JP4857775B2 - 電気光学装置 - Google Patents

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本発明は、例えば液晶装置等の電気光学装置、及びその製造方法の技術分野に関する。
この種の電気光学装置の一例である液晶装置では、基板上の互いに異なる層の夫々に形
成された配線或いは電極等の導電部は、これら導電部間に介在する絶縁層に形成されたコ
ンタクトホールを介して電気的に接続される場合が多い。コンタクトホールの平面形状は
、例えば特許文献1に記載されているように通常正方形であり、コンタクト部における電
気抵抗を下げるために、互いに異なる層に形成された導電部が複数のコンタクトホールを
介して電気的に接続される場合もある。
特開2001−33824号公報
この種の電気光学装置の一例である液晶装置では、非開口領域に形成される配線等の導
電部及び画素電極間に介在する絶縁膜を貫通するコンタクトホールを介して、画素電極及
び画素電極の下層側に形成された配線等の導電部を電気的に接続する場合、コンタクトホ
ールの形成精度及びコンタクトホール内からその外に延びるように形成される導電層のサ
イズに応じて、互いに隣接するように配設された画素電極の両方に導電層が接触してしま
い、所望の画素電極にのみ導電層を電気的に接続することが困難となる技術的問題点があ
る。
より具体的には、例えばTFTアレイ基板上の画素毎に設けられたTFT(薄膜トラン
ジスタ)及びこのTFTに電気的に接続されたコンタクトホールを介して当該画素に設け
られた画素電極にのみ画像信号を供給する場合、この画素電極に隣接配置される画素電極
に画素信号が供給されてしまい、誤った画像が表示されてしまうという不具合が生じてし
まう。このような問題点は、開口率を向上させるために画素電極相互の間隔が狭まるほど
、或いは画素ピッチが小さくなるほどより一層顕著になる。
よって、本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、開口率を高める
ことができ、誤った画像が表示されることを低減することが可能である電気光学装置及び
その製造方法を提供することを課題とする。
本発明に係る電気光学装置は上記課題を解決するために、
いに交差する走査線及びデータ線と、
前記走査線及び前記データ線の交差に対応して設けられたスイッチング素子と、
前記スイッチング素子に対応して設けられた透明な画素電極と、
平面視で、第1の方向で隣り合う2つの画素電極の間の領域に、前記第1の方向に交差する第2の方向に延在し、前記スイッチング素子に電気的に接続された第1導電膜と、
前記第1導電膜の前記画素電極側に設けられ、平面視で前記第1導電膜に重なる位置に設けられた第1のコンタクトホールが形成されている第1絶縁層と、
前記第1のコンタクトホールを介して前記第1導電膜に電気的に接続され、前記第1絶縁層の前記画素電極側設けられ、平面視で前記2つの画素電極のうち一方の画素電極に重なるように前記第1の方向に延びる延在部を有する第2導電膜と、
前記第2導電膜の前記画素電極側に設けられ、平面視で前記一方の画素電極及び前記第2導電膜と重なる領域に位置する第2のコンタクトホールが形成された第2絶縁層と、
を含み、
前記画素電極と前記第2導電膜とは、前記第2のコンタクトホールを介して電気的に接続されている。
本発明に係る電気光学装置では、その動作時に、例えばトランジスタ等のスイッチング
素子を介して第1導電膜に画像信号が供給される。トランジスタは、例えば基板上の画素
毎に形成されたTFTであり、走査線を介して供給された走査信号に応じてオンオフが切
り換えられ、データ線から供給された画像信号をTFT等のトランジスタのドレイン側に
電気的に接続された第1導電膜に供給する。
尚、「開口領域」とは、実質的に光が透過する画素内の領域であり、例えば、画素電極
が形成される領域であって、透過率の変更に応じて液晶を抜けてきた出射光の階調を変化
させることが可能となる領域であり、言い換えれば画素に集光される光が配線、遮光膜、
半導体素子等で遮られることがない領域を意味する。「非開口領域」とは、表示に寄与す
る光が透過しない領域を意味し、例えば画素内に非透明な配線或いは電極等が配設されて
いる領域を意味する。したがって、例えば第1導電膜が遮光性を有する場合には、少なく
とも第1導電膜の幅に狭めることによって相応に非開口領域を狭めることができ、画素に
おける開口領域を広げることが可能である。
第1絶縁層は、少なくとも第1導電膜に重なっており、非開口領域に第1のコンタクト
ホールが形成されている。
第2導電膜は、第1のコンタクトホールを介して第1導電膜に電気的に接続され、第1
絶縁層上に形成されており、2つの画素のうち一方の画素の開口領域に延びる延在部を有
する。第2導電膜は、例えばITO等の透明導電材料で形成された膜であり、スパッタリ
ング法を用いて形成される。延在部は透明であるため、一方の画素における開口領域が延
