実行手段152により、可動役物200の演出動作が開始される(S410)。
次に、可動役物駆動制御部150により、可動役物演出指定コマンドが入力されたか否かが判断される(S420)。可動役物演出指定コマンドが入力された場合(S420:YES)には、可動役物演出指定コマンドの内容に基づいて、可動役物200の演出動作が実行される(S430)。可動役物演出指定コマンドが入力されなかった場合(S420:NO)には、役物演出終了か否かが判断され(S440)、役物演出終了でない場合(S440:NO)には、再度、可動役物演出指定コマンドの入力が判断される(S420)。ここで、可動役物演出指定コマンドの内容とは、現在実行中の画像情報の内容と連携しているため、演出図柄表示装置62の表示面62Aで表示されている特別図柄などの画像情報の表示内容と、可動役物200の演出動作と、が確実に対応する。
なお、S400において、可動役物200の演出動作の実行コマンドが入力されていない場合(S400:NO)には、可動役物駆動制御部150の演出制御処理はそのまま終了する。また、可動役物演出指定コマンドが入力されていない場合(S420:NO)には、S440に移行して、役物演出終了か否かが判断される(S440)。
本変形例によれば、サブ制御部106が可動役物200の演出動作の実行を直接制御する構成ではなく、別途、可動役物200の演出動作の実行を制御する可動役物駆動制御部150を設けた構成でも、演出図柄表示装置62の表示面62Aで表示されている特別図柄などの画像情報の表示内容と、可動役物200の演出動作と、を高精度に連携させることができる。特に、かかる構成では、従来のパチンコ機のサブ制御部(あるいはサブ制御基板)をそのまま利用することができるため、制御部(制御基板)の互換性を高め、設計自由度を向上させることができる。さらに、サブ制御部106の制御負担を軽減しながら、可動役物200の複雑な演出動作を実現できる。
次に、本発明の第2実施形態に係るパチンコ機について説明する。
なお、第1実施形態に係るパチンコ機の構成及び演出制御処理のステップと重複する構成及び演出制御処理のステップについては同符号を付し、適宜、その説明を省略する。
第2実施形態のパチンコ機は、サブ制御部が特別図柄などの画像情報の演出表示を実行するものであり、演出制御部が可動役物の演出動作を実行するものである。換言すれば、第2実施形態のパチンコ機は、第1実施形態のパチンコ機と比較して、画像情報の演出表示を実行制御する制御部と、可動役物の演出動作を実行制御する制御部と、が相互に入れ替えたものである。
図10に示すように、サブ制御部106は、主制御コマンド入力手段106Aと、主制御コマンド解析手段106Bと、演出パターン決定手段106Cと、状態記憶手段106Dと、可動役物演出指定コマンド出力手段106Jと、可動役物演出指定確認コマンド入力手段106Kと、画像演出変動パターン決定手段(演出表示特定部)106Lと、画像出力手段(演出表示実行部)106Mと、を備えている。
また、演出制御部110は、サブ制御部106に対して双方向通信可能に接続されており、演出指定コマンド入力手段110Aと、演出指定コマンド解析手段110Bと、状態記憶手段110Dと、可動役物演出指定確認コマンド出力手段(確認信号送信部)110Fと、可動役物駆動制御手段(演出動作実行部)110Gと、を備えている。
特に、サブ制御部106は、画像出力手段106Mを介して、演出図柄表示装置62における特別図柄などの画像情報の演出表示を制御する。
また、演出制御部110は、可動役物駆動制御手段110Gを介して、可動役物200の駆動モータ202の駆動制御を実行し、可動役物200の演出動作を制御する。
次に、第2実施形態のパチンコ機のサブ制御部106における演出制御処理について説明する。
図11に示すように、サブ制御部106の主制御コマンド入力手段106Aにより、可動役物200の演出動作及び演出図柄(特別図柄、識別図柄)などの画像情報の変動パターン指定コマンド及び図柄指定コマンドを含む主制御コマンドが入力されたか否かが判断される(S500)。
可動役物200の演出動作及び演出図柄(特別図柄、識別図柄)などの画像情報の変動パターン指定コマンド及び図柄指定コマンドを含む主制御コマンドが入力したと判断された場合(S500:YES)には、入力した主制御コマンドの解析を主制御コマンド解析手段106Bが行い、その解析結果に基づいて、演出パターン決定手段106Cにより演出パターンが決定される(S510)。なお、S510では、演出パターンとして、特別図柄などの画像情報の変動表示内容を示す画像情報の変動パターン及び可動役物200の演出動作を示す変動パターンがそれぞれ決定される。
次に、S510において決定した演出パターンに対応する演出情報が状態記憶手段106Dに記憶される(S520)。ここで、状態記憶手段106Dに記憶される演出情報とは、可動役物200の回動動作に関する演出パターンの他に、演出指定コマンドで指示される演出制御処理(演出図柄や背景図柄を用いた演出表示処理)に関する情報、すなわち、S510において決定された演出パターンに基づき演出図柄表示装置62の表示面62Aに表示される各種画像の内容(停止表示される演出図柄、確変・時短等の現在の遊技状態を示す背景図柄など)に関する画像情報のことである。
