JP5007643B2 - 液晶装置およびプロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、液晶装置およびプロジェクタに関するものである。
従来のTN(Twisted Nematic)方式などの液晶表示装置は、液晶を封入した一対の基板のそれぞれに設けた電極によって基板面に略垂直な方向に電界を印加して液晶分子の配向を制御し、光透過率を変調している。これに対し、近年では、一対の基板のうちの一方の基板に設けた電極によって基板面に略平行な方向に電界を印加する方式が知られている。この種の液晶表示装置は、横電界方式、あるいはIPS(In-Plane Switching)方式などと呼ばれている。
横電界方式は、VA(Vertical Alignment, 垂直配向)方式と並んで直視型の大画面テレビジョン向け液晶パネルに採用されている方式であり、液晶分子のダイレクタが面内でスイッチングするので、視野角依存性が小さいという特長を持っている。そこで、横電界方式の液晶パネルを、直視型の表示装置のみならず、プロジェクタの液晶ライトバルブに適用することが提案されている。特に、横電界方式で画素スイッチング素子が薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor, 以下、TFTと略記する)である場合、対向基板上の共通電極が不要になるというメリットもある。
図15は、従来の横電界方式の液晶装置の一例を示す画素の平面図である。従来の液晶装置においては、図15に示すように、複数のデータ線101と複数の走査線102とが直交し、データ線101と走査線102との交差個所の近傍にTFT103が設けられている。櫛歯状の画素電極104と櫛歯状の共通電極105とが互いに噛み合うように設けられ、画素電極104はコンタクトホール106を介してTFT103に接続されている。共通電極105はコンタクトホール107を介して共通電極配線108と電気的に接続されている。この構成により、画素電極104にデータ線101からTFT103を介して画像信号に応じた電位が印加され、共通電極105には共通電極配線108からコンタクトホール107を介して各画素に共通の電位が印加される。各櫛歯状電極のうち、互いに平行に延在する複数の電極部分を「帯状電極部」、複数の帯状電極部間を連結する部分を「連結部」と呼ぶとすると、各電極104,105の連結部104b,105bがデータ線101に沿って配置され、画素電極104の帯状電極部104aと共通電極105の帯状電極部105aとが交互に対向配置され、これら帯状電極部104a,105a間で横電界が発生する。液晶はこの横電界によって駆動される(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−258242号公報
特許文献1には、データ線や走査線等のバスラインと櫛歯状電極を異なる層に形成したことによって、バスラインと櫛歯状電極を平面的に重なる位置に配置することができ、開口率を上げることができる、と記載されている。しかしながら、各電極の帯状電極部同士が対向している個所(図15で円Aで囲んだ部分)は液晶層に均一な横電界が生じ、正常に表示できるが、バスラインと一部重なる各電極の連結部の直上では横電界が生じ難いため、明表示時にこの部分では光の透過率が低下する。さらに、帯状電極部と連結部とが対向する個所(図15で円Bで囲んだ部分)では様々な方向に横電界が生じるため、液晶の配向が乱れ、この個所でも明表示時の光の透過率が低下する。そのため、本構成では実質的に表示に寄与できる面積が小さくなり、画素の開口率を十分に確保できず、明るい表示が得られない、という問題が生じる。この開口率低下の問題は、特に液晶ライトバルブ用の液晶装置のように、画素ピッチが小さくなればなるほど深刻な問題である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、画素開口率が十分に確保でき、明るい表示が実現できる液晶装置を提供することを目的とする。また、この液晶装置を備え、表示品位に優れたプロジェクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の液晶装置は、対向配置された一対の基板と、前記一対の基板間に挟持された液晶層と、を備え、前記一対の基板のうちの一方の基板にデータ線と走査線とが互いに交差して設けられるとともに、複数の画素がマトリクス状に配置された液晶装置であって、前記一方の基板上に、第1電極と、前記第1電極との間に生じる電界を前記液晶層に印加する第2電極と、が設けられ、前記第1電極および前記第2電極が、複数の電極部と、前記複数の電極部間を連結する連結部と、をそれぞれ有し、前記第1電極の連結部の少なくとも一部および前記第2電極の連結部の少なくとも一部が、前記データ線または前記走査線の少なくともいずれか一方の配線と重なるとともに、前記一方の配線に沿った直線上に並ぶように配置されたことを特徴とする。
本発明の第1の液晶装置においても、第1電極、第2電極の電極部同士が対向している個所は液晶層に均一な横電界が生じることで正常に表示でき、第1電極、第2電極の連結部の直上、および電極部と連結部とが対向する個所は均一な横電界が生じないため、明表示時に光の透過率が低下する、という状況自体は従来と変わらない。しかしながら、本発明の第1の液晶装置によれば、第1電極の連結部の少なくとも一部および第2電極の連結部の少なくとも一部が、データ線または走査線の少なくともいずれか一方の配線と重なるとともに、一方の配線に沿った直線上に並ぶように配置しているため、透過率が低下する領域の面積を従来に比べて小さくでき、開口率が向上し、明るい表示が可能な液晶装置を実現することができる。
すなわち、第1電極および第2電極の電極部をデータ線(もしくは走査線)の延在方向に沿って交互に配置した場合、第1電極と第2電極を短絡させることなく、複数の電極部を連結するためには、第1電極と第2電極とで電極部の長手方向に対して連結部を互いに反対側に配置し、電極部の開放端側(連結部と反対側)が第1電極と第2電極で逆を向くように各電極を配置する必要がある。このとき、一般的には、図15に示した従来例のように、第1電極(例えば共通電極)および第2電極(例えば画素電極)の両連結部を並べて配置することが考えられるが、このような配置にすると、透過率低下領域の幅が非常に広くなり、画素開口率が低下してしまう。これに対して、本発明の液晶装置では、第1電極の連結部と第2電極の連結部を並置することなく、データ線または走査線の少なくともいずれか一方の配線と重ね、一方の配線に沿った直線上に並ぶように配置しているため、透過率低下領域の幅を上記の従来例に比べて十分に狭くすることができる。その結果、画素開口率を向上させることができる。
また、本発明の第2の液晶装置は、対向配置された一対の基板と、前記一対の基板間に挟持された液晶層と、を備え、前記一対の基板のうちの一方の基板に設けられたデータ線および走査線と、列状に配置された複数の画素からなる第1画素群と、前記第1画素群と隣り合うとともに列状に配置された複数の画素からなる第2画素群と、を備え、前記一方の基板上に、複数の第1電極と、前記第1電極との間に生じる電界を前記液晶層に印加する複数の第2電極と、が設けられ、前記第1電極および前記第2電極が、複数の電極部と、前記複数の電極部間を連結する連結部と、をそれぞれ有し、前記第2画素群に対応する1つの第2電極の連結部の少なくとも一部が、前記第1画素群に対応する2つの第1電極の連結部の間に配置されたことを特徴とする。なお、ここで言う「第1画素群」、「第2画素群」とは、列状に並んだ複数の画素からなる画素列のことであり、例えば、1本の走査線に対応する複数の画素から構成される。
本発明の第2の液晶装置においても、第2画素群に対応する1つの第2電極の連結部の少なくとも一部が、第1画素群に対応する2つの第1電極の連結部の間に配置されているため、透過率が低下する領域の面積を従来に比べて小さくでき、開口率が向上し、明るい表示が可能な液晶装置を実現することができる。
また本発明の第2の液晶装置において、前記第1電極および前記第2電極の各連結部の少なくとも一部が、前記データ線もしくは前記走査線と重なることが望ましい。
液晶装置において、データ線や走査線が配置された領域は、もともと表示に寄与しない非開口領域(遮光領域)である。したがって、第1電極および第2電極の各連結部の少なくとも一部をデータ線や走査線と重なる位置に配置することによって、開口率の低下を最小限に抑えることができる。
また、前記第1電極の電極部および前記第2電極の電極部が、前記データ線もしくは前記走査線に対して斜めに交差することが望ましい。
第1、第2電極の電極部をデータ線や走査線に対して斜めに交差させることによって、第1、第2電極の連結部を交互に配置し、各連結部の少なくとも一部を直線上に並べるように配置する設計を実現しやすくなる。電極部は各画素に対応して配置する必要がある一方、連結部は隣り合う2つの画素の間に嵌め込む必要があるからである。
また、前記第1電極の電極部が、隣り合う2つの画素に跨って配置された構成を採用することもできる。
この構成によれば、隣り合う2つの画素に跨って配置された第1電極の電極部が、これら2つの画素に共通の電極(共通電極)として機能する。これにより、むやみに第1電極の電極部を増やすことがないばかりか、画素の周縁部も表示に有効利用でき、開口率の更なる向上を図ることができる。