在部によって狭められることがない。
第2絶縁層は、第2導電膜上に積層され、第2のコンタクトホールが形成されており、
第2導電膜及びその上層側を互いに電気的に絶縁する。第2のコンタクトホールは、例え
ば異方性エッチング法等を用いて形成される。
画素電極は、例えばITO等の透明導電材料をスパッタリング法等の既存の膜形成法を
用いて延在部のうち第2のコンタクトホールを介して第2導電膜の延在部に電気的に接続
されている。したがって、一方の画素に形成された画素電極は、第2導電膜及び第1導電
膜を介してトランジスタ等のスイッチング素子に電気的に接続されており、データ線から
画像信号が供給される。ここで、互いに隣接する2つの画素の他方に形成された画素電極
の下側には第2絶縁膜が延在されているため、第2導電膜は、他方に形成された画素電極
と互いに電気的に絶縁されている。
したがって、本発明に係る電気光学装置によれば、一方の画素に形成された画素電極に
のみ第1導電膜を電気的に接続することができ、第1導電膜に対応した画素電極にのみ当
該画素電極に供給されるべき画像信号を供給できる。これにより、画素における開口領域
を広げることによって高品位の画像表示が可能となり、且つ誤った画像表示がなされるこ
とが低減された液晶装置等の電気光学装置を提供できる。
本発明に係る電気光学装置の一の態様では、前記第1のコンタクトホールの形状は長方
形であり、前記第1のコンタクトホールの長手方向は、前記非開口領域の延在方向に沿っ
ていてもよい。
この態様によれば、互いに隣接する2つの画素の夫々の開口領域の間隙に位置する非開
口領域を狭めた場合でも、第1導電膜及び第2導電膜の接触面積を稼ぐことができ、これ
ら導電膜の接触領域における接触抵抗が増大することを低減できる。
より具体的には、非開口領域は、基板上で平面的に見て2つの画素の配列方向に沿って
非開口領域の幅が狭められた場合でも、2つの画素の配列方向に交わる方向に沿って延び
る非開口領域の長さは変更を受けない。したがって、非開口領域が延びる延在方向に沿っ
て第1のコンタクトホールが延びている、即ち第1のコンタクトホールの長手方向が非開
口領域が延びる延在方向に沿っていることによって、第1導電膜及び第2導電膜の接触面
積を稼ぐことが可能である。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施形態から明らかにされる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る電気光学装置、及びその製造方法の各実施形態
を説明する。
<1:電気光学装置>
<1−1:電気光学装置の全体構成>
先ず、図1及び図2を参照しながら本実施形態に係る電気光学装置を説明する。図1は
、TFTアレイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た電気光
学装置の平面図であり、図2は、図1のH−H´断面図である。本実施形態では、電気光
学装置の一例として、駆動回路内蔵型のTFTアクティブマトリクス駆動方式の液晶装置
を例に挙げる。
図1及び図2において、液晶装置1では、TFTアレイ基板10と対向基板20とが対
向配置されている。TFTアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層50が封入され
ており、TFTアレイ基板10と対向基板20とは、複数の画素部が設けられる画素領域
たる画像表示領域10aの周囲に位置するシール領域に設けられたシール材52により相
互に接着されている。
シール材52は、両基板を貼り合わせるための、例えば紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等
からなり、製造プロセスにおいてTFTアレイ基板10上に塗布された後、紫外線照射、
加熱等により硬化させられたものである。シール材52中には、TFTアレイ基板10と
対向基板20との間隔(基板間ギャップ)を所定値とするためのグラスファイバ或いはガ
ラスビーズ等のギャップ材が散布されている。即ち、本実施形態の電気光学装置は、プロ
ジェクタのライトバルブ用として小型で拡大表示を行うのに適している。
シール材52が配置されたシール領域の内側に並行して、画像表示領域10aの額縁領
域を規定する遮光性の額縁遮光膜53が、対向基板20側に設けられている。但し、この
ような額縁遮光膜53の一部又は全部は、TFTアレイ基板10側に内蔵遮光膜として設
けられてもよい。尚、画像表示領域10aの周辺に位置する周辺領域が存在する。言い換
えれば、本実施形態においては特に、TFTアレイ基板10の中心から見て、この額縁遮
光膜53より以遠が周辺領域として規定されている。
周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する領域には、デ
ータ線駆動回路101及び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿っ
て設けられている。走査線駆動回路104は、この一辺に隣接する2辺に沿い、且つ、額
縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。更に、このように画像表示領域10
aの両側に設けられた二つの走査線駆動回路104間をつなぐため、TFTアレイ基板1
0の残る一辺に沿い、且つ、額縁遮光膜53に覆われるようにして複数の配線105が設
けられている。
対向基板20の4つのコーナー部には、両基板間の上下導通端子として機能する上下導
通材106が配置されている。他方、TFTアレイ基板10にはこれらのコーナー部に対
向する領域において上下導通端子が設けられている。これらにより、TFTアレイ基板1
0と対向基板20との間で電気的な導通をとることができる。
図2において、TFTアレイ基板10上には、画素スイッチング素子としてのTFTや
走査線、データ線等の配線が形成された後の画素電極9a上に、配向膜が形成されている
。他方、対向基板20上には、対向電極21の他、格子状又はストライプ状の遮光膜23
、更には最上層部分に配向膜が形成されている。液晶層50は、例えば一種又は数種類の
ネマティック液晶を混合した液晶からなり、これら一対の配向膜間で、所定の配向状態を
とる。
TFTアレイ基板10は例えば石英基板、ガラス基板等の透明基板、あるいはシリコン
基板等の半導体基板である。対向基板20もTFTアレイ基板10と同様に透明基板であ
る。
TFTアレイ基板10には、画素電極9aが設けられており、その上側には、ラビング
処理等の所定の配向処理が施された配向膜が設けられている。例えば、画素電極9aはI
TO(Indium Tin Oxide)膜などの透明導電性膜からなり、配向膜は、ポリイミド膜など
の有機膜からなる。
対向基板20には、その全面に渡って対向電極21が設けられており、その下側には、
ラビング処理等の所定の配向処理が施された配向膜22が設けられている。対向電極21
は例えば、ITO膜などの透明導電性膜からなる。配向膜22は、ポリイミド膜などの有
機膜からなる。
対向基板20には、格子状又はストライプ状の遮光膜を設けるようにしてもよい。この
ような構成を採ることで、上部容量電極300として設けられた上側遮光膜と併せ、TF
Tアレイ基板10側からの入射光のチャネル領域1a´ないしその周辺への侵入を阻止す
るのをより確実に阻止することができる。
このように構成され、画素電極9aと対向電極21とが対面するように配置されたTF
Tアレイ基板10と対向基板20との間には、液晶層50が形成される。液晶層50は、
画素電極9aからの電界が印加されていない状態で配向膜により所定の配向状態をとる。
尚、図1及び図2に示したTFTアレイ基板10上には、これらのデータ線駆動回路1
01、走査線駆動回路104等の駆動回路に加えて、画像信号線上の画像信号をサンプリ
ングしてデータ線に供給するサンプリング回路、複数のデータ線に所定電圧レベルのプリ
チャージ信号を画像信号に先行して各々供給するプリチャージ回路、製造途中や出荷時の
当該電気光学装置の品質、欠陥等を検査するための検査回路等を形成してもよい。
<1−2:画素部の電気的な接続構成>
次に、図3を参照しながら、液晶装置1の画素部の電気的な接続構成を詳細に説明する
。図3は、液晶装置1の画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された複数の画素に
おける各種素子、配線等の等価回路である。
図3において、液晶装置1の画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された複数の
画素の夫々には、画素電極9a及びTFT30が形成されている。TFT30は、画素電
極9aに電気的に接続されており、液晶装置1の動作時に画素電極9aをスイッチング制
御する。画像信号が供給されるデータ線6aは、TFT30のソースに電気的に接続され
ている。データ線6aに書き込む画像信号S1、S2、・・・、Snは、この順に線順次
に供給しても構わないし、相隣接する複数のデータ線6a同士に対して、グループ毎に供
給するようにしてもよい。
TFT30のゲートに走査線3aが電気的に接続されており、液晶装置1は、所定のタ
イミングで、走査線3aにパルス的に走査信号G1、G2、・・・、Gmを、この順に線
順次で印加するように構成されている。画素電極9aは、TFT30のドレインに電気的
に接続されており、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だけそのスイッチを閉
じることにより、データ線6aから供給される画像信号S1、S2、・・・、Snが所定
のタイミングで書き込まれる。画素電極9aを介して電気光学物質の一例としての液晶に
書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、・・・、Snは、対向基板に形成された
対向電極との間で一定期間保持される。