次に、S510において決定した演出パターンに対応する画像演出パターンに基づく、画像処理が実行される(S530)。ここで、画像処理とは、演出図柄表示装置62の表示面62Aで表示される特別図柄などの画像情報の演出表示に関する処理である。S440では、サブ制御部106は、画像出力手段106Mを介して演出図柄表示装置62の表示制御を実行する。
次に、役物演出がある場合(S540:YES)は、S510において決定した演出パターンに対応する役物指定コマンドが演出指定コマンド出力手段106Jから演出制御部110に対して出力される(S550)。ここで、S550の処理で出力される演出指定コマンドは、S510において決定した演出パターン(画像演出パターン及び可動役物演出パターン)に対応する可動役物200の演出開始を指示する役物指定コマンドである。
次に、可動役物演出指定確認コマンド入力手段106Kにより、演出制御部110の可動役物演出指定確認コマンド出力手段110Fから可動役物演出指定確認コマンドが入力されたか否かが判断される(S560)。ここで、可動役物演出指定確認コマンドとは、演出制御部110の可動役物駆動制御手段110Gにより実行制御される可動役物200の現在の動作状況を示したコマンドである。
そして、可動役物演出指定確認コマンドが入力したと判断された場合(S560:YES)には、画像演出変動パターン決定手段106Lにより、取得した可動役物200の現在の動作状況に基づいて画像情報の演出パターンが決定される(S570)。ここで、S570で決定された画像情報の演出パターンは、可動役物200の演出動作のパターンと高精度に連携(連動)したものとなる。なお、S570で決定された画像情報の演出パターンは、演出コマンドとして、画像出力手段106Mから演出図柄表示装置62に対して出力される。そして、以後、画像情報の演出は、S570で決定された画像情報の演出パターンに基づいて実行される。
次に、サブ制御部106の画像出力手段106Mにより、演出図柄表示装置62の表示面62Aにおける画像情報の演出が終了したか否かが判断される(S580)。画像情報の演出が終了したと判断された場合(S580:YES)には、サブ制御部106における演出制御処理が終了する。
次に、上述したサブ制御部106における演出制御処理に付随して行われる、演出制御部110における演出制御処理について、フローチャートに基づいて説明する。
図12に示すように、演出制御部110の演出指定コマンド入力手段110Aにより、画像情報の演出に伴う可動役物200の演出動作に関する(役物指定コマンド)が入力されたか否かが判断される(S600)。
ここで、役物指定コマンドが入力したと判断された場合(S600:YES)には、演出指定コマンド解析手段110Bによりその内容が解析された後、可動役物駆動制御手段110Gにより、この役物指定コマンドに基づく可動役物200の演出動作処理が実行される(S610)。この可動役物200の演出動作処理は、役物指定コマンドで指示された可動役物200の演出動作パターンに基づいて、可動役物200の回動動作が実行される。この結果、図2に示すように、可動役物200が演出図柄表示装置62の表示面62Aの前方側に露出する。
なお、現在出力中(現在実行中)の可動役物200の演出動作に関する情報が状態記憶手段110Dにより記憶される。
次に、可動役物演出指定確認コマンド出力手段110Fにより、現在出力中(現在実行中)の可動役物200の演出動作に関する情報が特定される(S620)。
次に、可動役物演出指定確認コマンド出力手段110Fにより、S620において特定された現在出力中(現在実行中)の可動役物200の演出動作の内容を示す可動役物演出指定確認コマンドが生成され、サブ制御部106に対して出力される(S630)。
次に、演出制御部110の演出指定コマンド解析手段110Bにより、画像情報の演出が終了したか否かが判断される(S640)。画像情報の演出が終了したと判断された場合(S640:YES)には、演出制御部110における演出制御処理が終了する。ここで、画像情報の演出が終了したか否かの判断は、演出指定コマンド入力手段110Aに入力されていた演出指定コマンドの内容に画像情報の演出時間に関する情報を含めておいてもよいし、あるいは、画像情報の演出が終了したときにサブ制御部106の演出指定コマンド出力手段106Eから画像情報の演出の終了を意味するコマンドを演出制御部110に対して出力するようにしてもよい。さらには、演出制御部110にタイマを内蔵しておき、画像情報の演出が継続している時間をカウントし、所定のカウント値に到達すると、画像情報の演出が終了したものと判断するようにしてもよい。なお、画像情報の演出が終了していないと判断された場合(S640:NO)には、S620に移行して、現在出力中(現在実行中)の可動役物200の演出動作に関する情報が特定される(S620)。
以上のように、第2実施形態によれば、サブ制御部106で実行制御される画像情報の表示内容と、演出制御部110で実行制御される可動役物200の演出動作の内容と、を高精度に連携させることができる。特に、演出制御部110で実行制御される可動役物200の演出動作の内容に合わせるようにして、サブ制御部106で実行制御される画像情報の表示内容を特定することにより、両者を確実に連携させることができる。