また、本発明の第3の液晶装置は、対向配置された一対の基板と、前記一対の基板間に挟持された液晶層と、を備え、前記一対の基板のうちの一方の基板にデータ線と走査線とが互いに交差して設けられるとともに、複数の画素がマトリクス状に配置された液晶装置であって、前記一方の基板上に、第1電極と、前記第1電極との間に生じる電界を前記液晶層に印加する第2電極と、が設けられ、前記第1電極および前記第2電極が、複数の電極部と、前記複数の電極部間を連結する連結部と、をそれぞれ有し、列状に配置された複数の画素からなる第1画素群と、前記第1画素群と隣り合うとともに列状に配置された複数の画素からなる第2画素群と、を備え、前記第1画素群と前記第2画素群とを、前記複数の画素が配列する方向にずらして配置し、前記第1画素群に対応する複数の第1電極および第2電極と、前記第2画素群に対応する複数の第1電極および第2電極とを、前記複数の画素が配列する方向にずらして配置し、前記複数の画素が配列する方向に沿って隣り合う前記第1電極の前記連結部と、前記第2電極の前記連結部とを、交互に配置したことを特徴とする。なお、ここで言う「第1画素群」、「第2画素群」とは、列状に並んだ複数の画素からなる画素列のことであり、例えば、1本の走査線に対応する複数の画素から構成される。
本発明の第3の液晶装置においても、第1電極、第2電極の電極部同士が対向している個所は液晶層に均一な横電界が生じることで正常に表示でき、第1電極、第2電極の連結部の直上、および電極部と連結部とが対向する個所は均一な横電界が生じないため、明表示時に光の透過率が低下する、という状況自体は従来と変わらない。しかしながら、本発明の第3の液晶装置によれば、第1画素群と前記第2画素群とを、複数の画素が配列する方向にずらして配置し、第1画素群に対応する複数の第1および第2電極と第2画素群に対応する複数の第1および第2電極とを、複数の画素が配列する方向にずらして配置し、複数の画素が配列する方向に沿って隣り合う第1電極の連結部と第2電極の前記連結部とを、交互に配置しているため、透過率が低下する領域の面積を従来に比べて小さくでき、開口率が向上し、明るい表示が可能な液晶装置を実現することができる。
すなわち、第1電極の電極部と第2電極の電極部をデータ線(もしくは走査線)の延在方向に沿って交互に配置した場合、第1電極と第2電極を短絡させることなく、複数の電極部を連結するためには、第1電極と第2電極とで電極部の長手方向に対して連結部を互いに反対側に配置し、電極部の開放端側(連結部と反対側)が第1電極と第2電極で逆を向くように各電極を配置する必要がある。このとき、一般的には、図15に示した従来例のように、第1電極(例えば共通電極)および第2電極(例えば画素電極)の両連結部を並べて配置することが考えられるが、このような配置にすると、透過率低下領域の幅が非常に広くなり、画素開口率が低下してしまう。これに対して、本発明の第3の液晶装置では、第1電極の連結部と第2電極の連結部を並置することなく、複数の画素が配列する方向に沿って隣り合う第1電極の連結部と第2電極の連結部とを交互に配置しているため、透過率低下領域の幅を上記の従来例に比べて十分に狭くすることができる。その結果、画素開口率を向上させることができる。
また、前記第1電極および前記第2電極の各連結部の少なくとも一部が、前記データ線もしくは前記走査線と重なることが望ましい。
液晶装置において、データ線や走査線が配置された領域は、もともと表示に寄与しない非開口領域(遮光領域)である。したがって、第1電極および第2電極の各連結部の幅方向の少なくとも一部をデータ線や走査線と重なる位置に配置することによって、開口率の低下を最小限に抑えることができる。
また、本発明の第3の液晶装置において、複数の前記画素によって表示領域が構成されており、前記第1画素群および前記第2画素群を前記表示領域の水平方向に対して傾けて配置した構成としても良い。
本発明の第3の液晶装置の構成によれば、複数の画素をずらして配置しているため、それだけでは表示領域の水平方向に延在する直線を表示する場合、あるいは表示領域の垂直方向に延在する直線を表示する場合に直線が斜めになってしまう欠点を持っている。そこで、走査線の延在方向に沿って並ぶ複数の画素を表示領域の水平方向に対して傾けて配置すれば、上記の直線が斜めになることを抑制できる。
また、本発明の第1〜第3の液晶装置に共通する、望ましい構成として、以下のいくつかの点が挙げられる。
前記第1電極の連結部もしくは前記第2電極の連結部の少なくともいずれか一方の一部が、前記電極部側から窄まった形状をなしていることが望ましい。
第1電極(もしくは第2電極)の連結部の一部を電極部側から窄まった形状とすることによって、第1電極、第2電極のいずれか一方の電極の連結部を他方の電極の隣り合う2つの連結部の間に嵌め込みやすくなり、本発明特有の設計が容易になる。また、透過率低下領域の面積をより小さくでき、開口率をさらに向上させることができる。
また、前記データ線もしくは前記走査線のいずれか一方の配線の延在方向に沿って隣り合う複数の前記第1電極が、連続した電極パターンで構成されたものとしても良い。
この構成によれば、複数の第1電極に共通電位を安定して供給することができる。
また、前記一方の基板上に、共通電位が供給される共通電位配線が設けられ、前記第1電極と前記共通電位配線とが、各前記画素毎に対応して設けられたコンタクトホールを介して電気的に接続される構成としても良い。
この構成によれば、第1電極が画素毎に孤立していたとしても、引き回し配線等を要することなく、共通電位配線を通じて第1電極に共通電位を供給することができる。また、もともと共通電位が供給される配線(例えば容量線等)を有効利用しており、第1電極に共通電位を供給するための他の配線を形成しなくて済むので、開口率の向上を図ることができる。
さらに、隣り合う複数の第1電極を連続した電極パターンとする上述の構成と、第1電極と共通電位配線をコンタクトホールを介して電気的に接続する上述の構成を併用した場合には、いずれか一方の接続構造が不良となった場合でも他方の接続構造で電気的接続を確保できるため、これら2つで冗長構造を実現でき、高い信頼性を有する液晶装置を提供することができる。
また、前記第1電極、前記第2電極の少なくとも一方が透明導電材料で構成されることが望ましい。
この構成によれば、第1電極、第2電極の直上も表示に寄与させることができ、開口率をさらに高めることができる。
本発明のプロジェクタは、光源と、前記光源から射出された光を変調する本発明の液晶装置を含む光変調手段と、前記光変調手段によって変調された光を投射する投射手段と、を有することを特徴とする。
上記本発明の液晶装置を光変調手段として備えたことによって、明るい画像表示が可能なプロジェクタを実現することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施の形態を図1〜図6を参照しつつ説明する。
本実施形態の液晶装置は、プロジェクタの液晶ライトバルブ用途を想定したIPS方式の透過型液晶装置の例である。
図1は、本実施形態の液晶装置を各構成要素とともに対向基板の側から見た平面図である。図2は、図1のH−H’線に沿う断面図である。図3は、同液晶装置の等価回路図である。図4、図5は、同液晶装置を構成するTFTアレイ基板の隣り合う複数の画素の平面図である。ただし、各構成要素を見やすくするため、図4は画素電極および共通電極が形成された層よりも下層側の構成要素のみを示し、図5は画素電極および共通電極のパターンを中心に示している。また、図6は、図4と図5を重ねた状態におけるA−A’線に沿う断面図である。なお、各図面においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせてある。
図1および図2に示すように、本実施形態の液晶装置1は、TFTアレイ基板2と対向基板3とがシール材4によって貼り合わされ、このシール材4によって区画された領域内に液晶層5が封入されている。液晶層5は、負の誘電率異方性を有する液晶材料から構成されている。シール材4の形成領域の内側の領域には、遮光性材料からなる遮光膜(周辺見切り)6が形成されている。シール材4の外側の周辺回路領域には、データ線駆動回路7および外部回路実装端子8がTFTアレイ基板2の一辺に沿って形成されており、この一辺に隣接する2辺に沿って走査線駆動回路9が形成されている。TFTアレイ基板2の残る一辺には、表示領域の両側に設けられた走査線駆動回路9の間を接続するための複数の配線10が設けられている。また、対向基板3の角部においては、TFTアレイ基板2と対向基板3との間で電気的導通をとるための基板間導通材11が配設されている。
なお、表示領域Rの水平方向を矢印H、表示領域Rの垂直方向を矢印Vで表す。水平方向Hは矩形状の表示領域Rの一辺(図1における横方向の辺)に沿う方向であり、垂直方向Vは前記一辺に隣り合う一辺(図1における縦方向の辺)に沿う方向である。
図3は、本実施形態の液晶装置の等価回路図である。液晶装置の表示領域を構成すべくマトリクス状に配置された複数の画素には、画素電極13がそれぞれ形成されている。また、画素電極13の側方には、当該画素電極13への通電制御を行うための画素スイッチング素子であるTFT14が形成されている。このTFT素子のソースには、データ線15が電気的に接続されている。各データ線15には画像信号S1、S2、…、Snがそれぞれ供給される。なお画像信号S1、S2、…、Snは、各データ線15に対してこの順に線順次で供給してもよく、相隣接する複数のデータ線15に対してグループ毎に供給してもよい。