液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光
を変調し、階調表示を可能とする。ノーマリーホワイトモードであれば、各画素の単位で
印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少し、ノーマリーブラックモードであ
れば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加され、全体と
して電気光学装置からは画像信号に応じたコントラストをもつ光が出射される。ここで保
持された画像信号がリークすることを防ぐために、画素電極9aと対向電極との間に形成
される液晶容量と並列に蓄積容量70を付加されている。これにより、画素電極9aにお
ける電位保持特性が向上し、コントラストやフリッカーといった表示特性の向上が可能と
なる。
<1−3:画素部の具体的な構成>
次に、図4乃至図9を参照しながら画素部の具体的な構成を説明する。図4乃至図6は
、データ線、走査線、画素電極等が形成されたTFTアレイ基板の相隣接する複数の画素
群の平面図である。図7は、図4乃至図6のA−A´断面図であり、図8は、図4乃至図
6のB−B´断面図である。図7及び図8では、各層・各部材を図面上で認識可能な程度
の大きさとするため、該各層・各部材ごとに縮尺を異ならしめてある。
図4乃至図6では、上述した画素部の各回路要素が、パターン化され、積層された導電
膜としてTFTアレイ基板10上に構築されている。各回路要素は、下から順に、走査線
11aを含む第1層、TFT30等を含む第2層、データ線6a等を含む第3層、蓄積容
量70等を含む第4層、本発明の「第2導電膜」の一例である第2中継層400等を含む
第5層、画素電極9a等を含む第6層からなる。
第1層−第2層間には下地絶縁膜12、第2層−第3層間には第1層間絶縁膜41、第
3層−第4層間には第2層間絶縁膜42、第4層−第5層間には本発明の「第1絶縁層」
の一例である第3層間絶縁膜43、第5層及び第6層間には本発明の「第2絶縁層」の一
例である第4層間絶縁膜44が夫々設けられ、前述の各要素間が短絡することを防止して
いる。尚、このうち、第1層から第3層が下層部分として図4に示され、第4層が中層部
分として図5に示され、第5層及び第6層が上層部分として図6に示されており、図4乃
至図6では、説明の便宜上画素電極9aより上側に位置する部分の図示を省略している。
(第1層の構成―走査線等―)
図4及び図7において、第1層は、走査線11aで構成されている。走査線11aは、
図4のX方向に沿って延びる本線部と、データ線6aが延在する図4のY方向に延びる突
出部とからなる形状にパターニングされている。走査線11aは、例えば導電性ポリシリ
コンからなり、その他にもチタン(Ti)、クロム(Cr)、タングステン(W)、タン
タル(Ta)、モリブデン(Mo)等の高融点金属のうちの少なくとも一つを含む金属単
体、合金、金属シリサイド、ポリシリサイド又はこれらの積層体等により形成することが
できる。本実施形態では特に、走査線11aは、TFT30の下層側に、チャネル領域1
aに対向する領域を含むように配置された導電膜である。このため、TFTアレイ基板1
0における裏面反射や、液晶装置をライトバルブとして用いて複板式のプロジェクタを構
築した場合に、他の液晶装置から発せられプリズム等の合成光学系を突き抜けてくる光な
どの、戻り光についても、走査線11aによりチャネル領域1aを下層側から遮光できる
(第2層の構成―TFT等―)
第2層は、TFT30で構成されている。TFT30は、例えばLDD(Lightly Dope
d Drain)構造とされ、ゲート電極3a、半導体層1a、ゲート電極3aと半導体層1a
を絶縁するゲート絶縁膜を含んだ絶縁膜2を備えている。ゲート電極3aは、例えば導電
性ポリシリコンで形成される。半導体層1aは、例えばポリシリコンからなり、チャネル
領域1a’、低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイン領域1c、並びに高濃度ソース領
域1d及び高濃度ドレイン領域1eからなる。尚、TFT30は、LDD構造を有するこ
とが好ましいが、低濃度ソース領域1b、低濃度ドレイン領域1cに不純物打ち込みを行
わないオフセット構造であってもよいし、ゲート電極3aをマスクとして不純物を高濃度
に打ち込んで高濃度ソース領域及び高濃度ドレイン領域を形成する自己整合型であっても
よい。
TFT30のゲート電極3aは、その一部分3bにおいて、下地絶縁膜12に形成され
たコンタクトホール12cvを介して走査線11aに電気的に接続されている。下地絶縁
膜12は、例えばシリコン酸化膜等からなり、第1層と第2層の層間絶縁機能の他、TF
Tアレイ基板10の全面に形成されることで、基板表面の研磨による荒れや汚れ等が惹き
起こすTFT30の素子特性の変化を防止する機能を有している。