次に、第2実施形態に係る遊技機の変形例について説明する。
なお、第2実施形態の構成及び演出制御処理のステップと重複する構成及び演出制御処理のステップについては同符号を付し、適宜、その説明を省略する。
図13に示すように、本変形例では、演出制御部110に内蔵されている可動役物駆動制御手段110Gを演出制御部110から物理的に分離させ、演出制御部110に新たな可動役物駆動制御部150を別に接続したものである。可動役物駆動制御部150は、可動役物200と一方向(可動役物駆動制御部150から可動役物200への方向)通信可能に構成されている。なお、演出制御部110から可動役物駆動制御部150に対して一方向通信が可能となるように構成されており、演出制御部110から可動役物駆動制御部150に対して所定のコマンドが出力される。
また、演出制御部110には、可動役物演出指定コマンドを出力する可動役物演出指定コマンド出力手段110Gを備えている。演出指定コマンド解析手段110Bにより解析された可動役物200の演出動作パターンの内容を指示する可動役物演出指定コマンドが可動役物演出指定コマンド出力手段110Gから可動役物駆動制御部150に対して出力される。可動役物駆動制御部150は、可動役物演出指定コマンド出力手段110Gからの可動役物演出指定コマンドを受けて可動役物200の演出動作の実行を制御する可動役物実行手段152を備えている。具体的には、可動役物駆動制御部150の可動役物実行手段152は、可動役物演出指定コマンドを受けて、可動役物200の駆動モータ202を駆動制御する。
本変形例のサブ制御部106の演出制御処理については、図11に示すサブ制御部106の演出制御処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、本変形例の演出制御部110の演出制御処理については、図14に示すように、S700の処理後、役物指定コマンドに基づく可動役物200の演出動作処理の実行コマンドが生成され、可動役物演出指定コマンド出力手段110Gから可動役物駆動制御部150に対して出力される(S710)。その後、演出指定コマンド解析手段110Bあるいは可動役物演出指定コマンド出力手段110Gにより、現在実行中の可動役物200の演出動作の内容(状況)が特定される(S720)。そして、役物動作タイミングである場合(S730:YES)には、特定した可動役物200の演出動作(表示状況)の状況が、可動役物演出指定確認コマンドとして、可動役物演出指定確認コマンド出力手段110Fからサブ制御部106に対して出力される。そして、S750の画像演出終了の判定処理を経て、画像演出が終了であれば(S750:YES)、演出制御処理が終了する。なお、S730において、役物動作タイミングではない場合(S730:NO)には、S750に移行する。また、S730において、画像演出が終了でなければ(S730:NO)、S720のステップに移行する。
次に、可動役物駆動制御部150の演出制御処理について説明する。
図15に示すように、可動役物駆動制御部150により、可動役物200の演出動作の実行コマンドが入力されたか否かが判断される(S800)。可動役物200の演出動作の実行コマンドが入力された場合(S800:YES)には、可動役物実行手段152により、可動役物200の演出動作が実行される(S810)。
本変形例によれば、演出制御部110が可動役物200の演出動作の実行を直接制御する構成ではなく、別途、可動役物200の演出動作の実行を制御する可動役物駆動制御部150を設けた構成でも、演出図柄表示装置62の表示面62Aで表示されている特別図柄などの画像情報の表示内容と、可動役物200の演出動作と、を高精度に連携させることができる。特に、かかる構成では、従来のパチンコ機の演出制御部(あるいは演出制御基板)をそのまま利用することができるため、制御部(制御基板)の互換性を高め、設計自由度を向上させることができる。
なお、本発明のパチンコ機10に限定されて構成されるものではなく、例えば、スロットマシンにも容易に適用できる。例えば、スロットマシンに設けられた可動役物の演出動作と、可動役物の演出動作に連動する演出図柄表示装置上の画像情報の演出内容と、を高精度で連結させることができる。
本発明の第1実施形態に係る遊技機の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置の一部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成する主制御部、サブ制御部及び演出制御部を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機のサブ制御部における演出制御処理の各工程を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の演出制御部における演出制御処理の各工程を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の変形例の電子制御装置の一部