また、TFT14のゲートには、走査線16が電気的に接続されている。走査線16には、所定のタイミングでパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmが供給される。なお、走査信号G1、G2、…、Gmは、各走査線16に対してこの順に線順次で印加される。また、TFT14のドレインには、画素電極13が電気的に接続されている。そして、走査線16から供給された走査信号G1、G2、…、Gmにより、スイッチング素子であるTFT14を一定期間だけオン状態にすると、データ線15から供給された画像信号S1、S2、…、Snが、各画素の液晶に所定のタイミングで書き込まれる。
液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、画素電極13と後述する共通電極との間に形成される液晶容量で一定期間保持される。なお、保持された画像信号S1、S2、…、Snがリークするのを防止するため、画素電極13と容量配線17との間に蓄積容量18が形成され、液晶容量と並列に配置されている。このように、液晶に電圧信号が印加されると、印加された電圧レベルにより液晶分子の配向状態が変化する。これにより、液晶に入射した光が変調されて階調表示がなされる。
図4および図5に示すように、TFTアレイ基板2上には、複数のデータ線15と複数の走査線16とが格子状に設けられており、これらデータ線15と走査線16とに囲まれた領域に対応する複数の画素20がマトリクス状に設けられている。そして、各画素20に対応して画素電極13(第2電極)と共通電極21(第1電極)とが設けられている。データ線15は、後述するようにアルミニウム膜等を含む積層構造を有し、走査線16は、例えば導電性のポリシリコン膜等から構成されている。走査線16は、半導体層22のうち、図4中に右上がりの斜線領域で示したチャネル領域22aに対向するゲート電極23にコンタクトホール24を介して電気的に接続されており、ゲート電極23のパターンは走査線16のパターンの内側に含まれる形となっている。そして、ゲート電極23とデータ線15との交差する箇所には、チャネル領域22a上にゲート電極23が対向配置された画素スイッチング素子であるTFT14が設けられている。
液晶装置1は、図6に示すように、例えば石英基板、ガラス基板、シリコン基板等の基板26を有するTFTアレイ基板2と、例えばガラス基板、石英基板等の基板27を有する対向基板3とを備えている。TFTアレイ基板2上には、画素電極13と共通電極21とが設けられており、その上層側にはラビング処理等の所定の配向処理が施された配向膜28が設けられている。画素電極13は、例えばインジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide, 以下、ITOと略記する)等の透明導電性材料から構成されている。他方、対向基板3上には、ラビング処理等の所定の配向処理が施された配向膜29が設けられている。TFTアレイ基板2と対向基板3との間には、前述のシール材4(図1および図2参照)により囲まれた空間に液晶が封入され、液晶層5が形成されている。液晶層5は、電界が印加されていない状態で配向膜28,29により所定の初期配向状態をとる。
TFTアレイ基板10上には、上述の画素電極13、共通電極21、配向膜28の他、これらを含む各種の構成要素が積層構造をなして備えられている。以下の説明では、図6において下から順に、走査線16を含む層を「第1層」、ゲート電極23、TFT14等を含む層を「第2層」、蓄積容量18を含む層を「第3層」、データ線15等を含む層を「第4層」、容量配線17等を含む層を「第5層」、画素電極13、共通電極21、および配向膜28等を含む層を「第6層(最上層)」と称する。また、第1層と第2層との間には下地絶縁膜31、第2層と第3層との間には第1層間絶縁膜32、第3層と第4層との間には第2層間絶縁膜33、第4層と第5層との間には第3層間絶縁膜34、第5層と第6層との間には第4層間絶縁膜35がそれぞれ設けられており、前述の各要素間の短絡を防止している。また、これら各種の絶縁膜31,32,33,34,35には、上下の導電層間を電気的に接続するコンタクトホール等も設けられている。以下では、これらの各要素について、下から順に説明を行う。なお、前述の層のうち、第1層から第4層までを下層部分として図4に図示しており、第5層、第6層を上層部分として図5に図示している。
(積層構造・第1層の構成:走査線等)
第1層には、例えば、Ti、Cr、W、Ta、Mo等の高融点金属のうちの少なくとも一つを含む、金属単体、合金、金属シリサイド、ポリシリサイド、これらの積層体、あるいは導電性ポリシリコン等からなる走査線16が設けられている。この走査線16は、平面的に見て、図4の水平方向に沿うように、ストライプ状にパターニングされている。より詳しく見ると、ストライプ状の走査線16は、図4の水平方向に沿うように延びる本線部と、データ線15が延在する図4の垂直方向に延びる突出部とを備えている。なお、隣り合う走査線16から延びる突出部は相互に接続されることはなく、したがって、走査線16は1本ずつ分断された形となっている。
(積層構造・第2層の構成:TFT等)
第2層として、ゲート電極23を含むTFT14が設けられている。TFT14は、例えばnチャネル型TFTとして形成され、図6に示すように、チャネル領域22a、低濃度ソース領域22b、高濃度ソース領域22c、低濃度ドレイン領域22d、高濃度ドレイン領域22eからなるLDD構造を有している。TFT14の半導体層22は、例えばポリシリコン膜により形成されている。なお、TFT14は、図6に示したようなLDD構造を持つことが好ましいが、低濃度ソース領域22bおよび低濃度ドレイン領域22dに不純物の打ち込みを行わないオフセット構造であってもよい。もしくは、ゲート電極23をマスクとして高濃度で不純物を打ち込み、自己整合的に高濃度ソース領域および高濃度ドレイン領域を形成するセルフアライン型のTFTであってもよい。
また、この第2層に、上述のゲート電極23と同一の材料からなる第1中継電極37が形成されている。第1中継電極37は、平面的に見て、図4に示すように、各画素20の水平方向に延びる一辺の略中央に位置するように、島状に形成されている。第1中継電極37とゲート電極23とは、例えば導電性ポリシリコン膜等から形成されている。また、TFTアレイ基板2上において、TFT14の半導体層22より下層側で、かつ、下地絶縁膜31より上層側に、平面的に見て後述のコンタクトホール39に重なる位置にシート層38が形成されている。
(積層構造・第1層と第2層との層間の構成:下地絶縁膜)
以上説明した走査線16の上層側、かつ、TFT14の下層側には、例えばシリコン酸化膜等からなる下地絶縁膜31が設けられている。下地絶縁膜31は、走査線16からTFT14を絶縁する機能の他、基板26の全面に形成されることにより、基板26の表面研磨時における荒れや、洗浄後に残る汚れ等によるTFT14の特性変動を防止する機能を有している。
この下地絶縁膜31には、平面的に見て図4に示す半導体層22の両側方に、データ線15に沿って延びる半導体層22のチャネル長の方向に沿ったコンタクトホール24が形成されており、ゲート電極23の一部がコンタクトホール24の内部を埋めるように形成されている。すなわち、ゲート電極23には、これと一体的に形成された側壁部23bが延設された形態になっている。これにより、TFT14の半導体層22は、図4に示したように、平面的に見て側方から覆われ、少なくともこの部分からの光の入射が抑制される構成になっている。また、側壁部23bは、コンタクトホール24を埋めるように形成されるとともに、その下端が走査線16と接している。これにより、走査線16とゲート電極23とが電気的に接続されている。走査線16は、上述のようにストライプ状に形成されていることから、1つの行に存在するゲート電極23は常に同電位となる。
(積層構造・第3層の構成:蓄積容量等)
第3層には、蓄積容量18が設けられている。蓄積容量18は、TFT14の高濃度ドレイン領域22eと画素電極13とに電気的に接続された下部電極41と容量電極42とが、誘電体膜43を介して対向配置されて構成されている。蓄積容量18によって、画素電極13における電位保持特性を顕著に高めることが可能となる。また、本実施形態の蓄積容量18は、図4の平面図に示すように、表示領域にかからないように形成されているため(換言すれば、画素20間の遮光領域内に収まるように形成されているため)、画素開口率を低下させることがなく、明るい画像を表示することが可能となる。
より詳細には、下部電極41は、例えば導電性のポリシリコン膜で形成され、画素電位側容量電極として機能する。なお、下部電極41は金属または合金を含む単層膜、または多層膜から構成してもよい。また、下部電極41は、画素電位側容量電極としての機能の他、画素電極13とTFT14の高濃度ドレイン領域22eとを中継接続する機能を持っている。この中継接続は、下部電極41の他、前述の第1中継電極37を介して行われている。
容量電極42は蓄積容量18の固定電位側容量電極として機能する。本実施形態においては、固定電位とされた容量配線17と容量電極42とが電気的に接続されることにより、容量電極42が固定電位とされている。また、容量電極42は、Ti、Cr、W、Ta、Mo等の高融点金属のうちの少なくとも一つを含む、金属単体、合金、金属シリサイド、ポリシリサイド、これらの積層体、あるいはタングステンシリサイドから形成されている。この種の金属材料で構成されることにより、容量電極42はTFT14に上側から入射しようとする光を遮る機能を有する。