尚、本実施形態に係るTFT30は、トップゲート型であるが、ボトムゲート型であっ
てもかまわない。
(第3層の構成―データ線等―)
第3層は、データ線6a及び第1第1中継層600で構成されている。
データ線6aは、下から順にアルミニウム、窒化チタン、窒化シリコンの3層膜として
形成されている。データ線6aは、TFT30のチャネル領域1a´を部分的に覆うよう
に形成されている。このため、チャネル領域1a´に近接配置可能なデータ線6aによっ
て、上層側からの入射光に対して、TFT30のチャネル領域1a´を遮光できる。また
、データ線6aは、第1層間絶縁膜41を貫通するコンタクトホール81を介して、TF
T30の高濃度ソース領域1dと電気的に接続されている。
第1第1中継層600は、データ線6aと同一膜として形成されている。第1中継層6
00及びデータ線6aは、図4に示したように、夫々が分断されるように形成されている
。第1中継層600は、第1層間絶縁膜41を貫通するコンタクトホール83を介して、
TFT30の高濃度ドレイン領域1eと電気的に接続されている。
第1層間絶縁膜41は、例えばNSG(ノンシリケートガラス)によって形成されてい
る。その他、第1層間絶縁膜41には、PSG(リンシリケートガラス)、BSG(ボロ
ンシリケートガラス)、BPSG(ボロンリンシリケートガラス)等のシリケートガラス
、窒化シリコンや酸化シリコン等を用いることができる。
(第4層の構成―蓄積容量等―)
図5及び図7において、第4層は、蓄積容量70で構成されている。蓄積容量70は、
本発明の「第1導電膜」の一例である上部容量電極300と下部容量電極71とが誘電体
膜75を介して対向配置された構成となっている。上部容量電極300は、第2層間絶縁
膜42を貫通するコンタクトホール84を介して、第1中継層600と電気的に接続され
ている。
上部容量電極300は、液晶装置1の動作時に、TFT30を介してデータ線6aから
画像信号が供給される。走査線11aを介して供給された走査信号に応じてオンオフが切
り換えられたTFT30は、データ線6aから供給された画像信号をTFT30のドレイ
ン側に電気的に接続された上部容量電極300に供給する。
上部容量電極300又は下部電極71は、例えば、Al、Ti、Cr、W、Ta、Mo
等の金属のうちの少なくとも一つを含む金属単体、合金、金属シリサイド、ポリシリサイ
ド、ナイトライドこれらを積層したものからなる。このため、データ線6a上に層間絶縁
膜42を介して近接配置可能な蓄積容量70によって、上層側からの入射光に対してTF
T30のチャネル領域1a´を、より一層確実に遮光できる。
誘電体膜75は、TFTアレイ基板10上で平面的に見て画素毎の開口領域の間隙に位
置する非開口領域に形成されている、即ち、開口領域に殆ど形成されていない。よって、
誘電体膜75が、仮に不透明な膜であっても、開口領域における透過率を低下させないで
済む。従って、誘電体膜75は、透過率を考慮せず、誘電率が高いシリコン窒化膜等から
形成されている。このため、誘電体膜75は、水分や湿気を防ぐための膜としても機能さ
せることが可能となり、耐水性、耐湿性を高めることも可能となる。尚、誘電体膜として
は、シリコン窒化膜の他、例えば、酸化ハフニュウム(HfO)、アルミナ(Al
)、酸化タンタル(Ta)等の単層膜又は多層膜を用いてもよい。
第2層間絶縁膜42は、例えばNSGによって形成されている。その他、第2層間絶縁
膜42には、PSG、BSG、BPSG等のシリケートガラス、窒化シリコンや酸化シリ
コン等を用いて形成することができる。第2層間絶縁膜42の表面は、化学的研磨処理(
Chemical Mechanical Polishing:CMP)や研磨処理、スピンコート処理、凹への埋め
込み処理等の平坦化処理がなされている。よって、下層側のこれらの要素に起因した凹凸
が除去され、第2層間絶縁層42の表面は平坦化されている。このため、TFTアレイ基
板10と対向基板20との間に挟みこまれた液晶層50の配向状態に乱れを生じさせる可
能性を低減することができ、より高品位な表示が可能となる。尚、このような平坦化処理
は、他の層間絶縁膜の表面に対して行ってもよい。
(第5層の構成−第2中継層等−)
第4層の全面には、本発明の「第1のコンタクトホール」の一例であるコンタクトホー
ル85が設けられた第3層間絶縁膜43が形成されている。コンタクトホール85の底に
は、上部容量電極300が露出している。第2中継層400は、コンタクトホール85内
から第3層間絶縁膜43の表面に沿って延在されている。第2中継層400は、ITO等
の透明導電膜であり、スパッタ法等の既存の膜形成法を用いて形成されている。第2中継
層400は、後に図8を参照しながら説明するように画素における第4層間絶縁層44の
表面に延在される画素電極9aaに電気的に接続されており、画像信号を画素電極9aa
に供給する。
第3層間絶縁膜43は、例えばNSGによって形成されている。その他、第3層間絶縁
膜43には、PSG、BSG、BPSG等のシリケートガラス、窒化シリコンや酸化シリ