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の変形例のサブ制御部における演出制御処理の各工程を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の変形例の可動役物駆動制御部における演出制御処理の各工程を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成する主制御部、サブ制御部及び演出制御部を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機のサブ制御部における演出制御処理の各工程を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る遊技機の演出制御部における演出制御処理の各工程を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る遊技機の変形例の電子制御装置の一部の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機の変形例の演出制御部における演出制御処理の各工程を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る遊技機の変形例の可動役物駆動制御部における演出制御処理の各工程を示すフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
62 演出図柄表示装置(演出表示部)
102 主制御部
106 サブ制御部
106G 可動役物演出動作パターン決定手段(演出動作特定部)
106H 可動役物駆動制御手段(演出動作実行部)
106I 可動役物演出指定コマンド出力手段(実行信号送信部)
106L 画像演出変動パターン決定手段(演出表示特定部)
106M 画像出力手段(演出表示実行部)
110 演出制御部(表示制御部、駆動制御部)
110B 演出指定コマンド解析手段(演出表示特定部、演出動作特定部)
110E 画像演出指定確認コマンド出力手段(確認信号送信部)
110F 可動役物演出指定確認コマンド出力手段(確認信号送信部)
110G 可動役物駆動制御手段(演出動作実行部)
150 可動役物駆動制御部(駆動制御部)
152 可動役物実行手段(演出動作実行部)
200 可動役物

Claims (2)

  1. 所定の演出図柄を変動表示した後に停止表示する演出表示装置と、
    前記演出図柄の変動表示と連動した演出動作行う可動役物と、
    前記演出表示装置及び前記可動役物の演出内容を指定するための第1制御信号を送信する主制御部と、
    前記第1制御信号を受信すると、該第1制御信号に基づいて前記演出表示装置及び前記可動役物の演出パターンを決定し、該決定した演出パターンに対応する第2制御信号を送信するサブ制御部と、
    前記サブ制御部との間で制御信号の双方向通信が可能となるように構成され、前記第2制御信号に基づいて前記演出表示装置表示制御を行う表示制御部と、
    を有する遊技機であって、
    前記表示制御部は
    記第2制御信号を受信すると、該第2制御信号に基づいて前記演出図柄の変動パターンを特定する変動パターン特定手段と、
    前記変動パターン特定手段により特定された前記演出図柄の変動パターンに基づいて前記演出図柄の変動表示を前記演出表示装置に実行させる演出表示実行手段と、
    前記演出表示実行手段により実行されている前記演出図柄の変動表示の内容を示す確認信号を、前記サブ制御部に対して送信するタイミングであるか否かを判断する確認信号送信タイミング判断手段と、
    前記確認信号送信タイミング判断手段により前記確認信号を前記サブ制御部に対して送信するタイミングであると判断されると、現在実行中の前記演出図柄の変動表示の内容を特定し、該特定した内容を示す前記確認信号を前記サブ制御部に対して送信する確認信号送信手段
    有し、
    前記サブ制御部は
    前記第1制御信号に基づいて決定した前記演出パターンが前記可動役物の演出動作を含む場合に、該演出パターンに対応する前記可動役物の演出動作を開始させる演出動作開始手段と、
    前記確認信号を受信すると、該確認信号に基づいて前記可動役物の演出動作パターンを決定する演出動作パターン決定手段と、
    前記演出動作開始手段による開始後の前記可動役物の演出動作を、前記演出動作パターン決定手段により決定された前記演出動作パターンに基づいて実行する演出動作実行手段
    有す
    とを特徴とする遊技機。
  2. 前記確認信号送信タイミング判断手段による前記確認信号の送信タイミングであるか否かの判断と、前記確認信号の送信タイミングであると判断された場合の前記確認信号送信手段による前記演出図柄の変動表示の内容の特定および該特定した内容を示す前記確認信号の送信は、前記可動役物の演出動作が終了するまで繰り返されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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