誘電体膜43は、例えば膜厚5〜200nm程度の比較的薄いHTO(High Temperature Oxide)膜、LTO(Low Temperature Oxide)膜等の酸化シリコン膜、あるいは窒化シリコン膜等から構成されている。本実施形態の場合、誘電体膜43は、下層に酸化シリコン膜43a、上層に窒化シリコン膜43bというように2層構造を有している。上層の窒化シリコン膜43bは画素電位側容量電極の下部電極41より少し大きなサイズにパターニングされ、遮光領域(非開口領域)内で収まるように形成されている。なお、本実施形態では、誘電体膜43は、2層構造を有しているが、場合によっては、例えば酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜というような3層構造や、あるいはそれ以上の積層構造を有するように構成してもよい。勿論、単層構造としてもよい。
(積層構造、第2層と第3層との層間の構成:第1層間絶縁膜)
以上説明したTFT14、ゲート電極23、および第1中継電極37の上層側で、かつ、蓄積容量18の下層側には、例えばNSG(ノンシリケートガラス)、PSG(リンシリケートガラス)、BSG(ボロンシリケートガラス)、BPSG(ボロンリンシリケートガラス)等のシリケートガラス膜、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜からなる第1層間絶縁膜32が形成されている。
第1層間絶縁膜32には、TFT14の高濃度ソース領域22cとデータ線15とを電気的に接続するコンタクトホール39が、第2層間絶縁膜33の表面から第2層間絶縁膜33、第1層間絶縁膜32を貫通して、半導体層22の表面に至るように開孔されている。また、第1層間絶縁膜32には、TFT14の高濃度ドレイン領域22eと蓄積容量18を構成する下部電極41とを電気的に接続するコンタクトホール45が開孔されている。さらに、第1層間絶縁膜32には、蓄積容量18を構成する下部電極41と第1中継電極37とを電気的に接続するコンタクトホール46が開孔されている。さらに加えて、第1層間絶縁膜32には、第1中継電極37と後述する第2中継電極47とを電気的に接続するコンタクトホール48が、第2層間絶縁膜33、第1層間絶縁膜32を貫通して開孔されている。
(積層構造・第4層の構成:データ線等)
第4層には、第2層間絶縁膜33の表面から、コンタクトホール39の側壁、およびコンタクトホール39の底部に露出したTFT14の半導体層22の表面に連続的に形成されたデータ線15が設けられている。データ線15は、図6に示すように、下層より順に、アルミニウム層15a、窒化チタン層15b、窒化シリコン層15cの3層構造で形成されている。窒化シリコン層15cは、その下層のアルミニウム層15aと窒化チタン層15bを覆うように少し大きなサイズにパターニングされている。また、第4層には、データ線15と同一の材料の3層構造で容量配線用中継層49と第2中継電極47とが形成されている。
(積層構造・第3層と第4層との層間の構成:第2層間絶縁膜)
以上説明した蓄積容量18の上層側、かつ、データ線15の下層側には、例えばNSG、PSG、BSG、BPSG等のシリケートガラス膜、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜等、からなる第2層間絶縁膜33が形成されている。第2層間絶縁膜33には、TFT14の高濃度ソース領域22cとデータ線15とを電気的に接続するコンタクトホール39が開孔されているとともに、容量配線用中継層49と蓄積容量18の容量電極42とを電気的に接続するコンタクトホール50が開孔されている。さらに、第2層間絶縁膜33には、第2中継電極47と第1中継電極37とを電気的に接続するコンタクトホール48が形成されている。
(積層構造・第5層の構成:容量配線等)
第5層には、容量配線17が形成されている。容量配線17は、複数の画素が配置された液晶装置1の画像表示領域からその周囲に延設され、所定の定電位源と電気的に接続されることで固定電位とされている。また、第5層には、このような容量配線17と同一の材料で第3中継電極52が形成されている。第3中継電極52は、後述のコンタクトホール53,54を介して第2中継電極47と画素電極13との間の電気的接続を中継する。容量配線17および第3中継電極52は、下層にアルミニウム層、上層に窒化チタン層の2層構造を有している。
(積層構造・第4層と第5層との間の構成:第3層間絶縁膜)
データ線15の上層側、かつ、容量配線17の下層側には、NSG、PSG、BSG、BPSG等のシリケートガラス膜、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜等からなる第3層間絶縁膜34が形成されている。第3層間絶縁膜34には、容量配線17と容量配線用中継層49とを電気的に接続するコンタクトホール55、および、第3中継電極52と第2中継電極47とを電気的に接続するコンタクトホール53がそれぞれ開孔されている。
(積層構造・第6層、第5層と第6層との層間の構成:画素電極、共通電極等)
第6層には、画素電極13と共通電極21とが形成され、これら画素電極13上および共通電極21上に配向膜28が形成されている。画素電極13、共通電極21の下層側には、NSG、PSG、BSG、BPSG等のシリケートガラス膜、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜等からなる第4層間絶縁膜35が形成されている。第4層間絶縁膜35には、画素電極13と第3中継電極52との間を電気的に接続するコンタクトホール54が開孔されている。すなわち、図5に示すコンタクトホール54は、画素電極13と第3中継電極52とが重なる領域に形成されている。画素電極13とTFT14とは、コンタクトホール54、第3中継電極52、コンタクトホール53、第2中継電極47、コンタクトホール48、第1中継電極37、コンタクトホール46、下部電極41、コンタクトホール45を介して電気的に接続される。
また、第4層間絶縁膜35には、共通電極21と容量配線17(共通電位配線)との間を電気的に接続するコンタクトホール56が開孔されている。すなわち、図5に示すコンタクトホール56は、共通電極21と容量配線17とが重なる領域に形成されている。これにより、共通電極21と容量配線17とはコンタクトホール56を介して電気的に接続され、共通電極21に容量配線17を通じて共通電位(固定電位)が供給される。換言すると、共通電極21には固定電位を供給する必要があるが、本実施形態の構成によれば、共通電極21の下層側に固定電位が供給される容量配線17が通っているため、この容量配線17を利用して共通電極21に固定電位を供給しようという構成である。なお、本実施形態においては、容量配線17を利用して共通電極21に固定電位を供給する構成としたが、容量配線17以外にも固定電位が供給可能な配線があればそれを利用しても良い。
一方、対向基板3側は、基板27上に走査線16に沿う方向に延在するブラックマトリクス58(遮光層、図5参照)が形成され、ブラックマトリクス58を覆うように配向膜29が形成されている。本実施形態の液晶装置1はIPS方式の液晶装置であるから、対向基板3側には液晶駆動用の電極を有していない。本実施形態のブラックマトリクス58は走査線16に沿う方向にのみ延在するようにストライプ状に形成されているが、データ線15に沿う方向に関してはデータ線15や容量配線17が金属で形成されているため、データ線15や容量配線17が遮光層として機能する。したがって、ブラックマトリクス58はストライプ状であっても、各画素20の4辺ともに遮光膜で取り囲まれた状態となる。また、TFTアレイ基板2、対向基板3双方の配向膜28,29は、ポリイミド等の有機配向膜を用いても良いが、プロジェクタの液晶ライトバルブ用として高輝度の光が照射されることを考慮すると、耐光性の高いシリコン酸化膜等の無機配向膜を用いることが望ましい。
(画素電極と共通電極の構成)
次に、本実施形態の最大の特徴点である画素電極13と共通電極21の構成について、図5を用いて説明する。
図5に示すように、画素電極13は、2本の帯状電極部13a(電極部)と、2本の帯状電極部13a間を連結する連結部13bとを有し、いわゆるU字状に形成されている。ここでは、画素電極13の各部を帯状電極部、連結部と分けて呼ぶが、実際には一体の電極パターンであり、例えばインジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide, 以下、ITOと略記する)等の透明導電材料で形成されている。2本の帯状電極部13aは、データ線15(図5では図示略)および走査線16に対して斜めに交差する方向に延在し、互いに平行に配置されている。本実施形態の場合、帯状電極部13aの延在方向と走査線16の延在方向とのなす角度は70°に設定されている。画素電極13は、図5における各帯状電極部13aの下端側で連結部13bと連結されており、各帯状電極部13aの上端側が開放端となっている。