コン等を用いることができる。第3層間絶縁膜43の表面は、第2層間絶縁膜42と同様
にCMP等の平坦化処理がなされている。
(第6層の構成―画素電極等―)
図6及び図7において、第5層の全面には第4層間絶縁膜44が形成され、更にその上
に、第6層として画素電極9aが形成されている。第4層間絶縁膜44は、例えばNSG
によって形成されている。その他、第3層間絶縁膜44には、PSG、BSG、BPSG
等のシリケートガラス、窒化シリコンや酸化シリコン等を用いることができる。第3層間
絶縁膜44の表面は、第3層間絶縁膜43と同様にCMP等の平坦化処理がなされている
画素電極9a(図6中、破線9a´で輪郭が示されている)は、縦横に区画配列された
画素の各々に配置され、その境界にデータ線6a及び走査線11aが格子状に配列するよ
うに形成されている(図5参照)。画素電極9aは、例えばITO(Indium Tin Oxide)
等の透明導電膜からなる。画素電極9aの上側には、ラビング処理等の所定の配向処理が
施された配向膜16が設けられている。
次に、図6及び図8を参照しながら画素部における具体的な構成をより詳細に説明する
図6及び図8において、第2中継層400は、コンタクトホール85を介して上部容量
電極300に電気的に接続されている。ここで、TFTアレイ基板10上において、蓄積
容量70及び第1中継層600が形成された領域は、画素における光を透過させない非開
口領域となる。第2中継層400は、非開口領域の両側に位置する開口領域の一方に延び
る延在部400aを有している。延在部400aは、画素電極9aaの一部であり、透明
導電膜である。したがって、開口領域に延びる延在部400aが、当該開口領域を透過す
る光を遮ることはなく、延在部400aによって開口領域が狭められることはない。
第4層間絶縁膜44には、本発明の「第2のコンタクトホール」の一例であるコンタク
トホール86を異方性エッチング法等を用いて第4層間絶縁膜44に形成されている。コ
ンタクトホール86は、第4層間絶縁膜44のうち平面的に見て延在部400aに重なる
部分を除去することによって形成されている。
コンタクトホール86の長手方向は、非開口領域が延びる延在方向、即ち図中X方向に
沿っている。したがって、図中Y方位に沿って互いに隣接する2つの画素の夫々の開口領
域の間隙に位置する非開口領域が開口率向上の要請の下で狭められた場合であっても、上
部容量電極300及び第2中継層400の接触面積を稼ぐことができ、上部容量電極30
0及び第2中継層400の接触抵抗が増大することを低減できる。より具体的には、互い
に隣接する2つの画素の配列方向に交わる方向、即ち本実施形態では図中X方向に沿って
延びる非開口領域の長さは、変更を受けない。したがって、コンタクトホール85の長手
方向が非開口領域が延びる延在方向に沿っていることによって、上部容量電極300及び
第2中継層400の接触面積を稼ぐことが可能である。
画素電極9aaは、例えばITO等の透明導電材料をスパッタリング法等の既存の膜形
成法を用いてコンタクトホール86の底に露出する延在部400aから第4層間絶縁膜4
4の表面に沿って形成されている。透明な画素電極9aaは、TFTアレイ基板10上で
互いに隣接する2つの画素の一方の画素の開口領域に延在されている。
ここで、TFTアレイ基板10上で互いに隣接する2つの画素の他方に形成された画素
電極9abは、第4層間絶縁膜44を介して第2中継層400と電気的に絶縁されており
、TFT30を介して画像信号が供給されることはない。
したがって、画素電極9aaに供給されるべき画像信号が、第2中継層400、上部容
量電極300及びTFT30を介して画素電極9aaにのみ供給される。これにより、画
素における開口領域を広げるために狭められた非開口領域にコンタクトホール85を形成
した場合でも、コンタクトホール85の形成精度及びコンタクトホール85から第3層間
絶縁膜43の表面に沿って延びる第2中継層400のパターニング精度等に影響されるこ
となく、確実に第中継層400及び画素電極9aaのみを電気的に接続できる。尚、画素
電極9abは、画素電極9abに電気的に接続されるべき他方の画素に形成された第2中
継層、上部容量電極及びTFTを介して画像信号が供給される。
次に、図6及び図9を参照しながら、本実施形態に係る電気光学装置の利点を詳細に説
明する。図9は、本実施形態に係る電気光学装置の比較例における、図6に対応する平面
図である。尚、図9において、図6と共通する部分には共通な参照符号を付している。
図9に示すように、互いに隣接する画素では、平面的に見て上部容量電極300に重な
る領域を含む非開口領域に開口領域から画素電極9aが部分的に引き出されている。画素
電極9aの引き出し部29は、コンタクトホール85aに形成された中継層を介して上部
容量電極300に直接電気的に接続されている。ここで、開口率向上の要請の下、非開口
領域が狭められた場合には、狭められた非開口領域にのみコンタクトホールを精度良く形
成することは困難となる。これに伴い、互いに隣接する画素の夫々において互いに同層に
形成された画素電極のうち一方のみを中継層を介して上部容量電極300に電気的に接続
することは困難である。本実施形態に係る電気光学装置によれば、第2中継層400は、
画素電極9aの下層側に延びているため、互いに隣接する画素に形成された画素電極の両
方に第2中継層400が接触することがない利点がある。
尚、対向基板20には、その対向面の全面に対向電極21が設けられており、更にその
上(図7では対向電極21の下側)に配向膜22が設けられている。対向電極21は、画
素電極9aと同様、例えばITO膜等の透明導電性膜からなる。尚、対向基板20と対向
電極21の間には、TFT30における光リーク電流の発生等を防止するため、少なくと
もTFT30と正対する領域を覆うように遮光膜23が設けられている。
このように構成されたTFTアレイ基板10と対向基板20の間には、液晶層50が設
けられている。液晶層50は、基板10及び20の周縁部をシール材により封止して形成
した空間に液晶を封入して形成される。液晶層50は、画素電極9aと対向電極21との
間に電界が印加されていない状態において、ラビング処理等の配向処理が施された配向膜
16及び配向膜22によって、所定の配向状態をとるようになっている。
以上に説明した画素部の構成は、図4乃至図6に示すように、各画素部に共通である。
画像表示領域10a(図1参照)には、かかる画素部が周期的に形成されていることにな
る。他方、このような液晶装置では、画像表示領域10aの周囲に位置する周辺領域に、
図1及び図2を参照して説明したように、走査線駆動回路104及びデータ線駆動回路1
01等の駆動回路が形成され、画像表示が行われる。
以上説明したように、本実施形態に係る電気光学装置によれば、互いに隣接する画素の
うち一方の画素に形成された画素電極に供給されるべき画像信号を当該画素電極のみに供
給することができ、開口率を高めつつ、誤った画像表示が低減された高品位の画像表示を
行うことが可能である。
<2:電気光学装置の製造方法>
次に、図10及び図11を参照しながら本実施形態に係る電気光学装置の製造方法を説
明する。図10及び図11は、本実施形態に係る電気光学装置の工程断面図である。尚、
図10及び図11では、図1乃至図8を共通する部分について共通の参照符号を付し、説
明を簡便にするために誘電体膜75の下層側の図示を省略している。
図10(a)に示すように、TFTアレイ基板10(不図示)上に形成された誘電体膜
75上に上部容量電極300を形成する。上部容量電極300は、導電膜300aを形成
した後、誘電体膜75上の部分が残るように導電膜300aに異方性エッチング等を施す
ことによって形成されている。
次に、図10(b)に示すように、上部容量電極300を覆うように第3層間絶縁膜4
3を形成した後、上部容量電極300が露出するように異方性エッチング等を用いて第3
層間絶縁膜43を部分的に除去する。
次に、図10(c)に示すように、スパッタリング法等の膜形成法を用いてコンタクト
ホール85から第3層間絶縁膜43の表面に沿ってITO等の透明導電膜からなる第2中
継層400を形成する。
次に、図11(a)に示すように、第2中継層400を覆うように第4層間絶縁膜44
を形成した後、コンタクトホール85を形成する場合と同様にして延在部400a上にコ
ンタクトホール86を形成する。
次に、図11(b)に示すように、コンタクトホール86から第4層間絶縁膜44の表
面に渡ってITO等からなる透明な画素電極9aaを形成する。尚、画素電極9aaが形
成された画素に隣接する画素にも、画素電極9aaと同一工程で透明な画素電極9abが
形成される。
その後、画素電極9a上に形成されるべき構成要素を順次形成することによって液晶装
置1が形成される。本実施形態に係る電気光学装置の製造方法によれば、上述の電気光学
装置を簡便に形成できる。
<3:電子機器>
次に、図12を参照しながら上述した液晶装置を各種の電子機器に適用する場合につい
て説明する。本実施形態に係る電子機器は、上述の液晶装置をライトバルブとして用いた
プロジェクタである。図12は、上述した液晶装置を備えた電子機器の一例であるプロジ
ェクタの構成例を示す平面図である。図12に示すように、プロジェクタ1100内部に
は、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット1102が設けられている。こ
のランプユニット1102から射出された投射光は、ライトガイド1104内に配置され
た4枚のミラー1106および2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの3
原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとしての液晶パネル1110R、111
0Bおよび1110Gに入射される。