一方、共通電極21も画素電極13と同様、2本の帯状電極部21aと、2本の帯状電極部21a間を連結する連結部21bとを有し、U字状に形成されている。共通電極21もITO等の透明導電材料で形成された一体のパターンである。2本の帯状電極部21aは、走査線16の延在方向に対して70°の角度をなすように互いに平行に延在している。共通電極21は、画素電極13とは逆に、図5における各帯状電極部21aの上端側で連結部21bと連結されており、各帯状電極部21aの下端側が開放端となっている。画素電極13や共通電極21をITO等の透明導電材料で形成したことによって、これら電極13,21の帯状電極部13a,21aの直上もある程度表示に寄与させることができるため、開口率をより高めることができる。
画素電極13の2本の帯状電極部13aの間に共通電極21の1本の帯状電極部21aが配置され、共通電極21の2本の帯状電極部21aの間に画素電極13の1本の帯状電極部13aが配置されている。すなわち、U字状の画素電極13と共通電極21とが噛み合うように配置されており、走査線16の延在方向に沿って見ると、画素電極13の帯状電極部13aと共通電極21の帯状電極部21aとが1本ずつ交互に配置されている。画素電極13の2本の帯状電極部13aの大部分は、ブラックマトリクス58が開口した各画素20の光透過領域内に位置している。その一方、共通電極21の2本の帯状電極部21aのうち、1本の帯状電極部21a(図5における左側の帯状電極部21a)の大部分は各画素20の光透過領域内に位置するが、残りの1本の帯状電極部21a(図5における右側の帯状電極部21a)はデータ線15(図5では図示略)や容量配線17等と交差し、走査線16の延在方向に沿って隣り合う2つの画素20に跨って配置されている。
本実施形態の場合、画素電極13と共通電極21とでは、2本の帯状電極部13a,21aの開放端が互いに逆向きとなるように配置されている。そして、画素電極13、共通電極21双方の連結部13b,21bの配置に着目すると、画素電極13の連結部13bと共通電極21の連結部21bは、互いに平行にデータ線15の延在方向に沿って並んで配置されているのではなく(U字状の画素電極13と共通電極21とが背中合わせになるように配置されているのではなく)、走査線16の延在方向に沿って交互に配置され、かつ、各連結部13b,21bの一部が走査線16に沿った同一直線上に並ぶように配置されている。
すなわち、データ線15の延在方向に隣り合う複数の行を見たときに、ある任意の行(図5の2行の画素のうちの例えば上側の行)において走査線16の延在方向に並ぶ画素電極13の配置と、その行に隣り合う行(図5の例えば下側の行)において走査線16の延在方向に並ぶ画素電極13の配置とは、走査線16の延在方向に画素電極13の半ピッチ分ずれている。同様に、任意の行において走査線16の延在方向に並ぶ共通電極21の配置と、それに隣り合う行において走査線16の延在方向に並ぶ共通電極21の配置とは、走査線16の延在方向に共通電極21の半ピッチ分だけずれている。なお、本実施形態における各部の寸法は、一例として、画素20のピッチが12μm×12μm、帯状電極部13a,21aの幅が1μm(画素電極13と共通電極21で同一)、帯状電極部13a,21aのピッチが3μmである。
また、画素電極13、共通電極21ともに、各帯状電極部13a,21aと連結部13b,21bとの接続部分に着目すると、帯状電極部13a,21aと連結部13b,21bとが70°の角度で直線的に1回だけ折れ曲がっているのではなく、帯状電極部13a,21aの延在方向と連結部13b,21bの延在方向に対して鈍角の角度をなす斜めの部分を有しており、本実施形態の例で言えば、帯状電極部13a,21aと連結部13b,21bとが略125°の角度で2回折れ曲がった形状となっている。すなわち、画素電極13および共通電極21の外形は、帯状電極部13a,21aの開放端側から前記接続部分側に向けて狭まった形状となっている。
以上、画素電極13と共通電極21の位置関係と、各帯状電極部13a,21aと連結部13b,21bとの接続部分の形状とを工夫したことによって、任意の行の1つの画素電極13の連結部13bを、その行と隣り合う行の2つの共通電極21の連結部21bの間のスペースに割り込ませるように配置することができる。また、その逆に、任意の行の1つの共通電極21の連結部21bを、その行と隣り合う行の2つの画素電極13の連結部13bの間のスペースに割り込ませるように配置することができる。その結果、上述したように、画素電極13の連結部13bと共通電極21の連結部21bが、走査線16の延在方向に沿って交互に配置され、かつ、各連結部13b,21bの一部が同一直線上に並ぶように配置されることとなる。言い換えると、1本の走査線16に対応する複数の画素を画素群と呼び、データ線15の延在方向に隣り合う2つの画素群をそれぞれ「第1画素群」、「第2画素群」としたとき、第2画素群に対応する1つの画素電極13の連結部13bの少なくとも一部が、第1画素群に対応する2つの共通電極21の連結部21bの間に配置されている。また、第2画素群に対応する1つの共通電極21の連結部21bの少なくとも一部が、第1画素群に対応する2つの画素電極13の連結部13bの間に配置されている。
本実施形態の液晶装置1において、TFTアレイ基板2と対向基板3の外側には偏光板(図示せず)がそれぞれ設けられている。これら一対の偏光板は、偏光軸がデータ線15あるいは走査線16の延在方向と平行になるように配置され、偏光軸同士が互いに直交するように配置(クロスニコル配置)されている。また、TFTアレイ基板2、対向基板3の双方の配向膜28,29の配向方向はいずれかの偏光板の偏光軸の方向に一致している。したがって、液晶層5に電界が生じていない状態において液晶分子の配向方向は偏光板の偏光軸の方向に一致しており、暗(黒)表示となる(ノーマリーブラックモード)。次に、画素電極13に対して画像信号に応じた電圧(例えば5V)を印加すると、液晶層5に基板面に略平行な横電界が印加され、液晶分子の配向方向が基板面に略平行な面内で所定の角度だけ回転するため、その角度に応じて光透過率が変調され、所定の階調の明(白)表示が得られる。
例えば、電圧無印加時に液晶分子の配向方向が走査線16の延在方向に対して平行であったとすると、本実施形態の場合、各電極13,21の帯状電極部13a,21aが走査線16に対して70°の角度をなすように配置されているため、帯状電極部13a,21aに対して垂直な方向に横電界が生じたとすると、その横電界の方向は走査線16に対して20°の傾きを持つ。この場合、電圧無印加時の液晶分子の配向方向と横電界の方向が20°の角度をなすことになり、横電界の方向に規制されて液晶層5中の液晶分子が同じ向きに回転する。そのため、液晶の配向乱れ(ディスクリネーション)が生じない。このように、本実施形態の構成によれば、偏光板の偏光軸をデータ線、走査線の延在方向と平行にするという一般的な偏光板の配置を採用しても、配向乱れに起因する表示不良が抑えられ、良好な表示が得られる。
本実施形態の液晶装置1においては、画素電極13および共通電極21の帯状電極部13a,21aが互いに平行に配置され、これら電極部が対向している個所では液晶層5に均一な横電界が生じ、正常な明表示が得られる。その反面、各電極13,21の連結部13b,21bの直上、および帯状電極部13a,21aと連結部13b,21bとが対向する個所では均一な横電界が生じないため、明表示時に光の透過率が低下してしまう。しかしながら、本実施形態の液晶装置1によれば、走査線16の延在方向に沿って画素電極13の連結部13bと共通電極21の連結部21bを交互に配置し、かつ、画素電極13および共通電極21の各連結部13b,21bの幅方向の一部を同一直線上に並ぶように配置したことによって、透過率が低下する領域の面積を従来に比べて小さくでき、開口率を向上させることができる。その結果、明るい表示が可能な液晶装置を実現することができる。
本実施形態においては、画素電極13および共通電極21の連結部13b,21bが走査線16と重なる位置に配置されているが、走査線16が配置された位置はもともとブラックマトリクス58によって遮光される領域であるため、開口率の低下を最小限に抑えることができる。また、画素電極13および共通電極21の帯状電極部13a,21aをデータ線15や走査線16に対して斜め方向に延在させたこと、各帯状電極部13a,21aと連結部13b,21bとの接続部分の角の形状を斜めにしたことによって、画素電極13、共通電極21のうちの一方の連結部を他方の連結部の間に嵌め込むように配置する設計が比較的容易に実現できる。さらに、共通電極21の一方の帯状電極部21aをデータ線15と斜めに交差させ、走査線16の延在方向に沿って隣り合う2つの画素20に跨って配置したため、この帯状電極部21aがこれら2つの画素20で共有の共通電極として機能する。これにより、画素20の周縁部を表示に有効利用でき、開口率の更なる向上を図ることができる。
本実施形態においては、共通電極13と容量配線17とをコンタクトホール56を介して電気的に接続したため、共通電極13が画素20毎に分離していても、容量配線17を通じて共通電極13に固定電位を供給することができる。もともと固定電位が供給される容量配線17を有効利用しており、共通電位供給用の他の配線を形成しなくて済むので、開口率の向上を図ることができる。
[第2の実施の形態]
以下、本発明の第2の実施の形態を図7を参照しつつ説明する。
本実施形態の液晶装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、共通電極の構成が異なるのみである。よって、以下では、図7の平面図を用いて第1実施形態と異なる部分のみを説明し、それ以外の共通部分の説明は省略する。なお、図7において図1と共通の構成要素には同一の符号を付す。