液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gの構成は、上述した液晶装置と同
等であり、画像信号処理回路から供給されるR、G、Bの原色信号でそれぞれ駆動される
ものである。これらの液晶パネルによって変調された光は、ダイクロイックプリズム11
12に3方向から入射される。このダイクロイックプリズム1112においては、Rおよ
びBの光が90度に屈折する一方、Gの光が直進する。したがって、各色の画像が合成さ
れる結果、投射レンズ1114を介して、スクリーン等にカラー画像が投写されることと
なる。
ここで、各液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gによる表示像について
着目すると、液晶パネル1110Gによる表示像は、液晶パネル1110R、1110B
による表示像に対して左右反転される。尚、液晶パネル1110R、1110Bおよび1
110Gには、ダイクロイックミラー1108によって、R、G、Bの各原色に対応する
光が入射するので、カラーフィルタを設ける必要はない。
尚、本実施形態に係る電子機器によれば、上述の液晶装置を具備してなるので、高品位
の表示が可能な投射型表示装置、携帯電話、電子手帳、ワードプロセッサ、ビューファイ
ンダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ワークステーション、テレビ電話、P
OS端末、タッチパネルなどの各種電子機器を実現できる。
本実施形態に係る電気光学装置の平面図である。 図1のH−H´断面図である。 液晶装置1の画像表示領域を構成する複数の画素における各種素子、配線等の等価回路である。 本実施形態に係る電気光学装置において相隣接する複数の画素群の平面図(下層部)である。 本実施形態に係る電気光学装置において相隣接する複数の画素群の平面図(中層部)である。 本実施形態に係る電気光学装置において相隣接する複数の画素群の平面図(上層部)である。 図4乃至図6に示したA−A´断面図である。 図4乃至図6に示したB−B´断面図である。 本実施形態に係る電気光学装置の比較例における、図6に対応する平面図である。 本実施形態に係る電気光学装置の製造方法における主要な製造工程を示した工程断面図(その1)である。 本実施形態に係る電気光学装置の製造方法における主要な製造工程を示した工程断面図(その2)である。 本実施形態に係る電気光学装置を備えた電子機器の一例を示す平面図である。
符号の説明
1・・・液晶装置、1a・・・半導体層、2・・・ゲート絶縁膜、3a・・・ゲート電
極、6a・・・データ線、9a・・・画素電極、10・・・TFTアレイ基板、11a・
・・走査線、70・・・蓄積容量、71・・・下部容量電極、75・・・誘電体膜、30
0・・・上部容量電極、400・・・第2中継層、600・・・第1中継層

Claims (4)

  1. いに交差する走査線及びデータ線と、
    前記走査線及び前記データ線の交差に対応して設けられたスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子に対応して設けられた透明な画素電極と、
    平面視で、第1の方向で隣り合う2つの画素電極の間の領域に、前記第1の方向に交差する第2の方向に延在し、前記スイッチング素子に電気的に接続された第1導電膜と、
    前記第1導電膜の前記画素電極側に設けられ、平面視で前記第1導電膜に重なる位置に設けられた第1のコンタクトホールが形成されている第1絶縁層と、
    前記第1のコンタクトホールを介して前記第1導電膜に電気的に接続され、前記第1絶縁層の前記画素電極側設けられ、平面視で前記2つの画素電極のうち一方の画素電極に重なるように前記第1の方向に延びる延在部を有する第2導電膜と、
    前記第2導電膜の前記画素電極側に設けられ、平面視で前記一方の画素電極及び前記第2導電膜と重なる領域に位置する第2のコンタクトホールが形成された第2絶縁層と、
    を含み、
    前記画素電極と前記第2導電膜とは、前記第2のコンタクトホールを介して電気的に接続されていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記第2導電膜は、透明であること
    を特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記第1のコンタクトホールは、前記第1導電膜の前記第1の方向に延在する部分と重なることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。
  4. 記第1のコンタクトホールの長手方向は、前記第2の方向に沿っていること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電気光学装置。
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