本実施形態においては、図7に示すように、共通電極21の2本の帯状電極部21aのうち、一方の帯状電極部21aの開放端側がより長く延在し、データ線15の延在方向で隣り合う共通電極21の連結部21bと接続されている。したがって、本実施形態の場合、第1実施形態のように共通電極21が画素毎に孤立しておらず、データ線15の延在方向に並ぶ複数の画素20に対応する複数の共通電極21が全て一体の連続した電極パターンとなっている。この電極パターンはTFTアレイ基板2における画像表示領域の外側にまで引き回され、共通電位に固定される構成となっている。その他、画素電極13等の構成は第1実施形態と同一である。
本実施形態の構成によれば、データ線15の延在方向に並ぶ複数の共通電極21が電気的に接続されたことによって、これら複数の共通電極21に共通電位を安定して供給することができる。特に本実施形態では、上記の構成と、第1実施形態で説明した共通電極21と容量配線17をコンタクトホール56を介して電気的に接続することで容量配線17を通じて共通電位を供給する構成を併用しているため、いずれか一方の接続構造が不良となった場合でも他方の接続構造で電気的接続を確保でき、冗長構造が実現できるとともに高い信頼性を有する液晶装置を提供することができる。
[第3の実施の形態]
以下、本発明の第3の実施の形態を図10、図11を参照しつつ説明する。
本実施形態の液晶装置の基本構成は第1実施形態と同様であるが、画素の配置とそれに伴う各電極の形状が異なっている。
図10、図11は、本実施形態の液晶装置を構成するTFTアレイ基板の隣り合う複数の画素の平面図である。ただし、各構成要素を見やすくするため、図10は画素電極および共通電極が形成された層よりも下層側の構成要素のみを示し、図11は画素電極および共通電極のパターンを中心に示している。
以下では、図10、図11の平面図を用いて第1実施形態と異なる部分のみを説明し、それ以外の共通部分の説明は省略する。液晶装置の断面構造についても第1実施形態と同様である。なお、図10、図11において図4、図5と共通の構成要素には同一の符号を付す。
図10および図11に示すように、TFTアレイ基板2上には、複数のデータ線15と複数の走査線16とが格子状に設けられており、これらデータ線15と走査線16とに囲まれた領域に対応する複数の画素20がマトリクス状に設けられている。本実施形態の場合、図10に示すように、データ線15の延在方向に隣り合う複数の行を見たときに、ある任意の行(図10の2行の画素のうちの例えば上側の行)において走査線16の延在方向に並ぶ画素20の配置と、その行に隣り合う行(図10の例えば下側の行)において走査線16の延在方向に並ぶ画素20の配置とは、走査線16の延在方向に画素20の略1/4ピッチ分ずれている。そして、各行毎に走査線16の延在方向に1/4ピッチずつずれた画素20の各々に対応して画素電極13(第2電極)と共通電極21(第1電極)とが設けられている。すなわち、1本の走査線16に対応する複数の画素を画素群と呼び、データ線15の延在方向に隣り合う2つの画素群をそれぞれ「第1画素群」、「第2画素群」としたとき、第1画素群と第2画素群とを複数の画素が配列する方向にずらして配置している。
データ線15は、アルミニウム膜等を含む積層構造を有し、走査線16は、例えば導電性のポリシリコン膜等から構成されている。走査線16は、半導体層22のうち、図10中に右上がりの斜線領域で示したチャネル領域22aに対向するゲート電極23にコンタクトホール24を介して電気的に接続されており、ゲート電極23のパターンは走査線16のパターンの内側に含まれる形となっている。そして、ゲート電極23とデータ線15との交差する箇所には、チャネル領域22a上にゲート電極23が対向配置された画素スイッチング素子であるTFT14が設けられている。
(画素電極と共通電極の構成)
次に、本実施形態の最大の特徴点である画素電極13と共通電極21の構成について、図11を用いて説明する。
図11に示すように、画素電極13は、2本の帯状電極部13a(電極部)と、2本の帯状電極部13a間を連結する連結部13bとを有し、いわゆるU字状に形成されている。本明細書では、画素電極13の各部を帯状電極部、連結部と分けて呼ぶが、実際には一体の電極パターンであり、例えばインジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide, 以下、ITOと略記する)等の透明導電材料で形成されている。2本の帯状電極部13aは、データ線15(図11では図示略)に対して平行に延在し、互いに平行に配置されている。画素電極13は、図11における各帯状電極部13aの下端側で連結部13bと連結されており、各帯状電極部13aの上端側が開放端となっている。
一方、共通電極21も画素電極13と同様、2本の帯状電極部21aと、2本の帯状電極部21a間を連結する連結部21bとを有し、U字状に形成されている。共通電極21もITO等の透明導電材料で形成された一体のパターンである。2本の帯状電極部21aは、データ線15の延在方向に対して平行、かつ、互いに平行に延在している。共通電極21は、画素電極13とは逆に、図11における各帯状電極部21aの上端側で連結部21bと連結されており、各帯状電極部21aの下端側が開放端となっている。画素電極13や共通電極21をITO等の透明導電材料で形成したことによって、これら電極13,21の帯状電極部13a,21aの直上もある程度表示に寄与させることができるため、開口率をより高めることができる。
画素電極13の2本の帯状電極部13aの間に共通電極21の1本の帯状電極部21aが配置され、共通電極21の2本の帯状電極部21aの間に画素電極13の1本の帯状電極部13aが配置されている。すなわち、U字状の画素電極13と共通電極21とが噛み合うように配置されており、走査線16の延在方向に沿って見ると、画素電極13の帯状電極部13aと共通電極21の帯状電極部21aとが1本ずつ交互に配置されている。画素電極13の2本の帯状電極部13aの大部分は、ブラックマトリクス58が開口した各画素20の光透過領域内に位置している。その一方、共通電極21の2本の帯状電極部21aのうち、1本の帯状電極部21a(図11における左側の帯状電極部21a)の大部分は各画素20の光透過領域内に位置するが、残りの1本の帯状電極部21a(図11における右側の帯状電極部21a)はデータ線15(図11では図示略)や容量配線17等と平面的に重なっており、光透過領域の外側に位置する。
本実施形態の場合、画素電極13と共通電極21とでは、2本の帯状電極部13a,21aの開放端が互いに逆向きとなるように各画素20に対応して配置されている。そして、画素電極13、共通電極21双方の連結部13b,21bの配置に着目すると、画素電極13の連結部13bと共通電極21の連結部21bは、互いに平行にデータ線15の延在方向に沿って並んで配置されているのではなく(U字状の画素電極13と共通電極21とが背中合わせになるように配置されているのではなく)、走査線16の延在方向(画素群を構成する複数の画素の配列方向)に沿って交互に配置され、かつ、各連結部13b,21bの幅方向の一部が同一直線上に並ぶように配置されている。データ線15に沿って並ぶ2つの画素20を1/4ピッチずつずらして配置したことによって、このような配置を採ることができる。
すなわち、データ線15の延在方向に隣り合う複数の行を見たときに、ある任意の行(図11の2行の画素のうちの例えば上側の行)において走査線16の延在方向に並ぶ画素電極13の配置と、その行に隣り合う行(図11の例えば下側の行)において走査線16の延在方向に並ぶ画素電極13の配置とは、走査線16の延在方向(画素群を構成する複数の画素の配列方向)に画素電極13の1/4ピッチ分ずれている。同様に、任意の行において走査線16の延在方向に並ぶ共通電極21の配置と、それに隣り合う行において走査線16の延在方向に並ぶ共通電極21の配置とは、走査線16の延在方向に共通電極21の1/4ピッチ分だけずれている。なお、本実施形態における各部の寸法は、一例として、画素20のピッチが12μm×12μm、帯状電極部13a,21aの幅が1μm(画素電極13と共通電極21で同一)、帯状電極部13a,21aのピッチが3μmである。
また、画素電極13、共通電極21ともに、各帯状電極部13a,21aと連結部13b,21bとの接続部分に着目すると、帯状電極部13a,21aと連結部13b,21bとが直角に1回だけ折れ曲がっているのではなく、帯状電極部13a,21aの延在方向と連結部13b,21bの延在方向に対して鈍角の角度をなす斜めの部分を有しており、本実施形態の例で言えば、帯状電極部13a,21aと連結部13b,21bとが2回折れ曲がった形状となっている。すなわち、画素電極13および共通電極21の外形は、帯状電極部13a,21aの開放端側から前記接続部分側に向けて狭まった形状となっている。
以上、画素電極13と共通電極21の位置関係と、各帯状電極部13a,21aと連結部13b,21bとの接続部分の形状とを工夫したことによって、任意の行の1つの画素電極13の連結部13bを、その行と隣り合う行の2つの共通電極21の連結部21bの間のスペースに割り込ませるように配置することができる。また、その逆に、任意の行の1つの共通電極21の連結部21bを、その行と隣り合う行の2つの画素電極13の連結部13bの間のスペースに割り込ませるように配置することができる。その結果、上述したように、画素電極13の連結部13bと共通電極21の連結部21bが、走査線16の延在方向に沿って交互に配置され、かつ、各連結部13b,21bの幅方向の一部が同一直線上に並ぶように配置されることとなる。
本実施形態の液晶装置1において、TFTアレイ基板2と対向基板3の外側には偏光板(図示せず)がそれぞれ設けられている。これら一対の偏光板は、偏光軸がデータ線15あるいは走査線16の延在方向と交差するように配置され、偏光軸同士が互いに直交するように配置(クロスニコル配置)されている。また、TFTアレイ基板2、対向基板3の双方の配向膜28,29の配向方向はいずれかの偏光板の偏光軸の方向に一致している。したがって、液晶層5に電界が生じていない状態において液晶分子の配向方向は偏光板の偏光軸の方向に一致しており、暗(黒)表示となる(ノーマリーブラックモード)。次に、画素電極13に対して画像信号に応じた電圧(例えば5V)を印加すると、液晶層5に基板面に略平行な横電界が生じ、液晶分子の配向方向が基板面に略平行な面内で所定の角度だけ回転するため、その角度に応じて光透過率が変調され、所定の階調の明(白)表示が得られる。
例えば、電圧無印加時に液晶分子の配向方向が走査線16の延在方向に対して鋭角をなしていたとすると、本実施形態の場合、各電極13,21の帯状電極部13a,21aが走査線16に対して垂直に配置されているため、帯状電極部13a,21aに対して垂直な方向に横電界が生じたとすると、その横電界の方向は走査線16の延在方向に平行となる。この場合、電圧無印加時の液晶分子の配向方向と横電界の方向が鋭角をなすことになり、横電界の方向に規制されて液晶層5中の液晶分子が同じ向きに回転する。そのため、液晶の配向乱れ(ディスクリネーション)が生じない。
本実施形態の液晶装置1においては、画素電極13および共通電極21の帯状電極部13a,21aが互いに平行に配置され、これら電極部が対向している個所では液晶層5に均一な横電界が生じ、正常な明表示が得られる。その反面、各電極13,21の連結部13b,21bの直上、および帯状電極部13a,21aと連結部13b,21bとが対向する個所では均一な横電界が生じないため、明表示時に光の透過率が低下してしまう。しかしながら、本実施形態の液晶装置1によれば、走査線16の延在方向に沿って画素電極13の連結部13bと共通電極21の連結部21bを交互に配置し、かつ、画素電極13および共通電極21の各連結部13b,21bの幅方向の一部を同一直線上に並ぶように配置したことによって、透過率が低下する領域の面積を従来に比べて小さくでき、開口率を向上させることができる。その結果、明るい表示が可能な液晶装置を実現することができる。
本実施形態においては、画素電極13および共通電極21の連結部13b,21bが走査線16と重なる位置に配置されているが、走査線16が配置された位置はもともとブラックマトリクス58によって遮光される領域であるため、開口率の低下を最小限に抑えることができる。また、画素電極13および共通電極21を走査線16の延在方向に1/4ピッチずつずらしたこと、各帯状電極部13a,21aと連結部13b,21bとの接続部分の角の形状を斜めにしたことによって、画素電極13、共通電極21のうちの一方の連結部を他方の連結部の間に嵌め込むように配置する設計が比較的容易に実現できる。
本実施形態においては、共通電極13と容量配線17とをコンタクトホール56を介して電気的に接続したため、共通電極13が画素20毎に分離していても、容量配線17を通じて共通電極13に固定電位を供給することができる。もともと固定電位が供給される容量配線17を有効利用しており、共通電位供給用の他の配線を形成しなくて済むので、開口率の向上を図ることができる。
[第4の実施の形態]
以下、本発明の第2の実施の形態を図12を参照しつつ説明する。
本実施形態の液晶装置の基本構成は第3実施形態と同様であり、第3実施形態とは共通電極の構成が異なるのみである。よって、以下では、図12の平面図を用いて第3実施形態と異なる部分のみを説明し、それ以外の共通部分の説明は省略する。なお、図12において図11と共通の構成要素には同一の符号を付す。
本実施形態においては、図12に示すように、共通電極21の2本の帯状電極部21aのうち、一方の帯状電極部21a(図12の例では右側の帯状電極部21a)の開放端側がより長く延在し、データ線15の延在方向で隣り合う共通電極21の連結部21bと接続されている。したがって、本実施形態の場合、第3実施形態のように共通電極21が画素毎に孤立しておらず、データ線15の延在方向に並ぶ複数の画素20に対応する複数の共通電極21が全て一体の連続した電極パターンとなっている。この電極パターンはTFTアレイ基板2における画像表示領域の外側にまで引き回され、共通電位に固定される構成となっている。その他、画素電極13等の構成は第3実施形態と同一である。
本実施形態の構成によれば、データ線15の延在方向に並ぶ複数の共通電極21が電気的に接続されたことによって、これら複数の共通電極21に共通電位を安定して供給することができる。特に本実施形態では、上記の構成と、第1実施形態で説明した共通電極21と容量配線17をコンタクトホール56を介して電気的に接続することで容量配線17を通じて共通電位を供給する構成を併用しているため、いずれか一方の接続構造が不良となった場合でも他方の接続構造で電気的接続を確保でき、冗長構造が実現できるとともに高い信頼性を有する液晶装置を提供することができる。
[第5の実施の形態]
以下、本発明の第5の実施の形態を図13を参照しつつ説明する。
本実施形態の液晶装置の基本構成は第3実施形態と同様であり、画素の配置のみが異なっている。よって、以下では、図13の平面図を用いて第3実施形態と異なる部分のみを説明し、それ以外の共通部分の説明は省略する。なお、図13において図11と共通の構成要素には同一の符号を付す。
本実施形態においては、図13に示すように、走査線16を表示領域(図1の符号R)の水平方向(図1の矢印H)に対して傾けて配置するとともに、データ線を表示領域の垂直方向(図1の矢印V)に対して傾けて配置している。また、データ線は走査線16と交差する個所では屈曲した形状となっている。これにより、走査線16の延在方向に沿って並ぶ複数の画素が表示領域の水平方向に対して傾き、データ線の延在方向に沿って並ぶ複数の画素が表示領域の垂直方向に対して傾いた配置となっている。
第3、第4実施形態の構成によれば、複数の画素20を走査線16の延在方向にずらして配置しているため、画面(表示領域)の水平方向に延在する直線を表示する場合、あるいは画面の垂直方向に延在する直線を表示する場合に直線が斜めになってしまうという欠点を持っている。そこで、本実施形態のように、走査線の延在方向に沿って並ぶ複数の画素を画面の水平方向に対して傾け、データ線の延在方向に沿って並ぶ複数の画素を画面の垂直方向に対して傾けて配置したことによって、上記の直線が多少ギザギザになったとしても斜めになることを抑制でき、直線の表現力を維持することができる。
(プロジェクタ)
上記実施形態の液晶装置をライトバルブとして用いたプロジェクタについて説明する。図14は、プロジェクタの構成例を示す平面配置図である。図14に示すように、プロジェクタ1100の内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット1102が設けられている。このランプユニット1102から射出された投射光は、ライトガイド1104内に配置された4枚のミラー1106、および2枚のダイクロイックミラー1108によって赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとしての液晶パネル1110R、1110B、1110Gに入射される。
液晶パネル1110R、1110B、1110Gの構成は、上述した液晶装置と同等であり、画像信号処理回路から供給されるR、G、Bの原色信号でそれぞれ駆動されるものである。そして、これらの液晶パネルによって変調された光は、ダイクロイックプリズム1112に3方向から入射される。このダイクロイックプリズム1112においては、R光およびB光が90度に屈折する一方、G光が直進する。したがって、各色の画像が合成された後、投射レンズ1114を介してスクリーン等にカラー画像が投射される。
本実施形態によれば、高い画素開口率を有する上記実施形態の液晶装置をライトバルブとして備えたことにより、明るい表示が可能なプロジェクタを実現することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば上記実施形態では、各電極の帯状電極部がデータ線の延在方向に延在し、連結部が走査線に重なるように配置したが、例えばこの配置を90°回転させ、帯状電極部が走査線の延在方向に延在し、連結部がデータ線に重なるように配置し、各電極の連結部がデータ線に沿う直線上に並ぶようにしてもよい。
また、上記実施形態では、画素電極、共通電極のうちの一方の連結部を他方の連結部の間に嵌め込みやすくするため、帯状電極部と連結部の接続部分を鈍角の角度をなすように2回折り曲げた形状としたが、この構成に代えて、帯状電極部と連結部の接続部分の角を曲線的に湾曲させる構成としても良い。あるいは、帯状電極部と連結部の接続部分の角だけで対応するのではなく、開口率を大きく低下させない程度に連結部の全体を中央で折り曲げる構成としても良い。また、上記実施形態では画素ピッチが12μm程度と小さい液晶装置を想定しているため、各電極の帯状電極部の本数は2本で足りたが、帯状電極部の本数や寸法は画素ピッチに合わせて適宜変更すればよい。その他、画素電極、共通電極以外の各部の具体的な構成については、適宜変更が可能である。
以下、本発明者が、本発明の開口率向上効果を実証するために行ったシミュレーション結果について報告する。
実施例1として、誘電率異方性Δε=−5.5、屈折率異方性Δn=0.14のネガ液晶を用い、電極の構成については、図8(a)に示すように、個々に独立したパターンの画素電極61と、連結したパターンの共通電極62とを有する第2実施形態と同様の構成とした。画素のピッチを12μm×12μm、帯状電極部61a,62aの幅を1μm、帯状電極部61a,62aのピッチを3μmとした。
一方、比較例1として、電極の構成を図9(a)に示すように変えた以外は、実施例1と同様の条件とした。図9(a)中の符号63が画素電極、符号64が共通電極である。
画素電極−共通電極間の印加電圧を5Vとして明表示を行ったときの透過率分布のシミュレーションを行った結果を図8(b)、図9(b)にそれぞれ示す。図8(b)が実施例1のシミュレーション結果、図9(b)が比較例1のシミュレーション結果、である。このシミュレーションでは、データ線に対応する個所を幅2μm、走査線に対応する個所を幅4μmのブラックマトリクスBMで遮光することを想定している。
比較例1においては、図9(b)に示すように、ブラックマトリクスBMの内側の本来明表示となるべき領域内に暗い(光透過率が低い)領域が大きく張り出しているのが判る。この暗い領域は、図9(a)に示した各電極61,62の帯状電極部61a,62aと連結部61b,62bとが対向している領域に対応している。これに対して、実施例1においては、図8(b)に示したように、明表示となるべき領域内への暗い領域の張り出しが、比較例1に比べて大幅に小さくなっているのが判る。このように、本発明によれば、実効的な画素開口率が向上できることが実証された。また、本発明者は、本発明の液晶装置を実際に試作し、画素開口率を測定しているが、その測定結果も上のシミュレーション結果と良く一致することを確認した。
本発明の第1実施形態の液晶装置の平面図である。 図1のH−H’線に沿う断面図である。 同液晶装置の等価回路図である。 同液晶装置を構成するTFTアレイ基板の画素の平面図である(下層側)。 同液晶装置を構成するTFTアレイ基板の画素の平面図である(上層側)。 図4と図5を重ねた状態におけるA−A’線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態の液晶装置を構成するTFTアレイ基板の画素の平面図である(上層側)。 本発明の実施例1の液晶装置の画素開口率のシミュレーションにおいて、(a)電極パターン、(b)シミュレーション結果をそれぞれ示す図である。 比較例1の液晶装置の画素開口率のシミュレーションにおいて、(a)電極パターン、(b)シミュレーション結果をそれぞれ示す図である。 本発明の第3実施形態の液晶装置を構成するTFTアレイ基板の画素の平面図である(下層側)。 同液晶装置を構成するTFTアレイ基板の画素の平面図である(上層側)。 本発明の第4実施形態の液晶装置を構成するTFTアレイ基板の画素の平面図である(上層側)。 本発明の第5実施形態の液晶装置を構成するTFTアレイ基板の画素の平面図である(上層側)。 本発明のプロジェクタの一例を示す概略構成図である。 従来の横電界方式の液晶装置の電極パターンの一例を示す平面図である。
符号の説明
1…液晶装置、2…TFTアレイ基板、3…対向基板、5…液晶層、13,61…画素電極(第2電極)、13a,61a…(画素電極の)帯状電極部(電極部)、13b,61b…(画素電極の)連結部、15…データ線、16…走査線、17…容量配線、18…蓄積容量、20…画素、21,62…共通電極(第1電極)、21a,62a…(共通電極の)帯状電極部(電極部)、21b,62b…(共通電極の)連結部、1100…プロジェクタ。

Claims (13)

  1. 対向配置された一対の基板と、前記一対の基板間に挟持された液晶層と、を備え、前記一対の基板のうちの一方の基板にデータ線と走査線とが互いに交差して設けられるとともに、複数の画素がマトリクス状に配置された液晶装置であって、
    前記一方の基板上に、第1電極と、前記第1電極との間に生じる電界を前記液晶層に印加する第2電極と、が設けられ、
    前記第1電極および前記第2電極が、複数の電極部と、前記複数の電極部間を連結する連結部と、をそれぞれ有し、
    前記第1電極の連結部の少なくとも一部および前記第2電極の連結部の少なくとも一部が、前記データ線または前記走査線の少なくともいずれか一方の配線と重なるとともに、前記一方の配線に沿った直線上に並ぶように配置されたことを特徴とする液晶装置。
  2. 対向配置された一対の基板と、前記一対の基板間に挟持された液晶層と、を備え、前記一対の基板のうちの一方の基板に設けられたデータ線および走査線と、列状に配置された複数の画素からなる第1画素群と、前記第1画素群と隣り合うとともに列状に配置された複数の画素からなる第2画素群と、を備え、
    前記一方の基板上に、複数の第1電極と、前記第1電極との間に生じる電界を前記液晶層に印加する複数の第2電極と、が設けられ、
    前記第1電極および前記第2電極が、複数の電極部と、前記複数の電極部間を連結する連結部と、をそれぞれ有し、
    前記第2画素群に対応する1つの第2電極の連結部の少なくとも一部が、前記第1画素群に対応する2つの第1電極の連結部の間に配置されたことを特徴とする液晶装置。
  3. 前記第1電極および前記第2電極の各連結部の少なくとも一部が、前記データ線もしくは前記走査線と重なることを特徴とする請求項2に記載の液晶装置。
  4. 前記第1電極の電極部および前記第2電極の電極部が、前記データ線もしくは前記走査線に対して斜めに交差することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の液晶装置。
  5. 前記第1電極の電極部が、隣り合う2つの画素に跨って配置されたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の液晶装置。
  6. 対向配置された一対の基板と、前記一対の基板間に挟持された液晶層と、を備え、前記一対の基板のうちの一方の基板にデータ線と走査線とが互いに交差して設けられるとともに、複数の画素がマトリクス状に配置された液晶装置であって、
    前記一方の基板上に、第1電極と、前記第1電極との間に生じる電界を前記液晶層に印加する第2電極と、が設けられ、
    前記第1電極および前記第2電極が、複数の電極部と、前記複数の電極部間を連結する連結部と、をそれぞれ有し、
    列状に配置された複数の画素からなる第1画素群と、前記第1画素群と隣り合うとともに列状に配置された複数の画素からなる第2画素群と、を備え、
    前記第1画素群と前記第2画素群とを、前記複数の画素が配列する方向にずらして配置し、
    前記第1画素群に対応する複数の第1電極および第2電極と、前記第2画素群に対応する複数の第1電極および第2電極とを、前記複数の画素が配列する方向にずらして配置し、
    前記複数の画素が配列する方向に沿って隣り合う前記第1電極の前記連結部と、前記第2電極の前記連結部とを、交互に配置したことを特徴とする液晶装置。
  7. 前記第1電極および前記第2電極の各連結部の少なくとも一部が、前記データ線もしくは前記走査線と重なることを特徴とする請求項6に記載の液晶装置。
  8. 複数の前記画素によって表示領域が構成されており、
    前記第1画素群および前記第2画素群を、前記表示領域の水平方向に対して傾けて配置したことを特徴とする請求項6または7に記載の液晶装置。
  9. 前記第1電極の連結部もしくは前記第2電極の前記連結部の少なくともいずれか一方の一部が、前記電極部側から窄まった形状をなしていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の液晶装置。
  10. 前記データ線もしくは前記走査線のいずれか一方の配線の延在方向に沿って隣り合う複数の前記第1電極が、連続した電極パターンで構成されたことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の液晶装置。
  11. 前記一方の基板上に、共通電位が供給される共通電位配線が設けられ、
    前記第1電極と前記共通電位配線とが、各前記画素毎に対応して設けられたコンタクトホールを介して電気的に接続されたことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載の液晶装置。
  12. 前記第1電極、前記第2電極の少なくとも一方が透明導電材料で構成されたことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載の液晶装置。
  13. 光源と、
    前記光源から射出された光を変調する請求項1ないし12のいずれか一項に記載の液晶装置を含む光変調手段と、
    前記光変調手段によって変調された光を投射する投射手段と、を有することを特徴とするプロジェクタ。
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